JP2022062862A - 地絡検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】地絡検出精度を低下させることなく電源コンデンサの静電容量に応じた地絡検出を実現することが可能な地絡検出装置を提供する。【解決手段】所定周波数の地絡検知用信号が重畳した電力線から分離した地絡検知用信号の周波数強度に基づいて電力線の地絡抵抗値を推定することにより電力線における地絡の発生を検知する地絡検知装置であって、電力線に接続される電源コンデンサの静電容量と周波数強度と地絡抵抗値との関係を示すデータが複数に登録された基本テーブルに基づいて前記データ間を補間する補間特性を取得し、当該補間特性、静電容量の指定値及び周波数強度の計測値に基づいて地絡抵抗値を推定する地絡検知部を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、地絡検知装置に関する。
下記特許文献1には、地絡検知装置が開示されている。この地絡検知装置は、地絡検知用信号を発生させる信号発生部と、地絡検知用信号を第1の電源線路と第2の電源線路とに供給する信号供給部と、第1の電源線路と第2の電源線路とから得られた第1及び第2の地絡検知用信号をそれぞれ含む第1及び第2の被検知信号を信号処理する信号処理部と、信号処理部の第1及び第2の出力信号を加算する加算回路と、単一の加算信号から地絡検知用信号を抽出するバントパスフィルタと、直流電源の地絡を検知する地絡検知部とを備え、地絡検知部は、地絡検知用信号の値が下限閾値よりも小さい又は上限閾値よりも大きい時に第1及び第2の電源線路のインピーダンスの差が変化することにより発生するノイズが地絡検知用信号に重畳していると判断し、地絡の検知を無効化する。
特開2018-009875号公報
ところで、上記特許文献1の地絡検知装置は、AC方式の地絡検出装置である。一般に、高電圧バッテリの正極側電源ラインと接地電極との間及び負極側電源ラインと接地電極との間には、電源の高周波ノイズ除去したり動作を安定化するために電源コンデンサが各々接続される。AC方式の地絡検出装置では、このような電源コンデンサの静電容量を地絡インピーダンスとして捉えてしまうため、地絡検出精度が低下する虞がある。
この懸念への対応として、電源コンデンサの静電容量を考慮して、上記バントパスフィルタから地絡検知部に入力される地絡検知用信号の振幅(周波数強度)に基づいて地絡抵抗値を推定することが考えられるが、電源コンデンサの静電容量は、車両毎に異なる。したがって、電源コンデンサの静電容量を考慮する場合には、結局のところ地絡検知装置を電源コンデンサの静電容量毎に作り分ける必要があるという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、地絡検出精度を低下させることなく電源コンデンサの静電容量に応じた地絡検出を実現することが可能な地絡検出装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、地絡検知装置に係る第1の解決手段として、所定周波数の地絡検知用信号が重畳した電力線から分離した前記地絡検知用信号の周波数強度に基づいて前記電力線の地絡抵抗値を推定することにより前記電力線における地絡の発生を検知する地絡検知装置であって、前記電力線に接続される電源コンデンサの静電容量と前記周波数強度と前記地絡抵抗値との関係を示すデータが複数に登録された基本テーブルに基づいて前記データ間を補間する補間特性を取得し、当該補間特性、前記静電容量の指定値及び前記周波数強度の計測値に基づいて前記地絡抵抗値を推定する地絡検知部を備える、という手段を採用する。
本発明では、に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記地絡検知部は、基本テーブルに基づいて前記静電容量と前記周波数強度との関係を示す第1近似式を前記補間特性として前記静電容量毎に取得し、前記第1近似式と前記指定値とに基づいて前記地絡抵抗値を取得する、という手段を採用する。
本発明では、地絡検知装置に係る第3の解決手段として、上記第2の解決手段において、前記地絡検知部は、前記第1近似式と前記指定値とに基づいて前記周波数強度と前記地絡抵抗値との関係を示す第2近似式を取得し、該第2近似式と前記周波数強度の計測値とに基づいて前記地絡抵抗値を取得する、という手段を採用する。
