JPH07326389A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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Publication number
JPH07326389A
JPH07326389A JP6115763A JP11576394A JPH07326389A JP H07326389 A JPH07326389 A JP H07326389A JP 6115763 A JP6115763 A JP 6115763A JP 11576394 A JP11576394 A JP 11576394A JP H07326389 A JPH07326389 A JP H07326389A
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JP
Japan
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voltage
battery
battery pack
charging
circuit
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Application number
JP6115763A
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English (en)
Inventor
Katsuhisa Maki
勝久 牧
Seiichi Furuya
誠一 古屋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【目的】リチウムイオン電池に対する充電、放電保護機
能を有する無線通信装置を提供する。 【構成】無線通信装置1の充電器2には、携帯機本体3
の2次電池であるリチウムイオン電池の電圧値を検出
し、充電電圧、電流の制御を行う機能と、リチウムイオ
ン電池に対する過充電保護機能、異常電池の検出機能
と、リチウムイオン電池が高温時に充電を停止する機能
が内蔵されている。電池パック300には、リチウムイ
オン電池に対する過充電保護機能と、過電流、過放電機
能とが内蔵されている。携帯機本体3には、リチウムイ
オン電池に対する過放電保護機能が内蔵されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯電話機やコ
ードレス電話機のように、電源として2次電池を使用
し、その電池の充放電機能および充放電に対する保護機
能を有する無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信ニーズの増大や無線通信技術
の発達に伴い、種々の無線通信装置が開発されている。
なお無線通信装置では、電源として一般に2次電池が使
用され、この2次電池として最近ではリチウムイオン電
池が注目されている。
【0003】リチウムイオン電池は、従来より多く使用
されているNi−cd電池に比べて、体積エネルギー密
度および重量エネルギー密度がそれぞれ高いため、携帯
電話器等の無線通信装置のより一層の小形軽量化を実現
するうえで極めて有用である。また、リチウムイオン電
池は、充電電圧が単セルあたり4.5V以上かかると電
解液の分解によってガスが発生し、電池内部の圧力が上
昇して漏液する場合があった。更に単セルあたり1.5
V以下の過放電状態では、負極の集電体から銅が電解液
に溶解し、電池性能が劣化する場合があった。
【0004】そのためリチウムイオン電池には過放電、
過電流に対する保護機能として異常が生じて内圧が上昇
した場合にガスを排気する安全弁と、外部短絡等による
電池の異常加熱や過電流を防止するPCT (Positive T
emperature Coefficient)素子が内蔵されたものが開発
されている。
【0005】しかしながらリチウムイオン電池を安全に
使用するためには、リチウムイオン電池の過充電、過放
電に対する保護機能を、無線通信装置にも内蔵させる必
要があり、その保護機能を内臓した無線通信装置の開発
が進められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、リチウム
イオン電池を無線通信装置の電源として使用した場合、
リチウムイオン電池自体に過充電、過放電に対する保護
機能が備わっているが、より安全にリチウムイオン電池
を使用するためには、無線通信装置にも保護機能を内蔵
させなければならないという問題点があった。そこで本
発明は、上記問題点に鑑み、リチウムイオン電池に対す
る過充電、過放電の保護機能を備えた無線通信装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部から供給
された電源を充電用の電源に変換する手段と、充電処理
状況を表示する手段とを有する充電器と、この充電器に
電気接続され、2次電池が収納された電池パックを装着
した携帯機本体とで構成された無線通信装置において、
充電器には、携帯機本体に装着された2次電池パックの
電圧を検出する第1の電圧検出手段と、第1の電圧検出
手段で得られた2次電池パックの電圧に基づき、2次電
池パックへの充電処理を行う充電処理手段と、電池パッ
クには、2次電池の電圧を検出し、充電電圧閾値が設定
された第2の電圧検出手段と、第2の電圧検出手段で得
られた2次電池の電圧と第2の電圧検出手段に設定され
た充電電圧閾値とを比較する第1の比較手段と、第1の
比較手段で比較処理したのち、2次電池の電圧が大のと
き、充電経路をオフする手段とを有し、携帯機本体に
は、2次電池パックの電圧を検出し、放電電圧閾値が設
