JP2022051412A - サーバ装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】産直販売の利用機会を向上させることが可能なサーバ装置及びプログラムを提供する。【解決手段】消費者が購入する商品又は購入した商品の品種が記録された購買情報に基づいて、前記消費者の購買傾向を分析する分析手段と、農作物の産直販売を行う各サイトのアドレスと、当該サイトで販売される農作物の品種とを関連付けた候補リストの中から、前記分析手段で分析された前記購買傾向に対応する農作物を選定する選定手段と、前記選定手段で選定された農作物を販売する前記サイトのアドレスを含んだ産直情報を、前記消費者に提供する提供手段と、を備える。【選択図】図10

Description

本発明の実施形態は、サーバ装置及びプログラムに関する。
従来、生鮮野菜や果物等の農産物の販売方法として、生産者から出荷された農産物を卸売市場や小売店を経由して消費者に販売する方法が行われている。
また、近年では、生産者が生産している農産物の情報をホームページ等のウェブサイトに掲載し、消費者から農作物の注文をオンラインで受け付けることで、生産者から消費者に直接農作物を販売する「産直販売」と呼ばれる販売方式も存在している。産直販売では、消費者は一般の店舗では扱われない農作物を購入できる等の利点がある。また、生産者にとっても生産数や出荷数の予測が立てやすいため、他品種の農作物を少量生産できる等の利点がある。
しかしながら、産直販売では、所望の農作物を販売するウェブサイトを探す手間が発生するため、インターネットに不慣れな消費者や農産物の購入に関心の低い消費者にとっては馴染みが薄く、産直販売のサービスそのものを知らない消費者も多い。そのため、産直販売の利用機会を向上させることが可能な技術が望まれている。
本発明が解決しようとする課題は、産直販売の利用機会を向上させることが可能なサーバ装置及びプログラムを提供することである。
実施形態のサーバ装置は、分析手段と、選定手段と、提供手段とを備える。分析手段は、消費者が購入する商品又は購入した商品の品種が記録された購買情報に基づいて、前記消費者の購買傾向を分析する。選定手段は、農作物の産直販売を行う各サイトのアドレスと、当該サイトで販売される農作物の品種とを関連付けた候補リストの中から、前記分析手段で分析された前記購買傾向に対応する農作物を選定する。提供手段は、前記選定手段で選定された農作物を販売する前記サイトのアドレスを含んだ産直情報を、前記消費者に提供する。
図1は、実施形態にかかる販売支援システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係るPOS端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るWebサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る消費者端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る消費者管理DBのデータ構成の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る店舗管理DBのデータ構成の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る生産者管理DBのデータ構成の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る購買履歴DBのデータ構成の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係るサーバ装置の機能構成の一例を示す図である。 図11は、実施形態のサーバ装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態にかかる販売支援システムの構成例を示す図である。図1に示すように、販売支援システム1は、POS(Point of Sales)端末10と、Webサーバ20と、消費者端末30と、サーバ装置40とを有する。POS端末10、Webサーバ20、消費者端末30及びサーバ装置40は、インターネットや携帯電話回線網等のネットワークNを介して通信可能に接続される。
POS端末10は、商品販売データ処理を実行する商品販売データ処理装置である。POS端末10は、店舗SPの各々に設けられる。POS端末10は、店員等のオペレータによって操作され、店舗SP内で販売される商品の売上登録と決済処理とを実行する。
具体的には、POS端末10は、バーコード等のコードシンボルを読み取るコード読取部15(図2参照)を備え、このコード読取部15を介して、商品に付されたコードシンボルから当該商品を識別可能な商品IDを読み取る。また、POS端末10は、各商品の商品IDに関連付けて商品名や品種、価格等の商品情報が記憶された商品マスタ171(図2参照)を参照し、読取装置を介して読み取った商品IDに対応する商品情報を特定する。そして、POS端末10の制御部11(図2参照)は、読み取った商品IDや、当該商品IDに対応する商品情報をRAM(Read Only Memory)等に一時記憶することで、消費者が1購入する各商品の売上登録を行う。
また、POS端末10の制御部11は、売上登録の完了を指示する操作を受け付けると、それまでに売上登録された各商品の商品情報に基づいて、消費者が購入する商品の合計金額を算出する。そして、POS端末10の制御部11は、消費者が支払った支払金額で商品を精算する決済処理を実行する。
