JP2022057882A - 電磁弁及びブレーキ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一例として、プランジャが収容された空間から空気を排出できる電磁弁を得る。【解決手段】実施形態に係る電磁弁は、第1の流路と、収容室と、前記第1の流路と前記収容室との間に位置する第2の流路と、が設けられ、前記第1の流路が開口するシートを有する、筐体と、コイルと、第1の端面と、第2の端面と、側面と、を有し、前記第2の端面及び前記側面に開口する溝と、第1の方向における前記溝の端部において当該溝の内面から窪む凹部と、が設けられ、前記収容室に位置するプランジャと、前記シートと前記プランジャとの間に位置し、前記シートに接触することで前記第1の流路を塞ぎ、前記シートから離間すること前記第2の流路に前記第1の流路を連通させ、前記磁界に付勢された前記プランジャによって第2の方向に付勢される、弁部材と、前記弁部材を前記第1の方向に弾性力により付勢する付勢部材と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電磁弁及びブレーキ制御装置に関する。
従来のブレーキ制御装置において、電磁弁は、通電されたコイルにより発生した磁界によりプランジャを吸引する。磁界がプランジャを吸引することで、プランジャと弁部材とが流路を閉じる方向に付勢される。また、弁部材は、スプリングにより流路を開く方向に付勢される(特許文献1)。
プランジャは、筐体内で移動可能に支持される。プランジャが収容された空間は、ブレーキ液が流れる流路に連通しており、ブレーキ液が満たされている。ブレーキ液は、例えば、流体抵抗を生じ、プランジャ及び弁部材の振動を減衰させることができる。
特開2013-174258号公報
しかしながら、従来の構成では、プランジャが収容された空間に空気が存在することがある。この場合、ブレーキ液による流体抵抗が低下し、プランジャ及び弁部材の振動が減衰しにくくなる。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたものであり、プランジャが収容された空間から空気を排出できる電磁弁及びブレーキ制御装置を提供する。
本発明の実施形態に係る電磁弁は、一例として、第1の流路と、前記第1の流路から第1の方向に離間した収容室と、前記第1の流路と前記収容室との間に位置するとともに前記第1の流路に連通可能な第2の流路と、が設けられ、前記第1の流路が開口するシートを有する、筐体と、電流を流されることで磁界を発生させるコイルと、前記第1の方向に向く第1の端面と、前記第1の端面の反対側に位置して前記第1の方向の反対の第2の方向に向く第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面との間に設けられた側面と、を有し、前記第2の端面及び前記側面に開口する溝と、前記第1の方向における前記溝の端部において当該溝の内面から窪む凹部と、が設けられ、前記収容室に位置し、前記第1の方向及び前記第2の方向に移動可能に前記側面が前記筐体によって支持され、前記磁界によって前記第2の方向に付勢される、プランジャと、前記筐体の内部で前記シートと前記プランジャとの間に位置し、前記シートに接触することで前記第1の流路を塞ぎ、前記シートから離間すること前記第2の流路に前記第1の流路を連通させ、前記磁界に付勢された前記プランジャによって前記第2の方向に付勢される、弁部材と、前記弁部材を前記第1の方向に弾性力により付勢する付勢部材と、を備える。よって、一例としては、プランジャが第2の方向へ移動するとき、凹部は溝の内面から窪んでいるので、当該凹部の内部では流速が発生しにくい。このため、凹部は、プランジャが第2の方向に移動したとしても、凹部の内部の空気が溝の外へ出てしまうことを抑制できる。プランジャは、第1の方向に移動することで、凹部の空気を収容室のブレーキ液のような流体とともに第2の方向へ流し、当該空気を溝から第2の流路へ向かって排出することができる。
上記電磁弁では、一例として、前記筐体は、前記プランジャが前記第1の方向及び前記第2の方向に移動可能となるように前記側面を支持する内周面を有し、前記溝の内面は、前記内周面に向く底面と、前記第1の方向における前記底面の端と前記側面との間で延びる第3の端面と、を有し、前記底面と前記第3の端面との間の角度が90°よりも小さく、前記凹部は、前記底面と前記第3の端面との間に設けられる。よって、一例としては、第3の端面は、プランジャが第2の方向に移動する間に、第3の端面の近傍に位置する空気を凹部の奥に導き、凹部の内部の空気が溝の外へ出てしまうことを抑制できる。
上記電磁弁では、一例として、前記筐体は、前記プランジャが前記第1の方向及び前記第2の方向に移動可能となるように前記側面を支持する内周面を有し、前記溝の内面は、前記内周面に向く底面と、前記第1の方向における前記底面の端と前記側面との間で延びる第3の端面と、を有し、前記凹部は、前記側面から離間した位置で、前記第3の端面から前記第1の方向に窪む。よって、一例としては、凹部は、当該凹部の内部に位置する空気が浮力により溝の外へ出てしまうことを抑制できる。
上記電磁弁では、一例として、前記筐体は、前記プランジャが前記第1の方向及び前記第2の方向に移動可能となるように前記側面を支持する内周面を有し、前記溝の内面は、前記内周面に向く底面と、前記第1の方向における前記底面の端と前記側面との間で延びる第3の端面と、を有し、前記底面と前記第3の端面との間の角度が90°以下であり、前記凹部は、前記底面から窪む。よって、一例としては、凹部は、プランジャの径方向の切削により容易に形成されることができる。
本発明の実施形態に係るブレーキ制御装置は、一例として、マスタシリンダと、ホイールシリンダと、ブレーキ液が流れる流路を通じて前記第1の流路が前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとのうち一方に接続され、前記流路を通じて前記第2の流路が前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとのうち他方に接続された、上記電磁弁と、を備える。よって、一例としては、マスタシリンダ又はホイールシリンダのブレーキ液が、第1の流路及び第2の流路を流れるとともに、収容室に満たされる。プランジャは、第1の方向に移動することで、凹部の空気を収容室のブレーキ液とともに第2の方向へ流し、当該空気を溝から第2の流路へ向かって排出することができる。
図1は、第1の実施形態に係るブレーキ制御装置の電磁弁を示す断面図である。 図2は、第1の実施形態のプランジャ及びスリーブを示す断面図である。 図3は、第1の実施形態のプランジャを示す斜視図である。 図4は、第1の実施形態の電磁弁の一部を示す断面図である。 図5は、第1の実施形態の距離と流体力との関係の一例を示すグラフである。 図6は、第1の実施形態のH/Dと流体力との関係の一例を示すグラフである。 図7は、第1の実施形態の変形例に係るプランジャを示す斜視図である。 図8は、第2の実施形態に係るプランジャ及びスリーブを示す断面図である。 図9は、第3の実施形態に係るプランジャ及びスリーブを示す断面図である。 図10は、第4の実施形態に係るプランジャ及びスリーブを示す断面図である。 図11は、第4の実施形態のプランジャを示す斜視図である。
