JP2022041370A - 塗布装置及び錠剤印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出不良の発生を抑えることができる塗布装置及び錠剤印刷装置を提供する。【解決手段】実施形態に係る錠剤印刷装置1は、ノズルから溶液を吐出する塗布ヘッド51と、塗布ヘッド51に流体を供給する流路となる流体供給配管52と、流体供給配管52を介して、塗布ヘッド51に溶液を供給する溶液供給装置と、流体供給配管52及び塗布ヘッド51にプラズマガスを供給するプラズマ発生装置70と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、塗布装置及び錠剤印刷装置に関する。
錠剤などの印刷対象物に文字やマークなどの識別情報(情報の一例)を印刷するため、インクジェット方式の塗布ヘッドを有する塗布装置を用いて印刷を行う技術が知られている。この技術を用いる錠剤印刷装置は、コンベアなどの搬送装置により錠剤を搬送し、搬送装置の上方に配置された塗布ヘッドの各ノズルから、塗布ヘッド下方を通過する錠剤に向けてインクを吐出し、錠剤に識別情報を印刷する。
前述の塗布ヘッドの各ノズルは、塗布ヘッド内の流路に個別に接続されている。塗布ヘッド内の流路は複雑になっており、例えば一本の主管路や複数の枝管路、複数個の液室などにより、構成されている。また、塗布ヘッドにインクを供給する配管(流路)には屈曲部(隅部)が存在することがある。このため、インクを収容する容器から、インクを供給して、流路にインクを充填する際には、塗布ヘッド内の流路内や、配管内、ノズル内に気泡が発生し、残ることがある。発生した気泡が、ノズルに詰まると、吐出不良の原因となることから、その気泡を取り除く必要がある。この気泡除去方法としては、流路内のインクを加圧などによって強制的に送り、各ノズルからインクと共に気泡を排出する方法が用いられている。
特開2004-24972号公報
しかしながら、前述の気泡除去方法では、流路の隅部(角部)に溜まった気泡を取り除くことが難しく、その気泡をインクと共に排出するためには、長い時間と多くのインクを必要とする。また、長い時間と多くのインクを費やしても、流路の隅部に溜まった気泡を排出することができず、時間やインクを無駄にすることがある。気泡が流路やノズルに詰まり、吐出不良が起きると、印刷された識別情報が不鮮明になったり、印刷抜けが発生したりするなどの印刷不良に繋がる。
本発明が解決しようとする課題は、吐出不良の発生を抑えることができる塗布装置及び錠剤印刷装置を提供することである。
実施形態に係る塗布装置は、
ノズルから溶液を吐出する塗布ヘッドと、
前記塗布ヘッドに流体を供給する流路となる流体供給配管と、
前記流体供給配管を介して、前記塗布ヘッドに前記溶液を供給する溶液供給装置と、
前記流体供給配管及び前記塗布ヘッドにプラズマガスを供給するプラズマ発生装置と、
を有することを特徴とする。
実施形態に係る錠剤印刷装置は、
錠剤に溶液を塗布して印刷を行う錠剤印刷装置であって、
前記錠剤を搬送する搬送装置と、
前記搬送装置によって搬送される錠剤に印刷を行う前述した塗布装置と、
を有することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係る錠剤印刷装置の全体構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る錠剤印刷装置の全体構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプラズマ発生装置及びインク供給装置の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るプラズマ処理工程及びインク供給工程の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るプラズマ発生装置及びインク供給装置の構成図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について、図1乃至図4を参照して説明する。
(基本構成)
図1乃至図3に示すように、第1の実施形態に係る錠剤印刷装置1は、供給装置10と、搬送装置20と、検出装置30と、撮像装置40と、印刷装置50と、インク供給装置60と、プラズマ発生装置70と、印刷後撮像装置80と、回収装置90と、画像処理装置110と、制御装置120と、を備えている。なお、図1及び図2においては、インク供給装置60と、プラズマ発生装置70の図示を省略している。
供給装置10は、ホッパ11及びシュータ12を具備する。ホッパ11は、多数の錠剤Tを収容し、その収容された錠剤Tをシュータ12に順次供給する。シュータ12は、供給された錠剤Tを複数列に整列させ、搬送装置20に供給する。この供給装置10は制御装置120に電気的に接続されており、その駆動が制御装置120により制御される。 なお、錠剤Tは、例えば平面視で真円状の形状であり、割線を有さない錠剤である。
