JP2022064349A - 可搬型登録端末、商品販売データ処理システム、店員用端末、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
[ショッピングシステムの構成例]
図1は、本実施形態のショッピングシステム(商品販売データ処理システムの一例)の構成例を示している。同図のショッピングシステムは、例えば、客が購入対象の商品を商品棚から取り出しながら、取りだした商品の登録を、客端末装置50を用いて行い、登録された商品の精算についても、同じ客が精算装置40を用いて行うようにされた会計(客端末対応会計)に対応する。ここでの会計は、商品の登録と、登録された商品の精算とを含み、一取引に対応して行われる手順をいう。
本実施形態のショッピングシステムは、管理装置10、取引管理装置60、精算装置40、客端末装置50、取引情報管理装置80、及びクレジットカード決済サーバ70を含む。
取引情報管理装置80は、例えばサービスカウンタあるいはバックヤード等にて設置されてよい。
なお、図1において、4台の精算装置40を図示したが、1店舗内の精算装置40の数については、特に限定されない。
図2は、精算装置40の設置例を示す図である。図2(A)は、精算装置40等を客側から見た斜視図である。図2(B)は、精算装置40等を店員側から見た斜視図である。図2(A)に示すように客側から見て精算装置40の右側にカウンタが置かれている。
図4は、精算装置40の構成例を示す図である。図3及び図4において、同一部分には同一符号を付している。
ROM402は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU401が利用する各種の情報を記憶する。
客側スキャナ部406は、客用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているコード(例えばバーコード、2次元コード等のバーコード以外のコードあってもよい)をスキャンし、商品コードを読み取る。また、客側スキャナ部406は、お会計券(登録商標)に印刷されているコード(バーコード、2次元コード等)をスキャンし、精算に必要な情報を読み取ってもよい。また、客側スキャナ部406は、客端末装置50の表示部に表示されるコード(2次元コード、バーコード等)をスキャンし、精算に必要な情報を読み取ってもよい。
キー操作部411は、各種のキー(ボタン)から構成され、店員から種々の入力を受け付ける。
店員側スキャナ部412は、店員用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコードをスキャンし、商品コードを読み取る。また、店員側スキャナ部412は、店員の名札に付されたバーコード等をスキャンし、店員コードを読み取る。
通信部415は、他装置(他の精算装置40や管理装置10)との通信を実行する。
第1会計モードは、店員が精算装置40に対して商品登録に対応する操作と精算とに対応する操作とを行うようにされる稼働モードである。第2会計モードは、店員が精算装置40に対して商品登録に対応する操作を行い、客が同じ精算装置40に対して精算に対応する操作を行うようにされる稼働モードである。第3会計モードは、客が商品登録に対応する操作と精算に対応する操作とを精算装置40に対して行うようにされる稼働モードである。
これにより、本実施形態のショッピングシステムを導入した店舗では、複数の精算装置40のうちの一部について、客端末対応精算モードを設定することにより、客端末対応精算に対応し、他の精算装置40については、例えば第1会計モードもしくは第2会計モードを設定することにより、店員が客と応対して会計を行うようにすることができる。なお、他の精算装置40において第3会計モードが設定されたものが含まれていてもよい。
このようなモードの切り替えは、例えば店舗の営業時間内における所定の時間帯に応じて行われるようにされてよい。
なお、本実施形態の精算装置40は、上記の客端末対応精算モードに特化された専用の装置として構成されてよい。
図5は、客端末装置50の構成例を示している。同図の客端末装置50は、CPU501、記憶部502、RAM503、表示部504、操作部505、撮像部506、及びネットワーク対応通信部507を備える。
CPU501は、中央演算処理装置であり、記憶部502に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、客端末装置50の動作を制御する。
記憶部502は、CPU501の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU501が利用する各種の情報を記憶する。
RAM503は、CPU501の主記憶装置である。
表示部504は、CPU501の表示制御に応じて画像を表示する。本実施形態において、表示部504は、画面に対する操作が可能なタッチパネルとして構成された場合を例に挙げる。
操作部505は、客端末装置50に備えられる各種操作子や客端末装置50に接続される各種の入力デバイスなどを一括して示す。
撮像部506は、CPU401の制御に応じて撮像を行う。また、本実施形態の撮像部506は、2次元コードを処理するコードリーダにおいて2次元コードを読み取る部位としても機能させることができる。
ネットワーク対応通信部507は、無線によりネットワーク経由で通信を行う部位である。ネットワーク対応通信部507により、客端末装置50は、取引管理装置60と通信可能となる。
図6は、取引管理装置60の構成例を示している。同図の取引管理装置60は、CPU601、記憶部602、RAM603、及びネットワーク対応通信部604を備える。