本発明では、地絡検知装置に係る第4の解決手段として、上記第1~第3のいずれかの解決手段において、前記基本テーブルにおける前記静電容量は、前記電力線に接続される電源コンデンサの静電容量の下限値と上限値とを含むように設定される、という手段を採用する。
本発明では、地絡検知装置に係る第5の解決手段として、上記第1~第4のいずれかの解決手段において、前記地絡検知装置は前記指定値を入力するための入力端子を備える、という手段を採用する。
本発明によれば、地絡検出精度を低下させることなく電源用コンデンサの静電容量に応じた地絡検出を実現することが可能な地絡検出装置を提供することが可能である。
本発明の一実施形態における走行駆動系の全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る地絡検知装置Aの全体構成を示す回路図である。 本発明の一実施形態における地絡検知用信号のインピーダンス等価回路である。 本発明の一実施形態に係る地絡検知装置Aの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態において、Yコンデンサの静電容量に対する周波数強度対地絡抵抗の基準テーブルを示す模式図である。 本発明の一実施形態において、地絡抵抗値と周波数強度との近似多項式を示すグラフ及び係数表である。 本発明の一実施形態において、Yコンデンサの静電容量と周波数強度との近似多項式を示すグラフ及び係数表である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
最初に、本実施形態における走行駆動系の全体構成について、図1を参照して説明する。
この走行駆動系は、車両に備えられた車輪(駆動輪)を回転駆動するものであり、組電池B、一対の電力線Sp、Sn、一対のコンタクタWp、Wn、PCU(Power Control Unit)10、走行モータM、プラス側電源コンデンサCp、マイナス側電源コンデンサCn及びBMS(Battery Management System)20を備えている。このような走行駆動系は、電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両に搭載されている。
組電池Bは、プラス端子(正極端子)とマイナス端子(負極端子)とを備え、複数の電池モジュールが直列接続された二次電池である。各電池モジュールは複数の電池セルが直列接続されたものであり、各電池セルの合計電圧を出力する。すなわち、本実施形態における組電池Bは、電池モジュールの個数及び各電池モジュールにおける電池セルの個数に応じた直流電圧を出力する二次電池である。このような組電池Bは、例えばリチウムイオン電池あるいは燃料電池であり、数百ボルトの直流電圧を出力する。
一対の電力線Sp、Snのうち、プラス側電力線Spは、一端が組電池Bのプラス端子に接続され、他端がPCU10の第1入力側端子に接続されている。このプラス側電力線Spは、例えばバスバーによって形成されており、組電池Bのプラス端子から流出する電池電流をPCU10の第1入力側端子に供給する。
マイナス側電力線Snは、一端が組電池Bのマイナス端子に接続され、他端がPCU10の第2入力側端子に接続されている。このマイナス側電力線Snは、上述したプラス側電力線Spと対をなすバスバーによって形成されており、PCU10の第2入力側端子から流出する電池電流を組電池Bのマイナスに供給する。
一対のコンタクタWp、Wnのうち、プラス側コンタクタWpは、プラス側電力線Spの途中部位に設けられた開閉器である。このプラス側コンタクタWpは、BMS20の被制御素子であり、BMS20から入力される開閉制御信号に基づいて開状態あるいは閉状態に設定される。このようなプラス側コンタクタWpは、開状態において組電池Bのプラス端子とPCU10の第1入力側端子との接続を遮断し、閉状態において組電池Bのプラス端子とPCU10の第1入力側端子とを接続状態とする。
マイナス側コンタクタWnは、マイナス側電力線Snの途中部位に設けられた開閉器である。このマイナス側コンタクタWnは、BMS20の被制御素子であり、BMS20から入力される開閉制御信号に基づいて開状態あるいは閉状態に設定される。このようなマイナス側コンタクタWnは、開状態において組電池Bのマイナス端子とPCU10の第2入力側端子との接続を遮断し、閉状態において組電池Bのマイナス端子とPCU10の第2入力側端子とを接続状態とする。
PCU10は、上述した一対の電力線Sp、Sn及びコンタクタWp、Wnを介して組電池Bから供給される直流電力(電池電力)を所定仕様の交流電力に変換する電力変換回路である。このPCU10は、BMS20の被制御回路であり、BMS20から入力されるPWM信号に基づいて交流電力(出力電力)の仕様(振幅及び周波数)が設定される。