また。POS端末10の制御部11は、1取引分の売上登録及び決済処理が完了すると、その取引内容を示したデータ(以下、購買情報ともいう)を生成し、当該購買情報を図示しないプリンタ装置で印字させることで紙レシートを出力する。例えば、購買情報は、登録された商品の商品ID,商品名、品種、価格等の他、商品の合計金額、支払金額、釣り銭金額等を含む。なお、1取引とは、一人の消費者に対して商品の売上登録及び決済処理が行われる期間を意味する。
また、POS端末10の制御部11は、生成した購買情報をサーバ装置40に送信する。具体的には、POS端末10の制御部11は、一取引の間に消費者を識別する消費者IDが入力されると、決済処理の完了後に、入力された消費者IDと生成した購買情報とをサーバ装置40に送信する。なお、この場合、POS端末10は、紙レシートを出力してもよいし、出力しなくてもよい。例えば、後述するように、購買情報が電子レシートの形態で消費者に提供される場合、POS端末10の制御部11は、紙レシートの出力を抑制してもよい。
ここで、POS端末10に対する消費者IDの入力方法は特に問わず、種々の方法を採用することが可能である。一例として、消費者IDを表すコードシンボルを消費者端末30の表示画面に表示させ、POS端末10が、当該コードシンボルを上述した読取装置で読み取ることで入力を行ってもよい。
また、サーバ装置40に送信する購買情報は、例えば、自己の店舗SPを識別する識別情報(後述する店舗ID)や、取引が行われた日時(取引日時)を示す日時情報等を含んでもよい。また、サーバ装置40に送信する購買情報は、紙レシートに印字する内容と同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、サーバ装置40に送信する購買情報には、決済処置の内容を含めず、売上登録の内容(登録された商品の商品ID,商品名、品種、価格等)としてもよい。
また、本実施形態では、POS端末10からサーバ装置40に直接送信する構成としたが、これに限らず、店舗SPに設けられた店舗サーバ等を介して送信してもよい。この場合、店舗サーバは、自己の店舗SPに設けられたPOS端末10の各々から消費者IDと購買情報との組を収集し、所定のタイミングでサーバ装置40に一括送信する構成としてもよい。
Webサーバ20は、生鮮野菜や果物等の農産物を生産する生産者が運営する産直販売サイトSTに設けられる、Webサーバやアプリケーションサーバ等のサーバ装置である。Webサーバ20は、農作物に関する情報を閲覧可能に提供するとともに、当該農作物の注文を行うことが可能なサービスを提供する。
消費者端末30は、消費者が使用する端末装置である。消費者端末30は、例えば、消費者自身が所持するスマートフォンやタブレット端末等の携帯型の端末装置を用いることができる。
サーバ装置40は、販売支援システム1の主となる情報処理装置である。サーバ装置40は、ネットワークNを介して、店舗SP(POS端末10)の各々や、産直販売サイトST(Webサーバ20)の各々、消費者端末30の各々と通信可能に接続される。
サーバ装置40は、店舗SPにおいて消費者が購入した商品の購入情報を収集し、収集した購入情報を購入履歴として管理する。また、サーバ装置40は、各消費者の購入履歴に基づいて、産直販売サイトSTで販売される生産物の案内を消費者に対して行う。
次に、本実施形態の販売支援システム1を構築する主要な装置の構成について説明する。
まず、図2を参照して、POS端末10の構成について説明する。図2は、POS端末10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、POS端末10は、各種演算やPOS端末10の各部を統括的に制御する制御部11を備えている。
制御部11は、プロセッサの一例であるCPU(Central Processing Unit)、各種プログラムやデータを記憶するROM(Read Only Memory)、プログラムや各種データを展開するためのワークスペースであるRAM(Random Access Memory)等によって構成されるコンピュータである。
また、制御部11は、バス等を介して操作部12、プリンタ13、表示部14、コード読取部15、通信部16、及び記憶部17等に接続される。
操作部12は、オペレータが操作入力を行うための各種の操作キーを有している。操作キーとしては、例えば、数値を入力するための置数キー、所定の項目を選択するためのカーソルキーや選択決定キー、商品の合計出力を指示する小計キー、売上登録の完了と決済処理の開始とを宣言する締めキー等が設けられる。プリンタ13は、レシートやジャーナル等の印字を行うプリンタ装置である。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイ等であり、売上登録された商品の商品名、品種、価格、合計金額、釣銭額等の各種情報を表示する。なお、表示部14をタッチパネル構成としてもよく、この場合、タッチパネルは操作部12として機能する。
コード読取部15は、バーコードや二次元コード等のコードシンボルを光学的に読み取るスキャナ装置である。コード読取部15は、例えば、商品に付されたコードシンボルや、消費者端末30に表示されたコードシンボル等を読み取り、当該コードシンボルに保持された情報を制御部11に出力する。なお、商品に付されたコードシンボルには、その商品を特定するための商品ID等が保持されているとする。また、消費者端末30に表示されるコードシンボルには、消費者を特定するための消費者ID等が保持されているとする。
通信部16は、ネットワークNに接続することが可能な通信インタフェースである。通信部16は、ネットワークNに接続することで、サーバ装置40等の外部装置との間で各種情報を送受信する。
