JP2022064087A - チップパッケージの収容方法、及び、パッケージ基板の加工方法 - Google Patents

チップパッケージの収容方法、及び、パッケージ基板の加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 パッケージ基板を分割して形成される複数のチップパッケージを管状収容具に収容する方法について、新規の技術を提案する。【解決手段】 少なくとも一端に開口部72bを有する管状収容具72に複数のチップパッケージ15を収容する収容方法であって、チップパッケージ15が載置され、傾斜可能なチップ載置部74c上に、複数のチップパッケージ15を第1の方向に沿って一列に整列させる整列ステップと、整列ステップを実施する前または後に、管状収容具72の開口部72bを第1の方向でチップ載置部74cに連接させる管状収容具連接ステップと、整列ステップと管状収容具連接ステップとを実施した後、管状収容具72がチップ載置部74cよりも下になるようチップ載置部74cと管状収容具72とを傾斜させ、複数のチップパッケージ15を管状収容具72内へと連続的に滑落させて収容する収容ステップと、を備えたチップパッケージ15の収容方法とする。【選択図】図4

Description

本発明は、パッケージ基板を分割して形成される複数のチップパッケージを管状収容具に収容する収容方法に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、CSP(Chip Size Package)基板、QFN(Quad Flat Non-leaded Package)基板などのパッケージ基板が知られている。これらのパッケージ基板は、分割予定ラインによって区画されて複数のデバイスが形成されたデバイス部と、デバイス部を囲繞する余剰連結部と、を有して構成される。このように構成されるパッケージ基板は、分割予定ラインに沿ってデバイス部と余剰連結部とを連続して縦横に切削することにより、個々のチップパッケージに分割される。
特許文献2では、分割されたチップパッケージをピックアップして収容トレイに自動的に収容する方法について開示がされている。
他方、特許文献3では、分割されたチップパッケージを断面略矩形形状のチューブ本体に連続的に並べて収容する管状の収容具について開示がされている。
特開2015-005543号公報 特開2010-141267号公報 特開平6-064676号公報
特許文献3に開示されるような収容具を利用する場合には、従来は作業者が手作業でチップパッケージを収容しており、作業手間や時間を要するものであった。
本発明は、以上の問題に鑑み、パッケージ基板を分割して形成される複数のチップパッケージを管状収容具に収容する方法について、新規の技術を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
本発明の一態様によれば、
少なくとも一端に開口部を有する管状収容具に複数のチップパッケージを収容する収容方法であって、
チップパッケージが載置され、傾斜可能なチップ載置部上に、複数のチップパッケージを第1の方向に沿って一列に整列させる整列ステップと、
整列ステップを実施する前または後に、管状収容具の開口部を第1の方向でチップ載置部に連接させる管状収容具連接ステップと、
整列ステップと管状収容具連接ステップとを実施した後、管状収容具がチップ載置部よりも下になるようにチップ載置部と管状収容具とを傾斜させ、複数のチップパッケージを管状収容具内へと連続的に滑落させて収容する収容ステップと、を備えたチップパッケージの収容方法とする。
また、本発明の一態様によれば、
収容ステップでは、
第1の方向に沿って一列に整列した複数のチップパッケージを挟んで管状収容具に対向する押圧機構で、複数のチップパッケージを管状収容具の開口部に向かって押圧することで、複数のチップパッケージを管状収容具に収容する、こととする。
また、本発明の一態様によれば、
管状収容具は、他端側に開口する他端側開口部を有し、
収容ステップでは、管状収容具の他端側開口部を吸引源に接続して他端側開口部から吸引しつつ複数のチップパッケージを管状収容具の一端側から管状収容具へと滑落させる、こととする。
また、本発明の一態様によれば、
収容ステップでは、チップ載置部上に液体を流しつつ複数のチップパッケージを管状収容具へと滑落させる、こととする。
また、本発明の一態様によれば、
整列ステップでは、第1の方向に沿って一列に整列した複数のチップパッケージからなるチップパッケージ群が、第1の方向に交差する第2の方向に複数形成され、
