JP2022064443A - 折り返しマスク - Google Patents

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Abstract

【課題】マスク本体の下方部が開放されることによって、使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできると共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる折り返しマスクの提供を図る。【解決手段】本発明の折り返しマスク10は、マスク本体20の両側上下端には、弾性体で形成される耳掛け紐部21を溶着し、上辺部と中央部には、形状保持ノーズワイヤー22を内縫し、中央部から下方部には、折り曲げ時において、耳掛け紐部21の下方の取り付け箇所がマスク本体20の最下端に位置するように所定の間隔幅を空けて前方方向に三つ折りに重ね合わせて折り畳まれる折り曲げ線23を設け、両側縁部には、該折り曲げ線23の延長線上に切り欠け部24を設けて形成される手段を採る。【選択図】図1

Description

本発明は、マスク本体の下方部が開放されることによって、使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる折り返しマスクに関する。
従来の一般的なマスクの種類は、その用途により「医療用マスク」「産業用マスク」「家庭用マスク」の3種類に分類される。その中で一般的に馴染み深いのは風邪や花粉対策用として薬局やスーパーなどで売られている「家庭用マスク」がある。
其の家庭用マスクは、大きく分けてマスクの代名詞とも言われるガーゼを用いた「平型マスク」と、立体的なプリーツ構造を採用した「プリーツ型マスク」と、顔の立体的なラインに沿った形状で密着性を高めた「立体型マスク」に分けられる。
上記における平型マスクは、一般的なガーゼマスクといえるもので、高い保湿性と保温性を有し、マスク本来の捕集や飛散防止といった機能に加え、睡眠時やエアコンの効いた空調の乾燥から喉を守るのに役立ち、また、天然素材である綿織物を使用して形成されている。
また、プリーツ型マスクは、顔面部にフィットして圧迫感を与えることがないプリーツ状になっているため、口の動きにも柔軟に対応できると共に、マスクをしたまま会話をしてもズレにくく、また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれることによって呼吸が楽に行うことができ、さらにプリーツを伸ばすことで鼻から顎までをしっかりサポートすることができると共に、折り目を開いて形を整えることで顔の形状に合わせてフィットすることができる形状に形成されている。
また、立体型マスクは、人間の顔の形に合わせて立体的にデザインされていることによって、顔面に隙間なくピッタリとフィットすると共に、マスクと口元部の間に空間ができることで装着時の息苦しさやしゃべりにくさが大幅に緩和され、また、女性にとっては口紅移りが少ない形状に形成されている。
上述した「家庭用マスク」を材質的に分類すると、マスク性能を大きく左右するフィルター部分の素材により、「ガーゼタイプ」と「不織布タイプ」の2種類に分けられる。
該ガーゼタイプのマスクは、「家庭用マスク」として古くから使われている天然素材である綿織物を素材としていることで保湿効果の面でも優れている。
一方、不織布タイプのマスクは、従来「医療用マスク」の素材として使用されてきた不織布を使用するもので、製造コストの安さや自動化による大量生産が可能なことから現在においては、家庭用マスクの総生産数の9割以上を占めている。
上記における不織布タイプのマスクの構造は、外側には表面不織布、内側には顔面に触れる柔らかな不織布を配置し、中間にはウイルスを捕集するフィルター機能を有する不織布で構成されるもので、不織布の網目の大きさで捕集するだけでなく、中間のフィルター不織布に捕集機能を発揮する加工(帯電加工)を施すなど、各素材に最新の技術を採用した不織布で構成されている。また、複数の原料を組み合わせることで、厚みや空隙を自由に調整できる上、自動化による大量生産が可能であるため、値段が安く、使い捨てができるマスクの生産を可能にしている。
従来の一般的なマスク機能における共通点としては、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆う機能が優先されているため、飲食時ならびに呼気開放時においてはマスクを一旦外さなければならないといった煩わしさがあった。
其の煩わしさの問題を解決するマスクの提案が、従来よりなされている。例えば、装着が容易で顔面との当接部に隙間が生じ難いマスク効果の高い衛生マスクを安価に製造し、提供することができる「衛生マスク」(特許文献1)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「衛生マスク」の提案は、マスク本体のシートを2枚構成とし、1枚は通気性の高い不織布を用いた外側シートで、もう1枚を鼻・口を挿入する開口部を有する高伸縮性の内側シートとし、この2枚のシートを重ね合わせ、上縁中央に鼻当て部として帯状の塑性変成材を横方向に埋設するように、外周近傍を袋状に溶着したマスク本体の両端に、伸縮可能な耳掛け部を設けた構造であることによって、内側シートに設けられる開口部は鼻・口を挿入するに留まる開口部は、マスク本体の外側シートと内側シートを貫通する穴でないため、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を有するマスクではなかった。
また、仰臥姿勢で顔に装着するマスクであって、装着者に不快感を与えずに、仰臥姿勢の装着者が多少姿勢を変えても脱落し難く、使い捨て用として安価に製造可能な「マスク」(特許文献2)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「マスク」の提案は、顔の上部を覆う不織布製の上部覆いと、顎に掛けるための顎掛部とを備え、変形可能な針金を、上部覆いのうち鼻背を横切る位置に設ける。針金はマスクのずれ止めとして機能する軟質樹脂製のテープをもって上部覆いの裏面に取り付けてある。顎掛部は、両側に不織布製の側帯を有すると共に呼吸用孔を中央に有する蛇腹である。本構成は美容院での洗髪時に使用するマスクであるが、蛇腹に替えて、収縮する開口部を口に対応する位置に有する顎掛部を構成する構造であることによって、蛇腹の中央に設けられる呼吸用孔は、歯を治療する施術用の穴であって、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を備えるマスクではなかった。
また、安心して衛生的な歯科治療ができる「歯科医療用マスク」(特許文献3)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「歯科医療用マスク」の提案は、マスクの口に接する部分に口を大きく開いた形状の開口部の穴を形成し、両端に耳かけ用の切り込み穴が設けられている構造であることによって、マスクの口に接する部分に設けられる穴は、顎がマスクから露出するのを防ぐために設けられるものであって、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を備えるマスクではなかった。
また、アーチ状のフレームで支持される「透明マスク」や、衛生マスクの口元部をくり抜いて透明フィルムを覆被した「透明マスク」が(非特許文献4)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら上記におけるアーチ状のフレームで支持される「透明マスク」の提案は、使用者の口元から発せられる飛沫の拡散は防止することはできるが、大気中を浮遊するウイルスの吸入を阻止することができないものであった。
また、マスクの口元部をくり抜いて透明シールドを覆被した「透明マスク」は、大気中を浮遊するウイルスの吸入を阻止することができるが、マスクの下辺部が顔面に密着していることと、透明シールド部材によって呼吸の流動が遮断されることで使用時における息苦しさを解消することができないものであった。
一方、デイリーニュースにてアメリカのケンタッキー州の女性が息苦しいからと、紙のマスクに穴を開けて着用した「穴を開けたマスク」(非特許文献5)の映像が報道され、世界的なニュースになった。
しかしながら、係る「穴を開けたマスク」は、装着時の息苦しさを解消するために穴を開けたマスクであって、開けられた穴は元に戻らないものであり、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を備えて、繰り返して使用することができないものであった。
以上の口元部より下方向が開放される機能を備えた従来のマスクの実態に照らし合わせても、本発明の目的とする通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放されるマスクの提案は、本出願人が知る限り見当たらない。
