JP2022064585A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層された蓄電セル同士の良好な電気的接触を確保できる蓄電装置を提供する。【解決手段】蓄電装置1は、複数の蓄電セル2が積層方向に積層された装置であって、蓄電セル2は、矩形状の第1集電体20と、矩形状の第2集電体21と、積層方向において第1集電体20と第2集電体21との間に形成され、第1集電体20及び第2集電体21に接合された第1スペーサ15と、を備え、第2集電体21の周縁は、第1集電体20の周縁よりも外側に突出した延長部21eを含み、隣り合う蓄電セル2同士は、一方の蓄電セル2と他方の蓄電セル2との間に配置された第2スペーサ16によって互いに接合され、一方の蓄電セル2の第1スペーサ15は、積層方向において、他方の蓄電セル2の延長部21eに対向する対向領域15c1を含み、第2スペーサ16は、延長部21eと対向領域15c1との間に配置されている。【選択図】図1

Description

本開示は、蓄電装置に関する。
特許文献1には、バイポーラ型二次電池が開示されている。この二次電池は、積層された複数の蓄電セルを含んで構成されている。それぞれの蓄電セルは、正極、負極、及びこれらの間に介在するセパレータを有している。複数の蓄電セル同士は、例えば、導電性樹脂材料を有する粘着性樹脂によって互いに接着されている。
特開2017-73374号公報
複数の蓄電セル同士を積層させて蓄電装置を構成する場合、外部からの振動、衝撃等により蓄電セル同士が積層方向と交差する平面方向にずれることが考えられる。この場合、積層方向に隣り合う蓄電セル同士のそれぞれの活物質同士の対向面積が小さくなり、蓄電装置の電気特性が低下することがある。そこで、積層方向に隣り合う蓄電セル同士を導電性接着剤等によって接合することが考えられる。しかしながら、導電性接着剤を用いた場合には、蓄電セル同士が直接接触している状態に比べて電気抵抗が高くなり、蓄電セル同士の良好な電気的接触が確保されない虞がある。
本開示は、積層された蓄電セル同士の良好な電気的接触を確保できる蓄電装置を提供する。
本開示の一側面に係る蓄電装置は、複数の蓄電セルが積層方向に積層された装置である。蓄電セルは、矩形状の第1集電体、及び、第1集電体の一方面に設けられた第1活物質層、を有する第1電極と、矩形状の第2集電体、及び、第2集電体の一方面に設けられた第2活物質層、を有し、第2活物質層が積層方向において第1活物質層と対向するように配置された第2電極と、第1電極と第2電極との間に配置されたセパレータと、蓄電セルの積層方向から見て第1活物質層及び第2活物質層を囲む矩形枠状をなす第1スペーサであって、積層方向において第1集電体と第2集電体との間に形成され、第1集電体及び第2集電体に接合された第1スペーサと、を備える。積層方向から見て、第2集電体の周縁を形成する4辺のうちの少なくとも一対の互いに対向する2辺は、第1集電体の周縁よりも外側に突出した延長部を含む。複数の蓄電セルは、隣り合う一方の蓄電セルの第1集電体と他方の蓄電セルの第2集電体とが互いに接触した状態で、一方の蓄電セルと他方の蓄電セルとの間に配置された第2スペーサによって互いに接合されている。一方の蓄電セルの第1スペーサは、積層方向において、他方の蓄電セルの延長部に対向する対向領域を含む。第2スペーサは、積層方向において一方の蓄電セルの対向領域と他方の蓄電セルの延長部との間、且つ、積層方向から見て第1集電体の外側、に配置されている。
上記蓄電装置では、第2集電体が延長部を有しており、第1スペーサが延長部に対向する対向領域を有している。複数の蓄電セルが積層された状態では、積層方向から見て第1集電体の周縁の外側において、隣り合う一方の蓄電セルの延長部と他方の蓄電セルの対向領域との間に配置された第2スペーサによって蓄電セル同士が接合される。積層方向から見て、第2集電体の周縁の少なくとも互いに対向する2辺に延長部が設けられているため、複数の蓄電セル同士が接合された状態において、蓄電セル同士のずれを効果的に抑制できる。また、第2スペーサは、第1集電体の周縁の外側において蓄電セル同士を接合しているため、第1集電体の全面が第2集電体に接触し得る。したがって、積層された蓄電セル同士の良好な電気的接触を確保できる。
積層方向における第1スペーサと第2スペーサとの合計の厚さは、第1活物質層と第2活物質層とセパレータと第1集電体との合計の厚さに等しくてよい。この構成では、第1スペーサの内周近傍において、第1集電体及び第2集電体が折れ曲がることが抑制される。すなわち、第1集電体及び第2集電体の損傷が抑制される。