定された第3の電圧検出手段と、第3の電圧検出手段で
得られた2次電池パックの電圧と第3の電圧検出手段に
設定された放電電圧とを比較する第2の比較手段と、第
2の比較手段で比較処理したのち、2次電池パックの電
圧が小のとき、携帯機の電源をオフする手段とで構成さ
れる。なお電池パックに内蔵された2次電池は、リチウ
ムイオン電池が2個直列接続されている。
【0008】
【作用】本発明では、無線通信装置の2次電池として使
用されるリチウムイオン電池の充電、放電保護機能を、
携帯機本体と2次電池パックと充電器とに内蔵し、充電
時には、リチウムイオン電池の電池電圧を検出し、過充
電を防止している。
【0009】また、リチウムイオン電池の異常、例え
ば、過電圧、過放電、電池が高温である等の異常が検出
されると、充電処理を停止する。従って、信頼性や安全
性を向上させた無線通信装置を提供することが可能であ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図8を参照
しながら説明する。図1において1は、例えば携帯電話
機やコードレス電話機等のような無線通信装置であり、
この無線通信装置1は、充電器2と、携帯機本体3とで
構成されている。
【0011】充電器2には、充電中あるいは、充電動作
異常時などの動作状況を表示するためのLED2Aと、
充電端子2C、2Dとが設けられている。LED2A
は、例えば赤色あるいは緑色のいずれかを点滅、点灯す
るLEDであり、赤色を点灯時は、充電処理中を、赤色
を点滅時は、充電処理異常を示す。また、緑色を点灯時
は、充電の終了を示す。
【0012】一方、携帯機本体3は、充電端子3C、3
Dが接続された電池パック300と、送信系350と受
信系360と、アンテナ系370(アンテナ切替部37
1、アンテナ372)とで構成されている。
【0013】図2は、充電器2の回路構成を示すもので
ある。この充電器2は、変圧器20、定電圧定電流回路
21、充電制御回路22、タイマT1,T2電池パック
電圧検出回路23、電池温度/セル電圧検出回路24、
動作表示回路25、トリクル充電回路26、充電電流検
出部27とで構成されている。このような回路構成によ
る充電器2は、電源信号が変圧器20および定電圧定電
流回路21を介して、充電電圧に変換される。
【0014】電池パック300内に有するリチウムイオ
ン電池301、302(以下、組電池と称す)への充電
においては、図1に示す充電器2に電池パック300を
装着した携帯機本体3が装着されると、充電器2の充電
端子2C、2Dに電池パック300の充電端子3C、3
Dが接触による電気接続され、充電の前処理として、組
電池における異常の有無の検出が行われる。この電池異
常の有無の検出は、電池セル過充電検出、電池セル過放
電検出、電池セルアンバランス検出、電池パック温度検
出が行われる。
【0015】充電制御回路22には、電池電圧に対する
第1の閾値として4.35V、第2の閾値として2.0
V、第3の閾値として0.5V、第4の閾値として各電
池セル電圧2V以上かつパック電圧5.5V以下、第5
の閾値として4.2V、第6の閾値として8.7V、電
池温度に対する第7の閾値として50℃、第8の閾値と
して45℃、充電電流に対する第9の閾値として100
mA、第10の閾値として、8.0Vの値が設定されて
いる。
【0016】電池セル過充電検出について図2を参照し
説明する。電池温度/セル電圧検出回路24にて、リチ
ウムイオン電池302の電圧値が検出され、電池温度/
セル電圧検出回路24からリチウムイオン電池302の
電池電圧値を示す信号が充電制御回路22に供給され
る。
【0017】充電制御回路22では、第1の閾値4.3
5Vと、電池温度/セル電圧検出回路24から供給され
たリチウムイオン電池302の電圧値とを比較して、第
1の閾値4.35Vより、リチウムイオン電池302の
電圧値が大であると判断すると、動作表示回路25に対
して、異常表示を行う旨の信号を出力する。動作表示回
路25は、充電制御回路22からの異常表示の信号に対
して、充電器2のLED2A(図1参照)を赤点滅させ
る処理を行う。
【0018】また、電池パック300の充電中ならば、
充電制御回路22から、定電圧定電流回路22に対し
て、充電停止の信号が送られ、定電圧定電回路22は、
充電を停止する。
【0019】リチウムイオン電池301の過充電検出に
ついて説明する。電池パック電圧検出回路23にて組電
池の電圧値を検出し、検出した電圧値を示す信号が、電
池パック電圧検出回路23から、充電制御回路22に供
給される。
【0020】充電制御回路22にて、電池パック電圧検
出回路23で検出した組電池の電圧値と、電池温度/セ
ル電圧検出回路24で検出したリチウムイオン電池30
2の電圧値との差分を、リチウムイオン電池301の電
圧値と判断する。
【0021】充電制御回路22は、第1の閾値4.35
Vと、リチウムイオン電池301の電圧値とを比較し、
第1の閾値4.35Vよりリチウムイオン電池301の
電圧値が大であると判断すると、動作表示回路25に対
して、異常表示を行う旨の信号を出力する。動作表示回
路25は、充電制御回路22からの異常表示の信号に対
して、充電器2のLED2A(図1参照)を赤点滅させ
る処理を行う。
【0022】また、電池パック300の充電中ならば、
充電制御回路22から、定電圧定電流回路22に対し
て、充電停止の信号が送られ、定電圧定電回路22は、
充電を停止する。
【0023】電池セル過放電検出について説明する。電
池セル過放電検出は、充電開始前に行なわれ、電池温度
/セル電圧検出回路24にて、リチウムイオン電池30
2の電圧値が検出され、電池温度/セル電圧検出回路2
