JP2022065671A - コネクタ - Google Patents

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Tomokazu Yamane
聖児 幸松
Seiji Yukimatsu
隆太郎 時津
Ryutaro Tokitsu
健佑 松尾
Kensuke Matsuo
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Abstract

【課題】不用意な嵌合を阻止する構造を備えたコネクタを提供することを目的とする。【解決手段】第1コネクタ10は、ハウジング11と、主コンタクト12と、レバー15と、鍵部材17を備えている。レバー15は、回動操作を含む操作により第1コネクタ10を第2コネクタに嵌合させる操作子である。鍵部材17は、ハウジング11に着脱自在に装着される。そして、この鍵部材17は、ハウジング11への装着により、レバー15の回動を許容し、ハウジング11からの取外しにより回動を阻止する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば電気自動車やハイブリッドカーの部品として取り付けられて、電源システムから供給される電流を中継するコネクタに関する。
電気自動車やハイブリッドカーでは、例えば100アンペアという大電流を流すことができるコネクタが使用されている。保守などの場面では、嵌合している2つのコネクタの嵌合を外す必要を生じる場合がある。その場合には、感電を避けるために、流れていた電流の流れを止めてから嵌合を外す必要がある。このために、嵌合を外す前に電流の流れを確実に止める仕組みが必要である。
特許文献1には、このような目的に適合した、回動により2つのコネクタを嵌合させ、あるいは逆向きの回動により嵌合を外すレバーを備えたコネクタが開示されている。
特開2002-343169号公報
1台の電気自動車やハイブリッドカーを複数人で共同あるいは分担して修理点検の作業を行う場面を考える。大電流が流れる経路に関係する危険箇所の修理点検の作業を行うにあたっては、先ずは、上記のコネクタの嵌合を外して大電流が流れる経路を遮断することで安全を確保する。その修理点検箇所は、例えば車の下にもぐって行う必要があるなど、他の作業者が気づきにくい場所で行う必要がある場合もある。作業が終わると、コネクタを再び嵌合して大電流が流れる経路を接続する。
ここで、複数の作業者が作業を行っていると、そのうちの1人が危険箇所の修理点検をまだ行っているにもかかわらず、他の作業者がそれに気づかずにコネクタを嵌合するおそれがある。すると、大電流が流れ、修理点検中の作業者が感電するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、不用意な嵌合を阻止する構造を備えたコネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のコネクタは、
ハウジングと、
コンタクトと、
第1の姿勢から第2の姿勢への回動操作を含む操作によりハウジングを相手コネクタのハウジングに嵌合させてコンタクトを相手コネクタのコンタクトと導通させる操作子と、
ハウジングに着脱自在に装着され、ハウジングへの装着により、第1の姿勢にある操作子の第2の姿勢への回動を許容し、ハウジングからの取外しにより、第1の姿勢にある操作子の第2の姿勢への回動を阻止する鍵部材とを備えたことを特徴とする。
ここで、本発明のコネクタにおいて、
ハウジングが、操作子が第1の姿勢から第2の姿勢に向かって回動する際に操作子の突当て部に突き当たることにより、該操作子の、第2の姿勢への回動を阻止する突当て壁が形成された突当て突起を有し、
鍵部材が、ハウジングへの装着により、突当て部と突当て突起との間に、突当て壁を覆うように入り込み、操作子が第1の姿勢から第2の姿勢に向かって回動する際の、突当て部の突当て壁への突当てを回避させる突当て回避突起を有することが好ましい。
この場合にさらに、操作子が、第2の姿勢にまで回動したときに突当て突起および突当て回避突起を収容する収容溝を有することがさらに好ましい。
本発明のコネクタは、上記の鍵部材を備えている。そこで、上記の危険個所の修理点検作業を行う作業者は、コネクタの嵌合を外し、さらにハウジングから鍵部材を外して、例えば工具箱や作業服のポケットに入れるなどして修理点検作業を行う。こうすることにより、他の作業者は勘違い等があってもコネクタを嵌合させることができない。危険個所の修理点検作業を終了した作業者は、自らの手で鍵部材をハウジングに装着してコネクタを嵌合させることができる。
