JP2022056079A - 住宅構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】限られた居住面積の住宅であってもテレワークなどの作業空間を効率的に確保する住宅構造を提供する。【解決手段】居住空間(S1)と、居住空間(S1)に面し、建て付けて設けられた収納庫(3)と、収納庫(3)内部に収容された後退位置(30)と、収納庫から居住空間に引き出された引出位置(20)との間を変位可能に取り付けられた作業用板(4)と、引出位置(20)に位置する作業用板(4)の前端部を下方から支持する脚部(5)とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、住宅構造に関し、特に、集合住宅の住宅構造に関する。
一般的な家庭向きの集合住宅の場合、たとえば特許文献1(特開2001-90360号公報)に示されているような、3LDKの間取りが採用される。たとえば3人家族の場合、3つある居室の用途としては、それぞれ客間、寝室、子供部屋が採用される。また、居室に配置される机として、たとえば特許文献2(特開2018-143786号公報)の机がある。特許文献2の机は、天板の下方に手掛け部を設け、脚部に自在型キャスタおよび固定型キャスタを取り付けることで、持ち運びの利便性を向上させている。
子育てファミリーの場合、特許文献1の住宅の間取りでは、居住者全員分の個室を確保することができず、書斎を確保することが難しい。そのため、書斎を持たない居住者が在宅勤務(テレワーク)をする場合、たとえば寝室に特許文献2の持ち運び可能な机を配置することが考えられる。しかし、特許文献2の机をテレワーク作業用として常設すれば、居住空間が狭くなってしまう。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、限られた居住面積の住宅であってもテレワークなどの作業空間を効率的に確保することができる住宅構造を提供することである。
本発明のある局面に従う住宅構造は、居住空間と、居住空間に面し、建て付けて設けられた収納庫と、収納庫内部に収容された後退位置と、収納庫から居住空間に引き出された引出位置との間を変位可能に取り付けられた作業用板と、引出位置に位置する作業用板の前端部を下方から支持する脚部とを備える。
好ましくは、収納庫の両側壁に設けられたレール部と、作業用板の後端部側の両側部に設けられ、レール部に係合する軸部とをさらに備え、後退位置に位置する作業用板は、収納庫の背面に沿うように軸部を介してレール部に吊り下げ支持されている。
好ましくは、脚部は、作業用板の裏面側に折畳み可能に設けられる。
好ましくは、脚部は、長さ調整可能な伸縮パイプである。
好ましくは、収納庫の正面には左右方向に開閉可能な扉が設けられており、引出位置に位置する作業用板は、開放された扉によって側方が覆われる。
好ましくは、引出位置に引き出された作業用板の前後移動を規制するためのロック部材をさらに備える。
本発明によれば、限られた居住面積の住宅であってもテレワークなどの作業空間を効率的に確保することができる。
本実施の形態に係る住宅構造について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態に係る住宅構造10を採用した住宅1の間取り例を示す図である。住宅1は、たとえば集合住宅の一住戸や、狭小住宅(戸建て住宅)に相当する。本実施の形態では、集合住宅に採用した例について説明する。
図1を参照して、住宅1は、キッチン11、リビングダイニング12、個室13~15、廊下16を含んでいる。個室13~15のうち、少なくとも1室にはクローゼット3が設けられている。キッチン11、リビングダイニング12、個室13~15および廊下16は、居住者が日常的に使用する居住空間S1であり、クローゼット3は、居住者の私物等が収容されている収納庫である。
図1に示すようなファミリータイプの集合住宅の居住面積は、一般的に100m2未満であり、家族の人数が多い程、専用の書斎を設けることは困難である。本実施の形態では、個室(部屋)13に、クローゼット3が建て付けて設けられており、このクローゼット3内にテレワーク時の「作業机」となる作業用板4が収容されている。
<クローゼットの概略構造について>
