JP2022072412A - 検索システム及び検索方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022072412000001
【課題】同一の部品や部品間の関係を表す複数個所のチェック作業の効率化を図る。
【解決手段】検索システム100は、複数の部品からなる装置について、部品及び部品間の関係を示す複数の要素を有する第1のデータに対して、この第1のデータに含まれる第1の要素へのマーク付けの指示を受け付ける入力制御部141と、マーク付けの指示に基づいて第1の要素へマークを付与するマーク付与部142と、同一の装置について、部品及び部品間の関係を示す複数の要素を有する第2のデータに対して、第1の要素と同一の対象である部品及び部品間の関係を示す第2の要素を検索する同一要素検索部143と、第2の要素へマークを付与するマーク付与部142とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、検索システム及び検索方法に関する。
本発明は、一例として、図面など装置の機能、構造などを表すデータを参照しながら、装置の機能、構造などがデータ通りであることを検査、点検する作業を支援するシステムおよび支援する方法に関する。
製造した装置を正常に稼働させるために、製造した装置の品質検査や、製造後運用中の装置の保守点検が行われる。これらの作業においては、図面など装置の機能、構造などを表すデータを参照しながら、装置の機能、構造などがデータ通りであることをチェックする。
必要な箇所を漏れなくチェックし、チェックしたことを後で確認可能にするために、多数のチェックを行いながら、図面やデータにチェック済みマークを付けることが行われることが多い。大規模な装置、複雑な装置などでは、対象となる図面が数千枚、数万枚になり、概略図と詳細図、配線図と配線接続表など、装置としては1つの部品や部位が複数個所に記載されていることがある。このようなときに単純に順次チェック作業を行うと、同一の部品、部位を複数回チェックする必要が生じ、作業の効率が悪い。
これを解決するためには、複数回チェックが生じないようにあらかじめチェックするべき項目を整理しておき、整理されたチェック項目表にもとづいてチェックを行う方法が行われる。さらに、特許文献1で開示されているように、情報システムを用いることによって、作業の効率化、偽造防止、漏れの防止などを行う方法が存在する。
ところが、チェックするべき項目の整理を行う作業には多大の工数を要する。項目を漏れなく抽出すること、同一の部品、部位が多重になっている部分を1項目にまとめること、それを一覧表にまとめること、が必要だからである。同一構造、同一機能の装置を多数製造する、いわゆる量産品の製造後の検査や、量産品でなくても、長期間利用するため繰り返し行う同一個所の点検では、一度チェック項目を作成しておけば複数回利用できるので、全体として効率化できる。ところが、個別仕様で少数台しか製造しない装置の製造後の検査では、整理を行うよりも、図面などにもとづいてチェックを行う方が効率的である。
なお、個別仕様の装置でも、通常は検査に関するルールが存在する。このルールは、たとえば、「部品間を接続しているすべての配線の両端が正しいことを確認すること」というように定められており、配線の本数は装置ごとに異なる。このため、チェック対象の一覧表をあらかじめ作成するよりは、配線図面上の配線や配線接続表にもとづいてすべての配線を網羅的にチェックしながらチェック済みマークを付けるほうが、効率的である。
また、装置製造後の検査を行っている途中で、装置の一部の設計変更およびそれに伴う改造を行うことがある。このとき、チェックを途中まで済ませていたときは、図面を新しいものに入れ替えるとそれまでに付けたチェック済みマークがなくなるため、マークの転写が必要である。このとき、新旧図面を目視し、人手で転写を行っている。
特開2012-185643号公報2012-185643
特許文献1で開示された方法は、あらかじめチェック対象を整理したときの作業を支援するものであって、図面を参照しながらその場でチェックが必要な項目を選択してチェックを行い、チェック済みマークを付与する作業方法には適用できない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、同一の部品や部品間の関係を表す複数個所のチェック作業の効率化を図ることが可能な検索システム及び検索方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明の一つの観点に従う検索システムは、複数の部品からなる装置について、部品及び部品間の関係を示す複数の要素を有する第1のデータに対して、この第1のデータに含まれる第1の要素へのマーク付けの指示を受け付ける手段と、マーク付けの指示に基づいて第1の要素へマークを付与する手段と、同一の装置について、部品及び部品間の関係を示す複数の要素を有する第2のデータに対して、第1の要素と同一の対象である部品及び部品間の関係を示す第2の要素を検索する手段と、第2の要素へマークを付与する手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、同一の部品や部品間の関係を表す複数個所のチェック作業の効率化を図ることが可能とる。
