JP2022058228A - 液体供給装置 - Google Patents

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Yoshinori Osakabe
太一 白野
Taichi Shirano
史朗 中澤
Shiro Nakazawa
草介 畔柳
Sosuke Azeyanagi
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Abstract

Figure 2022058228000001
【課題】貯留室に貯留された液体が、外部に開口する孔から流出し難い液体供給装置を提供する。
【解決手段】タンク220は、貯留室243及び連通部247を有する。連通部247は、X2回転姿勢において、後壁231を伝って流れるインクを貯留する第1バッファ室281と、第5隔壁255を伝って流れるインクを貯留する第2バッファ室282と、を有する。大気連通孔240は、使用姿勢において、貯留室243に貯留可能な最大量のインクの液面290よりも上方の位置にあって、第1バッファ室281及び第2バッファ室282に開口しておらず、且つ、後壁231及び第5隔壁255に位置しない。
【選択図】図5

Description

本発明は、液体を貯留する貯留室及び外部と連通する孔を有する液体供給装置に関する。
従来、インクを貯留する大容量の貯留室を有するタンクを備えた画像記録装置が知られている。タンクは、外部から貯留室にインクを注入する注入口と、この注入口を開閉する蓋部材とを備えている。画像記録装置は、蓋部材を露出可能に、筐体に開閉可能に設けられたカバーを備えている。カバーが開かれた状態でタンクの注入口から蓋部材が外されると、注入口を通じてインクがタンクの貯留室内に注入可能である(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-168728号公報
上記タンクでは、貯留室の気圧を大気圧にするために、貯留室が孔を通じて外部に開放されていることがある。貯留室にインクが貯留されている状態で画像記録装置が移動されて、移動中に画像記録装置が傾いたり回転されたりすると、タンク内のインクが孔を通じて外部へ漏れ出すおそれがある。その結果、インクによって装置内部が汚されるおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、貯留室に貯留された液体が、外部に開口する孔から流出し難い液体供給装置を提供することである。
(1) 本発明に係る液体供給装置は、液体が貯留可能な貯留室を有する貯留部と、外部に開口する孔と上記貯留室とを連通する連通部と、を具備する。上記連通部は、水平方向に沿った第1軸周りに上記貯留部が第1角度回転された第1回転姿勢において、上記貯留室から液体が外部へ供給される使用姿勢における上記第1軸及び鉛直方向と直交する直交方向に沿った間隔が、下方へ向かって次第に拡がる第1壁及び第2壁と、上記第1回転姿勢において、上記第1壁を伝って流れる液体を貯留する第1バッファ空間と、上記第1回転姿勢において、上記第2壁を伝って流れる液体を貯留する第2バッファ空間と、を有する。上記孔は、上記使用姿勢において、上記貯留室に貯留可能な最大量の液体の液面よりも上方の位置にあって、上記第1バッファ空間及び上記第2バッファ空間に開口しておらず、且つ、上記第1壁及び上記第2壁に位置しない。
第1回転姿勢において、第1壁を伝って流れる液体が第1バッファ空間に貯留され、第2壁を伝って流れる液体が第2バッファ空間に貯留される。孔は、第1バッファ空間及び第2バッファ空間に開口しておらず、且つ、第1壁及び第2壁に位置しないので、第1回転姿勢において、孔から液体が外部へ漏れ出し難い。
(2) 好ましくは、上記第1回転姿勢は、上記第1壁の壁面及び上記第2壁の壁面において、上記連通部を液体が上記孔へ向かって流れる向きが、水平方向に沿っている又は鉛直下方へ向かう姿勢である。
貯留部が概ね上下反転された第1回転姿勢において、孔から液体が外部へ漏れ出し難い。
(3) 好ましくは、上記連通部は、上記第2バッファ空間を区画する壁の少なくとも一部で区画される第3バッファ空間を更に有しており、上記第3バッファ空間は、上記第1回転姿勢から上記第1軸周りに上記貯留部が更に第2角度回転された第2回転姿勢において、上記第2バッファ空間から流れ出した液体を貯留する。
第2回転姿勢において、孔から液体が外部へ漏れ出し難い。
(4) 上記第2回転姿勢は、上記第1壁の壁面及び上記第2壁の壁面において、上記連通部を液体が上記孔へ向かって流れる向きが、水平方向に沿っている又は鉛直下方へ向かう姿勢である。
(5) 好ましくは、上記第1回転姿勢において、上記第2バッファ空間が貯留可能な液体の体積は、上記第1バッファ空間が貯留可能な液体の体積以下である。
連通部の容積を小さくすることができる。
(6) 好ましくは、上記貯留部は、上記貯留室と上記連通部とを繋ぐ流路を有しており、上記使用姿勢において、上記液面の一部は上記流路内に位置しており、上記流路に、上記流路の断面積を小さくする第3壁が位置する。
第3壁によって、流路から連通部へ流れ出す液体の量が抑制される。
(7) 好ましくは、上記流路であって上記第3壁と上記貯留部との流れの間に、上記流路の断面積を小さくする第4壁が位置しており、上記第3壁が繋がる上記流路を区画する内面と、上記第4壁が繋がる上記流路を区画する内面とは、少なくとも一部が異なる。
第3壁及び第4壁によって、流路から連通部へ流れ出す液体の量が抑制される。
(8) 好ましくは、上記流路における上記貯留室への開口は、上記使用姿勢において上下方向に離れた上壁端及び下壁端によって少なくとも一部が区画されており、当該上壁端は当該下壁端よりも上記流路において上記連通部へ向かう流れの向きへオフセットした位置にある。
使用姿勢において、流路の開口から貯留室へ進入する気体が貯留室の上方へ向かいやすい。
(9) 好ましくは、上記使用姿勢において、上記流路は、上記流路の断面積が上記連通部へ向かって徐々に小さくなるテーパ部を有しており、上記使用姿勢において、上記液面は、上記テーパ部に位置する。
使用姿勢において、孔を通じて液体が蒸発し難い。
(10) 好ましくは、上記貯留部は、上記孔とは異なるものであって、上記貯留室へ液体を注入するための注入口を更に有する。
(11) 好ましくは、上記連通部は、上記孔と繋がるラビリンス流路を有する。
(12) 本発明に係る液体供給装置は、液体が貯留可能な貯留室を有する貯留部と、外部に開口する孔と上記貯留室とを連通する連通部と、を具備する。上記連通部は、上記貯留室から液体が供給される使用姿勢から、水平方向に沿った第1軸周りに上記貯留部が第1角度回転された第1回転姿勢において、上記貯留室から流れ出た液体を貯留する第1バッファ空間と、上記第1回転姿勢から上記第1軸周りに第2角度回転された第2回転姿勢において、上記第1バッファ空間から流れ出した液体を貯留する第2バッファ空間と、を有する。上記孔は、上記使用姿勢において、上記貯留室に貯留可能な最大量の液体の液面よりも上方の位置にあって、上記第1バッファ空間及び上記第2バッファ空間に開口していない。
