JP6094915B1 - 液晶セル - Google Patents
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Abstract
【課題】偏光素子の寸法が変化しても、FPCなどの導電部と電極との間の電気的な接続を維持することができる液晶セルを提供する。【解決手段】液晶セル10は、第1偏光素子11と第2偏光素子12との間に配置され樹脂基材13、14及び電極部15、16を有する第1電極基材層21及び第2電極基材層22と、第1電極基材層21と第2電極基材層22との間に配置される第1配向膜17及び第2配向膜18と、第1配向膜17と第2配向膜18との間に配置される液晶層19と、第1電極基材層21と第2電極基材層22との間に配置される導電部43とを備える。導電部43は、第1電極基材層21の電極部15に電気的に接続される第1接続部41と、第2電極基材層22の電極部16に電気的に接続される第2接続部42とを有する。第1接続部41は第1偏光素子11に覆われていない。【選択図】図3
Description
本発明は、FPCなどの導電部が接続される電極部と偏光素子(偏光板)とを備える液晶セルに関する。
偏光板、電極及び液晶層を備え、液晶層の配向を調整することで光透過率を変えられる液晶セルが知られている。このような液晶セルでは、液晶層を挟み込む電極間に印加する電圧をFPC(Flexible Printed Circuits)などの導電部を介して調整することにより、光透過率が制御される。
電極間に印加する電圧を調整して液晶層の配向を制御することは、「液晶層、電極及び偏光板」を備える光デバイスにおいて広く行われており、例えば特許文献1が開示する液晶表示装置においても同制御方式が採用されている。
上述のように、液晶セルにおける電極間の電圧調整はFPC等の導電部を介して行われるのが一般的である。FPCは、非常に薄く軽量であり、柔軟性及び曲げ特性に優れているため、設置スペースに応じた形状で配置することができ、大型の電子機器だけではなく、小型の電子機器や薄型の電子機器にも活用されている。複数の層が積み重ねられて構成されるシート状の液晶セルに対してFPCを適用する場合、銀ペースト等の接続部を介してFPCと電極とが物理的且つ電気的に接続される。
ところで液晶セルの電極を支持する基材として、平面的な構造を有する液晶パネルの分野では剛性に優れたガラス製の基材が使用されることが多いが、曲面への適用が想定される調光装置などの分野では柔軟性に富む樹脂製の基材が使用されることもある。樹脂基材は、様々な形状に変形可能であり、偏光板などの他の層とともに変形する。
その一方で、高分子フィルムを延伸することで作られることが多い偏光板は、使用状況によって寸法が変動しやすい。偏光板は、例えば高温環境下、低温環境下或いは高湿環境下では、通常の温度及び湿度で使用される場合に比べ、ミリメートルの単位で寸法が変わることもあり、液晶セルを構成する他の部材とは異なる挙動を示すことがある。このように使用状況に応じて偏光板の寸法が変動すると、偏光板に対して直接的又は間接的に固定されている基材及び電極には応力(特にずり応力)が作用する。とりわけ低剛性の樹脂基材が使われている場合には、偏光板の寸法変化が当該樹脂基材を介して電極に対して大きく影響する。
このように偏光板の寸法変化は基材及び電極にも影響を及ぼすが、銀ペースト等の接続部を介して電極に接続されているFPCには偏光板の寸法変化の影響が及びにくい。そのため偏光板の寸法が変動すると、FPCと電極との間で相対位置関係が変化し、接続部には意図しない力が働いて電極がFPCから剥がれてしまい、電極とFPCとの間で電気的な接続不良がもたらされることがある。
例えば特許文献1に開示される液晶表示装置では、偏光板の直下に、走査線駆動回路及び信号線駆動回路との接続部が設けられているが、使用環境に応じて偏光板の寸法が変化するとこの接続部には予期しない力がかかって、走査線駆動回路及び信号線駆動回路に対する電気的な接続不良が生じうる。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、偏光素子の寸法が変化しても、FPCなどの導電部と電極部との間の電気的な接続を維持することができる液晶セルを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、第1偏光素子及び第2偏光素子と、第1偏光素子と第2偏光素子との間において第1偏光素子側に配置される第1電極基材層及び第2偏光素子側に配置される第2電極基材層であって、それぞれ樹脂基材と当該樹脂基材に対して固定される電極部とを有する第1電極基材層及び第2電極基材層と、第1電極基材層と第2電極基材層との間において、第1偏光素子側に配置される第1配向膜及び第2偏光素子側に配置される第2配向膜と、第1配向膜と第2配向膜との間に配置される液晶層と、第1電極基材層と第2電極基材層との間に配置される導電部であって、第1電極基材層の電極部に対して電気的に接続される第1接続部と、第2電極基材層の電極部に対して電気的に接続される第2接続部とを有する導電部と、を備え、第1接続部は第1偏光素子によって覆われていない液晶セルに関する。
