JP2022074739A - 荷物積付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷物の積み付け作業のサイクルタイムを短くすることができる荷物積付装置を提供する。【解決手段】荷物積付装置1は、手荷物3の積み付けを行うロボットアーム20に加え、ロボットアーム20を少なくとも所定の移動方向(X軸方向)へ移動させる移動部40を備える。この場合、ロボットアーム20が搬送部90側で荷物を受け取った後、移動部40が、ロボットアーム20又は手荷物3とコンテナ2との干渉を回避するように、ロボットアーム20全体を移動させることができる(例えば、図4(b))。従って、荷物積付装置1は、ロボットアーム20を旋回させるときに、ロボットアーム20を過度に折り畳む(例えば図6(c)の状態)必要性を低減することができる。すなわち、ロボットアーム20は、各アーム部43,44を延ばした状態(例えば6(b)の状態)で旋回を行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、荷物積付装置に関する。
例えば特許文献1には、手荷物をコンテナに積み付ける荷積み装置が記載されている。特許文献1に記載の荷積み装置は、手荷物投入コンベアにより投入された手荷物の形状及び大きさを識別する手荷物識別装置と、この手荷物識別装置により識別された手荷物を形状及び大きさ毎に仕分けて、4つのロボット積用ストッカ及び1つの手積用ストッカのうちの何れかに格納する手荷物仕分機と、ロボット積用ストッカ及び手積用ストッカに格納された手荷物を払い出す払出装置と、この払出装置により払い出された手荷物をロボット積用コンテナに積み付けるロボットとを備えている。
特開平5-246546号公報
しかしながら、上記従来技術においては、以下の問題点が存在する。即ち、ロボットの台座部は、ロボット積用ストッカの所定位置に固定されている。従って、ロボットは、台座部を基準とした所定の範囲(サービス範囲S)にて手荷物を移動させている。ここで、ロボットが受け取った手荷物をコンテナに積み付けるために旋回するとき、コンテナの側壁部との干渉を回避する必要がある。そのため、ロボットは、ロボットアームを屈曲させて折り畳んだ状態で、旋回する場合がある。しかし、このようなロボットアームの折り畳みの動作を行った場合、当該動作のための時間の確保が必要となり、荷物の積み付け作業のサイクルタイムが長くなるという問題が生じる。
本発明の目的は、荷物の積み付け作業のサイクルタイムを短くすることができる荷物積付装置を提供することである。
本発明の一態様に係る荷物積付装置は、搬送部により搬送された荷物をコンテナに積み付ける荷物積付装置であって、複数軸方向に移動可能であると共に回動可能であり、荷物の積み付けを行うロボットアームと、ロボットアームを少なくとも所定の移動方向へ移動させる移動部と、を備える。
このような荷物積付装置は、荷物の積み付けを行うロボットアームに加え、ロボットアームを少なくとも所定の移動方向へ移動させる移動部を備える。この場合、ロボットアームが搬送部側で荷物を受け取った後、移動部が、ロボットアーム又は荷物とコンテナとの干渉を回避するように、ロボットアーム全体を移動させることができる。従って、荷物積付装置は、ロボットアームを旋回させるときに、ロボットアームを過度に折り畳む必要性を低減することができる。これにより、荷物の積み付け作業のサイクルタイムを短くすることができる。
移動方向は、積み付け時のロボットアームとコンテナとの対向方向と直交する水平方向であってよい。この場合、移動部は、コンテナの手前側のスペースにて、ロボットアームを移動させる事ができる。この場合、コンテナ付近のスペースを有効に用いることができる。
コンテナは、積み付け時のロボットアームとコンテナとの対向方向においてロボットアーム側の端部に開口部を有すると共に、対向方向と直交する水平方向における開口部の縁部を形成する側壁部を備えてよい。ロボットアームは、開口部から荷物を入れようとする際に、開口部を形成する側壁部と干渉し易い。このような場合であっても、移動部がロボットアームを移動方向へ移動させることで、干渉を回避することができる。
移動部は、移動方向へ延びるレールと、ロボットアームが搭載されると共に、レールに沿って移動方向へ走行する走行台車と、を備えてよい。この場合、走行台車がレールに沿って移動するだけのシンプルな動作で、ロボットアームとコンテナとの干渉を回避できる。
