JP2022065816A - 調光パネル及び調光装置 - Google Patents

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Keisuke Miura
秀 森戸
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Abstract

【課題】支持部材の膨張・収縮による電極層の破断の虞を低減する。【解決手段】調光パネル20は、支持部材21に接合層30を介して接合された調光セル40を備えている。調光セル40は、電圧印加に応じて透光率が可変な液晶層60と、液晶層60及び接合層30の間に配置された第1電極層42と、液晶層60を挟んで第1電極層42に対向する第2電極層52と、を含む。調光パネル20は、更に、第2電極層52の第2接続領域SBに電気的に接続された第2端子72を備えている。調光セル40の積層方向Dに見て、第2電極層52の第2接続領域SBは、第2電極層52の液晶層60及び第1電極層42と重なる領域から延び出している。第2端子72は、積層方向Dに見て第2端子72と第2電極層52とが重なる領域において支持部材21から離間している。【選択図】図3

Description

本発明は、調光パネル及び調光装置に関する。
光透過率を適応的に変えられる調光パネルとして、印加電圧に応じて光透過率を自在に制御できる調光セルを備えた調光パネルが注目されている。液晶分子の光配向性を利用した調光パネルは、応答性能に優れるだけではなく、設置に関する自由度も高く、所望スペースにおいて平面或いは曲面を成すように設置可能である。また、調光セルは色味を変えることなく光を透過させることが可能であるため、周囲に設置される他の部材との間における色調和性にも優れている。
例えば特許文献1は、液晶層及び電極層を備える調光セルを開示する。この調光セルは、端子を介して制御装置に接続されている。そして、制御装置が液晶層に印加する電圧を調節することで調光セルの光透過度を変更することができる。
特許第6635156号公報
ここで、調光パネルは、車両や建築物の窓に組み込まれるなどして、気温の変化の大きな環境に置かれることがある。この場合、気温の変化によって調光セルを支持する支持部材が膨張・収縮して、調光セルの電極層が破断する虞がある。電極層が破断すると、調光セルの動作に不具合が生じる。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであって、支持部材の膨張・収縮による電極層の破断の虞が低減された調光パネル及び調光装置を提供することを目的とする。
本発明の調光パネルは、
支持部材と、
前記支持部材上に配置された接合層と、
前記支持部材に前記接合層を介して接合された調光セルであって、電圧印加に応じて透光率が可変な液晶層と、前記液晶層及び前記接合層の間に配置され、前記接合層を介して前記支持部材に対して固定された第1電極層と、前記液晶層を挟んで前記第1電極層に対向する第2電極層と、を含む調光セルと、
前記第1電極層の第1接続領域に電気的に接続された第1端子及び前記第2電極層の第2接続領域に電気的に接続された第2端子と、
を備え、
前記調光セルの積層方向に見て、前記第2電極層の前記第2接続領域は、前記第2電極層の前記液晶層及び前記第1電極層と重なる領域から延び出し、
前記第2端子は、前記積層方向に見て前記第2端子と前記第2電極層とが重なる領域において前記支持部材から離間している。
本発明の調光パネルにおいて、前記第2端子は前記支持部材から離間していてもよい。
本発明の調光パネルにおいて、前記第2接続領域は前記支持部材から離間していてもよい。
本発明の調光パネルにおいて、
前記第2接続領域において、前記第2電極層の前記支持部材に対向する面は、封止材で被覆されており、
前記封止材は、前記積層方向に見て前記第2電極層と前記第2端子とが重なる領域において、前記支持部材から離間していてもよい。
本発明の調光パネルにおいて、前記封止材は、前記積層方向に見て前記封止材と前記第2接続領域とが重なる領域において、前記支持部材から離間していてもよい。
あるいは、本発明の調光パネルは、
支持部材と、
前記支持部材上に配置された接合層と、
前記支持部材に前記接合層を介して接合された調光セルであって、電圧印加に応じて透光率が可変な液晶層と、前記液晶層及び前記接合層の間に配置され、前記接合層を介して前記支持部材に対して固定された第1電極層と、前記液晶層を挟んで前記第1電極層に対向する第2電極層と、を含む調光セルと、
前記第1電極層の第1接続領域に電気的に接続された第1端子及び前記第2電極層の第2接続領域に電気的に接続された第2端子と、
を備え、
前記調光セルの積層方向に見て、前記第2電極層の前記第2接続領域は、前記第2電極層の前記液晶層及び前記第1電極層と重なる領域から延び出し、
前記第2端子は、前記積層方向に見て前記第2端子と前記第2電極層とが重なる領域において前記支持部材と非接合である。
本発明の調光パネルにおいて、前記第2端子は前記支持部材と非接合であってもよい。
本発明の調光パネルにおいて、前記第2接続領域は前記支持部材と非接合であってもよい。
本発明の調光パネルにおいて、
前記第2接続領域において、前記第2電極層の前記支持部材に対向する面は、封止材で被覆されており、
前記封止材は、前記積層方向に見て前記第2電極層と前記第2端子とが重なる領域において、前記支持部材と非接合であってもよい。
本発明の調光パネルにおいて、前記封止材は、前記積層方向に見て前記封止材と前記第2接続領域とが重なる領域において、前記支持部材と非接合であってもよい。
