JP2022069966A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従動歯車の樹脂歯を、環境にやさしい所定のポリアミド樹脂組成物で形成し、寸法安定性を達成すると共に、優れた耐疲労性を維持し、ポリα―オレフィン油を基油とするグリースを用いても、潤滑性の維持を両立した、高信頼性を有する電動パワーステアリング装置を提供する。【解決手段】電動モータ39による補助動力を、減速歯車機構13を構成する駆動歯車11と従動歯車9を介して車両のステアリング機構に伝達するように構成され、前記従動歯車9が外周面に樹脂歯3を有する電動パワーステアリング装置において、前記樹脂歯3を、ポリアミド56樹脂と、含有量10~40重量%とした強化材と、からなるポリアミド樹脂組成物で形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置、特に、操舵補助出力発生用電動モータの出力をステアリングシャフトに伝達するための電動パワーステアリング装置用の減速歯車機構の改良に関する。
自動車に組み込まれる電動パワーステアリング装置には、電動モータに比較的高回転、低トルクのものが使用されるため、電動モータとステアリングシャフトの間に減速歯車機構が組み込まれている。
減速歯車機構としては、一組で大きな減速比が得られる等の理由から、図3に示されるような、電動モータ39(図2参照)の回転軸に連結するウォーム(駆動歯車)11と、ウォーム11に噛み合うウォームホイール(従動歯車)9とから構成される電動パワーステアリング装置用の減速歯車機構13(以下、単に「減速歯車機構」ともいう)が使用されるのが一般的である。
このような減速歯車機構13では、ウォームホイール9とウォーム11の両方を金属製にすると、ハンドル操作時に歯打ち音や振動音等の不快音が発生するという不具合を生じていた。そこで、ウォームホイール9は、金属製の芯管1の外周に、樹脂製で外周面にギア歯7を形成してなる樹脂部3を一体化させたものを使用して騒音対策を行っている。
樹脂部3を構成する樹脂材料としては、例えば、特許文献1に記載されているように、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアセタール、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等のベース樹脂に、ガラス繊維や炭素繊維等の強化材を配合した材料の他、強化材を含有しないMC(モノマーキャスト)ナイロン、ポリアミド6、ポリアミド66等が使用されている。それらの中でも、寸法安定性やコストを考慮して、強化材を含有しないMCナイロン、ガラス繊維を含有したポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド46等が主流となっている。
通常、図2に示すような電動パワーステアリングの2つの玉軸受35,35の間の内部空間には、金属製のウォーム11とウォームホイール9の樹脂歯(樹脂部)3との潤滑用に、グリースが充填されている。一般的に、基油として、鉱油や耐熱性を考慮したポリα-オレフィン油を使用したグリースが用いられている。
また、ウォーム11の両端の玉軸受35,35に予圧を掛けると共に、タイヤ側から微少なキックバック入力が入ってきた時に、ウォーム11を軸方向に動かすことによりモータが回転しないようにし、ハンドル側にキックバックのみの情報を伝えるように働くようにするゴム製のダンパー37(図2参照)が取り付けられているものもある。通常ゴム材としては、圧縮永久歪が小さいエチレンアクリルゴムに代表されるアクリルゴムが最も一般的に用いられている。
しかしながら、上記の脂肪族ポリアミド系材料(66ナイロン樹脂、46ナイロン樹脂)の原料は全て石油由来であり、二酸化炭素の削減に貢献するような植物由来原料を用いていないため、環境にやさしいものではなかった。
また、上記の脂肪族ポリアミド系材料は、耐疲労性に優れるものの、吸水性が高いため、水分を吸収してウォームホイール9のギア歯7が膨潤し、初期にウォーム11との間に存在していた隙間が無くなったり、更に膨潤するとウォーム11を圧迫したりする可能性もある。それによって、ギアの抵抗が重くなって、結果としてハンドルが重くなったり、また圧迫によってギア部が摩耗や破損を起こしたりして、装置全体として機能しなくなることも想定される。また、同じ脂肪族ポリアミド系材料としては、低吸水性のポリアミド11(融点187℃)、ポリアミド12(融点176℃)があるが、ポリアミド66(融点265℃)には及ばないものであった。
