JP2022049387A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2022049387A
JP2022049387A JP2020155573A JP2020155573A JP2022049387A JP 2022049387 A JP2022049387 A JP 2022049387A JP 2020155573 A JP2020155573 A JP 2020155573A JP 2020155573 A JP2020155573 A JP 2020155573A JP 2022049387 A JP2022049387 A JP 2022049387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
pseudo load
electronic device
pseudo
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020155573A
Other languages
English (en)
Inventor
雅人 天野
Masahito Amano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2020155573A priority Critical patent/JP2022049387A/ja
Publication of JP2022049387A publication Critical patent/JP2022049387A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】可搬型のバッテリの汎用性を向上させることを目的としている。【解決手段】駆動用主電源となる可搬型のモバイルバッテリと、前記モバイルバッテリから出力される電流の供給先となる負荷が低負荷の状態となったとき、前記モバイルバッテリと前記負荷との間に疑似負荷を接続させる疑似負荷制御部と、を有する電子機器である。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関する。
従来では、リチウムイオン電池等の二次電池を搭載した可搬型のバッテリを用いて、携帯端末等の内蔵バッテリを充電することが、一般的に行われている。この可搬型のバッテリは、携帯端末に内蔵された内蔵バッテリ等に接続されると、接続先に対して電流を出力することで、接続先に電力を供給する。また、従来の可搬型のバッテリは、内蔵バッテリ等が満充電(低負荷)の状態となると、内蔵バッテリに対する電流の出力を停止し、内蔵バッテリが過充電となることを回避する保護機能を有している。
近年では、商用電源から電力の供給を容易に受けられない可搬型の電子機器や、内蔵バッテリの開発が困難な新製品等において、従来の可搬型のバッテリを主電源とすることが検討されつつある。
しかしながら、従来の可搬型のバッテリは、上述した保護機能により、接続先が低負荷の状態になると電流の出力を自動的に停止させる。このため、従来では、可搬型のバッテリを汎用的な主電源として使用することが困難であった。
開示の技術は、可搬型のバッテリの汎用性を向上させることを目的としている。
開示の技術は、駆動用主電源となる可搬型のモバイルバッテリと、前記モバイルバッテリから出力される電流の供給先となる負荷が低負荷の状態となったとき、前記モバイルバッテリと前記負荷との間に疑似負荷を接続させる疑似負荷制御部と、を有する電子機器である。
可搬型のバッテリの汎用性を向上させることができる。
本実施形態の電子機器を説明する図である。 電子機器の動作を説明する第一のフローチャートである。 電子機器の動作を説明する第二のフローチャートである。
以下に、図面を参照して、実施形態について説明する。図1は、本実施形態の電子機器を説明する図である。
本実施形態の電子機器10は、一般的な可搬型のバッテリを主電源として駆動する電子機器である。以下の説明では、一般的な可搬型のバッテリを、モバイルバッテリと表現する場合がある。
また、本実施形態の電子機器10は、例えば、待ち運びが可能な電子黒板や投影装置、小型の空調機器(冷却装置)等であってよく、特に、商用電源からの電力の供給を容易にうけることが困難な電子機器であってよい。
本実施形態の電子機器1は、モバイルバッテリ20、電流測定部11、疑似負荷12、疑似負荷制御部13、システム回路14、タイマ15、設定記憶部16、バッテリ検出部17を有する。また、図1では、電源の接続ラインを太線で示し、制御信号の接続ラインを細線で示すものとする。
