JP2022072304A - ドライブレコーダ、ドライブレコーダの制御方法、及びドライブレコーダの制御プログラム - Google Patents

ドライブレコーダ、ドライブレコーダの制御方法、及びドライブレコーダの制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】車両の周囲映像に、より正確な優先度をつけて、有用な車両の周囲映像を確実に記憶する。【解決手段】 ドライブレコーダは、第1事象取得部によって取得された第1事象データ値が所定の第1閾値に達したか否かを判定する第1判定部と、第1判定部により所定の第1閾値を超えたと判定された第1事象データ値に係る第1事象の発生時点とは異なる時点に発生した第2事象を前記車両に搭載された第2事象検知装置が検知し、該第2事象検知装置が検知した前記第2事象を第2事象データ値として取得する第2事象取得部と、第2事象取得部によって取得された第2事象データ値に基づいて、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を設定する設定部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ドライブレコーダ、ドライブレコーダの制御方法、及びドライブレコーダの制御プログラムに関し、特に車両の周囲映像データの保存方法に特徴を有するドライブレコーダ、ドライブレコーダの制御方法、及びドライブレコーダの制御プログラムに関するものである。
従来、車両に搭載され、車両の走行時、駐車中などにおいて、車両の急加速、衝突などの所定の事象が発生した場合に、車両の周囲映像を記憶媒体に記憶するドライブレコーダが知られている。
車両に加速度センサを搭載し、車両に対して発生する事象を検知することで、該事象の発生時の車両の周囲を撮像した映像に優先順位をつけて記憶映像として適切に記憶する方法が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に開示の技術では、例えば、悪路走行時に正常運転であったが、悪路による振動が加速度センサに反応し、正常運転時の車両の周囲映像データであるにも拘わらず危険運転時の周囲映像データとして、他の記憶映像データと比較して優先度を高くして記憶するなど、優先度を不適切に判定して周囲映像データを記憶してしまうという課題があった。
特開2018-173760号公報
そこで、本開示は、車両の周囲映像に、より正確な優先度をつけて、有用な車両の周囲映像データを確実に記憶することができるドライブレコーダ、ドライブレコーダの制御方法、及びドライブレコーダの制御プログラムを提供することを目的とする。
すなわち、第1の態様に係るドライブレコーダは、車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得部と、車両に搭載された第1事象検知装置が検知した事象を第1事象データ値として取得する第1事象取得部と、第1事象取得部によって取得された第1事象データ値が所定の第1閾値に達したか否かを判定する第1判定部と、第1判定部により所定の第1閾値を超えたと判定された第1事象データ値に係る第1事象の発生時点とは異なる時点に発生した第2事象を車両に搭載された第2事象検知装置が検知し、該第2事象検知装置が検知した第2事象を第2事象データ値として取得する第2事象取得部と、第2事象取得部によって取得された第2事象データ値に基づいて、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を設定する設定部と、所定期間の周囲映像データと、該周囲映像データに連携された設定部に設定された優先度と、を記憶する記憶制御部と、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係るドライブレコーダにおいて、第2事象取得部によって取得された第2事象データ値が所定の第2閾値に達したか否かを判定する第2判定部を更に備え、設定部は、第2判定部が、第2事象データ値が所定の第2閾値に達したと判定した場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度に設定し、第2判定部が、第2事象データ値が所定の第2閾値に達しないと判定した場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度に設定することとしてもよい。
第3の態様は、第1の態様に係るドライブレコーダにおいて、第2事象取得部によって取得された第2事象データ値の大きさに応じて第2事象の重要度を重要度大、重要度中、重要度小の順に段階的に判定する第2判定部を更に備え、設定部は、第2判定部によって第2事象が重要度大と判定された場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度に設定し、第2判定部によって第2事象が重要度中と判定された場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度に設定し、第2判定部によって第2事象が重要度小と判定された場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第3種優先度に設定するとしてもよい。
第4の態様は、第1の態様に係るドライブレコーダにおいて、第2事象取得部によって取得された第2事象データ値の大きさに応じて第2事象の重要度を段階的に複数の重要度区分に分類して判定する第2判定部を更に備え、設定部は、複数の重要度区分の各々に連携された優先度区分を段階的に備え、第2判定部によって第2事象が複数の重要度区分のいずれか1つに分類する判定をされた場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を、第2事象が分類された重要度区分に連携された優先度区分に設定することとしてもよい。
第5の態様は、第1ないし4の態様に係るドライブレコーダにおいて、第1事象検知装置は、加速度センサであり、第1事象取得部は、加速度センサが検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第2事象検知装置は、加速度センサであり、第2事象取得部は、加速度センサが検知した車両の加速度の大きさを第2事象データ値として取得することとしてもよい。
第6の態様は、第1ないし4の態様に係るドライブレコーダにおいて、第1事象検知装置は、加速度センサであり、第1事象取得部は、加速度センサが検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第2事象検知装置は、速度センサであり、第2事象取得部は、速度センサが検知した車両の速さを第2事象データ値として取得することとしてもよい。
第7の態様は、第1ないし4の態様に係るドライブレコーダにおいて、第1事象検知装置は、加速度センサであり、第1事象取得部は、加速度センサが検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第2事象検知装置は、車両の位置を検知するGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)検知装置であり、第2事象取得部は、GPS検知装置が検知した車両の最寄りの交差点からの距離を第2事象データ値として取得することとしてもよい。
第8の態様は、第1ないし4の態様に係るドライブレコーダにおいて、第1事象検知装置は、加速度センサであり、第1事象取得部は、加速度センサが検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第2事象検知装置は、車両のエンジンの回転速度を検知する回転速度センサであり、第2事象取得部は、回転速度センサが検知した回転速度の大きさを第2事象データ値として取得することとしてもよい。
第9の態様は、第1または2の態様に係るドライブレコーダにおいて、第1事象検知装置は、加速度センサであり、第1事象取得部は、加速度センサが検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第2事象検知装置は、警音器の警笛の有無を検知する警音器検知装置であり、第2事象取得部は、警音器検知装置が検知した警音器の警笛の有無を第2事象データ値として取得することとしてもよい。
第10の態様は、第1ないし4の態様に係るドライブレコーダにおいて、第1事象検知装置は、加速度センサであり、第1事象取得部は、加速度センサが検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第2事象検知装置は、車両の警音器の操作が有ったことを第2事象とし第1事象の発生時点から第2事象の発生時点までの時差を計時する計時装置であり、第2事象取得部は、計時装置が計時した時差を第2事象データ値として取得することとしてもよい。
第11の態様は、第1ないし9の態様に係るドライブレコーダにおいて、第2事象の発生時点は、第1事象の発生時点から所定時間経過後の時点であることとしてもよい。
第12の態様は、第1ないし9の態様に係るドライブレコーダにおいて、第2事象の発生時点は、第1事象の発生時点から所定時間前の時点であることとしてもよい。
第13の態様は、第2または3の態様に係るドライブレコーダにおいて、記憶制御部は、設定部によって第1種優先度に設定された周囲映像データについて上書き禁止となるように記憶することとしてもよい。
第14の態様に係るドライブレコーダの制御方法は、車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得ステップと、車両に搭載された第1事象検知装置が検知した事象を第1事象データ値として取得する第1事象取得ステップと、第1事象取得ステップによって取得された第1事象データ値が所定の第1閾値に達したか否かを判定する第1判定ステップと、第1判定ステップにより所定の第1閾値を超えたと判定された第1事象データ値に係る第1事象の発生時点とは異なる時点に発生した第2事象を車両に搭載された第2事象検知装置が検知し、該第2事象検知装置が検知した第2事象を第2事象データ値として取得する第2事象取得ステップと、第2事象取得ステップによって取得された第2事象データ値に基づいて、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を設定する設定ステップと、所定期間の周囲映像データと、該周囲映像データに連携された設定ステップにて設定された優先度と、を記憶する記憶制御ステップと、を実行することを特徴とする。
