JP2006285922A - 設計支援装置および設計支援方法 - Google Patents

設計支援装置および設計支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006285922A
JP2006285922A JP2005108792A JP2005108792A JP2006285922A JP 2006285922 A JP2006285922 A JP 2006285922A JP 2005108792 A JP2005108792 A JP 2005108792A JP 2005108792 A JP2005108792 A JP 2005108792A JP 2006285922 A JP2006285922 A JP 2006285922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
parts
units
information
interference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005108792A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4619851B2 (ja
Inventor
Kumiko Kasuga
久美子 春日
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005108792A priority Critical patent/JP4619851B2/ja
Publication of JP2006285922A publication Critical patent/JP2006285922A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4619851B2 publication Critical patent/JP4619851B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract


【課題】 部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、特定の部品に限定することができる設計支援装置を提供する。
【解決手段】 部品形状情報設計部11は、部品の形状を表す形状情報を部品形状情報記憶部16に記憶する。製品アセンブリ設定部12は、部品を配置する位置を表す位置情報と部品を配置する方向を表す方向情報とを含む配置情報であるアセンブリ情報を設定し、アセンブリ情報記憶部17に記憶する。選択部品判定部13は、まず、製品アセンブリ設定部12で記憶されたアセンブリ情報に含まれるユニット間の親子関係を用いて、ユニット間にまたがる部品の干渉のみをチェックするためのユニットを選択する。さらに選択されたユニットに含まれる部品の中から、干渉チェックが行われる対象部品を抽出する。干渉チェック処理部14は、選択部品判定部13で抽出された対象部品に対して干渉チェックを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、製品を構成する部品相互間の干渉の有無をチェックする設計支援装置および設計支援方法に関する。
製品設計において、製品の形状およびレイアウトは、計算機支援設計装置(以下、CAD(Computer Aided Design)装置あるいはCADシステムという)を用いて、3次元の座標系における図形データとして定義され設計される。
部品点数の多い製品、たとえばデジタル複合機あるいは自動車などの製品設計では、製品を構成する部品は、機能単位、たとえばユニット単位にグルーピングされ、複数の設計者が、それぞれに割り当てられたユニットを並行して設計する。各設計者は、自分が担当しているユニットと関係するユニットとの接続部分について、その関係するユニットの設計者と事前に取り決めを行う。
各設計者は、その取り決めに従って設計を行うが、接続部分について、取り決め通りの設計が行われているか否かを、CAD装置によって設計された3次元の図形データを用いてチェックすることができる。たとえば干渉チェックを行う対象である2つの部品の図形データに対して、加減乗除などの演算を行うことによって、干渉などの不具合があるか否かを判断することができる。
したがって、設計図面に基づいて製作された試作機の組立段階で顕在化していた部品相互間の干渉による不具合を、CAD装置によって設計された3次元の図形データを用いてチェックすることによって、試作機の組立開始前に排除することができ、製品設計の品質を向上することができる。
CADシステムにおける部品相互間の干渉チェックを行うための従来技術として、座標系の各軸方向の最小および最大座標値で表されるミニマックスボックスを用いて形状相互間の干渉可能性の有無を判定する形状相互間の干渉チェック方法がある。
この形状相互間の干渉チェック方法は、まず、初期設定ステップで、第1および第2の形状のそれぞれについて、最適な第1および第2のミニマックス座標系を個別に設定し、第1のミニマックス座標系における第1の形状に対応する第1の1次ミニマックスボックス、および第2のミニマックス座標系における第2の形状に対応する第2の1次ミニマックスボックスをそれぞれ求める。
つぎに、第1ステップで、第2のミニマックス座標系における第1の1次ミニマックスボックスに対応する2次ミニマックスボックスを求め、第2のミニマックス座標系において、求めた2次ミニマックスボックスと先に求めておいた第2の1次ミニマックスボックスとの干渉の有無を判定する。
さらに、干渉があると判定されたとき、第2ステップで、第2のミニマックス座標系における干渉領域について、第1のミニマックス座標系におけるその干渉領域に対応する干渉ミニマックスボックスを求め、第1のミニマックス座標系において、求めた干渉ミニマックスボックスと先に求めておいた第1の1次ミニマックスボックスとの干渉の有無を判定する。
このように、初期ステップ〜第2ステップによって、第1の形状と第2の形状との干渉の有無の可能性をチェックするラフチェックを行うものである。厳密な干渉チェックを行う前のラフチェックの精度を向上させることによって、厳密な干渉チェックの実行回数を低減させて処理の効率化を図るものである(たとえば特許文献1参照)。
特許第3413733号公報
上述した従来技術は、厳密な干渉チェックの前に行われるラフチェックの精度を向上させることによって、厳密な干渉チェックの実行回数を低減させて処理の効率化を図る干渉チェック機能である。CADシステムを用いて製品設計する場合においては、部品の配置変更などが生じた際に、この干渉チェック機能を利用して、複数の部品間の干渉チェックを行うことによって、早期に、つまり製品開発の早い段階で問題を発見する有効な方法である。
しかしながら、このラフチェックは、総当り的に部品相互間のチェックを行うものであり、製品を構成する部品数が多くなると、干渉チェックの実行回数も増加し、干渉チェックの計算に多くの時間が必要になる。さらに、干渉チェックによるチェック結果を確認する必要があるが、確認すべきチェック結果の件数も増加するので、チェック結果の確認も実質的に困難になるという問題がある。
さらに、他の設計者が担当するユニットに含まれる部品と、自分が担当するユニットに含まれる部品との干渉の有無を知りたい場合にも、他のユニット内の部品間の干渉チェックおよび自分のユニット内の部品間の干渉チェックが行われ、目的の干渉を発見するために多くの時間がかかってしまうという問題がある。
