JP2022039926A - 建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置および補強方法 - Google Patents

建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置および補強方法 Download PDF

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Abstract

【課題】強風を受けて撓んだシャッターカーテン3を、左右方向に移動自在な縦姿勢の補強支柱11で補強するにあたり、該補強支柱11の強度を、補強支柱11を大型化しないでもできるようにする。【解決手段】補強支柱11のシャッターカーテン3に対向する面に、シャッターカーテン3に近接対向するよう断面ハット型の補強縦材29を設ける。【選択図】図3

Description

本発明は、ビル等の建物の出入り口部等の開口部の開閉をするため設けられる建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置および補強方法の技術分野に関するものである。
今日、ビル等の建物(建造物)の屋内外の出入り口部等の開口部に、左右に配したガイドレールにシャッターカーテンを昇降案内させることで該開口部の開閉をするようにした建物用のシャッター装置を設けることがある。そしてこのようなシャッター装置に設けられるシャッターカーテンは、屋外側での天候の影響を直接受けることになり、この様な天候の中には、台風や集中豪雨等の悪天候の際に発生する強風があり、シャッターカーテンについても、このような強風に耐えるようにすることが要求される。
ところでシャッターカーテンが強風を受けた場合、該シャッターカーテンは、中央部分が屋内外に撓む(凹む)ことによって左右端縁部がガイドレールから抜け出てしまうという問題があり、そこでシャッターカーテンの左右両端縁部に耐風フックを設け、該耐風フックを、シャッターカーテンが強風を受けて撓んだ場合に、ガイドレール内に設けた係止部に係止するようにしてシャッターカーテンの撓み防止をし、これによってシャッターカーテンがガイドレールから抜け出るのを防止するようにして耐風性能を高める配慮をしている。
このように耐風フックを設けることで必要な耐風性能を備えさせることも可能ではあるが、既存のシャッター装置のなかには耐風フックが設けられていないものがあり、また大開口部に設けられたシャッター装置においては、耐風フックだけでは大型台風等の襲来に対応した耐風性能が充分でないものもあり、そこでこのような場合のシャッター装置に対応させるため、補強支柱を、閉鎖姿勢のシャッターカーテンに対して内外少なくとも一方に設けるようにし、そして該補強支柱に、強風を受けて撓んだシャッターカーテンが当接して受け止められることでシャッターカーテンが大きく撓むことを防止し、これによってシャッターカーテンがガイドレールから抜け出ないようにして耐風機能を発揮できる構成にしたものが提唱されている(例えば特許文献1、2参照)。
特許第4697644号公報 特許第5489044号公報
ところがこれらのものは、何れも補強支柱自体を、強風で撓んだシャッターカーテンが直接当接して受け止める構成にしているため、大型台風の襲来において想定される強風に耐えるようにするためには補強支柱自体を太径(太幅)のものにする等して強度アップを図る必要があり、この様に補強支柱を強度アップした場合、補強支柱が大型で重いものになって開口部の左右方向中間の補強位置への移動作業、起立姿勢(補強姿勢)へのセット作業等の作業に労力を要するものとなって作業性が劣る等の問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、建物の出入り口等の開口部の左右に設けられたガイドレールに案内されて開口部の開閉をするシャッターカーテンを、開口部の左右方向中間の補強位置で開口部の上下間に垂直状に立設し、上下両端縁部が開口部の上下両側部位に支持される補強支柱を介して補強する構成にした建物用シャッター装置において、
前記補強支柱には、強風を受けて撓んだシャッターカーテンが当接して受け止められるべく閉鎖状態のシャッターカーテンに近接対向する状態でシャッターカーテン対向面に補強縦材が一体的に設けられていることを特徴とする建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置である。
請求項2の発明は、補強支柱には、前記撓んだシャッターカーテンが補強縦材に当接して受け止められる状態で該撓んだシャッターカーテンが当接しない設定になっていることを特徴とする請求項1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置である。
請求項3の発明は、前記補強縦材のシャッターカーテンに対する近接対向は、開閉移動するシャッターカーテンのシャッター芯を基準として、シャッターカーテンの開口部への繰出し口となるマグサ部の前後方向のマグサ幅を越えた状態での近接対向であることを特徴とする請求項1または2記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置である。
請求項4の発明は、前記補強縦材は、下端縁部が補強支柱の下端縁部部位に位置し、上端縁部が補強支柱の上端縁部部位には至らない低位位置までの長尺材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置である。
請求項5の発明は、前記補強縦材の上端縁部は、開口部における間口高さの1/2の高さよりも上位に位置するよう設定されていることを特徴とする請求項4記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置である。
請求項6の発明は、補強縦材の上端縁部は、下側ほどシャッターカーテン側に向けて傾斜した傾斜面になっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置である。
請求項7の発明は、補強縦材の下端縁部は、上側ほどシャッターカーテン側に向けて傾斜した傾斜面になっていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置である。
請求項8の発明は、補強支柱は、開口部の上端部に設けた上部レールを走行する上部ローラと、開口部下端の床面を走行する下部ローラとが設けられ、ガイドレールに近接する収納位置と前記補強位置とのあいだを移動することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置である。
請求項9の発明は、補強支柱は、上側支柱部と、該上側支柱部に上下動自在に支持される下側支柱部とを備えて構成され、下側支柱部に補強縦材が設けられることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置である。
請求項10の発明は、下側支柱部は、上側支柱部に遊嵌状に外嵌する状態での上下動であり、補強縦材は、上端縁部が上側支柱部の下端縁部よりも低位に位置するよう設定されていることを特徴とする請求項9記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置である。
