JP2022068391A - 混合液供給装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態である混合液供給装置1の一例について説明する。図1は、本実施形態の混合液供給装置1の外観図である。なお、本実施形態では、原液としてクーラント原液を、混合液としてクーラント原液に水を混合して希釈することで被工作物を加工する際に刃具の冷却潤滑剤として用いられるクーラント混合液を、被供給装置として工作機械を用いて、以下説明するものとする。
図1に示すように、本実施形態の混合液供給装置1は、正面視縦長長方形状のケース体2を備えており、このケース体2には、後述する原液タンクDC(図2及び図3参照。)、給水路12の他部(図2、図5中の符号12b(以下同じ。))、送液路28の他部(図2、図5中の符号28b(以下同じ。))、及び、送出口開閉弁50を除いた主要な装備の全てが備えられている。
ケース体2には、操作パネル3と、漏液ランプ4と、原液切れランプ5と、給油ガン6とが設けられている。
操作パネル3は、混合液供給装置1の運転に必要な操作を行うために作業員により操作されるパネルである。この操作パネル3は、ケース体2の前面上部に設けられている。また、この操作パネル3には、主に、起動スイッチ7と、停止スイッチ8と、混合液生成ランプ9と、混合液移送ランプ10と、表示器11とが設けられている。
起動スイッチ7は、後述する制御装置40の制御電源部45をオフ状態からオン状態すするために操作される押しボタン型のスイッチであり、制御電源部45がオン状態になる結果、制御装置40がオフ状態からオン状態となって当該制御装置40から混合液供給装置1の各部へ制御信号(制御電圧)を出力可能な状態となり、制御装置40によって混合液供給装置1の各部を制御処理可能な状態となる。即ち、起動スイッチ7が押下されることによって、制御装置40の制御電源部45がオン状態となり、制御装置40の制御処理を介して混合液供給装置1の各部へ電力供給が適宜開始されて、混合液供給装置1が運転状態となる。
停止スイッチ8は、電源35(図3及び図4参照。)から制御装置40への電力供給を切断して制御電源部45をオン状態からオフ状態にして混合液供給装置1の各部への電力供給を停止するために操作される押しボタン型のスイッチである。この停止スイッチ8が押下されると、制御電源部45がオフ状態となって混合液供給装置1の各部へ電力供給が停止され、混合液供給装置1の運転が停止される。
混合液生成ランプ9は、混合液を生成中である場合に点灯されるランプであり、具体的には、送水ポンプ17が稼働中である場合に点灯される。また、混合液移送ランプ10は、混合液を被供給装置100へ移送中である場合に点灯されるランプであり、具体的には、送液ポンプ29が稼働中である場合に点灯される。
表示器11は、タッチパネル機能を有した液晶表示器であり、後述する制御装置40の制御処理によって、送水ポンプ17により供給される水の流量、原液タンクDCから吸引される原液の流量、混合器20により生成される混合液の流量、及び、これらから計算される混合液中に含まれる原液の濃度(以下「混合液の濃度」という。)などを表示することができ、かつ、その表示面を押下することによってその表示内容の切り替え操作を行うことができる。
漏液ランプ4は、混合液の漏出を検出するための漏液センサー(図示せず。)が後述するケース2内にある各種流路(給水路12、送水路16、原液路21,給液路24、送液路28及びこれらに接続されて流路の一部となる機器を含む。)、貯水槽14又は、貯液槽26からの漏液を検出した場合に点灯される回転灯型のランプであり、原液切れランプ5は、後述する原液検出器23によって原液タンクDCに収容される原液の不足が検出された場合に、原液タンクDCの交換が必要となったことを警告するために点灯される回転灯型のランプである。
給油ガン6は、後述する貯液槽26に貯留される混合液を直接抽出するための給油用の注入ノズルであり、作業員がハンドル6aを把持してレバー6bを手指で引くことにより送液ポンプ29に接続されたホース6cを介して混合液を貯液槽26から吸引してノズル部6dの先端から吐出するものである。この給油ガン6によれば、例えば、小型の工作機械に送液路28の他部をわざわざ引き込むことなく、混合液を小分け用の容器に取り分けて小型の工作機械に供給することができる。
