JP2022072303A - ドライブレコーダシステム、ドライブレコーダシステムの制御方法、及びドライブレコーダシステムの制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ドライブレコーダ本体に内蔵された記憶媒体に蓄積された記憶映像を、時間を要することなく外部記憶装置にバックアップすることが出来るドライブレコーダを提供する。【解決手段】ドライブレコーダ本体11は、該車両の周囲映像を取得する映像取得部(カメラ)20と、事象を取得する事象取得部(加速度センサ)21と、周囲映像データを事象の発生時を含む所定時間分について映像としてドライブレコーダ本体11の第1記憶部16に記憶する第1記憶制御部と、第1通信部18が受信した外部記憶装置12の固有の識別情報と登録部に登録された識別情報とが一致するか否かを照合する照合部と、を備え、照合部が、第1通信部18が受信した識別情報と登録部に登録された識別情報とが一致した場合、周囲映像データを第1通信部18から第2通信部19に対して送信する。【選択図】図2
Description
本発明は、ドライブレコーダシステム、ドライブレコーダシステムの制御方法、及びドライブレコーダシステムの制御プログラムに関し、特に録画データのバックアップの方法に特徴を有するドライブレコーダシステム、ドライブレコーダシステムの制御方法、及びドライブレコーダシステムの制御プログラムに関するものである。
車両の走行時、及び駐車中などにおいて所定の事象(イベント)が発生した場合に、ドライブレコーダは車両の周囲の映像を記憶映像として内蔵の記憶媒体に記憶する。
ドライブレコーダは、撮影した記憶映像を内蔵の記憶媒体に蓄積するが、内蔵の記憶媒体は記憶容量に制限がある。そこで、ドライブレコーダに蓄積された記憶映像のデータを外部の記憶装置にバックアップすることが行われている。ドライブレコーダが属する情報電子機器の一例として、携帯端末装置の内部の記憶部に蓄積されているデータを、外部に設けられた記憶装置にバックアップする技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1では、携帯端末装置が保持しているデータを近距離無線通信によって外部に設けられた記憶装置に送信してバックアップする方法が開示されている。特許文献1に係る開示では、外部に設けられた記憶装置は携帯端末装置を充電する充電装置に備えられている。主に携帯端末装置を充電装置において充電する際に、携帯端末装置のデータを外部に設けられた記憶装置にバックアップする。従って、携帯端末装置の使用中に携帯端末装置のデータをバックアップするのは困難であった。
そこで、本開示は、内蔵された記憶媒体に蓄積された記憶映像のデータについて、所定の場所に限定されることなく、使用中でもバックアップすることが出来るドライブレコーダシステムを提供することを目的とする。
すなわち、第1の態様に係るドライブレコーダシステムは、外部と通信する第1通信部を備えるドライブレコーダ本体と、該ドライブレコーダ本体と分離され第1通信部と通信する第2通信部を備えた外部記憶装置と、を備えたドライブレコーダシステムであって、ドライブレコーダ本体は、外部記憶装置の個別の識別情報を登録する登録部と、車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得部と、車両に搭載された事象取得装置が取得した事象を事象データとして取得する事象取得部と、周囲映像データを事象の発生時を含む所定時間分について記憶映像としてドライブレコーダ本体の第1記憶部に記憶する第1記憶制御部と、第1通信部を制御する第1通信制御部と、第1通信部が受信した外部記憶装置の固有の識別情報と、登録部に登録された識別情報とが一致するか否かを照合する照合部と、を備え、外部記憶装置は、第2通信部を制御する第2通信制御部と、ドライブレコーダ本体の第1通信部から送信された周囲映像データを記憶映像として外部記憶装置の第2記憶部に記憶する第2記憶制御部と、を備え、照合部が、第1通信部が受信した外部記憶装置の固有の識別情報と登録部に登録された識別情報とが一致すると照合した場合、第1記憶部に記憶された周囲映像データを第1通信部から第2通信部に対して送信することを特徴とする。
第2の態様は、第1の態様に係るドライブレコーダシステムにおいて、ドライブレコーダ本体は、事象取得部によって取得された事象データのレベルを判定する判定部と、判定部によって判定された事象データのレベルに応じて周囲映像データの重要度を設定する設定部と、をさらに備え、第1記憶制御部は、設定部に設定された周囲映像データの重要度とともに、周囲映像データを事象の発生時を含む所定時間分について記憶映像として前記ドライブレコーダ本体の第1記憶部に記憶し、照合部が、第1通信部が受信した外部記憶装置の固有の識別情報と登録部に登録された識別情報とが一致すると照合した場合、第1記憶部に記憶された周囲映像データのうち、設定部によって所定以上の重要度が設定された周囲映像データを第1通信部から第2通信部に対して送信することを特徴としてもよい。
第3の態様は、第2の態様に係るドライブレコーダシステムにおいて、事象取得装置は、加速度センサであり、事象取得部は、加速度センサからの加速度信号を事象データとして取得し、判定部は、事象取得部によって取得された加速度信号に基づいて加速度信号が示す危険度を判定し、設定部は、判定部によって判定された危険度に応じて周囲映像データの重要度を設定することを特徴としてもよい。
第4の態様は、第3の態様に係るドライブレコーダシステムにおいて、判定部は、加速度センサの検知した加速度の大きさに応じて危険度を危険度大、危険度中、危険度小の順に段階的に判定し、設定部は、判定部によって判定された危険度大を判定された加速度信号の発生時を含む周囲映像データを重要度大に設定し、判定部によって判定された危険度中を判定された加速度信号の発生時を含む周囲映像データを重要度中に設定し、判定部によって判定された危険度小を判定された加速度信号の発生時を含む周囲映像データを重要度小に設定し、第1記憶部に記憶された周囲映像データのうち、重要度大に設定された周囲映像データを第1通信部から第2通信部に対して送信することを特徴としてもよい。
