JP2022057032A - 硬貨識別用センサ及び硬貨識別方法 - Google Patents
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また、第2の発明は、請求項1に記載の硬貨識別用センサにおいて、前記硬貨通路を挟んで前記非貫通型磁気センサと対向するように配置され、硬貨の中心側を厚み方向に貫通しない磁束を発生しつつ、硬貨の中心側の材質に起因する磁束の変化を検出する第2非貫通型磁気センサと、前記第2非貫通型磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第3コイルと、前記第3コイルにコンデンサを接続して構成される第3共振回路と、発振誘導波に応じて前記第3共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第3振幅検出手段と、発振誘導波に応じて前記第3共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第3位相検出手段と、をさらに備え、前記検出信号出力手段は、硬貨の通過毎に、前記第1振幅検出手段、前記第1位相検出手段、前記第2振幅検出手段、前記第2位相検出手段、前記第3振幅検出手段及び前記第3位相検出手段の検出信号を出力する。
また、第3の発明は、請求項1又は2に記載の硬貨識別用センサにおいて、前記検出信号出力手段は、硬貨非通過時の検出信号と、硬貨通過時の検出信号との差分を出力する。
また、請求項4の発明は、 請求項1~3のいずれか1項に記載の硬貨識別用センサにおいて、前記第2コイルが巻装されるコア、及び前記第3コイルが巻装されるコアのうち、少なくとも一方は、前記第1コイルが巻装されるコアと一体化されている。
また、請求項5の発明は、中心側の材質と外周側の材質が異なるバイカラー硬貨を識別可能な硬貨識別装置であって、硬貨の磁気的な特性を検出するセンサ部と、前記センサ部の検出信号に基づいて、バイカラー硬貨を識別する識別部と、を備え、前記センサ部は、硬貨の外周側の材質に起因する磁束の変化を検出する外周側磁気センサと、硬貨の中心側の材質に起因する磁束の変化を検出する中心側磁気センサと、前記外周側磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第1コイルと、前記第1コイルにコンデンサを接続して構成される第1共振回路と、前記中心側磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第2コイルと、前記第2コイルにコンデンサを接続して構成される第2共振回路と、発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第1振幅検出手段と、発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第1位相検出手段と、発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第2振幅検出手段と、発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第2位相検出手段と、を備え、前記識別部は、前記第1振幅検出手段の検出値と前記第1位相検出手段の検出値との比率である第1比率値を演算する第1比率値演算手段と、前記第2振幅検出手段の検出値と前記第2位相検出手段の検出値との比率である第2比率値を演算する第2比率値演算手段と、前記第1比率値と前記第2比率値との相関関係に基づいて、バイカラー硬貨であるか否かを識別するバイカラー硬貨識別手段と、を備える。
また、請求項6の発明は、請求項4に記載の硬貨識別装置であって、前記第2コイルが巻装されるコアは、前記第1コイルが巻装されるコアと一体化されている。
また、請求項7の発明は、硬貨の外周側の材質に起因する磁束の変化を検出する外周側磁気センサと、硬貨の中心側の材質に起因する磁束の変化を検出する中心側磁気センサと、前記外周側磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第1コイルと、前記第1コイルにコンデンサを接続して構成される第1共振回路と、前記中心側磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第2コイルと、前記第2コイルにコンデンサを接続して構成される第2共振回路と、発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第1振幅検出手段と、発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第1位相検出手段と、発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第2振幅検出手段と、発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第2位相検出手段と、を備える硬貨識別用センサの検出信号に基づいて、中心側の材質と外周側の材質が異なるバイカラー硬貨を識別する硬貨識別方法であって、前記第1振幅検出手段の検出値と前記第1位相検出手段の検出値との比率である第1比率値を演算する第1比率値演算ステップと、前記第2振幅検出手段の検出値と前記第2位相検出手段の検出値との比率である第2比率値を演算する第2比率値演算ステップと、前記第1比率値と前記第2比率値との相関関係に基づいて、バイカラー硬貨であるか否かを識別するバイカラー硬貨識別ステップと、を備える。
また、請求項2の発明によれば、硬貨通路を挟んで非貫通型磁気センサと対向するように配置され、硬貨の中心側を厚み方向に貫通しない磁束を発生しつつ、硬貨の中心側の材質に起因する磁束の変化を検出する第2非貫通型磁気センサを備えるので、非貫通型磁気センサに対して硬貨が浮上がるような状況でも、非貫通型磁気センサ及び第2非貫通型磁気センサの検出信号に基づいて硬貨の浮上りによる誤差を補正し、硬貨の中心側の材質を精度よく識別できる。