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
図1は、第1の実施形態に係るブレーキ制御装置10の電磁弁21を示す断面図である。ブレーキ制御装置10は、自動車のような車両1に搭載される。なお、ブレーキ制御装置10は、この例に限られない。
図1に示すように、ブレーキ制御装置10は、マスタシリンダ(M/C)11と、ホイールシリンダ(W/C)12と、アクチュエータ13と、ECU(electronic control unit)15とを有する。なお、ブレーキ制御装置10は、この例に限られない。
M/C11とW/C12との間に、ブレーキ液が流れる流路Cが設けられる。アクチュエータ13は、流路Cの経路においてM/C11とW/C12との間に設けられ、ブレーキ液の圧力を制御する。
アクチュエータ13は、電磁弁21とポンプ22とを有する。電磁弁21は、例えばアクチュエータ13における差圧制御弁である。アクチュエータ13は、増圧制御弁、減圧制御弁、リザーバ、逆止弁、及び固定容量ダンパのような種々の部品をさらに有する。電磁弁21は、差圧制御弁に限られず、増圧制御弁、減圧制御弁、又は他の弁であっても良い。
電磁弁21は、流路Cの経路において、M/C11とW/C12との間に設けられる。なお、流路Cは、電磁弁21を迂回する流路を有しても良い。電磁弁21は、筐体31と、プランジャ32と、弁部材33と、コイル34と、付勢部材35とを有する。
電磁弁21は、例えば、連通状態と差圧状態とに制御可能である。電磁弁21は、ドライバが車両1のブレーキペダルの操作を行う通常時ではコイル34に電流が流されず、連通状態となる。一方、電磁弁21では、コイル34に電流が流されることで、当該コイル34が発生させた磁界によりプランジャ32及び弁部材33が閉弁方向に付勢される。これにより、電磁弁21は、リリーフ弁のように機能し、差圧状態となる。
電磁弁21により生じる差圧値は、電磁弁21のコイル34に流される電流の電流値に応じて変化する。電磁弁21により生じる差圧値は、当該電流値が大きいほど大きくなる。
差動状態の電磁弁21は、流路Cを介してW/C12に接続される部分(以下、W/C12側と称する)におけるブレーキ液の圧力(以下、W/C圧と称する)が、流路Cを介してM/C11に接続される部分(以下、M/C11側と称する)におけるブレーキ液の圧力(以下、M/C圧と称する)よりも所定値以上高くなった際に、W/C12側からM/C11側へブレーキ液を流動させる。このため、差動状態の電磁弁21は、W/C圧をM/C圧よりも所定値より高くならないように維持する。
電磁弁21には、M/C11側からW/C12側へのブレーキ液の流動を許容する逆止弁21aが設けられる。逆止弁21aは、ドライバによりブレーキペダルが踏み込まれた場合に、M/C圧をW/C12に伝達可能とする。
以下、電磁弁21の構造について詳述する。筐体31は、ガイド41と、シート42と、スリーブ43と、フィルタ44とを有する。すなわち、ガイド41、シート42、スリーブ43、及びフィルタ44は、筐体31に設けられる。
ガイド41は、金属のような磁性体により作られる。ガイド41は、例えば、アクチュエータ13の筐体13aに設けられた略円柱状の凹部13bに加締められる。ガイド41の一部は、アクチュエータ13の筐体13aから外部に突出している。
ガイド41は、中心軸Axに沿って延びる略円筒形に形成される。中心軸Axは、ガイド41の略中心を通り、ガイド41の長手方向に延びている。なお、中心軸Axは、ガイド41の中心とずれていても良い。
以下、便宜上、中心軸Axに沿う方向が軸方向、中心軸Axと直交する方向が径方向、及び中心軸Axまわりに回転する方向が周方向と称される。軸方向は、ガイド41の長手方向である。
軸方向は、図1に示す第1の方向D1と第2の方向D2とを含む。第1の方向D1は、中心軸Axに沿う一方向であり、開弁方向とも称され得る。第2の方向D2は、第1の方向D1の反対方向であり、閉弁方向とも称され得る。
略円筒状のガイド41の内部に、内孔50が設けられる。内孔50は、中心軸Axに沿って延び、ガイド41を軸方向に貫通している。このため、内孔50は、第1の方向D1におけるガイド41の端部41aと、第2の方向D2におけるガイド41の端部41bとに開口している。端部41aは、アクチュエータ13の筐体13aの外部に位置する。端部41bは、アクチュエータ13の凹部13bの内部に位置する。
内孔50は、第1の挿通孔51と、第2の挿通孔52と、第3の挿通孔53とを有する。第1の挿通孔51と、第2の挿通孔52と、第3の挿通孔53とはそれぞれ、内孔50の一部である。第1の挿通孔51、第2の挿通孔52、及び第3の挿通孔53は、互いに軸方向に連通している。
第1の挿通孔51は、ガイド41の端部41aに開口している。中心軸Axと直交する第1の挿通孔51の断面は、例えば、略多角形に形成される。なお、中心軸Axと直交する第1の挿通孔51の断面は、円形のような他の形状であっても良い。
第2の挿通孔52は、ガイド41の端部41bに開口している。中心軸Axと直交する第2の挿通孔52の断面は、例えば、略円形に形成される。なお、中心軸Axと直交する第2の挿通孔52の断面は、他の形状であっても良い。
第3の挿通孔53は、第1の挿通孔51と第2の挿通孔52との間に位置する。中心軸Axと直交する第3の挿通孔53の断面は、例えば、略円形に形成される。なお、中心軸Axと直交する第3の挿通孔53の断面は、この例に限られない。
中心軸Axと直交する第3の挿通孔53の断面は、中心軸Axと直交する第1の挿通孔51の断面より小さい。さらに、中心軸Axと直交する第3の挿通孔53の断面は、中心軸Axと直交する第2の挿通孔52の断面よりも小さい。
ガイド41に、複数の貫通孔55が設けられる。貫通孔55は、ガイド41を径方向に貫通し、第2の挿通孔52に連通する。貫通孔55は、例えば、第3の挿通孔53の近傍に位置する。
シート42は、第3の挿通孔53から第2の方向D2に離間した位置で、第2の挿通孔52に嵌め込まれる。これにより、軸方向において、シート42と第3の挿通孔53との間に、空間56が形成される。空間56は、第2の挿通孔52に含まれる。貫通孔55は、空間56とガイド41の外部とを連通する。
シート42は、金属により作られ、略円筒状に形成される。略円筒状のシート42の内部に、第1の流路61が設けられる。第1の流路61は、中心軸Axに沿って軸方向にシート42を貫通する。このため、第1の流路61と内孔50とは、同軸上に配置される。