このようなPCU10は、例えば昇圧回路と三相インバータ回路とによって構成されており、三相の力行電力を走行モータMに出力する。昇圧回路は、電池電力(直流電力)を昇圧して三相インバータ回路に供給する一方、三相インバータ回路から入力される回生電力(直流電力)を降圧して一対の電力線Sp、Snに出力する。三相インバータ回路は、昇圧回路から入力される昇圧電力(直流電力)を三相の交流電力(力行電力)に変換して走行モータMに出力する一方、走行モータMから入力される三相の回生電力(交流電力)を直流電力に変換して昇圧回路に出力する。
走行モータMは、PCU10の力行電力(交流電力)を受け入れる3つの入出力端子を備えており、力行電力に応じた回転動力を発生する電動機である。この走行モータMには、力行電力の振幅に応じた駆動電流が通電され、また力行電力の周波数に応じた角速度で回転する。
このような走行モータMは、車両の走行状態によっては発電機として機能する。例えば車両がブレーキ操作された場合、走行モータMは発電機として機能し、3つの入出力端子から回生電力(交流電力)をPCU10に出力する。この回生電力(交流電力)は、PCU10、一対の電力線Sp、Sn及びコンタクタWp、Wnを介して組電池Bに充電される。
プラス側電源コンデンサCpは、一端がプラス側電力線Spに接続され、他端が電動車両の車体フレームに接続されている。このプラス側電源コンデンサCpは、組電池Bにおけるプラス端子の電圧(プラス電圧)を安定化させる平滑コンデンサであり、プラス電圧の変動に応じて充放電する。
マイナス側電源コンデンサCnは、一端がマイナス側電力線Snに接続され、他端が電動車両の車体フレームに接続されている。このマイナス側電源コンデンサCnは、組電池Bにおけるマイナス端子の電圧(マイナス電圧)を安定化させる平滑コンデンサであり、マイナス電圧の変動に応じて充放電する。
なお、このようなプラス側電源コンデンサCp及びマイナス側電源コンデンサCnは、本発明の電源コンデンサに相当するものであり、以下では総称として「Yコンデンサ」という。
このようなプラス側電源コンデンサCp及びマイナス側電源コンデンサCnは、例えば0.1~0.3μFオーダーの静電容量を有するものであるが、電動車両の車種や製造時期等に応じて静電容量が変化し得る。すなわち、プラス側電源コンデンサCp及びマイナス側電源コンデンサCnの静電容量は、数倍のオーダーで変化し得るものである。
BMS20は、組電池Bの状態を監視・制御する電池管理システムである。このBMS20は、組電池Bの出力電流(電池電流)を検出する電流センサ、各電池セルの電圧(セル電圧)を検出する電圧検出回路及び各電池モジュールの温度を検出する温度センサ等を備えている。
このようなBMS20は、電池電流、各セル電圧及びモジュール温度等に基づいて組電池Bの動作状態を認知し、この認知結果に基づいて必要な対処、例えば一対のコンタクタWp、Wnを強制的に開状態に設定して組電池BからPCU10への力行電力の供給を遮断する。
また、BMS20は、図示するように地絡検知装置Aを一機能として内包する。この地絡検知装置Aは、プラス端子及び/あるいはマイナス端子の地絡つまりプラス端子及び/あるいはマイナス端子が何らかの原因で車両の車体フレームに接触する状態に至ったか否かを評価するものである。
このようなプラス端子及び/あるいはマイナス端子の地絡は、例えば一対の電力線Sp、Snの何れか一方あるいは両方が導電性の異物によって車体フレームと接続される状態になることによって発生し得る。すなわち、プラス側電力線Spと車体フレームとの間の絶縁抵抗及びマイナス側電力線Snと車体フレームとの間の絶縁抵抗は、地絡が発生しない正常状態において例えば数十MΩ以上になるが、地絡が発生すると上記数十MΩ(正常絶縁抵抗値)から大幅に減少する。
図1において、抵抗器Rpは、プラス側電力線Spの絶縁抵抗つまりプラス側地絡抵抗に相当する。また、抵抗器Rnは、マイナス側電力線Snの絶縁抵抗つまりマイナス側地絡抵抗に相当する。本実施形態に係る地絡検知装置Aは、このようなプラス側地絡抵抗Rp及びマイナス側地絡抵抗Rnの合成抵抗値(地絡抵抗値)を算出することによりプラス側電力線Spあるいは/及びマイナス側電力線Snの地絡発生を検知する。
