JP2022057971A - ポンプ付き吐出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物の残量に拘わらず内容物の吐出操作を安定的に行うことが可能なポンプ付き吐出容器を提供する。【解決手段】容器本体部10と、吊下げ部20と、容器本体部10の一端に設けられた第1の口部13と、容器本体部10の他端に設けられた第2の口部14と、第1の押当て部15bと、第1の押当て部15bの内部に開口する第1の吐出口15dとを備え、第1の口部13に装着された第1の吐出キャップ15と、第2の押当て部16bと、第2の押当て部16bの内部に開口する第2の吐出口16dとを備え、第2の口部14に装着された第2の吐出キャップ16と、第1の口部13と第2の口部14との間に容器本体部10に連ねて設けられ、第1の口部13と第2の口部14とを接近、離反させる方向に伸縮可能な蛇腹ポンプ部17、18と、を有するポンプ付き吐出容器1。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を吐出するためのポンプを備えたポンプ付き吐出容器に関する。
従来、例えば消毒液(消毒用アルコール)やハンドソープ等を内容物として収容する容器として、内容物の取り出しを容易に行い得るようにするために、容器本体の口部にポンプ式の注出具を装着した構成のものが知られている。
例えば特許文献1には、ボトル形状の容器本体の上端に設けられた口部にポンプを備えた注出具が装着され、ノズルヘッドが押し下げ操作されるとポンプが作動して内容物が吐出させるように構成されたポンプ付き吐出容器が記載されている。
特開2017-154752号公報
しかし、上記従来のポンプ付き吐出容器は、容器本体の上端に設けられた口部にポンプを備えた注出具を装着した構成であるので、内容物の残量が少なくなると、容器の重心が高くなり、ノズルヘッドを押し下げ操作する際に容器が不安定になって当該操作を行い難くなるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために開発されたものであり、その目的は、内容物の残量に拘わらず内容物の吐出操作を安定的に行うことが可能なポンプ付き吐出容器を提供することにある。
本発明のポンプ付き吐出容器は、内容物の収納空間を備えた容器本体部と、前記容器本体部に設けられた吊下げ部と、前記容器本体部の一端に設けられた筒状の第1の口部と、前記容器本体部の他端に設けられた筒状の第2の口部と、皿状の第1の押当て部と、前記第1の押当て部の内部に開口するとともに前記収納空間に連通する第1の吐出口とを備え、前記第1の口部に装着された第1の吐出キャップと、皿状の第2の押当て部と、前記第2の押当て部の内部に開口するとともに前記収納空間に連通する第2の吐出口とを備え、前記第2の口部に装着された第2の吐出キャップと、前記第1の口部と前記第2の口部との間に前記容器本体部に連ねて設けられ、前記第1の口部と前記第2の口部とを接近、離反させる方向に伸縮可能な蛇腹ポンプ部と、を有することを特徴とする。
本発明のポンプ付き吐出容器は、上記構成において、前記容器本体部と前記第1の口部との間に第1の前記蛇腹ポンプ部が設けられ、前記容器本体部と前記第2の口部との間に第2の前記蛇腹ポンプ部が設けられているのが好ましい。
本発明のポンプ付き吐出容器は、上記構成において、前記容器本体部と前記第1の口部との間にのみ前記蛇腹ポンプ部が設けられているのが好ましい。
本発明のポンプ付き吐出容器は、上記構成において、前記吊下げ部が、前記容器本体部の、前記第1の口部と前記第2の口部との中央に設けられ、前記吊下げ部により、前記第1の口部と前記第2の口部とが水平方向を向く水平姿勢に吊り下げられるように構成されているのが好ましい。
本発明のポンプ付き吐出容器は、上記構成において、前記第1の吐出キャップに、前記第1の吐出口に接続されるとともに前記容器本体部の内部の底部分に近接するように延びる第1の吸引パイプが装着され、前記第1の吐出口が、前記第1の吸引パイプの内径よりも小径の絞り孔であり、前記第2の吐出キャップに、前記第2の吐出口に接続されるとともに前記容器本体部の内部の底部分に近接するように延びる第2の吸引パイプが装着され、前記第2の吐出口が、前記第2の吸引パイプの内径よりも小径の絞り孔であるのが好ましい。