実施例1に係る検索システムの構成を示す図である。 実施例1に係る検索システムにおける、検査、点検の対象とする装置の構成およびチェックマークが出力装置に表示された画面の例を表す図である。 実施例1に係る検索システムにおける、検査、点検の対象とする装置の構成およびチェックマークが出力装置に表示された画面の例を表す図である。 実施例1に係る検索システムにおける、検査、点検の対象とする装置の構成およびチェックマークが出力装置に表示された画面の例を表す図である。 実施例1に係る検索システムにおける、検査、点検の対象とする装置の機能およびチェックマークが出力装置に表示された画面の例を表す図である。 実施例1に係る検索システムにおける装置データの構成例を表す図である。 実施例1に係る検索システムにおける装置データの構成例を表す図である。 実施例1に係る検索システムにおける装置データの構成例を表す図である。 実施例1に係る検索システムにおける対応関係データの構成例を表す図である。 実施例1に係る検索システムにおけるマークデータの構成例を表す図である。 実施例1に係る検索システムにおける処理のフローを表す図である。 実施例2に係る検索システムの構成を表す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
なお、実施例を説明する図において、同一の機能を有する箇所には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、以下の説明では、情報の一例として「xxxデータ」といった表現を用いる場合があるが、情報のデータ構造はどのようなものでもよい。すなわち、情報がデータ構造に依存しないことを示すために、「xxxデータ」を「xxxテーブル」と言うことができる。さらに、「xxxデータ」を単に「xxx」と言うこともある。そして、以下の説明において、各情報の構成は一例であり、情報を分割して保持したり、結合して保持したりしても良い。
なお、以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)及び/又は通信インターフェースデバイス(例えばポート)を用いながら行うため、処理の主語がプログラムとされても良い。プログラムを主語として説明された処理は、プロセッサ或いはそのプロセッサを有する計算機が行う処理としても良い。
本実施形態の検索システムは、例えば以下の構成を有する。
すなわち、本実施形態の検索システムは、装置の構造や機能を表すデータにもとづいてチェックを行い、チェック済みマークを付与する方式の作業において、同一の部品や部位を表す複数個所のチェック作業を効率化することを目的とする。また、チェック作業の途中で装置の改造が行われたときのチェック作業を効率化することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本実施形態の検索システムは、装置のデータを入力する手段と、第1の要素へのマーク付けの指示を受け付ける手段と、第1の要素へマークを付与する手段と、第1の要素と同一の対象を表す要素の検索、推定を行う手段と、検索、推定された第2の要素へマークを付与する手段と、装置のデータとマークのデータを出力する手段とを有する。さらに、旧図面中のマーク付けされた要素と同一の対象を表す要素を新図面中で検索、推定を行う手段と、検索、推定された要素にマーク付けする手段とを有する。
本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)複数個所に表された要素に関するチェック作業を効率化できる。
(2)他の箇所でチェックしたと勘違いすることによって起こるチェック漏れを防止できる。
(3)図面が更新されたときのチェックマークの転写指示を無くすことができる。
(4)チェック済み対象の数を正確に把握することができる。
図1は、実施例1に係る検索システム100の一例を表す構成図である。
図1に示す検索システム100は、各種情報処理が可能な装置、一例としてコンピュータ等の情報処理装置である。検索システム100は、演算装置140を構成するプロセッサ、記憶装置130を構成するメモリを有し、さらに、入力装置110、出力装置120を有する。
プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等である。メモリは、例えばHDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶媒体、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、SSD(Solid State Drive)などの半導体記憶媒体等を有する。また、DVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスク及び光ディスクドライブの組み合わせもメモリとして用いられる。その他、磁気テープメディアなどの公知の記憶媒体もメモリとして用いられる。
