JP2004301268A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Hirotoshi Miyajima
裕俊 宮島
Shinya Nakatani
真也 中谷
Shunichi Yabe
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/041Coatings or solid lubricants, e.g. antiseize layers or pastes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0463Grease lubrication; Drop-feed lubrication

Abstract

【課題】樹脂部材と金属部材との間のすべり潤滑が長期にわたり良好に維持され、操蛇感に優れ、高性能の電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】電動モータによる補助出力を、減速歯車機構を介して車両のステアリング機構に伝達する電動パワーステアリング装置であって、前記減速歯車機構の従動歯車が、金属製芯管の外周に、樹脂組成物からなり外周面にギア歯が形成された樹脂部を一体に設けてなり、かつ、分子構造中に極性を有する基を導入したワックスを含有するグリース組成物により該減速歯車機構が潤滑されていることを特徴とした電動パワーステアリング装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動モータによる補助出力を、減速歯車機構を介して車両のステアリング機構に伝達する電動パワーステアリング装置に関し、特に金属製芯金の外周に、樹脂組成物からなり外周面にギア歯が形成された樹脂部を一体に形成した従動歯車を備え、グリース潤滑される電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車に組み込まれる電動パワーステアリング装置には、電動モータに比較的高回転、低トルクのものが使用されるため、電動モータとステアリングシャフトとの間に減速機構が組み込まれている。減速機構としては、一組で大きな減速比が得られる等の理由から、図3に示されるような、ウォーム12と、ウォーム12に噛み合うウォームホイール11とから構成される電動パワーステアリング装置用減速ギア20(以下、単に「減速ギア」ともいう)が使用されるのが一般的である。ここで、ウォーム12は図2に示す電動モータ100の回転軸に連結しており、駆動歯車に相当し、一方ウォームホイール11は従動歯車に相当する。
【0003】
このような減速ギア20では、ウォームホイール11とウォーム12の両方を金属製にすると、ハンドル操作時に歯打ち音や振動音等の不快音が発生するという不具合を生じていた。そこで、ウォームホイール11に、金属製の芯管1の外周に、樹脂製で外周面にギア歯10を形成してなる樹脂部3を、接着剤8を用いるなどして一体化させたものを使用して騒音対策を行っている。
【0004】
上記樹脂部3には、例えば、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアセタール、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等のベース樹脂に、ガラス繊維や炭素繊維等の強化材を配合した材料の他、強化材を含有しないMC(モノマーキャスト)ナイロン、ポリアミド6、ポリアミド66等が使用されている。中でも、寸法安定性やコストを考慮して、強化材を含有しないMCナイロン、ガラス繊維を含有したポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド46等が主流となっている(例えば、特許文献1参照;特公平6−60674号公報)。
【0005】
また、減速ギア20のウォーム12は、図2に示すように、一対の玉軸受等の転がり軸受110で支持されて電動モータ100と連結しており、ハウジング120の一対の転がり軸受110の間の空間には、通常、ウォーム12とウォームホイール11との両ギア歯間の潤滑のためにグリースが充填されている。更に、転がり軸受110に予圧をかけるとともに、タイヤ側からの微小なキックバック入力が入ってきたときに、ウォーム12を軸方向に動かして電動モータ100が回転しないようにし、ハンドル側にキックバックのみの情報を伝えるために、図示されるように、転がり軸受110のウォーム側にゴム製のダンパー130を取り付けているものも知られており、使用されるゴムとしては圧縮永久歪が小さいエチレンアクリルゴムに代表されるアクリルゴムが一般的である。
