JP2022057274A - 光学ユニット - Google Patents

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Kazuhiro Sasei
智浩 江川
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Kyoji Otsubo
元紀 田中
Motonori Tanaka
敬之 岩瀬
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Abstract

Figure 2022057274000001
【課題】駆動抵抗を低減できる光学ユニットを提供する。
【解決手段】光学ユニットは、可動体120と、固定体と、第1揺動機構152とを備える。固定体は、第1揺動軸Sa1を回転中心として可動体120を第1揺動方向Daに揺動可能に支持する。可動体120および固定体のうちの一方は、第1磁石162を有する。可動体120および固定体のうちの他方は、第1磁性体部170aを有する。第1磁性体部170aは、第1磁性体部分171と、第2磁性体部分172と、第3磁性体部分173とを有する。第1磁性体部分171は、第1揺動軸Sa1と光学素子130の光軸Pとのそれぞれに対して垂直な軸AX1を通る。第2磁性体部分172は、第1磁性体部分171に対して、第1揺動方向Daの一方側に配置される。第3磁性体部分173は、第1磁性体部分171に対して、第1揺動方向Daの他方側に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、光学ユニットに関する。
カメラによって静止画または動画を撮影する際に、手振れに起因して撮影した像がぶれることがある。このため、像ブレを防いだ鮮明な撮影を可能にするための手振れ補正装置が実用化されている。手振れ補正装置は、カメラに振れが生じた場合に、振れに応じてカメラモジュールの位置および姿勢を補正することによって像のぶれを解消できる。
振れ補正機能を有するレンズ駆動装置を小型化するために、揺れ補正ユニットを支持する複数の転がり部材のうちの一部の転がり部材を他の転がり部材よりも大きい自由度に設計することが検討されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のレンズ駆動装置では、揺動のための磁石に対向する位置にヨークを配置することにより、転がり部材がキャリアとハウジングとの接触状態を維持しており、これにより、鉛直方向の位置を決めている。
特開2017-90887号公報
特許文献1のレンズ駆動装置では、固定体に対して可動体が揺動する際に、ヨークとマグネット間の引力によって駆動抵抗が大きくなるおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は駆動抵抗を低減できる光学ユニットを提供することにある。
本発明の例示的な光学ユニットは、可動体と、固定体と、第1揺動機構とを備える。前記可動体は、光学素子を有する。前記固定体は、前記可動体の周囲に位置する。前記固定体は、第1揺動軸を回転中心として前記可動体を第1揺動方向に揺動可能に支持する。前記第1揺動機構は、前記固定体に対して前記第1揺動軸の周りに前記可動体を揺動させる。前記可動体および前記固定体のうちの一方は、第1磁石を有する。前記可動体および前記固定体のうちの他方は、第1磁性体部を有する。前記第1磁性体部は、第1磁性体部分と、第2磁性体部分と、第3磁性体部分とを有する。前記第1磁性体部分は、前記第1揺動軸と前記光学素子の光軸とのそれぞれに対して垂直な軸を通る。前記第1磁性体部分は、前記第1磁石と対向する。前記第2磁性体部分は、前記第1磁性体部分に対して、前記第1揺動方向の一方側に配置される。前記第3磁性体部分は、前記第1磁性体部分に対して、前記第1揺動方向の他方側に配置される。
本発明の光学ユニットは、駆動抵抗を低減できる。
図1は、本実施形態の光学ユニットを備えたスマートフォンの模式的な斜視図である。 図2は、本実施形態の光学ユニットの模式的な斜視図である。 図3は、本実施形態の光学ユニットにおける第1揺動機構、磁石および第1磁性体部の模式的な斜視図である。 図4Aは、図2のX軸に沿った断面図の一部拡大図である。 図4Bは、第1磁性体部の模式的な側面図である。 図5は、本実施形態の光学ユニットの模式的な分解斜視図である。 図6は、図5に示した光学ユニットにおける第1揺動機構、磁石、第1磁性体部の模式的な斜視図である。 図7は、本実施形態の光学ユニットにおける第1揺動機構、第2揺動機構、磁石、第1磁性体部、第2磁性体部および第3磁性体部の模式的な斜視図である。 図8は、本実施形態の光学ユニットにおける第1揺動機構、第2揺動機構、磁石および第1磁性体部、第2磁性体部、第3磁性体部および第4磁性体部の模式的な斜視図である。 図9Aは、本実施形態の光学ユニットにおける第1揺動機構、第2揺動機構、第3揺動機構、磁石、第1磁性体部、第2磁性体部、第3磁性体部および第4磁性体部の模式的な斜視図である。 図9Bは、第1磁性体部の模式的な側面図である。 図10は、本実施形態の光学ユニットの模式的な分解斜視図である。 図11は、第1磁性体部の模式的な側面図である。 図12は、光学ユニットのX軸に沿った断面図の一部拡大図である。 図13は、第1磁性体部の模式的な側面図である。
以下、図面を参照して本発明による光学ユニットの実施形態を説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。なお、本願明細書では、発明の理解を容易にするため、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を記載することがある。ここで、X軸、Y軸およびZ軸は、光学ユニットの使用時の向きを限定しないことに留意されたい。
光学ユニット100は、スマートフォンの光学部品として好適に用いられる。
まず、図1を参照して、本実施形態の光学ユニット100を備えたスマートフォン200を説明する。図1は、本実施形態の光学ユニット100を備えたスマートフォン200の模式的な斜視図である。
図1に示すように、光学ユニット100は、一例としてスマートフォン200に搭載される。スマートフォン200では、光学ユニット100を介して外部から光Lが入射し、光学ユニット100に入射した光に基づいて被写体像が撮像される。光学ユニット100は、スマートフォン200が振れた際の撮影画像の振れの補正に用いられる。なお、光学ユニット100は、撮像素子を備えてもよく、光学ユニット100は、撮像素子に光を伝達する光学部材を備えてもよい。
光学ユニット100は、小型に作製されることが好ましい。これにより、スマートフォン200自体を小型化できるか、または、スマートフォン200を大型化することなくスマートフォン200内に別部品を搭載できる。
なお、光学ユニット100の用途は、スマートフォン200に限定されず、カメラおよびビデオなど、特に限定なく様々な装置に使用できる。例えば、光学ユニット100は、例えば、カメラ付き携帯電話機、ドライブレコーダー等の撮影機器、或いは、ヘルメット、自転車、ラジコンヘリコプター等の移動体に搭載されるアクションカメラおよびウエアラブルカメラに搭載されてもよい。
<光学ユニット100の構成>
次に、図2~図4Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100の構成を説明する。図2は、本実施形態の光学ユニット100の模式的な斜視図であり、図3は、本実施形態の光学ユニット100における第1揺動機構152、磁石160および第1磁性体部170aの模式的な斜視図である。なお、図3では、参考のための可動体120を2点鎖線で示している。図4Aは、図2のX軸に沿った断面図の一部拡大図である。図4Bは、第1磁性体部170aの模式的な側面図である。
図2および図3に示すように、光学ユニット100は、固定体110と、可動体120と、第1揺動機構152とを備える。可動体120は、光学素子130を有する。可動体120は、固定体110に挿入され、固定体110に保持される。固定体110は、可動体120の周囲に位置する。固定体110は、第1揺動軸Sa1を回転中心として可動体120を第1揺動方向Daに揺動可能に支持する。第1揺動方向Daは、第1揺動軸Sa1を回転中心として、固定体110に対して可動体120が揺動する方向である。なお、第1揺動軸Sa1は、仮想的な軸である。固定体110の外側面にはFPC180が装着される。
第1揺動機構152は、固定体110に対して可動体120を揺動させる。第1揺動機構152は、固定体110に対して第1揺動軸Sa1の周りに可動体120を揺動させる。例えば、第1揺動軸Sa1は、Y軸方向に平行に延びる。ここでは、第1揺動機構152は、可動体120に対して+X方向側に位置する。