請求項11の発明は、補強縦材のシャッターカーテン対向面には緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置である。
請求項12の発明は、建物の出入り口等の開口部の左右に設けられたガイドレールに案内されて開口部の開閉をするシャッターカーテンを、開口部の左右方向中間の補強位置で開口部の上下間に垂直状に立設し、上下両端縁部が開口部の上下両側部位に支持される補強支柱を介して補強する構成にした建物用シャッター装置において、前記補強支柱には、強風を受けて撓んだシャッターカーテンが当接して受け止められるべく閉鎖状態のシャッターカーテンに近接対向する状態でシャッターカーテン対向面に補強縦材が一体的に設けられるものであって、強風を受けてシャッターカーテンが撓んだ場合に、該撓んだシャッターカーテンが補強支柱には当接しない状態で補強縦材に当接して受け止めることでシャッターカーテンの補強をすることを特徴とする建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強方法である。
請求項13の発明は、補強縦材は、下端縁部が補強支柱の下端縁部部位に位置し、上端縁部が補強支柱の上端縁部部位には至らない低位位置までの長尺材で構成されたものであり、強風を受けて撓んだシャッターカーテンが、補強支柱には当接することなく補強縦材に当接して受け止められることで、該受け止め時の負荷を開口部の上側部位よりも下側部位で大きく受ける補強であることを特徴とする請求項12記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強方法である。
請求項1の発明とすることにより、シャッターカーテンを縦姿勢の補強支柱により補強するものでありながら、該補強支柱は、シャッターカーテンとの対向面に該シャッターカーテンに近接対向する状態で補強縦材が一体的に設けられることにより、大型化しない状態での補強がなされたものとなって操作性の優れたものとなる。
請求項2の発明とすることにより、強風を受けて撓んだシャッターカーテンが、補強支柱には当接しない状態で補強縦材に当接して受け止められることになる結果、該シャッターカーテンは、撓み量が補強支柱には至らない抑制された状態での撓みとなって撓み変形に起因するシャッターカーテンのガイドレールからの抜け止め効果をより高いものにできることになる。
請求項3の発明とすることにより、補強縦材のシャッターカーテンに対する近接対向がマグサ部のマグサ幅を越えた状態での近接対向である結果、補強支柱を補強位置にセットした状態でシャッターカーテンを開閉移動したときに、シャッターカーテンが補強縦材に不用意に当接することを回避できることになる。
請求項4の発明とすることにより、補強縦材の下端縁部が補強支柱の下端縁部部位に位置し、上端縁部が補強支柱の上端縁部には至らない低位位置に位置する長尺ものとなっていることで、撓んだシャッターカーテンが当接することで補強支柱が受ける負荷は、下端縁部側に大きく働き、マグサ部側である上端縁部側には小さな負荷となって働くことになり、この結果、補強支柱は、強度的に強い下側の床面側で支持を受けることになって強度アップされた補強ができることになる。
請求項5の発明とすることにより、補強縦材は、間口高さの1/2よりも高位に位置するよう設定されたものとなる結果、強風を受けて撓んだシャッターカーテンの撓み量が大きくなる間口高さの1/2部位が当接して受け止められることになって、シャッターカーテンの確実な受け止め支持ができることになる。
請求項6の発明とすることにより、補強支柱を補強位置にセットした状態でシャッターカーテンを下降した際に、シャッターカーテン最下位の座板が補強縦材の上端縁部に引っかかって円滑な下降作動が損なわれる不具合を回避することができる。
請求項7の発明とすることにより、補強支柱を補強位置にセットした状態でシャッターカーテンを上昇した際に、シャッターカーテン最下位の座板が補強縦材の下端縁部に引っかかって円滑な上昇作動が損なわれる不具合を回避することができる。
請求項8の発明とすることにより、補強縦材が設けられた補強支柱を、ガイドレール側の収納位置と補強位置とのあいだに円滑に移動できることになって操作性が向上する。
請求項9の発明とすることにより、補強縦材が、上側支柱部に上下動自在に支持される下側支柱部に設けられている結果、床面に不陸があったときに補強縦材が不陸に対応して伸縮することになって補強支柱の移動が円滑かつ容易になると共に、撓んだシャッターカーテンが当接したときの負荷を、補強縦材を介して下側支柱部で受けることになり、床面側での確実な支持補強を発揮できることになる。
請求項10の発明とすることにより、下側支柱部が上側支柱部に対して遊嵌する状態で外嵌するものである結果、撓んだシャッターカーテンが補強縦材に当接したときに受ける負荷は、床面側に支持される下側支柱部に直接的に働くことになって、上側支柱部に働く負荷は軽減されたものとなり、補強性能の向上を図ることができる。
請求項11の発明とすることにより、補強縦材のシャッターカーテン対向面に緩衝材が設けられていることで、撓んだシャッターカーテンが補強縦材に当接したときの衝撃緩衝ができることになって、騒音発生の防止、補強縦材、シャッターカーテンの損傷防止を図ることができる。
請求項12の発明とすることにより、強風を受けて撓んだシャッターカーテンが、補強支柱には当接しない状態で補強縦材に当接して受け止められたものとなって、シャッターカーテンの撓み量が補強支柱にまでは至らない抑制された状態での撓みにでき、撓み変形に起因するシャッターカーテンのガイドレールからの抜け止め効果をより高いものにできることになる。
請求項13の発明とすることにより、強風を受けて撓んだシャッターカーテンが、補強支柱には当接しない状態で補強縦材に当接して受け止められたときの負荷が、補強支柱の上側部位でなく床面に支持される下側部位で大きく受けられることになって、安定性の高い補強ができることになる。
補強支柱が収納位置に位置した状態の建物用シャッター装置の正面図である。 補強支柱が補強位置に位置した状態の建物用シャッター装置の正面図である。 建物用シャッター装置の側面図である。 建物用シャッター装置の上端部部位の側面図である。 建物用シャッター装置の下端部部位の側面図である。 補強装置の補強位置部位における上端部部位の側面図である。 補強装置の上端部部位の正面図である。 (A)(B)は図7のI-I、II-II断面図である。 (A)(B)は図7のIII-III、IV-IV断面図である。 (A)(B)は図7のV-V、VI-VI断面図である。 補強支柱が収納位置に位置した補強装置の上端部部位の正面図である。 補強支柱が補強位置に位置した補強装置の上端部部位の正面図である。 (A)(B)は補強支柱が補強位置に位置した補強装置の上端部部位の平面図、側面図である。 収納位置に位置した補強支柱を躯体側に係止した状態を示す平面断面図である。 (A)(B)(C)(D)は落とし込み部の平面図、正面図、側面図、蓋部を開放した状態を示す断面正面図である。 (A)(B)は補強装置の前半の組み立て手順を示す概略説明図である。 (A)(B)は補強装置の後半の組み立て手順を示す概略説明図である。 マグサ部の拡大側面図である。 強風を受けて撓んだシャッターカーテンが補強縦材に当接している状態を示す作用説明図である。 第二の実施の形態を示すシャッター装置の断面側面図である。 シャッター装置の正面図である。 下側支柱部の正面図である。 下側支柱部の側面図である。 下側支柱部の背面図である。 (A)(B)は上部レールの平面図、正面図である。 (A)(B)は上部レールの底面図、側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1はビル等の建物の出入り口等の開口部Eに建て付けられる建物用シャッター装置であって、該シャッター装置1は、開口部Eの左右に設けられるガイドレール2、該ガイドレール2に昇降案内されて開口部Eの開閉をするシャッターカーテン3、開口部Eの天井部空間Hに設けられ、前記シャッターカーテン3が巻装される巻き取り体(巻き取りホイール、巻き取りドラム)4、該巻き取り体4を正逆駆動回転してシャッターカーテン3の巻装をするため電動駆動する開閉機5、巻き取り体4を内装するべく天井部空間Hに設けられるシャッターケース6等の各種の部材装置を用いて構成されていること等は何れも従来通りである。
