JP2022047232A - 過熱水蒸気処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よく過熱水蒸気を発生させることのできる過熱水蒸気処理装置を提供する。【解決手段】過熱水蒸気処理装置10Bは、冷媒を圧縮する圧縮機18、冷媒を凝縮させる冷媒凝縮器20、冷媒を減圧する膨張弁22、冷媒を蒸発させる冷媒蒸発器24を環状に接続したヒートポンプ回路部14と、冷媒凝縮器20で加熱した被加熱水を飽和蒸気と温水とに分離する水蒸気分離器34と、蒸気加熱部38で発生した過熱水蒸気により被加熱体Wを熱処理する過熱水蒸気処理炉12と、熱源温水を循環ポンプ52によって循環させる熱源温水循環回路50とを備える。熱源温水循環回路50は、過熱水蒸気が過熱水蒸気処理炉12で利用された後の排気蒸気の少なくとも一部が導入されて、熱源温水を加熱する熱交換器54を有する。ヒートポンプ回路部14における冷媒の圧縮機出口温度T1が第1上限温度H1以下となるように、熱交換器54の蒸気流量を調整する。【選択図】図2

Description

本発明は、被加熱体の熱処理をする過熱水蒸気処理装置に関する。
過熱水蒸気は飽和水蒸気をさらに加熱して昇温させた蒸気であり、還元作用、大きい熱容量、不活性などの特徴があることから様々な用途に用いられている。特許文献1では、過熱水蒸気を用い有機物を熱分解してガス化、および炭化する装置が開示されている。特許文献1に記載の装置では、ボイラによって得られた水蒸気を過熱水蒸気発生装置に導入し誘導加熱によってさらに加熱して過熱水蒸気を発生させている。
特開2004-209314号公報
過熱水蒸気を発生させるためには、特許文献1に記載の装置のようにまずボイラなどの燃焼装置によって飽和水蒸気を生成しているが、燃焼装置による加熱は熱効率が高くない。また、過熱水蒸気は被加熱体の熱処理をした後も依然としてエネルギーが高い状態となっているが排気されており、有効利用されていない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、効率よく過熱水蒸気を発生させることができる過熱水蒸気処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる過熱水蒸気処理装置は、冷媒を圧縮する圧縮機、該圧縮機で圧縮された冷媒を被加熱水と熱交換して凝縮させる冷媒凝縮器、該冷媒凝縮器で凝縮した冷媒を減圧する膨張機構、および該膨張機構で膨張した冷媒を熱源温水から回収した熱により蒸発させる冷媒蒸発器を環状に接続したヒートポンプ回路部と、前記冷媒凝縮器で加熱された前記被加熱水を飽和蒸気と温水とに分離する水蒸気分離器と、前記水蒸気分離器から供給される前記飽和蒸気を加熱して過熱水蒸気を発生させる蒸気加熱部と、前記蒸気加熱部で発生した前記過熱水蒸気により被加熱体を熱処理する過熱水蒸気処理炉と、を備えることを特徴とする。
前記熱源温水を循環ポンプによって循環させる熱源温水循環回路を備え、前記熱源温水循環回路は、前記過熱水蒸気が前記過熱水蒸気処理炉で利用された後の排気蒸気の少なくとも一部が導入されて、前記熱源温水を加熱する熱交換器を有してもよい。
前記冷媒蒸発器で前記熱源温水から前記冷媒に供給される熱量を制限する熱量制限機構を備えてもよい。
前記熱量制限機構は、前記ヒートポンプ回路部における所定箇所の前記冷媒が閾値温度以下となるように、または、前記熱源温水循環回路における所定箇所の前記熱源温水が閾値温度以下となるように、前記熱交換器に導入される前記排気蒸気の流量を調整してもよい。
前記熱量制限機構は、前記ヒートポンプ回路部における所定箇所の前記冷媒が閾値温度以下となるように、または、前記熱源温水循環回路における所定箇所の前記熱源温水が閾値温度以下となるように、放熱手段によって前記熱源温水を放熱させてもよい。
前記熱量制限機構は、前記ヒートポンプ回路部における所定箇所の前記冷媒が閾値温度以下となるように、または、前記熱源温水循環回路における所定箇所の前記熱源温水が閾値温度以下となるように、前記循環ポンプの回転数を変化させてもよい。
前記熱交換器と前記冷媒蒸発器との間には温水加熱部が設けられ、起動時に前記温水加熱部によって前記熱源温水が加熱されてもよい。
本発明にかかる過熱水蒸気処理装置では、飽和水蒸気を生成する段階でヒートポンプ回路部を採用している。ヒートポンプは燃料の燃焼によって直接的に熱を得る方法と比べ大幅な省エネルギーが可能であることか、効率よく過熱水蒸気を発生させることができる。