光学ユニット100は、蓋部100Lをさらに備えてもよい。蓋部100Lが、固定体110および可動体120の一方側をそれぞれ覆うことにより、可動体120が固定体110から脱離することを抑制できる。
可動体120は、光学素子130と、ホルダ140とを含む。光学素子130は、光軸Pを有する。ホルダ140は、光学素子130を挿入可能である。
可動体120を固定体110に挿入して可動体120を固定体110に装着すると、光学素子130の光軸PはZ軸方向に対して平行になる。この状態から、固定体110に対して可動体120が揺動すると、光学素子130の光軸Pが揺動するため、光軸PはZ軸方向に対して平行な状態ではなくなる。
以下では、固定体110に対して可動体120が揺動しておらず、光軸PがZ軸方向に対して平行な状態が保持されることを前提に説明する。すなわち、光軸Pを基準として、固定体110、可動体120、蓋部100L等の形状、位置関係、動作等を説明する記載においては、光軸Pの傾きに関して特に記載がない限り、光軸PがZ軸方向に平行な状態であることを前提とする。
なお、第1揺動機構152は、固定体110に対して、第1揺動軸Sa1の周りに可動体120を揺動させる。ここでは、第1揺動軸Sa1は、Y軸方向に平行である。Y軸方向は、光軸Pと交差する方向であり、ヨーイング方向の回転の軸となる。典型的には、第1揺動軸Sa1は、光軸Pと直交する。
なお、本明細書において後述するように、第1揺動機構152以外の揺動機構が、固定体110に対して、X軸方向またはZ軸方向の周りに可動体120を揺動してもよい。X軸方向は、光軸Pと直交する方向であり、ピッチング方向の回転の軸となる。Z軸方向は、光学素子130の光軸Pの延びる光軸方向と平行であり、ローリング方向の回転の軸となる。
光学素子130を備える光学機器では、撮影時に光学機器が傾くと、光学素子130が傾いて、撮影画像が乱れる。光学ユニット100は、撮影画像の乱れを回避するために、ジャイロスコープ等の検出手段によって検出された加速度、角速度および振れ量等に基づいて、光学素子130の傾きを補正する。本実施形態では、光学ユニット100は、Y軸を回転軸とする回転方向(ヨーイング方向)に可動体120を揺動(回転)させることにより、光学素子130の傾きを補正する。なお、光学ユニット100は、ヨーイング方向に加えて、X軸を回転軸とする回転方向(ピッチング方向)およびZ軸を回転軸とする回転方向(ローリング方向)に可動体120を揺動(回転)させることにより、光学素子130の傾きを補正してもよい。
光学素子130の光軸Pは、光学素子130の光入射面の法線に平行である。光学素子130には、光軸Pからの光が入射する。
光学素子130は、レンズ132およびハウジング134を有する。光学素子130は、ハウジング134内に撮像素子を有してもよい。撮像素子を備えた光学素子130は、カメラモジュールとも呼ばれる。光学素子130をホルダ140に挿入すると、光学素子130はホルダ140に保持される。
ホルダ140は、Z軸方向の両端が開口する環形状を有する。ホルダ140の内側には、光学素子130が取り付けられる。
ホルダ140は、光軸Pに対して直交する方向に延びた厚さを有する板状の枠体である。光軸Pに対して直交する方向は、光軸Pと交差し、光軸Pに対して垂直な方向である。本明細書において、光軸Pに対して直交する方向を「径方向」と記載することがある。径方向外側は、径方向のうち光軸Pから離れる方向を示す。図2において、Rは、径方向の一例を示す。また、光軸Pを中心として回転する方向を「周方向」と記載することがある。図2において、Sは、周方向を示す。
本実施形態の光学ユニット100は、磁石160をさらに備える。磁石160は、第1磁石162を含む。第1磁石162は、可動体120に対して+X方向側に位置し、Y軸方向に延びる。
光学ユニット100は、第1磁性体部170aをさらに備える。磁石160が、固定体110および可動体120の一方に設けられる場合、第1磁性体部170aは、固定体110および可動体120の他方に設けられる。ここでは、第1磁性体部170aは、FPC180に取り付けられる。第1磁性体部170aは、可動体120に対して+X方向側に位置する。
図4Aおよび図4Bに示すように、第1磁性体部170aは、第1磁性体部分171と、第2磁性体部分172と、第3磁性体部分173とを有する。
第1磁性体部分171は、第1揺動軸Sa1と光学素子130の光軸Pとのそれぞれに対して垂直な軸AX1を通る。第1磁性体部分171は、第1磁石162と対向する。したがって、可動体120を初期位置に保持することができる。初期位置は、固定体110に対して可動体120が揺動しておらず、光軸PがZ軸方向に対して平行な状態が保持されている位置を示す。
第2磁性体部分172は、第1磁性体部分171に対して、第1揺動方向Daの一方側に配置される。ここでは、第2磁性体部分172は、第1磁性体部分171に対して、+Z方向側に配置される。したがって、第1揺動方向Daの一方側へ可動体120を揺動させる場合に、第2磁性体部分172によって補助としての吸着力を発生させることができる。その結果、第1揺動方向Daの一方側へ可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。
第3磁性体部分173は、第1磁性体部分171に対して、第1揺動方向Daの他方側に配置される。ここでは、第3磁性体部分173は、第1磁性体部分171に対して、-Z方向側に配置される。したがって、第1揺動方向Daの他方側へ可動体120を揺動させる場合に、第3磁性体部分173によって補助としての吸着力を発生させることができる。その結果、第1揺動方向Daの他方側へ可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。
このように、第1揺動方向Daに沿って磁性体が配置されている。したがって、第1揺動方向Daに可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。
第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173は、例えば、矩形状である。詳しくは、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173は、正方形である。なお、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173の形状は、それぞれ異なっていてもよい。
第1磁性体部分171の厚さ、第2磁性体部分172の厚さおよび第3磁性体部分173の厚さは、同じある。なお、第1磁性体部分171の厚さは、第1磁性体部170aが有する他の磁性体部分の厚さよりも薄くてもよい。例えば、第2磁性体部分172の厚さおよび第3磁性体部分173の厚さを、第1磁性体部分171の厚さの2倍の厚さとしてもよい。この場合、第1磁性体部分171の板厚、第2磁性体部分172の板厚および第3磁性体部分173の板厚を変更してもよい。あるいは、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173の重ね合わせる枚数を変更してもよい。第1磁性体部分171の厚さを、第1磁性体部170aが有する他の磁性体部分の厚さよりも薄くすることによって、より第1揺動方向Daに可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。
あるいは、第1磁性体部分171の厚さは、第1磁性体部170aが有する他の磁性体部分の厚さよりも厚くてもよい。例えば、第1磁性体部分171の厚さを、第2磁性体部分172の厚さおよび第3磁性体部分173の厚さの2倍の厚さとしてもよい。この場合、第1磁性体部分171の板厚、第2磁性体部分172の板厚および第3磁性体部分173の板厚を変更してもよい。あるいは、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173の重ね合わせる枚数を変更してもよい。第1磁性体部分171の厚さを、第1磁性体部170aが有する他の磁性体部分の厚さよりも厚くすることによって、初期位置の保持や駆動後の初期復帰が容易となる。
第1磁性体部分171と第2磁性体部分172とは第1揺動方向Daに間隔を空けて配置されている。また、第1磁性体部分171と第3磁性体部分173とは第1揺動方向Daに間隔を空けて配置されている。このように、磁性体を必要な場所にのみに配置している。したがって、磁性体の磁気力を必要最低限にできる。その結果、第1揺動方向Daに可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。