本発明によれば、荷物の積み付け作業のサイクルタイムを短くすることができる。
本発明の一実施形態に係る荷物積付装置を示す概略構成図である。 積付ロボットをX軸方向の正側から見たときの側面図である。 コンテナの斜視図である。 荷物積付装置の制御系構成図である。 積付ロボットが手荷物をコンテナに積み付けるときに、積付ロボットの動作を示す概略図である。 比較例に係る荷物積付装置の積付ロボットの動作を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る荷物積付装置を示す概略構成図である。図1において、本実施形態の荷物積付装置1は、例えば空港におけるバックヤードの積付場に設置されている。荷物積付装置1は、航空機に積載される複数のコンテナ2に搭乗者の手荷物3(荷物)を積み付ける装置である。ここでは、コンテナ2に積み付けられる手荷物3は、スーツケースである。
コンテナ2は、トーイングトラクタ(図示せず)により牽引される複数(ここでは2つ)の台車4上に載置されている。台車4の前端及び後端には、連結器4aが設けられている。各台車4同士は、連結器4aにより連結されている。
荷物積付装置1は、複数(ここでは前後2つ)のコンテナ2に対して同時に手荷物3を積み付ける。コンテナ2の一側面には、扉(図示せず)が設けられている。荷物積付装置1は、コンテナ2の扉が開いた状態で、コンテナ2の側方からコンテナ2内に手荷物3を積み付ける。なお、トーイングトラクタの前側に位置するコンテナ2を前コンテナ2A(コンテナ)とし、トーイングトラクタの後側に位置するコンテナ2を後コンテナ2B(コンテナ)とする。前コンテナ2A及び後コンテナ2Bは、横並びに配置されている。
荷物積付装置1は、メインコンベア5と、仕分コンベア6と、退避コンベア7と、荷受コンベア8と、プッシャー9と、ターンテーブル10と、プッシャー11と、バッファコンベア12と、プッシャー13と、プッシャー14と、積付ロボット15とを備えている。なお、メインコンベア5と、仕分コンベア6と、退避コンベア7と、荷受コンベア8と、プッシャー9と、ターンテーブル10と、プッシャー11と、バッファコンベア12と、プッシャー13と、プッシャー14と、によって搬送部90が構成される。
メインコンベア5、仕分コンベア6及び退避コンベア7は、各コンテナ2の配列方向(X軸方向)に配列されている。荷受コンベア8、ターンテーブル10及びバッファコンベア12は、X軸方向に垂直な方向(Y軸方向)にメインコンベア5よりもコンテナ2に近い位置において、X軸方向に配列されている。バッファコンベア12は、X軸方向において荷受コンベア8よりもコンテナ2に近い位置に配置されている。
メインコンベア5は、空港側コンベア16から受け取った手荷物3をコンテナ2に向けて搬送する搬送部である。空港側コンベア16は、空港のターミナルビルに設置された搭乗手続きカウンタからバックヤードの積付場まで手荷物3を搬送する。メインコンベア5は、手荷物3を1つずつ順送りする複数(ここでは5つ)の順送りコンベア17から構成されている。
仕分コンベア6は、メインコンベア5よりも下流側に配置されている。仕分コンベア6は、後述する積付ロボット15によりコンテナ2に積み付けられない積付対象外の手荷物3、つまりスーツケース以外の手荷物3を退避コンベア7に向けて送り出す。退避コンベア7は、積付対象外の手荷物3を指定場所まで搬送する。
荷受コンベア8は、仕分コンベア6よりも下流側において退避コンベア7に対して分岐して配置されている。荷受コンベア8には、積付ロボット15によりコンテナ2に積み付けられる積付対象の手荷物3(スーツケース)が載置される。プッシャー9は、積付対象の手荷物3を仕分コンベア6から荷受コンベア8に向けて押し付けて移動させる。
ターンテーブル10は、荷受コンベア8よりも下流側に配置されている。ターンテーブル10には、積付対象の手荷物3が載置される。プッシャー11は、積付対象の手荷物3を荷受コンベア8からターンテーブル10に向けて押し付けて移動させる。プッシャー9,11は、メインコンベア5により搬送された手荷物3をターンテーブル10に移動させる。
バッファコンベア12は、ターンテーブル10よりも下流側に配置されている。バッファコンベア12には、積付対象の手荷物3が載置される。バッファコンベア12のY軸方向のコンテナ2側端部には、位置決め用の壁部18が設けられている。プッシャー13は、積付対象の手荷物3をターンテーブル10からバッファコンベア12に向けて押し付けて移動させる。