また、樹脂部3に用いる材料として、特許文献2に記載されているような半芳香族ポリアミド(変性ポリアミド6T、ポリアミド9T等)をベース樹脂として用いることで、ポリアミド6・ポリアミド66・ポリアミド46で問題となる虞がある吸水寸法変化を改善するものも提案されている。
しかし、上記の半芳香族ポリアミドは、吸水寸法変化には優れるものの、潤滑に用いられるグリース基油であるポリα―オレフィン油に対して濡れ性が悪く、ギア部の摩耗が発生しやすいという問題点があった。
特公平6-60674号公報 特開2007-168718号公報
本発明は、従来技術の有するこのような問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、従動歯車のベース材料を、環境にやさしい材料であるバイオ度50%のポリアミド56、バイオ度100%のポリアミド510、バイオ度25~40%の半芳香族ポリアミドであるポリアミド6Tと、脂肪族ポリアミドであるポリアミド11の共重合ポリアミドで形成し、寸法安定性を達成すると共に、優れた耐疲労性を維持し、ポリα―オレフィン油を基油とするグリースを用いても、潤滑性の維持を両立した、高信頼性を有する電動パワーステアリング装置を提供することにある。
この目的を達成するために、第1の本発明は、電動モータによる補助動力を、減速歯車機構を構成する駆動歯車と従動歯車を介して車両のステアリング機構に伝達するように構成され、前記従動歯車が外周面に樹脂歯を有する電動パワーステアリング装置において、
前記樹脂歯を、ポリアミド56樹脂と、含有量10~40重量%とした強化材と、からなるポリアミド樹脂組成物で形成したことを特徴とする電動パワーステアリング装置としたことである。
第2の本発明は、電動モータによる補助動力を、減速歯車機構を構成する駆動歯車と従動歯車を介して車両のステアリング機構に伝達するように構成され、前記従動歯車が外周面に樹脂歯を有する電動パワーステアリング装置において、
前記樹脂歯を、ポリアミド510樹脂と、含有量10~40重量%とした強化材と、からなるポリアミド樹脂組成物で形成したことを特徴とする電動パワーステアリング装置としたことである。
第3の本発明は、電動モータによる補助動力を、減速歯車機構を構成する駆動歯車と従動歯車を介して車両のステアリング機構に伝達するように構成され、前記従動歯車が外周面に樹脂歯を有する電動パワーステアリング装置において、
樹脂歯を、半芳香族ポリアミドであるポリアミド6Tと、脂肪族ポリアミドであるポリアミド11の共重合ポリアミドと、含有量10~40重量%とした強化材と、からなるポリアミド樹脂組成物で形成したことを特徴とする電動パワーステアリング装置としたことである。
第4の本発明は、第1の本発明乃至第3の本発明のいずれかにおいて、少なくとも前記従動歯車と前記駆動歯車との間にグリースが介在され、
前記グリースは、生分解性グリースとしたことを特徴とする電動パワーステアリング装置としたことである。
第5の本発明は、第2の本発明又は第3の本発明において、少なくとも前記従動歯車と前記駆動歯車との間にグリースが介在され、
前記グリースは、基油の主成分を、ポリα―オレフィン油としたことを特徴とする電動パワーステアリング装置としたことである。
第6の本発明は、第1の本発明乃至第5の本発明のいずれかにおいて、前記従動歯車及び前記駆動歯車が、円筒ウォームギア、はすば歯車、平歯車、かさ歯車、ハイポイントギアの中から選ばれた一つであることを特徴とする電動パワーステアリング装置としたことである。
本発明によれば、従動歯車のベース材料を、環境にやさしい材料であるバイオ度50%のポリアミド56、バイオ度100%のポリアミド510、バイオ度25~40%の半芳香族ポリアミドであるポリアミド6Tと、脂肪族ポリアミドであるポリアミド11の共重合ポリアミドで形成することで、寸法安定性を達成すると共に、優れた耐疲労性を維持し、ポリα―オレフィン油を基油とするグリースを用いても、潤滑性の維持を両立した、高信頼性を有する電動パワーステアリング装置を提供することができる。
パワーステアリング装置の一例を示す一部断面構成図である。 図1のA-A線断面図で、電動モータと減速歯車機構との連結部周辺を示す概略構成図である。 減速歯車機構の一例(円筒ウォームギア)を示す斜視図である。 減速歯車機構の他の例(平歯車)を示す斜視図である。 減速歯車機構の他の例(はすば歯車)を示す斜視図である。 減速歯車機構の他の例(かさ歯車)を示す斜視図である。 減速歯車機構の他の例(ハイボイドギア)を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明の一実施形態に過ぎず何等限定解釈されるものではなく本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
