JP2022072734A - 容器用部材及びその製造方法、並びに容器用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】発泡によって軽量化が図られているとともに、優れた外観を有する容器用部材の製造方法を提供する。【解決手段】本開示に係る容器用部材の製造方法は、(A)樹脂材料と、超臨界流体とを含む第一の溶融樹脂組成物を金型のキャビティ内に射出する工程と、(B)当該キャビティ内において、圧力の低下によって第一の溶融樹脂組成物を発泡させる工程と、(C)上記(B)工程を経て得られた発泡成形体を金型のキャビティ内に配置した状態で、樹脂材料を含む第二の溶融樹脂組成物を当該キャビティ内に射出する工程とを含む。上記(C)工程を経て得られる容器用部材は、第一の溶融樹脂組成物の硬化物からなり且つ超臨界流体に由来する複数の空隙を有する発泡層と、第二の溶融樹脂組成物の硬化物からなる緻密層とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、容器用部材及びその製造方法、並びに容器用キャップに関する。
近年、プラスチック成形品が身の回りのあらゆる日用品や工業製品に用いられている。プラスチック成形品の品質向上及びコストダウンによる汎用化が進み、プラスチック成形品の需要が高まっている。一方、海洋プラスチックごみ問題にみられるようにマイクロプラスチックによって環境汚染に影響を与えることが注目されるようになり、脱プラスチック運動やプラスチック製品の使用を控える風潮が高まっている。
食品や日用品の用途における使い捨てのプラスチック容器については、ユーザーから少しでも石油由来のプラスチック使用量を少なくできないかという要望が強くなってきている。このような要望に対し、原料の一部に植物由来の樹脂を使用する、再生プラスチック材を活用する、寸法や形状の工夫によってプラスチック使用量を削減するなどの取り組みがなされている。
プラスチック成形品を軽量化する手段として発泡成形が知られている。発泡成形は化学発泡成形と物理発泡成形に大別できる。化学発泡成形は発泡剤を使用するものであり、物理発泡成形は超臨界状態の流体を使用するもの(以下、「超臨界流体成形」という。)である。化学発泡成形は発泡剤の環境への悪誘響の懸念、金型の汚染等の課題がある。超臨界流体成形にはこのような懸念がない。超臨界流体成形は、従来、自動車部品成形や事務用機器類などの比較的大型の工業製品に適用されてきた。近年、超臨界流体の生成技術及び樹脂組成物への混練技術の向上に伴い、ハイサイクルな射出成形に超臨界流体成形を適用することが検討されている。特許文献1~3は超臨界流体成形によって製造される食品用容器を開示している。
特許6085729号公報 特許6430684号公報 特開2020-040690号公報
本発明者らは、超臨界流体成形の適用範囲を広げるべく、種々の金型を利用し、種々の条件で超臨界流体成形を実施した。その結果、発泡の程度を高めるにしたがって、成形体の表面に微小なヒケや発泡痕(スワールマーク)などの外観上の欠陥が生じやすいことを見出した。
本開示は、発泡によって軽量化が図られているとともに、優れた外観を有する容器用部材及びその製造方法を提供する。また、本開示は、発泡によって軽量化が図られているとともに、優れた外観を有する容器用キャップを提供する。
本開示の一側面は容器用部材の製造方法に関する。この製造方法は、(A)樹脂材料と、超臨界流体とを含む第一の溶融樹脂組成物を金型のキャビティ内に射出する工程と、(B)当該キャビティ内において、圧力の低下によって第一の溶融樹脂組成物を発泡させる工程と、(C)上記(B)工程を経て得られた発泡成形体を金型のキャビティ内に配置した状態で、樹脂材料を含む第二の溶融樹脂組成物を当該キャビティ内に射出する工程とを含み、上記(C)工程を経て得られる容器用部材は第一の溶融樹脂組成物の硬化物からなり且つ超臨界流体に由来する複数の空隙を有する発泡層と、第二の溶融樹脂組成物の硬化物からなる緻密層とを備える。
上記製造方法によれば、(B)工程を経て得られた発泡成形体(発泡層)の表面に、発泡に起因するヒケや発泡痕などの外観上の欠陥が生じていても、これを覆うように緻密層を射出成形(例えば、二色成形及びインサート成形)によって設けることで、優れた外観を有する容器用部材を得ることができる。
本開示に係る容器用部材は、第一の樹脂材料からなり且つ超臨界流体に由来する複数の空隙を有する発泡層と、第二の樹脂材料からなる緻密層とを備える。上述のとおり、発泡層の表面に発泡に起因するヒケや発泡痕などの外観上の欠陥が生じていても、これらの欠陥を緻密層によって隠すことができる。したがって、この容器用部材は、発泡によって軽量化が図られているとともに、優れた外観を有する。緻密層は、当該容器用部材と他の部材とによって構成される容器の表面に露出することが好ましい。