なお、第1磁性体部分171と第2磁性体部分172とは間隔を空けずに接続されていてもよい。また、第1磁性体部分171と第3磁性体部分173とは間隔を空けずに接続されていてもよい。
第1磁性体部分171を基準に、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173は光軸Pと第1揺動軸Sa1とのそれぞれに対して垂直な方向(X方向)に対して線対称な位置に配置される。したがって、揺動動作が安定する。
第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173は、同一平面上に並んで配置される。ここでは、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173は、YZ平面上に並んで配置される。したがって、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173を容易に固定体110または可動体120に取り付けることができる。したがって、光学ユニット100の製造がしやすい。
光軸Pに平行な方向からみて、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173の少なくとも一部が重なる。したがって、第1揺動方向Daに可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。ここでは、光軸Pに平行な方向からみて、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173の全てが重なっている。
このように、第1磁性体部分171は、第1磁石162に対向する。第1磁性体170部は、FPC180を介して固定体110に装着される。固定体110および可動体120のうちの一方が、第1磁石162を含み、固定体110および可動体120のうちの他方が、第1磁性体部170aを含む。
第1揺動機構152は、固定体110に対して第1揺動軸Sa1の周りに可動体120を揺動させる。第1揺動機構152は、固定体110に対して可動体120を揺動させる。
典型的には、第1揺動機構152は、固定体110と可動体120の両方に配置される。第1揺動機構152は、磁石およびコイルから構成されてもよい。あるいは、第1揺動機構152は、形状記憶合金に電気信号を供給することで固定体110に対して可動体120を揺動してもよい。
なお、第1揺動機構152の一部として電力供給の必要なコイルを用いる場合、コイルは、固定体110に配置されることが好ましい。このため、図3に示すように、第1磁石162は、可動体120に配置され、第1磁性体部170aは、固定体110に配置されることが好ましい。これにより、第1揺動機構152の一部として電力供給の必要なコイルを用いる場合でも、可動体120と比較してスペースの取りやすい固定体110にコイルを配置できるため、光学ユニット100を小型に作製できる。
光学ユニット100は、小型に作製されることが好ましい。例えば、光学ユニット100が、図1のスマートフォンに搭載される場合、光学ユニット100の大きさ(例えば、固定体110のX軸方向またはY軸方向に沿った長さ)は、10mm以上50mm以下である。
<光学ユニット100の構成>
次に、図1~図5を参照して、本実施形態の光学ユニット100の構成を説明する。図5は、本実施形態の光学ユニット100の模式的な分解斜視図である。なお、図5では、FPC180を省略している。
<固定体110>
固定体110は、略筒状である。固定体110の外形は、断面が略矩形状の貫通孔の空いた直方体形状である。固定体110は、例えば、樹脂製である。固定体110は、枠部111と、側部112とを有する。側部112は、枠部111に支持される。枠部111には、開口部111hが形成される。
図5に示すように、固定体110は、複数の凹部110qを有する。凹部110qは、側部112の内周面に位置する。固定体110に可動体120が挿入されると、凹部110qは可動体120と接触する。典型的には、固定体110に対して可動体120が揺動すると、可動体120は、凹部110qに接触しながら凹部110qの上を摺動する。複数の凹部110qの各々は、凹の球面一部を有することが好ましい。
凹部110qは、固定体110の4つの隅に配置される。4つの凹部110qの曲率半径は等しくてもよい。この場合、4つの凹部110qは、1つの大きな凹球面の一部を構成してもよい。あるいは、4つの凹部110qの曲率半径は異なってもよい。
可動体120は、接触部材120Aをさらに有する。接触部材120Aは、可動体120の外側面に配置される。接触部材120Aは、固定体110と接触する。可動体120は、固定体110と接触部材120Aを介して接触するため、固定体110に対して可動体120を安定的に支持できる。なお、ここでは、固定体110に可動体120を挿入すると、可動体120は固定体110と接触するが、固定体110に可動体120を挿入しても、可動体120は固定体110と接触しなくてもよい。
<可動体120>
可動体120は、光学素子130と、ホルダ140とを含む。光学素子130は、ホルダ140の枠に挿入される。
<光学素子130>
光学素子130は、レンズ132と、ハウジング134とを有する。ハウジング134は薄型の直方体形状である。レンズ132は、ハウジング134に配置される。例えば、レンズ132は、ハウジング134の1つの面の中心において、光軸P上に配置される。光軸Pおよびレンズ132は、被写体を向いており、光学素子130には、光軸Pに沿った方向からの光が入射される。
なお、ハウジング134の内部に、撮像素子等が内蔵されてもよい。この場合、撮像素子には、フレキシブル配線基板(Flexible Printed Circuit:FPC)が接続されることが好ましい。光学素子130において撮像された信号は、FPCを介して外部に取り出される。
<ホルダ140>
ホルダ140は、枠形状である。ホルダ140は、光学素子130を外側から囲み、光学素子130を保持する。例えば、ホルダ140は、樹脂から形成される。ホルダ140は、筒形状であり、貫通孔140hを有する。ホルダ140の貫通孔140hには光学素子130が挿入される。
接触部材120Aは、ホルダ140の外周面に配置される。接触部材120Aは、固定体110と接触する。
可動体120は、固定体110に突出する複数の凸部120cを有する。詳しくは、可動体120が接触部材120Aを有し、接触部材120Aが固定体110に突出する複数の凸部120cを有する。凸部120cは、ホルダ140の径方向外側に位置する。凸部120cは、ホルダ140から径方向外側に突出し、固定体110と接触する。これにより、固定体110に対して可動体120を滑らかに可動できる。
凸部120cは、湾曲して突出する湾曲形状を有してもよい。例えば、凸部120cは、球面状に湾曲する。複数の凸部120cの各々は、球面の一部を有することが好ましい。これにより、固定体110に対して可動体120を滑らかに可動できる。
<第1揺動機構152>
第1揺動機構152は、固定体110に対して第1揺動軸Sa1の周りに可動体120を揺動させる。第1揺動軸Sa1は、Y軸方向に平行に延びる。
第1揺動機構152は、第1磁石162と、コイル152bとを有する。典型的には、第1磁石162は、永久磁石である。コイル152bは、第1磁石162に対向する。第1磁石162は、固定体110および可動体120のうちの一方に含まれ、コイル152bは、固定体110および可動体120のうちの他方に含まれる。第1磁石162とコイル152bとにより、固定体110に対して可動体120を揺動できる。
ここでは、第1磁石162は可動体120に配置され、コイル152bは固定体110に配置される。第1磁石162は、可動体120に対して+X方向側に位置し、コイル152bは、固定体110の+X方向側の側部に位置する。
第1磁石162は、径方向外側(+X方向側)を向く面の磁極が、Y軸方向に沿って延びる第1着磁分極線162mを境にして異なるように着磁されている。第1磁石162のZ軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。
例えば、可動体120のヨーイングの補正は、以下のように行われる。光学ユニット100にヨーイング方向の振れが発生すると、不図示の磁気センサー(ホール素子)によって振れを検出し、その結果に基づいて第1揺動機構152を駆動させる。なお、振れ検出センサ(ジャイロスコープ)などを用いて、光学ユニット100の振れを検出してもよい。振れの検出結果に基づいて、第1揺動機構152がその振れを補正する。
<磁石160>
磁石160は、磁場を発生する。典型的には、磁石160は、永久磁石である。ここでは、磁石160は、第1磁石162を含む。第1磁石162は、ホルダ140の側面に取り付けられ、可動体120の外側面に位置する。