第1回転姿勢において、貯留室から流れ出した液体が第1バッファ空間に貯留され、第2回転姿勢において第1バッファ空間から流れ出した液体が第2バッファ空間に貯留される。孔は、第1バッファ空間及び第2バッファ空間に開口していないので、第1回転姿勢及び第2回転姿勢において、孔から液体が外部へ漏れ出し難い。
(13) 本発明に係る液体供給装置は、液体が貯留可能な貯留室、及び当該貯留室に液体を注入するための注入口を有する貯留部と、外部に開口する孔と上記貯留室とを連通する連通部と、を具備する。上記連通部は、上記貯留室から液体が供給される使用姿勢から、水平方向に沿った第1軸周りに上記貯留部が第1角度回転された回転姿勢において、上記貯留室から流れ出た液体を貯留するバッファ空間を有しており、上記孔は、上記使用姿勢において、上記貯留室に貯留可能な最大量の液体の液面よりも上方の位置にあって、上記バッファ空間に開口していない。
回転姿勢において、貯留室から流れ出した液体がバッファ空間に貯留される。孔は、バッファ空間に開口していないので、回転姿勢において、孔から液体が外部へ漏れ出し難い。
本発明に係る液体供給装置によれば、貯留部が第1軸周りに回転されても、貯留室に貯留された液体が、外部に開口する孔から流出し難い。
図1は、実施形態に係るプリンタ100を示す斜視図である。 図2は、プリンタ100の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、プラテン180、キャリッジ190及びタンク220の配置を示す平面図である。 図4は、使用姿勢のタンク220の右側面図である。 図5は、使用姿勢の本体222の右側面図である。 図6は、使用姿勢の本体222の斜視図である。 図7は、使用姿勢の本体222の斜視図である。 図8は、X1回転姿勢の本体222の右側面図である。 図9は、X2回転姿勢の本体222の右側面図である。 図10は、X3回転姿勢における本体222の右側面図である。 図11は、変形例における本体222の斜視図である。 図12は、図11のXII-XII断面を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るプリンタ100について説明する。下記の実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが「向き」と表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が「方向」と表現される。
また、プリンタ100が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口330が形成される面を前面320として前後方向8が定義され、プリンタ100を前方から視て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8、および左右方向9は互いに直交している。また、プリンタ100が使用可能に設置された状態において、上下方向7は鉛直方向に沿っている。
[プリンタ100の概略構成]
図1において、プリンタ100は、液体供給装置の一例であり、インクジェット方式で、単色(例えば黒)で表現された画像をシートM(図2参照)に記録する。シートMは、用紙やOHPシート等である。本実施形態では、インクジェット方式は、ピエゾインクジェット方式であるが、サーマルインクジェット方式(バブルジェット(登録商標)方式とも称される)であってもよい。
プリンタ100は、筐体300、カバー400およびユーザインタフェース(以下、「UI」とも称す)500を備える。
[筐体300]
筐体300は、概ね直方体形状である。図2に示されるように、筐体300の上部は開口310であり、上方に向かって開放されている。開口310は、カバー400により開閉される。カバー400は、筐体300の後面340の上端に位置する軸410周りに回動可能である。図1に示されるように、筐体300の前面320には、UI500が位置する。UI500は、ディスプレイと、ユーザにより操作される各種操作ボタンを含む。
[プリンタ100の内部構成]
図2に示されるように、プリンタ100は、筐体300内に、供給トレイ110、排出トレイ120、給送機構130、外側ガイド140、内側ガイド150、搬送ローラ対160、排出ローラ対170、プラテン180、キャリッジ190、ヘッド200、搬送機構210、タンク220を備える。
[供給トレイ110]
図1に示されるように、供給トレイ110は、開口330を通じて筐体300内に挿入されている。図2に示されるように、供給トレイ110の底部111には、複数のシートMが上下方向7に積載される。底部111の後端部からは、ガイド部材112が後方且つ上方へと延出しており、ガイド部材112の延出端は、外側ガイド140の下端部の下方に位置する。
[排出トレイ120]
筐体300において、供給トレイ110より上方には、排出口370が位置する。排出口370からは、プリンタ100の吐出動作により画像が記録されたシートM(以下、「印刷物M」とも称す)が排出される。排出口370の前方且つ下方には、排出トレイ120が位置する。排出トレイ120は、印刷物Mを支持する。
[給送機構130]
給送機構130は、軸131、給送アーム132、給送ローラ133、および駆動伝達機構134を備える。
軸131は、図示しないフレームに支持され、底部111より上方で左右方向9に延びる。給送アーム132の基端部は軸131に支持される。給送アーム132は、軸131の軸心の周方向3Bに回動する。給送アーム132は、基端部から後方且つ下方へと延びる。給送ローラ133は、給送アーム132の先端部に取り付けられる。給送ローラ133は、軸131と平行な軸135の周方向3Cに回転する。駆動伝達機構134は、ギヤ列や駆動ベルトであり、給送アーム132の内部に設けられる。
給送ローラ133は、底部111に支持される最上層のシートMに当接する。駆動伝達機構134は、不図示のモータで発生した動力を給送ローラ133に伝達する。この動力により、給送ローラ133は回転し、最上層のシートMに後向きの搬送力を与える。その結果、最上層のシートMは、底部111上で後方へと送られ、ガイド部材112の傾斜面により搬送路Pの入口P0に案内される。
[搬送路P]
図2に示されるように、筐体300内には、シートMの搬送路Pが形成される。搬送路Pの入口P0は、搬送路Pの上流端部であり、ガイド部材112の延出端部の直ぐ上に位置する。搬送路Pは、所謂Uターンパスであり、湾曲部P1および直線部P2を有する。湾曲部P1は、外側ガイド140及び内側ガイド150により区画されており、入口P0から概ね上方へと延びつつ前方へと湾曲する。直線部P2は、湾曲部P1の下流端部から前方へと概ね直線的に延びて排出口370に至る。
