JP2022039830A - 吸収性物品包装体の製造方法、及び、吸収性物品包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速生産時に複数回折り畳んで吸収性物品の個包袋体を形成する場合において、吸収性物品包装体の外観を綺麗且つコンパクトに成型する製造方法を実現すること。【解決手段】第1方向及び第2方向を有する吸収性物品と、吸収性物品を包装する包装材と、を有する吸収性物品包装体の製造方法であって、搬送方向に連続する包装材の連続体の内側面に、吸収性物品が固定されて搬送方向に搬送されながら、吸収性物品と包装材の連続体との少なくとも一方が第2方向に折り畳まれる複数の折り工程と、最後の折り畳みである最終折り工程後に、吸収性物品よりも第1方向の外側において包装材の連続体同士を封止する最終封止工程とを有し、最初の折り工程における折り畳み開始時点よりも後で、最終封止工程よりも前に、ある折り工程後の折り状態からある折り工程前の折り状態に戻ることを抑制するための接合部を形成する接合工程を有する。【選択図】図9
Description
本発明は、吸収性物品包装体の製造方法、及び、吸収性物品包装体に関する。
従来、生理用ナプキン等の吸収性物品は、包装材と共に折り畳まれ、該包装材の所定箇所を封止することにより個別包装されて市販されている。特許文献1には、吸収性物品と、これを包装する包装材とを具備する吸収性物品の個包袋体が開示されている。この個包装体の包装材は、吸収性物品より幅の広い幅広部と、該幅広部より幅の狭い幅狭部を有し、吸収性物品と該幅狭部とが長手方向に一体的に巻回及び/又は折り畳まれてロール状物とされ、該ロール状物を該幅広部内に折り畳んだ後、幅方向の両端縁部をシールしている。
特許文献1の個包装体のように、吸収性物品と包装材とを折り畳んだ(巻回した)後に、個包袋体が1回でシールされる構成の場合、複数回折り畳む工程中に折り畳まれた部分が特に固定させることがないと、最終的にシールされるまでに、折り畳まれた部分の中の吸収性物品が搬送方向に動く可能性や、折り畳まれる前の状態に戻ろうとする反発力が搬送方向と直交する方向に生じて、折り畳んだ状態が不安定になる虞がある。特に、特許文献1では、幅狭部で形成されたロール状物が幅広部内で折り畳まれるときにそのような不安定な状態であると、高速生産時に搬送が安定せず、吸収性物品の個包袋体を綺麗に成型できない虞がある。
本発明は、上記のような問題を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、高速生産時に複数回折り畳んで個包袋体を形成する場合において、吸収性物品包装体の外観を綺麗且つコンパクトに成型することである。
上記目的を達成するための主たる発明は、互いに直交する第1方向及び第2方向を有する吸収性物品と、前記吸収性物品を包装する包装材と、を有する吸収性物品包装体の製造方法であって、前記第1方向に沿う搬送方向に連続する前記包装材の連続体の内側面に、前記吸収性物品が固定されて前記搬送方向に搬送されながら、前記吸収性物品と前記包装材の連続体との少なくとも一方が前記第2方向に折り畳まれる複数の折り工程と、前記複数の折り工程のうちの最後の折り畳みである最終折り工程後に、前記吸収性物品よりも前記第1方向の外側において前記包装材の連続体同士を封止する最終封止工程と、を有し、前記複数の折り工程のうちの最初の折り工程における折り畳み開始時点よりも後で、前記最終封止工程よりも前に、ある折り工程後の折り状態から前記ある折り工程前の折り状態に戻ることを抑制するための接合部を形成する接合工程を有することを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、高速生産時に複数回折り畳んで個包袋体を形成する場合において、吸収性物品包装体の外観を綺麗且つコンパクトに成型することが可能となる。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに直交する第1方向及び第2方向を有する吸収性物品と、前記吸収性物品を包装する包装材と、を有する吸収性物品包装体の製造方法であって、前記第1方向に沿う搬送方向に連続する前記包装材の連続体の内側面に、前記吸収性物品が固定されて前記搬送方向に搬送されながら、前記吸収性物品と前記包装材の連続体との少なくとも一方が前記第2方向に折り畳まれる複数の折り工程と、前記複数の折り工程のうちの最後の折り畳みである最終折り工程後に、前記吸収性物品よりも前記第1方向の外側において前記包装材の連続体同士を封止する最終封止工程とを有し、前記複数の折り工程のうちの最初の折り工程における折り畳み開始時点よりも後で、前記最終封止工程よりも前に、ある折り工程後の折り状態から前記ある折り工程前の折り状態に戻ることを抑制するための接合部を形成する接合工程を有することを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法である。
互いに直交する第1方向及び第2方向を有する吸収性物品と、前記吸収性物品を包装する包装材と、を有する吸収性物品包装体の製造方法であって、前記第1方向に沿う搬送方向に連続する前記包装材の連続体の内側面に、前記吸収性物品が固定されて前記搬送方向に搬送されながら、前記吸収性物品と前記包装材の連続体との少なくとも一方が前記第2方向に折り畳まれる複数の折り工程と、前記複数の折り工程のうちの最後の折り畳みである最終折り工程後に、前記吸収性物品よりも前記第1方向の外側において前記包装材の連続体同士を封止する最終封止工程とを有し、前記複数の折り工程のうちの最初の折り工程における折り畳み開始時点よりも後で、前記最終封止工程よりも前に、ある折り工程後の折り状態から前記ある折り工程前の折り状態に戻ることを抑制するための接合部を形成する接合工程を有することを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法である。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、複数回の折り工程の途中で、包装材と吸収性物品とを固定する接合工程を施すことにより、折り工程内で吸収性物品が搬送方向にずれてしまうことや、搬送方向と直交する方向に生じる、複数回折り畳まれた吸収性物品の反発力を抑制することができる。そのように、折り畳まれた状態を接合部によって保持することで、高速生産時であっても、最終封止工程に入るまで、折り畳みにより厚みが増す吸収性物品を所定位置に安定させて搬送することができる。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記吸収性物品は、排泄物を吸収する吸収体を有し、前記接合工程は、前記吸収体の少なくとも一部が折り畳まれた後に施されることが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、吸収体は、吸収性物品内において剛性が高い部分であり、吸収体部分を折り畳むと、元の形状に戻ろうとする反発力が大きくなり、製造ラインにおける搬送が不安定になりやすい。吸収体の少なくとも一部を折り畳んだ後で接合工程を施すことにより、そのような反発しやすい部分をしっかりと固定して反発力を抑制することができ、高速生産時でも、吸収性物品がずれにくい状態でコンパクトに成型できる。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記吸収性物品は、排泄物を吸収する吸収体を有し、前記接合工程は、前記吸収体が少なくとも2回以上折り畳まれた後に施されることが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、1回目の折り目よりも2回目の折り目の方が剛性が高いこと、また、吸収性物品の非肌側シートが、1回目の折りによって2回目の折りの際には延びにくくなることなどから、2回目以降の折りの工程時の方が、元の形状に戻ろうとする反発力がより大きくなる。その反発力を抑え込むことで、最終封止工程まで安定して搬送することができる。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記接合工程において、前記包装材の連続体のうち、前記搬送方向に連続している連続部分に前記接合部を形成することが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、製造ラインの搬送方向において、包装材の連続体が連続している部分に接合部が形成されることで、高速生産時に、元に戻ろうとする反発力を連続的に抑えることができる。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記接合工程において、前記包装材の連続体のみで構成される部分に前記接合部を形成することが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、包装材のみで構成させる部分に接合部を形成することで、吸収性物品に接触することなく接合を行うことができ、吸収性物品に傷等が付くことを防ぐことができる。