JP2022047760A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】平均トルクの低下を抑えながら振動を抑制できる回転電機を提供する。【解決手段】複数のマグネットを有するロータ10と、環状のコアバック62、およびコアバック62から径方向内側に延び周方向に間隔を空けて並んで配置された複数のティース63を有するステータとを備える。複数のマグネットは、軸方向に見て径方向内側から径方向外側に向かうに従って互いに周方向に離れる方向に延びる一対の第1マグネット41a,41bと、一対の第1マグネット41a,41b同士の間の周方向位置に配置され、軸方向に見て径方向と直交する方向に延びる第2マグネット42と、を含む。コアバック62は、軸方向に貫通する穴部80A,80B,80C,80D,80E,80Fを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機に関する。
ロータおよびステータを有する回転電機においては、低振動・低騒音化が要求されている。そのため、モータを励振するロータとステータと間に働く電磁加振力への寄与度が高いエアギャップ近傍の形状を変更する技術として、例えば、周方向を向くティースの側面に、軸方向に沿って延びる溝を設けること(特許文献1)、固定子における突極の永久磁石と対向する面に補助溝を設けること(特許文献2)、ティースの先端のアンブレラ部の一部をカットして除去すること(特許文献3)が開示されている。
特許第4114372号公報 特許第4718580号公報 特許第3301981号公報
エアギャップ近傍の形状変更は、電磁加振力への寄与度も高いが、平均トルクへの寄与も高く、平均トルクが大きく低下する場合もあった。また、3つの永久磁石が∇形状に配置された回転電機が開発されている。この種の回転電機においても、平均トルクの低下を抑えながら振動を抑制できる技術が求められていた。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、平均トルクの低下を抑えながら振動を抑制できる回転電機を提供することを目的とする。
本発明の回転電機の一つの態様は、中心軸を中心として回転可能なロータと、前記ロータの径方向外側に位置するステータと、を備え、前記ロータは、複数の収容穴を有するロータコアと、前記複数の収容穴の内部にそれぞれ収容された複数のマグネットと、を有し、前記ステータは、前記ロータコアを囲む環状のコアバック、および前記コアバックから径方向内側に延び周方向に間隔を空けて並んで配置された複数のティースを有するステータコアと、前記ステータコアに取り付けられた複数のコイルと、を有し、前記複数のマグネットは、周方向に互いに間隔を空けて配置され、軸方向に見て径方向内側から径方向外側に向かうに従って互いに周方向に離れる方向に延びる一対の第1マグネットと、前記一対の第1マグネットの径方向内端部よりも径方向外側において前記一対の第1マグネット同士の間の周方向位置に配置され、軸方向に見て径方向と直交する方向に延びる第2マグネットと、を含み、前記コアバックは、軸方向に貫通する穴部を有する。
本発明の一つの態様によれば、平均トルクの低下を抑えながら振動を抑制できる回転電機を提供することができる。
図1は、第1実施形態の回転電機を示す断面図である。 図2は、第1実施形態の回転電機の一部を示す断面図であって、図1におけるII-II断面図である。 図3は、第1実施形態のロータの磁極部およびステータコアの一部を示す断面図である。 図4は、電気角次数と振幅との関係を示すグラフである。 図5は、ステータコアにおける主磁束の流れを示す図である。 図6は、ステータコアにおける高調波磁束の流れを示す図である。 図7は、穴部の有無によるトルクの変化を示すグラフである。 図8は、穴部の有無によるトルクリップルの変化を示すグラフである。 図9は、第2実施形態のロータの磁極部およびステータコアの一部を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る回転電機について説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
各図に適宜示すZ軸方向は、正の側を「上側」とし、負の側を「下側」とする上下方向である。各図に適宜示す中心軸Jは、Z軸方向と平行であり、上下方向に延びる仮想線である。以下の説明においては、中心軸Jの軸方向、すなわち上下方向と平行な方向を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。各図に適宜示す矢印θは、周方向を示している。矢印θは、上側から見て中心軸Jを中心として時計回りの向きを向いている。以下の説明では、或る対象を基準として周方向のうち矢印θが向かう側、すなわち上側から見て時計回りに進む側を「周方向一方側」と呼び、或る対象を基準として周方向のうち矢印θが向かう側と逆側、すなわち上側から見て反時計回りに進む側を「周方向他方側」と呼ぶ。