本発明のポンプ付き吐出容器は、上記構成において、前記吊下げ部が、前記容器本体部の、前記第1の口部と前記第2の口部との中央に対して前記第1の口部の側に偏って設けられ、前記吊下げ部により、前記第1の口部が上方を向き、前記第2の口部が下方を向く垂直姿勢に吊り下げられるように構成されているのが好ましい。
本発明のポンプ付き吐出容器は、上記構成において、前記第1の吐出キャップに、前記第1の吐出口に接続されるとともに前記容器本体部の内部の底部分に近接するように延びる第1の吸引パイプが装着され、前記第1の吐出口が、前記第1の吸引パイプの内径よりも小径の絞り孔であり、前記第2の吐出キャップに、前記第2の吐出口を閉塞するとともに前記容器本体部の内部の圧力が所定値以上となったときに前記第2の吐出口を開く弁体と、前記第2の吐出口から内容物を霧状に噴出するスプレーノズルと、を備えた弁付き吐出機構が装着されているのが好ましい。
本発明のポンプ付き吐出容器は、上記構成において、前記第1の押当て部にヒンジを介して揺動自在に連結され、前記第1の吐出口を開閉可能な蓋体を有するのが好ましい。
本発明のポンプ付き吐出容器は、上記構成において、前記第1の口部と前記第2の口部とが、互いに同軸に設けられているのが好ましい。
本発明によれば、内容物の残量に拘わらず内容物の吐出操作を安定的に行うことが可能なポンプ付き吐出容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態であるポンプ付き吐出容器の一部切り欠き正面図である。 本発明の他の実施の形態であるポンプ付き吐出容器の一部切り欠き正面図である。 図2に示すポンプ付き吐出容器の、変形例の一部切り欠き正面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るポンプ付き吐出容器1について詳細に例示説明する。
図1に示す本発明の一実施の形態であるポンプ付き吐出容器1は、例えば消毒液(消毒用アルコール)やハンドソープ等の液体を内容物として収容する用途に用いられるものであり、内容物Lの収納空間Sを備えた容器本体部10を有している。容器本体部10は、合成樹脂製の押出ブロー成形品となっており、全体として略樽形状であるとともに、上壁部分に下方に凹んだ凹み部11を備えるとともに、下壁部分の幅方向中央部に下方に凹んだ液溜め部12を備えた形状となっている。
なお、容器本体部10の形状は、内部に内容物Lを収納可能な構成であれば、その形状や材質、製造方法等は種々変更可能である。
容器本体部10の一端には、筒状の第1の口部13が設けられ、容器本体部10の他端には筒状の第2の口部14が設けられている。本実施の形態では、第1の口部13及び第2の口部14は、それぞれ互いに同径の円筒状に形成され、互いに軸線Oを中心として同軸に配置されている。第1の口部13及び第2の口部14は、それぞれ容器本体部10の収納空間Sに連通している。
容器本体部10には、吊下げ部20が一体に設けられている。本実施の形態では、吊下げ部20は、上方に向けて延びるとともに幅方向の中央部に挿通部21を備えた板状となっており、容器本体部10の、第1の口部13と第2の口部14との中央に位置するように、凹み部11において容器本体部10に一体に設けられている。ポンプ付き吐出容器1は、貫通孔として構成されている挿通部21にフック22を挿通し、挿通したフック22に吊下げ部20を引っ掛けることで、吊下げ部20により、第1の口部13と第2の口部14とが水平方向を向く水平姿勢でフック22に吊り下げられるように構成されている。
なお、フック22は、ポンプ付き吐出容器1を設置する場所に設けられたポンプ付き吐出容器1とは別の部材である。
第1の口部13には、第1の吐出キャップ15が装着され、第2の口部14には、第2の吐出キャップ16が装着されている。
第1の吐出キャップ15は、円筒状の装着筒部15aを備え、装着筒部15aが第1の口部13の外周面に設けられた雄ねじ13aにねじ結合することで、第1の口部13に装着されている。装着筒部15aの先端には、第1の押当て部15bが一体に設けられている。第1の押当て部15bは、外周縁の全周が容器本体部10から離れる方向に突出する円形の皿状となっており、その底部分は、第1の口部13を閉塞する閉塞壁15cとなっている。