4からリチウムイオン電池302の電圧値を示す信号
が、充電制御回路22に供給される。
【0024】充電制御回路22では、第2の閾値2.0
Vと、電池温度/セル電圧検出回路24で検出したリチ
ウムイオン電池302の電圧値とを比較し、第2の閾値
2.0Vより、リチウムイオン電池302の電圧値が小
であると判断すると、動作表示回路25に対して異常表
示を行う旨の信号を出力する。動作表示回路25、は充
電制御回路22からの異常表示の信号に対して、充電器
2のLED2A(図1参照)を点滅させる処理を行う。
【0025】リチウムイオン電池301の過放電検出に
ついて説明する。電池パック電圧検出回路23にて、組
電池の電圧値を検出し、検出した電圧値を示す信号が電
池パック電圧検出回路23から、充電制御回路22に供
給される。
【0026】充電制御回路22にて、電池パック電圧検
出回路23で検出した組電池の電圧値と、電池温度/セ
ル電圧検出回路24で検出したリチウムイオン電池30
2の電圧値との差分を、リチウムイオン電池301の電
圧値と判断する。
【0027】充電制御回路22は、第2の閾値2.0V
と、リチウムイオン電池301の電圧値とを比較し、第
2の閾値2.0Vよりリチウムイオン電池301の電圧
値が小であると判断すると、動作表示回路25に対し
て、異常表示を行う旨の信号を出力する。
【0028】動作表示回路25は、充電制御回路22か
らの異常表示の信号に対して、充電器2のLED2A
(図1参照)を赤点滅させる処理を行う。電池セルアン
バランス検出について説明する。電池セルアンバランス
検出は、充電開始前に行なわれ、充電制御回路22にお
いて、電池セル過充電検出時および、セル過放電検出時
に得られた、リチウムイオン電池301、302それぞ
れの電圧値から、両者の電圧値の差分を検出し、その差
分の値と、第3の閾値0.5Vとを比較し、第3の閾値
0.5Vより、リチウムイオン電池301、302両者
の電圧値の差分の方が大であると判断すると、充電制御
回路22は、動作表示回路25に対して、異常表示を行
う旨の信号を出力する。
【0029】動作表示回路25は、充電制御回路22か
らの異常表示の信号に対して、充電器2のLED2A
(図1参照)を赤点滅させる処理を行う。電池パック温
度検出について説明する。後述する、電池パック300
に内蔵されたサーミスタTH(図3参照)が、リチウム
イオン電池301とリチウムイオン電池302が接続さ
れた中間点に接続されており、サーミスタTHは、組電
池の温度により抵抗値が変化し、電池温度/セル電圧検
出回路24はサーミスタTHの抵抗値を検出する事で、
組電池の温度を検出し、組電池の温度を示す信号を充電
制御回路22に供給する。
【0030】充電制御回路22は、第6の閾値50℃
と、サーミスタTHで検出した組電池の温度とを比較
し、第6の閾値50℃より、サーミスタTHで検出した
電池温度が高いと判断すると、定電圧定電流回路21
に、充電停止の信号を送る。定電圧定電流回路21は、
充電制御回路22からの充電停止の信号を受けると、充
電動作を停止する。
【0031】組電池の温度異常で、充電中止の状態で
も、サーミスタTHの抵抗値の検出は継続され、サーミ
スタTHで検出した組電池の温度が、充電制御回路22
で第7の閾値45℃以下であると判断されると、充電制
御回路22は、定電圧定電流回路21に対して、充電を
開始する旨の信号を出力する。定電圧定電流回路21
は、充電制御回路22から充電開始の信号を受けると、
電池パック300に対して、充電を行う。
【0032】電池パック300への定電圧定電流回路2
1による充電開始前において、電池セルの電圧値が2V
以上かつ、組電池の電圧が5.5V以下の場合の充電動
作について説明する。充電制御回路22は、第4の閾値
にもとづき、電池パック電圧検出回路23からの組電池
の電圧値と、5.5Vの値を比較し、かつ、電池温度/
セル電圧検出回路24からの、リチウムイオン電池30
2の電圧値および、電池パック電圧検出回路23からの
組電池の電圧値と、電池温度/セル電圧検出回路24か
らの、リチウムイオン電池302の電圧値の差分から計
算したリチウムイオン電池301の電圧値を、それぞれ
2Vの値と比較し、リチムイオン電池301および30
2の電圧と、組電池の電圧が、第4の閾値の範囲内にあ
ると判断すると、トリクル充電回路26に対して、トリ
クル充電を行う旨の信号を出力する。
【0033】トリクル充電回路26は、充電制御回路2
2から信号により、電池パック300に対しトリクル充
電処理を行う。トリクル充電の時間はタイマT1によっ
て設定され、タイマT1は、充電制御回路22から、ト
リクル充電回路26に充電を行う旨の信号が出力された
時に、カウント開始する。
【0034】電池パック300へのトリクル充電が、タ
イマT1に設定された時間行われた後も、充電制御回路
22が、組電池の電圧値と、リチウムイオン電池30
1、302の電圧値が、第4の閾値の範囲内であると判
断した場合は、充電制御回路22から、トリクル充電回
路26にトリクル充電を停止する旨の信号が出力され、
トリクル充電回路26は充電を停止する。同時に、動作
表示回路25に対して、異常表示を行う旨の信号を出力
する。
【0035】動作表示回路25は、充電制御回路22か
らの異常表示の信号に対して、充電器2のLED2A
(図1参照)を赤点滅させる処理を行う。トリクル充電
中に、充電制御回路22は、第4の閾値にもとづき、電
池パック電圧検出回路23からの組電池の電圧値と、
5.5Vの値を比較し、かつ、電池温度/セル電圧検出
回路24からの、リチウムイオン電池302の電圧値お
よび、電池パック電圧検出回路23からの組電池の電圧
値と、電池温度/セル電圧検出回路24からの、リチウ
