JP2022055753A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に仕様変更できる遊技機を提供すること。【解決手段】装飾部材30の態様に応じて演出の仕様を変更することが可能な遊技機であって、前記装飾部材30に設けられる情報であって、当該装飾部材30の態様に応じて異なる判別情報を読み取る読取手段40と、前記読取手段40に読み取られた前記判別情報に基づき、演出の仕様を変更する仕様変更手段と、を備えることを特徴とする遊技機1とする。例えば、前記装飾部材30の所定部位の色が異なる場合、前記読取手段40に読み取られる前記判別情報が異なるものとなるようにすることが考えられる。【選択図】図4
Description
本発明は、遊技機に関する。
下記特許文献1等に記載されるように、遊技機全体を取外して交換するのではなく、遊技盤ユニットのみを交換して新しい遊技機とすることが一般的に行われている。
本発明が解決しようとする課題は、容易に仕様変更できる遊技機を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、装飾部材の態様に応じて演出の仕様を変更することが可能な遊技機であって、前記装飾部材に設けられる情報であって、当該装飾部材の態様に応じて異なる判別情報を読み取る読取手段と、前記読取手段に読み取られた前記判別情報に基づき、演出の仕様を変更する仕様変更手段と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる遊技機によれば、仕様変更を容易にすることが可能である。
1)遊技機の基本構成
本実施形態にかかる遊技機1は、詳細を後述するように、演出の仕様を変更することが可能なものであるところ、当該仕様に関わらず共通する遊技機1の基本構成について図1を参照して説明する。ただし、仕様変更することで、以下の基本構成を有していないものとなる設定としてもよい。また、以下の説明において、特に明示することなく「画像」というときは、動画および静止画の両方を含むものとする。また、以下で説明する各領域等には、遊技球が検出可能なセンサ(図示せず)が設けられており、当該センサにより各領域に遊技球が進入(入賞)したかどうかが検出される。例えば「○○領域に遊技球が進入(入賞)」とは、厳密には当該○○領域に設けられたセンサが遊技球を検出したことをいうものとする。
本実施形態にかかる遊技機1は、詳細を後述するように、演出の仕様を変更することが可能なものであるところ、当該仕様に関わらず共通する遊技機1の基本構成について図1を参照して説明する。ただし、仕様変更することで、以下の基本構成を有していないものとなる設定としてもよい。また、以下の説明において、特に明示することなく「画像」というときは、動画および静止画の両方を含むものとする。また、以下で説明する各領域等には、遊技球が検出可能なセンサ(図示せず)が設けられており、当該センサにより各領域に遊技球が進入(入賞)したかどうかが検出される。例えば「○○領域に遊技球が進入(入賞)」とは、厳密には当該○○領域に設けられたセンサが遊技球を検出したことをいうものとする。
遊技機1の筐体には遊技球を発射するための発射装置908が設けられている。発射装置908を操作することで、上皿909aに貯留された遊技球が発射される。いわゆる賞球は上皿909aに払い出され、上皿909aから溢れた遊技球は下皿909bに送られる。
発射された遊技球が到達する遊技領域902は、その手前に位置する透明板を通じて視認される。遊技機1は手前側に遊技領域902が形成される遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、始動領域904(第一始動領域904a、第二始動領域904b)、大入賞領域906、アウト口907などが設けられている。各種演出を実行する表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、大入賞領域906等の入賞領域に進入すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動領域904への遊技球の入賞を契機として実行する。本実施形態では、始動領域904として、第一始動領域904a(いわゆる「特図1」の始動領域)と第二始動領域904b(いわゆる「特図2」の始動領域)が設けられている。始動領域904への遊技球の進入を契機として乱数源から数値(当否判定情報)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。