管状収容具連接ステップでは、各チップパッケージ群にそれぞれ対応した複数の管状収容具がチップ載置部に連接され、
収容ステップでは、複数の管状収容具に対してそれぞれ対応するチップパッケージ群が同時に収容される、こととする。
また、本発明の一態様によれば、
複数のチップパッケージが少なくとも一列に配置されたパッケージ基板を分割して複数のチップパッケージを形成するパッケージ基板の加工方法であって、
パッケージ基板を保持ユニットで保持する保持ステップと、
保持ユニットで保持されたパッケージ基板を、複数のチップパッケージの配置を保った状態で分割し、複数のチップパッケージを形成する分割ステップと、
保持ユニット上から、複数のチップパッケージの配置を保った状態で複数のチップパッケージを傾斜可能なチップ載置部上に搬出し、複数のチップパッケージが第1の方向に沿って一列に整列した状態とする整列ステップと、
少なくとも整列ステップを実施する前または整列ステップを実施した後に、管状収容具の一端側の開口部を第1の方向でチップ載置部に連接させる管状収容具連接ステップと、
整列ステップと管状収容具連接ステップとを実施した後、管状収容具がチップ載置部よりも下になるようにチップ載置部と管状収容具とを傾斜させ、チップ載置部上に載置された複数のチップパッケージを管状収容具へと滑落させ管状収容具に複数のチップパッケージを収容する収容ステップと、を備えたパッケージ基板の加工方法とする。
本発明の一態様によれば、複数のチップパッケージを連続的に管状収容具内へと収容させることができ、チップパッケージの収容に要する作業手間や作業時間を削減することができる。
また、本発明の一態様によれば、チップパッケージの滑落が押圧機構によって補助され、管状収容具内へとチップパッケージを確実に収容させることができる。
また、本発明の一態様によれば、チップパッケージの滑落がエアー吸引による吸引力によって補助され、管状収容具内へとチップパッケージを確実に収容させることができる。
また、本発明の一態様によれば、チップパッケージの滑落が液体による潤滑性によってスムーズになり、管状収容具内へとチップパッケージを確実に収容させることができる。
また、本発明の一態様によれば、複数の管状収容具に対し、一括で各チップパッケージ群を収容することができ、短時間で多数のチップパッケージの収容が可能となる。
また、本発明の一態様によれば、チップパッケージの配置を保った状態で複数のチップパッケージを管状収容具に収容することができ、管状収容具とチップパッケージの紐付けが可能となって、後のチップパッケージのトラッキングが容易となる。
分割装置の構成例について説明する図。 パッケージ基板と保持ユニットについて説明する図。 保持機構の構成について示す図。 チップ収容機構の構成について示す図。 (A)はチップパッケージが管状収容具に進入する様子について示す側面図。(B)は収容部に収容された状態のチップパッケージを示す図。 チップ収容機構の構成例について示す図。 チップ収容機構の第2の構成例について示す図。 チップ収容機構の第3の構成例について示す図。 チップ収容機構の第4の構成例について示す図。 収容方法の一実施例にかかるフローチャート。
以下、本発明の好適な実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、パッケージ基板1を第1の分割予定ライン21および第2の分割予定ライン22に沿って切断するため分割装置100の斜視図である。 なお、以下の実施例では、分割装置として切削ブレードにより切削加工をする切削装置の例を用いて説明するが、分割装置としてはレーザービームを照射するレーザー加工により分割を行うレーザー加工装置を用いることとしてもよい。
図1に示す分割装置100は、装置ハウジング2を備え、装置ハウジング2の中央部には、被加工物を保持する保持機構3と、該保持機構3に保持された被加工物を切削するための切削機構4が配設されている。保持機構3は、パッケージ基板1を吸引保持する保持ユニット50と、該保持ユニット50を支持するベース32と、を具備している。
図2に示すように、保持ユニット50は、矩形の板状に形成され、上側となる表面50aにパッケージ基板1を吸引保持する吸引保持部51が設けられる。