第5の態様は、第3の態様に係るドライブレコーダシステムにおいて、判定部は、加速度センサの検知した加速度の大きさに応じて危険度を危険度大、危険度中、危険度小の順に段階的に判定し、設定部は、判定部によって判定された危険度大を判定された加速度信号の発生時を含む周囲映像データを重要度大に設定し、判定部によって判定された危険度中を判定された加速度信号の発生時を含む周囲映像データを重要度中に設定し、判定部によって判定された危険度小を判定された加速度信号の発生時を含む周囲映像データを重要度小に設定し、第1記憶部に記憶された周囲映像データのうち、重要度大及び重要度中に設定された周囲映像データを第1通信部から第2通信部に対して送信し、重要度大に設定された周囲映像データは上書き禁止となるように第2記憶部に記憶されることを特徴としてもよい。
第6の態様は、第1乃至5の態様に係るドライブレコーダシステムにおいて、第1通信部と第2通信部とは無線通信により通信することを特徴としてもよい。
第7の態様は、第1乃至6の態様に係るドライブレコーダシステムにおいて、第2記憶部の記憶容量は第1記憶部の記憶容量よりも小さいことを特徴としてもよい。
第8の態様は、第1乃至7の態様に係るドライブレコーダシステムにおいて、ドライブレコーダ本体は、判定部によって危険度の比較が判定された場合に、危険度大の周囲映像データを含む記憶情報を外部装置へ通知する通知部をさらに備えることを特徴としてもよい。
第9の態様は、第2乃至5の態様に係るドライブレコーダシステムにおいて、第1記憶制御部は、設定部に設定された周囲映像データの重要度に応じて所定時間分を長くして周囲映像データを記憶映像として記憶することを特徴としてもよい。
第10の態様は、第1乃至9の態様に係るドライブレコーダシステムにおいて、第2記憶部は外部記憶装置に対して着脱可能であることを特徴としてもよい。
第11の態様に係るドライブレコーダシステムの制御方法において、外部と通信する第1通信部を備えるドライブレコーダ本体と、該ドライブレコーダ本体と分離され第1通信部と通信する第2通信部を備えた外部記憶装置と、を備えたドライブレコーダシステムの制御方法であって、外部記憶装置の個別の識別情報を登録する登録ステップと、車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得ステップと、車両に搭載された事象取得装置が取得した事象を事象データとして取得する事象取得ステップと、周囲映像データを事象の発生時を含む所定時間分について記憶映像としてドライブレコーダ本体の第1記憶部に記憶する第1記憶制御ステップと、第1通信部を制御する第1通信制御ステップと、第1通信部が受信した外部記憶装置の固有の識別情報と、登録ステップにより登録された識別情報とが一致するか否かを照合する照合ステップと、第2通信部を制御する第2通信制御ステップと、ドライブレコーダ本体の第1通信部から送信された周囲映像データを記憶映像として外部記憶装置の第2記憶部に記憶する第2記憶制御ステップと、を実行し、照合ステップが、第1通信部が受信した外部記憶装置の固有の識別情報と登録ステップにより登録された識別情報とが一致すると照合した場合、第1記憶部に記憶された周囲映像データを第1通信部から第2通信部に対して送信することを特徴とする。
第12の態様に係るドライブレコーダシステムのプログラムは、外部と通信する第1通信部を備えるドライブレコーダ本体と、該ドライブレコーダ本体と分離され第1通信部と通信する第2通信部を備えた外部記憶装置と、を備えたドライブレコーダシステムの制御プログラムであって、ドライブレコーダシステムに用いられるコンピュータに、外部記憶装置の個別の識別情報を登録する登録機能と、車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得機能と、車両に搭載された事象取得装置が取得した事象を事象データとして取得する事象取得機能と、周囲映像データを事象の発生時を含む所定時間分について記憶映像として前記ドライブレコーダ本体の第1記憶部に記憶する第1記憶制御機能と、第1通信部を制御する第1通信制御機能と、第1通信部が受信した外部記憶装置の固有の識別情報と、登録機能により登録された識別情報とが一致するか否かを照合する照合機能と、第2通信部を制御する第2通信制御機能と、ドライブレコーダ本体の第1通信部から送信された周囲映像データを記憶映像として外部記憶装置の第2記憶部に記憶する第2記憶制御機能と、を実現させ、照合機能が、第1通信部が受信した外部記憶装置の固有の識別情報と登録機能により登録された識別情報とが一致すると照合した場合、第1記憶部に記憶された周囲映像データを第1通信部から第2通信部に対して送信することを特徴とする。
本開示に係るドライブレコーダシステム、ドライブレコーダシステムの制御方法、及びドライブレコーダシステムの制御プログラムによれば、内蔵された記憶媒体に蓄積された記憶映像のデータについて、所定の場所に限定されることなく、使用中でもバックアップすることが出来る。
図1乃至図10を参照して本開示に係るドライブレコーダシステム10の一実施形態について説明する。ドライブレコーダシステム10はドライブレコーダ本体11及び外部記憶装置12を備えている。図1はドライブレコーダシステム10を構成するドライブレコーダ本体11及び外部記憶装置12の外観図を示す。
ドライブレコーダ本体11は、自動車の車内のフロントガラス又はダッシュボードなどに固定される。ドライブレコーダ本体11は、カメラ20を用いて自動車の走行中又は停止中の車内又は車内外の状況を撮影する。撮影に用いるカメラ20としては、ドライブレコーダ本体11に内蔵されているカメラを用いるが、その他にドライブレコーダ本体11に外付けのカメラを用いることもできる。
外部記憶装置12は、ドライブレコーダ本体11より小型でありドライブレコーダ本体11に対して分離して設けられる。外部記憶装置12は、自動車のスマートキー、又はイグニッションキーなどの自動車の鍵に取り付けることが出来る、いわゆるキーホルダーとして使用し得る。図6にイグニッションキーと供に使用する外部記憶装置12を示す。