第1の流路61は、第1の方向D1におけるシート42の端面42aと、第2の方向D2におけるシート42の端面42bとに開口する。端面42aは、空間56に面し、第3の挿通孔53に向く。端面42bは、端面42aの反対側に位置する。第1の流路61は、空間56に連通可能である。
第1の流路61に、オリフィス61aが設けられる。オリフィス61aは、第1の流路61の他の部分よりも中心軸Axと直交する断面が小さい部分である。さらに、シート42は、端面42aからオリフィス61aに向かうに従って先細る略円錐状の座面42cを有する。
スリーブ43は、第2の方向D2に開放されるとともに底のある略円筒状に形成される。スリーブ43は、例えば、ステンレスのような非磁性の金属により作られる。なお、スリーブ43はこの例に限られない。
スリーブ43の内部に、ガイド41の端部41aが挿入される。スリーブ43は、溶接又は他の手段により、ガイド41に固定される。これにより、スリーブ43の内部に、ガイド41の第1の挿通孔51に連通する収容室62が設けられる。収容室62は、第1の流路61から第1の方向D1に離間している。
スリーブ43は、内周面43aと、底面43bとを有する。内周面43aは、中心軸Axに沿って延びる略円筒状の面である。内周面43aは、中心軸Axに向く。例えば、内周面43aの一部は、ガイド41に溶接される。底面43bは、ガイド41の端部41aに向く略半球状の面である。なお、内周面43a及び底面43bの形状は、この例に限られない。
内周面43a、底面43b、及びガイド41の端部41aが、収容室62を規定(形成)する。なお、収容室62は、この例に限られない。内周面43a、底面43b、及びガイド41の端部41aは、収容室62の内側に向く。
フィルタ44は、中心軸Axに沿って延びる略円筒状に形成される。フィルタ44の内部に、ガイド41が嵌め込まれる。フィルタ44は、ガイド41に設けられた複数の貫通孔55を、当該ガイド41の外側から覆う。
フィルタ44に、複数の貫通孔63が設けられる。複数の貫通孔63はそれぞれ、フィルタ44を径方向に貫通する。フィルタ44の複数の貫通孔63のそれぞれは、ガイド41の複数の貫通孔55のそれぞれよりも小さい。フィルタ44の貫通孔63は、ガイド41の貫通孔55に連通する。これにより、フィルタ44は、貫通孔63よりも大きい異物が空間56に流入することを抑制する。
以上の筐体31の内部に、ブレーキ液が流れる内部流路Cvが設けられる。内部流路Cvは、上述の第1の流路61と、第2の流路65とを含む。第2の流路65は、貫通孔55,63、及び空間56を含む。このため、第2の流路65は、第1の流路61と収容室62との間に位置し、第1の流路61に連通可能である。また、第2の流路65は、第1の挿通孔51及び第3の挿通孔53を通じて収容室62に連通される。
内部流路Cvは、流路Cを通じてM/C11とW/C12とに接続される。第1の流路61は、流路Cを通じてW/C12に接続される。さらに、第1の流路61は、流路Cを通じてポンプ22に接続される。第2の流路65は、流路Cを通じてM/C11に接続される。このように、第1の流路61は内部流路CvのうちW/C12側であり、第2の流路65は内部流路CvのうちM/C11側である。
例えば、シート42に、逆止弁21aが設けられる。逆止弁21aは、第1の流路61と並列に、第2の流路65と、W/C12及びポンプ22とを接続する。逆止弁21aは、W/C12及びポンプ22から第2の流路65へ向かうブレーキ液の流れを遮断する。一方、逆止弁21aは、第2の流路65からW/C12及びポンプ22へ向かうブレーキ液の流れを許容する。
プランジャ32は、金属のような磁性体により作られ、中心軸Axに沿って延びる略円柱状に形成される。プランジャ32は、スリーブ43の収容室62に位置する。このため、プランジャ32は、シート42から第1の方向D1に離間している。
図2は、第1の実施形態のプランジャ32及びスリーブ43を示す断面図である。図3は、第1の実施形態のプランジャ32を示す斜視図である。図2に示すように、プランジャ32は、第1の端面71と、第2の端面72と、側面73とを有する。
第1の端面71は、第1の方向D1におけるプランジャ32の端面である。なお、第1の端面71は、この例に限られない。第1の端面71は、スリーブ43の底面43bに向く。
第1の端面71は、平面71aと、曲面71bとを有する。平面71aは、略平坦に形成され、第1の方向D1に向く。曲面71bは、平面71aと側面73との間に設けられた略半球状の面である。曲面71bの少なくとも一部の半径は、スリーブ43の底面43bの半径と略等しい。
第2の端面72は、第1の端面71の反対側に位置する。第2の端面72は、第2の方向D2におけるプランジャ32の端面である。なお、第2の端面72は、この例に限られない。例えば、プランジャ32は、第2の端面72から第2の方向D2に突出した部分を有しても良い。
第2の端面72は、略平坦に形成され、第2の方向D2に向く。なお、第2の端面72は、この例に限られず、他の形状を有しても良い。図1に示すように、第2の端面72は、間隔を介してガイド41の端部41aに向く。また、第2の端面72は、ガイド41を介してシート42の端面42aに向く。プランジャ32が第2の方向D2に移動することで、第2の端面72がガイド41の端部41aに当接可能であっても良い。
側面73は、第1の端面71と第2の端面72との間に設けられ、中心軸Axに沿って延びる略円筒状の面である。なお、側面73の中心は、中心軸Axから若干ずれていても良い。
側面73は、スリーブ43の内周面43aに向く。側面73の直径は、スリーブ43の内周面43aの直径よりも僅かに小さい。このため、側面73の少なくとも一部と、内周面43aとの間に、僅かな隙間が設けられる。
側面73は、スリーブ43の内周面43aにより、プランジャ32が筐体31に対して軸方向(第1の方向D1及び第2の方向D2)に移動可能となるように支持される。言い換えると、プランジャ32は、スリーブ43の内周面43aにより、軸方向にガイドされる。
例えば、スリーブ43の内周面43aは、側面73の一部に当接することで、プランジャ32が径方向に移動することを制限する。さらに、内周面43aは、側面73の他の一部からわずかに離間することで、プランジャ32が軸方向に滑らかに移動することを許容する。
プランジャ32の側面73に、複数の第1の溝75が設けられる。第1の溝75は、溝の一例である。本実施形態では、側面73に、二つの第1の溝75が設けられる。なお、第1の溝75の数は、この例に限られない。複数の第1の溝75は、周方向に略等間隔に配置される。
図2に示すように、複数の第1の溝75はそれぞれ、第2の端面72の及び側面73に開口し、略軸方向に延びている。第1の溝75は、第1の端面71から離間している。なお、第1の溝75は、第1の端面71、第2の端面72、及び側面73に開口するように延びていても良い。
プランジャ32は、第1の溝75の内面76を有する。内面76は、側面73から窪んだ凹面であり、第1の溝75を規定(形成)する。内面76は、底面76aと、端面76bとを有する。端面76bは、第3の端面の一例である。
