JP2022068823A - 会計業務支援システム - Google Patents
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Abstract
Description
スケジュール管理機能及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、
前記システムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースとを備え、
前記チャットモジュールは、
(1)チャットルーム新規作成及び設定変更用のインターフェースを提供し、ここで、前記インターフェースは、事務所モードと、顧問先モードとを備え、
(2)前記顧問先モードの場合には、
(2-1)前記インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、前記顧問先データベースにアクセスして、顧問先ユーザをチャットルームメンバーに追加し、
(2-2)前記インターフェースにて指定された前記顧問先識別情報に基づいて、前記顧問先データベース又は前記会計事務所データベースにアクセスし、前記顧問先識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザをチャットルームメンバーに追加し、
(3)前記事務所モードの場合には、
(3-1)会計事務所識別情報に基づいて、前記会計事務所データベースにアクセスし、前記会計事務所識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザをチャットルームメンバーに追加する、
ように構成される、システム。
発明1のシステムであって、前記チャットモジュールは、
(4)前記事務所モードのときには、前記会計事務所識別情報に基づいて、前記会計事務所データベースにアクセスし、前記会計事務所識別情報に関連付けされた前記会計事務所ユーザのうち、会計事務所管理者権限を有するユーザに、チャットルームの管理者権限を割り当てる、
ように構成される、システム。
(5)前記顧問先モードの場合には、前記インターフェースにて指定された前記顧問先識別情報に基づいて追加された会計事務所ユーザに、チャットルームの管理者権限を割り当てる、
ように構成される、システム。
発明1又は2のシステムであって、
前記チャットモジュールは、メンバー間の音声及び画像又は動画を共有しながらリアルタイムでのコミュニケーションを仲介する、システム。
発明1~3いずれか1つに記載のシステムであって、前記システムは、メモ管理モジュールを更に備え、
前記チャットモジュールは、
(6)投稿されたメッセージを解析し、所定のキーワードを検出し、前記投稿されたメッセージの少なくとも一部を含むコンテンツを、前記メモ管理モジュールに渡すように構成され、
前記メモ管理ジュールは、メモデータとして、前記コンテンツを記録するように構成される、
システム。
発明1~4いずれか1つに記載のシステムであって、
前記チャットモジュールは、
(7)投稿されたメッセージを解析し、所定のキーワードを検出し、前記投稿されたメッセージの少なくとも一部を含むコンテンツを、前記スケジュール管理モジュールに渡すように構成され、
前記スケジュール管理ジュールは、スケジュールデータとして、前記コンテンツを記録するように構成される、
システム。
発明1~5いずれか1つに記載のシステムであって、
前記チャットモジュールは、チャットの設定を行うためのインターフェースを提供するように構成され、
前記インターフェースは、
チャット名を設定するためのオブジェクトと、
チャットに対応するアイコンを設定するためのオブジェクトと、
メンバーを設定するためのオブジェクトと、
通知設定を行うためのオブジェクトと、
を含む、システム。
発明1~6いずれか1つに記載のシステムであって、
前記チャットモジュールは、チャットでメッセージの投稿を行うためのインターフェースを提供するように構成され、
当該インターフェースは、第一エリアと、第二エリアと、第三エリアとを含み、
前記第一エリアは、作成したチャットルームのリストと、チャットを作成するためのインターフェースを起動するためのオブジェクトとを含み、
前記第二エリアは、前記チャットルームのリストから選択されたチャットルームに投稿されたメッセージ及び投稿者を特定する情報を含み、
前記第三エリアは、前記第二エリア内で表示しているチャットに関連するファイルのリストと、お気に入りのメッセージのリストを含む、
システム。
スケジュール管理機能及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、
前記システムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースを備え、
前記スケジュール管理モジュールは、
(1)特定のユーザ識別情報を取得し、
(2)前記ユーザ識別情報に基づいて、前記会計事務所データベースにアクセスし、前記ユーザ識別情報に関連付けされた顧問先識別情報を取得し、
(3)前記顧問先識別情報に基づいて、前記会計事務所データベースにアクセスし、前記顧問先識別情報に関連付けされたグループ識別情報を取得し、
(4)前記グループ識別情報に基づいて、前記会計事務所データベースにアクセスし、グループ識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザ識別情報を取得し、
(5)前記スケジュールデータベースにアクセスし、会計事務所識別情報に関連する全ての前記会計事務所ユーザ識別情報のスケジュールを取得し、
(6)前記(5)で取得したスケジュールに対する絞り込み項目に対応するオブジェクトとして、上記(4)で取得した会計事務所ユーザ識別情報に関する情報を含み、且つ、各ユーザのスケジュールを含むユーザインターフェースを提供し、
(7)前記絞り込み項目に対応するオブジェクトに対するユーザの操作に応答して、各ユーザのスケジュールの表示を切り替える、
ように構成されるシステム。
発明8のシステムであって、前記スケジュール管理モジュールは、前記取得したスケジュールに基づいて、前記会計事務所ユーザの所在情報の表示を切り替えるように構成される、システム。
発明8又は9に記載のシステムであって、
前記ユーザインターフェースは、第一エリアと第二エリアとを含み、
前記第一エリアは、複数のユーザのスケジュール内容を含み、
前記第二エリアは、第一エリアに表示されるスケジュールをフィルタリングするための前記絞り込み項目に対応するオブジェクトと、及び、所在情報とを含み、
前記絞り込み項目に対応するオブジェクトは、全員分の表示切替、ログイン中のユーザの表示切替、当該ユーザと同一のグループに属するユーザの表示切替に関連し、
前記ユーザインターフェースは、表示単位を切り替えるためのオブジェクトを更に含み、
前記表示単位を切り替えるためのオブジェクトは、少なくとも日単位、週単位、月単位での表示切替を可能にするように構成される、
システム。
スケジュール管理機能及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、
前記システムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所管理モジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースと、ジョブ実行記録データベースとを備え、
前記会計事務所管理モジュールは、前記会計事務所データベースにアクセスして、会計事務所ユーザのデータを、顧問先識別情報と関連付けて記録するように構成され、
前記スケジュール管理モジュールは、
(1)スケジュール新規作成用のインターフェースを提供し、
(2)前記インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、前記ジョブ実行記録データベースにアクセスし、過去のジョブ実行記録データを取得し、
(3)前記取得した過去のジョブ実行記録データに基づいて、新たなスケジュールデータを前記スケジュールデータベースに記録する、