本出願人は、通常使用時における飲食時ならびに呼気開放時において、口元部が自由に開放されるマスク構造に着目し、マスク本体の下方部を開放することによって、使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができるマスクを開発し、本発明における「折り返しマスク」の提案に至るものである。
特開2015-8767号公報 特開平8-299054号公報 特開2004-65882号公報 「透明マスク」 「マスクに穴をあける米国人」
本発明は上記問題点を鑑み、マスク本体の下方部が開放されることによって、使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる折り返しマスクの提供を図る。
ことを課題とする。
本発明は上記課題を解決するためになされるもので、本発明における折り返しマスクは、マスク本体の下方部を開放することができるプリーツ型の折り返しマスクであって、前記折り返しマスクは、マスク本体の両側上下端には、弾性体で形成される耳掛け部を溶着し、上辺部と中央部には、形状保持ノーズワイヤーを内縫し、中央部から下方部においては、所定の間隔幅を空けて少なくても三つ折り以上に折り畳まれる折り曲げ線を設け、両側縁部には、該折り曲げ線の延長線上に切り欠け部を設けて成り、通常使用時は、使用者の鼻部と口元部を覆う形状で使用され、飲食時ならびに口呼吸時は、マスク本体の中央部からの下方部に設けられる前記折り曲げ線に沿って折り返すことによって、使用者の口元部より下方向が開放されて使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる手段を採る。
また、本発明における折り返しマスクは、前記マスク本体の前方に、マスク本体全体を覆い被せると共に、使用者の鼻部領域に相当する位置に複数の通気孔を穿設した透明シールド部材を装着手段を介して装着して成る手段を採る。
本発明における折り返しマスクによれば、マスク本体の形状が、顔面部にフィットし、圧迫感を与えることがないプリーツ状になっていることによって、口の動きにも柔軟に対応できると共に、マスクをしたまま会話をしてもズレにくく、また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれ、呼吸が楽に行うことができる。さらにプリーツを伸ばすことで鼻孔部から口元までしっかりとサポートすることができる上、折り目を開いて形を整えることで顔の形状に合わせて容易にフィットすることができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、外側には表面不織布、内側には顔面に触れる柔らかな不織布を配置し、中間にはウイルスを捕集するフィルター機能を有する不織布で構成されることによって、不織布の網目の大きさで捕集するだけでなく、中間のフィルター不織布に捕集機能を発揮する加工(帯電加工)を施すなど、各素材に最新の技術を採用することができる。また、複数の原料を組み合わせることで、厚みや空隙を自由に調整できる上、自動化による大量生産を可能し、さらに値段が安く、使い捨てができるマスクの生産を可能にする、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、マスク本体の下方部に折り返し構造を形成することによって、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆ってウイルス等の飛沫感染を予防することができる。またマスク本体の下方部が開放されることによって、マスクを外すことなく飲食ができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、さらに、日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策などに利用できる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、マスク本体の前方に柔軟性を有する透明シールド部材が装着されることによって、使用時における呼気の排気が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる。また、聴覚障害者の口の動きの読み取りを可能とすると共に、使用者自身からのウイルス飛沫感染が予防できる、といった優れた効果を奏する。
本発明の折り返しマスクの実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明の折り返しマスクの使用状態を示す説明図である。 本発明の折り返しマスクの別の実施形態を示す説明図である。(実施例2)
本発明における折り返しマスク10は、マスク本体20の下方部を開放することができるプリーツ型の折り返しマスク10であって、通常使用時は、使用者の鼻部と口元部を覆う形状で使用され、飲食時ならびに口呼吸時は、マスク本体20の中央部からの下方部に設けられる折り曲げ線23に沿って折り返すことによって、使用者の口元部より下方向が開放されて使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本発明の折り返しマスク10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で、適宜変更することができる。
図1は、本発明の折り返しマスクの実施形態を示す説明図である。
図1(a)は、本発明の折り返しマスク10の通常状態における正面図である。
本発明の折り返しマスク10は、マスク本体20の両側上下端には、弾性体で形成される耳掛け部21を溶着し、上辺部と中央部には、形状保持ノーズワイヤー22を内縫し、中央部から下方部においては、所定の間隔幅を空けて少なくても三つ折り以上に折り畳まれる折り曲げ線23を設け、両側縁部には、該折り曲げ線23の延長線上に切り欠け部24を設けて形成される。
マスク本体20は、前面にプリーツ加工を施した矩形の立体型のマスク形状に形成されるもので、例えば、横寸法17.5cm、縦寸法9.5cmのプリーツ型のマスクで形成され、外側と内側と中間には、外装機能と内装機能とフィルター機能(無いものもある)を有する三層構造又は二層構造の不織布で形成される。
耳掛け部21は、例えば、ゴム等などの輪形状の弾性体で形成され、マスク本体20の両側上下端(四隅端が好ましい)に溶着され、溶着される箇所は表側、裏側、どちら側でもよい。
形状保持ノーズワイヤー22は、帯状の塑性変形部材(塑性プラスチック部材)で形成され、マスク本体20の上辺部と中央部に内縫されて設けられる。上辺部に設けられる形状保持ノーズワイヤー22は、上方からのウイルスや花粉、塵埃の侵入を阻止する役目を果たし、中央部に設けられる形状保持ノーズワイヤー22は、マスク本体20の形状保持と安定的な装着感が得られる役目を果たすと同時に、折り返された場合、マスク本体20の最下辺近くに位置する(図2(c)参照)ことで、使用者の鼻の下(鼻孔近く)に位置することになるため、下方からのウイルスや花粉、塵埃の侵入を阻止する役目を果たす。
折り曲げ線23は、マスク本体20の下方部のプリーツの折り曲げ位置に合わせて所定の間隔幅を空けて少なくても二以上の複数設けられる(図示は二本設けられ三つ折りにした状態を示す)もので、前方に折り返される起点となる。外側と内側と中間の不織布に設けられるプレス圧による折り曲げ線23は、外側の不織布のみに設けられるミシン目又はマーキングラインによって形成することもできる。
また、折り曲げ線23を少なくても二以上の複数設けて三つ折り状態とすることで、マスク本体20の下方部が最下端に位置されることになるため、折り返しマスク10を使用者の顔面に安定的且つ隙間なく装着することができる。
所定の間隔幅は、マスク本体20のプリーツ幅間隔と、マスク自体の大きさと、使用者の鼻の下の寸法に合わせて決定されるもので、概ね1.5~2.0cm程度に設定される。
切り欠け部24は、マスク本体20の両側縁部に前方に折り返される少なくても二以上の複数の折り曲げ線23の延長線上に設けられる凹部で、例えば、三角状または切り込み線によって形成される。
折り曲げ部25は、所定の間隔幅を空けて前方に折り返されて形成されるもので、マスク本体20の両側下端に溶着される耳掛け部21によって顔面側に引っ張られることで、マスク本体20自体が使用者の顔面に安定した状態で装着される。
不織布は、所定の厚みによる柔軟性を有し、ポリプロピレン等の合成樹脂繊維を織らずに絡み合わせたシート状(紙、フェルト、編物を含まない)のもので、繊維を熱処理や、機械的または化学的な作用によって接着または絡み合わせる事で布状に形成したもので、ランダムに結合されたものは強度や伸びに対して方向性を持たない、大量生産ができる、安価である、複数の素材を容易に組み合わせることができる、厚みや空隙を容易に変更できる、などの多様な特性を併せ持つ繊維素材である。
図1(b)は、本発明の折り返しマスク10の折り返した状態を示す正面図である。