メモリには、ファームウェアなどのプログラムが格納されている。検索システム100の動作開始時(例えば電源投入時)にファームウェア等のプログラムをこのメモリから読み出して実行し、検索システム100の全体制御を行う。また、メモリには、プログラム以外にも、検索システム100の各処理に必要なデータ等が格納されている。
なお、以降の説明において、"○○部は"と動作主体を記した場合、それは、演算装置140が記憶装置130からプログラムである○○部の処理内容を読み出し、○○部の機能(詳細後記)を実現することを意味する。
なお、本実施例の検索システム100は、複数の情報処理装置が通信ネットワークを介して通信可能に構成された、いわゆるクラウドにより構成されてもよい。
入力装置110は、本実施例の検索システム100の検索対象である装置、及び装置を構成する部品の構造や機能を表すデータの入力と、操作者の指示を受け付ける部分である。以下、部品を含めて、「装置の構造や機能を表すデータ」または「装置データ」と称する。
装置の構造や機能を表すデータは、通常CADシステムなど、本実施例の検索システム100とは別のシステムで作成され、出力装置120である通信装置を介して検索システム100へ入力される。操作者の指示を受け付ける部分は、キーボード、マウス、ボタン、タッチパネルなどで構成されており、マーク付けの指示などが入力される。
出力装置120は、操作者への指示情報、装置のデータ、マークなどを出力する装置であり、ディスプレイや通信装置で構成されている。この構成は標準的なものであり、入力装置、出力装置のいずれかまたはすべてが検索システム100の外部に接続される構成でも良い。
記憶装置130は、各種のデータを記憶する部分であり、以下の記憶部から構成されている。
装置データ記憶部131は、入力装置110から入力された、装置の構造や機能を表すデータを記憶する部分である。
マークデータ記憶部132は、装置データ記憶部131に記録された装置の構造や機能を表すデータに対応付けて付与されたマークのデータを記憶する部分である。
対応関係データ記憶部133は、装置データ記憶部131に記録された装置の構造や機能を表すデータの中の要素について、同一の対象を表している要素の対応関係を記憶する部分である。
演算装置140は、入力装置110から入力されるデータおよび記憶装置130に記憶されたデータを処理し、その結果を出力装置120に出力または記憶装置130に記録するものであり、以下の処理部から構成されている。
入力制御部141は、入力装置110から入力されるデータを指令、データなどに区分し、記憶装置130や演算装置140の各部へ転送する処理を行う。特に主要なデータとしては、装置の構造や機能を表すデータを装置データ記憶部131に転送する。
マーク付与部142は、装置データ記憶部131に記憶されている装置データに対応付けて、マークデータ記憶部132へマークのデータを記録する。
この処理は以下の2種類の処理によって起動される。第1の処理は、入力装置110を介して入力され、入力制御部141で区分された、操作者からのマーク付けの指示を受け取り、マークのデータを記録する処理である。第2の処理は、操作者が指示したマーク付けの対象の要素(第1の要素)に、同一の対象を表す要素が存在するときに、第2の要素に対応するマークのデータを記録する処理である。「同一の対象を表す要素が存在する」というのは、具体的には、対応関係データ記憶部133の中に、第1の要素と第2の要素の関係を表すデータが存在するということであり、この存在することは、同一要素検索部143の検索処理で処理される。
出力制御部144は、装置データ記憶部131に記録された装置データと、マークデータ記憶部132に記録されたデータとを、出力装置120へ出力する。出力先が画面などのときは、操作が行われる都度結果が出力されるのが好ましい。またこの出力結果がマウス、タッチパネルなどの入力装置と連携されることが好ましい。出力先が通信先などのときは、出力処理はデータが更新される都度行っても良いし、何回かの更新の都度とか、あらかじめ定めた時間ごとなどで処理しても良い。
図2、3、4、9は、出力装置120に位置付けられる表示画面22に表示された、装置の構造および機能の例を表している。
図2は複数の直線21、22、25、27…と、文字列23、24、26、28…によって部品および部品間を接続する配線が表されている例である。また太い直線27は、元の直線がマーク付けされていることが表されている。マーク付けされた状態の表示は、この図のように太い線で上書きする以外に、線の表示色を変える、線の太さを変えるというような方法でも良い。