第1コネクタの外観斜視図である。 第1コネクタの分解斜視図である。 第2コネクタの斜視図である。 第2コネクタの分解斜視図である。 第1コネクタと第2コネクタの嵌合に向けて、レバーが回動前の初期段階にあるコネクタ組立体の斜視図である。 鍵部材の拡大斜視図である。 レバーの斜視図(A)、平面図(B)、図7(A)に破線で示す円R1の部分の拡大図、および図7(B)に破線で示す円R2の部分の拡大図である。 蓋の斜視図(A)と平面図(B)である。 ハウジングの斜視図(A),(B)と、図9に破線で示す円R3の部分の拡大図である。 ハウジングの平面図(A)と、図10(A)に破線で示す円R4の部分の拡大図である。 鍵部材を抜いた状態の第1コネクタと、鍵部材の斜視図である。 鍵部材を挿し込んだ状態の第1コネクタの斜視図(A)と平面図である。 図12(B)に示す矢印X-Xに沿う断面図(A)と、図13(A)に破線で示した円R5の部分の拡大図である。 鍵部材を挿し込んだ状態の第1コネクタの正面図(A)と、図14(A)に破線で示した円R6の部分の拡大図である。 レバーを取り外した状態の第1コネクタの平面図(A-1)、図15(A-1)に破線で示した円R7の部分の拡大図(A-2)、図15(A-1)に示した矢印Y-Yに沿う断面図(B-1)、および図15(B-1)に破線で示した円R8の部分の拡大図(B-2)である。 第1コネクタを第2コネクタの上に配置し、それらの嵌合に向けて、レバーが回動前の初期段階にあるコネクタ組立体の正面図である。 図16と同様、レバーが回動前の初期段階にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図17(A)に破線で示す円R9の部分の拡大図である。 図16,図17に示すコネクタ組立体の嵌合の初期状態から、レバーを矢印Sの向きに10°回動させた状態にあるコネクタ組立体の正面図である。 図18と同じ、レバーを10°回動させた状態にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図19(A)に破線で示す円R10の部分の拡大図である。 図16,図17に示すコネクタ組立体の嵌合の初期状態から、レバーを矢印Sの向きに90°回動させ、レバーが回動の最終状態にあるコネクタ組立体の正面図である。 図20と同じ、レバーを90°回動させ、レバーが回動の最終状態にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図21(A)に破線で示す円R11の部分の拡大図である。 レバーが回動後のスライド操作の途中段階にあるコネクタ組立体の正面図である。 図22と同様、レバーが回動後のスライド操作の途中段階にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図23(A)に破線で示す円R12の部分の拡大図である。 レバーがスライド操作終了段階にあるコネクタ組立体の正面図である。 図22と同じ、スライド操作終了段階にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図25(A)に破線で示す円R13の部分の拡大図である。 第1コネクタを第2コネクタの上に配置し、それらの嵌合に向けて、レバーが回動前の初期段階にあるコネクタ組立体の正面図である。 図26と同様、レバーが回動前の初期段階にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図27(A)に破線で示す円R14の部分の拡大図である。 図26,図27に示すコネクタ組立体の嵌合の初期状態から、レバーを矢印Sの向きに6°回動させた状態にあるコネクタ組立体の正面図である。 図28と同様、レバーを初期段階から6°回動させた状態にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図29(A)に破線で示す円R15の部分の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、第1コネクタの外観斜視図である。
また、図2は、第1コネクタの分解斜視図である。
この第1コネクタ10は、本発明のコネクタの一例に相当する。
