JP2022061658A - 制御装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外乱が印加されなかった場合にフィードフォワード制御の実行自体により制御状態が大きく乱れてしまうのを抑制する。【解決手段】制御装置は、設定値SPと制御量PVとを入力として操作量MVを算出する操作量算出部1と、外乱印加の時点よりも先行開始時間だけ前にフィードフォワード制御を開始するためのトリガー信号FF_Xの入力に応じてフィードフォワード量MV_Xを算出するフィードフォワード算出部2と、操作量MVにフィードフォワード量MV_Xを加算するフィードフォワード実行部3と、想定している外乱に対するフィードフォワード量MV_Xのピークの向きと逆方向の操作量MVの余裕に応じてフィードフォワード算出部2のフィードフォワード制御パラメータを設定するフィードフォワード緩和部5とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、フィードバック制御とフィードフォワード制御とを併用する制御装置および制御方法に関するものである。
代表的なフィードバック(Feedback)制御であるPID制御に、フィードフォワード(Feedforward)分を加算する方法(以下、フィードフォワード+フィードバック制御とする)が提案されている(特許文献1参照)。
発明者は、このようなフィードフォワード+フィードバック制御を特に図13のような加熱装置に適用する場合において、実用性を向上させるために、操作量MVの下限値OL、上限値OHを通常値に漸近的に収束させる形式のフィードフォワード方法(特許文献2)と、フィードフォワード量MV_Pをゼロに漸近的に収束させる形式のフィードフォワード方法(特許文献3)とを提案した。
図13の加熱装置は、処理対象のワークを加熱する熱処理炉100と、電気ヒータ101と、熱処理炉100内の温度を計測する温度センサ102と、熱処理炉100内の温度を制御する温調計103と、電力調整器104と、電力供給回路105と、加熱装置全体を制御するPLC(Programmable Logic Controller)106とから構成される。温調計103は、温度センサ102が計測した温度PV(制御量)が温度設定値SPと一致するように操作量MVを算出する。電力調整器104は、操作量MVに応じた電力を決定し、この決定した電力を電力供給回路105を通じて電気ヒータ101に供給する。
発明者が特許文献3で提案したフィードフォワード+フィードバック制御は、典型的なフィードフォワード制御に近い。図14の制御系のブロック線図を用いて、発明者が特許文献3で提案した技術について説明する。図14のPは制御対象を示している。
操作量算出部201は、設定値SPと制御量PVとを入力として、制御量PVが設定値SPと一致するように、例えば以下の伝達関数式のようなPID制御演算を行って操作量MV(本発明では、基本操作量MVとする)を算出する。
MV=(100/Pb){1+(1/Tis)+Tds}(SP-PV)
・・・(1)
Pbは比例帯、Tiは積分時間、Tdは微分時間、sはラプラス演算子である。
加算量算出部204は、基本操作量MVに対するフィードフォワード分の加算量の目標値である操作量加算値FF_P(FF_P≠0)が入力されると、操作量加算値FF_Pに近づいた後にゼロ値へと徐々に収束する操作量加算量MV_Pを算出する。具体的には、加算量算出部204は、下記のような伝達関数式で操作量加算量MV_Pを算出する。
MV_P={Kxs/(1+Tfs)2}FF_P ・・・(2)
式(2)のTfは、操作量加算量MV_Pを徐々に収束させる時間を規定するパラメータである。Kxはフィードフォワードの大きさを規定するパラメータである。操作量加算量MV_Pの変化の1例を図15に示す。図15の例では、操作量加算値FF_P=50%、パラメータTf=100sec.、パラメータKx=275としている。
減算量算出部205は、基本操作量MVに対するフィードフォワード分の減算量の目標値である操作量減算値FF_M(FF_M≠0)が入力されると、操作量減算値FF_Mに近づいた後にゼロ値へと徐々に収束する操作量減算量MV_Mを算出する。具体的には、減算量算出部205は、下記のような伝達関数式で操作量減算量MV_Mを算出する。
MV_M={Kxs/(1+Tfs)2}FF_M ・・・(3)
式(3)のTfは、操作量減算量MV_Mを徐々に収束させる時間を規定するパラメータである。操作量変更部206は、操作量算出部201で算出された基本操作量MVに、加算量算出部204によって算出された操作量加算量MV_Pを加算し、さらに減算量算出部205によって算出された操作量減算量MV_Mを減算した結果を操作量MV_F(本発明では、実操作量MV_Fとする)として算出する。
