JP2022070052A - ナースコールシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 患者が所持しているスマートフォンに呼出ボタンとしての機能を持たせることが可能なナースコールシステムを提供する。【解決手段】 ナースコール子機1は、スマートフォン5との間でBluetooth(登録商標)規格に準拠した通信を行う通信アダプタ1bと、ナースコール親機3に呼出信号を生成して送信するプレート子機1aとを有する一方、患者のスマートフォン5には、通信アダプタ1bと通信して看護師を呼び出す呼出信号をプレート子機1aに生成させるための所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされ、スマートフォン5の操作でナースコール子機1を介した看護師の呼び出しを実施する。【選択図】 図1
Description
本発明はナースコールシステムに関し、特に患者が操作するナースコール子機に無線機能を搭載したナースコールシステムに関する。
ベッド毎に設置されて、患者が看護師を呼び出す呼出ボタンをワイヤレスにしたナースコールシステムがある。例えば、特許文献1では、ナースコール子機を構成するプレート子機に、呼出ボタンと通信する無線通信機能を設けて、呼出ボタンをワイヤレスにしている。呼出ボタンをワイヤレス(無線化)にすることで、ベッド移動や患者が起き上がり動作の際に接続線が引っ張られて断線したり、コネクタに負荷がかかって破損するといった問題を無くす事ができた。
近年の携帯電話、特にスマートフォンの普及にともない、患者もスマートフォンを所持している場合が多い。そして、携帯電話が送出する電波強度は小さくなってきており、病院内での使用が可能となっている。
スマートフォンは、アプリケーションソフトウェアをダウンロードするだけで、その近距離無線通信機能であるBluetooth(登録商標)通信やインターネットを利用して多様な機能を追加できるため、様々な使用形態が提案されている。
スマートフォンは、アプリケーションソフトウェアをダウンロードするだけで、その近距離無線通信機能であるBluetooth(登録商標)通信やインターネットを利用して多様な機能を追加できるため、様々な使用形態が提案されている。
そのため、スマートフォンのBluetooth(登録商標)機能を利用して、ナースコール子機との間で通信を可能とすれば、スマートフォンを呼出ボタンとして使用することが可能となり、従来の呼出ボタンが必要なくなる。また、付随して患者自身が所有するスマートフォンを操作するため、だれが使ったかわからない専用の呼出ボタンを使わなくて済み、患者は安心できる。
そこで、本発明の目的は、患者が所持しているスマートフォンに呼出ボタンとしての機能を持たせることが可能なナースコールシステムを提供することにある。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、ベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機と、ナースコール子機から送出された呼出信号を中継すると共に呼び出しの発生を報知する廊下灯と、ナースステーションに設置されてナースコール子機からの呼び出しに応答するためのナースコール親機とを有するナースコールシステムであって、ナースコール子機は、スマートフォンとの間でBluetooth(登録商標)規格に準拠した通信を行う子機通信部と、ナースコール親機に呼出信号を生成して送信する子機制御部とを有する一方、スマートフォンには、子機通信部と通信して、看護師を呼び出す呼出信号を子機制御部に生成させるための所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされており、スマートフォンの操作で、ナースコール子機を介した看護師の呼び出しが可能であることを特徴とする。
この構成によれば、ナースコール子機にBluetooth(登録商標)通信機能を具備させたことで、スマートフォンとの間でBluetooth(登録商標)通信を実施でき、スマートフォンをワイヤレス呼出ボタンとして使用することが可能となる。よって、従来の呼出ボタンの必要性が無くなる。