記憶部17は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。記憶部17は、売上登録や決済処理等の各種処理を実行するためのプログラムや設定情報を記憶する。また、記憶部17は、商品マスタ171等のデータを記憶する。商品マスタ171は、店舗で販売される各商品の商品IDと、商品名、品種、価格等の商品情報と関連付けて格納する。
上記構成のPOS端末10において、制御部11は、上述した売上登録や決済処理等の処理を実行する。また、制御部11は、取引毎に購買情報を消費者IDとともにサーバ装置40に送信する。
次に、図3を参照して、Webサーバ20の構成について説明する。図3は、Webサーバ20のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、Webサーバ20は、各種演算やWebサーバ20の各部を統括的に制御する制御部21を備えている。
制御部21は、プロセッサの一例であるCPU、各種プログラムやデータを記憶するROM、プログラムや各種データを展開するためのワークスペースであるRAM等によって構成されるコンピュータである。
また、制御部21は、バス等を介して操作部22、表示部23、通信部24、及び記憶部25等に接続される。
操作部22は、オペレータが操作入力を行うためのキーボードやマウス等の入力デバイスを有している。表示部23は、例えば液晶ディスプレイ等であり各種情報を表示する。なお、表示部23をタッチパネル構成としてもよく、この場合、タッチパネルは操作部22として機能する。
通信部24は、ネットワークNに接続することが可能な通信インタフェースである。通信部24は、ネットワークNに接続することで、消費者端末30やサーバ装置40等の外部装置との間で各種情報を送受信する。
記憶部25は、例えばHDDやSSD等の記憶装置である。記憶部25は、Webサーバ機能やアプリケーションサーバ機能等を実現するためのプログラムや設定情報を記憶する。また、記憶部25は、Webコンテンツ251等のデータを記憶する。Webコンテンツ251は、自己の産直販売サイトSTで販売される農産物に関する情報や、当該農産物の販売に係る情報を保持する。
上記構成のWebサーバ20において、制御部21は、自己の産直販売サイトSTで販売する農作物を購入することがWebサービスを提供する。具体的には、制御部21は、Webコンテンツ251に基づいて、自己の産直販売サイトSTで販売する農作物を購入可能なWebページ(以下、販売ページともいう)を生成し、ネットワークN上に公開する。販売ページは、例えばURL(Uniform Resource Locator)によって公開及び管理され、制御部21は、公開したURL宛のアクセスを受け付けると、該当するWebページをアクセス元の装置に提供する。これにより、アクセス元の装置では、表示されたWebページに基づき、農作物の説明を閲覧したり、農作物を購入したりすることができる。
次に、図4を参照して、消費者端末30の構成について説明する。図4は、消費者端末30のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、消費者端末30は、各種演算や消費者端末30の各部を統括的に制御する制御部31を備えている。
制御部31は、プロセッサの一例であるCPU、各種プログラムやデータを記憶するROM、プログラムや各種データを展開するためのワークスペースであるRAM等によって構成されるコンピュータである。
また、制御部31は、バス等を介して操作部32、表示部33、測位部34、通信部35、及び記憶部36等に接続される。
操作部32は、オペレータが操作入力を行うためのキーボードやマウス等の入力デバイスを有している。表示部33は、例えば液晶ディスプレイ等であり各種情報を表示する。なお、表示部33をタッチパネル構成としてもよく、この場合、タッチパネルは操作部32として機能する。
測位部34は、消費者端末30が存在する位置を計測する。測位部34は、例えばGPS(Global Positioning System)等の測位技術を用いた位置計測装置によって実現することができる。また、測位部34は、例えば、測位部34は、ビーコン測位、RFID(Radio Frequency Identifier)測位等の測位技術を利用した位置計測装置によって実現されてもよい。
後者の場合、例えば、店舗SP内に、ビーコン測位やRFID測位等の測位技術に対応したビーコン装置、RFIDタグ等を設けることで、消費者端末30がどの店舗に存在するかを計測(特定)することができる。また、後者の場合、店舗SP内に設けられた測位システムから、消費者端末30の位置情報と消費者IDとが、サーバ装置40に送信される構成としてもよい。
通信部35は、ネットワークNに接続することが可能な通信インタフェースである。通信部35は、ネットワークNに接続することで、Webサーバ20やサーバ装置40等の外部装置との間で各種情報を送受信する。
記憶部36は、例えばHDDやSSD等の記憶装置である。記憶部36は、Webブラウザ機能等を実現するためのプログラムや設定情報を記憶する。また、記憶部36は、自己の消費者端末30を操作する消費者の消費者ID361を記憶する。かかる消費者ID361は、制御部31の制御の下、例えば、コードシンボルにコード化された状態で表示部33に表示されたり、各種の情報とともに外部装置に送信されたりする。
上記構成の消費者端末30において、制御部31は、測位部34で計測された自己の消費者端末30の位置を示す位置情報と消費者IDとをサーバ装置40に送信する。また、制御部31は、サーバ装置40から提供される後述する産直情報を表示部33に表示し、当該産直情報で指示された産直販売サイトST(Webサーバ20)のURLにアクセスする等の制御を行う。