図2に示すように、被加工物であるパッケージ基板1は、基板11の表面11aの第1の方向F1に延びる複数の第1の分割予定ライン21と、第1の分割予定ライン21と直交する第2の方向F2に延びる第2の分割予定ライン22と、が格子状に形成される。第1の分割予定ライン21と第2の分割予定ライン22によって区画された領域にチップパッケージ15が配置され、基板11の裏面側において合成樹脂16(図3)にてモールディングされている。このように形成されたパッケージ基板1は、第1の分割予定ライン21および第2の分割予定ライン22に沿って切断され個々のチップパッケージ15に分割される。
なお、被加工物としては、図2に示されるように、互いに直交する第1,第2の方向に分割予定ラインが形成されるものの他、第1の方向F1は分割する必要がなく第2の方向F2にのみ分割予定ラインが形成され、第2の方向F2についてのみ切削加工が施されるものも想定される。
図1に示すように、保持機構3のベース32は、図示せぬ駆動機構により、垂直軸周りに回動可能に構成されるとともに、加工送り方向であるX軸方向に移動可能に構成される。ベース32はX軸方向に移動することで、パッケージ基板1の搬入・搬出を行う搬入・搬出領域と、切削機構4により加工がされる加工領域と、に位置づけられる。
図1に示すように、切削機構4は、加工送り方向(X軸方向)と直交する割り出し送り方向(Y軸方向)に沿って配設されたスピンドルハウジング41と、スピンドルハウジング41に回転可能に支持された回転スピンドル42と、回転スピンドル42の先端部に装着された切削ブレード43と、切削ブレード43の両側に配設された切削水供給ノズル44を具備している。スピンドルハウジング41は、図示せぬY軸方向移動手段によってY軸方向に沿って移動可能に構成されている。回転スピンドル42は、図示せぬサーボモータ等の駆動源によって回転駆動され、切削ブレード43が高速回転される。
図1に示すように、切削機構4が配置される加工領域と搬入・搬出領域との間には、加工領域において切削加工され個々のチップに分割された被加工物の上面を洗浄するための洗浄機構5が配設される。この洗浄機構5は、保持機構3に設けられる保持ユニット50の移動経路の上方に配設されており、保持ユニット50上に保持された切削加工後のパッケージ基板1の上面に洗浄水を噴射して洗浄を行う。
図1に示すように、保持機構3のY軸方向における一方の側には、加工前のパッケージ基板1を収容したカッセットを載置するカセット載置領域6aが設けられており、カセット載置領域6aには図示せぬ昇降手段によって上下方向に移動されるカセットテーブル60が配設されている。このカセットテーブル60にパッケージ基板1が複数枚収容されたカセット6が載置される。カセット載置領域6aの前側には、カセット6に収容されたパッケージ基板1を仮置きするとともに位置合わせを行う仮置機構7と、カセット6に収容されたパッケージ基板1を仮置機構7に搬出する被加工物搬出機構8が配設されている。
図1に示すように、仮置機構7と保持機構3の間には、仮置機構7に搬出され位置合わせが行われた加工前のパッケージ基板1を、搬入・搬出領域に位置付けられた保持ユニット50に搬送する搬入機構9が配設されている。この搬入機構9は、パッケージ基板1の上面を吸引保持する吸引保持パッド91と、吸引保持パッド91を支持し吸引保持パッド91を上下方向に移動するエアシリンダ機構92と、エアシリンダ機構92を支持する作動アーム93と、作動アーム93をY軸方向に移動せしめる図示せぬ移動手段とからなっている。
図1に示すように、搬入機構9には、保持ユニット50に保持されたパッケージ基板1の加工領域を検出する撮像機構12が付設されている。この撮像機構12は、顕微鏡やCCDカメラ等の光学手段から構成される。
図1に示すように、保持機構3のY軸方向における他方の側には、切削加工により分割されたチップパッケージを、下面洗浄機構13を経由してチップ収容機構70に搬送する搬送機構17が設けられる。搬送機構17は、保持ユニット50に載置された分割後のチップパッケージの上面を吸引保持する吸引保持パッド171と、吸引保持パッド171を支持し吸引保持パッド171を上下方向に移動するエアシリンダ機構172と、エアシリンダ機構172を支持する作動アーム173と、該作動アーム173をY軸方向に移動させる図示せぬ移動手段とを有して構成される。
図1に示すように、保持機構3のY軸方向における他方の側には、切削加工により分割されたチップパッケージの下面を洗浄するための下面洗浄機構13が配設されている。この下面洗浄機構13は、回転可能に構成されたスポンジ等からなる洗浄ローラー131と、洗浄ローラー131に洗浄水を供給する図示せぬ洗浄水供給機構と、を有して構成される。