【0006】
また、潤滑のために使用されるグリースとしては、水酸基を含む脂肪酸又は多価アルコールの脂肪酸エステルを含む樹脂潤滑用グリース組成物(特許文献2参照)が知られている。このグリース組成物は、自動車の電動パワーステアリング装置の減速機構部に使用した場合、長時間使用後にもトルクの変動が抑制され、長時間運転してもハンドル操作に違和感がない点で優れている。しかしながら、この樹脂潤滑用グリース組成物を大型車の電動パワーステアリング装置に適用すると、潤滑箇所が高荷重になって使用条件が厳しくなり、静摩擦力の増大からハンドルをゆっくり切ったり、引っ掛かりを生じたり、耐久寿命が短くなる等の問題があった。
【0007】
このような問題を解決したグリース組成物として、平均分子量が900〜10000のポリエチレンワックスを0.5〜40質量%含有する樹脂潤滑用グリース組成物(特許文献3参照)、基油に合成炭化水素油を用い、増ちょう剤としてウレア化合物を用い、モンタンワックスを含有する樹脂潤滑用グリース組成物(特許文献4参照)、ポリエチレンオキサイド系ワックスを0.1〜30質量%含有する樹脂潤滑用グリース組成物(特許文献5参照)等が提案されている。しかしながら、これらの樹脂潤滑用グリース組成物は、金属製ウォームと合成樹脂製ウォームホイールとで成る減速ギアの耐摩耗性を向上させる効果を有しているが、車両応答性の向上や耐久性の観点から、樹脂と鋼のすべり潤滑の更なる向上が望まれる。
【特許文献1】
特公平6−60674号公報
【特許文献2】
特開平8−209167号公報
【特許文献3】
特開平9−194867号公報
【特許文献4】
特開2002−371290号公報
【特許文献5】
特開2003−3185号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような状況を鑑みてなされたものであり、樹脂部材と金属部材との間のすべり潤滑が長期にわたり良好に維持され、操蛇感に優れ、高性能の電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、電動モータによる補助出力を、減速歯車機構を介して車両のステアリング機構に伝達する電動パワーステアリング装置であって、前記減速歯車機構の従動歯車が、金属製芯管の外周に、樹脂組成物からなり外周面にギア歯が形成された樹脂部を一体に設けてなり、かつ、分子構造中に極性を有する基を導入したワックスを含有するグリース組成物により該減速歯車機構が潤滑されていることを特徴とした電動パワーステアリング装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に関して詳細に説明する。
【0011】
本発明において、電装パワーステアリング装置自体の構成には制限がなく、例えば図1に示す電動パワーステアリング装置を例示することができる。図示される電動パワーステアリング装置において、ステアリングコラム50の出力軸60側には、図2及び図3に示したような減速ギア20をハウジング120に収容して構成されるギアボックスが配設されている。
【0012】
また、ステアリングコラム50は中空になっており、ステアリングシャフト70が挿通され、ハウジング120に収納された転がり軸受90、91により回転自在に支承されている。また、ステアリングシャフト70は中空軸であり、トーションバー80を収容している。そして、ステアリングシャフト70の外周面には、ウォームホイール11が設けてあり、このウォームホイール11にウォーム12が噛合してある。また、これらウォームホイール11とウォーム12とからなる減速ギア20には、図2に示したように、電動モータ100が連結されている。
【0013】
減速ギア20は、図3に示したように、金属製の芯管1の外周に、ポリアミド樹脂組成物からなり、その外周端面にギア歯10を形成した樹脂部3を一体化したウォームホイール11と、金属製のウォーム12とから構成される。尚、ウォームホイール11において、金属製芯管1と樹脂部3とを接着剤8により接着してもよく、接着剤8として例えばシラン系カップリング剤、チタネート系カップリング剤またはトリアジンチオール化合物を用いることができる。
【0014】