図2を参照して、クローゼット3の概略構造について説明する。図2は、本実施の形態に係る住宅構造10を概略的に示す図であって(A)はクローゼット3の扉38を閉鎖した状態を示す正面図であり、(B)は扉38を開放した状態を示す正面図であり、(C)は図2(B)の線IIC-IICに沿うクローゼット3の断面図である。なお、図中矢印A1はクローゼット3の幅方向(左右方向)、A2はクローゼット3の前方方向(手前方向)を示す。
図2を参照して、クローゼット3の概略構造について説明する。図2は、本実施の形態に係る住宅構造10を概略的に示す図であって(A)はクローゼット3の扉38を閉鎖した状態を示す正面図であり、(B)は扉38を開放した状態を示す正面図であり、(C)は図2(B)の線IIC-IICに沿うクローゼット3の断面図である。なお、図中矢印A1はクローゼット3の幅方向(左右方向)、A2はクローゼット3の前方方向(手前方向)を示す。
クローゼット3は、正面31と、正面31と対向する背面32と、1対の側壁33と、床面34と、天井面35とで区画された、平面視略矩形形状の収納空間S2を形成する。典型的には、クローゼット3の幅W1(図4(C))は700~900mm程度、奥行L1(図4(B))は500~700mm程度、高さH1は2000~2500mm程度である。
クローゼット3の正面31には扉38が設けられる。なお、図2(C)では扉の図示を省略している。扉38は、典型的には左右に1枚ずつ戸が設けられ、左右方向に開閉可能な両開きの開閉扉である。なお、扉38は両開きの開閉扉に限定されず、たとえば片開きの開閉扉でもよいし、引戸、折戸などでもよい。
一般的に、クローゼット3は、たとえば衣服、鞄類などの居住者の私物を収納するために、固定棚36およびハンガーポール37を予め備えている。固定棚36は、たとえばハンガーポール37よりも上方に位置する枕棚を含む。ハンガーポール37は、クローゼット3の両側壁33に亘って設けられている。本実施の形態では、ハンガーポール37は両端部が両側壁33に固定される形態としたが、背面32に固定される形態でもよいし、固定棚36から吊り下げられる形態のものでもよい。
上述のように、クローゼット3内(収納空間S2)には、作業用板4が収容されている。作業用板4は、使用時に前方側に引き出すことが可能であり、作業用板4をテレワーク時の作業机として使用できる。以下に、作業用板4の取付構造および使用方法について説明する。
<作業用板の取付構造について>
作業用板4は、クローゼット3内部に収容される後退位置30と、クローゼット3から居住空間S1に引き出される引出位置20との間を変位可能に取り付けられている。作業用板4の構成について、図3(A),(B)、および図4(A)~(C)を参照して説明する。図3は、本実施の形態における作業用板4が後退位置30に位置する場合を示す図であって、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。図4は、本実施の形態における作業用板4が引出位置20に位置する場合を示す図であって(A)は斜視図であり、(B)は断面図であり、(C)は正面図である。
作業用板4は、クローゼット3内部に収容される後退位置30と、クローゼット3から居住空間S1に引き出される引出位置20との間を変位可能に取り付けられている。作業用板4の構成について、図3(A),(B)、および図4(A)~(C)を参照して説明する。図3は、本実施の形態における作業用板4が後退位置30に位置する場合を示す図であって、(A)は斜視図であり、(B)は断面図である。図4は、本実施の形態における作業用板4が引出位置20に位置する場合を示す図であって(A)は斜視図であり、(B)は断面図であり、(C)は正面図である。
本実施の形態の住宅構造10は、クローゼット3の両側壁33に設けられたレール部6と、作業用板4の後端部側の両側部に設けられ、レール部6に係合する軸部7とを備える。
レール部6は、ハンガーポール37よりも下方において、クローゼット3の両側壁33に前後方向に沿って設けられる長尺部材である。レール部6の前後方向の長さ寸法は、クローゼット3の両側壁33の前後方向の長さ寸法と略同一であり、クローゼット3の床面34に対して略平行(水平方向)に延びるよう設けられる。
軸部7は、作業用板4の後端部側にのみ設けられている。これにより、後退位置30に位置する作業用板4は、クローゼット3の背面32に沿うように軸部7を介してレール部6に吊り下げ支持されている。換言すれば、作業用板4は、後退位置30において、床面34から浮いた状態で略垂直に収納されている。