本発明の目的は、部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、特定の部品に限定することができる設計支援装置および設計支援方法を提供することである。
本発明は、製品を構成する複数の部品の形状を表す形状情報とその部品を配置する配置情報とを記憶する記憶手段と、
前記複数の部品が予め定める条件に基づいて第1のユニットまたは第2のユニットのうちどちらのユニットに仕分けられたかを示す識別情報を、前記配置情報に付加する識別情報付加手段と、
識別情報付加手段が付加した識別情報によって第1のユニットに仕分けられた部品と第2のユニットに仕分けられた部品とが、前記記憶手段に記憶された配置情報に基づいて配置されたときに干渉するか否かを、前記記憶手段に記憶された形状情報および配置情報に基づいてチェックする干渉チェック手段と、
干渉チェック手段によるチェック結果を出力する出力手段とを含むことを特徴とする設計支援装置である。
本発明に従えば、記憶手段によって、製品を構成する複数の部品の形状を表す形状情報とその部品を配置する配置情報とが記憶され、識別情報付加手段によって、前記複数の部品が予め定める条件に基づいて第1のユニットまたは第2のユニットのうちどちらのユニットに仕分けられたかを示す識別情報が、前記配置情報に付加され、干渉チェック手段によって、識別情報付加手段が付加した識別情報によって第1のユニットに仕分けられた部品と第2のユニットに仕分けられた部品とが、前記記憶手段に記憶された配置情報に基づいて配置されたときに干渉するか否かが、前記記憶手段に記憶された形状情報および配置情報に基づいてチェックされ、出力手段によって、干渉チェック手段によるチェック結果が出力される。
このように、製品を構成する第1のユニットおよび第2のユニットを干渉チェックの対象ユニットとするので、第1のユニットに含まれる部品と第2のユニットに含まれる部品との干渉のみをチェックすることができる。
また本発明は、製品を構成する複数の部品の形状を表す形状情報とその部品を配置する配置情報とを記憶する記憶手段と、
前記複数の部品が予め定める条件に基づいてどのユニットに仕分けられたかを示す識別情報を、前記配置情報に付加する識別情報付加手段と、
識別情報付加手段が付加した識別情報によって前記複数の部品が仕分けられたユニットの中からユニットを選択する選択手段と、
選択手段によって選択されたユニットのうちの2つのユニットのすべての組み合わせについて、1つのユニットに仕分けられた部品と、他のユニットに仕分けられた部品とが、前記記憶手段に記憶された配置情報に基づいて配置されたときに干渉するか否かを、前記記憶手段に記憶された形状情報および配置情報に基づいてチェックする干渉チェック手段と、
干渉チェック手段によるチェック結果を出力する出力手段とを含むことを特徴とする設計支援装置である。
本発明に従えば、記憶手段によって、製品を構成する複数の部品の形状を表す形状情報とその部品を配置する配置情報とが記憶され、識別情報付加手段によって、前記複数の部品が予め定める条件に基づいてどのユニットに仕分けられたかを示す識別情報が、前記配置情報に付加され、選択手段によって、識別情報付加手段が付加した識別情報によって前記複数の部品が仕分けられたユニットの中からユニットが選択され、干渉チェック手段によって、選択手段によって選択されたユニットのうちの2つのユニットのすべての組み合わせについて、1つのユニットに仕分けられた部品と、他のユニットに仕分けられた部品とが、前記記憶手段に記憶された配置情報に基づいて配置されたときに干渉するか否かが、前記記憶手段に記憶された形状情報および配置情報に基づいてチェックされ、出力手段によって、干渉チェック手段によるチェック結果を出力される。
このように、製品を構成するユニットの中から、干渉チェックを行うユニットが選択されるので、選択されたユニットについて、異なるユニットに含まれる部品を干渉チェックの対象部品とすることができる。
また本発明は、前記選択手段は、選択したユニット間に包含関係がある場合、包含されるユニットの選択を無効とすることを特徴とする。
本発明に従えば、選択されたユニット間に包含関係があるとき、包含されるユニットの選択を無効として、包含されるユニットを除くユニットを選択するので、包含されるユニットに含まれる部品が重複してチェックされることを回避することができる。
また本発明は、前記選択手段は、選択したユニットが1つのユニットのみである場合、その選択したユニットに含まれるユニットを、新たに選択したユニットとすることを特徴とする。
本発明に従えば、選択されたユニットが1つであるとき、その選択されたユニットに含まれるユニットを、新たに選択されたユニットとするので、新たに選択されたユニットに含まれる部品の干渉のみをチェックすることができる。
また本発明は、前記選択手段によって選択されたユニットのうちの2つのユニットのすべての組み合わせについて、1つのユニットに仕分けられた部品の形状を包含する直方体と、他のユニットに仕分けられた部品の形状を包含する直方体とが、前記記憶手段に記憶された配置情報に基づいて配置されたときに干渉するか否かを、前記記憶手段に記憶された形状情報および配置情報に基づいて判定する前処理手段を含み、
前記干渉チェック手段は、前処理手段が干渉すると判定した直方体に含まれる部品同士が干渉するか否かをチェックすることを特徴とする。
本発明に従えば、前処理手段によって、部品の形状を包含する直方体間での干渉をチェックし、干渉する直方体に包含される部品を対象部品として抽出するので、干渉チェックを行う対象部品の数をさらに少なくすることができる。
また本発明は、製品を構成する複数の部品の形状を表す形状情報とその部品を配置する配置情報とを記憶する記憶工程と、
前記複数の部品が予め定める条件に基づいてどのユニットに仕分けられたかを示す識別情報を、前記配置情報に付加する識別情報付加工程と、
識別情報付加工程で付加された識別情報によって前記複数の部品が仕分けられたユニットの中からユニットを選択する選択工程と、
選択工程で選択されたユニットのうちの2つのユニットのすべての組み合わせについて、1つのユニットに仕分けられた部品と、他のユニットに仕分けられた部品とが、前記記憶工程で記憶された配置情報に基づいて配置されたときに干渉するか否かを、前記記憶工程で記憶された形状情報および配置情報に基づいてチェックする干渉チェック工程と、
干渉チェック工程でのチェック結果を出力する出力工程とを含むことを特徴とする設計支援方法である。
本発明に従えば、記憶工程で、製品を構成する複数の部品の形状を表す形状情報とその部品を配置する配置情報とを記憶し、識別情報付加工程で、前記複数の部品が予め定める条件に基づいてどのユニットに仕分けられたかを示す識別情報を、前記配置情報に付加し、選択工程で、識別情報付加工程で付加された識別情報によって前記複数の部品が仕分けられたユニットの中からユニットを選択し、干渉チェック工程で、選択工程で選択されたユニットのうちの2つのユニットのすべての組み合わせについて、1つのユニットに仕分けられた部品と、他のユニットに仕分けられた部品とが、前記記憶工程で記憶された配置情報に基づいて配置されたときに干渉するか否かを、前記記憶工程で記憶された形状情報および配置情報に基づいてチェックし、出力工程で、干渉チェック工程でのチェック結果を出力する。
このように、製品を構成するユニットの中からユニットが選択されるので、選択されたユニットについて、異なるユニットに含まれる部品を干渉チェックの対象部品とすることができる。