搬送装置20は、搬送ベルト21(図2参照)、駆動プーリ22、従動プーリ23及び駆動部24を具備する。搬送ベルト21は、無端状に形成されており、駆動プーリ22及び従動プーリ23に架け渡されている。駆動プーリ22及び従動プーリ23は軸を中心として回転可能に設けられており、駆動プーリ22は駆動部24に連結されている。駆動部24は制御装置120に電気的に接続されており、その駆動が制御装置120により制御される。この駆動部24は、ロータリーエンコーダなどの位置検出器24aを備えている。位置検出器24aは検出信号を制御装置120に送信する。制御装置120は、その検出信号に基づいて搬送ベルト21の位置や速度、移動量などの情報を得ることができる。
この搬送装置20は、駆動部24による駆動プーリ22の回転によって従動プーリ23と共に搬送ベルト21を回転させ、搬送ベルト21上の錠剤Tを図1及び図2中の矢印A1(搬送方向A1)に搬送する。なお、搬送ベルト21には、孔状の吸引口21a(図2参照)が搬送方向A1に沿って直線の二列になるよう、それぞれ形成されている。二列に並ぶ吸引口21aは吸引チャンバを介して吸引装置(いずれも図示せず)に接続されており、吸引装置(例えば吸引ポンプ)の駆動により吸引力を得る。吸引口21a上に供給された錠剤Tは、その吸引口21aの吸引によって搬送ベルト21上に保持されることになる。
検出装置30は、複数の検出部31(図2参照)を具備する。検出部31は、搬送ベルト21の上方に二つ設けられている。これらの検出部31は、供給装置10より搬送方向A1の下流側であって二列の吸引口21aの上方に位置付けられ、水平面内で搬送方向A1に交差する方向(例えば直交する方向)に並べられている。各検出部31は、レーザ光の投受光によって搬送ベルト21上の錠剤Tを検出する。これらの検出部31は制御装置120に電気的に接続されており、制御装置120に検出信号を送信する。検出部31としては、反射型レーザセンサなど各種のレーザセンサ(レーザ変位計)を用いることが可能である。また、レーザ光のビーム形状としては、スポットやラインなど各種の形状を用いることが可能である。
撮像装置40は、複数の撮像部41(図2参照)を具備する。撮像部41は、搬送ベルト21の上方に二つ設けられている。これらの撮像部41は、検出装置30より搬送方向A1の下流側であって二列の吸引口21aの上方に位置付けられ、水平面内で搬送方向A1に交差する方向(例えば直交する方向)に並べられている。撮像部41は、錠剤Tが直下に到達したタイミングで撮像を行い、錠剤Tの上面を含む画像を取得し、取得した画像を画像処理装置110に送信する。撮像部41としては、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)などの撮像素子を有する各種のカメラを用いることが可能である。各撮像部41は画像処理装置110を介して制御装置120に電気的に接続されており、それらの駆動が制御装置120により制御される。なお、必要に応じて撮像用の照明も設けられている。
印刷装置50は、図3に示されるように、インクジェット方式の塗布ヘッド51と、流体供給配管52と、インク排出配管53と、インク排出弁54を具備する。塗布ヘッド51は、搬送ベルト21の上方に二つ設けられ、撮像装置40より搬送方向A1の下流側に位置付けられている。流体供給配管52は、図3に示すように、後述の三方弁66を介してインク供給装置60及びプラズマ発生装置70に接続され、インク供給装置60あるいはプラズマ発生装置70から流入する流体の流路となる。塗布ヘッド51は、複数のノズル51a(図2参照)を具備し、それらのノズル51aから個別に、流体供給配管52を介して供給されたインク(液体の一例)を吐出する。ノズル51aは、図2においては4つ、図3においては8つに示されるが、実際には数十~数千個のノズルが形成されている。この塗布ヘッド51は、各ノズル51aが並ぶノズル整列方向が水平面内で搬送方向A1と交差するように(例えば直交するように)設けられている。塗布ヘッド51としては、圧電素子、発熱素子又は磁歪素子などの駆動素子をノズル51a毎に有する各種のインクジェット方式の塗布ヘッドを用いることが可能である。塗布ヘッド51は制御装置120に電気的に接続されており、その駆動が制御装置120により制御される。
インク排出配管53は、塗布ヘッド51から排液設備(図示せず)にインクを排出することが可能に塗布ヘッド51と排液設備とを接続する。インク排出配管53には、インク排出弁54が設けられている。インク排出弁54は電気的に制御装置120に接続されており、その駆動(開閉)は制御装置120により制御される。