MV_F=MV+MV_P-MV_M ・・・(4)
リミット処理部207は、操作量変更部206によって算出された実操作量MV_Fを所定の操作量下限値OL以上の値に制限する下限リミット処理と、実操作量MV_Fを所定の操作量上限値OH以下の値に制限する上限リミット処理とを行なう。このリミット処理部207でリミット処理された実操作量MV_F’が制御対象Pに出力される。
特許文献3で提案した技術によれば、基本操作量MVにフィードフォワード分の変更を施して、一定時間経過後にフィードフォワード分を0%に戻すような不連続な制御で発生する不具合を低減することができる。
ただし、特許文献3で提案した技術では、フィードフォワード制御を実行する場合、外乱印加が前提になっているが、何らかの事情により、想定されていた外乱が印加されない可能性もある。外乱が印加されない状態でフィードフォワード制御を実行した場合、フィードフォワード制御の実行自体により制御状態が大きく乱れてしまうことになるので、改善が求められている。
特開2007-102816号公報 特開2019-101846号公報 特開2019-101847号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、フィードフォワード制御の実行の前提となる外乱が印加されなかった場合に、フィードフォワード制御の実行自体により制御状態が大きく乱れてしまうのを抑制することができる制御装置および制御方法を提供することを目的とする。
本発明の制御装置は、設定値と制御量とを入力として第1の操作量をフィードバック制御演算により算出するように構成された操作量算出部と、外乱印加の時点よりも先行開始時間だけ前にフィードフォワード制御を開始するためのトリガー信号の入力に応じて、前記外乱の抑制に必要なフィードフォワード量を算出するように構成されたフィードフォワード算出部と、前記操作量算出部によって算出された前記第1の操作量に前記フィードフォワード量を加算するように構成されたフィードフォワード実行部と、前記第1の操作量に前記フィードフォワード量を加算した第2の操作量を制御対象に出力するように構成された操作量出力部と、想定している外乱に対する前記フィードフォワード量のピークの向きと逆方向の前記第1の操作量の余裕に応じて前記フィードフォワード算出部のフィードフォワード制御パラメータを設定するように構成されたフィードフォワード緩和部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の制御装置の1構成例において、前記フィードフォワード緩和部は、前記第1の操作量の余裕量が想定値より少ない場合に、前記フィードフォワード量が基準のフィードフォワード制御の場合よりも減るように前記フィードフォワード制御パラメータを変更することを特徴とするものである。
また、本発明の制御装置の1構成例において、前記フィードフォワード算出部は、前記フィードフォワード量を徐々に収束させる時間を規定するパラメータをTf、前記フィードフォワード量の総量を規定するパラメータをKx、ラプラス演算子をsとしたとき、前記フィードフォワード量をKxs/(1+Tfs)2により算出し、前記フィードフォワード緩和部は、前記フィードフォワード量のピークの向きと逆方向の前記第2の操作量の範囲を制限する操作量上下限値と外乱印加前の整定時の前記第1の操作量との差を余裕量MV_C、予め規定された定数をα(0.0<α≦1.0)としたとき、前記余裕量MV_Cが想定値αKx/(2.718Tf)より少ない場合に、前記フィードフォワード算出部のフィードフォワード制御パラメータであるKxをKx_C=2.718TfMV_C/αに変更することを特徴とするものである。
また、本発明の制御方法は、設定値と制御量とを入力として第1の操作量をフィードバック制御演算により算出する第1のステップと、外乱印加の時点よりも先行開始時間だけ前にフィードフォワード制御を開始するためのトリガー信号の入力に応じて、前記外乱の抑制に必要なフィードフォワード量を算出する第2のステップと、前記第1の操作量に前記フィードフォワード量を加算する第3のステップと、前記第1の操作量に前記フィードフォワード量を加算した第2の操作量を制御対象に出力する第4のステップと、想定している外乱に対する前記フィードフォワード量のピークの向きと逆方向の前記第1の操作量の余裕に応じて前記第2のステップに必要なフィードフォワード制御パラメータを設定する第5のステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の制御方法の1構成例において、前記第5のステップは、前記第1の操作量の余裕量が想定値より少ない場合に、前記フィードフォワード量が基準のフィードフォワード制御の場合よりも減るように前記フィードフォワード制御パラメータを変更するステップを含むことを特徴とするものである。