さらに前記シャッターケース6には、屋外側端が、ガイドレール2よりも屋外側、かつ開口部Eの上方に配された壁部Wに支持固定された左右ブラケット6aが設けられ、該左右ブラケット6aに、前記巻き取り体4の左右両端縁部が支持される構成になっているが、シャッターケース6は、さらに上側屋外側端部が壁部Wに支持されたコ字形をした補強枠6b、左右ブラケット6a間に支架される補強横桟6c、シャッターカーテン3がシャッターケース6から繰出される繰出し口となって、シャッターカーテン3の最下端部に設けられる座板3aを呑み込むマグサ部Mに設けたマグサ枠6d等の各種部材によって補強されたものになっている。またシャッターケース6は、上面板、側面板、下面板を存することで箱形状をしているが、そのうちのケース下面板6eは、補強枠6bの下側面部およびマグサ枠6dに固定されたものになっている。
一方、前記壁部Wの下面部には、開口部Eの左右両側面部を含めて冂字形をした枠材(三方枠)が設けられるが、そのうちの上枠7は、前記ケース下面板6eと面一状になる状態で設けられている。そして本実施の形態のものは、前記シャッターカーテン3が開閉移動するシャッター芯Xを対称芯として屋内外にシャッターカーテン3を補強するための補強装置8の一対が対称状に設けられたものとなっている。
このように本実施の形態においては内外一対の補強装置8が設けられているが、該一対の補強装置8は、シャッター芯Xを対称芯として屋内外(前後)に対称であるため、以降、屋内側の補強装置8について詳述し、屋外側の補強装置8については、特に言及を要する場合を除いて説明は省略する。
そしてこのように補強装置8を屋内外に設けることで、補強効果がより高いものにできるが、本発明を実施するにあたり、補強装置8を屋内外の何れか一方に設けたものであってもよいことは言うまでもないものであって、補強装置8を屋内外の両側に設けるか、何れか一方に設けるかについては、必要において適宜選択できものである。
さらには補強装置8を、開口部Eの左右両側に二組設けたものとし、シャッターカーテン3の左右方向中間の二か所の補強位置を後述する補強支柱11で補強する構成にしてもよく(この場合、補強位置を必ずしも左右方向1/3ずつの等間隔位置に設定する必要はない。)、また一組の補強装置8に補強支柱11を2本等の複数本設けたものとして左右方向適間隔を存してシャッターカーテン3の補強をするようにしても本発明を実施することができる。この場合に、後述する上部レール9は、最大幅として開口部Eの左右全幅に亘るものとすることができ、このようにしたときには補強支柱11を左右引き分けた状態で収納するよう構成することができる。
前記補強装置8は、ケース下面板6eに設けられる上部レール9を備えて構成されるが、該上部レール9はC型形状をし、跨部となる上片部9a、該上片部9aの前後両端縁から垂下するべく下方に向けて折曲した側片部9b、該側片部9bの下端縁から互いに対向するよう前後方向に向けて折曲される前後一対の下片部9cを備えて構成されている。そして上部レール9は、上片部9aがビス(図示せず)等の固定部材を介してケース下面板6eに固定されるが、この固定位置は、シャッターケース6の左右ブラケット6aや補強枠6b等の補強部材位置とすることが好ましいが、ケース下面板6eが必要な強度を備えたものであれば、ケース下面板6eに直接固定しても勿論よい。
そして上部レール9は、前記一対の下片部9cが後述する上部ローラ15の走行面部9cとなり、該走行面部9cの前後方向対向間に形成される間隙Yが、後述する支柱本体部14を貫通状態で左右案内するための案内部(貫通部)Yを構成している。
前記上部レール9は、さらにL字形をした補助部材10が内装されることで補強されたものになっているが、該補助部材10の縦片部10aが側片部9bに当接した重合(積層)状態で設けられている。
このように取付けられた上部レール9は、走行面部9cと補助部材10の下片部10bとのあいだに上部ローラ15が走行する走行スペースが形成されるが、該走行スペースは、上部ローラ15が僅かに上動できる、換言すれば走行面部9cを走行する上部ローラ15と補助部材下片部10bとのあいだには僅かな隙間が存したものになっていて、上部ローラ15が走行面部9cからの必要以上の浮き上がりが規制されるよう設定されており、これによって左右移動する補強支柱11が左右方向に傾斜することを規制(防止)している。
そしてこのように構成される上部レール9は、一端部が左右方向何れか一方のガイドレール2に隣接する補強支柱11の収納位置となり、他端部が開口部位の左右方向中間位置(例えば左右方向中央位置)であって、補強支柱11によるシャッターカーテン3の補強位置となるよう構成されている。
上部レール9の他端縁部は開口した開口端縁部9eとなっているが、該開口端縁部9eの上片部9aには逆L字形をした取り付け金具9fが設けられており、塞ぎ板9gを開口端縁部9eに当てがった状態で、ビス9hを塞ぎ板9gから取り付け金具9fに螺入することで前記開口端縁部9eを着脱自在に塞ぐことができるようになっている。
一方、前記補強支柱11は、上側支柱部12と下側支柱部13とを用いて上下方向に一連状に連結するよう構成されている。
前記上側支柱部12は、さらに四角筒形状をした支柱本体部14を用いて構成されるが、該支柱本体部14は、下端縁部が補強支柱11の上側部位までの短いものになっており、該支柱本体部14の前後両面部14aは、前記上部レール9の案内部Yを遊嵌状態で貫通している。そして該貫通した支柱本体部14の前後両面部14aの上端部位には、走行面部9cよりも上側に位置する状態で、支柱本体部14よりも左右方向に長く設定された(支柱本体部14に対して左右方向に突出するよう)ブラケット14bが設けられており、該ブラケット14bの左右両端部に、前述したように走行面部9cを走行する上部ローラ15が設けられている。そしてこのように構成することで、左右の上部ローラ15は、補強支柱11に対して左右方向に突出する幅広状態で設けられていて補強支柱11の左右方向の傾斜防止が図られている。
さらに支柱本体部14の前後両面部14aには、前記ブラケット14bの下側に隣接し、前記走行面部9cの互いに前後に対向する内端縁部に近接した(案内部Yに遊嵌した)状態で、支柱本体部14よりも左右方向に長く設定されたガイド面部16が設けられており、而して補強支柱11は、支柱本体部14に設けた左右方向に長いガイド面部16が前記走行面部9cの先端縁部に近接対向する案内状態で左右方向に移動案内されるように設定されている。