インク供給装置60は、図3に示すように、インクボトル61と、加圧装置62と、加圧配管63と、インク供給配管64と、加圧弁65と、三方弁66(気体切り替え弁)と、を具備する。インク供給装置60は、塗布ヘッド51にインクを供給する装置(溶液供給装置)である。
インクボトル61は、インク(溶液)を収容するインクタンク(容器)である。インクボトル61には、加圧配管63と、インク供給配管64が接続されている。加圧配管63のインクボトル61が接続された一端と反対の他端は、加圧装置62に接続されている。加圧装置62は、気体(例えばエア)を供給する装置である。加圧配管63は、加圧装置62が供給する気体をインクボトル61内に供給可能に設けられている。加圧配管63を介して、インクボトル61内に気体が供給されると、インクボトル61内のインクに圧が加わり、インクボトル61内のインクが、インクボトル61からインク供給配管64に流入する。また、加圧配管63の途中には、気体の供給を制御する加圧弁65が設けられている。インク供給配管64の端部には、三方弁66が設けられ、三方弁66を介して、流体供給配管52に接続されている。加圧弁65の開閉及び三方弁66の開閉(流路の切り替え)によって、塗布ヘッド51へのインクの供給が制御される。加圧装置62、加圧弁65及び三方弁66は、制御装置120に電気的に接続されており、それらの駆動が制御装置120により制御される。
錠剤への印刷(対象物への溶液の塗布)が終了した際や、印刷途中に、塗布ヘッド51及びインク供給配管64の洗浄を行う際には、インクボトル61は、洗浄液が収容された洗浄液ボトル610に付け替えられる。洗浄液もインクと同様に、加圧配管63を介して、洗浄液ボトル610内に供給される気体によって、洗浄液ボトル610内の洗浄液に圧が加わり、洗浄液ボトル610からインク供給配管64に洗浄液が流入する。洗浄液は、例えばエタノールを含む液であり、インク供給配管64、流体供給配管52、塗布ヘッド51の流路内、ノズル51a内(以下、これらを総称して、単に流路という)に残留したインクを排出して洗浄する。
プラズマ発生装置70は、ガス供給配管71、電極部72、電源部73、ガス供給部74を具備し、誘電体バリア放電によって、プラズマを発生させる大気圧プラズマ発生装置である。
ガス供給配管71は、誘電体(例えば石英)で形成された配管である。ガス供給配管71は、前述のインク供給配管64と流体供給配管52とを接続する三方弁66に接続され、後述する反応ガスGをインク供給配管64に供給する。
電極部72は、ガス供給配管71の途中に設けられ、電圧が印加される部材である。電極部72は、一対の金属製の電極部材72a、72bを備える。電極部材72a、72bは、それぞれ、ガス供給配管71の外周に巻き付けるように設けられ、図3に示すように、互いに間隔を開けて絶縁配置されている。電極部材72aは接地され、電極部材72bは、後述の電源部73に接続されている。
電源部73は、電極部72bに電圧を印加する電源である。電源部73としては、プラズマ生成用の高周波電源を用いる。この高周波電源は接地されている。
ガス供給部74は、ガス供給配管71に反応ガスGを供給する装置であり、タンク75と、バルブ76を備える。タンク75は、反応ガスGを貯留したガス源である。反応ガスGとしては、ヘリウム、アルゴンなどの貴ガス、酸素ガス、窒素ガスまたはこれらを混合したガスなどを用いることができる。プラズマにより活性種が生じるガスであれば、どのようなガスであってもよい。タンク75は、バルブ76を介してガス供給配管71に接続される。バルブ76は、反応ガスGの流量を調整する部材である。電源部73及びバルブ76は、制御装置120に電気的に接続されており、その駆動が制御装置120により制御される。
図1に戻り、印刷後撮像装置80は、複数の印刷後撮像部81(図2参照)を具備する。印刷後撮像部81は、搬送ベルト21の上方に二つ設けられ、塗布ヘッド51より搬送方向A1の下流側に位置づけられている。これらの印刷後撮像部81は、水平面内で搬送方向A1に交差する方向(例えば直交する方向)に並べられた撮像装置であり、錠剤Tが直下に到達したタイミングで撮像を行い、錠剤Tの上面を含む画像を取得し、取得した画像を画像処理装置110に送信する。印刷後撮像部81としては、撮像部41と同じく、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補型金属酸化膜半導体)などの撮像素子を有する各種のカメラを用いることが可能である。各印刷後撮像部81は画像処理装置110を介して制御装置120に電気的に接続されており、それらの駆動が制御装置120により制御される。なお、必要に応じて撮像用の照明も設けられている。