モバイルバッテリ20は、バッテリセル21と、充放電制御部22と、を含む一般的な可搬型のバッテリであり、電子機器10に内蔵されている。本実施形態のモバイルバッテリ20は、電子機器10の内部に、電子機器10の利用者による交換が不可能な状態で内蔵されていてもよいし、電子機器10の利用者による交換が可能な状態で、電子機器10の一部となるように内蔵されていてもよい。
バッテリセル21は、電荷を蓄積する二次電池である。具体的には、バッテリセル21は、例えば、リチウムイオン二次バッテリ(Lithium-ion Rechargeable Battery)のセルであってもよい。
充放電制御部22は、バッテリセル21の充電及び放電を行う。また、充放電制御部22は、接続先に対する過充電、過電圧、過放電、過電流等を防止するための各種の保護回路を含み、それに加えて低負荷時の出力停止機能も含んでいる。
具体的には、充放電制御部22は、バッテリセル21から接続先へ供給する電流が所定の閾値未満になると、バッテリセル21からの電流の出力を停止させる。所定の閾値は、モバイルバッテリ20の仕様等によって、モバイルバッテリ20毎に予め決められた値である。
本実施形態の電流測定部11は、モバイルバッテリ20とシステム回路14とを結ぶ電源ラインLに接続され、モバイルバッテリ20から出力される電流の値を測定し、その値を疑似負荷制御部13に通知する。以下の説明では、モバイルバッテリ20から出力される出力電流を、モバイルバッテリ20の負荷電流と表現する場合がある。
本実施形態の電流測定部11は、一般的な電流測定回路の構成で良く、例えば、微小な抵抗値を持つ低抵抗器を電源ラインLに挿入し、この低抵抗器を流れる電流による電圧降下の値から、電流の値を換算してもよい。
疑似負荷12は、電子機器10が動作することで消費される消費電流を上乗せ(増加)させるためのハードウェア回路であり、モバイルバッテリ20とシステム回路14との間に接続され、モバイルバッテリ20から出力される負荷電流を増加させる役割を担う。本実施形態の疑似負荷12は、例えば可変抵抗器のようなものでよく、電源ラインLとの接続と遮断が制御される。
疑似負荷制御部13は、疑似負荷12の特性(抵抗値)を変化させ、モバイルバッテリ20の負荷電流の増加量を調整する。また、疑似負荷制御部13は、疑似負荷12と電源ラインLとの接続と遮断を制御する。
尚、本実施形態の疑似負荷制御部13は、システム回路14が省エネルギー動作の状態においても、独立して動作するものであり、システム回路14の状態に影響されずに動作できるマイクロコンピュータ等であることが望ましい。
システム回路14は、電子機器10の機能を実現するための回路が含まれる。本実施形態のシステム回路14は、モバイルバッテリ20の負荷電流の供給先となる負荷である。言い換えれば、システム回路14は、モバイルバッテリ20を主電源として駆動する本体回路である。
また、本実施形態のシステム回路14は、動作の状態として、消費電流が一定の値以上となる動作を行う通常動作状態と、消費電流が一定の値未満となる省電力状態と、を有する。通常動作状態とは、システム回路14が、モバイルバッテリ20から供給される負荷電流の値が所定の閾値以上である高負荷となる状態である。また、省電力状態とは、システム回路14(負荷)が、モバイルバッテリ20から供給される負荷電流の値が所定の閾値未満である低負荷となる状態である。
以下の説明では、システム回路14が通常動作状態で動作することを、電子機器10が通常モードで動作する、と表現する場合がある。また、以下の説明では、システム回路14が省電力動作状態で動作することを、電子機器10が省電力モードで動作する、と表現する場合がある。
タイマ15は、疑似負荷制御部13における時間計測の処理に用いられるタイマである。具体的には、タイマ15は、疑似負荷12と電源ラインLとの接続時間の計測等に用いられる。
設定記憶部16は、疑似負荷制御部13によって制御される不揮発メモリであり、電流測定部11が測定した負荷電流の値、タイマ15で測定した時間、疑似負荷制御部13によって制御される疑似負荷12の抵抗値等を記憶する。
尚、本実施形態のタイマ15と設定記憶部16は、疑似負荷制御部13に含まれてもよい。
バッテリ検出部17は、電子機器10からのモバイルバッテリ20の着脱を検出する。言い換えれば、バッテリ検出部17は、システム回路14とモバイルバッテリ20との接続と遮断を検出する。