また、本発明の制御方法の1構成例において、前記第2のステップは、前記フィードフォワード量を徐々に収束させる時間を規定するパラメータをTf、前記フィードフォワード量の総量を規定するパラメータをKx、ラプラス演算子をsとしたとき、前記フィードフォワード量をKxs/(1+Tfs)2により算出するステップを含み、前記第5のステップは、前記フィードフォワード量のピークの向きと逆方向の前記第2の操作量の範囲を制限する操作量上下限値と外乱印加前の整定時の前記第1の操作量との差を余裕量MV_C、予め規定された定数をα(0.0<α≦1.0)としたとき、前記余裕量MV_Cが想定値αKx/(2.718Tf)より少ない場合に、前記フィードフォワード制御パラメータであるKxをKx_C=2.718TfMV_C/αに変更するステップを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、フィードフォワード緩和部を設けることにより、フィードフォワード制御の実行の前提となる外乱が印加されなかった場合に、フィードフォワード制御の実行自体により制御状態が大きく乱れてしまうのを抑制することができる。
図1は、本発明の実施例に係る制御装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施例に係る制御系のブロック線図である。 図3は、本発明の実施例に係る制御装置の動作を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の実施例に係るフィードフォワード量の変化の1例を示す図である。 図5は、本発明の実施例においてフィードフォワード制御を実行せずにフィードバック制御のみを実行した場合の制御量と実操作量のシミュレーション結果を示す図である。 図6は、基準のフィードフォワード制御とフィードバック制御を実行した場合の制御量と実操作量のシミュレーション結果を示す図である。 図7は、基準のフィードフォワード制御とフィードバック制御を実行した場合のフィードフォワード量のシミュレーション結果を示す図である。 図8は、外乱印加がなかった場合の基準のフィードフォワード制御とフィードバック制御による制御量と実操作量のシミュレーション結果を示す図である。 図9は、外乱印加がなかった場合の基準のフィードフォワード制御とフィードバック制御による制御量と実操作量のシミュレーション結果を示す図である。 図10は、本発明の実施例において外乱印加がなかった場合のフィードフォワード制御とフィードバック制御による制御量と実操作量のシミュレーション結果を示す図である。 図11は、本発明の実施例において外乱印加があった場合のフィードフォワード制御とフィードバック制御による制御量と実操作量のシミュレーション結果を示す図である。 図12は、本発明の実施例に係る制御装置を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。 図13は、加熱装置の構成を示すブロック図である。 図14は、フィードバック+フィードフォワードの制御系のブロック線図である。 図15は、フィードバック+フィードフォワード制御における操作量加算量の変化の1例を示す図である。
[発明の原理]
フィードフォワード制御を開始した後に、想定していた外乱が印加されなかった場合、フィードフォワード制御自体によって制御状態が乱れることになり、この乱れをフィードバック制御によって収束させるという処理にならざるを得ない。したがって、発明者は、制御状態が大きく乱れるか否かは、フィードバック制御の出力飽和の発生に依存することに着眼した。
想定していた外乱が印加されなかった場合、フィードバック制御はフィードフォワード制御を帳消しする側に動作する。フィードバック制御が機能するか否かは、フィードフォワード制御実行前の基本操作量MVと、フィードフォワード制御のフィードフォワード量のピークの向きと逆方向の操作量下限値OL(あるいは操作量上限値OH)との差(フィードバック制御を加えられる余裕量に相当)で決まる。
そこで、発明者は、フィードフォワード量のピークの向きと逆方向のフィードバック制御の出力飽和に余裕がない場合、フィードフォワード制御の帳消しが確保できる程度にフィードフォワード量を緩和することに想到した。フィードフォワード量を緩和することにより、フィードフォワード制御の効果が抑制されることになるが、外乱が印加されない可能性のある制御系で、より安全な制御管理をする必要がある場合、フィードフォワード制御の実行自体により制御状態が大きく乱れてしまうのを抑制することができる。