回収装置90は、印刷後撮像部81より搬送方向A1の下流側に位置付けられ、搬送装置20の端部、すなわち搬送ベルト21における搬送方向A1の下流側の端部に設けられている。この回収装置90は、搬送ベルト21による保持が解除されて落下する錠剤Tを順次受けて回収することが可能に構成されている。なお、搬送装置20は、搬送ベルト21上の個々の錠剤Tが所望の位置、例えば、搬送ベルト21における搬送方向A1の下流側の端部に到達した場合に錠剤Tの保持を解除する。
画像処理装置110は、撮像装置40によって撮像された各画像を取り込み、公知の画像処理技術を用いて各画像を処理する。撮像装置40からの画像を取り込むと、錠剤TのX方向、Y方向の位置ずれを検出する。ここで、X方向及びY方向の位置ずれとは、撮像視野の中心に対する錠剤Tの位置ずれであり、その中心に対して錠剤Tがどの程度ずれているかを検出する。本実施形態では、一例として、錠剤Tの搬送方向A1がX方向であり、それに直交する方向がY方向である。
画像処理装置110は、検出した各錠剤TのX方向、Y方向の位置ずれ情報を制御装置120に送信する。なお、画像処理装置110が位置ずれ情報を送信する際には、この位置ずれ情報に各撮像部41の識別情報を付加して送信する。これにより、制御装置120は、送信された位置ずれ情報が、搬送ベルト21により2列で搬送される錠剤Tのうち、いずれの列に位置する錠剤Tの位置ずれ情報であるかを認識することができる。
また、画像処理装置110は、印刷後撮像部81によって撮像された各画像を取り込み、公知の画像処理技術を用いて各画像を処理する。画像処理装置110では、印刷後撮像部81からの画像を取り込むと、錠剤Tに対する印刷パターンと、印刷後撮像部81から取り込んだ画像上の印刷状態とが合致しているかを確認し、その確認情報を制御装置120に送信する。そして、制御装置120では、画像処理装置110からの送信情報から、例えば90パーセント以上合致しているものについては、「良品」と判断して回収装置90に回収し、合致度が90パーセントを下回るものについては、「不良品」と判断して、図示しない不良品ボックスに回収されるようにする。
制御装置120は、入出力装置121と、各部を集中的に制御するマイクロコンピュータ122と、各種情報や各種プログラムなどを記憶する記憶部123と、を備えている。この制御装置120は、各種情報(例えば、処理情報)や各種プログラムに基づいて供給装置10、搬送装置20、撮像装置40、印刷装置50、インク供給装置60、プラズマ発生装置70、印刷後撮像装置80、画像処理装置110を制御する。また、制御装置120は、検出装置30や位置検出器24aから送信される検出信号などを受信する。
(プラズマ処理工程、インク充填工程及び印刷工程)
次に、前述の錠剤印刷装置1が行うインク充填工程及び印刷工程(インク充填処理及び印刷処理)について、図4に示すフローチャートも用いて説明する。
錠剤印刷装置1は、前回の印刷作業終了時に、インク供給装置60には洗浄液ボトル610が装着され、流体供給配管52及び塗布ヘッド51の流路内に洗浄液が充填された状態にあるものとして説明する。錠剤印刷装置1が印刷運転を開始すると、制御装置120は、搬送ベルト21に隣接する待機位置に設けられている受け皿(図示せず)を、リニアガイドやボールネジ機構などの移動機構(図示せず)により塗布ヘッド51の下方に移動させる。加圧弁65は開状態、インク排出弁は開状態、バルブ76は閉状態とされる。にされる。三方弁66はガス供給配管71が閉状態であり、インク供給配管64と流体供給配管52が開状態で流通可能にされる。なお、配管または弁が閉状態であるとは、弁が閉じて流体が流れない状態であり、配管または弁が開状態であるとは、弁が開いて流体が流れる状態である。
加圧装置62によって、気体の一例であるエアが加圧配管63を介して洗浄液ボトル610内に供給され、洗浄液に圧が加わると、洗浄液ボトル610内に収容された洗浄液は、すでにインク供給配管64及び流体供給配管52に満たされている洗浄液を押し出すようにして、インク供給配管64及び流体供給配管52を順次流れ、塗布ヘッド51に流入する。塗布ヘッド51に流入した洗浄液は、塗布ヘッド51の流路を流れ、インク排出配管53に流れる。塗布ヘッド51の流路を流れる洗浄液の一部は、各ノズル51aに流入する。なお、各ノズル51aからは、すでに充填された洗浄液も含め、洗浄液が染みだしてくるため、前述のように受け皿を塗布ヘッド51の下方に移動させておき、ノズル51aの下方において受け皿上で、染み出してくる洗浄液を受ける。洗浄液ボトル610内の洗浄液がインク供給配管64にすべて流入し、洗浄液ボトル610内が空になると、加圧装置62から供給されるエアが流体供給配管52に流入する。エアによって、インク供給配管64、流体供給配管52及び塗布ヘッド51の流路内に充填された洗浄液は押し流され、インク供給配管64、流体供給配管52及び塗布ヘッド51の流路内は空状態になる(ステップS1)。なお、空状態とは、洗浄液あるいはインクなどの液体が完全に無い状態に限らず、配管の内部表面に、わずかに液体が付着している状態も含む。加圧装置62による加圧を開始してから、予め設定された所定時間が経過(例えば20~40秒)すると、制御装置120は、空状態になったことを示す警告を報知するとともに、加圧装置62による加圧を停止し、加圧弁65を閉状態とする。この所定時間は、流路内に洗浄液が無くなり、空状態となる時間として適切な時間を予め実験などで求めておき、設定される。