このような地絡検知装置Aは、図2に示すように、プラス側分圧回路1p、マイナス側分圧回路1n、加算回路2、BPF(Band Pass Filter)3、MPU(Micro-processing Unit)4、電圧変換回路5、プラス側結合回路6p、マイナス側結合回路6n及び差動増幅器7を備えている。この地絡検知装置Aは、図示するように、電源電圧が所定のプラス電位(+Vcc)である単一の電源Eによって駆動される。
プラス側分圧回路1p及びマイナス側分圧回路1nは、図示するようにオペアンプ(能動素子)を用いた反転増幅器であり、複数の抵抗器、オペアンプ及びコンデンサから構成されている。これらプラス側分圧回路1p及びマイナス側分圧回路1nは、全く同一の回路構成を有する。また、プラス側分圧回路1p及びマイナス側分圧回路1nのうち、プラス側分圧回路1pにはプラス側電力線Spが入力として接続され、マイナス側分圧回路1nには、マイナス側電力線Snが入力として接続されている。
また、プラス側分圧回路1pは、図示するようにオペアンプの入力抵抗が複数の抵抗器の直列接回路になっており、プラス側電力線Spから入力される第1の入力信号V1を分圧すると共にバッファリングして出力する。マイナス側分圧回路1nは、上記プラス側分圧回路1pと同様にオペアンプの入力抵抗が複数の抵抗器の直列接回路になっており、マイナス側電力線Snから入力される第2の入力信号V2を分圧すると共にバッファリングして出力する。
また、プラス側分圧回路1p及びマイナス側分圧回路1nは、オペアンプの帰還抵抗に並列にコンデンサが挿入されているので、ローパスフィルタとしても機能する。すなわち、プラス側分圧回路1p及びマイナス側分圧回路1nは、第1の入力信号V1及び第2の入力信号V2に混入する外乱ノイズを除去するフィルタ機能をも有する。
さらに、このようなプラス側分圧回路1p及びマイナス側分圧回路1nにおいて、能動素子であるオペアンプは、電源Eによって作動する。このようなプラス側分圧回路1p及びマイナス側分圧回路1nは、組電池Bのプラス端子及びマイナス端子に対応して、つまり一対の電力線(プラス側電力線Sp及びマイナス側電力線Sn)に対して各々設けられ、本実施形態における信号処理部である。
加算回路2は、プラス側分圧回路1pの出力とマイナス側分圧回路1nの出力とを受動素子である抵抗器を用いて加算する抵抗加算器である。この加算回路2は、プラス側分圧回路1pの出力信号とマイナス側分圧回路1nの出力信号とを加算した加算信号を生成し、当該加算信号をBPF3に出力する。
BPF3は、所定の周波数帯域の信号のみを通過させるLCRフィルタであり、受動素子であるコイル(L)、コンデンサ(C)及び抵抗器(R)を組み合わせにより帯域通過特性を示す。このBPF3は、上記加算回路2から入力される加算信号、つまり一対の分圧回路1p、1nの出力信号から地絡検知用信号を取り出してMPU4に出力する。
なお、このBPF3及び上記加算回路2は、本実施形態における信号分離部であり、インピーダンスZBPFを有する。上記地絡検知用信号については、詳細を後述する。
MPU4は、各種インタフェース回路、メモリ回路及び演算回路等が集積された集積回路であり、予め内部に記憶された監視プログラムを実行することにより各種機能を発揮する。このMPU4は、上記監視プログラムに基づいてソフトウエア的かつハードウエア的に実現される機能構成要素として、図示するように地絡検知部4a、電圧検知部4b、基準信号発生器4c、記憶部4d及び入力端子4eを備える。
詳細については後述するが、地絡検知部4aは、上述したプラス側分圧回路1p及びマイナス側分圧回路1n、加算回路2及びBPF3を経由してMPU4に入力される地絡検知用信号の振幅(レベル)に基づいて、地絡検知対象であるプラス側電力線Sp及びマイナス側電力線Snに地絡が発生したか否かを検知する機能構成要素である。電圧検知部4bは、差動増幅器7から入力されるモニタ信号に基づいて、組電池Bの充電状態や異常の発生を検知する機能構成要素である。
基準信号発生器4cは、本実施形態における信号発生部であり、上記地絡検知用信号の元となる基準信号を発生させる方形波発生器である。この基準信号は、電源Eの電源電圧よりも低い電圧を振幅とすると共にデューティ比が50%に、かつ繰り返し周波数が所定周波数に設定されたデジタル信号である。
基準信号発生器4cは、このような基準信号(デジタル信号)を電圧変換回路5に出力する。記憶部4dは、地絡抵抗値の推定に必要な基準テーブルを記憶する。この基準テーブルは、上述したYコンデンサの静電容量、周波数強度及び地絡抵抗値との関係を示す複数のデータ(計測値)が登録されたデータテーブルである。入力端子4eは、このような記憶部4dに基準テーブルに上記データ(計測値)を記憶させるための入力端子である。
