JP2022053070A - ブラインド - Google Patents

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Abstract

【課題】プーリの径方向サイズを増大させることなくプーリの回転速度を減速させる技術を提供する。【解決手段】操作コード361が巻取り及び巻解き可能に連結され、操作コード361の操作により回転されることにより遮蔽材を動作させる駆動軸に回転力を伝達可能なプーリ321と、操作コード361を巻き取る回転方向である巻き取り方向側の回転力をプーリに付勢する付勢部材と、プーリ321に対してプーリ321の回転軸方向に異なる位置に設けられプーリ321の巻き取り方向側の回転力を減速させるブレーキ機構370とを備えた。【選択図】図11

Description

本実施形態は、遮蔽材を有するブラインドに関する。
従来、この種のブラインドに関する技術として、操作コードを巻き取る方向に付勢するバネによるプーリの回転速度を減速するためのブレーキ部を、プーリを回転可能に支持する回転支持部とプーリの内周面との間に設けることによって、操作コードがバネの付勢力によって勢いよく上昇しながら跳ね上がってしまうことを抑止する技術が知られている。
特許第6704285号公報
しかしながら、上述の技術によれば、ブレーキ部がプーリの内周側に収容されるように設けられる構造であるため、プーリの径方向サイズが増大し、したがって、プーリを含む操作ユニットの上下及び前後方向のサイズが大きくなってしまう、という問題があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、プーリの径方向サイズを増大させることなくプーリの回転速度を減速させる技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、操作コードが巻取り及び巻解き可能に連結され、該操作コードの操作により回転されることにより遮蔽材を動作させる駆動軸に回転力を伝達可能なプーリと、前記操作コードを巻き取る回転方向である巻き取り方向側の回転力を前記プーリに付勢する付勢部材と、前記プーリに対して該プーリの回転軸方向に異なる位置に設けられ、前記プーリの前記巻き取り方向側の回転力を減速させるブレーキ機構とを備える。
本発明によれば、プーリの径方向サイズを増大させることなくプーリの回転速度を減速できる。
第1の実施形態に係るブラインドを示す正面図である。 第1の実施形態に係るヘッドボックスの内部構造を示す縦断面図である。 第1の実施形態に係るヘッドボックスの内部構造を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る操作コードが引かれない状態における図2のA-A線断面図である。 第1の実施形態に係る操作コードが引かれた状態における図2のA-A線断面図である。 第1の実施形態に係るスラットが下限に位置する状態におけるブラインドを示す側断面図である。 第1の実施形態に係る操作コードが引かれてスラットが上昇した状態におけるブラインドを示す側断面図である。 第1の実施形態に係る操作コードから手を離した状態におけるブラインドを示す側断面図である。 第1の実施形態に係る操作部材を回転させてスラットが傾動した状態におけるブラインドを示す側断面図である。 第1の実施形態に係るブレーキ機構の内部構造を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るブレーキ機構の内部構造を示す分解斜視図である。 第1の実施形態に係る非減速状態におけるブレーキ機構を示す側断面図である。 第1の実施形態に係る減速状態におけるブレーキ機構を示す側断面図である。 第2の実施形態に係る非減速状態におけるブレーキ機構を示す側断面図である。 第2の実施形態に係る減速状態におけるブレーキ機構を示す側断面図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明に係る第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態においては、遮蔽材としてスラットを備える横型ブラインドに本発明を適用した場合を例にとり説明を行う。なお、本実施形態においては、ブラインドが設けられた際の室内側の面を正面、室外側の面を背面、正面と背面とからなる方向を前後方向、ブラインドの長手方向を左右方向と称して以後説明を行う。また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(全体構成)