ように構成される、システム。
発明11のシステムであって、前記スケジュール管理モジュールは、
(4)前記顧問先識別情報に基づいて、前記顧問先データベース又は前記会計事務所データベースにアクセスして、前記顧問先識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザ識別情報を取得し、
(5)前記会計事務所データベースにアクセスして、前記会計事務所ユーザの技能レベル情報を取得し、
(6)前記新たなスケジュールデータに割り当てられた工数データを、前記技能レベル情報に基づいて調整する、
ように構成される、システム。
発明11又は12のシステムであって、前記スケジュール管理モジュールは、
(7)前記スケジュールデータベースにアクセスして、前記会計事務所ユーザのうち指導員であるユーザのスケジュールデータを取得し、
(8)前記会計事務所データベースにアクセスして、指導対象である前記会計事務所ユーザ識別情報及び技能レベル情報を取得し、
(9)指導員である前記会計事務所ユーザのスケジュールデータとして、技能レベル情報に基づいて調整した指導ジョブデータを前記スケジュールデータベースに記録する、
ように構成される、システム。
スケジュール管理機能及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、
前記システムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースを備え、
前記スケジュール管理モジュールは、
(1)スケジュール新規作成用のインターフェースを提供し、
(2)前記インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、前記スケジュールデータベースにアクセスして、顧問先識別情報に関連するスケジュールを取得し、
(3)前記顧問先識別情報に基づいて、会計事務所データベース又は顧問先データベースにアクセスして、前記顧問先識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザ識別情報を取得し、
(4)前記会計事務所ユーザ識別情報に基づいて、前記スケジュールデータベースにアクセスして、前記会計事務所ユーザのスケジュールを取得し、
(5)前記顧問先識別情報に関連するスケジュールと、前記会計事務所ユーザのスケジュールとに基づいて、空いている候補日時を抽出する、
ように構成される、システム。
スケジュール管理機能及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、
前記システムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースを備え、
前記スケジュール管理モジュールは、
(1)スケジュール新規作成用のインターフェースを提供し、
(2)前記インターフェースを操作するユーザが顧問先ユーザである場合に、顧問先識別情報に基づいて、会計事務所データベース又は顧問先データベースにアクセスして、前記顧問先識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザ識別情報を取得し、
(3)前記会計事務所ユーザ識別情報に基づいて、前記スケジュールデータベースにアクセスして、前記会計事務所ユーザ識別情報に関連するスケジュールを取得し、
(4)前記顧問先識別情報に基づいて、前記スケジュールデータベースにアクセスして、前記顧問先識別情報に関連するスケジュールを取得し、
(5)前記顧問先識別情報に関連するスケジュールと、前記会計事務所ユーザのスケジュールとに基づいて、空いている候補日時を抽出する、
ように構成される、システム。
発明14又は15のシステムであって、
前記スケジュール新規作成用のインターフェースは、カテゴリ、件名、日時、担当者、顧問先、詳細情報、関連ファイル、公開設定、通知設定、及び繰り返し設定に関する設定行うためのオブジェクトを含む、システム。
スケジュール管理機能、メモ機能、掲示板機能、及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、スケジュール管理モジュールと、メモ管理モジュールと、チャットモジュールと、掲示板管理モジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースと、メモデータベースと、チャットデータベースと、掲示板データベースと、履歴データベースとを備え、
前記チャットモジュールは
(1)チャットに投稿されるメッセージを前記チャットデータベースに記録するとともに、前記履歴データベースに記録するように構成され、
(2)前記メッセージ中にある所定のキーワードを検出し、
(3)前記検出したキーワードに応じて、前記スケジュール管理モジュール、前記メモ管理モジュール、及び、前記掲示板管理モジュールのいずれかに、前記メッセージに基づくデータを送信して対応するデータベースに記録させる、
ように構成される、システム。
スケジュール管理機能、メモ機能、掲示板機能、及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、スケジュール管理モジュールと、メモ管理モジュールと、チャットモジュールと、掲示板管理モジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースと、メモデータベースと、チャットデータベースと、掲示板データベースと、履歴データベースとを備え、
前記メモ管理モジュールは
(1)メモとして投稿されるコンテンツを前記メモデータベースに記録するとともに、前記履歴データベースに記録するように構成され、
(2)前記コンテンツ中にある所定のキーワードを検出し、
(3)前記検出したキーワードに応じて、前記チャットモジュール、前記スケジュール管理モジュール、及び、前記掲示板管理モジュールのいずれかに、前記コンテンツに基づくデータを送信して対応するデータベースに記録させる、
ように構成される、システム。
スケジュール管理機能及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、
前記システムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、アクセス管理モジュールと、アクセス管理データベースを備え、
前記アクセス管理データベースは、アクセス元の端末及びアプリケーションの種類ごとにログイン用のURLを記録しており、
前記アクセス管理モジュールは、前記アクセス管理データベースを参照し、ログインユーザにどのコンテンツを提示するかを制御し、
前記チャットモジュールは、新規作成されたチャットルームのメンバーが決定した後、前記メンバーに対応するユーザの識別情報のアカウントを宛先としたメッセージを、送信するように構成され、
前記メッセージにはURLが含まれており、
前記URLは、予め決められた条件下において、認証に必要な情報を入力することなくログインすることが可能なURLであり、
前記URLは、顧問先モード用のURLと、事務所モード用のURLとを含み、
前記顧問先モード用のURLは、顧問先ユーザ又は会計事務所ユーザであるメンバーを宛先とするメッセージに含まれ、
前記事務所モード用のURLは、顧問先ユーザであるメンバーを宛先とするメッセージには含まれず、会計事務所ユーザであるメンバーを宛先とするメッセージに含まれ、
事務所内ネットワークからは、前記事務所モード用のURL及び前記顧問先モード用のURLのいずれもアクセス可能であり、
顧問先内ネットワークからは、前記事務所モード用のURLはアクセス不可であり、前記顧問先モード用のURLはアクセス可能であり、
外出先ネットワークからは、前記事務所モード用のURLはアクセス可能であり、前記顧問先モード用のURLはアクセス不可である、
システム。
発明19のシステムであって、
前記チャットモジュールは、
(1)チャットルーム新規作成及び設定変更用のインターフェースを提供し、ここで、前記インターフェースは、事務所モードと、顧問先モードとを備え、
(2)前記顧問先モードの場合には、