第2スペーサは、可撓性を有する樹脂によって形成されていてよい。この構成では、第2スペーサが第1活物質層及び第2活物質層の膨張、収縮等の変形を吸収し得る。
第2集電体は、積層方向から見て周縁の全周に延長部を有し、第2スペーサは、積層方向から見て第1集電体を囲むように枠状をなしていてよい。この構成では、積層方向に隣接する一方の蓄電セルの第1集電体と他方の蓄電セル第2集電体との間が第2スペーサによって密閉される。
セパレータの周縁は、第2集電体に接合されていてよい。この構成では、蓄電セル内でセパレータがずれることによる短絡が抑制される。
第2スペーサは、湿気硬化型の接着剤によって形成されていてよい。この構成では、第2スペーサを硬化させるための別の工程を必要としない。
積層方向から見て、第1集電体と第2スペーサとは互いに離間していてよい。この構成では、第1活物質層及び第2活物質層の膨張、収縮等の変形に伴う第1集電体の変形、撓み等が吸収され得る。
本開示によれば、積層された蓄電セル同士の良好な電気的接触を確保できる蓄電装置が提供され得る。
一例の蓄電装置を示す概略的な断面図である。 一例の蓄電セルを積層方向から見た概略的な平面図である。 蓄電装置の製造工程の一例を概略的に示す図である。 他の例の蓄電セルを積層方向から見た概略的な平面図である。
以下、添付図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において、同一又は同等の要素には同一符号が用いられ、重複する説明は省略される。
図1は、一実施形態の蓄電装置を示す概略的な断面図である。図2は、一例の蓄電セルを積層方向から見た平面図である。図1に示す蓄電装置1は、例えば、フォークリフト、ハイブリッド自動車、電気自動車等の各種車両のバッテリに用いられる蓄電モジュールである。蓄電装置1は、例えばニッケル水素二次電池又はリチウムイオン二次電池等の二次電池である。蓄電装置1は、電気二重層キャパシタであってもよいし、全固体電池であってもよい。本実施形態では、蓄電装置1がリチウムイオン二次電池である場合を例示する。
蓄電装置1は、複数の蓄電セル2が積層方向にスタック(積層)されたセルスタック5(積層体)を含んで構成されている。以下では、複数の蓄電セル2の積層方向を単に積層方向と言う。積層方向から見て、蓄電装置1は、例えば、辺が50cm以上の矩形形状を有する。各蓄電セル2は、図1に示すように、正極(第1電極)11と、負極(第2電極)12と、セパレータ13と、スペーサ14とを備える。正極11は、第1集電体20と、第1集電体20の一方面20aに設けられた正極活物質層(第1活物質層)22とを備える。正極11は、例えば積層方向から見て矩形状の電極である。負極12は、第2集電体21と、第2集電体21の一方面21aに設けられた負極活物質層(第2活物質層)23とを備える。負極12は、例えば積層方向から見て矩形状の電極である。負極12は、負極活物質層23が正極活物質層22と積層方向において互いに対向するように配置されている。つまり、正極11及び負極12の対向する方向は積層方向と一致している。本実施形態では、正極活物質層22及び負極活物質層23は、いずれも矩形状に形成されている。負極活物質層23は、正極活物質層22よりも一回り大きく形成されており、積層方向から見て、正極活物質層22の形成領域の全体が負極活物質層23の形成領域内に位置している。
第1集電体20は、一方面20aとは反対側の面である他方面20bを有する。他方面20bには、正極活物質層22が形成されていない。蓄電セル2ごとに見た場合、第1集電体20の一方面20aは蓄電セル2の内側を向く面であり、他方面20bは蓄電セル2の外側に向く面である。第2集電体21は、一方面21aとは反対側の面である他方面21bを有する。他方面21bには、負極活物質層23が形成されていない。蓄電セル2ごとに見た場合、第2集電体21の一方面21aは蓄電セル2の内側を向く面であり、他方面21bは蓄電セル2の外側に向く面である。第1集電体20の他方面20bと第2集電体21の他方面21bとが互いに接するように、蓄電セル2がスタックされることによって、セルスタック5が構成される。これにより、複数の蓄電セル2が電気的に直列に接続される。セルスタック5では、積層方向に隣り合う蓄電セル2,2により、互いに接する第1集電体20及び第2集電体21を電極体とする疑似的なバイポーラ電極10が形成される。すなわち、1つのバイポーラ電極10は、第1集電体20、第2集電体21、正極活物質層22及び負極活物質層23を含む。積層方向の一端には、終端電極として第1集電体20が配置される。積層方向の他端には、終端電極として第2集電体21が配置される。