CPU601は、中央演算処理装置であり、記憶部602に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、取引管理装置60の動作を制御する。
記憶部602は、CPU601の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU501が利用する各種の情報を記憶する。
RAM603は、CPU601の主記憶装置である。
ネットワーク対応通信部604は、ネットワーク経由で通信を行う部位である。
図7は、取引情報管理装置80の構成例を示している。同図の取引情報管理装置80は、CPU801、記憶部802、RAM803、店舗内対応通信部804、ネットワーク対応通信部805、表示部806、及び操作部807を備える。
CPU801は、中央演算処理装置であり、記憶部802に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、取引情報管理装置80の動作を制御する。
記憶部602は、CPU801の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU801が利用する各種の情報を記憶する。
RAM803は、CPU801の主記憶装置である。
店舗内対応通信部804は、LAN19を経由して店舗内の精算装置40や管理装置10等の端末と通信を行う。
ネットワーク対応通信部805は、ネットワーク経由で外部と通信を行う部位である。取引情報管理装置80の場合、ネットワーク対応通信部805は、クラウド上の取引管理装置60と通信を行うことができる。
表示部806は、CPU801の制御に応じて画像を表示する。表示部806は、タッチパネルとして構成されてもよい。
操作部807は、取引情報管理装置80が備える操作子や取引情報管理装置80に接続された入力デバイスを一括して示すものである。
記憶部602が記憶する顧客情報は、個々の顧客を管理するための情報である。取引管理装置60は、顧客登録時に顧客情報を生成する(ある顧客の顧客情報が記憶されることを以って当該顧客の顧客登録がなされたと解してもよい)。また、取引管理装置60は、カート情報等に基づいて、顧客情報を適宜更新する。取引管理装置60は、例えば毎日所定時刻にカート情報を参照し、顧客情報を更新してもよい。
顧客識別情報は、顧客を一意に識別する識別情報である。
なお、顧客識別情報は、例えば本実施形態のショッピングアプリケーションがインストールされる際に、インストールされたショッピングアプリケーションごとに固有に割り当てられるアプリケーション識別情報であってもよい。アプリケーション識別情報は、例えばインストールされたショッピングアプリケーションごとに固有に(例えば、シーケンシャルに)付される番号であってよい。あるいは、アプリケーション識別情報は、ショッピングアプリケーションがインストールされた客端末装置50に固有の端末識別情報であってもよい。端末識別情報は、例えば客端末装置50のユーザである客に割り当てられた電話番号や、MAC(Media Access Control)アドレス等のように客端末装置50のハードウェアに固有となるように付されるハードウェア識別情報であってよい。
顧客名は、顧客の氏名やニックネームなどである。顧客登録日は、顧客登録した日時である。キャンセル情報は、登録後における登録商品のキャンセルに関する情報である。顧客ランクは、顧客の購入実績に応じたランクである。なお、新規の顧客の顧客情報の生成時には、顧客識別情報、顧客名、顧客登録日は生成されるが、実際の取引(商品登録)の開始前であるため、他の情報(キャンセル情報等)は生成されない。
店舗識別情報は、店舗を一意に識別する識別情報である。図8(B)に示した店舗識別情報は、店(屋号)もしくは企業のコードと、支店のコードとから構成される。
店舗名は、店舗の名称である。図8(B)に示した店舗名は、店(屋号)もしくは企業と、支店名とから構成される。
店舗特定情報1は、取引する店舗(商品の売買が行われる店舗)を特定するための2次元コード(QRコード(登録商標)等)の情報である。
店舗特定情報2は、取引する店舗を特定するための店舗の位置情報(GPS情報)である。
なお、図8(B)に示した例では、店舗識別情報と店舗特定情報1とは異なるが、店舗識別情報と店舗特定情報1とは同一であってもよい。
同図のカート情報は、カート識別情報、取引開始日時、取引終了日時、顧客識別情報、カート内商品情報(登録商品情報、保留商品情報)、キャンセル情報等を含む。
取引開始日時は、取引の開始日時である。取引開始日時は、例えば、当該カート情報の生成日時であってよい。なお、取引開始日時は、1品目の商品の登録日時(図8(C)中の登録商品情報(登録商品1)を記憶した日時)としてもよい。カート情報の生成日時と1品目の商品の登録日時とを別々に両方記憶してもよい。
保留商品は、所定の要因により正常に登録されなかったことで、一時的に保留扱いの状態で登録された商品である。
保留商品情報(計)は、保留商品の品数(商品数)、保留商品のうちのNON-FILEの品数、保留商品のうちの読取NG(要不正操作確認)の品数等を含む。
例えば、パッケージのシワ等、バーコード印字のカスレや汚れ、透明フィルムにバーコードが印刷されていること等の原因で、顧客がバーコードを読み取らせる操作を行ったにもかかわらず、正しくバーコードを取得(認識)できない場合に読取NGと判断される。
分類番号1の保留商品の分類は、図8にて説明の「NON-FILE」である。