ムイオン電池302の電圧値の差分から計算したリチウ
ムイオン電池301の電圧値を、それぞれ2Vの値と比
較し、リチムイオン電池301および302の電圧と、
組電池の電圧値が、第4の閾値の範囲より、大であると
判断すると、トリクル充電回路26に充電を停止する旨
の信号を出力し、定電圧定電流回路21に、充電を開始
する旨の信号を出力する。
【0036】トリクル充電回路26は、充電制御回路2
2からの充電停止の信号により、トリクル充電を停止
し、定電圧定電流回路21は、充電制御回路22からの
充電開始の信号により、定電圧定電流充電を開始する。
【0037】また充電器2による電池パック300への
充電処理について、電池パック電圧検出回路23で組電
池の電圧を検出し、電池温度/セル電圧検出回路24
で、リチウムイオン電池302の電圧を検出し、それぞ
れの信号が充電制御回路22に供給され、充電制御回路
22で、第4の閾値と比較処理した結果、第4の閾値の
範囲より、電圧値が大であると判断されると、トリクル
充電処理が必要でないと判断し、充電制御回路22は、
定電圧定電流回路21に対し、充電開始の信号を送り、
定電圧定電流回路21は充電を開始する。
【0038】定電圧定電流回路21は、図3に示すよう
に、定電流部21Aと、コントロール部21Bとで構成
されている。定電流部21Aは、電池パック300に対
し、定電流充電を行なうものであり、コントロール部2
1Bにより、充電電流値の制御が行なわれる。
【0039】この充電電流値の制御について、図4を用
いて説明する。コントロール部21Bは充電動作中、常
に組電池の電圧値を検出していて、組電池の電圧値が
8.4Vになるまでは、定電流部21Aを制御せず、定
電流部21Aは出力電流最大で、充電を行なう(図4の
t0〜t1の範囲)。組電池の電圧値が8.4Vになる
と、コントロール部21Bは、定電流部21Aの出力電
流を、組電池の電圧値が8.4Vを維持するように制御
する。その場合、定電流部21Aの出力電流は、図4に
示すように、減少して行く(図4のt1〜t2の範
囲)。
【0040】なお定電圧定電流回路21で電池パック3
00に対する充電処理中においても、上述の過電圧検出
と、組電池の温度検出は、動作しており、それぞれ、電
池の異常を検出した場合には、充電の停止、LED2A
の赤点滅等の動作を行なう。
【0041】電池パック300への充電により、電池パ
ック300が満充電となった際の充電動作について、図
4を用いて説明する。電池パック300の充電中は、充
電制御回路22は、充電電流検出回路27より供給され
た、充電電流値を示す信号の値と、第9の閾値100m
Aとを常に比較して、充電電流値が第9の閾値100m
Aより、小さくなった場合に、タイマT2のカウントを
開始する。その後、定電圧定電流回路21による電池パ
ック300への充電はタイマT2に設定された時間継続
する。
【0042】タイマT2のカウントが終了すると、充電
制御回路22は、組電池が満充電であるとして、定電圧
定電流回路21へ充電動作を停止するための信号を出力
する。定電圧定電流回路21は充電制御回路22からの
信号にしたがって、組電池への充電を停止する(図4の
t2)。
【0043】また、充電制御回路22は動作表示回路2
5に対して、満充電の表示を行なう旨の信号を、供給す
る。動作表示回路25は、充電制御回路22からの満充
電表示の信号に対して、充電器2のLED2A(図1参
照)を緑点灯させる処理を行う。
【0044】組電池を充電中に、移動機を動作させた場
合の、充電動作について、図4を用いて、説明する。例
えば、満充電状態の電池パック300を装着した携帯機
本体3が、待受け動作を開始した場合(図4のt3以
降)、充電器2からの充電は、停止したままなので、携
帯機本体3が消費する電力は全て、電池パック300よ
り、供給される。よって、図4のt3〜t4に示すよう
に、電池パック300の電圧値は、徐々に低下する。
【0045】充電制御回路22は、電池パック300の
充電終了後も、電池パック電圧検出回路23により、電
池パック300の電圧値の検出を継続し、電池パック3
00の電圧値が第10の閾値8.0Vより小さくなる
と、定電圧定電流回路21に充電を開始する信号を供給
する。定電圧定電流回路21は、充電制御回路22から
の充電開始の信号により、充電を開始する(図4のt4
〜t5)。同時に、充電制御回路22は、動作表示回路
25に対して、充電中を示す表示を行なう旨の信号を供
給する。
【0046】動作表示回路25は、充電制御回路22か
らの充電中表示の信号に対して、充電器2のLED2A
(図1参照)を赤点灯させる処理を行う。図t4〜t5
の場合も、上述の図4のt1〜t2の場合と同様にし
て、満充電になると、充電を終了しLED2Aを緑点灯
する(図4のt5)。
【0047】また図5は、携帯機本体3に内蔵された電
池パック300における回路構成の一例を示したもので
ある。この電池パック300は、リチウムイオン電池3
01、302および、各電池セルに対する過充電保護回
路と、過電流保護回路とで構成されている。
【0048】過電圧保護回路の構成について説明する。
リチウムイオン電池301には、電圧検出器303が並
列に接続され、リチウムイオン電池302には、電圧検
出器304が並列に接続されている。
【0049】電圧検出器303の出力端には、抵抗R1
を介してトランジスタTr1のベース端子B1が接続さ
れている。トランジスタTr1はPNP形トランジスタ
であり、回路のスイッチとして用いられている。トラン
ジスタTr2はPNP形トランジスタであり、トランジ
スタTr2のコレクタ端子C2は、トランジスタTr1
のベース端子B1に接続されている。
【0050】電圧検出器304の出力端には、トランジ