なお、上下方向、上側、および下側とは、単に各部の配置関係等を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
[回転電機1の第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態の回転電機1は、インナーロータ型の回転電機である。
本実施形態において回転電機1は、三相交流式の回転電機である。回転電機1は、例えば、三相交流の電源が供給されることで駆動される三相モータである。回転電機1は、ハウジング2と、ロータ10と、ステータ60と、ベアリングホルダ4と、ベアリング5a,5bと、を備える。
ハウジング2は、ロータ10、ステータ60、ベアリングホルダ4、およびベアリング5a,5bを内部に収容している。ハウジング2の底部は、ベアリング5bを保持している。ベアリングホルダ4は、ベアリング5aを保持している。ベアリング5a,5bは、例えば、ボールベアリングである。
ステータ60は、ロータ10の径方向外側に位置する。ステータ60は、ステータコア61と、インシュレータ64と、複数のコイル65と、を有する。ステータコア61は、コアバック62と、複数のティース63と、を有する。コアバック62は、後述するロータコア20の径方向外側に位置する。図2に示すように、コアバック62は、ロータコア20を囲む環状である。コアバック62は、例えば、中心軸Jを中心とする円環状である。コアバック62は、複数の穴部80を有する。
複数のティース63は、コアバック62から径方向内側に延びている。複数のティース63は、周方向に間隔を空けて並んで配置されている。複数のティース63は、例えば、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。ティース63は、例えば、48個設けられている。つまり、回転電機1のスロット67の数は、例えば、48である。図3に示すように、複数のティース63は、基部63aと、アンブレラ部63bと、をそれぞれ有する。
基部63aは、コアバック62から径方向内側に延びている。基部63aの周方向の寸法は、例えば、径方向の全体に亘って同じである。なお、基部63aの周方向の寸法は、例えば、径方向内側に向かうに従って小さくなっていてもよい。
アンブレラ部63bは、基部63aの径方向内側の端部に設けられている。アンブレラ部63bは、基部63aよりも周方向の両側に突出している。アンブレラ部63bの周方向の寸法は、基部63aの径方向内側の端部における周方向の寸法よりも大きい。アンブレラ部63bの径方向内側の面は、周方向に沿った曲面である。アンブレラ部63bの径方向内側の面は、軸方向に見て、中心軸Jを中心とする円弧状に延びている。アンブレラ部63bの径方向内側の面は、後述するロータコア20の外周面と径方向に隙間を介して対向している。周方向に隣り合うティース63同士において、アンブレラ部63b同士は、周方向に隙間を介して並んで配置されている。
複数のコイル65は、ステータコア61に取り付けられている。図1に示すように、複数のコイル65は、例えば、インシュレータ64を介してティース63に取り付けられている。本実施形態においてコイル65は、分布巻きされている。つまり、各コイル65は、複数のティース63に跨って巻き回されている。本実施形態においてコイル65は、全節巻きされている。つまり、コイル65が差し込まれるステータ60のスロット同士の周方向ピッチが、ステータ60に三相交流電源が供給された際に生じる磁極の周方向ピッチと等しい。回転電機1の極数は、例えば、8である。つまり、回転電機1は、例えば、8極48スロットの回転電機である。このように、本実施形態の回転電機1においては、極数をNとしたとき、スロット数がN×6となる。なお、図3、図5~図6においては、コイル65の図示を省略している。図2~図3、図5~図6においては、インシュレータ64の図示を省略している。
ロータ10は、中心軸Jを中心として回転可能である。図2に示すように、ロータ10は、シャフト11と、ロータコア20と、複数のマグネット40と、を有する。シャフト11は、中心軸Jを中心として軸方向に延びる円柱状である。図1に示すように、シャフト11は、ベアリング5a,5bによって中心軸J回りに回転可能に支持されている。
ロータコア20は、磁性体である。ロータコア20は、シャフト11の外周面に固定されている。ロータコア20は、ロータコア20を軸方向に貫通する貫通孔21を有する。図2に示すように、貫通孔21は、軸方向に見て、中心軸Jを中心とする円形状である。
貫通孔21には、シャフト11が通されている。シャフト11は、例えば圧入等により、貫通孔21内に固定されている。図示は省略するが、ロータコア20は、例えば、複数の電磁鋼板が軸方向に積層されて構成されている。