先ず、本実施形態に係るブラインドの全体構成について説明する。図1は、本実施形態に係るブラインドを示す正面図である。なお、この図においてはボトムレールが最下降位置まで下降され、スラットが水平、即ち全開状態にあるブラインドが示されている。また、図1においてはヘッドボックスのみ、その内部が示されている。
図1に示されるように、本実施形態に係るブラインド1は、ヘッドボックス2と、ヘッドボックス2内に設けられる操作ユニット3と、複数のスラット4と、ボトムレール5とを備える。
ヘッドボックス2は、複数のブラケット21を介して窓枠等に固定されており、両側面にヘッドボックスキャップ22が着脱自在に設けられている。ヘッドボックス2内には、第1駆動軸231及び第2駆動軸232と、3つの昇降ドラム241と、ここでは不図示の3つの回転ドラム242(図2参照)と、第1駆動軸231の回転を減速するブレーキ装置250と、第1駆動軸231の回転を拘束するストッパ装置260とが設けられている。
操作ユニット3は、ヘッドボックス2内の図1中右側に設けられており、ヘッドボックス2から垂下する操作部材36の一端と係合する。この操作部材36が操作者により操作されることにより、操作ユニット3は第1駆動軸231及び第2駆動軸232を回転駆動する。
スラット4は、ヘッドボックス2とボトムレール5との間において、上下方向に複数配置されるようラダーコード62により支持されている。ラダーコード62は、一端が回転ドラム242に連結されてヘッドボックス2から垂下すると共に、他端がボトムレール5に連結され、スラット4を挟むようにその前方及び後方に配されてスラット4を個別に支持している。したがって、回転ドラム242の回転に応じて前方及び後方のラダーコード62が互いに上下方向に沿って相対移動することにより傾動し、スラット4は全閉、水平(全開)、または反全閉状態等に回転する。
ボトムレール5は、昇降ドラム241に巻取り及び巻解き可能に一端が連結された昇降コード61の他端と連結することにより、ブラインド1の最下端に位置するように吊り下げ支持されている。したがって昇降コード61が昇降ドラム241により巻取り及び巻解きがなされることで昇降移動し、当該昇降移動により複数のスラット4が昇降することとなる。
(昇降ドラム及び回転ドラム)
次に、図2,3を用いて、上述した各ドラムの構成について説明する。図2,3は、それぞれ、ヘッドボックスの内部構造を示す縦断面図、斜視図である。
図2,3に示されるように、昇降ドラム241は、ヘッドボックス2内に設けられた昇降ドラム受け243に対して回転可能に収容されると共に、第1駆動軸231が貫通することにより当該第1駆動軸231と一体回転可能に連結されている。昇降ドラム受け243には、コード押さえ244が設けられており、当該コード押さえ244下方から昇降コード61が垂下するようにされている。以上の構成は3つの昇降ドラム241において同様であるが、図1に示されるように図中左側の昇降ドラム241についてはヘッドボックス2内の収容スペースの関係上、他の2つの昇降ドラム241とは逆向きに配置され、昇降コード61の巻方向も逆となっている。
第1駆動軸231の一端は操作ユニット3にまで達しており、後述する連動部材324に一体回転可能に連結されている。これにより連動部材324の回転に応じて第1駆動軸231を介して同方向に3つの昇降ドラム241が回転することとなる。
回転ドラム242は、昇降ドラム受け243に組付けられた回転ドラム受け246に対して回転可能に収容されると共に、第2駆動軸232が貫通することにより当該第2駆動軸232と一体回転可能に連結されている。第2駆動軸232の一端は操作ユニット3にまで達しており、後に詳述する出力ギア341に一体回転可能に連結されている。出力ギア341は操作部材36を操作者が回転操作した場合にその駆動力を第2駆動軸232に伝達するものであり、第2駆動軸232は当該駆動力に応じて回転し、同方向に3つの回転ドラム242が回転することとなる。
(操作ユニットの構成)
次に、図1~5を用いて、上述した操作ユニット3の構成について説明する。図4,5は、それぞれ、操作コードが引かれない状態、操作コードが引かれた状態における図2のA-A線断面図である。
操作ユニット3は、操作者により操作されることによって、ボトムレール5と共にスラット4を昇降動作させるとともに、スラット4を回転させるものである。操作ユニット3は、図2に示すように、ケース部材31a~31cが組み付けられることによって構成される本体ケース31を備える。また、操作ユニット3は、本体ケース31内にそれぞれ収容されるプーリ321、付勢部材としてのぜんまいバネ322(図4,5参照)、アダプタ323、第1駆動軸231と一体回転可能に接続された連動部材324、一方向の回転力のみを連動部材324に伝達するクラッチ機構、第2駆動軸232を回転駆動する傾動機構、及びプーリ321の回転を減速させるブレーキ機構370を備える。