本実施形態では、当該数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、未だ当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報が存在する場合には、新たに取得された当否判定情報は保留情報として図示されない制御基板に設けられた記憶手段60に記憶される。記憶手段60に保留情報が記憶されていることは、保留図柄70として表示される。つまり、保留図柄70は、対応する当否判定結果の報知が完了していない当否判定情報の存在を示す。
本実施形態では、保留図柄70として、当否判定結果を報知する報知演出(装飾図柄10(装飾図柄群10g)の変動開始から、当否判定結果を示す態様(組み合わせ)で完全に停止するまでの演出、いわゆる一変動中分の演出をいう)は開始されているものの、当否判定結果の報知は完了していない当否判定情報(以下、変動中保留情報と称することもある)に対応する変動中保留図柄71(いわゆる「当該変動保留」の存在を示す図柄)と、当否判定結果を報知する報知演出が開始されていない当否判定情報(以下、変動前保留情報と称することもある)に対応する変動前保留図柄72が表示される(図2参照)。本実施形態では、変動中保留図柄71と変動前保留図柄72の基本的な形態は同じである。変動中保留図柄71と変動前保留図柄72の基本的な形態が全く異なるものとしてもよい。また、変動中保留図柄71が表示されない構成としてもよい。なお、変動前保留図柄72に対応する当否判定結果の報知が完了する順番(いわゆる保留「消化順」)は、右に位置するものほど早い。
変動前保留情報の最大の記憶数は上限が決められている。本実施形態では、第一始動領域904aに入賞することによって得られる第一変動前保留情報(特図1保留)の最大の記憶数は四つであり、第二始動領域904bに入賞することによって得られる第二変動前保留情報(特図2保留)の最大の記憶数は四つである。したがって、特図1および特図2の一方に相当する保留図柄70に関していえば、一つの変動中保留図柄71と、最大四つの変動前保留図柄72が表示されることがある(図2参照)。
本実施形態では、記憶手段60に第一変動前保留情報(特図1保留)と第二変動前保留情報(特図2保留)の両方が記憶されているときには、第二変動前保留情報に対応する当否判定結果(特図2抽選の結果)の報知が優先的に実行される(「特図2保留優先消化」である)。
本実施形態では、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される装飾図柄10(図2参照)によって当否判定結果を遊技者に報知する。具体的には、複数種の装飾図柄10を含む装飾図柄群10g(左装飾図柄群10gL、中装飾図柄群10gC、右装飾図柄群10gR)が変動を開始し、最終的に各装飾図柄群10gから一の装飾図柄10が選択されて停止する。最終的に示された三つの装飾図柄10の組み合わせにより当否判定結果が報知される。当否判定結果が大当たりとなる場合には同じ種類の装飾図柄10の組み合わせ(同じ種類の装飾図柄10の三つ揃い)となる。はずれである場合にはそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせとなる。
なお、上記保留図柄70の態様や装飾図柄10の態様は、演出の仕様に応じて変化するものである。
当否判定結果が大当たりとなった場合には、大入賞領域906が開放される大当たり遊技が実行される。大当たり遊技自体は公知であるため詳細な説明を省略する。なお、いわゆる小当たりを経由に大当たりを獲得することができる遊技性としてもよい。
2)仕様変更
本実施形態にかかる遊技機1は、演出の仕様を変更する(切り替える)ことが可能なものである。遊技機を設置する遊技店側の視点でいえば、遊技機の交換(遊技盤ユニットのみの交換を含む)を行うことなく、別の演出を実行することが可能な遊技機に変更することが可能なものであるといえる。
本実施形態にかかる遊技機1は、演出の仕様を変更する(切り替える)ことが可能なものである。遊技機を設置する遊技店側の視点でいえば、遊技機の交換(遊技盤ユニットのみの交換を含む)を行うことなく、別の演出を実行することが可能な遊技機に変更することが可能なものであるといえる。
本実施形態にかかる遊技機1は、演出の仕様を、仕様Aと仕様Bの一方から他方に変更することが可能なもの(仕様を変更する仕様変更手段を備えるもの)である。本実施形態では、仕様変更手段(仕様変更を実行する回路)は演出を制御するサブ制御基板30(サブ制御回路)に設けられている(図3(a)参照)が、その他の箇所に設けられた構成としてもよい。当該本実施形態では、仕様Aと仕様Bとでは、少なくとも、報知演出を構成する演出として発生しうる特定演出(図3(b)参照)の態様が異なるものとなる。以下の説明においては、仕様Aが設定されているときの特定演出を特定演出A(図3(b-1)参照)と、仕様Bが設定されているときの特定演出を特定演出B(図3(b-2)参照)と称する。