ロータコア20は、複数の収容穴30を有する。複数の収容穴30は、例えば、ロータコア20を軸方向に貫通している。複数の収容穴30の内部には、複数のマグネット40がそれぞれ収容されている。収容穴30内におけるマグネット40の固定方法は、特に限定されない。複数の収容穴30は、一対の第1収容穴31a,31bと、第2収容穴32と、を含む。
複数のマグネット40の種類は、特に限定されない。マグネット40は、例えば、ネオジム磁石であってもよいし、フェライト磁石であってもよい。複数のマグネット40は、一対の第1マグネット41a,41bと、第2マグネット42と、を含む。一対の第1マグネット41a,41bと、第2マグネット42とは極を構成する。
本実施形態において一対の第1収容穴31a,31bと一対の第1マグネット41a,41bと第2収容穴32と第2マグネット42とは、周方向に間隔を空けて複数ずつ設けられている。一対の第1収容穴31a,31bと一対の第1マグネット41a,41bと第2収容穴32と第2マグネット42とは、例えば、8つずつ設けられている。
ロータ10は、一対の第1収容穴31a,31bと一対の第1マグネット41a,41bと第2収容穴32と第2マグネット42とを1つずつ含む磁極部70を複数有する。磁極部70は、例えば、8つ設けられている。複数の磁極部70は、例えば、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。複数の磁極部70は、ロータコア20の外周面における磁極がN極の磁極部70Nと、ロータコア20の外周面における磁極がS極の磁極部70Sと、を複数ずつ含む。磁極部70Nと磁極部70Sとは、例えば、4つずつ設けられている。4つの磁極部70Nと4つの磁極部70Sとは、周方向に沿って交互に配置されている。各磁極部70の構成は、ロータコア20の外周面の磁極が異なる点および周方向位置が異なる点を除いて、同様の構成である。
図3に示すように、磁極部70において、一対の第1収容穴31a,31bは、周方向に互いに間隔を空けて配置されている。第1収容穴31aは、例えば、第1収容穴31bの周方向一方側(+θ側)に位置する。第1収容穴31a,31bは、例えば、軸方向に見て、径方向に対して斜めに傾いた方向に略直線状に延びている。一対の第1収容穴31a,31bは、軸方向に見て径方向内側から径方向外側に向かうに従って互いに周方向に離れる方向に延びている。つまり、第1収容穴31aと第1収容穴31bとの間の周方向の距離は、径方向内側から径方向外側に向かうに従って大きくなっている。第1収容穴31aは、例えば、径方向内側から径方向外側に向かうに従って、周方向一方側に位置する。第1収容穴31bは、例えば、径方向内側から径方向外側に向かうに従って、周方向他方側(-θ側)に位置する。第1収容穴31a,31bの径方向外側の端部は、ロータコア20の径方向外周縁部に位置する。
第1収容穴31aと第1収容穴31bとは、例えば、軸方向に見て、d軸を構成する図3に示す磁極中心線IL1を周方向に挟んで配置されている。磁極中心線IL1は、磁極部70の周方向中心と中心軸Jとを通り、径方向に延びる仮想線である。第1収容穴31aと第1収容穴31bとは、例えば、軸方向に見て、磁極中心線IL1に対して線対称に配置されている。以下、磁極中心線IL1に対して線対称である点を除いて第1収容穴31aと同様の構成については、第1収容穴31bについての説明を省略する場合がある。
第1収容穴31aは、第1直線部31cと、内端部31dと、外端部31eと、を有する。第1直線部31cは、軸方向に見て、第1収容穴31aが延びる方向に直線状に延びている。第1直線部31cは、例えば、軸方向に見て長方形状である。内端部31dは、第1直線部31cの径方向内側の端部に繋がっている。内端部31dは、第1収容穴31aの径方向内側の端部である。外端部31eは、第1直線部31cの径方向外側の端部に繋がっている。外端部31eは、第1収容穴31aの径方向外側の端部である。第1収容穴31bは、第1直線部31fと、内端部31gと、外端部31hと、を有する。
第2収容穴32は、一対の第1収容穴31a,31bの径方向外側の端部同士の周方向の間に位置する。つまり、本実施形態において第2収容穴32は、外端部31eと外端部31hとの周方向の間に位置する。第2収容穴32は、例えば、軸方向に見て、径方向と直交する方向に略直線状に延びている。第2収容穴32は、例えば、軸方向に見て、磁極中心線IL1と直交する方向に延びている。一対の第1収容穴31a,31bと第2収容穴32とは、例えば、軸方向に見て、∇形状に沿って配置されている。
なお、本明細書において「或る対象が或る方向と直交する方向に延びる」とは、或る対象が、或る方向と厳密に直交する方向に延びる場合に加えて、或る対象が、或る方向と略直交する方向に延びる場合も含む。「或る方向と略直交する方向」とは、例えば、製造時の公差等によって、或る方向と厳密に直交する方向に対して数度[°]程度の範囲内で傾いた方向を含む。