図2は、混合液供給装置1の内部構造を示した配管図であり、図中の2点鎖線の矢印は水、原液及び混合液の流れを、細実線の矢印は電気的配線を、太実線の矢印は配管を、それぞれ示している。なお、図2中に2箇所ある記号「X」同士は電気的な接続状態にあり、同じく2箇所ある記号「Y」同士は電気的な接続状態にある。
給水路12は、水道から水を貯水槽14へ給水するパイプやホースなどの流路である。この給水路12の一部はケース体2の内部に設けられており、この給水路12の他部はケース体2の外に設けられ上水道や工業用水道などの水道や井戸水を汲み上げる給水ポンプ(以下、まとめて「水道」という。)に接続されている。給水弁13は、給水路12の一部の途中に設けられており、この給水路12の流路を開閉する電磁弁である。
貯水槽14は、給水路12を介して水道から供給される水を一時貯水する容器であり、この貯水槽14には、これに貯留される水の液面の位置を検出する水位検出器15が配設されている。
水位検出器15は、貯水槽14の内部に上下方向に間隔を隔てて設けられる3つの検出部15a~15cを備えており、これら3つの検出部15a~15cのそれぞれが水面を検出するためのセンサとなっている。これら3つの検出部15a~15cは、いずれも制御装置40と電気的に接続されており、これら各検出部15a~15cから出力される水位の検出信号は制御装置40へ入力される。
送水路16は、貯水槽14から水を混合器20へ送水するパイプやホースなどの流路である。この送水路16は、その基端部が貯水槽14の中にあり、その先端部が混合器20の入水口20cに接続されている。この送水路16は、その全体が貯水槽14の上限水位W1より低い位置に設置されており、その貯水槽14の中にある基端部分が貯水槽14から水を汲み上げるための汲上路(取水路)16aとなっている。
送水ポンプ17は、上記した送水路16の途中、即ち、送水路16における貯水槽14側の端部と混合器20側の端部との間に介設されており、この送水路16を通じて水を混合器20へ向かって一定圧力かつ一定流量で移送する水移送用のポンプである。この送水ポンプ17は、貯水槽14から送水路16を通じて水が流入する開口部である吸込口17aと、混合器20へ向けて水を流出させる開口部である吐出口17bとを備えており、貯水槽14から送水路16を通じて吸込口17aへ流入した水を吐出口17bから吐出して混合器20へ移送する。
送水ポンプ17の吐出口17bには送水路16の続きの部分が接続されており、この送水路16の先端部は混合器20の入水口20cに接続されている。また、この送水路16における送水ポンプ17と混合器20とを繋ぐ部分の途中には、この送水路16を通過する水の流量を検出する水流量計18が設けられている。例えば、この水流量計18は、その内部を水が通過することで流量を計測するカルマン渦式水用流量センサである。
送水弁19は、送水路16の途中に設けられており、この送水路16の流路を開閉する電磁弁である。この送水弁19は、送水ポンプ17の稼働時に当該送水弁19が開栓されることで送水路16を開通する一方、送水ポンプ17の停止時に当該送水弁19が閉栓されることで送水路16を閉鎖する。
混合器20は、送水ポンプ17により送水路16から供給された水が混合器本体20aの内部を通過するときに生じる水流によって、その混合器本体20aの内部に負圧を発生させて、この負圧によって原液を原液タンクDCから混合器本体20aの内部に吸引するとともに、その吸引した原液を混合器本体20aの内部を通過する水流に混合させて混合液を生成して、これを混合器本体20aの内部からその外へ排出するものである。この混合器20には、その混合器本体20aの内部で発生した負圧により吸引される原液の流量を微調節して混合液の濃度を調整するための濃度調整グリップ20bが設けられている。
原液タンクDCは、原液を収容したドラム缶であり、ケース体2の横に設置されている。このように原液タンクDCとして、原液を収容した輸送用のドラム缶をそのまま利用するので、原液をドラム缶から混合液供給装置1へ移し替える必要がなく、原液タンクDCであるドラム缶を交換するだけで原液切れを解消でき、原液の補充作業を簡素化できる。
原液路21は、原液タンクDCから混合器20へ原液を送液するパイプやホースなどの流路であり、その基端部が原液タンクDCの中にあり、その先端部が混合器20の原液口20dに接続されている。この原液路21の基端部は、原液タンクDCの天蓋にある開口に挿脱可能に挿入されており、原液タンクDCが空になると抜かれて別の原液タンクDCに挿入されるようになっている。