オペレータは、警告に応じて、インク供給装置60に装着された洗浄液ボトル610をインクボトル61に付け替え、入力操作をする(例えば次の処理開始のボタンを押下する)。印刷工程の前処理として、流体供給配管52及び塗布ヘッド51の流路内をプラズマ処理し(プラズマ処理工程)、塗布ヘッド51にインクを充填するインク充填動作(インク充填工程)をインク供給装置60に実行させる。具体的には、次のとおりである。
プラズマ処理工程を開始するにあたっては、前述のとおり、流体供給配管52及び塗布ヘッド51の流路内は空状態になっている。オペレータによる入力操作がなされると、三方弁66は、インク供給配管64が閉状態であり、ガス供給配管71と流体供給配管52が開状態で流通可能に切り替えられる。インク排出弁54は開状態のままにされる。その後、バルブ76が開状態にされ、ガス供給部74から反応ガスGが放出され、反応ガスGは、ガス供給配管71、電極部72及び流体供給配管52を通過して、塗布ヘッド51に流入する(ステップS2)。反応ガスGの放出とともに、電源部73によって、電極部材72bに電圧が印加される(ステップS3)。すると、電極部72を通過する反応ガスGにプラズマが発生する。すなわち、電極部72を通過後の反応ガスGは、励起、生成された活性種を有するプラズマガスを含むガスとなる。プラズマガスは、流体供給配管52及び塗布ヘッド51に流入・通過した後、インク排出配管53から排出される。塗布ヘッド51に流入したプラズマガスの一部は、各ノズル51aから排出される。プラズマガスによって、流体供給配管52及び塗布ヘッド51の流路内に、プラズマ処理が行われる。
予め設定された所定時間、反応ガスGの放出と、電極部材72bへの電圧印加を行う(ステップ4)。この所定時間は、予め実験などによって流路内を十分にプラズマ処理できる時間を求めておき、設定される。なお、電圧印加において、連続的に電圧を印加してもよく、断続的に電圧を印加してもよい。所定時間が経過すると、ガス供給部74からの反応ガスGの供給を停止し、電圧の印加を停止する(ステップS5)。このようにして、プラズマガスによる流路のプラズマ処理が行われる。
プラズマ処理工程が終了すると、インク充填工程が行われる。インク充填工程では、加圧弁65が開状態にされ、三方弁66が切り替えられる。三方弁66は、ガス供給配管71が閉状態であり、インク供給配管64と流体供給配管52が開状態で流通可能にされる(ステップS6)。この三方弁66の切り替えにより、加圧装置62によって、気体の一例であるエアが加圧配管63を介してインクボトル61内に供給され、インクに圧が加わると(ステップS7)、インクボトル61内に収容されたインクは、インク供給配管64及び流体供給配管52を順次流れ、塗布ヘッド51に流入する。流入したインクは、塗布ヘッド51の流路内を流れ、インク排出配管53を流れる。塗布ヘッド51の流路内を流れるインクの一部は、各ノズル51aに流れ込んで充填される。なお、各ノズル51aからは、充填されたインクが染みだしてくるため、前述のように受け皿を塗布ヘッド51の下方に移動させておき、ノズル51aの下方において受け皿上で、染み出してくるインクを受ける。インク加圧を開始し、予め設定された所定時間(例えば2~7秒)が経過すると(ステップS8)、つまり、インクがインク供給配管64、流体供給配管52及び塗布ヘッド51の流路や、各ノズル51aに充填されたタイミングで、加圧弁65とインク排出弁54が閉状態にされる。この加圧弁65を閉とするタイミングは、予め設定された所定時間(例えば2~7秒程度)が経過したことによって閉とするタイミングである。この所定時間(インク加圧時間)は、塗布ヘッド51の流路や各ノズルにインクが充填される時間として適切な時間を実験などで予め求めておき、設定される。この段階で、前処理は終了する。
前述のインク充填工程が完了すると、錠剤印刷装置1は錠剤への印刷処理を開始する。まず、印刷に要する印刷データなどの各種情報が制御装置120の記憶部123に記憶される。また、供給装置10のホッパ11に印刷対象の錠剤Tが多数投入される。そして、錠剤印刷装置1が駆動されると、搬送装置20の搬送ベルト21は、駆動部24による駆動プーリ22及び従動プーリ23の回転に伴い、搬送方向A1に回転する。搬送ベルト21が回転している状態で、供給装置10から錠剤Tが搬送ベルト21上に一定間隔ではなくランダムに順次供給される。錠剤Tは搬送ベルト21上で所定の移動速度で搬送されていく。
