JP2022068619A - 製品の加工システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
これは、線材を直接(物理的に)加工して指輪を制作するものであった。
しかしながら、従来の提案は予め用意されたデータからカスタマイズデータを選択するものであり、新たな加工内容を創り出すものではない。
この発明が対象とする製品は、表面の加工、例えば打刻、切削又は着色、によりオリジナルな製品に加工できるものであれば格別の制約はない。例えば、指輪やペンダントなどの装飾品、皿や器などの食器、カトラリー、ハンカチやテーブルクロスのような布製品、Tシャツ等の衣類など幅広い製品に適用することができる。
ユーザー情報は、ユーザーがウエブサイトにアクセスすることによってウエブサイトからユーザー端末に提供されるユーザー情報入力画面から、ユーザーが入力する。これをウエブサイトに送信することによって、ユーザー情報記録手段がユーザー毎に生成される。一般的には、ユーザー毎にウエブページが生成され、個別の接続アドレス(URL)が生成される。
生成されたユーザー情報記録手段へのアクセス方法(例えばURL情報)は、ユーザー情報記録手段の生成後、ウエブサイトからユーザー端末に送信される。
なお、この発明の実施場面におけるユーザー端末及びゲスト端末は、主としてスマートフォンやタブレットなどの携帯情報端末であるが、パソコンでもよい。
前記ユーザーのアクセス先は、プログラムの設計により、ユーザー情報記録手段とすることもできる。
この発明において、「遷移」の語は、画面が切り替わることを意味し、ディレクトリの移動を伴うものも、伴わないものも含まれる。
前記「電子メール」は、相手方の端末に文字情報が表示される通信手段を広く含むものであり、ソーシャルネットワークサービス(SNS)も含まれる。
ユーザーからの告知を受けた者(ゲスト)が、ゲスト端末からウエブサイトにアクセスすると、ゲスト端末にゲスト情報入力画面が表示される。この画面でゲストがゲスト情報、例えば氏名を入力してウエブサイトに送信すると、ユーザー情報記録手段に紐付けられてゲスト情報記録手段が生成される。
前記ゲストは、一人の場合も複数人の場合もある。
この手法により、ゲストは複数回、固有の加工情報入力画面にアクセスし、断続的に加工を行うことができる。
なお、上記の他、一つのゲスト情報記録手段に全てのゲストの情報を記録し、ゲスト情報記録手段においてアクセスされたゲストを識別して、ゲスト毎に固有の加工情報入力手段からゲスト毎に固有の加工情報入力画面がゲスト端末に表示されるようにする手法や、一つのゲスト情報記録手段に全てのゲストの情報を記録し、加工情報入力手段も全てのゲストに共通する一つのみとして、全てのゲスト端末に同じ加工情報入力画面が表示されるようにする手法も可能である。
ゲストが、ウエブサイト(具体的なアクセス先は設計により、ユーザー情報記録手段、ゲスト情報記録手段又は加工情報入力手段等となる。)にアクセスすると、加工情報入力手段からゲスト端末に加工画面が送信され、ゲスト端末に製品の画像を含む加工情報入力画面が表示される。加工情報入力画面には加工手段を表示し、この画面で加工手段を選択できるようにしてもよい。
前記ゲスト端末への加工情報入力画面の提供経路は、種々の設定が可能である。以下に例示する。
1.ゲストが前記ユーザー情報記録手段にアクセスし、ユーザー情報記録手段においてゲストからのアクセスであることを判別してゲスト情報記録手段にゲストからのアクセス情報を出力し、次いでゲスト情報記録手段から加工情報入力手段にアクセス情報を出力し、これを受けて加工情報入力手段から加工情報入力画面を出力する手法。
2.ゲストがゲスト情報記録手段にアクセスし、ゲスト情報記録手段から加工情報入力手段にアクセス情報を出力し、これを受けて加工情報入力手段から加工情報を出力する手法。
いずれも、ゲスト情報記録手段がゲスト毎に個別に生成されている場合は、ゲスト毎のアクセス情報がゲスト情報記録手段に記録される。また、加工情報入力手段がゲスト毎に個別に生成されている場合は、ゲスト端末にゲスト毎に固有の加工画面が表示される。