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記包装材の連続体の前記内側面に、複数の前記吸収性物品が前記搬送方向に間欠に固定されており、前記接合工程において、隣り合う前記吸収性物品の間に前記接合部を形成することが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、包装材の連続体に固定されている吸収性物品を、接合部によってさらに吸収性物品の外側においても固定することで、吸収性物品がよりずれにくくなり、搬送が安定する。それにより、その後工程も安定し、綺麗に折り畳まれた包装体を製造できる。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記搬送方向と直交する交差方向において、折り畳まれた部分が存在する側を折り畳み側、折り畳まれた部分が存在しない側を未折り畳み側としたとき、前記接合工程において、前記折り畳み側から前記未折り畳み側に向かって延在するように前記交差方向に沿って前記接合部を形成することが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、折り畳まれた部分よりも長く接合部を設けることで、折り畳まれた部分がしっかりと接合された状態となり、折り畳まれた部分の形状を安定させることができる。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記接合工程において、前記吸収性物品の厚さ方向に見て、前記吸収性物品と重なる位置に前記接合部を形成することが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、厚さ方向に見て吸収性物品と重なる位置に接合部を設けることで、吸収性物品のうち、複数の折り工程によって折り畳まれた部分が保持され、ずれにくくなる。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記包装材は、少なくとも一部に樹脂フィルムを有し、前記接合工程では、接着剤により前記樹脂フィルム同士を接着させるように前記接合部を形成することが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、接着剤が吸収性物品側に染み出てしまうことを抑制し、吸収性物品の機能を損傷しないようにすることができる。また、接着剤で接着することでしっかりと固定され、折り畳まれた部分が安定して搬送される。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記吸収性物品は、一対のウィング部を有し、前記ウィング部は、前記複数の折り工程前において、前記第1方向の内側に折り返された状態であり、前記ウィング部の少なくとも一部が折り畳まれた後に、前記接合工程において前記接合部を形成することが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、折り工程でウィング部が重なる部分は、さらに剛性が高くなる領域であり、そのようなウィング部を折り畳んだ後で接合部を形成して固定することで、製造ラインにおいてより安定して搬送させることができる。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記搬送方向と直交する交差方向において、折り畳まれた部分が存在する側を折り畳み側、折り畳まれた部分が存在しない側を未折り畳み側とし、前記最終折り工程時において、最終折り線の位置にて折り畳むとき、前記包装材の連続体の前記未折り畳み側の端から前記最終折り線までの前記交差方向の長さは、前記包装材の連続体の前記折り畳み側の端から前記最終折り線までの前記交差方向の長さよりも短いことが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、最終的に折り畳まれる部分の長さが、最終折り工程で形成される折り畳まれた包装体の長さよりも長くなってしまうと、最終折り工程後に更に残りの部分を巻き付ける必要等が生じてしまうが、最終折り工程時の交差方向端部の長さが短いことで、コンパクトに折り畳むことができる。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記搬送方向と直交する交差方向に延びる、切断予定位置を示す仮想の切断線に沿って前記包装材の連続体を切断し、各々の前記吸収性物品包装体に分離する切断工程を有し、前記接合工程では、前記切断線を跨ぐように前記接合部を形成することが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、切断工程を行う際、切断対象である資材の浮き上がりやばらつき等によってまとまりがない場合は切断し難いが、接合部の形成により切断線の部分は資材がしっかりと接合されているため、切断する際に切り易い。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記搬送方向と直交する交差方向に延びる切断予定位置を示す仮想の切断線に沿って前記包装材の連続体を切断することで、各々の前記吸収性物品包装体に分離する切断工程を有し、前記接合工程では、前記切断線に重ならないように前記接合部を形成することが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、接合工程を切断線に被らないように行うことで、包装材の連続体を切断した際に、吸収性物品包装体の第1方向の端(所謂、切断線部分)は硬くならずに柔らかさを感じることができる。
かかる吸収性物品包装体の製造方法であって、前記接合工程において、前記吸収性物品よりも前記第1方向の外側に前記接合部を形成するとき、前記搬送方向の一方側における、前記接合部の内側端から前記吸収性物品の外側端までの長さ、及び、前記搬送方向の他方側における、前記接合部の内側端から前記吸収性物品の外側端までの長さは、それぞれ、前記接合工程までに折り畳まれた前記吸収性物品の厚さ方向の最大長さよりも短いことが望ましい。
このような吸収性物品包装体の製造方法によれば、搬送方向の両側において接合部から吸収性物品までの長さ(間隔)が短いため、折り畳みにより吸収性物品の厚みが厚くなり、折り畳み前の状態に戻ろうとする反発力が大きくなった場合でも、折り畳まれた吸収性物品を浮き上がりにくくし、折り畳み状態をしっかりと保持できる。それにより、最終封止工程まで、安定して搬送できる。
また、互いに直交する第1方向及び第2方向を有する吸収性物品と、前記吸収性物品を包装する包装材と、を有する吸収性物品包装体であって、前記吸収性物品は、前記包装材の内側面に固定されており、前記第2方向に前記吸収性物品と前記包装材とが複数回折り畳まれており、前記吸収性物品よりも前記第1方向の外側に設けられ、前記複数回折り畳まれた前記包装材同士を封止した最終封止部と、前記最終封止部とは異なる接合部であって、ある折り状態から、当該ある折り状態の前の折り状態に戻ることを抑制するための接合部とを有することを特徴とする吸収性物品包装体である。
このような吸収性物品包装体によれば、吸収性物品よりも第1方向外側において包装材同士を封止した最終封止部により、吸収性物品が汚れてしまうや異物の混入を防ぐことができる。また、接合部を設けることにより、折り畳みの途中の形状が固定されて、中の吸収性物品がずれにくくなるだけでなく、折り畳んだ状態から元に戻ろうとする反発力も抑えることができ、綺麗に成型された包装体を提供できる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記第1方向と直交する厚さ方向を有し、前記接合部と前記最終封止部とは、前記厚さ方向に見て重ならない部分を有することが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、より広い面積で接合或いは封止されていることで、包装体の形状がより整った状態になり易い。
かかる吸収性物品包装体であって、前記第1方向と直交する厚さ方向を有し、前記接合部は、前記厚さ方向に見て、前記吸収性物品と重ならないことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、吸収性物品よりも第1方向の外側の位置に接合部を有することで、吸収性物品の第1方向外側がしっかりと保持され、製品の搬送時にも折り畳まれた吸収性物品が動いたりずれたりしにくくなり、持ち運び時にも、包装体の形状が維持され易くなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記第1方向と直交する厚さ方向を有し、前記包装材は、少なくとも一部に樹脂フィルムを有し、前記接合部は、前記厚さ方向にみて、前記吸収性物品と重なっており、前記接合部では、接着剤により前記樹脂フィルム同士が接着されていることが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、接合部が吸収性物品と重なることで、吸収性物品はしっかりと固定され、また、樹脂フィルム同士を接着剤で接着させることで、吸収性物品には悪影響を及ぼさずに接合することができる。