図3は図2と同様に複数の直線と文字列によって、部品の端子が配線で接続されている関係の表が表されている例である。この例では、行単位にマーク付けされており、チェックマーク36を表示する形態、太い線で上書きする形態37などが行われる。この例でも、文字列の表示色、枠を表す線の表示色、長方形枠内の背景色などによってマークの有無を表示しても良い。
図4は図2と同様に複数の直線と文字列によって、6個の部品が正面図と側面図として表されている例である。2か所にチェックマーク45、47が表示されている。図としては、2か所のチェックマークであるが、操作者は対象としては同一の部品を表していると解釈するのが一般的である。
図5は図2と同様に複数の直線と文字列によって、表の形式で、装置の一部の機能が表されている例である。表の行が1つの状態を表している。3つのスイッチの状態によって2つのランプの状態が決まる。装置の検査、点検の作業においては、スイッチを表に記載された状態に設定し、そのときのランプの状態が表に記載されたとおりであるかどうかをチェックする。この作業は以下の手順で行う。まずスイッチ1~3の状態を設定し、設定する都度、表の該当位置にチェックマークを付与する。次に、各ランプの状態を見て、その状態が表の該当箇所の通りあることが確認できたら、該当箇所にチェックマークを付与する。
図6A、図6B、図6Cは、装置データ記憶部131に記録されている、装置を表す直線や文字列などのデータの例を示している。図6Aは、複数の直線のデータを、1直線1行で表したものである。たとえば番号F1の直線は、2つの端点座標が(10,5)と(30,5)であり、実線であることを表している。図6Bは、複数の文字列のデータを、1文字列1行で表したものである。たとえば番号S1の文字列は、表示位置の座標が(12,6)であり、表示される文字列が「L1」であることを表している。図6Cは、直線や文字列のグループを表している。たとえば折れ線は、複数の直線で構成されるが、図6Aの形式ではばらばらの直線群としか表現できない。そこで図6Cの形式で、グループ番号と、そのグループに含まれる要素の番号とで表現する。グループの要素は、直線だけではなくて、文字列も対象にできる。
図7は、対応関係データ記憶部133に記録されている、同一の対象を表している要素の対応関係のデータの例を示している。行単位で1つの要素に関するデータを表しており、たとえば番号E1の行は、要素F1、S1、G1が同一の対象であることを表している。同一の対象とは、すでに説明したとおり、配線の線分と、接続関係の表と、配線の線分の近傍に表示される文字列などである。要素としては、直線および文字列だけでなく、グループでも良い。
図8は、マークデータ記憶部132に記録されている、直線、文字列、グループにマークが付与されているかどうかを表すデータの例を示している。行単位で、要素の番号とマークの状態がセットになっている。0はマークが付与されていない状態、1はマークが付与されている状態を表している。
図9は、検索システム100が行う処理のフローを示す図である。
まず入力制御部141からの指令にもとづいて、入力装置110から、装置の構造、機能を表すデータが入力され、そのデータは装置データ記憶部131に記録される(901)。
つぎに、入力制御部141からの指令にもとづいて、入力装置110から、指示が入力される(902)。
指示の内容が、終了の指示であれば、処理を終了する(908)。
指示の内容がマーク付けの指示であれば、マーク付与部142によって、指示にもとづいて、マークデータ記憶部132にマークのデータが記録される(904)。
また、同一要素検索部143によって、対応関係データ記憶部133に記録された対応関係のデータが検索される(905)。該当データが見つかったら、マーク付与部142によって、そのデータが表す要素に対応するマークデータが記録される(906)。
つぎに、装置データとマークデータとが出力され(907)、指示受付の処理(902)に戻る。
ここまでの説明で、同一要素検索部143の処理(905)は、対応関係データ記憶部133に記録された対応関係のデータの検索と説明したが、装置データを入力した状態では、対応関係のデータは存在しない。本実施例では、以下の2種類の方法で対応関係データを作成することができる。
第1の方法は、同一要素検索部143で行われる同一対象抽出処理(905)の中で、対応関係データを作成し、対応関係データ記憶部133に記録する方法である。図6のデータを利用し、直前のマーク付け1の処理でマーク付けされたデータと同一対象を表すデータを検索し、検索されたら対応関係データ記憶部133にその関係を表すデータを記録する方法である。
第2の方法は、装置データの入力処理(901)の直後に、同一要素検索部143によって、一括で同一対象を表すデータを計算して、その結果を対応関係データ記憶部133に記録する方法である。
いずれの方法でも、その中で行う、同一対象を表す要素を検索する処理は同一である。具体的には、以下のような方法で検索を行う。