本開示において、緻密層は、発泡層の面の少なくとも一部と接しており、緻密層と発泡層の界面が凹凸を有することが好ましい。ヒケや発泡痕などの外観上の欠陥は、発泡層の表面における微細な凹凸ということができる。これらの層の界面における凹凸は、これらの層の密着力の向上に寄与し得る。当該界面に意図的に凹凸を設けてもよい。
本開示に係る容器用部材の一例として、化粧品などを収容する容器用のキャップが挙げられる。本開示に係る容器用キャップは、天面部と、天面部から遠ざかる方向に天面部の周縁部から延在する側面部とを備え、第一の樹脂材料からなり且つ超臨界流体に由来する複数の空隙を有するとともに当該容器用キャップの内面を構成する発泡層と、第二の樹脂材料からなるとともに当該容器用キャップの外面を構成する緻密層とを備える。この容器用キャップは、発泡によって軽量化が図られているとともに、優れた外観を有する。
本開示において、発泡層及び緻密層は同系の樹脂材料からなることが好ましい。これらの層が同系の樹脂材料であることで、上記の容器用部材及び容器用キャップのモノマテリアル化を実現でき、樹脂材料のリサイクルの促進に寄与できる。
本開示によれば、発泡によって軽量化が図られているとともに、優れた外観を有する容器用部材及びその製造方法が提供される。また、本開示によれば、発泡によって軽量化が図られているとともに、優れた外観を有する容器用キャップが提供される。
図1は本開示に係る容器用キャップの一実施形態を模式的に示す断面図である。 図2は図1に示す容器用キャップにおける発泡層と緻密層の界面を模式的に示す断面図である。 図3は容器用キャップにおける発泡層と緻密層の界面の他の例を模式的に示す断面図である。
以下、本開示の実施形態について詳細に説明する。ここでは、容器用部材の例として容器用キャップ(スクリューキャップ)を挙げて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
<容器用キャップ及びその製造方法>
図1は本実施形態に係る容器用キャップを模式的に示す断面図である。この図に示す容器用キャップ10(以下、場合により単に「キャップ10」という。)は以下の工程を経て製造される。
(A)樹脂材料と、超臨界流体とを含む第一の溶融樹脂組成物を金型のキャビティ内に射出する工程。
(B)当該キャビティ内において、圧力の低下によって第一の溶融樹脂組成物を発泡させる工程。
(C)上記(B)工程を経て得られた発泡成形体を金型のキャビティ内に配置した状態で、樹脂材料を含む第二の溶融樹脂組成物を当該キャビティ内に射出する工程。
この方法によって製造されるキャップ10は、第一の溶融樹脂組成物の硬化物(第一の樹脂材料)からなり且つ超臨界流体に由来する複数の空隙を有する発泡層L1と、第二の溶融樹脂組成物の硬化物(第二の樹脂材料)からなる緻密層L2とを備える。なお、(A)工程から(B)工程の一連の工程は、例えば、MuCell射出成形機(「MuCell」はTrexel.Co.Ltdの登録商標)を使用して実施できる(特許文献1,2参照)。
キャップ10は、スクリューキャップと称されるものである。キャップ10は、天面部1と、天面部1の周縁部から垂下する側面部2とを備える。天面部1の内側表面には、容器本体の開口部の内側に嵌合するインナーリング部1aが設けられている。側面部2の内側には容器本体の開口部のネジ山(不図示)に対応するネジ山2aが設けられている。
キャップ10の肉厚は、例えば、1~2mmである。ここでいうキャップ10の肉厚は、発泡層L1(インナーリング部1a及びネジ山2aが設けられている部分は除く)の厚さと、緻密層L2の厚さの合計を意味する。発泡層L1(インナーリング部1a及びネジ山2aが設けられている部分は除く)の厚さは、例えば、0.3~1.7mmであり、0.4~1.6mm又は0.5~1.5mmであってもよい。発泡層L1がこの程度の厚さを有することで、発泡による軽量化の効果を十分に得ることができる。緻密層L2の厚さは、例えば、0.3~0.7mmであり、0.4~0.6mmであってもよい。緻密層L2がこの程度の厚さを有することで、キャップ10の強度を十分に確保することができる。なお、キャップ10の肉厚を2mmよりも厚くした場合、発泡層L1及び緻密層L2は上記の上限値よりも厚くしてもよい。