底面76aは、スリーブ43の内周面43aに向く。例えば、底面76aは、中心軸Axに向かって窪む曲面である。なお、底面76aは、この例に限られず、例えば、径方向の外側に向く略平坦な面、又は側面73と同心状の曲面であっても良い。
端面76bは、第1の方向D1における底面76aの端と側面73との間で延びる。すなわち、端面76bは、側面73と底面76aとの間の段を形成する。本実施形態において、端面76bは、第1の方向D1における底面76aの端と側面73との間で略直線状に延びる。なお、端面76bは、曲線状に延びても良い。
本実施形態において、端面76bは、底面76aに対して鋭角に傾斜している。すなわち、底面76aと端面76bとの間の角度θは、90°よりも小さい。例えば、角度θは、75°に設定される。なお、角度θは、この例に限られない。
底面76aと端面76bとの間の角度θが90°よりも小さいため、底面76aと端面76bとの間に、略三角柱状の凹部77が設けられる。別の表現によれば、凹部77は、第1の方向D1における第1の溝75の端部において、内面76から第1の方向D1に窪んでいる。
プランジャ32に、複数の第2の溝78がさらに設けられる。複数の第2の溝78はそれぞれ、第1の端面71の曲面71bと側面73とに開口する。本実施形態では、プランジャ32に、二つの第2の溝78が設けられる。すなわち、第2の溝78の数は、第1の溝75の数に等しい。なお、第2の溝78の数は、この例に限られない。
第1の溝75と第2の溝78とは、軸方向に並べられる。第2の溝78は、第1の溝75に連通している。第1の溝75に接続される部分における第2の溝78の深さは、第1の溝75の深さよりも小さい。なお、第2の溝78は、第1の溝75から離間していても良い。
図1に示すように、弁部材33は、筐体31の内部でシート42とプランジャ32との間に位置する。弁部材33は、シート42に対して軸方向に移動することができる。弁部材33は、シャフト81と弁体82を有する。
シャフト81は、例えば、ステンレスのような非磁性の金属により作られる。シャフト81は、嵌合部85と、摺動部86とを有する。嵌合部85は、中心軸Axに沿って延びる多角柱状に形成される。摺動部86は、中心軸Axに沿って延びる略円柱状に形成される。中心軸Axと直交する嵌合部85の断面は、中心軸Axと直交する摺動部86の断面よりも大きい。
嵌合部85は、第1の挿通孔51に収容される。嵌合部85は、第1の挿通孔51において、ガイド41により軸方向に移動可能に支持される。なお、嵌合部85と第1の挿通孔51の内面との間には、僅かな隙間が設けられる。さらに、ガイド41は、嵌合部85が中心軸Axまわりに回転することを制限する。
摺動部86は、嵌合部85から、第3の挿通孔53を通って、空間56まで突出する。摺動部86は、第3の挿通孔53において、ガイド41により軸方向に移動可能に支持される。なお、摺動部86と第3の挿通孔53の内面との間には、僅かな隙間が設けられる。
弁体82は、例えば、略半球状に形成される。なお、弁体82の形状は、この例に限られない。弁体82は、空間56に位置し、第2の方向D2における摺動部86の端部に設けられる。弁体82は、シャフト81と一体に軸方向に移動することができる。
第1の方向D1におけるシャフト81の嵌合部85の端部は、プランジャ32の第2の端面72に当接する。シャフト81は、プランジャ32と一体的に軸方向に移動することができる。なお、シャフト81は、プランジャ32に固定されても良い。
弁部材33の弁体82は、シート42の座面42cに当接することで、第1の流路61を塞ぐ。言い換えると、弁体82は、座面42cに当接することで、第1の流路61と第2の流路65との間を遮断する。
一方、弁体82は、座面42cから離間することで、第1の流路61を開放し、第2の流路65に第1の流路61を連通させる。このように、弁部材33は、第1の流路61を塞ぐ位置と、第2の流路65に第1の流路61を連通させる位置と、の間で移動することができる。
図4は、第1の実施形態の電磁弁21の一部を示す断面図である。図4に示すように、シャフト81の摺動部86は、中心軸Axに沿って延びる略円筒状の外周面91を有する。さらに、摺動部86に、外周面91から窪む凹部92が設けられる。
摺動部86は、凹部92の内面95を有する。内面95は、外周面91から窪んだ凹面であり、凹部92を規定(形成)する。内面95は、底面95aと、端面95b,95cとを有する。
底面95aは、径方向の外側に向く。例えば、底面95aは、外周面91と同軸上に配置された略円筒状の曲面である。言い換えると、底面95aは、外周面91に対して直径が縮小された部分である。
底面95aの直径は、外周面91の直径よりも小さい。また、底面95aの直径は、弁体82の最大の直径よりも小さい。弁体82の最大の直径は、外周面91の直径と略等しい。
端面95bは、第1の方向D1における底面95aの端と外周面91との間で延びる。すなわち、端面95bは、外周面91と底面95aとの間の段を形成する。端面95bは、第2の方向D2に向く。端面95bは、空間56に位置し、第3の挿通孔53から離間している。
端面95cは、第2の方向D2における底面95aの端と外周面91との間で延びる。すなわち、端面95cは、外周面91と底面95aとの間の段を形成する。端面95cは、第1の方向D1に向く。端面95cは、弁体82の近傍に位置する。
本実施形態において、外周面91の直径Dと、軸方向における端面95bと端面95cとの間の距離Hとの関係は、1.74≦H/D≦2.09に設定される。また、距離H[mm]は、2.0≦H≦2.4に設定される。なお、直径D及び距離Hは、この例に限られない。
図1に示すように、コイル34は、例えば、中心軸Axまわりに巻かれたソレノイドである。コイル34は、スリーブ43の外側に位置し、スリーブ43を囲んでいる。コイル34は、電流を流されることで磁界を発生させる。ECU15が、コイル34へ流される電流を制御する。
コイル34は、例えば、樹脂のような非磁性体により作られた円筒状のスプールに収納される。さらに、磁性体により作られたヨークが、スプール及びコイル34を保持する。スプール及びヨークは、筐体31に含まれても良い。
付勢部材35は、例えば、中心軸Axまわりに巻かれたコイルスプリングである。なお、付勢部材35は、他の弾性体であっても良い。付勢部材35は、第1の挿通孔51に収容され、ガイド41の支持面41cと、シャフト81の嵌合部85との間に位置する。支持面41cは、第1の挿通孔51の内面と第3の挿通孔53の内面との間に位置し、第1の方向D1に向く。
付勢部材35は、支持面41cと嵌合部85とに支持されるとともに、支持面41cと嵌合部85との間で圧縮されている。このため、付勢部材35は、支持面41cに支持され、嵌合部85を第1の方向D1に弾性力により付勢する。