軸部7は、典型的には回転可能なローラであるが、レール部6内を前後移動できる部材であれば、回転可能な部材に限定されない。
作業用板4が引出位置20に位置する場合、作業用板4の上面はレール部6の上面と略同一高さ位置となる。居住空間S1の床面から作業用板4の上面までの高さH3は500~800mmであり、好ましくは700mmである。クローゼット3の床面34から作業用板4の上面までの高さ(レール部6の高さ)H2は、クローゼット3の高さH1の1/3以下である。また、高さH2は高さH3と同一であってもよい。なお、レール部6とハンガーポール37との間隔は、800~1100mm程度である。
作業用板4の幅W2は、クローゼット3の幅W1よりも若干小さい。作業用板4の前後方向の長さL2はレール部6の高さH2未満であり、十分な作業スペースを確保する観点から450mm以上であることが好ましい。また、作業用板4の厚みは30mm程度である。
引出位置20において、作業用板4の後端部がレール部6により支持される。作業用板4の前端部は、脚部5により下方から支持される。脚部5は、作業用板4の裏面側に折畳み可能に設けられている。
作業用板4の前端部は、一対の脚部5により支持される。脚部5は、長さ調整可能な伸縮パイプであり、具体的には、脚部5は高さ調整可能にするために複数の部材51,52で構成されている。一対の脚部5は、上端が連結部材53により連結されている。連結部材53は、脚ブラケット54により作業用板4の裏面に取り付けられている。連結部材53には、展開状態における脚部5のぐらつきを防止するためのストッパ55が設けられることが望ましい。
脚部5は、折り畳み状態において、最短長さとされる。最短長さは、作業用板4の前後方向長さL2以下である。よって、後退位置30に位置するとき、正面から見て脚部5が作業用板4からはみ出ることなく隠される。
後退位置30に位置する作業用板4の上面から背面32までの奥行き寸法L3は、50~60mmである。奥行L3は、クローゼット3の奥行L1の1/5以下である。これにより、作業用板4および脚部5はクローゼット3内にコンパクトに収容されるため、収納空間S2のうちレール部6よりも上方の上部収納空間S21だけでなく、レール部6より下方の下部収納空間S22も、私物の収納に使うことができる。
なお、脚部5は作業用板4の裏面側に折畳み可能に取り付けられることが望ましいものの、着脱可能に取り付けられていてもよい。
<作業用板の使用方法について>
次に、図5(A)~(C)を参照して、本実施の形態の作業用板4を使用する際の作業用板4の設置動作について説明する。図5は、本実施の形態における作業用板4の設置動作を示す説明図であり、(A)は後退位置30から引出す動作を示し、(B)は脚部5を展開する動作を示し、(C)は脚部5を伸ばす動作を示す。
次に、図5(A)~(C)を参照して、本実施の形態の作業用板4を使用する際の作業用板4の設置動作について説明する。図5は、本実施の形態における作業用板4の設置動作を示す説明図であり、(A)は後退位置30から引出す動作を示し、(B)は脚部5を展開する動作を示し、(C)は脚部5を伸ばす動作を示す。
図5(A)に示すように、はじめに、使用者は後退位置30に位置する作業用板4の前端部を把持し、前方方向へ引き出す。なお、後退位置30に位置する作業用板4を想像線で図示する。作業用板4の後端部に設けられた軸部7がレール部6に係合しているため、使用者は作業用板4を円弧状に引き上げながら前方に引き出すことができる。これにより、使用者は作業用板4を容易に取り出すことができる。
図5(B)に示すように、作業用板4を引出位置20まで引き出した後、作業用板4の裏面側に折り畳まれていた脚部5を展開する。作業用板4の後端部側は軸部7を介してレール部6に支持されている。このため、折り畳まれた脚部5を展開する作業が容易となる。
なお、引出位置20に引き出された作業用板4の前後移動を規制するためのロック部材(図示せず)が設けられていることが望ましい。ロック部材は、公知の部材から選択することができる。