本発明の調光パネルにおいて、前記第1端子及び前記第2端子は、前記積層方向に見て、前記第1電極層、前記液晶層及び前記第2電極層から延び出す部分を有していてもよい。
本発明の調光装置は、
上記調光パネルと、
前記第1端子及び前記第2端子と電気的に接続し、前記第1電極層及び前記第2電極層間の電圧を制御する制御装置と、
を備えている。
本発明によれば、支持部材の膨張・収縮による電極層の破断の虞が低減された調光パネル及び調光装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であって、調光装置を示す平面図である。 図2は、図1に示す調光パネルのII-II線に沿った断面図である。 図3は、図1に示す調光パネルのIII-III線に沿った断面図である。 図4は、図3に対応する図であって、調光セルの変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
なお図示及び理解を容易にするため、図面に示される各要素のサイズや要素間のサイズ比率等は必ずしも図面間で一致していないが、当業者であれば各図面に示された要素のサイズやサイズ比率等を容易に理解することができる。また以下の説明において、単に「光」と表記する場合には、主として可視光域の光が意図されているが、可視光域外の波長の光に対しても以下の一実施の形態を適用することが可能である。また「透明」とは、光を透過させることができる性質を意味し、波長毎の具体的な光の透過率は問われないが、通常は透過率が高いほど透明度が高いと言える。したがって、いわゆる半透明も、広義には透明の概念に含まれ得る。
また、本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」、「パネル」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「板」はシートやフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念であり、したがって、「調光パネル」は、「調光板」、「調光シート」、「調光フィルム」と呼ばれる部材との呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
さらに、「板面(シート面、フィルム面、パネル面)」とは、対象となる板状(シート状、フィルム状、パネル状)の部分を全体的かつ大局的に見た場合において対象となる板状部材(シート状部材、フィルム状部材、パネル状部材)の平面と一致する面のことを指す。また、板状(シート状、フィルム状、パネル状)の部材に対する法線方向とは、当該板状(シート状、フィルム状、パネル状)の板面(シート面、フィルム面、パネル面)への法線方向のことを指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直行」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
以下に説明する一実施の形態において、調光パネルには、支持部材の膨張・収縮による電極層の破断の虞を効果的に低減する為の工夫が成されている。結果として、調光パネルを信頼性高く動作させることができる。以下、図面を参照して一実施の形態について説明する。
図1に示すように、調光装置10は、調光パネル20と制御装置15とを有している。調光パネル20は、電圧印加に応じて透過率が可変である。制御装置15は、調光パネル20に印加する電圧を調節する。
調光パネル20は、透過率の調節に用いられるアクティブエリアAaと、アクティブエリアAaを取り囲む非アクティブエリアUAaと、を有している。非アクティブエリアUAaは、通常、透過率の調節に用いられない領域となる。図示された例において、アクティブエリアAaは、調光パネル20の中央の領域を形成している。非アクティブエリアUAaは、アクティブエリアAaを周状に取り囲む領域を形成している。非アクティブエリアUAaは、調光パネル20の周縁の領域を形成している。非アクティブエリアUAaには、例えば、調光パネル20をいずれかの場所に取り付けるための枠材(例えば窓枠)が配置される。
図2及び図3に示すように、調光パネル20は、支持部材21と、接合層30と、調光セル40と、端子70と、封止材75と、を含んでいる。調光セル40は、接合層30を介して支持部材21に接合(固定)されている。端子70は、調光セル40の後述する電極層42,52と制御装置15とを電気的に接続する。封止材75は、調光セル40を周状に取り囲み、調光セル40内へ水分が浸入することを防止する。以下、調光パネル20について詳述する。
支持部材21は、板状の部材である。支持部材21は、調光セル40が配置される第1面21aと、第1面21aとは反対側の第2面21bとを有する。支持部材21は、光を透過させつつ、第1面21aの側に配置された調光セル40を第2面21bに加えられた外力から保護する。したがって支持部材21は、調光セル40を上記外力から守ることができる程度の強度、剛性及び弾性を有する。支持部材21は、典型的には、熱可塑性プラスチック(例えば、ポリカーボネートやアクリル樹脂等)やガラス等によって構成され得る。支持部材21は、所望の機能を発揮しうる様々な材料(例えば紫外線吸収材等)を含んでいてもよい。また支持部材21は、典型的には透明だが、特定の波長域の光のみを透過可能な材料によって構成されてもよい。また、支持部材21の表面21a,21bは、平面であってもよいし、曲面であってもよい。
