JP2022041342A - ワゴン - Google Patents

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Abstract

【課題】収納空間が広いワゴンを提供する。【解決手段】走行手段3と、物品が載置される載置部材4と、載置部材4が連結され、載置部材4よりも下方に収納部材30を取り付け可能な係止孔15が形成された左右の支持体5と、左右の支持体5の前側端部10fおよび後側端部10bの少なくとも一方に固定され、左右の支持体5を連結している一体のパイプフレーム2と、を備え、載置部材4の下方に収納空間Sが構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、物品を載せて走行可能なワゴンに関する。
屋内外を問わず物品を載せて床面や路面を走行可能としたワゴンが使用されている。このようなワゴンには、物品を載置可能な載置部材と、床面や路面を走行可能な走行手段と、把手が設けられており、使用者は把手を把持してワゴンを所望の方向に移動可能となっている。
また、病院、介護施設等の巡回時、工場、物流センタ等の在庫管理時のように、移動先で器具や電子機器を用いた処理が求められる状況において、これら器具や電子機器を立ったまま取り扱いやすくするために、使用中の器具や電子機器が載置される載置部材をワゴンの上方に配置し、載置部材の下方に収納空間を設け、未使用または使用済の器具、電子機器の電源としてのバッテリ等を収納可能なワゴンも知られている。
例えば、特許文献1に示されるワゴンは、ベースフレームの下端部に取り付けられた走行手段と、ベースフレームに立設された左右の支持体と、左右の支持体によって支持される載置部材と、載置部材に固定された把手を備えている。載置部材の下方において、左右の支持体の係止孔を用いて係止された左右一対のスライドレールに、前後方向に摺動可能に収納部材が取り付けられており、収納部材に未使用または使用済の器具や電子機器の電源としてのバッテリ等の物品が収納されている。
特開2015-211844号公報(第4~6頁、第1図)
特許文献1のようなワゴンにおいては、支持体には載置部材に載置された物品の荷重に加え、把手からの操作力が作用する。また、支持体には、ワゴンが他物に衝突する等の外力が加わることもある。このような力を受けても載置部材が必要以上に傾かないように支持体の構造強度が確保されている。そのため、支持体が太くなっており、左右の支持体の間の収納空間が狭くなっていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、収納空間が広いワゴンを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のワゴンは、
走行手段と、
物品が載置される載置部材と、
前記載置部材が連結され、前記載置部材よりも下方に収納部材を取り付け可能な係止孔が形成された左右の支持体と、
前記左右の支持体の前側端部および後側端部の少なくとも一方に固定され、前記左右の支持体を連結している一体のパイプフレームと、
を備え、
前記載置部材の下方に収納空間が構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、支持体は構造強度の高い一体のパイプフレームに固定されていることによって、支持体を薄く形成することが可能である。また、左右の支持体の前側端部および後側端部の少なくとも一方にパイプフレームが固定されているので、左右の支持体間の離間寸法を長く確保できる。このようにして、収納空間を広く確保することができる。
前記左右の支持体は、前記前側端部および前記後側端部それぞれに前記パイプフレームが設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、ワゴンの構造強度をさらに高めることができる。
前記パイプフレームは、前記左右の支持体の下端同士間を連結していることを特徴としている。
この特徴によれば、パイプフレームを無端状に形成することができるので、パイプフレームの剛性が大となる。
前記パイプフレームは、前記左右の支持体の上端同士間を連結している把手を具備していることを特徴としている。
この特徴によれば、パイプフレームを無端状に形成することができるので、パイプフレームの剛性が大となる。また、把手がパイプフレームに形成されることで、把手からの操作力が支持体に対して直接伝わりにくくなるため、さらに支持体を薄く形成することができる。
前記パイプフレームは、側面視コ字状に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、前後方向ばかりでなく、側方からも未使用または使用済の器具やバッテリ等を出し入れすることが容易となる。
前記係止孔は、前記パイプフレームよりも内側に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、収納部材の取り付けが容易である。