本実施形態では、電子機器10が通常モードの動作から、省電力モードの動作へ遷移すると、疑似負荷12を電源ラインLと接続し、電子機器10の負荷に、疑似負荷12を上乗せする。言い換えれば、本実施形態の電子機器10は、省電力モードとなり、モバイルバッテリ20からの負荷電流が所定の閾値未満となる低負荷の状態になると、疑似負荷12により負荷を増大させて、負荷電流が所定の閾値以上となるようにする。
本実施形態では、このように、省電力モードにおいて、負荷を疑似負荷12によって増大させることで、モバイルバッテリ20の有する保護機能によってシステム回路14への負荷電流の供給が停止されることを防止できる。
したがって、本実施形態では、モバイルバッテリ20からの電力の供給が断たれることがなく、電力の供給が途絶えることで省電力モードから通常モードへ復帰できなくなる、といった事態の発生を防止できる。また、本実施形態では、モバイルバッテリ20からの電力の供給を再開させるための操作が不要となる。
モバイルバッテリ20からの電力の供給を再開させるための操作とは、例えば、モバイルバッテリ20に搭載された電源ボタンの操作や、接続ケーブルの挿抜等である。この操作は、モバイルバッテリ20を電子機器10から取り出す必要が生じる場合もあり、煩雑であるが、本実施形態では、そのような操作を行う必要がない。
また、本実施形態では、電子機器10が省電力モードで動作している場合において、消費電力が最も少なくなるように、疑似負荷12の抵抗値と、電源ラインLとの接続時間とを決定し、決定された抵抗値の疑似負荷12と電源ラインLとの接続と遮断を制御する。
以下に、本実施形態の電子機器10の動作について説明する。図2は、電子機器の動作を説明する第一のフローチャートである。
図2では、疑似負荷12の抵抗値と、電源ラインLとの接続時間とを決定し、設定記憶部16に設定する処理を示している。また、図2に示す処理は、例えば、電子機器10が起動する際等に行われればよい。また、図2の処理は、例えば、バッテリ検出部17により、電子機器10からのモバイルバッテリ20の着脱が検出された場合に、行われてもよい。
本実施形態の電子機器10において、疑似負荷制御部13は、疑似負荷12の値を最大値に設定する(ステップS201)。
続いて、疑似負荷制御部13は、システム回路14が省電力状態であるか否かを判定する(ステップS202)。尚、本実施形態では、システム回路14は、省電力状態となったときに、疑似負荷制御部13に対して、省電力状態となったことを示す通知を出力してもよい。
ステップS202において、システム回路14が省電力状態でない場合、疑似負荷制御部13は、システム回路14に対して、通常動作状態から省電力状態へ遷移を指示し(ステップS203)、ステップS202へ戻る。
ステップS202において、省電力状態である場合、疑似負荷制御部13は、タイマ15に初期値をセットし、カウントを開始する(ステップS204)。
続いて、疑似負荷制御部13は、システム回路14がシャットダウンしたか否かを判定する(ステップS205)。具体的には、疑似負荷制御部13は、システム回路14の電源や、システム回路14のシャットダウン時に電圧が変化する信号線を監視することで、シャットダウンしたか否かを判定できる。
尚、シャットダウンとは、モバイルバッテリ20からの負荷電流が閾値未満となり、システム回路14に対する電力の供給が停止されることを示す。
ステップS205において、シャットダウンした場合、疑似負荷制御部13は、後述するステップS208へ進む。
ステップS205において、シャットダウンしない場合、疑似負荷制御部13は、タイマ15において、タイムアウトが発生したか否かを判定する(ステップS206)。言い換えれば、疑似負荷制御部13は、タイマ15に設定された時間が経過したか否かを判定する。尚、タイムアウトが発生した回数は、設定記憶部16に格納されてよい。
ステップS206において、タイムアウトが発生していない場合、疑似負荷制御部13は、ステップS205に戻る。
ステップS206において、タイムアウトが発生した場合、疑似負荷制御部13は、疑似負荷12の抵抗値を下げて(ステップS207)、ステップS204に戻る。
ステップS205において、システム回路14がシャットダウンした場合、疑似負荷制御部13は、疑似負荷12の値を、タイムアウトが発生した回数に基づき設定する(ステップS208)。
具体的には、疑似負荷制御部13は、疑似負荷12の抵抗値を、以下のように設定する。
疑似負荷12の設定値=
疑似負荷12の最大値-タイムアウトが発生した回数×1回の抵抗値の下げ幅
尚、疑似負荷12の1回の下げ幅や、タイマ15の初期値等は、ユーザによる変更が可能な値として、予め設定記憶部16に格納されていてよい。