次に、図5を参照して、サーバ装置40の構成について説明する。図5は、サーバ装置40のハードウェア構成の一例を示す図である。図5に示すように、サーバ装置40は、各種演算やサーバ装置40の各部を統括的に制御する制御部41を備えている。
制御部41は、プロセッサの一例であるCPU、各種プログラムやデータを記憶するROM、プログラムや各種データを展開するためのワークスペースであるRAM等によって構成されるコンピュータである。
また、制御部41は、バス等を介して操作部42、表示部43、通信部44、及び記憶部45等に接続される。
操作部42は、オペレータが操作入力を行うためのキーボードやマウス等の入力デバイスを有している。表示部43は、例えば液晶ディスプレイ等であり各種情報を表示する。なお、表示部43をタッチパネル構成としてもよく、この場合、タッチパネルは操作部42として機能する。
通信部44は、ネットワークNに接続することが可能な通信インタフェースである。通信部44は、ネットワークNに接続することで、POS端末10やWebサーバ20、消費者端末30等の外部装置との間で各種情報を送受信する。
記憶部45は、例えばHDDやSSD等の記憶装置である。記憶部45は、後述する各種機能部を実現するためのプログラムや設定情報を記憶する。また、記憶部45は、消費者管理DB451、店舗管理DB452、生産者管理DB453、及び購買履歴DB454等を記憶する。
消費者管理DB451は、販売支援システム1を利用する消費者に関する情報を記憶し、管理するためのデータベースである。図6は、消費者管理DB451のデータ構成の一例を示す図である。図6に示すように、消費者管理DB451は、消費者IDに関連付けて、氏名、年齢、性別及びアドレス等の情報を記憶する。
消費者IDは、消費者の各々を識別可能な識別情報である。消費者IDは、例えば、会員番号や電話番号等のユニークな情報を用いることができる。氏名、年齢及び性別は、消費者IDに対応する消費者の氏名、年齢、性別を示す情報である。アドレスは、メールアドレスやSNSサービスのID等、ネットワークN上での消費者(消費者端末30)の宛先を示す情報である。
なお、消費者管理DB451のデータ構成は、図6の例に限らないものとする。例えば、消費者IDに関連付けて、消費者IDの消費者の好みの食材や食品等を示した嗜好情報を記憶する構成としてもよい。また、例えば、消費者IDに関連付けて、消費者IDの消費者が食品アレルギーを引き起こす食材や食品等の原因物質(アレルゲン)を示したアレルゲン情報を記憶する構成としてもよい。
店舗管理DB452は、店舗SPに関する情報を記憶し、管理するためのデータベースである。図7は、店舗管理DB452のデータ構成の一例を示す図である。図7に示すように、店舗管理DB452は、店舗IDに関連付けて、店名、所在地、対象店舗等の情報を記憶する。
店舗IDは、店舗SPの各々を識別可能な識別情報である。店名は、店舗SPの店名や屋号を示す情報である、所在地は、店舗SPが存在する所在地を示す位置情報等である。なお、消費者端末30から送信される位置情報が、店舗IDや店名等のフォーマットで表される場合には、所在地は、そのフォーマットに対応した位置情報を保持するものとする。
対象店舗は、店舗IDに対応する店舗SPが、産直販売の販促支援に協力する店舗か否かを示す二値の情報(例えばYes、No)で表される。本実施形態では、対象店舗が「Yes」の店舗SPについては、当該店舗SPに来店した消費者に対し、後述する産直情報を提供する処理が行われる。また、対象店舗が「No」の店舗SPについては、当該店舗SPに来店した消費者に対する産直情報の提供は抑制される。
なお、対象店舗は、各店舗SPとの協議の上で設定することが好ましい。例えば、特定の期間や特定の時間帯のみ対象店舗を「Yes」とする等の制御を行ってもよい。また、対象店舗の設定による動作の切り替えは上記の例に限らず、任意に設定することができる。例えば、対象店舗が「No」の店舗SPについては、後述する購買履歴の参照を無効化する等してもよい。
生産者管理DB453は、候補リストの一例である。生産者管理DB453は、農作物を生産する生産者に関する情報を記憶し、管理するためのデータベースである。図8は、生産者管理DB453のデータ構成の一例を示す図である。図8に示すように、生産者管理DB453は、生産者IDに関連付けて、生産地域、商品名、品種、収穫時期、URL等の情報を記憶する。
生産者IDは、生産者(産直販売サイトST)の各々を識別可能な識別情報である。生産地域は、生産者が生産する農作物の生産地域を示す情報である。商品名は、農作物の名称を示す情報である。品種は、農作物の種類を示す情報である。収穫時期は、農作物の収穫が行われる時期を示す情報である。URLは、産直販売サイトSTのWebコンテンツ251が提供する販売サイトのURLを示すアドレス情報である。
なお、上記した生産地域、商品名、品種、収穫時期、及びURL等の情報は、生産者の各々から提供された情報を基に、生産者管理DB453に登録されるものとするが、販売ページに公開された内容を基に、制御部41が自動で取得する構成としてもよい。例えば、制御部41は、URLで指示される販売ページにアクセスし、当該販売ページに公開された商品名、品種、収穫時期等を基に、情報の登録(追加)や更新を行ってもよい。
購買履歴DB454は、各消費者の店舗SPでの購入履歴を記憶し、管理するためのデータベースである。図9は、購買履歴DB454のデータ構成の一例を示す図である。図9に示すように、購買履歴DB454は、消費者IDに関連付けて、購買情報等を記憶する。
