JP2022061878A - 車両用格納式テーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用シートを移動させることなく使用できる車両用格納式テーブルを得る。【解決手段】車室の天井14側の格納位置と車両用シート20に着座した乗員Pの前方側の使用位置とに配置可能なテーブル本体42と、テーブル本体42を格納位置と使用位置との間で平行移動させるリンク機構44と、を備えた車両用格納式テーブル40とする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用格納式テーブルに関する。
車両の天井に格納式のテーブルが設けられた自動車は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。車両の天井の前端部には、左右一対の支持棒の一端部が車幅方向を軸方向として回動可能に取り付けられており、左右一対の支持棒の他端部の間には、テーブルの一端部(使用状態において前端となる部分)が車幅方向を軸方向として回動可能に取り付けられている。
したがって、このテーブルは、格納時においては、左右一対の支持棒の間に配置され、かつ左右一対の支持棒の他端部が上方へ回動されることで天井に配置される。一方、このテーブルは、使用時においては、左右一対の支持棒の他端部が下方へ回動し、かつテーブルの他端部(使用時において後端となる部分)が手前へ(下方へ)回動することで乗員の前方に配置される。
特開2019-142248号公報
しかしながら、上記のように、使用時において、テーブルを間に挟む左右一対の支持棒の他端部を下方へ回動させる構成になっていると、そのテーブルを使用する乗員は、車両用シートを一旦車両後方側へ移動させて、テーブルの下方への回動を回避する必要があり、その車両用シートをいちいち移動させる回避動作が煩瑣であった。
そこで、本発明は、車両用シートを移動させることなく使用できる車両用格納式テーブルを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両用格納式テーブルは、車室の天井側の格納位置と車両用シートに着座した乗員の前方側の使用位置とに配置可能なテーブル本体と、前記テーブル本体を前記格納位置と前記使用位置との間で平行移動させるリンク機構と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、テーブル本体が、リンク機構によって平行移動することにより、車室の天井側の格納位置と車両用シートに着座した乗員の前方側の使用位置とに配置可能になっている。したがって、乗員は、車両用シートを一旦車両後方側へ移動させるという煩瑣な回避動作をすることなく、車両用格納式テーブルを使用することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、車両用シートを移動させることなく、車両用格納式テーブルを使用することができる。
第1実施形態に係る格納式テーブルを備えた車両の車室を示す側面図である。 第1実施形態に係る格納式テーブルを備えた車両の車室を示す平面図である。 第1実施形態に係る格納式テーブルの格納状態を示す側面図である。 第1実施形態に係る格納式テーブルの使用状態を示す側面図である。 第1実施形態に係る格納式テーブルの使用状態を示す正面図である。 第2実施形態に係る格納式テーブルの格納状態を示す側面図である。 第2実施形態に係る格納式テーブルの展開途中状態を示す側面図である。 第2実施形態に係る格納式テーブルの使用状態を示す側面図である。 第2実施形態に係る格納式テーブルの使用状態を示す正面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車両及び車両用シートの上方向、矢印FRを車両及び車両用シートの前方向、矢印RHを車両及び車両用シートの右方向とする。したがって、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車両及び車両用シートにおける上下方向の上下、車両及び車両用シートにおける前後方向の前後、車両及び車両用シートにおける左右方向(車幅方向及びシート幅方向)の左右を示すものとする。