この第1コネクタ10は、第1の主ハウジング11と第1の主コンタクト12を備えている。第1の主ハウジング11は、例えば図1における上下方向の少なくとも一方に大きく開いた形状を有する。第1の主コンタクト12には例えば100アンペアもの大電流が流れる。この第1の主コンタクト12は、その規格を超えた過電流を防止するためのヒューズ121を備えている。この第1の主コンタクト12は、第1の主ハウジング11内に固定される。この第1の主コンタクト12は、本発明にいうコンタクトの一例に相当する。
また、この第1コネクタ10は、副ハウジング13と副コンタクト14を備えている。副コンタクト14は、嵌合検知用のコンタクトである。この副コンタクト14は、副ハウジング13に圧入などによって装着される。副ハウジング13と、その副ハウジング13に装着された副コンタクト14を合わせた構成を、ここでは副コネクタ13Aと称する。そして、副コンタクト14が装着された副ハウジング13、すなわち副コネクタ13Aは、主ハウジング11内に、上下にスライド自在に配置される。
この第1コネクタ10は、さらにレバー15を備えている。このレバー15は、図1に示すように、主ハウジング11を跨ぐ姿勢に取り付けられる。このレバー15は、回動操作され、さらにスライド操作される。このレバー15にはその跨いだ少なくとも片側あるいは両側に回動カム溝151とスライドガイド溝152が形成されている。また、このレバー15の主ハウジング11を跨いだ一方に、スライド操作により副ハウジング13をスライドさせるスライドカム溝153が形成されている。第1の主ハウジング11には、レバー15の回動の中心軸となるボス111が設けられている。このボス111は、図1に示すように、スライドガイド溝152に入り込む。このボス111は、レバー15の回動の中心軸となるとともに、レバー15のスライドのガイドとなる。また、副ハウジング13には、スライドカム溝153に入り込むスライドカムピン131が形成されている。このレバー15は、本発明にいう操作子の一例に相当する。
この第1コネクタ10は、さらに、蓋16を備えている。第1の主コンタクト12と、副コネクタ13Aを主ハウジング11内に配置した後、第1の主ハウジング11に蓋16が被せられる。第1の主ハウジング11に蓋16を被せると、この第1コネクタ10は、図1に向かって下向きに開いた嵌合開口を有するコネクタとなる。
この第1コネクタ10は、さらに、鍵部材17を備えている。鍵部材17の構造の説明は後に譲る。蓋16には、この鍵部材17が装着される鍵装着部161が形成されている。この鍵装着部161に鍵部材17が装着されると、鍵部材17の上面は蓋16の上面よりもやや凹んだ高さとなり、この第1コネクタ10の外観の一部を構成する。
図3は、第2コネクタの斜視図である。
また、図4は、第2コネクタの分解斜視図である。
この第2コネクタ20は、本発明のコネクタにいう相手コネクタの一例に相当する。
この第2コネクタ20は、第2のハウジング21を備えている。このハウジング21は、第1コネクタ10との嵌合のための、上向きに開いた嵌合開口211を有する。また、この第2のハウジング21の側面には、第1コネクタ10を構成しているレバー15の回動カム溝151に入り込むカムピン212が突き出ている。
また、この第2コネクタ20には、第2の主コンタクト22が備えられている。この第2の主コンタクト22は、第1コネクタ10の第1の主コンタクト12と組み合って大電流を流すコンタクトである。
また、この第2コネクタ20には、インターロックワイヤハーネス23が備えられている。このインターロックワイヤハーネス23は、副ハウジング231とその副ハウジング231の内部に備えられた不図示の副コンタクトとからなる副コネクタ23Aを備えている。この副コネクタ23Aは嵌合検知用のコネクタであり、このインターロックワイヤハーネス23を経由して、不図示のコントローラ等に、嵌合、取り外しの信号が伝えられる。
さらに、この第2コネクタ20は、ヒューズ保持ばね24を備えている。このヒューズ保持ばね24は、第1コネクタ10と嵌合した際に、第1コネクタ10の第1の主コンタクト12のヒューズ121を保持する部品である。
図4には、さらに、部材をネジ止めするためのネジ25やカラー26が示されているが、それらの説明は省略する。
以下では、第1コネクタ10と第2コネクタ20との組み合わせを、「コネクタ組立体」と称することがある。
図5は、第1コネクタと第2コネクタの嵌合に向けて、レバーが回動前の初期段階にあるコネクタ組立体の斜視図である。この図5の斜視図は、第1コネクタおよび第2コネクタの、図1および図3の斜視図に示した面とは裏側の面が現れる向きに示した斜視図である。