ここで、消費者IDに関連付けられた購買情報は、消費者IDに対応する消費者が店舗SPで商品を購入した際の購買情報を意味する。消費者が、店舗SPで商品の購入を行う毎に、当該消費者の消費者IDに関連付けて、新たな購買情報が追加登録される。つまり、購買履歴DB454は、消費者がこれまでに購入した商品の購買履歴を記憶することになる。
ここで、購買情報は、上述したように、購入された各商品の商品ID,商品名、品種等の情報を含む。また、取引日時や取引が行われた店舗の店舗ID等の情報を含む。また、図9では、図示していないが、購買情報は、支払金額や釣銭金額等、決済処理に係る情報を含んでもよい。
次に、サーバ装置40の機能構成について説明する。図10は、サーバ装置40の機能構成の一例を示す図である。図10に示すように、サーバ装置40は、購買履歴管理部411と、消費者位置特定部412、来店判定部413と、分析処理部414と、産直情報提供部415とを機能部として備える。
上述したサーバ装置40の機能部の一部又は全ては、サーバ装置40のプロセッサ(例えばCPU)とメモリ(例えばROM、記憶部45)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、サーバ装置40の機能部の一部又は全ては、サーバ装置40に搭載された専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
購買履歴管理部411は、記憶制御手段の一例である。購買履歴管理部411は、各消費者の購買情報を、記憶装置の一例である購買履歴DB454に記憶する処理を行う。具体的には、購買履歴管理部411は、店舗SP(POS端末10)の各々から送信される購買情報(及び消費者ID)を受信し、受信した購買情報を、該当する消費者IDに関連付けて購買履歴DB454に記憶する。
消費者位置特定部412は、位置特定手段の一例である。消費者位置特定部412は。消費者端末30から送信される位置情報(及び消費者ID)に基づいて、消費者が存在する位置を特定する。なお、消費者端末30の位置情報が店舗SPから送信される構成の場合には、消費者位置特定部412は、店舗SPから送信される位置情報(及び消費者ID)に基づいて、当該消費者IDの消費者が存在する位置を特定する。
来店判定部413は、判定手段の一例である。来店判定部413は、消費者位置特定部412で特定された消費者の存在位置に基づき、消費者が何れかの店舗SPに来店したか否かを判定する。具体的には、来店判定部413は、消費者位置特定部412で特定された消費者の存在位置と、店舗管理DB452に登録された各店舗SPの所在地とを比較し、消費者の存在位置が、何れかの店舗SPの所在地に該当するか否かを判定する。そして、来店判定部413は、該当した店舗SPの店舗IDを、消費者位置特定部412で位置が特定された消費者(消費者ID)の来店先と判定する。
分析処理部414は、分析手段の一例である。分析処理部414は、来店判定部413で店舗SPに消費者が来店したことが判定された場合に、該当する消費者の消費者IDに関連付けられた購入履歴に基づいて、当該消費者の購買傾向を分析する。
具体的には、分析処理部414は、店舗SPに来店した消費者の消費者IDに関連付けて記憶された購入情報を参照し、購入情報に記録された各商品の商品名や品種、購入頻度、購入回数等に基づいて、消費者の購買傾向を分析する。なお、分析処理部414は、消費者IDに関連付けて記憶された購入情報の全てを用いて分析を行ってもよいし、来店が検知された店舗SPの店舗IDを含む購入情報の範囲で分析を行ってもよい。また、分析処理部414は、消費者IDに関連付けて記憶された購入情報のうち、店舗管理DB452の対象店舗に「Yes」が設定された店舗IDを含む購入情報の範囲で分析を行ってもよい。
ここで、分析方法は特に問わず、公知の技術等を用いてもよい。例えば、分析処理部414は、購入情報に記録された各商品の商品名や品種、購入頻度、購入回数等に基づいて、消費者の好みの食材(食品)や品種等を分析してもよい。
また、消費者管理DB451に、消費者の嗜好情報が登録されている場合には、分析処理部414は、嗜好情報をあわせて使用することで、消費者の好みの食材や品種を分析してもよい。また、消費者管理DB451に、消費者のアレルゲンに関する情報が登録されている場合には、分析処理部414は、アレルゲンに関係する食材や品種を忌避食材として導出する。
なお、分析処理部414は、店舗管理DB452を参照し、来店が検知された店舗SPの店舗IDの対象店舗が「No」に設定されている場合、上述した購買傾向の分析を抑制する。
産直情報提供部415は、選定手段及び提供手段の一例である。産直情報提供部415は、分析処理部414で分析された消費者の購買傾向に基づいて、生産者管理DB453に記憶された生産者の中から、消費者の購買傾向に対応する農作物を選定する。より具体的には、産直情報提供部415は、消費者の購買傾向に対応する農作物を生産する生産者の生産者IDを一又は複数選定する。
ここで、選定方法は特に問わず、公知の技術等を用いてもよい。例えば、産直情報提供部415は、分析処理部414で分析された消費者の好みの食材や品種に基づき、この食材や品種に対応する農作物の商品名や品種を絞り込み、該当する生産者IDを選定してもよい。なお、分析処理部414の分析結果に忌避食材が含まれる場合、産直情報提供部415は、この忌避食材に対応する農作物の商品名や品種を絞り込み対象から除外するものとする。
産直情報提供部415は、生産者IDを選定すると、その生産者IDに関連付けられたURLを少なくとも含む産直情報を生成し、当該産直情報を、店舗SPに来店した消費者(消費者ID)の消費者端末30に提供(送信)する。