図5(C)に示すように、本実施の形態の脚部5は、長さ調整可能な伸縮パイプであるため、展開後、居住空間S1の床面に設置するよう引き伸ばして固定する。これにより、作業用板4の設置が完了し、個室13(居住空間S1)のうち、クローゼット3の前方部分に、作業用板4を含むテレワーク作業空間S3が形成される。作業用板4の荷重はレール部6および脚部5により四隅で負担されるため、十分な強度を有することができ、作業用板4を「作業机」として使用することができる。なお、脚部5の高さは、手動で調整することとしてもよいが、自動で調整されることとしてもよい。
<テレワーク作業時の使用状態について>
図6,7を参照して、本実施の形態に係る住宅構造10のテレワーク作業時の使用状態を説明する。図6は、作業用板4の引出位置20における使用状態を示す斜視図であり、図7は、作業用板4が引出位置20に位置する場合を示す平面図である。なお、図6では、作業用板4の全体が視認できるように、扉38の右側の戸の図示を省略した。
図6,7を参照して、本実施の形態に係る住宅構造10のテレワーク作業時の使用状態を説明する。図6は、作業用板4の引出位置20における使用状態を示す斜視図であり、図7は、作業用板4が引出位置20に位置する場合を示す平面図である。なお、図6では、作業用板4の全体が視認できるように、扉38の右側の戸の図示を省略した。
図6に示すように、テレワーク作業時、作業用板4は上述の使用方法によって引き出される。居住空間S1のうち、クローゼット3の前方に広がる空間に在宅勤務時のテレワーク作業空間S3が形成されている。そのため、作業用板4の前方に椅子8を置くだけで、作業用板4を作業机として用いることができる。
なお、椅子8は、たとえばダイニングテーブルの椅子など、他の部屋に常設されているものを使用できる。これにより、作業用板4を使用しない場合に椅子8をクローゼット3に収納する必要がないため、収納空間S2が圧迫されることを防止できる。なお、クローゼット3は、たとえばコンセント、照明なども備えていてもよい。これにより、より快適なテレワーク作業空間S3を形成することができる。
本実施の形態における扉38は、左右方向に開閉可能な開閉扉であるため、開状態では正面31に対し90度以上開くことができる。そのため、引出位置20に位置する作業用板4は、開放された扉38によって側方が覆われる。これにより、側方の視界が扉38によって遮られるため、作業空間S3を半個室のような感覚で使用することができる。これにより、作業空間S3において集中して作業をすることができる。また、扉38は両開き扉であるため、クローゼット3が個室13の隅以外の場所に配置されていても側方の視界が遮られ、作業に集中することができる。
また、図7には、作業用板4のクローゼット3の正面31からの突出寸法L4が扉38の最大突出寸法L5以下である例を示したが、作業用板の突出寸法L4は、扉38の最大突出寸法L5より若干大きくてもよい。このような場合であっても、扉38の戸は作業用板4の側方を覆うことができる。
<作用・効果>
本実施の形態における作業用板4は、クローゼット3内に取り付けられる。これにより、限られた居住空間S1内にわざわざテレワーク作業をするための机を常設する必要がないため、居住空間S1が狭くなることを防止できる。また、テレワーク作業時は、クローゼット3内に収納されている作業用板を引き出すだけで、居住空間S1内に容易に作業空間S3を形成することができる。
本実施の形態における作業用板4は、クローゼット3内に取り付けられる。これにより、限られた居住空間S1内にわざわざテレワーク作業をするための机を常設する必要がないため、居住空間S1が狭くなることを防止できる。また、テレワーク作業時は、クローゼット3内に収納されている作業用板を引き出すだけで、居住空間S1内に容易に作業空間S3を形成することができる。
また、作業用板4が引き出される引出位置20は、扉38の開閉を可能とするために、居住空間S1内でも特に何も置くことのできないデッドスペースである。本実施の形態に係る住宅構造10は、このクローゼット3前のデッドスペースをテレワーク作業空間S3として有効活用することができる。
また、引出位置20では、作業用板4のほぼ全体がクローゼット3の外側に配置されている。これにより、ハンガーポール37には衣服を掛けたまま、固定棚36上には私物を載置したままテレワーク作業をすることができる。また、作業用板4を後退位置30から引き出す際においても、ハンガーポール37に衣服が掛かったまま作業用板4を引き出すことができる。これにより、使用者は作業用板4を容易に引出して使用することができる。