プッシャー14は、バッファコンベア12に載置された積付対象の手荷物3を壁部18に突き当てるように押し付ける。プッシャー14及び壁部18は、バッファコンベア12に載置された手荷物3をターンテーブル10とバッファコンベア12との配列方向(X軸方向)に垂直な方向(Y軸方向)に対して位置決めする。
積付ロボット15は、積付対象の手荷物3をコンテナ2に積み付ける積付ユニットである。積付ロボット15は、ロボットアーム20と、移動部40と、を備える。積付ロボット15は、各コンテナ2の正面側(Y軸方向の負側)の領域に設置されている。また、積付ロボット15は、バッファコンベア12の下流側(X軸方向の負側)に配置されている。
ロボットアーム20は、3軸(XYZ軸)方向に移動可能であると共に、3軸回りに回動可能である。Z軸方向は、X軸方向及びY軸方向に垂直な高さ方向である。ロボットアーム20は、先端部にロボットハンド22を備える。ロボットハンド22は、バッファコンベア12に載置された積付対象の手荷物3を保持する。また、ロボットハンド22は、保持した手荷物3をコンテナ2に載置する。
ロボットアーム20は、各コンテナ2に対して手荷物3の積み付けを行う時は、対象となるコンテナ2の正面側(Y軸方向の負側)において、当該コンテナ2と対向するように配置される。ロボットアーム20が前コンテナ2Aに対して手荷物3の積み付けを行う時、ロボットアーム20と前コンテナ2AがY軸方向を対向方向として互いに対向する。ロボットアーム20が後コンテナ2Bに対して手荷物3の積み付けを行う時、ロボットアーム20と後コンテナ2BがY軸方向を対向方向として互いに対向する。
移動部40は、ロボットアーム20を所定の移動方向へ移動させる機構である。移動部40は、一対のレール21と、走行台車19と、を備える。ここで、移動方向は、積み付け時のロボットアーム20とコンテナ2との対向方向(Y軸方向)と直交する水平方向(X軸方向)である。
一対のレール21は、移動方向(X軸方向)に平行に延びる。一対のレール21は、Y軸方向に互いに離間した状態で互いに平行をなした状態で延びる。レール21は、各コンテナ2のY軸方向の負側に設置されている。つまり、レール21は、各コンテナ2とメインコンベア5及び空港側コンベア16との間に配置されている。走行台車19は、ロボットアーム20が搭載されると共に、レール21に沿ってX軸方向へ走行する。
次に、図2を参照して、積付ロボット15の更に詳細な構成について説明する。図2は、積付ロボット15をX軸方向の正側から見たときの側面図である。図2に示すように、ロボットアーム20は、台座部41と、回転部42と、アーム部43,44と、ロボットハンド22と、を備える。
回転部42は、台座部41の上側に固定されており、当該台座部41上でZ軸周りに回転する。これにより、ロボットアーム20全体が、向きを変えることができる。例えば、ロボットアーム20は、後述の図5(a)~(c)のような、向きの変更が可能となる。アーム部43,44は、長尺な部材であって、関節部周りに回動可能な部材である。アーム部43の一方の端部は関節部46を介して回転部42に接続される。アーム部43の他方の端部は関節部47を介してアーム部44の一方の端部に接続される。ロボットハンド22は、関節部48を介してアーム部44の他方の端部に接続される。なお、ロボットハンド22は、先端部分の保持部22aを回転させることができる。以上のような構成により、ロボットアーム20は、ロボットハンド22の保持部22aを3軸周りに移動及び回動(回転)させることができる。
移動部40の走行台車19は、ロボットアーム20を支持する本体部51と、一対のレール21に沿ってスライドする一対のスライド部52と、駆動部53と、を備える。本体部51は、XY平面と平行に広がる板状の部材である。ロボットアーム20は、本体部51の上面に固定される。一対のスライド部52は、本体部51の下面に固定される。各スライド部52は、各レール21に対してスライド可能に取り付けられる。駆動部53は、走行台車19がX軸方向へ走行するための駆動力を発生する。なお、駆動部53の駆動方式は特に限定されず、リニアモータを用いてもよいし、図示されない車輪を回転させてもよい。