第1磁石162は、可動体120に対して+X方向側に位置し、Y軸方向に延びる。
<第1磁性体部170a>
第1磁性体部170aは、第1磁性体部分171と、第2磁性体部分172と、第3磁性体部分173とを有する。第1磁性体部分171は、第1磁石162に対向して配置される。第1磁性体部分171は、可動体120に対して+X方向側に位置し、第1磁石162に対向する。
なお、第1磁性体部170aは軟磁性体であることが好ましい。第1磁性体部170aが軟磁性体であることから、第1磁性体部170aが永久磁石である場合と比較して比較的弱い磁気作用で第1磁石162を所定の位置に吸引できる。このため、第1揺動機構152からの駆動力が比較的弱くても可動体120を適切に可動できる。
図5から理解されるように、可動体120は、光学素子130をホルダ140に挿入して作製される。可動体120の外側面には、Y軸方向に沿って第1磁石162が配置される。
また、固定体110には、第1磁性体部170aが配置される。可動体120を固定体110に挿入すると、第1磁石162が第1磁性体部170aに対向する。
<蓋部100L>
蓋部100Lは、固定体110および可動体120を覆う。蓋部100Lは、例えば、金属から成形される。なお、蓋部100Lは、樹脂から成形されていてもよい。蓋部100Lは、Z軸方向に厚みを有する板状の部材である。蓋部100Lは、固定体110の+Z方向側(光軸方向の一方側)に固定される。本実施形態では、蓋部100Lは、固定体110の枠部111に固定される。蓋部100Lを固定体110に固定するための構成は特に限定されない。蓋部100Lは、例えば、ネジのような締結部材を用いて固定体110に固定されてもよく、または、接着剤を用いて固定体110に固定されてもよい。
蓋部100Lは、孔100hと、回転止め部100sとを有する。回転止め部100sは、可動体120と接触することで、可動体120のローリング方向の過度な回転を制限する。孔100hは、Z軸方向に蓋部100Lを貫通する。蓋部100Lの孔100hは、固定体110の開口部111hに対向する。可動体120のレンズ132は、固定体110の開口部111hと、蓋部100Lの孔100hとを通じて、固定体110の外部に露出する。
上述したように、可動体120および固定体110のうちの一方は、複数の凸部120cを有する。可動体120および固定体110のうちの他方は、複数の凹部110qを有する。このため、固定体110に対する可動体120の摺動性を向上できる。ここでは、可動体120が、複数の凸部120cを有し、固定体110が、複数の凹部110qを有する。
次に、図1~図6を参照して本実施形態の光学ユニット100を説明する。図6は、図5に示した光学ユニット100における第1揺動機構152、磁石160、第1磁性体部170aの模式的な斜視図である。
図6に示すように、第1揺動機構152は、第1磁石162と、コイル152bとを有する。第1磁石162は、径方向外側を向く面の磁極が、Y軸方向に沿って延びる第1着磁分極線162mを境にして異なるように着磁されている。第1磁石162のZ軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。
コイル152bに流れる電流の向きおよび大きさを制御することにより、コイル152bから発生する磁場の向きおよび大きさを変更できる。このため、コイル152bから発生する磁場と第1磁石162との相互作用により、第1揺動機構152は、可動体120を第1揺動軸Sa1の周りに揺動できる。
第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173は、第1磁石162の第1着磁分極線162mに対して垂直に配置される。したがって、磁力を有効に使うことができる。
磁石160は、第1磁石162に加えて、第2磁石164をさらに含むことが好ましい。第2磁石164は、ホルダ140(図5参照)の側面に取り付けられ、可動体120の外側面に位置する。第2磁石164は、-X方向側に配置される。
光学ユニット100は、第2磁性体部170bをさらに備えることが好ましい。第2磁性体部170bは、第2磁石164の-X方向側に位置する。第2磁性体部170bは、第1磁性体部170aと同様に、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173を有する。第2磁性体部170bは、第1磁性体部170aと同様に、第1揺動方向Daに沿って磁性体が配置されている。したがって、第1磁性体部170aに加えて、第2磁性体部170bによっても第1揺動方向Daに可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。したがって、磁性体部が片側の1つしか無い場合に比べて、さらに駆動抵抗を低減できる。
なお、図3~図6を参照して上述した光学ユニット100では、第1揺動機構152によって、固定体110に対して第1揺動軸Sa1の周りに揺動したが、本実施形態はこれに限定されない。可動体120は、固定体110に対して第1揺動軸Sa1とは異なる軸の周りに揺動してもよい。
次に、図3~図7を参照して本実施形態の光学ユニット100を説明する。図7は、本実施形態の光学ユニット100における第1揺動機構152、第2揺動機構154、磁石160、第1磁性体部170a、第2磁性体部170bおよび第3磁性体部170cの模式的な斜視図である。なお、図7の光学ユニット100は、第2揺動機構154をさらに備えるとともに、第3磁石166および第3磁性体部170cをさらに備える点を除いて、図6を参照して上述した光学ユニット100と同様の構成を有しており、冗長を避ける目的で重複する説明を省略する。
図7に示すように、磁石160は、第1磁石162および第2磁石164に加えて、第3磁石166を含む。また、光学ユニット100は、第1磁性体部170a、第2磁性体部170bに加えて、第3磁性体部170cをさらに含む。第1磁性体部170a、第2磁性体部170bおよび第3磁性体部170cは、第1磁石162、第2磁石164および第3磁石166にそれぞれ対向する。このように、固定体110および可動体120のうちの一方は、第3磁石166をさらに有し、固定体110および可動体120のうちの他方は、第3磁石166に対向する第3磁性体部170cをさらに有する。ここでは、可動体120が第3磁石166をさらに有し、固定体110が第3磁性体部170cをさらに有する。
第1磁石162は、可動体120に対して+X方向側に位置する。第2磁石164は、可動体120に対して-X方向側に位置する。第3磁石166は、可動体120に対して-Y方向側に位置する。
第1磁性体部170aは、可動体120に対して+X方向側に位置する。第2磁性体部170bは、可動体120に対して-X方向側に位置する。第3磁性体部170cは、可動体120に対して-Y方向側に位置する。
第1揺動機構152は、固定体110に対して可動体120を揺動させる。詳細には、第1揺動機構152は、固定体110に対して第1揺動軸Sa1の周りに可動体120を揺動させる。例えば、第1揺動軸Sa1は、Y軸方向に平行に延びる。Y軸方向は、光軸Pと交差する方向であり、ヨーイング方向の回転の軸となる。
第1揺動機構152は、磁石160を利用する。ここでは、第1揺動機構152は、第1磁石162と、コイル152bとを含む。第1磁石162は、径方向外側を向く面の磁極が、Y軸方向に沿って延びる第1着磁分極線162mを境にして異なるように着磁されている。第1磁石162のZ軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。
コイル152bに流れる電流の向きおよび大きさを制御することにより、コイル152bから発生する磁場の向きおよび大きさを変更できる。このため、コイル152bから発生する磁場と第1磁石162との相互作用により、第1揺動機構152は、可動体120を第1揺動軸Sa1の周りに揺動できる。
光学ユニット100は、第1揺動機構152に加えて第2揺動機構154をさらに備える。第2揺動機構154は、固定体110に対して第2揺動軸Sa2の周りに可動体120を揺動させる。第2揺動軸Sa2は、第1揺動軸Sa1に対して直交する。例えば、第2揺動軸Sa2は、X軸方向に平行に延びる。X軸方向は、光軸Pと交差する方向であり、ピッチング方向の回転の軸となる。なお、第2揺動軸Sa2は、仮想的な軸である。
第2揺動機構154は、磁石とコイルとから構成されてもよい。あるいは、第2揺動機構154は、形状記憶合金に電気信号を供給することで固定体110に対して可動体120を揺動してもよい。