スマートキーは、自動車の鍵に触れることなくドアロックなどの施錠及び解錠を行い、エンジンを始動及び停止させることができる機能を備える。スマートキーは、運転手のカバン又はポケットなどの中に入れたまま、自動車に近づき乗車することで使用可能となる。
外部記憶装置12は、スマートキー又はイグニッションキーなどの自動車の鍵とともに運転者に携帯されることで、自動車の使用中には自動車の車内に置かれることになる。自動車の使用中では、ドライブレコーダ本体11と外部記憶装置12とは、同じ自動車の車内に置かれることになり、近距離無線通信による双方向の無線通信が可能になる。近距離無線通信とは、例えば、ブルートゥース(登録商標)、無線LANなどのことである。
図2は、ドライブレコーダシステム10のハードの構成を示すブロック図である。ドライブレコーダシステム10のハードの構成は、ドライブレコーダ本体11のハードの構成、及び、外部記憶装置12のハードの構成を備えている。
ドライブレコーダ本体11は情報処理装置の一種であり主にユーザに操作される。ドライブレコーダ本体11のハードの構成は、入出力インターフェース13、Read Only Memory(ROM)14、Random Access Memory(RAM)15、第1記憶部16、Central Processing Unit(CPU)17、第1通信部18等を含む。
第1通信部18は、外部記憶装置12の後述する第2通信部19との間で近距離無線通信を行いデータなどの送受信を行う。ドライブレコーダ本体11は、入出力インターフェース13を介して撮像装置に相当するカメラ20及び事象取得装置に相当する加速度センサ21に対してデータなどの送受信を行う。
ドライブレコーダシステム10の制御プログラムは、ドライブレコーダ本体11の制御プログラム、及び、外部記憶装置12の制御プログラムなどにより構成される。
ドライブレコーダ本体11の制御プログラムは、ROM14若しくは第1記憶部16に保存され、ドライブレコーダ本体11を制御し、その機能を発揮させる。ドライブレコーダ本体11の制御プログラムは、ROM14若しくは第1記憶部16から、RAM15などで構成されるメインメモリに取り込まれる。CPU17は、ドライブレコーダ本体11の制御プログラムを取り込んだメインメモリにアクセスしてドライブレコーダ本体11の制御プログラムを実行する。
外部記憶装置12は情報処理装置の一種である主にユーザに操作される。外部記憶装置12のハードの構成は、第2通信部19、通信インターフェース22、Read Only Memory(ROM)23、Random Access Memory(RAM)24、第2記憶部25、Central Processing Unit(CPU)26等を含む。
第2記憶部25の記憶容量は第1記憶部16の記憶容量よりも小さくすることができる。外部記憶装置12は、後述するように通信インターフェース22を介して外部装置28に接続する。第2記憶部25に記憶されたデータは外部装置28へ転送することができるので、第2記憶部25の記憶容量は大きくしなくてもよい。
通信インターフェース22は、ドライブレコーダシステム10の外部のインターネットを含むネットワーク27を介して外部装置28に対してデータなどの送受信を行う。また、外部記憶装置12は、ネットワーク27を介することなく外部装置28に対して有線通信若しくは無線通信によりデータなどの送受信を行うこともできる。
外部記憶装置12は、通信インターフェース22を介して充電を行う。外部記憶装置12は、外部装置28に対してデータなどを送受信するとともに、電力の供給を受けることが出来る。
外部記憶装置12の制御プログラムは、ROM23若しくは第2記憶部25に保存され、外部記憶装置12を制御し、その機能を発揮させる。外部記憶装置12の制御プログラムは、ROM23若しくは第2記憶部25から、RAM24などで構成されるメインメモリに取り込まれる。CPU26は、外部記憶装置12の制御プログラムを取り込んだメインメモリにアクセスして外部記憶装置12の制御プログラムを実行する。
ドライブレコーダ本体11の第1記憶部16、及び外部記憶装置12の第2記憶部25は、ドライブレコーダ本体11及び外部記憶装置12の制御プログラムを実行するために利用されるアプリケーション、アプリケーションの各種データ、その他の関連アプリケーション、及び関連アプリケーションのデータなどが記憶される。
外部記憶装置12の第2記憶部25は、外部記憶装置12に対して着脱可能であることとしてもよい。
外部記憶装置12の第2記憶部25は、外部記憶装置12に対して着脱可能であることとしてもよい。
第2記憶部25は、フラッシュメモリーなどのメモリーカードとすることで、外部記憶装置12に対して着脱可能となる。外部記憶装置12から取り出されたメモリーカードは、外部装置28に挿入され、その内容を読み込ませることで第2記憶部25に記憶されたデータなどをバックアップすることができる。
図3はドライブレコーダ本体11のソフトの構成を示すブロック図である。図3を参照してドライブレコーダ本体11の動作について説明する。なお、外部記憶装置12のソフトの構成及び動作については図4を参照して後述する。
ドライブレコーダ本体11は、ドライブレコーダ本体11の制御プログラムをCPU17が実行することで、登録部31、映像取得部32、事象取得部33、判定部34、設定部35、第1記憶制御部36、第1通信制御部37、照合部38を備える。
登録部31(図3参照)は、外部記憶装置12の個別の識別情報を登録する。
登録部31(図3参照)は、外部記憶装置12の個別の識別情報を登録する。
図6を参照して、ドライブレコーダ本体11が外部記憶装置12の個別の識別情報を登録する旨の説明をする。図6は、外部記憶装置12の識別情報の登録の様子を示す。外部記憶装置12の個別の識別情報は、登録部31によってドライブレコーダ本体11の第1記憶部16に記憶される。登録部31は、ユーザに操作されることによって、外部記憶装置12の個別の識別情報を登録する。
外部記憶装置12は、自機を特定し識別するための識別情報が割当てられている。識別情報は、例えば、外部記憶装置12の製造番号である。製造番号は、シリアル番号とも言われ、製造メーカが出荷する際に製品毎に割当てる番号のことである。