図1は、第1の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置を示す回路図である。 図2は、第2の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置を示す回路図である。 図3は、第2の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置の温度制御方法のフローチャートである。 図4は、第2の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置の温度制御方法の変形例のフローチャートである。 図5は、第3の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置を示す回路図である。 図6は、第3の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置の温度制御方法のフローチャートである。 図7は、第3の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置の温度制御方法の変形例のフローチャートである。 図8は、第4の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置を示す回路図である。 図9は、第4の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置の温度制御方法のフローチャートである。 図10は、第4の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置の温度制御方法の変形例のフローチャートである。
以下に、本発明にかかる過熱水蒸気処理装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の第1実施形態である過熱水蒸気処理装置10Aを示す回路図である。過熱水蒸気処理装置10Aは過熱水蒸気を発生させて、過熱水蒸気処理炉12の内部で被加熱体Wの熱処理をするものである。過熱水蒸気処理装置10Aは、ヒートポンプ回路部14と、蒸気生成移送部16とを備える。
ヒートポンプ回路部14は矢印A1で示すように冷媒を循環させる回路であり、循環経路に沿って圧縮機18、冷媒凝縮器20、膨張弁(膨張機構)22、冷媒蒸発器24が順に接続されている。
ヒートポンプ回路部14では、圧縮機18で圧縮された冷媒が冷媒凝縮器20において蒸気生成移送部16の被加熱水と熱交換をして凝縮される。冷媒凝縮器20において凝縮した冷媒は膨張弁22において膨張および減圧され冷媒蒸発器24に導入される。冷媒蒸発器24では、冷媒が熱源温水流路26の熱源温水と熱交換し、その回収した熱により蒸発する。蒸発した冷媒は圧縮機18に導入されて循環する。圧縮機18の出口管路には圧力計28および温度計30が設けられており、それぞれ計測値は図示しない制御部(例えば、コントローラ42や後述するコントローラ62,68など)に供給されて監視される。
熱源温水流路26には冷媒蒸発器24で冷媒を蒸発させるのに必要な熱量を有する温水が供給されている。この温水は、例えば他のシステムで生成および利用された後の排温水を用いることでエネルギーの利用効率を向上させることができる。
蒸気生成移送部16は矢印A2で示すように水および蒸気が移送される経路であり、経路に沿って給水ポンプ32、冷媒凝縮器20、水蒸気分離器34、圧力調整弁36、蒸気加熱部38、過熱水蒸気処理炉12が順に接続されている。
給水ポンプ32は給水接続口32aから吸い取った水を冷媒凝縮器20に供給する。冷媒凝縮器20はヒートポンプ回路部14と共通のものであり、該ヒートポンプ回路部14を流れる冷媒と熱交換して水が蒸発する。蒸発して水分を含む蒸気は水蒸気分離器34に供給されて飽和水蒸気と水とに分離される。分離された水は冷媒凝縮器20に戻される。水蒸気分離器34から導出された飽和水蒸気は圧力調整弁36によって圧力が調整された後に蒸気加熱部38に供給される。
蒸気加熱部38は、ヒータ38aに加熱管38bが巻回されたものであり、供給される飽和水蒸気をさらに加熱して過熱水蒸気を生成する。ヒータ38aの加熱方式は特に限定されず、例えば電熱式、誘導加熱式などである。