「第一実施形態」
本発明の一実施の形態として、例えば図1に示す電動パワーステアリング装置を例示することができる。
図示される電動パワーステアリング装置において、ステアリングコラム50の出力軸60側には、図2及び図3に示したような減速歯車機構(減速ギアとも言う)13を、ハウジング31に収容して構成されるギアボックス33が配設されている。
また、ステアリングコラム50は中空になっており、ステアリングシャフト70が挿通され、ハウジング31に収納された転がり軸受90,91により回転自在に支承されている。また、ステアリングシャフト70は中空軸であり、トーションバー80を収容している。そして、ステアリングシャフト70の外周面には、ウォームホイール9が設けてあり、このウォームホイール9にウォーム11が噛合してある。また、これらウォームホイール9とウォーム11とからなる減速歯車機構13には、図2に示したように、電動モータ39が連結されている。
減速歯車機構13は、図3に示したように、金属製の芯管1の外周に、ポリアミド樹脂組成物からなり、その外周端面にギア歯7を形成した樹脂部3を一体化したウォームホイール9と、金属製のウォーム11とから構成される。尚、ウォームホイール9において、金属製芯管1と樹脂部3とを接着剤により接着してもよく、接着剤として例えばシラン系カップリング剤、チタネート系カップリング剤またはトリアジンチオール化合物を用いることができる。図中、符号5は接着層を示す。
樹脂部3を形成するベース樹脂としては、石油由来のアジピン酸と植物由来セルロースの糖化技術で得られる、1,5-ペンタジアミンとの重縮合反応で形成されるポリアミド56樹脂を使用することができる。ポリアミド56樹脂は、植物由来の1,5-ペンタジアミンを原料とすることで、バイオ度が50%となり、環境にやさしい材料である
ポリアミド樹脂の分子量は、ガラス繊維等の強化材含有状態で射出成形できる範囲、具体的には数平均分子量で13000~28000、より好ましくは、耐疲労性、成形性を考慮すると、数平均分子量で18000~26000の範囲である。数平均分子量が13000未満の場合は分子量が低すぎて耐疲労性が悪く、実用性が低い。それに対して数平均分子量が28000を越える場合は、ガラス繊維等の強化材の実用的な含有量15~35重量%を含ませると、溶融粘度が高くなりすぎ、樹脂歯車を精度良く射出成形で製造することが難しくなり、好ましくない。
ベース樹脂は、樹脂単独でも一定以上の耐久性を示し、ウォームホイール9の相手材である金属製のウォーム11の摩耗に対して有利に働き、減速歯車機構13として十分に機能する。しかしながら、より過酷な使用条件で使用されると、ギア歯7が破損や摩耗することも想定されるため、信頼性をより高めるために、強化材を配合することが好ましい。
強化材としては、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー等が好ましく、上記に挙げたポリアミド樹脂との接着性を考慮してシランカップリング剤等で表面処理したものが更に好ましい。また、これらの強化材は複数種を組み合わせて使用することができる。衝撃強度を考慮すると、ガラス繊維や炭素繊維等の繊維状物を配合することが好ましく、更にウォーム11の損傷を考慮するとウィスカー状物を繊維状物と組み合わせて配合することが好ましい。混合使用する場合の混合比は、繊維状物及びウィスカー状物の種類により異なり、衝撃強度やウォーム11の損傷等を考慮して適宜選択される。
また、ガラス繊維としては、少ない含有量で高強度化と耐摩耗性の改善が可能な平均繊維径が5~7μmのもの、あるいは異形断面のものがより好適である。
これらの強化材は、全体の10~40重量%、特に15~30重量%の割合で配合することが好ましい。強化材の配合量が10重量%未満の場合には、機械的強度の改善が少なく好ましくない。強化材の配合量が40重量%を超える場合には、ウォーム11を損傷し易くなり、ウォーム11の摩耗が促進されて減速ギアとしての耐久性が不足する可能性があり好ましくない。
更に、添加剤として樹脂に、成形時及び使用時の熱による劣化を防止するために、ヨウ化物系熱安定剤やアミン系酸化防止剤を、それぞれ単独あるいは併用して添加することが好ましい。
電動パワーステアリング装置では、従来と同様に、ハウジング31の一対の転がり軸受35,35の間の空間に、ウォーム11とウォームホイール9との両ギア歯間の潤滑のためのグリースが充填される(図2参照)。