マスク本体20の縦寸法に対して略半分程度に折り返されて形成されるもので、中央部に内縫される形状保持ノーズワイヤー22を最下端として三つ折りに折り返えされることが好ましい。また、前方に折り返される折り曲げ部25の末端が耳掛け部21によって顔面側に引っ張られることによって外観的にも安定した状態で装着される。
以上で構成される本発明の折り返しマスク10は、顔面にフィットし、圧迫感を与えることがないプリーツ状になっているため、口の動きにも柔軟に対応できると共に、マスクをしたまま会話をしてもズレにくく、また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれ、呼吸が楽に行うことができ、さらにプリーツを伸ばすことで鼻から顎までをしっかりサポートすることができる上に折り目を開いて形を整えることで顔の形状に合わせてフィットすることができる。さらには、マスク本体20の下方部に折り返し構造を設けることによって、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆って、ウイルス等の飛沫感染予防が図られると共に、マスク本体20の下方部が開放されることによって、マスクを外すことなく飲食や日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できる。
図2は、本発明の折り返しマスクの使用状態を示す説明図である。
図2(a)は、本発明における折り返しマスク10の通常使用状態における正面図である。
従来のプリーツ型マスクと同じく使用されるもので、使用者の鼻部と口元部を覆って、ウイルス等の飛沫感染予防が図られる。
また、図示では、マスク本体20を直線的に作図しているが、プリーツ型マスクのプリーツを顎まで押し拡げて被覆する状態で使用することができる。
図2(b)は、本発明における折り返しマスク10の折り返した使用状態における正面図である。
マスク本体20の下方部を少なくても二以上の複数の折り曲げ線23に沿って折り曲げられて(三つ折り)折り曲げ部25が形成されることで、マスク本体20の下方部が開放されて、マスクを外すことなく飲食や日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できる。
図2(c)は、本発明における折り返しマスク10の折り返した使用状態における拡大断面説明図である。
マスク本体20の下方部を少なくても二以上の複数の折り曲げ線23に沿って折り曲げられて折り曲げ部25が形成されることで、使用者の口元部が開放されると共に、中央に位置する形状保持ノーズワイヤー22が鼻孔近くに位置することでマスク本体20の下方部から侵入する飛沫や塵埃の侵入を阻止することができる。
図3は、本発明の折り返しマスクの別の実施形態を示す説明図である。
図3(a)は、本発明における折り返しマスク10に透明シールド部材27が装着される状態を示す説明図である。
本発明の折り返しマスク10は、マスク本体20の前方に、マスク本体全体を覆い被せると共に、使用者の鼻部領域に相当する位置に複数の通気孔28を穿設した透明シールド部材27を装着手段29を介して装着して成る手段を採ることができる。
透明シールド部材27は、例えば、全体形状としては、略マスク本体20と同じ形状を形成し、使用者の口元部を覆うような柔軟性を有する透明の塩ビシートで形成され、マスク本体20の前方に設けられる装着手段29を介して着脱自在に装着される。
また、破線で示されるような下辺部が使用者の顎部を覆うような輪郭形状を形成する形状とすることができると共に、透明シールド部材27を同色の透明着色を施すことによって、従来にない防水性を備えるお洒落透明マスクとして使用することもできる。
さらに、透明シールド部材27は、洗浄して繰り返して使用することができることから、一枚のマスク本体20と組み合わせて販売されるものではなく、例えば、マスク複数枚に対して透明シールド部材27を一枚を抱き合わせセットとしたり、別売りで販売されるものである。
装着手段29は、例えば、ボタンや両面ファスナー等を介して透明シールド部材27をマスク本体20に着脱自在に装着するもので、該装着手段29は特に限定されるものではない。
通気孔28は、マスク本体20の使用者の鼻部領域に相当する位置に複数穿設されるもので、通常の使用状態においても呼気の通気量を確保して息苦しくならないように形成されるものである。
図3(b)は、本発明における折り返しマスク10の通常使用状態における正面図である。
マスク本体20の前方にマスク本体全体を覆う透明シールド部材27が装着されることで、通常の使用状態と同じく使用者の鼻部と口元部を覆って、ウイルス等の飛沫感染予防が図られる。
図3(c)は、本発明における折り返しマスク10の折り返した使用状態における正面図である。
マスク本体20の下方部を少なくても二以上の複数の折り曲げ線23に沿って折り返すことでマスク本体20の前方にマスク本体全体を覆い被せる透明シールド部材27が装着されることで、使用時において使用者の口元部が外部から視認することができると共に、マスクを外すことなく日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できる。
本発明の折り返しマスクは、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放されるマスクであると共に、通常使用時において使用者の口元部が外部から視認することができるマスクであって、具体的な使用例としては、マスクを装着した状態で飲食や日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できることから、本発明における「折り返しマスク」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 折り返しマスク
20 マスク本体
21 耳掛け部
22 形状保持ノーズワイヤー
23 折り曲げ線
24 切り欠け部
25 折り曲げ部
27 透明シールド部材
28 通気孔
29 装着手段
本発明は、マスク本体の下方部が開放されることによって、使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる折り返しマスクに関する。
従来の一般的なマスクの種類は、その用途により「医療用マスク」「産業用マスク」「家庭用マスク」の3種類に分類される。その中で一般的に馴染み深いのは風邪や花粉対策用として薬局やスーパーなどで売られている「家庭用マスク」がある。
其の家庭用マスクは、大きく分けてマスクの代名詞とも言われるガーゼを用いた「平型マスク」と、立体的なプリーツ構造を採用した「プリーツ型マスク」と、顔の立体的なラインに沿った形状で密着性を高めた「立体型マスク」に分けられる。
上記における平型マスクは、一般的なガーゼマスクといえるもので、高い保湿性と保温性を有し、マスク本来の捕集や飛散防止といった機能に加え、睡眠時やエアコンの効いた空調の乾燥から喉を守るのに役立ち、また、天然素材である綿織物を使用して形成されている。
また、プリーツ型マスクは、顔面部にフィットして圧迫感を与えることがないプリーツ状になっているため、口の動きにも柔軟に対応できると共に、マスクをしたまま会話をしてもズレにくく、また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれることによって呼吸が楽に行うことができ、さらにプリーツを伸ばすことで鼻から顎までをしっかりサポートすることができると共に、折り目を開いて形を整えることで顔の形状に合わせてフィットすることができる形状に形成されている。
また、立体型マスクは、人間の顔の形に合わせて立体的にデザインされていることによって、顔面に隙間なくピッタリとフィットすると共に、マスクと口元部の間に空間ができることで装着時の息苦しさやしゃべりにくさが大幅に緩和され、また、女性にとっては口紅移りが少ない形状に形成されている。
上述した「家庭用マスク」を材質的に分類すると、マスク性能を大きく左右するフィルター部分の素材により、「ガーゼタイプ」と「不織布タイプ」の2種類に分けられる。
該ガーゼタイプのマスクは、「家庭用マスク」として古くから使われている天然素材である綿織物を素材としていることで保湿効果の面でも優れている。
一方、不織布タイプのマスクは、従来「医療用マスク」の素材として使用されてきた不織布を使用するもので、製造コストの安さや自動化による大量生産が可能なことから現在においては、家庭用マスクの総生産数の9割以上を占めている。
上記における不織布タイプのマスクの構造は、外側には表面不織布、内側には顔面に触れる柔らかな不織布を配置し、中間にはウイルスを捕集するフィルター機能を有する不織布で構成されるもので、不織布の網目の大きさで捕集するだけでなく、中間のフィルター不織布に捕集機能を発揮する加工(帯電加工)を施すなど、各素材に最新の技術を採用した不織布で構成されている。また、複数の原料を組み合わせることで、厚みや空隙を自由に調整できる上、自動化による大量生産が可能であるため、値段が安く、使い捨てができるマスクの生産を可能にしている。