本実施形態に係る車両10は、自動運転が可能な車両であり、図1、図2に示されるように、一例として、右側にステアリングホイール15が設けられている。また、車両10の前席には、車両用シート20が左右一対で設けられており、本実施形態に係る格納式テーブル40は、その運転席側の車両用シート20に着座している乗員Pが使用可能に設けられている場合を例に採る。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態について説明する。図1、図2に示されるように、車両用シート20は、乗員Pが着座する(乗員Pの脚部及び臀部を支持する)シートクッション22と、乗員Pの背部を支持するシートバック24と、乗員Pの頭部を支持するヘッドレスト26と、を有している。そして、この車両用シート20は、車室のフロアパネル18に設けられたシートレール28に支持されて前後方向に移動可能に構成されている。
図1に示されるように、格納式テーブル40は、車室の天井としてのルーフヘッドライニング14側の格納位置と、車両用シート20に着座した乗員Pの前方側の使用位置とに配置可能なテーブル本体42と、テーブル本体42を格納位置と使用位置との間で平行移動させるリンク機構44と、を備えている。リンク機構44は、テーブル本体42の左右両側に設けられた前後一対の支持ロッド32、34等を含んで構成されている。以下、具体的に説明する。
車両用シート20の前上方側におけるルーフヘッドライニング14の一部には、テーブル本体42を格納可能な凹部30が形成されている。図2に示される平面視で、テーブル本体42は、車幅方向を長手方向とする矩形平板状に形成されており、凹部30は、そのテーブル本体42よりも一回り大きい矩形平板状に凹んでいる。
また、図1に示されるように、凹部30の車幅方向両端部の直上におけるルーフパネル12の下面には、前後方向を長手方向とし、車幅方向を法線方向とする左右一対の平板状のブラケット16が設けられている。各ブラケット16の前後方向両端部は、ルーフヘッドライニング14に形成されたスリット部(図示省略)から下方へ突出しており、凹部30内における車幅方向両端部に配置されている。
図3~図5に示されるように、凹部30内に配置されている各ブラケット16の前後方向両端部には、車幅方向に貫通する円形状の貫通孔(図示省略)が形成されている。そして、前側の貫通孔に前側の支持ロッド32の上端部が各ブラケット16の外側から枢支連結され、後側の貫通孔に後側の支持ロッド34の上端部が各ブラケット16の内側から枢支連結されている。
すなわち、各支持ロッド32、34は、細長い平板状に形成されており、各支持ロッド32、34の上端部には、それぞれ円形状の貫通孔(図示省略)が形成されている。したがって、各支持ロッド32、34の上端部に形成された貫通孔と各ブラケット16に形成された貫通孔とにそれぞれ円柱状の嵌合部材50が嵌合されて取り付けられることにより、各支持ロッド32、34は、車幅方向を回転軸方向として、各ブラケット16に回動可能に支持される構成になっている。
また、各支持ロッド32、34の上端部を回動可能に支持する各嵌合部材50には、オイルダンパー機構(図示省略)が設けられており、各支持ロッド32、34は、その上端部を中心にゆっくりと(低速度で)回動する構成になっている。なお、各支持ロッド32、34の上端部と各ブラケット16との間にダンパー機構を設けて、各支持ロッド32、34の上端部が、ゆっくりと(低速度で)回動する構成にしてもよい。
テーブル本体42の車幅方向を向く短辺部42Aには、前後方向に延在するレール48、46が上下に並んで設けられている。各レール46、48は、例えば図5に示されるように、前後方向に延在する上下の各折曲片46A、48Aが内方側へ折り曲げられることで構成されており、各折曲片46A、48Aは、上下方向へ弾性変形可能に構成されている。
そして、下側のレール46に、前側の支持ロッド32の下端部が枢支連結されるスライダー36が摺動可能に挿入され、上側のレール48に、後側の支持ロッド34の下端部が枢支連結されるスライダー38が摺動可能に挿入されている。換言すれば、前側の支持ロッド32の下端部及び後側の支持ロッド34の下端部は、それぞれレール46、48に沿って前後方向に移動可能に構成されたスライダー36、38に枢支連結されている。
各スライダー36、38は、円筒状に形成された円筒部36A、38Aを有しており、各円筒部36A、38Aの軸方向一端部が、各円筒部36A、38Aの外径よりも大径とされた円板状のフランジ部36B、38Bで同軸的に閉鎖されている。そして、各円筒部36A、38Aの外径は、各レール46、48の幅と略同等となっており、各支持ロッド32、34の下端部に形成されている各貫通孔32A、34Aの内径と略同等となっている。
したがって、各フランジ部36B、38Bが、各折曲片46A、48Aの弾性変形によって各レール46、48内に挿入されることにより、各スライダー36、38が、各レール46、48から外れることなく、かつ各レール46、48に沿って移動可能となる構成になっている。