電圧変換回路5は、上述した電源Eによって作動する能動回路であり、上記基準信号を電源Eの電源電圧を振幅とする基準信号(デジタル信号)に電圧変換する。この電圧変換回路5は、電圧変換後の基準信号(デジタル信号)をプラス側結合回路6p及びマイナス側結合回路6nに出力する。
プラス側結合回路6p及びマイナス側結合回路6nは、図示するように受動素子である抵抗器とコンデンサとからなる直並列回路である。これらプラス側結合回路6p及びマイナス側結合回路6nは、全く同一の回路構成を有する。
すなわち、プラス側結合回路6p及びマイナス側結合回路6nは、各々に直列接続された複数の抵抗器と当該抵抗に並列接続された複数のコンデンサとからなる受動回路であり、一端が上記電圧変換回路5の出力に共通接続されている。このようなプラス側結合回路6p及びマイナス側結合回路6n及び上記電圧変換回路5は、本実施形態における信号供給部である。
このようなプラス側結合回路6p及びマイナス側結合回路6nのうち、プラス側結合回路6pは、他端がプラス側分圧回路1pの入力端(プラス側入力端Kp)、つまりバッテリECUにおけるプラス側電力線Spの接続点に接続されている。また、マイナス側結合回路6nは、他端がマイナス側分圧回路1nの入力端(マイナス側入力端Kn)、つまりバッテリECUにおけるマイナス側電力線Snの接続点に接続されている。
電圧変換回路5からプラス側結合回路6pに入力された基準信号(デジタル信号)は、プラス側結合回路6pのインピーダンスとプラス側電力線Spの接続点に接続された他の回路のインピーダンスで分圧され、上記地絡検知用信号としてプラス側分圧回路1pの入力端に供給される。
また、電圧変換回路5からマイナス側結合回路6nに入力された基準信号(デジタル信号)は、マイナス側結合回路6nのインピーダンスとマイナス側電力線Snの接続点に接続された他の回路のインピーダンスで分圧され、上記地絡検知用信号としてマイナス側分圧回路1nの入力端に供給される。
ここで、プラス側結合回路6pに関する上記他の回路のインピーダンスZ6pは、プラス側分圧回路1pのインピーダンスZ1p、プラス側電力線SpのインピーダンスZSp及び組電池Bの内部インピーダンス等の車両本体側インピーダンスの合成インピーダンスである。
また、マイナス側結合回路6nに関する上記他の回路のインピーダンスZ6nは、マイナス側分圧回路1nのインピーダンスZ1n、マイナス側電力線SnのインピーダンスZSn及び組電池Bの内部インピーダンス等の車両本体側インピーダンスの合成インピーダンスである。なお、上記車両本体側インピーダンスは、組電池Bの内部インピーダンスが十分に低いと仮定すると、略ゼロと考えることができる。
すなわち、プラス側分圧回路1pのプラス側入力端Kpには、プラス側結合回路6pのインピーダンスZ6pと上記他の回路のインピーダンスとで決定される所定振幅の地絡検知用信号が組電池Bのプラス端子の端子電圧Vpに重畳された信号が第1の入力信号V1として入力される。
また、マイナス側分圧回路1nのマイナス側入力端Knには、他方の結合回路6nのインピーダンスZ6nと上記他の回路のインピーダンスとで決定される所定振幅の地絡検知用信号が組電池Bのマイナス端子の端子電圧Vnに重畳された信号が第2の入力信号V2として入力される。
なお、プラス側分圧回路1pに入力される地絡検知用信号は、組電池Bのプラス端子の端子電圧Vpを伝送するプラス側電力線Spの地絡を検知するための重畳信号であり、またマイナス側分圧回路1nに入力される地絡検知用信号は、組電池Bのマイナス端子の端子電圧Vnを伝送するマイナス側電力線Snの地絡を検知するための重畳信号である。
また、上述したプラス側分圧回路1p及びマイナス側分圧回路1nは、プラス側電力線Sp及びマイナス側電力線Snから得られた地絡検知用信号が少なくとも含まれた第1、第2の入力信号V1、V2(被検知信号)を信号処理する信号処理部である。
差動増幅器7は、このようなプラス側分圧回路1p及びマイナス側分圧回路1nの出力信号から地絡検知用信号を除去すると共に差分(差電圧)を増幅する増幅回路である。すなわち、この差動増幅器7の出力は、組電池Bの端子間電圧を分圧した電圧信号であり、組電池Bの充電状態や異常を評価し得るものである。差動増幅器7は、このような電圧信号を組電池Bのモニター信号としてMPU4に出力する。なお、この差動増幅器7は、本実施形態における第2の信号処理部である。
次に、本実施形態に係る地絡検知装置Aの動作について、図3~図7をも参照して詳しく説明する。