図7において、第2揺動機構154は、磁石160を利用する。ここでは、第2揺動機構154は、第3磁石166と、コイル154bとを含む。第3磁石166は、径方向外側を向く面の磁極が、X軸方向に沿って延びる第3着磁分極線166mを境にして異なるように着磁されている。第3磁石166のZ軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。
コイル154bに流れる電流の向きおよび大きさを制御することにより、コイル154bから発生する磁場の向きおよび大きさを変更できる。このため、コイル154bから発生する磁場と第1磁石162との相互作用により、第2揺動機構154は、可動体120を第2揺動軸Sa2の周りに揺動できる。
このように、第1揺動機構152は、第1磁石162と、第1磁石162に対向するコイル152bとを含む。また、第2揺動機構154は、第3磁石166と、第3磁石166に対向するコイル154bとを含む。このため、可動体120を安定的に揺動させるための第1磁石162および第3磁石166を第1揺動機構152および第2揺動機構154に利用できる。
第2磁性体部170bは、第2磁石164の-X方向側に位置する。第3磁性体部170cは、第3磁石166の-Y方向側に位置する。第3磁性体部170cは、第1磁性体部170aおよび第2磁性体部170bと同様に、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173を有する。
第3磁性体部170cの第1磁性体部分171は、第1揺動軸Sa1と光学素子130の光軸Pとのそれぞれに対して垂直な軸AX2を通る。第3磁性体部170cの第1磁性体部分171は、第3磁石166と対向する。したがって、可動体120を初期位置に保持することができる。初期位置は、固定体110に対して可動体120が揺動しておらず、光軸PがZ軸方向に対して平行な状態が保持されている位置を示す。
第3磁性体部170cの第2磁性体部分172は、第3磁性体部170cの第1磁性体部分171に対して、第2揺動方向Dbの一方側に配置される。ここでは、第3磁性体部170cの第2磁性体部分172は、第3磁性体部170cの第1磁性体部分171に対して、+Z方向側に配置される。したがって、第2揺動方向Dbの一方側へ可動体120を揺動させる場合に、第3磁性体部170cの第2磁性体部分172によって補助としての吸着力を発生させることができる。その結果、第2揺動方向Dbの一方側へ可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。第2揺動方向Dbは、第2揺動軸Sa2を回転中心として、固定体110に対して可動体120が揺動する方向である。
第3磁性体部170cの第3磁性体部分173は、第3磁性体部170cの第1磁性体部分171に対して、第2揺動方向Dbの他方側に配置される。ここでは、第3磁性体部170cの第3磁性体部分173は、第3磁性体部170cの第1磁性体部分171に対して、-Z方向側に配置される。したがって、第2揺動方向Dbの他方側へ可動体120を揺動させる場合に、第3磁性体部分173によって補助としての吸着力を発生させることができる。その結果、第2揺動方向Dbの他方側へ可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。
このように、第2揺動方向Dbに沿って磁性体が配置されている。したがって、第2揺動方向Dbに可動体120を揺動させる際も駆動抵抗を低減できる。
なお、図7を参照して上述した説明した光学ユニット100は、第1磁性体部170a、第2磁性体部170bおよび第3磁性体部170cを有していたが、本実施形態はこれに限定されない。光学ユニット100は、第4磁性体部170dをさらに有していてもよい。
次に、図3~図8を参照して本実施形態の光学ユニット100を説明する。図8は、本実施形態の光学ユニット100における第1揺動機構152、第2揺動機構154、磁石160および第1磁性体部170a、第2磁性体部170b、第3磁性体部170cおよび第4磁性体部170dの模式的な斜視図である。なお、図8の光学ユニット100は、磁石160が第4磁石168をさらに含み、光学ユニット100が第4磁性体部170dをさらに含む点を除いて、図7を参照して上述した光学ユニット100と同様の構成を有しており、冗長を避ける目的で重複する説明を省略する。
磁石160は、第1磁石162、第2磁石164および第3磁石166に加えて、第4磁石168を含む。第1磁石162は、可動体120に対して+X方向側に位置し、第2磁石164は、可動体120に対して-X方向側に位置する。第3磁石166は、可動体120に対して-Y方向側に位置し、第4磁石168は、可動体120に対して+Y方向側に位置する。
また、光学ユニット100は、第1磁性体部170a、第2磁性体部170bおよび第3磁性体部170cに加えて、第4磁性体部170dを含む。第1磁性体部170a、第2磁性体部170b、第3磁性体部170cおよび第4磁性体部170dは、第1磁石162、第2磁石164、第3磁石166および第4磁石168にそれぞれ対向する。第1磁性体部170aは、可動体120に対して+X方向側に位置し、第2磁性体部170bは、可動体120に対して-X方向側に位置する。第3磁性体部170cは、可動体120に対して-Y方向側に位置し、第4磁性体部170dは、可動体120に対して+Y方向側に位置する。
第4磁性体部170dは、第3磁性体部170cと同様に、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173を有する。第4磁性体部170dは、第3磁性体部170cと同様に、第2揺動方向Dbに沿って磁性体が配置されている。したがって、第3磁性体部170cに加えて、第4磁性体部170dによっても第2揺動方向Dbに可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。したがって、磁性体部が片側の1つしか無い場合に比べて、さらに駆動抵抗を低減できる。
なお、ここでは、第1磁石162の第1着磁分極線162mは、第2磁石164の第2着磁分極線164mと平行に延びる。詳細には、第1磁石162は、径方向外側を向く面の磁極が、Y軸方向に沿って延びる第1着磁分極線162mを境にして異なるように着磁されている。第1磁石162のZ軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。同様に、第2磁石164は、径方向外側を向く面の磁極が、Y軸方向に沿って延びる第2着磁分極線164mを境にして異なるように着磁されている。第2磁石164のZ軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。
また、第3磁石166の第3着磁分極線166mは、第4磁石168の第4着磁分極線168mと平行に延びる。詳細には、第3磁石166は、径方向外側を向く面の磁極が、Y軸方向に沿って延びる第3着磁分極線166mを境にして異なるように着磁されている。第3磁石166のZ軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。同様に、第4磁石168は、径方向外側を向く面の磁極が、Y軸方向に沿って延びる第4着磁分極線168mを境にして異なるように着磁されている。第4磁石168のZ軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。
ただし、第1磁石162の第1着磁分極線162mは、第2磁石164の第2着磁分極線164mと平行でなく、第1磁石162の第1着磁分極線162mの延びる方向は、第2磁石164の第2着磁分極線164mの延びる方向に対してずれてもよい。この場合、第1磁石162の第1着磁分極線162mの延びる方向は、第2磁石164の第2着磁分極線164mの延びる方向に対して90°ずれることが好ましい。これにより、可動体120が第2揺動軸Sa2を中心に揺動する際の摩擦抵抗をさらに低減できる。
また、図3~図8を参照して上述した説明では、可動体120は、固定体110に対して1つの揺動軸(第1揺動軸Sa1)、または、直交する2つの揺動軸(第1揺動軸Sa1および第2揺動軸Sa2)の周りに揺動したが、本実施形態はこれに限定されない。可動体120は、固定体110に対して3つの揺動軸の周りに揺動してもよい。
次に、図9Aおよび図9Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100の構成を説明する。図9Aは、本実施形態の光学ユニット100における第1揺動機構152、第2揺動機構154、第3揺動機構156、磁石160、第1磁性体部170a、第2磁性体部170b、第3磁性体部170cおよび第4磁性体部170dの模式的な斜視図である。図9Bは、第1磁性体部170aの模式的な側面図である。なお、図9Aの光学ユニット100は、第1揺動機構152および第2揺動機構154に加えて第3揺動機構156を備える点と、第2揺動軸Sa2が光軸Pに平行である点とで、図8を参照して上述した光学ユニット100と主に異なる。図8を参照して上述した光学ユニット100と同様の構成については、冗長を避ける目的で重複する説明を省略する。