第15の態様に係るドライブレコーダの制御プログラムは、ドライブレコーダのコンピュータに、車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得機能と、車両に搭載された第1事象検知装置が検知した事象を第1事象データ値として取得する第1事象取得機能と、第1事象取得機能によって取得された第1事象データ値が所定の第1閾値に達したか否かを判定する第1判定機能と、第1判定機能により所定の第1閾値を超えたと判定された第1事象データ値に係る第1事象の発生時点とは異なる時点に発生した第2事象を車両に搭載された第2事象検知装置が検知し、該第2事象検知装置が検知した第2事象を第2事象データ値として取得する第2事象取得機能と、第2事象取得機能によって取得された第2事象データ値に基づいて、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を設定する設定機能と、所定期間の周囲映像データと、該周囲映像データに連携された設定機能に設定された優先度と、を記憶する記憶制御機能と、を実現させることを特徴とする。
本開示に係るドライブレコーダ、ドライブレコーダの制御方法、及びドライブレコーダの制御プログラムによれば、車両の周囲映像に、より正確な優先度をつけて、有用な車両の周囲映像を確実に記憶することができる。
本実施形態に係るドライブレコーダのハードの構成を示すブロック図である。 ドライブレコーダのソフトの構成を示すブロック図である。 第1から第6実施形態における第1事象、第2事象、及び所定期間の周囲映像データの時間的関係を示す図である。 第7から第11実施形態における第1事象、第2事象、及び所定期間の周囲映像データの時間的関係を示す図である。 交差点からの距離を説明する図である。 ドライブレコーダの制御プログラムのフローチャートである。
図1乃至図5を参照して本開示に係るドライブレコーダ10の一実施形態について説明する。図1を参照して、ドライブレコーダ10のハードの構成について説明する。図1はドライブレコーダ10のハードの構成を示すブロック図である。
ドライブレコーダ10は、自動車の車内のフロントガラス又はダッシュボードなどに固定される。ドライブレコーダ10は、後述するカメラ20を用いて自動車の走行中又は停止中などの車内又は車内外の状況を撮影する。撮影に用いるカメラ20としては、ドライブレコーダ10に内蔵されているカメラ20を用いるが、その他にドライブレコーダ10に対して外付けするカメラを用いることもできる。
ドライブレコーダ10は、情報処理装置の一種であり主にユーザに操作され、入出力インターフェース11、Read Only Memory(ROM)12、Random Access Memory(RAM)13、記憶部14、Central Processing Unit(CPU)15、通信インターフェース16等を備えている。
ドライブレコーダ10は、自動車の挙動及び動作を検知するセンサなど各種検知装置に対して入出力インターフェース11を介してデータなどの送受信を行う。検知装置としては、カメラ20、加速度センサ21、速度センサ22、GPS検知装置23、エンジンの回転速度センサ24、計時装置25、警音器検知装置26などである。
ドライブレコーダ10の制御プログラムはROM12若しくは記憶部14に保存され、RAM13などで構成されるメインメモリはドライブレコーダ10の制御プログラムを取り込む。そして、CPU15は、ドライブレコーダ10の制御プログラムを取り込んだメインメモリにアクセスしてドライブレコーダ10の制御プログラムを実行する。ドライブレコーダ10の制御プログラムを実行するために利用されるアプリケーション、アプリケーションの各種データ、その他の関連アプリケーション、及び関連アプリケーションのデータなどはROM12若しくは記憶部14に記憶される。
通信インターフェース16は、ドライブレコーダ10の外部のインターネットを含むネットワーク17を介して外部装置18に対してデータなどの送受信を行う。ドライブレコーダ10は、その内部に蓄積された後述する周囲映像データを含む記憶情報を外部装置18に転送することでバックアップをする。
次に、車両に搭載され、ドライブレコーダ10に接続され使用される各種検知装置について説明する(図1参照)。ここでいう各種検知装置としては、カメラ20、加速度センサ21、速度センサ22、GPS検知装置23、エンジンの回転速度センサ24、計時装置25、警音器検知装置26などがある。
カメラ20は、撮像装置に相当し、魚眼レンズなどの広角レンズが採用され所定の視野角で車両前方、又は車両の前後方向を撮像する。カメラ20に180度以上の画角を有する広角レンズを用い、2台のカメラ20により車両の前後方向を撮像することで車両の全周囲を撮像することが可能になる。
カメラ20の取り付け位置、及びカメラ20の個数について制限はない。カメラ20を車両前方に向かって左右に一台ずつ取り付けて、2台のカメラ20の画像をドライブレコーダ10に取り込んだ後に合成して一つの映像にすることが出来る。
カメラ20は、ドライブレコーダ10に内蔵されていてもよいし、ドライブレコーダ10とは分離されて車両に取り付けられてもよい。若しくは、ドライブレコーダ10は、内蔵されたカメラ20と分離されたカメラ20との両方を使用してもよい。
加速度センサ21は、第1事象検知装置及び第2事象検知装置に相当し、車両に対して発生した事象(イベント)、例えば、急加速、急発進、急停止、衝突、急ハンドルなどによって生じる加速度を検出する。
第1事象検知装置及び第2事象検知装置が検知した事象に係るデータは、それぞれ第1事象取得部31及び第2事象取得部33によって取得されるまでの間、第1事象検知装置及び第2事象検知装置の内部に保持される。
加速度センサ21は、3軸加速度センサであり、車両の進行方向に対して前後方向の加速度(以下、X軸方向加速度)、車両の進行方向に対して左右方向の加速度(以下、Y軸方向加速度)、及び車両の進行方向に対して上下方向の加速度(以下、Z軸方向加速度)を測定する。本実施形態では、加速度センサ21は常時、加速度の大きさを測定し第1事象データ値及び第2事象データ値として出力する。第1事象取得部31は、加速度センサ21から常時出力される加速度信号を事象データとして取得する。
速度センサ22は、第2事象検知装置に相当し、車両の速度を検知する。
GPS検知装置23は、第2事象検知装置に相当し、車両の位置を検知する。GPS検知装置23は、全地球測位システム(Global Positioning System)を用いた検知装置のことであり、車両位置の検知の他に、車両が走行した経路の履歴、目的地までの道のり、目的地までの所要時間などの情報を提供する。GPS検知装置23は、交差点の地図データを用い、検知した車両の位置に基づいて車両の最寄りの交差点から車両までの距離を計測する。
エンジンの回転速度センサ24は、車両のエンジンの回転速度を検出する。
計時装置25は、第2事象検知装置に相当し、第1事象の発生時点から車両に搭載された自車の警音器(一般的に、クラクション若しくはホーンと呼ばれる)が操作されるまでの時間を計測する。
警音器検知装置26は、第2事象検知装置に相当し、車両に搭載された警音器の警笛の有無を検知する。当該警音器は、自車両に搭載されたもの、及び自車両の付近を走行する他車に搭載されたものの両方を含み得る。
ドライブレコーダ10は、ドライブレコーダ10の制御プログラムをCPU15が実行することで、映像取得部30、第1事象取得部31、第1判定部32、第2事象取得部33、第2判定部34、設定部35、記憶制御部36を備える。
映像取得部30(図2参照)は、車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する。
撮像装置とはカメラ20のことである。カメラ20は常時起動されており、撮像した周囲映像データを常に出力している。映像取得部30はカメラ20から出力される周囲映像データを取得する。映像取得部30に取得された周囲映像データは、後述する所定の条件のもと記憶制御部36により記憶部14に記憶される。
第1事象取得部31(図2参照)は、車両に搭載された第1事象検知装置が検知した事象を第1事象データ値として取得する。
本実施形態では、第1事象検知装置は加速度センサ21のことである。第1事象取得部31は、加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得する。
加速度センサ21は、3軸加速度センサであり、X軸方向加速度の大きさ、Y軸方向加速度の大きさ、及びZ軸方向加速度の大きさをそれぞれ出力する。第1事象取得部31は、軸方向加速度の大きさ、Y軸方向加速度の大きさ、及びZ軸方向加速度の大きさをそれぞれ第1事象データ値として取得する。
第1判定部32(図2参照)は、第1事象取得部31によって取得された前記第1事象データ値が所定の第1閾値に達したか否かを判定する。
第1閾値は、X軸方向加速度の大きさ、Y軸方向加速度の大きさ、及びZ軸方向加速度の大きさのそれぞれの特性に適合するように、X軸方向加速度の大きさ、Y軸方向加速度の大きさ、及びZ軸方向加速度の大きさに対してそれぞれの数値が設定される。
第1判定部32は、X軸方向加速度の大きさ、Y軸方向加速度の大きさ、及びZ軸方向加速度の大きさのいずれか一つがその対応する第1閾値に達した場合、車両の加速度の大きさが第1閾値に達したと判定する。
第2事象取得部33(図2参照)は、第1判定部32により所定の第1閾値を超えたと判定された第1事象データ値に係る第1事象の発生時点とは異なる時点に発生した第2事象を車両に搭載された第2事象検知装置が検知し、該第2事象検知装置が検知した第2事象を第2事象データ値として取得する。
第2事象の発生時点は、第1事象の発生時点とは異なる時点である。後述する第1から第6実施形態では、第2事象の発生時点は、第1事象の発生時点から所定時間経過後の時点に設定した。後述する第7から第11実施形態では、第2事象の発生時点は、第1事象の発生時点から所定時間遡った時点に設定した。
図3は、第1から第6実施形態における第1事象、第2事象、及び所定期間の周囲映像データの時間的関係を示す図である。図3を参照して、第1から第6実施形態における、第1事象の発生時点と第2事象の発生時点との時間的関係について説明する。第1事象取得部31によって取得された第1事象データ値のうち、第1判定部32が所定の第1閾値に達したと判定した第1事象データ値に係る事象を第1事象とし、該第1事象の発生時点を時点「A」とする。
時点「A」から所定時間が経過した時点「B」において発生した事象を第2事象とする。第2事象検知装置が第2事象に基づく第2事象データ値を検知し、該第2事象データ値は第2事象取得部33により取得される。
図4は、第7から第11実施形態における第1事象、第2事象、及び所定期間の周囲映像データの時間的関係を示す図である。図4を参照して、第7から第11実施形態における、第1事象の発生時点と第2事象の発生時点との時間的関係について説明する。第1事象取得部31によって取得された第1事象データ値のうち、第1判定部32が所定の第1閾値に達したと判定した第1事象データ値に係る事象を第1事象とし、該第1事象の発生時点を時点「A」とする。
時点「A」から所定時間遡った時点「B」において発生した事象を第2事象とする。第2事象検知装置が第2事象に基づく第2事象データ値を検知し、該第2事象データ値は第2事象取得部33により取得される。