グリースは、特に限定されないが、基油がポリα―オレフィンを主成分としたもので、増ちょう剤は、アミンとイソシアネートからなるウレア化合物、Li石けん、Liコンプレックス石けん、Ba石けん、Baコンプレックス石けん等を用いることができる。これらの増ちょう剤の中で、ポリアミドに構造が類似のウレア結合を有するウレア化合物が、ポリアミド樹脂への吸着性に優れ、特に好ましい。基油は、上記のポリα―オレフィン油の潤滑性を改善するために、ジエステル油や芳香族エステル油を混合したものであってよい。混入量は、基油全体に対して、30重量%以下である。
また、生分解性グリースを使用すると、より環境にやさしい転がり軸受となり、好適である。
生分解性グリースとしては、基油として、ナタネ油、ヒマシ油等の植物油か、トリメチロールプロパンエステル、ペンタエリスリトールなどの合成脂肪酸エステルのものが生分解性に優れており、使用することができる。
増ちょう剤としては、カルシウム石けん、リチウム石けん、リチウムコンプレックス石けんやウレア、ベントナイトを使用することができる。
生分解性グリースは、基油がエステル系のため、本発明のポリアミド56への濡れ性は良好である。
更に、これらのグリースには、他の添加剤を加えることもできる。例えば、アミン系やフェノール系等の酸化防止剤、Caスルホネート等の防錆剤、MoDTC等の極圧添加剤、モンタン酸エステルワックス、モンタン酸エステル部分けん化ワックス、ポリエチレンワックス、オレイン酸等油性向上剤、などである。
本実施形態によれば、一定レベルの耐熱性を有し、ポリアミド66と同等の吸水性を有するポリアミド56を、電動パワーステアリング装置の減速歯車機構13の樹脂部3を構成する樹脂材料に適用することで、様々な環境での使用が可能となった高信頼性の電動パワーステアリング装置を提供することができる。また、ポリアミド56はバイオ度が50%であることから、従来の石油由来成分のみでバイオ度が0%であったポリアミド66等に比べて、環境にやさしい電動パワーステアリング装置とすることとすることができる。
また、グリースを生分解性グリースとすると、更に環境にやさしい電動パワーステアリング装置とすることができる。
尚、本発明の電動パワーステアリング装置では、減速歯車機構13として、上記したウォームホイール9及びウォーム11以外にも、図4に示す平歯車、図5に示すはすば歯車、図6に示すかさ歯車、図7に示すハイポイドギア等が可能であり、何れもウォームホイール9を、金属製芯管1の外周に、ポリアミド樹脂組成物からなり、その外周面にギヤ歯7が形成された樹脂部3を、接着剤(接着層8)を用いるなどして一体化して構成する。
「本実施の態様」
「ウォームホイール試験体の作製」
表1に示すポリアミド樹脂及び強化材を配合して樹脂組成物(樹脂ペレット)を調製することができる。クロスレーレット加工を施し、脱脂した外径45mm、幅13mmのS45Cの芯管を、スプルー及びディスクゲートを装着した金型に配置し、射出成形機を用いて樹脂組成物からなる成形材料を充填して、外径60mm、幅13mmの外周部にヘリカルギア歯を有するものを作成できる。その後、ホブカッターを用いた切削加工で、ギア歯の仕上げを行うことで、ウォームホイール試験体を作成できる。
Figure 2022069966000002
・実施の態様の例のベース樹脂のポリアミド56樹脂は、Cathay製Terry156(熱安定剤含有グレード、平均分子量不明)
・比較例は、表1に示す組成のGF30質量%含有ポリアミド66樹脂[宇部興産製ナイロン2020GU6(Cu系熱安定剤含有;数平均分子量20000)]
これらの評価は以下により確認できる。
[寸法安定性の評価]
各試験体を、下記条件Iまたは条件IIの下に放置し、所定時間経過後にギア外径寸法の変化量を測定できる。何れの条件においても、変化量が40μm以下を合格「○」、40μmを越えるものを不合格「×」として評価する。
・条件I:60℃、90%RH、70hr
[耐久性評価]
各試験体を実際の自動車減速ギアに組み込み、下記条件I~IIIにて操舵操作を繰返し行う。何れの条件においても、10万回の操舵に耐えることができた減速ギアを合格「○」、10万回の操舵に耐えることができなかった減速ギアを不合格「×」として評価できる。
尚、内部空間に充填するグリースは、ポリα-オレフィン油(100℃で8mm2/S)を基油とし、脂肪族ジウレア化合物を増ちょう剤(増ちょう剤量:13重量%)に、各種添加剤を配合されたちょう度No.2のものとすることができる。添加剤としては、ポリエチレンワックス(摩耗防止剤)、4,4’-ジオクチルジフェニルアミン(酸化防止剤)、中性カルシウムスルホネート(防錆剤)が配合されているものとする。