[実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施例に係る制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置は、設定値SPと制御量PVとを入力として基本操作量MV(第1の操作量)をPID演算(フィードバック制御演算)により算出する操作量算出部1と、外乱印加の時点よりも先行開始時間FF_inだけ前にフィードフォワード制御を開始するためのトリガー信号FF_Xの入力に応じて、外乱の抑制に必要なフィードフォワード量MV_Xを算出するフィードフォワード算出部2と、操作量算出部1によって算出された基本操作量MVにフィードフォワード量MV_Xを加算して実操作量MV_F(第2の操作量)とするフィードフォワード実行部3とを備えている。
また、制御装置は、外部機器(不図示)からトリガー信号FF_Xが入力されるトリガー信号入力部4と、想定している外乱に対するフィードフォワード量MV_Xのピークの向きと逆方向の基本操作量MVの余裕に応じてフィードフォワード算出部2のフィードフォワード制御パラメータを設定するフィードフォワード緩和部5と、フィードフォワード実行部3で算出された実操作量MV_Fを操作量下限値OL以上で操作量上限値OH以下の値に制限するリミット処理を行なうリミット処理部6と、リミット処理された実操作量MV_F’(第2の操作量)を制御対象に出力する操作量出力部7とを備えている。
図2は本実施例の制御系のブロック線図である。図2のPは制御対象を示している。
次に、本実施例の制御装置の動作を図3を参照して説明する。設定値SP(例えば温度設定値)は、制御装置のオペレータなどによって設定され、操作量算出部1に入力される(図3ステップS100)。
制御量PV(例えば温度計測値)は、図示しない計測器(例えば被加熱物の温度を計測する温度センサ)によって計測され、操作量算出部1に入力される(図3ステップS101)。
操作量算出部1は、設定値SPと制御量PVとを入力として、制御量PVが設定値SPと一致するように、例えば以下の伝達関数式のようなPID演算を行って基本操作量MVを算出する(図3ステップS102)。
MV=(100/Pb){1+(1/Tis)+Tds}(SP-PV)
・・・(5)
Pbは比例帯、Tiは積分時間、Tdは微分時間、sはラプラス演算子である。
フィードフォワード緩和部5の動作(図3ステップS103~S107)については後述する。
フィードフォワード算出部2は、フィードフォワード制御の実行時にフィードフォワード量MV_Xを算出するが、外乱の印加前に1(有意の値)となり外乱の印加後に0(非有意の値)となるトリガー信号FF_Xが0の場合(図3ステップS108においてNO)、フィードバック制御のみでフィードフォワード制御を実行しないものとして、フィードフォワード量MV_Xを0にする(図3ステップS109)。
フィードフォワード実行部3は、操作量算出部1によって算出された基本操作量MVに、フィードフォワード算出部2によって算出されたフィードフォワード量MV_Xを加算した結果を実操作量MV_Fとして算出する(図3ステップS110)。
MV_F=MV+MV_X ・・・(6)
ここでは、MV_X=0なので、MV_F=MVである。リミット処理部6は、フィードフォワード実行部3によって算出された実操作量MV_Fを所定の操作量下限値OL以上の値に制限する下限リミット処理と、実操作量MV_Fを所定の操作量上限値OH以下の値に制限する上限リミット処理とを行なう(図3ステップS111)。
IF MV_F<OL THEN MV_F’=OL ・・・(7)
IF MV_F>OH THEN MV_F’=OH ・・・(8)
つまり、リミット処理部6は、実操作量MV_Fが操作量下限値OLより小さい場合、実操作量MV_F’=OLとし、実操作量MV_Fが操作量上限値OHより大きい場合、実操作量MV_F’=OHとする。
操作量出力部7は、リミット処理部6でリミット処理された実操作量MV_F’を制御対象に出力する(図3ステップS112)。実操作量MV_F’の出力先は、ヒータやバルブなどの操作部(不図示)である。ヒータの場合には、実操作量MV_F’の実際の出力先は、ヒータに電力を供給する電力調整器(不図示)となる。
こうして、制御装置は、トリガー信号FF_Xが0のときに、ステップS100~S102,S109~S112の処理を例えばオペレータの指示によって制御が終了するまで(図3ステップS113においてYES)、制御周期毎に実行する。