プーリ321は、軸方向が左右方向を向くようにケース部材31aに設けられた固定軸311(図4,5参照)に対して相対回転可能に軸支され、紐状に形成された操作コード361が巻取り及び巻解き可能に略円筒状に形成される部材であって、プーリ321の外周面には操作コード361が連結される。
ぜんまいバネ322は、図4,5に示すように、直尺且つ板状に形成され、渦巻状に巻かれた弾性部材であり、その一端がプーリ321に連結されると共に、他端が固定軸311に連結され、操作コード361が巻き取られる巻取方向の付勢力をプーリ321に常時付与する。これにより、図4に示すようにぜんまいバネ322が比較的拡径された状態において操作コード361を操作者が引き下げると、図5に示すように操作コード361がプーリ321から巻き解かれると共にプーリ321が回転し、当該回転に応じてぜんまいバネ322が縮径される。
操作部材36は、図1,3に示すように、上述した操作コード361、コード止め362、中空の筒状に形成された操作棒363、中空の筒状に形成され、ヘッドボックス2内において回転可能に支持されるチルタ入力軸365、チルタ入力軸365と操作棒363とを連結するジョイント部364を備える。操作棒363、ジョイント部364、チルタ入力軸365は、ジョイント部364において折り曲げ可能であり、全体として略筒状に形成される長尺部材を構成する。
操作コード361は、上述したように一端がプーリ321に連結され、図3~5に示すように、他端がプーリ321から垂下すると共に、チルタ入力軸365、ジョイント部364、操作棒363に挿通されて、操作棒363の下端から露出され、コード止め362に連結される(図1参照)。操作コード361は巻取方向に付勢されるとともに、操作棒363の下端とコード止め362が当接するため、これ以上の操作コード361の巻取りが防止されている。なお、操作棒363下部は拡径され、操作部材36を操作者が操作する際に把持するための把持部となっており、コード止め362はこの把持部下端に当接することとなる。コード止め362を操作棒363から引き離すように引き下げた後に手を離すと、ぜんまいバネ322により操作コード361が巻き取られ、コード止め362と操作棒363とが再度当接した状態となる。
図3に示すように、チルタ入力軸365の上端部には所謂ウォームホイルである入力ギア366が設けられ、また、チルタ入力軸365は、回転可能に、且つ回転軸方向が鉛直方向に対して所定角度だけ前方に傾斜するように本体ケース31に支持される。入力ギア366は、本体ケース31内に回転可能に軸支される所謂ウォームギアである中間ギア342に噛み合っている。中間ギア342は、同じくウォームギアであり、第2駆動軸232と一体回転可能に本体ケース31内に軸支された出力ギア341と噛み合っている。入力ギア366、中間ギア342、出力ギア341により、傾動機構が構成される。
操作棒363は、その上端部がジョイント部364を介してチルタ入力軸365に一体回転可能に連結される。したがって、操作者によって、操作棒363に加えられた回転力は、傾動機構を介して第2駆動軸232へ伝達される。よって、操作者は、操作棒363を回転操作することによって、スラット4を回転させることができる。
(ブランドの動作)
操作ユニットによるブラインドの動作を説明する。図6~9は、それぞれ、スラットが下限に位置する状態、操作コードが引かれてスラットが上昇した状態、操作コードから手を離した状態、操作部材を回転させてスラットが傾動した状態におけるブラインドを示す側断面図である。
図6に示されるように、既にボトムレール5が最下降位置まで降下された状態において、図7に示されるように、操作者が操作部材36のコード止め362を引き下げると、操作コード361が巻き解かれてプーリ321が回転する。続いて、プーリ321の巻き解き方向の回転力は、ブレーキ機構370、アダプタ323を介してクラッチ機構に伝達される。クラッチ機構は、巻き解き方向の回転力のみを連動部材324に伝達するため、プーリ321の巻き解き方向の回転力は、第1駆動軸231に伝達され、第1駆動軸231と一体回転する昇降ドラム241が昇降コード61を巻き取ることにより、図7に示されるようにボトムレール5を引き上げてスラットを上昇させることができる。