軸方向に見て、第2収容穴32の周方向の中心には、例えば、磁極中心線IL1が通っている。つまり、第2収容穴32の周方向中心の周方向位置は、例えば、磁極部70の周方向中心の周方向位置と一致している。第2収容穴32の軸方向に見た形状は、例えば、磁極中心線IL1に対して線対称な形状である。第2収容穴32は、ロータコア20の径方向外周縁部に位置する。
第2収容穴32は、第2直線部32aと、一端部32bと、他端部32cと、を有する。第2直線部32aは、軸方向に見て、第2収容穴32が延びる方向に直線状に延びている。第2直線部32aは、例えば、軸方向に見て長方形状である。一端部32bは、第2直線部32aの周方向一方側(+θ側)の端部に繋がっている。一端部32bは、第2収容穴32の周方向一方側の端部である。一端部32bは、第1収容穴31aにおける外端部31eの周方向他方側(-θ側)に間隔を空けて配置されている。他端部32cは、第2直線部32aの周方向他方側(-θ側)の端部に繋がっている。他端部32cは、第2収容穴32の周方向他方側の端部である。他端部32cは、第1収容穴31bにおける外端部31hの周方向一方側に間隔を空けて配置されている。
一対の第1マグネット41a,41bは、一対の第1収容穴31a,31bの内部にそれぞれ収容されている。第1マグネット41aは、第1収容穴31aの内部に収容されている。第1マグネット41bは、第1収容穴31bの内部に収容されている。一対の第1マグネット41a,41bは、例えば、軸方向に見て長方形状である。図示は省略するが、第1マグネット41a,41bは、例えば、直方体状である。図示は省略するが、第1マグネット41a,41bは、例えば、第1収容穴31a,31b内の軸方向の全体に亘って設けられている。一対の第1マグネット41a,41bは、周方向に互いに間隔を空けて配置されている。第1マグネット41aは、例えば、第1マグネット41bの周方向一方側(+θ側)に位置する。
第1マグネット41aは、軸方向に見て第1収容穴31aに沿って延びている。第1マグネット41bは、軸方向に見て第1収容穴31bに沿って延びている。第1マグネット41a,41bは、例えば、軸方向に見て、径方向に対して斜めに傾いた方向に略直線状に延びている。一対の第1マグネット41a,41bは、軸方向に見て径方向内側から径方向外側に向かうに従って互いに周方向に離れる方向に延びている。つまり、第1マグネット41aと第1マグネット41bとの間の周方向の距離は、径方向内側から径方向外側に向かうに従って大きくなっている。
第1マグネット41aは、例えば、径方向内側から径方向外側に向かうに従って、周方向一方側(+θ側)に位置する。第1マグネット41bは、例えば、径方向内側から径方向外側に向かうに従って、周方向他方側(-θ側)に位置する。第1マグネット41aと第1マグネット41bとは、例えば、軸方向に見て、磁極中心線IL1を周方向に挟んで配置されている。第1マグネット41aと第1マグネット41bとは、例えば、軸方向に見て、磁極中心線IL1に対して線対称に配置されている。以下、磁極中心線IL1に対して線対称である点を除いて第1マグネット41aと同様の構成については、第1マグネット41bについての説明を省略する場合がある。
第1マグネット41aは、第1収容穴31a内に嵌め合わされている。より詳細には、第1マグネット41aは、第1直線部31c内に嵌め合わされている。第1マグネット41aの側面のうち、第1直線部31cが延びる方向と直交する方向における両側面は、例えば、第1直線部31cの内側面とそれぞれ接触している。軸方向に見て第1直線部31cが延びる方向において、第1マグネット41aの長さは、例えば、第1直線部31cの長さと同じである。
軸方向に見て、第1マグネット41aの延伸方向の両端部は、第1収容穴31aの延伸方向の両端部からそれぞれ離れて配置されている。軸方向に見て、第1マグネット41aが延びる方向において第1マグネット41aの両側には、内端部31dと外端部31eとがそれぞれ隣接して配置されている。ここで、本実施形態において内端部31dは、第1フラックスバリア部51aを構成している。外端部31eは、第1フラックスバリア部51bを構成している。つまり、ロータコア20は、軸方向に見て、第1マグネット41aが延びる方向において第1マグネット41aを挟んで配置された一対の第1フラックスバリア部51a,51bを有する。ロータコア20は、軸方向に見て、第1マグネット41bが延びる方向において第1マグネット41bを挟んで配置された一対の第1フラックスバリア部51c,51dを有する。
このように、ロータコア20は、軸方向に見て、各第1マグネット41a,41bが延びる方向において各第1マグネット41a,41bのそれぞれを挟んで一対ずつ配置された第1フラックスバリア部51a,51b,51c,51dを有する。第1フラックスバリア部51a,51b,51c,51d、後述する第2フラックスバリア部52a,52bは、磁束の流れを抑制できる部分である。すなわち、各フラックスバリア部には、磁束が通りにくい。各フラックスバリア部は、磁束の流れを抑制できるならば、特に限定されず、空隙部を含んでもよいし、樹脂部等の非磁性部を含んでもよい。