しかもガイド面部16は、支柱本体部14の左右両面部14cに跨部17aが固定された補強部材(第一の補強部材)17の左右両片部17bが溶着等の固定手段によって固着されており、これによってガイド面部16の支柱本体部14に対する補強がなされている。
尚、本実施の形態のブラケット14bは支柱本体部14の前後両面部14aに上下端縁部が溶着されるものであり、このためガイド面部16は、支柱本体部14に対応する部位に切り欠き部16aが形成されていて、ブラケット14bの下端縁部の溶着が、ガイド面部16を支柱本体部14に取り付けた後でもできるように配慮されている。
さらに支柱本体部14には、前記ガイド面部16よりも下側に位置する状態で太幅の外郭部18が設けられるが、該外郭部18は、下端縁部が支柱本体部14よりも短いものになっており、これによって支柱本体部14は、前述したように補強支柱11の上側部位までの短いものではあるものの、下端部が外郭部18よりも下方に延出(突出)する構成になっている。
そして外郭部18は、四角筒形状をしたものが支柱本体部14に対して遊嵌状に外嵌し、支柱本体部14の前後両面部14aおよび左右両面部14bに対応する部位が凹溝部18aになっていて、その溝底部が前後両面部14a、左右両面部14bに当接して溶着等の固定手段によって一体化されており、このように構成することにより、外郭部18のコーナー部18bは、支柱本体部14から離間した幅広部となっている。
因みに外郭部18は、本実施の形態では前記凹溝部18aが形成された断面ハット形状をした板材18cとL字形をした板材18dとを溶着等の固定手段によって一体化した構造になっている。
一方、前記補強支柱11の構成部材である下側支柱部13は、四角筒形状をし、前記外郭部18よりも太幅になったものであって、該下側支柱部13の上端部に、前記上側支柱13の支柱本体部14および外郭部18が上下方向移動自在(伸縮自在、抜き差し自在、出入り自在、出没自在)な遊嵌状態で嵌入(内嵌)している。逆に言えば、下側支柱部13は、上側支柱部13に外嵌する状態で上下動自在に外嵌している。
そして支柱本体部14の左右両面部14cのうち、外郭部18の下端縁よりも下方に延出する延出部14dには、下側支柱部13の左右両面部13aの内面に近接対向(または当接)するよう球体14eが配されているが、該球体14eは、支柱本体部左右両面部14cに設けたブラケット14fを介して全方向回転自在に支持されている。
尚、球体14eは、上側支柱部12に対して下側支柱部13が左右方向に相対的に傾斜した場合に、球体14eが下側支柱部13の左右両面部13aの内面に当接することで上側支柱部12と下側支柱13との左右方向の傾斜を規制するよう突き当てられる突き当て部材を構成しているが、傾斜規制をするものであれば、球体ではなく突起状の固定物やローラ体(回転体)であっても勿論よい。
またこのような突き当て部材としては、本実施の形態では支柱本体部14の左右両面部14bに設けたが、前後両面部14aに必要において設けることもできる。
さらに上側支柱部12には、下側支柱部13の上端側部位を覆うための覆い部19が設けられているが、該覆い部19は、下側支柱部13の上端部上方を覆うべく下側支柱部13よりも前後、左右方向に幅広の天面部19aと、該天面部19aの周縁部から垂設され、下側支柱部13の左右両面部13a及び前後両面部13bの外周を遊嵌状に覆う側面部19bとが設けられていて、雨水等が下側支柱部13の上端部から浸入するのを防止するように構成されている。
因みに本実施の形態の覆い部19aには、天面部19aの支柱本体部14の前後両面部14aに対向する端縁部に、覆い部19を支柱本体部14に溶着するための突片19cが天面部19aから上方に突出するようにして形成されている。
また下側支柱部13の下端部に設けられる下面部13cには、床面(床面)Fを走行する下部ローラ20が配されるが、該下部ローラ20は、縦軸周りの方向変換が不可能な状態で前記下面部13cに取り付けられるブラケット20aに左右方向に移動自在に設けられるものであって、本実施の形態においては、下部ローラ20は、一対のものが前後および左右方向に位置ずれした状態で下面部13cに設けられている。尚、20bは、下部ローラ20の走行(転動)をロックするための操作レバーであって、該操作レバー20bは、本実施の形態では一方の下部ローラ20のみに設けられたものとなっているが、両者に設けたものとすることも必要においてできる。
さらに本実施の形態においては、下側支柱部13の前後両面部13bのうち、シャッターカーテン3に対向する側の面部(前後方向内側面部)に、シャッターカーテン3に近接対向するよう後述する補強縦材29が設けられていて補強支柱11の補強をすると共に、強風を受けて撓んだシャッターカーテン3が補強縦材29に直接当接して受け止めることができるようになっている。
そしてこのように上側支柱部12と下側支柱部13とを上下方向伸縮自在に連結した補強支柱11は、上側支柱部12に設けた上部ローラ15が上部レール9を左右方向に走行案内され、下側支柱部13に設けた下部ローラ20が床面Fの表面(床面)を左右方向に直線状に走行することで、開口部一端側のガイドレール2に隣接する収納位置と、左右方向中間の補強位置とのあいだを左右移動できるように構成されている。
さらに前記上部レール9には、補強支柱11の補強位置に対応した部位に補強部材(第二の補強部材)21が設けられている。該補強部材21は、上部レール9の前後方向一方(シャッターカーテン3が配される側(シャッター芯X側)とは反対側)の側片部9bに設けられているが、他方(シャッターカーテン3側)または両方の側片部9bに設けることもできる。補強部材21は、逆L字形をした板材の縦片部21aが上部レール9の側片部9bに溶着され、上片部21bがケース下面板6eにビス(図示せず)を介して固定されたものであるが、補強部材21には、さらに縦片部21aと上片部21bとに溶着された補強片21cが左右方向に間隔を存して設けられたものになっている。
そしてこのものでは、縦片部21aにL字形をしたブラケット22aが固着され、該ブラケット22aに円弧状(フック状等、適宜の形状にできる。)の係止部が形成された吊り込み金具22が着脱自在に設けられている。
さらに補強支柱11には、補強位置に位置した状態で上下両端部を位置決め支持するため、上下両側の支持部材23、24が設けられているが、これら支持部材23、24は何れも下側支柱部13に設けられている。
前記上側支持部材23は、本実施の形態では、下側支柱部13の前後両面部13bのうち、シャッターカーテン3と対向する面とは逆側の面部(室内側面部)に設けられたものになっているが、下側支柱部13の左右および前後面部13a、13bのなかから選択される任意の面部に設けることができるものである。そして上側支持部材23を構成する円筒状の支持金具23aの複数がブラケット23bを介して下側支柱部13の室内側の左右面部13aの一方(本実施の形態ではガイドレール3側)に取り付けられており、該支持金具23aに直線状の杆状体23cが上下方向移動自在に貫通している。前記支持金具23aのうちの最下端の支持金具23aの下方には、杆状体23cを上下位置に保持するため上下一対の保持金具23d、23eが前記前後面部13bに取り付けられている。
前記下側保持金具23eは、杆状体23cの下端縁部を受け止め支持すべく平板状になっているが、本実施の形態では着磁されたもの(下側保持金具23eが直接着磁されたものであってもよいし、磁石を貼着する等して設けたものでもよい。)になっていて、杆状体23cの下端縁部を磁着保持するように構成されている。