第1接続部は、第2偏光素子によって覆われていなくてもよい。
第2接続部は、第1偏光素子及び第2偏光素子によって覆われていなくてもよい。
第1電極基材層の電極部のうち第1接続部と電気的に接続される位置は、第2電極基材層の電極部のうち第2接続部と電気的に接続される位置と対向してもよい。
導電部の第1接続部と第2接続部とは一体的に構成されてもよい。
液晶セルは、第1配向膜と第2配向膜との間において、液晶層と導電部との間に配置されるシール部を更に備え、シール部の少なくとも一部は、第1偏光素子及び第2偏光素子のうちの少なくともいずれか一方には覆われていなくてもよい。
液晶セルは、第1配向膜と第2配向膜との間において、液晶層と導電部との間に配置されるシール部を更に備え、シール部は、導電部から離間して配置されてもよい。
本発明によれば、第1接続部は第1偏光素子によって覆われていないため、第1接続部は第1偏光素子の寸法変化の影響を受けにくく、第1偏光素子の寸法が変化しても、FPCなどの導電部と第1電極基材層の電極部との間の電気的な接続を維持することができる。
図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、本件明細書に添付する各図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、各要素の縮尺及び縦横の寸法比等を、必要に応じて実物のそれらから適宜変更し誇張してある。したがって、図面間で寸法や寸法比等が必ずしも一致していないが、当業者であれば本願明細書の記載を考慮して各図面の各要素を十分に理解することができる。
図1は、液晶セル10の層構成の一例を概略的に示す断面図である。なお図1には液晶セル10の中央付近の一部のみが示されている。
本例の液晶セル10は、順次積み重ねられた層状の第1偏光素子11、第1樹脂基材13、第1電極部15、第1配向膜17、液晶層19、第2配向膜18、第2電極部16、第2樹脂基材14及び第2偏光素子12を備える。
第1偏光素子11と第2偏光素子12との間には、第1偏光素子11側に配置される第1電極基材層21と、第2偏光素子12側に配置される第2電極基材層22とが設けられている。第1電極基材層21は、第1樹脂基材13と、当該第1樹脂基材13に対して固定されている第1電極部15とを有する。第2電極基材層22は、第2樹脂基材14と、当該第2樹脂基材14に対して固定されている第2電極部16とを有する。
第1電極部15及び第2電極部16は、ITO(Indium Tin Oxide(酸化インジウムスズ))等の各種材料によって透明電極として形成され、後述のFPC等によって構成される導電部(図3の符号「43」参照)が接続されて電圧が印加される。第1電極部15及び第2電極部16の配置態様は特に限定されず、パターニング形成によって所定箇所にのみ電極が配置されてもよいし、ベタ状に電極が配置されてもよい。第1電極部15及び第2電極部16に印加される電圧に応じて、第1電極部15と第2電極部16との間に配置される液晶層19に作用する電界が変わり、液晶層19を構成する液晶分子の配向が調整される。
第1電極基材層21と第2電極基材層22との間には、第1偏光素子11側に配置される第1配向膜17と、第2偏光素子12側に配置される第2配向膜18とが配設される。第1配向膜17及び第2配向膜18の製法は特に限定されず、任意の手法によって液晶配向能を有する第1配向膜17及び第2配向膜18を作ることができる。例えば、ポリイミド等の樹脂層に対してラビング処理を施すことで第1配向膜17及び第2配向膜18が作られてもよいし、高分子膜に直線偏光紫外線を照射して偏光方向の高分子鎖を選択的に反応させる光配向法に基づいて第1配向膜17及び第2配向膜18が作られてもよい。第1配向膜17及び第2配向膜18の配置態様は特に限定されず、パターニング形成によって所定箇所にのみ配向膜が配置されてもよいし、ベタ状に配向膜が配置されてもよい。
第1配向膜17及び第2配向膜18はそれぞれ第1電極基材層21及び第2電極基材層22と一体的に設けられ、第1配向膜17は第1電極基材層21の第1電極部15に対して固定的に設けられ、第2配向膜18は第2電極基材層22の第2電極部16に対して固定的に設けられる。以下の説明では、第1電極基材層21(第1樹脂基材13及び第1電極部15)及び第1配向膜17を集合的に第1電極基材配向層23とも呼び、第2電極基材層22(第2樹脂基材14及び第2電極部16)及び第2配向膜18を集合的に第2電極基材配向層24とも呼ぶ。
第1配向膜17と第2配向膜18との間には液晶層19が配置される。液晶層19の駆動方式は特に限定されず、典型的には、VA(Vertical Alignment)方式、TN(Twisted Nematic)方式、IPS(In Plane Switching)方式、或いはこれらの方式の応用方式が知られている。
図2は、図1に示す各層の具体的な構成の一例を示す断面図であり、(a)は第1偏光素子11の具体的な構成例を示し、(b)は第1電極基材層21の具体的な構成例を示し、(c)は第1配向膜17、液晶層19及び第2配向膜18の具体的な構成例を示し、(d)は第2電極基材層22の具体的な構成例を示し、(e)は第2偏光素子12の具体的な構成例を示す。