[搬送ローラ対160]
図2に示されるように、搬送ローラ対160は、駆動ローラ161およびピンチローラ162を備える。駆動ローラ161およびピンチローラ162は、湾曲部P1の下流端部を挟んで上下方向7において当接し合い、湾曲部P1の下流端部に沿って左右方向9に延びる。
駆動ローラ161は、不図示のモータで発生した動力により回転する。ピンチローラ162は、駆動ローラ161の回転により従動回転する。駆動ローラ161およびピンチローラ162は、シートMをニップした状態で回転することで、シートMを搬送向き4(即ち、前方)へと送り出す。これにより、シートMは、直線部P2の下流へと搬送される。
[排出ローラ対170]
図2に示されるように、排出ローラ対170は、駆動ローラ171および拍車ローラ172を備える。駆動ローラ171および拍車ローラ172は、直線部P2においてプラテン180と排出口370との間で、直線部P2を挟んで上下方向7において当接し合い、直線部P2に沿って左右方向9に延びる。
駆動ローラ171は、不図示のモータの動力により回転し、拍車ローラ172は、駆動ローラ171に従動して回転する。駆動ローラ171および拍車ローラ172は、シートMをニップした状態で回転することで、シートMを搬送向き4の下流へさらに搬送する。その結果、シートMは、排出口370から排出される。
[プラテン180]
プラテン180は、前後方向8において搬送ローラ対160および排出ローラ対170の間に位置する。プラテン180は、前後左右に拡がる支持面181を有する。支持面181は、直線部P2の最下部を区画し、シートMを下方から支持する。支持面181は、プラテン180から上方に突出し且つ前後方向8に細長い複数のリブの上端面の集まりである。なお、支持面181は、プラテン180における平坦な上面でもよい。
[キャリッジ190]
プリンタ100は、筐体300内に、ガイドレール191A,191Bをさらに備える。図2に示されるように、ガイドレール191A,191Bは、支持面181より上方に位置し、不図示のフレームに支持されている。図3に示されるように、ガイドレール191A,191Bは、上方からの平面視で前後方向8に間隔をあけて位置し、左右方向9に延びる。前後方向8において、ガイドレール191A,191Bの間には、プラテン180の支持面181が位置する。
図3に示されるように、キャリッジ190は、ガイドレール191A,191Bの間に位置して、ガイドレール191A,191Bに支持されている。キャリッジ190は、搬送機構210から伝達される動力により、ガイドレール191A,191Bに支持されつつ左右方向9に往復移動する。
[搬送機構210]
図3に示されるように、搬送機構210は、2個のプーリ211と、エンドレスベルト212とを有する。2個のプーリ211は、ガイドレール191A上で左右方向9に互いに離間している。各プーリ211は、上下方向7に沿う軸心の周方向に回転可能である。エンドレスベルト212は、2個のプーリ211に張架され、キャリッジ190に連結されている。右側のプーリ211は、不図示のモータが発生した動力により回転する。その結果、エンドレスベルト212に連結されたヘッド200は、2個のプーリ211間で左右方向9に往復移動する。
[ヘッド200]
図2に示されるように、ヘッド200は、キャリッジ190に搭載されている。前後方向8に沿って並ぶ複数のノズル203は、ヘッド200の下面201に開口している。ヘッド200の下面201は、プラテン180の支持面181と対向している。ヘッド200は、各ノズル203に対応した圧電素子(図示せず)を内部に有する。各圧電素子には駆動波形が印加される。これにより、ヘッド200は、複数のノズル203から内部に貯留するインクを吐出向き7D(即ち、下方)に吐出する。
ヘッド200は、キャリッジ190が左方または右方に移動(即ち、1パス)する間に、プラテン180の支持面181の上方を移動する。このとき、ヘッド200がインクを吐出することによって、シートMに画像が1パス単位で記録される。
[タンク220]
図3に示されるように、タンク220は、ヘッド200と共にキャリッジ190に搭載されている。タンク220は、ヘッド200から容易に取り外すことができないように、ヘッド200の上方に位置してヘッド200に連結されている。本実施形態に示されるタンク220は、所謂オンキャリッジ型である。
タンク220は、インク(液体の一例)を内部に貯留する。本実施形態では、インクの色は、黒である。図4に示されるように、タンク220内のインクは、流出ポート242を通じてヘッド200へ流れる。
図4に示されるように、タンク220は、概ね直方体形状である。タンク220の上下方向7の中央より若干下側に、左右方向9にタンク220を貫通する貫通孔221が形成されている。貫通孔221は任意の形状である。また、タンク220の前側において、上下にそれぞれ段差が形成されているが、これら段差は任意の形状である。
タンク220は、本体222と、シート223と、を有する。図6に示されるように、本体222は、右方へ向く開口224を有する容器形状である。図4に示されるように、シート223は、本体222の開口224を塞いでいる。本体222及びシート223は、例えば合成樹脂製であり、本体222の開口224の周縁にシート223が熱溶着や接着されることによって、シート223が本体222の開口224を液密に封止している。
図5から図7に示されるように、本体222は、前壁230、後壁231(第1壁の一例)、左壁232、上壁233、サブ上壁234、下壁235、及びサブ下壁236を有する。前壁230と後壁231とは、前後方向8に離れて位置する。上壁233及びサブ上壁234と、下壁235及びサブ下壁236とは、上下方向7に離れて位置する。左壁232は、シート223と左右方向9に離れて位置する。
前壁230の上端はサブ上壁234の前端と連続している。前壁230の下端はサブ下壁236の前端と連続している。後壁231の上端は上壁233の後端と連続している。後壁231の下端は下壁235の後端と連続している。前壁230、後壁231、上壁233、サブ上壁234、下壁235、及びサブ下壁236の各左端は、左壁232と連続している。
上壁233とサブ上壁234とは、上下方向7及び前後方向8に離れて位置する。前壁230の前端と、サブ上壁234の後端とは、上段差壁237によって繋がれている。上段差壁237の下端は、サブ上壁234よりも下方に位置する。下壁235とサブ下壁236とは、上下方向7及び前後方向8に離れて位置する。下壁235の前端と、サブ下壁236の後端とは、下段差壁238によって繋がれている。上段差壁237及び下段差壁238の各左端は、左壁232と連続している。