このように、本実施形態では、ステップS204からステップS208の処理において、システム回路14が省電力状態となったときに、モバイルバッテリ20の負荷電流を閾値以上に保つために必要となる疑似負荷12の最小値を探索する。
続いて、疑似負荷制御部13は、システム回路14を再起動して、省電力状態へ遷移させる(ステップS209)。尚、システム回路14の再起動は、疑似負荷制御部13からの指示によって行われてもよい。
続いて、疑似負荷制御部13は、タイマ15にセットする値を小さくし、カウントを開始する(ステップS210)。言い換えれば、疑似負荷制御部13は、タイマ15にセットする時間を所定時間短くして、カウントを開始する。尚、疑似負荷制御部13は、ステップS210において、疑似負荷12と電源ラインLとを接続してから、タイマ15によるカウントを開始する。
続いて、疑似負荷制御部13は、システム回路14がシャットダウンしたか否かを判定する(ステップS211)。
ステップS211において、シャットダウンしていない場合、疑似負荷制御部13は、タイマ15において、タイムアウトが発生したか否かを判定する(ステップS212)。
ステップS212において、タイムアウトが発生していない場合、疑似負荷制御部13は、ステップS211へ戻り、タイムアウトが発生した場合、疑似負荷制御部13は、ステップS210へ戻る。
尚、疑似負荷制御部13は、ステップS212においてタイムアウトが発生した場合、一度、疑似負荷12と電源ラインLとの接続を遮断してから、ステップS210へ進む。
ステップS211において、システム回路14がシャットダウンした場合、疑似負荷制御部13は、タイマ15に設定されている値の直前にタイマ15に設定されていた値を、タイマ15の設定値として設定記憶部16に格納し、設定記憶部16に格納し(ステップS213)、処理を終了する。
このように、本実施形態では、ステップS209からステップS213の処理により、省電力状態における消費電力が最も小さくなるように、疑似負荷12と電源ラインLとの接続と遮断とを制御するためのタイマ15の設定値を探索する処理を行う。
本実施形態のタイマ15の設定値とは、疑似負荷12と電源ラインLとを接続する接続時間(疑似負荷12のオン時間)と、疑似負荷12と電源ラインLとを遮断する遮断時間(疑似負荷12のオフ時間)と、を含んでよい。
疑似負荷12と電源ラインLとを接続する接続時間は、ステップS213で設定記憶部16に格納される値であり、疑似負荷12と電源ラインLとの遮断時間は、タイマ15の初期値から、接続時間を示す値を減算した値としてもよい。
つまり、ステップS204でタイマ15に設定される初期値をt1とし、ステップS213で設定される疑似負荷12と電源ラインLとの接続時間をt2とした場合、疑似負荷12と電源ラインLとが遮断される遮断時間は、t1-t2となる。本実施形態では、疑似負荷12と電源ラインLとの接続時間と遮断時間とが、タイマ15の設定値として、設定記憶部16に格納されてもよい。
本実施形態では、このように、疑似負荷12のオン時間を徐々に短くし、疑似負荷12と電源ラインLとが遮断されている時間が徐々に長くなるようにすることで、負荷電流が閾値未満となってから供給が停止されるまでの時間を計測することができる。以下の説明では、モバイルバッテリ20において、負荷電流が閾値未満となってから供給が停止されるまでの時間を低負荷維持時間と表現する場合がある。低負荷維持時間は、モバイルバッテリ20の仕様等によって、モバイルバッテリ20毎に予め決められている。
本実施形態では、疑似負荷12と電源ラインLとの遮断時間が、低負荷維持時間よりも短くなるように、疑似負荷12と電源ラインLとの接続時間と遮断時間とを導出し、設定値として設定記憶部16に格納する。
以下の説明では、図2に示す処理によって、設定記憶部16に格納された設定値を、省電力状態における設定値と表現する場合がある。
本実施形態の電子機器10では、以上の処理によって設定記憶部16に格納された設定値に基づき、システム回路14が省電力状態となった場合に、疑似負荷12と電源ラインLとの接続/遮断を制御する。
以下に、図3を参照して、本実施形態の電子機器10の動作についてさらに説明する。図3は、電子機器の動作を説明する第二のフローチャートである。図3では、電子機器10全体の動作を示す。
本実施形態の電子機器10において、システム回路14は、通常動作状態で起動する(ステップS301)。続いて、電子機器10は、バッテリ検出部17により、モバイルバッテリ20とシステム回路14が接続されていることを検出する(ステップS302)。