操作者がコード止め362の引き下げ操作を止めると、第1駆動軸231はボトムレール5の自重で下降方向に回転しようとするが、ストッパ装置260(図1参照)が作動して回転を停止する。コード止め362を引いた状態において手を離すと、図8に示すように、ぜんまいバネ322の付勢力でプーリ321は巻き取り方向に回転し、操作コード361が巻き取られる。この際、この巻き取り方向の回転力は、クラッチ機構により連動部材324には伝達されないため、上昇したボトムレール5の位置は変わらない。操作者はこのような操作部材36のコード止め362の引き下げ操作を複数回繰り返すことにより、ボトムレール5と共にスラット4を最上昇位置まで上昇させることができる。なお、ぜんまいバネ322の付勢力によるプーリ321の回転は、後に詳述するブレーキ機構370によって減速される。
一方、上昇したスラット4及びボトムレール5を下降させるには、操作者がコード止め362を引き、若干量操作コード361を引き出した状態において手を離すことによって、第1駆動軸231を介してストッパ装置260の停止が解除され、スラット4及びボトムレール5が自重によって下降する。このとき、第1駆動軸231の回転を減速するブレーキ装置250の作用によって、スラット4及びボトムレール5は減速されながら自重降下する。
図9に示すように、操作部材36の操作棒363を一方向に回転させると、そのジョイント部364、チルタ入力軸365、及び入力ギア366が同一の回転量で回転し、入力ギア366に噛み合う中間ギア342に対して、その駆動力が伝達される。駆動力は中間ギア342を介して出力ギア341に伝達し、当該ギアに連結された第2駆動軸232が回転することとなる。この第2駆動軸232の回転に応じて回転ドラム242が回転し、ラダーコード62を巻き取ることにより、スラット4が傾動(回転)する。一方、操作棒363を逆方向に回転させると、上記とは逆方向に第2駆動軸232が回転し、スラット4が逆方向に傾動する。
(ブレーキ機構の構成及び動作)
本実施形態に係るブレーキ機構の構成及び動作について説明する。図10,11は、それぞれ、ブレーキ機構の内部構造を示す斜視図、分解斜視図である。図12,13は、それぞれ、非減速状態、減速状態におけるブレーキ機構を示す側断面図である。なお、図10においては、本体ケースの一部が切断された状態が示されている。
図10,11に示すように、ブレーキ機構370は、ロータ371と、2つのブレーキ部372とを備える。ロータ371は、プーリ321と一体回転可能に設けられるとともに、プーリ321に対して左右方向、即ちプーリ321の回転軸方向一方に突出するように且つ回転軸方向に所定距離に亘って形成される。また、ロータ371には、回転軸方向に直交する径方向に突出する2つの支持部371aが設けられ、支持部371aのそれぞれは、径方向に延在する首部と、この首部の先端に形成された頭部とを有する。頭部は、回転軸方向から見て略円形となるように形成されており、この頭部の直径は首部の厚みより大きくなっている。なお、ロータ371は、プーリ321と一体形成されるものとし、これによって、操作ユニット3の部品数を低減させることができるとともに、耐久性を向上させることができる。
ブレーキ部372は、ロータ371の回転方向、即ち周方向に所定距離だけ延在するとともに、ロータ371の回転軸方向長さよりも短い長さに形成された部材である。ブレーキ部372における径内方向側には支持部371aの形状に合致する溝が形成される。ただし、ブレーキ部372の溝は、ブレーキ部372が支持部371aに組み付けられた際に首部と溝の壁面との間に僅かな隙間が生じるように形成される。また、ブレーキ部372の溝は、プーリ321の回転方向における巻き取り方向側に偏った位置に形成される。
ケース部材31bには、ブレーキ機構370の少なくとも一部を径外方向から覆うように収容する円筒部312が形成され、ブレーキ部372の径外方向側には、円筒部312の内周面に摺接可能なブレーキチップ373が設けられる。このブレーキチップ373は、摩擦係数が比較的大きい素材により形成されることが望ましく、このような素材として、熱可塑性エラストマー、合成ゴムのような弾性材が挙げられる。
図12に示すように、プーリ321が巻き解き方向に回転される場合には、ブレーキ部372が動作しないのに対し、プーリ321が巻き取り方向、即ちぜんまいバネ322による付勢方向に回転される場合には、図13に示すように、支持部371aの支持点を中心として、ブレーキ部372の遊端部が外方へ広がるように揺動する。これによって、ブレーキチップ373が円筒部312の内周面に当接し、付勢力によるプーリ321の回転が減速され、操作コード361は減速された状態でプーリ321に巻き取られ、延いては、操作コード361及びコード止め362の跳ね上がりが抑制される。