第2事象検知装置は、加速度センサ21、速度センサ22、GPS検知装置23、エンジンの回転速度センサ24、計時装置25、警音器検知装置26のうちのいずれでもよい。または、第2事象検知装置は、加速度センサ21、速度センサ22、GPS検知装置23、エンジンの回転速度センサ24、計時装置25、警音器検知装置26の中のいずれかとの組み合わせでもよいし、その全てとしてもよい。
なお、加速度センサ21が第2事象検知装置の場合、速度センサ22が第2事象検知装置の場合、GPS検知装置23が第2事象検知装置の場合、エンジンの回転速度センサ24が第2事象検知装置の場合、警音器検知装置26が第2事象検知装置の場合のそれぞれの場合に個別に適合するように時点「A」から時点「B」までの所定時間が設定される。
第2判定部34(図2参照)は、第2事象取得部33によって取得された第2事象データ値が所定の第2閾値に達したか否かを判定する。
若しくは、第2判定部34(図2参照)は、第2事象取得部33によって取得された第2事象データ値の大きさに応じて第2事象の重要度を重要度大、重要度中、重要度小の順に段階的に判定するようにしてもよい。
若しくは、第2判定部34(図2参照)は、第2事象取得部33によって取得された第2事象データ値の大きさに応じて第2事象の重要度を段階的に複数の重要度区分に分類して判定するようにしてもよい。例えば、第2事象取得部33によって取得された第2事象データの大きさに応じて、第2事象の重要度を5段階、10段階、さらには100段階等のように細分化することができる。
加速度センサ21が第2事象検知装置の場合、第2事象データ値は時点「B」の車両の加速度の大きさである。加速度の検知の場合、運転している車両の急加速、急停止等の走行異常が検知される。
速度センサ22が第2事象検知装置の場合、第2事象データ値は時点「B」の車両の速さである。車両の速さの場合、運転している車両の速度超過等の走行異常が検知される。
GPS検知装置23が第2事象検知装置の場合、第2事象データ値は時点「B」の車両の最寄りの交差点から車両までの距離である。距離の場合、運転している距離が規定未満であると、交差点での衝突の危険性が検知される。
エンジンの回転速度センサ24が第2事象検知装置の場合、第2事象データ値は時点「B」の車両のエンジンの回転の速さである。エンジンの回転速度の場合、故障によるエンジン出力の異常、急なアクセル操作等の運転上の異常が検知される。
計時装置25が第2事象検知装置の場合、第2事象データ値は時点「A」から時点「B」までのかかった時間である。時点「A」から時点「B」までのかかった時間の場合、警音器の操作までの時間が検知される。
警音器検知装置26が第2事象検知装置の場合、第2事象データ値は時点「A」から時点「B」までの間における警音器の警笛の有無である。
第2閾値は、加速度センサ21が第2事象検知装置の場合、速度センサ22が第2事象検知装置の場合、GPS検知装置23が第2事象検知装置の場合、エンジンの回転速度センサ24が第2事象検知装置の場合、計時装置25が第2事象検知装置の場合、警音器検知装置26が第2事象検知装置の場合のそれぞれの場合に個別に適合するように設定される。
設定部35(図2参照)は、第2判定部34が、第2事象データ値が所定の第2閾値に達したと判定した場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度に設定し、第2判定部34が、第2事象データ値が所定の第2閾値に達しないと判定した場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度に設定する。
若しくは、設定部35(図2参照)は、第2判定部34によって第2事象が重要度大と判定された場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度に設定し、第2判定部34によって第2事象が重要度中と判定された場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度に設定し、第2判定部34によって第2事象が重要度小と判定された場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第3種優先度に設定することとしてもよい。
若しくは、設定部35(図2参照)は、複数の重要度区分の各々に連携された優先度区分を段階的に備え、第2判定部34によって第2事象が複数の重要度区分のいずれか1つに分類する判定をされた場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を、第2事象が分類された重要度区分に連携された優先度区分に設定することとしてもよい。
例えば、重要度区分は重要度A、重要度B、重要度C、及び重要度Dの4種類の重要度に区分されている。優先度区分は優先度A、優先度B、優先度C、及び優先度Dの4種類の優先度に区分されている。優先度Aは重要度Aに連携され、優先度Bは重要度Bに連携され、優先度Cは重要度Cに連携され、優先度Dは重要度Dに連携されている。
設定部35は、第2判定部34によって第2事象が重要度Aと判定された場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度Aに設定する。
設定部35は、第2判定部34によって第2事象が重要度Bと判定された場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度Bに設定する。
設定部35は、第2判定部34によって第2事象が重要度Cと判定された場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度Cに設定する。
設定部35は、第2判定部34によって第2事象が重要度Dと判定された場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度Dに設定する。
重要度区分及び優先度区分は、それぞれ4種類の重要度及び優先度に区分される例について上記したがこれに限定されるものではなく、重要度区分及び優先度区分はそれぞれ5種類以上の重要度及び優先度に区分されても良く、特に重要度及び優先度の種類の数に制限はない。
第1事象の発生時点を含む所定期間とは、図3及び図4に示す様に、時点「A」より所定時間「t1」遡った時点「A-t1」から時点「A」より所定時間「t2」経過した時点「A+t2」までの期間のことである。
優先度を第1種優先度及び第2種優先度の2種類の優先度に区分した場合、例えば、第1種優先度は優先度大のこととし、第2種優先度は優先度小のこととする。
優先度を第1種優先度、第2種優先度、及び第3種優先度の3種類の優先度に区分した場合、例えば、第1種優先度は優先度大のこととし、第2種優先度は優先度中のこととし、第3種優先度は優先度小のこととする。
優先度大とは優先度の程度が大きいことをいい、優先度中とは優先度が中程度のことをいい、優先度小とは優先度の程度が小さいことをいう。
記憶制御部36(図2参照)は、所定期間の周囲映像データと、該周囲映像データに連携された設定部35に設定された優先度と、を記憶する。
記憶制御部36は、設定部35によって第1種優先度に設定された周囲映像データについて上書き禁止となるように記憶することとしてもよい。
従って、設定部35によって優先度大に設定された周囲映像データは、記憶部14に記憶された後に他の周囲映像データに上書きされることはない。
図3を参照し、第1から第6実施形態について説明する。
(第1実施形態)
次に、第1実施形態として、第1事象検知装置及び第2事象検知装置ともに加速度センサ21の場合であり、優先度区分が優先度大及び優先度小の場合について説明する。第1実施形態では、車両の加速度の大きさが危険と見なされる所定の第1閾値に達し(時点A:図3参照)、所定時間経過後も(時点B:図3参照)、車両の加速度の大きさが危険と見なされる所定の第2閾値に達していた場合に、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定する。
第1事象取得部31は、加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得する。車両の加速度の大きさとは、X軸方向加速度の大きさ、Y軸方向加速度の大きさ、及びZ軸方向加速度の大きさのそれぞれのことである。
第1判定部32は、第1事象取得部31によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第1閾値を超えたか否かを判定する。
第2事象取得部33は、加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第2事象データ値として取得する。車両の加速度の大きさとは、X軸方向加速度の大きさ、Y軸方向加速度の大きさ、及びZ軸方向加速度の大きさのそれぞれのことである。
第2判定部34は、第2事象取得部33によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第2閾値を超えたか否かを判定する。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第2閾値を超えたと判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度(優先度大)に設定し、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第2閾値を超えていないと判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度(優先度小)に設定する。
次に、第1実施形態において、重要度区分が6種類の重要度に区分され、優先度区分が6種類の優先度に区分されている場合について説明する。「表1」に、第2事象の発生時点での車両の加速度の大きさに基づく第2事象の重要度と、これに連携された第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度の対応表を示す。加速度15(m/s)とは、車両が停止した状態から1.85秒後に時速100kmに到達する加速度のことである。
Figure 2022072304000002
表1の「車両の加速度の大きさ」とは、第2事象の発生時点(時点B:図3参照)における車両の加速度の大きさのことである。表1の「重要度」とは、時点Bにおける第2事象の重要度のことである(図3参照)。すなわち、時点Bで生じた車両の加速度が大きいほど車両は危険な状態にあると言え、加速度が大きくなり危険な状態が高まるほど重要度はFからAへと上昇する。
表1の「優先度」とは、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度のことである(図3参照)。第2事象の重要度と第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度とは連携されている。
すなわち、重要度がAの場合は優先度もAになり、重要度がBの場合は優先度もBになり、重要度がCの場合は優先度もCになり、重要度がDの場合は優先度もDになり、重要度がEの場合は優先度もEになり、重要度がFの場合は優先度もFになる。