・条件I:30℃、50%RH
・条件II:80℃、50%RH
「第二実施形態」
本実施形態は、第一実施形態と同じく、図1乃至図3に示す電動パワーステアリング装置を採用し、減速歯車機構の一例として図3に示す減速歯車機構13を適用する。なお、図4乃至図7に示す減速歯車機構13も本実施形態の範囲内である。
本実施形態において、樹脂部3を形成するベース樹脂としては、植物由来のひまし油から誘導されるセバシン酸と植物由来セルロースの糖化技術で得られる、1,5-ペンタジアミンとの重縮合反応で形成されるポリアミド510樹脂を使用することができる。
ポリアミド510樹脂は、植物由来のセバシン酸及び1,5-ペンタジアミンを原料とすることで、バイオ度が100%となり、環境にやさしい材料である。
以上説明したポリアミド510は、吸水率(23℃、水中、2週間)が5.3%であり、電動パワーステアリング装置に最も多く用いられているポリアミド66(23℃、水中、2週間で、8%)に対して、約66%に抑えられているので、吸水による寸法変化が小さく、寸法安定性に優れることで信頼性が高くなっている。
ポリアミド樹脂の分子量は、ガラス繊維等の強化材含有状態で射出成形できる範囲、具体的には数平均分子量で13000~28000、より好ましくは、耐疲労性、成形性を考慮すると、数平均分子量で18000~26000の範囲である。数平均分子量が13000未満の場合は分子量が低すぎて耐疲労性が悪く、実用性が低い。それに対して数平均分子量が28000を越える場合は、ガラス繊維等の強化材の実用的な含有量15~35重量%を含ませると、溶融粘度が高くなりすぎ、樹脂歯車を精度良く射出成形で製造することが難しくなり、好ましくない。
ベース樹脂は、樹脂単独でも一定以上の耐久性を示し、ウォームホイール9の相手材である金属製のウォーム11の摩耗に対して有利に働き、減速歯車機構13として十分に機能する。しかしながら、より過酷な使用条件で使用されると、ギア歯7が破損や摩耗することも想定されるため、信頼性をより高めるために、強化材を配合することが好ましい。
本実施形態に用いられる強化材は、第一実施形態にて説明した強化材が採用可能で、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、チタン酸カリウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー等が好ましく、上記に挙げたポリアミド樹脂との接着性を考慮してシランカップリング剤等で表面処理したものが更に好ましい。
また、成形時及び使用時の熱による劣化を防止するために、ヨウ化物系熱安定剤やアミン系酸化防止剤などを、添加剤としてそれぞれ単独あるいは併用してベース樹脂に添加することが好ましい。
詳細な説明は段落0024~0025の記載を援用する。
本実施形態に用いられるグリースは、第一実施形態にて説明したグリースが採用可能である。
本実施形態で用いられるポリアミド510は、電動パワーステアリング装置で一般的に用いられるポリアミド66に比べて、アミド基間に、長い炭化水素鎖を有するC10(セバシン酸由来)部分が存在することで、ポリα―オレフィン油との濡れ性に優れている。
詳細な説明は段落0026~0027の記載を援用する。
また、生分解性グリースを使用すると、より環境にやさしい転がり軸受となり、好適である。
生分解性グリースとしては、基油として、ナタネ油、ヒマシ油等の植物油か、トリメチロールプロパンエステル、ペンタエリスリトールなどの合成脂肪酸エステルのものが生分解性に優れており、使用することができる。
増ちょう剤としては、カルシウム石けん、リチウム石けん、リチウムコンプレックス石けんやウレア、ベントナイトを使用することができる。
生分解性グリースは、基油がエステル系のため、本発明のポリアミド56への濡れ性は良好である。
更に、これらのグリースには、他の添加剤を加えることもできる。例えば、アミン系やフェノール系等の酸化防止剤、Caスルホネート等の防錆剤、MoDTC等の極圧添加剤、モンタン酸エステルワックス、モンタン酸エステル部分けん化ワックス、ポリエチレンワックス、オレイン酸等油性向上剤、などである。
本実施形態によれば、一定レベルの耐熱性と低吸水率を両立したポリアミド510を電動パワーステアリング装置の減速歯車機構13の樹脂部3を構成する樹脂材料に適用することで、様々な環境での使用が可能となった高信頼性の電動パワーステアリング装置を提供することができる。また、ポリアミド510はバイオ度が100%であることから、従来の石油由来成分のみでバイオ度が0%であったポリアミド66等に比べて、環境にやさしい電動パワーステアリング装置とすることとすることができる。