従来の一般的なマスク機能における共通点としては、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆う機能が優先されているため、飲食時ならびに呼気開放時においてはマスクを一旦外さなければならないといった煩わしさがあった。
其の煩わしさの問題を解決するマスクの提案が、従来よりなされている。例えば、装着が容易で顔面との当接部に隙間が生じ難いマスク効果の高い衛生マスクを安価に製造し、提供することができる「衛生マスク」(特許文献1)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「衛生マスク」の提案は、マスク本体のシートを2枚構成とし、1枚は通気性の高い不織布を用いた外側シートで、もう1枚を鼻・口を挿入する開口部を有する高伸縮性の内側シートとし、この2枚のシートを重ね合わせ、上縁中央に鼻当て部として帯状の塑性変成材を横方向に埋設するように、外周近傍を袋状に溶着したマスク本体の両端に、伸縮可能な耳掛け部を設けた構造であることによって、内側シートに設けられる開口部は鼻・口を挿入するに留まる開口部は、マスク本体の外側シートと内側シートを貫通する穴でないため、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を有するマスクではなかった。
また、仰臥姿勢で顔に装着するマスクであって、装着者に不快感を与えずに、仰臥姿勢の装着者が多少姿勢を変えても脱落し難く、使い捨て用として安価に製造可能な「マスク」(特許文献2)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「マスク」の提案は、顔の上部を覆う不織布製の上部覆いと、顎に掛けるための顎掛部とを備え、変形可能な針金を、上部覆いのうち鼻背を横切る位置に設ける。針金はマスクのずれ止めとして機能する軟質樹脂製のテープをもって上部覆いの裏面に取り付けてある。顎掛部は、両側に不織布製の側帯を有すると共に呼吸用孔を中央に有する蛇腹である。本構成は美容院での洗髪時に使用するマスクであるが、蛇腹に替えて、収縮する開口部を口に対応する位置に有する顎掛部を構成する構造であることによって、蛇腹の中央に設けられる呼吸用孔は、歯を治療する施術用の穴であって、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を備えるマスクではなかった。
また、安心して衛生的な歯科治療ができる「歯科医療用マスク」(特許文献3)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「歯科医療用マスク」の提案は、マスクの口に接する部分に口を大きく開いた形状の開口部の穴を形成し、両端に耳かけ用の切り込み穴が設けられている構造であることによって、マスクの口に接する部分に設けられる穴は、顎がマスクから露出するのを防ぐために設けられるものであって、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を備えるマスクではなかった。
また、アーチ状のフレームで支持される「透明マスク」や、衛生マスクの口元部をくり抜いて透明フィルムを覆被した「透明マスク」が(非特許文献4)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら上記におけるアーチ状のフレームで支持される「透明マスク」の提案は、使用者の口元から発せられる飛沫の拡散は防止することはできるが、大気中を浮遊するウイルスの吸入を阻止することができないものであった。
また、マスクの口元部をくり抜いて透明シールドを覆被した「透明マスク」は、大気中を浮遊するウイルスの吸入を阻止することができるが、マスクの下辺部が顔面に密着していることと、透明シールド部材によって呼吸の流動が遮断されることで使用時における息苦しさを解消することができないものであった。
一方、デイリーニュースにてアメリカのケンタッキー州の女性が息苦しいからと、紙のマスクに穴を開けて着用した「穴を開けたマスク」(非特許文献5)の映像が報道され、世界的なニュースになった。
しかしながら、係る「穴を開けたマスク」は、装着時の息苦しさを解消するために穴を開けたマスクであって、開けられた穴は元に戻らないものであり、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を備えて、繰り返して使用することができないものであった。
以上の口元部より下方向が開放される機能を備えた従来のマスクの実態に照らし合わせても、本発明の目的とする通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放されるマスクの提案は、本出願人が知る限り見当たらない。
本出願人は、通常使用時における飲食時ならびに呼気開放時において、口元部が自由に開放されるマスク構造に着目し、マスク本体の下方部を開放することによって、使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができるマスクを開発し、本発明における「折り返しマスク」の提案に至るものである。
特開2015-8767号公報 特開平8-299054号公報 特開2004-65882号公報 「透明マスク」 「マスクに穴をあける米国人」
本発明は上記問題点を鑑み、マスク本体の下方部が開放されることによって、使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる折り返しマスクの提供を図る。
ことを課題とする。
本発明は上記課題を解決するためになされるもので、本発明における折り返しマスクは、マスク本体の下方部を開放することができるプリーツ型の折り返しマスクであって、前記折り返しマスクは、マスク本体の両側上下端には、弾性体で形成される耳掛け部を溶着し、上辺部と中央部には、形状保持ノーズワイヤーを内縫し、中央部から下方部には、折り曲げ時において、前記耳掛け紐部の下方の取り付け箇所が前記マスク本体の最下端に位置するように所定の間隔幅を空けて前方方向に三つ折りに折り畳まれる折り曲げ線を設け、両側縁部には、該折り曲げ線の延長線上に切り欠け部を設けて成り、通常使用時は、使用者の鼻部と口元部を覆う形状で使用され、飲食時ならびに口呼吸時は、マスク本体の中央部からの下方部に設けられる折り曲げ線に沿って前方方向に三つ折りに折り返すことによって、使用者の口元部より下方向が開放されて使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる手段を採る。
また、本発明における折り返しマスクは、前記マスク本体の前方に、マスク本体全体を覆い被せると共に、使用者の鼻部領域に相当する位置に複数の通気孔を穿設した透明シールド部材を装着手段を介して装着して成る手段を採る。
本発明における折り返しマスクによれば、マスク本体の形状が、顔面部にフィットし、圧迫感を与えることがないプリーツ状になっていることによって、口の動きにも柔軟に対応できると共に、マスクをしたまま会話をしてもズレにくく、また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれ、呼吸が楽に行うことができる。さらにプリーツを伸ばすことで鼻孔部から口元までしっかりとサポートすることができる上、折り目を開いて形を整えることで顔の形状に合わせて容易にフィットすることができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、外側には表面不織布、内側には顔面に触れる柔らかな不織布を配置し、中間にはウイルスを捕集するフィルター機能を有する不織布で構成されることによって、不織布の網目の大きさで捕集するだけでなく、中間のフィルター不織布に捕集機能を発揮する加工(帯電加工)を施すなど、各素材に最新の技術を採用することができる。また、複数の原料を組み合わせることで、厚みや空隙を自由に調整できる上、自動化による大量生産を可能し、さらに値段が安く、使い捨てができるマスクの生産を可能にする、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、マスク本体の下方部に折り返し構造を形成することによって、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆ってウイルス等の飛沫感染を予防することができる。またマスク本体の下方部が開放されることによって、マスクを外すことなく飲食ができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、さらに、日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策などに利用できる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、マスク本体の前方に柔軟性を有する透明シールド部材が装着されることによって、使用時における呼気の排気が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる。また、聴覚障害者の口の動きの読み取りを可能とすると共に、使用者自身からのウイルス飛沫感染が予防できる、といった優れた効果を奏する。