映像取得部32(図3参照)は、車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する。
撮像装置は、本実施形態ではカメラ20のことである。映像取得部32は、カメラ20が撮像した車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する。カメラ20は、魚眼レンズなどの広角レンズが採用され所定の視野角で車両前方、又は車両の前後方向を撮像する。カメラ20に180度以上の画角を有する広角レンズを用い、2台のカメラ20により車両の前後方向を撮像することで車両の全周囲を撮像することが可能になる。
カメラ20の取り付け位置、及びカメラ20の個数について制限はない。カメラ20を車両前方に向かって左右に一台ずつ取り付けて、2台のカメラ20の画像を映像取得部32が周囲映像データとして取得した後に合成して一つの映像にすることが出来る。カメラ20は、ドライブレコーダ本体11に内蔵されていてもよいし、ドライブレコーダ本体11とは分離されて車両に取り付けられてもよい。
事象取得部33(図3参照)は、車両に搭載された事象取得装置が取得した事象を事象データとして取得する。
事象取得装置は、本実施形態では加速度センサ21である。加速度センサ21は、車両に対して発生した事象(イベント)、例えば、急加速、急発進、急停止、衝突、急ハンドルなどによって生じる加速度を検出する。
加速度センサ21は、3軸加速度センサであり、車両の進行方向に対して前後方向の加速度(以下、X軸方向加速度)、車両の進行方向に対して左右方向の加速度(以下、Y軸方向加速度)、及び車両の進行方向に対して上下方向の加速度(以下、Z軸方向加速度)を測定する。本実施形態では、加速度センサ21は常時、加速度を測定し加速度信号を出力する。事象取得部33は、加速度センサ21から常時出力される加速度信号を事象データとして取得する。
判定部34(図3参照)は、事象取得部33によって取得された事象データのレベルを判定する。
判定部34は、事象取得部33によって取得された加速度信号に基づいて加速度信号が示す危険度を判定してもよい。
判定部34は、事象取得部33によって取得された加速度信号に基づいて加速度信号が示す危険度を判定してもよい。
更には、判定部34は、加速度センサ21の検知した加速度の大きさに応じて危険度を危険度大、危険度中、危険度小の順に段階的に判定してもよい。
判定部34は、加速度センサ21の加速度信号のレベルを危険度大、危険度中、危険度小の順に段階的に判定する。加速度信号がX軸方向加速度を示す場合は、X軸方向加速度に適合された所定の閾値を用いて、加速度信号を危険度大、危険度中、危険度小の順に段階的に判定する。判定部34は、危険度大、危険度中、危険度小の各々に設定された閾値毎の範囲として段階的に区分した判定テーブル(図示せず)を用いて判定することができる。以下同様である。
加速度信号がY軸方向加速度を示す場合は、X軸方向加速度の場合と同様に、Y軸方向加速度に適合された所定の閾値を用いて、加速度信号を危険度大、危険度中、危険度小の順に段階的に判定する。加速度信号がZ軸方向加速度を示す場合は、X軸方向加速度の場合と同様に、Z軸方向加速度に適合された所定の閾値を用いて、加速度信号を危険度大、危険度中、危険度小の順に段階的に判定する。
設定部35(図3参照)は、判定部34によって判定された事象データのレベルに応じて周囲映像データの重要度を設定する。
設定部35は、判定部34によって判定された危険度に応じて周囲映像データの重要度を設定してもよい。
更には、設定部35は、判定部34によって判定された危険度大を判定された加速度信号の発生時を含む周囲映像データを重要度大に設定してもよい。
或いは、設定部35は、判定部34によって判定された危険度中を判定された加速度信号の発生時を含む周囲映像データを重要度中に設定してもよい。
或いは、設定部35は、判定部34によって判定された危険度中を判定された加速度信号の発生時を含む周囲映像データを重要度中に設定してもよい。
或いは、判定部34によって判定された危険度小を判定された加速度信号の発生時を含む周囲映像データを重要度小に設定してもよい。
第1記憶制御部36(図3参照)は、設定部35に設定された周囲映像データの重要度とともに、周囲映像データを事象の発生時を含む所定時間分について記憶映像としてドライブレコーダ本体11の第1記憶部16に記憶する。
第1記憶制御部36は、設定部35に設定された周囲映像データの重要度に応じて所定時間分を長くして周囲映像データを記憶映像として記憶してもよい。
図5は周囲映像データの保存方法を説明する図である。図5を参照して、第1記憶制御部36が、周囲映像データの重要度とともに、周囲映像データを事象の発生時を含む所定時間分について記憶映像として第1記憶部16に記憶する方法について説明する。
第1記憶制御部36は、判定部34が加速度信号の危険度について危険度小を判定した場合、危険度小を判定された加速度信号の発生時点(T)から所定時間(n1)遡った時点(T-n1)から発生時点(T)から所定時間(n1)経過した時点(T+n1)までの周囲映像データを記憶映像として第1記憶部16に記憶する。
この場合に、第1記憶制御部36は、時点(T)に発生した加速度信号の危険度が危険度小である旨を、第1記憶部16に記憶される周囲映像データに連携させて第1記憶部16に記憶する。
第1記憶制御部36は、判定部34が加速度信号の危険度について危険度中を判定した場合、危険度中を判定された加速度信号の発生時点(T)から所定時間(n2)遡った時点(T-n2)から発生時点(T)から所定時間(n2)経過した時点(T+n2)までの周囲映像データを記憶映像として第1記憶部16に記憶する。
この場合に、第1記憶制御部36は、時点(T)に発生した加速度信号の危険度が危険度中である旨を、第1記憶部16に記憶される周囲映像データに連携させて第1記憶部16に記憶する。
第1記憶制御部36は、判定部34が加速度信号の危険度について危険度大を判定した場合、危険度大を判定された加速度信号の発生時点(T)から所定時間(n3)遡った時点(T-n3)から発生時点(T)から所定時間(n3)経過した時点(T+n3)までの周囲映像データを記憶映像として第1記憶部16に記憶する。