かかる吸収性物品包装体であって、開封時に、前記接合部を剥離するときの剥離力は、前記最終封止部を剥離するときの剥離力よりも大きいことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、使用者が吸収性物品包装体を開封する際、剥離力の大きい接合部の部分で一旦剥離が止まり、再度接合部の部分を剥離するための力を加えることとなる。包装体は複数回折り畳まれた状態になっているため、特に第2方向に長い吸収性物品等であると開封時に一度で勢いよく開封してしまうことで吸収性物品を傷つけて思わぬ破損が発生させる虞もあるが、途中で半展開状態の吸収性物品を確認した上で再度最後まで開封することで、複数回の折り畳みも綺麗に展開させることができる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記第1方向と直交する厚さ方向を有し、前記接合部は、前記第1方向において前記吸収性物品よりも外側に形成されており、前記第1方向の一方側における、前記接合部の内側端から前記吸収性物品の外側端までの長さ、及び、前記第1方向の他方側における、前記接合部の内側端から前記吸収性物品の外側端までの長さは、それぞれ、前記吸収性物品包装体の前記厚さ方向の最大長さよりも短いことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、第1方向の吸収性物品よりも外側の部分において、接合されていない包装材のみの部分は剛性が低いが、第1方向の両側において、接合部から吸収性物品までの長さが短いため、そのような剛性の低い部分の面積が少なくなり、包装材の皺がよりにくい。特に、折り畳まれることで剛性が高くなった吸収性物品と接合部との間の長さが短いことで、より皺を低減できる。皺ができにくいことにより、綺麗に成型された包装体を提供することができる。
===実施形態===
以下、本発明に係る吸収性物品包装体の吸収性物品として生理用ナプキンを例に挙げて実施形態を説明する。ただし、吸収性物品は、生理用ナプキンに限定されず、使用者の着衣(下着やおむつ等)に固定して使用される吸収性物品であればよく、例えば、パンティーライナーや吸収パッド(軽失禁用パッド)等であってもよい。
以下、本発明に係る吸収性物品包装体の吸収性物品として生理用ナプキンを例に挙げて実施形態を説明する。ただし、吸収性物品は、生理用ナプキンに限定されず、使用者の着衣(下着やおむつ等)に固定して使用される吸収性物品であればよく、例えば、パンティーライナーや吸収パッド(軽失禁用パッド)等であってもよい。
<<吸収性物品包装体1の基本構成>>
図1及び図2は、展開状態の吸収性物品包装体1の平面図である。図1は生理用ナプキン10の肌面側から見た図であり、図2は生理用ナプキン10の非肌面側から見た図である。図2では図面の見やすさの為に包装材20を点線で示す。図3は、折り畳まれた状態の吸収性物品包装体1の平面図である。図4は、吸収性物品包装体1の折り部F1~F6を説明する図である。
図1及び図2は、展開状態の吸収性物品包装体1の平面図である。図1は生理用ナプキン10の肌面側から見た図であり、図2は生理用ナプキン10の非肌面側から見た図である。図2では図面の見やすさの為に包装材20を点線で示す。図3は、折り畳まれた状態の吸収性物品包装体1の平面図である。図4は、吸収性物品包装体1の折り部F1~F6を説明する図である。
吸収性物品包装体1は、生理用ナプキン10と、生理用ナプキン10を個別に包装する包装材20とを備えている。以下の説明では、吸収性物品包装体を「個包装体」とも称し、生理用ナプキン10を「ナプキン」とも称する。
ナプキン10は、互いに直交する幅方向、長手方向、及び厚さ方向を有する。ナプキン10の長手方向において、着用者の下腹部に当接する側を前側とし、着用者の臀部に当接する側を後側とする。ナプキン10の厚さ方向において、着用者の肌に当接する側を「肌側」とし、その反対側を「非肌側」とする。
ナプキン10は、排泄物を吸収する吸収性コア(吸収体)11と、吸収性コア11よりも肌側に配置される液透過性のトップシート12と、吸収性コア11よりも非肌側に配置される液不透過性のバックシート13と、トップシート12の肌側面の幅方向の側部から幅方向の外側に延出した一対のサイドシート14を有する。なお、吸収性コア11は、ティッシュ等の液透過性シート(不図示)で覆われていてもよい。
また、ナプキン10は、長手方向の中央部から幅方向の外側に延出した一対のウィング部1Wを有する。ウィング部1Wは、バックシート13及びサイドシート14によって形成されている。
ナプキン10の非肌側面には、図2に示すように、ずれ止め用粘着部15,16が設けられている。ずれ止め用粘着部15,16は、バックシート13に接着剤が塗布される等によって形成される。ずれ止め用粘着部15,16のうち、ナプキン10の本体部に設けられたものを中央粘着部15と称し、ウィング部1Wに設けられたものをウィング粘着部16と称す。
中央粘着部15は、ナプキン10の使用者の着衣(下着)の肌側面に貼り付けられる。図2に例示する中央粘着部15は、ナプキン10の長手方向に長辺を有する長方形状の粘着部が、幅方向に間隔を空けて複数配置されている。ウィング粘着部16は、ウィング部1Wが折り曲げられた後に、使用者の着衣の非肌側面に貼り付けられる。図2に例示するウィング粘着部16では、ウィング部1W毎に、ナプキン10の長手方向に長辺を有する長方形状の粘着部が、幅方向に間隔を空けて2つ配置されている。
以上をナプキン10の基本構成の説明とするが、上記で説明したナプキン10(吸収性物品)の構成は一例であり、これに限定されない。例えば、ナプキン10は、ウィング部1Wを有していなくてもよい。また、ずれ止め用粘着部15,16の形状、数、及び配置は、図2に例示するものに限定されない。
包装材20は、個包装体1の外側面を形成する包装シート21と、ナプキン10の中央粘着部15を覆う中央剥離シート22(図2参照)と、ナプキン10のウィング粘着部16を覆うウィング剥離シート23(図4参照)を有する。
包装シート21は、長方形状のシート部材であり、ナプキン10が固定される内側面21Fと、個包装体1において外側に露出する外側面21Lとを有する。包装シート21としては、樹脂フィルム、不織布、紙、及びこれらをラミネートにより複合したシート等を例示できる。包装シート21の長手方向にナプキン10の長手方向が沿い、包装シート21の幅方向にナプキン10の幅方向が沿うように、ナプキン10は包装シート21に固定されている。また、包装シート21の長手方向の一方側がナプキン10の前側に対応し、包装シート21の長手方向の他方側がナプキン10の後側に対応している。包装シート21の長手方向の当該一方側の端を21aとし、他方側の端を21bとする。
中央剥離シート22は、長方形状のシートであり、ホットメルト接着剤HMAが塗布されて形成されたシート固定部4(後述の図5参照)により、包装シート21の内側面21Fに固定されている。図4に示すように、ウィング剥離シート23は、長方形状のシートであり、幅方向の内側に折り返された一対のウィング部1Wのウィング粘着部16にて固定されている。中央剥離シート22とウィング剥離シート23の両面のうち、ずれ止め用粘着部15,16との対向面は、ナプキン10が容易に剥離可能な剥離層(樹脂フィルム層)となっている。
本実施形態では、中央剥離シート22とウィング剥離シート23が別体のシートであるが、これらが一体のシートであってもよい。また、中央剥離シート22は、包装シート21に固定されているため、包装シート21と共にナプキン10から取り外される。ウィング剥離シート23は、包装シート21に固定されていないため、包装シート21とは別に、ナプキン10から取り外される。ただし、これに限定されず、ウィング剥離シート23が包装シート21に固定される構成であってもよい。
また、本実施形態の個包装体1では、ナプキン10の中央粘着部15が中央剥離シート22に固定されることで、ナプキン10が中央剥離シート22を介して包装シート21に固定される。ただし、これに限定されず、包装材20が中央剥離シート22を有さず、ナプキン10の中央粘着部15が直接包装シート21に固定されてもよい。その場合、包装シート21の内側面21Fを、ナプキン10が容易に剥離可能な剥離層(樹脂フィルム層)にする。
また、図1に示すように、個包装体1では、包装シート21の内側面21Fに、ナプキン10がその肌側面を上にして、中央剥離シート22を介して固定されている。そして、図4に示すように、一対のウィング部1Wが幅方向の内側に折り返されて、ウィング粘着部16にウィング剥離シート23が固定された状態で、包装シート21(包装材20)及びナプキン10は折り畳まれている。
個包装体1は、図4に示すように、ナプキン10の幅方向に沿う複数の折り部F1~F6を有し、ナプキン10と包装材20の少なくとも一方が長手方向に複数回折り畳まれている。具体的には、本実施形態の個包装体1は、ナプキン10と包装材20が長手方向に6回折り畳まれている。
展開状態の個包装体1からの1回目の折りで形成された折り部が第1折り部F1であり、2回目の折りで形成された折り部が第2折り部F2a,F2bであり、3回目の折りで形成された折り部が第3折り部F3a,F3bであり、4回目の折りで形成された折り部が第4折り部F4a,F4bであり、5回目の折りで形成された折り部が第5折り部F5であり、最後の6回目の折りで形成された折り部が第6折り部F6である。