本発明によれば、第1のユニットに含まれる部品と第2のユニットに含まれる部品との干渉のみをチェックすることができるので、部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、特定の部品に限定することができる。
また本発明によれば、選択されたユニットについて、異なるユニットに含まれる部品を干渉チェックの対象部品とすることができるので、部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、特定の部品に限定することができる。
複数の設計者によって、機能ユニット毎に設計される大規模アセンブリから構成される製品の設計において、ユニット間の干渉による不具合に注目して、自ユニットと関係する他ユニットとの干渉のみを検出することが可能となる。さらに、1つ以上のユニットを選択することができるので、所望するユニット間の干渉による不具合のみを検出することが可能となる。したがって、複数の設計者によって、設計される大規模アセンブリから構成される製品の設計において、他のアセンブリとの不具合点を早期に発見し、対策するため設計期間を短縮することができる。
また本発明によれば、包含されるユニットに含まれる部品が重複してチェックされることを回避することができるので、部品相互間の干渉チェックを行う回数の増加を回避することができる。
また本発明によれば、新たに選択されたユニットに含まれる部品の干渉のみをチェックすることができるので、部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、特定の部品に限定することができる。
また本発明によれば、干渉チェックを行う対象部品の数をさらに少なくすることができるので、部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、さらに限定することができる。
また本発明によれば、選択されたユニットについて、異なるユニットに含まれる部品を干渉チェックの対象部品とすることができるので、部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、特定の部品に限定することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である設計支援装置1の機能の構成を示す図である。設計支援装置1は、部品形状情報設計部11、製品アセンブリ設定部12、選択部品判定部13、干渉チェック処理部14、表示部およびデータ入力部15、部品形状情報記憶部16、アセンブリ情報記憶部17、ならびに情報転送路18を含む。
部品形状情報設計部11は、部品の形状を表す形状情報を部品形状情報記憶部16に記憶する。形状情報には、部品の形状を表現するための頂点座標および面情報などの情報が含まれる。製品アセンブリ設定部12は、部品を配置する位置を表す位置情報と部品を配置する方向を表す方向情報とを含む配置情報であるアセンブリ情報を設定し、アセンブリ情報記憶部17に記憶する。アセンブリ情報は、たとえば部品をグループ化したユニット間の親子関係、つまり包含関係と、部品間の相対位置などの位置情報と、部品を配置する際の部品毎のローカル座標と、配置座標とが含まれる。
選択部品判定部13は、まず、製品アセンブリ設定部12で記憶されたアセンブリ情報に含まれるユニット間の親子関係を用いて、ユニット間の部品の干渉のみをチェックするためのユニットを選択する。選択部品判定部13は、さらに干渉チェックのための前処理を行う。前処理では、選択されたユニットに含まれる部品の中から、干渉チェックを行うべき対象部品を抽出する。具体的には、たとえば1つの部品の形状を包含する直方体、あるいは複数の部品の集まりの形状を包含する直方体間での干渉をチェックし、干渉する直方体に含まれる部品あるいは部品の集まり(以下、部品あるいは部品の集まりを省略して部品ともいう)を対象部品として抽出する。
部品間の干渉チェックを、形状情報およびアセンブリ情報に基づいて行うと、立体形状の演算を行うため、多くの回数の演算が行われ、対象部品の数が多いと膨大な時間がかかる。この前処理は、干渉チェックが行われる対象部品を、干渉の可能性のある部品に絞り込み、干渉チェックの処理時間を短縮するために行う処理である。
このように、前処理では、部品の形状を包含する直方体を仮定し、直方体間での干渉をチェックするので、アセンブリ情報の親子関係を用いて、干渉チェックの対象部品とするか否かを判定することができる。
干渉チェック処理部14は、選択部品判定部13で抽出された対象部品に対して干渉チェックを行う。表示部およびデータ入力部15は、選択するユニットを指示する選択指示などの情報を入力するデータ入力部と、ユーザへの情報を表示する表示部とを含む。
部品形状情報記憶部16およびアセンブリ情報記憶部17は、それぞれ形状情報およびアセンブリ情報を記憶する。形状情報は、部品設計データに含まれる部品形状データであり、部品形状データは、頂点座標および面情報等を含む。部品形状データは、他に部品名などの情報を含む。アセンブリ情報は、製品設計データに含まれる製品アセンブリデータであり、位置情報および方向情報等を含む。製品設計データは、他に製品名などの情報を含む。情報転送路18は、各機能間で情報を転送するための転送路である。
識別情報付加手段は、たとえば製品アセンブリ設定部12であり、選択手段および前処理手段は、たとえば選択部品判定部13であり、干渉チェック手段は、たとえば干渉チェック処理部14である。
図2は、図1に示した設計支援装置1のハードウエアの構成を示す図である。設計支援装置1は、たとえば情報処理装置によって構成され、データ入力装置21、入力インタフェース22、CPU(Central Processing Unit)23、記憶装置24、RAM(Random
Access Memory)25、出力インタフェース26、出力装置27、およびデータバス28を含む。
データ入力装置21は、たとえば、キーボード、ポインティングデバイス、マウス、あるいはタッチパネル等で構成され、ユーザが部品の位置を表す位置情報および部品の方向を表す方向情報を含むアセンブリ情報などの情報を入力するための入力装置である。データ入力装置21は、入力されたアセンブリ情報などの情報を、入力インタフェース22を介して、CPU23に入力する。入力インタフェース22は、データ入力装置21をデータバス28に接続するための接続装置である。
CPU23は、記憶装置24に記憶されたプログラムを実行することによって、部品形状情報設計部11、製品アセンブリ設定部12、選択部品判定部13、および干渉チェック処理部14の機能を実現する中央処理装置である。記憶装置24は、たとえばROM(Read Only Memory)、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等で構成され、CPU23によって実行されるプログラムおよびCPU23によって用いられるデータを記憶する。部品形状情報設計部11、製品アセンブリ設定部12、選択部品判定部13、および干渉チェック処理部14は、記憶装置24に記憶されたプログラムに実装されている機能である。
RAM25は、半導体メモリなどで構成される常駐メモリであり、形状情報を記憶するための部品形状情報メモリ領域、およびアセンブリ情報を記憶するためのアセンブリ情報メモリ領域を含む。部品形状情報メモリ領域は、形状情報記憶部16に対応し、CPU23が記憶装置24から読み出した部品形状のデータつまり形状情報を記憶する。アセンブリ情報メモリ領域は、アセンブリ情報記憶部17に対応し、データ入力装置21によって入力された情報に基づいて、CPU23が設定したアセンブリ情報を格納する。