本発明の折り返しマスクの実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明の折り返しマスクの使用状態を示す説明図である。 本発明の折り返しマスクの別の実施形態を示す説明図である。(実施例2)
本発明における折り返しマスク10は、マスク本体20の下方部を開放することができるプリーツ型の折り返しマスク10であって、通常使用時は、使用者の鼻部と口元部を覆う形状で使用され、飲食時ならびに口呼吸時は、マスク本体20の中央部からの下方部に設けられる折り曲げ線23に沿って前方方向に三つ折りに折り返すことによって、使用者の口元部より下方向が開放されて使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる
手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本発明の折り返しマスク10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で、適宜変更することができる。
図1は、本発明の折り返しマスクの実施形態を示す説明図である。
図1(a)は、本発明の折り返しマスク10の通常状態における正面図である。
本発明の折り返しマスク10は、マスク本体20の両側上下端には、弾性体で形成される耳掛け部21を溶着し、上辺部と中央部には、形状保持ノーズワイヤー22を内縫し、中央部から下方部には、折り曲げ時において、耳掛け紐部21の下方の取り付け箇所がマスク本体20の最下端に位置するように所定の間隔幅を空けて前方方向に三つ折りに折り畳まれる折り曲げ線23を設け、両側縁部には、該折り曲げ線23の延長線上に切り欠け部24を設けて形成される。
マスク本体20は、前面にプリーツ加工を施した矩形の立体型のマスク形状に形成されるもので、例えば、横寸法17.5cm、縦寸法9.5cmのプリーツ型のマスクで形成され、外側と内側と中間には、外装機能と内装機能とフィルター機能(無いものもある)を有する三層構造又は二層構造の不織布で形成される。
耳掛け部21は、例えば、ゴム等などの輪形状の弾性体で形成され、マスク本体20の両側上下端(四隅端が好ましい)に溶着され、溶着される箇所は表側、裏側、どちら側でもよい。
形状保持ノーズワイヤー22は、帯状の塑性変形部材(塑性プラスチック部材)で形成され、マスク本体20の上辺部と中央部に内縫されて設けられる。上辺部に設けられる形状保持ノーズワイヤー22は、上方からのウイルスや花粉、塵埃の侵入を阻止する役目を果たし、中央部に設けられる形状保持ノーズワイヤー22は、マスク本体20の形状保持と安定的な装着感が得られる役目を果たすと同時に、折り返された場合、マスク本体20の最下辺近くに位置する(図2(c)参照)ことで、使用者の鼻の下(鼻孔近く)に位置することになるため、下方からのウイルスや花粉、塵埃の侵入を阻止する役目を果たす。
折り曲げ線23は、マスク本体20の下方部のプリーツの折り曲げ位置に合わせて耳掛け紐部21の下方の取り付け箇所がマスク本体20の最下端に位置するように所定の間隔幅を空けて前方方向に三つ折りに折り畳まれる(図示は二本設けられ三つ折りにした状態を示す)もので、前方に折り返される起点となる。外側と内側と中間の不織布に設けられるプレス圧による折り曲げ線23は、外側の不織布のみに設けられるミシン目又はマーキングラインによって形成することもできる。
また、折り曲げ線23を、前方方向に三つ折り状態とすることで、マスク本体20の下方部が最下端に位置されることになるため、折り返しマスク10を使用者の顔面に安定的且つ隙間なく装着することができる。
所定の間隔幅は、マスク本体20のプリーツ幅間隔と、マスク自体の大きさと、使用者の鼻の下の寸法に合わせて決定されるもので、概ね1.5~2.0cm程度に設定される。
切り欠け部24は、マスク本体20の両側縁部に前方方向に三つ折りに折り畳まれる折り曲げ線23の延長線上に設けられる凹部で、例えば、三角状または切り込み線によって形成される。
折り曲げ部25は、所定の間隔幅を空けて前方方向に三つ折りに折り返されて形成されるもので、マスク本体20の両側下端に溶着される耳掛け部21によって顔面側に引っ張られることで、マスク本体20自体が使用者の顔面に安定した状態で装着される。
不織布は、所定の厚みによる柔軟性を有し、ポリプロピレン等の合成樹脂繊維を織らずに絡み合わせたシート状(紙、フェルト、編物を含まない)のもので、繊維を熱処理や、機械的または化学的な作用によって接着または絡み合わせる事で布状に形成したもので、ランダムに結合されたものは強度や伸びに対して方向性を持たない、大量生産ができる、安価である、複数の素材を容易に組み合わせることができる、厚みや空隙を容易に変更できる、などの多様な特性を併せ持つ繊維素材である。
図1(b)は、本発明の折り返しマスク10の折り返した状態を示す正面図である。
マスク本体20の縦寸法に対して略半分程度に折り返されて形成されるもので、中央部に内縫される形状保持ノーズワイヤー22を最下端として前方方向に三つ折りに折り返えされることが好ましい。また、前方に折り返される折り曲げ部25の末端が耳掛け部21によって顔面側に引っ張られることによって外観的にも安定した状態で装着される。
以上で構成される本発明の折り返しマスク10は、顔面にフィットし、圧迫感を与えることがないプリーツ状になっているため、口の動きにも柔軟に対応できると共に、マスクをしたまま会話をしてもズレにくく、また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれ、呼吸が楽に行うことができ、さらにプリーツを伸ばすことで鼻から顎までをしっかりサポートすることができる上に折り目を開いて形を整えることで顔の形状に合わせてフィットすることができる。さらには、マスク本体20の下方部に折り返し構造を設けることによって、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆って、ウイルス等の飛沫感染予防が図られると共に、マスク本体20の下方部が開放されることによって、マスクを外すことなく飲食や日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できる。
図2は、本発明の折り返しマスクの使用状態を示す説明図である。
図2(a)は、本発明における折り返しマスク10の通常使用状態における正面図である。
従来のプリーツ型マスクと同じく使用されるもので、使用者の鼻部と口元部を覆って、ウイルス等の飛沫感染予防が図られる。
また、図示では、マスク本体20を直線的に作図しているが、プリーツ型マスクのプリーツを顎まで押し拡げて被覆する状態で使用することができる。
図2(b)は、本発明における折り返しマスク10の折り返した使用状態における正面図である。
マスク本体20の下方部を少なくても二以上の複数の折り曲げ線23に沿って折り曲げられて(三つ折り)折り曲げ部25が形成されることで、マスク本体20の下方部が開放されて、マスクを外すことなく飲食や日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できる。
図2(c)は、本発明における折り返しマスク10の折り返した使用状態における拡大断面説明図である。
マスク本体20の下方部を少なくても二以上の複数の折り曲げ線23に沿って折り曲げられて折り曲げ部25が形成されることで、使用者の口元部が開放されると共に、中央に位置する形状保持ノーズワイヤー22が鼻孔近くに位置することでマスク本体20の下方部から侵入する飛沫や塵埃の侵入を阻止することができる。
図3は、本発明の折り返しマスクの別の実施形態を示す説明図である。
図3(a)は、本発明における折り返しマスク10に透明シールド部材27が装着される状態を示す説明図である。
本発明の折り返しマスク10は、マスク本体20の前方に、マスク本体全体を覆い被せると共に、使用者の鼻部領域に相当する位置に複数の通気孔28を穿設した透明シールド部材27を装着手段29を介して装着して成る手段を採ることができる。
透明シールド部材27は、例えば、全体形状としては、略マスク本体20と同じ形状を形成し、使用者の口元部を覆うような柔軟性を有する透明の塩ビシートで形成され、マスク本体20の前方に設けられる装着手段29を介して着脱自在に装着される。
また、破線で示されるような下辺部が使用者の顎部を覆うような輪郭形状を形成する形状とすることができると共に、透明シールド部材27を同色の透明着色を施すことによって、従来にない防水性を備えるお洒落透明マスクとして使用することもできる。