積層方向から見て、第2集電体21の周縁21cを形成する4辺のうちの少なくとも一対の互いに対向する2辺は、第1集電体20の周縁20cよりも外側に突出した延長部21eを含む。第2集電体21の面積は、第1集電体20の面積よりも大きくなっていてよい。図示例では、第2集電体21は、第1集電体20よりも一回り大きく形成されている。この場合、第2集電体21は、積層方向から見て周縁21cの全周に延長部21eを有しており、延長部21eは、矩形枠状を呈している。
第1集電体20及び第2集電体21のそれぞれ(以下、単に「集電体」ともいう)は、リチウムイオン二次電池の放電又は充電の間、正極活物質層22及び負極活物質層23に電流を流し続けるための化学的に不活性な電気伝導体である。集電体を構成する材料としては、例えば、金属材料、導電性樹脂材料、導電性無機材料等を用いることができる。導電性樹脂材料としては、例えば、導電性高分子材料又は非導電性高分子材料に必要に応じて導電性フィラーが添加された樹脂等が挙げられる。集電体は、前述した金属材料又は導電性樹脂材料を含む1以上の層を含む複数層を備えてもよい。集電体の表面は、公知の保護層により被覆されてもよい。集電体の表面に、メッキ処理又はスプレーコート等の公知の方法により被覆層を形成してもよい。例えば、集電体の表面(例えば一方面20a及び一方面21a)に炭素膜が設けられてもよい。
集電体は、例えば、板状、箔状、シート状、フィルム状、メッシュ状等の形態に形成されていてもよい。集電体を金属箔とする場合、例えば、アルミニウム箔、銅箔、ニッケル箔、チタン箔又はステンレス鋼箔等を用いることができる。集電体としてステンレス鋼箔(例えばJISG 4305:2015にて規定されるSUS304、SUS316、SUS301、SUS304等)を用いた場合、集電体の機械的強度を確保することができる。集電体は、上記金属の合金箔又はクラッド箔であってもよい。本実施形態において、第1集電体20はアルミニウム箔であり、第2集電体21は銅箔である。箔状の集電体を用いる場合、その厚さは、例えば、1μm~100μmとしてよい。第1集電体20の厚さと第2集電体21の厚さとは同じであってもよいし、異なっていてもよい。一例において、第1集電体20の厚さは、第2集電体21の厚さよりも大きく形成されている。例えば、集電体の厚さの比率、すなわち、第1集電体の厚さ/第2集電体の厚さは、1以上2以下であってよい。
正極活物質層22は、リチウムイオン等の電荷担体を吸蔵及び放出し得る正極活物質を含む。正極活物質としては、層状岩塩構造を有するリチウム複合金属酸化物、スピネル構造の金属酸化物、ポリアニオン系化合物など、リチウムイオン二次電池の正極活物質として使用可能なものを採用すればよい。また、2種以上の正極活物質を併用してもよい。本実施形態において、正極活物質層22はポリアニオン系化合物としてのオリビン型リン酸鉄リチウム(LiFePO)を含む。
負極活物質層23は、リチウムイオンなどの電荷担体を吸蔵及び放出可能である単体、合金又は化合物であれば特に限定はなく使用可能である。例えば、負極活物質としてLiや、炭素、金属化合物、リチウムと合金化可能な元素もしくはその化合物等が挙げられる。炭素としては天然黒鉛、人造黒鉛、あるいはハードカーボン(難黒鉛化性炭素)やソフトカーボン(易黒鉛化性炭素)を挙げることができる。人造黒鉛としては、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ等が挙げられる。リチウムと合金化可能な元素の例としては、シリコン(ケイ素)及びスズが挙げられる。本実施形態において、負極活物質層23は炭素としての黒鉛を含む。
正極活物質層22及び負極活物質層23のそれぞれ(以下、単に「活物質層」ともいう)は、必要に応じて電気伝導性を高めるための導電助剤、結着剤、電解質(ポリマーマトリクス、イオン伝導性ポリマー、電解液等)、イオン伝導性を高めるための電解質支持塩(リチウム塩)等をさらに含み得る。活物質層に含まれる成分又は当該成分の配合比及び活物質層の厚さは特に限定されず、リチウムイオン二次電池についての従来公知の知見が適宜参照され得る。活物質層の厚さは、例えば2~150μmである。集電体の表面に活物質層を形成させるには、ロールコート法等の従来から公知の方法を用いてもよい。正極11又は負極12の熱安定性を向上させるために、集電体の表面(片面又は両面)又は活物質層の表面に耐熱層を設けてもよい。耐熱層は、例えば、無機粒子と結着剤とを含み、その他に増粘剤等の添加剤を含んでもよい。