従って、時点Bで生じた車両の加速度の大きさが大きいほど車両は危険な状態にあると言え、加速度が大きくなり危険な状態が高まるほど、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの有用性は高まり優先度はFからAへと上昇する。
第1実施形態によれば、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度の設定に、時点Aの車両の加速度のみならず時点Bの車両の加速度をも加味するので、危険運転などとは無関係な瞬間的な加速度の変化に影響を受けることが無く、より正確に時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を設定することができ、有用な車両の周囲映像データを確実に記憶部14に記憶することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態として、第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第2事象検知装置は速度センサ22であり、優先度区分が優先度大及び優先度小の場合について説明する。第2実施形態では、車両の加速度の大きさが危険と見なされる所定の第1閾値に達し(時点A:図3参照)、所定時間経過後に(時点B:図3参照)、車両の速さが危険と見なされる所定の第2閾値に達していた場合に、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定する。
第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第1事象取得部31は加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第1判定部32は第1事象取得部31によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第1閾値を超えたか否かを判定する。
第2事象検知装置は速度センサ22であり、第2事象取得部33は速度センサ22が検知した車両の速さを第2事象データ値として取得し、第2判定部34は第2事象取得部33によって取得された車両の速さが所定の第2閾値を超えたか否かを判定する。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の速さが所定の第2閾値を超えたと判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度(優先度大)に設定し、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の速さが所定の第2閾値を超えていないと判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度(優先度小)に設定する。
次に、第2実施形態において、重要度区分が8種類の重要度に区分され、優先度区分が8種類の優先度に区分されている場合について説明する。「表2」に、第2事象の発生時点での車両の速度の大きさに基づく第2事象の重要度と、これに連携された第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度の対応表を示す。
Figure 2022072304000003
表2の「車両の速度の大きさ」とは、第2事象の発生時点(時点B:図3参照)における車両の速度の大きさのことである。表2の「重要度」とは、時点Bにおける第2事象の重要度のことである(図3参照)。すなわち、時点Bで生じた車両の速度が大きいほど車両は危険な状態にあると言え、速度が大きくなり危険な状態が高まるほど重要度はHからAへと上昇する。
表2の「優先度」とは、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度のことである(図3参照)。第2事象の重要度と第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度とは連携されている。
すなわち、重要度がAの場合は優先度もAになり、重要度がBの場合は優先度もBになり、重要度がCの場合は優先度もCになり、重要度がDの場合は優先度もDになり、重要度がEの場合は優先度もEになり、重要度がFの場合は優先度もFになり、重要度がGの場合は優先度もGになり、重要度がHの場合は優先度もHとなる。
従って、時点Bで生じた車両の速度が大きいほど車両は危険な状態にあると言え、速度が大きくなり危険な状態が高まるほど、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの有用性は高まり優先度はHからAへと上昇する。
第2実施形態によれば、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度の設定に、時点Aの車両の加速度のみならず時点Bの車両の速度をも加味し、所定時間経過後の速度が危険域にあるか否かを考慮するので、より正確に時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を設定することができ、有用な車両の周囲映像データを確実に記憶部14に記憶することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態として、第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第2事象検知装置はGPS検知装置23であり、優先度区分が優先度大及び優先度小の場合について説明する。第3実施形態では、車両の加速度の大きさが危険と見なされる所定の第1閾値に達し(時点A:図3参照)、所定時間経過後に(時点B:図3参照)、車両の最寄りの交差点から車両までの距離が、所定の第2閾値未満の場合に、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定する。GPS検知装置23は、交差点の地図データを用い、検知した車両の位置に基づいて車両の最寄りの交差点から車両までの距離を計測する。
交差点に近い場所は交通事故が頻発する。このような場所での危険運転は確実に記録として残す必要があるので、周囲映像データの優先度は優先度大に設定される。なお、交差点からの距離とは、図5に示す様に、交差点の側端40又は道路の曲がり角41から車両42までの距離のことである。
第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第1事象取得部31は加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第1判定部32は第1事象取得部31によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第1閾値を超えたか否かを判定する。
第2事象検知装置は車両の位置を検知するGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)検知装置23であり、第2事象取得部33はGPS検知装置23が計測した車両の最寄りの交差点から車両までの距離を第2事象データ値として取得し、第2判定部34は第2事象取得部33によって取得された車両の最寄りの交差点から車両までの距離が所定の第2閾値未満か否かを判定する。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の最寄りの交差点から車両までの距離が所定の第2閾値未満であると判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度(優先度大)に設定し、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の最寄りの交差点から車両までの距離が所定の第2閾値未満ではないと判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度(優先度小)に設定する。
次に、第3実施形態において、重要度区分が11種類の重要度に区分され、優先度区分が11種類の優先度に区分されている場合について説明する。「表3」に、第2事象の発生時点での車両の最寄りの交差点から車両までの距離に基づく第2事象の重要度と、これに連携された第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度の対応表を示す。
Figure 2022072304000004
表3の「車両の最寄りの交差点からの距離」とは、第2事象の発生時点(時点B:図3参照)における車両の最寄りの交差点から車両までの距離のことである。表3の「重要度」とは、時点Bにおける第2事象の重要度のことである(図3参照)。
すなわち、時点Bにおける車両の最寄りの交差点からの距離が近いほど車両は危険な状態にあると言え、車両の最寄りの交差点からの距離が近くなり危険な状態が高まるほど重要度はKからAへと上昇する。なお、車両の最寄りの交差点からの距離が「0」とは、時点Bにおいて交差点の内部に車両がある場合を含むものとする。
表3の「優先度」とは、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度のことである(図3参照)。第2事象の重要度と第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度とは連携されている。
すなわち、重要度がAの場合は優先度もAになり、重要度がBの場合は優先度もBになり、重要度がCの場合は優先度もCになり、重要度がDの場合は優先度もDになり、重要度がEの場合は優先度もEになり、重要度がFの場合は優先度もFになり、重要度がGの場合は優先度もGになり、重要度がHの場合は優先度もHとなり、重要度がIの場合は優先度もIとなり、重要度がJの場合は優先度もJとなり、重要度がKの場合は優先度もKとなる。
従って、時点Bで最寄りの交差点から車両までの距離が近いほど車両は危険な状態にあると言え、距離が近くなり危険な状態が高まるほど、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの有用性は高まり優先度はKからAへと上昇する。
第3実施形態によれば、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度の設定に、時点Aの車両の加速度のみならず時点Bの車両の位置の所定の交差点からの距離をも加味し、時点Aの加速度が突発的なものであっても交差点の近くを走行している場合の周囲映像データを優位的に記録するので、事故が多発する場所での危険運転をより確実に記憶部14に記憶することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態として、第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第2事象検知装置はエンジンの回転速度センサ24の場合であり、優先度区分が優先度大及び優先度小の場合について説明する。第4実施形態では、車両の加速度の大きさが危険と見なされる所定の第1閾値に達し(時点A:図3参照)、所定時間経過後に(時点B:図3参照)、車両の故障若しくは運転者が自らエンジンの回転速度を落とし、エンジンの回転速さが所定の第2閾値未満に達していた場合に、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定する。