生成された過熱水蒸気は過熱水蒸気処理炉12に供給される。上記のとおり過熱水蒸気処理炉12は内部で被加熱体Wの熱処理をするものである。過熱水蒸気処理炉12で行われる熱処理としては、例えば加熱、脱脂、乾燥、焼成および殺菌などが挙げられる。過熱水蒸気処理炉12の内部温度は温度計40によって計測され、コントローラ42がヒータ38aを調整することによって所定温度に維持される。
過熱水蒸気処理炉12で被加熱体Wの熱処理に利用された過熱水蒸気は、後段室12aから蒸気排出路44を通って排出される。この排出される過熱水蒸気は過熱状態がほぼ維持されているが一部が液化する可能性もあるため、後段室12aには液排出路46が設けられている。
このように過熱水蒸気処理装置10Aでは、飽和水蒸気を生成する段階でヒートポンプ回路部14を採用している。ヒートポンプは燃料の燃焼によって直接的に熱を得る方法と比べ大幅な省エネルギーが可能であることから、効率よく過熱水蒸気を発生させることができる。また、熱源温水流路26に他のシステムで生成および利用された後の排温水を用いることでエネルギーの有効利用が可能になる。
次に、他の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置10B,10C,10Dについて順に説明する。以下に説明する各実施形態では、それ以前に説明した実施形態と同様の構成要素について同符号を付してその詳細な説明を省略する。
図2は、第2の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置10Bを示す回路図である。過熱水蒸気処理装置10Bは上記の過熱水蒸気処理装置10Aに対して熱源温水循環回路50が付加されたものである。
熱源温水循環回路50は矢印A3で示すように、ヒートポンプ回路部14で熱源温水として利用される水を循環させる回路であり、循環経路に沿って循環ポンプ52、熱交換器54、補助タンク56および冷媒蒸発器24が順に接続されている。
過熱水蒸気処理装置10Bでは、蒸気排出路44が第1排出路44aと第2排出路44bとに分岐している。第2排出路44bには制御弁58が設けられており、流れる過熱水蒸気の流量を調整可能である。制御弁58はアクチュエータ58aによって開度が調整される。制御弁58の流量制御により、蒸気排出路44の過熱水蒸気が第2排出路44bと第1排出路44aとに分配される。
制御弁58は直接的には第2排出路44bの流量を制御するが、間接的には第1排出路44aの流量を制御可能である。制御弁58は、直接または間接的に第1排出路44aの流量を調整可能な形態であればよく、例えば蒸気排出路44が第1排出路44aと第2排出路44bとに分岐する箇所に比例動作可能な三方弁を設けてもよい。
第1排出路44aを流れる過熱水蒸気は熱交換器54において熱源温水循環回路50の熱源温水と熱交換をした後に排出される。循環ポンプ52から吐出された熱源温水は熱交換器54において熱交換によって加熱された後、補助タンク56に導入される。
補助タンク56にはヒータ(温水加熱部)56aが設けられており、内部に貯留している温水を加熱させることができる。補助タンク56内部の温度は温度計60で計測されてコントローラ62に供給される。コントローラ62は、補助タンク56内部の温度が所定値となるようにヒータ56aおよびアクチュエータ58aを制御する。ヒータ56aは主に過熱水蒸気処理装置10Bの起動時に稼動させる。アクチュエータ58aを介した制御弁58の制御は主に過熱水蒸気処理装置10Bの通常運転時に行われる。コントローラ62とコントローラ42は共通でもよい。
冷媒蒸発器24はヒートポンプ回路部14と共通のものであり、該ヒートポンプ回路部14を流れる冷媒と熱交換して熱源温水は降温する。すなわち、蒸気の過熱水蒸気処理装置10Aで熱源温水流路26を流れる温水は、過熱水蒸気処理装置10Bでは熱源温水循環回路50を流れる温水に置き換えられている。この対応関係を示すため、図2では冷媒蒸発器24の導入管路を括弧付きの符号26で示している。冷媒蒸発器24で降温した熱源温水は循環ポンプ52に導入されて循環する。
次に、過熱水蒸気処理装置10Bの温度制御方法について説明する。過熱水蒸気処理装置10Bの運転は、ヒートポンプ回路部14では圧縮機18が駆動され、蒸気生成移送部16では給水ポンプ32および蒸気加熱部38が駆動され、熱源温水循環回路50では循環ポンプ52が駆動されることによって行われる。