次に、電子機器10は、設定記憶部16に、省電力状態における設定値が格納されているか否かを判定する(ステップS303)。
ステップS303において、省電力状態における設定値が格納されていない場合、電子機器10は、設定値を探索する処理(図2に示す処理)を実行し、後述するステップS306へ進む。
ステップS303において、設定記憶部16に省電力状態における設定値が格納されている場合、電子機器10は、設定記憶部16から各設定値を読み出して設定する(ステップS305)。具体的には、電子機器10は、疑似負荷制御部13により、設定記憶部16から疑似負荷12の設定値(抵抗値)を読み出して疑似負荷12に設定する。また、疑似負荷制御部13は、タイマ15の設定値(接続時間/遮断時間)を読み出して、タイマ15に設定する。
続いて、電子機器10は、電子機器10の電源がオフされたか否かを判定する(ステップS306)。言い換えれば、電子機器10は、システム回路14をシャットダウンする操作を受け付けたか否かを判定する。
ステップS306において、電源がオフされた場合には、電子機器10は、動作を停止する。
ステップS306において、電源がオフされていない場合、電子機器10は、疑似負荷制御部13により、システム回路14が省電力状態となったか否かを判定する(ステップS307)。
ステップS307において、省電力状態となっていない場合、電子機器10は、省電力状態となるまで待機する。
ステップS307において、省電力状態となった場合、電子機器10は、疑似負荷制御部13により、タイマ15の設定値にしたがって、疑似負荷12と電源ラインLとの接続と遮断を制御する(ステップS308)。具体的には、疑似負荷制御部13は、疑似負荷12と電源ラインLとの接続と遮断を、接続時間と遮断時間にしたがって制御する。
続いて、電子機器10は、システム回路14が省電力状態から通常動作状態に戻ったか否かを判定する(ステップS309)。
ステップS309において、通常動作状態に戻っていない場合、電子機器10は、ステップS308へ戻る。また、ステップS309において、通常動作状態に戻っていた場合、電子機器10は、ステップS306へ戻る。
このように、本実施形態によれば、電源ラインLに疑似負荷12を接続することで、モバイルバッテリ20の負荷電流を閾値以上に保ち、モバイルバッテリ20の保護機能により、負荷電流の供給が自動的に停止することを防止できる。
また、本実施形態では、負荷電流を閾値以上に保つために消費される電力を最小限とするために、疑似負荷12の抵抗値と、疑似負荷12と電源ラインLとの接続時間と遮断時間とを探索し、省電力状態のおける設定値として記憶する。そして、本実施形態の電子機器10は、通常動作状態から省電力状態となったときに、この設定値に基づき、疑似負荷12と電源ラインLとの接続と遮断を制御する。
したがって、本実施形態によれば、モバイルバッテリ20の仕様や種類等にかかわらず、必要最低限の消費電力で、モバイルバッテリ20からの電力の供給が停止されることを防止できる。言い換えれば、本実施形態によれば、モバイルバッテリ20の仕様や種類等に係わらず、電子機器10の主電源とすることができる。
このように、本実施形態によれば、モバイルバッテリ20を汎用的な主電源として使用することができ、モバイルバッテリ20の汎用性を向上させることができる。
尚、本実施形態では、モバイルバッテリ20が電子機器10に内蔵されるものとしたが、これに限定されない。モバイルバッテリ20は、電子機器10の外部に外付けされる形態であってもよい。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 電子機器
11 電流測定部
12 疑似負荷
13 疑似負荷制御部
14 システム回路
15 タイマ
16 設定記憶部
20 モバイルバッテリ
21 バッテリセル
22 充放電制御部
特開平7-231573号公報

Claims (5)

  1. 駆動用主電源となる可搬型のモバイルバッテリと、
    前記モバイルバッテリから出力される電流の供給先となる負荷が低負荷の状態となったとき、前記モバイルバッテリと前記負荷との間に疑似負荷を接続させる疑似負荷制御部と、を有する電子機器。
  2. 前記疑似負荷制御部は、
    前記負荷が低負荷の状態である間、前記疑似負荷の接続と遮断を繰り返す、請求項1記載の電子機器。
  3. 前記低負荷とは、前記電流の値が閾値未満となる負荷であり、
    前記疑似負荷制御部は、