導電助剤は、正極11又は負極12の導電性を高めるために添加される。導電助剤は、例えばアセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト等である。
結着剤としては、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素ゴム等の含フッ素樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂、ポリイミド、ポリアミドイミド等のイミド系樹脂、アルコキシシリル基含有樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸等のアクリル系樹脂、スチレン-ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウム等のアルギン酸塩、水溶性セルロースエステル架橋体、デンプン-アクリル酸グラフト重合体を例示することができる。これらの結着剤は、単独で又は複数で用いられ得る。溶媒には、例えば、水、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)等が用いられる。
セパレータ13は、正極11と負極12とを隔離し、両極の接触による短絡を防止しつつ、リチウムイオン等の電荷担体を通過させる。セパレータ13は、正極11と負極12との間に配置されている。セパレータ13は、蓄電セル2をスタックした際に隣り合うバイポーラ電極10,10間の短絡を防止する。
一例のセパレータ13は、基材層13aと、基材層13aの第1面13aaに設けられた第1接着層13bと、基材層13aの第2面13abに設けられた第2接着層13cとを有する。セパレータ13は、正極活物質層22及び負極活物質層23に積層方向に対向している中央部と、正極活物質層22及び負極活物質層23に積層方向に対向していない周縁13eとを有する。第1接着層13b及び第2接着層13cは、少なくともセパレータ13の周縁13eに設けられる。
本実施形態では第1接着層13bは、セパレータ13の中央部にも設けられる。つまり、第1接着層13bは、基材層13aの第1面13aaの全面に設けられている。第1接着層13bは、正極活物質層22に接着される。第1接着層13bは、正極11と基材層13aとの間の位置ずれを防止する。
本実施形態では第2接着層13cは、セパレータ13の中央部にも設けられる。つまり、第2接着層13cは、基材層13aの第2面13abの全面に設けられている。第2接着層13cは、負極活物質層23に接着される。第2接着層13cは、負極12と基材層13aとの間の位置ずれを防止する。
基材層13aは、例えば、電解質を吸収保持するポリマーを含む多孔性シート又は不織布であってもよい。基材層13aを構成する材料としては、例えば、ポリプロピレン(PP)からなる多孔質フィルムが用いられる。基材層13aを構成する材料は、ポリプロピレン或いはメチルセルロース等からなる織布又は不織布等であってもよい。基材層13aは、単層構造又は多層構造を有してもよい。多層構造は、例えば、接着層、耐熱層としてのセラミック層等を有してもよい。基材層13aには、電解質が含浸されてもよい。基材層13a自体を高分子固体電解質又は無機固体型電解質等の電解質で構成してもよい。
基材層13aに含浸される電解質としては、例えば、非水溶媒と非水溶媒に溶解した電解質塩とを含む液体電解質(電解液)、又はポリマーマトリックス中に保持された電解質を含む高分子ゲル電解質などが挙げられる。
基材層13aに電解液が含浸される場合、その電解質塩として、LiClO、LiAsF、LiPF、LiBF、LiCFSO、LiN(FSO、LiN(CFSO等の公知のリチウム塩を使用できる。また、非水溶媒として、環状カーボネート類、環状エステル類、鎖状カーボネート類、鎖状エステル類、エーテル類等の公知の溶媒を使用できる。なお、これら公知の溶媒材料を二種以上組合せて用いてもよい。
スペーサ14は、少なくとも、第1集電体20と第2集電体21との間に形成され、第1集電体20及び第2集電体21に接合又は固定される。また、スペーサ14は、積層方向から見て第1集電体20の外側において、正極11側に隣接する別の蓄電セル2の第2集電体21に接合又は固定されている。スペーサ14は、絶縁材料を含み、第1集電体20と第2集電体21との間を絶縁することによって短絡を防止する。