第1偏光素子11は、偏光層31と、当該偏光層31と第1電極基材層21との間に配置される粘着層32とを有する(図2(a)参照)。第2偏光素子12は、偏光層31と、当該偏光層31と第2電極基材層22との間に配置される粘着層32とを有する(図2(e)参照)。偏光層31は、所望の偏光機能を果たす部材によって構成され、典型的には、ヨウ素化合物がドープされたPVA(ポリビニルアルコール)を延伸することによって作られる。一般に、延伸によって偏光層31が作られる場合、当該延伸の方向に応じて偏光層31の吸収軸が定まり、同じ方向に延伸された偏光層31は相互に同じ方向の吸収軸を持つ。第1偏光素子11及び第2偏光素子12において2つ一組で設けられる偏光層31の配置態様として、第1偏光素子11の偏光層31の吸収軸と第2偏光素子12の偏光層31の吸収軸とが互いに平行である「パラレルニコル」と呼ばれる態様と、第1偏光素子11の偏光層31の吸収軸と第2偏光素子12の偏光層31の吸収軸とが互いに垂直である「クロスニコル」と呼ばれる態様とがある。
一般に、環境変化(例えば温度変化や湿度変化)に伴う偏光板の寸法変化の方向性は、偏光板の延伸方向に応じて変わる。例えば偏光層31の延伸方向が相互に同じ方向となるように(すなわち吸収軸が同じ方向(平行)となるように)配置された第1偏光素子11及び第2偏光素子12は、温度や湿度が変わると同じ方向に寸法が変化する傾向がある。この場合、第1偏光素子11と第2偏光素子12との間に配置される部材に対する影響に関し、「第1偏光素子11の寸法変化によってもたらされる影響」と「第2偏光素子12の寸法変化によってもたらされる影響」とが相互に相殺される。その結果として、第1偏光素子11及び第2偏光素子12の寸法変化による「第1偏光素子11と第2偏光素子12との間に配置される部材に対する全体的な影響」が低減される。一方、第1偏光素子11及び第2偏光素子12(特に偏光層31)の延伸方向(吸収軸方向)が相互に異なる方向となるように配置された第1偏光素子11及び第2偏光素子12は、温度や湿度が変わるとばらばらの方向へ寸法が変化し、第1偏光素子11と第2偏光素子12との間に配置される部材に作用する応力の方向が複雑になる。
したがって後述の「少なくとも第1接続部41が第1偏光素子11によって覆われていない構成」によって得られる「第1偏光素子11の寸法が変化しても、導電部と電極部(特に第1電極部15)との間の電気的な接続を維持することができる」という作用効果に関しては、とりわけ「第1偏光素子11の吸収軸と第2偏光素子12の吸収軸とが非平行の場合」にその利益が効果的に享受され、具体的には第1偏光素子11及び第2偏光素子12がクロスニコルの状態で配置される場合に特に有益である。
一方、粘着層32は、第1偏光素子11及び第2偏光素子12の偏光層31をそれぞれ第1電極基材層21及び第2電極基材層22(特に第1樹脂基材13及び第2樹脂基材14)に貼り付ける役割を果たす。この粘着層32は、可視光線を透過可能な任意の粘着材料によって構成可能であり、例えばOCAフィルムに(Optical Clear Adhesive Film)よって構成される。OCAフィルムは透明粘着シートによって構成され、基材を含まずに膜厚がほぼ一定の粘着剤のみよって構成可能であり、例えば透明性に優れるアクリル系粘着剤等によって構成される。このようなOCAフィルムは、剥離性に優れたシート(セパレーター(剥離材))によって粘着剤を挟み込むことで製造され、粘着剤及びセパレーターの積層体を所望形状に切り出し、セパレーターを取り除くことによって粘着層32として使用することができる。
第1電極基材層21の第1樹脂基材13及び第2電極基材層22の第2樹脂基材14の各々は、一対のハードコート層33と、これらのハードコート層33間に配置される樹脂フィルム34とを有する(図2(b)及び(d)参照)。各ハードコート層33は、隣接する樹脂フィルム34を保護する役割を果たし、可視光線を透過可能な任意の材料によって構成可能であり、例えばTAC(トリアセチルセルロース(Triacetylcellulose))やアクリルによって構成され、粘着層を介して樹脂フィルム34に貼り付けられてもよい。また樹脂フィルム34の表面上に、例えばシリコーン系の紫外線硬化樹脂を用いて微小粒子(例えば二酸化チタン等)を含む硬化皮膜を形成し、当該硬化皮膜をハードコート層33として機能させてもよい。なお第1樹脂基材13及び第2樹脂基材14の複数箇所に形成されるハードコート層33は、位置応じて異なる材料によって構成されてもよいし、同じ材料によって構成されてもよい。
液晶層19を構成する液晶分子が充填される第1配向膜17と第2配向膜18との間の空間には、複数のスペーサー35が相互に離間して配置される(図2(c)参照)。複数のスペーサー35は、第1配向膜17と第2配向膜18とを支持して第1配向膜17と第2配向膜18の間隔を定め、液晶層19の厚さを所望厚さに保持する役割を果たす。各スペーサー35の具体的な形状は特に限定されず、典型的には柱状のスペーサー35(図2(c)参照)又は球状のスペーサー35が用いられる。