支持部材21の中央領域は、アクティブエリアAaと重なっている。また、支持部材21の周縁の領域は、非アクティブエリアUAaと重なっている。支持部材21の外周縁21cは、非アクティブエリアUAaの外周縁を規定する。図示された例では、支持部材21は、調光パネル20のパネル面への法線方向に見て、調光セル40の外側まで広がっている。
接合層30は、支持部材21と調光セル40との間に配置されている。より具体的には、接合層30は、支持部材21の第1面21a上に配置されている。接合層30は、光を透過させつつ、支持部材21と調光セル40とを接着する。接合層30を構成する材料としては、透明で接着性を有する層を形成可能であれば特に限定されないが、例えば、アクリル樹脂やシリコーン樹脂からなる光学用粘着フィルム等を採用可能である。
調光セル40は、第1電極基板41と、第2電極基板51と、第1電極基板41及び第2電極基板51の間に配置された液晶層60と、を含んでいる。第1電極基板41は、接合層30を介して支持部材21に対して接着されている。第2電極基板51は、液晶層60を挟んで第1電極基板41に対向する側に配置されている。すなわち、支持部材21と接合層30と第1電極基板41と液晶層60と第2電極基板51とは、この順で積層されている。第1電極基板41は、支持部材21に対して固定されている。液晶層60は、第1電極基板41に対して固定されている。第2電極基板51は、後述する第2接続領域SB以外の領域において、液晶層60に対して固定されている。以下では、支持部材21、接合層30、第1電極基板41、液晶層60及び第2電極基板51が積層された方向を、「積層方向D」と呼ぶ。
図1乃至図3から理解されるように、積層方向Dに見て、調光セル40の各層41,60,51の中央領域がアクティブエリアAaと重なっている。また、積層方向Dに見て、調光セル40の各層41,60,51の周縁の領域は、非アクティブエリアUAaに延び入っている。
図示された例において、第1電極基板41は、第1電極層42及び第1樹脂基材43を含んでいる。第1電極層42及び第1樹脂基材43は、液晶層60に近接する側からこの順番で配置されている。第1樹脂基材43は、接合層30を介して支持部材21に接着されている。第2電極基板51は、第2電極層52及び第2樹脂基材53を含んでいる。第2電極層52及び第2樹脂基材53は、液晶層60に近接する側からこの順番で配置されている。すなわち、第1樹脂基材43と第1電極層42と液晶層60と第2電極層52と第2樹脂基材53とは、積層方向Dに沿って、この順で積層されている。調光セル40を構成する各層41,42,43,60,51,52,53は、支持部材21の側とは反対の側(図2及び図3の上側)を向く第1面と、支持部材21の側(図2及び図3の下側)を向く第2面とを有する。
電極層42,52及び樹脂基材43,53は、透明材料によって構成され、所望の透光性を有する。一方、液晶層60は、液晶材料61を有する層である。液晶層60の光透過度は、液晶材料61中の液晶分子の配向に応じて可変である。以下、液晶層60、電極層42,52及び樹脂基材43,53について、更に詳細に説明する。
液晶層60は、液晶材料61を有している。液晶層60は、液晶材料61に含まれる液晶分子の配向に応じて光の透過又は遮断を行う。第1電極層42及び第2電極層52に印加される電圧に応じて液晶材料61の液晶分子の配向が変化し、この液晶分子の配向に応じて液晶層60における光の透過度が変化する。したがって第1電極層42及び第2電極層52に印加する電圧を制御装置15によって制御して液晶分子の配向を調整することで、液晶層60全体の光透過率を所望の値に変えることができる。
液晶層60は、高分子分散型液晶により形成されている。液晶層60を形成する高分子分散型液晶としては、例えば、透明な高分子材料の中に液晶の液滴を分散させたもの(PDLC:Polymer Dispersed Liquid Crystal)、高分子分散型液晶の連続層の中に高分子樹脂のネットワークが形成されたポリマーネットワーク型液晶(PNLC:Polymer Network Liquid Crystal)、コレステリック液晶を用いた高分子安定型コレステリック液晶(PSCT:Polymer Stabilized Cholesteric Texture)等を採用可能である。図示された例では、液晶層60は、高分子マトリックスと、高分子マトリックス中に分散された液晶材料61と、を含むPDLCにより形成されている。
樹脂基材43,53は、樹脂材を含み、ガラス基材に比べて薄く且つ軽量に構成可能である。樹脂基材43,53は、単一種類の樹脂を含んでいてもよいし、複数種類の樹脂を含んでいてもよい。また複数種類の樹脂によって複数の機能を樹脂基材43,53に持たせてもよい。例えば、樹脂基材43,53は、一対のハードコート層と、一対のハードコート層間に配置される主樹脂層とを有していてもよい。一対のハードコート層は、例えばTAC(Triacetylecellulose)やアクリルによって構成可能であり、透明粘着層を介して主樹脂層に貼り付けられてもよい。或いは、主樹脂層の表面に硬化皮膜(例えば二酸化チタン等の微小粒子を含むシリコーン系紫外線硬化樹脂の膜)を形成し、当該硬化皮膜をハードコート層としてもよい。なお樹脂基材43,53は、互いに同じ材料によって構成されてもよいし、互いに異なる材料によって構成されてもよい。