また、請求項3の発明によれば、検出信号出力手段は、硬貨非通過時の検出信号と、硬貨通過時の検出信号との差分を出力するので、温度ドリフトなどの環境誤差をキャンセルし、硬貨の識別精度を高めることができる。
また、請求項4の発明によれば、第2コイルが巻装されるコア、及び第3コイルが巻装されるコアのうち、少なくとも一方は、第1コイルが巻装されるコアと一体化されているので、貫通型磁気センサ及び非貫通型磁気センサに係るパラメータを可及的に統一し、検出する硬貨に起因する磁気特性の変化をより高精度に検出することが可能になる。
また、請求項5の発明によれば、外周側磁気センサに巻装される第1コイルと、中心側磁気センサに巻装される第2コイルは、それぞれ、励磁コイル及び検出コイルに兼用されるので、コイルを削減できる。また、各コイルにコンデンサを接続して複数の共振回路を構成し、共振回路のパルス駆動に応じて各共振回路から出力される振動減衰波の振幅及び位相を検出するので、回路構成を複雑にすることなく、硬貨の識別要素(検出信号の種類)を増やすことができる。また、第1振幅検出手段の検出値と第1位相検出手段の検出値との比率である第1比率値と、第2振幅検出手段の検出値と第2位相検出手段の検出値との比率である第2比率値と、の相関関係に基づいて、バイカラー硬貨であるか否かを識別するので、様々なノイズ要素を排除してバイカラー硬貨を高精度に識別することができる。
また、請求項6の発明によれば、第2コイルが巻装されるコアは、第1コイルが巻装されるコアと一体化されているので、外周側磁気センサ及び中心側磁気センサに係るパラメータを可及的に統一し、検出する硬貨に起因する磁気特性の変化をより高精度に検出することが可能になる。
また、請求項7の発明によれば、第1振幅検出手段の検出値と第1位相検出手段の検出値との比率である第1比率値と、第2振幅検出手段の検出値と第2位相検出手段の検出値との比率である第2比率値と、の相関関係に基づいて、バイカラー硬貨であるか否かを識別するので、様々なノイズ要素を排除してバイカラー硬貨を高精度に識別することができる。
例えば、第1比率値をx、第2比率値をy、定数をa、bとすると、単一合金で形成され硬貨の場合は、下記の1次関数に近似する。
y=ax+b
ここで、単一合金硬貨とバイカラー硬貨を識別する近似閾値をkとすると、下記の式が成立するか否かに基づいてバイカラー硬貨を識別することが可能になる。
|y-ax-b|>k
2 硬貨
3 貫通型磁気センサ
4 第1非貫通型磁気センサ
5 第2非貫通型磁気センサ
7 第1コイル
9 第2コイル
11 第3コイル
20 検出回路
21 第1共振回路
22 第2共振回路
23 第3共振回路
31 第1振幅検波部
32 第2振幅検波部
33 第3振幅検波部
41 第1位相検波部
42 第2位相検波部
43 第3位相検波部
50 制御部
C1~C3 コンデンサ
100 硬貨識別装置
1B センサ部
101 識別部
7B 第1コイル
9B 第2コイル
硬貨が通過する硬貨通路を挟んで対向するように配置され、硬貨の径方向両端部で、硬貨の外周側を厚み方向に貫通する磁束を発生しつつ、硬貨の外周側の材質及び径寸法に起因する磁束の変化を検出する貫通型磁気センサと、前記硬貨通路を通過する硬貨の中心側と対向するように配置され、硬貨の中心側を厚み方向に貫通しない磁束を発生しつつ、硬貨の中心側の材質に起因する磁束の変化を検出する第1非貫通型磁気センサと、前記硬貨通路を挟んで前記非貫通型磁気センサと対向するように配置され、硬貨の中心側を厚み方向に貫通しない磁束を発生しつつ、硬貨の中心側の材質に起因する磁束の変化を検出する第2非貫通型磁気センサと、前記貫通型磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第1コイルと、前記第1コイルにコンデンサを接続して構成される第1共振回路と、前記非貫通型磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第2コイルと、前記第2コイルにコンデンサを接続して構成される第2共振回路と、前記第2非貫通型磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第3コイルと、前記第3コイルにコンデンサを接続して構成される第3共振回路と、発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第1振幅検出手段と、発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第1位相検出手段と、発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第2振幅検出手段と、発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第2位相検出手段と、発振誘導波に応じて前記第3共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第3振幅検出手段と、発振誘導波に応じて前記第3共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第3位相検出手段と、硬貨の通過毎に、前記第1振幅検出手段、前記第1位相検出手段、前記第2振幅検出手段、前記第2位相検出手段、前記第3振幅検出手段及び前記第3位相検出手段の検出信号を出力する検出信号出力手段と、を備える。
また、請求項2の発明は、 請求項1に記載の硬貨識別用センサにおいて、前記第2コイルが巻装されるコア、及び前記第3コイルが巻装されるコアのうち、少なくとも一方は、前記第1コイルが巻装されるコアと一体化されている。