搬送ベルト21上の個々の錠剤Tは、各検出部31によって検出され、各検出部31から各々の検出信号がトリガ信号として制御装置120に入力される。その後、搬送ベルト21上の個々の錠剤Tは、各撮像部41によって撮像される。前述のトリガ信号に基づくタイミング、すなわち錠剤Tが撮像部41の下方に到達したタイミングで錠剤Tの上面が撮像部41により撮像され、その撮像された画像が画像処理装置110に送信される。各撮像部41から送信された個々の画像に基づき、錠剤Tの位置ずれ情報(例えば、X方向、Y方向での錠剤Tの位置ずれ)が画像処理装置110により生成され、制御装置120に送信される。
なお、錠剤TのY方向の位置ずれがある場合など、本実施形態における制御装置120は、印刷データに、画像処理装置110から送信される個々の錠剤Tの位置ずれ情報を加味して、錠剤T個々に対する印刷条件を設定するようにしている。
その後、搬送ベルト21上の個々の錠剤Tは、前述のトリガ信号に基づくタイミング、すなわち錠剤Tが塗布ヘッド51の下方に到達したタイミングで、前述の印刷条件に基づいて印刷装置50により印刷が実行される。印刷装置50の各塗布ヘッド51において、各ノズル51aからインクが適宜吐出され、その錠剤Tの上面に文字やマークなどの識別情報が印刷される。この錠剤Tに塗布されたインクは、その錠剤Tが回収装置90により回収される前に乾燥する。印刷後、印刷後撮像部81において印刷後の錠剤Tが撮像され、制御装置120の制御のもと、印刷状態が「正常」であると判断された錠剤Tは、搬送ベルト21の下流側の端部において保持された状態から解放され、搬送ベルト21から落下して回収装置90により回収される。
(洗浄工程)
次に、前述の錠剤印刷装置1が行う洗浄工程(洗浄処理)について説明する。錠剤印刷装置1は、所定のタイミングで流路内の洗浄を行う。なお、所定のタイミングとは、錠剤への印刷が完了した時や、インクボトル61内のインクの残量が無くなった時、インクの消費期限を迎えた時、印刷途中に吐出不良のノズルがあり洗浄が必要であると判断した時、印刷途中の定期的なクリーニングの時などである。制御装置120は、洗浄のタイミングになると、洗浄が必要であることを示す警告を報知する。これに応じ、オペレータは、インクボトル61を洗浄液ボトル610に付け替える。
洗浄工程では、三方弁66が、ガス供給配管71が閉状態であり、インク供給配管64と流体供給配管52が開状態で流通可能になっている。また、インク排出弁54と、加圧弁65は開状態にされる。加圧弁65が開状態にされると、加圧装置62によって、気体の一例であるエアが加圧配管63を介して洗浄液ボトル610内に供給され、洗浄液に圧が加わると、洗浄液ボトル610内に収容された洗浄液は、インク供給配管64及び流体供給配管52を順次流れ、塗布ヘッド51に流入する。流入した洗浄液は、塗布ヘッド51の流路を流れ、インク排出配管53を流れる。塗布ヘッド51の流路を流れる洗浄液の一部は、各ノズル51aに流れ込んで充填される。なお、各ノズル51aからは、充填されたインクが染みだしてくるため、前述のように受け皿を塗布ヘッド51の下方に移動させておき、ノズル51aの下方において受け皿上で、染み出してくる洗浄液を受ける。
洗浄液の加圧を開始し、予め設定された所定時間(例えば20~40秒)が経過すると、つまり、インクが洗浄液によって押し流され、インク供給配管64、流体供給配管52及び塗布ヘッド51の流路や、各ノズル51aから無くなったタイミングで、加圧弁65が閉状態にされる。この加圧弁65を閉とするタイミングは、予め設定された所定時間(例えば20~40秒程度)が経過したことによって閉とするタイミングである。この所定時間(洗浄液加圧時間)は、塗布ヘッド51の流路や各ノズル51aに存在していたインクが洗浄液に置換される時間として適切な時間を実験などで予め求めておき、設定される。洗浄完了後、続けて錠剤印刷を行わない場合は、三方弁66の切り替えにより、インク供給配管64と流体供給配管52が開状態で流通可能とし、インク排出弁54を閉状態として、流体供給配管52及び塗布ヘッド51の流路内に、洗浄液を充填した状態で、運転を停止する。洗浄完了後、錠剤印刷を行う場合には、前述のとおり、流路に充填された洗浄液をすべて排出し、空状態にしたのちに、プラズマ処理工程を行う。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、プラズマ発生装置70を設け、流体供給配管52及び塗布ヘッド51にプラズマガスを供給することで、インクの流路内をプラズマ処理することができる。インクの流路内がプラズマ処理されると、流路の内面が表面改質され、親水化(親インク化)される。これにより、インクを充填した際に、流路内に気泡が発生することを抑制でき、吐出不良による印刷不良錠剤の発生を抑制することができる。