特定演出は、報知演出の一部として発生するものであり、後述する態様を有するものであればよい。本実施形態における特定演出は、いわゆるチャンスアップ演出である。ある報知演出にて特定演出が発生しなかった場合よりも、特定演出が発生した場合の方が、当該ある報知演出に対応する当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(大当たり信頼度)が高くなるというものである。特定演出の発生は、遊技者にとって有利な事象であるということができる。特定演出Aと特定演出Bの大当たり信頼度は同じである。また、特定演出Aと特定演出Bの演出に要する時間(演出時間)は同じである。当否抽選結果(当否)を踏まえて、特定演出が発生するか否かが抽選により決定されるところ、特定演出が発生する確率(契機)は仕様Aおよび仕様Bのいずれが設定されている場合でも同じである。つまり、当否抽選結果を踏まえて特定演出が実行されることが決定された場合、仕様Aが設定されていれば特定演出Aが発生し、仕様Bが設定されていれば特定演出Bが発生するものとされる。当然であるが、一の報知演出にて特定演出Aと特定演出Bの両方が発生することはない。
当該特定演出は、所定のキャラクタを含む演出画像50(カットイン画像)が表示される演出である。特定演出AはキャラクタAを含む演出画像50A(図3(b-1)参照)が、特定演出BはキャラクタB(キャラクタAとは異なるキャラクタであることを遊技者が認識できるものとされる)を含む演出画像50B(図3(b-2)参照)が表示されるものである。このように、仕様Aが設定されているか仕様Bが設定されているかに応じ、特定演出が発生するときには異なる演出作用が奏されることとなる。
仕様A(特定演出A)に関するデータおよび仕様B(特定演出B)に関するデータは、いずれも演出を制御する基板(回路)であるサブ制御基板30(サブ制御回路)の記憶手段(例えばROM)に記憶されている(図3(a)参照)。サブ制御基板30は、現在の仕様に応じて用いるデータを切り替えることになる。仕様が変更されても、主制御基板20(主制御回路)による制御態様は変更されない。主制御基板20は、当否判定(大当たり抽選)を行う当否判定手段を備えるものである(図3(a)参照)ところ、仕様変更を行っても大当たり確率等は変化しないということである。また、主制御基板20は、当否判定結果を踏まえて報知演出の時間(変動時間)を決める変動パターン決定手段を備える(図3(a)参照)ものであるところ、仕様変更を行っても変動時間の平均は変化しないということである。より具体的には、遊技者の利益((時間当たりの)出玉率)に関係する要素は変化しないということである(あくまで、実行される演出が変化するだけである)。ただし、仕様変更を行うことで大当たり確率等の遊技者の利益に関係する事項も変化する構成とすることを否定するわけではない。
本実施形態では、遊技機1に設けられた装飾部材60(本実施形態では、表示領域911の右側に位置するように設けられている(図1、図4(b)参照))の態様に基づき、仕様Aおよび仕様Bのいずれかを設定する。装飾部材60は、遊技機1に設けられたいわゆる役物である。本実施形態における装飾部材60は、動かないように遊技機1の本体(筐体)側に固定されたものである。本実施形態では、装飾部材60として、装飾部材60A(図4(a-1)参照)または装飾部材60B(図4(a-2)参照)のいずれかが所定位置に設けられる(装飾部材60を取り替え可能である)。装飾部材60Aが設けられているときには仕様Aが、装飾部材60Bが設けられているときには仕様Bが設定される。具体的には以下の通りである。
装飾部材60Aおよび装飾部材60Bは、形状が同じであり、表面に施された装飾の少なくとも一部が異なるものである。各装飾部材60の取付構造はどのようなものであってもよいが、本実施形態では各装飾部材60の形状が同じであることを利用した(形状が同じであることを前提とした)ものとされる。つまり、形状が同じであるから、ビス等の接続部材を用いる位置(遊技機1の本体側に接続される箇所)を同じとすることができる。本実施形態における各装飾部材60は、形状が同じである本体部分61に対し、印刷やシールの貼付にて装飾62が施されたものである(図4(a)参照)。当該装飾がキャラクタAを表したものが装飾部材60A(図4(a-1)参照)であり、キャラクタBを表したものが装飾部材60B(図4(a-2)参照)である。