次に、図3を参照して、コンテナ2の詳細な構成について説明する。図3は、コンテナ2の斜視図である。コンテナ2は、側壁部61,62,63,64、下壁部66、及び上壁部67を有する。側壁部61,62は、X軸方向に互いに離間して対向した状態で、YZ平面に平行に広がる。側壁部61は、X軸方向の正側に配置され、側壁部62は、X軸方向の負側に配置される。なお、側壁部62の下端側の一部は傾斜壁部62aとなっている。側壁部63,64は、Y軸方向に互いに離間して対向した状態で、XZ平面に平行に広がる。側壁部63は、Y軸方向の正側に配置され、側壁部64は、Y軸方向の負側に配置される。下壁部66は、側壁部61,62,63,64の下端部においてXY平面に平行に広がる。上壁部67は、側壁部61,62,63,64の上端部においてXY平面に平行に広がる。
コンテナ2は、開口部68を有する。開口部68は、積み付け時のロボットアーム20とコンテナ2との対向方向(Y軸方向)においてロボットアーム20側の端部(Y軸方向の負側の端部)に形成される。開口部68は、側壁部64に形成される。なお、開口部68は、X軸方向において、傾斜壁部62aの下端の位置から、側壁部61まで広がっている。開口部68は、Z軸方向において、下壁部66から上壁部67の位置まで広がっている。従って、側壁部61は、X軸方向における開口部68の正側の縁部68aを形成する。また、側壁部64は、X軸方向における開口部68の負側の縁部68bを形成する。
次に、図4を参照して、荷物積付装置1の制御系構成について説明する。図4は、荷物積付装置1の制御系構成図である。図4において、荷物積付装置1は、上流カメラ23と、下流カメラ24と、積付処理ユニット25と、制御盤26とを備えている。
上流カメラ23は、メインコンベア5における最も上流側に位置する順送りコンベア17の上方に配置されている。上流カメラ23は、メインコンベア5に載置された手荷物3を撮像し、手荷物3の撮像画像を取得する。下流カメラ24は、ターンテーブル10の上方に配置されている。下流カメラ24は、ターンテーブル10に載置された手荷物3を撮像し、手荷物3の撮像画像を取得する。
積付処理ユニット25は、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等により構成されている。積付処理ユニット25は、上流カメラ23及び下流カメラ24により得られた手荷物3の撮像画像を取得し、所定の処理を実行し、制御盤26に制御信号を出力する。
制御盤26は、バックヤードの積付場に設置されている。制御盤26は、CPU、RAM、ROM及び入出力インターフェース等により構成されている。制御盤26は、積付処理ユニット25からの制御信号に応じて、プッシャー9,11、ターンテーブル10、プッシャー13,14及び積付ロボット15を制御する。
積付処理ユニット25は、第1手荷物検知部28と、第2手荷物検知部29と、積付演算部33とを有している。
制御盤26は、移動制御部30と、回転制御部31と、位置制御部32と、積付制御部38とを有している。
第1手荷物検知部28は、上流カメラ23により取得された手荷物3の撮像画像に基づいて、メインコンベア5により搬送される手荷物3の種別を検知する。第1手荷物検知部28は、上流カメラ23と協働して手荷物3の種別を検知する。
第2手荷物検知部29は、下流カメラ24により取得された手荷物3の撮像画像に基づいて、ターンテーブル10に載置された手荷物3の寸法及び向きを検知する。第2手荷物検知部29は、下流カメラ24と協働して手荷物3の寸法及び向きを検知する。
積付演算部33は、第2手荷物検知部29により検知された手荷物3の寸法に基づいて、手荷物3を寸法毎に異なるコンテナ2に優先的に積み付けるような制御信号を求める。
移動制御部30は、第1手荷物検知部28の検知データに基づいて、手荷物3が積付対象(スーツケース)であると判断されたときに、プッシャー9,11により手荷物3をターンテーブル10に移動させるような制御信号を制御盤26に送出する。移動制御部30は、制御盤26と協働して、手荷物3がターンテーブル10に移動するようにプッシャー9,11を制御する。
回転制御部31は、第2手荷物検知部29により検知された手荷物3の向きに基づいて、ターンテーブル10に載置された手荷物3の向きを一定にするような制御信号を制御盤26に送出する。このとき、回転制御部31は、手荷物3の取っ手3a(図1参照)がターンテーブル10の下流側(バッファコンベア12側)を向くようなターンテーブル10の回転方向及び回転量を求め、その回転方向及び回転量に応じてターンテーブル10を回転させるような制御信号を制御盤26に送出する。回転制御部31は、制御盤26と協働して、手荷物3の向きが一定となるようにターンテーブル10を制御する。