そして、各スライダー36、38の円筒部36A、38Aが、各支持ロッド32、34の下端部に形成された各貫通孔32A、34Aに内側から挿入され、各支持ロッド32、34の外側から各嵌合ピン52、54の軸部52A、54Aが各円筒部36A、38A内に嵌合されることで、各スライダー36、38に各支持ロッド32、34の下端部が枢支連結される構成になっている。
なお、各嵌合ピン52、54は、それぞれの軸部52A、54Aの軸方向一端部に、各軸部52A、54Aの外径よりも大径とされた円板状のフランジ部52B、54Bを同軸的に有している。そのため、各嵌合ピン52、54は、各フランジ部52B、54Bにより、円筒部36A、38A内への軸部52A、54Aの挿入量が制限される構成になっている。
また、図3、図4に示されるように、車幅方向から見た側面視で、前側の支持ロッド32と後側の支持ロッド34とは交差して移動するため、図5に示されるように、前側の支持ロッド32と後側の支持ロッド34とは厚み方向にずれて設けられている。すなわち、前側の支持ロッド32が外側に配置され、後側の支持ロッド34が内側に配置されている。したがって、下側のレール46は、上側のレール48よりもテーブル本体42の車幅方向外側へ突出している。
また、図示は省略するが、テーブル本体42が凹部30内の格納位置に配置されたとき、そのテーブル本体42が落下しないように固定する固定装置としてのロック機構が、ルーフパネル12とルーフヘッドライニング14との間に設けられている。このロック機構は、電動であり、例えばインストルメントパネル17(図1参照)に設けられたスイッチ(又はレバー:図示省略)を操作すると、ロックが解除される構成になっている。
そして、このロック機構は、車両用シート20に着座している乗員Pが手動でテーブル本体42を持ち上げて使用位置から格納位置へ移動させると、自動的にロックが掛かる構成になっている。なお、ロック機構としては、例えばルーフヘッドライニング14に形成されたスリット部(図示省略)から凹部30内へ突出したロック部材により、各スライダー36、38が移動しないように、各スライダー36、38をロックする機構等が考えられる。
また、凹部30内の格納位置とは、図1に仮想線で示されているように、車幅方向から見た側面視で、凹部30内に配置されているテーブル本体42の下面42Bが、凹部30の周縁部30Aから下方へ突出しない位置である。そして、このとき、前側の支持ロッド32の下端部が枢支連結されているスライダー36は、レール46の後端部に配置され、後側の支持ロッド34の下端部が枢支連結されているスライダー38は、レール48の前端部に配置されるようになっている(図3参照)。
また、テーブル本体42の使用位置とは、車幅方向から見た側面視で、車両用シート20に着座した乗員Pの前方側で、かつステアリングホイール15の後方側の位置である。そして、このとき、前側の支持ロッド32の下端部が枢支連結されているスライダー36は、レール46の前端部に配置され、後側の支持ロッド34の下端部が枢支連結されているスライダー38は、レール48の後端部に配置されるようになっている(図4参照)。
このように、各支持ロッド32、34の下端部に枢支連結された各スライダー36、38が各レール46、48に沿って互いに逆方向に移動することにより、テーブル本体42は、格納位置と使用位置との間を前後方向の位置がずれることなく、上下方向に沿って平行移動(昇降)するようになっている。なお、格納式テーブル40には、テーブル本体42が使用位置に配置されたときに、そのテーブル本体42の前後方向の揺動を抑制又は防止するストッパー機構(図示省略)が別途設けられていることが好ましい。
以上のような構成とされた第1実施形態に係る格納式テーブル40において、次にその作用について説明する。
手動運転中など、格納式テーブル40を使用しないときには、格納式テーブル40のテーブル本体42は、車室のルーフヘッドライニング14に形成された凹部30内の格納位置に配置されている。換言すれば、テーブル本体42は、車幅方向から見た側面視で、その下面42Bが凹部30の周縁部30Aから下方へ突出しない格納位置に配置され、その格納位置から落下しないように、ロック機構によってロックされている。
したがって、車両用シート20に着座している乗員Pが格納式テーブル40を使用しないときにおいて、その格納位置に配置されているテーブル本体42が、その乗員Pにとって邪魔になることがない(手動運転中における乗員Pの視界が、テーブル本体42によって遮られることがない)。
なお、この状態のとき、前側の支持ロッド32の下端部が枢支連結されているスライダー36は、レール46の後端部に配置され、後側の支持ロッド34の下端部が枢支連結されているスライダー38は、レール48の前端部に配置されている(図3参照)。