客端末装置50は、撮像部506により撮像して得られる撮像画像について、商品のバーコードの全体が撮像されていることが認識された状態でありながら、バーコードの読み取りが正常に完了(成功)せずに一定時間を経過した場合に、読取NGが発生したと判定する。
また、「疑似スキャン投入」には、商品を撮像部506の撮像範囲に入れるようにはしたものの、コードの無い部分を撮像させたとの状況が該当する。
また、「疑似スキャン投入」には、コードの部分が指などにより隠された状態で、商品を撮像部506の撮像範囲に入れるようにしたとの状況が該当する。
また、「疑似スキャン投入」には、商品のコードを撮像部506に撮像させたものの、客端末装置50がコードを読み取ることができない速さで商品を撮像部506の撮像範囲に通したといったような状況が該当する。
あるいは、客端末装置50は、撮像画像において商品のバーコードの一部しか認識できないためにバーコードの読み取りが正常に完了しなかった場合にも、擬似的スキャンが発生したと判定する。
あるいは、客端末装置50は、撮像画像において商品のバーコードは認識できたものの、商品の移動が速すぎるために、バーコードの読み取りが正常に完了しなかった場合にも、擬似的スキャンが発生したと判定する。
このような擬似的スキャンが発生した場合は、客が商品のバーコードを読み取らせる操作を行っているふりをしただけで商品を買い物カゴに入れてしまうような不正が行われている可能性がある。
この非スキャン投入は、例えば、客端末装置50がショッピングカートに固定的に取り付けられて、ショッピングカートに載せられた買い物カゴの中を撮像可能なようにされた態様である場合において生じ得る。例えば、客端末装置50は、撮像画像に基づいて、商品のコードスキャンが行われていないのにも関わらず、ショッピングカートに商品が入れられた状況となったことを判定すると、非スキャン投入が発生したと判定することができる。
なお、例えば客が、買い物カゴの中身を整理するためにすでに登録された商品を買い物カゴ内で移動させる場合がある。客端末装置50は、撮像画像に基づいて、このような商品の移動と、非スキャン投入に対応する新規の商品の追加的投入とをそれぞれ識別できるようにされてよい。
このような非スキャン投入の発生は、客が、商品のバーコードを客端末装置50に読み取らせることなく、そのまま買い物カゴに入れてしまうような不正が行われている可能性がある。
取引管理装置60は、管理装置10から取得した商品マスタを記憶する。取引管理装置60は、記憶した商品マスタを、商品登録に関する処理等に利用する。
分類番号2~4の「読取NG」、「疑似スキャン投入」、「非スキャン投入」の3つの分類のいずれかに該当する保留商品は、商品登録操作に応じたコードスキャンの結果として、商品コードの取得に失敗している。このため、分類番号2~4の「読取NG」、「疑似スキャン投入」、「非スキャン投入」の3つの分類のいずれかに該当する保留商品は、商品マスタに登録された商品のうちのいずれであるのかが特定されていない。
未特定商品は、さらに、分類番号1の「NON-FILE」のように、商品登録操作により商品コードが取得されたコード取得商品と、分類番号2~4の「読取NG」、「疑似スキャン投入」、「非スキャン投入」のように、商品登録操作により商品コードが取得されなかったコード未取得商品とに分けられる。
図10のシーケンス図は、客端末装置50、精算装置40、及び取引管理装置60が、セルフ運用における一取引の会計に対応して実行する処理手順例を示している。具体的に、同図の処理は、客が、店舗に陳列されている商品のうちから購入対象とする商品を登録し、登録した商品についての精算が完了するまでにおける、客端末装置50、精算装置40、及び取引管理装置60の処理の一例を示したものである。
客は、買い物のために商品登録を開始させる場合には、起動画面において配置される取引開始指示ボタンBT10を操作する。
取引開始指示ボタンBT10が操作されたことに応じて、客端末装置50は、取得された店舗特定情報と顧客識別情報とを含む取引開始要求を取引管理装置60に送信する。取引開始要求は、上記のように客端末装置50に対する客の操作に応じて送信されてもよいし、特に操作を受け付けることなく、店舗特定情報が取得されたことに応じて送信が実行されるようにしてもよい。
顧客識別情報については、顧客登録の際(客端末装置50にショッピングアプリケーションをダウンロードまたはインストールする際)に、客端末装置50を用いて登録フォームの氏名欄に入力された情報が取引管理装置60の顧客情報に記憶されてよいが、取引管理装置60に加え、客端末装置50の記憶部にも記憶しておいてもよい。なお、店舗が特定された場合には(後述する商品登録初期画面を取得したときには)、当該店舗の店舗名や実施中のサービス(その日に配布されているチラシ情報)、利用可能なクーポン情報を画面(商品登録初期画面または商品登録初期画面とは別の画面)に表示してもよい。なお、サービスやクーポンの情報は、例えば画面情報として取引管理装置60から取得してもよい。
これにより、不適切な商品登録(例えば、他の店舗等において生成されたカートに対する商品登録等)を防止することができる。
これにより、不適切な精算(例えば、他の店舗等において商品登録された商品の精算等)を防止することができる。
図10では、ステップS5は、商品コードの読み取りが成功し、かつ、読み取られた商品コードに該当する商品が特定できた場合に対応した処理である。
しかしながら、ステップS5に対応して客端末装置50が商品コードの読み取り処理を行っている段階にて、商品登録結果として、図9の分類番号1~4のいずれかによる未特定商品としての登録が行われたとの結果(未特定結果)を生じる場合がある。