原液検出器23は、原液の不足を検出する原液用の液位センサであり、原液タンクDCに収容される原液が下限液位になった場合にその旨を示す検出信号を制御装置40に出力する。この検出信号が制御装置40に入力された場合、制御装置40によって上記した原液切れランプ5が点灯される。なお、本実施形態では、原液検出器23としてフロートスイッチを用いている。
給液路24は、その基端部が混合器20の吐出口20eに接続されており、その先端部が貯液槽26の上部に接続されている。この給液路24を通じて、混合液は、混合器20の吐出口20eから貯液槽26へと移送される。
給液弁25は、給液路24の途中に設けられており、この給液路24の流路を開閉する電磁弁である。この給液弁25によれば、送水ポンプ17の稼働時に当該給液弁25が開栓されることで給液路24を開通する一方、送水ポンプ17の停止時に当該給液弁25が閉栓されることで給液路24を閉鎖する。
貯液槽26は、混合器20により生成されて排出される混合液を一時貯液する容器であり、この貯液槽26には、これに貯留される混合液の液面の位置を検出する液位検出器27が配設されている。
液位検出器27は、貯液槽26の天蓋上面に固定された検出器本体27aと、その検出器本体27aから貯液槽26の内部下方に向かって延びた細棒状の検出プローブ27bとを有している。この検出プローブ27bは、混合液の液面を検出するためのセンサ素子である。例えば、この液位検出器27は、ガイドパルス式レベルセンサである。この液位検出器27は、制御装置40に電気的に接続されており、この液位検出器27から出力される液位の検出信号は制御装置40へ入力される。
送液路28は、貯液槽26から混合液を被供給装置100へ送液するパイプやホースなどの流路である。この送液路28は、その一部がケース体2の内部に設けられており、その他部がケース体2の外に設けられるとともに送出口開閉弁50を介して被供給装置100の被供給槽101に接続されている。送出口開閉弁50は、送液路28の被供給装置100側の端部開口である送出口28cを開閉する開閉するフロート弁の一種である。なお、被供給装置100の被供給槽101は、例えば、工作機械の混合液(例えば切削液)タンクである。
送液ポンプ29は、貯液槽26に貯留される混合液を、送液路28を通じて被供給装置100へ送液する混合液移送用のポンプである。この送液ポンプ29は、混合液を加圧した状態で被供給装置100へ移送(圧送)する加圧ポンプである。
電源35は、混合液供給装置1の各部に電力を供給するための商用交流電源である。また、制御装置40は、この電源35からの電力供給を受けて混合液供給装置1の動作を制御する機器であり、混合液供給装置1に備わる上記した各種の電気機器と電気的に接続されている。
図3は、混合液供給装置1の電気的構成を示したブロック図である。図3に示すように、制御装置40は、混合液供給装置1が備えている各種の電動機器と電気的に接続されており、かかる混合液供給装置1の動作を制御するための機器である。
図4は、制御プログラム42aが演算処理部41により実行されることで制御装置40の一部として実現される各処理部を示したブロック図である。図4に示すように、制御装置40は、その演算処理部41により制御プログラム42aが実行されることによって機能する各処理部として、水補給手段51と、混合液補給手段52と、送水ポンプ空運転防止手段53と、計時手段54、遅延終了フラグ55と、送液ポンプ始動遅延手段56とを備えている。
水補給手段51は、水位検出器15によって検出された貯水槽14の水位が中間水位W2まで低下した場合に、給水弁13を開栓して水道から給水路12を通じて貯水槽14へ水を補給する処理部である。また、この水補給手段51は、水位検出器15により検出された貯水槽14の水位が上限水位W1まで上昇すると、給水弁13を閉栓して水道から給水路12への水の流入を停止して貯水槽14への水の補給を停止する。
混合液補給手段52は、液位検出器27によって検出された貯液槽26の液位が中間液位L2まで低下した場合に、送水ポンプ17を始動するとともに送水弁19及び給液弁25を開栓して、貯水槽14から送水路16を通じて混合器20へ水を供給することで混合器20の混合器本体20a内に負圧を発生させて、その負圧によって混合器20の混合器本体20a内に原液タンクDCから原液路21を通じて原液を吸引し、この混合液の混合器本体20a内で水と原液とを混合して混合液を生成し、その混合液を混合器20から給液路24を通じて貯液槽26へ補給する処理部である。
送水ポンプ空運転防止手段53は、起動スイッチ7がオン状態となった場合に(、その結果、電源35から制御電源部45に電力が投入されると)、給水弁13を開栓して給水路12を通じて水道から貯水槽14へ水を補給し、水位検出器15により検出された貯水槽14の水位が上限水位W1となるまで送水ポンプ17の始動並びに送水弁19及び給液弁25の開栓を遅延させる処理部である。
計時手段54は、送水ポンプ17が始動した場合に、その始動と同時に所定の設定時間42b(図3及び図4参照。)の計時を開始し、この所定の設定時間42bが経過するまで計時を継続する処理部であり、例えばタイマー回路44を用いて計時処理を行うものである。この計時手段54によって計時される所定の設定時間42bは、上記した記憶部42に記憶されており、その設定値を変更可能となっている。なお、本実施例では、所定の設定時間42bは、例えば3秒に設定されている。
遅延終了フラグ55は、計時手段54による計時によって所定の設定時間42bが経過した場合にオフ状態からオン状態にされるフラグであって、制御装置40の記憶部42の一部に設けられている。
送液ポンプ始動遅延手段56は、送水ポンプ17及び送液ポンプ29の双方を稼働させる場合に、送水ポンプ17と送液ポンプ29とが同時タイミングで始動することを回避するため、送水ポンプ17の始動開始時(送水状態の開始時)から所定の設定時間42bが経過するまでは、送液ポンプ29の始動を遅延させるための処理部である。
図5は、混合液供給装置1と複数の被供給装置100とが送液路28の他部を介して接続された配管状態を示した図である。図5に示すように、混合液供給装置1のケース体2内に収容されている送液路28の一部(図5中の符号28aに該当する。)の先端部には、送液路28の他部28bの一端部が接続されている。この送液路28の他部28bは途中で複数に分岐されており、その分岐された複数の先端部のそれぞれが混合液の供給先である複数の被供給装置100の被供給槽101に別々に接続されている。
この送液路28の他部28bに複数ある先端部(被供給装置100側の端部)には、送出口28cがそれぞれ設けられている。この送出口28cは、送液路28における被供給装置101側の端部開口であって被供給槽101に混合液を吐出して送り出す開口部である。また、この送出口28cには、この送出口28cを開閉することによって被供給槽101に対する混合液の供給又は停止を行うため、フロート50aを有した送出口開閉弁50が設けられている。
図6は、被供給槽101における送出口開閉弁50の配設箇所の拡大斜視図である。図6に示すように、送出口開閉弁50は、フロート50aを有しており、当該フロート50aの上下動に伴う力を用いて開閉されるフロート弁の一種である。フロート50aは、送出口28cを開閉するため、被供給槽101内にある混合液から浮力を受けて混合液の液面の上下に伴って上下動する浮き部材である。
以上説明したように、本実施形態の混合液供給装置1によれば、水道から供給される水を一時的に貯水槽14に貯留して、この貯水槽14から送水ポンプ17を用いて水を混合器20へ一定流量かつ一定圧力(水圧)で移送(圧送)するので、混合器20の入水口20cへ供給される水を、送水ポンプ17による圧送によって一定圧力とすることができ、原液タンクDCから原液を原液路21を通じて吸引する負圧力も安定化することができ、結果、混合液の濃度を安定化させることができる。
周期で送水ポンプ17の始動及び停止を頻繁に繰り返すようなチャタリング的動作を伴う水位制御が不要となる。よって、送水ポンプ17を安定状態で運転でき、送水ポンプ17によって貯水槽14から混合器20へ水を一定圧かつ一定流量で供給でき、このため混合器20の発生する負圧力も一定化でき、混合液の濃度も一定化できるようになる。
7 起動スイッチ
12 給水路
13 給水弁
14 貯水槽
15 水位検出器
16 送水路
17 送水ポンプ
17a 送水ポンプの吸込口
20 混合器
26 貯液槽
27 液位検出器
28 送液路
28c 送出口
29 送液ポンプ
35 電源(商用交流電源)
42b 設定時間
45 制御電源部(電源装置)
50 送出口開閉弁
50a フロート
50b 弁体
51 水補給手段
52 混合液補給手段
53 送水ポンプ空運転防止手段
54 計時手段
55 遅延終了フラグ
56 送液ポンプ始動遅延手段
100 被供給装置
101 被供給槽
L1 上限液位
L2 中間液位
L3 下限液位
W1 上限水位
W2 中間水位
W3 下限水位
DC 原液タンク
Claims (4)
- 水道から供給される水を一時貯水する貯水槽と、
水道から水を貯水槽へ給水する給水路と、
その給水路を開閉する給水弁と、
前記貯水槽から水を送水する送水路と、
その送水路を通じて水を一定圧力かつ一定流量で移送する送水ポンプと、
その送水ポンプにより前記送水路から供給される水流により発生する負圧によって原液を吸引するとともにその原液と前記水流とを混合した混合液を排出する混合器と、
その混合器から排出される混合液を一時貯液する貯液槽と、
その貯液槽から混合液を工作機械などの被供給装置へ送液路を通じて送液する送液ポンプと、
前記貯水槽の水位であって上限水位及び下限水位並びにその上限水位及び下限水位の中間にある中間水位を検出する水位検出器と、
前記貯液槽の液位であって上限液位及び下限液位並びにその上限液位及び下限液位の中間にある中間液位を検出する液位検出器と、
前記水位検出器によって前記貯水槽の水位が前記中間水位まで低下した場合に、前記給水弁を開栓して水道から前記貯水槽へ水を補給する水補給手段と、
前記液位検出器によって前記貯液槽の液位が前記中間液位まで低下した場合に、前記送水ポンプを始動して前記貯水槽から前記混合器へ水を供給して混合液を前記貯液槽へ補給する混合液補給手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の混合液供給装置。 - 前記送水ポンプの始動と同時に設定時間の計時を開始する計時手段と、
その計時手段による計時によって設定時間が経過した場合にオフ状態からオン状態にされる遅延終了フラグと、
その遅延終了フラグがオフ状態であって前記送水ポンプによる送水状態であって前記送液ポンプの始動条件が成立している場合に、前記送液ポンプを停止して混合液の移送を禁止する一方、その遅延終了フラグがオン状態であって前記送水ポンプによる送水状態であって前記送液ポンプの始動条件が成立している場合に、前記送液ポンプを始動して混合液の移送を開始する送液ポンプ始動遅延手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の混合液供給装置。 - 前記貯水槽の上限水位より低い位置に設置される前記送水路と、
その送液路の中で最も高位置にある部分の高さ以下の位置に設けられ前記貯水槽の水位が上限水位にある場合に前記送水路を通じて前記貯水槽から水が流入する前記送水ポンプの吸込口と、
電源装置をオフ状態からオン状態にするために操作される起動スイッチと、
その起動スイッチの操作により電源装置がオン状態となった場合に、前記貯水槽への前記給水弁を開栓して前記給水路を通じて水道から水を貯水槽へ補給し、その貯水槽の水位が前記上限水位となるまで前記送水ポンプの始動を遅延させる送水ポンプ空運転防止手段とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の混合液供給装置。 - 前記送液路を通じて混合液を加圧して移送する前記送液ポンプと、
その送液路における被供給装置側の端部開口であって被供給槽に混合液を送り出す送出口と、
その送出口を開閉するため、被供給槽内にある混合液から浮力を受けて混合液の液面の上下に伴って上下動するフロートと、
そのフロートを有するとともに当該フロートの上下動に伴う力を用いて開閉される送出口開閉弁とを備えており、
被供給槽内にある混合液の液面が上限液位まで前記フロートが上昇した場合に前記送出口開閉弁を閉栓して前記送出口を閉塞する一方、被供給槽内にある混合液の液面が上限液位から低下して前記フロートが下降した場合に前記送出口開閉弁を開栓して前記送出口を開放するものであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の混合液供給装置。
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