上壁233には、大気連通孔240(孔の一例)が形成されている。大気連通孔240は、上壁233を上下方向7に貫通している。大気連通孔240は、タンク220の流路244と外部とを連通している。大気連通孔240は、常時開放されている。大気連通孔240及び流路244を通じて貯留室243が大気開放される。
サブ上壁234には、注入ポート241(注入口の一例)が形成されている。注入ポート241は、サブ上壁234を上下方向7に貫通している。注入ポート241は、タンク220の貯留室243と外部とを連通している。注入ポート241を通じて、貯留室243にインクが注入可能である。図には現れていないが、注入ポート241は、例えばゴム栓や蓋によって封止される。
後壁231の下端付近には流出ポート242が形成されている。流出ポート242は、後壁231を前後方向8に貫通している。流出ポート242は、タンク220のサブ貯留室245と外部とを連通している。流出ポート242を通じて、サブ貯留室245に貯留されているインクが流出可能である。図には現れていないが、流出ポート242は、チューブ又は樹脂で形成された流路部材などで構成される流路によってヘッド200とインクが流通可能に接続されている。
タンク220の本体222は、主に透光性材料(例えば、透明樹脂)により形成されている。これにより、ユーザがタンク220内部に貯留されたインクの液面を視認できる。図7に示されるように、前壁230には、上側指標225及び下側指標226を備える。上側指標225は、タンク220の内部に最大貯留可能なインクが貯留されるときの液面を示す。下側指標226は、タンク220に貯留されたインクの量が、補充すべき量になったときの液面を示す。
[タンク220の内部構造]
図5から図7に示されるように、タンク220の内部空間には、貯留室243、流路244、サブ貯留室245、及び連通部247が形成されている。貯留室243、流路244、及びサブ貯留室245には、それぞれインクが貯留されたり流通されたりする。貯留室243、流路244、サブ貯留室245、及び連通部247は、本体222及びシート223により区画されたタンク220の内部空間において、後述される各隔壁251~256によってそれぞれ区画されている。なお、貯留室243と連通部247は、流路244によってインクが流通可能に連続している。また、貯留室243とサブ貯留室245とは、インクが流通可能に連続している。したがって、貯留室243、流路244、サブ貯留室245、及び連通部247は、それぞれが独立した空間ではなく、一部において連続した空間として区画されている。また、流路244及び連通部247は、貯留室243と大気連通孔240とを連通している。貯留室243及び流路244が貯留部の一例である。
図5から図7に示されるように、下段差壁238と後壁231との間には、前後方向8に沿って第1隔壁251が延びている。第1隔壁251の前端は、下段差壁238の上端と連続している。第1隔壁251の後端は、後壁231と連続している。第1隔壁251の左端は、左壁232と連続している。第1隔壁251の右端には、シート223が溶着される。第1隔壁251の前部は、貯留室243とサブ貯留室245とを区画する。第1隔壁251の後部は、サブ貯留室245と貫通孔221とを区画する。第1隔壁251の前部には、上下方向7に第1隔壁251を貫通する孔246が形成されている。孔246を通じて、貯留室243とサブ貯留室245との間でインク及び空気が流通可能である。
図5から図7に示されるように、前壁230と後壁231との間には、前後方向8に沿って第2隔壁252が延びている。第2隔壁252は、第1隔壁251の上方に間隔を空けて位置する。第2隔壁252の後部の上面は、後方へ向かって徐々に上方へせり上がっている。第2隔壁252の前端は、前壁230と前後方向8に離れている。第2隔壁252の後端は、後壁231と連続している。第2隔壁252の左端は、左壁232と連続している。第2隔壁252の右端には、シート223が溶着される。第2隔壁252は、流路244の一部を区画する。第2隔壁252の前部は、サブ下壁236と対向している。第2隔壁252の前部とサブ下壁236とによって、貯留室243において孔246へ向かう空間が形成されている。
図5から図7に示されるように、第1隔壁251と第2隔壁252との間には、上下方向7に沿って第3隔壁253が延びている。第3隔壁253は、孔246の後方に位置する。第3隔壁253の上端は、第2隔壁252と連続している。第3隔壁253の下端は、第1隔壁251と連続している。第3隔壁253の左端は、左壁232と連続している。第3隔壁253の右端には、シート223が溶着される。第3隔壁253は、貯留室243から孔246へ向かう空間と貫通孔221とを区画する。
図5から図7に示されるように、前壁230と後壁231との間には、前後方向8に沿って第4隔壁254が延びている。第4隔壁254は、第2隔壁252の上方に間隔を空けて位置する。第4隔壁254は、後方へ向かって徐々に上方へせり上がっている。第4隔壁254の前端は、前壁230と前後方向8に離れている。第4隔壁254の後端は、後壁231と前後方向8に離れている。第4隔壁254の左端は、左壁232と連続している。第4隔壁254の右端には、シート223が溶着される。第4隔壁254は、流路244の一部を区画する。第4隔壁254の前端254A(上壁端の一例)は、第2隔壁252の前端252A(下壁端の一例)よりも若干後方に位置する。換言すれば、第4隔壁254の前端254Aは、第2隔壁252の前端252Aよりも、流路244において連通部247へ向かう流れの向きへオフセットした位置にある。第2隔壁252と第4隔壁254とによって、流路244の一部である下方流路244Lが区画されている。下方流路244Lは、貯留室243の前部及び下部から、後方へ向かって延びる流路である。第4隔壁254は、下方流路244Lと貯留室243とを区画する。
図5から図7に示されるように、上段差壁237と後壁231との間には、前後方向8に沿って第5隔壁255(第2壁の一例)が延びている。第5隔壁255は、第4隔壁254の上方に間隔を空けて位置する。第5隔壁255は、後方へ向かって徐々に下方へ下がっている。第5隔壁255の前端は、上段差壁237の下端と連続している。第5隔壁255の後端は、後壁231と前後方向8に離れている。第5隔壁255の左端は、左壁232と連続している。第5隔壁255の右端には、シート223が溶着される。第5隔壁255と上壁233と上段差壁237と後壁231とによって、連通部247が区画されている。連通部247は、貯留室243の上方に位置しており、大気連通孔240と繋がる流路である。第5隔壁255及び上段差壁237は、連通部247と貯留室243とを区画する。