この場合に、第1記憶制御部36は、時点(T)に発生した加速度信号の危険度が危険度大である旨を、第1記憶部16に記憶される周囲映像データに連携させて第1記憶部16に記憶する。
所定時間(n1)、(n2)、(n3)は、予め(n1)<(n2)<(n3)となるように設定される。このようにすることで、加速度信号の危険度が危険度小、危険度中、危険度大の順に、第1記憶部16に記憶される周囲映像データは長時間になり、危険度が上がるにつれてより詳細に周囲映像データを分析することができる。
第1通信制御部37(図3参照)は第1通信部18を制御する。
第1通信部18は、外部記憶装置12に備えられた第2通信部19と近距離無線通信により通信する。
第1通信部18は、外部記憶装置12に備えられた第2通信部19と近距離無線通信により通信する。
照合部38(図3参照)は、第1通信部18が受信した外部記憶装置12の固有の識別情報と、登録部31に登録された識別情報とが一致するか否かを照合する(図7参照)。
図7は、照合部38が外部記憶装置12の識別情報を照合する様子を示す図である。ドライブレコーダ本体11は、起動直後に外部記憶装置12からの接続待ちの状態になる。外部記憶装置12はドライブレコーダ本体11に近距離無線通信によって接続する。外部記憶装置12から接続されると、ドライブレコーダ本体11は外部記憶装置12の識別情報が登録されている識別情報と一致するか否か照合する。
次に、図4を参照して外部記憶装置12のソフトの構成について説明する。図4は外部記憶装置12のソフトの構成を示すブロック図である。外部記憶装置12は、外部記憶装置12の制御プログラムをCPU26が実行することで、第2通信制御部41、第2記憶制御部42、通知部43を備える。
第2通信制御部41(図4参照)は、第2通信部19を制御する。
第2通信部19は、ドライブレコーダ本体11に備えられた第1通信部18と近距離無線通信により通信する。
第2通信部19は、ドライブレコーダ本体11に備えられた第1通信部18と近距離無線通信により通信する。
第2記憶制御部42(図4参照)は、ドライブレコーダ本体11の第1通信部18から送信された周囲映像データを記憶映像として外部記憶装置12の第2記憶部25に記憶する。
第2記憶制御部42は、第1通信部18から周囲映像データとともに送られてきた周囲映像データに連携された重要度を第2記憶部25に記憶する。
通知部43(図4参照)は、第2記憶部25に周囲映像データが記憶映像として記憶された場合に、該周囲映像データを含む記憶情報を外部装置28へ通知する。
通知部43は、外部記憶装置12の通信インターフェース22を介して外部装置28に対して周囲映像データ、該周囲映像データの重要度等の記憶情報を通知する。
外部記憶装置12は、スマートキー又はイグニッションキーなどの自動車の鍵とともに運転者に携帯されることで、自動車の使用中に自動車の車内に置かれることになる。ドライブレコーダ本体11の動作中、外部記憶装置12はドライブレコーダ本体11と無線通信が可能な距離に置かれるので、ドライブレコーダ本体11の第1記憶部16に記録された周囲映像データをバックアップすることができる。
次に、ドライブレコーダ本体11と外部記憶装置12との動作について説明する。
照合部38が、第1通信部18が受信した外部記憶装置12の固有の識別情報と登録部31に登録された識別情報とが一致すると照合した場合、第1記憶部16に記憶された周囲映像データのうち、設定部35によって所定以上の重要度が設定された周囲映像データを第1通信部18から第2通信部19に対して送信する(図8参照)。
照合部38が、第1通信部18が受信した外部記憶装置12の固有の識別情報と登録部31に登録された識別情報とが一致すると照合した場合、第1記憶部16に記憶された周囲映像データのうち、設定部35によって所定以上の重要度が設定された周囲映像データを第1通信部18から第2通信部19に対して送信する(図8参照)。
図8は、周囲映像データを第1通信部18から第2通信部19へ送信する様子を示す図である。ドライブレコーダ本体11は、照合の後、所定以上の重要度が設定された周囲映像データを外部記憶装置12の第2通信部19に送信する。所定以上の重要度が設定された周囲映像データは、ドライブレコーダ本体11の第1記憶部16と外部記憶装置12の第2記憶部25の両方に記憶され、外部記憶装置12の第2記憶部25にバックアップされる。
上記した動作によれば、ドライブレコーダ本体11の第1記憶部16に記憶された周囲映像データ全てを外部記憶装置12の第2通信部19に対して送信するのではなく、所定以上の重要度が設定された周囲映像データのみを外部記憶装置12の第2通信部19に対して送信するので、ドライブレコーダシステム10は、ドライブレコーダ本体11の第1記憶部16の周囲映像データのバックアップについて時間を要することなく行うことができる。
更には、第1記憶部16に記憶された周囲映像データのうち、重要度大に設定された周囲映像データを第1通信部18から第2通信部19に対して送信してもよい。
上記した動作によれば、ドライブレコーダ本体11の第1記憶部16に記憶された周囲映像データのうち、重要度大に設定された周囲映像データのみを外部記憶装置12の第2通信部19に対して送信するので、ドライブレコーダシステム10は、ドライブレコーダ本体11の第1記憶部16の周囲映像データのバックアップについて更に時間を短縮して行うことができる。
更には、第1記憶部16に記憶された周囲映像データのうち、重要度大及び重要度中に設定された周囲映像データを第1通信部18から第2通信部19に対して送信し、重要度大に設定された周囲映像データは上書き禁止となるように第2記憶部25に記憶されることとしてもよい。
上記した動作によれば、外部記憶装置12の第2記憶部25の記憶容量がいっぱいになったときに、重要度大に設定された周囲映像データは上書きされることがない。従って、第2記憶部25には有用性の高い重要度大に設定された周囲映像データが優先的に記憶されることになる。