第2折り部F2a,F2b、第3折り部F3a,F3b、第4折り部F4a,F4bは、第1折り部F1の折りで個包装体1が厚さ方向に折り重なった部分を更に折って形成された折り部である。そのため、展開状態の個包装体1(図4)では、第1折り部F1よりも長手方向の一方側に、第2折り部F2a、第3折り部F3a、第4折り部F4aが形成されており、第1折り部F1よりも長手方向の他方側にも、第2折り部F2b、第3折り部F3b、第4折り部F4bが形成されている。
展開状態の個包装体1が6回の折りで形成された個包装体1を図3に示す。個包装体1は、開封時の起点となる開封端1aを有する。この開封端1aは、包装シート21の長手方向の一方側の端21aに対応している。なお、本実施形態の個包装体1は、ユーザーが開封時に把持するための止着テープが設けられていないが、個包装体1に止着テープが設けられていてもよい。
個包装体1は、ナプキン10よりも幅方向の外側の側部において包装シート21(包装材20)同士を封止した一対の封止部2(以下、最終封止部2ともいう)を有する。本実施形態では、折り重なった包装シート21(包装材20)同士が溶着(例えば熱溶着や超音波溶着等)されて封止部2が形成されている。
また、個包装体1は、包装シート21の開封端1a側の端部を固定する開封端固定部3を有する。開封端固定部3は、図4に示すように、包装シート21の長手方向の一方側の端部において、包装材20の幅方向の両側端の間を幅方向に沿って塗布されたホットメルト接着剤HMAによって形成されている。一対の封止部2と開封端固定部3により個包装体1は密閉され、包装シート21(包装材20)内のナプキン10の衛生状態が保たれる。
<<個包装体1の製造方法、及び、その製造方法で製造された個包装体1>>
図5~図11及び図12A~図12Cは、個包装体1の製造方法の説明図である。個包装体1の製造ラインは、搬送方向と、搬送方向に交差する交差方向を有する。個包装体1の製造方法では、ナプキン10の幅方向に沿う搬送方向に連続する包装シートの連続体21Cが搬送方向に沿って搬送される。ラインの搬送方向と交差する交差方向は、ナプキン10の長手方向に沿っている。つまり、本発明に係る第1方向は本実施形態のナプキン10の幅方向に対応し、本発明に係る第2方向は本実施形態のナプキン10の長手方向に対応する。なお、以下の説明では、ナプキン10の長手方向を単に「長手方向」とも称す。
図5~図11及び図12A~図12Cは、個包装体1の製造方法の説明図である。個包装体1の製造ラインは、搬送方向と、搬送方向に交差する交差方向を有する。個包装体1の製造方法では、ナプキン10の幅方向に沿う搬送方向に連続する包装シートの連続体21Cが搬送方向に沿って搬送される。ラインの搬送方向と交差する交差方向は、ナプキン10の長手方向に沿っている。つまり、本発明に係る第1方向は本実施形態のナプキン10の幅方向に対応し、本発明に係る第2方向は本実施形態のナプキン10の長手方向に対応する。なお、以下の説明では、ナプキン10の長手方向を単に「長手方向」とも称す。
個包装体1の製造方法は、ホットメルト接着剤HMAを塗布する塗布工程S1と、ナプキン10を配置する配置工程S2と、第1折り工程S3と、第2折り工程S4と、第3折り工程S5と、接合部を形成する接合工程S6と、第4折り工程S7と、第5折り工程S8と、第6折り工程S9と、最終封止工程S10と、切断工程S11を有する。
塗布工程S1(図5)では、搬送方向に連続して搬送されている包装シートの連続体21Cの内側面(21F)に、ホットメルト接着剤HMAが塗布される。塗布工程S1において、開封端固定部3用のホットメルト接着剤HMAと、包装シートの連続体21Cに中央剥離シート22を固定するシート固定部4用のホットメルト接着剤HMAが塗布される。
開封端固定部3は、図1に示すように、包装シート21(包装材20)の幅方向の一端から他端まで連続して幅方向に沿って設けられている。そのため、製造ラインの交差方向における、包装シートの連続体21Cの一方側の端部に、ホットメルト接着剤HMAが搬送方向に沿って連続して塗布されて、開封端固定部3が形成される。
なお、開封端固定部3用のホットメルト接着剤HMAは、塗布工程S1において塗布されなくてもよく、第6折り工程S9が行われる前までに塗布されていればよい。
シート固定部4は、次の配置工程S2で中央剥離シート22が配置される包装シートの連続体21Cの領域に、ホットメルト接着剤HMAが塗布されて形成される。図5では、シート固定部4として、搬送方向に長い長方形状の塗布パターンが製造ラインの交差方向に間隔を空けて6つ並んだものを例示しているが、シート固定部4のパターンは特に限定されるものではない。また、包装シートの連続体21Cに対して複数のナプキン10が搬送方向に間欠に配置される。そのため、シート固定部4も、包装シートの連続体21Cに対して搬送方向に間欠的に複数形成される。
配置工程S2(図5)では、別の工程で製造されたナプキン10が、包装シートの連続体21Cの内側面に配置される。ナプキン10は、その非肌側面の中央粘着部15に中央剥離シート22が貼り付けられている状態で配置工程S2に合流する。そして、塗布工程S1にて形成されたシート固定部4に中央剥離シート22が固定される。つまり、ナプキン10は、中央剥離シート22を介して、包装シートの連続体21Cに固定される。また、包装シートの連続体21Cに複数のナプキン10が搬送方向に間欠に固定される。
また、ナプキン10は、一対のウィング部1Wが幅方向の内側に折り返され、ウィング粘着部16にウィング剥離シート23が貼り付けられている状態で配置工程S2に合流する。本実施形態では、一対のウィング部1Wがナプキン10の肌面側に折り返されているが、一対のウィング部1Wがナプキン10の非肌面側に折り返された個包装体1であってもよい。その場合、シート固定部4用のホットメルト接着剤HMAにより、中央剥離シート22及びウィング剥離シート23の両方が包装シートの連続体21Cに固定される。
また、本実施形態では、ナプキン10の中央粘着部15が中央剥離シート22で覆われ、ウィング粘着部16がウィング剥離シート23で覆われている状態で、次の折り工程が行われる。そのため、折り工程の中で、中央粘着部15やウィング粘着部16が、それ自身同士で接着したり、別の資材に接着したりしてしまうことを防止できる。
また、前述したように、包装材20は、包装シート21と、中央剥離シート22と、ウィング剥離シート23を有する。そのため、本発明に係る「包装材の連続体」には、包装シートの連続体21Cと、包装シートの連続体21Cに固定される中央剥離シート22と、包装シートの連続体21Cにナプキン10を介して固定されるウィング剥離シート23が含まれる。以下の説明では、これら3つの資材21C,22,23を合わせて、包装材の連続体20Cとも称す。
第1折り工程S3(図6)では、第1折り位置FP1にて、ナプキン10と包装材の連続体20Cがナプキン10の長手方向に折り畳まれる。第1折り位置FP1は、ナプキン10と包装材の連続体20Cにおける長手方向の他方側、すなわち開封端固定部3が位置する側とは反対側に位置する。具体的には、第1折り位置FP1は、ナプキン10のウィング部1Wよりも長手方向の他方側(後側)の位置であり、吸収性コア(吸収体)11と重なる位置に設けられている。そして、第1折り工程S3では、第1折り位置FP1よりも長手方向の他方側に位置するナプキン10の部位と包装材の連続体20Cの部位とが、長手方向におけるナプキン10の一方側(前側)端部に向かって、ナプキン10の肌側面が内側となるように折り畳まれる。
なお、本実施形態では、第1折り工程S3においてナプキン10と包装材の連続体20Cとを一緒に折り畳む構成であるが、これに限定されない。第1折り工程S3を含む複数の折り工程では、ナプキン10と包装材の連続体20Cの少なくとも一方が長手方向に折り畳まれていればよい。本実施形態では、配置されたナプキン10の長手方向の後端10bは、包装シートの連続体21Cの交差方向の他方側端21b’よりも長手方向の外側(他方側)にあるが、例えば、連続体21Cの他方側端21b’がナプキン10の後端10bよりも交差方向の外側(他方側)にある場合(連続体21Cの交差方向の長さがナプキン10の長手方向の全長よりも長い場合)は、第1折り工程S3において、連続体21C(20C)の交差方向の他方側端部がナプキン10の後端部に重なるように連続体21C(20C)のみを折り畳むことで、ナプキン10の後端部を動きにくくさせることができる。
図7に示すように、次の第2折り工程S4では、第2折り位置FP2にて、ナプキン10と包装材の連続体20Cとがナプキン10の長手方向に折り畳まれる。第2折り位置FP2よりも長手方向の他方側に位置するナプキン10の部位と包装材の連続体20Cの部位とが、長手方向におけるナプキン10の一方側端部に向かって、かつ、直前の第1折り工程S3で折り返された部位101の上面(露出面)が内側となるように折り畳まれる。第2折り工程S4では、比較的大きい折り畳み幅W1であった第1折り工程S3と比較して、第1折り工程S3よりも小さい折り畳み幅W2で折り畳まれている。