このようなブレーキ機構370によれば、ブレーキ機構370がプーリ321に対して、回転軸方向にオフセットされているため、ブレーキ機構370をプーリ321の内周に収容した場合と比較して、プーリ321の径を小さくすることができ、ひいては、ヘッドボックス2の上下方向及び前後方向のサイズを小さくすることができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係るブラインドの構成について説明する。図14,15は、それぞれ、本実施形態に係る非減速状態、減速状態におけるブレーキ機構を示す側断面図である。
図14,15に示すように、本実施形態に係るブラインドは、操作ユニット3がブレーキ機構370に替えてブレーキ機構380を備える点、また、ブレーキ機構380が収容される空間が液体を充填可能に密閉されるように本体ケース31が形成される点において、第1の実施形態とは異なる。
ブレーキ機構380は、オイルOが充填された空間内に収容されるように設けられ、ロータ381と、2つのブレーキ部382とを有する。ロータ381は、プーリ321の回転軸方向に延在するとともに円柱状に形成され、プーリ321と一体形成されて設けられる。ブレーキ部382は、プーリ321の回転軸方向に直行する径方向に突出するように設けられ、回転方向における巻き解き方向側に第1面が形成されるとともに、回転方向における巻き取り方向側、即ちぜんまいバネ322による付勢方向側に第2面が形成される。
第1面は巻き解き方向に回転された際にオイルOに対する抵抗が比較的小さくなるように形成され、第2面は巻き取り方向に回転された際にオイルOに対する抵抗が比較的大きくなるように形成される。本実施形態においては、第1面が回転方向に対して径内方向側が巻き解き方向側に突出するように傾斜された傾斜曲面として形成され、第2面が回転方向に直行する平面として形成される。
このようなブレーキ機構380によれば、図14,15に示すように、プーリ321が巻き解き方向に回転される場合には、ブレーキ部382においてオイルOの抵抗が比較的小さいために制動力が生じず、一方、プーリ321が巻き取り方向に回転される場合には、ブレーキ部382においてオイルの抵抗が比較的大きいために制動力が生じてプーリ321の回転が減速される。
また、ブレーキ機構380によれば、構成部材同士を接触させることなくプーリ321の回転を減速させることができるため、減速時の騒音を低減させることができる。なお、ブレーキ機構380が収容される空間内には、オイルO以外の流体を充填しても良い。
本発明は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
1 ブラインド
4 スラット(遮蔽材)
321 プーリ
361 操作コード
370,380 ブレーキ機構

Claims (4)

  1. 操作コードが巻取り及び巻解き可能に連結され、該操作コードの操作により回転されることにより遮蔽材を動作させる駆動軸に回転力を伝達可能なプーリと、
    前記操作コードを巻き取る回転方向である巻き取り方向側の回転力を前記プーリに付勢する付勢部材と、
    前記プーリに対して該プーリの回転軸方向に異なる位置に設けられ、前記プーリの前記巻き取り方向側の回転力を減速させるブレーキ機構と
    を備えるブラインド。
  2. 前記ブレーキ機構は、前記プーリに対して前記回転軸方向に突出し、前記プーリと一体回転するように形成されたロータと、該ロータに設けられた支持部により支持され、該支持部を支点として前記巻き取り方向側の回転力によって前記プーリの径外方向に揺動可能に形成されたブレーキ部とを有し、
    前記ブレーキ部は、前記ブレーキ機構を収容する壁部に摺接可能に揺動することを特徴とする請求項1に記載のブラインド。
  3. 前記ブレーキ機構は、前記プーリに対して前記回転軸方向に突出し、前記プーリと一体回転するように形成されたロータと、該ロータに対して径外方向に突出するように形成されたブレーキ部とを有し、
    前記ブレーキ機構を収容する収容空間には流体が充填され、
    前記ブレーキ部は、前記巻き取り方向側に前記プーリが回転された場合の前記流体の抵抗が、前記プーリが前記操作コードを巻き解く回転方向である巻き解き側に前記プーリが回転された場合よりも大きくなるように形成されることを特徴とする請求項1に記載のブラインド。
  4. 前記ロータは、前記プーリと一体形成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のブラインド。
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