出力インタフェース26は、出力装置27をデータバス28に接続するための接続装置である。出力装置27は、液晶ディスプレイ、タッチパネル、あるいは印刷装置等で構成される出力装置であり、CPU23から出力インタフェース26を介して送られてきた情報、たとえば干渉チェックの結果などの情報を表示する。データバス28は、各ハードウエア間で情報を送受信するためのデータバスである。記憶手段は、たとえばRAM25であり、出力手段は、たとえば出力装置27である。
図3は、本発明の実施の他の形態である設計支援方法の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図1に示した設計支援装置1の部品形状情報設計部11、製品アセンブリ設定部12、選択部品判定部13、および干渉チェック処理部14によって処理される。設計支援装置1が部品間の干渉チェックを行うときに、ステップS1に移る。
ステップS1では、部品形状情報設計部11は、干渉チェックの対象である製品を構成する部品の形状を表す形状情報を、記憶装置24から取得して、部品形状情報記憶部16に記憶する。形状情報は、部品の形状を表現するための頂点座標および面情報を含む。さらに、製品アセンブリ設定部12は、部品をグループ化したユニット間の親子関係、つまり包含関係と、部品間の相対位置などの位置情報と、部品を配置する際の部品毎のローカル座標と、配置座標とを含む配置情報であるアセンブリ情報を設定し、アセンブリ情報記憶部17に記憶する。部品形状情報記憶部16およびアセンブリ情報記憶部17は、それぞれRAM25の部品形状情報メモリ領域およびアセンブリ情報メモリ領域に対応する。
ステップS2では、選択部品判定部13は、まず、少なくとも1のユニットまたは部品を選択する。次に、製品アセンブリ設定部12によって設定されたアセンブリ情報を用いて、選択されたユニットまたは部品のうち異なるユニットに属する部品に対して、前処理を行い、干渉チェックの対象部品を抽出する。選択されたユニットが3つ以上ある場合は、選択されたユニットのうちの2つのユニットのすべての組み合わせについて、前処理を行う。このステップS2の処理を選択部品判定処理という。
このように、製品を構成するユニットの中から、干渉チェックを行うユニットが選択されるので、選択されたユニットについて、異なるユニットに含まれる部品を干渉チェックの対象部品とすることができる。したがって、部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、特定の部品に限定することができる。さらに、1つ以上のユニットを選択することができるので、所望するユニット間の干渉による不具合のみを検出することが可能となる。
ステップS3では、干渉チェック処理部14は、選択部品判定部13によって干渉チェックの対象部品として抽出された部品について、異なるユニット間での干渉チェックを行う。選択されたユニットが3つ以上ある場合は、選択されたユニットのうちの2つのユニットのすべての組み合わせについて、干渉チェックを行う。
ステップS4では、表示部15は、干渉チェック処理部14によって干渉すると判断された判断結果を表示する。判断結果は、たとえば干渉すると判断された部品同士を対応させ、それらの部品を含むそれぞれのユニット名を付与して、リストとして表示する。
図4は、図3に示した選択部品判定処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。選択部品判定処理は、図3に示したステップS2の処理手順である。図3に示したステップS1の後、ステップT1に移る。
ステップT1では、ユーザが、データ入力部15によって、干渉チェックを行いたいユニットまたは部品(以下、ユニットまたは部品を略してユニットともいう)を選択指示したか否かを判定する。選択指示がないとき、ステップT2に進み、選択指示があったとき、ステップT4に進む。ステップT2では、アセンブリ情報記憶部17に記憶されたアセンブリ情報に基づいて、後述するユニット間の包含関係を示すツリー構造のなかで、TOPアセンブリの直下のユニットを選択する。
このように、ユニットの選択指示がないとき、つまりユニットが選択されないとき、製品を構成する第1のユニットおよび第2のユニット、つまりTOPアセンブリの直下のユニットを干渉チェックの対象ユニットとするので、TOPアセンブリの直下の異なるユニットに含まれる部品間の干渉のみをチェックすることができる。したがって、部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、特定の部品に限定することができる。
ステップT3では、選択されたユニットに含まれる部品に対して前処理を行い、干渉チェックの対象部品を抽出して終了する。選択されたユニットが3つ以上ある場合は、選択されたユニットのうちの2つのユニットのすべての組み合わせについて、前処理を行う。前処理は、たとえば部品の形状を包含する直方体間での干渉をチェックし、干渉する直方体に含まれる部品を対象部品として抽出する。
ステップT4では、選択指示されたユニットが1つであるか否かを判定する。選択指示されたユニットが1つであるとき、ステップT5に進み、選択指示されたユニットが1つではないとき、ステップT6に進む。ステップT5では、アセンブリ情報記憶部17に記憶されたアセンブリ情報に基づいて、選択指示されたユニットの直下のユニットを選択して、ステップT3に進む。
このように、選択指示されたユニットが1つであるとき、選択指示されたユニットに含まれるユニットを選択するので、選択されたユニットに含まれる部品の干渉のみをチェックすることができる。したがって、部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、特定の部品に限定することができる。
ステップT6では、アセンブリ情報記憶部17に記憶されたアセンブリ情報に基づいて、選択指示されたユニットの中に包含関係があるか否かを判定する。包含関係がないとき、ステップT7に進み、包含関係があるとき、ステップT8に進む。ステップT7では、選択指示されたユニットを選択して、ステップT3に進む。ステップT8では、選択指示されたユニットのうちで、包含されるユニットを除くユニットを選択して、ステップT3に進む。
このように、選択指示されたユニット間に包含関係があるとき、包含されるユニットの選択を無効として、包含されるユニットを除くユニットを選択するので、包含されるユニットに含まれる部品が重複してチェックされることを回避することができる。したがって、部品相互間の干渉チェックを行う回数の増加を回避することができる。
さらに、製品を構成するユニットの中から、干渉チェックを行うユニットが選択されるので、選択されたユニットについて、異なるユニットに含まれる部品を干渉チェックの対象部品とすることができる。したがって、部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、特定の部品に限定することができる。さらに、1つ以上のユニットを選択することができるので、所望するユニット間の干渉による不具合のみを検出することが可能となる。
図5は、図1に示した設計支援装置1による干渉チェックが適用される製品を構成するユニットおよび部品の一例を示す図である。部品トレイ50は、設計支援装置1による干渉チェックが適用される製品の一例である。