なお、産直情報は、URL以外にも、その生産者IDに関連付けられた生産地域や、所品名、収穫時期等の情報を含むことが好ましい。また、産直情報は、産直販売の利用を案内するためのメッセージ等の情報を含んでもよい。
消費者端末30では産直情報を受信すると、制御部31が、産直情報を受信したことを報知するための処理を行い、消費者の操作等に応じて、産直情報に含まれた内容を表示部33に表示させる。そして、消費者端末30では、消費者の操作により表示部33に表示されたURLへのアクセスが指示されると、制御部31は、URLに対応する産直販売サイトST(Webサーバ20)にアクセスすることで、Webサーバ20から提供される販売ページを表示部33に表示させる。
これにより、サーバ装置40では、店舗SPに来店した消費者に、当該消費者の嗜好に応対した産直販売サイトSTへのアクセスを促すことができるため、産直販売の利用機会を向上させることができる。
以下、上述したサーバ装置40の動作例について説明する。
図11は、サーバ装置40が行う処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、購買履歴管理部411により取得された各消費者の購買履歴(購買情報)が、購買履歴DB454に記憶されているものとする。
まず、消費者位置特定部412は、消費者端末30(又は店舗SP)から送信される消費者IDと位置情報とに基づいて、消費者が存在する位置を特定する(ステップS11)。次いで、来店判定部413は、ステップS11で特定された消費者の位置と、店舗管理DB452に記憶された各店舗SPの所在地とを比較し、消費者が何れかの店舗SPに来店したか否かを判定する(ステップS12)。
ここで、ステップS11で特定された消費者の位置が、店舗管理DB452に記憶された何れの店舗SPの所在地にも該当しない場合(ステップS12;No)、来店判定部413は、本処理を終了する。
一方、ステップS11で特定された消費者の位置が、店舗管理DB452に記憶された店舗SPの所在地に該当した場合(ステップS12;Yes)、来店判定部413は、該当した所在地の店舗SP(店舗ID)を特定し、当該店舗SPに消費者が来店したと判定する。
続いて、分析処理部414は、店舗管理DB452を参照し、ステップS12で特定された店舗SPが対象店舗か否かを判定する(ステップS14)。ここで、ステップS12で特定された店舗SPが非対象店舗である場合(ステップS14;No)、分析処理部414は、本処理を終了する。
また、ステップS12で特定された店舗SPが対象店舗である場合(ステップS14;Yes)、分析処理部414は、当該店舗SPに来店した消費者の購買履歴(購買情報)を購買履歴DBから抽出する(ステップS15)。次いで、分析処理部414は、ステップS15で抽出した購買履歴に基づき、消費者の購買傾向を分析する(ステップS16)。
続いて、産直情報提供部415は、ステップS16の分析結果に基づき、消費者の購買傾向に対応した農作物や当該農作物を生産する生産者の生産者IDを、生産者管理DB453から選定する(ステップS17)。次いで、産直情報提供部415は、ステップS17で選定した農作物又は生産者IDに関連付けて記憶されたURL等の各種情報に基づき産直情報を生成する(ステップS18)。そして、産直情報提供部415は、生成した産直情報を、来店した消費者の消費者IDに対応する消費者端末30に提供し(ステップS19)、本処理を終了する。
なお、制御部41は、消費者端末30の各々から位置情報が送信される毎に、図11の処理を実行するものとするが、消費者が同一の店舗SPに滞在する間は、例えば、産直情報が一度のみ提供(送信)されるよう提供回数を制限することが好ましい。これにより、消費者が同一の店舗SPに滞在する間に、産直情報が重複して送信されてしまうことを防ぐことができるため、利便性の向上を図ることができる。
以上のように、本実施形態のサーバ装置40は、消費者が購入した商品の品種が記録された購買情報に基づいて当該消費者の購買傾向を分析し、購買傾向に対応する農作物を生産する生産者の生産者IDを、生産者管理DB453から選定する。そして、サーバ装置40は、選定した生産者IDに対応する産直販売サイトSTのURLを含んだ産直情報を、消費者に提供する。
これにより、消費者は、提供された産直情報のURLに基づき、産直販売サイトST(Webサーバ20)にアクセスすることで、自己の購買傾向に対応した農作物を生産・販売する産直販売サイトSTに容易にアクセスすることができる。また、消費者は、アクセスした産直販売サイトSTのWebサーバ20が提供される販売ページに基づき、農作物の購入を容易に行うことができる。したがって、サーバ装置40は、産直販売の利用機会を向上させることができる。
また、サーバ装置40は、店舗SPに来店した消費者に産直情報を提供することで、購入意欲の高まった消費者に、産直販売される農作物を勧めることができるため、産直販売の利用機会の更なる向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態は、上述した各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
上述の実施形態では、サーバ装置40は、消費者が店舗SPに来店したタイミングで産直情報を提供する例を説明したが、産直情報を提供するタイミングはこれに限定されない。
例えば、産直情報提供部415は、予め設定されたタイミングで、消費者管理DB451に登録された消費者の各々に産直情報を提供してもよい。また、産直情報提供部415は、消費者毎に設定されたタイミングで、当該消費者に産直情報を提供してもよい。なお、分析処理部414は、各消費者の購買傾向を予め分析しておく形態としてもよいし、産直情報の提供タイミングにあわせて提供対象の消費者の分析を開始する形態としてもよい。