図2はキャップ10における発泡層L1と緻密層L2の界面を模式的に示す断面図である。図2に示すように、発泡層L1と緻密層L2の界面Fは凹凸を有する。この凹凸は、発泡層L1における発泡に起因するものであり、ヒケや発泡痕などの外観上の欠陥であってもよい。界面Fにおける凹凸は、発泡層L1と緻密層L2の密着力(溶着強度)の向上に寄与し得る。また、発泡層L1を緻密層L2で覆うことで、発泡に起因する強度の低下を抑制できる。
図3は発泡層L1と緻密層L2の界面の他の例を模式的に示す断面図である。図3に示す界面Gは、発泡層L1及び緻密層L2にそれぞれ設けられた凹凸を有する。このような凹凸は、発泡層L1又は緻密層L2にリブ形状を意図的に設けたり、金型表面にシボ加工を施すことによって形成することができる。界面Gの表面積を増大させることで、発泡層L1と緻密層L2の密着力(溶着強度)をより一層向上し得る。
発泡層L1及び緻密層L2は同系の樹脂材料からなるものであっても、異種の樹脂材料からなるものであってもよい。キャップ10のリサイクル促進の観点からすると、発泡層L1及び緻密層L2は同系の樹脂材料からなることが好ましい。すなわち、発泡層L1の材料がPET(ポリエチレンテレフタレート)である場合、緻密層L2の材料もPETであることが好ましい。発泡層L1の材料がPP(ポリプロピレン)である場合、緻密層L2の材料もPPであることが好ましい。発泡層L1の材料がPE(ポリエチレン)である場合、緻密層L2の材料もPEであることが好ましい。なお、二色成形により、緻密層L2の色は発泡層L1の色と異なっていてもよい。また、化粧品の容器用のキャップに適用することを想定した場合、緻密層L2の樹脂材料としてPETを使用したり、緻密層L2にエラストマーを配合するなどして光沢感や質感を出してもよい。
以下、キャップ10の製造方法の各工程について説明する。
[(A)工程]
まず、樹脂材料と、超臨界流体とを含む溶融樹脂組成物を調製する。樹脂材料として、ポリプロピレン樹脂及びポリエチレン樹脂が挙げられる。超臨界流体としては、二酸化炭素、窒素、アルゴン及びヘリウムが挙げられる。本発明者らの検討によると、超臨界流体が二酸化炭素である場合、樹脂材料100質量部に対して、好ましくは1~4質量部、より好ましくは2~3質量部の超臨界状態の二酸化炭素を添加して溶融樹脂組成物を調製する。溶融樹脂組成物の二酸化炭素含有量が1質量部以上であることで、天面部1の全体に十分に均一の発泡層を形成しやすいとともに発泡による軽量化を実現し得る傾向にある。一方、溶融樹脂組成物の二酸化炭素含有量を4質量部以下であることで、過剰な発泡を抑制し得る傾向にある。
超臨界流体が窒素である場合、樹脂材料100質量部に対して、好ましくは0.1~1.2質量部、より好ましくは0.3~0.7質量部の超臨界状態の窒素を添加して溶融樹脂組成物を調製する。溶融樹脂組成物の窒素含有量が0.5質量部以上であることで、発泡層L1の全体に十分に均一の発泡層を形成しやすいとともに発泡による軽量化を実現し得る傾向にある。一方、溶融樹脂組成物の窒素含有量を1.0質量部以下であることで、過剰な発泡を抑制し得る傾向にある。
使用する樹脂材料がポリプロピレン樹脂である場合、溶融樹脂組成物の温度(スクリューシリンダ温度)は、210~230℃程度であることが好ましい。使用する樹脂材料がポリエチレン樹脂である場合、この温度は220~240℃程度であることが好ましい。この温度が下限値以上であることで、キャビティ内において樹脂が流動しやすく、他方、下限値以下であることで、例えば、樹脂の焦げ付きを抑制できる傾向にある。
溶融樹脂組成物は、樹脂材料及び超臨界流体以外の成分を含んでもよい。すなわち、溶融樹脂組成物は、必要に応じて、例えば、フィラー、着色剤、帯電防止剤、酸化防止剤などを更に含んでもよい。本実施形態によれば、発泡に由来する空隙によって、天面部1を白色にすることができるため、溶融樹脂組成物は、白色顔料の含有量が溶融樹脂組成物の質量基準で2質量%以下であってもよく、白色顔料を含まないものであってもよい。
上記のようにして調製した溶融樹脂組成物を金型のゲートを通じてキャビティ内に射出する。溶融樹脂組成物がキャビティ内に導入されると、圧力の低下によって気泡セルが成長して独立した気泡が樹脂組成物内に発生する。射出速度は、100~300mm/秒であることが好ましく、150~200mm/秒であることがより好ましい。射出速度が100mm/秒以上であることで、流動末端まで樹脂を到達させやすく、ショートショットの発生を抑制できる傾向にある。他方、射出速度が300mm/秒以下であることで、キャップ10にバリ不良が発生することを抑制できる傾向にある。本発明者らの検討によると、樹脂材料がポリエチレン樹脂であり、超臨界流体が窒素である場合、射出速度は、多段的に設定することが好ましい。すなわち、射出速度の初速を250~300mm/秒とし、二段目速度として150~200mm/秒に減速することがより好ましい。