なお、照合部38が、第1通信部18が受信した外部記憶装置12の固有の識別情報と登録部31に登録された識別情報とが一致すると照合しなかった場合、第1通信部18は周囲映像データを第2通信部19に対して送信しない(図9参照)。
図9は外部記憶装置12が照合されない場合を示す図である。すなわち、ドライブレコーダ本体11は、登録された外部記憶装置12が見つからなかった場合は、周囲映像データをドライブレコーダ本体11の第1記憶部16にのみ記憶する。
また、ドライブレコーダ本体11の動作の途中で外部記憶装置12が照合された場合は、第1記憶部16にのみ記憶された周囲映像データを外部記憶装置12の第2記憶部25に記憶しバックアップをする(図10参照)。図10は、ドライブレコーダ本体11の動作の途中で外部記憶装置12が照合された場合を示す図である。
続いて、ドライブレコーダシステム10の制御方法について説明する。ドライブレコーダ本体11と外部記憶装置12とは、互いに連携して動作することでドライブレコーダシステム10を構成する。
一方で、外部記憶装置12はドライブレコーダ本体11に対して分離して設けられているので、ドライブレコーダ本体11の制御プログラムと外部記憶装置12の制御プログラムとは、それぞれ独立して動作している。したがって、ドライブレコーダ本体11の制御方法と外部記憶装置12の制御方法とを各々説明することで、ドライブレコーダシステム10の制御方法を説明することとする。
図11のドライブレコーダ本体11の制御プログラムのフローチャートを参照して、本実施形態のドライブレコーダ本体11の制御方法をドライブレコーダ本体11の制御プログラムとともに説明する。
本実施形態のドライブレコーダ本体11の制御方法は、ドライブレコーダ本体11の制御プログラムに基づいて、ドライブレコーダ本体11のCPU17により実行される。
ドライブレコーダ本体11の制御プログラムは、ドライブレコーダ本体11のCPU17に対して、登録機能、映像取得機能、事象取得機能、判定機能、設定機能、第1記憶制御機能、第1通信制御機能、照合機能などの各種機能を実行させる。
これらの機能は図11に示す順序で処理を行う場合を例示したが、これに限らず、これらの順番を適宜入れ替えてドライブレコーダ本体11の制御プログラムを実行しても良い。なお、各機能は前述のドライブレコーダ本体11の説明と重複するため、その詳細な説明は省略する。
登録機能は、外部記憶装置12の個別の識別情報を登録する(登録ステップ:S31)。
映像取得機能は、車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する(映像取得ステップ:S32)。
映像取得機能は、車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する(映像取得ステップ:S32)。
事象取得機能は、車両に搭載された事象取得装置が取得した事象を事象データとして取得する(事象取得ステップ:S33)。
判定機能は、事象取得機能によって取得された事象データのレベルを判定する(判定ステップ:S34)。
判定機能は、事象取得機能によって取得された事象データのレベルを判定する(判定ステップ:S34)。
設定機能は、判定機能によって判定された事象データのレベルに応じて周囲映像データの重要度を設定する(設定ステップ:S35)。
第1記憶制御機能は、設定機能に設定された周囲映像データの重要度とともに、周囲映像データを事象の発生時を含む所定時間分について記憶映像としてドライブレコーダ本体11の第1記憶部16に記憶する(第1記憶制御ステップ:S36)。
第1通信制御機能は、第1通信部18を制御する(第1通信制御ステップ:S37)。
照合機能は、第1通信部18が受信した外部記憶装置12の固有の識別情報と、登録機能により登録された識別情報とが一致するか否かを照合する(照合ステップ:S38)。
照合機能は、第1通信部18が受信した外部記憶装置12の固有の識別情報と、登録機能により登録された識別情報とが一致するか否かを照合する(照合ステップ:S38)。
図12の外部記憶装置12の制御プログラムのフローチャートを参照して、本実施形態の外部記憶装置12の制御方法を外部記憶装置12の制御プログラムとともに説明する。
本実施形態の外部記憶装置12の制御方法は、外部記憶装置12の制御プログラムに基づいて、外部記憶装置12のCPU26により実行される。
本実施形態の外部記憶装置12の制御方法は、外部記憶装置12の制御プログラムに基づいて、外部記憶装置12のCPU26により実行される。
外部記憶装置12の制御プログラムは、外部記憶装置12のCPU26に対して、第2通信制御機能、第2記憶制御機能、通知機能などの各種機能を実行させる。
これらの機能は図12に示す順序で処理を行う場合を例示したが、これに限らず、これらの順番を適宜入れ替えて外部記憶装置12の制御プログラムを実行しても良い。なお、各機能は前述の外部記憶装置12の説明と重複するため、その詳細な説明は省略する。
第2通信制御機能は、第2通信部19を制御する(第2通信制御ステップ:S41)。
第2記憶制御機能は、ドライブレコーダ本体11の第1通信部18から送信された周囲映像データを記憶映像として外部記憶装置12の第2記憶部25に記憶する(第2記憶制御ステップ:S42)。
第2記憶制御機能は、ドライブレコーダ本体11の第1通信部18から送信された周囲映像データを記憶映像として外部記憶装置12の第2記憶部25に記憶する(第2記憶制御ステップ:S42)。
通知機能は、第2記憶部25に周囲映像データが記憶映像として記憶された場合に、該周囲映像データを含む記憶情報を外部装置28へ通知する(通知ステップ:S43)。
本開示は上記した実施形態に係るドライブレコーダシステム10に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本開示の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の変形例、若しくは応用例により実施可能である。
事象取得装置は、本実施形態では加速度センサ21を用いたが、これに限るものではない。例えば、速度センサ、前方車両との車間距離を測位するレーダ測位センサ、ジャイロセンサなどでもよい。また、これらを組み合わせて用いて事象取得装置としてもよい。