また、ポリアミド510との分子構造が近いポリα―オレフィン油を主成分とする基油からなるグリースの適用することで、樹脂材料への濡れ性が良好に保たれ、樹脂部の摩耗を効果的に防止し、電動パワーステアリング装置の長寿命化が可能となる。
更に、グリースを生分解性グリースとすると、更に環境にやさしい電動パワーステアリング装置とすることができる。
「本実施の態様」
「ウォームホイール試験体の作製」
表2に示すポリアミド樹脂及び強化材を配合して樹脂組成物(樹脂ペレット)を調製することができる。クロスレーレット加工を施し、脱脂した外径45mm、幅13mmのS45Cの芯管を、スプルー及びディスクゲートを装着した金型に配置し、射出成形機を用いて樹脂組成物からなる成形材料を充填して、外径60mm、幅13mmの外周部にヘリカルギア歯を有するものを作成できる。その後、ホブカッターを用いた切削加工で、ギア歯の仕上げを行うことで、ウォームホイール試験体を作成できる。
Figure 2022069966000003
・本実施の態様の例のベース樹脂のポリアミド510樹脂は、Cathay製T Terry1510(熱安定剤含有グレード、平均分子量不明)
・比較例は、表2に示す組成のGF30質量%含有ポリアミド66樹脂[宇部興産製ナイロン2020GU6(Cu系熱安定剤含有;数平均分子量20000)]
これらの評価は以下により確認できる。
[寸法安定性の評価]
各試験体を、下記条件Iまたは条件IIの下に放置し、所定時間経過後にギア外径寸法の変化量を測定できる。何れの条件においても、変化量が40μm以下を合格「○」、40μmを越えるものを不合格「×」として評価する。
・条件I:60℃、90%RH、70hr
・条件II:80℃、90%RH、300hr
[耐久性評価]
各試験体を実際の自動車減速ギアに組み込み、下記条件I~IIIにて操舵操作を繰返し行う。何れの条件においても、10万回の操舵に耐えることができた減速ギアを合格「○」、10万回の操舵に耐えることができなかった減速ギアを不合格「×」として評価する。
尚、内部空間に充填するグリースは、ポリα-オレフィン油(100℃で8mm2/S)を基油とし、脂肪族ジウレア化合物を増ちょう剤(増ちょう剤量:13重量%)に、各種添加剤を配合されたちょう度No.2のものとすることができる。添加剤としては、ポリエチレンワックス(摩耗防止剤)、4,4’-ジオクチルジフェニルアミン(酸化防止剤)、中性カルシウムスルホネート(防錆剤)が配合されているものとする。
・条件I:30℃、50%RH
・条件II:50℃、90%RH
・条件III:80℃、50%RH
「第三実施形態」
本実施形態は、第一実施形態と同じく、図1乃至図3に示す電動パワーステアリング装置を採用し、減速歯車機構の一例として図3に示す減速歯車機構13を適用する。なお、図4乃至図7に示す減速歯車機構13も本実施形態の範囲内である。
本実施形態において、樹脂部3を形成するベース樹脂としては、1,6-ジアミノヘキサン(1,6-ヘキサンジアミン)とテレフタル酸との重縮合物であるポリアミド6Tと、植物由来のひまし油から誘導される11-アミノウンデカン酸の重縮合物であるポリアミド11の共重合ポリアミド樹脂を使用することができる。
ポリアミド6Tとポリアミド11の比率は、モル比で60:40~75:25であり、融点範囲は300~325℃である。これより、ポリアミド11が少ない場合は、ポリアミド6Tのホモポリマーの融点380℃に対して、十分に低くならず、成形によって分解が発生する事態となり、安定した成形体が確保できなくなると共に、グリース基油であるポリα―オレフィン油への濡れ性改善、延性の改善が十分でなくなる。これより、ポリアミド11が多い場合は、融点が下がると共に、耐熱性・耐油性が低下し、好ましくない。尚、植物由来のひまし油を原料としているポリアミド11のモル比がそのままバイオ度となる。バイオ度が高い方が、より環境にやさしい材料となる。
以上説明したポリアミド樹脂は、飽和吸水率が0.2~0.3%であり、電動パワーステアリング装置に最も多く用いられているポリアミド66(飽和吸水率5.6%)に対して、格段に低いので、吸水による寸法変化が非常に小さく、寸法安定性に優れることで信頼性が非常に高い。
ポリアミド樹脂の分子量は、ガラス繊維等の強化材含有状態で射出成形できる範囲、具体的には数平均分子量で13000~28000、より好ましくは、耐疲労性、成形性を考慮すると、数平均分子量で18000~26000の範囲である。数平均分子量が13000未満の場合は分子量が低すぎて耐疲労性が悪く、実用性が低い。それに対して数平均分子量が28000を越える場合は、ガラス繊維等の強化材の実用的な含有量15~35重量%を含ませると、溶融粘度が高くなりすぎ、樹脂歯車を精度良く射出成形で製造することが難しくなり、好ましくない。