第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第1事象取得部31は加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第1判定部32は第1事象取得部31によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第1閾値を超えたか否かを判定する。
第2事象検知装置は車両のエンジンの回転速度を検知する回転速度センサ24であり、第2事象取得部33は回転速度センサ24が検知した回転速度の大きさを第2事象データ値として取得し、第2判定部34は第2事象取得部33によって取得された回転速度の大きさが所定の第2閾値未満か否かを判定する。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された回転速度の大きさが所定の第2閾値未満であると判定した場合に第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度(優先度大)に設定し、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された回転速度の大きさが所定の第2閾値未満ではないと判定した場合に第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度(優先度小)に設定する。
次に、第4実施形態において、重要度区分が6種類の重要度に区分され、優先度区分が6種類の優先度に区分されている場合について説明する。「表4」に、第2事象の発生時点でのエンジンの回転数に基づく第2事象の重要度と、これに連携された第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度の対応表を示す。
Figure 2022072304000005
表4の「エンジンの回転数」とは、第2事象の発生時点(時点B:図3参照)におけるエンジンの回転数のことである。表4の「重要度」とは、時点Bにおける第2事象の重要度のことである(図3参照)。すなわち、時点Aにおいて危険と見なされる加速度であったにも拘わらず時点Bのエンジンの回転数が1000rpm以下の状況のもと、エンジンの回転数が小さいほど車両は危険な状態にあると言え、エンジンの回転数が小さくなり危険な状態が高まるほど第2事象の重要度はFからAへと上昇する。
表4の「優先度」とは、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度のことである(図3参照)。第2事象の重要度と第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度とは連携されている。
すなわち、重要度がAの場合は優先度もAになり、重要度がBの場合は優先度もBになり、重要度がCの場合は優先度もCになり、重要度がDの場合は優先度もDになり、重要度がEの場合は優先度もEになり、重要度がFの場合は優先度もFになる。
従って、時点Aにおいて危険と見なされる高い加速度である場合に時点Bのエンジンの回転数が1000rpm以下の状況のもと、エンジンの回転数が小さいほど車両のトラブルは大きいと推定され危険な状態にあると言える。エンジンの回転数が小さくなり危険な状態が高まるほど、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの有用性は高まり優先度はFからAへと上昇する。
第4実施形態によれば、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度の設定に、時点Aの車両の加速度のみならず時点Bの車両のエンジンの回転速度をも加味するので、より正確に時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を設定することができ、エンジンの回転速度の異常時の周囲映像データなど有用な車両の周囲映像データを確実に記憶部14に記憶することができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態として、第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第2事象検知装置は計時装置25の場合であり、優先度区分が優先度大及び優先度小の場合について説明する。第5実施形態では、車両の加速度の大きさが危険と見なされる第1閾値に達し(時点A:図3参照)、その後、運転者により自車両の警音器が操作された場合に、警音器が操作された時点を第2事象の発生時点として(時点B:図3参照)、時点Aから時点Bまでの時差を計時装置25により計測し、この時差が所定の第2閾値未満であった場合に何らかのトラブルが発生しているとみなして時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定する。
第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第1事象取得部31は加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第1判定部32は第1事象取得部31によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第1閾値を超えたか否かを判定する。
第2事象検知装置は時点Aから時点Bまでの時差を計測する計時装置25であり、第2事象取得部33は計時装置25が計測した時点Aから時点Bまでの時差を第2事象データ値として取得し、第2判定部34は第2事象取得部33によって取得された第2事象データ値が所定の第2閾値未満か否かを判定する。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された第2事象データ値が所定の第2閾値未満であったと判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の前記周囲映像データの優先度を第1種優先度(優先度大)に設定し、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された第2事象データ値が所定の第2閾値未満で無かったと判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度(優先度小)に設定する。
時点Aにおいて車両の加速度が危険なものと見なされた状況において、その直後(時点B)、例えば、10秒以内に自車両の警音器が操作された場合に何らかのトラブルが発生しているものと推定して時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度は優先度大に設定される。
次に、第5実施形態において、重要度区分が6種類の重要度に区分され、優先度区分が6種類の優先度に区分されている場合について説明する。「表5」に、第1事象の発生時点から第2事象の発生時点までの時差の重要度と、これに連携された第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度の対応表を示す。
Figure 2022072304000006
表5の「時点Aから時点Bまでの時差」とは、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)から自車両の警音器が操作された第2事象の発生時点(時点B:図3参照)までの時間のことである。表5の「重要度」とは、時点Aから時点Bまでの時差の重要度のことである(図3参照)。この時差が10秒以下の場合であって、時差が小さいほど重要度は上昇する。
すなわち、危険と見なされる車両の高い加速度であった時点Aから10秒以内に当該車両の警音器が操作された場合であって、時点Aから警音器が操作された時点Bまので時差が短時間であるほど当該車両に発生したトラブルは重要なものと推定し重要度をFからAへと上昇させる。
表5の「優先度」とは、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度のことである(図3参照)。第2事象の重要度と第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度とは連携されている。
すなわち、重要度がAの場合は優先度もAになり、重要度がBの場合は優先度もBになり、重要度がCの場合は優先度もCになり、重要度がDの場合は優先度もDになり、重要度がEの場合は優先度もEになり、重要度がFの場合は優先度もFになる。
従って、時点Aにおいて危険と見なされる高い加速度であって、時点Aから10秒以内に警音器が操作されて第2事象が発生した場合、時点Aから第2事象の発生時点である時点Bまでの時差が短時間であるほど、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの有用性は高まり優先度をFからAに上昇させる。
第5実施形態によれば、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度の設定に、時点Aの車両の加速度のみならず、時点Aから警音器が操作された時点Bまでの時差をも加味するので、より正確に時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を設定することができ、加速度が危険域に達した直後に警音器が操作された場合の周囲映像データなど有用な車両の周囲映像データを確実に記憶部14に記憶することができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態として、第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第2事象検知装置は警音器検知装置26である場合について説明する。第6実施形態では、車両の加速度の大きさが危険と見なされる所定の第1閾値に達し(時点A:図3参照)、所定時間経過後(時点B:図3参照)までに、自車両の付近を走行する他車から警音器の警笛を鳴らされた場合に、自車の運転が危険であったと見なして時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定する。
第1事象取得部31は、加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得する。第1判定部32は第1事象取得部31によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第1閾値を超えたか否かを判定する。