前記収納部材は、前記左右の支持体それぞれの前端面および後端面に形成された前記係止孔を用いて取付けられる前後一対の棚部材であり、前記左右の支持体に取付け後、前記前後一対の棚部材それぞれの背面部を当接させた状態で連結可能となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、左右の支持体に前後一対の棚部材が取り付けられた状態では、各背面部が当接した状態で連結されているため、一方の棚部材の意図しない脱落が他方の棚部材によって規制されるばかりでなく、左右方向への揺動も規制することができる。
本発明に係る実施例のワゴンを示す斜視図である。 実施例のワゴンを示す前方側面図である。 実施例のワゴンを示す平面図である。 ベース部の一部を示す平面図である。 実施例のワゴンを示す右方側面図である。 図5におけるA-A断面図である。 変形例1のワゴンの要部を示す後方側面図である。 変形例2のワゴンの要部を示す後方側面図である。 変形例3のワゴンの要部を示す右方側面図である。 変形例4のワゴンの要部を示す断面図である。
本発明に係るワゴンを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係るワゴンにつき、図1から図10を参照して説明する。以下、図1に示す矢印方向をワゴンの前後左右として説明する。
本実施例のワゴン1は、例えば工場や物流センター等において使用されるもので、図1~図5に示されるように、前後に独立する一対のパイプフレーム2と、パイプフレーム2の下端に設けられた床面や路面を走行可能な走行手段としてのキャスタ3と、情報端末等の電子機器(パソコン等)が載置される載置部材としての天板4と、この天板4を支持するとともに、前後のパイプフレーム2を連結する左右一対の支持体5と、天板4の高さ位置を調節するための昇降装置11と、未使用または使用済の器具やバッテリ等の物品(以下、単に「収納物」と記載する)が載置される底板6を備え、天板4の下方には、収納物等を収納可能な収納空間Sが形成されている。尚、図5においては、説明の都合上トレー30の図示を省略している。
まず、前後のパイプフレーム2について説明する。尚、前後のパイプフレーム2は、前方側、後方側共に同一形状であるため、後方側のパイプフレーム2について説明し、これに対向配置されている前方側のパイプフレーム2の説明については、特に断らない限り省略する。
図1~図5に示されるように、パイプフレーム2は、1本の金属製パイプを連続的に折曲し、両端を任意の箇所で接合することにより無端状かつ側面視コ字状に形成されており、下方側から順に、平面視コ字状のベース部2aと、ベース部2aの前端部から連続的に起立する左右一対の支柱部2bと、各支柱部2bの上端部から連続的に後方に延びる平面視コ字状の把手としてのハンドル部2cが形成されている。
図4を参照して、ベース部2aの左右の屈曲隅部には、その下端部に内方に突出する支持片7が溶接により固着され、支持片7に形成された雌ねじ孔に下方からボルト8を螺合することによりキャスタ3が固定されている。また、前後のパイプフレーム2における4つの支持片7は、底板6を支持している。
図5を参照して、後方側のパイプフレーム2の左右の支柱部2bは、左右の支持体5の後側端部としての後方側の連結片10b(図6も参照)に固定されており、前方側のパイプフレーム2の左右の支柱部2bは、左右の支持体5の前側端部としての前方側の連結片10f(図6も参照)に固定されている。
図1~図3を参照して、ワゴン1の操作者が把持可能なハンドル部2cの左右方向を向く横杆2dは、天板4よりも前後方向外方に張り出すとともに、ベース部2aに対しても前後方向外方に張り出している。また、ハンドル部2cと天板4との左右幅をほぼ等しくしてある。
次に、左右の支持体5について説明する。尚、左右の支持体5は、右方側の支持体5に操作つまみ26を取り付けるための貫通孔が形成されている以外は同一形状であるため、右方側の支持体5について説明し、これに対向配置されている左方側の支持体5の説明については、特に断らない限り省略する。
図5,図6に示されるように、支持体5は、前後のパイプフレーム2の各支柱部2b間に配設される金属製の側板10と、側板10の外側面に取り付けられる金属製または合成樹脂製のカバー12とを備えている。
図6に示されるように、側板10は、平面視外向きコ字状断面をなし、前後方向に延びる平板状の平板10aと、平板10aの前方側の端縁から左右方向外向きに連設された連結片10fと、平板10aの後方側の端部端縁から左右方向外向きに連設された連結片10bを有している。
前方側の連結片10fは、前方側の支柱部2bに上下方向に配置された複数のビス13により固定され、後方側の連結片10bは、後方側の支柱部2bに上下方向に配置された複数のビス13により固定されている(図6参照)。
側板10の前後の連結片10f,10bは、一部が支柱部2bよりも内方に突出しており、当該部分には、前後方向に開口するスリット状の係止孔15が上下方向に多数列設されている(図2参照)。また、平板10aは、支柱部2bよりも内方に位置しており、前端部および後端部それぞれに、左右方向に開口するスリット状の係止孔16が上下方向に多数列設されている(図1参照)。