さらに、透明シールド部材27は、洗浄して繰り返して使用することができることから、一枚のマスク本体20と組み合わせて販売されるものではなく、例えば、マスク複数枚に対して透明シールド部材27を一枚を抱き合わせセットとしたり、別売りで販売されるものである。
装着手段29は、例えば、ボタンや両面ファスナー等を介して透明シールド部材27をマスク本体20に着脱自在に装着するもので、該装着手段29は特に限定されるものではない。
通気孔28は、マスク本体20の使用者の鼻部領域に相当する位置に複数穿設されるもので、通常の使用状態においても呼気の通気量を確保して息苦しくならないように形成されるものである。
図3(b)は、本発明における折り返しマスク10の通常使用状態における正面図である。
マスク本体20の前方にマスク本体全体を覆う透明シールド部材27が装着されることで、通常の使用状態と同じく使用者の鼻部と口元部を覆って、ウイルス等の飛沫感染予防が図られる。
図3(c)は、本発明における折り返しマスク10の折り返した使用状態における正面図である。
マスク本体20の下方部を少なくても二以上の複数の折り曲げ線23に沿って折り返すことでマスク本体20の前方にマスク本体全体を覆い被せる透明シールド部材27が装着されることで、使用時において使用者の口元部が外部から視認することができると共に、マスクを外すことなく日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できる。
本発明の折り返しマスクは、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放されるマスクであると共に、通常使用時において使用者の口元部が外部から視認することができるマスクであって、具体的な使用例としては、マスクを装着した状態で飲食や日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できることから、本発明における「折り返しマスク」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 折り返しマスク
20 マスク本体
21 耳掛け
22 形状保持ノーズワイヤー
23 折り曲げ線
24 切り欠け部
25 折り曲げ部
27 透明シールド部材
28 通気孔
29 装着手段
本発明は、マスク本体の下方部が開放されることによって、使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる折り返しマスクに関する。
従来の一般的なマスクの種類は、その用途により「医療用マスク」「産業用マスク」「家庭用マスク」の3種類に分類される。その中で一般的に馴染み深いのは風邪や花粉対策用として薬局やスーパーなどで売られている「家庭用マスク」がある。
其の家庭用マスクは、大きく分けてマスクの代名詞とも言われるガーゼを用いた「平型マスク」と、立体的なプリーツ構造を採用した「プリーツ型マスク」と、顔の立体的なラインに沿った形状で密着性を高めた「立体型マスク」に分けられる。
上記における平型マスクは、一般的なガーゼマスクといえるもので、高い保湿性と保温性を有し、マスク本来の捕集や飛散防止といった機能に加え、睡眠時やエアコンの効いた空調の乾燥から喉を守るのに役立ち、また、天然素材である綿織物を使用して形成されている。
また、プリーツ型マスクは、顔面部にフィットして圧迫感を与えることがないプリーツ状になっているため、口の動きにも柔軟に対応できると共に、マスクをしたまま会話をしてもズレにくく、また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれることによって呼吸が楽に行うことができ、さらにプリーツを伸ばすことで鼻から顎までをしっかりサポートすることができると共に、折り目を開いて形を整えることで顔の形状に合わせてフィットすることができる形状に形成されている。
また、立体型マスクは、人間の顔の形に合わせて立体的にデザインされていることによって、顔面に隙間なくピッタリとフィットすると共に、マスクと口元部の間に空間ができることで装着時の息苦しさやしゃべりにくさが大幅に緩和され、また、女性にとっては口紅移りが少ない形状に形成されている。
上述した「家庭用マスク」を材質的に分類すると、マスク性能を大きく左右するフィルター部分の素材により、「ガーゼタイプ」と「不織布タイプ」の2種類に分けられる。
該ガーゼタイプのマスクは、「家庭用マスク」として古くから使われている天然素材である綿織物を素材としていることで保湿効果の面でも優れている。
一方、不織布タイプのマスクは、従来「医療用マスク」の素材として使用されてきた不織布を使用するもので、製造コストの安さや自動化による大量生産が可能なことから現在においては、家庭用マスクの総生産数の9割以上を占めている。
上記における不織布タイプのマスクの構造は、外側には表面不織布、内側には顔面に触れる柔らかな不織布を配置し、中間にはウイルスを捕集するフィルター機能を有する不織布で構成されるもので、不織布の網目の大きさで捕集するだけでなく、中間のフィルター不織布に捕集機能を発揮する加工(帯電加工)を施すなど、各素材に最新の技術を採用した不織布で構成されている。また、複数の原料を組み合わせることで、厚みや空隙を自由に調整できる上、自動化による大量生産が可能であるため、値段が安く、使い捨てができるマスクの生産を可能にしている。
従来の一般的なマスク機能における共通点としては、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆う機能が優先されているため、飲食時ならびに呼気開放時においてはマスクを一旦外さなければならないといった煩わしさがあった。
其の煩わしさの問題を解決するマスクの提案が、従来よりなされている。例えば、装着が容易で顔面との当接部に隙間が生じ難いマスク効果の高い衛生マスクを安価に製造し、提供することができる「衛生マスク」(特許文献1)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「衛生マスク」の提案は、マスク本体のシートを2枚構成とし、1枚は通気性の高い不織布を用いた外側シートで、もう1枚を鼻・口を挿入する開口部を有する高伸縮性の内側シートとし、この2枚のシートを重ね合わせ、上縁中央に鼻当て部として帯状の塑性変成材を横方向に埋設するように、外周近傍を袋状に溶着したマスク本体の両端に、伸縮可能な耳掛け部を設けた構造であることによって、内側シートに設けられる開口部は鼻・口を挿入するに留まる開口部は、マスク本体の外側シートと内側シートを貫通する穴でないため、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を有するマスクではなかった。
また、仰臥姿勢で顔に装着するマスクであって、装着者に不快感を与えずに、仰臥姿勢の装着者が多少姿勢を変えても脱落し難く、使い捨て用として安価に製造可能な「マスク」(特許文献2)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「マスク」の提案は、顔の上部を覆う不織布製の上部覆いと、顎に掛けるための顎掛部とを備え、変形可能な針金を、上部覆いのうち鼻背を横切る位置に設ける。針金はマスクのずれ止めとして機能する軟質樹脂製のテープをもって上部覆いの裏面に取り付けてある。顎掛部は、両側に不織布製の側帯を有すると共に呼吸用孔を中央に有する蛇腹である。本構成は美容院での洗髪時に使用するマスクであるが、蛇腹に替えて、収縮する開口部を口に対応する位置に有する顎掛部を構成する構造であることによって、蛇腹の中央に設けられる呼吸用孔は、歯を治療する施術用の穴であって、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を備えるマスクではなかった。
また、安心して衛生的な歯科治療ができる「歯科医療用マスク」(特許文献3)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「歯科医療用マスク」の提案は、マスクの口に接する部分に口を大きく開いた形状の開口部の穴を形成し、両端に耳かけ用の切り込み穴が設けられている構造であることによって、マスクの口に接する部分に設けられる穴は、顎がマスクから露出するのを防ぐために設けられるものであって、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を備えるマスクではなかった。
また、アーチ状のフレームで支持される「透明マスク」や、衛生マスクの口元部をくり抜いて透明フィルムを覆被した「透明マスク」が(非特許文献4)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら上記におけるアーチ状のフレームで支持される「透明マスク」の提案は、使用者の口元から発せられる飛沫の拡散は防止することはできるが、大気中を浮遊するウイルスの吸入を阻止することができないものであった。