さらに、プラズマ処理には、殺菌効果がある。錠剤印刷装置において、印刷対象となる錠剤には、例えば経口で摂取されるもの(可食体)がある。この場合、錠剤は高い清浄度が求められるため、錠剤印刷装置のインクの流路は清浄である必要がある。第1の実施形態によれば、インクの流路をプラズマ処理することで、流路が菌などで汚染されていたとしても、殺菌することができるため、より清浄度の高い印刷錠剤を製造することができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、図5を参照して説明する。なお、第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点(プラズマ発生装置70の取り付け位置)について、説明し、その他の説明は省略する。
図5に示すように、第2の実施形態に係る錠剤印刷装置1aは、加圧配管63の途中に三方弁である気体切り替え弁67が設けられる。プラズマ発生装置70は、気体切り替え弁67によって加圧配管63から分岐した位置に設けられる。また、インク供給配管64は設けられず、流体供給配管52がインク供給配管の役割も兼ねる。
第2の実施形態に係る錠剤印刷装置1aは、印刷運転が開始されると、気体切り替え弁67が、ガス供給配管71は閉状態であり、加圧配管63が加圧装置62側と洗浄液ボトル610側(インクボトル61側)で、開状態で流通可能にされる。加圧装置62は、気体の一例であるエアを洗浄液ボトル610内に供給し、洗浄液を排出する。洗浄液ボトル610内の洗浄液がすべて排出され、洗浄液の流路(インクの流路)が空状態になると、気体切り替え弁67が切り替えられ、加圧配管63の加圧装置62側が閉状態とされ、ガス供給配管71と加圧配管63の洗浄液ボトル610側が開状態とされる。この状態で、第1の実施形態と同様に、ガス供給部74から反応ガスGが放出されると共に、電極部72に電圧が印加される。これにより、反応ガスGはプラズマガスとなり、プラズマガスが空の洗浄液ボトル610を介して、インクの流路に供給され、インクの流路をプラズマ処理する。
プラズマ処理が完了すると、制御装置120はプラズマ処理が完了したことを示す警告を報知する。これに応じて、オペレータはインク供給装置60に装着された洗浄液ボトル610をインクボトル61に付け替える。気体切り替え弁67は、ガス供給配管71が閉状態とされ、加圧配管63が加圧装置62側とインクボトル61側で、開状態で流通可能にされる。その後、第1の実施形態と同様にインク充填工程及び印刷工程が行われる。
以上説明したように、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、インクの流路にプラズマガスを流通させることができ、印刷不良錠剤の発生を抑制することができる。また、流路の殺菌効果も得ることができる。
また、前述の説明において、第1の実施形態ではインク供給装置60にインクボトル61を装着してからプラズマ処理を行うとして説明したが、これに限らず、インクボトル61を装着する前に、プラズマ処理を行うようにしてもよい。プラズマ処理を行う際には、流体供給配管52及び塗布ヘッド51の流路内を空状態にする必要があるため、別途洗浄液排出用の加圧装置を設けてもよく、プラズマ処理をする前に、ガス供給部74から反応ガスGを流すことによって、充填された洗浄液を排出するようにしてもよい。
また、前述の説明においては、インク充填工程の前に、プラズマ処理を行うとして説明したが、プラズマ処理は、インク充填を行う毎に、毎回行わなくてもよい。例えば、インク充填を2回行うごとに、プラズマ処理を1回行うなど、プラズマ処理はインク充填を複数回行うごとに1回行うようにしてもよい。プラズマ処理を行う頻度は、使用する反応ガスGの種類や、配管の素材、インクの組成などによって、適宜選択すればよい。また、インク充填工程の前に、プラズマ処理を行わない場合には、洗浄液を排出する必要はなく、洗浄液が充填された状態でインクを流入させ、洗浄液を押し流すようにしてインクに置換することで、塗布ヘッドにインクを充填させてもよい。これによれば、プラズマ処理を行わない場合に、流路内に新たな気泡発生を抑制することができる。
また、前述の説明においては、プラズマ処理工程の後に、インク充填工程を行うとしたが、これに限らず、プラズマ処理工程の後に、空状態の流路に洗浄液を充填してから、洗浄液をインクに置換するようにしてもよい。この場合、流路に充填された洗浄液が、インクによって押し流されるようにしてインクに置換されることで、塗布ヘッドにインクが充填される。これによれば、流路に対して、一般的にインクよりも濡れ性がよい洗浄液を先に流路に充填させることで、流路内での気泡発生をさらに抑制することができる。