なお、付勢部材35は、支持面41cに限らず、例えばシート42の端面42aに支持されても良い。この場合、例えば、第1の挿通孔51と第2の挿通孔52とが連通し、第3の挿通孔53が省略され、付勢部材35が端面42aと嵌合部85とに支持される。
付勢部材35により付勢されたシャフト81の嵌合部85が第1の方向D1に移動すると、弁体82及びプランジャ32もシャフト81と一体的に第1の方向D1に移動する。これにより、弁部材33がシート42から離間する。
図2に示すように、弁部材33がシート42から所定の位置(全開位置Pf)まで離間すると、プランジャ32の第1の端面71の曲面71bが、スリーブ43の底面43bに当接する。底面43bは、弁部材33が全開位置Pfに位置するとき、プランジャ32の曲面71bを支持して、プランジャ32がシート42からさらに離間することを制限する。
弁部材33が全開位置Pfに位置するとき、プランジャ32の第1の端面71の平面71aは、スリーブ43の底面43bから離間している。このため、平面71aと底面43bとの間に隙間が設けられる。また、上述のように、プランジャ32の側面73の少なくとも一部とスリーブ43の内周面43aとの間に、僅かな隙間が設けられる。
図1に示すように、スリーブ43の内部の収容室62は、内部流路Cvの第2の流路65と、第1の挿通孔51及び第3の挿通孔53を通じて連通する。このため、内部流路Cvを流れるブレーキ液は、第1の挿通孔51及び第3の挿通孔53の内周面とシャフト81との間の隙間を通り、収容室62に流入する。なお、収容室62と第2の流路65とは、他の流路を通じて連通していても良い。
収容室62において、スリーブ43の内周面43a及び底面43bとプランジャ32との間の空間に、ブレーキ液が満たされる。また、ブレーキ液は、プランジャ32の第1の溝75及び第2の溝78にも満たされる。
ECU15は、電磁弁21及びポンプ22を制御することで、各W/C12に発生させられるW/C圧を制御できる。例えば、通常時において、ECU15は、コイル34に電流を流さない。弁部材33は、付勢部材35に付勢され、全開位置Pfに位置する。これにより、弁部材33の弁体82がシート42の座面42cから離間し、電磁弁21が連通状態となる。
連通状態の電磁弁21では、第2の流路65に第1の流路61が連通する。言い換えると、電磁弁21が開き、M/C11側の流路CとW/C12側の流路Cとが連通する。このため、M/C11側とW/C12側との間でブレーキ液が流れることができる。
車両1のブレーキペダルが踏み込まれると、第1の流路61を通じてM/C11からW/C12へブレーキ液が流れる。一方、ブレーキペダルの踏み込みが中止されると、第1の流路61を通じてW/C12からM/C11へブレーキ液が速やかに戻される。
一方、ECU15は、ポンプ22によりW/C12の圧力を増大させる場合、ポンプ22を駆動させるとともに、電磁弁21を差圧状態に制御する。ECU15は、コイル34に電流を流すことで、コイル34に磁界を発生させる。
コイル34は、磁界を発生させることで、電磁力によりプランジャ32を第2の方向D2に吸引する。言い換えると、プランジャ32は、コイル34が発生させた磁界によって、シート42に向かって第2の方向D2に付勢される。
磁界により吸引されたプランジャ32は、シャフト81を第2の方向D2に押し、弁体82をシート42の座面42cへ近づける。このように、弁部材33は、磁界に付勢されたプランジャ32によって第2の方向D2に付勢される。
ポンプ22が吐出したブレーキ液は、W/C12側の流路Cから第1の流路61に流入する。ブレーキ液は、コイル34の磁界により付勢された弁部材33の弁体82を第1の方向D1に押す。ブレーキ液は、弁体82をシート42の座面42cから離間させ、弁体82と座面42cとの間の隙間を通って第1の流路61から第2の流路65の空間56に流入する。このように、ポンプ22は、第1の流路61から第2の流路65にブレーキ液を流す。
磁界により生じる吸引力が弁部材33をシート42に近づく第2の方向D2(閉弁方向)に付勢する一方、ブレーキ液と付勢部材35とにより生じる反力が弁部材33をシート42から遠ざかる第1の方向D1(開弁方向)に付勢する。弁部材33は、吸引力と反力とが釣り合う位置へ移動し、第1の流路61の開放度合い(開弁度)を調整する。
コイル34に流される電流の電流値によって、吸引力は変化する。このため、ECU15は、コイル34に流す電流を調整することで、弁部材33の位置を調整する。弁部材33の位置が調整されることで、第1の流路61から第2の流路65に流れるブレーキ液の流量と、第1の流路61及びW/C12における圧力とが調整される。
以上のように、電磁弁21において、弁部材33がシート42に対して軸方向に移動させられる。また、プランジャ32は、弁部材33を第2の方向D2に付勢し、又は弁部材33により第1の方向D1に付勢され、弁部材33と一体的に移動する。
上述のように、ポンプ22がブレーキ液を吐出し、電磁弁21が差圧状態に制御されている場合、ブレーキ液が、第1の流路61から第2の流路65に流れる。図4に矢印で示されるブレーキ液の流れFlは、弁部材33の弁体82に衝突し、弁部材33を第1の方向D1へ付勢する。
摺動部86の凹部92は、弁体82の近傍に設けられる。このため、弁体82に衝突したブレーキ液の流れFlは、弁体82の表面から剥離するとともに、凹部92の内部へ引き込まれる。
ブレーキ液の流れFlが凹部92の内部へ引き込まれるように流れることで、端面95cの近傍の、弁体82の陰になる位置に、負圧Pnが発生する。当該負圧Pnは、端面95c及び弁体82を第1の方向D1へ付勢する。
凹部92に引き込まれたブレーキ液の流れFlは、底面95aに沿って流れた後、端面95bに衝突する。端面95bに衝突したブレーキ液の流れFlは、端面95b及び弁部材33を第1の方向D1へ付勢する。このように、ブレーキ液の流れFlは、複数の位置で弁部材33を第1の方向D1へ付勢する。
ブレーキ液の流れFlは、端面95bに衝突することで、摺動部86から離間するように広がる。このため、ブレーキ液の流れFlは、摺動部86と第3の挿通孔53の内周面との間の隙間へは向かわない。言い換えると、端面95bは、ブレーキ液の流れFlを第3の挿通孔53へ向かう方向とは異なる方向へ拡散させることで、ブレーキ液の流れFlが摺動部86と第3の挿通孔53の内周面との間の隙間に侵入することを抑制する。
ブレーキ液の流れFlが摺動部86と第3の挿通孔53の内周面との間の隙間に侵入した場合、ブレーキ液が、第3の挿通孔53と第1の挿通孔51とを通じて、収容室62に流入する。ブレーキ液が収容室62に流入すると、収容室62の圧力が増大する虞がある。この場合、収容室62と第2の流路65との間の圧力差により、弁部材33が第2の方向D2に付勢されてしまう。すなわち、弁部材33を付勢する流体力の方向が、第1の方向D1(開弁方向)から第2の方向D2(閉弁方向)に反転してしまう虞がある。