第2事象取得部33は、警音器検知装置26が他車の警音器の警笛を検知したか否かを第2事象データ値として取得する。第2判定部34は第2事象取得部33によって取得された第2事象データ値が所定の第2閾値に達したか否かを判定する。
本実施形態では、警音器検知装置26が、時点Aから所定時間経過後の時点Bまでの間に、他車の警音器の警笛を1度でも検知した場合に、第2判定部34は第2閾値に達したと判定する。従って、警音器検知装置26が、時点Aから時点Bまでの間に、他車の警音器の警笛を1度も検知することが無い場合は、第2判定部34は第2閾値に達したと判定しない。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された第2事象データ値が第2閾値を超えたと判定した場合は、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度(優先度大)に設定する。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された第2事象データ値が第2閾値を超えたと判定しない場合は、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度(優先度小)に設定する。
第6実施形態によれば、時点Aの車両の加速度が危険と見なされる大きさだった場合に、時点Aから所定時間経過後の時点Bまでの間に他車から警音器の警笛を鳴らされたか否かをも考慮して時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大若しくは優先度小のいずれかに設定する。
従って、第6実施形態に係るドライブレコーダ10は、時点Aの加速度の大きさのみに基づいて優先度を設定する場合に比べてより正確に優先度を設定することができ、突発的に加速度が大きくなった場合など実際には危険運転が生じていない場合などに優先度大を設定することを防止することができる。
なお、本実施形態に係る警音器検知装置26は、自車両の付近を走行する他車の警音器の警笛の有無を検知するものとしたが、これに限定されるものではない。警音器検知装置26は、自車の警音器の警笛の有無を検知するものであってもよい。時点Aの車両の加速度が危険と見なされる大きさであり、時点Aから所定時間経過後の時点Bまでの間に自車の警音器が運転手などによって操作され警笛が鳴らされた場合に、時点Aの加速度は危険運転によるものと見なして時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度は優先度大に設定される。
図4を参照して、第7から第11実施形態について説明する。
(第7実施形態)
第7実施形態に係るドライブレコーダ10は、第2事象取得部33が、第1事象の発生時点から所定時間遡らせた時点で発生した事象を第2事象データ値として取得する点で、第1実施形態に係るドライブレコーダ10と異ならせたものである。そのため、第7実施形態の説明では、第1実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、第1実施形態と重複する説明は省略する。
第7実施形態では、第1事象検知装置及び第2事象検知装置として加速度センサ21を用いている。第7実施形態では、車両の加速度の大きさが危険と見なされる第1閾値に達し(時点A:図4参照)、所定時間遡った時点でも(時点B:図4参照)、車両の加速度の大きさが危険と見なされる所定の第2閾値に達していた場合に、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定する。
第1事象取得部31は、加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得する。第1判定部32は、第1事象取得部31によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第1閾値を超えたか否かを判定する。
第2事象取得部33は、加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第2事象データ値として取得する。第2判定部34は、第2事象取得部33によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第2閾値を超えたか否かを判定する。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第2閾値を超えたと判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図4参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度(優先度大)に設定し、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第2閾値を超えていないと判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図4参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度(優先度小)に設定する。
第7実施形態によれば、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度の設定に、時点Aの車両の加速度のみならず時点Bの車両の加速度をも加味するので、突発的に加速度が上昇した場合を排除し加速度の危険域が所定期間続いた場合など有用な車両の周囲映像データを確実に記憶部14に記憶することができる。
(第8実施形態)
第8実施形態に係るドライブレコーダ10は、第2事象取得部33が、第1事象の発生時点から所定時間遡らせた時点で発生した事象を第2事象データ値として取得する点で、第2実施形態に係るドライブレコーダ10と異ならせたものである。そのため、第8実施形態の説明では、第2実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、第2実施形態と重複する説明は省略する。
第8実施形態では、第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第2事象検知装置は速度センサ22である。第8実施形態では、車両の加速度の大きさが危険と見なされる第1閾値に達し(時点A:図4参照)、所定時間遡った時点では(時点B:図4参照)、車両の速度が落ち、車両の速さが所定の第2閾値未満に達していた場合に、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定する。
第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第1事象取得部31は加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第1判定部32は第1事象取得部31によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第1閾値を超えたか否かを判定する。
第2事象検知装置は速度センサ22であり、第2事象取得部33は速度センサ22が検知した車両の速さを第2事象データ値として取得し、第2判定部34は第2事象取得部33によって取得された車両の速さが所定の第2閾値未満か否かを判定する。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の速さが所定の第2閾値未満であると判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図4参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度(優先度大)に設定し、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の速さが所定の第2閾値未満でないと判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図4参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度(優先度小)に設定する。
第8実施形態によれば、低速で走行中の車両が急加速した場合に異常運転と見なして、このような場合には確実に時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定することができるので、有用な車両の周囲映像データを確実に記憶部14に記憶することができる。
(第9実施形態)
第9実施形態に係るドライブレコーダ10は、第2事象取得部33は、第1事象の発生時点から所定時間遡らせた時点で発生した事象を第2事象データ値として取得する点で、第3実施形態に係るドライブレコーダ10と異ならせたものである。そのため、第9実施形態の説明では、第3実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、第3実施形態と重複する説明は省略する。
第9実施形態として、第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第2事象検知装置はGPS検知装置23である場合について説明する。第9実施形態では、車両の加速度の大きさが危険と見なされる第1閾値に達し(時点A:図4参照)、所定時間遡った時点では(時点B:図4参照)、車両の位置が、所定の交差点から所定の第2閾値未満の距離にある場合に、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定する。
第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第1事象取得部31は加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第1判定部32は第1事象取得部31によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第1閾値を超えたか否かを判定する。
第2事象検知装置は車両の位置を検知するGPS検知装置23であり、第2事象取得部33はGPS検知装置23が検知した車両の位置を第2事象データ値として取得し、第2判定部34は第2事象取得部33によって取得された車両の位置は所定の交差点からの距離が所定の第2閾値未満か否かを判定する。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の位置は所定の交差点からの距離が第2閾値未満であると判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図4参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度(優先度大)に設定し、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された車両の位置は所定の交差点からの距離が第2閾値未満ではないと判定した場合に、第1事象の発生時点(時点A:図4参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度(優先度小)に設定する。