装飾部材60Aと装飾部材60Bの所定部位(形状が同じであり、同じ箇所に設置される両装飾部材60の同じ箇所)を比較した場合、「色」が異なる(なお、各図においては、当該色を文字により表す)。本実施形態では、装飾部材60Aの所定部位は赤色を呈し、装飾部材60Bの所定部位は青色を呈する。当該所定部位の色を判別情報として読み取ることが可能なセンサ40(読取手段)が設けられている(図4(b)参照)。より具体的には、所定部位の色の違いを区別することができればよい。なお、当該センサ40による誤検知を防止するため、装飾部材60Aと装飾部材60Bの所定部位の色は同系色でないことが好ましい。
装飾部材60Aと装飾部材60Bの形状は同じであり、所定部位は同じ箇所であるから、センサ40は当該所定部位が検出部位として設定されるような位置に設けられていればよい。誤検知を防止するため、センサ40はその検出範囲に遊技者が手等を差し入れることができないような位置(遊技者が視認できないような位置)に設けられていることが好ましい。サブ制御基板30は、センサ40によって取得された判別情報を取得し、それに応じた仕様を設定する(図3(a)参照)。センサ40により、所定部位が赤色である(判別情報Aである)と判断された場合には、装飾部材60Aが設置されているということであるから、仕様Aを設定する。一方、センサ40により所定部位が青色である(判別情報Aとは異なる判別情報Bである)と判断された場合には、装飾部材60Bが設置されているということであるから、仕様Bを設定する。
このように、本実施形態では、設置された装飾部材60に応じた演出の仕様が設定されることになる。換言すれば、装飾部材60を変更する(取り替える)だけで、演出の仕様を変更することができる。
また、本実施形態では、仕様Aが設定されているときにはキャラクタAを含む演出画像50Aが表示される特定演出A(図3(b-1)参照)が、仕様Bが設定されているときにはキャラクタBを含む演出画像50Bが表示される特定演出B(図3(b-2)参照)が実行される。ここで、各演出画像50が含むキャラクタの所定部位に相当する部分の色は、装飾部材60の所定部位に相当する部分の色に対応したものとされる。例えば、装飾部材60として表される各キャラクタの上半身の洋服の一部が所定部位として設定されているとする(装飾部材60Aが表すキャラクタAが赤の洋服(図4(a-1)参照)を、装飾部材60Bが表すキャラクタBが青の洋服(図4(a-2)参照)を着ているとする)と、演出画像50Aに含まれるキャラクタAは洋服が赤であり(図3(b-1)参照)、演出画像50Bに含まれるキャラクタBは洋服が青である(図3(b-2)参照)ものとされる。
このようにすることで、装飾部材60に対応した演出(特定演出)が実行されていることが分かりやすいものとなる。
なお、本実施形態は、設定可能な仕様が二種類(仕様A、B)であるが、三種類以上の仕様が設定された構成としてもよい。この場合には、設置(取り替え)可能な装飾部材60を三種類以上(設定可能な仕様と同数)用意すればよい。
3)上記実施形態にかかる遊技機1を改良、変形、具体化等した具体例を以下に示す。なお、可能な限りにおいて、以下の具体例にて説明する事項を複数組み合わせて適用した構成としてもよい。
○第一具体例
各仕様が設定されているときに実行される報知演出を構成する演出(他の仕様が設定されている場合に実行されない演出)として、上記特定演出以外の演出が実行されるようにしてもよい。当該演出は、各装飾部材60に対応したものでなくてもよい。つまり、各仕様が設定されているときにおいてのみ発生しうる独自の演出として、各装飾部材60(上記実施形態に即して言えばキャラクタ)が表示されるものではない演出が発生するようにしてもよい。このようにしても、装飾部材60を取り替えるだけで演出の仕様を変更することができる。
各仕様が設定されているときに実行される報知演出を構成する演出(他の仕様が設定されている場合に実行されない演出)として、上記特定演出以外の演出が実行されるようにしてもよい。当該演出は、各装飾部材60に対応したものでなくてもよい。つまり、各仕様が設定されているときにおいてのみ発生しうる独自の演出として、各装飾部材60(上記実施形態に即して言えばキャラクタ)が表示されるものではない演出が発生するようにしてもよい。このようにしても、装飾部材60を取り替えるだけで演出の仕様を変更することができる。
○第二具体例