最初に、図3を参照してプラス地絡抵抗値及びマイナス地絡抵抗値の算出原理について説明する。この図3は、地絡検知装置Aにおける地絡検知用信号のインピーダンス等価回路である。地絡検知装置Aでは、基準信号発生器4cで発生された基準信号が電圧変換回路5によって振幅変換され、プラス側結合回路6pを経由してプラス側分圧回路1pのプラス側入力端Kpに供給され、またマイナス側結合回路6nを経由してマイナス側分圧回路1nのマイナス側入力端Knに供給される。
ここで、プラス側結合回路6pのインピーダンスZ6pはマイナス側結合回路6nのインピーダンスZ6nに略等しく、プラス側電力線SpのインピーダンスZSpはマイナス側電力線SnのインピーダンスZSnに略等しく、プラス側分圧回路1pのインピーダンスZ1pはマイナス側分圧回路1nのインピーダンスZ1nに略等しいので、プラス側入力端Kpに供給される地絡検知用信号の振幅Vpは、マイナス側入力端Knに供給される地絡検知用信号の振幅Vnに略等しい。
プラス側電力線Spが地絡した場合、プラス側電力線SpのインピーダンスZSpは、プラス側電力線Spが正常な場合から変化して略ゼロとなり、マイナス側電力線SnのインピーダンスZSnについても、マイナス側電力線Snが正常な場合から変化して略ゼロとなる。
すなわち、プラス側電力線Spあるいは/及びマイナス側電力線Snの地絡発生の有無に応じてプラス側入力端Kpに供給される地絡検知用信号の振幅Vpあるいは/及びマイナス側入力端Knに供給される地絡検知用信号の振幅Vnは変化する。そして、この変化は、同然にBPF3からMPU4に入力される地絡検知用信号の振幅Vt(周波数強度)を変化させる。
この振幅Vt(周波数強度)は、プラス側地絡抵抗Rp及びマイナス側地絡抵抗Rnの合成抵抗値(地絡抵抗値)に応じて変動する量である。MPU4における地絡検知部4aは、BPF3から入力される振幅Vt(周波数強度)に基づいてプラス側地絡抵抗Rp及びマイナス側地絡抵抗Rnの合成抵抗値(地絡抵抗値)を推定する。
そして、地絡検知部4aは、上記地絡抵抗値に基づいてプラス側電力線Spあるいは/及びマイナス側電力線Snの地絡発生の有無を判定する。この地絡発生の判定では、地絡抵抗値の推定精度が判定精度を左右する。地絡検知部4aは、図4のフローチャートに示す手順で地絡抵抗値を推定(特定)する。
最初に、記憶部4dに記憶された基準テーブルについて追加説明する。この基準テーブルは、事前に作成されてMPU4に記憶されているものであり、Yコンデンサの静電容量、周波数強度及び地絡抵抗値との関係を示す複数のデータ(計測値)が登録されたデータテーブルである。このような基準テーブルにおける各データ(計測値)は、入力端子4eから予め入力される。
さらに詳しく説明すると、この基準テーブルは、離散的な幾つかのYコンデンサの静電容量について、所定範囲に亘る周波数強度と地絡抵抗値との関係を示す複数のデータである。図5は、このような基準テーブルの一例を示す特性表であり、3つの静電容量つまり「0.0μF」、「0.20μF」及び「0.40μF」をパラメータとして、周波数強度と地絡抵抗値との関係を示している。
ここで、基準テーブルを作成する際のYコンデンサの静電容量は、実際の走行駆動系で採用され得る範囲を包含するように選定される。例えば、図5の基準テーブルにおける最小の静電容量「0.0μF」は、実際の走行駆動系採用され得る下限値に相当するものである。また、図5の基準テーブルにおける最大の静電容量「0.4μF」は、実際の走行駆動系採用され得る上限値に相当するものである。
さらに、図5の基準テーブルにおける静電容量「0.2μF」は、上述した下限値と上限値との間の値である。このように、基準テーブルの各データ(計測値)におけるYコンデンサの静電容量は、離散的な3点の値であるが、実際の走行駆動系採用され得る下限値と上限値とを含むように設定されている。
このような基準テーブルは、Yコンデンサの静電容量、周波数強度及び地絡抵抗値という3つの物理量の相互関係を離散的なデータ(計測値)として示すものである。地絡検知部4aは、このような基準テーブルに基づいて、Yコンデンサの静電容量と周波数強度との関係を示す近似多項式(例えば二次多項式)を取得する(ステップS1)。
図5の基準テーブルの場合、地絡抵抗値について12個のデータ(計測値)が登録されているので、Yコンデンサの静電容量と周波数強度との関係を示す二次多項式は、図6(a)に示すように12個得られる。そして、12個の二次多項式M1~M12の各項の係数a~aは、図6(b)のように各々割り出される。