なお、このような未特定結果となった商品等をはじめとして保留商品に該当する登録結果となった場合には、保留商品の保留状態を解除してもらうために店員を呼び出す操作が行われるボタンが表示されてよい。
同図の案内画像WD2は、商品登録画面上に重畳するように表示された態様である。同図の案内画像WD2においては、確認ボタンBT3が配置されている。この場合、案内画像WD2は、確認ボタンBT3に対する操作が行われることに応じて消去される。あるいは、案内画像WD2は、表示の開始から一定時間経過したことに応じて消去されてもよい。案内画像WD2が消去された後は、例えば図11(B)または図11(C)の商品登録画面に戻るようにされてよい。
精算装置40は、精算情報を受信すると、受信された精算情報の内容が反映された精算画面を客側表示部405に表示させる。
同図の精算画面においては、登録商品リストエリアAR3が配置されている。登録商品リストエリアAR3は、客端末装置50により登録された商品のリストを提示するエリアである。
また、登録商品情報と、年齢確認商品(分類番号5)、医薬品(分類番号6)、防犯タグ商品(分類番号7)による分類に対応する保留商品情報とについては、商品が特定されていることから、商品特定レコードともいう。商品特定レコードのうち、登録商品情報については、保留商品としてではなく、正常に登録された商品に対応することから、正常登録レコードともいう。保留商品情報のうちで、未特定商品(分類番号1~4)に対応するものについては、未特定レコードともいう。
同図の例では、登録された商品のうちに5つの保留商品が含まれていたことに応じて、登録商品リストエリアAR3において、左上から5つの保留商品のリスト項目を含む保留商品リストエリアAR31が形成された例が示されている。保留商品リストエリアAR31のリスト項目は、例えば背景色等の態様が他の商品のリスト項目と異なるようにされている。
登録商品リストエリアAR3のリスト項目のうち、商品特定レコードに対応するリスト項目においては、特定された商品の商品名、登録数量、登録数量に応じた価格等が示されている。
具体的に、例えば年齢確認商品(分類番号5)、医薬品(分類番号6)、防犯タグ商品(分類番号7)、取消商品(分類番号8)については、それぞれ、保留解除宣言ボタンBT31において対応の分類を示す名称が表示される。また、未特定商品(分類番号1~4)については、一括して「保留商品」との名称が表示される。
同図では、保留解除宣言ボタンBT31における表示として、1行目のリスト項目は、年齢確認商品(分類番号5)であることに対応して、「年齢確認」と表示され、2行目のリスト項目は、防犯タグ商品(分類番号7)であることに対応して、「防犯タグ」と表示され、3行目のリスト項目は、医薬品(分類番号6)であることに対応して、「医薬品」と表示された例が示されている。また、4行目と5行目のリスト項目は、それぞれ、「保留商品」と表示された例が示されている。
4行目と5行目のリスト項目においては、サムネイル画像TNが配置されている。サムネイル画像TNは、対応の未特定商品について商品登録操作が行われているときに客端末装置50により撮像して得られた撮像画像である。サムネイル画像TNは、静止画であっても動画であってもよい。
店員は、サムネイル画像TNが配置されているか否かにより、保留商品のリスト項目について、未特定商品に対応するリスト項目と、商品が特定された保留商品に対応するリスト項目とを視覚的に区別できる。また、店員は、サムネイル画像TNにおいて表示される内容により、未特定商品として登録された商品が実際には何であったのかを把握できる。
なお、保留解除宣言ボタンBT31において対応の分類を示す表示としては、分類を示すアイコン等の絵柄であってもよい。
これに対して、未特定商品に対応するリスト項目においては、対応の保留商品の分類に応じた内容が表示される。具体的に、NON-FILE(分類番号1)としての未特定商品の場合には、同図の5行目のリスト項目のようにして、NON-FILEであることを示すとともに、読み取られた商品コードが示されてよい。また、読取NG(分類番号2)、疑似スキャン投入(分類番号3)、及び非スキャン投入(分類番号4)の未特定商品(コード未取得商品)の場合には、同図の4行目のリスト項目のようにして、商品コードの読み取りができなかったことを示すメッセージが表示されてよい。
また、同図のように、登録結果に保留商品が含まれていることで、保留商品リストエリアAR31が形成されている精算画面が表示されている状態では、精算装置40は、客による精算に関する操作を受け付けないようにされている。また、例えば、同図の精算画面における登録商品リストエリアAR3の上の領域においては、客に向けて、呼び出しを受けた店員が精算装置40にまで赴いてくることを報知するメッセージが表示されている。
なお、保留解除処理画面は、複数の画面により構成されてよい。つまり、1の保留解除処理画面が表示された状態のもとで店員の操作が行われることに応じて、所定の操作を受け付ける他の保留解除処理画面に遷移するようにされてよい。
また、保留解除の対象の商品が医薬品である場合、店員は、応対作業として、自分が薬剤師の資格を有しているのであれば自ら説明を行うか、薬剤師の資格を有する他の店員に説明を行ってもらったうえで、保留解除宣言操作を行う。
また、保留解除の対象の商品が防犯タグ商品である場合、店員は、応対作業として、対象の商品に取り付けられている防犯タグを外し、保留解除宣言操作を行う。