前記加工画面においてゲストが入力した加工情報は加工情報記録手段に記録される。加工情報記録手段は、ゲスト毎に個別に生成するようにしても、全てのゲストの加工情報を一つの加工情報記録手段で記録するようにすることもできる。
前者の場合は、個々のゲストの加工情報が個別に記録されるが、複数のゲストの加工情報を統合するための演算手段が必要である。後者の場合は、加工情報記録手段において、順次入力された複数の加工情報が統合され、製品の情報は逐次更新される。
ユーザーに、ユーザー情報の入力画面を提供し、ユーザーが入力した加工する製品の情報を含むユーザー情報をユーザー情報記録手段に記録し、前記ユーザー情報記録手段に紐付けて、ゲストにゲスト情報の入力画面を提供し、ゲストが入力したゲストの情報をゲスト情報記録手段に記録し、ゲストに、製品の画像と共に加工情報入力画面を提供し、ゲストが入力した加工情報を加工情報記録手段に記録し、前記加工情報に基づいて製品の加工情報を更新し、加工終了後に最終の製品の加工情報をデータとして出力するように構成する。
そして、最終の製品の加工情報を3Dプリンターに対応するデータ形式で出力するならば、そのまま立体物を3Dプリンターで造形し、製品を完成させることができる。また、データは保存できるので、後日同じ仕様の製品を製作することもできる。
図2はユーザー情報記録手段Aであるユーザーのオリジナルページが生成される過程を示すものである。
ウエブサイトに置かれたサーバーから、製品の購入者であるユーザーの端末(SP)にログイン画面G1が送信され、ユーザーの操作によりログイン画面G1からユーザー情報の入力画面G2に遷移する。ここでユーザーがユーザー情報を入力して完了ボタンをタップすると設定完了画面G3に遷移し、入力した情報はユーザー情報記録手段Aに記録される。
ゲストがウエブサイトにアクセスすると、ウエブサイトから、ゲストの端末(スマートフォン)にトップ画面G4が送信され、ゲストの操作によりゲスト情報の入力画面G5に遷移する。ここでゲストがゲストの情報を入力して送信すると、ユーザー情報記録手段Aに紐付けられてゲスト情報記録手段Bが生成される。次いで、ウエブサイトから加工操作の説明画面G6が送信されてゲストの端末に表示される。
ゲストが説明を承諾して返信すると加工のためのプログラムを含む加工情報入力画面(指輪操作画面)がウエブサイトから送信されてゲストの端末に表示される。この画面で、ユーザーは加工情報を入力し、入力終了を返信すると、加工情報は加工情報記録手段Dに記録される。次いで、サーバーからメッセージ入力画面が送信されてゲストの端末に表示される。ここでゲストは、ユーザーへのメッセージを入力してサーバーに送信すると、ゲストが入力した時点での製品の加工状況をウエブサイトから閲覧できる。
ユーザーは、自己のトップ画面(オリジナルページ)G4から製品の加工状態を見ることのできる閲覧画面G8にアクセスすることができ、そこから更に特定のゲストが製品の加工に寄与した状況(作業量、作業した部分がどこであるか等のビジュアル表示)を表示する画面G9を閲覧することができる。
以下、具体的に説明する。
図6に示すユーザー情報入力画面1は、ユーザー情報としての画像を設定する、メイン画像設定エリア11を備えており、選択された画像(ユーザー端末に保存されている画像又はユーザー端末で撮影する画像)が表示されるようにプログラムされている。
補助画面2には、オリジナルページのURL21,SNSへの短絡ボタン22が表示される。前記オリジナルページのURLは長押しなどの操作によってコピーできるようにしてあり、電子メールでのURL情報の通知が容易になるようにしてある。
前記二つのメッセージ31,33は、製品の購入時に、購入サイトから入力された製品の使用用途に対応して、予めウエブサイトに用意された複数のメッセージから自動的に選択されて表示される。
なお、これらのメッセージは、ユーザー情報入力画面でユーザーが入力できるようにしてもよい。