また、本実施形態の個包装体1では長手方向における包装シート21の長さが比較的に短い。そのため、第2折り工程S4の直前の状態において(図7)、第1折り工程S3で折り返された部位101の上面(露出面)は、包装シートの連続体21Cの外側面(21L)が位置する部位と、それよりも長手方向の一方側において中央剥離シート22の外側面(22O)が位置する部位を有する。また、本実施形態の第2折り位置FP2は、包装シートの連続体21Cと重なる位置に設けられている。そのため、第2折り工程S4で折り返される部位102と、それに重なる非折返し部103との対向面は、包装シートの連続体21Cの外側面(21L)同士が対向する部位と、包装シートの連続体21Cの外側面(21L)と中央剥離シート22の外側面(22O)が対向する部位とを有する。ただし、これに限定されず、第2折り位置FP2は、ナプキン10と重なる位置、すなわち、中央剥離シート22の外側面(22O)と重なる位置に設けてもよい。その場合には、第2折り工程S4で折り返される部位102と、それに重なる非折返し部103との対向面は、中央剥離シート22の外側面(22O)同士が対向する部位と、包装シートの連続体21Cの外側面(21L)と中央剥離シート22の外側面(22O)が対向する部位とを有することとなる。
図8に示すように、次の第3折り工程S5では、第3折り位置FP3にて、ナプキン10と包装材の連続体20Cとがナプキン10の長手方向に折り畳まれる。第3折り位置FP3よりも長手方向の他方側に位置するナプキン10の部位と包装材の連続体20Cの部位とが、長手方向におけるナプキン10の一方側端部に向かって、かつ、第2折り工程S4で折り返された部位102の上面(露出面)が内側となるように折り畳まれる。第3折り位置FP3は、第2折り工程S4で折り畳まれた部位と重ならず、それよりも長手方向の一方側に位置する。そのため、第3折り工程S5では、第2折り工程S4で折り返された部位同士が対向するように折り畳まれない。また、第3折り位置FP3は、第1折り工程S3で折り返された部位101と重なる位置に設けられているため、個包装体1(図4)には第3折り工程S5による第3折り部F3a,F3bが2つ形成される。
ここで、第3折り工程S5後のナプキン10及び包装材の連続体20Cは、既に第1折り位置FP1~第3折り位置FP3において3回折り畳まれており、このように複数回折り工程が行われる場合、折り畳まれた部分は次第に厚みが増し、折り畳まれる前の状態に戻ろうとする反発力が搬送方向と直交する交差方向に生じて折り畳んだ状態が不安定になる虞がある。それにより、折り畳んだ幅が不均一になる可能性や、所定の位置からずれてしまうことがあり、次の折り工程での折り畳みが綺麗に行われにくくなってしまう。また、複数回の折り工程中に折り畳まれた部分が特に固定されない場合、最終的に封止部2にて封止されるまでに、折り畳まれた部分の中でナプキン10が搬送方向に動く可能性もある。その結果、個包袋体1の高速生産時に搬送が安定しないという課題があった。
この点につき、本実施形態では、第3折り工程S5後の折り畳まれた状態から、折り畳まれた部分が、第3折り工程前の折り状態に戻ることを抑制するための接合部を形成する接合工程S6を有する。図9に示すように、本実施形態の接合工程S6では、搬送方向の各ナプキン10の外側において、折り畳まれた包装材の連続体20C同士を溶着(例えば熱溶着や超音波溶着等)させて接合させた接合部5が形成される。このように形成された接合部5により、第3折り工程S5によって折り畳まれた部分104が固定される。折り畳まれた部分104は、搬送方向と直交する方向に折り畳み前の状態に戻ろうとする反発力が生じるが、接合部5によって該反発力を抑え込むことができる。また、折り畳まれた部分の中でナプキン10を搬送方向にずれにくくすることもできる。このように、折り畳まれた部分104の折り畳み状態を接合部5によって保持することで、高速生産時であっても、最終封止工程S10に入るまで、折り畳みにより厚みが増すナプキン10を所定位置に安定させて搬送することができる。結果として、個包袋1の外観を綺麗且つコンパクトに成型しやすくなる。
また、本実施形態では、第3折り工程S5後に接合工程S6を行っているが、これに限らない。つまり、接合工程S6は、複数の折り工程のうちの最初の折り工程(第1折り工程S3)における折り畳み開始時点よりも後で、後述する最終封止工程S10よりも前に、ある折り工程後の折り状態から、ある折り工程前の折り状態に戻ることを抑制するための接合部5を形成する工程であればよい。そのような元の折り状態に戻ろうとする反発力を接合部5によって抑制することで、高速生産時にも安定した搬送を維持できる。
また、本実施形態の複数の折り工程は、包装シートの連続体21C及びナプキン10を巻回させてコンパクトにしていく方法と異なり、複数回の折り工程によってしっかり折り目をつけている(つまり、折り部F1~F6を形成している)。包装シートの連続体21Cとナプキン10とを一緒に巻いていく工程によって個包装体1を形成する場合は、巻きの回数が重なるにつれ、巻いた部分にたるみやずれが生じて綺麗に成型することが難しい虞がある。本実施形態のように、複数回の折り工程を行い、最後に封止するまでのいずれかの時点で接合工程S6により当該折り目をしっかりと固定して折り畳み状態を保持することで、最終工程まで安定した搬送が実現できる。それにより、綺麗に成型された個包装体1を製造できる。
そして、そのような接合工程S6は、ナプキン10の吸収体(吸収性コア)11の少なくとも一部が折り畳まれた後に施されることが好ましい。吸収体11は、ナプキン10内において剛性が高い部分であり、吸収体11の部分を折り畳むと、元の形状(折り畳む前の形状)に戻ろうとする反発力が大きくなり、製造ラインにおける搬送が不安定になりやすい。従って、複数回の折り工程のうち、吸収体11の少なくとも一部を折り畳んだ後で接合工程S6を施すことにより、そのような反発しやすい部分をしっかりと固定して反発力を抑制することができる。そうすることで、高速生産時でも、ナプキン10がずれにくい状態を維持し、綺麗且つコンパクトに成型できる。
また、より好ましくは、接合工程S6は、ナプキン10の吸収体11が少なくとも2回以上折り畳まれた後に施されることである。複数の折り工程によって折り畳まれる部分については、第1折り工程S3によって折り畳まれた部分の剛性よりも、第2折り工程S4によって折り畳まれた部分の剛性の方が高くなる。また、ナプキン10の非肌側のシート(バックシート13)が、第1折り工程S3にて一度折り返させることにより、次の第2折り工程S4の際には延びにくくなる。そのようなことから、2回目以降の折りの工程時の方が、元の形状に戻ろうとする反発力がより大きくなりやすく、その反発力を接合工程S6によって形成される接合部5で抑え込むことで、最終封止工程S10まで安定して搬送することができる。
また、本実施形態の接合工程S6では、図9に示すように、折り畳まれた部分104において、ナプキン10が存在せずに包装材の連続体20Cのみで構成される部分に接合部5を形成している。包装材の連続体20Cのみで構成される部分において、包装材の連続体20C同士を接合させることにより、ナプキン10に接触することなく接合部5を形成でき、ナプキン10に傷等が付くことを防ぐことができる。
また、本実施形態では、配置工程S2において、包装材の連続体20Cに複数のナプキン10が各シート固定部4を介して搬送方向に間欠に固定されており、その後の接合工程S6では、搬送方向に隣り合うナプキン10の間に接合部5が形成されている。これにより、包装材の連続体20Cに固定されているナプキン10を、接合部5によってさらにナプキン10の外側においても固定することができ、ナプキン10がよりずれにくくなる。それにより、その後の搬送及び工程が安定し、綺麗に折り畳まれた個包装体1を製造できる。
さらに、接合工程S6において、包装シートの連続体21C(包装材の連続体20C)のうち、搬送方向に連続している連続部分に接合部5を形成している。これは、仮に、包装材の連続体20Cの交差方向の他方側の一部が搬送方向に間欠となるような形状を有し、該搬送方向に間欠である部分でナプキン10及び包装材の連続体20Cを長手方向に(ラインの交差方向)に折り畳んで接合部5を形成した場合、間欠的に反発力を抑えることができるが、製造ラインを連続的に安定させることに繋がらない。しかし、製造ラインの搬送方向において、包装材の連続体20Cが連続している部分に接合部が形成されることで、高速生産時に、元に戻ろうとする反発力を連続的に抑えることができる。なお、上述の「包装シートの連続体21Cの交差方向の他方側の一部が搬送方向に間欠となるような形状」とは、製造された個包袋1の包装材20の形状が本実施形態のように長方形状でなく、例えば、長手方向の後側において幅方向の長さ(幅)が短く(狭く)なっている場合等を意味する。