前記杆状体23cの下端縁部には、水平方向に延出したフランジ部23fが設けられている一方で、上側保持金具23dには、杆状体23cが上下方向移動自在の貫通状態で、フランジ部23fを前後方向の向きに回転操作した場合に、該フランジ部23fを上下方向に貫通操作できるが、左右方向の向きに回転操作した場合にはフランジ部23fが係止して貫通操作できないように設定された貫通溝23gが形成されている。因みに、上側保持金具23dについても着磁したものとして、フランジ部23fが不用意に上側保持金具23dから脱落しないように配慮することができる。
そして補強支柱11が補強位置に位置した状態で、フランジ部23fを下側保持金具23eに保持した状態では、杆状体23cは、上端縁部23hが上部レール9よりも下側に位置する非位置決め姿勢になっているが、フランジ部23fを上側保持金具23eに保持した状態にすることで、杆状体23cは、上端縁部23hが上部レール9に設けたストッパ片9iに近接対向する位置決め姿勢となり、該位置決め姿勢となった状態では、補強位置に位置する補強支柱11の上端縁部が収納位置側に移動するのを規制するようになっている。
因みに本実施の形態のものは、補強支柱11が収納位置に位置した状態で、該補強支柱11が補強位置側に移動するのを規制すべく上部レール9に第二のストッパ片9jが設けられている。
一方、下側支持部材24は、本実施の形態では、下側支柱部13の前後両面部13bのうち、シャッターカーテン3(シャッター芯X)とは反対側の面(左右方向外方側の面)に設けられたものになっているが、下側支柱部13の左右前後面部13a、13bのなかから選択される任意の面部に設けることができるものであることは上側支持部材23の場合と同様である。
そして下側支持部材24を構成する有天四角筒状の支持金具24aが、下側支柱部13の前後方向一方の面部13bに取り付けられているが、該支持金具24aには、上下方向移動自在に有天四角筒形状をした杆状体(作動体)24bが内嵌されている。
前記支持金具24aの左右方向一側面部24cには長孔24dが形成されているが、該長孔24dを貫通する状態で杆状体24bに操作体24eが設けられ、さらに支持金具24aの室内側面24fには操作螺子24gが設けられている。そして杆状体24bは、床面Fよりも上方の上動した状態で操作螺子24gを緊締操作することで、該操作螺子24gの先端部が押圧状に当接することになって上下移動が規制される固定状態となり、操作螺子24gを緩めることにより自重降下を含めた上下移動が許容された状態となり、該自重降下したものは、操作体24eを把持して長孔24dに沿って持上げ操作できるようになっている。
そして補強支柱11が補強位置に位置した状態で、杆状体24bを自重降下させた場合に、該杆状体24bは、後述する落とし込み部25に嵌入して補強支柱11の下端部の位置決め支持をする位置決め姿勢となって収納位置側への移動規制がなされるが、該自重降下した状態の杆状体24bの上端縁部は、前記操作螺子24gよりも下側に位置する設定になっており、而して杆状体24bが自重降下した位置決め姿勢の状態で操作螺子24gを支持金具24a内に深く螺入して螺子先端部を杆状体24bの上側にオーバーラップ(位置)させることで、杆状体24bが落とし込み部25から抜け出る上動を規制し、これによって杆状体24bが落とし込み部25から抜け出て位置決め解除がなされることがないよう配慮している。
一方、前記落とし込み部25は、床面Fの補強位置対応部位に穿った取り付け穴Zに埋設する状態で形成されるものであるが、該落とし込み部25は、本体部25a、蓋部25b、そしてフランジ部25cを備えて構成されるが、本体部25aは、有底四角筒形状をし、その左右両側面部25dの左右外側にはさらに突出面部25eが形成されたものとなっている。
一方、フランジ部25cは、本体部25aの上端縁に組み付けられたものであって、蓋部25bを着脱自在に取付けるべく開口部25fが形成されるが、該開口部25fは、左右方向一方の端縁部25gが該一方の突出面部25e部位にまで至るが、他方の端縁部25hは該他方の側面部25d部位までのものとなっている。
また蓋部25bは、前記開口部25fに内嵌してフランジ部25cと面一状になる状態で該開口部25fを塞ぐ(蓋をする)設定になっているが、該蓋部25bには、補助板25iが下側に隣接する状態で設けられている。そして該補助板25iは、蓋部25bで開口部25fを塞いだ状態で、左右両端縁部が本体部左右両側面部25dに形成した切り欠き部25jに載置する状態になっていて、蓋部25bの本体部25aに対する支持をするように構成されている。
さらに蓋部25bには、-のドライバーや硬貨(例えば10円硬貨)の周縁部を差し込んで回転操作ができる凹溝が形成された操作部25kが上面に設けられているが、操作部25kの下端部には施錠片25lが設けられている。そして操作部25kを回転操作することで、施錠片25lが、一方の本体部側面部25dに形成した施錠孔25mに嵌入することになり、これにより抜け止め状に施錠される施錠姿勢から、施錠孔25mから抜け出ることで解錠状態となって蓋部25bを取り外すことができる解錠姿勢とに操作できるようになっている。
そして本実施の形態のものは、操作部25kを操作して解錠した状態で取外した蓋部25bは、蓋部25bと補助板25iとの先端部位を、一方の本体部側面部25dと突出面部25eとのあいだに差し込むことで仮保持できるように構成されている。
このように本発明が実施された補強支柱11を含めたシャッターカーテン3の補強装置8は、新設のシャッター装置1を開口部Eに建て付ける際に併せて組み付けることができるが、既設のシャッター装置1においても後付けとして簡単に組み付けることができ、以下にその組み付け手順(方法)について説明する。
既設のシャッター装置1に組み付ける場合に、現場搬送して準備する部材としては、補強支柱11、上部レール9、そして落とし込み部25のそれぞれの構成部材であり、これらの現場搬送された部材のうち、まず上部レール9を開口部Eの上部に取り付けるレール取り付け工程を実行する。
次に、補強支柱11を上部レール9に組み込む支柱組み込み工程を実行することになるが、前記レール取り付け工程で取り付けられた上部レール9の補強位置側の開口端縁部9eが塞ぎ板9gで塞がれた状態で現場搬送されたものである場合には、該塞ぎ板9gを取り外すことで開口端縁部9eを開口し、この開口端縁部9eから補強支柱11の上端部に設けられた上部ローラ15を嵌入組み込みすることによって、補強支柱11の上部レール9への支柱取り付け工程が実行される。そして補強支柱11の上部レール9への支柱取り付け工程の実行には、前記開口端縁部9eを塞ぎ板9gを介して開閉する工程も含まれることになる。
さらにこのものでは、床面Fに落とし込み部25を形成するための落とし込み部形成工程が必要になるが、この落とし込み部25を形成する位置が、現場の床面Fにおいて設計寸法により正確に特定できる場合には、前記レール取り付け工程、支柱組み込み工程の実行の先後を問わず、落とし込み部形成行程を実行することができるが、この場合には、落とし込み位置を特定するため正確な寸法取り作業が必要になる。
これに対し、支柱取り付け工程後であった場合には、前記上部レール6に組み込まれた補強支柱11を補強位置まで移動し、下側支持部材24に設けられる杆状体24bを前述したように自重降下させることで、該杆状体24bの降下部位を特定することができ、この特定された降下部位の床面Fを穿ち工事して落とし込み部25を設けることで、簡単な落とし込み部25の形成作業が、面倒な寸法取り作業をすることなく正確にできることになる。