電極層42,52は、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電材料によって構成され、端子70を介して制御装置15に接続される。電極層42,52の配置態様は特に限定されず、パターニングによって樹脂基材43,53上の所定箇所にのみ電極層42,52が形成されてもよいし、樹脂基材43,53上にベタ状に電極層42,52が形成されてもよい。また端子70に対する電極層42,52の接続態様も特に限定されない。電極層42,52に印加される電圧に応じて、第1電極層42と第2電極層52との間に形成される電界が変化し、当該電界に応じて液晶層60に含まれる液晶材料61中の液晶分子の配向が変わる。なお、電極層42,52に印加される電圧は、制御装置15によって制御される。
ここで、図1及び図2に示すように、第1電極基板41(第1電極層42及び第1樹脂基材43)は、第1接続領域SAを有している。第1接続領域SAは、後述する第1端子71が接続される領域である。第1接続領域SAは、第1電極基板41のうち非アクティブエリアUAaに延び入る領域に形成されている。また、図1及び図3に示すように、第2電極基板51(第2電極層52及び第2樹脂基材53)は、第2接続領域SBを有している。第2接続領域SBは、後述する第2端子72が接続される領域である。第2接続領域SAは、第2電極基板51のうち非アクティブエリアUAaに延び入る領域に形成されている。
図1及び図2から理解されるように、第1接続領域SAは、積層方向Dに見て、第1電極基板41の液晶層60及び第2電極基板51と重なる領域から延び出している。言い換えると、液晶層60及び第2電極基板51は、第1電極基板41の第1接続領域SA上に延び出していない(図2参照)。とりわけ図示された例では、第1接続領域SAは、舌片状に形成され、液晶層60及び第2電極基板51よりも支持部材21の外周縁21cの側へ延び出している。なお、第1接続領域SAと支持部材21との間には接合層30が延び入っている。このため、第1接続領域SAは接合層30を介して支持部材21に接着されている。
また、図1及び図3から理解されるように、第2接続領域SBは、積層方向Dに見て、第2電極基板51の液晶層60及び第1電極基板41と重なる領域から延び出している。言い換えると、液晶層60及び第1電極基板41は、第2電極基板51の第2接続領域SBと支持部材21との間に延び入っていない(図3参照)。とりわけ図示された例では、第2接続領域SBは、舌片状に形成され、液晶層60及び第1電極基板41よりも支持部材21の外周縁21cの側へ延び出している。なお、接合層30は、第2接続領域SBと支持部材21との間には延び入っていない。そして、第2接続領域SBは支持部材21から離間している。
端子70は、調光セル40の一対の電極層42,52と制御装置15とを電気的に接続する。端子70は、第1端子71及び第2端子72を含む。第1端子71は、第1電極層42と制御装置15とを接続するため端子である。第2端子72は、第2電極層52と制御装置15とを接続するための端子である。図示された例では、各端子71,72は、銅箔等を含む導電性テープで構成されているが、これに限られない。端子71,72は、例えば、基材上に銅箔層等を用いて回路が形成されたFPC(Flexible Printed Circuits)により構成されていてもよい。
第1端子71は、第1接続領域SAにおいて、第1電極層42に電気的に接続されている。また、第2端子72は、第2接続領域SAにおいて、第2電極層52に電気的に接続されている。図示された例では、各端子71,72は、導電性接着層73を介して対応する電極層42,52に接着されている。導電性接着層73としては、ACF(異方性導電フィルム)等を採用可能である。
各端子71,72は、積層方向Dに見て、第1電極基板41、液晶層60及び第2電極基板51から延び出す部分71a,72aを有している。これにより、端子71,72と制御装置15とを電気的に接続することが容易である。
封止材75は、調光セル40を密閉して、調光セル40を外部からの影響(例えば湿気等)から隔絶する。封止材75を構成する材料としては、例えば、紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等を採用可能である。
封止材75は、第1封止部76を含む。図1に示すように、第1封止部76は、調光セル40の外周縁40cに沿って配置されている。図示された例では、第1封止部76は、調光セル40の外周縁40cの全周を取り囲んでいる。第1封止部76は、第1接続領域SA及び第2接続領域SB以外の領域において、電極基板41,51及び液晶層60の端面を覆っている。また、第1封止部76は、図2に示すように、第1接続領域SAにおいて、第1電極基板41の端面及び上記第1面41aを覆っている。これにより、第1接続領域SAにおいて、第1電極層42の上記第1面42aは、第1封止部76によって被覆されている。また、第1封止部76は、図3に示すように、第2接続領域SBにおいて、第2電極基板51の端面を覆っている。