図5から図7に示されるように、第4隔壁254と第5隔壁255との間には、上下方向7に沿って第6隔壁256が延びている。第6隔壁256は、上方へ向かって徐々に後方へ傾斜している。換言すれば、上方へ向かうに従って、第6隔壁256と後壁231との前後方向8に沿った間隔が徐々に狭くなっている。その結果、流路244の前後方向8及び左右方向9に沿った断面積が、連通部247へ向かって徐々に小さくなっている。第6隔壁256の上端は、第5隔壁255の後端と連続している。第6隔壁256の下端は、第4隔壁254の後端と連続している。第6隔壁256の左端は、左壁232と連続している。第6隔壁256の右端には、シート223が溶着される。第6隔壁256は、流路244の一部を区画する。第6隔壁256と後壁231とによって、流路244の一部である上下流路244M(テーパ部の一例)が区画されている。上下流路244Mは、下方流路244Lと連通部247とを接続する流路である。第6隔壁256は、上下流路244Mと貯留室243とを区画する。
図5から図7に示されるように、第6隔壁256と後壁231との間には、前後方向8に沿って第1仕切り壁261(第3壁の一例)が延びている。第1仕切り壁261は、上下流路244Mの上部に位置する。第1仕切り壁261の前端は、第6隔壁256と連続している。第1仕切り壁261の後端は、後壁231と連続している。第1仕切り壁261の左端は、左壁232と連続している。第1仕切り壁261の右端は、第6隔壁256の右端及び後壁231の右端よりも左方に位置する。第1仕切り壁261の右端には、シート223が溶着されない。したがって、第1仕切り壁261の右端とシート223との間には空間が生ずる。この空間が第1絞り部271である。第1絞り部271は、第1仕切り壁261、第6隔壁256、後壁231、及びシート223により区画される。第1絞り部271の前後方向8及び左右方向9に沿った断面積は、上下流路244Mの第1絞り部271以外の部分における前後方向8及び左右方向9に沿った断面積よりも小さい。
図5から図7に示されるように、第5隔壁255と上壁233との間には、上下方向7に沿って第2仕切り壁262が延びている。第2仕切り壁262は、連通部247の後部であって、大気連通孔240よりも後方に位置する。第2仕切り壁262は、下方へ向かうに従って後方へ向かうように傾斜している。第2仕切り壁262の上端は、上壁233と連続している。第2仕切り壁262の下端は、第5隔壁255と、上下方向7に離れている。第2仕切り壁262の左端は、左壁232と連続している。第2仕切り壁262の右端には、シート223が溶着される。第2仕切り壁262と後壁231と上壁233とによって区画される空間が第1バッファ室281(第1バッファ空間の一例)である。
図5から図7に示されるように、第2仕切り壁262と上段差壁237との間には、前後方向8に沿って第3仕切り壁263が延びている。第3仕切り壁263は、上壁233の下方であって、第5隔壁255よりも上方に位置する。第3仕切り壁263は、前方へ向かうに従って下方へ向かうように傾斜している。第3仕切り壁263の後端は、第2仕切り壁262と連続している。第3仕切り壁263の前端は、上段差壁237と、前後方向8に離れている。第3仕切り壁263の左端は、左壁232と連続している。第3仕切り壁263の右端には、シート223が溶着される。第3仕切り壁263と第5隔壁255とによって、第1バッファ室281から前方へ向かう流路が形成されている。
図5から図7に示されるように、第3仕切り壁263と上壁233との間には、上下方向7に沿って第4仕切り壁264が延びている。第4仕切り壁264は、連通部247の前部であって、大気連通孔240よりも前方に位置する。第4仕切り壁264は、下方へ向かうに従って前方へ向かうように傾斜している。第4仕切り壁264の上端は、上壁233と連続している。第4仕切り壁264の下端は、第3仕切り壁263と一部において連続している。第4仕切り壁264の左端は、左壁232と連続している。第4仕切り壁264の右端には、シート223が溶着される。第4仕切り壁264の下部及び右部には切り欠きが形成されている。この切り欠きが第2絞り部272である。第2絞り部272は、流路244において、第1絞り部271と大気連通孔240との間の位置にある。
第2絞り部272は、第3仕切り壁263、第4仕切り壁264、及びシート223により区画される。第2絞り部272の上下方向7及び左右方向9に沿った断面積は、連通部247の第2絞り部272以外の部分における上下方向7及び左右方向9に沿った断面積よりも小さい。第4仕切り壁264と第3仕切り壁263と上段差壁237と上壁233とによって区画される空間が第2バッファ室282(第2バッファ空間の一例)である。
後述されるX2回転姿勢において、第2バッファ室282が貯留可能なインクの体積は、第1バッファ室281が貯留可能なインクの体積以下である。X2回転姿勢において、第1バッファ室281には、第2仕切り壁262の上端(X2回転姿勢における上端)にインクの液面が到達するまでインクが貯留可能である。X2回転姿勢において、第2バッファ室282には、第3仕切り壁263にインクの液面が到達するまでインクが貯留可能である。
図5から図7に示されるように、第2仕切り壁262と第4仕切り壁264との間には、前後方向8に沿って第5仕切り壁265が延びている。第5仕切り壁265は、上壁233の下方であって、第3仕切り壁263よりも上方に位置する。第5仕切り壁265は、後方へ向かうに従って下方へ向かうように傾斜している。第5仕切り壁265の前端は、第4仕切り壁264と連続している。第5仕切り壁265の前端は、第2絞り部272よりも上方に位置する。第5仕切り壁265の後端は、第2仕切り壁262と、前後方向8に離れている。第5仕切り壁265の後端は、大気連通孔240よりも後方に位置する。第5仕切り壁265の左端は、左壁232と連続している。第5仕切り壁265の右端には、シート223が溶着される。第5仕切り壁265と第3仕切り壁263と第4仕切り壁264とによって区画される空間が第3バッファ室283(第3バッファ空間の一例)である。
[タンク220の回転]
図5に示されるように、使用姿勢において、タンク220に最大貯留可能な量のインクが貯留されているとする。このとき、インクの液面は、上側指標225と同じ位置である。プリンタ100においては、動作確認などのためにタンク220にインクが注入されることがある。動作確認後に、プリンタ100が設置場所へ移動されるときに、プリンタ100が使用姿勢から回転されることがある。プリンタ100が回転されると、タンク220も回転される。以下、タンク220が回転されたときの状態が説明される。