図1に示すように、下面洗浄機構13の側方には、分割されたチップパッケージ15を収容するためのチップ収容機構70が設けられる。チップ収容機構70は、管状収容具72と、複数のチップパッケージ15と、を載置するためのステージ74を有する。ステージ74には、分割されたチップパッケージ15が搬送機構17によって供給される。
図3は、保持機構3の構成について示す側面一部断面図である。
保持機構3は、パッケージ基板1を吸引保持する保持ユニット50と、保持ユニット50を支持するベース32とを具備している。
ベース32は円盤状に構成され、ベース32の上面側には板状の保持ユニット50が載置される。ベース32には、保持ユニット50を吸引保持するための吸引路37が形成され、吸引路37が制御弁38aを介して吸引源39に接続される。制御弁38aを開くことで保持ユニット50がベース32に吸引保持され、保持ユニット50とベース32が一体化される。
吸引により一体化された保持ユニット50とベース32は、図示せぬ移動機構により、X軸方向に水平移動するように構成され、また、図示せぬ回転機構により、Z軸回りに回転するように構成される。
ベース32の上面には水平方向に延びる吸引溝32aが設けられ、内部には吸引溝32aを外部の吸引源39に通じさせる吸引路32bが設けられる。吸引路32bは、制御弁39aを介して吸引源39に接続され、制御弁39aによって吸引溝32aでの吸引の開始、停止が制御される。
図2、及び、図3に示すように、保持ユニット50において、パッケージ基板1に形成される各チップパッケージ15(図2)に対応する箇所には、上下方向に連通する吸引孔56が形成され、各吸引孔56がベース32の吸引溝32aと連通するように構成される。
図3に示すように、パッケージ基板1の加工がされる前においては、これらの各吸引孔56によって、パッケージ基板1全体が保持ユニット50に吸引保持される。このように各吸引孔56によって、保持ユニット50の表面50aにパッケージ基板1を保持する吸引保持部51が構成される。
図2、及び、図3に示すように、保持ユニット50において、パッケージ基板1に形成される各第1の分割予定ライン21および各第2の分割予定ライン22に対応する箇所には、切削ブレード43による保持ユニット50の切断を避けるための逃し溝52,53が形成される。
図2に示すように、逃し溝52,53は、各第1の分割予定ライン21および各第2の分割予定ライン22に対応するように格子状に配置され、各逃し溝52,53によって囲まれるチップ保持領域54に吸引孔56が配置され、各吸引孔56によって分割加工後のチップパッケージ15(図2)が吸引保持される。
図4は、チップ収容機構70の構成について示す図である。
本実施例のチップ収容機構70は、水平な載置部74aを形成するステージ74を有する。載置部74aには、管状収容具72が載置される収容具配置部74bと、チップパッケージ15が載置されるチップ配置部74cと、が形成される。
管状収容具72は、管状の長尺の部材であって、その長手方向(第1の方向F1)には、複数のチップパッケージ15が連続的に通過可能な通路となる収容部72aが形成される。収容部72aの両端は外部に開放され、一端側に形成される開口部72bは、チップパッケージ15が進入する入り口となる開口部72bとして機能する。収容部72aの他端側に形成される他端側開口部72cは、ステージ74に載置された状態でストッパー75によって閉鎖される。
本実施例では、収容具配置部74bには、複数の管状収容具72を所定の位置に配置するための位置決め用の溝部74d,74dが形成され、各管状収容具72が溝部74dにセットされた状態では、図5(A)に示すように、収容部72aの底面72dと、チップ配置部74cの表面74eの高さが略一致するように設定される。これにより、チップパッケージ15が開口部72bを通じて収容部72a内へと滑動して進入させることが可能となる。
図5(B)に示すように、管状収容具72の収容部72aの内側の断面形状(管状収容具72の長手方向と直交する面による断面形状)は、チップパッケージ15の形状やサイズに合わせて設計されており、本実施例では、チップパッケージ15の矩形側面の形状に対応して、収容部72aの断面矩形をなすように構成される。
また、図5(B)に示すように、収容部72aの側壁面72m及び天面72nと、チップパッケージ15の側壁面15m及び天面15nとの間には、僅かな隙間が形成される。これにより、収容部72a内においてチップパッケージ15が傾くことなくその姿勢を保ったまま、スムーズに滑動して移動できるようになっている。