ただし、起動直後には系全体が低温となっており、蒸気排出路44を流れる蒸気は運転に必要な温度に達していない。したがって、熱交換器54から熱源温水循環回路50に伝達される熱量も小さく、該熱源温水循環回路50から冷媒蒸発器24を介してヒートポンプ回路部14に伝達される熱量も小さい。このため、コントローラ62は温度計60の計測値に基づいてヒータ56aに通電して補助タンク56内部の温水を加熱する。コントローラ62は、補助タンク56内部の温度が所定温度となったらヒータ56aの通電を停止し、通常運転に移行する。このように、起動時にヒータ56aによって熱源温水を加熱することによって、通常運転に迅速に移行することができる。
図3は、過熱水蒸気処理装置10Bの通常運転時における温度制御方法のフローチャートである。この通常運転は、例えばコントローラ62によって実行される。通常運転は上記の起動運転が終了した後に実行され、所定の運転停止指示があるまで微小時間ごとに繰り返し実行される。後述する各フローチャートの処理も同様である。運転の種類は起動運転および通常運転だけに限定されず、所定のモード移行運転や、終了処理運転などがあってもよい。通常運転には一時的な出力増加または低下の運転などが含まれていてもよい。
ステップS1において、温度計30により圧縮機出口温度T1を読み取る。ステップS2において、圧縮機出口温度T1と第1上限温度(閾値温度)H1とを比較し、T1≧H1であればステップS3へ移り(Yes)、T1<H1であればステップS4へ移る(No)。この圧縮機出口温度T1は冷媒凝縮器20に導入される冷媒の温度であることから、ヒートポンプ回路部14から蒸気生成移送部16に伝熱される熱量をほぼ直接的に示していることになる。このステップS1では、その圧縮機出口温度T1を確認する。
ステップS2において、読み取った圧縮機出口温度T1と第1上限温度(閾値温度)H1とを比較し、T1≧H1であればステップS3へ移り(Yes)、T1<H1であればステップS4へ移る(No)。
熱源温水循環回路50は熱交換器54から熱を回収してヒートポンプ回路部14に伝達する作用があるが、蒸気排出路44から排出される過熱水蒸気は相当に高温となっている場合があり、その熱量を全てヒートポンプ回路部14に伝達すると系が熱的に不安定になる懸念がある。そのため、安定に運転することのできる温度として第1上限温度H1が設定されており、圧縮機出口温度T1がそれを上回る場合には次のステップS3で必要な措置をとる。後述する第2上限温度H2および第3上限温度H3も同様である。
ステップS3においては排熱が過剰であることから、アクチュエータ58aを操作して制御弁58の開度を現状開度よりもやや開く。開く程度は所定量でもよいし、圧縮機出口温度T1と第1上限温度H1との偏差に比例した量としてもよい。また、PIDなど所定の制御手法に基づいてもよい。制御弁58を開くことによって、蒸気排出路44を流れる過熱水蒸気は第2排出路44bに流れやすくなり、第1排出路44aおよび熱交換器54に流れ込む量が減ることになる。そうすると、熱交換器54から熱源温水循環回路50を介してヒートポンプ回路部14に伝達される熱量が適正に制限され、系が不安定になることがない。
一方、ステップS4において、読み取った圧縮機出口温度T1と第1下限温度L1とを比較し、T1<L1であればステップS5へ移る(Yes)。
蒸気排出路44から排出される過熱水蒸気のうち第1排出路44aに分配される量が減り、または何等かの要因によって温度が低くなるとヒートポンプ回路部14に伝達する熱量も低下し、冷媒凝縮器20で飽和水蒸気を生成するのに適さなくなる懸念がある。そのため、安定的に飽和水蒸気を生成することのできる温度として第1下限温度L1が設定されており、圧縮機出口温度T1がそれを下回る場合には次のステップS5で必要な措置をとる。後述する第2下限温度L2および第3下限温度L3も同様である。
ステップS5において、アクチュエータ58aを操作して制御弁58の開度を現状開度よりもやや閉じる。閉じる程度はステップS3の場合と同様に種々の手段をとり得る。制御弁58を閉じることによって、蒸気排出路44を流れる過熱水蒸気は第2排出路44bに流れにくくなり、第1排出路44aおよび熱交換器54に流れ込む量が増加することになる。そうすると、熱交換器54から熱源温水循環回路50を介してヒートポンプ回路部14に伝達される熱量が適正に増大し、安定的に飽和水蒸気を生成することができる。