第2マグネット42は、第2収容穴32の内部に収容されている。第2マグネット42は、一対の第1マグネット41a,41bの径方向内端部よりも径方向外側において一対の第1マグネット41a,41b同士の間の周方向位置に配置されている。第2マグネット42は、軸方向に見て第2収容穴32に沿って延びている。第2マグネット42は、軸方向に見て径方向と直交する方向に延びている。一対の第1マグネット41a,41bと第2マグネット42とは、例えば、軸方向に見て、∇形状に沿って配置されている。
なお、本明細書において「第2マグネットが一対の第1マグネット同士の間の周方向位置に配置されている」とは、第2マグネットの周方向位置が一対の第1マグネット同士の間の周方向位置に含まれていればよく、第1マグネットに対する第2マグネットの径方向位置は特に限定されない。
第2マグネット42の軸方向に見た形状は、例えば、磁極中心線IL1に対して線対称な形状である。第2マグネット42は、例えば、軸方向に見て長方形状である。図示は省略するが、第2マグネット42は、例えば、直方体状である。図示は省略するが、第2マグネット42は、例えば、第2収容穴32内の軸方向の全体に亘って設けられている。第2マグネット42の径方向内側部分は、例えば、一対の第1マグネット41a,41bの径方向外端部同士の周方向の間に位置する。第2マグネット42の径方向外側部分は、例えば、一対の第1マグネット41a,41bよりも径方向外側に位置する。
第2マグネット42は、第2収容穴32内に嵌め合わされている。より詳細には、第2マグネット42は、第2直線部32a内に嵌め合わされている。第2マグネット42の側面のうち、第2直線部32aが延びる方向と直交する径方向における両側面は、例えば、第2直線部32aの内側面とそれぞれ接触している。軸方向に見て第2直線部32aが延びる方向において、第2マグネット42の長さは、例えば、第2直線部32aの長さと同じである。
軸方向に見て、第2マグネット42の延伸方向の両端部は、第2収容穴32の延伸方向の両端部からそれぞれ離れて配置されている。軸方向に見て、第2マグネット42が延びる方向において第2マグネット42の両側には、一端部32bと他端部32cとがそれぞれ隣接して配置されている。ここで、本実施形態において一端部32bは、第2フラックスバリア部52aを構成している。他端部32cは、第2フラックスバリア部52bを構成している。つまり、ロータコア20は、軸方向に見て、第2マグネット42が延びる方向において第2マグネット42挟んで配置された一対の第2フラックスバリア部52a,52bを有する。一対の第2フラックスバリア部52a,52bおよび第2マグネット42は、第1マグネット41aを挟む一対の第1フラックスバリア部51a,51bのうち径方向外側に位置する第1フラックスバリア部51bと、第1マグネット41bを挟む一対の第1フラックスバリア部51c,51dのうち径方向外側に位置する第1フラックスバリア部51dとの周方向の間に位置する。
第1マグネット41aの磁極は、軸方向に見て第1マグネット41aが延びる方向と直交する方向に沿って配置されている。第1マグネット41bの磁極は、軸方向に見て第1マグネット41bが延びる方向と直交する方向に沿って配置されている。第2マグネット42の磁極は、径方向に沿って配置されている。
第1マグネット41aの磁極のうち径方向外側に位置する磁極と第1マグネット41bの磁極のうち径方向外側に位置する磁極と第2マグネット42の磁極のうち径方向外側に位置する磁極とは、互いに同じである。第1マグネット41aの磁極のうち径方向内側に位置する磁極と第1マグネット41bの磁極のうち径方向内側に位置する磁極と第2マグネット42の磁極のうち径方向内側に位置する磁極とは、互いに同じである。
図3に示すように、磁極部70Nにおいて、第1マグネット41aの磁極のうち径方向外側に位置する磁極と第1マグネット41bの磁極のうち径方向外側に位置する磁極と第2マグネット42の磁極のうち径方向外側に位置する磁極とは、例えば、N極である。磁極部70Nにおいて、第1マグネット41aの磁極のうち径方向内側に位置する磁極と第1マグネット41bの磁極のうち径方向内側に位置する磁極と第2マグネット42の磁極のうち径方向内側に位置する磁極とは、例えば、S極である。
図示は省略するが、磁極部70Sにおいては、磁極部70Nに対して、各マグネット40の磁極が反転して配置されている。つまり、磁極部70Sにおいて、第1マグネット41aの磁極のうち径方向外側に位置する磁極と第1マグネット41bの磁極のうち径方向外側に位置する磁極と第2マグネット42の磁極のうち径方向外側に位置する磁極とは、例えば、S極である。磁極部70Sにおいて、第1マグネット41aの磁極のうち径方向内側に位置する磁極と第1マグネット41bの磁極のうち径方向内側に位置する磁極と第2マグネット42の磁極のうち径方向内側に位置する磁極とは、例えば、N極である。