スペーサ14は、正極11と負極12との間の空間Sを封止する封止部としても機能する。スペーサ14、正極11及び負極12によって囲まれた空間Sには、セパレータ13の基材層13aに含浸される電解質(電解液)が収容されている。スペーサ14は、正極11と負極12との間の空間Sを封止することで、電解質の透過を防止し得る。また、スペーサ14は、正極11と負極12との間の空間Sを封止することで、蓄電装置1の外部から空間S内への水分の侵入を防止し得る。さらに、スペーサ14は、例えば充放電反応等により正極11又は負極12から発生したガスが蓄電装置1の外部に漏れることを防止し得る。
一例のスペーサ14は、第1スペーサ15と第2スペーサ16とによって構成されている。一例の第1スペーサ15は、蓄電セル2の積層方向から見て正極活物質層22及び負極活物質層23を囲んでおり、積層方向において第1集電体20と第2集電体21との間に形成されている。第1スペーサ15は、第1集電体20及び第2集電体21の周縁20c,21cに沿って、全周にわたって連続的に設けられており、積層方向から見て矩形枠状を呈している。図示例において、第1スペーサ15の外縁15aは、積層方向から見て、第2集電体21の端縁21dと一致している。そのため、第1スペーサ15は、積層方向において、第2集電体21の延長部21eに対向する対向領域15c1を含んでいる。対向領域15c1は、積層方向から見たとき、第1集電体20の端縁20eよりも外側であって、第2集電体21の端縁21dよりも内側の矩形枠状の領域である。第1スペーサ15の内縁15bは、積層方向から見て、正極活物質層22及び負極活物質層23よりも外側であって、第1集電体20の端縁20eよりも内側に形成されている。すなわち、第1スペーサ15の内縁15bは、正極活物質層22及び負極活物質層23よりも大きく、且つ、第1集電体20よりも小さい矩形状を呈している。
第1スペーサ15は、第1集電体20及び第2集電体21に接合されている。例えば、第1スペーサ15の一方面15cは、平坦面であり、第1集電体20の周縁20cにおける一方面20aに接合されている。上述のとおり、第1集電体20は、積層方向から見て第2集電体21よりも小さく形成されているため、第1スペーサ15の一方面15cのうちの対向領域15c1よりも内周側が第1集電体20の周縁20cに接合されている。また、第1スペーサ15の他方面15dは、第2集電体21の周縁21cにおける一方面21aに接合されている。図示例では、セパレータ13の周縁13eにおける第2接着層13cが第2集電体21に接着されており、第1スペーサ15の他方面15dは、セパレータ13の周縁13eと第2集電体21の周縁21cとの両方に接合されている。すなわち、セパレータ13の周縁13eは、第2集電体21の一方面21aと第1スペーサ15との間に挟まれている。
第1スペーサ15は、可撓性及び絶縁性を有する樹脂によって形成されたフィルムであってよい。第1スペーサ15を構成する樹脂材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン、ABS樹脂、変性ポリプロピレン(変性PP)、及びアクリロニトリルスチレン(AS)樹脂が挙げられる。なお、第1スペーサ15は、矩形枠状の1枚のフィルムによって形成されていてもよいし、複数のフィルムが接合されて矩形枠状に形成されていてもよい。また、第1スペーサ15は、複数のフィルムが積層されて形成されてもよいし、フィルムが折り畳まれて形成されてもよい。
第2スペーサ16は、一の蓄電セル2の第1スペーサ15と正極11側に隣接する別の蓄電セル2の第2集電体21とを接合する。一例において、第2スペーサ16は、第1スペーサ15の一方面15cと正極11側に隣接する別の蓄電セル2の第2集電体21の他方面21bとの間であって、積層方向から見て第1集電体20よりも外側に配置されている。すなわち、第2スペーサ16は、積層方向に隣り合う一方の蓄電セル2における第2集電体21の延長部21eと他方の蓄電セル2における第1スペーサ15の対向領域15c1との間に配置されている。上述のとおり、延長部21eと対向領域15c1とは、積層方向から見て、いずれも矩形枠状を呈している。そのため、一例の第2スペーサ16は、積層方向から見て第1集電体20を囲むように矩形枠状を呈している。また、積層方向から見て、第1集電体20の周縁20cと第2スペーサ16とは互いに離間していてよい。
第2スペーサ16は、可撓性及び絶縁性を有する、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル系樹脂等の樹脂によって形成されている。一例の第2スペーサ16は、接着剤によって形成されていてよい。例えば、接着剤は、空気中の水分と反応することで硬化を開始する湿気硬化型の接着剤であってよい。