ステップS4においてT1≧H1であれば(No)、熱源温水循環回路50内の温水温度は適正に保たれているため、特に制御弁58の操作は行わずに図3における今回の処理を終了する。ステップS3,S5の実行後も図3における今回の処理を終了する。なお、第1上限温度H1は第1下限温度L1よりも大きいが、その差H1-L1は設計条件によりある程度大きく設定してもよいし、十分に小さく設定してもよい。後述する第2上限温度H2と第2下限温度L2、および第3上限温度H3と第3下限温度L3についても同様である。また、ステップS3,S5における比較判断処理では、ハンチング防止などの目的からある程度のヒステリシス特性をもたせてもよい。後述する各フローチャートでも同様である。
このような過熱水蒸気処理装置10Bでは、熱源温水を循環ポンプ52によって循環させる熱源温水循環回路50を備えており、該熱源温水循環回路50は、過熱水蒸気が過熱水蒸気処理炉12で利用された後の排気蒸気の少なくとも一部が導入されて、熱源温水を加熱する熱交換器54を有している。したがって、過熱水蒸気処理炉12から出る過熱水蒸気がそのまま排出されるのではなく、少なくとも一部が再利用されることになりエネルギー効率が一層向上する。また、ヒートポンプ回路部14における冷媒蒸発器24で冷媒を蒸発させるための熱源温水がシステム自身で賄われるため、他のシステムから排温水の供給を受けることができない環境下においても運転が可能となり、さらに第2排出路44bから排出される過熱水蒸気を他のシステムに供給することもできる。
過熱水蒸気処理装置10Bでは、冷媒蒸発器24で熱源温水から冷媒に供給される熱量を制限する熱量制限機構としてコントローラ62および制御弁58が設けられている。これらは図3(または後述する図4)に示すように動作し、ヒートポンプ回路部14に伝達される熱量が適正に制限されて系が不安定になることがない。この場合の熱量制限機構は、ヒートポンプ回路部14における圧縮機出口温度T1が第1上限温度H1以下となるように、熱交換器54に導入される排気蒸気の流量を調整することにより、適正に熱量制限を行うことができる。
図3に示したフローチャートの制御方法では、ヒートポンプ回路部14の内部で冷媒凝縮器20に導入される冷媒の温度を圧縮機出口温度T1として温度計30によって直接的に計測して熱量制限の制御を行うことから、冷媒凝縮器20に過大な熱量が与えられることが確実に防止され、ヒートポンプ回路部14が熱的に安定する。
図3(および後述する図5、図9)のフローチャートでは、冷媒が冷媒凝縮器20に導入される前段階の圧縮機出口温度T1に基づいて熱量制限の制御を行っており、冷媒凝縮器20から蒸気生成移送部16に伝熱される熱量をほぼ直接的に計測できるため熱量制限の温度計測箇所として好適であるが、設計条件やシステム上の制約によっては他の箇所の温度(例えば、冷媒凝縮器20の出口温度)に基づいて制御を行ってもよい。
図4は、過熱水蒸気処理装置10Bの通常運転時における温度制御方法の変形例のフローチャートである。この通常運転は、例えばコントローラ62によって実行される。
ステップS11において、熱交換器54によって熱交換された熱源水入口温度T2を読み取る。この熱源水入口温度T2は、熱交換器54から冷媒蒸発器24との間で実質的に同じであることから、補助タンク56内部の温度を温度計60によって読み取ることができる。この区間は、蒸気排出路44から排出される過熱水蒸気から熱回収されて、冷媒蒸発器24で冷媒を蒸発させるのに適した温度まで昇温可能となっている。このステップS11では、その熱源水入口温度T2を確認する。
ステップS12において、読み取った熱源水入口温度T2と第2上限温度(閾値温度)H2とを比較し、T2≧H2であればステップS13へ移り(Yes)、T2<H2であればステップS14へ移る(No)。
ステップS13においては排熱が過剰であることから、アクチュエータ58aを操作して制御弁58の開度を現状開度よりもやや開く。ステップS13は上記のステップS3と同様に行われ、同様の作用がある。
一方、ステップS14において、読み取った熱源水入口温度T2と第2下限温度L2とを比較し、T2<L2であればステップS5へ移る(Yes)。
ステップS15において、アクチュエータ58aを操作して制御弁58の開度を現状開度よりもやや閉じる。ステップS15は上記のステップS5と同様に行われ、同様の作用がある。
ステップS14においてT2≧H2であれば(No)、熱源温水循環回路50内の温水温度は適正に保たれているため、特に制御弁58の操作は行わずに図4における今回の処理を終了する。ステップS13,S15の実行後も図4における今回の処理を終了する。
この場合の熱量制限機構は、熱源温水循環回路50における補助タンク56の熱源温水が第2上限温度H2以下となるように、熱交換器54に導入される排気蒸気の流量を調整することにより、適正に熱量制限を行うことができる。