図9Aに示すように、光学ユニット100は、第1揺動機構152および第2揺動機構154に加えて第3揺動機構156を備える。
第1揺動機構152は、固定体110に対して可動体120を揺動させる。詳細には、第1揺動機構152は、固定体110に対して第1揺動軸Sa1の周りに可動体120を揺動させる。ここでは、第1揺動軸Sa1は、Y軸方向に平行に延びる。Y軸方向は、光軸Pと交差する方向であり、ヨーイング方向の回転の軸となる。典型的には、第1揺動軸Sa1は、光軸Pと直交する。
第2揺動機構154は、固定体110に対して可動体120を揺動させる。詳細には、第2揺動機構154は、固定体110に対して第2揺動軸Sa2の周りに可動体120を揺動させる。ここでは、第2揺動軸Sa2は、Z軸方向に平行に延びる。Z軸方向は、光軸Pと平行であり、ローリング方向の回転の軸となる。
第3揺動機構156は、固定体110に対して可動体120を揺動させる。詳細には、第3揺動機構156は、固定体110に対して第3揺動軸Sa3の周りに可動体120を揺動させる。ここでは、第3揺動軸Sa3は、X軸方向に平行に延びる。X軸方向は、光軸Pと交差する方向であり、ピッチング方向の回転の軸となる。典型的には、第3揺動軸Sa3は、光軸Pと直交する。なお、第3揺動軸Sa3は、仮想的な軸である。
固定体110は、第2揺動軸Sa2を回転中心として可動体120を第2揺動方向Dbに揺動可能に支持する。固定体110は、第3揺動軸Sa3を回転中心として可動体120を第3揺動方向Dcに揺動可能に支持する。第3揺動方向Dcは、第3揺動軸Sa3を回転中心として、固定体110に対して可動体120が揺動する方向である。
第1揺動軸Sa1、第2揺動軸Sa2および第3揺動軸Sa3は、互いに直交している。第1揺動軸Sa1および第2揺動軸Sa2のうち一方は、光軸Pに対して垂直である。ここでは、第1揺動軸Sa1が光軸Pに対して垂直である。第1揺動軸Sa1、第2揺動軸Sa2および第3揺動軸Sa3の1つは、光軸Pに平行である。また、第1揺動軸Sa1および第2揺動軸Sa2のうち他方は、光軸Pに対して平行である。ここでは、第2揺動軸Sa2が光軸Pに対して平行である。
可動体120および固定体110のうちの一方は、第1磁石162と、第2磁石164と、第3磁石166と、第4磁石168とを有する。ここでは、可動体120が、第1磁石162と、第2磁石164と、第3磁石166と、第4磁石168とを有する。また、可動体120および固定体110のうちの他方は、第1磁性体部170aと、第2磁性体部170bと、第3磁性体部170cと、第4磁性体部170dとを有する。ここでは、固定体110が、第1磁性体部170aと、第2磁性体部170bと、第3磁性体部170cと、第4磁性体部170dとを有する。
第1揺動機構152は、第1磁石162と、コイル152bとを含む。第1磁石162は、径方向外側を向く面の磁極が、Y軸方向に沿って延びる第1着磁分極線162mを境にして異なるように着磁されている。第1磁石162のZ軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。
ここでは、第2揺動機構154は、第2磁石164と、コイル154bとを含む。第2磁石164は、径方向外側を向く面の磁極が、Z軸方向に沿って延びる第2着磁分極線164mを境にして異なるように着磁されている。第2磁石164のY軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。
ここでは、第3揺動機構156は、第3磁石166と、コイル156bとを含む。第3磁石166は、径方向外側を向く面の磁極が、X軸方向に沿って延びる第3着磁分極線166mを境にして異なるように着磁されている。第3磁石166のZ軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。
また、第4磁石168は、径方向外側を向く面の磁極が、Z軸方向に沿って延びる第4着磁分極線168mを境にして異なるように着磁されている。第4磁石168のX軸方向に沿った一方の端部は一方の極性を有し、他方の端部は他方の極性を有する。
図9Aに示した光学ユニット100では、第1揺動機構152により、可動体120をヨーイング方向に揺動でき、第2揺動機構154により、可動体120をローリング方向に揺動でき、第3揺動機構156により、可動体120をピッチング方向に揺動できる。このため、光学ユニット100では、可動体120を任意の向きに補正できる。
また、図9Aに示した光学ユニット100では、第1着磁分極線162mの延びる方向は、第2着磁分極線164mの延びる方向に対してずれ、第3着磁分極線166mの延びる方向は、第4磁石168の第4着磁分極線168mの延びる方向に対してずれる。典型的には、第1着磁分極線162mの延びる方向は、第2着磁分極線164mの延びる方向に対して90°ずれ、第3着磁分極線166mの延びる方向は、第4着磁分極線168mの延びる方向に対して90°ずれることが好ましい。これにより、可動体120が第1揺動軸Sa1および第2揺動軸Sa2の周りに揺動する際の摩擦抵抗をさらに低減できる。
なお、第1磁石162、第2磁石164、第3磁石166および第4磁石168のうちの3つの磁石それぞれに対して1以上のコイルが対向することが好ましい。ここでは、第1磁石162、第2磁石164および第3磁石166は、コイル152b、コイル154bおよびコイル154bとそれぞれ対向する。
この3つの磁石(第1磁石162、第2磁石164および第3磁石166)のうちの第2磁石164の第2着磁分極線164mの延びる方向は、光学素子130の光軸Pに平行であり、残りの第1磁石162の第1着磁分極線162mの延びる方向および第3磁石166の第3着磁分極線166mの延びる方向は、光軸Pに直交する。これにより、可動体120を3つの揺動軸(第1揺動軸Sa1、第2揺動軸Sa2および第3揺動軸Sa3)に沿って揺動できる。
図9Bに示すように、第1磁性体部170aは、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173に加えて、さらに、第4磁性体部分174と、第5磁性体部分175とをさらに有する。第1磁性体部170aは、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172、第3磁性体部分173、第4磁性体部分174および第5磁性体部分175が、互いに離隔して十字状に並んでいる。
第4磁性体部分174は、第1磁性体部分171に対して、第2揺動方向Dbの一方側に配置される。ここでは、第4磁性体部分174は、第1磁性体部分171に対して、-Y方向側に配置される。したがって、第2揺動方向Dbの一方側へ可動体120を揺動させる場合に、第4磁性体部分174によって補助としての吸着力を発生させることができる。その結果、第2揺動方向Dbの一方側へ可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。
第5磁性体部分175は、第1磁性体部分171に対して、第2揺動方向Dbの他方側に配置される。ここでは、第5磁性体部分175は、第1磁性体部分171に対して、+Y方向側に配置される。したがって、第2揺動方向Dbの他方側へ可動体120を揺動させる場合に、第5磁性体部分175によって補助としての吸着力を発生させることができる。その結果、第2揺動方向Dbの他方側へ可動体120を揺動させる駆動抵抗を低減できる。
このように、第2揺動方向Dbに沿って磁性体が配置されている。したがって、第1磁性体部170aによって、第2揺動方向Dbに可動体120を揺動させる際も、駆動抵抗を低減できる。
また、図9Aに示すように、第2磁性体部170bは、第1磁性体部分171と、第2磁性体部分172と、第3磁性体部分173と、第4磁性体部分174と、第5磁性体部分175とを有する。
第2磁性体部170bの第1磁性体部分171は、第2揺動軸Sa2と光学素子130の光軸Pとのそれぞれに対して垂直な軸AX1を通る。第2磁性体部170bの第1磁性体部分171は、第2磁石164と対向する。したがって、可動体120を初期位置に保持することができる。