また、マスクの口元部をくり抜いて透明シールドを覆被した「透明マスク」は、大気中を浮遊するウイルスの吸入を阻止することができるが、マスクの下辺部が顔面に密着していることと、透明シールド部材によって呼吸の流動が遮断されることで使用時における息苦しさを解消することができないものであった。
一方、デイリーニュースにてアメリカのケンタッキー州の女性が息苦しいからと、紙のマスクに穴を開けて着用した「穴を開けたマスク」(非特許文献5)の映像が報道され、世界的なニュースになった。
しかしながら、係る「穴を開けたマスク」は、装着時の息苦しさを解消するために穴を開けたマスクであって、開けられた穴は元に戻らないものであり、本発明のような通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放される機能を備えて、繰り返して使用することができないものであった。
以上の口元部より下方向が開放される機能を備えた従来のマスクの実態に照らし合わせても、本発明の目的とする通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放されるマスクの提案は、本出願人が知る限り見当たらない。
本出願人は、通常使用時における飲食時ならびに呼気開放時において、口元部が自由に開放されるマスク構造に着目し、マスク本体の下方部を開放することによって、使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができるマスクを開発し、本発明における「折り返しマスク」の提案に至るものである。
特開2015-8767号公報 特開平8-299054号公報 特開2004-65882号公報 「透明マスク」 「マスクに穴をあける米国人」
本発明は上記問題点を鑑み、マスク本体の下方部が開放されることによって、使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる折り返しマスクの提供を図る。
ことを課題とする。
本発明は上記課題を解決するためになされるもので、本発明における折り返しマスクは、マスク本体の下方部を開放することができるプリーツ型の折り返しマスクであって、前記折り返しマスクは、マスク本体の両側上下端には、弾性体で形成される耳掛け部を溶着し、上辺部と中央部には、形状保持ノーズワイヤーを内縫し、中央部から下方部には、折り曲げ時において、前記耳掛け紐部の下方の取り付け箇所が前記マスク本体の最下端に位置するように所定の間隔幅を空けて前方方向に三つ折りに重ね合わせて折り畳むことができる折り曲げ線を設け、両側縁部には、該折り曲げ線の延長線上に切り欠け部を設けて成り、通常使用時は、使用者の鼻部と口元部を覆う形状で使用され、飲食時ならびに口呼吸時は、マスク本体の中央部からの下方部に設けられる折り曲げ線に沿って前方方向に三つ折りに重ね合わせて折り畳むことによって、使用者の口元部より下方向が開放されて使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる手段を採る。
また、本発明における折り返しマスクは、前記マスク本体の前方に、マスク本体全体を覆い被せると共に、使用者の鼻部領域に相当する位置に複数の通気孔を穿設した透明シールド部材を装着手段を介して装着して成る手段を採る。
本発明における折り返しマスクによれば、マスク本体の形状が、顔面部にフィットし、圧迫感を与えることがないプリーツ状になっていることによって、口の動きにも柔軟に対応できると共に、マスクをしたまま会話をしてもズレにくく、また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれ、呼吸が楽に行うことができる。さらにプリーツを伸ばすことで鼻孔部から口元までしっかりとサポートすることができる上、折り目を開いて形を整えることで顔の形状に合わせて容易にフィットすることができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、外側には表面不織布、内側には顔面に触れる柔らかな不織布を配置し、中間にはウイルスを捕集するフィルター機能を有する不織布で構成されることによって、不織布の網目の大きさで捕集するだけでなく、中間のフィルター不織布に捕集機能を発揮する加工(帯電加工)を施すなど、各素材に最新の技術を採用することができる。また、複数の原料を組み合わせることで、厚みや空隙を自由に調整できる上、自動化による大量生産を可能し、さらに値段が安く、使い捨てができるマスクの生産を可能にする、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、マスク本体の下方部に折り返し構造を形成することによって、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆ってウイルス等の飛沫感染を予防することができる。またマスク本体の下方部が開放されることによって、マスクを外すことなく飲食ができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、さらに、日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策などに利用できる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明における折り返しマスクによれば、マスク本体の前方に柔軟性を有する透明シールド部材が装着されることによって、使用時における呼気の排気が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる。また、聴覚障害者の口の動きの読み取りを可能とすると共に、使用者自身からのウイルス飛沫感染が予防できる、といった優れた効果を奏する。
本発明の折り返しマスクの実施形態を示す説明図である。(実施例1) 本発明の折り返しマスクの使用状態を示す説明図である。 本発明の折り返しマスクの別の実施形態を示す説明図である。(実施例2)
本発明における折り返しマスク10は、マスク本体20の下方部を開放することができるプリーツ型の折り返しマスク10であって、通常使用時は、使用者の鼻部と口元部を覆う形状で使用され、飲食時ならびに口呼吸時は、マスク本体20の中央部からの下方部に設けられる折り曲げ線23に沿って前方方向に三つ折りに重ね合わせて折り畳むことによって、使用者の口元部より下方向が開放されて使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができる
手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本発明の折り返しマスク10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で、適宜変更することができる。
図1は、本発明の折り返しマスクの実施形態を示す説明図である。
図1(a)は、本発明の折り返しマスク10の通常状態における正面図である。
本発明の折り返しマスク10は、マスク本体20の両側上下端には、弾性体で形成される耳掛け部21を溶着し、上辺部と中央部には、形状保持ノーズワイヤー22を内縫し、中央部から下方部には、折り曲げ時において、耳掛け紐部21の下方の取り付け箇所がマスク本体20の最下端に位置するように所定の間隔幅を空けて前方方向に三つ折りに重ね合わせて折り畳むことができる折り曲げ線23を設け、両側縁部には、該折り曲げ線23の延長線上に切り欠け部24を設けて形成される。
マスク本体20は、前面にプリーツ加工を施した矩形の立体型のマスク形状に形成されるもので、例えば、横寸法17.5cm、縦寸法9.5cmのプリーツ型のマスクで形成され、外側と内側と中間には、外装機能と内装機能とフィルター機能(無いものもある)を有する三層構造又は二層構造の不織布で形成される。
耳掛け部21は、例えば、ゴム等などの輪形状の弾性体で形成され、マスク本体20の両側上下端(四隅端が好ましい)に溶着され、溶着される箇所は表側、裏側、どちら側でもよい。
形状保持ノーズワイヤー22は、帯状の塑性変形部材(塑性プラスチック部材)で形成され、マスク本体20の上辺部と中央部に内縫されて設けられる。上辺部に設けられる形状保持ノーズワイヤー22は、上方からのウイルスや花粉、塵埃の侵入を阻止する役目を果たし、中央部に設けられる形状保持ノーズワイヤー22は、マスク本体20の形状保持と安定的な装着感が得られる役目を果たすと同時に、折り返された場合、マスク本体20の最下辺近くに位置する(図2(c)参照)ことで、使用者の鼻の下(鼻孔近く)に位置することになるため、下方からのウイルスや花粉、塵埃の侵入を阻止する役目を果たす。
折り曲げ線23は、マスク本体20の下方部のプリーツの折り曲げ位置に合わせて耳掛け紐部21の下方の取り付け箇所がマスク本体20の最下端に位置するように所定の間隔幅を空けて前方方向に三つ折りに重ね合わせて折り畳むことができる(図示は二本設けられ三つ折りにした状態を示す)もので、前方に折り返される起点となる。外側と内側と中間の不織布に設けられるプレス圧による折り曲げ線23は、外側の不織布のみに設けられるミシン目又はマーキングラインによって形成することもできる。