図4(および後述する図6)のフローチャートでは、熱源温水が冷媒蒸発器24に導入される前段階の補助タンク56の熱源水入口温度T2に基づいて熱量制限の制御を行っており、蒸気排出路44からヒートポンプ回路部14に介在して伝熱を行う熱源温水循環回路50の伝熱作用を制限するため熱量制限の温度計測箇所として好適であるが、設計条件やシステム上の制約によっては他の箇所の温度(例えば、熱交換器54の出口温度や冷媒蒸発器24の出口温度)に基づいて制御を行ってもよい。
次に、第3の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置10Cについて説明する。図5は、第3の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置10Cを示す回路図である。
過熱水蒸気処理装置10Cは上記の過熱水蒸気処理装置10B(図2参照)における熱源温水循環回路50に放熱手段64が付加され、第2排出路44bが省略されたものである。放熱手段64は熱交換器54と補助タンク56との間に介挿されており、熱源温水が流れるラジエータ64aと、該ラジエータ64aに対して送風するファン64bとを有する。ラジエータ64aには多数のフィンが設けられていて広い表面積が確保されており、内部を流れる熱源温水を放熱させることができる。放熱手段64は、温度計60よりも上流側であれば熱交換器54と冷媒蒸発器24との間のいずれの箇所に設けてもよい。ラジエータ64aは、例えばヒートシンクなどで代替してもよい。
ファン64bは、コントローラ62によって回転数制御、またはオン・オフ制御などが行われ、ラジエータ64aを空冷して放熱を促進させる。なお、熱源温水循環回路50を流れる熱源温水を放熱させる必要がない場合には、図示しないバイパス切替回路により放熱手段64を迂回させてもよい。
図6は、過熱水蒸気処理装置10Cの通常運転時における温度制御方法のフローチャートである。この通常運転は、例えばコントローラ62によって実行される。
ステップS21において、上記のステップS1と同様に圧縮機出口温度T1を読み取る。ステップS22において、上記のステップ2と同様に圧縮機出口温度T1と第1上限温度H1とを比較し、T1≧H1であればステップS23へ移り(Yes)、T1<H1であればステップS24へ移る(No)。
ステップS23においては排熱が過剰であることから、ファン64bの回転を現状回転数よりも増速する。増速する程度はステップS2の場合と同様に種々の手段をとり得る。ファン64bの回転を増速させることによって、ラジエータ64aを流れる熱源温水が一層放熱および冷却される。そうすると、熱交換器54から熱源温水循環回路50を介してヒートポンプ回路部14に伝達される熱量が適正に制限され、系が不安定になることがない。
一方、ステップS24において、読み取った圧縮機出口温度T1と第1下限温度L1とを比較し、T1<L1であればステップS25へ移る(Yes)。
ステップS25において、ファン64bの回転を現状回転数よりも減速する。減速する程度はステップS5の場合と同様に種々の手段をとり得る。ファン64bの回転を減速させることによって、ラジエータ64aを流れる熱源温水の放熱が抑制される。そうすると、熱交換器54から熱源温水循環回路50を介してヒートポンプ回路部14に伝達される熱量が適正に増大し、安定的に飽和水蒸気を生成することができる。
ステップS24においてT1≧H1であれば(No)、熱源温水循環回路50内の温水温度は適正に保たれているため、特にファン64bの回転数増減は行わずに図6における今回の処理を終了する。ステップS23,S25の実行後も図6における今回の処理を終了する。
過熱水蒸気処理装置10Cでは、冷媒蒸発器24で熱源温水から冷媒に供給される熱量を制限する熱量制限機構として放熱手段64が設けられている。これらは図6(または後述する図7)に示すように動作し、ヒートポンプ回路部14に伝達される熱量が適正に制限されて系が不安定になることがない。
図7は、過熱水蒸気処理装置10Cの通常運転時における温度制御方法の変形例のフローチャートである。この通常運転は、例えばコントローラ62によって実行される。
ステップS31において、上記のステップS11と同様に熱源水入口温度T2を読み取る。ステップS32において、上記のステップS12と同様に熱源水入口温度T2と第2上限温度H2とを比較し、T2≧H2であればステップS33へ移り(Yes)、T2<H2であればステップS34へ移る(No)。