嵌合にあたっては、第1コネクタ10を第2コネクタの上にこの図5に示すように配置する。すると、レバー15の回動カム溝151には、第2コネクタ20のハウジング21に設けられているカムピン212が入り込む。その後、レバー15を操作することにより、第1コネクタ10と第2コネクタ20が嵌合する。
以下、第1コネクタ10を構成する各部材の特徴部分について説明し、その後、全体の動作について説明する。
図6は、鍵部材の拡大斜視図である。ここで、図6(A),(B)には、互いに異なる向きから眺めたときの鍵部材17が示されている。
この鍵部材17は、蓋16の上面よりもやや凹んだ上面を有する基部171と、その基部171から下方に延びる脚部172を有する。そして、脚部172には、係止突起172aと、レバー回動補助突起172bが設けられている。係止突起172aは、ハウジング11に係止されることにより、この鍵部材17の抜け止めを担っている。また、レバー回動補助突起172bはレバー15の回動を補助する突起である。鍵部材17を抜くことによりレバー回動補助突起172bが不在の状態になるとレバー15の回動が阻止される。詳細は後述する。
図7は、レバーの斜視図(A)、平面図(B)、図7(A)に破線で示す円R1の部分の拡大図、および図7(B)に破線で示す円R2の部分の拡大図である。
このレバー15には窪み154が形成されている。この窪み154には、鍵部材17のレバー回動補助突起172bが入り込む。また、このレバー15には、2つの収容溝155a,155bが形成されている。レバー15がここで示される位置から所定の角度回動した後(以下、嵌合の向きに回動するとも表現する)、更にスライドすることにより、第1コネクタ10と第2コネクタ20の嵌合が完了する。そして、これらの収容溝155a,155bの一方の収容溝155aには、レバー15を嵌合の向きに回動させた後のスライド前のレバー回動補助突起172bが入り込み、もう一方の収容溝155bには、スライド後のレバー回動補助突起172bが入り込む。
図8は、蓋の斜視図(A)と平面図(B)である。
この蓋16の鍵装着部161は、鍵部材17の基部171が載置される台部161aと、鍵部材17の脚部172を下方に挿し込むための切欠き部161bとを有する。この台部161aは、鍵部材17の基部171を載せたときに余裕のある広さを有する。そして、その基部171は、脚部172が切欠き部161bから下方に挿し込まれた状態で、その脚部172を弾性的に撓ませながら台部161aの上をスライドする。詳細は後述する。
図9は、ハウジングの斜視図(A),(B)と、図9(B)に破線で示す円R3の部分の拡大図である。ここで、図9(A)は、図1と同じ向きから見たハウジングの斜視図、図9(B)は、その裏側から見たハウジングの斜視図である。
第1のハウジング11のR3の部分には、上方に向かって片持ち梁形状に延びるレバー回動防止部112が形成されている。そして、このレバー回動防止部112には、レバー回動防止突起112aおよび鍵部材案内板112bが設けられている。
図10は、ハウジングの平面図(A)と、図10(A)に破線で示す円R4の部分の拡大図である。
この図10にも、レバー回動防止部112が示されている。レバー回動防止部112に設けられているレバー回動防止突起112aは、ハウジング11の外向きに突き出ている。このレバー回動防止突起112aに隣接した位置には、鍵部材17の脚部172が挿し込まれる。鍵部材案内板112bは、挿し込まれてきた鍵部材17の脚部172を案内する。
レバー15を嵌合の向きに回動させようとすると、レバー15がこのレバー回動防止突起112aに突き当たり、レバー15の回動が阻止される。ただし、鍵部材17が挿し込まれていた時は、このレバー回動防止突起112aのレバー回動阻止の作用が鍵部材17のレバー回動補助突起172bにより無効化され、レバー15の回動が可能となる。
図11は、鍵部材を抜いた状態の第1コネクタと、鍵部材の斜視図である。ただし、ここではレバーは示されていない。図11(A),(B)は、互いに異なる向きから眺めたときの斜視図である。
また、図12は、鍵部材を挿し込んだ状態の第1コネクタの斜視図(A)と平面図である。ここで、図12(A)は、図11(B)と同じ向きから見た斜視図である。この図12においても、レバーは示されていない。
鍵部材17の脚部172は、ハウジング11に形成された片持ち梁形状のレバー回動防止部112に隣接した位置に挿し込まれる。そして、この挿し込みにより、鍵部材17の脚部172に形成されたレバー回動補助突起172bがハウジング11に形成されたレバー回動防止部112の、鍵部材案内板112bと重なった位置に配置される。