また、例えば、産直情報提供部415は、購買履歴DB454に購買情報が登録されたタイミングで、当該購買情報に関連付けられた消費者の消費者端末30に産直情報を提供する形態としてもよい。この場合、産直情報提供部415は、新たに登録された購買情報を購買履歴DB454から読み出し、読み出した購買情報を産直情報とともに消費者に提供してもよい。また、この場合、産直情報提供部415は、購買情報を電子レシートとして提供してもよく、電子レシートに産直情報を付加して、或いは電子レシートに産直情報を含めて提供してもよい。
また、購買情報が登録されたタイミングで産直情報を提供する場合、産直情報提供部415は、購買情報を送信したPOS端末10に産直情報を提供(送信)することで、POS端末10が出力する紙レシートに産直情報の内容を含める形態としてもよい。この場合、例えば、産直情報のURLは、二次元コード等の形態で紙レシートに印字されてもよい。これにより、紙レシートを受け取った消費者は、紙レシートに印字されたURLを自身の消費者端末30で読み取らせる等することで、産直販売サイトST(Webサーバ20)へのアクセスを容易に行うことができる。
なお、分析処理部414は、購買履歴DB454への購買情報の登録に応じて、その購買情報に対応する消費者の分析を開始するものとするが、新たに登録された購買情報の範囲で分析を行ってもよいし、その消費者に関連付けられた全ての購買情報を用いて分析を行ってもよい。
また、例えば、産直情報提供部415は、消費者端末30からの要求に応じて産直情報を提供する形態としてもよい。具体的には、産直情報提供部415は、消費者端末30から産直情報を要求する指示情報を消費者IDとともに受け付けると、その消費者IDに係る産直情報を要求元の消費者(消費者端末30)に提供する。また、産直情報提供部415は、消費者IDに関連付けられた購買情報を購買履歴DB454から読み出し、読み出した購買情報を産直情報とともに消費者に提供してもよい。また、この場合、産直情報提供部415は、読み出した購買情報の各々を電子レシートとして提供してもよい。
なお、分析処理部414は、各消費者の購買傾向を予め分析しておく形態としてもよいし、要求を受けたタイミングで要求元の消費者の分析を開始する形態としてもよい。
本変形例のサーバ装置40によれば、様々なタイミングで産直情報を消費者に提供することができるため、産直販売の利用機会をより向上させることができる。
また、本変形例のサーバ装置40では、電子レシートともに産直情報を提供することができるため、産直販売の利用機会の向上を図るとともに、消費者の利便性を向上させることができる。
また、本変形例のサーバ装置40では、POS端末10が発行する紙レシートに産直情報を含めて提供することができるため、産直販売の利用機会の向上を図るとともに、消費者の利便性を向上させることができる。
(変形例2)
上述の実施形態(及び変形例1)では、消費者端末30を、消費者自身が所有するスマートフォンやタブレット端末等としたが、これに限らず、店舗SP内に設けられた端末装置であってもよい。例えば、消費者端末30は、消費者自身が売上登録や決済処理の操作を行うセミセルフ型のPOS端末やセルフ型のPOS端末であってもよい。また、消費者端末30は、ショッピングカートに取り付けられた売上登録装置(所謂カートPOS)等であってもよい。但し、何れの場合においても、消費者端末30を使用する消費者の消費者IDが、消費者端末30に入力され、当該消費者IDが1取引の間保持されるものとする。
これにより、消費者は、自己が所有する消費者端末30を使用しなくても、店舗SPに設けられたPOS端末やカートPOSを用いて、産直情報を受け取ることができる。したがって、本変形例によれば、上記実施形態と同様の効果を奏することができるとともに、消費者の負担を軽減化することができる。
(変形例3)
上述の実施形態では、消費者の購入履歴から導出した購入傾向を基に、生産者管理DB453から農産物(生産者ID)を選定する形態を説明したが、これに限らず、更なる絞り込み条件を設けてもよい。
例えば、産直情報提供部415は、分析処理部414の分析結果に基づき選定した農作物のうち、消費者が来店した店舗SPで販売されている商品と同一品種又は類似する品種を除いた残りの農作物を生産する生産者の生産者IDを選定してもよい。
これにより、サーバ装置40は、消費者が訪れた店舗SPで販売される商品と競合しない農産物を販売する産直販売サイトSTのURLを、産直情報として消費者に提供することができる。したがって、本変形例のサーバ装置40は、上述した実施形態と同様の効果を奏するとともに、店舗SPで購入される商品と、産直販売で購入される農作物との重複や競合を抑えることができる。
(変形例4)
上述の実施形態では、店舗SPと産直販売サイトSTとの関係を特段規定していないが、例えば、店舗SPと連携関係にある産直販売サイトSTとを予め対応付けておく形態としてもよい。これにより、例えば、産直情報提供部415は、消費者が訪れた店舗SPと連携関係にある産直販売サイトST(URL)で販売される農作物の中から、産直情報に係る農作物を選定する形態としてもよい。
また、産直販売サイトSTで販売された農作物の売上の一部を、連携関係にある店舗SPに還元するようなシステム構成としてもよい。
(変形例5)
上述の実施形態では、消費者が店舗SPに来店したこと、つまり消費者の位置が店舗SPの所在地に該当したことを条件に、当該消費者に産直情報を提供する例を説明した。しかしながら、産直情報を提供するトリガとなる場所は、店舗SPに限るものではない。