店員は、対象の保留商品が何であるのかを確認すると、確認した商品に対応する商品情報を入力する操作を保留解除処理画面に対して行うようにされる。精算装置40は、入力された商品情報を含む保留解除要求を取引管理装置60に送信する。保留解除要求を受信した取引管理装置60は、受信された保留解除要求に含まれる商品情報を利用して、未特定商品として分類された保留商品についての保留商品情報を通常の商品情報として管理する。これにより、未特定商品として分類された保留商品についての保留状態が解除される。
また、店員は、保留商品の保留状態を解除して正常に登録された状態とする際に、必要に応じて購入数量を入力する操作を行ってもよい。
続いて、第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態において、保留解除の処理は、顧客が商品登録を終えて客端末装置50に表示させた精算移行コードCDPを精算装置40に読み取らせたうえで、店員が精算装置40にまで赴いて操作を行うことで行われている。
しかしながら、上記のような保留解除の手順では、本来は客が精算を行う精算装置40にて、店員が保留解除のための操作を行うことになる。このため、登録された商品に保留商品が含まれる取引の精算を行う顧客より後ろで順番の精算順番待ちをしている客は、店員による保留解除の操作にかかる余計な時間も待たなければならなくなる。つまり、他の顧客の会計の進行が妨げられることになる。なお、ここでの「会計」とは、一取引における商品の登録から登録された商品についての精算までを含む手続をいう。
この場合、通知を受けた店員がすぐに顧客と応対して保留解除の操作を行うことができる。これにより、精算装置40にて店員が保留解除の操作を行わなくともよくなる。ただし、この場合には、顧客が商品登録を完了していない段階で店員が保留商品の発生を把握し、保留解除に応対することになる。例えば顧客によっては、商品登録が完了していないのにもかかわらず、商品登録状況が把握されることを好まない可能性もある。
この場合において、登録された商品のうちに保留商品が含まれていなければ、客端末装置50は、図11(D)に示されるように、精算移行コードCDPを配置した精算移行コード画面を表示する。この場合、顧客はそのまま精算装置40に赴き、精算装置40に精算移行コードCDPを読み取らせて精算を行うことができる。
なお、精算移行指示ボタンBT41は、保留解除が完了する等して精算不可の状態が解消されるまでは操作が不可とされてよい。操作が不可の状態であるのにかかわらず精算移行指示ボタンBT41が操作された場合には、顧客が現在の保留解除が必要とされる状況を把握していない可能性がある。そこで、このような場合には、顧客に向けて、保留解除を店員に行ってもらうためにサービスカウンタへ赴いてもらうことの案内を、ポップアップウィンドウなどにより表示することで、店員が的確に現在の状況を把握できるようにしてよい。なお、精算移行指示ボタンBT41に代えて、例えば店員を呼び出すための操作が行われるボタン、あるいは商品登録画面に戻すための操作が行われるボタンが配置されてもよい。
サービスカウンタには、取引情報管理装置80が設置されている。取引情報管理装置80は、保留解除に対応する処理を実行可能とされている。この場合、取引情報管理装置80にはコードスキャナが設けられている。なお、例えばサービスカウンタにて設置され、保留解除に対応する処理を実行可能な店員用端末は、取引情報管理装置80に限定されるものではなく、例えばPOSレジスタ等であってもよい。
店員は、顧客から提示された保留解除移行コード画面に表示されている保留解除移行コードCDHを、取引情報管理装置80に読み取らせる操作を行う。取引情報管理装置80は、保留解除移行コードCDHの読み取りを受け付け可能とされている。つまり、取引情報管理装置80は、保留解除移行コードCDHにおいて示される読み取り制御情報を参照して、自己が読み取り可能なコードであることを認識し、保留解除移行コードCDHの読み取りを実行する。
取引情報管理装置80は、読み取った保留解除移行コードCDHにおいて示されるカート識別情報を取得する。取引情報管理装置80は、カート識別情報が示すカート情報を取引管理装置60から取得する。
取引情報管理装置80は、取得されたカート情報を利用して、保留解除処理画面を表示する。取引情報管理装置80にて表示される保留解除処理画面は、例えば第1実施形態の精算装置40にて表示される保留解除処理画面と同様の態様であってよい。店員は、保留解除処理画面に対する操作によって、保留商品ごとに保留状態を解除する。
そこで、顧客は、保留解除移行コード画面において表示されている精算移行指示ボタンBT41を操作する。精算移行指示ボタンBT41が操作されたことに応じて、客端末装置50は、図11(D)と同様の精算移行コード画面を表示させる。顧客は、精算装置40に赴き、精算装置40に精算移行コードCDPを読み取らせて精算を行うようにされる。
また、店舗に設置された精算装置40のうちで稼働中の精算装置40の数が一定以上の場合にも、或る精算装置40にて店員が保留解除の操作を行っていたとしても、精算順番待ちの顧客の待ち時間が長くなる状況となりにくい。そこで、稼働中の精算装置40の数が一定以上である場合には、精算装置40での保留解除が可能なようにされてよい。
しかしながら、取引情報管理装置80に加えて、あるいは取引情報管理装置80に代えて、例えば店員が所持するタブレットのような店員用携帯端末を保留解除処理が可能な店員用端末として使用してよい。
この場合には、保留解除移行コード画面において、店舗内にいる店員を見かけたら保留解除のために声をかけるよう案内するメッセージが表示されてよい。顧客は、例えば最寄りの店員に声をかけ、保留解除移行コード画面を提示する。店員は、保留解除移行コード画面の保留解除移行コードCDHを店員用携帯端末に読み取らせて、店員用携帯端末に保留解除処理画面を表示させ、保留解除の操作を行うことができる。