上記実施形態では、装飾部材60の所定部位の色をセンサ40により読み取ることで、いずれの装飾部材60が設置されているかを判別し、それに応じた仕様を設定することを説明したが、センサ40により読み取られる情報は「色」に限られるものではない。例えば、センサ40を磁気センサとし、装飾部材60の所定部位に埋め込まれた磁性体(装飾部材60の種類毎に異なるものとされる)を読み取ることで装飾部材60の種類が判別されるようにすることが考えられる。各種装飾部材60の形状が同じであることが保たれるのであれば、磁性体の埋設方法はどのようなものであってもよい。なお、センサ40により読み取られる情報を複数種類設定してもよい。例えば、上記実施形態にて説明した「色」情報と本例のような「磁気」情報の両方を読み取ることで、装飾部材60の種類を判別するようにしてもよい。このようにすることで、装飾部材60の種類の判別の確度が高くなる。
上記実施形態では、装飾部材60の所定部位の色をセンサ40により読み取ることで、いずれの装飾部材60が設置されているかを判別し、それに応じた仕様を設定することを説明したが、センサ40により読み取られる情報は「色」に限られるものではない。例えば、センサ40を磁気センサとし、装飾部材60の所定部位に埋め込まれた磁性体(装飾部材60の種類毎に異なるものとされる)を読み取ることで装飾部材60の種類が判別されるようにすることが考えられる。各種装飾部材60の形状が同じであることが保たれるのであれば、磁性体の埋設方法はどのようなものであってもよい。なお、センサ40により読み取られる情報を複数種類設定してもよい。例えば、上記実施形態にて説明した「色」情報と本例のような「磁気」情報の両方を読み取ることで、装飾部材60の種類を判別するようにしてもよい。このようにすることで、装飾部材60の種類の判別の確度が高くなる。
○第三具体例
各装飾部材60の形状を異ならせ、当該形状の違いを判別することで、装飾部材60の種類に応じた仕様が設定されるものとする。
各装飾部材60の形状を異ならせ、当該形状の違いを判別することで、装飾部材60の種類に応じた仕様が設定されるものとする。
装飾部材60の形状の違いの判別方法としては種々考えられる。例えば、形状が異なる装飾部材60Aと装飾部材60Bに関し、装飾部材60Aが設置されているときには当該装飾部材60Aがセンサにより検出される(装飾部材60Aの少なくとも一部がセンサの検出範囲に入り込む)ものの、装飾部材60Bが設置されているときには当該装飾部材60Bはセンサにより検出されない(装飾部材60Bの全部がセンサの検出範囲に入り込まない)ものとされるようにする。
別例として、装飾部材60の形状に応じてON/OFFされる物理スイッチ45(当該スイッチ45が設けられる位置は変化しない)を設けた構成としてもよい。例えば、装飾部材60Aが取り付けられた場合には当該スイッチ45が押圧されてONとなる一方、装飾部材60Bが取り付けられた場合には当該スイッチ45が押圧されずOFFとなる構成とする(図5参照)。設置可能な装飾部材60の種類の数を三種以上とするのであれば、当該スイッチ45の数を増加させればよい。つまり、設置可能な装飾部材60の種類の数に応じ、設置するスイッチ45の数を増減させればよい。
なお、現行の法令では、装飾部材60を形状が異なるものに変更する場合には、遊技機を設置するための申請(法令)を新たに行わなければならないため、それを踏まえると上記実施形態や第一具体例にて説明したように各装飾部材60の形状を一致させること(上述した「色」や「磁気」による判別とすること)が好ましいといえる。
○第四具体例
装飾部材60は動作するもの(可動役物)であってもよい。例えば、駆動機構にて動作させられるベースに対し、異なる態様の装飾部材60のうちのいずれかを固定することが可能である構成とする。原位置(常態における位置)と演出位置との間を動作する装飾部材60である場合には、原位置に位置する装飾部材60の所定部位(上記実施形態に即して言えば所定部位の色)がセンサ40により読み取られるものとする。装飾部材60を動作するものとする場合であっても、遊技しなければ装飾部材60は原位置に位置するのであるから、原位置に位置する装飾部材60の所定部位を読み取ることができる位置にセンサ40を設ければよい。
装飾部材60は動作するもの(可動役物)であってもよい。例えば、駆動機構にて動作させられるベースに対し、異なる態様の装飾部材60のうちのいずれかを固定することが可能である構成とする。原位置(常態における位置)と演出位置との間を動作する装飾部材60である場合には、原位置に位置する装飾部材60の所定部位(上記実施形態に即して言えば所定部位の色)がセンサ40により読み取られるものとする。装飾部材60を動作するものとする場合であっても、遊技しなければ装飾部材60は原位置に位置するのであるから、原位置に位置する装飾部材60の所定部位を読み取ることができる位置にセンサ40を設ければよい。
4)以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態にかかる遊技機1はぱちんこ遊技機であるが、回胴式遊技機等、その他の遊技機にも適用可能である。