閉塞壁15cには、第1の押当て部15bの内部に開口するとともに第1の口部13を介して収納空間Sに連通する第1の吐出口15dが設けられている。本実施の形態では、第1の吐出口15dは、閉塞壁15cの上端側部分に設けられている。
本実施の形態では、第1の吐出キャップ15には、第1の吸引パイプ15eが装着されている。第1の吸引パイプ15eは、一端において閉塞壁15cに固定されて第1の吐出口15dに接続され、容器本体部10に設けられた菱形の凹形当接部10aに当接して途中で曲げられ、そこから容器本体部10の内部にまで延び、他端は液溜め部12の部分において収納空間Sの内部の底部分に近接して配置されている。また、閉塞壁15cの第1の吸引パイプ15eが固定される部分には、第1の吸引パイプ15eの上方側に位置して、収納空間Sと第1の吐出口15dとを連ねる空気流路が設けられている。
また、本実施の形態では、第1の吐出口15dは、第1の吸引パイプ15eの内径よりも小径の絞り孔として構成されている。絞り孔として構成された第1の吐出口15dは、斜め下方に向けて開口している。
第2の吐出キャップ16は、基本的に、第1の吐出キャップ15と同様の構成を有している。すなわち、第2の吐出キャップ16は、円筒状の装着筒部16aを備え、装着筒部16aが第2の口部14の外周面に設けられた雄ねじ14aにねじ結合することで、第2の口部14に装着されている。装着筒部16aの先端には、第2の押当て部16bが一体に設けられている。第2の押当て部16bは、外周縁の全周が容器本体部10から離れるように第1の押当て部15bとは反対側に突出する円形の皿状となっており、その底部分は、第2の口部14を閉塞する閉塞壁16cとなっている。
閉塞壁16cには、第2の押当て部16bの内部に開口するとともに第2の口部14を介して収納空間Sに連通する第2の吐出口16dが設けられている。本実施の形態では、第2の吐出口16dは、閉塞壁16cの上端側部分に設けられている。
本実施の形態では、第1の吐出キャップ15と同様に、第2の吐出キャップ16には、第2の吸引パイプ16eが装着されている。第2の吸引パイプ16eは、一端において閉塞壁16cに固定されて第2の吐出口16dに接続され、容器本体部10に設けられた菱形の凹形当接部10aに当接して途中で曲げられ、そこから容器本体部10の内部にまで延び、他端は、第1の吸引パイプ15eと交差するように、液溜め部12の部分において収納空間Sの内部 の底部分に近接して配置されている。また、閉塞壁16cの第2の吸引パイプ16eが固定される部分には、第2の吸引パイプ16eの上方側に位置して、収納空間Sと第2の吐出口16dとを連ねる空気流路が設けられている。
また、本実施の形態では、第2の吐出口16dは、第2の吸引パイプ16eの内径よりも小径の絞り孔として構成されている。絞り孔として構成された第2の吐出口16dは、斜め下方に向けて開口している。
ポンプ付き吐出容器1は、第1の口部13と第2の口部14との間に、それぞれ容器本体部10に連なる第1の蛇腹ポンプ部17と第2の蛇腹ポンプ部18とを有している。
第1の蛇腹ポンプ部17は、容器本体部10と第1の口部13との間に、第1の口部13と同軸となるように軸線Oに沿って設けられており、容器本体部10及び第1の口部13に一体に連ねられている。第1の蛇腹ポンプ部17は、第1の口部13と第2の口部14とを接近、離反させるように、軸線Oに沿う方向に伸縮可能となっている。第1の蛇腹ポンプ部17は、軸線Oに沿う方向に伸縮することで、容器本体部10の収納空間Sの内部の圧力を増減させるように作動する。
第2の蛇腹ポンプ部18は、基本的に、第1の蛇腹ポンプ部17と同様の構成を有している。すなわち、第2の蛇腹ポンプ部18は、容器本体部10と第2の口部14との間に、第2の口部14と同軸となるように軸線Oに沿って設けられており、容器本体部10及び第2の口部14に一体に連ねられている。第2の蛇腹ポンプ部18は、第1の口部13と第2の口部14とを接近、離反させるように、軸線Oに沿う方向に伸縮可能となっている。第2の蛇腹ポンプ部18は、軸線Oに沿う方向に伸縮することで、容器本体部10の収納空間Sの内部の圧力を増減させるように作動する。