なお、管状収容具72は、図4の例に示すように断面を矩形とする管部材とするほか、円形断面、多角形断面の管部材であってもよい。
図5に示すように、チップ配置部74cには、第1の方向F1に沿って複数のチップパッケージ15が一列に整列されるように配置されてチップパッケージ群15Aが構成される。そして、チップパッケージ群15Aが第2の方向F2に複数形成(本実施例では4個)される。各チップパッケージ群15Aは、各管状収容具72に収容されることが予定される。
図6に示すように、ステージ74は、図示せぬ駆動機構により載置部74aを水平の状態から傾斜させることができるように構成される。即ち、ストッパー75側よりもチップ配置部74cが高くなるようにステージ74が傾けられ、これにより、チップパッケージ15がチップ配置部74cの表面74e上を滑落し、管状収容具72内へと連続的に収容される。
図6に示す構成では、チップパッケージ15の滑落を補助するための押圧機構77を設け、チップパッケージ15を押圧して管状収容具72内へと収容する構成としている。押圧機構77は、図示せぬ移動機構により、チップ配置部74cとの平行状態を保ったまま移動するものである。なお、押圧機構77を設けない構成としてもよい。
また、図7に示す構成のように、チップパッケージ15が載置されるチップ配置部74cの表面74eを、複数のローラー78,78の表面にて構成することとしてもよい。この例では、ステージ74を傾けた際にローラー78,78の回転に伴ってチップパッケージ15をよりスムーズに滑落させることができる。なお、この図7の例のように、チップ配置部74cの表面74eの傾斜角度K2と、管状収容具72(収容具配置部74b(図4))の傾斜角度K1は異なる角度としてもよい。
また、図8に示す構成のように、エアー吸引機構79により、ストッパー75側に配置される他端側開口部72cから管状収容具72内の空気を吸引することで、この吸引力によってチップパッケージ15を管状収容具72内へと収容することとしてもよい。
さらに、図9に示す構成のように、ステージ74のチップ配置部74cの表面上に液体81を供給する液体供給機構80を設け、この液体81によりチップパッケージ15がよりスムーズに滑落するように構成することとしてもよい。
次に、以上の装置構成を用いたチップパッケージの加工方法、及び、収容方法について説明する。この方法は、図10に示すフローチャートに示す順に実施される。
<保持ステップ>
図1及び図3に示すように、パッケージ基板1を保持ユニット50で保持するステップである。
<分割ステップ>
図1及び図3に示すように、保持ユニット50で保持されたパッケージ基板1を、複数のチップパッケージの配置を保った状態で分割し、複数のチップパッケージを形成するステップである。本実施例では、切削ブレード43を所定の高さに位置づけて高速回転させるとともに、保持ユニット50(保持機構3)を加工送り方向に加工送りすることで、切削溝を形成し分割がされる。
<整列ステップ>
図4に示すように、チップ配置部74c上に、複数のチップパッケージ15を第1の方向(X軸方向)に沿って一列に整列させるステップである。
本実施例では、図1に示す構成において、切削加工開始から終了に至るまで、パッケージ基板1におけるチップパッケージ15の配列が保持ユニット50によって維持され、この配列が維持されたまま搬送機構17によってチップ収容機構70へと搬送され、チップパッケージ15が図4に示すように整列された状態で、チップ配置部74cに配列される。
<管状収容具連接ステップ>
図4に示すように、整列ステップを実施する前または後に、管状収容具72の開口部72bを第1の方向(X軸方向)でチップ載置部74cに連接させるステップである。
これにより、第1の方向において管状収容具72と、チップパッケージ15が同一方向に配列した状態となる。
<収容ステップ>
図6に示すように、整列ステップと管状収容具連接ステップとを実施した後、管状収容具72がチップ載置部74cよりも下になるようにチップ載置部74cと管状収容具72とを傾斜させ、複数のチップパッケージ15を管状収容具72内へと連続的に滑落させて収容するステップである。
以上のようにして本発明を実現することができる。
即ち、図4乃至図6に示すように、
少なくとも一端に開口部72bを有する管状収容具72に複数のチップパッケージ15を収容する収容方法であって、
チップパッケージ15が載置され、傾斜可能なチップ載置部74c上に、複数のチップパッケージ15を第1の方向に沿って一列に整列させる整列ステップと、