樹脂部3を形成するポリアミド樹脂としては、吸水性や耐疲労性の観点から、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド46、ポリアミド610、ポリアミド612、ポリアミド12、ポリアミド11、ポリアミドMXD6、ポリアミド6I6T、変性ポリアミド6T等が好適に挙げられるが、中でもポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド46が耐疲労性に優れ好ましい。また、これらポリアミド樹脂は、ポリアミド樹脂と相溶性を有する他の樹脂と混合してもよい。例えば、無水マレイン酸等の酸で変性したポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−α−オレフィンコポリマー、プロピレン−α−オレフィンコポリマー等)が挙げられる。
【0015】
これらポリアミド樹脂、またはポリアミド樹脂と他の樹脂との混合樹脂は、樹脂単独でも一定以上の耐久性を示し、ウォームホイール11の相手材である金属製のウォーム12の摩耗に対して有利に働き、減速ギアとして十分に機能する。しかしながら、より過酷な使用条件で使用されると、ギア歯10が破損や摩耗することも想定されるため、信頼性をより高めるために、強化材を配合することが好ましい。
【0016】
補強材としては、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー等が好ましく、上記に挙げたポリアミド樹脂との接着性を考慮してシランカプッリング剤で表面処理したものが更に好ましい。また、これらの補強材は複数種を組み合わせて使用することができる。衝撃強度を考慮すると、ガラス繊維や炭素繊維等の繊維状物を配合することが好ましく、更にウォ−ム12の損傷を考慮するとウィスカー状物を繊維状物と組み合わせて配合することが好ましい。混合使用する場合の混合比は、繊維状物及びウィスカー状物の種類により異なり、衝撃強度やウォーム12の損傷等を考慮して適宜選択される。これらの補強材は、全体の5〜40質量%、特に10〜30質量%の割合で配合することが好ましい。補強材の配合量が5質量%未満の場合には、機械的強度の改善が少なく好ましくない。補強材の配合量が40質量%を超える場合には、ウォーム12を損傷し易くなり、ウォーム12の摩耗が促進されて減速ギアとしての耐久性が不足する可能性があり好ましくない。
【0017】
更に、ポリアミド樹脂組成物には、成形時及び使用時の熱による劣化を防止するために、ヨウ化物系熱安定化剤やアミン系酸化防止剤を、それぞれ単独あるいは併用して添加されていてもよい。
【0018】
上記の如く概略構成される電動パワーステアリング装置では更に、従来と同様に、ハウジング120の一対の転がり軸受110の間の空間に、ウォーム12とウォームホイール11との両ギア歯間の潤滑のためのグリースが充填される(図2参照)。本発明では、このグリースとして、下記に示すグリース組成物が使用される。
【0019】
グリース組成物の基油は、ウォームホイール11の樹脂部3やゴム製ダンバー130の形状変化、剛性低下等を抑制するために極性の小さい潤滑油を用いることが好ましく、本発明では合成炭化水素油及び鉱油の少なくとも一方を基油全量に対して70質量%以上含む基油を用いることがより好ましい。合成炭化水素油としては、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、ポリブテン、ポリイソブチレン、1−デセンオリゴマー、1−デセンとエチレンコオリゴマー等のポリ−α−オレフィンまたはこれらの水素化物等が挙げられる。また、鉱油としては、減圧蒸留、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、硫酸洗浄、白土精製、水素化精製等を適宜組み合わせて精製したものを用いることが好ましい。合成炭化水素油、鉱油は、それぞれ単独でもよいし、両者を混合して使用してもよい。
【0020】
合成炭化水素油及び鉱油と併用可能な潤滑油としては、樹脂との親和性が良好な潤滑油が好ましく、エステル系潤滑油、エーテル系潤滑油等が好適である。エステル系潤滑油としては、ジブチルセバケート、ジ−2−エチルヘキシルセバケート、ジオクチルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジトリデシルグルタレート、メチル・アセチルシノレート等のジエステル油、トリオクチルトリメリテート、トリデシルトリメリテート、テトラオクチルピロメリテート等の芳香族エステル油、トリメチロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパンペラルゴネート、ペンタエリスリトール−2−エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールベラルゴネート等のポリオールエステル油、多価アルコールと二塩基酸・一塩基酸の混合脂肪酸とのオリゴエステルであるコンプレックスエステル油等が挙げられる。