図2(c)に示す柱状のスペーサー35はフォトリソグラフィ技術に基づいて第2電極部16(第2電極基材層22)上に作製され、各スペーサー35は、第2配向膜18を貫通し、配向膜材料を介して第1配向膜17を支持している。すなわち第2電極部16上にレジストを塗布して固化し、マスクを介してレジストを露光し、露光後のレジストを現像することで、第2電極部16上の所望位置に柱状のスペーサー35が形成される。そしてこれらのスペーサー35及び第2電極部16の表面にポリイミド等の配向膜材料を塗布することで、第2配向膜18が第2電極部16上に形成されるとともに各スペーサー35が配向膜材料によって被覆される。なお球状のスペーサー35が用いられる場合には、予め作られた多数の球状のスペーサー35が第1配向膜17及び第2配向膜18のうちの一方(例えば第2配向膜18)の面上に散布される。
上述の図1及び図2に示す構成は一例に過ぎず、液晶セル10は他の構成を有していてもよく、液晶セル10の用途(適用対象)に応じた機能部材を必要に応じて設けることができる。そのような機能部材は、液晶セル10を構成する上述の層間に設けられてもよいし、液晶セル10を構成する上述の層の外側に設けられてもよい。例えば、「第1偏光素子11と第1電極基材層21との間」及び/又は「第2偏光素子12と第2電極基材層22との間」に位相差補償フィルムを配置し、当該位相差補償フィルムによって、液晶層19の駆動方式に起因する位相差や第1樹脂基材13及び第2樹脂基材14(特に樹脂フィルム34)の光学異方性に起因する位相差を低減してもよい。また各層間に粘着層を設置し、隣接層間の固定強度を補強してもよい。また液晶セル10の最外層(図1に示す例では第1偏光素子11及び/又は第2偏光素子12の外側)にハードコート層を設けて、液晶セル10を構成する各層を外力から保護するようにしてもよい。その他に、インデックスマッチング層等の任意の機能層が設けられてもよい。
また図1及び図2には図示されていないが、第1配向膜17と第2配向膜18との間にはシール部が設けられている(図3等の符号「38」参照)。シール部38は、液晶層19を構成する液晶部材が注入されるスペースを第1配向膜17及び第2配向膜18とともに区画し、液晶層19を封止して液晶部材の漏出を防ぐ役割を果たすとともに、第1配向膜17と第2配向膜18とを接着して両者を相互に固定する役割を果たす。
なお上述の図1〜2及び後述の他の図面に関し、「図示の液晶セル10の向き」と「実際に使用される液晶セル10の向き」とは必ずしも一致していない。例えば、図1では第1偏光素子11の方が第2偏光素子12よりも上側に位置しているが、第2偏光素子12の方が第1偏光素子11よりも上側に位置していてもよい。
次に、電極部(第1電極部15及び第2電極部16)と、当該電極部に電圧を印加する導電部との間の接続態様に関して説明する。
以下の各実施形態では、液晶セル10の第1電極部15に対して電気的に接続される導電部の接続部の少なくとも一部が第1偏光素子11によって覆われておらず、当該接続部に対する第1偏光素子11の寸法変化の影響が抑制されている。なお以下の説明では導電部としてFPCを使用する場合を想定しているが、FPC以外の導電部が使用される場合にも、FPCを使用する場合と同様にして、電極部に導電部を物理的且つ電気的に接続することができる。
<第1実施形態>
図3は、第1実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
図3は、第1実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
第1電極基材層21と第2電極基材層22との間には導電部43が配置される。導電部43は、第1電極基材層21の電極部(第1電極部15)に対して電気的に接続される第1接続部41と、第2電極基材層22の電極部(第2電極部16)に対して電気的に接続される第2接続部42とを有する。
本実施形態の第1接続部41は第1偏光素子11及び第2偏光素子12に覆われておらず、また第2接続部42も第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われていない。第1電極部15のうち第1接続部41と電気的に接続される位置は、第2電極部16のうち第2接続部42と電気的に接続される位置と対向する。
第1電極部15は、第2電極部16との間で液晶層19を挟み込む被覆電極部15aと、当該被覆電極部15aに対して電気的につながっており第1接続部41と電気的に接続される露出電極部15bとを含む。また第2電極部16は、第1電極部15との間で液晶層19を挟み込む被覆電極部16aと、当該被覆電極部16aに対して電気的につながっており第2接続部42と電気的に接続される露出電極部16bとを含む。