第2マグネット42の周方向中心が或る1つのティース63の周方向中心と同じ周方向位置に配置された或る状態(以下では、単に「或る状態」と称する)において、周方向中心が第2マグネット42の周方向中心と同じ周方向に位置に配置されたティース63を、ティース66Aと呼ぶ。図2~図3は、当該或る状態の一例を示している。つまり、図2~図3に示す或る状態において、ティース66Aが「或る1つのティース」に相当する。図2~図3に示す或る状態において、軸方向に見て、ティース66Aの周方向中心には、磁極中心線IL1が通る。また、本明細書において「或る状態」は、「ティースの一つ66Aの周方向の中心位置がd軸である磁極中心線IL1と一致している」状態である。
図2~図3に示す或る状態において、ティース66Aの周方向一方側(+θ側)に隣り合うティース63をティース66Bと呼ぶ。ティース66Aの周方向他方側(-θ側)に隣り合うティース63をティース66Cと呼ぶ。ティース66Bの周方向一方側に隣り合うティース63をティース66Dと呼ぶ。ティース66Cの周方向他方側に隣り合うティース63をティース66Eと呼ぶ。
ステータコア61は、スロット67と穴部80とを有している。図3に示すように、スロット67は、ティース66Aの周方向一方側(+θ側)に位置するスロット67Aと、ティース66Aの周方向他方側(-θ側)に位置するスロット67Bと、ティース66Bの周方向一方側に位置するスロット67Cと、ティース66Cの周方向他方側に位置するスロット67Dと、ティース66Dの周方向一方側に位置するスロット67Eと、ティース66Eの周方向他方側に位置するスロット67Fとを含む。
穴部80は、コアバック62に設けられている。穴部80は、ティース63の径方向の外側に位置する。穴部80は、周方向に間隔をあけて複数設けられている。穴部80は、スロット67Aの径方向の外側に位置する穴部80Aと、スロット67Bの径方向の外側に位置する穴部80Bと、スロット67Cの径方向の外側に位置する穴部80Cと、スロット67Dの径方向の外側に位置する穴部80Dと、スロット67Eの径方向の外側に位置する穴部80Eと、スロット67Fの径方向の外側に位置する穴部80Fと、を含む。軸方向に見て、穴部80A、スロット67Aおよびティース66Aの相対位置関係は、他の穴部80B~80F、スロット67B~67F、およびティース66B~66Eについても同様であるため、以下では代表的に穴部80Aについて説明する。
軸方向に見て穴部80Aは、径方向内側の部分と径方向外側の部分と周方向の両端に位置する曲面81,82とを有する。径方向内側の部分と径方向外側の部分とは、周方向に延びる円弧形状である。径方向内側の部分と径方向外側の部分とは、軸方向に見て穴部80Aにおける周方向の中心と中心軸Jとを通る直線と直交する直線であってもよい。曲面81,82は、穴部80Aにおける径方向内側の部分と径方向外側の部分とに接している。曲面81,82は半円形状である。曲面81,82の曲率中心は、穴部80Aにおける周方向の中心側に位置する。
軸方向に見て穴部80Aの周方向一方側の端部の位置は、曲面81上である。穴部80Aの周方向他方側の端部の位置は、曲面82上である。穴部80Aの周方向一方側の端部の位置は、スロット67Aの周方向一方側の端部の位置よりも周方向の他方側である。穴部80Aの周方向他方側の端部の位置は、スロット67Aの周方向他方側の端部の位置よりも周方向の一方側である。従って、穴部80Aは、軸方向に見て、周方向で隣り合うティース66A、66Bと径方向で重ならない位置に配置されている。
軸方向に見て穴部80Aにおける径方向内側の部分とコアバック62における内周面との距離L1は、穴部80Aにおける径方向外側の部分とコアバック62における外周面との距離L2よりも短い。穴部80Aの径方向中心の位置は、コアバック62の径方向中心の位置よりも径方向内側である。コアバック62において穴部80Aは、径方向内側に偏って配置されている。
上記構成によれば、コアバック62が、穴部80A~80Fを有することで、回転電機1のトルク低下を抑制しつつ、ステータ60における磁束の高調波成分に起因する電磁加振力を低減して振動を抑制できる。
以下、詳細に説明する。図4に示されるように、回転電機1を流れる磁束は、トルクに寄与する主磁束の成分MCに加えて、振動および損失の元となる高調波磁束の成分HCが存在する。図5に示されるように、穴部80を有さないステータコア61において、或る状態で主磁束は、コアバック62を周方向に沿って流れる。図6に示されるように、穴部80を有さないステータコア61において、或る状態で高調波磁束は、コアバック62に中心を有する弧を描いてコアバック62を流れる。高調波磁束が流れる弧の中心は、コアバック62において外周面よりも内周面に近い側に位置している。