また、本実施形態では、外部記憶装置12は、ドライブレコーダ本体11に対して1個の場合を示したが、これに限るものではない。例えば、ドライブレコーダ本体11に対して複数個の外部記憶装置12を設けても良い。
また、本実施形態では、ドライブレコーダ本体11の第1通信部18と外部記憶装置12の第2通信部19とは近距離無線通信により通信する場合を示したが、これに限るものではない。即ち、ドライブレコーダ本体11の第1通信部18と外部記憶装置12の第2通信部19とは有線により通信を行ってもよい。
10 ドライブレコーダシステム
11 ドライブレコーダ本体
12 外部記憶装置
13 入出力インターフェース
14 Read Only Memory(ROM)
15 Random Access Memory(RAM)
16 第1記憶部
17 Central Processing Unit(CPU)
18 第1通信部
19 第2通信部
20 カメラ
21 加速度センサ
22 通信インターフェース
23 Read Only Memory(ROM)
24 Random Access Memory(RAM)
25 第2記憶部
26 Central Processing Unit(CPU)
27 ネットワーク
28 外部装置
31 登録部
32 映像取得部
33 事象取得部
34 判定部
35 設定部
36 第1記憶制御部
37 第1通信制御部
38 照合部
41 第2通信制御部
42 第2記憶制御部
43 通知部
11 ドライブレコーダ本体
12 外部記憶装置
13 入出力インターフェース
14 Read Only Memory(ROM)
15 Random Access Memory(RAM)
16 第1記憶部
17 Central Processing Unit(CPU)
18 第1通信部
19 第2通信部
20 カメラ
21 加速度センサ
22 通信インターフェース
23 Read Only Memory(ROM)
24 Random Access Memory(RAM)
25 第2記憶部
26 Central Processing Unit(CPU)
27 ネットワーク
28 外部装置
31 登録部
32 映像取得部
33 事象取得部
34 判定部
35 設定部
36 第1記憶制御部
37 第1通信制御部
38 照合部
41 第2通信制御部
42 第2記憶制御部
43 通知部
Claims (12)
- 外部と通信する第1通信部を備えるドライブレコーダ本体と、該ドライブレコーダ本体と分離され前記第1通信部と通信する第2通信部を備えた外部記憶装置と、を備えたドライブレコーダシステムであって、
前記ドライブレコーダ本体は、
前記外部記憶装置の個別の識別情報を登録する登録部と、
車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得部と、
前記車両に搭載された事象取得装置が取得した事象を事象データとして取得する事象取得部と、
前記周囲映像データを前記事象の発生時を含む所定時間分について記憶映像として前記ドライブレコーダ本体の第1記憶部に記憶する第1記憶制御部と、
前記第1通信部を制御する第1通信制御部と、
前記第1通信部が受信した前記外部記憶装置の固有の識別情報と、前記登録部に登録された識別情報とが一致するか否かを照合する照合部と、を備え、
前記外部記憶装置は、
前記第2通信部を制御する第2通信制御部と、
前記ドライブレコーダ本体の前記第1通信部から送信された前記周囲映像データを記憶映像として前記外部記憶装置の第2記憶部に記憶する第2記憶制御部と、を備え、
前記照合部が、前記第1通信部が受信した前記外部記憶装置の固有の識別情報と前記登録部に登録された識別情報とが一致すると照合した場合、前記第1記憶部に記憶された前記周囲映像データを前記第1通信部から前記第2通信部に対して送信することを特徴とするドライブレコーダシステム。 - 前記ドライブレコーダ本体は、
前記事象取得部によって取得された前記事象データのレベルを判定する判定部と、
前記判定部によって判定された前記事象データのレベルに応じて前記周囲映像データの重要度を設定する設定部と、をさらに備え、
前記第1記憶制御部は、前記設定部に設定された前記周囲映像データの重要度とともに、前記周囲映像データを前記事象の発生時を含む所定時間分について記憶映像として前記ドライブレコーダ本体の第1記憶部に記憶し、
前記照合部が、前記第1通信部が受信した前記外部記憶装置の固有の識別情報と前記登録部に登録された識別情報とが一致すると照合した場合、前記第1記憶部に記憶された前記周囲映像データのうち、前記設定部によって所定以上の重要度が設定された前記周囲映像データを前記第1通信部から前記第2通信部に対して送信することを特徴とする請求項1に記載のドライブレコーダシステム。 - 前記事象取得装置は、加速度センサであり、
前記事象取得部は、前記加速度センサからの加速度信号を前記事象データとして取得し、
前記判定部は、前記事象取得部によって取得された前記加速度信号に基づいて前記加速度信号が示す危険度を判定し、
前記設定部は、前記判定部によって判定された前記危険度に応じて前記周囲映像データの重要度を設定することを特徴とする請求項2に記載のドライブレコーダシステム。 - 前記判定部は、
前記加速度センサの検知した加速度の大きさに応じて前記危険度を危険度大、危険度中、危険度小の順に段階的に判定し、
前記設定部は、
前記判定部によって判定された前記危険度大を判定された前記加速度信号の発生時を含む前記周囲映像データを重要度大に設定し、
前記判定部によって判定された前記危険度中を判定された前記加速度信号の発生時を含む前記周囲映像データを重要度中に設定し、
前記判定部によって判定された前記危険度小を判定された前記加速度信号の発生時を含む前記周囲映像データを重要度小に設定し、
前記第1記憶部に記憶された前記周囲映像データのうち、前記重要度大に設定された前記周囲映像データを前記第1通信部から前記第2通信部に対して送信することを特徴とする請求項3に記載のドライブレコーダシステム。 - 前記判定部は、