(2-1)前記インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、顧問先データベースにアクセスして、顧問先ユーザをチャットルームメンバーに追加し、
(2-2)前記インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、顧問先データベース又は会計事務所データベースにアクセスし、顧問先識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザをチャットルームメンバーに追加し、
(3)前記事務所モードの場合には、
(3-1)会計事務所識別情報に基づいて、会計事務所データベースにアクセスし、会計事務所識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザをチャットルームメンバーに追加する、
ように構成される、システム。
発明19又は20のシステムであって、
前記チャットモジュールは、
(4)前記事務所モードのときには、会計事務所識別情報に基づいて、会計事務所データベースにアクセスし、会計事務所識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザのうち、会計事務所管理者権限を有するユーザに、管理者権限を割り当てる、
ように構成される、システム。
(5)前記顧問先モードの場合には、前記インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、追加された会計事務所ユーザに、チャットルームの管理者権限を割り当てる、
ように構成される、システム。
発明19~21いずれか1つに記載のシステムであって、
前記URLは、アクセス元の端末及びアプリケーションの種類に応じて、ログイン認証の必要及び不要を切り替えることが可能なURLであり、
アクセス元のアプリケーションが、Webブラウザである場合、且つ、アクセス元の端末がパソコンである場合、ログイン認証を必要とするように構成され、
アクセス元のアプリケーションが、Webブラウザ以外の予め決められたアプリケーションである場合、ログイン認証を不要とするように構成され、
システム。
本発明は、グループウェアシステムを含む会計業務支援システムに関する。前記システムは、当分野で公知の情報処理装置又はこれらを組み合わせることによって構成されてもよい。情報処理装置は、プロセッサ、メモリ、通信モジュール、記憶媒体等を備える物であればよく、例えば、サーバー、パソコン、タブレット端末、スマートフォンなどが挙げられる。また、情報処理装置は、所定のソフトウェア又はプログラムがインストールされ、これらが、プロセッサに命じて様々な情報処理又はデータ処理を実施させることができる。ハードウェアとソフトウェアが協働することで、所定のモジュールやデータベースが実装される。後述する実施形態においては、各実施形態の目的に応じて様々なモジュールやデータベースが実装される。こうした一連のモジュールやデータベースは、1又は複数の情報処理装置にて実装される。モジュールやデータベースが、複数の情報処理装置によって分散して実装される場合には、情報処理装置は、互いにネットワーク等で接続され、通信モジュール等を通して、互いに、情報の送受信が可能なように構成される。また、以降の実施形態(及び図面)において表現されるデータベース及びデータは、あたかも1つのテーブルによって構成されるかのように表現されるが、実際には、複数のテーブルなどに分散されたり、正規化されたりしてもよい。従って、データベースは、1つのテーブルであってもよく、或いは、複数のテーブルの集合であってもよい。
2-1.システムの構成
一実施形態において、本発明のグループウェアシステムを含む会計業務支援システムは、図1に示すように、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースとを備える。好ましくは、本発明のグループウェアシステムを含む会計業務支援システムは、更に、スケジュールデータベース、及び/又はチャットデータベースを備えてもよい。更に好ましくは、スケジュールデータベースは、会計事務所スケジュールデータベースと、顧問先スケジュールデータベースとを備えてもよい。また、好ましくは、本発明のグループウェアシステムを含む会計業務支援システムは、更に、アクセス管理モジュールと、アクセス管理データベースとを備えてもよい。以後の説明においては会計業務支援システムの1つであるグループウェアシステムを例に説明する。
スケジュール管理モジュールは、グループウェアシステムユーザのスケジュールに関する情報を追加、更新、削除することができる。好ましくは、スケジュール管理モジュールは、スケジュールデータベースにアクセス可能であり、スケジュールに関する情報を追加、更新、削除することができる。更に好ましくは、スケジュール管理モジュールは、会計事務所スケジュールデータベース及び顧問先スケジュールデータベースの両方にアクセス可能であり、スケジュールに関する情報を追加、更新、削除することができる。
チャットモジュールは、グループウェアシステムユーザ同士のチャットを管理することができる。例えば、チャットモジュールは、ユーザが投稿したメッセージ及び/又はこれに付随するファイル等に関する情報を、追加、更新、削除することができる。また、チャットモジュールはチャットだけでなく、Web会議のような音声と動画を共有しながらリアルタイムでコミュニケーションの管理も行ってもよい。また、チャットモジュールは、チャットルームの作成、変更、削除を行うことができる。更には、チャットモジュールは、チャットルームのメンバーの追加、更新、削除を行うことができる。好ましくは、チャットモジュールは上記目的のため、チャットデータベースにアクセス可能であってもよく、チャットに関する情報(例えば、投稿メッセージ、チャットルーム、チャットユーザ)を追加、更新、削除することができる。また、チャットモジュールは、メンバーの管理に関連して、顧問先データベース及び会計事務所データベースにアクセス可能であってもよい。また、上述した機能に関連して、チャットモジュールは、ユーザからの指示を受け付けるためのインターフェースを作成することができる。例えば、チャットモジュールは、チャットルーム新規作成及び設定変更用のインターフェースを提供することができる。こうしたインターフェースは、モードに応じて異なる動作を行うように構成されてもよい。前記モードとしては、事務所モードと、顧問先モードとがある。事務所モードは、会計事務所ユーザ(以後、事務所ユーザとする)が、会計事務所内での情報の共有を行うために使用するモードである。例えば、事務所モードの時には、チャットの相手、スケジュール表示対象等について、事務所ユーザに限定されてもよい。一方で、顧問先モードの場合には、顧問先ユーザと事務所ユーザとの間での情報のやり取りを行うために使用するモードである。従って、顧問先ユーザとのチャットや、スケジュールの共有が可能となる。
会計事務所データベースは、会計事務所に関する種々の情報を管理するデータベースである。例えば、図2に示すように、会計事務所に関する所定の情報をテーブル形式で記録することができる。なお、本明細書で説明するデータベースのデータの形式は、典型的にはテーブル形式(リレーショナルデータベース)ではあるものの、特に限定されず、XML、NoSQLタイプなど当分野で公知の他の形式であってもよい(以降で、言及するデータベースについても同様)。
顧問先データベースは、会計事務所等から見た顧問先に関する情報を管理する。例えば、図3に示すように、顧問先に関する所定の情報をテーブル形式で記録することができる。また、顧問先とは会計事務所と顧問契約を締結している会社(顧問先企業)や個人を含む顧客だけでなく、顧問契約を締結していないが会計事務所と取引をしている会社(顧問先企業)や個人を含む顧客も含んでよい。上述した会計事務所データベースと同様、データ形式は、特定の形式に限定されない。顧問先データベースは、顧問先を特定するための顧問先識別情報を管理することができる。また、顧問先データベースは、顧問先名、業種、決算期、資本金、売上高、顧問先のホームページのURL(図3に示さないが)など、企業に関する種々の情報(いわゆる関与情報)を管理することができる。更には、顧問先データベースは、グループウェアで利用する機能に応じた識別情報(例えば、図3では、「顧問先スケジュールID」「顧問先メモID」等)を管理したり、会計事務所とのやり取りを主に行う、顧問先側のユーザ情報(例えば、図3では、「顧問先ユーザ識別情報」「氏名」、「メールアドレス」等)を管理したり、事務所ユーザとの関連付け情報(例えば、図3では「会計事務所ユーザ識別情報」等)を管理したりすることができる。