ところで、上述したように調光セル40は、接合層30を介して支持部材21に接合(固定)されている。このため、外気温の変化等によって支持部材21が膨張・収縮すると、調光セル40の電極層が破断して、調光パネル20の動作に不具合が生じることがある。この点について本件発明者らが鋭意研究を重ねた結果、第2電極層52に接続された第2端子72が支持部材21に対して固定されている場合、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断が生じ易いことが分かった。すなわち、上述したように、第2電極層52は、第2接続領域SB以外の領域において、液晶層60に対して固定されている。液晶層60は、支持部材21に対して固定されている。また、第2接続領域SBにおいて、第2電極層52の一部(第2接続領域SBのうち第2端子72が接続されていない部分)は、支持部材21に対して固定されていない。このため、第2端子72が支持部材21に対して固定されている場合、上記第2電極層52の一部(支持部材21に対して固定されていない部分)は、支持部材21が膨張・収縮する際に、支持部材21に対して固定された液晶層60及び第2端子72の各々から異なる方向への応力を受ける。この結果、上記第2電極層52の一部が破断してしまうことがある。
このような点を考慮して、本実施形態の調光パネル20は、支持部材21の膨張・収縮によって第2電極層52が破断する、という虞を抑制するための工夫がなされている。
まず、第2端子72は、積層方向Dに見て第2端子72と第2電極層52とが重なる領域において、支持部材21から離間している。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
さらに、図示された例では、第2端子72はその全ての領域において支持部材21から離間している。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から応力を受ける虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、さらに効果的に低減させることができる。
さらに、図示された例では、第2電極層52の第2接続領域SBは、その全ての領域において支持部材21から離間している。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部を含む第2接続領域SBが、液晶層60から受ける応力以外の応力を支持部材21から受ける、という虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、さらに効果的に低減させることができる。
ここで、図示された例では、図3に示すように、第2端子72は支持部材21から離間している。このため、第2端子72と支持部材21との間を通じて第2接続領域SBと支持部材21との間に水分が浸入する虞がある。このような水分から調光セル40(特に電極層42,52)を隔絶するため、次のような工夫がなされている。すなわち、封止材75は、第2封止部77を含む。そして、第2封止部77は、第2接続領域SBにおいて、第1電極基板41及び液晶層60の端面並びに第2電極基板51の上記第2面51bを被覆している。これにより、第2接続領域SBにおいて、第2電極層52の上記第2面52bは、第2封止部77によって被覆されている。
なお、第2封止部77は、積層方向Dに見て第2電極層52と第2端子72とが重なる領域において、支持部材21から離間している。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
さらに、図示された例では、第2封止部77は、積層方向Dに見て第2封止部77と第2接続領域SBとが重なる領域において、支持部材21から離間している。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部を含む第2接続領域SBが第2封止部77から応力を受ける虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、さらに効果的に低減させることができる。
<変形例>
なお、上述してきた一実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、いくつかの変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施形態と同様に構成され得る部分について、当該実施形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
上述した一実施の形態において、第2端子72と支持部材21との間には何も配置されておらず、第2端子72は支持部材21から離間しているが、これに限られない。図4に示すように、第2端子72と支持部材21との間にはスペーサ80が配置されていてもよい。
図4に示す例では、スペーサ80は、支持部材21に対して接合(固定)されている。そして、第2端子72は、積層方向Dに見て第2端子72と第2電極層52とが重なる領域において、スペーサ80と非接合である。これにより、第2端子72は、積層方向Dに見て第2端子72と第2電極層52とが重なる領域において、支持部材21と非接合である。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
さらに、図示された例では、第2端子72は、その全ての領域においてスペーサ80と非接合である。したがって、第2端子72は、その全ての領域において支持部材21と非接合である。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から応力を受ける虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、さらに効果的に低減させることができる。