このようにして得られた二次多項式M1~M12は、基準テーブルの離散的なYコンデンサの静電容量に対する離散的な周波数強度との関係を、連続的なYコンデンサの静電容量に対する連続的な周波数強度との関係に変換したものである。すなわち、二次多項式M1~M12は、静電容量「0.0μF」、「0.2μF」及び「0.4μF」という3つの離散的な静電容量の間つまり基準テーブルに登録された各データ(計測値)の間を補間(内挿)するものである。
地絡検知部4aは、例えば基準テーブルの各データ(計測値)に最小二乗法を適用することにより、上記二次多項式M1~M12を取得する。すなわち、各二次多項式M1~M12は、基準テーブルの各データ(計測値)との距離の総和が最小となるように各項の係数が最適化されることによって得られる。このような各二次多項式M1~M12は、本発明の補間特性及び第1近似式に相当する。
続いて、地絡検知部4aは、地絡抵抗値と周波数強度との関係を示す近似多項式を取得する(ステップS2)。すなわち、地絡検知部4aは、MPU4に記憶されるYコンデンサの静電容量の指定値(静電容量指定値Cx)とステップS1で取得した二次多項式M1~M12とを用いることにより、周波数強度と地絡抵抗値との関係を示す六次多項式を近似多項式として取得する。
上記静電容量指定値Cxは、実際に評価しようとしている車両の搭載デバイスに使用されているYコンデンサの静電容量であり、上述した基準テーブルと同様に、プラス側電力線Sp及び/あるいはマイナス側電力線Snの地絡を検知する際に必要な地絡評価用データであって、MPU4は搭載される車両に応じた静電容量指定値を記憶するEEPROMなどの記憶部4dと指定値を入力する入力端子4eを備える。なお、上記六次多項式は、本発明の第2近似式に相当する。
地絡検知部4aは、図6(a)に示すように、12個の二次多項式M1~M12に対して静電容量指定値Cxを設定することにより周波数強度に関する12個のデータd1~d12を取得する。そして、この12個のデータd1~d12に対して、例えば最小二乗法を適用することにより、図7(a)に示すように周波数強度と地絡抵抗値とに関する六次多項式Lを取得する。この六次多項式Lにおける各項の係数は、図7(b)のように各々割り出される。
地絡検知部4aは、このような六次多項式LにBPF3から入力される周波数強度の計測値つまり振幅Vtを入力することにより、静電容量指定値Cxに対応する地絡抵抗値を取得する(ステップS3)。なお、上記静電容量指定値Cxは、基本テーブルにおける静電容量の下限値「0.0μF」と上限値「0.4μF」との間の値、例えば「0.3μF」として与えられる。
このような本実施形態によれば、基準テーブル、静電容量指定値Cx及び振幅Vt(周波数強度の計測値)に基づいて地絡抵抗値を取得するので、地絡抵抗値の制度を従来よりも高めることが可能である。したがって、本実施形態によれば、地絡検出精度を低下させることなく、Yコンデンサ(電源コンデンサ)の静電容量に応じた地絡検出を実現することが可能である。
また、本実施形態によれば、基準テーブルに基づいて二次多項式(第1近似式)を取得し、当該二次多項式(第1近似式)と静電容量指定値Cxとに基づいて六次多項式(第2近似式)を取得し、当該六次多項式(第2近似式)と振幅Vt(周波数強度の計測値)に基づいて地絡抵抗値を取得するので、高い精度で地絡抵抗値を取得することができる。
さらに、本実施形態によれば、基本テーブルにおけるYコンデンサ(電源コンデンサ)の静電容量がプラス側電力線Sp及びマイナス側電力線Snに接続されるプラス側電源コンデンサCp及びマイナス側電源コンデンサCn(電源コンデンサ)の静電容量の下限値と上限値とを含むように設定されるので、近似精度の高い二次多項式(第1近似式)を取得することが可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、本発明の補間特性として12個の二次多項式M1~M12(第1近似式)を採用したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、基本テーブルの各データ(計測値)間を補間することにより静電容量指定値Cxに対応した地絡抵抗値を高精度に推定しようとするものである。したがって、例えば基本テーブルにおいて互いに隣り合うデータ(計測値)間で補間処理を1あるいは複数回行うことにより、基本テーブルのデータ数を数倍に増やしたものを補間特性としてもよい。