チャットデータベースは、事務所ユーザ同士、又は、事務所ユーザと顧問先ユーザとの間でのチャット内容を記録することができる。上述した会計事務所データベース等と同様、データ形式は、特定の形式に限定されない。一例を挙げると、図4に示すように、チャットルームの投稿内容及びこれに付随する情報を管理することができる。例えば、チャットデータベースは、チャットルームを特定する情報(図4では、「チャネルID」)、種類、タイトル、作成日付、投稿者を識別する情報(図4では、「会計事務所ユーザ識別情報」、「顧問先ユーザ識別情報」)、メッセージに関する情報(図4では、「メッセージID」、「テキスト」、「添付データ」)、履歴を識別する情報(図4では「履歴ID」)、チャットルームの参加メンバーに関する情報(図4では、「参加者」)等を管理することができる。種類は事務所内チャット(事務所モード)か顧問先とのチャット(顧問先モード)かの動作モードの状態を示す。添付データは音声データ、動画データ等のバイナリデータやテキストデータを含まれてもよい。
スケジュールデータベースは、事務所ユーザと顧問先ユーザの予定を記録することができる。上述した会計事務所データベース等と同様、データ形式は、特定の形式に限定されない。図5及び図6に好ましい一例を示す。スケジュールデータベースは、会計事務所スケジュールデータベースと、顧問先スケジュールデータベースとを備えてもよい。
アクセス管理モジュールは、グループウェアシステムへアクセスするユーザ(ログインユーザ)とアクセス可能なコンテンツを管理することができる。アクセス管理モジュールは、アクセス管理データベースを参照しながら、ユーザのアクセス制御を行うことができる。また、アクセス管理モジュールは、アクセス管理データベースを参照しながら、ログインユーザにどのコンテンツを提示するかを制御することができる。例えば、会計事務所のホームページにログインユーザのログイン用ページを用意することでログインユーザが事務所以外の場所からでもグループウェアへアクセスすることができる。また、アクセス管理モジュールは、ログインユーザの情報を元にアクセス先であるURL(ログイン用ページ)を自動で生成する。
アクセス管理データベースは、詳細は後述するが図25に示すように、顧問先や事務所内や外出先等のアクセス元とアクセスするユーザ(図25では顧問先識別情報に該当)とアクセス先のURLと提示するコンテンツの設定項目から構成される。アクセスするユーザは事務所ユーザと顧問先ユーザがいる。事務所ユーザは全員共通の所内及び所外のURLを用意してもよいし、ユーザ毎に所内及び所外のURLを用意してもよい。また、顧問先ユーザは全員共通のURLを用意してもよいし、ユーザ毎のURLを用意してもよい。
グループウェアが備える上述したモジュール、及び/又はテータベースを利用して、チャットルームを新規作成することができる。一例を挙げると、図8に示すようなフローにて、チャットルームを作成することができる。
チャットルームのメンバーの選定が済んだ後は、図9に示すような手続きをチャットモジュールは実行できる。例えば、チャットモジュールは、グループチャットを作成し(図9、10)、データベース(チャットデータベースを含む)に登録することができる。アクセス管理モジュールはデータベースに登録されたグループチャットの情報から抽出したグループチャットに参加するメンバーの情報を取得し(図9、20)、取得したメンバーの情報から会計事務所データベース、顧問先データベースそれぞれにアクセスして情報を取得し(図9、30)、取得した情報のなかから、参加するメンバーに関連する情報に基づいて参加するメンバーのログイン用URLを生成することができる(図9、40)。
更には、チャットモジュールは、チャットルームの管理者の設定を行うことができる。上述したフローに基づけば、チャットルームのメンバーは、顧問先側のユーザと、会計事務所側のユーザが存在することになるので、チャットモジュールは、インターフェースを通して顧問先を指定されている場合には、前記インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、追加された事務所ユーザ(事務所担当者)に、チャットルームの管理者権限を割り当てることができる(図8、90)。
図10に示すように、グループチャット等のチャットルームが作成された(図10、10)後は、チャットモジュールは、上述の方法で管理者を割り当て(図10、20)、顧問先ユーザ(顧問先担当者)をグループチャットへ招待するメッセージを送信してもよい(図10、30)。また、ユーザ(参加者)は、随意にメッセージを投稿することができる(図10、40)。更なる一実施形態においては、本発明のシステムは、更に、メモ管理モジュール及びメモデータベースを備えることができる(図11)。更に好ましい一実施形態において、前記メモデータベースは、図12及び図13に示すように、会計事務所メモデータベース及び顧問先メモデータベースを備えることができる。メモ管理モジュールは、グループウェアにおいて、メモ機能を提供することができ、そして、メモ機能は、スケジュールや掲示板やチャットなどの目的に限定されず、備忘録や下書きなどの任意の目的で使用することができる。具体的には、ユーザからの所定の形式で投稿した内容を、メモ管理モジュールが受信し、メモデータベースに記録させることができる。データベースの形式が特定の形式に限定されない点は上記と同様である。
一実施形態に係る本発明のシステムでは、チャットモジュールは、スケジュール管理モジュールと連携して動作することができる。例えば、チャットモジュールは、チャットルームに投稿されたメッセージの少なくとも一部を含むコンテンツ(メモやスケジュールの予定等)を、スケジュール管理モジュールに送信することができる。スケジュール管理モジュールは、受信したコンテンツを、スケジュールデータベースに記録させることができる(図10、50)。
チャットモジュールは、メンバー(参加者)が投稿したメッセージを履歴として管理することができる。例えば、上述のチャットデータベースや、図11に示していない別途履歴データベースなどに、メッセージを記録させることができる(図10、60)。また、これに対応して、チャットデータベース、メモデータベース、スケジュールデータベース等においては、履歴IDという項目を設けてもよい。
一実施形態において、チャットモジュールは、チャットルーム新規作成する際に、少なくとも2つの動作モードに応じて動作を切り替えるように構成されてもよい。当該動作モードとは、事務所モードと、顧問先モードである。顧問先モードは、顧問先のユーザとのやり取りを行うためのものであり、事務所モードは、事務所内でのやり取りを行うためのものである。例えば、顧問先モードの場合には、上述したような形で、チャットルーム作成の際に顧問先を指定するようなインターフェースを提供してもよい。
チャットモジュールは、グループチャット設定等のチャットの設定を行うためのインターフェースを提供するように構成されてもよい。インターフェースは、例えば、図15に示すように、チャット名を設定するためのオブジェクトと、チャットに対応するアイコンを設定するためのオブジェクトと、メンバーを設定するためのオブジェクトと、通知設定を行うためのオブジェクトとを備えてもよい。オブジェクトは、ラジオボタン、リストボックス、チェックボックス、テキストボックス、ボタン、又はこれらの等任意の形式であってもよい。例えば、メンバーを設定するためのオブジェクトは、各メンバーを選択するためのチェックボックス、メンバーを検索するためのテキストボックス、メンバーを全選択するためのボタン、全選択した状態を解除する全削除のボタン、全員⇔個別選択を切り替えるラジオボタン等を採用してもよい。また、表示するメンバーは予めメンバーのスケジュール情報から参加可能なメンバーに絞ってもよい。チャットに対応するアイコンを設定するためのオブジェクトでは、選択されたアイコンの画像ファイルの表示エリアと、画像ファイルを選択指定するためのボタン等を採用してもよい。