また、図2を参照して、左右の側板10の上端部の対向面同士は、側面視下向きコ字状断面をなす連結部材14により連結されている。側板10の左右方向外側の開口面は、カバー12を装着することで覆われている。装着後のカバー12の外側面と前後の支柱部2bの外側端とはほぼ同一面に整合するように形成されており、その下端部は、底板6の下面と連続するように下端に行くにつれ内方に向かって湾曲している。
次に、昇降装置11について説明する。図5を参照して、左右の側板10は、側板10の外側面に沿って昇降する昇降杆17と、ラックアンドピニオン式の昇降手段(図示略)と、平面視内向きコ字状断面をなす上下2個のガイド部材20と共に昇降装置11を構成しており、右方側の支持体5のカバー12から外方に突出している昇降手段の操作つまみ26を回転させることによって、左右の昇降杆17に取り付けられた天板4の高さを調節することができる。
次に、収納空間Sについて説明する。図1を参照して、左右の支持体5の間が前後方向に連通していることから、左右の支持体5の間に収納物が収納された段ボール箱55等を挿通させて底板6の上に載置することにより収納可能となっている。
また、左右の支持体5の後方には、実線で示すように収納部材としてのトレー30が取り付けられている。詳しくは、点線で示す取り付け前のトレー30の左右のフック30aを左右の支持体5の係止孔15に挿通させ、左右の連結片10bに係止させることで、取り付けることができる。これにより、トレー30に収納物を収納することができる。尚、直接の図示は省略するが、左右の支持体5の前方にもトレー30を同様に取り付けることが可能である。
このように、本実施例では、底板6上の空間と、トレー30の内側およびその上方の空間が、収納物を収納可能な収納空間Sとなっている。
以上説明したように、実施例に係るワゴン1においては、支持体5が構造強度の高い一体のパイプフレーム2に固定されていることによって、支持体5の強度を比較的低くしても天板4を支持することができるため、支持体5を薄く形成することが可能である。また、支持体5の前後の連結片10f,10bにパイプフレーム2が固定されているので、左右の支持体5間の離間寸法を長く確保できる。このようにして、収納空間Sを広く確保することができる。
また、ワゴン1は、前方側のパイプフレーム2が支持体5の前方側の連結片10fに固定され、後方側のパイプフレーム2が支持体5の後方側の連結片10bに固定されているため、前方側または後方側のパイプフレームだけが側端部に固定されている構成と比較して、ワゴン1の構造強度がさらに高められている。
また、パイプフレーム2は、ベース部2aによって左右の支持体5の下端同士間を連結しており、パイプフレーム2を無端状に形成することができるので、パイプフレーム2の剛性が大となる。
また、パイプフレーム2は、ハンドル部2cによって左右の支持体5の上端同士間を連結しており、パイプフレーム2を無端状に形成することができるので、パイプフレーム2の剛性が大となる。また、把手がパイプフレーム2に形成されることで、把手からの操作力が支持体5に対して直接伝わりにくくなるため、さらに支持体5を薄く形成することができる。
また、パイプフレーム2は、側面視コ字状に形成されているため、前後方向ばかりでなく、側方からも収納物を出し入れすることが容易である。
また、パイプフレーム2によって構造強度が確保されていることから、左右の支持体5それぞれの平板10a、前後の連結片10f,10bに係止孔15,16を形成することができる。
以下、収納空間Sに収納物を収納させる形態の変形例について説明する。図7に示される変形例1のワゴンを参照して、左右の支持体5の後方には、収納部材としてのメッシュパネル32が取り付けられている。詳しくは、4つの係止部材31のフック31aを左右の支持体5の係止孔15に挿通させ、左右の連結片10bに係止させ、各係止部材31にメッシュパネル32をボルトナットにより固定することにより、取り付けることができる。これにより、メッシュパネル32にフックやカラビナを用いて収納物を吊り下げることで、収納空間Sに収納物を収納することができる。また、メッシュパネル32に別体のトレー等の容器を係止して当該容器内に収納物を収納することもできる。尚、直接の図示は省略するが、左右の支持体5の前方にもメッシュパネル32を同様に取り付けることが可能である。
また、図8に示される変形例2のワゴンを参照して、左右の支持体5の後方には、収納部材としてのハンガーパイプ34を取り付けられている。詳しくは、左右一対の係止部材33のフック33aを左右の支持体5の後方側の係止孔16に挿通させ、左右の平板10aの後方側に係止させる。その後、各係止部材33のアーム33bに形成された貫通孔に挿通させた雄ねじをハンガーパイプ34に形成された雌ねじに螺合させることにより、ハンガーパイプ34を取り付けることができる。これにより、ハンガーパイプ34にタオル、束ねたコード等をかけることで、収納空間Sに収納物を収納することができる。また、ハンガーパイプ34に別体のトレー等の容器を吊り下げて当該容器内に収納物を収納するもできる。尚、直接の図示は省略するが、左右の支持体5の前方にもハンガーパイプ34を同様に取り付けることが可能である。さらに尚、図8では、係止孔16に挿通されたフック33aを示すために、縦方向に破断し、昇降杆17およびガイド部材20等の図示を省略した左右の支持体5を図示している。