また、折り曲げ線23を、前方方向に三つ折りに重ね合わせて折り畳んだ状態とすることで、マスク本体20の下方部が最下端に位置されることになるため、折り返しマスク10を使用者の顔面に安定的且つ隙間なく装着することができる。
所定の間隔幅は、マスク本体20のプリーツ幅間隔と、マスク自体の大きさと、使用者の鼻の下の寸法に合わせて決定されるもので、概ね1.5~2.0cm程度に設定される。
切り欠け部24は、マスク本体20の両側縁部に前方方向に三つ折りに重ね合わせて折り畳まれる折り曲げ線23の延長線上に設けられる凹部で、例えば、三角状または切り込み線によって形成される。
折り曲げ部25は、所定の間隔幅を空けて前方方向に三つ折りに重ね合わせて折り畳まれるもので、マスク本体20の両側下端に溶着される耳掛け部21によって顔面側に引っ張られることで、マスク本体20自体が使用者の顔面に安定した状態で装着される。
不織布は、所定の厚みによる柔軟性を有し、ポリプロピレン等の合成樹脂繊維を織らずに絡み合わせたシート状(紙、フェルト、編物を含まない)のもので、繊維を熱処理や、機械的または化学的な作用によって接着または絡み合わせる事で布状に形成したもので、ランダムに結合されたものは強度や伸びに対して方向性を持たない、大量生産ができる、安価である、複数の素材を容易に組み合わせることができる、厚みや空隙を容易に変更できる、などの多様な特性を併せ持つ繊維素材である。
図1(b)は、本発明の折り返しマスク10の折り返した状態を示す正面図である。
マスク本体20の縦寸法に対して略半分程度に折り返されて形成されるもので、中央部に内縫される形状保持ノーズワイヤー22を最下端として前方方向に三つ折りに重ね合わせて折り畳まれることが好ましい。また、前方に折り返される折り曲げ部25の末端が耳掛け部21によって顔面側に引っ張られることによって外観的にも安定した状態で装着される。
以上で構成される本発明の折り返しマスク10は、顔面にフィットし、圧迫感を与えることがないプリーツ状になっているため、口の動きにも柔軟に対応できると共に、マスクをしたまま会話をしてもズレにくく、また、プリーツを上下に広げて装着することでマスクと口の間に空間が生まれ、呼吸が楽に行うことができ、さらにプリーツを伸ばすことで鼻から顎までをしっかりサポートすることができる上に折り目を開いて形を整えることで顔の形状に合わせてフィットすることができる。さらには、マスク本体20の下方部に折り返し構造を設けることによって、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆って、ウイルス等の飛沫感染予防が図られると共に、マスク本体20の下方部が開放されることによって、マスクを外すことなく飲食や日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できる。
図2は、本発明の折り返しマスクの使用状態を示す説明図である。
図2(a)は、本発明における折り返しマスク10の通常使用状態における正面図である。
従来のプリーツ型マスクと同じく使用されるもので、使用者の鼻部と口元部を覆って、ウイルス等の飛沫感染予防が図られる。
また、図示では、マスク本体20を直線的に作図しているが、プリーツ型マスクのプリーツを顎まで押し拡げて被覆する状態で使用することができる。
図2(b)は、本発明における折り返しマスク10の折り返した使用状態における正面図である。
マスク本体20の下方部を少なくても二以上の複数の折り曲げ線23に沿って折り曲げられて(三つ折り)折り曲げ部25が形成されることで、マスク本体20の下方部が開放されて、マスクを外すことなく飲食や日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できる。
図2(c)は、本発明における折り返しマスク10の折り返した使用状態における拡大断面説明図である。
マスク本体20の下方部を少なくても二以上の複数の折り曲げ線23に沿って折り曲げられて折り曲げ部25が形成されることで、使用者の口元部が開放されると共に、中央に位置する形状保持ノーズワイヤー22が鼻孔近くに位置することでマスク本体20の下方部から侵入する飛沫や塵埃の侵入を阻止することができる。
図3は、本発明の折り返しマスクの別の実施形態を示す説明図である。
図3(a)は、本発明における折り返しマスク10に透明シールド部材27が装着される状態を示す説明図である。
本発明の折り返しマスク10は、マスク本体20の前方に、マスク本体全体を覆い被せると共に、使用者の鼻部領域に相当する位置に複数の通気孔28を穿設した透明シールド部材27を装着手段29を介して装着して成る手段を採ることができる。
透明シールド部材27は、例えば、全体形状としては、略マスク本体20と同じ形状を形成し、使用者の口元部を覆うような柔軟性を有する透明の塩ビシートで形成され、マスク本体20の前方に設けられる装着手段29を介して着脱自在に装着される。
また、破線で示されるような下辺部が使用者の顎部を覆うような輪郭形状を形成する形状とすることができると共に、透明シールド部材27を同色の透明着色を施すことによって、従来にない防水性を備えるお洒落透明マスクとして使用することもできる。
さらに、透明シールド部材27は、洗浄して繰り返して使用することができることから、一枚のマスク本体20と組み合わせて販売されるものではなく、例えば、マスク複数枚に対して透明シールド部材27を一枚を抱き合わせセットとしたり、別売りで販売されるものである。
装着手段29は、例えば、ボタンや両面ファスナー等を介して透明シールド部材27をマスク本体20に着脱自在に装着するもので、該装着手段29は特に限定されるものではない。
通気孔28は、マスク本体20の使用者の鼻部領域に相当する位置に複数穿設されるもので、通常の使用状態においても呼気の通気量を確保して息苦しくならないように形成されるものである。
図3(b)は、本発明における折り返しマスク10の通常使用状態における正面図である。
マスク本体20の前方にマスク本体全体を覆う透明シールド部材27が装着されることで、通常の使用状態と同じく使用者の鼻部と口元部を覆って、ウイルス等の飛沫感染予防が図られる。
図3(c)は、本発明における折り返しマスク10の折り返した使用状態における正面図である。
マスク本体20の下方部を少なくても二以上の複数の折り曲げ線23に沿って折り返すことでマスク本体20の前方にマスク本体全体を覆い被せる透明シールド部材27が装着されることで、使用時において使用者の口元部が外部から視認することができると共に、マスクを外すことなく日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できる。
本発明の折り返しマスクは、通常使用時は使用者の鼻部と口元部を覆い、飲食時ならびに呼気開放時は口元部のみが開放されるマスクであると共に、通常使用時において使用者の口元部が外部から視認することができるマスクであって、具体的な使用例としては、マスクを装着した状態で飲食や日常会話ならびに撮影を伴う会話、聴覚障害者の口の動きの読み取り、吹奏楽器の演奏、運動時の熱気放出ならびに呼気の籠り防止、炎天時の呼気の充満による熱中症対策、カラオケ歌唱、スポーツ応援対策用などに利用できることから、本発明における「折り返しマスク」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 折り返しマスク
20 マスク本体
21 耳掛け
22 形状保持ノーズワイヤー
23 折り曲げ線
24 切り欠け部
25 折り曲げ部
27 透明シールド部材
28 通気孔
29 装着手段

Claims (2)

  1. マスク本体の下方部を開放することができるプリーツ型の折り返しマスクであって、
    前記折り返しマスクは、マスク本体の両側上下端には、弾性体で形成される耳掛け部を溶着し、
    上辺部と中央部には、形状保持ノーズワイヤーを内縫し、
    中央部から下方部においては、所定の間隔幅を空けて少なくても三つ折り以上に折り畳まれる折り曲げ線を設け、
    両側縁部には、該折り曲げ線の延長線上に切り欠け部を設けて成り、
    通常使用時は、使用者の鼻部と口元部を覆う形状で使用され、
    飲食時ならびに口呼吸時は、マスク本体の中央部からの下方部に設けられる前記折り曲げ線に沿って折り返すことによって、使用者の口元部より下方向が開放されて使用時における呼気の排気と食事ならびに日常会話が容易にできる共に、使用者の口元部の動きが外部から視認することができることを特徴とする折り返しマスク。
  2. 前記マスク本体の前方に、マスク本体全体を覆い被せると共に、使用者の鼻部領域に相当する位置に複数の通気孔を穿設した透明シールド部材を装着手段を介して装着して成ることを特徴とする請求項1記載の折り返しマスク。
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