一実施形態において、本発明のグループウェアシステムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースを備える。必要に応じて、本発明のグループウェアシステムは、チャットデータベースを備えてもよい。更に好ましくは、スケジュールデータベースは、会計事務所スケジュールデータベースと、顧問先スケジュールデータベースとを備えてもよい。
スケジュール管理モジュールは、システムユーザに対して、スケジュール管理のインターフェースを提供する(例えば、図17-1~図17-3に示すインターフェース)。インターフェースの画面構成は特に限定されないが、一例を挙げると、画面左側の領域(第一エリア)にて、スケジュール表示をするユーザを絞り込む項目(フィルタリング用のオブジェクト、図17-1~図17-3の例ではチェックボックス)を設けてもよい。例えば、会計事務所のメンバー全員を表示するためのオプション(「事務所全体」)、同一のグループに属するユーザを表示するためのオプション(「グループ」)、ログイン中のユーザを表示するためのオプション(「ユーザ」)、当該ユーザに関連するメンバー(例えば、同一グループに属するユーザ)を表示するためのオプション(具体的な関連性については後述)を設けてもよい。
また、スケジュール管理モジュールは、取得したスケジュールに基づいて、時間ごとの所在の情報を取得することができる(図19、70)。そして、取得した所在の情報に基づいて、事務所ユーザの所在情報を含むスケジュールの表示を切り替えるように構成されてもよい(図19、80)。例えば、現在時刻が10:00のとき、図17-1(その1)の坂△一郎(ユーザ)のスケジュール情報(第二エリア)では、「法人税」となっている。スケジュール管理モジュールは、これに基づいて、ユーザの所在の情報(第一エリア)を「在席」と切り替えて、表示させることができる。同様にユーザ以外も表示されている同時刻の川×次郎のスケジュール情報は「外出 顧客ミーティング」となっている。スケジュール管理モジュールは、これに基づいて、川×次郎の所在の情報を「外出」と切り替えて、表示させることができる。スケジュールの情報は、典型的には任意のテキスト形式となっている。従って、スケジュール管理モジュールは、スケジュールの情報の内容を解析して、どの所在状態に該当するかを判定することができる。解析及び判定の仕組みについては、特に限定されず、特定のキーワードと所在状態を関連付けたデータ(辞書データ、学習済みモデル)等を利用してもよい。また、こうした解析や判定を行うのではなく(例えば、図5に示すデータベースの「テキスト」の項目を解析したり判定したりするのではなく)、単純に、図5に示すデータベースの「所在」の項目を直接利用してもよい。或いは、図5に示すように、スケジュールデータベースに、開始時間、終了時間、所在情報を管理しておいて、現在時刻が、開始時間~終了時間の間になったら、対応する所在情報を表示させるようにしてもよい。グループウェアにおいては、ユーザの現在の所在を手動で設定できるような機能を提供している場合がある。しかし、この場合、その都度、ユーザが操作して、「離席」「外出」等の設定を行わなくてはならない。場合によっては、所在情報を切り替える操作を忘れて、「離席」「外出」してしまう可能性もある。しかし、予め決められたスケジュールによって、特定の時間になった時に自動的に切り替えられるようにしておくことで、ユーザの操作の手間を軽減することができ、所在情報の設定をし忘れるリスクも低減できる。
一実施形態において、スケジュール管理モジュールは、スケジュール表示切替する際に、少なくとも2つの動作モードに応じて動作を切り替えるように構成されてもよい。当該動作モードとは、事務所モードと、顧問先モードである。顧問先モードは、担当者の顧問先に関連する行事(打ち合わせや決算日、申告期限等の期限情報等)に絞った事務所ユーザのスケジュールであり、事務所モードは、担当者に関する全てのスケジュールである。例えば、事務所モードの場合には、上述したような形で、年単位、月単位、週単位、日単位のような年月日に関する情報や、自分やグループ単位等のユーザ識別情報に関連する情報等の表示切替を行なうことで、自分に関連する様々な情報を利用したスケジュール管理ができる。
スケジュールモジュールは、上述の通り、スケジュール管理用のインターフェースを提供することができ、一例として、図17-1~図17-3に示すインターフェースを提供することができる。別の例においては、スケジュールモジュールは、図18-1~図18-3に示すようなスケジュール管理用のインターフェースを提供することができる。図18-1~図18-3に示すのは、スケジュールの表示単位を、日単位、週単位、月単位での表示切替を可能にするような構成である。また、日単位、週単位、月単位、年単位での表示切替を可能にしてもよい。こうした切り替えを可能にするために、例えば、切り替え用のボタンを設けてもよい。例えば、図18-1(その1)に示す状態で、「週」のボタンをクリックすると、図18-2(その2)に示す状態に画面が遷移してもよい。図18-1(その1)に示す状態で、「月」のボタンをクリックすると、図18-3(その3)に示す状態に画面が遷移してもよい。図18-1~図18-3に示す3つの図は、相互に遷移可能なように構成されてもよい。
一実施形態において、本発明のグループウェアシステムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所管理モジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースと、ジョブ実行記録データベースとを備える。必要に応じて、本発明のグループウェアシステムは、チャットデータベースを備えてもよい。更に好ましくは、スケジュールデータベースは、会計事務所スケジュールデータベースと、顧問先スケジュールデータベースとを備えてもよい。
スケジュール管理モジュールは、スケジュールを新たに作成する機能をユーザに提供することができる。ここで、各スケジュールをユーザが手入力によって作成してもよいが、これ以外に、昨年のジョブ実行記録に基づくスケジュール作成する機能を、スケジュール管理モジュールが提供することができる。こうした機能を実現するための仕組みの例を、図20を参照しながら以下説明する。ジョブ実行記録とは事務所ユーザが顧問先の申告までの財務や税務等の業務の記録であり、業務アプリ等の作業をジョブとして管理している。
スケジュール管理モジュールは、各ジョブを担当する事務所ユーザの技能に基づいてスケジュールの調整を行うことができる。例えば、スケジュール管理モジュールは、指定された顧問先識別情報に基づいて、会計事務所データベースにアクセスし、担当者の技能レベルに関する情報を取得することができる(図20、60)。そして、技能レベルに関する情報に基づいて、新たなスケジュールデータに割り当てられた工数データ(ジョブに関する工数)を調整することができる(図20、70)。例えば、技能レベルに関する情報は、0.8(上級者、熟練)、1(標準)、1.5(若手)、2.5(新人、アルバイト)などといったように所定の係数を割り当ててもよい。そして、工数にこれらの係数を乗じることで、スケジュールデータの作業時間を調整してもよい。或いは、上記係数に応じて、日程を前倒しにしたり、遅らせたりしてもよい。係数を乗じる対象となる工数は、例えば、図21に示すデータベースにて直接数値として管理してもよく(例えば、図21に示すジョブ時間)、或いは、ジョブ開始時刻のほかに、ジョブの終了時刻を管理して、算出してもよい。