一方、例えば車両10が自動運転中において、車両用シート20に着座している乗員Pが格納式テーブル40を使用するときには、インストルメントパネル17に設けられたスイッチ(又はレバー)を操作する。すると、ロック機構のロックが解除され、テーブル本体42が自重で落下し始める。ここで、各支持ロッド32、34の上端部を回動可能に支持する嵌合部材50には、オイルダンパー機構が設けられている。
したがって、テーブル本体42は、そのオイルダンパー機構により、リンク機構44(各支持ロッド32、34)を介して、ゆっくりと下方側へ移動する。すなわち、前側の支持ロッド32の下端部が枢支連結されているスライダー36は、レール46の後端部から前端部へゆっくりと移動し、後側の支持ロッド34の下端部が枢支連結されているスライダー38は、レール48の前端部から後端部へゆっくりと移動する。
そして、各スライダー36、38が各レール46、48内を互いに逆方向に移動し終わると、格納式テーブル40のテーブル本体42が、車両用シート20に着座した乗員Pの前方側の使用位置に配置され、その乗員Pがテーブル本体42を使用可能となる(図1、図4参照)。
なお、この状態のとき、各支持ロッド32、34の下端部は、テーブル本体42の短辺部42Aを外側から支持しているため、テーブル本体42は、車幅方向を回転軸方向として回動可能に支持されている各支持ロッド32、34により、その車幅方向へ揺動することが抑制又は防止されている。
また、上記したようなストッパー機構が設けられていれば、テーブル本体42の前後方向への揺動も抑制又は防止することができる。したがって、車両10の自動運転中において、テーブル本体42に慣性力が作用しても、その使用位置に配置されたテーブル本体42を安定させることができる。また、テーブル本体42は、前後一対で左右に設けられた計4本の支持ロッド32、34で支持されているので、上方側からの耐荷重性も有している。
また、テーブル本体42は、自重でゆっくりと落下するため、テーブル本体42が自重で急激に落下する場合に比べて、乗員Pの安全性が確保される。但し、乗員Pが手動によってテーブル本体42を上方側から押圧して落下速度を速めてもよく、テーブル本体42を素早く使用位置に配置させるようにしてもよい。
車両10を手動運転状態に切り替えるときなど、テーブル本体42を格納するとき(格納式テーブル40を使用しないとき)には、車両用シート20に着座している乗員Pが、手動でテーブル本体42を持ち上げる。すると、その動作に伴い、前側の支持ロッド32の下端部が枢支連結されているスライダー36は、レール46の前端部から後端部へ移動し、後側の支持ロッド34の下端部が枢支連結されているスライダー38は、レール48の後端部から前端部へ移動する。
そして、そのテーブル本体42がルーフヘッドライニング14に形成された凹部30内の格納位置まで格納されると、ロック機構により、テーブル本体42が落下しないように自動的にロックされる。これにより、格納式テーブル40のテーブル本体42が格納位置に配置される(図3参照)。なお、このとき、比較的薄いものは、テーブル本体42の上面に乗せたまま格納位置に格納することができる。
以上のように、格納式テーブル40のテーブル本体42は、リンク機構44によって(各支持ロッド32、34に支持されて)上下方向に平行移動することにより、車室のルーフヘッドライニング14側の格納位置と車両用シート20に着座した乗員Pの前方側の使用位置とに配置可能になっている。
したがって、その乗員Pは、車両用シート20を一旦車両後方側へ移動させるという煩瑣な回避動作をすることなく、そのテーブル本体42を使用することができる。また、その乗員Pは、手動により、テーブル本体42を格納位置へ速やかに(短時間で)配置することができるため、速やかに手動運転状態に戻ることができる。
このように、第1実施形態に係る格納式テーブル40によれば、車両用シート20を一旦車両後方側へ移動させるという煩瑣な回避動作をする必要がないため、手動運転時の状態と自動運転時の状態(テーブル本体42を使用した他の作業状態)との切り替えが素早くできる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図6~図9に示されるように、ルーフパネル12の下面には、左右一対のレール部材60がブラケット(図示省略)を介して設けられており、各レール部材60は、凹部30内における車幅方向両端部に配置されている。そして、レール部材60には、前後方向に延在するレール56、58が上下に並んで形成されている。
上側のレール56には、スライダー36が、そのレール56に沿って移動可能に設けられており、下側のレール58には、スライダー38が、そのレール58に沿って移動可能に設けられている。そして、スライダー36に支持ロッド32の上端部が枢支連結され、スライダー38に支持ロッド34の上端部が枢支連結されている。