    前記閾値に基づき、前記疑似負荷の値を決定する、請求項1又は2記載の電子機器。
  4. 前記疑似負荷は、
    前記モバイルバッテリと前記負荷とを接続する電源ラインと接続されており、
    前記疑似負荷制御部は、
    前記電流の値が前記閾値未満となってから、前記モバイルバッテリからの前記電流の出力が停止されるまでの時間に基づき、前記疑似負荷と前記電源ラインとの接続時間と、前記疑似負荷と前記電源ラインとの遮断時間と、を決定する、請求項3記載の電子機器。
  5. 前記モバイルバッテリと前記負荷との接続と遮断を検出するバッテリ検出部を有し、
    前記疑似負荷制御部は、
    前記バッテリ検出部により前記モバイルバッテリの接続が検出された場合に、前記疑似負荷の値と、前記接続時間と、前記遮断時間とを決定する、請求項4記載の電子機器。
JP2020155573A 2020-09-16 2020-09-16 電子機器 Pending JP2022049387A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020155573A JP2022049387A (ja) 2020-09-16 2020-09-16 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020155573A JP2022049387A (ja) 2020-09-16 2020-09-16 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022049387A true JP2022049387A (ja) 2022-03-29

Family

ID=80853858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020155573A Pending JP2022049387A (ja) 2020-09-16 2020-09-16 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022049387A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3222999B2 (ja) 二次電池の過放電防止回路
JP3749538B2 (ja) 電池ユニット及び電池ユニットを使用する装置
TW200531398A (en) Battery pack, battery protection processing apparatus, and startup control method of the battery protection processing apparatus
JPH10304588A (ja) 電源装置
JPH10290533A (ja) バッテリ充電システム
JP2007215309A (ja) パック電池の制御方法
JP5657257B2 (ja) 充電システム
JP2008125199A (ja) パック電池の制御方法
JP2010233358A (ja) 電池保護回路、電池保護方法、電源装置およびプログラム
US20160041230A1 (en) Backup battery
US7449864B2 (en) Apparatus and method for controlling battery discharge between internal battery and external battery
JP4178141B2 (ja) 充電装置及び充電方法
JP4435000B2 (ja) 電池制御回路、該電池制御回路を備えた電子機器、充電制御プログラム、充電制御方法
JP2003173825A (ja) 二次電池保護装置
JPH10117443A (ja) 二次電池の過充電及び過放電防止装置
JP2022049387A (ja) 電子機器
JP2007135362A (ja) 携帯端末装置
KR100798884B1 (ko) 배터리 충전 장치 및 방법
JP2015173568A (ja) 電池保護回路および電池パック
JP2009033795A (ja) 充電装置およびこの充電装置を備えた充電式電動器具セット
JP2009124883A (ja) 2次電池保護回路
JP2010148277A (ja) 充電装置
JP2000182677A (ja) 二次電池充電装置
JP2002190326A (ja) 二次電池装置
JPH07326389A (ja) 無線通信装置