エーテル系油としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールモノエーテル、ポリプロピレングリコールモノエーテル等のポリグリコール、モノアルキルトリフェニルエーテル、アルキルジフェニルエーテル、ジアルキルジフェニルエーテル、ペンタフェニルエーテル、テトラフェニルエーテル、モノアルキルテトラフェニルエーテル、ジアルキルテトラフェニルエーテル等のフェニルエーテル油等が挙げられる。
【0021】
また、潤滑特性、蒸発特性及び低温流動性を考慮すると、基油は、40℃における動粘度が20〜200mm/s、特に30〜150mm/sであることが好ましい。
【0022】
増ちょう剤は、金属石けんやウレア化合物を適宜選択して使用することができるが、耐熱性、酸化安定性、高速性能等に優れることからウレア化合物が好ましく、特に下記一般式〔I〕、〔II〕で表されるウレア化合物を用いることがより好ましい。これらウレア化合物は、混合して用いることもできえる。また、グリース組成物における配合量は、上記基油とともにグリース性状を形成し、維持できる範囲であればよいが、好ましくはグリース組成物全量に対して9〜30質量%配合される。
【0023】
【化2】
Figure 2004301268
【0024】
尚、式中、Rは水素原子またはメチル基であり、また、R1、R2は炭素数7〜19の直鎖アルキル基であり、同一でも異なっていても良い。
【0025】
グリース組成物には、分子構造内に極性基を導入したワックス(以下、「極性ワックス」ともいう)が添加される。この極性ワックスは、極性基が摺動部位の金属表面に対して高い吸着性を示し、油性剤的な効果を奏する。また、極性ワックスは、極性基を有しないワックスに比して、ポリアミド等の極性基を分子構造に有する樹脂に対する相溶性に優れ、いわば滑剤あるいは離型剤としての機能も有し、樹脂表面にも低摩擦の有機皮膜を形成する。従って、極性ワックス用いることにより、減速ギア20のウォームホイール11の樹脂部3と金属製のウォーム12との間の摩擦を効果的に低減できる。
【0026】
また、減速ギア20の耐久性の向上にも寄与するが、その機構は次のように考えられる。即ち、グリース組成物の基油であるポリα−オレフィンや鉱油は、分子内に極性基を持たないため、ポリアミド等の極性基を分子内に有する樹脂との相性が悪く、樹脂部3との濡れ性が悪い。一方、極性ワックスによる皮膜において、分子構造中の極性基が樹脂部3の表面の極性基に作用するため、皮膜の最表面は無極性の炭化水素を主成分とする分子が大部分を占めるようになり、極性ワックスと無極性のポリα−オレフィンや鉱油との親和性が高まる。その結果、間接的に、基油と樹脂部3との濡れ性が大幅に改善され、減速ギア20の耐久性が向上する。
【0027】
本発明において好適に使用できる極性ワックスとしては、例えば酸化ポリオレフィンワックス、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィンワックス、アミドワックス、エステルワックス等が推奨される。不飽和カルボン酸変性ポリオレフィンとは、不飽和カルボン酸により変性されたポリオレフィンであり、好ましくはエチレン及び/又はプロピレンを主たる構成部分とするオレフィンと不飽和カルボン酸若しくはその誘導体との共重合物、または、エチレン及び/又はプロピレンを主たる構成部分とするオレフィンの重合体と不飽和カルボン酸若しくはその誘導体とのグラフト重合物等である。
【0028】
エチレン及び/又はプロピレンを主たる構成部分とするオレフィンと不飽和カルボン酸若しくはその誘導体との共重合物における不飽和カルボン酸若しくはその誘導体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、メチルメタクリル酸、酢酸ビニル、グリシジルメタクリレート等が挙げられる。また、この共重合体における不飽和カルボン酸若しくはその誘導体の割合は、好ましくは40モル%以下である。不飽和カルボン酸若しくはその誘導体が40モル%を超える場合は、極性が高くなりすぎて、ポリアミド樹脂への相溶性が低下し、樹脂部3の表面に潤滑皮膜が形成されない恐れがある。このようなエチレン及び/又はプロピレンを主たる構成部分とするオレフィンと不飽和カルボン酸若しくはその誘導体との共重合物の具体例としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−エチルアクリル酸共重合体等が挙げられる。