前記加速度センサの検知した加速度の大きさに応じて前記危険度を危険度大、危険度中、危険度小の順に段階的に判定し、
前記設定部は、
前記判定部によって判定された前記危険度大を判定された前記加速度信号の発生時を含む前記周囲映像データを重要度大に設定し、
前記判定部によって判定された前記危険度中を判定された前記加速度信号の発生時を含む前記周囲映像データを重要度中に設定し、
前記判定部によって判定された前記危険度小を判定された前記加速度信号の発生時を含む前記周囲映像データを重要度小に設定し、
前記第1記憶部に記憶された前記周囲映像データのうち、前記重要度大及び前記重要度中に設定された前記周囲映像データを前記第1通信部から前記第2通信部に対して送信し、
前記重要度大に設定された前記周囲映像データは上書き禁止となるように前記第2記憶部に記憶されることを特徴とする請求項3に記載のドライブレコーダシステム。 - 前記第1通信部と前記第2通信部とは無線通信により通信することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のドライブレコーダシステム。
- 前記第2記憶部の記憶容量は前記第1記憶部の記憶容量よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のドライブレコーダシステム。
- 前記外部記憶装置は、前記第2記憶部に前記周囲映像データが記憶映像として記憶された場合に、該周囲映像データを含む記憶情報を外部装置へ通知する通知部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のドライブレコーダシステム。
- 前記第1記憶制御部は、前記設定部に設定された前記周囲映像データの重要度に応じて前記所定時間分を長くして前記周囲映像データを記憶映像として記憶することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のドライブレコーダシステム。
- 前記第2記憶部は前記外部記憶装置に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のドライブレコーダシステム。
- 外部と通信する第1通信部を備えるドライブレコーダ本体と、該ドライブレコーダ本体と分離され前記第1通信部と通信する第2通信部を備えた外部記憶装置と、を備えたドライブレコーダシステムの制御方法であって、
前記外部記憶装置の個別の識別情報を登録する登録ステップと、
車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得ステップと、
前記車両に搭載された事象取得装置が取得した事象を事象データとして取得する事象取得ステップと、
前記周囲映像データを前記事象の発生時を含む所定時間分について記憶映像として前記ドライブレコーダ本体の第1記憶部に記憶する第1記憶制御ステップと、
前記第1通信部を制御する第1通信制御ステップと、
前記第1通信部が受信した前記外部記憶装置の固有の識別情報と、前記登録ステップにより登録された識別情報とが一致するか否かを照合する照合ステップと、
前記第2通信部を制御する第2通信制御ステップと、
前記ドライブレコーダ本体の前記第1通信部から送信された前記周囲映像データを記憶映像として前記外部記憶装置の第2記憶部に記憶する第2記憶制御ステップと、を実行し、
前記照合ステップが、前記第1通信部が受信した前記外部記憶装置の固有の識別情報と前記登録ステップにより登録された識別情報とが一致すると照合した場合、前記第1記憶部に記憶された前記周囲映像データを前記第1通信部から前記第2通信部に対して送信することを特徴とするドライブレコーダシステムの制御方法。 - 外部と通信する第1通信部を備えるドライブレコーダ本体と、該ドライブレコーダ本体と分離され前記第1通信部と通信する第2通信部を備えた外部記憶装置と、を備えたドライブレコーダシステムの制御プログラムであって、
前記ドライブレコーダシステムに用いられるコンピュータに、
前記外部記憶装置の個別の識別情報を登録する登録機能と、
車両に搭載された撮像装置が撮像した該車両の周囲映像を周囲映像データとして取得する映像取得機能と、
前記車両に搭載された事象取得装置が取得した事象を事象データとして取得する事象取得機能と、
前記周囲映像データを前記事象の発生時を含む所定時間分について記憶映像として前記ドライブレコーダ本体の第1記憶部に記憶する第1記憶制御機能と、
前記第1通信部を制御する第1通信制御機能と、
前記第1通信部が受信した前記外部記憶装置の固有の識別情報と、前記登録機能により登録された識別情報とが一致するか否かを照合する照合機能と、
前記第2通信部を制御する第2通信制御機能と、
前記ドライブレコーダ本体の前記第1通信部から送信された前記周囲映像データを記憶映像として前記外部記憶装置の第2記憶部に記憶する第2記憶制御機能と、を実現させ、
前記照合機能が、前記第1通信部が受信した前記外部記憶装置の固有の識別情報と前記登録機能により登録された識別情報とが一致すると照合した場合、前記第1記憶部に記憶された前記周囲映像データを前記第1通信部から前記第2通信部に対して送信することを特徴とするドライブレコーダシステムの制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020181666A JP2022072303A (ja) | 2020-10-29 | 2020-10-29 | ドライブレコーダシステム、ドライブレコーダシステムの制御方法、及びドライブレコーダシステムの制御プログラム |
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JP2020181666A Pending JP2022072303A (ja) | 2020-10-29 | 2020-10-29 | ドライブレコーダシステム、ドライブレコーダシステムの制御方法、及びドライブレコーダシステムの制御プログラム |
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