次に、トリガー信号FF_Xが1(有意の値)になったときの動作を説明する。本実施例では、外乱印加のタイミングが既知であることにより、フィードフォワード制御の実行のタイミングを自動決定できることを前提としており、本実施例の制御装置が適用されるシステムにおいて、制御中に想定される外乱を抑制するために、外部機器から制御装置に対して規定のタイミングでトリガー信号FF_X=1が自動的に入力される。このトリガー信号FF_Xは、トリガー信号入力部4を通じてフィードフォワード算出部2に入力される。
例えば薬品の製造装置において、薬品製造の炉の扉が開くことによって炉内の温度が変動するという状況がある。この場合、炉の温度を制御する制御装置(外部機器)は、炉の扉が開くタイミング(外乱印加のタイミング)よりも先行開始時間FF_inだけ前の時点で本実施例の制御装置に対してトリガー信号FF_X=1を送信する。
同様に、設定値SP(温度設定値)が一定のリフロー炉において、はんだ付けの対象となるプリント基板が定期的に投入されることによって温度が変動するという状況がある。この場合、プリント基板の搬送を制御する制御装置(外部機器)は、リフロー炉にプリント基板が投入されるタイミング(外乱印加のタイミング)よりも先行開始時間FF_inだけ前の時点で本実施例の制御装置に対してトリガー信号FF_X=1を送信する。
また、外部機器は、トリガー信号FF_Xを1にした時点から所定時間が経過したときにトリガー信号FF_Xを0(非有意の値)にする。このトリガー信号FF_Xを0にするタイミングは、外乱印加後に実操作量MV_F’が整定するタイミングよりも後のタイミングに設定する必要がある。
なお、先行開始時間FF_inをどの程度の値にすべきかについては後述する。
フィードフォワード算出部2は、トリガー信号FF_Xが0から1になったとき(ステップS108においてYES)、フィードフォワード+フィードバック制御を実行するため、下記の式(9)によりフィードフォワード量MV_Xを算出する(図3ステップS114)。
MV_X={Kxs/(1+Tfs)2}FF_X ・・・(9)
式(9)において、Tfはフィードフォワード量MV_Xを徐々に収束させる時間を規定するパラメータ(時定数)である。Kxはフィードフォワード量(総量)を規定するパラメータである。1制御周期での最大フィードフォワード量MF_maxは、Kx/(2.718Tf)になる。時定数TfとパラメータKxは、フィードバック制御系などの情報に基づいて事前に設定しておくことができる。
図4は、フィードフォワード量MV_Xの変化の例を示す図である。図4の例では、Kx=3262.0、Tf=15.0sec.としている。なお、前述の総量(各制御周期の積算値)とは、図4における曲線により囲まれる面積に相当する量である。
次に、フィードフォワード実行部3は、ステップS110と同様に、操作量算出部1によって算出された基本操作量MVに、フィードフォワード算出部2によって算出されたフィードフォワード量MV_Xを加算した結果を実操作量MV_Fとして算出する(図3ステップS115)。
図3のステップS116,S117の処理は、ステップS111,S112の処理と同じである。
こうして、制御装置は、トリガー信号FF_Xが1のときに、ステップS100~S102,S114~S117の処理を制御周期毎に実行する。
次に、フィードフォワード緩和部5の動作について説明する。フィードフォワード緩和部5は、制御量PVが設定値SPに整定している状態のとき(図3ステップS103においてYES)、想定している外乱に対するフィードフォワード量MV_Xのピークの向きと逆方向の基本操作量MVの余裕に応じてフィードフォワード算出部2のフィードフォワード制御パラメータを設定する。
具体的には、フィードフォワード緩和部5は、想定している外乱が設定値SPに対して制御量PVが下降する外乱で、この外乱に対して基本操作量MVを上昇させるフィードフォワード制御の実行を予定している場合、整定時の基本操作量MV_Sと操作量下限値OLとの差を余裕量MV_Cとして算出する(図3ステップS104)。
MV_C=MV_S-OL ・・・(10)
また、フィードフォワード緩和部5は、想定している外乱が設定値SPに対して制御量PVが上昇する外乱で、この外乱に対して基本操作量MVを下降させるフィードフォワード制御の実行を予定している場合、操作量上限値OHと整定時の基本操作量MV_Sとの差を余裕量MV_Cとして算出する(ステップS104)。
MV_C=OH-MV_S ・・・(11)
そして、フィードフォワード緩和部5は、余裕量MV_Cが予め規定された基準のフィードフォワード制御の1制御周期での最大フィードフォワード量MF_maxのα倍以上の場合(図3ステップS105においてNO)、フィードフォワード算出部2に設定されているパラメータKxを基準値のままとする(図3ステップS106)。αは0.0<α≦1.0の範囲(例えばα=0.2程度)で設定される定数である。