このようにしてシャッターカーテン3を補強するための補強装置8の組み込みができることになるが、このものでは、さらに補強支柱11の上部レール6への組み込みが、上部レール6を利用してできるように設定されている。
前述したように、開口部上部に取り付けられた上部レール6には、補強位置に対応する部位に補強部材21が設けられ、該補強部材21に吊り込み金具22が着脱自在に設けられている。そしてこの吊り込み金具22に、電動式(手動式であっても勿論よい。)のホイスト26等の簡便な揚上機械を係止する。そして該ホイスト26から垂下される作動チェーン26aに設けた係止フック26bを、補強支柱11の下側支柱部13の上側部位にブラケット27aを介して着脱自在に設けた吊り込み金具27に係止する。
この係止状態でホイスト26を駆動して係止フック26bの持上げ作動をすることで、補強支柱11は、上端側が補強位置対応部位において持ち上げられることになり、而して補強支柱11の補強位置部位においての上部レール6への組み込みが容易にできるように設定されている。
次に、前述した補強支柱11に一体的に取り付けられる補強縦材29について詳述する。補強縦材29は、補強支柱11を構成する下側支柱部13の前後両面部13bのうちのシャッター芯Xに対向する側の面13bに一体的に取り付けられるものであるが、該補強縦材29は、冂字形になっていて下側支柱部13に対し左右方向幅狭な本体部29aと、該本体部29aの左右両端縁部から左右方向外方に延出した脚片部29bとを備えた断面ハット型形状をしたものであり、そして脚片部29bが前記一方の前後面部13bに溶着されることで下側支柱部13に一体化されたものとなって補強されている。
そして補強縦材29は、本体部29aが覆い部19よりもシャッター芯X側に突出していて閉鎖姿勢のシャッターカーテン3に近接対向する構成になっていると共に、上端縁部29cが、上側支柱部12の上端縁部12aよりも低位であって、覆い部19に近接する下側位置に位置し、下端縁部29dが下側支柱13の下面部13cと略一致する位置までの長尺のものとなっており、このように構成することで、補強縦材29の上端縁部29cは、補強支柱11を構成する上側支柱部12の上端縁部よりも低位(下側)で、かつ開口部Eにおける間口高さの1/2の高さよりも上位(上側)に位置する設定になっている。
ところでシャッター装置1としては、シャッターカーテン3のシャッターケース6からの繰出し口となっていて、全開状態になったときのシャッターカーテン3の座板3aを呑み込むマグサ部Mが設けられるが、シャッター芯Xに近接対向するよう設けられた補強縦材29は、本体部29aの跨片部(シャッター芯Xに対向する対向片部)29eが、シャッター芯Xを基準としてマグサ部Mにおける前後方向のマグサ幅Lを僅か(数mm程度)に越えた状態で閉鎖姿勢のシャッターカーテン3に近接対向するよう配置される。
そしてシャッターカーテン3が強風を受けて撓んだ場合に、図19に示すように、該シャッターカーテン3は、下端の座板3a側は左右方向中央部位を支持するものがなく遊端状態となっていることが相俟って、上下方向中央部位を越えて凡そ間口高さの2/3~3/4の高さ部位までの部分が大きく撓み、これ以上の上側部位については、マグサ部Mによる間口幅全体に亘る支持があることもあって撓み量が抑えられることになり、この様に撓もうとするシャッターカーテン3は、補強縦材29に当接して受け止められることになって、補強支柱11(上側支柱部12、下側支柱部13)には当接することがない状態となる。
因みに本実施の形態では、マグサ幅Lがガイドレール2の前後幅と同寸法になっているが、これに限定されるものでなく、マグサ幅Lには、ガイドレール2の前後幅に対して広狭何れの場合もある。
そしてこのように補強支柱11に補強縦材29が設けられたものとすることにより、全閉姿勢のシャッターカーテン3が強風を受けて撓んだ場合に、前述したように該撓んだシャッターカーテン3は、支持支柱部を構成する上下両側の支柱部12、13には当接することなく、シャッター芯Xに近接対向する補強縦材29に当接して受け止められることになり、この結果、シャッターカーテン3の左右端縁部がガイドレール4から抜け出るほどの撓み変形することが回避され、高い耐風性能を発揮できるよう構成されている。
この場合に、補強縦材29は、補強支柱11の下端縁から補強支柱11の上縁部には至らない低位置までのものとなっている結果、補強縦材29が当接したシャッターカーテン3側から受ける負荷は、該下端縁部側に大きい負荷となって床面F側に支持されることになって、上端縁部側はその分軽減した負荷を受けるものとなる。この場合に、補強支柱11の上端縁部は、マグサ部Mに隣接するケース下面板6eや上枠7等に支持される上部レール9に取り付けられることになるが、これらケース下面板6eや上枠7は、床部Fに配した落とし込み部25の場合に比して支持強度がどうしても劣るものとならざるを得ないが、このような部位に取り付けられた上部レール9に支持させたものであっても充分な補強強度が得られることになる。
しかもこのものでは補強支柱11が上側支柱部12と下側支柱部13とで構成され、下側支柱部13に補強縦材29が設けられたものとなっていて、強風を受けて撓んだシャッターカーテン3が当接して受け止められる部材は実質的には下側支柱部13となる。この結果、前記撓んだシャッターカーテン3を受け止めるための負荷は、下側支柱部13側に大きく働くことになるが、該下側支柱部13は、下端縁部が床面F側に支持される構成になっているため、前記負荷をさらに強固に受け止めることができ、上側支柱部12の上端縁部がマグサ部Mに近接する上部レール9において受け止める負荷を軽減できることになって補強装置8の強度アップが図れることになる。
尚、本発明が実施された補強支柱11は、補強位置において上下両端縁部が上下の支持部材23、24によって位置決め保持されることになる一方で、収納位置においての補強支柱11の位置決め保持についても同様の構成にして位置決め保持することができるが、収納位置での簡便な補強支柱11の保持手段として、本実施の形態のものは、下側支柱部13に設けた下側保持部23eに固着したブラケット28aと、ガイドレール2等の躯体側部材に設けた係止部28bとのあいだをチェーン28やワイヤ等の連結体を介して着脱自在に連結しておくことで収納位置に位置決め保持することができる。このような補強支柱11の収納位置での補強支柱11の保持手段として、磁着や紐体の緊締によるもの等を利用してもよいことは勿論である。
叙述の如く構成された本実施の形態において、建物の出入り口等の開口部Eの開閉をする建物用のシャッター装置1において、全閉したシャッターカーテン3が強風を受けて撓んだ場合に、該撓んだシャッターカーテン3が当接して受け止めるため設けられる補強支柱11には、該シャッターカーテン3に近接対向する状態で補強縦材29が一体的に設けられたものとなっている結果、シャッターカーテン3を縦姿勢の補強支柱11によって補強するものでありながら、該補強支柱11は補強縦材29が一体的に設けられたものとなっていることで、大型化しない状態で確実な補強を果たすことができ、操作性の向上も図れることになる。