第9実施形態によれば、急加速を検知した時点から所定時間遡った時点に交差点の付近を走行していた状況は、交差点から急加速で飛び出したと見なして、このような場合には確実に時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定することができるので、有用な車両の周囲映像データを確実に記憶部14に記憶することができる。
(第10実施形態)
第10実施形態に係るドライブレコーダ10は、第2事象取得部33は、第1事象の発生時点から所定時間遡らせた時点で発生した事象を第2事象データ値として取得する点で、第4実施形態に係るドライブレコーダ10と異ならせたものである。そのため、第10実施形態の説明では、第4実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、第4実施形態と重複する説明は省略する。
第10実施形態として、第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第2事象検知装置はエンジンの回転速度センサ24である場合について説明する。第10実施形態では、車両の加速度の大きさが危険と見なされる第1閾値に達し(時点A:図4参照)、所定時間遡った時点では(時点B:図4参照)、車両の故障若しくは運転者が自らエンジンの回転速度を落とし、エンジンの回転速さが所定の第2閾値未満に達していた場合に、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大に設定する。
第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第1事象取得部31は加速度センサ21が検知した車両の加速度の大きさを第1事象データ値として取得し、第1判定部32は第1事象取得部31によって取得された車両の加速度の大きさが所定の第1閾値を超えたか否かを判定する。
第2事象検知装置は車両のエンジンの回転速度を検知する回転速度センサ24であり、第2事象取得部33は回転速度センサ24が検知した回転速度の大きさを第2事象データ値として取得し、第2判定部34は第2事象取得部33によって取得された回転速度の大きさが所定の第2閾値未満か否かを判定する。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された回転速度の大きさが所定の第2閾値未満であると判定した場合に第1事象の発生時点(時点A:図4参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度(優先度大)に設定し、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された回転速度の大きさが所定の第2閾値未満ではないと判定した場合に第1事象の発生時点(時点A:図4参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度(優先度小)に設定する。
第10実施形態によれば、急加速を検知した時点から所定時間遡った時点の車両のエンジンの回転速度が低回転速度だった場合、エンジンの回転速度が低回転速度だったにも拘わらず急加速したと見なして、このような場合は車両に異常があったと断定し時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度の優先度大に設定することができ、有用な車両の周囲映像データを確実に記憶部14に記憶することができる。
(第11実施形態)
第11実施形態に係るドライブレコーダ10は、第2事象取得部33が、第1事象の発生時点から所定時間遡らせた時点で発生した事象を第2事象データ値として取得する点で、第6実施形態に係るドライブレコーダ10と異なる。そのため、第11実施形態の説明では、第6実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、第6実施形態と重複する説明は省略する。
第11実施形態として、第1事象検知装置は加速度センサ21であり、第2事象検知装置は警音器検知装置26である場合について説明する。第11実施形態では、車両の加速度の大きさが危険と見なされる所定の第1閾値に達した場合に(時点A:図4参照)、時点Aから所定時間遡った時点Bの間に、他車から警音器の警笛を鳴らされているか否かに基づいて時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大若しくは優先度小に設定する。
本実施形態では、警音器検知装置26が、時点Aから所定時間遡った時点Bの間に、他車の警音器の警笛を1度でも検知した場合に、第2判定部34は第2閾値に達したと判定する。従って、警音器検知装置26が、時点Aと時点Bとの間に、他車の警音器の警笛を1度も検知することが無い場合は、第2判定部34は第2閾値に達したと判定しない。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された第2事象データ値が第2閾値を超えたと判定した場合は、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度(優先度大)に設定する。
設定部35は、第2判定部34が第2事象取得部33によって取得された第2事象データ値が第2閾値を超えたと判定しない場合は、第1事象の発生時点(時点A:図3参照)を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度(優先度小)に設定する。
第11実施形態によれば、時点Aの車両の加速度が危険と見なされる大きさだった場合に、時点Aから所定時間遡った時点Bまでの間に他車から警音器の警笛を鳴らされたか否かをも考慮して時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度大若しくは優先度小のいずれかに設定する。
従って、第11実施形態に係るドライブレコーダ10は、時点Aの加速度の大きさのみに基づいて優先度を設定する場合に比べてより正確に優先度を設定することができ、突発的に加速度が大きくなった場合など実際には危険運転が生じていない場合などに優先度大を設定することを防止することができる。
なお、本実施形態に係る警音器検知装置26は、自車両の付近を走行する他車の警音器の警笛の有無を検知するものとしたが、これに限定されるものではない。警音器検知装置26は、自車の警音器の警笛の有無を検知するものであってもよい。時点Aの車両の加速度が危険と見なされる大きさであり、時点Aから所定時間前の時点Bまでの間に自車の警音器が運転手などによって操作され警笛が鳴らされた場合に、時点Aの加速度は危険運転によるものと見なして時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度は優先度大に設定される。
続いて、図6のドライブレコーダ10の制御プログラムのフローチャートを参照して、本実施形態のドライブレコーダ10の制御方法をドライブレコーダ10の制御プログラムとともに説明する。本実施形態のドライブレコーダ10の制御方法は、本実施形態のドライブレコーダ10の制御プログラムに基づいてCPU15により実行される。
ドライブレコーダ10の制御プログラムは、CPU15に対して、映像取得機能、第1事象取得機能、第1判定機能、第2事象取得機能、第2判定機能、設定機能、記憶制御機能などの各種機能を実行させる。
これらの機能は図6に示す順序で処理を行う場合を例示したが、これに限らず、これらの順番を適宜入れ替えてドライブレコーダ10の制御プログラムを実行しても良い。なお、各機能は前述のドライブレコーダ10の説明と重複するため、その詳細な説明は省略する。
映像取得機能は、車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する(映像取得ステップ:S30)。
第1事象取得機能は、車両に搭載された第1事象検知装置が検知した事象を第1事象データ値として取得する(第1事象取得ステップ:S31)。
第1判定機能は、第1事象取得機能によって取得された第1事象データ値が所定の第1閾値に達したか否かを判定する(第1判定ステップ:S32)。
第2事象取得機能は、第1判定機能により所定の第1閾値を超えたと判定された第1事象データ値に係る第1事象の発生時点とは異なる時点に発生した第2事象を車両に搭載された第2事象検知装置が検知し、該第2事象検知装置が検知した第2事象を第2事象データ値として取得する(第2事象取得ステップ:S33)。
第2判定機能は、第2事象取得機能によって取得された第2事象データ値が所定の第2閾値に達したか否かを判定する(第2判定ステップ:S34)。
設定機能は、第2判定機能が、第2事象データ値が所定の第2閾値に達したと判定した場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第1種優先度に設定し、第2判定機能が、第2事象データ値が所定の第2閾値に達しないと判定した場合に、第1事象の発生時点を含む所定期間の周囲映像データの優先度を第2種優先度に設定する(設定ステップ:S35)。
記憶制御機能は、所定期間の周囲映像データと、該周囲映像データに連携された設定機能に設定された前記優先度と、を記憶する(記憶制御ステップ:S36)。
上述した本実施形態によれば、時点Aにおいて突発的に車両の加速度が上昇した場合であって、その後若しくはその前に、加速度センサ21によって危険運転を検知しなかった場合は、時点Aを含む所定期間の周囲映像データの優先度を優先度小に設定するので、有用性の低い周囲映像データに優先度大を設定することを抑制することができる。
本開示は上記した実施形態に係るドライブレコーダ10に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の変形例、若しくは応用例により実施可能である。
第1事象取得装置は、本実施形態では加速度センサ21を用いたが、これに限るものではない。例えば、速度センサ、前方車両との車間距離を測位するレーザ測位センサ、ジャイロセンサなどでもよい。また、これらを組み合わせて用いて事象取得装置としてもよい。
また、第2事象取得装置は、本実施形態では、加速度センサ21、速度センサ22、GPS検知装置23、エンジンの回転速度センサ24、計時装置25を用いたが、これに限るものではない。例えば、物標との距離を測定するレーザ測位センサを第2事象取得装置に用いてもよい。
また、本実施形態では、周囲映像データの優先度を優先度大と優先度小の二通りに評価したがこれに限定されるものではない。周囲映像データの優先度は、例えば、優先度大、優先度中、優先度小の三段階に評価してもよい。