また、図9に示される変形例3のワゴンを参照して、左方側の支持体5には、収納部材としてのトレー35が取り付けられている。詳しくは、トレー35の前後のフック35aを左方側の支持体5の前方側または後方側の係止孔16に挿通させ、左方側の平板10aに係止させることで、トレー35を取り付けることができる。これにより、トレー35内に収納物を収納することができる。尚、直接の図示は省略するが、右方側の支持体5にもトレー35を同様に取り付けることが可能である。
また、図10に示される変形例4のワゴンを参照して、左右の支持体5には、棚ユニット36取り付けられている。詳しくは、棚ユニット36は、収納部材としての前後一対の棚部材37から主に構成されており、棚部材37は、物品が載置される載置板の左右端から上方側に延びる側板の背面側に形成されたフック37aと、フック37aよりも背面側に位置する載置板の背面端から下方に延びる背面部としての背面板37bを備えている。また、棚部材37の載置板における側板の背面側端間から背面板37bまでの部分および背面板37bは、その左右方向寸法が、左右の支持体5間の寸法よりも僅かに短寸に形成されている。尚、ここでいう背面側とは、棚部材37において、棚ユニット36における前方の棚部材37の前端に対して前後方向反対の側のことであり、後方の棚部材37の後端(前方の棚部材37の前端)に対して前後方向反対の側のことである。また、背面側に対して前後方向反対側を正面側とする。また、図10では、ワゴンを左右方向中央で破断して示している。
一方の棚部材37のフック37aを左右の支持体5の前方側の係止孔15(図9参照)に挿通させ、左右の連結片10bに係止させる。これと同様に他方の棚部材37も一方の棚部材37と高さ位置を合わせて左右の支持体5の後方側に係止させる。その後、図示しないボルトナットを用いてそれぞれの背面板37bを当接させた状態で連結することで、棚ユニット36を取り付けることができる。尚、各背面板37bは、面ファスナ、磁石等を用いて連結されていてもよく、ボルトナットに限定されるものではない。
棚ユニット36は、各背面板37bが当接した状態で連結されているため、一方の棚部材37の意図しない脱落が他方の棚部材37によって規制されるばかりでなく、左右方向への揺動も規制することができる。
また、棚ユニット36は、各背面板37bが載置板の背面端から下方に延びており、背面板37bによって仕切られることなく各載置板が連続しているため、前後方向に連続する長い収納空間Sを構成することができる。
尚、背面板は、載置板の背面端から上方に延びていてもよく、これにより収納空間Sを前方側と後方側とに仕切るようにしてもよい。
また、収納空間Sは、その前後左右の側方が各棚部材37の左右の側板、各棚部材の前端または後端の正面板、および左右の支持体5の平板10aによって画成されているため、棚ユニット36の前後左右の側方から収納物が落下することが防止されている。
これら変形例1~4のワゴンを参照して説明したように、左右の支持体5それぞれの平板10a、前後の連結片10f,10bに係止孔15,16を形成することによって、使用可能な収納部材の種類を増やすことができる。尚、図1,図7~図10において、単体のトレー30,35、メッシュパネル32、ハンガーパイプ34、棚ユニット36が単体で取付けられている形態を例示したが、これに限らず、同じ種類の収納部材複数を同時に取付けてもよく、複数種類の収納部材を組み合わせて取付けていてもよい。
また、係止孔15,16は、パイプフレーム2よりも内側に形成されていることから、左右の支持体5にトレー30、メッシュパネル32、ハンガーパイプ34を取り付けるにあたって、パイプフレーム2を跨ぐことなく取り付けることができるため、取付が容易である。
加えて、左右の支持体5に取付けられたトレー30、メッシュパネル32は、パイプフレーム2よりも内側に配置されるため、左右方向の揺動をパイプフレーム2によって規制することができる。
さらに、パイプフレーム2によって係止孔15,16が視認され難くなるため、美観性がよい。
また、前後のパイプフレーム2のハンドル部2cの横杆2dは、それぞれ天板4およびベース部2aよりも前後方向外方に張り出しているので、収納空間Sを保護することができる。さらに、ハンドル部2cの横杆2dがベース部2aよりも前後方向外方に張り出していることで、ハンドル部2cの横杆2dを操作する操作者の足がベース部2aと干渉しにくくなる。
また、左右のパイプフレーム2の支柱部2bおよびハンドル部2cは、前後に離間しているので、支柱部2bおよびハンドル部2c同士を近接させて配設した場合よりも、ハンドル部2c,2cの前後方向のアーム長さが短くなるので、ハンドル部2cに作用する曲げモーメントが小さくなり、支柱部2bとハンドル部2cとが連続する屈曲部に大きな曲げ荷重が作用することがなくなる。