また、この画面又はこの画面から遷移する画面に、加工の対象となる製品や加工途中の製品の画像が表示されるようにして、この画面に接したゲストが確認できるようにすることが望ましい。
前記ゲスト情報入力画面には、氏名入力エリア41,アイコン画像設定エリア42,確認ボタン43が表示される。
前記アイコン画像設定エリアはゲストが選択した任意の画像を入力するエリアである。画像は、端末に記録されているものから選択し、又は端末で新たに撮影する。
ゲスト毎のゲスト情報ページを生成した場合は、ゲストがアクセスを切断した後、再度ゲストがゲスト情報ページにアクセスすることにより、加工準備画面5を表示させ、加工作業を再開することができる。
加工準備画面は、加工開始時刻を特定するために用意されている。
加工情報入力画面6には、加工対象である指輪の直前の加工状態の画像61,加工条件(木槌の大きさなど)を選択するアイコン62,タップ回数の表示63,終了ボタン64が表示される。前記加工状態の画像は3次元CGデータで表示されており、フリックすることにより回転することができる。
選択したタップ位置は画像65として表示され、ゲストは指輪の所望の場所をタップすることで、木槌による打刻が入力される。前記タップ回数は、木槌による打刻の回数を意味する。
加工作業が終了し、ゲストが終了ボタン64をタップすると、入力された加工データが、当該ゲストの加工情報記録ページに記録され、この加工データは演算手段に送られて、他のゲストの加工データと統合され、製品データが更新される。このデータはオリジナルページに記録される。
木槌の大きさの選択は、ゲスト情報入力画面や入力準備画面で行うようにしてもよい。
ア)AとBとが同時に加工作業を開始した場合は、作業開始直前のデータに基づいて加工情報の画像が双方の端末に表示される。そして、先に加工を終了した者の加工データ、後に加工を終了した者の加工データの順で、二つの加工データが加工情報記録手段Dに記録される。
イ)Aが加工作業中にBが加工作業を開始した場合は、A、B共に、Aの作業開始直前のデータに基づいて加工情報の画像が双方の端末に表示される。そして、先に加工を終了した者の加工データ、後に加工を終了した者の加工データの順で、二つの加工データが加工情報記録手段Dに記録される。
メッセージ入力画面には、加工された指輪の画像71,ユーザーのアイコン画像72,当該ゲストの累積タップ数73,メッセージ記入エリア74,送信ボタン75が表示される。
前記指輪の画像71は、当該ゲストが加工作業を終了した時点における、全てのゲストの加工データを統合したデータに基づく画像であり、ゲストは最新の加工状況を確認することができる。
指輪の画像71を確認して、追加の加工が不要であると判断した場合は、メッセージを入力して送信ボタン75をタップすると、メッセージはオリジナルページに記録される。
追加の加工を希望する場合に対応するために、戻るボタンを設けることもできる。戻るボタンは、この画面に表示しても、次に表示される送信確認画面に表示してもよい。
図13に示す確認画面8は、最終の加工状態を確認するための画面であり、製品のタイトル81,最終の加工状態を示す画像82,加工に参加したゲストのアイコン83,もう一方の指輪の閲覧画面へのスクロールボタン84が表示される。
図14に示す確認画面9は、個々のゲストの情報を確認するための画面であり、画面8においてアイコン83をタップして確認画面9に表示する確認対象のゲストを選択する。この画面には、製品のタイトル91,最終の加工状態を示す画像92,選択したゲスト加工位置を示す表示92a、選択したゲストのアイコン93,当該ゲストのタップ回数94,当該ゲストからのメッセージ95が表示される。
このデータを保存することにより、同じ製品を再度製造することができる。
2 補助画面
3 招待画面
4 ゲスト情報入力画面
5 加工準備画面
6 加工情報入力画面
7 メッセージ入力画面
8 加工情報の確認画面
9 ゲスト毎の確認画面
前記ユーザーのアクセス先は、プログラムの設計により、ユーザー情報記録手段とすることもできる。
この発明において、「遷移」の語は、画面が切り替わることを意味し、ディレクトリの移動を伴うものも、伴わないものも含まれる。