また、第1実施形態では第1事象検知装置及び第2事象検知装置ともに加速度センサ21を使用したが、これに限定されるものではない。即ち、第1事象検知装置及び第2事象検知装置は加速度センサ21を共に使用するのではなく、例えば、第1事象検知装置として加速度センサ21を用い、第2事象検知装置として加速度センサ21ではない他の加速度センサを用いてもよい。
10 ドライブレコーダ
11 入出力インターフェース
12 Read Only Memory(ROM)
13 Random Access Memory(RAM)
14 記憶部
15 Central Processing Unit(CPU)
16 通信インターフェース
17 ネットワーク
18 外部装置
20 カメラ
21 加速度センサ
22 速度センサ
23 GPS検知装置
24 エンジンの回転速度センサ
25 計時装置
26 警音器検知装置
30 映像取得部
31 第1事象取得部
32 第1判定部
33 第2事象取得部
34 第2判定部
35 設定部
36 記憶制御部
40 交差点の側端
41 道路の曲がり角
42 車両

Claims (15)

  1. 車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得部と、
    前記車両に搭載された第1事象検知装置が検知した事象を第1事象データ値として取得する第1事象取得部と、
    前記第1事象取得部によって取得された前記第1事象データ値が所定の第1閾値に達したか否かを判定する第1判定部と、
    前記第1判定部により所定の前記第1閾値を超えたと判定された前記第1事象データ値に係る第1事象の発生時点とは異なる時点に発生した第2事象を前記車両に搭載された第2事象検知装置が検知し、該第2事象検知装置が検知した前記第2事象を第2事象データ値として取得する第2事象取得部と、
    前記第2事象取得部によって取得された前記第2事象データ値に基づいて、前記第1事象の前記発生時点を含む所定期間の前記周囲映像データの優先度を設定する設定部と、
    前記所定期間の前記周囲映像データと、該周囲映像データに連携された前記設定部に設定された前記優先度と、を記憶する記憶制御部と、
    を備えるドライブレコーダ。
  2. 前記第2事象取得部によって取得された前記第2事象データ値が所定の第2閾値に達したか否かを判定する第2判定部を更に備え、
    前記設定部は、
    前記第2判定部が、前記第2事象データ値が所定の前記第2閾値に達したと判定した場合に、前記第1事象の前記発生時点を含む所定期間の前記周囲映像データの優先度を第1種優先度に設定し、
    前記第2判定部が、前記第2事象データ値が所定の前記第2閾値に達しないと判定した場合に、前記第1事象の前記発生時点を含む所定期間の前記周囲映像データの優先度を第2種優先度に設定することを特徴とする請求項1に記載のドライブレコーダ。
  3. 前記第2事象取得部によって取得された前記第2事象データ値の大きさに応じて前記第2事象の重要度を重要度大、重要度中、重要度小の順に段階的に判定する第2判定部を更に備え、
    前記設定部は、
    前記第2判定部によって前記第2事象が前記重要度大と判定された場合に、前記第1事象の前記発生時点を含む所定期間の前記周囲映像データの優先度を第1種優先度に設定し、
    前記第2判定部によって前記第2事象が前記重要度中と判定された場合に、前記第1事象の前記発生時点を含む所定期間の前記周囲映像データの優先度を第2種優先度に設定し、
    前記第2判定部によって前記第2事象が前記重要度小と判定された場合に、前記第1事象の前記発生時点を含む所定期間の前記周囲映像データの優先度を第3種優先度に設定することを特徴とする請求項1に記載のドライブレコーダ。
  4. 前記第2事象取得部によって取得された前記第2事象データ値の大きさに応じて前記第2事象の重要度を段階的に複数の重要度区分に分類して判定する第2判定部を更に備え、
    前記設定部は、
    複数の前記重要度区分の各々に連携された優先度区分を段階的に備え、
    前記第2判定部によって前記第2事象が複数の前記重要度区分のいずれか1つに分類する判定をされた場合に、前記第1事象の前記発生時点を含む所定期間の前記周囲映像データの優先度を、前記第2事象が分類された前記重要度区分に連携された前記優先度区分に設定することを特徴とする請求項1に記載のドライブレコーダ。
  5. 前記第1事象検知装置は、加速度センサであり、
    前記第1事象取得部は、前記加速度センサが検知した前記車両の加速度の大きさを前記第1事象データ値として取得し、
    前記第2事象検知装置は、前記加速度センサであり、
    前記第2事象取得部は、前記加速度センサが検知した前記車両の加速度の大きさを前記第2事象データ値として取得する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  6. 前記第1事象検知装置は、加速度センサであり、
    前記第1事象取得部は、前記加速度センサが検知した前記車両の加速度の大きさを前記第1事象データ値として取得し、
    前記第2事象検知装置は、速度センサであり、
    前記第2事象取得部は、前記速度センサが検知した前記車両の速さを前記第2事象データ値として取得する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  7. 前記第1事象検知装置は、加速度センサであり、
    前記第1事象取得部は、前記加速度センサが検知した前記車両の加速度の大きさを前記第1事象データ値として取得し、
    前記第2事象検知装置は、前記車両の位置を検知するGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)検知装置であり、
    前記第2事象取得部は、前記GPS検知装置が検知した前記車両の最寄りの交差点からの距離を前記第2事象データ値として取得する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  8. 前記第1事象検知装置は、加速度センサであり、
    前記第1事象取得部は、前記加速度センサが検知した前記車両の加速度の大きさを前記第1事象データ値として取得し、
    前記第2事象検知装置は、前記車両のエンジンの回転速度を検知する回転速度センサであり、
    前記第2事象取得部は、前記回転速度センサが検知した前記回転速度の大きさを前記第2事象データ値として取得する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  9. 前記第1事象検知装置は、加速度センサであり、
    前記第1事象取得部は、前記加速度センサが検知した前記車両の加速度の大きさを前記第1事象データ値として取得し、
    前記第2事象検知装置は、警音器の警笛の有無を検知する警音器検知装置であり、
    前記第2事象取得部は、前記警音器検知装置が検知した前記警音器の警笛の有無を前記第2事象データ値として取得する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のドライブレコーダ。
  10. 前記第1事象検知装置は、加速度センサであり、
    前記第1事象取得部は、前記加速度センサが検知した前記車両の加速度の大きさを前記第1事象データ値として取得し、
    前記第2事象検知装置は、前記車両の警音器の操作が有ったことを前記第2事象とし前記第1事象の前記発生時点から前記第2事象の発生時点までの時差を計時する計時装置であり、
    前記第2事象取得部は、前記計時装置が計時した前記時差を前記第2事象データ値として取得する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  11. 前記第2事象の発生時点は、前記第1事象の発生時点から所定時間経過後の時点であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  12. 前記第2事象の発生時点は、前記第1事象の発生時点から所定時間前の時点であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のドライブレコーダ。
  13. 前記記憶制御部は、
    前記設定部によって前記第1種優先度に設定された前記周囲映像データについて上書き禁止となるように記憶することを特徴とする請求項2または3に記載のドライブレコーダ。
  14. 車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得ステップと、
    前記車両に搭載された第1事象検知装置が検知した事象を第1事象データ値として取得する第1事象取得ステップと、
    前記第1事象取得ステップによって取得された前記第1事象データ値が所定の第1閾値に達したか否かを判定する第1判定ステップと、
    前記第1判定ステップにより所定の前記第1閾値を超えたと判定された前記第1事象データ値に係る第1事象の発生時点とは異なる時点に発生した第2事象を前記車両に搭載された第2事象検知装置が検知し、該第2事象検知装置が検知した前記第2事象を第2事象データ値として取得する第2事象取得ステップと、
    前記第2事象取得ステップによって取得された前記第2事象データ値に基づいて、前記第1事象の前記発生時点を含む所定期間の前記周囲映像データの優先度を設定する設定ステップと、
    前記所定期間の前記周囲映像データと、該周囲映像データに連携された前記設定ステップにて設定された前記優先度と、を記憶する記憶制御ステップと、
    を実行することを特徴とするドライブレコーダの制御方法。
  15. ドライブレコーダのコンピュータに、
    車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得機能と、
    前記車両に搭載された第1事象検知装置が検知した事象を第1事象データ値として取得する第1事象取得機能と、
    前記第1事象取得機能によって取得された前記第1事象データ値が所定の第1閾値に達したか否かを判定する第1判定機能と、
    前記第1判定機能により所定の前記第1閾値を超えたと判定された前記第1事象データ値に係る第1事象の発生時点とは異なる時点に発生した第2事象を前記車両に搭載された第2事象検知装置が検知し、該第2事象検知装置が検知した前記第2事象を第2事象データ値として取得する第2事象取得機能と、
    前記第2事象取得機能によって取得された前記第2事象データ値に基づいて、前記第1事象の前記発生時点を含む所定期間の前記周囲映像データの優先度を設定する設定機能と、
    前記所定期間の前記周囲映像データと、該周囲映像データに連携された前記設定機能に設定された前記優先度と、を記憶する記憶制御機能と、
    を実現させることを特徴とするドライブレコーダの制御プログラム。
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