スタTr3のベース端子B3が接続されている。トラン
ジスタTr3はNPN形トランジスタであり、コレクタ
端子C3と、トランジスタTr2のベース端子B2との
間には、抵抗R2が接続されている。この抵抗R2は、
トランジスタTr3の保護抵抗である。なお310A、
310Bは電界効果トランジスタ(以下FET1と称
す)である。
【0051】図5において、一点鎖線で囲まれた回路
は、組電池に対する過電流保護回路を示すものである。
過電流保護回路において、Tr5A、Tr5Bは、NP
N形トランジスタであり、これらトランジスタTr5A
のベース端子B5Aと、トランジスタTr5Bのベース
端子B5Bとは互いに接続されている。なおトランジス
タTr5A、Tr5Bは、VBE特性が同様のトランジ
スタである。
【0052】トランジスタTr5Aのコレクタ端子C5
Aは、抵抗R10を介して、プラス端子320に接続さ
れている。抵抗R10は、トランジスタTr5Aの電流
制限抵抗である。トランジスタTr5Aのエミッタ端子
E5Aは、抵抗R12を介して、FET1310Bのド
レイン端子DBに接続されている。抵抗R12は過電流
検出リファレンス電圧発生抵抗である。
【0053】トランジスタTr5Bのコレクタ端子C5
Bは、抵抗R11を介して、プラス端子320に接続さ
れている。またトランジスタTr5Bのエミッタ端子E
5Bは、抵抗R13を介してFET1310Bのドレイ
ン端子DBに接続されている。抵抗R13は、自動復帰
用Pull−down抵抗である。
【0054】トランジスタTr6は、スイッチング用と
してのNPN形トランジスタである。トランジスタTr
6のコレクタ端子C6は、抵抗R14、抵抗R15を介
して、プラス端子320に接続されている。トランジス
タTr6のコレクタ端子C6、ベース端子B6間には、
コンデンサ315が接続されている。トランジスタTr
6のエミッタ端子E6は、FET1310Bのドレーン
端子DBに接続されている。
【0055】このような回路構成における組電池への過
充電保護は、各電池セルの電圧を別個に検出し、ある閾
値以上の電圧がそれぞれの電池セルにかかった場合に、
電池パック300への充電経路を遮断する事により、行
なわれる。
【0056】電圧検出器303、304は同じ性能を持
った電圧検出ICで、その出力は、それぞれの入力電圧
が、検出電圧V2以下の場合には、Lowとなり、解除
電圧電圧検出器303、304は同じ性能を持った電圧
検出ICで、その出力は、それぞれの入力電圧が、検出
電圧V2以下の場合には、Lowとなり、解除電圧V3
以上になると、ハイインピーダンスとなる。
【0057】無線通信装置の通常の動作において、電圧
検出器303、304への入力電圧は、検出電圧V2以
下である。よって電圧検出器303、304からは、そ
れぞれ“L”の出力電圧信号が出力される。この時、ト
ランジスタTr2、Tr3は、それぞれOFFとなる。
トランジスタTr1は、ON、FET1310AがON
となり、プラス端子320、マイナス端子321間に組
電池の電圧が出力される。
【0058】リチウムイオン電池301に過電圧(電圧
検出器303の解除電圧V3以上の電圧)が印加された
場合、電圧検出器303の出力がハイインピーダンスと
なり、トランジスタTr1がOFFとなり、FET13
10AもOFFとなる。そのため電池パック300に対
する充電経路が遮断される。
【0059】リチウムイオン電池302に過電圧(電圧
検出器304の解除電圧V3以上の電圧)が印加された
場合、電圧検出器304の出力がハイインピーダンスと
なり、トランジスタTr3、トランジスタTr2がそれ
ぞれONとなり、トランジスタTr1がOFF、FET
1310AがOFFとなる。そのため電池パック300
に対する充電経路が遮断される。
【0060】電池パック300の充電経路が遮断された
場合も、FET1310Aの寄生ダイオードD1によ
り、プラス端子320、マイナス端子321間に組電池
の電圧から、寄生ダイオードD1の順方向電圧を引いた
分の電圧が出力される。この場合、放電のみ可能であ
る。
【0061】なお組電池の電池電圧値が低下し、電圧検
出器303、304の入力電圧値が、検出電圧値V2以
下になると、FET1310AがONとなり、過充電保
護回路が復帰し、電池パックにたいする充電が可能とな
る。
【0062】また、後述する過電流保護回路が故障した
状態で、電池パック300を短絡等して大電流を放電し
た場合、リチウムイオン電池301、302にそれぞれ
内蔵されたPTC素子(Positive Temperature Coeffi
cient:外部短絡等による電池の異常加熱や過電流を防止
する素子)で電流を制限するが、この2個のPTC素子
の性能バラツキによる、動作タイミングのズレが原因
で、先にトリップしたPTC素子の電池セルに、並列に
接続されたほうの電圧検出器に、逆電圧が印加され、電
圧検出器内で接地端子から、入力端子に向かっている寄
生ダイオード(図示せず)に大電流が流れて、電圧検出
器を破壊してしまうことがある。そのため、抵抗R7を
付加し、電圧検出器303、304の接地端子から入力
端子に向かって流れる電流を制限する。
【0063】次に過電流保護回路について説明する。過
電流保護回路は、放電時に、FET1310Bのドレイ
ン−ソース間に発生する電圧値を検出する事により、放
電電流値を検出し、FET1310Bのドレイン−ソー
ス間の電圧がある値以上になると、放電経路を遮断する
ものである。
【0064】無線通信装置1における通常の動作時は、
FET1310Bのゲート端子GBが抵抗R15により
pull−upされ、ソース端子SBが抵抗R13によ
りpull−downされている。よってFET131