第1接続部41及び第2接続部42を含む導電部43は、隙間無く連続的に延在する複数の部材によって構成されており、第1接続部41と第2接続部42とは一体的に構成されている。ここでいう「一体的に構成される第1接続部41及び第2接続部42」は、導電部43の本体部分を介して隙間無く設けられていればよく、必ずしも「連続的に延在する同一部材」によって構成されている必要はない。特に第1電極部15及び第2電極部16は第1接続部41及び第2接続部42を介して所望電圧が印加されるため、第1接続部41と第2接続部42とは電気的に絶縁されている必要がある。図3に示す例では、導電部43の本体部が、ポリイミド等の絶縁性のベースフィルムと、当該ベースフィルムの面上に導電性金属によって形成された電気回路とを含み、第1接続部41及び第2接続部42は当該電気回路に接続される銀ペーストによって形成されている。
なお図示の例では、第1配向膜17及び第2配向膜18がアクティブエリアR1だけではなく非アクティブエリアR2にも形成されているが、導電部43の第1接続部41及び第2接続部42が配置される位置には第1配向膜17及び第2配向膜18が形成されていない。したがって当該位置の第1電極部15及び第2電極部16(すなわち露出電極部15b及び露出電極部16b)は第1配向膜17及び第2配向膜18に覆われずに露出し、この露出した第1電極部15及び第2電極部16に第1接続部41及び第2接続部42は接続される。
第1配向膜17と第2配向膜18との間、且つ、液晶層19と導電部43との間にはシール部38が配置されている。本実施形態では、シール部38の全ての部分が第1偏光素子11及第2偏光素子12によって覆われており、第1偏光素子11の端面、シール部38の端面、導電部43の端面、及び第2偏光素子12の端面が同一直線上に位置している。したがって本実施形態のシール部38は、液晶層19及び導電部43に対して隙間無く密着した状態で設けられている。
このように液晶層19の配向によって光の透過率を制御可能な「アクティブエリアR1」には第1電極部15の被覆電極部15a及び第2電極部16の被覆電極部16aが配置される。また液晶層19の配向によって光の透過率を制御不可能な「非アクティブエリアR2」には第1電極部15の露出電極部15b及び第2電極部16の露出電極部16bが配置される。導電部43の第1接続部41及び第2接続部42は、非アクティブエリアR2に配置される露出電極部15b及び露出電極部16bに直接的に接続され、これらの露出電極部15b及び露出電極部16bを介し、アクティブエリアR1に配置される被覆電極部15a及び被覆電極部16aに電位差(電圧)をもたらす。
上述のように本実施形態の液晶セル10では、第1電極基材層21は第1偏光素子11によって覆われていない突出部を有し、当該突出部は積層方向に垂直な方向(図3の右方向)に関して第1偏光素子11の外側に設けられ第1偏光素子11から突出している。また第2電極基材層22は第2偏光素子12によって覆われていない突出部を有し、当該突出部は積層方向に垂直な方向(図3の右方向)に関して第2偏光素子12の外側に設けられ第2偏光素子12から突出している。そして第1接続部41は第1電極基材層21の突出部に設けられる第1電極部15に対して電気的に接続され、第2接続部42は第2電極基材層22の突出部に設けられる第2電極部16に対して電気的に接続される。
上述の構成を有する本実施形態に係る液晶セル10によれば、第1電極部15における第1接続部41の接続箇所が第1偏光素子11によって覆われていないため、たとえ第1偏光素子11に寸法変化が生じても、そのような寸法変化が第1接続部41と第1電極部15との間の接続状態に与える影響は非常に小さい。同様に、第2電極部16における第2接続部42の接続箇所が第2偏光素子12によって覆われていないため、たとえ第2偏光素子12に寸法変化が生じても、そのような寸法変化が第2接続部42と第2電極部16との間の接続状態に与える影響は非常に小さい。
したがって、第1偏光素子11及び第2偏光素子12の寸法が変化しても、導電部43(特に第1接続部41及び第2接続部42)と電極(第1電極部15及び第2電極部16(特に露出電極部15b及び露出電極部16b))との間の電気的な接続を適切に維持することができる。
<第2実施形態>
図4は、第2実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
図4は、第2実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
本実施形態のシール部38は、液晶層19に隣接して配置されるが、導電部43からは離間して配置され、シール部38と導電部43との間にはスペースS1が形成される。
他の構成は、上述の第1実施形態に係る液晶セル10と同様である。
本実施形態の液晶セル10においても、導電部43の第1接続部41及び第2接続部42は第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われていないため、第1偏光素子11及び第2偏光素子12の寸法が変化しても、導電部43(第1接続部41及び第2接続部42)と電極(第1電極部15及び第2電極部16)との間の電気的な接続を適切に維持することができる。
<第3実施形態>
図5は、第3実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