続いて、第3実施形態について説明する。第1実施形態において、保留解除コード画面には保留解除移行コードCDHが表示されていた。保留解除移行コードCDHは、店員用端末が読み取ることにより、店員用端末が保留解除の処理に移行可能なように制御可能であるが、精算装置40は読み取り不可とされたコードであった。
精算移行禁止制御コードは、カート識別情報と精算移行禁止フラグとを含む。精算移行禁止制御コードは、保留解除移行コードCDHと同様に2次元コードであってもよいし、バーコードであってもよい。
精算移行禁止制御コードが表示される保留解除移行コード画面においては、精算装置40に赴いて精算移行禁止制御コードを読み取らせてもらうようにすることを顧客に案内するメッセージが表示されてよい。
精算移行禁止フラグのあることを認識した場合、精算装置40は、顧客に向けて、例えば、登録された商品に保留商品が含まれているため現段階では精算を行えないことを通知するとともに、サービスカウンタに赴いて店員に保留解除を行ってもらうように案内するメッセージを表示する。
なお、本実施形態においても取引情報管理装置80にて、全ての保留商品の保留状態の解除が完了したことに応じて、引き続き、店員の操作に応じて精算処理が可能なようにされてもよい。
なお、本実施形態においても店員用携帯端末が、保留解除処理が可能な店員用端末として使用されてよい。
続いて、第4実施形態について説明する。本実施形態の保留解除移行コード画面は、精算移行コードCDPや保留解除移行コードCDH等のコードの表示は含まれないようにされたうえで、顧客に向けて、保留解除のためにサービスカウンタに赴いてもらう、あるいは店員に声がけしてもらうことを案内するメッセージが表示される。
そのうえで、本実施形態の客端末装置50は、上記の保留解除移行コード画面を表示するとともに保留解除許可通知を生成し、生成した保留解除許可通知を、例えば取引情報管理装置80経由で店員用端末(取引情報管理装置80、店員用携帯端末等)に送信するようにされる。
以降は、第3実施形態の変形例と同様に、顧客からの保留解除の申し出を受けた店員が、店員用端末を操作して保留解除を行うことができる。
続いて、第5実施形態について説明する。本実施形態の保留解除移行コード画面においいては、精算移行コードCDPや保留解除移行コードCDH等のコードの表示に代えて、保留解除を行ってもらう店員を呼び出すためのボタン(店員呼出ボタン)が表示される。このような保留解除移行コード画面には、顧客に向けて、店員に保留解除してもらうため店員呼出ボタンを操作してもらうことを顧客に案内するメッセージが表示されてよい。また、この場合には、店舗における精算装置40以外の所定の場所に移動したうえで店員呼出ボタンを操作してもらうように案内するメッセージが表示されてよい。このようなメッセージが表示されることで、呼び出しを受けた店員は、店員呼出ボタンを操作した顧客を探しやすくなる。
本変形例の保留解除許可通知には、保留解除の対象となる取引を示すカート識別情報が含まれている。保留解除許可通知を受信した店員用端末は、例えば第3実施形態と同様に、取引状況一覧の表示において、受信された保留解除許可通知に含まれるカート識別情報により示される取引(保留解除対象の取引)のリスト項目について、所定の表示態様により保留解除処理が可能なことを示すようにされてよい。店員は、店員用携帯端末にて保留解除対象の取引の保留解除処理画面を表示させたうえで、保留解除の操作を行うことができる。
続いて、第6実施形態について説明する。本実施形態の保留解除移行コード画面は、精算移行コードCDPとともに、顧客に向けて、店員により保留解除を行ってもらうように案内するメッセージが表示される。
このような保留解除移行コード画面は、例えば図11(D)のように精算移行コードCDPが配置された精算移行コード画面に上記のメッセージが表示されるようにして簡易に生成することができる。
なお、仮に顧客が、保留解除移行コード画面にて表示された精算移行コードCDPを精算装置40に読み取らせた場合、精算装置40は、精算移行コードCDPの読み取りを受け付け、読み取った精算移行コードCDPが示すカート情報を取得することができる。ただし、この場合には、例えば図13に示したのと同様の精算画面が表示される。この場合、顧客は、すぐに精算装置40にて精算を行うことはできず、まず、店員に精算装置40を操作してもらうことで、保留解除を行ってもらうことになる。通常、本実施形態の場合には、保留解除移行コード画面に表示されたメッセージに従って、店員に保留解除を依頼する行動をとる。
あるいは、顧客が、保留解除移行コード画面にて表示された精算移行コードCDPを精算装置40に読み取らせたことに応じて、精算装置40がカート識別情報を取引管理装置60に送信すると、取引管理装置60は、受信されたカート識別情報において保留商品の登録を示す保留商品情報が含まれているか否かを判定するようにしてよい。取引管理装置60は、カート識別情報において保留商品情報が含まれている場合には、精算装置40にカート情報を送信せずに、保留商品の登録があることにより精算不可であることを示すエラー通知を精算装置40に送信してよい。当該エラー通知を受信した精算装置40は、顧客に向けて、保留商品があることにより精算が不可であるため、店員により保留解除を行ってもらうように案内するメッセージを表示するようにされてよい。