図5に示されるように、使用姿勢において、タンク220に最大貯留可能な量のインクが貯留されているとき、貯留室243、流路244、及びサブ貯留室245にインクが貯留されている。貯留室243においては、下部にインクが貯留しており、上部に空気がある。例えば注入ポート241からインクが注入されると、貯留室243の空気は注入ポート241から外部へ流出する。そして、貯留室243におけるインクの液面が上側指標225に到達すると、インク注入が終了する。インクの注入が終了すると、注入ポート241はゴム栓などによって封止される。したがって、貯留室243は大気開放されていない状態となる。
貯留室243へ進入したインクは、孔246を通じてサブ貯留室245へ流入する。インクの流入に伴って、孔246を通じてサブ貯留室245の空気が貯留室243へ流出する。タンク220に最大貯留可能な量のインクが貯留されているとき、サブ貯留室245をインクで満たされている。
貯留室243へ進入したインクは、流路244へ流入する。インクの流入に伴って、大気連通孔240を通じて流路244の空気が外部へ流出する。インクの注入が終了したときには注入ポート241が開放されているので、貯留室243及び流路244は共に大気圧である。したがって、貯留室243におけるインクの液面と、流路244におけるインクの液面は均衡している。タンク220に最大貯留可能な量のインクが貯留されているとき、流路244におけるインクの液面290(貯留室243におけるインクの液面290と同じ高さ位置である。)は、上下流路244Mにおける第1絞り部271と同等の位置にある。使用姿勢において、大気連通孔240は、インクの液面290よりも上方の位置にある。また、大気連通孔240は、第1バッファ室281及び第2バッファ室282に開口しておらず、且つ、後壁231及び第5隔壁255に位置しない。
図8は、図5に示される使用姿勢から、タンク220が左右方向9に沿った回転軸(第1軸の一例)周りに時計回りに90°回転されたX1回転姿勢を示している。X1回転姿勢において、貯留室243におけるインクの液面290は、第4隔壁254の前端254A(X1回転姿勢における上端)と同等の位置にある。貯留室243から孔246へ向かう空間におけるインクの液面は、第2隔壁252の前端252A(X1回転姿勢における上端)と同等の位置にある。流路244におけるインクの液面290は、第4隔壁254の前端254A(X1回転姿勢における上端)と同等の位置にある。
X1回転姿勢においては、下方流路244Lは鉛直方向に沿って延びており、上下流路244Mは水平方向に沿って延びている。流路244においては、連通部247が大気連通孔240によって大気開放されているので、インクの重量によって連通部247へ向かってインクが流れようとするが、第1絞り部271にインクのメニスカス291が形成され、メニスカス291の表面張力によって、上下流路244Mから連通部247へインクが流れることが抑制される。これによって、上下流路244M及び下方流路244Lにおいて、インクと空気の気液置換が生じずに、流路244の液面290が第4隔壁254の前端と同等の位置となる。
図9は、図8に示されるX1回転姿勢から、タンク220が左右方向9に沿った回転軸(第1軸の一例)周りに更に時計回りに90°(使用姿勢から180°:第1角度の一例)回転されたX2回転姿勢(第1回転姿勢の一例)を示している。X2回転姿勢において、後壁231において本体222の内部を向く壁面は、大気連通孔240へインクが流れる向き(図9における矢印)が鉛直下方へ向かっている。また、X2回転姿勢において、第5隔壁255において連通部247を向く壁面は、大気連通孔240へインクが流れる向き(図9における矢印)が斜め下方(鉛直下方の一例)へ向かっている。X2回転姿勢において、貯留室243におけるインクの液面290は、第4隔壁254の後端(X2回転姿勢における下端)付近の位置にある。貯留室243から孔246へ向かう空間におけるインクは、第2隔壁252より下方へ流れ落ちている。流路244におけるインクの液面292は、第4仕切り壁264の下端(X2回転姿勢における上端)と同等の位置にある。
流路244においては、連通部247が大気連通孔240によって大気開放されているので、インクの重量によって上下流路244Mから連通部247へ向かってインクが流れようとする。これにより、第1絞り部271に形成されていたインクのメニスカス291が破断して、下方流路244L及び上下流路244Mから連通部247へインクが流れる。
X2回転姿勢において、後壁231と第5隔壁255との前後方向8(直交方向の一例)に沿った間隔は、下方へ向かって次第に拡がっている。上下流路244Mから流れ出るインクは、後壁231と左壁232との隅部及び後壁231とシート223との隅部に沿って進む。また、上下流路244Mから流れ出るインクは、第5隔壁255と左壁232との隅部及び第5隔壁255とシート223との隅部に沿って進む。後壁231と左壁232との隅部及び後壁231とシート223との隅部に沿って進むインクは、第1バッファ室281に貯留される。第5隔壁255と左壁232との隅部及び第5隔壁255とシート223との隅部に沿って進むインクは、第2バッファ室282に貯留される。また、第1バッファ室281から溢れたインクは、第3仕切り壁263に沿って流れて第2バッファ室282に貯留される。
連通部247は大気連通孔240によって大気開放されているので、第2バッファ室282において第2絞り部272よりもインクの液面が上方となると、第2バッファ室282から大気連通孔240へ向かってインクが流れようとするが、第2絞り部272にインクのメニスカス293が形成され、メニスカス293の表面張力によって、第2バッファ室282から大気連通孔240へインクが流れることが抑制される。これによって、第2バッファ室282において、インクと空気の気液置換が生じずに、流路244の液面292が第4仕切り壁264の下端と同等の位置となる。なお、X2回転姿勢においては、上下流路244Mに残存するインクが減少することによって、第1絞り部271に再びメニスカス291が形成されてもよい。また、仮にメニスカス293が破断すると、第2バッファ室282から第2絞り部272を通じて第3バッファ室283にインクが流れるが、第2バッファ室282から流れ出たインクは、第3バッファ室283に貯留される。これにより、インクが大気連通孔240から外部へ流出しない。
図10は、図9に示されるX2回転姿勢から、タンク220が左右方向9に沿った回転軸(第1軸の一例)周りに更に時計回りに90°(使用姿勢から270°:第2角度の一例)回転されたX3回転姿勢(第2回転姿勢の一例)を示している。X3回転姿勢において、後壁231において本体222の内部を向く壁面は、大気連通孔240へインクが流れる向きが水平方向に沿っている。また、X3回転姿勢において、第5隔壁255において連通部247を向く壁面は、大気連通孔240へインクが流れる向きが斜め下方(鉛直下方の一例)へ向かっている。