位置制御部32は、手荷物3の向きが一定となるようにターンテーブル10が制御された後、プッシャー13,14によりバッファコンベア12において手荷物3をY軸方向に対して位置決めするような制御信号を制御盤26に送出する。位置制御部32は、制御盤26と協働して、手荷物3がY軸方向に対して位置決めされるようにプッシャー13,14を制御する。
積付制御部38は、積付演算部33により得られた制御信号に応じて積付ロボット15を制御する。積付制御部38は、積付演算部33と協働して、手荷物3を寸法毎に異なるコンテナ2に優先的に積み付けるように積付ロボット15を制御する制御部を構成する。積付制御部38は、積付ロボット15のロボットアーム20及び移動部40(図1参照)のそれぞれに対して、適切なタイミングで制御信号を送信する。当該制御による積付ロボット15の動作については、後述する。
以上のように構成された荷物積付装置1において、手荷物3をコンテナ2に積み付ける際の積付ロボット15の動作について、図5を参照して具体的に説明する。図5は、積付ロボット15が手荷物3をコンテナ2(ここでは、前コンテナ2A)に積み付けるときに、積付ロボット15の動作を示す概略図である。
図5(a)に示すように、積付ロボット15がバッファコンベア12の手荷物3を保持する時には、移動部40は、ロボットアーム20をバッファコンベア12の手前側に配置する。ロボットアーム20は、X軸方向の正側へロボットハンド22を向けて、当該ロボットハンド22でバッファコンベア12上の手荷物3を保持する。この状態では、ロボットアーム20は、前コンテナ2AのX軸方向の正側の側壁部61に近い位置に配置されている。
次に、ロボットアーム20が手荷物3を保持したら、図5(b)に示すように、移動部40は、X軸方向の負側へ移動する。これにより、ロボットアーム20は、前コンテナ2Aの側壁部61から遠ざかる。従って、ロボットアーム20が前コンテナ2A側(Y軸方向の正側)を向くように回転するとき、ロボットアーム20及び手荷物3が側壁部61と干渉することなく開口部68内へ入り込むことができる。そして、ロボットアーム20が側壁部61付近に手荷物3を配置する場合、図5(c)に示すように、移動部40は、X軸方向の正側へ移動する。これにより、ロボットアーム20は、前コンテナ2Aの内部において、側壁部61に近づき、手荷物3を側壁部61付近に載置する。
次に、本実施形態に係る荷物積付装置1の作用・効果について説明する。
まず、図6を参照して、比較例に係る荷物積付装置の積付ロボットの動作について説明する。図6は、比較例に係る荷物積付装置100の積付ロボット101の動作を示す概略図である。図6(a)に示すように、比較例に係る荷物積付装置100の積付ロボット101は、移動部を有していない。すなわち、ロボットアーム20の台座部41は、コンテナ2の手前側のスペースに固定されている。ここで、ロボットアーム20がバッファコンベア12に載置された手荷物3を保持するときには、ロボットアーム20の各アーム部43,44は、延びた状態となる(図6(b)参照)。このとき、ロボットアーム20が延びたままの状態でコンテナ2側へ旋回すると、ロボットアーム20又は手荷物3がコンテナ2の側壁部61と干渉する。従って、ロボットアーム20は、各アーム部43,44同士を屈曲させて折り畳んだ状態(図6(c)参照)で、旋回する場合がある。しかし、このようなロボットアーム20の折り畳みの動作を行った場合、当該動作のための時間の確保が必要となり、手荷物3の積み付け作業のサイクルタイムが長くなるという問題が生じる。
これに対し、本実施形態に係る荷物積付装置1は、搬送部90により搬送された手荷物3をコンテナ2に積み付ける装置である。荷物積付装置1は、複数軸方向に移動可能であると共に回動可能であり、手荷物3の積み付けを行うロボットアーム20と、ロボットアーム20を少なくとも所定の移動方向(X軸方向)へ移動させる移動部40と、を備える。