積層方向における第1スペーサ15の厚さは、正極活物質層22と負極活物質層23とセパレータ13との合計の厚さに等しい。なお、第1スペーサ15の厚さは、第1スペーサ15における第1集電体20との接合面から第2集電体21との接合面までの積層方向における長さであってよい。また、第2スペーサ16の積層方向における厚みは、例えば、第1集電体20の積層方向における厚みと同じであってよい。第1スペーサ15と第2スペーサ16との合計の厚さ、すなわち、スペーサ14の厚さは、正極活物質層22と負極活物質層23とセパレータ13と第1集電体20の合計の厚さに等しい。なお、厚さが等しいとは、厚さが同一の場合に限定されず、厚さが実質的に同一であればよい。
図3は、蓄電装置の製造工程の一例を概略的に示す図であり、蓄電セル同士が積層される様子を示している。図3に示すように、複数の蓄電セル2が積層される場合、一の蓄電セル2に対して他の蓄電セル2が積層され得る。第2スペーサ16が接着剤である場合、一の蓄電セル2における第1スペーサ15の対向領域15c1に接着剤が塗布されることで第2スペーサ16が形成され得る。すなわち、第1スペーサ15の一方面15c上であって、積層方向から見て、第1集電体20の端縁20eから第2集電体21の端縁21dまでの領域に第2スペーサ16が形成される。続いて、第2スペーサ16が形成された一の蓄電セル2の第1集電体20側に、他の蓄電セル2が積層される。第2スペーサ16が一の蓄電セル2の第1スペーサ15と他の蓄電セル2の第2集電体21とに接着されることで、積層方向に隣り合う蓄電セル2同士が接合される。なお、図3では、蓄電セル2同士が互いに接着される様子が示されているが、例えば、負極12、セパレータ13、第1スペーサ15、正極11の順番に積層が繰り返され、次の負極12が積層される前に第2スペーサ16が形成されてもよい。この場合、第1スペーサ15と負極12及びセパレータ13とが接合される工程と、第1スペーサ15と正極11とが接合される工程とは、同時に行われてもよいし、別々に行われてもよい。
以上説明したように、一例に係る蓄電装置1は、複数の蓄電セル2が積層方向に積層された装置である。蓄電セル2は、矩形状の第1集電体20、及び、第1集電体20の一方面20aに設けられた正極活物質層22、を有する正極11と、矩形状の第2集電体21、及び、第2集電体21の一方面21aに設けられた負極活物質層23、を有し、負極活物質層23が積層方向において正極活物質層22と対向するように配置された負極12と、正極11と負極12との間に配置されたセパレータ13と、蓄電セル2の積層方向から見て正極活物質層22及び負極活物質層23を囲む矩形枠状をなす第1スペーサ15であって、積層方向において第1集電体20と第2集電体21との間に形成され、第1集電体20及び第2集電体21に接合された第1スペーサ15と、を備える。積層方向から見て、第2集電体21の周縁を形成する4辺のうちの少なくとも一対の互いに対向する2辺は、第1集電体20の周縁よりも外側に突出した延長部21eを含む。複数の蓄電セル2は、隣り合う一方の蓄電セル2の第1集電体20と他方の蓄電セル2の第2集電体21とが互いに接触した状態で、一方の蓄電セル2と他方の蓄電セル2との間に配置された第2スペーサ16によって互いに接合されている。一方の蓄電セル2の第1スペーサ15は、積層方向において他方の蓄電セル2の延長部21eに対向する対向領域15c1を含む。第2スペーサ16は、積層方向における一方の蓄電セル2の対向領域15c1と延長部21eとの間であって、積層方向から見たときの第1集電体20の外側に配置されている。
上記蓄電装置1では、第2集電体21が延長部21eを有しており、第1スペーサ15が延長部21eに対向する対向領域15c1を有している。複数の蓄電セル2が積層された状態では、積層方向から見て第1集電体20の周縁20cの外側において、隣り合う一方の蓄電セル2の延長部21eと他方の蓄電セル2の対向領域15c1との間に配置された第2スペーサ16によって蓄電セル2同士が接合される。積層方向から見て、第2集電体21の周縁21cの少なくとも互いに対向する2辺に延長部21eが設けられているため、複数の蓄電セル2同士が接合された状態において、蓄電セル2同士のずれを効果的に抑制できる。また、第2スペーサ16は、第1集電体20の周縁20cの外側において蓄電セル2同士を接合しているため、第1集電体20の他方面20bの全面が、隣接する蓄電セル2の第2集電体21に接触し得る。したがって、積層された蓄電セル2同士の良好な電気的接触を確保できる。