また、請求項3の発明は、硬貨の外周側の材質に起因する磁束の変化を検出する外周側磁気センサと、硬貨の中心側の材質に起因する磁束の変化を検出する中心側磁気センサと、前記外周側磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第1コイルと、前記第1コイルにコンデンサを接続して構成される第1共振回路と、前記中心側磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第2コイルと、前記第2コイルにコンデンサを接続して構成される第2共振回路と、発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第1振幅検出手段と、発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第1位相検出手段と、発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第2振幅検出手段と、発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第2位相検出手段と、を備える硬貨識別用センサの検出信号に基づいて、中心側の材質と外周側の材質が異なるバイカラー硬貨を識別する硬貨識別方法であって、前記第1振幅検出手段の検出値と前記第1位相検出手段の検出値との比率である第1比率値を演算する第1比率値演算ステップと、前記第2振幅検出手段の検出値と前記第2位相検出手段の検出値との比率である第2比率値を演算する第2比率値演算ステップと、前記第1比率値と前記第2比率値との相関関係に基づいて、バイカラー硬貨であるか否かを識別するバイカラー硬貨識別ステップと、を備える。
また、請求項2の発明によれば、第2コイルが巻装されるコア、及び第3コイルが巻装されるコアのうち、少なくとも一方は、第1コイルが巻装されるコアと一体化されているので、貫通型磁気センサ及び非貫通型磁気センサに係るパラメータを可及的に統一し、検出する硬貨に起因する磁気特性の変化をより高精度に検出することが可能になる。
また、請求項3の発明によれば、第1振幅検出手段の検出値と第1位相検出手段の検出値との比率である第1比率値と、第2振幅検出手段の検出値と第2位相検出手段の検出値との比率である第2比率値と、の相関関係に基づいて、バイカラー硬貨であるか否かを識別するので、様々なノイズ要素を排除してバイカラー硬貨を高精度に識別することができる。
例えば、第1比率値をx、第2比率値をy、定数をa、bとすると、単一合金で形成され硬貨の場合は、下記の1次関数に近似する。
y=ax+b
ここで、単一合金硬貨とバイカラー硬貨を識別する近似閾値をkとすると、下記の式が成立するか否かに基づいてバイカラー硬貨を識別することが可能になる。
|y-ax-b|>k
2 硬貨
3 貫通型磁気センサ
4 第1非貫通型磁気センサ
5 第2非貫通型磁気センサ
7 第1コイル
9 第2コイル
11 第3コイル
20 検出回路
21 第1共振回路
22 第2共振回路
23 第3共振回路
31 第1振幅検波部
32 第2振幅検波部
33 第3振幅検波部
41 第1位相検波部
42 第2位相検波部
43 第3位相検波部
50 制御部
C1~C3 コンデンサ
100 硬貨識別装置
1B センサ部
101 識別部
7B 第1コイル
9B 第2コイル
Claims (7)
- 中心側の材質と外周側の材質が異なるバイカラー硬貨を識別可能な検出信号を出力する硬貨識別用センサであって、
硬貨が通過する硬貨通路を挟んで対向するように配置され、硬貨の径方向両端部で、硬貨の外周側を厚み方向に貫通する磁束を発生しつつ、硬貨の外周側の材質及び径寸法に起因する磁束の変化を検出する貫通型磁気センサと、
前記硬貨通路を通過する硬貨の中心側と対向するように配置され、硬貨の中心側を厚み方向に貫通しない磁束を発生しつつ、硬貨の中心側の材質に起因する磁束の変化を検出する非貫通型磁気センサと、
前記貫通型磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第1コイルと、
前記第1コイルにコンデンサを接続して構成される第1共振回路と、
前記非貫通型磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第2コイルと、
前記第2コイルにコンデンサを接続して構成される第2共振回路と、
発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第1振幅検出手段と、
発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第1位相検出手段と、
発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第2振幅検出手段と、
発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第2位相検出手段と、
硬貨の通過毎に、前記第1振幅検出手段、前記第1位相検出手段、前記第2振幅検出手段及び前記第2位相検出手段の検出信号を出力する検出信号出力手段と、を備える硬貨識別用センサ。 - 前記硬貨通路を挟んで前記非貫通型磁気センサと対向するように配置され、硬貨の中心側を厚み方向に貫通しない磁束を発生しつつ、硬貨の中心側の材質に起因する磁束の変化を検出する第2非貫通型磁気センサと、
前記第2非貫通型磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第3コイルと、
前記第3コイルにコンデンサを接続して構成される第3共振回路と、
発振誘導波に応じて前記第3共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第3振幅検出手段と、
発振誘導波に応じて前記第3共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第3位相検出手段と、をさらに備え、
前記検出信号出力手段は、硬貨の通過毎に、前記第1振幅検出手段、前記第1位相検出手段、前記第2振幅検出手段、前記第2位相検出手段、前記第3振幅検出手段及び前記第3位相検出手段の検出信号を出力する請求項1に記載の硬貨識別用センサ。 - 前記検出信号出力手段は、硬貨非通過時の検出信号と、硬貨通過時の検出信号との差分を出力する請求項1又は2に記載の硬貨識別用センサ。
- 前記第2コイルが巻装されるコア、及び前記第3コイルが巻装されるコアのうち、少なくとも一方は、前記第1コイルが巻装されるコアと一体化されている請求項1~3のいずれか1項に記載の硬貨識別用センサ。