図13は、図12(B)に示す矢印X-Xに沿う断面図(A)と、図13(A)に破線で示した円R5の部分の拡大図である。
鍵部材17が挿し込まれると、その脚部172に形成された係止突起172aがハウジング11の凹部114に入り込み、容易には抜け出ないようにロックされる。ただし、鍵部材17に意識して上方向への力を加えることにより、鍵部材17を引き抜くことができる。
図14は、鍵部材を挿し込んだ状態の第1コネクタの正面図(A)と、図14(A)に破線で示した円R6の部分の拡大図である。ただし、この図14においても、レバーは示されていない。
鍵部材17が挿し込まれると、鍵部材17の脚部172に形成されたレバー回動補助突起172bがハウジング11に形成されたレバー回動防止部112に隣接した位置に配置される。そして、レバー回動補助突起172bとレバー回動防止部112を合わせると半球状に突出した形状となる。
図15は、レバーを取り外した状態の第1コネクタの平面図(A-1)、図15(A-1)に破線で示した円R7の部分の拡大図(A-2)、図15(A-1)に示した矢印Y-Yに沿う断面図(B-1)、および図15(B-1)に破線で示した円R8の部分の拡大図(B-2)である。
蓋16の鍵装着部161に鍵部材17が装着されると、鍵部材17の基部171が鍵装着部161の台部161aの上に載る。台部161aには、鍵部材17の基部171を載せた状態で、幅wだけ余裕がある。この余裕の幅wは、鍵部材17の基部171のスライドの余裕分である。すなわち、鍵部材17の脚部172に設けられているレバー回動補助突起172bは嵌合の途中段階で押圧される。すると、鍵部材17と一体となったレバー回動防止部112(図14(B)参照)が弾性変形して、基部171が台部161aの余裕の幅wの分だけスライドする。
なお、ハウジング11に設けられているレバー回動防止突起112aも、鍵部材17の脚部172に設けられているレバー回動補助突起172bと一緒に押されることになる。
このレバー回動防止突起112aが形成されているレバー回動防止部112は、図9に示すように片持ち梁形状を有する。このため、回動防止突起112aが押されるとレバー回動防止部112が弾性的に撓み、レバー回動防止突起112aもレバー回動補助突起172bと一緒に押されて一緒に移動する。
次に、嵌合時の動作について説明する。
図16は、第1コネクタを第2コネクタの上に配置し、それらの嵌合に向けて、レバーが回動前の初期段階にあるコネクタ組立体の正面図である。
また、図17は、図16と同様、レバーが回動前の初期段階にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図17(A)に破線で示す円R9の部分の拡大図である。
ここでは、鍵部材17が装着されている。そして、その鍵部材17のレバー回動補助突起172bが、ハウジング11のレバー回動防止突起112aとともに、レバー15に形成されている窪み154(図7を合わせて参照)に入り込んでいる。このとき、図17(A)に示すように、鍵部材17の基部171が載った台部161a(図8を合わせて参照)には、余裕分の幅wが空いている(図15を合わせて参照)。
図18は、図16,図17に示すコネクタ組立体の嵌合の初期状態から、レバーを矢印Sの向きに10°回動させた状態にあるコネクタ組立体の正面図である。
また、図19は、図18と同様、レバーを10°回動させた状態にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図19(A)に破線で示す円R10の部分の拡大図である。
図19(B)に示すように、初期状態で窪み154に入り込んでいたレバー回動補助突起172bとレバー回動防止突起112aのペアが、レバー15を10°傾けるまでの間に、その窪み154から抜け出している。そして、そのペアはレバー15の壁部156に押され、鍵部材17の基部171が、台部161aの余裕分の幅wを使ってスライドした状態にある。
図20は、図16,図17に示すコネクタ組立体の嵌合の初期状態から、レバーを矢印Sの向きに90°回動させ、レバーが回動の最終状態にあるコネクタ組立体の正面図である。
また、図21は、図20と同様、レバーを90°回動させ、レバーが回動の最終状態にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図21(A)に破線で示す円R11の部分の拡大図である。