第1の吐出キャップ15に、第1の蛇腹ポンプ部17を覆う円筒状のカバー部15fを一体に設けるとともに、第2の吐出キャップ16に、第2の蛇腹ポンプ部18を覆う円筒状のカバー部16fを一体に設けた構成とすることもできる。このようなカバー部15f及びカバー部16fを設けることで、第1の蛇腹ポンプ部17及び第2の蛇腹ポンプ部18を作動させる際に、第1の蛇腹ポンプ部17ないし第2の蛇腹ポンプ部18に異物等が挟まれることで、その作動が阻害されることを抑制することができる。
次に、上記構成を有するポンプ付き吐出容器1の使用方法について説明する。
まず、収納空間Sに内容物Lが充填されたポンプ付き吐出容器1を、設置場所に設けられたフック22に吊下げ部20を引っ掛けて、第1の口部13と第2の口部14とが水平方向を向く水平姿勢(軸線Oが水平となる姿勢)でフック22に吊り下げた状態とする。
次に、この状態で、片方の手(図示する場合は右手)を第1の押当て部15bに外側から押し当てるとともに他方の手(図示する場合は左手)を第2の押当て部16bに外側から押し当てて、両手でポンプ付き吐出容器1を挟み込む。これにより、第1の蛇腹ポンプ部17及び第2の蛇腹ポンプ部18が、それぞれ軸線Oの方向に収縮し、容器本体部10の内部の圧力が高められて収納空間Sに収納されている内容物Lが、第1の吸引パイプ15eを通して第1の吐出口15dから第1の押当て部15bを覆う右手に向けて吐出されるとともに、第2の吸引パイプ16eを通して第2の吐出口16dから第2の押当て部16bを覆う左手に向けて吐出される。このように、両手で第1の押当て部15bと第2の押当て部16bとを挟み込んで押圧することで、両手に向けて内容物Lを吐出させることができる。
なお、内容物Lは、収納空間Sと第1の吐出口15dないし第2の吐出口16dとを連ねる空気流路を介して収納空間Sの内部から吸引された空気と、第1の吸引パイプ15eないし第2の吸引パイプ16eを通して収納空間Sから吸引された内容物Lとが、第1の吐出口15d及び第2の吐出口16dにおいて混合された後、それぞれ絞り孔として構成された第1の吐出口15d及び第2の吐出口16dから、霧状となって吐出される。
内容物が吐出された後、両手を第1の押当て部15bないし第2の押当て部16bから離すと、第1の蛇腹ポンプ部17及び第2の蛇腹ポンプ部18が、それぞれ自身の弾性力により元の形状に復元し、それに伴い第1の吐出口15d及び第2の吐出口16dから収納空間Sに外気が導入され、ポンプ付き吐出容器1は次の吐出を行うことが可能な状態となる。
このように、本実施の形態のポンプ付き吐出容器1では、両手で第1の押当て部15bと第2の押当て部16bとを挟み込んで押圧することで、両手に向けて内容物Lを吐出させることができるので、収納空間Sに収納されている内容物Lの残量に拘わらず、転倒等を生じさせることなく、内容物Lの吐出操作を安定的に行うことができる。
また、本実施の形態のポンプ付き吐出容器1では、収納空間Sに内容物として消毒液やハンドソープを収納し、不特定多数が利用する建物の入り口や化粧室等に置かれて使用される場合において、吐出された内容物Lが付着する第1の押当て部15b及び第2の押当て部16bにのみ手を触れて内容物Lを吐出させることができるので、従来のポンプ付き吐出容器のように、清潔さが保証されないノズルヘッド等に触れる必要をなくして、ポンプ付き吐出容器1をより衛生的に優れたものとすることができる。
さらに、本実施の形態のポンプ付き吐出容器1では、容器本体部10と第1の口部13との間に第1の蛇腹ポンプ部17を設けるとともに、容器本体部10と第2の口部14との間に第2の蛇腹ポンプ部18を設けるようにしたので、両手で第1の押当て部15bと第2の押当て部16bとを挟み込んで押圧したときに、収納空間Sの内部がより効果的に加圧されるようにして、ポンプ付き吐出容器1の吐出操作をより容易に行い得るようにすることができる。
さらに、本実施の形態のポンプ付き吐出容器1では、吊下げ部20を容器本体部10第1の口部13と第2の口部14との中央に設け、ポンプ付き吐出容器1が、吊下げ部20により、第1の口部13と第2の口部14とが水平方向を向く水平姿勢に吊り下げられる構成としたので、両手で第1の押当て部15bと第2の押当て部16bとを容易に挟み込めるようにして、ポンプ付き吐出容器1の吐出操作をより容易に行い得るようにすることができる。