第2磁性体部170bの第2磁性体部分172は、第2磁性体部170bの第1磁性体部分171に対して、第2揺動方向Dbの一方側に配置される。ここでは、第2磁性体部170bの第2磁性体部分172は、第2磁性体部170bの第1磁性体部分171に対して、+Y方向側に配置される。したがって、第2揺動方向Dbの一方側へ可動体120を揺動させる場合に、第2磁性体部170bの第2磁性体部分172によって補助としての吸着力を発生させることができる。その結果、駆動抵抗を低減できる。
第2磁性体部170bの第3磁性体部分173は、第2磁性体部170bの第1磁性体部分171に対して、第2揺動方向Dbの他方側に配置される。ここでは、第2磁性体部170bの第3磁性体部分173は、第1磁性体部分171に対して、-Y方向側に配置される。したがって、第2揺動方向Dbの他方側へ可動体120を揺動させる場合に、第2磁性体部170bの第3磁性体部分173によって補助としての吸着力を発生させることができる。その結果、駆動抵抗を低減できる。
また、図9Aに示すように、第3磁性体部170cは、第1磁性体部分171と、第2磁性体部分172と、第3磁性体部分173と、第4磁性体部分174と、第5磁性体部分175とを有する。
第3磁性体部170cの第1磁性体部分171は、第3揺動軸Sa3と光学素子130の光軸Pとのそれぞれに対して垂直な軸AX2を通る。第3磁性体部170cの第1磁性体部分171は、第3磁石166と対向する。したがって、可動体120を初期位置に保持することができる。
第3磁性体部170cの第2磁性体部分172は、第3磁性体部170cの第1磁性体部分171に対して、第3揺動方向Dcの一方側に配置される。ここでは、第3磁性体部170cの第2磁性体部分172は、第3磁性体部170cの第1磁性体部分171に対して、+Z方向側に配置される。したがって、第3揺動方向Dcの一方側へ可動体120を揺動させる場合に、第3磁性体部170cの第2磁性体部分172によって補助としての吸着力を発生させることができる。その結果、第3揺動方向Dcの一方側へ可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。
第3磁性体部170cの第3磁性体部分173は、第3磁性体部170cの第1磁性体部分171に対して、第3揺動方向Dcの他方側に配置される。ここでは、第3磁性体部170cの第3磁性体部分173は、第3磁性体部170cの第1磁性体部分171に対して、-Y方向側に配置される。したがって、第3揺動方向Dcの他方側へ可動体120を揺動させる場合に、第3磁性体部170cの第3磁性体部分173によって補助としての吸着力を発生させることができる。その結果、第3揺動方向Dcの他方側へ可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。
上述したように、第1磁性体部170aにおいて、第1揺動方向Daに沿って磁性体が配置されている。また、第2磁性体部170bにおいて、第2揺動方向Dbに沿って磁性体が配置されている。また、第3磁性体部170cにおいて、第3揺動方向Dcに沿って磁性体が配置されている。したがって、3軸方向に対して、可動体120を揺動させる際の駆動抵抗を低減できる。
<光学ユニット100の構成>
次に、図9Aおよび図10を参照して、本実施形態の光学ユニット100の構成を説明する。図10は、本実施形態の光学ユニット100の模式的な分解斜視図である。なお、図10では、FPC180を省略している。
図10に示すように、磁石160は、第1磁石162と、第2磁石164と、第3磁石166と、第4磁石168とを含む。ここでは、磁石160は、ホルダ140の外周面に取り付けられる。第1磁石162は、ホルダ140に対して+X方向側に位置する。第2磁石164は、ホルダ140に対して-X方向側に位置する。第3磁石166は、ホルダ140に対して-Y方向側に位置する。第4磁石168は、ホルダ140に対して+Y方向側に位置する。
光学ユニット100は、第1磁性体部170aと、第2磁性体部170bと、第3磁性体部170cと、第4磁性体部170dとを備える。ここでは、第1磁性体部170aと、第2磁性体部170bと、第3磁性体部170cと、第4磁性体部170dとは、固定体110またはFPC180に取り付けられる。第1磁性体部170aは、FPC180に対して+X方向側に位置する。第2磁性体部170bは、FPC180に対して-X方向側に位置する。第3磁性体部170cは、FPC180に対して-Y方向側に位置する。第4磁性体部170dは、固定体110の内側面の+Y方向側に位置する。
第1揺動機構152は、第1磁石162と、第1磁石162に対向するコイル152bとを含む。第1磁石162およびコイル152bは、可動体120に対して+X方向側に位置する。
第2揺動機構154は、第2磁石164と、第2磁石164に対向するコイル154bとを含む。第2磁石164およびコイル154bは、可動体120に対して-X方向側に位置する。
第3揺動機構156は、第3磁石166と、第1磁石162に対向するコイル156bとを含む。第3磁石166およびコイル156bは、可動体120に対して-Y方向側に位置する。
例えば、可動体120のピッチング、ヨーイングおよびローリングの補正は、以下のように行われる。光学ユニット100にピッチング方向、ヨーイング方向およびローリング方向の少なくとも1つの方向の振れが発生すると、不図示の磁気センサー(ホール素子)によって振れを検出し、その結果に基づいて第1揺動機構152、第2揺動機構154および第3揺動機構156を駆動して可動体120を揺動させる。なお、振れ検出センサ(ジャイロスコープ)などを用いて、光学ユニット100の振れを検出してもよい。振れの検出結果に基づいて、コイル152b、コイル154bおよびコイル156bに電流を供給してその振れを補正する。
なお、図9Bを参照して説明した第1磁性体部170aでは、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172、第3磁性体部分173、第4磁性体部分174および第5磁性体部分175が、互いに離隔して十字状に並んでいたが、本実施形態はこれに限定されない。第4磁性体部分174および第5磁性体部分175は、第1磁性体部分171と接続していてもよい。
図11を参照して、第1磁性体部170aの変形例を説明する。図11は、第1磁性体部170aの模式的な側面図である。
図11に示すように、第1磁性体部170aは、第1磁性体部分171と、第2磁性体部分172と、第3磁性体部分173と、第4磁性体部分174と、第5磁性体部分175とを有する。
第1磁性体部分171と第2磁性体部分172とは間隔を空けて配置されている。第1磁性体部分171と第3磁性体部分173とは間隔を空けて配置されている。第1磁性体部分171は、第4磁性体部分174と接続している。第1磁性体部分171は、第5磁性体部分175と接続している。第2磁性体部分172は、第4磁性体部分174および第5磁性体部分175と接続している。第3磁性体部分173は、第4磁性体部分174および第5磁性体部分175と接続している。したがって、第1磁性体部170aは、第1磁性体部分171と、第2磁性体部分172と、第3磁性体部分173と、第4磁性体部分174と、第5磁性体部分175とが結合される。その結果、部品点数を削減できる。
なお、図3~図11を参照して上述した説明では、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173は、同一平面上に並んで配置されていたが、本実施形態はこれに限定されない。第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173は、それぞれ異なる平面に配置されてもよい。
次に、図12を参照して、本実施形態の光学ユニット100の構成を説明する。図12は、光学ユニット100のX軸に沿った断面図の一部拡大図である。
図12に示すように、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173は、それぞれ異なる平面に配置される。ここでは、第1磁性体部分171は、-Y方向側に、第1磁石162に対向して配置される。第2磁性体部分172は、第1磁石162の上方(+Z方向側)に配置される。第3磁性体部分173は、第1磁石162の下方(-Z方向側)に配置される。第1磁性体部分171、第2磁性体部分172および第3磁性体部分173が、それぞれ異なる平面に配置されることによって、磁性体の配置の自由度が向上する。したがって、磁力をより有効に使うことができる位置に磁性体を配置することができる。
なお、図9Bを参照して説明した第1磁性体部170aでは、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172、第3磁性体部分173、第4磁性体部分174および第5磁性体部分175が、互いに離隔して十字状に並んでいたが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、連結部190によって、第1磁性体部170aが有する各磁性体部分を連結してもよい。