図16,図17に示すように、レバーが回動の初期状態から図20,図21に示した回動の最終状態に至るまでの間に、カムピン212が入り込んでいる回動カム溝151の形状にしたがって、第1コネクタ10の主ハウジング11が、嵌合の向き、すなわち図に向かって下向きに移動する。この主ハウジング11内に固定されている主コンタクト12(図2参照)も、主ハウジング11とともに下向きに移動する。この動きにより、主コネクタ12が第2コネクタ20の主コンタクト22と組み合う。この下向きの移動で、副コネクタ13Aも、主ハウジング11とともに下向きに移動する。ただし、副コネクタ13Aは、この段階では、未だ、第2コンタクトの副コネクタ23Aとは離れた状態にある。このため、図20,図21に示した状態では、大電流が流れる電流経路は繋がったが、未だ大電流は流れない。
レバー15は、図20,図21に示した状態まで回動操作された後、次にスライド操作される。副コネクタ13A,23Aは、このスライド操作により組み合う。副コネクタ13Aは、レバー15の回動操作の後のスライド操作により、さらに下方に移動して第2コンタクトの副コネクタ23Aに接続される。
スライド操作による副コネクタ13A下方への移動は、以下のようにして行われる。図5に示す、副コネクタ13Aに設けられているスライドカムピン131が、レバー15に設けられているスライドカム溝153に入り込む。そして、レバー15のスライドにより、スライドカムピン131がスライドカム溝153から力を受けて、副コネクタ13Aが下向きに移動する。
図20,図21に示したレバーの回動の最終状態では、レバー回動補助突起172bとレバー回動防止突起112aのペアは、レバー15に形成されている2つの収容溝155a,155b(図7(A)参照)のうちの一方の収容溝155aに入り込む。これにより、レバー回動補助突起172bとレバー回動防止突起112aのペアがレバー15の壁部156の押圧から解放される。これにより、図21(B)に示すように、鍵装着部161の台部161aには、再び、余裕分の幅wが生まれている。
図22は、レバーが回動後のスライド操作の途中段階にあるコネクタ組立体の正面図である。
また、図23は、図22と同様、レバーが回動後のスライド操作の途中段階にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図23(A)に破線で示す円R12の部分の拡大図である。
レバー15のスライド操作が開始されると、図23に示すように、レバー回動補助突起172bとレバー回動防止突起112aのペアは、収容溝155aから外れてレバー15の壁面156により押され、鍵部材17の基部171が、図21(B)に示す余裕分の幅wだけスライドする。
図24は、レバーがスライド操作終了段階にあるコネクタ組立体の正面図である。
また、図25は、図22と同様、レバーがスライド操作終了段階にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図25(A)に破線で示す円R13の部分の拡大図である。
レバー15のスライド操作が終了段階に達すると、図25に示すように、レバー回動補助突起172bとレバー回動防止突起112aのペアは、もう一方の収容溝155bに入り込む。これによりレバー15の壁面156の押圧から解放され、鍵部材17の、弾性変形していた脚部172が変形のない本来の形状に戻り、鍵部材17の基部171も台部161aの元の位置の戻り、再び、余裕分の幅wが生まれた状態となる。
このスライドにより副コネクタ13A,23Aどうしが接続され、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20の嵌合が完了する。
なお、スライドカム溝153は、レバー15の、主ハウジング11を跨いだ一方にのみ形成されている。これに対し、ここでは、レバー15の、スライドカム溝153が形成されていない側の面を示して説明している。このため、スライド操作による副コネクタ13Aの移動の図示は省略する。
嵌合を外すときは、上記と逆の操作が行われる。すなわち、先ずは、レバー15が、矢印Uの向きとは逆向きにスライド操作される。これにより、副コネクタ13A,23Aどうしが外れ、これにより、主コネクタ12,22を通って流れる大電流が遮断される。次に、レバー15が、矢印Sの向きとは逆向きに回動操作される。これにより、主コネクタ12,22どうしが外れて第1コネクタ10と第2コネクタ20の嵌合が解除される。