(2)上記実施形態では、基本テーブルの各データ(計測値)間の補間手法として内挿を採用したものである。すなわち、上記実施形態における12個の二次多項式M1~M12(第1近似式)は、基本テーブルの内挿処理によって補間特性を取得するものである。しかしながら、本発明の補間特性は、これに限定されない。すなわち、基本テーブルの外挿処理によって補間特性を取得してもよい。
(3)上記実施形態では、3つの静電容量「0.0μF」、「0.2μF」及び「0.4μF」をパラメータとした基準テーブルを採用したが、本発明はこれに限定されない。静電容量に関するパラメータ数を増やすことにより二次多項式(第1近似式)の近似精度が向上するので、4つ以上の静電容量をパラメータとする基準テーブルを採用してもよい。
(3)上記実施形態では、12個の二次多項式M1~M12を第1近似式として取得し、また1つの六次多項式Lを第2近似式として取得したが、本発明はこれに限定されない。他の次数の多項式を1近似式及び/あるいは第2近似式としてもよい。
(4)上記実施形態では、12個の二次多項式M1~M12(第1近似式)の全てを用いて六次多項式L(第2近似式)を取得したが、本発明はこれに限定されない。12個の二次多項式M1~M12(第1近似式)の一部を用いて六次多項式L(第2近似式)を取得してもよい。
(5)上記実施形態では、プラス側入力端Kp及びマイナス側入力端Knの両方に地絡検知用信号を供給することによりプラス側電力線Sp及びマイナス側電力線Snの地絡発生を検知するが、本発明はこれに限定されない。例えば、プラス側入力端Kpあるいはマイナス側入力端Knの何れか一方に地絡検知用信号を供給することにより、プラス側電力線Spあるいはマイナス側電力線Snの何れか一方の地絡発生を検知してもよい。
(6)上記実施形態では、加算回路2でプラス側分圧回路1pの出力とマイナス側分圧回路1nの出力とを加算した後にBPF3で地絡検知用信号を分離したが、本発明はこれに限定されない。例えば加算回路2を削除すると共にプラス側分圧回路1p及びマイナス側分圧回路1nに対応して各々にBPF及び地絡検知部を設けることにより、プラス側電力線Spの地絡発生とマイナス側電力線Snの地絡発生とを個別に検知してもよい。
A 地絡検知装置
B 組電池
Kp プラス側入力端
Kn マイナス側入力端
Sp プラス側電力線
Sn マイナス側電力線
Wp プラス側コンタクタ
Wn マイナス側コンタクタ
M 走行モータ
Cp プラス側電源コンデンサ
Cn マイナス側電源コンデンサ
1p プラス側分圧回路
1n マイナス側分圧回路
2 加算回路
3 BPF
4 MPU
4a 地絡検知部
4b 電圧検知部
4c 基準信号発生器
4d 記憶部
4e 入力端子
5 電圧変換回路
6p プラス側結合回路
6n マイナス側結合回路
7 差動増幅器
10 PCU
20 BMS


Claims (5)

  1. 所定周波数の地絡検知用信号が重畳した電力線から分離した前記地絡検知用信号の周波数強度に基づいて前記電力線の地絡抵抗値を推定することにより前記電力線における地絡の発生を検知する地絡検知装置であって、
    前記電力線に接続される電源コンデンサの静電容量と前記周波数強度と前記地絡抵抗値との関係を示すデータが複数に登録された基本テーブルに基づいて前記データ間を補間する補間特性を取得し、当該補間特性、前記静電容量の指定値及び前記周波数強度の計測値に基づいて前記地絡抵抗値を推定する地絡検知部を備えることを特徴とする地絡検知装置。
  2. 前記地絡検知部は、基本テーブルに基づいて前記静電容量と前記周波数強度との関係を示す第1近似式を前記補間特性として前記静電容量毎に取得し、前記第1近似式と前記指定値とに基づいて前記地絡抵抗値を取得することを特徴とする請求項1に記載の地絡検知装置。
  3. 前記地絡検知部は、前記第1近似式と前記指定値とに基づいて前記周波数強度と前記地絡抵抗値との関係を示す第2近似式を取得し、該第2近似式と前記周波数強度の計測値とに基づいて前記地絡抵抗値を取得することを特徴とする請求項2に記載の地絡検知装置。
  4. 前記基本テーブルにおける前記静電容量は、前記電力線に接続される電源コンデンサの静電容量の下限値と上限値とを含むように設定されることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の地絡検知装置。
  5. 前記地絡検知装置は前記指定値を入力するための入力端子を備えることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の地絡検知装置。
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