また、後退位置30において、脚部5は正面31からみて作業用板4よりも上方にはみ出ていないので、作業用板4を引き出す際に脚部5の端部が服に引っかかることを防止できる。
<変形例について>
本実施の形態では、作業用板4が収容される収納庫としてクローゼット3を採用した例を用いて説明したが、居住空間S1に面し、建て付けて設けられたものであれば、クローゼットに限定されない。また、収納庫が設けられる部屋は、個室13などの居室に限定されず、図1に示すような廊下16などの非居室であってもよい。すなわち収納庫は、たとえば廊下16に面する物置18であってもよい。
本実施の形態では、作業用板4が収容される収納庫としてクローゼット3を採用した例を用いて説明したが、居住空間S1に面し、建て付けて設けられたものであれば、クローゼットに限定されない。また、収納庫が設けられる部屋は、個室13などの居室に限定されず、図1に示すような廊下16などの非居室であってもよい。すなわち収納庫は、たとえば廊下16に面する物置18であってもよい。
また、本実施の形態では、作業空間S3をテレワーク作業空間として説明したが、子供の学習スペースとすることもできる。
なお、レール部6は、ダボピン(図示せず)などを利用して、収納庫に着脱可能に取り付けられることとしてもよい。このように、後付け可能な形態とする場合、収納庫の両側壁33には、予め複数の高さ位置にダボピンをはめるための係合孔(図示せず)が設けられる。係合孔が設けられる高さ寸法は、たとえば収納庫内の床面から500mm~800mmである。これにより、居住者の身長や椅子の高さに応じて、作業用板4の高さを容易に変更することができる。
作業用板4は、一対の軸部7を介してレール部6に吊り下げ支持されることとしたが、レール部6に作業用板4を嵌め込み、水平に引き出す形態でもよい。この場合、作業用板4は、常に水平に位置するため、後退位置30では可動式の棚板として利用できる。
クローゼット3が部屋の隅部に配置される場合、扉38は偏心ドアであってもよい。つまり、図7の紙面左側の扉38の戸の幅は、右側の戸の幅よりも大きいことが望ましい。これにより、左側の戸を側壁と見做して使用することができる。
本実施の形態では扉38が高さのある両開き扉としたが、レール部6の取付位置の上方位置で、上下に分割する構成でもよい。この場合、上部開閉扉を閉状態、下部開閉扉を開状態とすることで、作業用板4の使用時であっても上部収納空間S21を覆うことができる。これにより、収納物が見えないため、まるで常設された机で作業しているかのような環境で作業することができる。
また、本実施の形態における作業用板4は、住戸内にある収納庫の数だけ設けることができる。これにより、物理的な面積が不足する住宅であっても、十分な作業空間を確保できる。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 住宅、3 クローゼット、4 作業用板、5 脚部、6 レール部、7 軸部、8 椅子、10 住宅構造、13~15 個室、16 廊下、18 物置、20 引出位置、30 後退位置。
Claims (6)
- 居住空間と、
前記居住空間に面し、建て付けて設けられた収納庫と、
前記収納庫内部に収容された後退位置と、前記収納庫から前記居住空間に引き出された引出位置との間を変位可能に取り付けられた作業用板と、
前記引出位置に位置する前記作業用板の前端部を下方から支持する脚部とを備える、住宅構造。 - 前記収納庫の両側壁に設けられたレール部と、前記作業用板の後端部側の両側部に設けられ、前記レール部に係合する軸部とをさらに備え、
前記後退位置に位置する前記作業用板は、前記収納庫の背面に沿うように前記軸部を介して前記レール部に吊り下げ支持されている、請求項1に記載の住宅構造。 - 前記脚部は、前記作業用板の裏面側に折畳み可能に設けられる、請求項1または2に記載の住宅構造。
- 前記脚部は、長さ調整可能な伸縮パイプである、請求項1~3のいずれかに記載の住宅構造。
- 前記収納庫の正面には左右方向に開閉可能な扉が設けられており、
前記引出位置に位置する前記作業用板は、開放された前記扉によって側方が覆われる、請求項1~4のいずれかに記載の住宅構造。 - 前記引出位置に引き出された前記作業用板の前後移動を規制するためのロック部材をさらに備える、請求項1~5のいずれかに記載の住宅構造。
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