0BはONとなる。トランジスタTr5は、常にON状
態である。またトランジスタTr5AとトランジスタT
r5Bは、差動回路として動作しており、トランジスタ
Tr5Aのエミッタ端子E5AとトランジスタTr5B
のエミッタ端子の電圧は等しい。
【0065】放電電流値が無線通信装置1の通常使用範
囲内であれば、トランジスタTr5BがONし続ける。
その場合、トランジスタTr5Bのコレクタ電圧は、
“L”となり、トランジスタTr6はOFFとなる。よ
ってFET1310BはONとなり、放電可能である。
【0066】プラス端子320とマイナス端子321と
を任意の負荷で接続し、過電流で放電すると、FET1
310BのON抵抗に、放電電流を掛けた電圧値が、ト
ランジスタTr5Bのエミッタにかかり、トランジスタ
Tr5Bのエミッタ電圧が、上昇する。トランジスタT
r5Bのベース電位は、トランジスタTr5Aのベース
電位により決定され、変化しないので、トランジスタT
r5Bのエミッタ電圧が、トランジスタTr5Aのベー
ス電圧から、トランジスタTr5Bのベース・エミッタ
間電圧を引いた値よりも大きくなると、トランジスタT
r5BはOFFして、トランジスタTr5Bのコレクタ
電流は0になる。
【0067】トランジスタTr5BがOFFすると、ト
ランジスタTr5Bのコレクタ電圧は“H”となり、ト
ランジスタTr6がONとなり、FET1310Bのゲ
ート電圧が“L”になる。FET1310BはOFFと
なり、過放電電流は遮断される。
【0068】過放電電流が遮断されても、負荷がプラス
端子320とマイナス端子321間に接続されている限
り、トランジスタTr5Bのエミッタ電位は、トランジ
スタTr5Aのエミッタ電位よりも大である。それは、
FET1310BがOFFとなっているため、トランジ
スタTr5Bのエミッタ電位は、プラス端子320とマ
イナス端子間321を接続している負荷により、pul
l−upされるためである。そのため過放電電流の経路
における電流は、遮断され続ける。
【0069】過電流保護回路において、負荷が除外され
ると、トランジスタTr5Bは、エミッタ電位が抵抗R
13によりpull−downされてONとなり、トラ
ンジスタTr6がOFFとなり、FET1310BもO
Nとなる。よって放電経路がONとなる。
【0070】本過電流保護回路には、携帯機本体3に流
れる暗電流による放電経路の遮断、携帯機本体3への突
入電流による誤動作、電池パック300の電圧変化によ
る過電流検出電流値の変化、温度による過電流検出値の
変動という問題点が考えられる。
【0071】携帯機本体3に流れる暗電流による放電経
路の遮断とは、移動機に電池パック300を装着したま
まで、電池パック300の+端子と、−端子が、短絡さ
れた場合等に、過電流保護回路が働いて、FET131
0BはOFFになっている状態で、短絡が解除された場
合に、以下のようにして、電池パック300の放電経路
が遮断される事をいう。この場合、携帯機本体3は短絡
が起きた時点で電源OFFとなり、電池パック300か
らは、携帯機本体3へ暗電流の流れようとする放電経路
があり、図4のTr5Bのエミッタに、携帯機本体3の
暗電流に、R13の抵抗値を掛けた電圧がかかる。Tr
5Bのエミッタの電圧が、Tr5Bのベース電圧より高
い場合、Tr5BはOFFとなり、FET1310B
は、OFFを継続し、電池パック300は、放電できな
くなる。
【0072】この現象に対する対策として、携帯機本体
3の暗電流がR13に流れた時の、トランジスタTr5
Bのエミッタ電圧が、トランジスタTr5Aのエミッタ
電圧以下になるように抵抗R13の値を設定する。この
ように抵抗R13の値を設定することにより、過電流保
護回路は、電池パック300の短絡が解除になった後、
携帯機本体3に暗電流が流れ始めると、トランジスタT
r5BをOFFする事ができ、ひいては、FET131
0BをONする事ができ、放電経路を復帰させることが
できる。
【0073】携帯機本体3への突入電流による誤動作と
は、携帯機本体3の電源を投入すると、携帯機本体3内
の、電源ラインにあるコンデンサ(図示せず)に突入電
流が流れ、過電流放電と同じ状態になり、過電流保護回
路が動作し、携帯機本体3が動作できなくなるというも
のである。本過電流保護回路では、トランジスタTr6
にコンデンサ315と、抵抗R14とでなる積分回路を
付加して、過電流が流れてから、過電流保護が動作する
までの時間を遅らせて、突入電流による誤動作防止を行
う。
【0074】電池パック300の電圧変化による過電流
検出電流値の変化とは、上述のように、過電流検出は、
トランジスタTr5Aのベース電圧を基準としており、
移動機3の使用等により、電池パック300の電圧値が
変化すると、トランジスタTr5Aのベース電圧が変化
し、過電流保護回路が動作開始する電流値も変化すると
いう事である。過電流保護回路が、動作開始する電流値
が小さすぎると、移動機本体3の動作に支障があり、過
電流保護回路が、動作開始する電流値が大きすぎると、
電池パック300の端子を短絡された場合等に、大電流
が流れて、電池セル301、302にダメージを与えた
り、FET1310A、310Bを破壊したりという不
具合が出る。
【0075】本過電流保護回路では、電池パック300
の電圧値が、携帯機本体3の使用可能電圧の最小値の
時、放電経路を遮断するべき放電電流の最小値で、過電
流保護が働き、電池パック300の電圧値が、携帯機本
体3の使用可能電圧の最大値の時、放電経路を遮断する
べき放電電流のTYP値で、過電流保護が働くように、
トランジスタTr5Aのベース電圧を、設定することに
より、電池パック300の電圧の変化による過電流検出
電流の変化に対応する。