さらに、本実施の形態のポンプ付き吐出容器1では、第1の吐出キャップ15に、第1の吐出口15dに接続されるとともに容器本体部10の内部の底部分に近接するように延びる第1の吸引パイプ15eを装着し、第1の吐出口15dを第1の吸引パイプ15eの内径よりも小径の絞り孔とするとともに、第2の吐出キャップ16に、第2の吐出口16dに接続されるとともに容器本体部10の内部の底部分に近接するように延びる第2の吸引パイプ16eを装着し、第2の吐出口16dを第2の吸引パイプ16eの内径よりも小径の絞り孔としたので、内容物Lの残量が減っても効果的に内容物Lを吐出することができるとともに、第1の吐出口15d及び第2の吐出口16dから内容物Lを霧状として塗布対象物に効果的に吐出させることができる。
さらに、本実施の形態のポンプ付き吐出容器1では、第1の吐出口15dを、閉塞壁15cの上端側部分に斜め下方に向けて開口するように設け、第2の吐出口16dを、閉塞壁65cの上端側部分に斜め下方に向けて開口するように設けたので、容器本体部10に収納されている内容物Lの量が多い状態においても、内容物Lを効率よく第1の吐出口15dないし第2の吐出口16dから吐出させることができる。
図2は、本発明の他の実施の形態であるポンプ付き吐出容器100の一部切り欠き正面図であり、図3は、図2に示すポンプ付き吐出容器100の、変形例の一部切り欠き正面図である。なお、図2、図3においては、前述した部材ないし部分には、当該部材ないし部分と同一の符号を付してある。
図2に示すポンプ付き吐出容器100は、図1に示すポンプ付き吐出容器1と同様に、例えば消毒液やハンドソープ等の液体を内容物として収容する用途に用いられるものであるが、図1に示すポンプ付き吐出容器1が、吊下げ部20により、第1の口部13と第2の口部14とが水平方向を向く水平姿勢に吊り下げられる構成であるのに対し、図2に示すポンプ付き吐出容器100は、吊下げ部20により、第1の口部13が上方を向き、第2の口部14が下方を向く垂直姿勢に吊り下げられる構成となっている。
ポンプ付き吐出容器100を垂直姿勢に吊り下げ可能とするために、吊下げ部20は、容器本体部10の、第1の口部13と第2の口部14との中央に対して第1の口部13の側に偏って設けられている。本実施の形態では、吊下げ部20は、挿通部21が下方に向けて開口するフック形状に形成されており、挿通部21の下方開口からフック22を挿通し、挿通したフック22に吊下げ部20を引っ掛けることで、吊下げ部20により、ポンプ付き吐出容器100を垂直姿勢に吊り下げることができるようになっている。
また、図2に示すポンプ付き吐出容器100では、容器本体部10と第1の口部13との間にのみ第1の蛇腹ポンプ部17が設けられ、容器本体部10と第2の口部14との間には第2の蛇腹ポンプ部18が設けられない構成となっている。
さらに、図2に示すポンプ付き吐出容器100では、第1の吐出キャップ15には第1の吸引パイプ15eが取り付けられ、第1の吐出口15dは、第1の吸引パイプ15eの内径よりも小径の絞り孔として構成されている。なお、図示する場合では、第1の吸引パイプ15eは、2つのパイプが接続された構成となっており、ポンプ付き吐出容器100が垂直姿勢に吊り下げられた状態において、その下端は、容器本体部10の内部の底部分に近接している。
これに対し、図2に示すポンプ付き吐出容器100では、第2の吐出キャップ16には第2の吸引パイプ16eが取り付けられておらず、第2の吸引パイプ16eに替えて、弁付き吐出機構40が装着されている。
弁付き吐出機構40は、第2の吐出口16dを閉塞するとともに、容器本体部10の内部の圧力が所定値以上となったときに第2の吐出口16dを開くように作動する弁体41を備えている。このような弁体41を備えることで、通常状態(吐出操作がされていない状態)においては、第2の吐出口16dを弁体41により閉塞して容器本体部10の下方に配置された第2の吐出口16dからの内容物Lの外部への漏れ出しを防止しつつ、吐出操作がされたときに容器本体部10の内部の内容物Lを第2の吐出口16dから効果的に吐出させることができる。