図5は、第1の実施形態の距離Hと流体力との関係の一例を示すグラフである。図6は、第1の実施形態のH/Dと流体力との関係の一例を示すグラフである。図5及び図6の縦軸は、流体力の大きさ及び方向を示す。流体力がマイナスの場合、流体力は弁部材33を第2の方向D2に付勢する。流体力がプラスの場合、流体力は弁部材33を第1の方向D1に付勢する。図5の横軸は、距離Hを示す。図6の横軸は、H/Dを示す。
本実施形態では、上述のように、摺動部86に凹部92が設けられることで、ブレーキ液の流れFlが摺動部86と第3の挿通孔53の内周面との間の隙間に侵入することを抑制する。図5に示すように、距離Hが2.0~2.4mmである場合、流体力は弁部材33を所望の第1の方向D1に付勢する。さらに、図6に示すように、H/Dが1.74~2.09である場合、流体力は弁部材33を所望の第1の方向D1に付勢する。従って、凹部92は、流体力が弁部材33を第2の方向D2へ付勢することを抑制できる。
また、内部流路Cvにおける圧力変動、又はポンプ22の吐出量の変化のような外乱が、プランジャ32及び弁部材33に入力されることがある。当該外乱は、プランジャ32及び弁部材33に自励振動を生じる虞がある。しかし、収容室62に満たされたブレーキ液は、流体抵抗による減衰力を生じ、プランジャ32及び弁部材33が自励振動することを抑制できる。
しかし、図2に示すように、収容室62に空気Baが存在することがある。例えば、内部流路Cvでブレーキ液とともに流れる空気が、第3の挿通孔53の内周面とシャフト81の摺動部86との間の隙間を通り、収容室62に流入することがある。また、収容室62を満たすブレーキ液に含有される空気が、例えば温度変化により析出することがある。収容室62のブレーキ液に空気が混入すると、収容室62における流体抵抗が低下する虞がある。
プランジャ32が第1の方向D1へ移動すると、収容室62のうちプランジャ32とスリーブ43の底面43bとの間の奥部分62aから、ブレーキ液が押し出される。空気Baも、ブレーキ液の流れFlにより、奥部分62aから排出される。
ブレーキ液の流れFl及び空気Baは、例えば、第2の溝78及び第1の溝75を通り、奥部分62aから、収容室62のうちプランジャ32とガイド41との間の開口部分62bへ流れる。開口部分62bは、第1の挿通孔51及び第3の挿通孔53を通じて、第2の流路65に連通される。このため、開口部分62bの空気Baは、第1の挿通孔51及び第3の挿通孔53を通じて、第2の流路65へ排出されることができる。
一方、プランジャ32が第2の方向D2へ移動すると、開口部分62bのブレーキ液が、奥部分62aへ流れる。このため、空気Baも、ブレーキ液によって開口部分62bから第1の溝75へ流れる可能性がある。
第1の方向D1における第1の溝75の端において、空気Baは、凹部77に入る。上述のように、凹部77は、第1の溝75の内面76から窪んでいる。このため、プランジャ32が第2の方向D2に移動する間、凹部77の内部における流速は極めて小さくなる。言い換えると、凹部77から第1の溝75の外へ向かう流れの発生が抑制される。
プランジャ32が第2の方向D2に移動する間、凹部77の内部に位置する空気Baは、凹部77に留まり、第1の溝75の外へ出にくい。このため、凹部77は、当該凹部77の空気Baが、ブレーキ液によって奥部分62aへ移動することを抑制する。
プランジャ32が第1の方向D1へ移動すると、第2の方向D2へ向かうブレーキ液の流れFlが、第1の溝75及び凹部77に発生する。このため、凹部77の空気Baは、第1の溝75を通って開口部分62bへ排出される。
以上のように、凹部77は、プランジャ32が第2の方向D2に移動する間、空気Baが奥部分62aへ移動することを抑制する。一方、凹部77は、プランジャ32が第1の方向D1に移動する間、空気Baが開口部分62bへ排出されることを許容する。これにより、空気Baは、奥部分62aから排出され、さらに収容室62からも排出されることができる。
以上のように、収容室62の空気Baが排出されるため、空気によるブレーキ液の流体抵抗の低下が解消される。従って、電磁弁21は、流体抵抗による減衰力が空気により低下させられることを抑制し、プランジャ32及び弁部材33が自励振動することを抑制できる。
以上説明された第1の実施形態に係るブレーキ制御装置10において、プランジャ32は、第1の方向D1に向く第1の端面71と、第1の端面71の反対側に位置して第1の方向D1の反対の第2の方向D2に向く第2の端面72と、第1の端面71と第2の端面72との間に設けられた側面73と、を有する。プランジャ32には、第2の端面72及び側面73に開口する第1の溝75と、第1の方向D1における第1の溝75の端部において当該第1の溝75の内面76から窪む凹部77と、が設けられる。プランジャ32は、収容室62に位置し、第1の方向D1及び第2の方向D2に移動可能に側面73が筐体31によって支持される。プランジャ32が第1の方向D1へ移動する間に、収容室62のブレーキ液は、例えば第1の溝75を通って第2の方向D2に流れる。収容室62に空気Baが存在する場合、当該空気Baは、ブレーキ液の流れFlによって第1の溝75を通り移動する。空気Baが第1の溝75に存在する状態でプランジャ32が第2の方向D2へ移動すると、ブレーキ液の流れFl及び空気Baは、第1の溝75の中で第1の方向D1へ移動する。しかし、第1の方向D1における第1の溝75の端部において、凹部77が第1の溝75の内面76から窪んでいる。このため、第1の方向D1へ流れた空気Baは、凹部77に入る。プランジャ32が第2の方向D2へ移動するとき、凹部77は第1の溝75の内面76から窪んでいるので、当該凹部77の内部では流速が発生しにくい。このため、凹部77は、プランジャ32が第2の方向D2に移動したとしても、凹部77の内部の空気Baが第1の溝75の外へ出てしまうことを抑制できる。プランジャ32が第1の方向D1に移動すれば、凹部77の空気Baはブレーキ液の流れFlとともに第2の方向D2へ移動し、第1の溝75から第2の流路65へ向かって排出される。従って、本実施形態の電磁弁21は、収容室62の空気Baがブレーキ液による流体抵抗を低下させることを抑制し、弁部材33及びプランジャ32が外乱によって自励振動を生じることを抑制できる。
第1の溝75の内面76は、内周面43aに向く底面76aと、第1の方向D1における底面76aの端と側面73との間で延びる端面76bと、を有する。底面76aと端面76bとの間の角度θは、90°よりも小さい。凹部77は、底面76aと端面76bとの間に設けられる。すなわち、凹部77は、底面76aと、当該底面76aに対して鋭角に傾斜した端面76bと、により形成される。これにより、端面76bは、プランジャ32が第2の方向D2に移動する間に、端面76bの近傍に位置する空気を、凹部77の奥に導くことができる。従って、本実施形態の電磁弁21は、プランジャ32が第2の方向D2に移動したとしても、凹部77の内部の空気Baが第1の溝75の外へ出てしまうことを抑制できる。
図7は、第1の実施形態の変形例に係るプランジャ32を示す斜視図である。図7に示すように、プランジャ32には、複数の第2の溝78の代わりに、複数の第2の溝101が設けられていても良い。