例えば、店舗SP以外の特定の場所(例えば、駅の所在地等)を別途設定しておくことで、消費者の位置がその特定の場所に該当したことを条件に、当該消費者に産直情報を提供することができる。また、産直情報を提供するトリガとなる場所は、消費者毎に個別に設定してもよい。これにより、例えば消費者が自宅にいる場合等を条件に、産直情報を提供することもできる。
(変形例6)
上述の実施形態では、サーバ装置40が、購入情報の管理機能と、産直情報の提供に係る機能とを備える形態としたが、両機能を別々の装置で実現する形態としてもよい。例えば、第1のサーバ装置が、購買履歴管理部411及び購買履歴DB454を備え、第2のサーバ装置が、消費者位置特定部412、来店判定部413、分析処理部414、産直情報提供部415、消費者管理DB451、店舗管理DB452、及び生産者管理DB453を備える構成としてもよい。
この場合、第1のサーバ装置では、購買履歴管理部411が、各店舗SPから送信された購買情報(及び消費者ID)を受信し、購買履歴DB454に登録する。また、第2のサーバ装置では、分析処理部414及び産直情報提供部415の各機能部が、購買履歴DB454を参照することで、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
更には、第2のサーバ装置から、消費者の位置検出に係る機能(消費者位置特定部412、来店判定部413、及び店舗管理DB452)を取り除き、当該機能を別の装置で実現する形態としてもよい。
なお、消費者管理DB451、店舗管理DB452、生産者管理DB453、及び購買履歴DB454は、サーバ装置が保持する形態としてもよいし、データベースサーバ等の他の装置が保持する形態としてもよい。
上述の実施形態及び変形例の各装置で実行されるプログラムは、ROMや記憶部等に予め組み込まれた状態で提供される。上述の実施形態及び変形例の各装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述の実施形態及び変形例の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態及び変形例の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
以上、本発明の実施形態及び変形例を説明したが、これらの実施形態やその変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態やその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 販売支援システム
10 POS端末
20 Webサーバ
30 消費者端末
40 サーバ装置
411 購買履歴管理部
412 消費者位置特定部
413 来店判定部
414 分析処理部
415 産直情報提供部
SP 店舗
ST 産直販売サイト
特開2003-223481号公報

Claims (6)

  1. 消費者が購入する商品又は購入した商品の品種が記録された購買情報に基づいて、前記消費者の購買傾向を分析する分析手段と、
    農作物の産直販売を行う各サイトのアドレスと、当該サイトで販売される農作物の品種とを関連付けた候補リストの中から、前記分析手段で分析された前記購買傾向に対応する農作物を選定する選定手段と、
    前記選定手段で選定された農作物を販売する前記サイトのアドレスを含んだ産直情報を、前記消費者に提供する提供手段と、
    を備えるサーバ装置。
  2. 前記消費者が存在する位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段で特定された前記消費者の位置が、特定の場所に該当するか否かを判定する判定手段と、
    を更に備え、
    前記分析手段は、前記判定手段で該当すると判定されたことを条件に、前記消費者の分析を開始する、請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記判定手段は、前記位置特定手段で特定された前記消費者の位置が、前記商品を販売する店舗の所在地に該当するか否かを判定する、請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 前記選定手段は、前記分析手段で分析された前記購買傾向に対応する農作物のうち、前記店舗で販売される商品の品種と同一又は類似する品種を除いた残りの農作物を選定する、請求項3に記載のサーバ装置。
  5. 前記消費者が購入した商品の購買情報を、当該消費者を識別する識別情報と関連付けて記憶装置に記憶する記憶制御手段を更に備え、
    前記分析手段は、前記記憶装置に新たな購買情報が記憶されたことを条件に、当該購買情報に係る消費者の購買傾向を、当該消費者の識別情報に関連付けて記憶された前記購買情報又は前記新たな購買情報に基づいて分析する、請求項1に記載のサーバ装置。
  6. サーバ装置のコンピュータを、
    消費者が購入する商品又は購入した商品の品種が記録された購買情報に基づいて、前記消費者の購買傾向を分析する分析手段と、
    農作物の産直販売を行う各サイトのアドレスと、当該サイトで販売される農作物の品種とを関連付けた候補リストの中から、前記分析手段で分析された前記購買傾向に対応する農作物を選定する選定手段と、
    前記選定手段で選定された農作物を販売する前記サイトのアドレスを含んだ産直情報を、前記消費者に提供する提供手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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