5)上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
・手段1
装飾部材の態様に応じて演出の仕様を変更することが可能な遊技機であって、前記装飾部材に設けられる情報であって、当該装飾部材の態様に応じて異なる判別情報を読み取る読取手段と、前記読取手段に読み取られた前記判別情報に基づき、演出の仕様を変更する仕様変更手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
このようにすることで、装飾部材を変更することで演出の仕様変更を行うことができる。
装飾部材の態様に応じて演出の仕様を変更することが可能な遊技機であって、前記装飾部材に設けられる情報であって、当該装飾部材の態様に応じて異なる判別情報を読み取る読取手段と、前記読取手段に読み取られた前記判別情報に基づき、演出の仕様を変更する仕様変更手段と、を備えることを特徴とする遊技機。
このようにすることで、装飾部材を変更することで演出の仕様変更を行うことができる。
・手段2
前記装飾部材の所定部位の色が異なる場合、前記読取手段に読み取られる前記判別情報が異なるものとなることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
装飾部材の所定部位の色の違いにより、仕様が変更される構成とすることが考えられる。
前記装飾部材の所定部位の色が異なる場合、前記読取手段に読み取られる前記判別情報が異なるものとなることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
装飾部材の所定部位の色の違いにより、仕様が変更される構成とすることが考えられる。
・手段3
前記装飾部材を模した演出画像が表示される特定演出を実行することが可能であり、前記仕様変更手段は、前記演出画像における前記所定部位に相当する部分の色が、前記装飾部材における前記所定部位の色に対応したものとなるように前記特定演出の仕様を変更することを特徴とする手段2に記載の遊技機。
このようにすることで、特定演出(演出画像)が設置される装飾部材に対応したものとなる。
前記装飾部材を模した演出画像が表示される特定演出を実行することが可能であり、前記仕様変更手段は、前記演出画像における前記所定部位に相当する部分の色が、前記装飾部材における前記所定部位の色に対応したものとなるように前記特定演出の仕様を変更することを特徴とする手段2に記載の遊技機。
このようにすることで、特定演出(演出画像)が設置される装飾部材に対応したものとなる。
1 遊技機
40 センサ
50(50A、50B) 演出画像
60(60A、60B) 装飾部材
911 表示領域
91 表示装置
40 センサ
50(50A、50B) 演出画像
60(60A、60B) 装飾部材
911 表示領域
91 表示装置
Claims (3)
- 装飾部材の態様に応じて演出の仕様を変更することが可能な遊技機であって、
前記装飾部材に設けられる情報であって、当該装飾部材の態様に応じて異なる判別情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段に読み取られた前記判別情報に基づき、演出の仕様を変更する仕様変更手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記装飾部材の所定部位の色が異なる場合、前記読取手段に読み取られる前記判別情報が異なるものとなることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記装飾部材を模した演出画像が表示される特定演出を実行することが可能であり、
前記仕様変更手段は、前記演出画像における前記所定部位に相当する部分の色が、前記装飾部材における前記所定部位の色に対応したものとなるように前記特定演出の仕様を変更することを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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Citations (3)
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JP2006149547A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Aruze Corp | 遊技機 |
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