この構成によれば、ナースコール子機にBluetooth(登録商標)通信機能を具備させたことで、スマートフォンとの間でBluetooth(登録商標)通信を実施でき、スマートフォンをワイヤレス呼出ボタンとして使用することが可能となる。よって、従来の呼出ボタンの必要性が無くなる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、ナースコール子機は、壁面に設置されて子機制御部を備えたプレート子機と、子機通信部を備えた通信アダプタとを有し、通信アダプタは、プレート子機に設けられたコネクタ部に取り外し可能に接続されて成ることを特徴とする。
この構成によれば、通信アダプタをプレート子機に接続すれば、スマートフォンを使用した呼び出しが可能となるため、プレート子機を従来の構成から大きく変更する必要がない。また、患者がスマートフォンを使用しない場合は、通信アダプタを他の患者のために使用できる。
この構成によれば、通信アダプタをプレート子機に接続すれば、スマートフォンを使用した呼び出しが可能となるため、プレート子機を従来の構成から大きく変更する必要がない。また、患者がスマートフォンを使用しない場合は、通信アダプタを他の患者のために使用できる。
本発明によれば、ナースコール子機がスマートフォンが具備している近距離無線通信機能であるBluetooth(登録商標)通信機能を具備するため、スマートフォンとの間で近距離無線通信を実施できる。よって、スマートフォンをワイヤレス呼出ボタンとして使用することが可能となり、従来の呼出ボタンが必要無くなる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るナースコールシステムの一例を示す構成図である。図1に示すように、ナースコールシステムは、病室のベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出す機能を備えたナースコール子機1、病室毎にその出入り口の廊下側に設置されて、呼出信号を中継すると共に呼び出しの発生を報知する廊下灯2、ナースステーションに設置されて呼び出しに応答する機能を備えたナースコール親機3、機器間の通信を制御する制御機4を備えている。
ナースコール子機1は伝送線L1により病室毎の廊下灯2に接続されている。廊下灯2は院内LANにより制御機4に接続され、制御機4は院内LANによりナースコール親機3に接続されている。
ナースコール子機1は伝送線L1により病室毎の廊下灯2に接続されている。廊下灯2は院内LANにより制御機4に接続され、制御機4は院内LANによりナースコール親機3に接続されている。
ナースコール子機1は、壁面に設置されたプレート子機1aと、プレート子機1aに接続された通信アダプタ1bと、同様にプレート子機1aに接続された呼出握りボタン1cとで構成されている。通信アダプタ1bは、患者が携行しているスマートフォン5と通信する為のものである。尚、呼出握りボタン1cは、従来の呼出ボタンであり、患者がスマートフォン5を持たない場合に使用される。
図2はプレート子機1aと通信アダプタ1bのブロック図を示している。プレート子機1aは、通信アダプタ1bを接続する第1コネクタ部11、呼出握りボタン(呼出ボタン)1cを接続する第2コネクタ部12、呼出信号の送信をリセットする復旧ボタン13、廊下灯2と通信するための子機IF14、通話するためのマイク15a及びスピーカ15bを備えた通話部15、プレート子機1aを制御するプレート子機CPU16等を備えている。
通信アダプタ1bは、プレート子機1aに接続するコネクタ部17、スマートフォン5と通信する通信部18、スマートフォンID情報を記憶する記憶部19、通信アダプタCPU20等を備えている。通信部18は、Bluetooth(登録商標)規格での通信を行うために2.4GHzの周波数帯で通信するアンテナ18aを有している。尚、通信アダプタ1bは、第1コネクタ部11を介してプレート子機1aから電源が供給される。
また図1に示すように、廊下灯2は、病室内のナースコール子機1による呼び出しの発生を表示する表示灯22、患者氏名等を表示する患者情報表示部23を備えている。
ナースコール親機3は、ナースコール子機1による呼出発生を報音する報音部31、呼び出しに応答するためのハンドセット32を備えた第1親機3a、個々の患者の詳細情報を表示する表示部33を備えた第2親機3bとを備えている。
ナースコール親機3は、ナースコール子機1による呼出発生を報音する報音部31、呼び出しに応答するためのハンドセット32を備えた第1親機3a、個々の患者の詳細情報を表示する表示部33を備えた第2親機3bとを備えている。