【0076】本過電流保護回路は、温度特性をもつ部品
(トランジスタ、FET)を使用しているため、それら
の部品による温度変化で、過電流検出値が変動すること
がある。本過電流保護回路は、トランジスタのVBEの
温度特性が負であるため、温度が上昇すると、トランジ
スタTr5Aのエミッタ電圧が上昇する。一方、FET
1のON抵抗の温度特性は正であり、温度が上昇すると
トランジスタTr5Bのエミッタ電圧が上昇する。従っ
て、トランジスタとFET1の温度特性により、過電流
保護回路全体での温度特性が相殺され、温度による過電
流検出値の変動を緩和させることができる。
【0077】携帯機本体3における過放電保護機能につ
いて、図6を用いて説明する。図6において、31はF
ET1であり、FET131のゲート端子Gは、スイッ
チSW1を介して、トランジスタ32のコレクタ端子C
に接続されている。スイッチSW1は、電圧検出部33
により、ON/OFF制御が行われる。
【0078】電圧検出部33には電圧閾値V1を設定
し、V1以上の電圧が入力されると、電圧検出部33は
スイッチSW1をONし、V1以下の電圧が入力される
と、電圧検出部33がスイッチSW1をOFFする事
で、FET131をOFFし、電池パック300からの
放電を止める。V1は、電池パック300の放電終止電
圧以上に設定して、電池パック300の、過放電を防止
する。
【0079】携帯機本体3の電源は、ユーザーによりス
イッチSW2がONされる事により、FET131がO
Nし、制御部34が起動してTr32をONする事によ
り、行われる。制御部34には、電圧閾値V2が設定さ
れている。V2は、携帯機本体3の無線部の、周波数シ
ンセサイザー回路が動作するうえで最低必要である電圧
値に対応して設定され、制御部34が、電池パック30
0の電圧がV2より小さくなった事を検出すると、Tr
32をOFFする事で、携帯機本体3の電源をOFF
し、電源電圧の低下による携帯機本体3の誤動作と、電
池パック300の過放電を防止している。
【0080】携帯機本体3のブロック図を説明する。図
7に示すように、携帯機本体3における送信系350
は、図7に示すように、情報を示す信号を入力するため
の信号入力手段と、送信出力を増幅するための終段電力
増幅部351と、低電力部352とで構成されている。
前記信号入力手段は、音声を入力するためのマイクロホ
ン353や、数字、文字等のデータを入力するためのキ
ーパッド(図示せず)等、送信すべき情報を入力するも
のである。
【0081】低電力部352は、電圧制御発振器、位相
比較器、分周器、基準発振器(図示せず)等で構成さ
れ、所望の発信周波数を発振する周波数シンセサイザー
回路354と、後段の増幅回路の変動が周波数シンセサ
イザー回路354に影響して発信周波数が変動しないよ
うにするための緩衝増幅回路355と、周波数シンセサ
イザー回路354からの発信周波数を逓倍し、アンテナ
から発射する電波の周波数を高めるための逓倍増幅回路
356と、終段電力増幅部351を励振するための励振
増幅回路357と、マイクロホン353から出力された
音声信号等の電圧増幅を行う低周波増幅回路358と、
変調回路359とで構成されている。
【0082】通信を行う場合、通信処理は、信号入力手
段に入力された情報が、低電力部352、終段電力増幅
部351を介して送信信号に変換され、この送信信号が
アンテナ切替部371、アンテナ371を介して、送信
される。
【0083】なお本発明は、上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば充電器2は、図8に示すように構成
されていても良い。図2に示す充電器2と、図8に示す
充電器2とで相違する点は、充電器2内に連動スイッチ
27を有した点である。このスイッチ27は、充電制御
回路22により切り換え制御が行われる。図8に示す充
電器2は、携帯機本体3に装着された電池パック300
への充電処理と、予備電池パック300Aへの充電処理
とが可能である。
【0084】図8に示す充電器2の動作について、説明
する。充電器2に、電池パック300を装着した状態の
携帯機本体3と、予備電池パック300Aが装着(図示
せず)されると、初めに携帯機本体3に装着されている
電池パック300への充電が行われる。この充電は、上
述したように、電池パック300が満充電になるまで、
継続する。電池パック300が満充電になると、充電制
御回路22は、連動スイッチ27を切り換えて、電池パ
ック300Aの充電を開始する。充電処理は、電池パッ
ク300の場合と同様である。その他本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変更して実施することが可能であ
る。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、無線
通信装置の電源として、リチウムイオン2次電池を用い
ていることから、製品の小形化、軽量化に対応すること
ができる。また、充電電圧、充電電流の制御機能、過充
電保護機能、過放電保護機能、異常電池の検出機能、過
電流放電保護機能、電池パック温度高温時の充電停止機
能等、リチウムイオン2次電池に関する保護機能を無線
通信装置の充電器、電池パック、携帯機本体に内蔵させ
ているため、無線通信装置の信頼性や安全性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる、無線通信装置の構
成図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる、充電器の回路構成
図である。
【図3】本発明の一実施例に係わる、定電圧定電流回路
の構成図である。