ベース樹脂は、樹脂単独でも一定以上の耐久性を示し、ウォームホイール9の相手材である金属製のウォーム11の摩耗に対して有利に働き、減速歯車機構13として十分に機能する。しかしながら、より過酷な使用条件で使用されると、ギア歯7が破損や摩耗することも想定されるため、信頼性をより高めるために、強化材を配合することが好ましい。
本実施形態に用いられる強化材は、第一実施形態にて説明した強化材が採用可能で、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、チタン酸カリウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー等が好ましく、上記に挙げたポリアミド樹脂との接着性を考慮してシランカップリング剤等で表面処理したものが更に好ましい。
また、成形時及び使用時の熱による劣化を防止するために、ヨウ化物系熱安定剤やアミン系酸化防止剤などを、添加剤としてそれぞれ単独あるいは併用してベース樹脂に添加することが好ましい。
詳細な説明は段落0024~0025の記載を援用する。
本実施形態に用いられるグリースは、第一実施形態にて説明したグリースが採用可能である。
本実施形態で用いられる半芳香族ポリアミドであるポリアミド6Tと、脂肪族ポリアミドであるポリアミド11の共重合ポリアミドは、電動パワーステアリング装置で一般的に用いられるポリアミド66に比べて、長い炭化水素鎖を有するポリアミド11部分が存在することで、ポリα―オレフィン油との濡れ性に優れている。
詳細な説明は段落0026~0027の記載を援用する。
また、本発明で生分解性グリースを使用すると、より環境にやさしい転がり軸受となり、好適である。
生分解性グリースとしては、基油として、ナタネ油、ヒマシ油等の植物油か、トリメチロールプロパンエステル、ペンタエリスリトールなどの合成脂肪酸エステルのものが生分解性に優れており、使用することができる。
増ちょう剤としては、カルシウム石けん、リチウム石けん、リチウムコンプレックス石けんやウレア、ベントナイトを使用することができる。
生分解性グリースは、基油がエステル系のため、本発明のポリアミド56への濡れ性は良好である。
更に、これらのグリースには、他の添加剤を加えることもできる。例えば、アミン系やフェノール系等の酸化防止剤、Caスルホネート等の防錆剤、MoDTC等の極圧添加剤、モンタン酸エステルワックス、モンタン酸エステル部分けん化ワックス、ポリエチレンワックス、オレイン酸等油性向上剤、などである。
本実施形態によれば、一定レベルの耐熱性と低吸水率を両立した半芳香族ポリアミドであるポリアミド6Tと、脂肪族ポリアミドであるポリアミド11の共重合ポリアミドを電動パワーステアリング装置の減速ギアの樹脂材料に適用することで、様々な環境での使用が可能となった高信頼性の電動パワーステアリング装置を提供することができる。
また、半芳香族ポリアミドであるポリアミド6Tと、脂肪族ポリアミドであるポリアミド11の共重合ポリアミドはバイオ度が25~40%であることから、従来の石油由来成分のみでバイオ度が0%であったポリアミド66等に比べて、環境にやさしい電動パワーステアリング装置とすることとすることができる。
また、半芳香族ポリアミドであるポリアミド6Tと、脂肪族ポリアミドであるポリアミド11の共重合ポリアミドは、長鎖の脂肪族ポリアミド部分であるポリアミド11部分との分子構造が近いポリα―オレフィン油を主成分とする基油からなるグリースの適用することで、樹脂材料への濡れ性が良好に保たれ、樹脂部の摩耗を効果的に防止し、電動パワーステアリング装置の長寿命化が可能となる。
更に、グリースを生分解性グリースとすると、更に環境にやさしい電動パワーステアリング装置とすることができる。
「本実施の態様」
「ウォームホイール試験体の作製」
表3に示すポリアミド樹脂及び強化材を配合して樹脂組成物(樹脂ペレット)を調製することができる。クロスレーレット加工を施し、脱脂した外径45mm、幅13mmのS45Cの芯管を、スプルー及びディスクゲートを装着した金型に配置し、射出成形機を用いて樹脂組成物からなる成形材料を充填して、外径60mm、幅13mmの外周部にヘリカルギア歯を有するものが作成できる。その後、ホブカッターを用いた切削加工でギア歯の仕上げを行うことで、ウォームホイール試験体を作成できる。