ステップS33においては排熱が過剰であることから、ファン64bの回転を現状回転数よりも増速する。ステップS33は上記のステップS23と同様に行われ、同様の作用がある。
一方、ステップS34において、読み取った熱源水入口温度T2と第2下限温度L2とを比較し、T2<L2であればステップS35へ移る(Yes)。
ステップS35において、ファン64bの回転を現状回転数よりも減速する。ステップS35は上記のステップS25と同様に行われ、同様の作用がある。
ステップS34においてT2≧H2であれば(No)、熱源温水循環回路50内の温水温度は適正に保たれているため、特にファン64bの回転数増減は行わずに図7における今回の処理を終了する。ステップS33,S35の実行後も図7における今回の処理を終了する。
次に、第4の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置10Dについて説明する。図8は、第4の実施形態にかかる過熱水蒸気処理装置10Dを示す回路図である。
過熱水蒸気処理装置10Dは上記の過熱水蒸気処理装置10B(図2参照)における循環ポンプ52をコントローラ68によって給水量可変にしたものであり、第2排出路44bが省略されたものである。さらに、過熱水蒸気処理装置10Dにおける熱源温水循環回路50では、温度計66により冷媒蒸発器24の熱源水出口温度T3を計測する。計測された熱源水出口温度T3はコントローラ68に供給される。
図9は、過熱水蒸気処理装置10Dの通常運転時における温度制御方法のフローチャートである。この通常運転は、例えばコントローラ68によって実行される。
ステップS41において、温度計30により圧縮機出口温度T1を読み取る。ステップS42において、圧縮機出口温度T1と第1上限温度(閾値温度)H1とを比較し、T1≧H1であればステップS43へ移り(Yes)、T1<H1であればステップS44へ移る(No)。
ステップS43においては、排熱が過剰であることから循環ポンプ52の回転を現状回転数よりも減速する。減速する程度はステップS3の場合と同様に種々の手段をとり得る。循環ポンプ52の回転を減速させることによって、熱源温水循環回路50の熱源温水の流量が低下する。そうすると、単位時間あたりの伝熱媒体が減少するため、熱交換器54から熱源温水循環回路50を介してヒートポンプ回路部14に伝達される熱量が適正に制限され、系が不安定になることがない。
一方、ステップS44において、読み取った圧縮機出口温度T1と第1下限温度L1とを比較し、T1<L1であればステップS45へ移る(Yes)。
ステップS45において、循環ポンプ52の回転を現状回転数よりも増速する。増速する程度はステップS4の場合と同様に種々の手段をとり得る。循環ポンプ52の回転を増速させることによって、熱源温水循環回路50の熱源温水の流量が増加する。そうすると、単位時間あたりの伝熱媒体が増加するため、熱交換器54から熱源温水循環回路50を介してヒートポンプ回路部14に伝達される熱量が適正に増大し、安定的に飽和水蒸気を生成することができる。
ステップS44においてT1≧H1であれば(No)、熱源温水循環回路50内の温水温度は適正に保たれているため、特に循環ポンプ52の回転数増減は行わずに図9における今回の処理を終了する。ステップS43,S45の実行後も図9における今回の処理を終了する。
図10は、過熱水蒸気処理装置10Dの通常運転時における温度制御方法の変形例のフローチャートである。この通常運転は、例えばコントローラ68によって実行される。
ステップS51において、温度計66により熱源水出口温度T3を読み取る。ステップS52において、熱源水出口温度T3と第3上限温度(閾値温度)H3とを比較し、T3≧H3であればステップS53へ移り(Yes)、T3<H3であればステップS54へ移る(No)。
ステップS53においては、排熱が過剰であることから循環ポンプ52の回転を現状回転数よりも減速する。ステップS53は上記のステップS43と同様に行われ、同様の作用がある。
一方、ステップS54において、読み取った熱源水出口温度T3と第3下限温度L3とを比較し、T3<L3であればステップS55へ移る(Yes)。
ステップS55において、循環ポンプ52の回転を現状回転数よりも増速する。ステップS55は上記のステップS45と同様に行われ、同様の作用がある。