図5(a)は、引き出しユニット51が本体ユニット52に収納された状態の部品トレイ50を示している。図5(b)は、取っ手ユニット511が引き出し内ユニット512に取り付けられている状態の引き出しユニット51を示している。図5(c)は、本体サブユニットA521が本体サブユニットB522に嵌め込まれている状態の本体ユニット52を示している。
図5(d)は、取っ手ユニット511が、取っ手サブユニットA5111、取っ手サブユニットB5112、および取っ手サブユニットC5113から構成され、引き出し内ユニット512が、引き出し内サブユニットA5121および引き出し内サブユニットB5122から構成されることを示している。図5(e)は、本体ユニット52が、本体サブユニットA521および本体サブユニットB522から構成されることを示している。
部品トレイ50の包含関係つまり親子関係については、親ユニットである部品トレイ50つまりTOPアセンブリの子ユニットとして、引き出しユニット51および本体ユニット52がある。親ユニットである引き出しユニット51の子ユニットとして、取っ手ユニット511および引き出し内ユニット512があり、親ユニットである本体ユニット52の子ユニットとして、本体サブユニットA521および本体サブユニットB522がある。親ユニットである取っ手ユニット511の子ユニットとして、取っ手サブユニットA5111、取っ手サブユニットB5112、および取っ手サブユニットC5113があり、親ユニットである引き出し内ユニット512の子ユニットとして、引き出し内サブユニットA5121および引き出し内サブユニットB5122がある。
図6は、図5に示した部品トレイ50のツリー構造を示す図である。このツリー構造は、部品トレイ50を構成するユニットおよび部品の包含関係つまり親子関係を示したものである。
製品データ全体を代表する製品アセンブリ、つまりTOPアセンブリ60は、部品トレイ50に対応し、TOPアセンブリ60は、ユニットA61およびユニットD62から構成され、それぞれ引き出しユニット51および本体ユニット52に対応する。すなわち、親ユニットであるTOPアセンブリ60は、子ユニットであるユニットA61およびユニットD62から構成される。同様に、ユニットA61は、ユニットB611およびユニットC612から構成され、それぞれ取っ手ユニット511および引き出し内ユニット512に対応する。ユニットB611は、部品A6111、部品B6112、および部品C6113から構成され、それぞれ取っ手サブユニットA5111、取っ手サブユニットB5112、および取っ手サブユニットC5113に対応する。ユニットC612は、部品D6121および部品E6122から構成され、それぞれ引き出し内サブユニットA5121および引き出し内サブユニットB5122に対応する。ユニットD62は、部品F621および部品G622から構成され、それぞれ本体サブユニットA521および本体サブユニットB522に対応する。
ツリー構造に示される部品、たとえば部品A6111〜部品G622は、それぞれ部品の形状情報を有する。ツリー構造に示されるユニット、たとえばユニットA61〜ユニットD62は、いくつかの部品が集まって機能するものであり、それぞれそのユニットに含まれる部品の部品名、その部品の形状情報、およびその部品の配置情報であるアセンブリ情報を有し、さらにそのユニットが他のユニットに属する場合は、ユニットが属するユニット名を有する。
図6に示したツリー構造の製品について、図4に示した選択部品判定処理を行う場合を説明する。第1のケースとして、データ入力部15によってユニットが選択指示されないとき、選択部品判定部13は、TOPアセンブリ60の直下のユニット、つまりユニットA61およびユニットD62を干渉チェックの対象ユニットとして選択する。干渉チェックの対象となる対象部品は、ユニットA61およびユニットB62に含まれる各ユニットを構成する部品、つまりユニットB611を構成する部品A6111〜部品C6113、ユニットC612を構成する部品D6121および部品E6122、ならびにユニットD62を構成する部品F621および部品G622の中から抽出される。干渉チェックは、2つの部品間での干渉をチェックするものであり、干渉チェックの対象部品は、干渉チェックが行われる部品のペアとして表される。
部品A6111に対して前処理を行うペアの部品は、対象ユニットのうち、部品A6111を含まないユニットの部品、つまりユニットD62に含まれる部品F621および部品G622であり、部品A6111および部品F621のペアと、部品A6111および部品G622のペアとが、前処理を行う部品のペアとして求まる。したがって、対象ユニットのうち、部品A6111を含むユニット、つまりユニットA61に含まれる他の部品、具体的には部品B6112、部品C61113、部品D6121、および部品E6122は、部品A6111に対して前処理を行うペアの部品ではない。同様に、ユニットA61に含まれる他の部品に対しても、前処理を行うペアの部品を選択し、前処理を行う部品のペアを求める。
次に、前処理を行う部品のペアのすべてのペアについて、干渉チェックの前処理を行う。前処理は、幾何情報を利用したボックスチェックなどのラフチェックを行い、対象部品として抽出する。たとえば部品の形状を包含する直方体間での干渉をチェックし、干渉する直方体に含まれる部品は、部品同士が干渉する可能性があるので、干渉チェックの対象部品のペアとして抽出する。
従来技術による前処理では、ユニットA61に含まれる部品と、ユニットD62に含まれる部品との組合せの数の前処理を行う必要がある。具体的には、ユニットA61に含まれる部品A6111〜部品C6113、部品D6121、および部品E6122の5つの部品と、ユニットD62に含まれる部品F621および部品G622の2つの部品とを合わせた7つの部品から2つの部品を選ぶ組合せの数、つまり=7*6/2=21回の前処理を行う必要がある。上述した実施の形態では、異なるユニットに含まれる部品間の組合せの数であり、=7*6/2−5*4/2−2*1/2=21−10−1=10回の前処理でよい。
このように、前処理によって、部品の形状を包含する直方体間での干渉をチェックし、干渉する直方体に包含される部品を対象部品として抽出するので、干渉チェックを行う対象部品の数をさらに少なくすることができる。したがって、部品相互間の干渉チェックを行う対象部品を、さらに限定することができる。
第2のケースとして、データ入力部15によって1つのユニットが選択指示されたとき、たとえばユニットA61が選択指示されたとき、選択部品判定部13は、ユニットA61の直下のユニット、すなわちユニットB611およびユニットC612を干渉チェックの対象ユニットとして選択する。干渉チェックの対象となる対象部品は、ユニットB611を構成する部品A6111〜部品C6113、ならびにユニットC612を構成する部品D6121および部品E6122の中から抽出される。
部品A6111に対して前処理を行うペアの部品は、対象ユニットのうち、部品A6111を含まないユニットの部品、つまりユニットC612に含まれる部品D6121および部品E6122であり、部品A6111および部品D6121のペアと、部品A6111および部品E6122のペアとが、前処理を行う部品のペアとして求まる。したがって、対象ユニットのうち、部品A6111を含むユニット、つまりユニットB611に含まれる他の部品、具体的には部品B6112および部品C61113は、部品A6111に対して前処理を行うペアの部品ではない。同様に、ユニットB611に含まれる他の部品に対しても、前処理を行うペアの部品を選択し、前処理を行う部品のペアを求める。