本実施形態の店員用端末は、保留解除処理に対応して精算移行コードCDPを読み取り可能とされている。店員用端末は、精算移行コードCDPを読み取ったことに応じて、精算移行コードCDPが示すカート識別情報に対応付けられたカート情報を取引管理装置60から取得する。店員用端末は、取得したカート情報を利用して保留商品処理画面を表示させる。店員は、保留商品処理画面を操作して保留解除の操作を行うようにされる。
なお、本実施形態においても店員用端末にて、全ての保留商品の保留状態の解除が完了したことに応じて、引き続き、店員の操作に応じて精算処理が可能なようにされてもよい。
以下、本実施形態の変形例について説明する。以下に説明する変形例は、適宜、上記実施形態及び他の変形例と組み合わされてよい。
保留商品のうちには医薬品が含まれる。本変形例として、例えば医薬品については、顧客が客端末装置50に商品コードを読み取らせる操作を行ったうえで、例えば医薬品が陳列された売り場を担当する薬剤師の資格を有する店員の店員識別情報を客端末装置50に取得させるようにする。
店員識別情報の取得は、例えば薬剤師の資格を有する店員が所持する店員証に付された店員コードを客端末装置50に読み取らせることにより行われてもよいし、客端末装置50が店員証のRFIDタグから受信するようにされてもよい。
客端末装置50は、薬剤師の資格を有する店員の店員識別情報を対応付けた医薬品の商品コードを取引管理装置60に送信する。取引管理装置60は、医薬品の商品コードに薬剤師の資格を有する店員の店員識別情報が対応付けられている場合には、既に保留解除された商品としてカート情報に登録するようにされてよい。
このような位置対応識別情報は、例えば医薬品が陳列された売り場を担当する薬剤師の資格を有する店員の店員識別情報、あるいは医薬品が陳列されたケースに付されたケース識別情報等であってよい。
顧客は、店員から引き渡された医薬品の商品コードを客端末装置50に読み取らせるとともに、位置対応識別情報としての店員識別情報やケース識別情報を客端末装置50に取得させる。店員識別情報は、薬剤師の資格を有する店員が所持する店員証に付された店員コードを客端末装置50に読み取らせることで取得されるようにしてよい。ケース識別情報は、ケースに設けられたケース識別情報を客端末装置50に読み取らせることで取得されるようにしてよい。
上記各実施形態において、ショッピングアプリケーションを利用する顧客は、店舗の会員として登録した者であることが前提となる。ただし、例えばショッピングアプリケーションの普及のために、最初の取引については会員登録をしなくとも商品の登録が可能とされてよい。このように会員登録していない顧客が最初の取引においてショッピングアプリケーションを利用して商品登録を完了させた場合には、例えば、客端末装置50は、精算移行コード画面や保留解除移行コード画面に代えて、精算の前にサービスカウンタに赴くか近くの店員を呼び出す等して、会員登録の手続を店員にしてもらうようにすることを顧客に案内する画面を表示してよい。
また、店舗では、会員登録を済ませたうえで最初にショッピングアプリケーションを利用した顧客に記念品を贈呈するキャンペーン等を行うようにされてよい。この場合、顧客が最初にショッピングアプリケーションを利用して商品登録を完了させた段階で、客端末装置50は、精算移行コード画面や保留解除移行コード画面に代えて、精算の前にサービスカウンタに赴くか近くの店員を呼び出す等して記念品を受け取るように顧客に案内する画面を表示してよい。
例えば、前回の取引において、商品の売価違い、リコール対象の商品の購入、釣銭の取り忘れなどのような不具合が生じていたような場合がある。このような不具合の履歴は、取引管理装置60にて記憶される。そこで、顧客により今回のショッピングアプリケーションの利用に応じた商品登録が完了した際に、取引管理装置60が記憶する履歴に基づいて、前回の取引において不具合が発生していたことが判定された場合には、客端末装置50は、精算移行コード画面や保留解除移行コード画面に代えて、不具合通知画面を表示してよい。不具合通知画面においては、例えば、精算の前にサービスカウンタに赴くか近くの店員を呼び出す等して、前回の取引における不具合に対する応対を店員にしてもらうようにすることを、顧客に案内する内容を有する。
なお、上記実施形態及び変形例等において、客端末装置50や取引情報管理装置80等が実行する処理の一部を、客端末装置50や取引情報管理装置80と通信経由で接続される取引管理装置60等の上位装置が実行するようにされてよい。また、上記実施形態及び変形例等において、精算装置40が実行する処理の一部を、精算装置40と通信経由で接続される取引管理装置60等の上位装置が実行するようにされてよい。
上記のような態様の1つとして、本実施形態のショッピングシステムにおいてシンクライアントシステムの構成が備えられてよい。
一例として、取引管理装置60がシンクライアント対応のサーバ(例えば、クラウドサーバ)として構成され、客端末装置50や取引情報管理装置80等は、シンクライアントとして機能するようにされてよい。この場合、客端末装置50や取引情報管理装置80等のシンクライアント端末は、自己に対して行われる操作に応じたコマンドや撮像画像等の情報を取引情報管理装置80に送信する。取引情報管理装置80はシンクライアント端末から受信した情報に応答して、商品登録、カート情報における保留商品の有無の判定等の処理を実行し、処理結果が反映された画面等としての画像データあるいはウェブページデータをシンクライアント端末に送信してよい。シンクライアント端末としての客端末装置50や取引情報管理装置80等は、画像ビューワあるいはウェブブラウザにより、送信された画像データやウェブページデータを表示する。
[技術分野]
本発明は、可搬型登録端末、商品販売データ処理システム、店員用端末、及びプログラムに関する。