図5は、第3実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
本実施形態のシール部38は、第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われていない。ただし液晶層19は第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われており、第1偏光素子11の端面(図5の右方端面)、シール部38の端面(図5の左方端面)及び第2偏光素子12の端面(図5の右方端面)は同一直線上に位置している。
シール部38がこのような配置関係を有することによって、シール部38を介して液晶層19とは反対側に設けられる導電部43の第1接続部41及び第2接続部42は、必然的に第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われない。
他の構成は、上述の第2実施形態に係る液晶セル10と同様である。
本実施形態の液晶セル10においても、導電部43の第1接続部41及び第2接続部42は第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われていないため、第1偏光素子11及び第2偏光素子12の寸法が変化しても、導電部43(第1接続部41及び第2接続部42)と電極(第1電極部15及び第2電極部16)との間の電気的な接続を適切に維持することができる。
なおシール部38は、少なくとも一部が、第1偏光素子11及び第2偏光素子12のうちの少なくともいずれか一方に覆われていなければよい。
図6は、第3実施形態の液晶セル10の一変形例を示す断面図である。本変形例ではシール部38の一部のみが第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われておらず、シール部38の他の部分は第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われている。
本変形例においても、導電部43の第1接続部41及び第2接続部42は、必然的に第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われない。したがって第1偏光素子11及び第2偏光素子12の寸法が変化しても、導電部43(第1接続部41及び第2接続部42)と電極(第1電極部15及び第2電極部16)との間の電気的な接続を適切に維持することができる。
<第4実施形態>
図7は、第4実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
図7は、第4実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
本実施形態では、シール部38の全てが第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われており、積層方向に垂直な方向(図7の左右方向)に関し、シール部38は第1偏光素子11及び第2偏光素子12よりも内側(図7の左側)に配置される。ただし第1接続部41及び第2接続部42は、積層方向に垂直な方向(図7の左右方向)に関して第1偏光素子11及び第2偏光素子12よりも外側(図7の右側)に配置される。
他の構成は、上述の第2実施形態に係る液晶セル10と同様である。
本実施形態の液晶セル10においても、導電部43の第1接続部41及び第2接続部42は第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われていないため、第1偏光素子11及び第2偏光素子12の寸法が変化しても、導電部43(第1接続部41及び第2接続部42)と電極(第1電極部15及び第2電極部16)との間の電気的な接続を適切に維持することができる。
<第5実施形態>
図8は、第5実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
図8は、第5実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
本実施形態のシール部38は、第1偏光素子11及び第2偏光素子12のうちの一方(図示の例では第2偏光素子12)によって覆われているが、他方(図示の例では第1偏光素子11)によっては覆われていない。また第1接続部41及び第2接続部42は、積層方向に垂直な方向(図8の左右方向)に関して第1偏光素子11及び第2偏光素子12よりも外側に配置されている。
他の構成は、上述の第2実施形態に係る液晶セル10と同様である。
本実施形態の液晶セル10においても、導電部43の第1接続部41及び第2接続部42は第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われていないため、第1偏光素子11及び第2偏光素子12の寸法が変化しても、導電部43(第1接続部41及び第2接続部42)と電極(第1電極部15及び第2電極部16)との間の電気的な接続を適切に維持することができる。