Figure 2022069966000004
・本実施の態様の例のベース樹脂は、東洋紡績製バイロアミドMJ-300NZ(熱安定剤含有グレード、平均分子量不明、PA6T:PA11=7:3)
・比較例1は、表3に示す組成のGF30質量%含有ポリアミド66樹脂[宇部興産製ナイロン2020GU6(Cu系熱安定剤含有;数平均分子量20000)]
・比較例2は、表3に示す組成のGF30質量%含有ポリアミド6T6I樹脂[三井化学製アーレンE430N(熱安定剤含有グレード、平均分子量不明)[6I:イソテレフタル酸]
これらの評価は以下により確認できる。
[寸法安定性の評価]
各試験体を、下記条件I又は条件IIの下に放置し、所定時間経過後にギア外径寸法の変化量を測定できる。何れの条件においても、変化量が40μm以下を合格「○」、40μmを越えるものを不合格「×」として評価できる。
・条件I:60℃、90%RH、70hr
・条件II:80℃、90%RH、300hr
[耐久性評価]
各試験体を実際の自動車減速ギアに組み込み、下記条件I~IIIにて操舵操作を繰返し行う。何れの条件においても、10万回の操舵に耐えることができた減速ギアを合格「○」、10万回の操舵に耐えることができなかった減速ギアを不合格「×」として評価できる。
尚、内部空間に、充填したグリースは、ポリα-オレフィン油(100℃で8mm2/S)を基油とし、脂肪族ジウレア化合物を増ちょう剤(増ちょう剤量:13重量%)に、各種添加剤を配合されたちょう度No.2のものとすることができる。添加剤としては、ポリエチレンワックス(摩耗防止剤)、4,4’-ジオクチルジフェニルアミン(酸化防止剤)、中性カルシウムスルホネート(防錆剤)が、配合されているものとすることができる。
・条件I:30℃、50%RH
・条件II:50℃、90%RH
・条件III:80℃、50%RH
本発明は、他の形態の電動パワーステアリング装置にも利用可能である。
1 芯管
3 樹脂部
7 ギア歯
9 ウォームホイール(従動歯車)
11 ウォーム(駆動歯車)
13 減速ギア(減速歯車機構)

Claims (6)

  1. 電動モータによる補助動力を、減速歯車機構を構成する駆動歯車と従動歯車を介して車両のステアリング機構に伝達するように構成され、前記従動歯車が外周面に樹脂歯を有する電動パワーステアリング装置において、
    前記樹脂歯を、ポリアミド56樹脂と、含有量10~40重量%とした強化材と、からなるポリアミド樹脂組成物で形成したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 電動モータによる補助動力を、減速歯車機構を構成する駆動歯車と従動歯車を介して車両のステアリング機構に伝達するように構成され、前記従動歯車が外周面に樹脂歯を有する電動パワーステアリング装置において、
    前記樹脂歯を、ポリアミド510樹脂と、含有量10~40重量%とした強化材と、からなるポリアミド樹脂組成物で形成したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 電動モータによる補助動力を、減速歯車機構を構成する駆動歯車と従動歯車を介して車両のステアリング機構に伝達するように構成され、前記従動歯車が外周面に樹脂歯を有する電動パワーステアリング装置において、
    樹脂歯を、半芳香族ポリアミドであるポリアミド6Tと、脂肪族ポリアミドであるポリアミド11の共重合ポリアミドと、含有量10~40重量%とした強化材と、からなるポリアミド樹脂組成物で形成したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 少なくとも前記従動歯車と前記駆動歯車との間にグリースが介在され、
    前記グリースは、生分解性グリースとしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 少なくとも前記従動歯車と前記駆動歯車との間にグリースが介在され、
    前記グリースは、基油の主成分を、ポリα―オレフィン油としたことを特徴とする請求項2又は3に記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 前記従動歯車及び前記駆動歯車が、円筒ウォームギア、はすば歯車、平歯車、かさ歯車、ハイポイントギアの中から選ばれた一つであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電動パワーステアリング装置。
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