上記の如く構成されたナースコールシステムにおいて、患者がスマートフォン5を使用して看護師を呼び出す流れは以下のようである。
まずスマートフォン5に、スマートフォン5を呼出ボタンとしての機能を持たせるためのアプリケーションソフトウェア(以下、ナースコールアプリと称する)をインストールする。これは、所定の操作により病院内のネットワークを介して、或いは外部通信ネットワークを介してクラウドサーバ(図示せず)からダウンロードされ、インストールされる。
このナースコールアプリのダウンロードにより、通信アダプタ1bとの間でBluetooth(登録商標)規格に準拠した通信が可能となる。
まずスマートフォン5に、スマートフォン5を呼出ボタンとしての機能を持たせるためのアプリケーションソフトウェア(以下、ナースコールアプリと称する)をインストールする。これは、所定の操作により病院内のネットワークを介して、或いは外部通信ネットワークを介してクラウドサーバ(図示せず)からダウンロードされ、インストールされる。
このナースコールアプリのダウンロードにより、通信アダプタ1bとの間でBluetooth(登録商標)規格に準拠した通信が可能となる。
次に、通信アダプタ1bとのペアリングを行う。ダウンロードしたナースコールアプリを起動して、特定の通信アダプタ1b、即ち患者のベッドに関連付けられているプレート子機1aと患者が所持しているスマートフォン5とが1対1で通信可能な状態となるよう、所定の操作でペアリングする。
このペアリング操作で、通信アダプタ1bの記憶部19にスマートフォン5のIDが登録されると共に、スマートフォン5に通信アダプタ1bのIDが登録される。こうして、1対1の通信が可能となり、スマートフォン5の呼出操作(ナースコール操作)を受けて、例えば隣のベッドに関連付けられているプレート子機1aが、受信するようなことがなくなる。
このペアリング操作で、通信アダプタ1bの記憶部19にスマートフォン5のIDが登録されると共に、スマートフォン5に通信アダプタ1bのIDが登録される。こうして、1対1の通信が可能となり、スマートフォン5の呼出操作(ナースコール操作)を受けて、例えば隣のベッドに関連付けられているプレート子機1aが、受信するようなことがなくなる。
ペアリングの完了により、スマートフォン5のナースコール操作で、スマートフォン5から通信アダプタ1bに操作信号が送信される。そして、プレート子機1aにおいて呼出信号が生成され、生成された呼出信号はナースコール親機3に送信される。以下具体的に説明する。
図3は、ナースコールアプリを起動したスマートフォン5の表示を示し、ディスプレイ5aにナースコールボタン51が表示される。このナースコールボタン51をタッチすると、Bluetooth(登録商標)規格の操作信号が送出される。この操作信号は通信アダプタ1bが受信し、操作信号を受信した通信アダプタCPU20は、プレート子機1aにそれを通知する。
図3は、ナースコールアプリを起動したスマートフォン5の表示を示し、ディスプレイ5aにナースコールボタン51が表示される。このナースコールボタン51をタッチすると、Bluetooth(登録商標)規格の操作信号が送出される。この操作信号は通信アダプタ1bが受信し、操作信号を受信した通信アダプタCPU20は、プレート子機1aにそれを通知する。
通知を受けたプレート子機1aは、呼出モードに移行して自身のIDを添付した呼出信号を生成し、廊下灯2、制御機4を介してナースコール親機3に送信する。この呼出信号は、呼出握りボタン1c等の呼出ボタンの操作により生成される呼出信号と共通の信号であり、この呼出信号を受信したナースコール親機3では、呼出音を報音させると共に表示部33に呼出元情報を表示する。また廊下灯2は、呼び出しの発生を表示灯22を点灯させて通知する。
尚、呼び出しを受けたナースコール親機3で応答操作されたら、ナースコール親機3とナースコール子機1との間で通話路が形成され、看護師と患者との間で通話が可能となる。
尚、呼び出しを受けたナースコール親機3で応答操作されたら、ナースコール親機3とナースコール子機1との間で通話路が形成され、看護師と患者との間で通話が可能となる。
一方、プレート子機1aが操作信号に基づいた呼出信号の送信を行ったことを認識した通信アダプタ1bは、スマートフォン5に返信信号を送信する。返信信号を受けたスマートフォン5は、「呼出中」等に表示が切り替わる。