なお図8に示す例では、第1接続部41及び第2接続部42が対向する位置に配置されており、第1接続部41及び第2接続部42の両者が第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われていない。ただし第1接続部41及び第2接続部42は必ずしも対向位置に配置されている必要はない。その場合、第1接続部41が第1偏光素子11によって覆われない位置に配置され、第2接続部42が第2偏光素子12によって覆われない位置に配置されることが好ましい。
第1偏光素子11及び第2偏光素子12は液晶層19を介して反対側に配置されるため、「液晶層19を介して第1偏光素子11と同じ側に配置される部材」に対しては第1偏光素子11の寸法変化によってもたらされる影響が比較的大きいが、「液晶層19を介して第1偏光素子11と反対側に配置される部材」に対しては第1偏光素子11の寸法変化によってもたらされる影響が比較的小さい。同様に「液晶層19を介して第2偏光素子12と同じ側に配置される部材」に対しては第2偏光素子12寸法変化によってもたらされる影響が比較的大きいが、「液晶層19を介して第2偏光素子12と反対側に配置される部材」に対しては第2偏光素子12の寸法変化によってもたらされる影響が比較的小さい。したがって第1接続部41は、第1偏光素子11によって覆われない位置であれば、第2偏光素子12によって覆われる位置に配置されてもよく、また第2接続部42は第2偏光素子12によって覆われない位置であれば第1偏光素子11によって覆われる位置に配置されてもよい。
<第6実施形態>
図9は、第6実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
図9は、第6実施形態に係る液晶セル10の一部を示す断面図である。
本実施形態では第1偏光素子11及び第2偏光素子12が相互に異なるサイズを有し、第1接続部41及び第2接続部42は、第1偏光素子11によって覆われていないが第2偏光素子12によって覆われている。したがって第1接続部41は第1偏光素子11によって覆われない位置に配置されるが、第2接続部42は第2偏光素子12によって覆われる位置に配置される。
他の構成は、上述の第2実施形態に係る液晶セル10と同様である。
本実施形態では、第1接続部41は第1偏光素子11の寸法変化の影響を殆ど受けず、第1偏光素子11の寸法が変化しても、第1電極部15は導電部43(第1接続部41)との間の電気的な接続を適切に維持することができる。
一方、第2接続部42は第2偏光素子12の寸法変化の影響を受ける。ただし、第2接続部42と向かい合った位置に配置される第1接続部41は第1偏光素子11及び第2偏光素子12の寸法変化の影響を殆ど受けない。また第1接続部41は第1偏光素子11によって拘束されず、第2接続部42は比較的自由に変動することが可能である。そのため、第1接続部41が第1偏光素子11によって覆われて第1偏光素子11の変化の影響を受ける場合に比べ、本実施形態の第2接続部42が受ける第2偏光素子12の寸法変化の影響は小さく抑えられる。
このように、一方の接続部(第1接続部41)が「液晶層19を介して同じ側に配置される偏光素子(第1偏光素子11)」に覆われていなければ、「偏光素子に寸法変化が生じても電極部(第1電極部15及び第2電極部16)と導電部43(第1接続部41及び第2接続部42)との間の電気的な接続を維持することができる」という効果が奏されうる。
<第7実施形態>
図10は、第7実施形態に係る液晶セル10の概略を示す平面図である。図11は、図10の断面線XI−XIに沿った液晶セル10の断面図である。図12は、図10の断面線XII−XIIに沿った液晶セル10の断面図である。図13は、図10の断面線XIII−XIIIに沿った液晶セル10の断面図である。
図10は、第7実施形態に係る液晶セル10の概略を示す平面図である。図11は、図10の断面線XI−XIに沿った液晶セル10の断面図である。図12は、図10の断面線XII−XIIに沿った液晶セル10の断面図である。図13は、図10の断面線XIII−XIIIに沿った液晶セル10の断面図である。
本実施形態の第1接続部41及び第2接続部42は、互いに向かい合った位置に設けられておらず、第1電極基材配向層23(第1電極基材層21、第1樹脂基材13、第1電極部15及び第1配向膜17)及び第2電極基材配向層24(第2電極基材層22、第2樹脂基材14、第2電極部16及び第2配向膜18)の平面形状も相互に異なっている。
第1電極基材配向層23(第1電極基材層21、第1樹脂基材13、第1電極部15及び第1配向膜17)のうち積層方向に垂直な方向(図10の上方向、図12の右方向)に関してシール部38よりも突出する部分と、第2電極基材配向層24(第2電極基材層22、第2樹脂基材14、第2電極部16及び第2配向膜18)のうち積層方向に垂直な方向(図10の上方向、図13の右方向)に関してシール部38よりも突出する部分とが、相互に向かい合わない位置に配置されている(図10参照)。