つまり、フィードフォワード制御を帳消しする方向に基本操作量MV(フィードバック制御)を増減することができる余裕量が想定値αMF_max以上であれば、フィードフォワード制御パラメータ(パラメータKx)を予め規定された基準値のままとする。上記の基準のフィードフォワード制御とは、パラメータKxと時定数Tfが基準値の場合のフィードフォワード制御のことを言う。
また、フィードフォワード緩和部5は、余裕量MV_Cが基準のフィードフォワード制御の1制御周期での最大フィードフォワード量MF_maxのα倍よりも少ない(αMF_max>MV_C)場合(ステップS105においてYES)、フィードフォワード量MV_Xが基準のフィードフォワード制御の場合よりも減るようにパラメータKxを設定する。
具体的には、フィードフォワード緩和部5は、フィードフォワード算出部2に設定されている時定数Tfと余裕量MV_Cと定数αとに基づいてパラメータKxの変更値Kx_Cを次式により算出して、フィードフォワード算出部2に設定されているパラメータKxを変更値Kx_Cに変更する(図3ステップS107)。
Kx_C={MV_C/(αMF_max)}Kx=2.718TfMV_C/α
・・・(12)
このように、本実施例では、フィードフォワード制御を帳消しする方向に基本操作量MV(フィードバック制御)を増減することができる余裕量が想定値αMF_maxよりも少ない場合には、パラメータKxを基準値よりも小さくする。
なお、フィードフォワード緩和部5は、外乱印加後に制御量PVが整定し、余裕量MV_Cが基準のフィードフォワード制御の1制御周期での最大フィードフォワード量MF_maxのα倍以上になると(ステップS105においてNO)、フィードフォワード算出部2に設定されているパラメータKxを基準値に戻す(ステップS106)。
以下、シミュレーションにより本実施例の効果を検証する。以下の例では、制御対象を、プロセスゲイン10.0、プロセス時定数400.0sec.、プロセスむだ時間20.0sec.の1次遅れ伝達関数で近似できる制御系とする。すなわち、制御対象のモデル数式Gpは次式のように記述できる。
Gp=10.0exp(-20.0s)/(1+400.0s) ・・・(13)
また、操作量算出部1に設定されるPIDパラメータを、比例帯Pb=60%、積分時間Ti=120.0sec.、微分時間Td=10.0sec.とした。操作量上限値OHは100.0%、操作量下限値OLは0.0%、制御周期は1.0sec.である。
フィードフォワード制御の開始時点を決定する先行開始時間FF_inは、微分時間Tdに基づいて設定できる。具体的には、FF_in=βTd(係数βは0より大きい実数であり、例えば0.7)であることが妥当である。微分時間Td=10.0sec.の場合、フィードフォワード制御の開始時点は、外乱印加の時点より7.0sec.前となる。ただし、係数βは、適宜微調整され得る値である。
同様に、時定数Tfは、微分時間Tdに基づいて設定できる。具体的には、Tf=γTd(係数γは0より大きい実数であり、例えば0.4)であることが妥当である。微分時間Td=10.0sec.の場合、時定数Tf=4.0sec.となる。ただし、係数γは、適宜微調整され得る値である。
図5は、外乱リカバリー応答の例を示す図であり、フィードフォワード制御を実行せずにフィードバック制御のみで温度制御した場合の制御量PVと実操作量MV_F’(=操作量MV)の変化の例を示す図である。この図5の例は、100sec.の時点で外乱が印加された場合のフィードバック制御による外乱リカバリー応答のシミュレーション結果を示している。設定値SP=300.0℃に対して仮に温度管理幅を±5.0℃とすると、図5の例では、制御量PVが295.0℃未満になる降温状態が36.0sec.継続する。
図6は、100sec.の時点で外乱が印加された場合の基準のフィードフォワード制御とフィードバック制御による外乱リカバリー応答のシミュレーション結果を示し、図7は、図6の場合のフィードフォワード量MV_Xのシミュレーション結果を示している。図6、図7の例は、フィードフォワード算出部2にパラメータKx=652.3、時定数Tf=4.0sec.が予め設定されていた場合を示している。フィードフォワード制御の開始タイミング、すなわちトリガー信号FF_Xを0から1にするタイミングは、外乱印加の時点より7.0sec.前の93sec.の時点である。図6、図7の例では、設定値SP=300.0℃に対して制御量PVが295.0℃≦PV≦305.0℃の範囲(温度管理幅が±5.0℃)を外れることはない。