たとえば図2中の直線25と文字列26のように、近傍に表示される直線と文字列は同一の対象を表している可能性が高い。そこで、図6Aの形態で記録されている直線と、図6Bの形態で記録されている文字列のすべての組合せについて、座標値を利用して距離を計算し、あらかじめ定めた値よりも小さい距離にあってかつ直線から最も近い文字列のデータを同一として記録する。直線25がF1、文字列26がS1としてあらわされていると仮定すると、図7の形態で、番号がE1、要素1がF1、要素2がS1と記録する。
また、図2中の文字列24と直線25の端点のように、直線の端点の近傍に表示されている文字列は対応している可能性が高い。また直線25の反対側の端点の近傍に表示されている文字列29も対応している可能性が高い。これらの関係と、さらにその端点の近傍の部品を表す文字列、とたどっていくと、図3のように表示されている表の1行と対応し、同一の対象を表していることが推定できる。また、図2のような配線図中の文字列26の表す文字列「L1」が、図3のような表中の文字列38の表す文字列「L1」と等しいとき、それらは同一の対象を表している可能性が高い。このような関係も推定に利用できる。
また、さらに複雑な処理になるが、図4中に直線および円の集合体として表されているボルトが、左側の正面図と右側の側面図とに表示されていることを推定することができる。
このような処理は、100%完全に推定することは難しいことが多いので、操作者に候補を提示して、正誤を指定させることもできる。
このように構成される本実施例によれば、同一の部品や部品間の関係を表す複数個所のチェック作業の効率化を図ることが可能な検索システム及び検索方法を実現することができる。
本実施例のシステムは実施例1のシステムとかなりの部分が同一なので、異なる部分を中心に説明する。
本実施例は、装置製造後の検査を行っている途中で、装置の一部の設計変更およびそれに伴う改造が行われた場合に対応するシステムである。チェックを途中まで済ませていたときは、図面を新しいものに入れ替えるとそれまでに付けたチェック済みマークがなくなるため、マークの転写が必要である。
図10は、検索システム100bの一例を表す構成図である。全体構成は実施例1と同様であるが、記憶装置130b内の記憶部として、同一形態のものが新旧のデータ用に2組(装置データ記憶部131、131b、マークデータ記憶部132、132b)、また対応関係データ記憶部についてはさらに新旧の対応関係のデータを記憶する部分が加わって3組(対応関係データ記憶部133、133b、133c)存在するところが異なる。これによって、新旧2組の装置データおよびそれぞれに関連するデータを同時に、区別して記憶することができる。
処理の手順は以下となる。
まず実施例1と同様の機能を用いて、旧図面にもとづいてチェック作業が行われる。この時のデータは、それぞれ実施例1と同様に、装置データ記憶部131、マークデータ記憶部132、対応関係データ記憶部133に記録されている。新図面が発行されたとき、本システムでは入力装置110から新図面を表す第2の装置データが入力され、装置データ記憶部b(131b)へ記録される。次に、同一要素検索部143によって、旧図面を表す装置データと新図面を表す装置データの間で、同一の対象を表す要素を検索され、その結果が対応関係データ記憶部c(133c)に記録される。次に、マーク付与部142によって、マークデータ記憶部132に記録されているマークデータを読み出す。次に、対応関係データ記憶部c(133c)の中から、読みだされた要素に関する対応データが検索され、存在するなら、マークを表すデータが、マークデータ記憶部b(132b)に記録される。
この状態で、旧図面を表す装置データを削除し、代わりに新図面を表す装置データを利用可能な状態にすれば、目的が達成される。すなわち、装置データ記憶部131、マークデータ記憶部132、対応関係データ記憶部133のデータを削除し、装置データ記憶部131b、マークデータ記憶部132b、対応関係データ記憶部133bの各データを装置データ記憶部131、マークデータ記憶部132、対応関係データ記憶部133へ複写すると、継続して作業できるようになる。
なお、新旧2組のデータを扱うときは、これらを区別して処理する必要がある。図10に示したように記憶部を複数セット用意する方法でも良いし、1セットの記憶部内で、区分データを付与して区別する方法でも良い。本発明はこの方法に限定されるものではない。
従って、本実施例によっても、上述した実施例1と同様の効果を得ることができる。
実施例1、2では、装置データとして図面を想定し、直線や文字列として表されている例を対象としたが、装置データが3次元CADデータでできていることがある。この場合、最終的に画面などへ表示するときは直線や文字列であることは同じであるが、たとえば図4のように正面図と側面図に同一の部品が表示されているとき、もともと1つのデータを異なる方向から見た状態として表示することになる。