ステップS54においてT3≧H3であれば(No)、熱源温水循環回路50内の温水温度は適正に保たれているため、特に循環ポンプ52の回転数増減は行わずに図10における今回の処理を終了する。ステップS53,S55の実行後も図10における今回の処理を終了する。
過熱水蒸気処理装置10Dでは、冷媒蒸発器24で熱源温水から冷媒に供給される熱量を制限する熱量制限機構としてコントローラ68および循環ポンプ52が設けられている。これらは図9または図10に示すように動作し、ヒートポンプ回路部14に伝達される熱量が適正に制限されて系が不安定になることがない。この場合の熱量制限機構は、圧縮機出口温度T1が第1上限温度H1以下となるように、または、熱源水出口温度T3が第3上限温度H3以下となるように、循環ポンプ52の流量を調整して適正に熱量制限を行うことができる。
なお、過熱水蒸気処理装置10Dの温度制御では、熱源水入口温度T2と熱源水出口温度T3との温度差に基づいて循環ポンプ52の回転数制御を行ってもよい。各コントローラ42,62,68は一体でもよい。各コントローラ42,62,68の配置箇所は問われず、例えばネット回線を介して接続されていてもよい。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10A,10B,10C,10D 過熱水蒸気処理装置
12 過熱水蒸気処理炉
14 ヒートポンプ回路部
16 蒸気生成移送部
18 圧縮機
20 冷媒凝縮器
22 膨張弁(膨張機構)
24 冷媒蒸発器
26 熱源温水流路
30,40,60,66 温度計
32 給水ポンプ
34 水蒸気分離器
38 蒸気加熱部
44 蒸気排出路
44a 第1排出路
44b 第2排出路
50 熱源温水循環回路
52 循環ポンプ(熱量制限機構)
54 熱交換器
56a ヒータ(温水加熱部)
56 補助タンク
58 制御弁(熱量制限機構)
64 放熱手段(熱量制限機構)
W 被加熱体

Claims (7)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機、該圧縮機で圧縮された冷媒を被加熱水と熱交換して凝縮させる冷媒凝縮器、該冷媒凝縮器で凝縮した冷媒を減圧する膨張機構、および該膨張機構で膨張した冷媒を熱源温水から回収した熱により蒸発させる冷媒蒸発器を環状に接続したヒートポンプ回路部と、
    前記冷媒凝縮器で加熱された前記被加熱水を飽和蒸気と温水とに分離する水蒸気分離器と、
    前記水蒸気分離器から供給される前記飽和蒸気を加熱して過熱水蒸気を発生させる蒸気加熱部と、
    前記蒸気加熱部で発生した前記過熱水蒸気により被加熱体を熱処理する過熱水蒸気処理炉と、
    を備えることを特徴とする過熱水蒸気処理装置。
  2. 前記熱源温水を循環ポンプによって循環させる熱源温水循環回路を備え、
    前記熱源温水循環回路は、前記過熱水蒸気が前記過熱水蒸気処理炉で利用された後の排気蒸気の少なくとも一部が導入されて、前記熱源温水を加熱する熱交換器を有することを特徴とする請求項1に記載の過熱水蒸気処理装置。
  3. 前記冷媒蒸発器で前記熱源温水から前記冷媒に供給される熱量を制限する熱量制限機構を備えることを特徴とする請求項2に記載の過熱水蒸気処理装置。
  4. 前記熱量制限機構は、前記ヒートポンプ回路部における所定箇所の前記冷媒が閾値温度以下となるように、または、前記熱源温水循環回路における所定箇所の前記熱源温水が閾値温度以下となるように、前記熱交換器に導入される前記排気蒸気の流量を調整することを特徴とする請求項3に記載の過熱水蒸気処理装置。
  5. 前記熱量制限機構は、前記ヒートポンプ回路部における所定箇所の前記冷媒が閾値温度以下となるように、または、前記熱源温水循環回路における所定箇所の前記熱源温水が閾値温度以下となるように、放熱手段によって前記熱源温水を放熱させることを特徴とする請求項3に記載の過熱水蒸気処理装置。
  6. 前記熱量制限機構は、前記ヒートポンプ回路部における所定箇所の前記冷媒が閾値温度以下となるように、または、前記熱源温水循環回路における所定箇所の前記熱源温水が閾値温度以下となるように、前記循環ポンプの回転数を変化させることを特徴とする請求項3に記載の過熱水蒸気処理装置。
  7. 前記熱交換器と前記冷媒蒸発器との間には温水加熱部が設けられ、
    起動時に前記温水加熱部によって前記熱源温水が加熱されることを特徴とする請求項2~6のいずれか1項に記載の過熱水蒸気処理装置。
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