次に、鍵部材17を取り外した状態ではレバー15の回動が不能である点について説明する。
図26は、第1コネクタを第2コネクタの上に配置し、それらの嵌合に向けて、レバーが回動前の初期段階にあるコネクタ組立体の正面図である。
また、図27は、図26と同様、レバーが回動前の初期段階にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図27(A)に破線で示す円R14の部分の拡大図である。
ここでは、鍵部材17が取り外されている。図26は鍵部材17の有無にかかわらず同一の図となるため、図26は、図16と同一である。図27には、鍵部材17が装着されていない状態の鍵装着部161が示されている。レバー15の窪み154には、ハウジング11のレバー回動防止部112(図9参照)に設けられているレバー回動防止突起112aが入り込んでいる。ただし、そこには、鍵部材17の脚部172に設けられているレバー回動補助突起172b(図6参照)は存在しない。
図28は、図26,図27に示すコネクタ組立体嵌合の初期状態から、レバーを矢印Sの向きに6°回動させた状態にあるコネクタ組立体の正面図である。
また、図29は、図28と同様、レバーを初期段階から6°回動させた状態にあるコネクタ組立体の平面図(A)と、図29(A)に破線で示す円R15の部分の拡大図である。
図29(B)に示すように、コネクタ組立体嵌合の初期状態において、鍵部材17のレバー回動補助突起172bが存在しない状態で窪み154に入り込んでいたレバー回動防止突起112aが、レバー15を初期段階から6°傾けた段階で窪み154と壁面156との間の段差157に突き当たり、窪み154から抜け出せない状態となる。これにより、レバー15のこれ以上の回動が阻止される。また、レバー15を強い力で回動させようとしたときは、片持ち梁形状のレバー回動防止部112が横向きに撓んで、溝118を隔てて隣接する側壁119(図9(C)を合わせて参照)に突き当たり、レバー15の回動が強固に阻止される。
なお、ここでは、副コネクタ13A,23Aを備えている第1コネクタ10および第2コネクタ20を例に挙げて説明した。この例では、レバー15の回動操作により主コンタクト12,22どうしを結合させ、その後のスライド操作により副コネクタ13A,23Aどうしを結合させている。ただし、本発明は、レバー15等の操作子の回動を阻止する鍵部材の存在を特徴としている。したがって、本発明は、回動操作のみで嵌合が完了するタイプのコネクタにも適用することができる。
10 第1コネクタ
11 主ハウジング
112 レバー回動防止部
112a レバー回動防止突起112a
12 主コンタクト
13 副ハウジング
13A 副コネクタ
14 副コンタクト
15 レバー
154 レバーの窪み
155a,155b 収容溝
16 蓋
161 鍵装着部
17 鍵部材
171 鍵部材の基部
172 鍵部材の脚部
172a 係止突起
172b レバー回動補助突起
20 第2コネクタ
21 ハウジング
22 主コンタクト
23A 副コネクタ

Claims (3)

  1. ハウジングと、
    コンタクトと、
    第1の姿勢から第2の姿勢への回動操作を含む操作により前記ハウジングを相手コネクタのハウジングに嵌合させて前記コンタクトを相手コネクタのコンタクトと導通させる操作子と、
    前記ハウジングに着脱自在に装着され、該ハウジングへの装着により、前記第1の姿勢にある操作子の第2の姿勢への回動を許容し、該ハウジングからの取外しにより、前記第1の姿勢にある操作子の第2の姿勢への回動を阻止する鍵部材とを備えたことを特徴とする第1コネクタ。
  2. 前記ハウジングが、前記操作子が前記第1の姿勢から前記第2の姿勢に向かって回動する際に該操作子の突当て部に突き当たることにより、該操作子の、該第2の姿勢への回動を阻止する突当て壁が形成された突当て突起を有し、
    前記鍵部材が、前記ハウジングへの装着により、前記突当て部と前記突当て突起との間に、前記突当て壁を覆うように入り込み、前記操作子が前記第1の姿勢から前記第2の姿勢に向かって回動する際の、前記突当て部の前記突当て壁への突き当てを回避させる突当て回避突起を有することを特徴とする請求項1に記載の第1コネクタ。
  3. 前記操作子が、前記第2の姿勢にまで回動したときに前記突当て突起および前記突当て回避突起を収容する収容溝を有することを特徴とする請求項2に記載の第1コネクタ。
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