しかもこの場合に補強支柱11には、前記撓んだシャッターカーテン3が補強縦材29に当接して受け止められる状態において、該撓んだシャッターカーテンは補強支柱11には当接しない設定になっている結果、該シャッターカーテン3は、撓み量が補強支柱11には至らない抑制された状態での撓みとなって、撓み変形に起因してシャッターカーテン3がガイドレール2から抜け止てしまうことを効果的に防止できることになる。
そしてこのものにおいて補強縦材29はシャッターカーテン3に対して近接対向するよう配されるが、この場合の近接対向は、開閉移動するシャッターカーテン3のシャッター芯Xを基準として、シャッターカーテン3の開口部Eへの繰出し口となるマグサ部Mの前後方向のマグサ幅Lを越えた状態での近接対向となっている結果、補強支柱11を補強位置にセットした状態でシャッターカーテン3を開閉移動したときに、開閉移動するシャッターカーテン3が振動等により前後方向に揺れたとしたときに、該シャッターカーテン3が前記近接対向する補強縦材29に不用意に当接することを回避して円滑な開閉移動できることになる。
そのうえ補強縦材29は、下端縁部29dが補強支柱11を構成する下側支柱部13の下面部(下端縁部)13c部位に位置し、上端縁部29cが上側支柱部12の上端縁部12a部位よりも低位であって、覆い部19よりも低位位置までの長尺材で構成されている結果、撓んだシャッターカーテン3が当接することで補強支柱11が受ける負荷は、下側支柱部13の下面部13c側に大きく働き、マグサ部M側である上側支柱部12の上端縁部12a側には小さな負荷となって働くことになるが、下側支柱部13の下面部13c側は、床面Fによって強固で安定した支持を受けることができることとなって、補強支柱11による強度アップされた安定した補強が果たせることができる。
そしてこの場合に、補強縦材29の上端縁部29cは、開口部Eにおける間口高さの1/2の高さよりも上位に位置するよう設定されていて強風を受けて撓んだときに撓み量が大きくなるシャッターカーテン3の間口高さの1/2部位が当接して受け止められることになって、撓んだときのシャッターカーテン3が下側支柱部13には直接当接しない状態での補強縦材29による受け止め支持が担保されることになって信頼性の高いシャッターカーテン3の受け止め支持ができることになる。
しかも補強支柱11は、開口部Eの上端部に設けた上部レール9を走行する上部ローラ15と、床面Fを走行する下部ローラ20とが設けられものであって、ガイドレール2に近接する収納位置と前記左右方向中央部の補強位置とのあいだを移動する構成になっている結果、補強縦材29が設けられた補強支柱11であっても、収納位置と補強位置とのあいだの移動が円滑になって操作性が向上する。
そのうえ補強支柱11としては、上部ローラ15が設けられる上側支柱部12と、該上側支柱部12に上下動自在に支持される下側支柱部13とを備えて構成され、そして下側支柱部13に補強縦材29が設けられたものとなっている結果、撓んだシャッターカーテン3が補強支柱11に当接したときの負荷を、補強縦材29を介して下側支柱部13で受けることになって床面F側での確実な支持補強ができることになる。
この場合に、下側支柱部13が上側支柱部12に対して遊嵌する状態で外嵌するものである結果、撓んだシャッターカーテン3が補強縦材に当接したときに受ける負荷は、床面側に支持される下側支柱部に直接的に受けた後、遊嵌する上側支柱部12に働くことになって軽減された間接的なものとなり、補強性能の向上を図ることができる。
このように本発明が実施されたものにおいては、建物の出入り口等の開口部Eの開閉をする建物用のシャッター装置1において、全閉したシャッターカーテン3が強風を受けて撓んだ場合に、該撓んだシャッターカーテン3が当接して受け止めるため設けられる補強支柱11には、該シャッターカーテン3に近接対向する状態で補強縦材29が一体的に設けられたものとなっていて、シャッターカーテン3を縦姿勢の補強支柱11によって補強することになるが、強風を受けて撓んだシャッターカーテン3が、補強支柱(上下支柱部12、13)11には当接することなく、下側支柱部13に設けた補強縦材29に当接して受け止められることでシャッターカーテン3の補強をするものである結果、シャッターカーテンの撓み量が補強支柱11にまでは至らない抑制された状態での撓みにでき、撓み変形に起因するシャッターカーテン3のガイドレール2からの抜け止め効果をより高いものにできることになる。
しかもこの場合に、強風を受けて撓んだシャッターカーテン3が、補強支柱11には当接しない状態で補強縦材29に当接して受け止められたときの負荷が、補強支柱の上側部位でなく床面に支持される下側部位で大きく受けられることになって、安定性の高い補強ができることになる。
尚、本発明は前記実施の形態のものに限定されないものであることは勿論であって、図20以降に示す第二の実施の形態のものとしても実施することができ、以下に説明する。このものにおいて前記第一の実施の形態のものと同じものについては同じ引き出し符号を付すものとする。
そしてこのものでは、補強縦材29の構造が、前記第一の実施の形態のものと主に相違している。
本第二の実施の形態の補強縦材29は、断面ハット型をし、そして下側支柱部13のシャッター芯Xに対向する側の前後面部13bに一体的に取り付けられていること、上端縁部29cが開口高さの1/2の高さよりも上位に位置し、下端縁部29dが下側支柱部13の下面部13c位置と同一部位に位置することは、何れも前記第一の実施の形態のものと同様であるが、上端縁部29cが、前記第一の実施の形態のものよりも低位であって、間口高さの凡そ2/3の高さとなるよう設定することで、該上端縁部29cを、前記第一の実施の形態のものよりも低く、支柱本体部14の下端縁部よりも低位に位置する設定とし、この結果、補強縦材29が低くなった分、補強支柱11の軽量化が果たせながら、強風を受けてシャッターカーテン3が撓んだ場合に、該シャッターカーテン3が実質的に撓み量が大きく発生する部位の受け止め支持が、補強支柱11には当接しない状態で補強縦材29によってできることになって撓んだシャッターカーテン3がガイドレール2から抜け出ることの高い防止が図れることになる。
そしてこのように補強縦材29の高さを低くすることで、補強縦材29が撓んだシャッターカーテン3を受け止め支持したときの負荷は、補強縦材29の高さを間口高さの2/3の高さとした場合、床面F側に2/3、マグサ部M側に1/3の応力となって作用することになって、支持強度を大きく設定できる床面F側において大きく受けるものにでき、強度アップに寄与できることになる。
さらにこのものにおいては、補強縦材29の上端縁部29cが下側ほどシャッターカーテン3側に向けて傾斜した傾斜面になっている一方、下端縁部29dは、逆に上側ほどシャッターカーテン3側に向けて傾斜した傾斜面になっており、これによって補強支柱11を補強位置にセットした状態でシャッターカーテン3の開閉移動をした場合に、座板3aが補強縦材29の上端縁部29c、下端縁部29dに引っかかって開閉姿勢が乱れてしまうことを回避するよう配慮されている。
しかも補強縦材29のシャッターカーテン対向面である跨片部29eおよび上下両端縁部29c、29dには緩衝材30が設けられている結果、撓んだシャッターカーテン(座板3a、スラット3b)3が補強縦材29に当接したときの衝撃緩衝をして騒音発生の防止に寄与できることに加えて、補強縦材29、シャッターカーテン3の損傷防止も図ることができる。
さらに第二の実施の形態においては、補強支柱11を収納位置、補強位置にセット維持するための支持部材23の配設位置が、前記第一の実施の形態のものとは異なって構成になっており、以下、この構成について説明する。