【図4】本発明の一実施例に係わる、定電圧定電流回路
の動作を説明するための図である。
【図5】本発明の一実施例に係わる、電池パックの回路
構成図である。
【図6】本発明の一実施例に係わる、携帯機本体の回路
図である。
【図7】本発明の一実施例に係わる、携帯機本体の全体
構成図である。
【図8】本発明の他の実施例に係わる、充電器の回路構
成図である。
【符号の説明】
1…無線通信装置、2…充電器、3…携帯機本体,2A
…LED、300…電池パック。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給された電源を充電用の電源
    に変換する手段と、充電処理状況を表示する手段とを有
    する充電器と、この充電器に電気接続され、2次電池が
    収納された電池パックと携帯機本体とで構成された無線
    通信装置において、充電器には、2次電池パックの電圧
    を検出する第1の電圧検出手段と、第1の電圧検出手段
    で得られた2次電池の電圧に基づき、2次電池への充電
    処理を行う充電処理手段と、電池パックには、2次電池
    の電圧を検出し、充電電圧閾値が設定された第2の電圧
    検出手段と、第2の電圧検出手段で得られた2次電池の
    電圧と第2の電圧検出手段に設定された充電電圧閾値と
    を比較する第1の比較手段と、第1の比較手段で比較処
    理したのち、2次電池パックの電圧が大のとき、充電処
    理を停止する手段とを有し、携帯機本体には、2次電池
    パックの電圧を検出し、放電電圧閾値が設定された第3
    の電圧検出手段と、第3の電圧検出手段で得られた2次
    電池パックの電圧と第3の電圧検出手段に設定された放
    電電圧とを比較する第2の比較手段と、第2の比較手段
    で比較処理したのち、2次電池の電圧が小のとき、携帯
    機本体の電源をオフとする手段とを具備したことを特徴
    とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 電池パックに内蔵された2次電池は、リ
    チウムイオン電池が直列接続されていることを特徴とす
    る請求項1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】 電池パックにおける充電処理を停止する
    手段は、電池パックの回路に有するスイッチ手段の切換
    えにより行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信
    装置。
  4. 【請求項4】 電池パックに有するスイッチ手段はトラ
    ンジスタのスイッチング動作で行われることを特徴とす
    る請求項1記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】 携帯機本体における通話処理を停止する
    手段は、携帯機本体の回路に有するスイッチ手段の切換
    えにより行われることを特徴とする請求項1記載の無線
    通信装置。
  6. 【請求項6】 電池パックには、2次電池の電池温度を
    検出する電池温度検出手段を有し、充電器には、所望の
    範囲を有する電池温度閾値が設定され、この電池温度閾
    値の最大値と電池温度検出手段で得られた電池温度とを
    比較し、電池温度が高いとき、充電処理を停止する手段
    と、電池温度閾値の最小値と電池温度検出手段で得られ
    た電池温度とを比較し、電池温度が低いとき、充電処理
    を開始する手段とを具備したことを特徴とする請求項1
    記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】 一端が、2次電池を構成するリチウムイ
    オン電池の接続点に接続され、他端が、リチウムイオン
    電池に並列接続された第1の電圧検出手段の接続点に接
    続された保護抵抗を電池パックを構成する回路に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  8. 【請求項8】 携帯機本体に、通話中に2次電池パック
    の電圧を検出し、ある所望の電圧より2次電池パックの
    電圧が小となったとき、終話処理をして携帯機本体の電
    源をオフとする手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の無線通信装置。
  9. 【請求項9】 携帯機本体の電源をオフとする手段は、
    2次電池パックの電圧を検出時に、携帯機本体の動作の
    ために必要な電圧に満たないときに行う手段であること
    を特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  10. 【請求項10】 充電器に有する充電処理状況を表示す
    る手段は、充電未終了を表示する第1の表示手段と、充
    電処理終了を表示する第2の表示手段とから成ることを
    特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  11. 【請求項11】 充電器に有する充電処理状況を表示す
    る手段は、視覚による表示であることを特徴とする請求
    項10記載の無線通信装置。
  12. 【請求項12】 第1の表示手段は、2次電池の異常時
    に発光ダイオードを点滅し、充電処理中に発光ダイオー
    ドを点灯させることを特徴とする請求項10記載の無線
    通信装置。
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