実行ジョブ記録データベースに基づいて作成されるスケジュールの中には、熟練者から若手及び新人への指導に関するスケジュールが含まれる。こうしたスケジュールは、指導を受ける側のスキル(アルバイト、新人、若手等)に応じて、指導に要する時間が変わってくる可能性がある。ジョブごとに標準の指導時間を決めておき、経験の有無と技能レベルによる所定係数を割り当てて、上記係数に応じて指導時間を調整してもよい。例えば、ジョブ「会計入力」の標準の指導時間を10時間とし、経験の有無による所定係数(経験無2.0、経験有0.8)と技能レベルによる所定係数(アルバイト1.5、新人1.5、若手1.0)を割り当てた場合に経験のない新人の指導時間は30時間(指導時間10時間に経験無の所定係数2.0と新人の所定係数1.5を乗算して算出)になる。
このほか、スケジュール管理モジュールは、打ち合わせ・アポイントのデータを、スケジュールに追加することができる。こうした打ち合わせ・アポイントのデータのソースは、チャットによるデータを変換したものであってもよい。或いは、事務所ユーザが、図17-1~図17-3のようなインターフェースから追加してもよい。或いは、顧問先ユーザが、図17-1~図17-3のようなインターフェースを、顧問先にアレンジしたインターフェースを利用して追加してもよい。
一実施形態において、本発明のグループウェアシステムは、図11に示すように、スケジュール管理モジュールと、メモ管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースと、メモデータベースを備える。必要に応じて、本発明のグループウェアシステムは、チャットデータベースを備えてもよい。更に好ましくは、スケジュールデータベースは、会計事務所スケジュールデータベースと、顧問先スケジュールデータベースとを備えてもよい。同様に、好ましくは、メモデータベースは、会計事務所メモデータベースと、顧問先メモデータベースとを備えてもよい。
例えば、顧問先の企業の担当者と打ち合わせを行いたい場合、打ち合わせの候補日時を幾つか提示しながら、日時を決定することがある。スケジュール管理モジュールは、所定の情報に基づいて、顧問先の企業の担当者と打ち合わせ可能な日時を抽出し、自動的に候補日時としてユーザに提示することができる。例えば、以下の手順により候補日時を提示して予約のスケジュールを決定することができる(図22)。
スケジュール管理モジュールは、予定新規作成等のスケジュール新規作成用のインターフェースを提供してもよい。例えば、図23に示すように、インターフェースは、カテゴリ、件名、日時、担当者、訪問先、内容、ファイル添付(関連ファイル)設定、公開設定、通知設定、及び繰り返し設定に関する設定行うためのオブジェクトを含むことができる。カテゴリは、社内会議や、外出等の項目を設定することができ、リストから選択可能であり、スケジュールの絞り込み項目で活用することができる。件名は、図17-1~図17-3や図18-1~図18-3に表示されるスケジュールに表示される内容であり、テキストボックスに入力可能である。日時は、開始及び終了の日時を設定可能であり、時間を特定できない場合には、「終日」を選択することができる。テキスト入力または別途カレンダー等による指定が可能である。担当者の選択については、図15に示すチャットのメンバーの設定画面と同様であってもよいし、スケジュール情報から参加可能な担当者のみを表示してもよい。その他、訪問先は訪問する顧問先を示し、訪問先を顧問先データベースから取得してリスト形式で表示してもよい。また、内容は訪問目的等の訪問に関する詳細情報を示し、図23のテキストエリア「内容」の欄に入力することができる。関連ファイル設定は添付するファイルの設定だけでなく、必要があれば、スケジュールに関連して、関連ファイルを記録することができる。また、公開設定は全員か担当者のみか等の公開範囲の設定であり、どの範囲で公開するかの設定をラジオボタンにて設定することができる。公開設定は全員か担当者のみの二択ではなくグループ等のみのように公開等の公開範囲を自由に変更できるようにしてもよい。また、通知設定は参加者へ通知するかの設定であり、作成したスケジュールに関する通知を行うか否かの設定をリストボックス形式で行うことができる。同様に、予定を繰り返すか否かの設定(繰り返す場合には、どの単位(週ごと、月ごとなど)でくりかえすが)を設定することができる。
一実施形態において、本発明のグループウェアシステムは、図24に示すように、スケジュール管理モジュールと、メモ管理モジュールと、チャットモジュールと、掲示板管理モジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースと、メモデータベースと、チャットデータベースと、掲示板データベースと、履歴データベースを備えてもよい。更に好ましくは、スケジュールデータベースは、会計事務所スケジュールデータベースと、顧問先スケジュールデータベースとを備えてもよい。同様に、好ましくは、メモデータベースは、会計事務所メモデータベースと、顧問先メモデータベースとを備えてもよい。
具体的な仕組みとして、例えば、チャットモジュールはチャットに投稿される内容をチャットデータベースに記録するとともに、履歴データベースにも記録してもよい。また、チャットモジュールは、投稿内容を解析することができる。例えば、チャットモジュールは、メッセージ中にある所定のキーワード(例えば、「メモ」、「備忘録」、「転記」等)を検出することができる。また、メッセージは音声データや動画データでもよく、その場合は音声データや動画データを音声認識処理(公知技術でもよい)によってテキスト化した上で所定のキーワードを検出してもよい。そして、検出できた場合には、投稿内容のデータ(例えば、履歴データベースに記録されたデータ)を、メモ管理モジュールに送信し、メモ管理モジュールは、メモデータベースにメモデータとして記録させることができる。
メモ管理モジュールは、メモとしてユーザが入力した内容をメモデータベースに記録するとともに、履歴データベースにも記録してもよい。また、メモ管理モジュールは、内容を解析することができる。例えば、メモ管理モジュールは、メモ中にある所定のキーワード(例えば、「予定」、「アポ」等)を検出することができる。また、メモは音声データや動画データでもよく、その場合は音声データや動画データを音声認識処理(公知技術でもよい)によってテキスト化した上で所定のキーワードを検出してもよい。そして、検出できた場合には、スケジュール管理モジュールに投稿内容のデータ(例えば、履歴データベースに記録されたデータ)をスケジュールデータとしてスケジュール管理モジュールに送信し、スケジュールデータとしてスケジュールデータベースに記録させることができる。スケジュール管理モジュールは、投稿内容を解析して適宜スケジュールに関する項目(時間、場所、訪問先等)を抽出することができる。
一実施形態において、メモ管理モジュールは、メモ表示切替する際に、少なくとも2つの動作モードに応じて動作を切り替えるように構成されてもよい。当該動作モードとは、事務所モードと、顧問先モードである。顧問先モードは、担当者の顧問先に関連する行事(打ち合わせや決算日、申告期限等の期限情報等)に絞った事務所ユーザのメモであり、事務所モードは、担当者に関する全てのメモである。例えば、事務所モードの場合には、顧問先へ訪問した際に気付いた事や、打ち合わせした内容などをスマートフォン等で手軽に記録でき、問合せ内容とその回答、個人の備忘録等、顧問先に係る情報を記録・一元管理、所員間で共有を行なうことで、様々な情報を利用したメモ管理ができる。
7-1.アクセス制御
一実施形態において、本発明のグループウェアシステムは、アクセス管理モジュール、及び、アクセス管理データベースを備える。当該実施形態においては、本発明のグループウェアシステムは、上述した第1~第5の実施形態のいずれか、又はこれらの組み合わせた仕組みを更に実装してもよい。
上記では、会計事務所と顧問先との関連を例として、発明の具体的な実施形態を説明してきた。なお、会計事務所については、例えば、他のエンティティ(例えば、税理士事務所)に変更して応用してもよく、こうした変更も本発明の範囲内である。従って、上記で説明した、会計事務所データベース、会計事務所ユーザなど、「会計事務所」という言葉がつく用語は、本明細書においては、税理士事務所も含むものとする。