図13を参照して、連結部190について説明する。図13は、第1磁性体部170aの模式的な側面図である。
図13に示すように、光学ユニット100は、連結部190をさらに備えてもよい。連結部190は、第1磁性体部170aが有する各磁性体部分を連結する。ここでは、連結部190は、第1磁性体部分171、第2磁性体部分172、第3磁性体部分173、第4磁性体部分174および第5磁性体部分175を連結する。連結部190は、例えば、シート状の樹脂である。この場合、シートの樹脂に、各磁性体部分を埋め込むことによって、各磁性体部分が連結される。そして、各磁性体部分が埋め込まれたシート状の樹脂を固定体110または可動体120に取り付ける。あるいは、連結部190は、例えば、粘着シートである。粘着シートに、各磁性体部分を貼り付けることによって、各磁性体部分が連結される。そして、各磁性体部分が貼り付けられた粘着シートを固定体110または可動体120に取り付ける。したがって、部品点数を削減できるため、光学ユニット100の製造がしやすくなる。
以上、図面(図1~図13)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
100 光学ユニット
110 固定体
110q 凹部
120 可動体
120c 凸部
130 光学素子
152 第1揺動機構
154 第2揺動機構
156 第3揺動機構
162 第1磁石
162m 第1着磁分極線
164 第2磁石
166 第3磁石
170a 第1磁性体部
170b 第2磁性体部
170c 第3磁性体部
171 第1磁性体部分
172 第2磁性体部分
173 第3磁性体部分
174 第4磁性体部分
175 第5磁性体部分
190 連結部
AX1、AX2 軸
Da 第1揺動方向
Db 第2揺動方向
Dc 第3揺動方向
P 光軸
Sa1 第1揺動軸
Sa2 第2揺動軸
Sa3 第3揺動軸

Claims (14)

  1. 光学素子を有する可動体と、
    前記可動体の周囲に位置し、第1揺動軸を回転中心として前記可動体を第1揺動方向に揺動可能に支持する固定体と、
    前記固定体に対して前記第1揺動軸の周りに前記可動体を揺動させる第1揺動機構と
    を備え、
    前記可動体および前記固定体のうちの一方は、第1磁石を有し、
    前記可動体および前記固定体のうちの他方は、第1磁性体部を有し
    前記第1磁性体部は、
    前記第1揺動軸と前記光学素子の光軸とのそれぞれに対して垂直な軸を通り、前記第1磁石と対向する第1磁性体部分と、
    前記第1磁性体部分に対して、前記第1揺動方向の一方側に配置される第2磁性体部分と、
    前記第1磁性体部分に対して、前記第1揺動方向の他方側に配置される第3磁性体部分と
    を有する、光学ユニット。
  2. 前記第1磁性体部分と前記第2磁性体部分とは前記第1揺動方向に間隔を空けて配置されており、
    前記第1磁性体部分と前記第3磁性体部分とは前記第1揺動方向に間隔を空けて配置されている、請求項1に記載の光学ユニット。
  3. 前記第1磁性体部分を基準に、前記第2磁性体部分および前記第3磁性体部分は前記光軸と前記第1揺動軸とのそれぞれに対して垂直な方向に対して線対称な位置に配置される、請求項1または請求項2に記載の光学ユニット。
  4. 前記第1磁性体部分、前記第2磁性体部分および前記第3磁性体部分は、同一平面上に並んで配置される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光学ユニット。
  5. 前記光軸に平行な方向からみて、前記第1磁性体部分、前記第2磁性体部分および前記第3磁性体部分の少なくとも一部が重なる、請求項4に記載の光学ユニット。
  6. 前記第1磁性体部分、前記第2磁性体部分および前記第3磁性体部分は、それぞれ異なる平面に配置される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光学ユニット。
  7. 前記第1磁性体部分、前記第2磁性体部分および前記第3磁性体部分は、前記第1磁石の第1着磁分極線に対して垂直に配置される、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光学ユニット。
  8. 前記固定体に対して第2揺動軸の周りに前記可動体を揺動させる第2揺動機構をさらに備え、
    前記固定体は、前記第2揺動軸を回転中心として前記可動体を第2揺動方向に揺動可能に支持し、
    前記第1揺動軸および前記第2揺動軸のうち一方は、前記光軸に対して垂直であり、
    前記第1揺動軸および前記第2揺動軸のうち他方は、前記光軸に対して平行であり、
    前記第1磁性体部は、
    前記第1磁性体部分に対して、前記第2揺動方向の一方側に配置される第4磁性体部分と、
    前記第1磁性体部分に対して、前記第2揺動方向の他方側に配置される第5磁性体部分と
    を有する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光学ユニット。
  9. 前記第1磁性体部分と前記第2磁性体部分とは間隔を空けて配置されており、
    前記第1磁性体部分と前記第3磁性体部分とは間隔を空けて配置されており、
    前記第1磁性体部分は、前記第4磁性体部分と接続しており、
    前記第1磁性体部分は、前記第5磁性体部分と接続しており、
    前記第2磁性体部分は、前記第4磁性体部分および前記第5磁性体部分と接続しており、
    前記第3磁性体部分は、前記第4磁性体部分および前記第5磁性体部分と接続している、請求項8に記載の光学ユニット。
  10. 前記第1磁性体部が有する各磁性体部分を連結する連結部をさらに備える、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の光学ユニット。
  11. 前記第1磁性体部分の厚さは、前記第1磁性体部が有する他の磁性体部分の厚さよりも薄い、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の光学ユニット。
  12. 前記第1磁性体部分の厚さは、前記第1磁性体部が有する他の磁性体部分の厚さよりも厚い、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の光学ユニット。
  13. 前記可動体および前記固定体のうちの一方は、複数の凸部を有し、
    前記可動体および前記固定体のうちの他方は、複数の凹部を有し、
    前記複数の凸部の各々と、前記複数の凹部の各々は、球面の一部を有する、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の光学ユニット。
  14. 前記固定体に対して第2揺動軸の周りに前記可動体を揺動させる第2揺動機構と、
    前記固定体に対して第3揺動軸の周りに前記可動体を揺動させる第3揺動機構と
    をさらに備え、
    前記固定体は、前記第2揺動軸を回転中心として前記可動体を第2揺動方向に揺動可能に支持し、
    前記固定体は、前記第3揺動軸を回転中心として前記可動体を第3揺動方向に揺動可能に支持し、
    前記第1揺動軸、前記第2揺動軸および前記第3揺動軸は、互いに直交しており、
    前記第1揺動軸、前記第2揺動軸および前記第3揺動軸の1つは、前記光軸に平行であり、
    前記可動体および前記固定体のうちの一方は、第2磁石と第3磁石とを有し、
    前記可動体および前記固定体のうちの他方は、第2磁性体部と第3磁性体部とを有し
    前記第2磁性体部は、
    前記第2揺動軸と前記光学素子の光軸とのそれぞれに対して垂直な軸を通り、前記第2磁石と対向する第1磁性体部分と、
    前記第1磁性体部分に対して、前記第2揺動方向の一方側に配置される第2磁性体部分と、
    前記第1磁性体部分に対して、前記第2揺動方向の他方側に配置される第3磁性体部分と
    を有し、
    前記第3磁性体部は、
    前記第3揺動軸と前記光学素子の光軸とのそれぞれに対して垂直な軸を通り、前記第3磁石と対向する第1磁性体部分と、
    前記第1磁性体部分に対して、前記第3揺動方向の一方側に配置される第2磁性体部分と、
    前記第1磁性体部分に対して、前記第3揺動方向の他方側に配置される第3磁性体部分と
    を有する、請求項1に記載の光学ユニット。
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