支持部材23は、前記第一の実施の形態では下側支柱部13の左右方向一方の側面部13aに設けたが、本第二の実施の形態においては前後方向外側面部13bに設けたものとしている。そしてこのように構成することで、支持部材23が開口部Eの前後方向外側から操作できることになり、特に収納位置において躯体側部材が近接して邪魔になるようなことがなく前記第一の実施の形態の場合のものに比して操作性に優れたものとなる。しかも上部レール9には、補強支柱11の収納位置、補強位置に対応してストッパ材9k、9lが設けられるが、該ストッパ材9k、9lは、第一の実施の形態のストッパ片9i、9jのように上部レール上片部9aに設けられたL字形をした一枚板状のものではなく、上部レール9の側片部9bの外側に突出する状態で冂字形をしたものが設けられたものとなっている。
この場合に、補強位置に設けられる左右一対のストッパ材9lについては、該部位に設けられた補強部材21の縦片部21aと上片部21bとに溶着されることで、補強部材21自体の補強をするよう配慮され、これによって上部レール9の補強位置対応部位の更なる補強を、ストッパ材9lが補強材に兼用されたものとなってさらに図れるよう配慮されたものとなっている。
本発明は、ビル等の建物の出入り口部等の開口部の開閉をするため設けられる建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置として利用することができる。
1 シャッター装置
2 ガイドレール
3 シャッターカーテン
8 補強装置
9 上部レール
9e 開口端縁部
9g 塞ぎ板
11 補強支柱
12 上側支柱部
13 下側支柱部
14 支柱本体部
14a 前後両面部
14b ブラケット
14c 左右両面部
14d 延出部
14e 球体
15 上部ローラ
16 ガイド面部
18 外郭部
20 下部ローラ
21 補強部材
22 吊り込み金具
23 上側支持部材
23c 杆状体
24 下側支持部材
24b 杆状体
25 落とし込み部
26 ホイスト
27 吊り込み金具
29 補強縦材
F 床面
L マグサ幅
X シャッター芯
Y 案内部
Z 取り付け穴

Claims (13)

  1. 建物の出入り口等の開口部の左右に設けられたガイドレールに案内されて開口部の開閉をするシャッターカーテンを、開口部の左右方向中間の補強位置で開口部の上下間に垂直状に立設し、上下両端縁部が開口部の上下両側部位に支持される補強支柱を介して補強する構成にした建物用シャッター装置において、
    前記補強支柱には、強風を受けて撓んだシャッターカーテンが当接して受け止められるべく閉鎖状態のシャッターカーテンに近接対向する状態でシャッターカーテン対向面に補強縦材が一体的に設けられていることを特徴とする建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置。
  2. 補強支柱には、前記撓んだシャッターカーテンが補強縦材に当接して受け止められる状態で該撓んだシャッターカーテンが当接しない設定になっていることを特徴とする請求項1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置。
  3. 前記補強縦材のシャッターカーテンに対する近接対向は、開閉移動するシャッターカーテンのシャッター芯を基準として、シャッターカーテンの開口部への繰出し口となるマグサ部の前後方向のマグサ幅を越えた状態での近接対向であることを特徴とする請求項1または2記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置。
  4. 前記補強縦材は、下端縁部が補強支柱の下端縁部部位に位置し、上端縁部が補強支柱の上端縁部部位には至らない低位位置までの長尺材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置。
  5. 前記補強縦材の上端縁部は、開口部における間口高さの1/2の高さよりも上位に位置するよう設定されていることを特徴とする請求項4記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置。
  6. 補強縦材の上端縁部は、下側ほどシャッターカーテン側に向けて傾斜した傾斜面になっていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置。
  7. 補強縦材の下端縁部は、上側ほどシャッターカーテン側に向けて傾斜した傾斜面になっていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置。
  8. 補強支柱は、開口部の上端部に設けた上部レールを走行する上部ローラと、開口部下端の床面を走行する下部ローラとが設けられ、ガイドレールに近接する収納位置と前記補強位置とのあいだを移動することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置。
  9. 補強支柱は、上側支柱部と、該上側支柱部に上下動自在に支持される下側支柱部とを備えて構成され、下側支柱部に補強縦材が設けられることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置。
  10. 下側支柱部は、上側支柱部に遊嵌状に外嵌する状態での上下動であり、補強縦材は、上端縁部が上側支柱部の下端縁部よりも低位に位置するよう設定されていることを特徴とする請求項9記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置。
  11. 補強縦材のシャッターカーテン対向面には緩衝材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強装置。
  12. 建物の出入り口等の開口部の左右に設けられたガイドレールに案内されて開口部の開閉をするシャッターカーテンを、開口部の左右方向中間の補強位置で開口部の上下間に垂直状に立設し、上下両端縁部が開口部の上下両側部位に支持される補強支柱を介して補強する構成にした建物用シャッター装置において、
    前記補強支柱には、強風を受けて撓んだシャッターカーテンが当接して受け止められるべく閉鎖状態のシャッターカーテンに近接対向する状態でシャッターカーテン対向面に補強縦材が一体的に設けられるものであって、
    強風を受けてシャッターカーテンが撓んだ場合に、該撓んだシャッターカーテンが補強支柱には当接しない状態で補強縦材に当接して受け止めることでシャッターカーテンの補強をすることを特徴とする建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強方法。
  13. 補強縦材は、下端縁部が補強支柱の下端縁部部位に位置し、上端縁部が補強支柱の上端縁部部位には至らない低位位置までの長尺材で構成されたものであり、
    強風を受けて撓んだシャッターカーテンが、補強支柱には当接することなく補強縦材に当接して受け止められることで、該受け止め時の負荷を開口部の上側部位よりも下側部位で大きく受ける補強であることを特徴とする請求項12記載の建物用シャッター装置におけるシャッターカーテンの補強方法。
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