したがって、正面図と側面図に表示されている線や文字列が同一の対象であることがデータ上確実にわかる。これは、図7に相当する正確な対応関係データが存在することになる。図2と図3のような配線に関するデータについても、1本の配線に対して、接続先のデータ、配線の番号、図面に表示されるときの座標などがセットにして記録されていることがある。または、配線ごとに異なる番号が付与されていて、この番号が図面に表示される線や文字列の属性として付与されていることがある。この場合も、複数の場所に複数の形態で表示されている線や文字列が同一の対象であることがデータ上確実にわかる。
以上説明した場合は、図7に示したような対応関係データを、装置データの一部として、装置データの入力処理(901)で入力し、対応関係データ記憶部133へ記録すれば、あとは実施例1、実施例2と同じ構成、手順で目的とする処理を行うことができる。
従って、本実施例によっても、上述した実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)、Python等の広範囲のプログラムまたはスクリプト言語で実装できる。
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段またはCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100、100b…検索システム 110…入力装置 120…出力装置 130、130b…記憶装置 131、131b…装置データ記憶部 132、132b…マークデータ記憶部 133、133b、133c…対応関係データ記憶部 140…演算装置 141…入力制御部 142…マーク付与部 143…同一要素検索部 144…出力制御部


Claims (7)

  1. 複数の部品からなる装置について、前記部品及び前記部品間の関係を示す複数の要素を有する第1のデータに対して、この第1のデータに含まれる第1の要素へのマーク付けの指示を受け付ける手段と、
    前記マーク付けの指示に基づいて前記第1の要素へマークを付与する手段と、
    同一の前記装置について、前記部品及び前記部品間の関係を示す複数の要素を有する第2のデータに対して、前記第1の要素と同一の対象である前記部品及び前記部品間の関係を示す第2の要素を検索する手段と、
    前記第2の要素へ前記マークを付与する手段と
    を有することを特徴とする検索システム。
  2. 前記第1及び第2のデータ及びマーク付けされた前記マークのデータを出力する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の検索システム。
  3. 前記第1の要素及び前記第2の要素の関係を示す対応関係データを有し、
    前記検索する手段は前記対応関係データに基づいて前記第2の要素を検索する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検索システム。
  4. 前記検索する手段は、前記第2の要素を検索したら、前記第1の要素及び前記第2の要素の関係を示す対応関係データを生成することを特徴とする請求項1に記載の検索システム。
  5. 同一の前記装置について、前記部品及び前記部品間の関係を示す複数の要素を有する第3のデータに対して、既にマーク付けされた前記第1の要素に対応する前記部品及び前記部品間の関係を示す第3の要素を検索する手段と、
    前記第3の要素へ前記マークを付与する手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の検索システム。
  6. 複数の部品からなる装置について、前記部品及び前記部品間の関係を示す複数の要素を有する第1のデータ及び第2のデータを有し、第1及び第2のデータを構成する前記要素は、同一の前記要素について対応付けがされている検索システムであって、
    前記第1のデータに対して、この第1のデータに含まれる第1の要素へのマーク付けの指示を受け付ける手段と、
    前記マーク付けの指示に基づいて前記第1の要素へマークを付与する手段と、
    前記第2のデータに対して、前記第1の要素と同一の対象である前記部品及び前記部品間の関係を示す第2の要素へ前記マークを付与する手段と
    を有することを特徴とする検索システム。
  7. 複数の部品からなる装置について、前記部品及び前記部品間の関係を示す複数の要素を有する第1のデータ及び第2のデータを有する検索システムにおける検索方法であって、
    前記第1のデータに対して、この第1のデータに含まれる第1の要素へのマーク付けの指示を受け付けるステップと、
    前記マーク付けの指示に基づいて前記第1の要素へマークを付与するステップと、
    前記第2のデータに対して、前記第1の要素と同一の対象である前記部品及び前記部品間の関係を示す第2の要素を検索するステップと、
    前記第2の要素へ前記マークを付与するステップと
    を有することを特徴とする検索方法。
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