また、弁付き吐出機構40は、第2の吐出口16dから内容物Lを、絞り孔として構成された第1の吐出口15dよりもさらに細かい霧状に噴出するスプレーノズル42を備えている。このようなスプレーノズル42を備えることで、内容物Lを塗布対象物のより広い範囲に均一に付着させるように吐出させることができる。
図2に示すポンプ付き吐出容器100は、第1の吐出口15dを開閉可能な蓋体30を備えた構成とすることができる。蓋体30は、第1の押当て部15bにヒンジ31を介して揺動自在に連結され、閉じた状態において第1の押当て部15bの全体を上方から覆うとともに、下面に一体に設けられた閉塞筒部30aにおいて第1の吐出口15dを閉塞することができる。
上記構成のポンプ付き吐出容器100においては、蓋体30を開いた状態(図2に二点鎖線で示した状態)とし、片方の手で第2の押当て部16bを下側から保持した状態で、他方の手を第1の押当て部15bに上側から押し当てて下方に向けて押し下げることで、第1の蛇腹ポンプ部17を軸線Oの方向に収縮させて、収納空間Sに収納されている内容物Lを、第1の吸引パイプ15eを通して第1の吐出口15dから第1の押当て部15bを覆う右手に向けて吐出させるとともに、弁体41が開かれた第2の吐出口16dからスプレーノズル42により細かい霧状とされた内容物Lを第2の押当て部16bを覆う左手に向けて吐出させることができる。したがって、ポンプ付き吐出容器100を垂直姿勢に吊り下げられる構成としても、両手で第1の押当て部15bと第2の押当て部16bとを挟み込んで保持した状態で、両手に向けて内容物Lを吐出させることができ、これにより、収納空間Sに収納されている内容物Lの残量に拘わらず、転倒等を生じさせることなく、内容物Lの吐出操作を安定的に行うことができる。
なお、ポンプ付き吐出容器100においても、内容物Lは、第1の吐出口15dにおいて、収納空間Sと第1の吐出口15dとを連ねる空気流路を介して収納空間Sの内部から吸引された空気と混合され、絞り孔として構成された第1の吐出口15dから霧状となって吐出される。
また、上記構成のポンプ付き吐出容器100においては、蓋体30を閉じた状態で片方の手で第2の押当て部16bを下側から保持した状態で、他方の手を蓋体30の上側から第1の押当て部15bに押し当てて下方に向けて押し下げることで、第2の吐出口16dのみから内容物Lを吐出させることができる。この場合においても、両手で第1の押当て部15bと第2の押当て部16bとを挟み込んで保持した状態で第2の吐出口16dから内容物Lを吐出させることができるので、収納空間Sに収納されている内容物Lの残量に拘わらず、転倒等を生じさせることなく、内容物Lの吐出操作を安定的に行うことができる。
図3に示す変形例として示すように、図2に示すポンプ付き吐出容器100において、吊下げ部20を、容器本体部10とは別体とした構成とすることもできる。図3に示す場合には、第2の吐出キャップ16のカバー部16fの上端に、上下方向に延びる連結片23を一体に設け、連結片23の上端に吊下げ部20を一体に設けるようにしている。このような構成とすることで、吊下げ部20が、ポンプ付き吐出容器100が垂直姿勢とされた状態において下端部分となる第2の口部14の側においてポンプ付き吐出容器100をフック22に支持させる構成として、ポンプ付き吐出容器100をより安定的にフック22により垂直姿勢に支持させることができる。
なお、図3に示すように、変形例のポンプ付き吐出容器100においては、容器本体部10と第2の口部14との間にのみ第2の蛇腹ポンプ部18を設け、容器本体部10と第1の口部13との間には第1の蛇腹ポンプ部17を設けない構成とすることができるが、容器本体部10と第1の口部13との間に第1の蛇腹ポンプ部17を設けるとともに、容器本体部10と第2の口部14との間に第2の蛇腹ポンプ部18を設けた構成とすることもできる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、ポンプ付き吐出容器1を、消毒液やハンドソープを内容物として収納する用途に用いられるものとしたが、これに限られず、例えば化粧料、ボディソープ、シャンプー、洗顔料等の種々の内容物を収納する用途に用いることもできる。
1 ポンプ付き吐出容器
10 容器本体部
10a 凹形当接部
11 凹み部