第3のケースとして、データ入力部15によって複数のユニットが選択指示されたとき、選択指示されたユニットを干渉チェックの対象ユニットとする。選択指示された複数のユニット間に包含関係つまり親子関係があるときは、包含されるユニットつまり子ユニットの選択は、無効とする。
このように、同じユニットを構成する部品間では干渉チェックを行わず、異なるユニットに含まれる部品間でのみ干渉チェックを行うので、干渉チェックの対象部品を減らすことができ、短時間に干渉チェックを行うことができる。
図7は、図1に示した干渉チェック処理部14が行った干渉チェック結果の表示例を示す図である。この表示例は、上述した第1のケース、すなわちユニットの選択指示がなく、ユニットA61およびユニットD62が選択され、部品E6122と部品G622とが干渉する場合の例である。
ユニットA61の構成部品は、部品A6111〜部品E6122であり、これらの部品は、同じ親ユニット、つまりユニットA61に属するので、これらの部品間では、干渉チェックは行われない。干渉チェックの対象部品は、ユニットD62の構成部品である部品F621および部品G622の中から抽出される。
この例では、部品E6122と部品G622とが干渉するので、ユニットA61の部品E6122とユニットD62の部品G622とが干渉することを示すリストが表示される。具体的には、リストの左端の欄に部品間の干渉を識別するための干渉識別子71として「1」が示され、リストの上段中央に、干渉チェックの対象ユニット名72として「ユニットA」、リストの上段右側に、干渉チェックの相手の対象ユニット名73として「ユニットD」、リストの下段中央に、対象ユニット名72に示されたユニットAに含まれる干渉部品名74として「部品E」、リストの下段右側に、対象ユニット名73に示されたユニットDに含まれる干渉チェックの相手の干渉部品名75として「部品G」が示されている。
本発明による設計支援装置1を用いると、設計支援装置1つまり情報処理装置であるコンピュータ上に構築された1つの空間に、形状情報によって定義された複数の部品の形状が、位置情報に基づいて配置され、それぞれの部品が干渉しているか否かを判定する際に、チェックする必要のない部品間の干渉チェック結果が表示されることはなく、ユニット間の必要な干渉部分のみをユーザに提示するので、確認および修正が早期に対応可能である。
すなわち、干渉チェックを行わなかった部品および干渉のなかった部品については表示しないで、干渉部分のみを表示するので、ユーザは、干渉部分を容易に把握することができる。したがって、干渉の有無の確認および干渉があった部品についての修正を早期に行うことができる。
図8は、図1に示した設計支援装置1へのプログラムの提供を説明するための図である。設計支援装置1は、記録媒体35に記録されたプログラムおよび/またはデータを記憶装置24にロードする媒体駆動装置32をさら含む。記録媒体35は、たとえばハードディスク、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read
Only Memory)、光ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体であり、プログラムおよび/またはデータを記録する。設計支援装置1は、媒体駆動装置32を介して、記録媒体35に記録されたプログラムおよび/またはデータ31aを記憶装置24にロードし、ロードしたプログラムおよび/またはデータ31を用いて必要な処理を行う。
設計支援装置1は、ネットワークに接続されている情報処理装置36に記憶されたプログラムおよび/またはデータを記憶装置24にロードするネットワーク接続装置34をさら含む。ネットワーク接続装置34は、ネットワークに接続されている他の装置と通信し、プログラムおよび/またはデータを送受信することができる。設計支援装置1は、ネットワーク接続装置34を介して、情報処理装置36に記憶されたプログラムおよび/またはデータ31bを記憶装置24にロードし、ロードしたプログラムおよび/またはデータ31を用いて必要な処理を行う。
部品形状情報設計部11、製品アセンブリ設定部12、選択部品判定部13、および干渉チェック処理部14などの機能が実装されたプログラムは、予め記憶装置24に記憶しておいてもよいし、記録媒体35あるいは情報処理装置36から記憶装置24にロードするようにしてもよいし、記録媒体35および情報処理装置36の両方から記憶装置24にロードすることができるようにしてもよい。
記録媒体35に記録されたプログラムあるいは情報処理装置36に記憶されたプログラムをロードするためのプログラムは、予め記憶装置24に記憶しておく。記録媒体35に記録されたプログラムあるいは情報処理装置36に記憶されたデータをロードするプログラムは、予め記憶装置24に記憶しておいてもよいし、記録媒体35あるいは情報処理装置36からロードされるプログラムに含めておいてもよい。
このように、本発明の実施の他の形態である設計支援方法は、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することができる。さらにまた、この設計支援方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体として提供することができる。
上述した実施の各形態によれば、複数の設計者によって、機能ユニット毎に設計される大規模アセンブリから構成される製品の設計において、ユニット間の干渉による不具合に注目して、自ユニットと関係する他ユニットとの干渉のみを検出することが可能となる。
したがって、複数の設計者によって、設計される大規模アセンブリから構成される製品の設計において、他のアセンブリとの不具合点を早期に発見し、対策するため設計期間を短縮することができる。
本発明の実施の一形態である設計支援装置1の機能の構成を示す図である。 図1に示した設計支援装置1のハードウエアの構成を示す図である。 本発明の実施の他の形態である設計支援方法の処理手順を示すフローチャートである。 図3に示した選択部品判定処理の詳細な処理手順を示すフローチャートである。 図1に示した設計支援装置1による干渉チェックが適用される製品を構成するユニットおよび部品の一例を示す図である。 図5に示した部品トレイ50のツリー構造を示す図である。 図1に示した干渉チェック処理部14が行った干渉チェック結果の表示例を示す図である。 図1に示した設計支援装置1へのプログラムの提供を説明するための図である。
符号の説明
1 設計支援装置
11 部品形状情報設計部
12 製品アセンブリ設定部
13 選択部品判定部
14 干渉チェック処理部
15 表示部およびデータ入力部
16 部品形状情報記憶部
17 アセンブリ情報記憶部
18 情報転送路
21 データ入力装置
22 入力インタフェース
23,33 CPU
24 記憶装置
25 RAM
26 出力インタフェース
27 出力装置
28 データバス
32 媒体駆動装置
34 ネットワーク接続装置
35 記録媒体
36 情報処理装置
50 部品トレイ
51 引き出しユニット
52 本体ユニット

Claims (6)

  1. 製品を構成する複数の部品の形状を表す形状情報とその部品を配置する配置情報とを記憶する記憶手段と、
    前記複数の部品が予め定める条件に基づいて第1のユニットまたは第2のユニットのうちどちらのユニットに仕分けられたかを示す識別情報を、前記配置情報に付加する識別情報付加手段と、