複数の第2の溝101はそれぞれ、第1の端面71の平面71a及び曲面71bと側面73とに開口する。第1の溝75と第2の溝101とは、軸方向に並べられる。第2の溝101は、第1の溝75に連通している。
弁部材33が全開位置Pfに位置するとき、第2の溝101は、収容室62の奥部分62aに連通する。このため、弁部材33が第1の方向D1に全開位置Pfまで移動する間、奥部分62aのブレーキ液及び空気Baが、第2の溝101及び第1の溝75を通り、収容室62の開口部分62bへ排出される。このように、変形例の第2の溝101は、奥部分62aの空気を排出することができる。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態について、図8を参照して説明する。なお、以下の複数の実施形態の説明において、既に説明された構成要素と同様の機能を持つ構成要素は、当該既述の構成要素と同じ符号が付され、さらに説明が省略される場合がある。また、同じ符号が付された複数の構成要素は、全ての機能及び性質が共通するとは限らず、各実施形態に応じた異なる機能及び性質を有していても良い。
図8は、第2の実施形態に係るプランジャ32及びスリーブ43を示す断面図である。図8に示すように、第2の実施形態におけるプランジャ32には、凹部77の代わりに、凹部201が設けられる。
凹部201は、第1の方向D1における第1の溝75の端部において、第1の溝75の内面76から窪む。凹部201は、側面73から離間した位置で、内面76の端面76bから第1の方向D1に窪む。なお、第2の実施形態において、底面76aと端面76bとの間の角度θは、90°以上であっても良い。
第1の方向D1における第1の溝75の端部において、空気Baは、凹部201に入る。上述のように、凹部201は、第1の溝75の端面76bから窪んでいる。このため、プランジャ32が第2の方向D2に移動する間、凹部201の内部における流速は極めて小さくなる。
プランジャ32が第2の方向D2に移動する間、凹部201の内部に位置する空気Baは、凹部201に留まり、第1の溝75の外へ出にくい。このため、凹部201は、当該凹部201の空気Baが、ブレーキ液によって奥部分62aへ移動することを抑制する。
プランジャ32が第1の方向D1へ移動すると、第2の方向D2へ向かうブレーキ液の流れFlが、第1の溝75及び凹部201に発生する。このため、凹部201の空気Baは、第1の溝75を通って開口部分62bへ排出される。
以上のように、凹部201は、プランジャ32が第2の方向D2に移動する間、空気Baが奥部分62aへ移動することを抑制する。一方、凹部201は、プランジャ32が第1の方向D1に移動する間、空気Baが開口部分62bへ排出されることを許容する。これにより、空気Baは、奥部分62aから排出され、さらに収容室62からも排出されることができる。
凹部201は、プランジャ32の一部によって、上方から覆われている。このため、プランジャ32の当該一部は、凹部201に存在する空気Baが浮力により上昇することを抑制し、空気Baを凹部201に保持することができる。
以上説明された第2の実施形態のブレーキ制御装置10において、第1の溝75の内面76は、内周面43aに向く底面76aと、第1の方向D1における底面76aの端と側面73との間で延びる端面76bと、を有する。凹部201は、側面73から離間した位置で、端面76bから第1の方向D1に窪む。これにより、本実施形態の電磁弁21は、凹部201の内部に位置する空気Baが浮力により第1の溝75の外へ出てしまうことを抑制できる。
(第3の実施形態)
以下に、第3の実施形態について、図9を参照して説明する。図9は、第3の実施形態に係るプランジャ32及びスリーブ43を示す断面図である。図9に示すように、第3の実施形態におけるプランジャ32には、凹部77の代わりに、凹部301が設けられる。
凹部301は、第1の方向D1における第1の溝75の端部において、第1の溝75の内面76から窪む。凹部301は、内面76の底面76aから径方向に窪む。なお、第3の実施形態において、底面76aと端面76bとの間の角度は、90°以下である。
第1の方向D1における第1の溝75の端部において、空気Baは、凹部301に入る。上述のように、凹部301は、第1の溝75の底面76aから窪んでいる。このため、プランジャ32が第2の方向D2に移動する間、凹部301の内部における流速は極めて小さくなる。
プランジャ32が第2の方向D2に移動する間、凹部301の内部に位置する空気Baは、凹部301に留まり、第1の溝75の外へ出にくい。このため、凹部301は、当該凹部301の空気Baが、ブレーキ液によって奥部分62aへ移動することを抑制する。
プランジャ32が第1の方向D1へ移動すると、第2の方向D2へ向かうブレーキ液の流れFlが、第1の溝75に発生する。凹部301の空気Baは、凹部301に留まっても良いし、第1の溝75を流れるブレーキ液の流れFlによって排出されても良い。
以上説明された第3の実施形態のブレーキ制御装置10において、第1の溝75の内面76は、内周面43aに向く底面76aと、第1の方向D1における底面76aの端と側面73との間で延びる端面76bと、を有する。底面76aと端面76bとの間の角度は、90°以下である。凹部301は、底面76aから窪む。これにより、本実施形態の電磁弁21は、例えば径方向の切削により凹部77を容易に形成することができる。
(第4の実施形態)
以下に、第4の実施形態について、図10及び図11を参照して説明する。図10は、第4の実施形態に係るプランジャ32及びスリーブ43を示す断面図である。図11は、第4の実施形態のプランジャ32を示す斜視図である。図10に示すように、第4の実施形態におけるプランジャ32には、凹部77の代わりに、凹部401が設けられる。
凹部401は、第1の方向D1における第1の溝75の端部において、第1の溝75の内面76から窪む。凹部401は、内面76の底面76aから径方向に窪む。なお、第4の実施形態において、底面76aと端面76bとの間の角度は、90°以下である。
凹部401は、周方向におけるプランジャ32の全周に亘って設けられる。すなわち、凹部401は、内面76の底面76aのみならず、側面73からも径方向に窪む。側面73から窪む凹部401の深さは、側面73から窪む第1の溝75の深さよりも深い。
プランジャ32には、複数の排出孔402がさらに設けられる。排出孔402は、側面73から離間して設けられ、凹部401と、第2の端面72とを連通する。本実施形態のプランジャ32には、二つの排出孔402が設けられる。複数の排出孔402は、周方向に略等間隔に配置される。周方向において、複数の第1の溝75と複数の排出孔402とは、交互に配置される。なお、排出孔402の数及び配置は、この例に限られない。