図8は、外乱印加がなかった場合の基準のフィードフォワード制御とフィードバック制御による応答のシミュレーション結果を示している。図8の例では、図6、図7の場合と同様にフィードフォワード算出部2にパラメータKx=652.3、時定数Tf=4.0sec.が予め設定され、93sec.の時点からフィードフォワード制御を開始している。設定値SPに対する制御量PVの上昇はフィードフォワード制御によるものである。設定値SP=300.0℃に対して仮に温度管理幅を±5.0℃とすると、図8の例では、制御量PVが305.0℃を上回る昇温状態が37.0sec.継続する。
図9は、外乱印加がなかった場合の基準のフィードフォワード制御とフィードバック制御による応答のシミュレーション結果を示している。図9の例では、図6~図8の場合と同様にフィードフォワード算出部2にパラメータKx=652.3、時定数Tf=4.0sec.が予め設定され、93sec.の時点からフィードフォワード制御を開始している。図9の例では、制御量PVが設定値SPを上回る時間が図8の場合よりも長くなっており、制御量PVが305.0℃を上回る昇温状態が83.0sec.継続する。
図9の例では、パラメータKxは652.3のままであり、本実施例と異なり、Kx_Cへの変更は行なっていない。図8の例では、整定時の基本操作量MVが30.0%で、フィードフォワード制御を帳消しする側にフィードバック制御が動作する余裕がある。これに対して、図9の例では、整定時の基本操作量MVが5.0%で、制御量PVの上昇中のほとんどの時間帯で基本操作量MVが操作量下限値OLに飽和している。すなわち、フィードフォワード制御を帳消しする側にフィードバック制御が動作する余裕がないことが、昇温状態が長時間継続する理由である。
図10は、本実施例において外乱印加がなかった場合のフィードフォワード制御とフィードバック制御による応答のシミュレーション結果を示している。図10の例では、図6~図9の場合と同様にフィードフォワード算出部2にパラメータKx=652.3、時定数Tf=4.0sec.が予め設定されていた場合を示している。
ただし、整定時の基本操作量MVが5.0%であったことにより、余裕量MV_Cが5%で、αMF_max=αKx/(2.718Tf)=0.2×652.3/(2.718×4.0)=12.0%を下回る。このため、フィードフォワード緩和部5は、フィードフォワード制御が始まる前の整定時に、下記の式によりパラメータKxの変更値Kx_Cを算出して、フィードフォワード算出部2に設定されているパラメータKx=652.3をKx_C=271.8に変更する。
Kx_C=2.718TfMV_C/α
=2.718×4.0×5.0/0.2=271.8 ・・・(14)
これにより、図10の例では、制御量PVが305.0℃を上回ることはない。図10の例では、出力飽和に対する余裕量が少なかったことに対し、予めフィードフォワード量MV_Xを削減したことにより、過剰な温度状態を抑制できている。
図11は、本実施例において外乱印加があった場合のフィードフォワード制御とフィードバック制御による応答のシミュレーション結果を示している。図11の例では、図6~図10の場合と同様にフィードフォワード算出部2にパラメータKx=652.3、時定数Tf=4.0sec.が予め設定されていた場合を示している。整定時の基本操作量MVは5.0%である。このため、図10の例と同様に整定時にパラメータKx=652.3がKx_C=271.8に変更される。
図11の例では、図6の場合の基準のフィードフォワード制御と同等の効果は得られず、制御量PVが295.0℃未満になる降温状態が24.0sec.継続することになるが、図5の場合よりも然るべき改善効果が得られている。
なお、本実施例では、設定値SPに対して制御量PVが下降する外乱の例で説明しているが、本発明は設定値SPに対して制御量PVが上昇する外乱にも対応可能である。制御量PVが上昇する外乱が発生する場合には、パラメータKxとフィードフォワード量MV_Xとが負の値となる。
本実施例で説明した制御装置は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。このコンピュータの構成例を図12に示す。
コンピュータは、CPU300と、記憶装置301と、インタフェース装置(I/F)302とを備えている。I/F302には、例えば温度センサや電力調整器が接続される。このようなコンピュータにおいて、本実施例の制御方法を実現させるためのプログラムは記憶装置301に格納される。CPU300は、記憶装置301に格納されたプログラムに従って本実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、制御装置に適用することができる。