例えば、第1スペーサ15と第2スペーサ16との合計の厚さが、正極活物質層22と負極活物質層23とセパレータ13と第1集電体20との合計の厚さと異なっている場合、又は、積層方向における第1スペーサ15の厚さが、正極活物質層22と負極活物質層23とセパレータ13との合計の厚さと異なっている場合、一つの蓄電セル2内での積層方向における第1集電体20と第2集電体21との間の距離が、積層方向から見た中央側と外縁側とで異なる大きさになる。この場合、第1集電体20及び第2集電体21の少なくとも一方では、積層方向から見た中央と外縁との間、例えば第1スペーサ15における内縁15bの近傍において、折れ曲がり、湾曲、撓み等が発生しやすくなる虞がある。一例の蓄電装置1では、積層方向における第1スペーサ15と第2スペーサ16との合計の厚さは、正極活物質層22と負極活物質層23とセパレータ13と第1集電体20との合計の厚さに等しくなっている。また、積層方向における第1スペーサ15の厚さは、正極活物質層22と負極活物質層23とセパレータ13との合計の厚さに等しくなっている。そのため、第1集電体20及び第2集電体21における折れ曲がり、湾曲、撓み等の発生が抑制される。
一例の第2スペーサ16は、可撓性を有する樹脂によって形成されていてよい。この構成では、正極活物質層22及び負極活物質層23の膨張、収縮等の変形により第1集電体20及び第2集電体21が積層方向に引っ張られたとしても、可撓性を有する第2スペーサ16が第1集電体20及び第2集電体21に追従して変形することによって、第1集電体20及び第2集電体21の折れ曲がり等が抑制され得る。
例えば、隣接する蓄電セル2間において、隣接する第1集電体20と第2集電体21との間に、外部からの水分、蓄電セル内から漏れ出た電解液等の液体が浸入した場合、液絡などの電池の不具合が起こる虞がある。一例の蓄電装置1では、第2集電体21は、積層方向から見て周縁21cの全周に延長部21eを有し、第2スペーサ16は、積層方向から見て第1集電体20を囲むように枠状をなしている。この構成では、隣接する蓄電セル2間において、隣接する第1集電体20と第2集電体21との間が第2スペーサ16によって密閉される。これにより、隣接する第1集電体20と第2集電体21との間に液体が浸入することが抑制される。
一例のセパレータ13の周縁13eは、第2集電体21に接合されていてよい。この構成では、蓄電セル2内でセパレータ13がずれることによる短絡が抑制される。
一例の第2スペーサ16は、湿気硬化型の接着剤によって形成されていてよい。第2スペーサ16が、湿気硬化型の接着剤によって形成される場合、第2スペーサ16を硬化させるための新たな工程(例えば、紫外線照射などの工程)を必要とせず、例えば活性化工程のような後工程を利用して、第2スペーサ16を硬化させることができる。
一例においては、積層方向から見て、第1集電体20の延長部21eと第2スペーサ16とは互いに離間していてよい。この構成では、正極活物質層22及び負極活物質層23の膨張、収縮等の変形に伴う、第1集電体20の変形、撓み等が吸収されやすい。
一例においては、積層方向から見て、第1集電体20よりも第2集電体21が大きく形成されている。この場合、第2集電体21と第1スペーサ15との接合面積が第1集電体20と第1スペーサ15との接合面積よりも大きくなる。上述の蓄電セル2では、第1スペーサ15との接合面積が大きい第2集電体21と第1スペーサ15との間にセパレータ13の周縁を挟持させている。
以上、本開示の一例の形態について詳細に説明されたが、本開示は上記形態に限定されない。
例えば、図4は、他の例の蓄電セルを積層方向から見た概略的な平面図である。図4に示す例では、第2スペーサ16が、第1集電体20の周縁20cのうちの短辺に相当する周縁20cのみに沿って形成されている。第2スペーサ16は延長部21eに対向して配置されているので、第2集電体21の延長部21eもまた、第2集電体21の短辺に沿って形成されている。この場合、積層方向から見て、第1集電体20及び第2集電体21の短辺に沿った長さは互いに等しい。また、第2集電体21の長辺に沿った長さは、第1集電体20の長辺に沿った長さよりも、一対の延長部の分だけ長い。
図4の例では、延長部21eが全周にわたって形成されている図1等の形態に比べて、第1集電体20の短辺に沿った長さを大きくすることができる。この場合、第1集電体20と第1スペーサ15とをより強固に接合することができる。なお、同様に、延長部21eは、平面視において矩形状を呈する第2集電体21における長辺に相当する周縁21cのみに形成されてもよい。