[背景技術]
携帯端末を用いて顧客自らが商品を登録するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2020-067947号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
可搬型登録端末を用いて顧客自らが商品の登録を行う商品販売データ処理システムにおいては、可搬型登録端末により登録された商品について、店員の介在が必要であるとの登録結果となる場合がある。店員の介在が必要な商品(店員介在商品)が含まれる取引については、店員により店員介在商品に対応する所定の処理が行われてから精算に移行するようされる。店員介在商品に対応する処理については、他の顧客の会計を妨げないように行われることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、可搬型登録端末を用いて顧客自らが商品の登録を行う商品販売データ処理システムにおいて、他の顧客の会計の進行を妨げないように店員介在商品に対応する処理が行われるようにすることを目的とする。
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、商品を登録する登録手段と、前記登録手段により登録された商品において、店員が介在する店員介在処理の必要な要店員介在商品(例えば、保留商品)が含まれない場合は精算移行情報(例えば、精算移行コードCDPを含む精算移行コード画面)を生成し(例えば、ステップS103)、前記要店員介在商品が含まれる場合には店員介在処理(例えば、保留解除処理)への移行に関する店員介在移行情報(例えば、保留解除移行コード画面において表示される、精算移行コードCDP、保留解除移行コードCDH、店員呼出ボタン、顧客向けのメッセージ等)を生成(例えば、ステップS104)する情報生成手段とを備える可搬型登録端末(例えば、客端末装置50)である。
これにより、客端末装置50を用いて顧客自らが商品の登録を行うショッピングシステム(商品販売データ処理システム)において、他の顧客の会計の進行を妨げないように店員介在商品に対応する処理が行われるようにすることができる。
この場合の店員介在移行情報は、保留解除移行コード画面にて表示される保留解除移行コードCDH、精算移行コードCDP、店員呼出ボタン操作に応じた保留解除許可通知等である。
Claims (9)
- 商品を登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された商品において、店員が介在する店員介在処理の必要な要店員介在商品が含まれない場合は精算移行情報を生成し、前記要店員介在商品が含まれる場合には店員介在処理への移行に関する店員介在移行情報を生成する情報生成手段と
を備える可搬型登録端末。 - 前記情報生成手段が生成した店員介在移行情報を所定の店員用端末に出力する情報出力手段を備える
請求項1に記載の可搬型登録端末。 - 前記店員用端末に出力される店員介在移行情報は、前記店員用端末にて前記店員介在処理の実行を可能とする情報である
請求項2に記載の可搬型登録端末。 - 前記情報生成手段は、店員介在移行情報として、店員を呼び出し可能な操作が可能な画面の情報を生成する。
請求項1から3のいずれか一項に記載の可搬型登録端末。 - 可搬型登録端末と店員用端末とを備える商品販売データ処理システムであって、
前記可搬型登録端末は、
商品を登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された商品において、店員が介在する店員介在処理の必要な要店員介在商品が含まれない場合は精算移行情報を生成し、前記要店員介在商品が含まれる場合には店員介在処理への移行に関する店員介在移行情報を生成する情報生成手段とを備え、
前記店員用端末は、
前記店員介在処理として、前記要店員介在商品が含まれる取引情報を編集する編集手段を備える
商品販売データ処理システム。 - 前記店員用端末は、前記編集手段により編集された取引情報を利用した精算処理を実行可能な精算手段を備える
請求項5に記載の商品販売データ処理システム。 - 一取引に対応して可搬型登録端末が登録した商品に店員が介在する店員介在処理の必要な要店員介在商品が含まれたことに応じて、前記店員介在処理として、前記要店員介在商品が含まれる取引情報を編集する編集手段を備える
店員用端末。 - 可搬型登録端末としてのコンピュータを、
商品を登録する登録手段、
前記登録手段により登録された商品において、店員が介在する店員介在処理の必要な要店員介在商品が含まれない場合は精算移行情報を生成し、前記要店員介在商品が含まれる場合には店員介在処理への移行に関する店員介在移行情報を生成する情報生成手段
として機能させるためのプログラム。 - 可搬型登録端末とサーバとを備える商品販売データ処理システムであって、
前記サーバは、
可搬型登録端末から送信される商品識別情報に基づいて商品を登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された商品において、店員が介在する店員介在処理の必要な要店員介在商品が含まれない場合は精算移行情報を生成し、前記要店員介在商品が含まれる場合には店員介在処理への移行に関する店員介在移行情報を生成し、生成した前記精算移行情報または店員介在移行情報が前記可搬型登録端末にて出力されるようにする情報生成手段とを備える
商品販売データ処理システム。
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