整列ステップを実施する前または後に、管状収容具72の開口部72bを第1の方向でチップ載置部74cに連接させる管状収容具連接ステップと、
整列ステップと管状収容具連接ステップとを実施した後、管状収容具72がチップ載置部74cよりも下になるようチップ載置部74cと管状収容具72とを傾斜させ、複数のチップパッケージ15を管状収容具72内へと連続的に滑落させて収容する収容ステップと、を備えたチップパッケージ15の収容方法とするものである。
これにより、複数のチップパッケージ15を連続的に管状収容具72内へと収容させることができ、チップパッケージ15の収容に要する作業手間や作業時間を削減することができる。
また、図6に示すように、収容ステップでは、第1の方向に沿って一列に整列した複数のチップパッケージ15を挟んで管状収容具72に対向する押圧機構77で、複数のチップパッケージ15を管状収容具72の開口部72bに向かって押圧することで、複数のチップパッケージ15を管状収容具72に収容する、こととする。
この構成では、チップパッケージ15の滑落が押圧機構77によって補助され、管状収容具72内へとチップパッケージ15を確実に収容させることができる。
また、図8に示すように、
管状収容具72は、他端側に開口する他端側開口部72cを有し、
収容ステップでは、管状収容具72の他端側開口部72cを吸引源38aに接続して他端側開口部72cから吸引しつつ複数のチップパッケージ15を管状収容具72の一端側から管状収容具72へと滑落させる、こととする。
この構成では、チップパッケージ15の滑落がエアー吸引による吸引力によって補助され、管状収容具72内へとチップパッケージ15を確実に収容させることができる。
また、図9に示すように、
収容ステップでは、チップ載置部74c上に液体81を流しつつ複数のチップパッケージ15を管状収容具72へと滑落させる、こととするものである。
この構成では、チップパッケージ15の滑落が液体による潤滑性によってスムーズになり、管状収容具72内へとチップパッケージ15を確実に収容させることができる。
また、図4及び図6に示すように、
整列ステップでは、第1の方向F1に沿って一列に整列した複数のチップパッケージ15からなるチップパッケージ群15Aが、第1の方向F1に交差する第2の方向F2に複数形成され、
管状収容具連接ステップでは、各チップパッケージ群15Aにそれぞれ対応した複数の管状収容具72がチップ載置部74cに連接され、
収容ステップでは、複数の管状収容具72に対してそれぞれ対応するチップパッケージ群15Aが同時に収容される、こととするものである。
この方法によれば、複数の管状収容具72に対し、一括で各チップパッケージ群15Aを収容することができ、短時間で多数のチップパッケージの収容が可能となる。
また、図1乃至図6に示すように、
複数のチップパッケージ15が少なくとも一列に配置されたパッケージ基板1を分割して複数のチップパッケージ15を形成するパッケージ基板1の加工方法であって、
パッケージ基板1を保持ユニット50で保持する保持ステップと、
保持ユニット50で保持されたパッケージ基板1を、複数のチップパッケージ15の配置を保った状態で分割し、複数のチップパッケージ15を形成する分割ステップと、
保持ユニット50上から、複数のチップパッケージ15の配置を保った状態で複数のチップパッケージ15を傾斜可能なチップ載置部74c上に搬出し、複数のチップパッケージ15が第1の方向F1に沿って一列に整列した状態とする整列ステップと、
少なくとも整列ステップを実施する前または整列ステップを実施した後に、管状収容具72の一端側の開口部72bを第1の方向でチップ載置部74cに連接させる管状収容具連接ステップと、
整列ステップと管状収容具連接ステップとを実施した後、管状収容具72がチップ載置部74cよりも下になるようにチップ載置部74cと管状収容具72とを傾斜させ、チップ載置部74c上に載置された複数のチップパッケージ15を管状収容具72へと滑落させ管状収容具72に複数のチップパッケージ15を収容する収容ステップと、を備えたパッケージ基板1の加工方法とするものである。
この方法によれば、チップパッケージ15の配置を保った状態で複数のチップパッケージ15を管状収容具72に収容することができ、管状収容具72とチップパッケージ15の紐付けが可能となって、後のチップパッケージ15のトラッキングが容易となる。
1 パッケージ基板
3 保持機構
4 切削機構
11 基板
11a 表面
15 チップパッケージ
21 分割予定ライン
22 分割予定ライン