1…操作量算出部、2…フィードフォワード算出部、3…フィードフォワード実行部、4…トリガー信号入力部、5…フィードフォワード緩和部、6…リミット処理部、7…操作量出力部。

Claims (6)

  1. 設定値と制御量とを入力として第1の操作量をフィードバック制御演算により算出するように構成された操作量算出部と、
    外乱印加の時点よりも先行開始時間だけ前にフィードフォワード制御を開始するためのトリガー信号の入力に応じて、前記外乱の抑制に必要なフィードフォワード量を算出するように構成されたフィードフォワード算出部と、
    前記操作量算出部によって算出された前記第1の操作量に前記フィードフォワード量を加算するように構成されたフィードフォワード実行部と、
    前記第1の操作量に前記フィードフォワード量を加算した第2の操作量を制御対象に出力するように構成された操作量出力部と、
    想定している外乱に対する前記フィードフォワード量のピークの向きと逆方向の前記第1の操作量の余裕に応じて前記フィードフォワード算出部のフィードフォワード制御パラメータを設定するように構成されたフィードフォワード緩和部とを備えることを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1記載の制御装置において、
    前記フィードフォワード緩和部は、前記第1の操作量の余裕量が想定値より少ない場合に、前記フィードフォワード量が基準のフィードフォワード制御の場合よりも減るように前記フィードフォワード制御パラメータを変更することを特徴とする制御装置。
  3. 請求項2記載の制御装置において、
    前記フィードフォワード算出部は、前記フィードフォワード量を徐々に収束させる時間を規定するパラメータをTf、前記フィードフォワード量の総量を規定するパラメータをKx、ラプラス演算子をsとしたとき、前記フィードフォワード量をKxs/(1+Tfs)2により算出し、
    前記フィードフォワード緩和部は、前記フィードフォワード量のピークの向きと逆方向の前記第2の操作量の範囲を制限する操作量上下限値と外乱印加前の整定時の前記第1の操作量との差を余裕量MV_C、予め規定された定数をα(0.0<α≦1.0)としたとき、前記余裕量MV_Cが想定値αKx/(2.718Tf)より少ない場合に、前記フィードフォワード算出部のフィードフォワード制御パラメータであるKxをKx_C=2.718TfMV_C/αに変更することを特徴とする制御装置。
  4. 設定値と制御量とを入力として第1の操作量をフィードバック制御演算により算出する第1のステップと、
    外乱印加の時点よりも先行開始時間だけ前にフィードフォワード制御を開始するためのトリガー信号の入力に応じて、前記外乱の抑制に必要なフィードフォワード量を算出する第2のステップと、
    前記第1の操作量に前記フィードフォワード量を加算する第3のステップと、
    前記第1の操作量に前記フィードフォワード量を加算した第2の操作量を制御対象に出力する第4のステップと、
    想定している外乱に対する前記フィードフォワード量のピークの向きと逆方向の前記第1の操作量の余裕に応じて前記第2のステップに必要なフィードフォワード制御パラメータを設定する第5のステップとを含むことを特徴とする制御方法。
  5. 請求項4記載の制御方法において、
    前記第5のステップは、前記第1の操作量の余裕量が想定値より少ない場合に、前記フィードフォワード量が基準のフィードフォワード制御の場合よりも減るように前記フィードフォワード制御パラメータを変更するステップを含むことを特徴とする制御方法。
  6. 請求項5記載の制御方法において、
    前記第2のステップは、前記フィードフォワード量を徐々に収束させる時間を規定するパラメータをTf、前記フィードフォワード量の総量を規定するパラメータをKx、ラプラス演算子をsとしたとき、前記フィードフォワード量をKxs/(1+Tfs)2により算出するステップを含み、
    前記第5のステップは、前記フィードフォワード量のピークの向きと逆方向の前記第2の操作量の範囲を制限する操作量上下限値と外乱印加前の整定時の前記第1の操作量との差を余裕量MV_C、予め規定された定数をα(0.0<α≦1.0)としたとき、前記余裕量MV_Cが想定値αKx/(2.718Tf)より少ない場合に、前記フィードフォワード制御パラメータであるKxをKx_C=2.718TfMV_C/αに変更するステップを含むことを特徴とする制御方法。
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