【0029】
一方、エチレン及び/又はプロピレンを主たる構成成分とするオレフィンの重合物に不飽和カルボン酸若しくはその誘導体をグラフトさせたグラフト重合物におけるオレフィンの重合物としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体等が挙げられる。また、このグラフト重合物においてグラフトされる不飽和カルボン酸若しくはその誘導体としては、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、マレイン酸、フマル酸等の不飽和カルボン酸、これらの酸無水物、これらの酸のエステル等を挙げることができ、この中では、無水マレイン酸が反応性が高く好適である。グラフト量としては、オレフィンの重合物100質量%に対して、0.05〜2質量%、より好ましくは0.2〜1.5質量%の範囲が適当である。グラフト量が0.05質量%未満の場合は、極性が低く、ポリアミド樹脂との相溶性があまり良くなく、樹脂部3とウォーム12との間の摩擦低減効果が充分に発揮されない恐れがある。また、グラフト量が2質量%を越えると、重合時に有機過酸化物等を添加して反応効率を上げでも、製造するのは難しく、実用性が低い。
【0030】
上記説明した不飽和カルボン酸変性ポリオレフィンは、ポリアミド樹脂のアミド結合に対する相互作用を考慮すると、変性部分の官能基はカルボキシル基あるいは、容易に水分の付加で二つのカルボキシル基に反応する酸無水物が好ましい。
【0031】
上記のグリース組成物には、各種性能を更に向上させるため、所望により種々の添加剤を更に添加してもよい。例えば、ジアルキルジチオリン酸亜鉛、ジアリールジチオリン酸亜鉛、ジアルキルジチオカルバミン酸亜鉛等の有機亜鉛化合物、ジアルキルジチオリン酸モリブデン、ジアリールジチオリン酸モリブデン、ジアルキルジチオカルバミン酸モリブデン等の有機モリブデン化合物やチオカルバミン化合物、ホスフェート、ホスファイト類等の極圧剤;フェニル−1−ナフチルアミン等のアミン系、2,6−ジ−tert−ジブチルフェノール等のフェノール系、硫黄系、ジチオリン酸亜鉛等の酸化防止剤;アルカリ金属及びアルカリ土類金属等の有機スルフォン酸塩、アルキル、アルケニルこはく酸エステル等のアルキル、アルケニルこはく酸誘導体、ソルビタンモノオレエート等の多価アルコールの部分エステル等の防錆剤;脂肪酸、動植物油、モンタン酸ワックス等の油性向上剤;ベンゾトリアゾール等の金属不活性化剤を添加することができる。これらの添加剤は、単独でも併用してもよい。また、これら添加剤の添加量は、本発明の目的を損なわない程度であれば特に限定されるものではない。
【0032】
本発明の電動パワーステアリング装置は上記の如く構成されるが、減速ギア20として、上記したウォームホイール11及びウォーム12以外にも、図4に示す平歯車、図5に示すはすば歯車、図6に示すかさ歯車、図7に示すハイポイドギア等が可能であり、何れもウォームホイール11を、金属製芯管1の外周に、ポリアミド樹脂組成物からなり、その外周面にギヤ歯10が形成された樹脂部3を、接着剤8を用いるなどして一体化して構成する。
【0033】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に説明するが、本発明はこれにより何ら制限されることはない。
【0034】
(実施例1〜10、比較例1〜3)
40℃における動粘度が47mm/sのポリα−オレフィン油に、増ちょう剤として一般式〔I〕で表されR1及びR2がともに炭素数18の直鎖アルキル基であるジウレア化合物を混和ちょう度270となるように配合してベースグリースとし、このベースグリースに表1に示す如くワックスをグリース全量の2質量%となるように添加して試験グリースを調製した。そして、図8に示す装置を用いて試験グリースの摩擦係数を測定した。尚、図示される装置は、試験台20の上に、ガラス繊維を30質量%含有するポリアミド66を射出成形して得た樹脂平板30を固定し、垂直荷重を負荷した状態で軸受鋼SUJ2製のころ(10×10mm)35の側面を押し付け、カム50で試験平板30と水平に往復動させ、ロードセル45により摩擦係数を測定する構成となっている。また、試験台20はヒータ40及び熱電対41を具備しており、樹脂平板30の温度を一定に維持する。試験は、樹脂平板30に試験グリースを塗布し、接触最大面圧200MPa、揺動距離30mm、揺動周波数10Hz、試験温度100℃にてころ35を往復動させ、そのときの摩擦係数を求めた。結果を、比較例1(ベースグリース)の摩擦係数を1とする相対値にて表1に示す。