前記「電子メール」は、相手方の端末に文字情報が表示される通信手段を広く含むものであり、ソーシャルネットワークサービス(SNS)も含まれる。
この手法により、ゲストは複数回、固有の加工情報入力画面にアクセスし、断続的に加工を行うことができる。
なお、上記の他、一つのゲスト情報記録手段に全てのゲストの情報を記録し、ゲスト情報記録手段においてアクセスされたゲストを識別して、ゲスト毎に固有の加工情報入力手段からゲスト毎に固有の加工情報入力画面がゲスト端末に表示されるようにする手法や、一つのゲスト情報記録手段に全てのゲストの情報を記録し、加工情報入力手段も全てのゲストに共通する一つのみとして、全てのゲスト端末に同じ加工情報入力画面が表示されるようにする手法も可能である。
前記加工画面においてゲストが入力した加工情報は、加工情報記録手段に記録される。加工情報記録手段は、ゲスト毎に個別に生成するようにしても、全てのゲストの加工情報を一つの加工情報記録手段で記録するようにすることもできる。
前者の場合は、個々のゲストの加工情報が記録された複数の個別加工情報記録手段に記録された加工情報は演算手段で統合されて、加工情報記録手段に記録される。
後者の場合は、加工情報記録手段において、順次入力された複数の加工情報が統合され、製品の情報は逐次更新される。
Claims (5)
- ウエブサイトに、
ユーザー端末から入力されたデータに基づいて、加工する製品の情報を含むユーザー情報が記録されるユーザー情報記録手段と、
ゲスト端末から入力されたデータに基づいて、製品の加工に参加するゲストの情報を、前記ユーザー情報と紐付けて記録するゲスト情報記録手段と、
ゲストに、製品の画像と共に加工情報入力画面を提供する加工情報入力手段と、
前記製品の画像に対してゲストが入力した加工情報を記録する加工情報記録手段、
とを備え、
前記加工情報に基づいて製品の加工情報を更新し、加工終了後に最終の加工情報をデータとして出力するようにした、
製品の加工システム。 - ユーザー端末に、ウエブサーバーの接続アドレスが表示され、前記接続アドレスが表示される画面には電子メール送信画面への遷移スイッチが配置してあり、前記電子メール送信画面からコピーされた接続アドレスが送信できるようにした、
請求項1に記載の製品の加工システム。 - ゲスト端末には、ユーザー端末からの電子メールを受信して招待画面が表示され、前記招待画面にはゲスト情報入力画面への遷移スイッチが配置された、
請求項1又は2に記載の製品の加工システム。 - ゲスト情報記録手段は、ゲスト毎に固有の接続アドレスが割り当てられ、ゲスト端末から対応するゲスト情報記録手段に接続されると、加工情報入力手段からゲスト毎に固有の加工情報入力画面がゲスト端末に表示されるようにした、
請求項1ないし3の何れかに記載の製品の加工システム。 - ユーザーに、ユーザー情報の入力画面を提供し、ユーザーが入力した加工する製品の情報を含むユーザー情報をユーザー情報記録手段に記録し、前記ユーザー情報記録手段に紐付けて、ゲストにゲスト情報の入力画面を提供し、ゲストが入力したゲストの情報をゲスト情報記録手段に記録し、ゲストに、製品の画像と共に加工情報入力画面を提供し、ゲストが入力した加工情報を加工情報記録手段に記録し、前記加工情報に基づいて製品の加工情報を更新し、加工終了後に最終の加工情報をデータとして出力するようにした、
製品の加工プログラム。
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Title |
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"Web連携で使いこなすWindows8.1", 日経パソコン, JPN6021031772, 8 September 2014 (2014-09-08), pages 91 - 94, ISSN: 0004576671 * |
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