    識別情報付加手段が付加した識別情報によって第1のユニットに仕分けられた部品と第2のユニットに仕分けられた部品とが、前記記憶手段に記憶された配置情報に基づいて配置されたときに干渉するか否かを、前記記憶手段に記憶された形状情報および配置情報に基づいてチェックする干渉チェック手段と、
    干渉チェック手段によるチェック結果を出力する出力手段とを含むことを特徴とする設計支援装置。
  2. 製品を構成する複数の部品の形状を表す形状情報とその部品を配置する配置情報とを記憶する記憶手段と、
    前記複数の部品が予め定める条件に基づいてどのユニットに仕分けられたかを示す識別情報を、前記配置情報に付加する識別情報付加手段と、
    識別情報付加手段が付加した識別情報によって前記複数の部品が仕分けられたユニットの中からユニットを選択する選択手段と、
    選択手段によって選択されたユニットのうちの2つのユニットのすべての組み合わせについて、1つのユニットに仕分けられた部品と、他のユニットに仕分けられた部品とが、前記記憶手段に記憶された配置情報に基づいて配置されたときに干渉するか否かを、前記記憶手段に記憶された形状情報および配置情報に基づいてチェックする干渉チェック手段と、
    干渉チェック手段によるチェック結果を出力する出力手段とを含むことを特徴とする設計支援装置。
  3. 前記選択手段は、選択したユニット間に包含関係がある場合、包含されるユニットの選択を無効とすることを特徴とする請求項2に記載の設計支援装置。
  4. 前記選択手段は、選択したユニットが1つのユニットのみである場合、その選択したユニットに含まれるユニットを、新たに選択したユニットとすることを特徴とする請求項2または3に記載の設計支援装置。
  5. 前記選択手段によって選択されたユニットのうちの2つのユニットのすべての組み合わせについて、1つのユニットに仕分けられた部品の形状を包含する直方体と、他のユニットに仕分けられた部品の形状を包含する直方体とが、前記記憶手段に記憶された配置情報に基づいて配置されたときに干渉するか否かを、前記記憶手段に記憶された形状情報および配置情報に基づいて判定する前処理手段を含み、
    前記干渉チェック手段は、前処理手段が干渉すると判定した直方体に含まれる部品同士が干渉するか否かをチェックすることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の設計支援装置。
  6. 製品を構成する複数の部品の形状を表す形状情報とその部品を配置する配置情報とを記憶する記憶工程と、
    前記複数の部品が予め定める条件に基づいてどのユニットに仕分けられたかを示す識別情報を、前記配置情報に付加する識別情報付加工程と、
    識別情報付加工程で付加された識別情報によって前記複数の部品が仕分けられたユニットの中からユニットを選択する選択工程と、
    選択工程で選択されたユニットのうちの2つのユニットのすべての組み合わせについて、1つのユニットに仕分けられた部品と、他のユニットに仕分けられた部品とが、前記記憶工程で記憶された配置情報に基づいて配置されたときに干渉するか否かを、前記記憶工程で記憶された形状情報および配置情報に基づいてチェックする干渉チェック工程と、
    干渉チェック工程でのチェック結果を出力する出力工程とを含むことを特徴とする設計支援方法。
JP2005108792A 2005-04-05 2005-04-05 設計支援装置および設計支援方法 Expired - Fee Related JP4619851B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005108792A JP4619851B2 (ja) 2005-04-05 2005-04-05 設計支援装置および設計支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005108792A JP4619851B2 (ja) 2005-04-05 2005-04-05 設計支援装置および設計支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006285922A true JP2006285922A (ja) 2006-10-19
JP4619851B2 JP4619851B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=37407743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005108792A Expired - Fee Related JP4619851B2 (ja) 2005-04-05 2005-04-05 設計支援装置および設計支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4619851B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257082A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Fujitsu Ltd 部品間干渉管理方法および部品間干渉管理装置
JP2009086864A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Mazda Motor Corp 部品干渉チェック装置及び方法
JP2009086865A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Mazda Motor Corp 部品干渉チェック装置及び方法
JP2012018514A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd アセンブリ構成ファイル生成システム及びアセンブリ生成システム
JP2014109933A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Aakitekku:Kk 三次元配筋シミュレーションシステムにおける配筋補正処理装置
JP2015148994A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 キヤノン株式会社 動力学計算方法及びプログラム、並びに記録媒体

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09190456A (ja) * 1996-01-10 1997-07-22 Hitachi Ltd Cadシステムにおける関連部品の抽出方法
JPH11296571A (ja) * 1998-04-13 1999-10-29 Fujitsu Ltd 干渉チェック装置およびそのプログラム記録媒体
JP2001005849A (ja) * 1999-06-23 2001-01-12 Nec Corp プリント基板設計装置、プリント基板設計方法及びプリント基板設計プログラムを記録した記録媒体
JP2003006239A (ja) * 2001-06-26 2003-01-10 Fujitsu Ltd 設計プログラムおよび設計装置
JP2003044523A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Ricoh Co Ltd 3次元形状処理装置および3次元形状処理方法
JP2004094750A (ja) * 2002-09-02 2004-03-25 Ricoh Co Ltd 3次元形状処理装置、干渉モデル検出方法、プログラム、及び記憶媒体