なお、各レール56、58は、第1実施形態における各レール46、48と同様の構成になっている。また、各支持ロッド32、34の上端部が各スライダー36、38に枢支連結される構成も、第1実施形態における各支持ロッド32、34の下端部が各スライダー36、38に枢支連結される構成と同様になっている。
各支持ロッド32、34の下端部は、それぞれテーブル本体42の車幅方向を向く短辺部42Aの前後方向両端部に枢支連結されている。すなわち、使用位置にて前方側に配置される前側の支持ロッド32の下端部は、テーブル本体42の短辺部42Aにおける前端部に嵌合部材50によって枢支連結され、使用位置にて後方側に配置される後側の支持ロッド34の下端部は、テーブル本体42の短辺部42Aにおける後端部に嵌合部材50によって枢支連結されている。なお、この嵌合部材50にもオイルダンパー機構(図示省略)が設けられている。
また、図6~図8に示されるように、車幅方向から見た側面視で、前側の支持ロッド32と後側の支持ロッド34とは交差して移動するため、図9に示されるように、前側の支持ロッド32と後側の支持ロッド34とは厚み方向にずれて設けられている。すなわち、前側の支持ロッド32が外側に配置され、後側の支持ロッド34が内側に配置されている。したがって、上側のレール56は、下側のレール58よりもレール部材60の車幅方向外側へ突出している。
また、図示は省略するが、この第2実施形態においても、テーブル本体42が凹部30内の格納位置に配置されたときに、そのテーブル本体42が落下しないように固定するロック機構が、ルーフパネル12とルーフヘッドライニング14との間に設けられている。ロック機構は、第1実施形態と同様に、車両用シート20に着座している乗員Pが手動でテーブル本体42を持ち上げて使用位置から格納位置へ移動させると、自動的にロックが掛かる構成になっている。
また、テーブル本体42が凹部30内の格納位置に配置されているときには、前側の支持ロッド32の上端部が枢支連結されているスライダー36は、レール56の後端部に配置され、後側の支持ロッド34の上端部が枢支連結されているスライダー38は、レール58の前端部に配置されるようになっている(図6参照)。
また、テーブル本体42が使用位置に配置されているときには、前側の支持ロッド32の上端部が枢支連結されているスライダー36は、レール56の前端部に配置され、後側の支持ロッド34の上端部が枢支連結されているスライダー38は、レール58の後端部に配置されるようになっている(図8参照)。
以上のような構成とされた第2実施形態に係る格納式テーブル40において、次にその作用について説明する。なお、第1実施形態と共通する作用については適宜省略する。
手動運転中など、格納式テーブル40を使用しないときには、格納式テーブル40のテーブル本体42は、車室のルーフヘッドライニング14に形成された凹部30内の格納位置に配置されている。換言すれば、テーブル本体42は、車幅方向から見た側面視で、その下面42Bが凹部30の周縁部30Aから下方へ突出しない格納位置に配置され、その格納位置から落下しないように、ロック機構によってロックされている。
なお、この状態のとき、前側の支持ロッド32の上端部が枢支連結されているスライダー36は、レール56の後端部に配置され、後側の支持ロッド34の上端部が枢支連結されているスライダー38は、レール58の前端部に配置されている(図6参照)。
一方、例えば車両10が自動運転中において、車両用シート20に着座している乗員Pが格納式テーブル40を使用するときには、インストルメントパネル17に設けられたスイッチ(又はレバー)を操作する。すると、ロック機構のロックが解除され、テーブル本体42が自重で落下し始める。ここで、各支持ロッド32、34の下端部を回動可能に支持する嵌合部材50には、オイルダンパー機構が設けられている。
したがって、テーブル本体42は、そのオイルダンパー機構により、リンク機構44(各支持ロッド32、34)を介して、ゆっくりと下方側へ移動する。すなわち、前側の支持ロッド32の上端部が枢支連結されているスライダー36は、レール56の後端部から前端部へゆっくりと移動し、後側の支持ロッド34の上端部が枢支連結されているスライダー38は、レール58の前端部から後端部へゆっくりと移動する(図7参照)。
そして、各スライダー36、38が各レール56、58内を互いに逆方向に移動し終わると、格納式テーブル40のテーブル本体42が、車両用シート20に着座した乗員Pの前方側の使用位置に配置され、その乗員Pがテーブル本体42を使用可能となる(図8参照)。