さらに、図示された例では、第2電極層52は、第2接続領域SBの全ての領域において、スペーサ80と非接合である。したがって、第2電極層52は、第2接続領域SBの全ての領域において、支持部材21と非接合である。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部を含む第2接続領域SBが、液晶層60から受ける応力以外の応力を支持部材21から受ける、という虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、さらに効果的に低減させることができる。
さらに、図示された例では、第2封止部77は、積層方向Dに見て第2電極層52と第2端子72とが重なる領域において、支持部材21と非接合である。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
さらに、図示された例では、第2封止部77の一部は支持部材21に接合している。しかしながら、第2封止部77は、積層方向Dに見て第2封止部77と第2接続領域SBとが重なる領域において、支持部材21と非接合である。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
<さらなる変形例>
図4に示す変形例において、スペーサ80は支持部材21に接合(固定)されているが、これに限られない。スペーサ80は、第2電極層52の第2接続領域SBまたは第2端子72に接合され、且つ、支持部材21と非接合であってもよい。あるいは、スペーサ80は、第2電極層52の第2接続領域SB、第2端子72及び支持部材21のいずれとも非接合であってもよい。これらの場合も、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部あるいは第2接続領域SBが第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
また、図4に示す変形例において、スペーサ80は、第2封止部77と支持部材21との間に配置されていないが、これに限られない。スペーサ80は、第2封止部77と支持部材21との間に配置されていてもよい。この場合、第2封止部77とスペーサ80とが非接合であればよい。あるいは、第2封止部77とスペーサ80とは接合しているが、スペーサ80と支持部材21とは非接合であればよい。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部がスペーサ80から応力を受けて破断する、という虞を低減させることができる。
また、図4に示す変形例と同様に、図1乃至図3に示す変形例においても、第2封止部77の一部が支持部材21に接合していてもよい。この場合であっても、積層方向Dに見て第2端子72と第2電極層52と重なる領域において、第2封止部77が支持部材21から離間していれば、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
また、図4に示す変形例において、積層方向Dに見て第2封止部77と第2接続領域SBとが重なる領域において、第2封止部77は支持部材21と非接合であってもよい。この場合も、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部を含む第2接続領域SBが第2封止部77から応力を受ける、という虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
また、図1乃至図3に示す実施形態並びに図4に示す変形例において、液晶層60と第1電極層42との間、及び、液晶層60と第2電極層52との間に、透明材料によって構成され、所望の透光性を有する配向層が配置されていてもよい。配向層は、それぞれ液晶層に隣接して設けられ、液晶配向能を有し、電界が作用しない場合の液晶層の液晶分子の配向を決める。配向層は、典型的には、ポリイミド等の樹脂層にラビング処理を施したり、高分子膜に直線偏光紫外線を照射して偏光方向の高分子鎖を選択的に反応させたりすることによって作られるが、他の任意の方法によって配向層が作られてもよい。
このような配向層が液晶層60の液晶に付与する配向性を調整することにより、液晶層60の二色性色素及び液晶分子の挙動を変更することができる。
また、調光セル40は、PDLCで形成された液晶層60を含むものに限られない。調光セル40としては、一対の電極層42,52間に液晶層60を含むものであれば、任意のものを採用可能である。例えば、調光セル40は、VA(Vertical Alignment)型、TN(Twisted Nematic)型、IPS(In-Place-Switching)型、FFS(Fringe Field Switching)型、或いはゲストホスト型の液晶層60を含むものであってもよい。したがって、調光セル40の構成は図2乃至図4に示す構成には限定されず、調光セル40は液晶層60の駆動方式に応じた適切な構成を有する。例えば、調光セル40が一般的なVA型或いはTN型等の液晶層60を採用する場合、調光セル40は、一対の偏光板と、偏光板間に配置される一対の電極層と、電極層間に配置される一対の配向層と、配向層間に配置される液晶層とを含み得る。また、調光セル40がゲストホスト型の液晶層60を採用する場合、調光セル40は、その光の入光側(例えば第1樹脂基材43上)又は光の出光側(例えば第2樹脂基材53上)に設けられた偏光板を含み得る。