また、交差方向において、折り畳まれた部分が存在する側を折り畳み側(図9の交差方向の他方側)、折り畳まれた部分が存在しない側を未折り畳み側(図9の交差方向の一方側)としたとき、本実施形態の接合工程S6では、折り畳み側から未折り畳み側に向かって延在するように交差方向に沿って接合部5を形成している。具体的には、折り畳んだ部分104だけでなく、第3折り工程S5の際の折り畳み幅W3よりもさらに交差方向の一方側(未折り畳み側)に延在させて接合部5を形成することで、折り畳んだ部分104を跨ぐように接合されている。このように、折り畳まれた部分104よりも交差方向の未折り畳み側に長く接合部5を設けることで、反発力が生じやすい折り畳み部分104の未折り畳み側端までしっかりと接合された状態となる。よって、元の形状に戻ろうとする反発力を抑制し、折り畳まれた部分104の形状を安定させることができる。
また、図7に示すように、ナプキン10のウィング部1Wは、折り工程前の段階で、幅方向の内側に折り返されてウィング剥離シート23で覆われた状態であるが、折り工程においてウィング部1Wの少なくとも一部が折り畳まれた後に、接合工程S6にて接合部5を形成することが好ましい。複数回の折り工程のうち、ウィング部1Wが一緒に折り畳まれた後の折り畳み部分の剛性がさらに高くなるため、ウィング部1Wを折り畳んだ後で接合部5を形成して折り畳まれた部分を固定することで、製造ラインにおいてより安定して搬送させることができる。
接合工程S6が行われた後、次の第4折り工程S7(図10)、及び、その次の第5折り工程S8(図11)では、それぞれ第4折り位置FP4と第5折り位置FP5にて、ナプキン10と包装材の連続体20Cとがナプキン10の長手方向に折り返される。詳しくは、各折り位置FP4,FP5よりも長手方向の他方側に位置するナプキン10の部位と包装材の連続体20Cの部位とが、長手方向におけるナプキン10の一方側端部に向かって、かつ、直前の折り工程S5,S7で折り返された部位の上面(露出面)が内側となるように折り返される。また、第4折り位置FP4及び第5折り位置FP5は、直前の折り工程S5,S7で折り返された部位と重ならず、それよりも長手方向の一方側に位置する。また、第4折り位置FP4は、第1折り工程S3で折り返された部位101と重なる位置に設けられているため、個包装体1(図4)には第4折り工程S7による第4折り部F4a,F4bが2つ形成される。
最後の第6折り工程S9(以下、最終折り工程ともいう)では、第6折り位置FP6(図11参照)よりも長手方向の一方側に位置するナプキン10の部位と包装材の連続体20Cの部位とが、長手方向の他方側に折り返され、これまでの折り工程で折り畳まれた部位に折り重ねられる(図12A)。なお、第6折り位置FP6は直前の第5折り工程S8で折り返された部位と重ならず、それよりも長手方向の一方側に位置する。また、第6折り工程S9では、包装シートの連続体21Cの内側面に塗布されている開封端固定部3用のホットメルト接着剤HMAが、第5折り工程S8で折り返された部位(包装シートの連続体21Cの外側面)に固定される。
最終折り工程S9では、交差方向において、これまで折り畳まれた部分が存在する側を折り畳み側(図12Aの交差方向の他方側)、折り畳まれた部分が存在しない側を未折り畳み側(図12Aの交差方向の一方側)とすると、第6折り位置FP6(以下、最終折り線FP6ともいう)にて折り畳むとき、包装シートの連続体21Cの未折り畳み側の端21a’から最終折り線FP6までの交差方向の長さR1は、包装シートの連続体21Cの折り畳み側の端21C’から最終折り線FP6までの交差方向の長さW6よりも短い。最終的に折り畳まれる部分の交差方向の長さ(R1)が、最終折り工程S9で形成される折り畳み部分の交差方向の長さ(W6)よりも長くなってしまうと、最終折り工程S9後に更に残りの部分を巻き付ける必要等が生じてしまうが、最終折り工程S9時の未折り畳み側部分の長さ(つまり、上述の長さR1)が短いことで、コンパクトに折り畳むことができる。
第6折り工程S9の後は、ナプキン10の搬送方向の外側において、包装シートの連続体21C同士を封止して最終封止部2を形成する最終封止工程S10が行われる(図12B)。最終封止部2の形成方法は、接合部5の形成方法(図9)と同じであり、ナプキン10の厚さ方向において、最終封止部2と接合部5が重なるように形成される。
こうして個包装体1の連続体(図12B)が形成される。最後に、包装材の連続体20Cを切断する切断工程S11を行う。図12Bには、切断予定位置を示す仮想の切断線SLが示されている。切断工程S11では、切断線SLに沿って包装シートの連続体21Cを切断し、各々の吸収性物品包装体1に分離する(図12C)。
このような各工程によって製造された個包袋体1は、最終封止部2とは異なる接合部5を有することで、折り畳みの途中の形状が固定されている。それにより、折り畳み前の形状に戻ろうとする反発力が抑制されて折り畳まれた状態が保持され、折り畳まれた部分の中のナプキン10がずれにくくなり、綺麗な形状に成型された個包装体1を提供できる。また、ナプキン10よりも幅方向外側において包装材20同士を封止した最終封止部2を形成することにより、ナプキン10が汚れてしまうことや異物の混入を防ぐことができる。
また、本実施形態のように、接合工程S6にて、搬送方向においてナプキン10の外側に形成された接合部5を有する個包装体1は、幅方向と直交する厚さ方向に見て、接合部5がナプキン10と重ならない構成になっている。ナプキン10の幅方向外側、すなわち、個包装体1の幅方向両端部に接合部5を形成し、接合部5と接合部5との間で折り畳まれたナプキン10を所謂袋状に抑え込むことで、幅方向のみならず厚さ方向においてもナプキン10は動きにくくなり、製品(個包袋体1)の搬送時にも折り畳まれたナプキン10の形状が維持される。
また、切断工程S11で包装材の連続体20Cを切断する際の基準となる仮想の切断線SLの位置を、接合工程S6を説明する図9にも示している。そして、接合工程S6では、接合部5を形成する際に、当該切断線SLを搬送方向に跨ぐように形成している。通常、切断工程S11を行う際は、切断対象である資材の浮き上がりやばらつきが発生していると切断しにくくなるが、切断線SLを搬送方向に跨ぐように接合部5を形成することにより、切断線SLの部分は資材(ここでは、包装材の連続体20C)がしっかりと接合されているため、切断しやすくなる。
しかしながら、本実施形態の接合工程S6のように、切断線SLを跨ぐように接合部5を形成することに限らない。つまり、当該切断線SLに重ならないように接合部5を形成してもよい。切断線SLに被らないように接合部5を形成することで、包装シートの連続体21C(包装材の連続体20C)を切断した際に、個包装体1の幅方向の端(所謂、切断線部分)は硬くならず、使用者は、個包装体1の幅方向の端に触れた際に、柔らかさを感じることができる。
また、接合工程S6において、ナプキン10よりも搬送方向の外側に接合部5を形成するとき、以下であることが好ましい。接合部5の内側端5cからナプキン10の外側端10cまでの搬送方向の長さをP1とする。また、搬送方向の他方側(上流側)における、接合部5の内側端5dからナプキン10の外側端10dまでの長さをP2とする。そして、長さP1及び長さP2は、それぞれ、接合工程S6までに折り畳まれた部分104(ナプキン10+包装材20)の最大厚さ(ナプキン10の厚さ方向における最大長さ)よりも短いことが好ましい。折り畳まれた部分104の厚さの測定は、周知の方法で行うことができる。例えば、ミツトヨ(株)製のダイアルシックネスゲージID-C1012C又はそれと同等のものを使用し、対象部位を例えば3.0gf/cm2で加圧して測定した値を厚さとする。当該測定を折り畳まれた部分104のうちの10箇所で行い、得られた測定値のうちの最大の値を折り畳まれた部分104の最大厚さとする。
そのように接合部5を形成することで、搬送方向の両側において、接合部5からナプキン10までの搬送方向の長さ(間隔)を短くするとよい。複数回の折り工程によりナプキン10の厚さ方向の長さ(所謂厚み)が厚くなり、折り畳まれる前の状態に戻ろうとする反発力が大きくなった場合でも、搬送方向の長さが短い包装シート21の部位で上から強く押さえることができ、ナプキン10と包装材20の折り畳み形状が維持されやすくなる。つまり、長さP1及びP2がそれぞれ短いことで、該反発力をしっかりと抑え込みやすくなる。
また、個包袋体1では、ナプキン10よりも幅方向の外側の部分において、接合されていない包装材20のみの部分は剛性が低く、皺が寄り易い虞がある。しかし、上述のように、個包装体1の幅方向の両側において、接合部5からナプキン10までの長さ(間隔)を短くすることで、そのような剛性の低い部分の面積が少なくなり、包装材20の皺が寄りにくくなる。特に、折り畳まれることで剛性が高くなったナプキン10と接合部と25の間の長さが短いことで、より皺を低減でき、綺麗に成型される。また、接合部5からナプキン10までの幅方向の長さ(間隔)を短くすることで、個包装体1の幅方向の長さをよりコンパクトにすることができる。折り工程によりナプキン10の長手方向の長さをコンパクトにできるだけなく、幅方向の長さもコンパクトにできることで、製造コストの削減を図ることができる。