32 ベース
32a 吸引溝
32b 吸引路
43 切削ブレード
50 保持ユニット
50a 表面
51 吸引保持部
54 チップ保持領域
56 吸引孔
70 チップ収容機構
72 管状収容具
72a 収容部
72b 開口部
72c 他端側開口部
72d 底面
72m 側壁面
72n 天面
74 ステージ
74a 載置部
74b 収容具配置部
74c チップ配置部
74d 溝部
74e 表面
75 ストッパー
77 押圧機構
78 ローラー
79 エアー吸引機構
80 液体供給機構
81 液体
100 分割装置

Claims (6)

  1. 少なくとも一端に開口部を有する管状収容具に複数のチップパッケージを収容する収容方法であって、
    チップパッケージが載置され、傾斜可能なチップ載置部上に、複数のチップパッケージを第1の方向に沿って一列に整列させる整列ステップと、
    該整列ステップを実施する前または後に、該管状収容具の該開口部を該第1の方向で該チップ載置部に連接させる管状収容具連接ステップと、
    該整列ステップと該管状収容具連接ステップとを実施した後、該管状収容具が該チップ載置部よりも下になるように該チップ載置部と該管状収容具とを傾斜させ、複数のチップパッケージを該管状収容具内へと連続的に滑落させて収容する収容ステップと、
    を備えたチップパッケージの収容方法。
  2. 該収容ステップでは、
    該第1の方向に沿って一列に整列した複数のチップパッケージを挟んで該管状収容具に対向する押圧機構で、複数のチップパッケージを該管状収容具の該開口部に向かって押圧することで、複数のチップパッケージを該管状収容具に収容する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のチップパッケージの収容方法。
  3. 該管状収容具は、他端側に開口する他端側開口部を有し、
    該収容ステップでは、該管状収容具の該他端側開口部を吸引源に接続して該他端側開口部から吸引しつつ複数のチップパッケージを該管状収容具の該一端側から該管状収容具へと滑落させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のチップパッケージの収容方法。
  4. 該収容ステップでは、該チップ載置部上に液体を流しつつ複数のチップパッケージを該管状収容具へと滑落させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のチップパッケージの収容方法。
  5. 該整列ステップでは、第1の方向に沿って一列に整列した複数のチップパッケージからなるチップパッケージ群が、該第1の方向に交差する第2の方向に複数形成され、
    該管状収容具連接ステップでは、各チップパッケージ群にそれぞれ対応した複数の管状収容具が該チップ載置部に連接され、
    該収容ステップでは、該複数の管状収容具に対してそれぞれ対応する該チップパッケージ群が同時に収容される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のチップパッケージの収容方法。
  6. 複数のチップパッケージが少なくとも一列に配置されたパッケージ基板を分割して複数のチップパッケージを形成するパッケージ基板の加工方法であって、
    パッケージ基板を保持ユニットで保持する保持ステップと、
    該保持ユニットで保持されたパッケージ基板を、複数のチップパッケージの配置を保った状態で分割し、複数のチップパッケージを形成する分割ステップと、
    該保持ユニット上から、複数のチップパッケージの配置を保った状態で複数のチップパッケージを傾斜可能なチップ載置部上に搬出し、複数のチップパッケージが第1の方向に沿って一列に整列した状態とする整列ステップと、
    少なくとも該整列ステップを実施する前または該整列ステップを実施した後に、該管状収容具の一端側の開口部を該第1の方向で該チップ載置部に連接させる管状収容具連接ステップと、
    該整列ステップと該管状収容具連接ステップとを実施した後、該管状収容具が該チップ載置部よりも下になるように該チップ載置部と該管状収容具とを傾斜させ、該チップ載置部上に載置された複数のチップパッケージを該管状収容具へと滑落させ該管状収容具に複数のチップパッケージを収容する収容ステップと、
    を備えたパッケージ基板の加工方法。
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