また、前述の説明においては、プラズマ処理工程において、反応ガスGの放出と電圧印加は、予め設定された所定時間行うとしたが、これに限らず、反応ガスGの放出量が予め設定された量に達するまでとしてもよい。この放出量は、実験などによって流路内を十分に処理できる反応ガスG量を求めておき、設定すればよい。
また、前述の説明においては、オペレータがインクボトル61を洗浄液ボトル610に付け替えて、インク供給装置60に装着するとしたが、これに限らず、洗浄液の供給装置を別に設けるようにしてもよい。この場合、プラズマ発生装置は、インク供給装置ではなく、洗浄液の供給装置に装着された洗浄液ボトルを介してプラズマガスを塗布ヘッドに供給するようにしてもよい。
また、例えば、錠剤印刷装置1にインク供給装置と洗浄液供給装置とを個別に設け、配管64に設けた切換え弁を介して、インクまたは洗浄液を配管64に選択的に供給できるように構成することで、プラズマ処理、洗浄処理、インク充填処理に応じて、制御装置120が自動的に切り替え弁を切り替えるようにしてもよい。
また、前述の説明においては、プラズマ発生装置70は、誘電体バリア放電方式であるとしたが、これに限らず、グロー放電、アーク放電、直流放電、コロナ放電、沿面放電などでもよい。大気圧下で比較的均一なプラズマを放電でき、温度が高くなりにくいため、誘電体バリア放電がより望ましい。
また、前述の説明においては、塗布ヘッドは、インクジェット式であるとしたがこれに限らず、スプレーノズルなど、ノズルから溶液を吐出して、処理を行うものであれば、その態様は問わない。
ここで、前述の錠剤Tとしては、医薬用、飲食用、洗浄用、工業用あるいは芳香用として使用される錠剤を含めることができる。また、錠剤としては、裸錠(素錠)や糖衣錠、フィルムコーティング錠、腸溶錠、ゼラチン被包錠、多層錠、有核錠などがあり、硬カプセルや軟カプセルなど各種のカプセル錠も錠剤に含めることができる。さらに、錠剤の形状としては、円盤形やレンズ形、三角形、楕円形など各種の形状がある。また、印刷対象の錠剤が医薬用や飲食用である場合には、使用するインクとして可食性インクが好適である。この可食性インクとしては、合成色素インク、天然色素インク、染料インク、顔料インクのいずれを使用しても良い。
また、前述の説明においては、塗布装置の実施形態として錠剤印刷装置を例示したが、これに限らず、紙や基板などに溶液を塗布する装置でもよく、その印刷対象物は問わない。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 錠剤印刷装置
20 搬送装置
50 印刷装置
51 塗布ヘッド
51a ノズル
52 流体供給配管
60 インク供給装置
61 インクボトル
62 加圧装置
63 加圧配管
64 インク供給配管
65 加圧弁
66 三方弁
67 気体切り替え弁
70 プラズマ発生装置
71 ガス供給配管
80 印刷後撮像装置
90 回収装置
110 画像処理装置
120 制御装置
A1 搬送方向
G 反応ガス
T 錠剤

Claims (5)

  1. ノズルから溶液を吐出する塗布ヘッドと、
    前記塗布ヘッドに流体を供給する流路となる流体供給配管と、
    前記流体供給配管を介して、前記塗布ヘッドに前記溶液を供給する溶液供給装置と、
    前記流体供給配管及び前記塗布ヘッドにプラズマガスを供給するプラズマ発生装置と、
    を有することを特徴とする塗布装置。
  2. 前記溶液供給装置と、前記プラズマ発生装置と、を前記流体供給配管に接続する気体切り替え弁を有し、
    前記気体切り替え弁を切り替えることによって、前記流体供給配管及び前記塗布ヘッドに、前記溶液あるいは前記プラズマガスのいずれかを流入させることを特徴とする請求項1記載の塗布装置。
  3. 前記溶液供給装置は、
    前記流体供給配管に接続され、前記溶液または洗浄液を収容する容器に、前記気体を供給して前記溶液を加圧する加圧配管を有し、
    前記プラズマ発生装置は、前記加圧配管の途中に接続され、前記容器内が空の時に、前記容器を介して、前記流体供給配管及び前記塗布ヘッドに前記プラズマガスを供給することを特徴とする請求項1記載の塗布装置。
  4. 前記プラズマ発生装置は、誘電体バリア放電によって、プラズマを発生させることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載の塗布装置。
  5. 錠剤に溶液を塗布して印刷を行う錠剤印刷装置であって、
    前記錠剤を搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置によって搬送される錠剤に印刷を行う請求項1乃至4いずれか一項に記載の塗布装置と、
    を有することを特徴とする錠剤印刷装置。
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