図13は、接合工程S6の変形例について説明する図である。同図13は、本実施形態の図9で説明した接合工程S6において形成される接合部5を変形して表した図である。本変形例では、ナプキン10の厚さ方向(図13の紙面を貫通する方向)に見て、ナプキン10と重なる位置に接合部6を搬送方向に沿って形成する。具体的には、本変形例では、第2折り工程S4の後における折り畳んだ部分の表面は、包装シートの連続体21Cの外側面21Lであり、包装シートの連続体21Cは、少なくとも一部(すなわち、少なくとも接合部6が形成される部分)が樹脂フィルムから構成される。そして、折り畳んだ部分の表面に(外側面21Lに)接着剤(例えばホットメルト接着剤)を塗布し、次の第3折り工程S5によって折り畳まれることで、接着剤によってナプキン10の中央剥離シート22と折り畳まれた部分とが接着され、接合部6が形成される。また、本変形例では、中央剥離シート22は樹脂フィルムから構成されることが好ましく、それにより、接合部6は、樹脂フィルム同士を接着剤により接着させることで形成されることとなる。
このように、厚さ方向に見てナプキン10と重なる位置に接合部6を設けることで、ナプキン10のうち、複数の折り工程によって折り畳まれた部分が保持されてずれにくくなる。その結果、その後に施されるさらなる折り工程においても、安定して搬送することができる。本変形例では、例示的に第3折り工程S5の前に接着剤を塗布して接合部6を形成したが、これに限らない。最初の折り工程よりも後から、最終封止工程S10よりも前に接合部6を形成することができるが、その際、ナプキン10への損傷を避けるためにも、接着剤によってナプキン10同士を接合しないようにすることが好ましい。本変形例のように、樹脂フィルム同士を接着させて接合部6を形成することで、接着剤が中央剥離シート22以外のナプキン10の部分に染み出てしまうことを抑制し、ナプキン10の機能を損傷しないようにすることができる。また、接着剤で接着することでしっかりと固定され、折り畳まれた部分が安定して搬送される。
また、本変形例の接合工程S6によって形成された接合部6を有する個包袋体1は、厚さ方向にみて接合部6がナプキン10と重なるように形成されていることで、ナプキン10が個包袋体1の中でしっかりと固定される。また、樹脂フィルム同士を接着剤で接着させるため、ナプキン10には悪影響を及ぼさずに接合部6を設けることができる。
図14A及び図14Bは、接合部5と最終封止部2とが重ならない部分NPについて説明する図である。本実施形態の接合工程S6と複数回の折り工程によって製造された吸収性物品包装体1において、接合部5と最終封止部2とは、図14Aに示すように、幅方向と直交する厚さ方向(所謂、個包装体1の厚み方向)に見て、重ならない部分NPを有している。同図14Bは、本実施形態の図11の一部を拡大して、重ならない部分NPを示している。当該重ならない部分NPとは、図14Bに示すように、接合工程S6によって接合部5が形成された後、さらなる折り工程によって接合部5を内側にして折り畳んだ際に、折り畳まれた部分の中で厚さ方向(図14Bの紙面を貫通する方向)に見て接合部5が存在しない部位である。また、最終封止部2は、個包袋体1の幅方向と交差するナプキン10の長手方向において、一端から他端まで存在している。つまり、個包袋体1は、厚さ方向に見て、接合部5がない部分(NP)にも最終封止部2は存在している。よって、そのようなより広い面積で接合或いは封止されていることで、個包装体1の形状がより綺麗に整った状態になり易い。
また、図14Aに示す最終封止部2のうち、重ならない部分NP以外の部分は、個包装体1の厚み方向に見て接合部5と重なる部分を有しており、接合部5が形成されている領域は、包装材20同士が更に溶着されて最終封止部2が設けられている。よって、個包装体1の折り畳みの内側では、さらに溶着を施された接合部5の領域がより折り畳み前の状態に戻りにくくなっており、個包装体1の折り畳み状態を綺麗に維持することができる。
また、使用者が個包袋体1を開封するときには、開封端1a付近を指でつまんで、包装材20を引き剥がすように個包装体1を展開していく。このとき、接合部5を剥離するときの剥離力は、先に剥離する部分である最終封止部2を剥離するときの剥離力よりも大きい。すなわち、使用者が吸収性物品包装体1を開封する際、剥離力の大きい接合部5の部分で一旦剥離が止まり、使用者は、再度接合部5の部分を剥離するための力を加えることとなる。吸収性物品包装体1は複数回折り畳まれた状態になっているため、特に長手方向に長いナプキン10等であると開封時に一度で勢いよく開封してしまうことでナプキン10を損傷させる虞もあるが、途中で半展開状態のナプキン10を確認した上で再度最後まで開封することで、複数回の折り畳みも綺麗に展開させることができる。
かかる剥離力の測定は、次のようにしてなされる。吸収性物品包装体1の最終封止部2の領域を封止部幅で切り出した最終封止部切片を10個用意し、開封端1aと最終封止部切片本体にそれぞれにテープを貼り、テープを折り返してつかみ部を作成する。それぞれのつかみ部を引張試験機のチャックにはさみ、引張試験機の荷重を0に合わせ、測定を開始する。最終封止部2は、折り畳まれた包装材20を封止しているため、最初の剥離強度は、まず第6折り部F6の位置まで剥離した際の強度を測定する。次に、最終封止部切片本体のテープを貼り換えて再度つかみ部を作成し、第5折り部F5の位置まで剥離した際の剥離強度を測定する。繰り返し、第1折り部F1を剥離するまで、各折り部の位置までの剥離強度を測定する。測定では、最大荷重を読み取り、N/25mm換算した結果の平均値を比較する。また、剥離強度は、恒温恒湿(20±2℃・60±5RH%)の環境で、且つ、速度100mm/min、チャック間距離10mmの条件下で行われる。以上によって求められた当該平均値を、最終封止部2を剥離するときの剥離力とする。
個包装体1の接合部5の領域は、接合部5が形成された後にさらに折り畳まれて、最終封止部2を形成する際の溶着がさらに重ねて行われているため、接合部5自体の溶着と最終封止部2の溶着が重なった領域である。よって、上述の最終封止部2の剥離強度の測定のうち、第3折り部F3a、F3bの位置まで剥離した際の剥離強度に接合部5を剥離するときの剥離強度が含まれている。従って、第3折り部F3a、F3bの位置まで剥離した際の剥離強度の測定値から、上述の最終封止部2の平均値を差し引いた値を、接合部5を剥離するときの剥離力とする。
また、接合部5が、上述の変形例で説明したように、ナプキン10と重なる位置に接着剤を塗布することで形成された接合部6(図13参照)である場合の接合部6の剥離力の測定は、次のようになされる。接合部6が接合状態である、第3折り部F3a、F3bを折り畳んだ状態での接合部6の領域を接着幅で切り出した接合部切片を10個用意し、最終封止部2の剥離強度の測定と同様に、作成したつかみ部を引張試験機ではさんで接合部6の部分の引張強度をそれぞれ測定する。そして、求められた平均値を、接合部6を剥離するときの剥離力とする。個包装体1では、最終封止部2を剥離するときの剥離力よりも接合部6を剥離するときの剥離力の方が大きい方が好ましく、一度で勢いよく開封するよりも、接合部6の部位で一度剥離が停止し、半展開状態のナプキン10を確認した上で再度最後まで開封することで、複数回の折り畳みを綺麗に展開させることができ、ナプキン10への損傷も抑制できる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱すること無く、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでも無い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱すること無く、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでも無い。
例えば、上記の実施形態の製造方法では、包装材の連続体20がナプキン10の幅方向(第1方向)に連続し、ナプキン10の幅方向に沿う搬送方向で搬送され、ナプキン10及び包装材の連続体20がナプキン10の長手方向(第2方向)に折り返される。それとは逆に、包装材の連続体20がナプキン10の長手方向(第1方向)に連続し、ナプキン10の長手方向に沿う搬送方向で搬送され、ナプキン10及び包装材の連続体20がナプキン10の幅方向(第2方向)に折り返さる製造方法であってもよい。この場合にも、コンパクトに、かつ綺麗に折り畳まれた個包装体1を製造できる。
1 個包装体(吸収性物品包装体)、1W ウィング部、
2 封止部、3 開封端固定部、4 シート固定部、5 接合部、6 接合部、
10 ナプキン(吸収性物品)、11 吸収性コア、12 トップシート、
13 バックシート、14 サイドシート、
15 中央粘着部、
16 ウィング粘着部、
20 包装材、21 包装シート、22 中央剥離シート、23 ウィング剥離シート、
F1~F6 折り部
2 封止部、3 開封端固定部、4 シート固定部、5 接合部、6 接合部、
10 ナプキン(吸収性物品)、11 吸収性コア、12 トップシート、
13 バックシート、14 サイドシート、
15 中央粘着部、
16 ウィング粘着部、
20 包装材、21 包装シート、22 中央剥離シート、23 ウィング剥離シート、
F1~F6 折り部
Claims (20)
- 互いに直交する第1方向及び第2方向を有する吸収性物品と、