X3回転姿勢において、貯留室243におけるインクの液面290は、第4隔壁254の中程の位置にある。サブ貯留室245の貯留されているインクの一部は、孔246を通じて気液置換されて貯留室243へ流れ出ている。第1隔壁251と第2隔壁252とで区画された部分において、インクの液面290は第2隔壁252の下端(使用姿勢における前端)の位置にあり、サブ貯留室245及び流路244におけるインクの液面は、貯留室243へ流れ出たインクの量に応じて降下した位置にある。
連通部247が大気連通孔240によって大気開放されているので、インクの重量によって第1バッファ室281から第2バッファ室282へ向かってインクが流れる。第2バッファ室282に流れ込んだインクは、第3バッファ室283に存在する空気が第2絞り部272より下方に進入しないので、インクのメニスカス293が位置される。したがって、第2バッファ室282から第3バッファ室283へインクは進入しない。その結果、連通部247におけるインクの液面294は、第1バッファ室281内となる。
X3回転姿勢から使用姿勢に戻されると、第1バッファ室281に貯留されているインクは重力により落下して、第5隔壁255に沿って流れて流路244へ流れ込む。第3仕切り壁263と第5隔壁255との間に貯留されたインクは、重力により、第5隔壁255に沿って流れて流路244へ流れ込む。第2バッファ室282に貯留されているインクは、第5隔壁255に沿って流れて流路244へ流れ込む。その結果、タンク220内のインクは、図5に示される状態へ戻る。
[実施形態の作用効果]
X2回転姿勢において、後壁231を伝って流れるインクが第1バッファ室281に貯留され、第5隔壁255を伝って流れるインクが第2バッファ室282に貯留される。大気連通孔240は、第1バッファ室281及び第2バッファ室282に開口しておらず、且つ、後壁231及び第5隔壁255に位置しないので、X2回転姿勢において、大気連通孔240からインクが外部へ漏れ出し難い。また、X2回転姿勢において、第3バッファ室283にインクが貯留されるので、さらに大気連通孔240からインクが外部へ漏れ出し難い。
また、X2回転姿勢において、第2バッファ室282が貯留可能なインクの体積は、第1バッファ室281が貯留可能なインクの体積以下であるので、連通部247の容積を小さくすることができる。
また、第1絞り部271によって、流路244から連通部247へ流れ出るインクの量が抑制される。
また、使用姿勢において、第4隔壁254の前端254Aは、第2隔壁252の前端252Aよりも流路244において連通部247へ向かう流れの向きへオフセットしているので、使用姿勢において、流路244から貯留室243へ進入する気体が貯留室243の上方へ向かいやすい。
また、使用姿勢において、インクの液面290は、上方へ向かって断面積が狭くなっている上下流路244Mに位置するので、上下流路244Mにおける液面290の面積が小さくなって、大気連通孔240を通じてインクが蒸発し難い。
[変形例]
前述された実施形態では、本体222は左壁232を有しているが、左壁232が設けられていなくてもよい。この場合、本体222は、左右方向9の両側が開口しており、2つの開口が、2枚のシート223によってそれぞれ封止される。また、この場合、図11及び図12に示されるように、上下流路244Mには、第6仕切り壁266(第4壁の一例)が設けられてもよい。
図11及び図12に示されるように、第6隔壁256と後壁231との間であって第1仕切り壁261の下方には、前後方向8に沿って第6仕切り壁266が延びている。第6仕切り壁266は、上下流路244Mの下部に位置する。第6仕切り壁266の前端は、第6隔壁256と連続している。第6仕切り壁266の後端は、後壁231と連続している。第6仕切り壁266の右端は、本体222の右方に位置するシート223が溶着される。第6仕切り壁266の左端は、第6隔壁256の左端及び後壁231の左端よりも右方に位置する。したがって、第6仕切り壁266の左端には、シート223が溶着されない。したがって、第6仕切り壁266の左端と、本体222の左方に位置するシート223との間には空間が生ずる。この空間が第3絞り部273である。第3絞り部273は、第6仕切り壁266、第6隔壁256、後壁231、及び左方のシート223により区画される。したがって、第3絞り部273を形成する第5仕切り壁265は、左方に位置するシート223と繋がっているのに対して、第1絞り部271を形成する第1仕切り壁261は、右方に位置するシート223と繋がっている点において異なる。第3絞り部273の前後方向8及び左右方向9に沿った断面積は、上下流路244Mにおける第1絞り部271以外の前後方向8及び左右方向9に沿った断面積よりも小さい。また、第1絞り部271と第3絞り部273は、上下方向7に沿った視線において重複していない。第3絞り部273により、流路244から連通部247へ流れ出すインクの量が更に抑制される。
また、図11に示されるように、本体222の上壁233には、ラビリンス流路248が形成されてもよい。ラビリンス流路248は、貫通孔249を通じて本体222の内部空間と連通している。ラビリンス流路248は、本体222の上壁233に形成された細長な溝と、当該溝の上方を封止する不図示のシートとによって区画される。ラビリンス流路248は、貫通孔249から左右方向9に沿ってUターンを繰り返しつつ後方へ延びている。ラビリンス流路248の後方端248Aはシートにより封止されていない。後方端248Aが、連通部247を外部へ開放する大気連通孔となる。
なお、前述された実施形態では、タンク220の内部に第3バッファ室283が形成されているが、第3バッファ室283は省略されてもよい。さらに、第2バッファ室282も省略されてもよい。また、第1絞り部271も省略されてもよい。
また、X2回転姿勢は、使用姿勢から180°回転された姿勢に限定されず、後壁231において本体222の内部を向く壁面が、大気連通孔240へインクが流れる向きが水平方向に沿っている又は鉛直下方へ向かっていればよい。また、X2回転姿勢において、第5隔壁255において連通部247を向く壁面は、大気連通孔240へインクが流れる向きが水平方向に沿っている又は鉛直下方へ向かっていればよい。また、X3回転姿勢においても同様である。
また、使用姿勢において、タンク220に最大貯留可能なインクが貯留されているときの液面290は、第1絞り部271と同等の位置であったが、液面290は、第1絞り部271よりも下方であってもよい。
また、タンク220は、ヘッド200に対して着脱可能であってもよい。また、タンク220において、貯留室243及び流路244と、サブ貯留室245とが分かれるように、タンク220が分割可能に構成されており、貯留室243及び流路244を有する部分のみがヘッド200から着脱可能であってもよい。また、サブ貯留室245は省略されてもよい。その場合、孔246を通じて、貯留室243がヘッド200とインクが流通可能に連通される。