また、第1スペーサ15の一方面15cが平坦に形成されている例を説明したが、第1スペーサ15の一方面15cにおいて、対向領域15c1によって段差が形成されてもよい。例えば、第1集電体20の厚さよりも第2スペーサ16の厚さが大きくなるように、対向領域15c1が段状に形成されてもよい。また、対向領域15c1は、第1集電体20の面内方向に対して傾斜して形成されてもよい。
また、第1スペーサ15の外縁15aは、積層方向から見て、第2集電体21の端縁21dよりも外側に延出していてもよい。
また、セパレータ13の周縁13eは、第2集電体21に接着されることなく、第1スペーサ15に埋め込まれていてもよい。例えば、フィルムを積層又は折り畳むことによって第2集電体21を形成する場合、フィルム間にセパレータ13の周縁13eが挟持されてもよい。
また、第2スペーサ16は、第1集電体20の端縁20dに接触していてもよい。この場合、第2スペーサ16と第1集電体20とは互いに接合されていてもよい。
1…蓄電装置、2…蓄電セル、11…正極(第1電極)、12…負極(第2電極)、13…セパレータ、15…第1スペーサ、15c1…対向領域、16…第2スペーサ、20…第1集電体、21…第2集電体、21e…延長部、22…正極活物質層(第1活物質層)、23…負極活物質層(第2活物質層)。

Claims (7)

  1. 複数の蓄電セルが積層方向に積層された蓄電装置であって、
    前記蓄電セルは、
    矩形状の第1集電体、及び、前記第1集電体の一方面に設けられた第1活物質層、を有する第1電極と、
    矩形状の第2集電体、及び、前記第2集電体の一方面に設けられた第2活物質層、を有し、前記第2活物質層が前記積層方向において前記第1活物質層と対向するように配置された第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に配置されたセパレータと、
    前記蓄電セルの積層方向から見て前記第1活物質層及び前記第2活物質層を囲む矩形枠状をなす第1スペーサであって、前記積層方向において前記第1集電体と前記第2集電体との間に形成され、前記第1集電体及び前記第2集電体に接合された前記第1スペーサと、を備え、
    前記積層方向から見て、前記第2集電体の周縁を形成する4辺のうちの少なくとも一対の互いに対向する2辺は、前記第1集電体の周縁よりも外側に突出した延長部を含み、
    複数の前記蓄電セルは、隣り合う一方の前記蓄電セルの前記第1集電体と他方の前記蓄電セルの前記第2集電体とが互いに接触した状態で、前記一方の前記蓄電セルと前記他方の前記蓄電セルとの間に配置された第2スペーサによって互いに接合され、
    前記一方の前記蓄電セルの前記第1スペーサは、前記積層方向において、前記他方の前記蓄電セルの前記延長部に対向する対向領域を含み、
    前記第2スペーサは、前記積層方向において前記一方の前記蓄電セルの前記対向領域と前記他方の前記蓄電セルの前記延長部との間、且つ、前記積層方向から見て前記第1集電体の外側、に配置されている、蓄電装置。
  2. 前記積層方向における前記第1スペーサと前記第2スペーサとの合計の厚さは、前記第1活物質層と前記第2活物質層と前記セパレータと前記第1集電体の合計の厚さに等しい、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第2スペーサは、可撓性を有する樹脂によって形成されている、請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記第2集電体は、前記積層方向から見て周縁の全周に前記延長部を有し、
    前記第2スペーサは、前記積層方向から見て前記第1集電体を囲むように枠状をなしている、請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記セパレータの周縁は、前記第2集電体に接合されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  6. 前記第2スペーサは、湿気硬化型の接着剤によって形成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  7. 前記積層方向から見て、前記第1集電体の周縁と前記第2スペーサとは互いに離間している、請求項1~6のいずれか一項に記載の蓄電装置。

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