以上のように、上述した実施形態の調光パネル20は、支持部材21と、支持部材21上に配置された接合層30と、支持部材21に接合層30を介して接合された調光セル40と、を備えている。調光セル40は、電圧印加に応じて透光率が可変な液晶層60と、液晶層60及び接合層30の間に配置され、接合層30を介して支持部材21に対して固定された第1電極層42と、液晶層60を挟んで第1電極層42に対向する第2電極層52と、を含む。調光パネル20は、更に、第1電極層42の第1接続領域SAに電気的に接続された第1端子71、及び、第2電極層52の第2接続領域SBに電気的に接続された第2端子72を備えている。調光セル40の積層方向Dに見て、第2電極層52の第2接続領域SBは、第2電極層52の液晶層60及び第1電極層42と重なる領域から延び出している。第2端子72は、積層方向Dに見て第2端子72と第2電極層52とが重なる領域において、支持部材21から離間している。
このような調光パネル20によれば、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
また、上述した実施形態において、第2端子72は支持部材21から離間している。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から応力を受ける虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、さらに効果的に低減させることができる。
また、上述した実施形態において、第2接続領域SBは支持部材21から離間している。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部を含む第2接続領域SBが、液晶層60から受ける応力以外の応力を支持部材21から受ける、という虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、さらに効果的に低減させることができる。
また、上述した実施形態において、第2接続領域SBにおいて、第2電極層52の支持部材21に対向する面52bは、封止材77で被覆されている。そして、封止材77は、積層方向Dに見て第2電極層52と第2端子72とが重なる領域において、支持部材21から離間している。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
また、上述した実施形態において、封止材77は、積層方向Dに見て封止材77と第2接続領域SBとが重なる領域において、支持部材21から離間している。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部を含む第2接続領域SBが第2封止部77から応力を受ける虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、さらに効果的に低減させることができる。
あるいは、上述した変形例の調光パネル20は、支持部材21と、支持部材21上に配置された接合層30と、支持部材21に接合層30を介して接合された調光セル40と、を備えている。調光セル40は、電圧印加に応じて透光率が可変な液晶層60と、液晶層60及び接合層30の間に配置され、接合層30を介して支持部材21に対して固定された第1電極層42と、液晶層60を挟んで第1電極層42に対向する第2電極層52と、を含む。調光パネル20は、更に、第1電極層42の第1接続領域SAに電気的に接続された第1端子71、及び、第2電極層52の第2接続領域SBに電気的に接続された第2端子72を備えている。調光セル40の積層方向Dに見て、第2電極層52の第2接続領域SBは、第2電極層52の液晶層60及び第1電極層42と重なる領域から延び出している。第2端子72は、積層方向Dに見て第2端子72と第2電極層52とが重なる領域において、支持部材21と非接合である。
このような調光パネル20によれば、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
また、上述した変形例において、第2端子72は支持部材21と非接合である。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から応力を受ける虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、さらに効果的に低減させることができる。
また、上述した変形例において、第2接続領域SBは支持部材21と非接合である。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部を含む第2接続領域SBが、液晶層60から受ける応力以外の応力を支持部材21から受ける、という虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、さらに効果的に低減させることができる。
また、上述した変形例において、第2接続領域SBにおいて、第2電極層52の支持部材21に対向する面52bは、封止材77で被覆されている。そして、封止材77は、積層方向Dに見て第2電極層52と第2端子72とが重なる領域において、支持部材21と非接合である。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
また、上述した変形例において、封止材77は、積層方向Dに見て封止材77と第2接続領域SBとが重なる領域において、支持部材21と非接合である。これにより、支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部を含む第2接続領域SBが第2封止部77から応力を受ける虞が低減される。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、さらに効果的に低減させることができる。