- 中心側の材質と外周側の材質が異なるバイカラー硬貨を識別可能な硬貨識別装置であって、
硬貨の磁気的な特性を検出するセンサ部と、
前記センサ部の検出信号に基づいて、バイカラー硬貨を識別する識別部と、を備え、
前記センサ部は、
硬貨の外周側の材質に起因する磁束の変化を検出する外周側磁気センサと、
硬貨の中心側の材質に起因する磁束の変化を検出する中心側磁気センサと、
前記外周側磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第1コイルと、
前記第1コイルにコンデンサを接続して構成される第1共振回路と、
前記中心側磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第2コイルと、
前記第2コイルにコンデンサを接続して構成される第2共振回路と、
発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第1振幅検出手段と、
発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第1位相検出手段と、
発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第2振幅検出手段と、
発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第2位相検出手段と、を備え、
前記識別部は、
前記第1振幅検出手段の検出値と前記第1位相検出手段の検出値との比率である第1比率値を演算する第1比率値演算手段と、
前記第2振幅検出手段の検出値と前記第2位相検出手段の検出値との比率である第2比率値を演算する第2比率値演算手段と、
前記第1比率値と前記第2比率値との相関関係に基づいて、バイカラー硬貨であるか否かを識別するバイカラー硬貨識別手段と、を備える硬貨識別装置。 - 前記第2コイルが巻装されるコアは、前記第1コイルが巻装されるコアと一体化されている請求項5に記載の硬貨識別装置。
- 硬貨の外周側の材質に起因する磁束の変化を検出する外周側磁気センサと、
硬貨の中心側の材質に起因する磁束の変化を検出する中心側磁気センサと、
前記外周側磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第1コイルと、
前記第1コイルにコンデンサを接続して構成される第1共振回路と、
前記中心側磁気センサに巻装され、励磁コイル及び検出コイルに兼用される第2コイルと、
前記第2コイルにコンデンサを接続して構成される第2共振回路と、
発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第1振幅検出手段と、
発振誘導波に応じて前記第1共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第1位相検出手段と、
発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の振幅を検出する第2振幅検出手段と、
発振誘導波に応じて前記第2共振回路から出力される振動減衰波の位相を検出する第2位相検出手段と、を備える硬貨識別用センサの検出信号に基づいて、中心側の材質と外周側の材質が異なるバイカラー硬貨を識別する硬貨識別方法であって、
前記第1振幅検出手段の検出値と前記第1位相検出手段の検出値との比率である第1比率値を演算する第1比率値演算ステップと、
前記第2振幅検出手段の検出値と前記第2位相検出手段の検出値との比率である第2比率値を演算する第2比率値演算ステップと、
前記第1比率値と前記第2比率値との相関関係に基づいて、バイカラー硬貨であるか否かを識別するバイカラー硬貨識別ステップと、を備える硬貨識別方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020165085A JP6814499B1 (ja) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | 硬貨識別用センサ及び硬貨識別方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020165085A JP6814499B1 (ja) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | 硬貨識別用センサ及び硬貨識別方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6814499B1 JP6814499B1 (ja) | 2021-01-20 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020165085A Active JP6814499B1 (ja) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | 硬貨識別用センサ及び硬貨識別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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JPS5856154B2 (ja) * | 1976-06-04 | 1983-12-13 | 三洋電機株式会社 | 硬貨選別装置 |
JP3908473B2 (ja) * | 2001-03-16 | 2007-04-25 | グローリー株式会社 | 複数材料で成る金属片の識別装置 |
JP4157335B2 (ja) * | 2002-07-12 | 2008-10-01 | グローリー株式会社 | 硬貨識別装置、及びそれに用いられる硬貨識別用センサ |
-
2020
- 2020-09-30 JP JP2020165085A patent/JP6814499B1/ja active Active
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