【0035】
【表1】
Figure 2004301268
【0036】
表1から、極性ワックスを添加することにより、摩擦係数が極性ワックスを添加しない場合に比べて0.9未満となり、樹脂−金属間の摩擦を低減できることがわかる。特に、酸化ポリエチレンワックス(実施例1、実施例2)及び無水マレイン酸変性ポリエチレンワックス(実施例8)を用いることにより、摩擦係数が0.8未満に減少しており、極性ワックスとして好適であるといえる。
【0037】
(極性ワックスの添加量の検証)
上記のベースグリースに、添加量を変えて酸化ポリエチレンワックスを添加し、添加量毎に上記と同様にして摩擦係数を測定した。結果を、比較例1の摩擦係数を1とする相対値にて図9に示す。
【0038】
また、極性ワックスの添加量と耐久性との関係を求めた。測定に先立ち、クロスローレット加工を施し、脱脂した外径45mm、幅13mmのS45C製の芯管を、スプルー及びディスクゲートを装着した金型に配置し、ガラス繊維を30質量%含有するポリアミド66(宇部興産(株)製「UBEナイロン2020GU6」、銅系添加剤含有)を射出成型して外径60mm、幅13mmのウォームホイールブランク材とし、次いで樹脂部の外周を切削加工してギア歯を形成して図3に示す形状のウォームホイール試験体を作製した。そして、作製したウォームホイール試験体を実際の電動パワーステアリング装置の減速ギアに組み込み、更に試験グリースをウォームホイールのギア歯表面及びウォームのギア歯表面に満遍なく塗布し、雰囲気温度120℃に維持して操舵を行い、20万回操蛇毎にギア歯の摩耗量を測定した。結果を同じく図9に示すが、ベースグリースを用いたときの摩耗量を1とする相対値で示してある。
【0039】
図9から、酸化ポリエチレンワックスをグリース全量に対して0.3質量%以上添加することにより、摩擦係数をベースグリースに比べて1割以上低減でき、減速ギアを高効率で操蛇できると判断できる。特に、ワックス添加量が0.5質量%以上では2割以上、ワックス添加量が1質量%以上では2.5割以上摩擦係数がベースグリースに比べて低減している。また、ワックス添加量が7質量%を超えると摩耗量が徐々に増加しているが、これは相対的に基油量が減少し、グリースの潤滑性能が低下することが原因であると考えられる。このことから、極性ワックスの添加量は0.3〜8質量%が好ましく、0.5〜7質量%がより好ましく、1〜6質量が最適であるといえる。
【0040】
(基油における合成炭化水素油の割合の検証)
40℃における動粘度が30mm/sのポリα−オレフィン油と、40℃における動粘度が30mm/sのポリオールエステル油とを混合比を変えて混合した基油に、増ちょう剤として一般式〔II〕で表されR1及びR2がともに炭素数18の直鎖アルキル基であるジウレア化合物を混和ちょう度270となるように配合し、更に酸化ポリエチレンワックスをグリース全量の2質量%添加して試験グリースを調製した。そして、各試験グリースに、エチレンアクリルゴム製円板(直径10mm、厚さ5mm)を浸漬し、100℃の恒温槽内に100時間放置した。放置後、エチレンアクリルゴム製円板の厚さを測定し、浸漬前の厚さと比較した。
【0041】
結果を図10に示すが、基油におけるポリオールエステル油の割合が30質量%未満であればエチレンアクリルゴムの侵蝕がほぼ無視でき、このことから合成炭化水素油を70質量%以上含有する基油を用いることにより、電動パワーステアリング装置におけるゴム部材(ダンパー等)への影響を最小限に抑え得ることがわかる。
【0042】
(ウレア化合物の検証)
増ちょう剤として、一般式〔I〕または一般式〔II〕で表され、それぞれR1及びR2がともに同一の構造を有し、かつ炭素数の異なる直鎖アルキル基を導入したジウレア化合物を用意した。そして、40℃における動粘度が47mm/sのポリα−オレフィン油に、各ジウレア化合物を混和ちょう度が270となるように配合し、更に酸化ポリエチレンワックスをグリース全量の2質量%となるように添加して試験グリースを調製した。そして、図8に示す装置を用いて試験グリースの摩擦係数を測定した。結果を図11に示すが、一般式〔I〕で表され、R1及びR2がともに炭素5の直鎖アルキル基を導入したジウレア化合物を用いた場合の摩擦係数を1とした相対比で示してある。
【0043】