本実施形態によれば、コアバック62に周方向に延び軸方向に貫通する穴部80A~80Fが設けられることで、コアバック62で弧を描いて流れる高調波磁束を阻害することができる。そのため、本実施形態によれば、磁束の高調波成分に起因する電磁加振力を低減して低振動・低騒音化を実現できる。
図7に示すように、コアバック62に穴部80A~80Fを有さない回転電機1と、コアバック62に穴部80A~80Fを有する本実施形態の回転電機1とを比較すると、回転電機1のトルクに寄与する電気角0次成分の電磁加振力の振幅は約2%の減少に留まっている。これに対して、図8に示すように、コアバック62に穴部80A~80Fを有する本実施形態の回転電機1では、電気角24次成分のトルクリプルを約80%低減できる。
本実施形態によれば、穴部80A~80Fにおける径方向内側の部分とコアバック62における内周面との距離L1が、穴部80A~80Fにおける径方向外側の部分とコアバック62における外周面との距離L2よりも短く、穴部80A~80Fの径方向中心の位置がコアバック62の径方向中心の位置よりも径方向内側であることで、高調波磁束が流れる弧の中心の近くに位置する。従って、本実施形態によれば、或る状態で弧を描く高調波磁束の流れを効果的に阻害して、磁束の高調波成分に起因する電磁加振力による低振動・低騒音化を効果的に低減することができる。
本実施形態によれば、穴部80A~80Fの周方向一方側の端部の位置が、スロット67Aの周方向一方側の端部の位置よりも周方向の他方側であり、穴部80A~80Fの周方向他方側の端部の位置が、スロット67Aの周方向他方側の端部の位置よりも周方向の一方側であり、穴部80A~80Fが軸方向に見て、周方向で隣り合うティースと径方向で重ならない位置に配置されていることで、コアバック62を周方向に流れる磁束がティースに流れることを阻害しづらくなる。従って、本実施形態によれば、穴部80A~80Fにより、トルクに寄与する磁束の流れを阻害することを抑制できる。
本実施形態によれば、穴部80A~80Fの周方向の両端に曲面81,82を有することで、コアバック62を周方向に流れる磁束がティースに流れることを阻害しづらくなる。従って、本実施形態によれば、穴部80A~80Fにより、トルクに寄与する磁束の流れを阻害することを一層抑制することができる。
本実施形態によれば、回転電機1は、三相交流式の回転電機であって、極数をNとしたとき、スロット数がN×6となる。このような回転電機1においては、ロータ10とステータ60との間を流れる磁束がN×3次の磁束成分、N×6次の磁束成分を含む。例えば、N=10の場合、すなわち回転電機1が10極60スロットの回転電機である場合、ロータ10とステータ60との間を流れる磁束は、10×3次、すなわち30次の磁束成分と、10×6次、すなわち60次の磁束成分を含む。このような場合、穴部80A~80Fを設けることでN×6次の磁束成分に起因するトルクリップルを低減でき、かつ、N×3次の磁束成分に起因するトルクリップルが増大することを抑制することで低騒音化を実現できる。そのため、穴部80A~80Fを設けることで、極数がNでスロット数がN×6の回転電機1において、トルクリップルを低減することで低騒音化を実現できる効果を好適に得やすい。
また、本実施形態によれば、コイル65は、分布巻き、かつ、全節巻きされている。このようにコイル65が巻かれた回転電機1においては、ロータ10とステータ60との間を流れる磁束がN×3次の磁束成分、N×6次の磁束成分を含む。このような場合、穴部80A~80Fを設けることでN×6次の磁束成分に起因するトルクリップルを低減でき、かつ、N×3次の磁束成分に起因するトルクリップルが増大することを抑制することで低騒音化を実現できる。そのため、穴部80A~80Fを設けることで、極数がNでスロット数がN×6の回転電機1において、トルクリップルを低減することで低騒音化を実現できる効果を好適に得やすい。
[回転電機1の第2実施形態]
次に、回転電機1の第2実施形態について、図9を参照して説明する。
図9において、図1乃至図8に示す第1実施形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、軸方向に見て、穴部80A~80Fは真円状である。穴部80A~80Fの周方向の中心位置は、スロット67A~67Fの周方向の中心位置と同一である。軸方向に見て穴部80A~80Fにおける径方向内側の部分とコアバック62における内周面との距離L1は、穴部80A~80Fにおける径方向外側の部分とコアバック62における外周面との距離L2よりも長い。穴部80A~80Fの径方向中心の位置は、コアバック62の径方向中心の位置よりも径方向外側である。コアバック62において穴部80A~80Fは、径方向外側に偏って配置されている。