本実施形態においては、キャビティ内において発泡を十分に促進させる観点から、キャビティ内に溶融樹脂組成物を充填した後、キャビティ内に圧力をかける工程(保圧)を実施しなくてよい。本実施形態においては、十分に薄い発泡成形体を得る観点から、キャビティ内の圧力を低下させるための「コアバック」と称される工程を実施しないことが好ましい。コアバックは、キャビディに充填された溶融樹脂が固化し終わる前に、金型の可動部を移動させてキャビディの容積を拡大させる工程である(特許文献1参照)。本実施形態においては、上述のとおり、溶融樹脂組成物がキャビティ内に導入されることに伴う圧力低下により、キャビティにおいて発泡を生じさせることができる。
発泡成形体の温度が30~60℃程度に下がった時点で、発泡成形体を金型から回収する。発泡に由来する空隙が発泡成形体に形成されていることで、軽量化が図られ、プラスチック材料の使用量が削減されている。空隙が形成されていることで、空隙が形成されていない成形体(通常の射出成形体)と比較して、3質量%以上の軽量化が図られていることが好ましい。
[(C)工程]
上記(B)工程を経て得られた発泡成形体(発泡層L1)の表面の一部を覆うように、緻密層L2を形成する。この工程は、インサート成形によって実施できる。発泡成形体と異なる色の緻密層L2を形成する場合、二色成形によって実施できる。発泡層L1の外側を未発泡の緻密層L2で覆うことにより、発泡層L1の外側の外観上の欠陥を隠すことができる。また、キャップ10の外観に光沢を持たせたり、発色の良い着色など仕上がりを美しくすることが可能である。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、容器用部材の例として容器用キャップを挙げたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施形態に係る製造方法によって、打栓式キャップ、トレー、カップなどの包装容器を製造してもよい。なお、包装容器の内容物は食品であってもよいし、非食品であってもよい。
また、上記実施形態においては、容器用キャップの全体が発泡層L1と緻密層L2の二層構造である場合を例示したが、例えば、例えば、天面部1の一部(例えば、上面)のみについて、光沢感などの外観上の品質が求められる場合、その部分のみを発泡層L1と緻密層L2の二層構造とすればよい。その他の部分は、超臨界流体に由来する複数の空隙を有する発泡樹脂体であればよく、更なる軽量化の効果が得られる。
1…天面部、1a…インナーリング部、2…側面部、2a…ネジ山、10…容器用キャップ(容器用部材)、F,G…界面、L1…発泡層、L2…緻密層。

Claims (6)

  1. (A)樹脂材料と、超臨界流体とを含む第一の溶融樹脂組成物を金型のキャビティ内に射出する工程と、
    (B)当該キャビティ内において、圧力の低下によって前記第一の溶融樹脂組成物を発泡させる工程と、
    (C)前記(B)工程を経て得られた発泡成形体を金型のキャビティ内に配置した状態で、樹脂材料を含む第二の溶融樹脂組成物を当該キャビティ内に射出する工程と、
    を含み、
    前記(C)工程を経て得られる容器用部材は、前記第一の溶融樹脂組成物の硬化物からなり且つ超臨界流体に由来する複数の空隙を有する発泡層と、前記第二の溶融樹脂組成物の硬化物からなる緻密層とを備える、容器用部材の製造方法。
  2. 第一の樹脂材料からなり且つ超臨界流体に由来する複数の空隙を有する発泡層と、
    第二の樹脂材料からなる緻密層と、
    を備える容器用部材。
  3. 前記緻密層は、当該容器用部材と他の部材とによって構成される容器の表面に露出する、請求項2に記載の容器用部材。
  4. 前記緻密層は、前記発泡層の面の少なくとも一部と接しており、
    前記緻密層と前記発泡層の界面が凹凸を有する、請求項2又は3に記載の容器用部材。
  5. 前記発泡層及び前記緻密層が同系の樹脂材料からなる、請求項2~4のいずれか一項に記載の容器用部材。
  6. 天面部と、
    前記天面部から遠ざかる方向に前記天面部の周縁部から延在する側面部と、
    を備える容器用キャップであって、
    第一の樹脂材料からなり且つ超臨界流体に由来する複数の空隙を有するとともに、当該容器用キャップの内面を構成する発泡層と、
    第二の樹脂材料からなるとともに、当該容器用キャップの外面を構成する緻密層と、
    を備える、容器用キャップ。
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