Claims (15)
- スケジュール管理機能及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、
前記システムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースを備え、
前記スケジュール管理モジュールは、
(1)特定のユーザ識別情報を取得し、
(2)前記ユーザ識別情報に基づいて、前記会計事務所データベースにアクセスし、前記ユーザ識別情報に関連付けされた顧問先識別情報を取得し、
(3)前記顧問先識別情報に基づいて、前記会計事務所データベースにアクセスし、前記顧問先識別情報に関連付けされたグループ識別情報を取得し、
(4)前記グループ識別情報に基づいて、前記会計事務所データベースにアクセスし、グループ識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザ識別情報を取得し、
(5)前記スケジュールデータベースにアクセスし、会計事務所識別情報に関連する全ての前記会計事務所ユーザ識別情報のスケジュールを取得し、
(6)前記(5)で取得したスケジュールに対する絞り込み項目に対応するオブジェクトとして、上記(4)で取得した会計事務所ユーザ識別情報に関する情報を含み、且つ、各ユーザのスケジュールを含むユーザインターフェースを提供し、
(7)前記絞り込み項目に対応するオブジェクトに対するユーザの操作に応答して、各ユーザのスケジュールの表示を切り替える、
ように構成されるシステムであって、
会計事務所と顧問先又はそれぞれのユーザを関連付ける情報が、前記会計事務所データベース、前記顧問先データベースのいずれか、或いはその両方に記録されており、或いは、別のテーブルとして、顧問先を特定する情報と会計事務所を特定する情報とを組み合わせて記録されている、システム。 - 請求項1のシステムであって、前記スケジュール管理モジュールは、前記取得したスケジュールに基づいて、会計事務所ユーザの所在情報の表示を切り替えるように構成される、システム。
- 請求項1又は2に記載のシステムであって、
前記ユーザインターフェースは、第一エリアと第二エリアとを含み、
前記第一エリアは、複数のユーザのスケジュール内容を含み、
前記第二エリアは、第一エリアに表示されるスケジュールをフィルタリングするための前記絞り込み項目に対応するオブジェクトと、及び、所在情報とを含み、
前記絞り込み項目に対応するオブジェクトは、全員分の表示切替、ログイン中のユーザの表示切替、当該ユーザと同一のグループに属するユーザの表示切替に関連し、
前記ユーザインターフェースは、表示単位を切り替えるためのオブジェクトを更に含み、
前記表示単位を切り替えるためのオブジェクトは、少なくとも日単位、週単位、月単位での表示切替を可能にするように構成される、
システム。 - スケジュール管理機能及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、
前記システムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所管理モジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースと、ジョブ実行記録データベースとを備え、
前記会計事務所管理モジュールは、前記会計事務所データベースにアクセスして、会計事務所ユーザのデータを、顧問先識別情報と関連付けて記録するように構成され、
前記スケジュール管理モジュールは、
(1)スケジュール新規作成用のインターフェースを提供し、
(2)前記インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、前記ジョブ実行記録データベースにアクセスし、過去のジョブ実行記録データを取得し、
(3)前記取得した過去のジョブ実行記録データに基づいて、新たなスケジュールデータを前記スケジュールデータベースに記録する、
ように構成される、システムであって、
会計事務所と顧問先又はそれぞれのユーザを関連付ける情報が、前記会計事務所データベース、前記顧問先データベースのいずれか、或いはその両方に記録されており、或いは、別のテーブルとして、顧問先を特定する情報と会計事務所を特定する情報とを組み合わせて記録されている、システム。 - 請求項4のシステムであって、前記スケジュール管理モジュールは、
(4)前記顧問先識別情報に基づいて、前記顧問先データベース又は前記会計事務所データベースにアクセスして、前記顧問先識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザ識別情報を取得し、
(5)前記会計事務所データベースにアクセスして、前記会計事務所ユーザの技能レベル情報を取得し、
(6)前記新たなスケジュールデータに割り当てられた工数データを、前記技能レベル情報に基づいて調整する、
ように構成される、システム。 - 請求項4又は5のシステムであって、前記スケジュール管理モジュールは、
(7)前記スケジュールデータベースにアクセスして、前記会計事務所ユーザのうち指導員であるユーザのスケジュールデータを取得し、
(8)前記会計事務所データベースにアクセスして、指導対象である前記会計事務所ユーザ識別情報及び技能レベル情報を取得し、
(9)指導員である前記会計事務所ユーザのスケジュールデータとして、技能レベル情報に基づいて調整した指導ジョブデータを前記スケジュールデータベースに記録する、
ように構成される、システム。 - スケジュール管理機能及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、
前記システムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースを備え、
前記スケジュール管理モジュールは、
(1)スケジュール新規作成用のインターフェースを提供し、
(2)前記インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、前記スケジュールデータベースにアクセスして、顧問先識別情報に関連するスケジュールを取得し、
(3)前記顧問先識別情報に基づいて、会計事務所データベース又は顧問先データベースにアクセスして、前記顧問先識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザ識別情報を取得し、
(4)前記会計事務所ユーザ識別情報に基づいて、前記スケジュールデータベースにアクセスして、会計事務所ユーザのスケジュールを取得し、
(5)前記顧問先識別情報に関連するスケジュールと、前記会計事務所ユーザのスケジュールとに基づいて、空いている候補日時を抽出する、
ように構成される、システムであって、
会計事務所と顧問先又はそれぞれのユーザを関連付ける情報が、前記会計事務所データベース、前記顧問先データベースのいずれか、或いはその両方に記録されており、或いは、別のテーブルとして、顧問先を特定する情報と会計事務所を特定する情報とを組み合わせて記録されている、システム。 - スケジュール管理機能及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、
前記システムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースを備え、
前記スケジュール管理モジュールは、
(1)スケジュール新規作成用のインターフェースを提供し、
(2)前記インターフェースを操作するユーザが顧問先ユーザである場合に、顧問先識別情報に基づいて、会計事務所データベース又は顧問先データベースにアクセスして、前記顧問先識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザ識別情報を取得し、
(3)前記会計事務所ユーザ識別情報に基づいて、前記スケジュールデータベースにアクセスして、前記会計事務所ユーザ識別情報に関連するスケジュールを取得し、