12 液溜め部
13 第1の口部
13a 雄ねじ
14 第2の口部
14a 雄ねじ
15 第1の吐出キャップ
15a 装着筒部
15b 第1の押当て部
15c 閉塞壁
15d 第1の吐出口
15e 第1の吸引パイプ
15f カバー部
16 第2の吐出キャップ
16a 装着筒部
16b 第2の押当て部
16c 閉塞壁
16d 第2の吐出口
16e 第2の吸引パイプ
16f カバー部
17 第1の蛇腹ポンプ部
18 第2の蛇腹ポンプ部
20 吊下げ部
21 挿通部
22 フック
23 連結片
30 蓋体
30a 閉塞筒部
31 ヒンジ
40 弁付き吐出機構
41 弁体
42 スプレーノズル
100 ポンプ付き吐出容器
L 内容物
S 収納空間
O 軸線

Claims (9)

  1. 内容物の収納空間を備えた容器本体部と、
    前記容器本体部に設けられた吊下げ部と、
    前記容器本体部の一端に設けられた筒状の第1の口部と、
    前記容器本体部の他端に設けられた筒状の第2の口部と、
    皿状の第1の押当て部と、前記第1の押当て部の内部に開口するとともに前記収納空間に連通する第1の吐出口とを備え、前記第1の口部に装着された第1の吐出キャップと、
    皿状の第2の押当て部と、前記第2の押当て部の内部に開口するとともに前記収納空間に連通する第2の吐出口とを備え、前記第2の口部に装着された第2の吐出キャップと、
    前記第1の口部と前記第2の口部との間に前記容器本体部に連ねて設けられ、前記第1の口部と前記第2の口部とを接近、離反させる方向に伸縮可能な蛇腹ポンプ部と、を有することを特徴とする、ポンプ付き吐出容器。
  2. 前記容器本体部と前記第1の口部との間に第1の前記蛇腹ポンプ部が設けられ、前記容器本体部と前記第2の口部との間に第2の前記蛇腹ポンプ部が設けられている、請求項1に記載のポンプ付き吐出容器。
  3. 前記容器本体部と前記第1の口部との間にのみ前記蛇腹ポンプ部が設けられている、請求項1に記載のポンプ付き吐出容器。
  4. 前記吊下げ部が、前記容器本体部の、前記第1の口部と前記第2の口部との中央に設けられ、
    前記吊下げ部により、前記第1の口部と前記第2の口部とが水平方向を向く水平姿勢に吊り下げられるように構成されている、請求項1~3の何れか1項に記載のポンプ付き吐出容器。
  5. 前記第1の吐出キャップに、前記第1の吐出口に接続されるとともに前記容器本体部の内部の底部分に近接するように延びる第1の吸引パイプが装着され、前記第1の吐出口が、前記第1の吸引パイプの内径よりも小径の絞り孔であり、
    前記第2の吐出キャップに、前記第2の吐出口に接続されるとともに前記容器本体部の内部の底部分に近接するように延びる第2の吸引パイプが装着され、前記第2の吐出口が、前記第2の吸引パイプの内径よりも小径の絞り孔である、請求項4に記載のポンプ付き吐出容器。
  6. 前記吊下げ部が、前記容器本体部の、前記第1の口部と前記第2の口部との中央に対して前記第1の口部の側に偏って設けられ、
    前記吊下げ部により、前記第1の口部が上方を向き、前記第2の口部が下方を向く垂直姿勢に吊り下げられるように構成されている、請求項1~3の何れか1項に記載のポンプ付き吐出容器。
  7. 前記第1の吐出キャップに、前記第1の吐出口に接続されるとともに前記容器本体部の内部の底部分に近接するように延びる第1の吸引パイプが装着され、前記第1の吐出口が、前記第1の吸引パイプの内径よりも小径の絞り孔であり、
    前記第2の吐出キャップに、前記第2の吐出口を閉塞するとともに前記容器本体部の内部の圧力が所定値以上となったときに前記第2の吐出口を開く弁体と、前記第2の吐出口から内容物を霧状に噴出するスプレーノズルと、を備えた弁付き吐出機構が装着されている、請求項6に記載のポンプ付き吐出容器。
  8. 前記第1の押当て部にヒンジを介して揺動自在に連結され、前記第1の吐出口を開閉可能な蓋体を有する、請求項7に記載のポンプ付き吐出容器。
  9. 前記第1の口部と前記第2の口部とが、互いに同軸に設けられている、請求項1~8の何れか1項に記載のポンプ付き吐出容器。
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