前記吸収性物品を包装する包装材と、
を有する吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記第1方向に沿う搬送方向に連続する前記包装材の連続体の内側面に、前記吸収性物品が固定されて前記搬送方向に搬送されながら、前記吸収性物品と前記包装材の連続体との少なくとも一方が前記第2方向に折り畳まれる複数の折り工程と、
前記複数の折り工程のうちの最後の折り畳みである最終折り工程後に、前記吸収性物品よりも前記第1方向の外側において前記包装材の連続体同士を封止する最終封止工程と
を有し、
前記複数の折り工程のうちの最初の折り工程における折り畳み開始時点よりも後で、前記最終封止工程よりも前に、ある折り工程後の折り状態から前記ある折り工程前の折り状態に戻ることを抑制するための接合部を形成する接合工程を有する
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項1に記載の吸収性物品包装体の製造方法あって、
前記吸収性物品は、排泄物を吸収する吸収体を有し、
前記接合工程は、前記吸収体の少なくとも一部が折り畳まれた後に施される
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項1に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記吸収性物品は、排泄物を吸収する吸収体を有し、
前記接合工程は、前記吸収体が少なくとも2回以上折り畳まれた後に施される
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記接合工程において、前記包装材の連続体のうち、前記搬送方向に連続している連続部分に前記接合部を形成する
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項1~4の何れか1項に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記接合工程において、前記包装材の連続体のみで構成される部分に前記接合部を形成する
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項1~5の何れか1項に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記包装材の連続体の前記内側面に、複数の前記吸収性物品が前記搬送方向に間欠に固定されており、前記接合工程において、隣り合う前記吸収性物品の間に前記接合部を形成する
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項5又は6項に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記搬送方向と直交する交差方向において、折り畳まれた部分が存在する側を折り畳み側、折り畳まれた部分が存在しない側を未折り畳み側としたとき、
前記接合工程において、前記折り畳み側から前記未折り畳み側に向かって延在するように前記交差方向に沿って前記接合部を形成する
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項1~5の何れか1項に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記接合工程において、前記吸収性物品の厚さ方向に見て、前記吸収性物品と重なる位置に前記接合部を形成する
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項8に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記包装材は、少なくとも一部に樹脂フィルムを有し、
前記接合工程では、接着剤により前記樹脂フィルム同士を接着させるように前記接合部を形成する
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項1~9の何れか1項に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記吸収性物品は、一対のウィング部を有し、
前記ウィング部は、前記複数の折り工程前において、前記第1方向の内側に折り返された状態であり、
前記ウィング部の少なくとも一部が折り畳まれた後に、前記接合工程において前記接合部を形成する
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項1~10の何れか1項に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記搬送方向と直交する交差方向において、折り畳まれた部分が存在する側を折り畳み側、折り畳まれた部分が存在しない側を未折り畳み側とし、
前記最終折り工程時において、最終折り線の位置にて折り畳むとき、
前記包装材の連続体の前記未折り畳み側の端から前記最終折り線までの前記交差方向の長さは、前記包装材の連続体の前記折り畳み側の端から前記最終折り線までの前記交差方向の長さよりも短い
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項1~11の何れか1項に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記搬送方向と直交する交差方向に延びる、切断予定位置を示す仮想の切断線に沿って前記包装材の連続体を切断し、各々の前記吸収性物品包装体に分離する切断工程を有し、
前記接合工程では、前記切断線を跨ぐように前記接合部を形成する
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項1~11の何れか1項に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記搬送方向と直交する交差方向に延びる切断予定位置を示す仮想の切断線に沿って前記包装材の連続体を切断することで、各々の前記吸収性物品包装体に分離する切断工程を有し、
前記接合工程では、前記切断線に重ならないように前記接合部を形成する
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 請求項1~7の何れか1項に記載の吸収性物品包装体の製造方法であって、
前記接合工程において、前記吸収性物品よりも前記第1方向の外側に前記接合部を形成するとき、
前記搬送方向の一方側における、前記接合部の内側端から前記吸収性物品の外側端までの長さ、及び、前記搬送方向の他方側における、前記接合部の内側端から前記吸収性物品の外側端までの長さは、それぞれ、前記接合工程までに折り畳まれた前記吸収性物品の厚さ方向の最大長さよりも短い
ことを特徴とする吸収性物品包装体の製造方法。 - 互いに直交する第1方向及び第2方向を有する吸収性物品と、
前記吸収性物品を包装する包装材と、
を有する吸収性物品包装体であって、
前記吸収性物品は、前記包装材の内側面に固定されており、
前記第2方向に前記吸収性物品と前記包装材とが複数回折り畳まれており、
前記吸収性物品よりも前記第1方向の外側に設けられ、前記複数回折り畳まれた前記包装材同士を封止した最終封止部と、
前記最終封止部とは異なる接合部であって、ある折り状態から、当該ある折り状態の前の折り状態に戻ることを抑制するための接合部と
を有する
ことを特徴とする吸収性物品包装体。 - 請求項15に記載の吸収性物品包装体であって、
前記第1方向と直交する厚さ方向を有し、
前記接合部と前記最終封止部とは、前記厚さ方向に見て重ならない部分を有する
ことを特徴とする吸収性物品包装体。 - 請求項15又は16に記載の吸収性物品包装体であって、
前記第1方向と直交する厚さ方向を有し、
前記接合部は、前記厚さ方向に見て、前記吸収性物品と重ならない
ことを特徴とする吸収性物品包装体。 - 請求項15又は16に記載の吸収性物品包装体であって、
前記第1方向と直交する厚さ方向を有し、
前記包装材は、少なくとも一部に樹脂フィルムを有し、
前記接合部は、前記厚さ方向にみて、前記吸収性物品と重なっており、
前記接合部では、接着剤により前記樹脂フィルム同士が接着されている
ことを特徴とする吸収性物品包装体。 - 請求項15~18の何れか1項に記載の吸収性物品包装体であって、
開封時に、前記接合部を剥離するときの剥離力は、前記最終封止部を剥離するときの剥離力よりも大きい
ことを特徴とする吸収性物品包装体。 - 請求項15~17の何れか1項に記載の吸収性物品包装体であって、
前記第1方向と直交する厚さ方向を有し、
前記接合部は、前記第1方向において前記吸収性物品よりも外側に形成されており、
前記第1方向の一方側における、前記接合部の内側端から前記吸収性物品の外側端までの長さ、及び、前記第1方向の他方側における、前記接合部の内側端から前記吸収性物品の外側端までの長さは、それぞれ、前記吸収性物品包装体の前記厚さ方向の最大長さよりも短い
ことを特徴とする吸収性物品包装体。
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