このような荷物積付装置1は、手荷物3の積み付けを行うロボットアーム20に加え、ロボットアーム20を少なくとも所定の移動方向(X軸方向)へ移動させる移動部40を備える。この場合、ロボットアーム20が搬送部90側で荷物を受け取った後、移動部40が、ロボットアーム20又は手荷物3とコンテナ2との干渉を回避するように、ロボットアーム20全体を移動させることができる(例えば、図5(b))。従って、荷物積付装置1は、ロボットアーム20を旋回させるときに、ロボットアーム20を過度に折り畳む(例えば図6(c)の状態)必要性を低減することができる。すなわち、ロボットアーム20は、各アーム部43,44を延ばした状態(例えば図6(b)の状態)で旋回を行うことができる。これにより、手荷物3の積み付け作業のサイクルタイムを短くすることができる。
移動方向は、積み付け時のロボットアーム20とコンテナ2との対向方向と直交する水平方向(ここではX軸方向)であってよい。この場合、移動部40は、コンテナ2の手前側(Y軸方向の負側)のスペースにて、ロボットアーム20を移動させる事ができる。この場合、コンテナ2付近のスペースを有効に用いることができる。すなわち、コンテナ2A,2Bとメインコンベア5との間には、X軸方向に延びるスペースが存在しているが、当該スペースにレール21,21を設けて有効利用することができる。
コンテナ2は、積み付け時のロボットアーム20とコンテナ2との対向方向(Y軸方向)においてロボットアーム20側(Y軸方向の負側)の端部に開口部68を有すると共に、対向方向と直交する水平方向(X軸方向)における開口部68の縁部68aを形成する側壁部61を備える。ロボットアーム20は、開口部68から手荷物3を入れようとする際に、開口部68を形成する側壁部61と干渉し易い。このような場合であっても、移動部40がロボットアーム20を移動方向へ移動させることで、干渉を回避することができる。
移動部40は、移動方向へ延びるレール21,21と、ロボットアーム20が搭載されると共に、レール21,21に沿って移動方向へ走行する走行台車19と、を備える。この場合、走行台車19がレール21,21に沿って移動するだけのシンプルな動作で、ロボットアーム20とコンテナ2との干渉を回避できる。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば、上記実施形態では、横並びに配置された2つのコンテナ2に手荷物3が積み付けられているが、特にその形態には限られず、横並びに配置された3つ以上のコンテナ2に手荷物3を積み付けてもよい。また、搬送部90の配置も適宜変更されてよい。
上記実施形態では、移動部40は、X軸方向を移動方向として移動したが、移動方向は特に限定されない。例えば、移動方向はY軸方向であってもよく、X軸方向に対して傾斜した方向であってもよい。
また、移動部40は、一つの移動方向のみならず、複数の移動方向へ移動してよい。例えば、レールを更に追加して、移動部40がX軸方向及びY軸方向の両方へ移動可能であってよい。
また、移動部40は、レール21,21に沿って移動する機構を有していた。しかし、移動部40の移動方向は特に限定されない。例えば、移動部40は、地面を走行する車輪などによって構成されてもよい。
1…荷物積付装置、2…コンテナ、3…手荷物(荷物)、19…走行台車、20…ロボットアーム、21…レール、40…移動部、61…側壁部、68…開口部、90…搬送部。

Claims (4)

  1. 搬送部により搬送された荷物をコンテナに積み付ける荷物積付装置であって、
    複数軸方向に移動可能であると共に回動可能であり、前記荷物の積み付けを行うロボットアームと、
    前記ロボットアームを少なくとも所定の移動方向へ移動させる移動部と、を備える、荷物積付装置。
  2. 前記移動方向は、積み付け時の前記ロボットアームと前記コンテナとの対向方向と直交する水平方向である、請求項1に記載の荷物積付装置。
  3. 前記コンテナは、
    積み付け時の前記ロボットアームと前記コンテナとの対向方向において前記ロボットアーム側の端部に開口部を有すると共に、
    前記対向方向と直交する水平方向における前記開口部の縁部を形成する側壁部を備える、請求項1又は2に記載の荷物積付装置。
  4. 前記移動部は、
    前記移動方向へ延びるレールと、
    前記ロボットアームが搭載されると共に、前記レールに沿って前記移動方向へ走行する走行台車と、を備える、請求項1~3の何れか一項に記載の荷物積付装置。
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