車両10を手動運転状態に切り替えるときなど、テーブル本体42を格納するとき(格納式テーブル40を使用しないとき)には、車両用シート20に着座している乗員Pが、手動でテーブル本体42を持ち上げる。すると、その動作に伴い、前側の支持ロッド32の上端部が枢支連結されているスライダー36は、レール56の前端部から後端部へ移動し、後側の支持ロッド34の上端部が枢支連結されているスライダー38は、レール58の後端部から前端部へ移動する。
そして、そのテーブル本体42がルーフヘッドライニング14に形成された凹部30内の格納位置まで格納されると、ロック機構により、テーブル本体42が落下しないように自動的にロックされる。これにより、格納式テーブル40のテーブル本体42が格納位置に配置される(図6参照)。
以上のように、第2実施形態に係る格納式テーブル40のテーブル本体42は、リンク機構44によって(各支持ロッド32、34に支持されて)上下方向に平行移動することにより、車室のルーフヘッドライニング14側の格納位置と車両用シート20に着座した乗員Pの前方側の使用位置とに配置可能になっている。
したがって、その乗員Pは、第1実施形態と同様に、車両用シート20を一旦車両後方側へ移動させるという煩瑣な回避動作をすることなく、そのテーブル本体42を使用することができる。また、その乗員Pは、手動により、テーブル本体42を格納位置へ速やかに(短時間で)配置することができるため、速やかに手動運転状態に戻ることができる。
このように、第2実施形態に係る格納式テーブル40においても、車両用シート20を一旦車両後方側へ移動させるという煩瑣な回避動作をする必要がないため、手動運転時の状態と自動運転時の状態(テーブル本体42を使用した他の作業状態)との切り替えが素早くできる。
以上、本実施形態に係る車両用格納式テーブル40について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車両用格納式テーブル40は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、テーブル本体42は、手動ではなく、モーター等を用いた電動機構により、使用位置から格納位置へ移動するように構成されていてもよい。
また、第1実施形態において、テーブル本体42に設ける各レール46、48は、テーブル本体42の長辺部であってもよく、それに応じてブラケット16及び各支持ロッド32、34を設けるようにしてもよい。同様に、第2実施形態において、ルーフヘッドライニング14に設ける各レール部材60は、車幅方向に延在するように設けられていてもよく、各支持ロッド32、34の下端部は、テーブル本体42の長辺部における左右方向両端部に枢支連結されていてもよい。
また、テーブル本体42が自重で落下する際、各スライダー36、38が、各レール46、48及び各レール56、58に対して、所定の摺動抵抗(摩擦)を有して移動するように構成されていてもよい。このような構成にしても、テーブル本体42が自重で急激に落下することを防止することができる。
また、格納式テーブル40は、助手席側や後席側に設けられていてもよく、助手席側や後席側のみに設けられる場合には、格納式テーブル40が設けられる車両10は、自動運転が可能な車両に限定されるものではない。また、各支持ロッド32、34は、例えば2重管構造とされて伸縮可能な構成になっていてもよい。これによれば、テーブル本体42の格納位置と使用位置との間の高さよりも各レール46、48及び各レール56、58の長さが短い場合でも適用可能となる。
さらに、リンク機構44を構成する各支持ロッド32、34は、左右に2本ずつ設けられる構成に限定されるものではなく、左右に1本ずつ設けられる構成になっていてもよい。すなわち、テーブル本体42の左右何れか一方の短辺部42Aに支持ロッド32が設けられ、左右何れか他方の短辺部42Aに支持ロッド34が設けられる構成になっていてもよい。
14 ルーフヘッドライニング(天井)
20 車両用シート
40 格納式テーブル(車両用格納式テーブル)
42 テーブル本体
44 リンク機構
P 乗員

Claims (1)

  1. 車室の天井側の格納位置と車両用シートに着座した乗員の前方側の使用位置とに配置可能なテーブル本体と、
    前記テーブル本体を前記格納位置と前記使用位置との間で平行移動させるリンク機構と、
    を備えた車両用格納式テーブル。
JP2020170114A 2020-10-07 2020-10-07 車両用格納式テーブル Pending JP2022061878A (ja)

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