その後、呼び出しを受けて患者の元に来た看護師がプレート子機1aの復旧ボタン13を押すと、呼出モードはリセットされて呼出動作は終了する。またリセット信号は、スマートフォン5に送信されて、呼出中の表示が消える。
その後、呼び出しを受けて患者の元に来た看護師がプレート子機1aの復旧ボタン13を押すと、呼出モードはリセットされて呼出動作は終了する。またリセット信号は、スマートフォン5に送信されて、呼出中の表示が消える。
このように、ナースコール子機1にBluetooth(登録商標)通信機能を具備させたことで、スマートフォン5との間でBluetooth(登録商標)通信を実施でき、スマートフォン5をワイヤレス呼出ボタンとして使用することが可能となる。よって、従来の呼出ボタンの必要性が無くなる。
また、プレート子機1aと通信アダプタ1bとを別体として、通信アダプタ1bをプレート子機1aに接続すれば、スマートフォン5を使用した呼び出しが可能となるため、プレート子機1a自体に無線通信機能を内蔵させる必要が無く、従来のものから大きく変更する必要がない。更に、スマートフォン5を使用しない患者に通信アダプタ1bは必要無いため、通信アダプタ1bを外して他の患者のために使用でき、通信アダプタ1bをプレート子機1aの数に合わせて用意する必要がない。
加えて、だれが触ったかわからない専用の呼出ボタンを操作する必要が無くなるため、患者は安心できる。
また、プレート子機1aと通信アダプタ1bとを別体として、通信アダプタ1bをプレート子機1aに接続すれば、スマートフォン5を使用した呼び出しが可能となるため、プレート子機1a自体に無線通信機能を内蔵させる必要が無く、従来のものから大きく変更する必要がない。更に、スマートフォン5を使用しない患者に通信アダプタ1bは必要無いため、通信アダプタ1bを外して他の患者のために使用でき、通信アダプタ1bをプレート子機1aの数に合わせて用意する必要がない。
加えて、だれが触ったかわからない専用の呼出ボタンを操作する必要が無くなるため、患者は安心できる。
尚、上記実施形態では、プレート子機1aと通信アダプタ1bとを別体としているが、一体としても良い。
1・・ナースコール子機、1a・・プレート子機、1b・・通信アダプタ、2・・廊下灯、3・・ナースコール親機、4・・制御機、5・・スマートフォン、11・・第1コネクタ部(コネクタ部)、16・・プレート子機CPU(子機制御部)、18・・通信部(子機通信部)、20・・通信アダプタCPU(子機通信部)。
Claims (2)
- ベッド毎に設置されて患者が看護師を呼び出すためのナースコール子機と、前記ナースコール子機から送出された呼出信号を中継すると共に呼び出しの発生を報知する廊下灯と、ナースステーションに設置されて前記ナースコール子機からの呼び出しに応答するためのナースコール親機とを有するナースコールシステムであって、
前記ナースコール子機は、スマートフォンとの間でBluetooth(登録商標)規格に準拠した通信を行う子機通信部と、前記ナースコール親機に呼出信号を生成して送信する子機制御部とを有する一方、
前記スマートフォンには、前記子機通信部と通信して、看護師を呼び出す呼出信号を前記子機制御部に生成させるための所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされており、
前記スマートフォンの操作で、前記ナースコール子機を介した看護師の呼び出しが可能であることを特徴とするナースコールシステム。 - 前記ナースコール子機は、壁面に設置されて前記子機制御部を備えたプレート子機と、前記子機通信部を備えた通信アダプタとを有し、
前記通信アダプタは、前記プレート子機に設けられたコネクタ部に取り外し可能に接続されて成ることを特徴とする請求項1記載のナースコールシステム。
Priority Applications (1)
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JP2020179068A JP2022070052A (ja) | 2020-10-26 | 2020-10-26 | ナースコールシステム |
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Publications (1)
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2020
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