また、タンク220からインクが外部へ漏れ出すおそれがある開口は、大気連通孔240に限定されない。例えば、当該開口は、注入ポート241として機能するものであってもよい。
また、プリンタ100は、単色の画像を記録していたが、これに限らず、プリンタ100は、フルカラー画像等、複数色で表現された画像をシートMに記録してもよい。この場合、各色毎にタンク220が設けられてもよい。
また、液体吐出装置は、プリンタ100に限らず複合機、複写機、またはファックスであってもよい。複合機は、プリント機能、コピー機能およびファックス送受信機能のうち、複数の機能を有する機器である。
また、プリンタ100は、所謂シリアル方式のヘッド200に代えて、所謂ライン方式のヘッドを備えていてもよい。ライン方式では、ヘッド200は、走査方向に搬送されず、プラテン180の上方で左右方向9において停止した状態で、インクを吐出する。
また、タンク220はオンキャリッジ型に代えて、キャリッジ190に搭載されずにキャリッジ190から離れて配置される所謂オフキャリッジ型であってもよい。
100・・・プリンタ(液体供給装置)
220・・・タンク
222・・・本体
223・・・シート
231・・・後壁(第1壁)
240・・・大気連通孔(孔)
241・・・注入ポート(注入口)
243・・・貯留室(貯留部)
244・・・流路(貯留部)
244M・・・上下流路(テーパ部)
247・・・連通部
248・・・ラビリンス流路
248A・・・後方端(孔)
242A・・・前端(下壁端)
254A・・・前端(上壁端)
255・・・第5隔壁(第2壁)
261・・・第1仕切り壁(第3壁)
266・・・第6仕切り壁(第4壁)
281・・・第1バッファ室(第1バッファ空間)
282・・・第2バッファ室(第2バッファ空間)
283・・・第3バッファ室(第3バッファ空間)

Claims (13)

  1. 液体が貯留可能な貯留室を有する貯留部と、
    外部に開口する孔と上記貯留室とを連通する連通部と、を具備しており、
    上記連通部は、
    水平方向に沿った第1軸周りに上記貯留部が第1角度回転された第1回転姿勢において、上記貯留室から液体が外部へ供給される使用姿勢における上記第1軸及び鉛直方向と直交する直交方向に沿った間隔が、下方へ向かって次第に拡がる第1壁及び第2壁と、
    上記第1回転姿勢において、上記第1壁を伝って流れる液体を貯留する第1バッファ空間と、
    上記第1回転姿勢において、上記第2壁を伝って流れる液体を貯留する第2バッファ空間と、を有しており、
    上記孔は、上記使用姿勢において、上記貯留室に貯留可能な最大量の液体の液面よりも上方の位置にあって、上記第1バッファ空間及び上記第2バッファ空間に開口しておらず、且つ、上記第1壁及び上記第2壁に位置しない液体供給装置。
  2. 上記第1回転姿勢は、上記第1壁の壁面及び上記第2壁の壁面において、上記連通部を液体が上記孔へ向かって流れる向きが、水平方向に沿っている又は鉛直下方へ向かう姿勢である請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 上記連通部は、上記第2バッファ空間を区画する壁の少なくとも一部で区画される第3バッファ空間を更に有しており、
    上記第3バッファ空間は、上記第1回転姿勢から上記第1軸周りに上記貯留部が更に第2角度回転された第2回転姿勢において、上記第2バッファ空間から流れ出した液体を貯留する請求項1又は2に記載の液体供給装置。
  4. 上記第2回転姿勢は、上記第1壁の壁面及び上記第2壁の壁面において、上記連通部を液体が上記孔へ向かって流れる向きが、水平方向に沿っている又は鉛直下方へ向かう姿勢である請求項3に記載の液体供給装置。
  5. 上記第1回転姿勢において、上記第2バッファ空間が貯留可能な液体の体積は、上記第1バッファ空間が貯留可能な液体の体積以下である請求項1から4のいずれかに記載の液体供給装置。
  6. 上記貯留部は、上記貯留室と上記連通部とを繋ぐ流路を有しており、
    上記使用姿勢において、上記液面の一部は上記流路内に位置しており、
    上記流路に、上記流路の断面積を小さくする第3壁が位置する請求項1から5のいずれかに記載の液体供給装置。
  7. 上記流路であって上記第3壁と上記貯留部との流れの間に、上記流路の断面積を小さくする第4壁が位置しており、
    上記第3壁が繋がる上記流路を区画する内面と、上記第4壁が繋がる上記流路を区画する内面とは、少なくとも一部が異なる請求項6に記載の液体供給装置。
  8. 上記流路における上記貯留室への開口は、上記使用姿勢において上下方向に離れた上壁端及び下壁端によって少なくとも一部が区画されており、当該上壁端は当該下壁端よりも上記流路において上記連通部へ向かう流れの向きへオフセットした位置にある請求項6又は7に記載の液体供給装置。
  9. 上記使用姿勢において、上記流路は、上記流路の断面積が上記連通部へ向かって徐々に小さくなるテーパ部を有しており、
    上記使用姿勢において、上記液面は、上記テーパ部に位置する請求項6から8のいずれかに記載の液体供給装置。
  10. 上記貯留部は、上記孔とは異なるものであって、上記貯留室へ液体を注入するための注入口を更に有する請求項1から9のいずれかに記載の液体供給装置。
  11. 上記連通部は、上記孔と繋がるラビリンス流路を有する請求項1から10のいずれかに記載の液体供給装置。
  12. 液体が貯留可能な貯留室を有する貯留部と、
    外部に開口する孔と上記貯留室とを連通する連通部と、を具備しており、
    上記連通部は、
    上記貯留室から液体が供給される使用姿勢から、水平方向に沿った第1軸周りに上記貯留部が第1角度回転された第1回転姿勢において、上記貯留室から流れ出た液体を貯留する第1バッファ空間と、
    上記第1回転姿勢から上記第1軸周りに第2角度回転された第2回転姿勢において、上記第1バッファ空間から流れ出した液体を貯留する第2バッファ空間と、を有しており、
    上記孔は、上記使用姿勢において、上記貯留室に貯留可能な最大量の液体の液面よりも上方の位置にあって、上記第1バッファ空間及び上記第2バッファ空間に開口していない液体供給装置。
  13. 液体が貯留可能な貯留室、及び当該貯留室に液体を注入するための注入口を有する貯留部と、
    外部に開口する孔と上記貯留室とを連通する連通部と、を具備しており、
    上記連通部は、
    上記貯留室から液体が供給される使用姿勢から、水平方向に沿った第1軸周りに上記貯留部が第1角度回転された回転姿勢において、上記貯留室から流れ出た液体を貯留するバッファ空間を有しており、
    上記孔は、上記使用姿勢において、上記貯留室に貯留可能な最大量の液体の液面よりも上方の位置にあって、上記バッファ空間に開口していない液体供給装置。
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