第1の方向D1における第1の溝75の端部において、空気Baは、凹部401に入る。上述のように、凹部401は、第1の溝75の端面76bから窪んでいる。このため、プランジャ32が第2の方向D2に移動する間、凹部401の内部における流速は極めて小さくなる。
プランジャ32が第2の方向D2に移動する間、凹部401の内部に位置する空気Baは、凹部401に留まり、第1の溝75の外へ出にくい。このため、凹部401は、当該凹部401の空気Baが、ブレーキ液によって奥部分62aへ移動することを抑制する。
プランジャ32が第1の方向D1へ移動すると、第2の方向D2へ向かうブレーキ液の流れFlが、第1の溝75及び排出孔402に発生する。このため、凹部401の空気Baは、排出孔402を通って開口部分62bへ排出される。
以上説明された第4の実施形態のブレーキ制御装置10において、プランジャ32に、凹部401と第2の端面72とを連通する排出孔402が設けられる。これにより、本実施形態の電磁弁21は、プランジャ32が第1の方向D1に移動する間、排出孔402を通じて凹部401の空気Baを排出することができる。
以上説明された実施形態によれば、プランジャは、第1の方向に向く第1の端面と、第1の端面の反対側に位置して第1の方向の反対の第2の方向に向く第2の端面と、第1の端面と第2の端面との間に設けられた側面と、を有する。プランジャには、第2の端面及び側面に開口する溝と、第1の方向における溝の端部において当該溝の内面から窪む凹部と、が設けられる。プランジャは、収容室に位置し、第1の方向及び第2の方向に移動可能に側面が筐体によって支持される。コイルが発生させる磁界によって、プランジャは、第2の方向に付勢される。一般的に、収容室にはブレーキ液のような流体が存在する。このため、プランジャが第1の方向へ移動する間に、収容室のブレーキ液は、例えば溝を通って第2の方向に流れる。収容室に空気が存在する場合、当該空気は、ブレーキ液の流れによって溝を通り移動する。空気が溝に残った状態でプランジャが第2の方向へ移動すると、ブレーキ液及び空気は、溝の中で第1の方向へ流れる。しかし、第1の方向における溝の端部において、凹部が溝の内面から窪んでいる。このため、第1の方向へ流れた空気は、凹部に入る。プランジャが第2の方向へ移動するとき、凹部は溝の内面から窪んでいるので、当該凹部の内部では流速が発生しにくい。このため、凹部は、プランジャが第2の方向に移動したとしても、凹部の内部の空気が溝の外へ出てしまうことを抑制できる。プランジャが第1の方向に移動すれば、凹部の空気はブレーキ液とともに第2の方向へ流れ、溝から第2の流路へ向かって排出される。従って、本実施形態の電磁弁は、収容室の空気がブレーキ液による流体抵抗を低下させることを抑制し、弁部材及びプランジャが外乱によって自励振動を生じることを抑制できる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態および変形例はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態や変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。また、各実施形態や各変形例の構成や形状は、部分的に入れ替えて実施することも可能である。
10…ブレーキ制御装置、11…マスタシリンダ、12…ホイールシリンダ、21…電磁弁、32…プランジャ、33…弁部材、34…コイル、35…付勢部材、43a…内周面、61…第1の流路、62…収容室、65…第2の流路、71…第1の端面、72…第2の端面、73…側面、75…第1の溝(溝)、76…内面、76a…底面、76b…端面(第3の端面)、77,201,301,401…凹部、C…流路、D1…第1の方向、D2…第2の方向、θ…角度。

Claims (5)

  1. 第1の流路と、前記第1の流路から第1の方向に離間した収容室と、前記第1の流路と前記収容室との間に位置するとともに前記第1の流路に連通可能な第2の流路と、が設けられ、前記第1の流路が開口するシートを有する、筐体と、
    電流を流されることで磁界を発生させるコイルと、
    前記第1の方向に向く第1の端面と、前記第1の端面の反対側に位置して前記第1の方向の反対の第2の方向に向く第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面との間に設けられた側面と、を有し、前記第2の端面及び前記側面に開口する溝と、前記第1の方向における前記溝の端部において当該溝の内面から窪む凹部と、が設けられ、前記収容室に位置し、前記第1の方向及び前記第2の方向に移動可能に前記側面が前記筐体によって支持され、前記磁界によって前記第2の方向に付勢される、プランジャと、
    前記筐体の内部で前記シートと前記プランジャとの間に位置し、前記シートに接触することで前記第1の流路を塞ぎ、前記シートから離間すること前記第2の流路に前記第1の流路を連通させ、前記磁界に付勢された前記プランジャによって前記第2の方向に付勢される、弁部材と、
    前記弁部材を前記第1の方向に弾性力により付勢する付勢部材と、
    を備える電磁弁。
  2. 前記筐体は、前記プランジャが前記第1の方向及び前記第2の方向に移動可能となるように前記側面を支持する内周面を有し、
    前記溝の内面は、前記内周面に向く底面と、前記第1の方向における前記底面の端と前記側面との間で延びる第3の端面と、を有し、前記底面と前記第3の端面との間の角度が90°よりも小さく、
    前記凹部は、前記底面と前記第3の端面との間に設けられる、
    請求項1の電磁弁。
  3. 前記筐体は、前記プランジャが前記第1の方向及び前記第2の方向に移動可能となるように前記側面を支持する内周面を有し、
    前記溝の内面は、前記内周面に向く底面と、前記第1の方向における前記底面の端と前記側面との間で延びる第3の端面と、を有し、
    前記凹部は、前記側面から離間した位置で、前記第3の端面から前記第1の方向に窪む、
    請求項1の電磁弁。
  4. 前記筐体は、前記プランジャが前記第1の方向及び前記第2の方向に移動可能となるように前記側面を支持する内周面を有し、
    前記溝の内面は、前記内周面に向く底面と、前記第1の方向における前記底面の端と前記側面との間で延びる第3の端面と、を有し、前記底面と前記第3の端面との間の角度が90°以下であり、
    前記凹部は、前記底面から窪む、
    請求項1の電磁弁。
  5. マスタシリンダと、
    ホイールシリンダと、
    ブレーキ液が流れる流路を通じて前記第1の流路が前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとのうち一方に接続され、前記流路を通じて前記第2の流路が前記マスタシリンダと前記ホイールシリンダとのうち他方に接続された、請求項1乃至請求項4のいずれか一つの電磁弁と、
    を備えるブレーキ制御装置。
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