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09190456A (ja) * 1996-01-10 1997-07-22 Hitachi Ltd Cadシステムにおける関連部品の抽出方法
JPH11296571A (ja) * 1998-04-13 1999-10-29 Fujitsu Ltd 干渉チェック装置およびそのプログラム記録媒体
JP2001005849A (ja) * 1999-06-23 2001-01-12 Nec Corp プリント基板設計装置、プリント基板設計方法及びプリント基板設計プログラムを記録した記録媒体
JP2003006239A (ja) * 2001-06-26 2003-01-10 Fujitsu Ltd 設計プログラムおよび設計装置
JP2003044523A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Ricoh Co Ltd 3次元形状処理装置および3次元形状処理方法
JP2004094750A (ja) * 2002-09-02 2004-03-25 Ricoh Co Ltd 3次元形状処理装置、干渉モデル検出方法、プログラム、及び記憶媒体

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257082A (ja) * 2006-03-20 2007-10-04 Fujitsu Ltd 部品間干渉管理方法および部品間干渉管理装置
JP2009086864A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Mazda Motor Corp 部品干渉チェック装置及び方法
JP2009086865A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Mazda Motor Corp 部品干渉チェック装置及び方法
JP2012018514A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd アセンブリ構成ファイル生成システム及びアセンブリ生成システム
JP2014109933A (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 Aakitekku:Kk 三次元配筋シミュレーションシステムにおける配筋補正処理装置
JP2015148994A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 キヤノン株式会社 動力学計算方法及びプログラム、並びに記録媒体
US10394969B2 (en) 2014-02-07 2019-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Dynamics calculation method, program and recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP4619851B2 (ja) 2011-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4619851B2 (ja) 設計支援装置および設計支援方法
US20200104649A1 (en) Method, system, and computer program product for identifying device
US20150339433A1 (en) Virtual cell model usage
US20160147914A1 (en) Technique for generating approximate design solutions
CN103914504A (zh) 信息处理装置和用于生成图表的方法
US20210081509A1 (en) Integrated circuit layout validation using machine learning
EP1930830A2 (en) Coordinated-design supporting apparatus, coordinated-design supporting method, computer product, and printed-circuit-board manufacturing method
JP2019070597A (ja) 流体シミュレーションプログラム、流体シミュレーション方法および流体シミュレーション装置
CN105210038A (zh) 核亲和性位掩码变换
CN112579679A (zh) 设计异构数据模型映射策略和自动转换方法及装置
JP2007048004A (ja) 設計支援装置および設計支援方法
Jorge et al. A CPU‐FPGA heterogeneous approach for biological sequence comparison using high‐level synthesis
US9639648B2 (en) Goal-based cell partitioning in the presence of obstacles
US20120017184A1 (en) System for creating layout pattern for manufacturing mask rom, mask rom manufactured using the system, and method for creating mask pattern
US20220129607A1 (en) Computer-readable recording medium storing machine learning program, information processing apparatus, and machine learning method
JP2008140158A (ja) 文書編集装置およびプログラム
JP2008141496A (ja) 文書編集装置およびプログラム
JP2010117963A (ja) 設計支援方法
US20200364310A1 (en) Seamless three-dimensional design collaboration
JP2016126593A (ja) モデル作成プログラム、モデル作成方法、および情報処理装置
US20220388519A1 (en) Method, computing device and computer-readable medium for dividing and providing work to workers in crowdsourcing
CN109147869B (zh) 基因检测产品探针分管组合的优化方法、装置及系统
US20140118342A1 (en) Information processing apparatus and drawing method
JP5774468B2 (ja) 状態遷移表生成装置
JP2010026859A (ja) 3次元モデルデータを生成する装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100705

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101027

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees