JP2022067204A - 光電センサ用ic及び光電センサ - Google Patents

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【課題】様々なタイプの光電センサにおいて光電センサ用ICを共通化する。【解決手段】光電センサ用ICは、第1受光素子及び第2受光素子と、減算回路と、切替回路と、制御部と、を備える。ここで、減算回路は、第1受光素子での受光量に応じて変化する第1受光信号と、第2受光素子での受光量に応じて変化する第2受光信号と、の差分である差分信号を出力する。切替回路は、第1受光信号及び第2受光信号の少なくとも何れか一方が入力される第1入力端子と、差分信号が入力される第2入力端子と、出力端子と、を有し、第1入力端子に入力された信号を出力端子から出力する設定と、第2入力端子に入力された信号を出力端子から出力する設定と、の間での切替えが可能な回路である。そして、制御部は、外部から入力される切替信号に応じて切替回路の設定を切り替える。【選択図】図2

Description

本発明は、光電センサ用IC及びそれを備えた光電センサに関する。
光電センサには、透過型、反射型、ミラー反射型、及び距離設定反射型の光電センサが存在する。透過型、反射型、及びミラー反射型の光電センサは、受光素子での受光量に基づいて被検出体の有無を検出する(例えば、特許文献1参照)。一方、距離設定反射型の光電センサは、所定位置を基準にした被検出体までの相対距離に応じて、受光素子での受光位置が基準点(被検出体が所定位置にあるときの受光位置)から変化するように構成されており、当該受光位置に基づいて被検出体までの相対距離を検出する(例えば、特許文献2参照)。
特開2009-014360号公報 特開2006-226851号公報
近年、これらの光電センサにおいては、当該光電センサを機能させるための様々な回路(受光素子を含む)が1つの集積回路(ASIC)に纏められることが多い。しかし、透過型、反射型、及びミラー反射型の光電センサと、距離設定反射型の光電センサとでは、検出対象が、被検出体の有無であるのか、或いは、被検出体までの相対距離であるのかによって、光電センサを機能させるための回路構成(受光素子の構成を含む)が異なるため、集積回路(ASIC)においても光電センサのタイプに応じた設計が強いられていた。
そこで本発明の目的は、様々なタイプの光電センサにおいて光電センサ用ICを共通化することである。
本発明に係る光電センサ用ICは、被検出体の有無を検出する、透過型、反射型、及びミラー反射型の少なくとも何れか1つの光電センサと、所定位置を基準にした被検出体までの相対距離を検出する距離設定反射型の光電センサと、に共通して使用することが可能なICであり、第1受光素子及び第2受光素子と、減算回路と、切替回路と、制御部と、を備える。ここで、減算回路は、第1受光素子での受光量に応じて変化する第1受光信号と、第2受光素子での受光量に応じて変化する第2受光信号と、の差分である差分信号を出力する。切替回路は、第1受光信号及び第2受光信号の少なくとも何れか一方が入力される第1入力端子と、差分信号が入力される第2入力端子と、出力端子と、を有し、第1入力端子に入力された信号を出力端子から出力する設定と、第2入力端子に入力された信号を出力端子から出力する設定と、の間での切替えが可能な回路である。そして、制御部は、外部から入力される切替信号に応じて切替回路の設定を切り替える。
上記光電センサ用ICによれば、切替回路の設定を切り替えるだけで、光電センサのタイプに応じた回路を構築することができる。即ち、透過型、反射型、及びミラー反射型の少なくとも何れか1つの光電センサに光電センサ用ICを搭載する場合には、当該光電センサ用ICにおいて、切替回路の設定を、第1入力端子に入力された信号を出力端子から出力する設定に切り替えることで、被検出体の有無を検出するための回路を構築できる。一方、距離設定反射型の光電センサに光電センサ用ICを搭載する場合には、当該光電センサ用ICにおいて、切替回路の設定を、第2入力端子に入力された信号を出力端子から出力する設定に切り替えることで、所定位置を基準にした被検出体までの相対距離を検出するための回路を構築できる。
上記光電センサ用ICは、第1受光信号と第2受光信号との合成である合成信号を出力する加算回路を更に備えていてもよい。そして、第1入力端子には合成信号が入力されてもよい。この構成によれば、切替回路の設定が、第1入力端子に入力された信号を出力端子から出力する設定である場合において、第1受光素子及び第2受光素子に入射した光が何れも、被検出体の有無の判定に用いられることになる。一方、第1受光信号及び第2受光信号の何れか一方のみが第1入力端子に入力される場合には、第1入力端子に接続された第1受光素子又は第2受光素子に入射した光だけが、被検出体の有無の判定に用いられることになる。従って、上述した構成によれば、受光面積を大きくすることができる。
上記光電センサ用ICは、切替回路からの出力信号を増幅する増幅回路を更に備えていてもよい。そして、制御部は、増幅回路で増幅された出力信号を用いて被検出体の検出状態を判定してもよい。このように切替回路の出力側で増幅を行うことにより、光電センサ用ICに必要な増幅用の回路は1つだけでよくなり、従って、切替回路の入力側で増幅を行う場合(即ち、増幅回路が2つ必要になる場合)に比べて、回路を簡略化することができる。
上記光電センサ用ICは、増幅回路で増幅された出力信号の振幅を時間で積分する積分回路と、当該積分回路で得られた積分値を基準値と比較する比較回路と、を更に備えていてもよい。そして、制御部は、比較回路での比較結果に基づいて被検出体の検出状態を判定してもよい。この構成によれば、積分回路において1周期あたりの積分値を求めることにより、周期ごとの検出結果を精度良く得ることが可能になる。よって、光電センサの検出精度を高めることが可能になる。
本発明に係る光電センサは、光電センサ用ICを備えた光電センサであり、透過型、反射型、及びミラー反射型の何れかの光電センサである場合には、光電センサ用ICにおいて、切替回路の設定が、第1入力端子に入力された信号を出力端子から出力する設定に切り替えられ、距離設定反射型の光電センサである場合には、光電センサ用ICにおいて、切替回路の設定が、第2入力端子に入力された信号を出力端子から出力する設定に切り替えられる。
本発明によれば、様々なタイプの光電センサにおいて光電センサ用ICを共通化することが可能になる。
実施形態に係る光電センサを概念的に示した破断斜視図である。 本実施形態に係る光電センサ用ICの構成を示した概念図である。 三角測距の原理を用いた検出方法についての説明図である。 検出用の光として用いられるパルス光の2つの例を示した概念図である。 第1変形例に係る光電センサ用ICの構成を示した概念図である。
[1]実施形態
[1-1]光電センサの構成
図1は、実施形態に係る光電センサを概念的に示した破断斜視図である。図1に示されるように、本実施形態の光電センサは、ケース1と、当該ケース1内に設置された基板2と、当該基板2の表面に実装された投光素子3及び光電センサ用IC4と、電源線及び信号線を含んだコード5と、を備える。
投光素子3は、LEDや半導体レーザなど、被検出体を検出するための光(検出用の光)を発する素子である。光電センサ用IC4は、受光部41を有している。そして、ケース1には、投受光用窓11が設けられており、投光素子3及び光電センサ用IC4は、投光素子3が発した光が投受光用窓11を通過し、その光のうちの被検出体又はリフレクタで反射したものが再び投受光用窓11を通過して受光部41に入射するように配されている。
このように、本実施形態の光電センサは、自身が備える投光素子3から検出用の光を発する光電センサであり、被検出体の有無を検出する反射型又はミラー反射型の光電センサ、或いは、所定位置P0(図3参照)を基準にした被検出体までの相対距離を検出する距離設定反射型の光電センサである。なお、本実施形態の光電センサは、投光素子3からは光を発せずに、光電センサとは別体に設けられた投光装置が発した光を受光部41で検出する透過型の光電センサとして使用されてもよい。
従来、透過型、反射型、及びミラー反射型の光電センサと、距離設定反射型の光電センサとでは、検出対象が、被検出体の有無であるのか、或いは、被検出体までの相対距離であるのかによって、光電センサを機能させるための回路構成が異なっており、光電センサ用IC4においても光電センサのタイプに応じた設計が強いられていた。
そこで本実施形態では、光電センサ用IC4が、透過型、反射型、及びミラー反射型の少なくとも何れか1つの光電センサと、距離設定反射型の光電センサと、において共通化できるように構成されている。以下、光電センサ用IC4の構成について具体的に説明する。
[1-2]光電センサ用ICの構成
図2は、本実施形態に係る光電センサ用IC4の構成を示した概念図である。図2に示されるように、本実施形態の光電センサ用IC4は、受光部41として、第1受光素子41Aと、第2受光素子41Bと、を備えている。更に、光電センサ用IC4は、減算回路42と、切替回路43と、増幅回路44と、積分回路45と、比較回路46と、制御部49と、を備える。
第1受光素子41Aは、例えばフォトダイオードなどで構成されたものであり、受光面に入射した光を電気信号に変換して出力することにより、そのときの受光量に応じて変化する第1受光信号S1を出力する。同様に、第2受光素子41Bは、例えばフォトダイオードなどで構成されたものであり、受光面に入射した光を電気信号に変換して出力することにより、そのときの受光量に応じて変化する第2受光信号S2を出力する。
本実施形態では、第1受光素子41A及び第2受光素子41Bは、それらの受光面が連続するように隣接配置されると共に、第1受光素子41Aは、第2受光素子41Bに対して投光素子3とは反対側の位置に配されている。そして、それらが出力する第1受光信号S1及び第2受光信号S2は、光電センサのタイプごとに以下のように用いられる。
透過型、反射型、及びミラー反射型の光電センサでは、第1受光信号S1及び第2受光信号S2の少なくとも何れか一方(即ち、第1受光素子41A及び第2受光素子41Bの少なくとも何れか一方での受光量)に基づいて、被検出体の有無が検出される。この場合、受光面に入射する光のスポット径は、当該受光面内に収まるものであってもよいし、当該受光面からはみ出るものであってもよい。
一方、距離設定反射型の光電センサでは、第1受光信号S1と第2受光信号S2との差分に基づいて、所定位置P0を基準にした被検出体までの相対距離が検出される。具体的には以下のとおりである。
図3は、三角測距の原理を用いた検出方法についての説明図である。図3に示されるように、光電センサは、投光レンズ51と受光レンズ52とを更に備えており、投光レンズ51を介して投光素子3から被検出体(図3では、符号Tで示されている)に照射された検出用の光のうち、当該被検出体で反射して受光レンズ52に入射したものが、第1受光素子41A及び第2受光素子41Bの受光面上に結像する。
そして、被検出体が所定位置P0にあるときの結像位置(受光位置)が、第1受光素子41Aと第2受光素子41Bとの境界線に一致するように、受光レンズ52の位置が調整されている。この場合、受光面上に結像する光のスポット径は、当該受光面内に収まるものであることが好ましい。なお、被検出体の相対位置に応じて第1受光素子41Aでの受光量と第2受光素子41Bでの受光量との差に変化が生じるのであれば、受光面上に結像する光のスポット径は、受光面からはみ出るものであってもよい。
このような構成によれば、所定位置P0を基準として、被検出体が光電センサに近づいた場合には、結像位置(受光位置)が第1受光素子41Aの受光面上へ移動し、逆に被検出体が光電センサから遠ざかった場合には、結像位置(受光位置)が第2受光素子41Bの受光面上へ移動する。
このような三角測距の原理を用いた検出方法においては、第1受光信号S1と第2受光信号S2との差分を導出することにより、当該差分で得られる差分信号Sd(=S1-S2)の振幅が、被検出体が所定位置P0にある場合にはゼロに近い値になり、被検出体が光電センサに近づいた場合には正の値になり、被検出体が光電センサから遠ざかった場合には負の値になる。
減算回路42は、上述した第1受光信号S1と第2受光信号S2との差分を導出する回路であり、当該差分で得た差分信号Sd(=S1-S2)を出力する。
切替回路43は、第1入力端子43Aと、第2入力端子43Bと、出力端子43Cと、を有し、第1入力端子43Aに入力された信号を出力端子43Cから出力する設定(以下、「第1設定」と称す)と、第2入力端子43Bに入力された信号を出力端子43Cから出力する設定(以下、「第2設定」と称す)と、の間での切替えが可能な回路である。本実施形態では、第1入力端子43Aに第1受光信号S1が入力され、第2入力端子43Bに差分信号Sdが入力される。即ち、第1設定では、透過型、反射型、及びミラー反射型の光電センサで必要となる信号(受光部41での受光量を示す信号。ここでは第1受光信号S1)が出力端子43Cから出力され、第2設定では、距離設定反射型の光電センサで必要となる差分信号Sdが出力端子43Cから出力される。なお、第1入力端子43Aには、第2受光信号S2が入力されてもよい。
そして、切替回路43の設定の切替えは、制御部49により、外部から入力される切替信号Swに応じて行われる。即ち、光電センサが、透過型、反射型、及びミラー反射型の何れか1つの光電センサとして使用される場合には、切替信号Swにより、切替回路43の設定が第1設定に切り替えられる。一方、光電センサが、距離設定反射型の光電センサとして使用される場合には、切替信号Swにより、切替回路43の設定が第2設定に切り替えられる。
増幅回路44は、切替回路43の出力側に設けられており、切替回路43からの出力信号Srを増幅する回路である。このように切替回路43の出力側で増幅を行うことにより、光電センサ用IC4に必要な増幅用の回路は1つだけでよくなり、従って、切替回路43の入力側で増幅を行う場合(即ち、増幅回路が2つ必要になる場合)に比べて、回路を簡略化することができる。
積分回路45は、増幅回路44で増幅された出力信号Srの振幅を時間で積分する回路である。本実施形態では、検出用の光は、制御部49の制御により所定周期で投光素子3から繰り返し発せされるパルス光であり、当該パルス光は、一周期あたり、1つのパルスで構成されたもの(図4(A)参照)であってもよいし、1つの纏まりを持った複数のパルスで構成されたもの(例えば、4つのパルスで構成されたもの。図4(B)参照)であってもよい。このように、検出用の光として1つの纏まりを持った複数のパルス光を用い、積分回路45において1周期あたりの積分値を求めることにより、周期ごとの検出結果を精度良く得ることが可能になる。また、バンドパスフィルタ(不図示)を組み合わせることにより、複数のパルス光に含まれる周波数帯域以外の光(例えば、外部からの変調光源による影響)を低減させることができる。
比較回路46は、積分回路45で得られた積分値Qrを基準値Q0と比較する回路である。ここで、基準値Q0は、切替回路43の設定に応じて(即ち、外部から入力される切替信号Swに応じて)変更されてもよい。
そして、制御部49は、比較回路46での比較結果に基づいて被検出体の検出状態を判定する。具体的には、制御部49は、切替回路43を第1設定で使用する場合には、比較回路46での比較結果に基づいて、被検出体を検出したか否か(即ち、被検出体の有無)を判定する。また、制御部49は、切替回路43を第2設定で使用する場合には、比較回路46での比較結果に基づいて、所定位置P0を基準にした被検出体までの相対距離を検出する。
より具体的には、制御部49は、切替回路43を第1設定で使用している場合において、比較回路46により「積分値Qrが基準値Q0より大きい」と判定された場合には、被検出体を検出したと判定する。このような制御は、積分値Qrが大きくなったとき(即ち、受光部41での受光量が大きくなったとき)に被検出体を検出する制御であり、ライトオン制御と呼ばれているものである。なお、これに対して、積分値Qrが小さくなったとき(即ち、受光部41での受光量が小さくなったとき)に被検出体を検出する制御は、ダークオン制御と呼ばれており、制御部49は、切替回路43を第1設定で使用している場合において、被検出体の有無をダークオン制御で判定してもよい。また、本実施形態の光電センサは、ケース1に設けられたツマミの操作などにより、ライトオン制御とダークオン制御とが切り替えられるものであってもよい。
一方、制御部49は、切替回路43を第2設定で使用している場合において、比較回路46により「積分値Qrが基準値Q0より大きい」と判定された場合には、被検出体を検出すると共に、その被検出体の位置が所定位置P0よりも光電センサに近い位置であると判定する。なお、切替回路43が第2設定で使用される場合においても、第1設定で使用される場合と同様、ケース1に設けられたツマミの操作などにより、ライトオン制御とダークオン制御とが切り替えられてもよい。
このような光電センサ用IC4によれば、切替回路43の設定を切り替えるだけで、光電センサのタイプに応じた回路を構築することができる。即ち、透過型、反射型、及びミラー反射型の少なくとも何れか1つの光電センサに光電センサ用IC4を搭載する場合には、当該光電センサ用IC4において、切替回路43の設定を第1設定(第1入力端子43Aに入力された信号を出力端子43Cから出力する設定)に切り替えることで、被検出体の有無を検出するための回路を構築できる。一方、距離設定反射型の光電センサに光電センサ用IC4を搭載する場合には、当該光電センサ用IC4において、切替回路43の設定を第2設定(第2入力端子43Bに入力された信号を出力端子43Cから出力する設定)に切り替えることで、所定位置P0(図3参照)を基準にした被検出体までの相対距離を検出するための回路を構築できる。よって、上記光電センサ用IC4によれば、透過型、反射型、及びミラー反射型の少なくとも何れか1つの光電センサと、距離設定反射型の光電センサと、に共通して使用することができる。
[2]変形例
[2-1]第1変形例
図5は、第1変形例に係る光電センサ用IC4の構成を示した概念図である。図5に示されるように、光電センサ用IC4は、加算回路47を更に備えていてもよい。ここで、加算回路47は、第1受光信号S1と第2受光信号S2との合成を導出する回路であり、当該合成で得た合成信号Se(=S1+S2)を出力する。そして、第1入力端子43Aには、合成信号Seが入力されてもよい。
このような構成によれば、切替回路43の設定が第1設定である場合において、第1受光素子41A及び第2受光素子41Bに入射した光が何れも、被検出体の有無の判定に用いられることになる。一方、第1受光信号S1及び第2受光信号S2の何れか一方のみが第1入力端子43Aに入力される場合には、第1入力端子43Aに接続された第1受光素子41A又は第2受光素子41Bに入射した光だけが、被検出体の有無の判定に用いられることになる。従って、本変形例の構成によれば、受光部41の受光面積を大きくすることができる。
[2-2]第2変形例
上述した光電センサ用IC4において、比較回路46に代えて、制御部49が、積分回路45で得られた積分値Qrを基準値Q0と比較する処理を行ってもよい。この場合、制御部49は、積分回路45で得られた積分値Qrを用いて被検出体の検出状態を判定することになる。
[2-3]第3変形例
上述した光電センサ用IC4において、比較回路46にて基準値Q0は負の値に設定されてもよい。そして、制御部49は、切替回路43を第2設定で使用している場合において、比較回路46により「積分値Qrが基準値Q0より小さい」と判定された場合に、被検出体を検出すると共に、その被検出体の位置が所定位置P0よりも光電センサから遠い位置であると判定してもよい。
また、比較回路46にて基準値Q0として正の値と負の値の2種類が用意され、制御部49は、その場合の比較回路46での比較結果に基づいて、被検出体の位置が、所定位置P0よりも光電センサに近い位置であるのか、或いは、所定位置P0よりも光電センサから遠い位置であるのかを判定してもよい。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。更に、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 ケース
2 基板
3 投光素子
4 光電センサ用IC
5 コード
11 投受光用窓
41 受光部
41A 第1受光素子
41B 第2受光素子
42 減算回路
43 切替回路
43A 第1入力端子
43B 第2入力端子
43C 出力端子
44 増幅回路
45 積分回路
46 比較回路
47 加算回路
49 制御部
51 投光レンズ
52 受光レンズ
P0 所定位置
Q0 基準値
Qr 積分値
S1 第1受光信号
S2 第2受光信号
Sd 差分信号
Se 合成信号
Sr 出力信号
Sw 切替信号

Claims (5)

  1. 被検出体の有無を検出する、透過型、反射型、及びミラー反射型の少なくとも何れか1つの光電センサと、所定位置を基準にした被検出体までの相対距離を検出する距離設定反射型の光電センサと、に共通して使用することが可能な光電センサ用ICであって、
    第1受光素子及び第2受光素子と、
    前記第1受光素子での受光量に応じて変化する第1受光信号と、前記第2受光素子での受光量に応じて変化する第2受光信号と、の差分である差分信号を出力する減算回路と、
    前記第1受光信号及び前記第2受光信号の少なくとも何れか一方が入力される第1入力端子と、前記差分信号が入力される第2入力端子と、出力端子と、を有し、前記第1入力端子に入力された信号を前記出力端子から出力する設定と、前記第2入力端子に入力された信号を前記出力端子から出力する設定と、の間での切替えが可能な切替回路と、
    外部から入力される切替信号に応じて前記切替回路の設定を切り替える制御部と、
    を備える、光電センサ用IC。
  2. 前記第1受光信号と前記第2受光信号との合成である合成信号を出力する加算回路を更に備え、
    前記第1入力端子には前記合成信号が入力される、請求項1に記載の光電センサ用IC。
  3. 前記切替回路からの出力信号を増幅する増幅回路を更に備え、
    前記制御部は、前記増幅回路で増幅された前記出力信号を用いて被検出体の検出状態を判定する、請求項1又は2に記載の光電センサ用IC。
  4. 前記増幅回路で増幅された前記出力信号の振幅を時間で積分する積分回路と、
    前記積分回路で得られた積分値を基準値と比較する比較回路と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記比較回路での比較結果に基づいて被検出体の検出状態を判定する、請求項3に記載の光電センサ用IC。
  5. 請求項1~4の何れかに記載の光電センサ用ICを備えた光電センサであり、
    被検出体の有無を検出する、透過型、反射型、及びミラー反射型の何れかの光電センサである場合には、前記光電センサ用ICにおいて、前記切替回路の設定が、前記第1入力端子に入力された信号を前記出力端子から出力する設定に切り替えられ、
    所定位置を基準にした被検出体までの相対距離を検出する距離設定反射型の光電センサである場合には、前記光電センサ用ICにおいて、前記切替回路の設定が、前記第2入力端子に入力された信号を前記出力端子から出力する設定に切り替えられる、光電センサ。
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