図11から、使用するジウレア化合物として、一般式〔I〕または一般式〔II〕で表され、R1,R2として炭素数7以上、好ましくは8以上のアルキル基を導入したジウレア化合物を用いることが好ましいことがわかる。炭素数が20以上のものは環境負荷、毒性に関して未確認のため未評価であるが、摩擦係数としては炭素数8〜19のものと同等であると予想され、好適に使用できると考えられる。従って、現状では、炭素数7〜19のものを使用するのがよい。炭素数8〜19であればなお好ましい。尚、本発明で推奨する増ちょう剤は一般式〔I〕または一般式〔II〕で表されるジウレア化合物を複数種混合したものである。また、一般式〔I〕で表されるジウレア化合物の方が全体的に摩擦係数が小さく、より好ましいといえる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、分子構造中に極性を有する基を導入したワックスを含有するグリース組成物で減速歯車機構を潤滑したことにより、樹脂部材と金属部材との間のすべり潤滑が長期にわたり良好に維持され、操蛇感に優れ、高性能の電動パワーステアリング装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワーステアリング装置の一例を示す一部断面構成図である。
【図2】図1のAA断面図であり、電動モータと減速ギアとの連結部周辺を示す概略構成図である。
【図3】減速ギアの一例(円筒ウォームギア)を示す斜視図である。
【図4】減速ギアの他の例(平歯車)を示す斜視図である。
【図5】減速ギアの更に他の例(はすば歯車)を示す斜視図である。
【図6】減速ギアの更に他の例(かさ歯車)を示す斜視図である。
【図7】減速ギアの更に他の例(ハイボイドギア)を示す斜視図である。
【図8】実施例において摩擦係数の測定に用いた装置を示す模式図である。
【図9】実施例で得られた、極性ワックスの添加量と、摩擦係数比または摩耗量比との関係を示すグラフである。
【図10】実施例で得られた、基油中のエステル油の割合とエチレンアクリルゴムの寸法変化量との関係を示すグラフである。
【図11】実施例で得られた、一般式〔I〕または〔II〕で表されるジウレア化合物のR1、R2の炭素数と、摩擦係数比との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 芯管
3 樹脂部
8 接着層
10 ギア歯
11 ウォームホイール
12 ウォーム
20 減速ギア
50 ステリングコラム
70 ステアリングシャフト
80 トーションバー
90 軸受
91 軸受
100 電動モータ
110 転がり軸受
120 ハウジング
130 ダンパー

Claims (4)

  1. 電動モータによる補助出力を、減速歯車機構を介して車両のステアリング機構に伝達する電動パワーステアリング装置であって、
    前記減速歯車機構の従動歯車が、金属製芯管の外周に、樹脂組成物からなり外周面にギア歯が形成された樹脂部を一体に設けてなり、かつ、分子構造中に極性を有する基を導入したワックスを含有するグリース組成物により該減速歯車機構が潤滑されていることを特徴とした電動パワーステアリング装置。
  2. 前記グリース組成物が、前記分子構造中に極性を有する基を導入したワックスとして、アミドワックス、酸化ポリオレフィンワックス、ケトンワックス、エステルワックス、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィンワックスから選ばれる少なくとも1種をグリース組成物全量の0.3〜8質量%含有することを特徴とした請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記グリース組成物の基油が合成炭化水素油、鉱油から選ばれる少なくとも1種を基油全量に対して70質量%以上含み、かつ増ちょう剤が下記一般式〔I〕または〔II〕で示されるジウレア合物から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2記載の電動パワーステアリング装置。
    Figure 2004301268
    (式中、Rは水素原子またはメチル基であり、また、R1、R2は炭素数7〜19の直鎖アルキル基であり、同一でも異なっていても良い。)
  4. 前記樹脂部を構成する樹脂がポリアミド樹脂であることを特徴とし、かつ前記従動歯車及び駆動歯車が、円筒ウォームギア、はすば歯車、平歯車、かさ歯車またはハイポイドギアであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
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