また、上述した実施形態または変形例において、第1端子71及び72第2端子は、積層方向Dに見て、第1電極層42、液晶層60及び第2電極層52から延び出す部分71a,72aを有する。これにより、端子71,72と制御装置15とを電気的に接続することが容易である。
また、上述した実施形態または変形例の調光装置10は、上述した実施形態または変形例の調光パネル20と、第1端子71及び第2端子72と電気的に接続し、第1電極層42及び第2電極層52間の電圧を制御する制御装置15と、を備えている。
このような調光装置10によれば、調光パネル20の支持部材21が膨張・収縮した際に、上記第2電極層52の一部が第2端子72から受ける応力を低減させることができる。この結果、支持部材21の膨張・収縮による第2電極層52の破断の虞を、効果的に低減させることができる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 調光装置
15 制御装置
20 調光パネル
21 支持部材
30 接合層
40 調光セル
41 第1電極基板
42 第1電極層
43 第1樹脂基材
51 第2電極基板
52 第2電極層
53 第2樹脂基材
60 液晶層
61 液晶材料
70 端子
71 第1端子
72 第2端子
73 導電性接着層
75 封止材
76 第1封止部
77 第2封止部
80 スペーサ

Claims (12)

  1. 支持部材と、
    前記支持部材上に配置された接合層と、
    前記支持部材に前記接合層を介して接合された調光セルであって、電圧印加に応じて透光率が可変な液晶層と、前記液晶層及び前記接合層の間に配置され、前記接合層を介して前記支持部材に対して固定された第1電極層と、前記液晶層を挟んで前記第1電極層に対向する第2電極層と、を含む調光セルと、
    前記第1電極層の第1接続領域に電気的に接続された第1端子及び前記第2電極層の第2接続領域に電気的に接続された第2端子と、
    を備え、
    前記調光セルの積層方向に見て、前記第2電極層の前記第2接続領域は、前記第2電極層の前記液晶層及び前記第1電極層と重なる領域から延び出し、
    前記第2端子は、前記積層方向に見て前記第2端子と前記第2電極層とが重なる領域において前記支持部材から離間している、調光パネル。
  2. 前記第2端子は前記支持部材から離間している、請求項1に記載の調光パネル。
  3. 前記第2接続領域は前記支持部材から離間している、請求項1又は2に記載の調光パネル。
  4. 前記第2接続領域において、前記第2電極層の前記支持部材に対向する面は、封止材で被覆されており、
    前記封止材は、前記積層方向に見て前記第2電極層と前記第2端子とが重なる領域において、前記支持部材から離間している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の調光パネル。
  5. 前記封止材は、前記積層方向に見て前記封止材と前記第2接続領域とが重なる領域において、前記支持部材から離間している、請求項4に記載の調光パネル。
  6. 支持部材と、
    前記支持部材上に配置された接合層と、
    前記支持部材に前記接合層を介して接合された調光セルであって、電圧印加に応じて透光率が可変な液晶層と、前記液晶層及び前記接合層の間に配置され、前記接合層を介して前記支持部材に対して固定された第1電極層と、前記液晶層を挟んで前記第1電極層に対向する第2電極層と、を含む調光セルと、
    前記第1電極層の第1接続領域に電気的に接続された第1端子及び前記第2電極層の第2接続領域に電気的に接続された第2端子と、
    を備え、
    前記調光セルの積層方向に見て、前記第2電極層の前記第2接続領域は、前記第2電極層の前記液晶層及び前記第1電極層と重なる領域から延び出し、
    前記第2端子は、前記積層方向に見て前記第2端子と前記第2電極層とが重なる領域において前記支持部材と非接合である、調光パネル。
  7. 前記第2端子は前記支持部材と非接合である、請求項6に記載の調光パネル。
  8. 前記第2接続領域は前記支持部材と非接合である、請求項6又は7に記載の調光パネル。
  9. 前記第2接続領域において、前記第2電極層の前記支持部材に対向する面は、封止材で被覆されており、
    前記封止材は、前記積層方向に見て前記第2電極層と前記第2端子とが重なる領域において、前記支持部材と非接合である、請求項6乃至8のいずれか一項に記載の調光パネル。
  10. 前記封止材は、前記積層方向に見て前記封止材と前記第2接続領域とが重なる領域において、前記支持部材と非接合である、請求項9に記載の調光パネル。
  11. 前記第1端子及び前記第2端子は、前記積層方向に見て、前記第1電極層、前記液晶層及び前記第2電極層から延び出す部分を有する、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の調光パネル。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の調光パネルと、
    前記第1端子及び前記第2端子と電気的に接続し、前記第1電極層及び前記第2電極層間の電圧を制御する制御装置と、
    を備えた調光装置。
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