(4)前記顧問先識別情報に基づいて、前記スケジュールデータベースにアクセスして、前記顧問先識別情報に関連するスケジュールを取得し、
(5)前記顧問先識別情報に関連するスケジュールと、会計事務所ユーザのスケジュールとに基づいて、空いている候補日時を抽出する、
ように構成される、システムであって、
会計事務所と顧問先又はそれぞれのユーザを関連付ける情報が、前記会計事務所データベース、前記顧問先データベースのいずれか、或いはその両方に記録されており、或いは、別のテーブルとして、顧問先を特定する情報と会計事務所を特定する情報とを組み合わせて記録されている、システム。 - 請求項7又は8のシステムであって、
前記スケジュール新規作成用のインターフェースは、カテゴリ、件名、日時、担当者、顧問先、詳細情報、関連ファイル、公開設定、通知設定、及び繰り返し設定に関する設定行うためのオブジェクトを含む、システム。 - スケジュール管理機能、メモ機能、掲示板機能、及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、スケジュール管理モジュールと、メモ管理モジュールと、チャットモジュールと、掲示板管理モジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースと、メモデータベースと、チャットデータベースと、掲示板データベースと、履歴データベースとを備え、
前記チャットモジュールは
(1)チャットに投稿されるメッセージを前記チャットデータベースに記録するとともに、前記履歴データベースに記録するように構成され、
(2)前記メッセージ中にある所定のキーワードを検出し、
(3)前記検出したキーワードに応じて、前記スケジュール管理モジュール、前記メモ管理モジュール、及び、前記掲示板管理モジュールのいずれかに、前記メッセージに基づくデータを送信して対応するデータベースに記録させる、
ように構成される、システムであって、
会計事務所と顧問先又はそれぞれのユーザを関連付ける情報が、前記会計事務所データベース、前記顧問先データベースのいずれか、或いはその両方に記録されており、或いは、別のテーブルとして、顧問先を特定する情報と会計事務所を特定する情報とを組み合わせて記録されている、システム。 - スケジュール管理機能、メモ機能、掲示板機能、及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、スケジュール管理モジュールと、メモ管理モジュールと、チャットモジュールと、掲示板管理モジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、スケジュールデータベースと、メモデータベースと、チャットデータベースと、掲示板データベースと、履歴データベースとを備え、
前記メモ管理モジュールは
(1)メモとして投稿されるコンテンツを前記メモデータベースに記録するとともに、前記履歴データベースに記録するように構成され、
(2)前記コンテンツ中にある所定のキーワードを検出し、
(3)前記検出したキーワードに応じて、前記チャットモジュール、前記スケジュール管理モジュール、及び、前記掲示板管理モジュールのいずれかに、前記コンテンツに基づくデータを送信して対応するデータベースに記録させる、
ように構成される、システムであって、
会計事務所と顧問先又はそれぞれのユーザを関連付ける情報が、前記会計事務所データベース、前記顧問先データベースのいずれか、或いはその両方に記録されており、或いは、別のテーブルとして、顧問先を特定する情報と会計事務所を特定する情報とを組み合わせて記録されている、システム。 - スケジュール管理機能及びチャット機能を備えるグループウェアシステムであって、
前記システムは、スケジュール管理モジュールと、チャットモジュールと、会計事務所データベースと、顧問先データベースと、アクセス管理モジュールと、アクセス管理データベースを備え、
前記アクセス管理データベースは、アクセス元の端末及びアプリケーションの種類ごとにログイン用のURLを記録しており、
前記アクセス管理モジュールは、前記アクセス管理データベースを参照し、ログインユーザにどのコンテンツを提示するかを制御し、
前記チャットモジュールは、新規作成されたチャットルームのメンバーが決定した後、前記メンバーに対応するユーザの識別情報のアカウントを宛先としたメッセージを、送信するように構成され、
前記メッセージにはURLが含まれており、
前記URLは、予め決められた条件下において、認証に必要な情報を入力することなくログインすることが可能なURLであり、
前記URLは、顧問先モード用のURLと、事務所モード用のURLとを含み、
前記顧問先モード用のURLは、顧問先ユーザ又は会計事務所ユーザであるメンバーを宛先とするメッセージに含まれ、
前記事務所モード用のURLは、顧問先ユーザであるメンバーを宛先とするメッセージには含まれず、会計事務所ユーザであるメンバーを宛先とするメッセージに含まれ、
事務所内ネットワークからは、前記事務所モード用のURL及び前記顧問先モード用のURLのいずれもアクセス可能であり、
顧問先内ネットワークからは、前記事務所モード用のURLはアクセス不可であり、前記顧問先モード用のURLはアクセス可能であり、
外出先ネットワークからは、前記事務所モード用のURLはアクセス可能であり、前記顧問先モード用のURLはアクセス不可である、
システムであって、
会計事務所と顧問先又はそれぞれのユーザを関連付ける情報が、前記会計事務所データベース、前記顧問先データベースのいずれか、或いはその両方に記録されており、或いは、別のテーブルとして、顧問先を特定する情報と会計事務所を特定する情報とを組み合わせて記録されている、システム。 - 請求項12のシステムであって、
前記チャットモジュールは、
(1)チャットルーム新規作成及び設定変更用のインターフェースを提供し、ここで、前記インターフェースは、事務所モードと、顧問先モードとを備え、
(2)前記顧問先モードの場合には、
(2-1)前記インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、顧問先データベースにアクセスして、顧問先ユーザをチャットルームメンバーに追加し、
(2-2)前記インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、顧問先データベース又は会計事務所データベースにアクセスし、顧問先識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザをチャットルームメンバーに追加し、
(3)前記事務所モードの場合には、
(3-1)会計事務所識別情報に基づいて、会計事務所データベースにアクセスし、会計事務所識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザをチャットルームメンバーに追加する、
ように構成される、システム。 - 請求項12又は13のシステムであって、
前記チャットモジュールは、
(4)前記事務所モードのときには、会計事務所識別情報に基づいて、会計事務所データベースにアクセスし、会計事務所識別情報に関連付けされた会計事務所ユーザのうち、会計事務所管理者権限を有するユーザに、管理者権限を割り当てる、
ように構成される、システム。
(5)前記顧問先モードの場合には、インターフェースにて指定された顧問先識別情報に基づいて、追加された会計事務所ユーザに、チャットルームの管理者権限を割り当てる、
ように構成される、システム。 - 請求項12~14いずれか1項に記載のシステムであって、
前記URLは、アクセス元の端末及びアプリケーションの種類に応じて、ログイン認証の必要及び不要を切り替えることが可能なURLであり、
アクセス元のアプリケーションが、Webブラウザである場合、且つ、アクセス元の端末がパソコンである場合、ログイン認証を必要とするように構成され、
アクセス元のアプリケーションが、Webブラウザ以外の予め決められたアプリケーションである場合、ログイン認証を不要とするように構成され、
システム。
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