また、キャスタ3は、別体をなす前後のパイプフレーム2のベース部2aの下端に設けられ、互いの動作に干渉しにくいため、一方に加わる衝撃力や振動等が他方に作用せず、ワゴン1が振動するのを抑制して収納空間Sに収納された収納物の落下を防止することができる。
また、キャスタ3はベース部2aに設けられているので、キャスタ3がベース部2aに固定された底板6に設けられている構成と比較して、キャスタ3に加わる衝撃力が直接底板6に作用し難くなっている。
また、底板6は、平面視コ字状をなす前後のベース部2aに囲まれた内部に設けられているので、底板6を前後のベース部2aにより保護することができ、工場や物流センター等のように狭小なスペースでの操作が求められる環境でワゴン1を使用した際でも、底板6が他物に衝突して損傷したり位置ずれしたりすることがない。
また、底板6は、上面がベース部2aの上面よりも下方に配置されているので、底板6に載置された物品が滑り落ちるのを防止することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内における追加や変更があっても、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、本発明のワゴンとして、ワゴン1を例示したが、これに限らず、本実施例と同様に載置部材とその下方に収納空間を備えるカートであってもよい。
ワゴン1は、前後一対のパイプフレーム2が支持体5に固定されている形態として説明したが、これに限らず、一方のパイプフレーム2だけが支持体5に固定されており、他方のパイプフレーム2を省略してもよい。
また、ワゴン1は、昇降装置11を備える形態として説明したが、これに限らず、昇降装置11を省略して、支持体5を構成する左右の側板10,10の上端部により天板4を直接支持するようにしてもよい。また、一方の側板10だけで天板4を直接支持するようにしてもよい。このようにすることで、支持体の構成を簡素化することができる。
また、前記実施例では、前後のパイプフレーム2,2のハンドル部2c,2cと天板4との左右幅がほぼ等しい形態として説明したが、これに限らず、ハンドル部2c,2cの左右幅を天板4よりも若干長寸としてもよい。このようにすることで、天板4の左右両側面もハンドル部2c,2cの左右両側部により効果的に保護することができる。
また、前記実施例では、収納部材としてトレー30,35、メッシュパネル32、ハンガーパイプ34、前後一対の棚部材37を例示したが、これに限らず、係止孔を通じて係止可能であり、収納空間Sに物品を収納可能な収納部材であればよい。
1 ワゴン
2 パイプフレーム
2a ベース部
2b 支柱部
2c ハンドル部(把手)
3 キャスタ(走行手段)
4 天板(載置部材)
5 支持体
10b 連結片(支持体の後側端部)
10f 連結片(支持体の前側端部)
15 係止孔
16 係止孔
30 トレー(収納部材)
32 メッシュパネル(収納部材)
34 ハンガーパイプ(収納部材)
35 トレー(収納部材)
37 棚部材(収納部材)
37a 背面板(背面部)
S 収納空間

Claims (7)

  1. 走行手段と、
    物品が載置される載置部材と、
    前記載置部材が連結され、前記載置部材よりも下方に収納部材を取り付け可能な係止孔が形成された左右の支持体と、
    前記左右の支持体の前側端部および後側端部の少なくとも一方に固定され、前記左右の支持体を連結している一体のパイプフレームと、
    を備え、
    前記載置部材の下方に収納空間が構成されていることを特徴とするワゴン。
  2. 前記左右の支持体は、前記前側端部および前記後側端部それぞれに前記パイプフレームが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のワゴン。
  3. 前記パイプフレームは、前記左右の支持体の下端同士間を連結していることを特徴とする請求項1または2に記載のワゴン。
  4. 前記パイプフレームは、前記左右の支持体の上端同士間を連結している把手を具備していることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のワゴン。
  5. 前記パイプフレームは、側面視コ字状に形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のワゴン。
  6. 前記係止孔は、前記パイプフレームよりも内側に形成されていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のワゴン。
  7. 前記収納部材は、前記左右の支持体それぞれの前端面および後端面に形成された前記係止孔を用いて取付けられる前後一対の棚部材であり、前記左右の支持体に取付け後、前記前後一対の棚部材それぞれの背面部を当接させた状態で連結可能となっていることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のワゴン。
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