導電部43の一方の面(表面)は、第1電極基材配向層23の突出部分(特に露出電極部15b)に向かい合うように配置され、導電部43の他方の面(裏面)は第2電極基材配向層24の突出部分(特に露出電極部16b)に向かうように配置される。したがって導電部43の表面側に設けられる第1接続部41及び裏面側に設けられる第2接続部42は、それぞれ「第1電極基材配向層23の突出部分の露出電極部15b」及び「第2電極基材配向層24の突出部の露出電極部16b」に物理的及び電気的に接続される。
そして第1偏光素子11及び第2偏光素子12は、少なくとも液晶層19(図示の例では液晶層19及びシール部38)を覆い、且つ、第1電極基材配向層23の突出部分及び第2電極基材配向層24の突出部分を覆わないように配置される。
他の構成は、上述の第2実施形態に係る液晶セル10と同様である。
本実施形態の液晶セル10においても、導電部43の第1接続部41及び第2接続部42は第1偏光素子11及び第2偏光素子12によって覆われないため、第1偏光素子11及び第2偏光素子12の寸法が変化しても、導電部43(第1接続部41及び第2接続部42)と電極(第1電極部15及び第2電極部16)との間の電気的な接続を適切に維持することができる。
なお上述の液晶セル10は、光の透過率の調整が求められる装置に広く適用可能であり、その適用対象は特に限定されず、例えば液晶ディスプレイや調光装置において使用可能である。
本発明は、上述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形が加えられた各種態様も含みうるものであり、本発明によって奏される効果も上述の事項に限定されない。したがって、本発明の技術的思想及び趣旨を逸脱しない範囲で、特許請求の範囲及び明細書に記載される各要素に対して種々の追加、変更及び部分的削除が可能である。
10 液晶セル
11 第1偏光素子
12 第2偏光素子
13 第1樹脂基材
14 第2樹脂基材
15 第1電極部
15a 被覆電極部
15b 露出電極部
16 第2電極部
16a 被覆電極部
16b 露出電極部
17 第1配向膜
18 第2配向膜
19 液晶層
21 第1電極基材層
22 第2電極基材層
23 第1電極基材配向層
24 第2電極基材配向層
31 偏光層
32 粘着層
33 ハードコート層
34 樹脂フィルム
35 スペーサー
38 シール部
41 第1接続部
42 第2接続部
43 導電部
S1 スペース
R1 アクティブエリア
R2 非アクティブエリア
11 第1偏光素子
12 第2偏光素子
13 第1樹脂基材
14 第2樹脂基材
15 第1電極部
15a 被覆電極部
15b 露出電極部
16 第2電極部
16a 被覆電極部
16b 露出電極部
17 第1配向膜
18 第2配向膜
19 液晶層
21 第1電極基材層
22 第2電極基材層
23 第1電極基材配向層
24 第2電極基材配向層
31 偏光層
32 粘着層
33 ハードコート層
34 樹脂フィルム
35 スペーサー
38 シール部
41 第1接続部
42 第2接続部
43 導電部
S1 スペース
R1 アクティブエリア
R2 非アクティブエリア
Claims (6)
- 第1偏光素子及び第2偏光素子と、
前記第1偏光素子と前記第2偏光素子との間において前記第1偏光素子側に配置される第1電極基材層及び前記第2偏光素子側に配置される第2電極基材層であって、それぞれ樹脂基材と当該樹脂基材に対して固定される電極部とを有する第1電極基材層及び第2電極基材層と、
前記第1電極基材層と前記第2電極基材層との間において、前記第1偏光素子側に配置される第1配向膜及び前記第2偏光素子側に配置される第2配向膜と、
前記第1配向膜と前記第2配向膜との間に配置される液晶層と、
前記第1電極基材層と前記第2電極基材層との間に配置される導電部であって、前記第1電極基材層の前記電極部に対して電気的に接続される第1接続部と、前記第2電極基材層の前記電極部に対して電気的に接続される第2接続部とを有する導電部と、を備え、
前記第1接続部は前記第1偏光素子によって覆われておらず、
前記第1電極基材層の前記電極部のうち前記第1接続部と電気的に接続される位置は、前記第2電極基材層の前記電極部のうち前記第2接続部と電気的に接続される位置と対向する液晶セル。 - 前記第1接続部は、前記第2偏光素子によって覆われていない請求項1に記載の液晶セル。
- 前記第2接続部は、前記第1偏光素子及び前記第2偏光素子によって覆われていない請求項1又は2に記載の液晶セル。
- 前記導電部の前記第1接続部と前記第2接続部とは一体的に構成される請求項1〜3のいずれか一項に記載の液晶セル。
- 前記第1配向膜と前記第2配向膜との間において、前記液晶層と前記導電部との間に配置されるシール部を更に備え、
前記シール部の少なくとも一部は、前記第1偏光素子及び前記第2偏光素子のうちの少なくともいずれか一方には覆われていない請求項1〜4のいずれか一項に記載の液晶セル。 - 前記第1配向膜と前記第2配向膜との間において、前記液晶層と前記導電部との間に配置されるシール部を更に備え、
前記シール部は、前記導電部から離間して配置される請求項1〜4のいずれか一項に記載の液晶セル。
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