他の構成は、上記第1実施形態の回転電機1と同様である。
本実施形態の回転電機1では、上記第1実施形態の回転電機1と同様の作用効果が得られることに加えて、回転電機1のトルクに寄与する電気角0次成分の電磁加振力の振幅が2%未満の減少に留まることを確認できた。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、周方向に延びる穴部80A~80Fが径方向でティースと重ならない位置に配置されている構成を例示したが、この構成に限定されない。ティースに磁束の流れに対する影響が軽微であれば、径方向でティースと重なる位置に配置されている構成であってもよい。また、穴部80A~80Fの径方向の中心位置をコアバック62の径方向中心の位置よりも径方向内側である構成を例示したが、高調波磁束が流れる弧の中心位置に応じて、穴部80A~80Fの径方向の中心位置をコアバック62の径方向中心の位置またはコアバック62の径方向中心の位置よりも径方向外側である構成としてもよい。
本発明が適用される回転電機は、モータに限られず、発電機であってもよい。この場合、回転電機は、三相交流式の発電機であってもよい。回転電機の用途は、特に限定されない。回転電機は、例えば、車両に搭載されてもよいし、車両以外の機器に搭載されてもよい。回転電機の極数およびスロット数は、特に限定されない。回転電機においてコイルはどのような巻き方で構成されていてもよい。以上、本明細書において説明した構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
1…回転電機、 10…ロータ、 20…ロータコア、 30…収容穴、 40…マグネット、 41a,41b…第1マグネット、 42…第2マグネット、 51a,51b,51c,51d…第1フラックスバリア部、 52a,52b…第2フラックスバリア部、 60…ステータ、 61…ステータコア、 62…コアバック、 63,66A,66B,66C,66D,66E…ティース、 65…コイル、 67…スロット、 70、70N、70S…磁極部、 80,80A,80B,80C,80D,80E,80F…穴部、 81,82…曲面、 IL1…磁極中心線(d軸)、 J…中心軸

Claims (7)

  1. 中心軸を中心として回転可能なロータと、
    前記ロータの径方向外側に位置するステータと、
    を備え、
    前記ロータは、
    複数の収容穴を有するロータコアと、
    前記複数の収容穴の内部にそれぞれ収容された複数のマグネットと、
    を有し、
    前記ステータは、
    前記ロータコアを囲む環状のコアバック、および前記コアバックから径方向内側に延び周方向に間隔を空けて並んで配置された複数のティースを有するステータコアと、
    前記ステータコアに取り付けられた複数のコイルと、
    を有し、
    前記複数のマグネットは、
    周方向に互いに間隔を空けて配置され、軸方向に見て径方向内側から径方向外側に向かうに従って互いに周方向に離れる方向に延びる一対の第1マグネットと、
    前記一対の第1マグネットの径方向内端部よりも径方向外側において前記一対の第1マグネット同士の間の周方向位置に配置され、軸方向に見て径方向と直交する方向に延びる第2マグネットと、
    を含み、
    前記コアバックは、軸方向に貫通する穴部を有する、回転電機。
  2. 軸方向に見て、前記穴部は周方向に延び、前記穴部における径方向内側の部分と前記コアバックにおける内周面との距離は、前記穴部における径方向外側の部分と前記コアバックにおける外周面との距離よりも短い、
    請求項1に記載の回転電機。
  3. 軸方向に見て、前記穴部は真円状であり、前記穴部における径方向内側の部分と前記コアバックにおける内周面との距離は、前記穴部における径方向外側の部分と前記コアバックにおける外周面との距離よりも長い、
    請求項1に記載の回転電機。
  4. 軸方向に見て前記穴部は、径方向で前記ティースと重ならない位置に配置されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機。
  5. 前記コイルは、分布巻きされている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機。
  6. 前記穴部は、周方向の端部に曲面を有する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の回転電機。
  7. 前記穴部は、周方向に間隔を空けて複数配置されている、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の回転電機。
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