JP2022039398A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022039398000001
【課題】給電対象に対して電力をより安定して供給することができる電源装置を提供する。
【解決手段】電源装置5は、補助電源41、スイッチ45,47、ダイオード48、およびマイクロコンピュータ49を有している。スイッチ45は、主電源6の電力を操舵制御装置4へ供給するための電源線L1を開閉する。スイッチ47は、補助電源41の電力を操舵制御装置4へ供給するための分岐線L4を開閉する。ダイオード48は、補助電源41の電力を操舵制御装置4へ供給するための分岐線L5に設けられている。ダイオード48は、補助電源41から操舵制御装置4への給電を許容する。マイクロコンピュータ49は、主電源6が失陥したとき、操舵制御装置4に対する電源を主電源6から補助電源41へ切り替えるべく、スイッチ45をオフするとともにスイッチ47をオンする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電源装置に関する。
従来、車両の操舵機構に付与されるアシストトルクの発生源であるモータを制御する制御装置が知られている。たとえば特許文献1の制御装置は、2系統の巻線を有するモータに対する給電を制御する。制御装置は、2系統の巻線にそれぞれ対応する2組の駆動回路およびマイクロコンピュータを有している。各マイクロコンピュータは、各駆動回路の制御を通じて各系統の巻線に対する給電を独立して制御する。
制御装置は、2系統のマイクロコンピュータにそれぞれ対応する2つの電源生成回路を有している。これら電源生成回路には、それぞれ互いに独立して設けられる電源から電力が供給される。電源生成回路は、電源から供給される電力を使用してマイクロコンピュータの動作に適した電力を生成する。各マイクロコンピュータは、自己に対応する電源生成回路により生成される電力を消費して動作する。
特開2019-4682号公報
制御装置の動作に対するより高い信頼性を確保する観点から、電源が失陥した場合にはマイクロコンピュータへの給電を補助電源によってバックアップすることが考えられる。たとえば、電源が失陥した場合、電源とマイクロコンピュータとの間の給電経路を遮断する一方、補助電源とマイクロコンピュータとの間の給電経路を接続する。これにより、電源が失陥した場合であれ、マイクロコンピュータは補助電源から供給される電力を消費して動作を継続する。
ただし、電源と補助電源との切り替えを給電経路に設けられるスイッチの開閉を通じて行う場合、瞬間的にではあれ、マイクロコンピュータへの給電が途絶えることが懸念される。そして、マイクロコンピュータへの給電が途絶えることによってマイクロコンピュータの電源電圧が動作保証範囲の下限値を下回った場合、マイクロコンピュータは動作を停止してリセットされる。リセットとは、マイクロコンピュータの内部状態を初期化するための処理をいう。
補助電源からの給電を通じてマイクロコンピュータの電源電圧が再び動作保証範囲内の値に達した場合、マイクロコンピュータは起動してイニシャルチェックを実行する。イニシャルチェクとは、モータを駆動させるための部分、たとえばモータの巻線および駆動回路などの異常を検査する処理をいう。マイクロコンピュータは、イニシャルチェックの実行完了後、モータの制御を実行開始する。このように、マイクロコンピュータの電源電圧の瞬断に起因して、モータの適切な制御が阻害されるおそれがある。
本発明の目的は、給電対象に対して電力をより安定して供給することができる電源装置を提供することにある。
上記目的を達成し得る電源装置は、給電対象に電力を供給する主電源に対する補助電源と、前記給電対象に対する電源を前記主電源と前記補助電源との間で切り替える切替回路と、を有している。前記切替回路は、前記給電対象に対する電源を前記主電源から前記補助電源へ切り替える際の瞬断を抑制するべく前記補助電源から前記給電対象への給電を一時的に補助する補助回路を有している。
この構成によれば、給電対象に対する電源を主電源から補助電源へ切り替える際、補助回路を介して補助電源から給電対象への給電が一時的に補助される。このため、給電対象に対する電源を主電源から補助電源へ切り替える際の瞬断が抑制される。したがって、給電対象に対して電力をより安定して供給することができる。
上記の電源装置において、前記切替回路は、前記主電源の電力を前記給電対象へ供給するための第1の給電経路を開閉する第1のスイッチと、前記補助電源の電力を前記給電対象へ供給すべく前記第1の給電経路における前記第1のスイッチの下流側に接続された第2の給電経路を開閉する第2のスイッチと、前記給電対象に対する電源を前記主電源から前記補助電源へ切り替える際、前記第1のスイッチをオフするとともに前記第2のスイッチをオンする制御回路と、を有していてもよい。また、前記補助回路は、前記補助電源の電力を前記給電対象へ供給すべく前記第1の給電経路における前記第1のスイッチの下流側に接続された第3の給電経路に設けられて前記補助電源から前記給電対象への給電を許容する一方通行素子を有していてもよい。
この構成によれば、給電対象に対する電源を主電源から補助電源へ切り替える際、第1のスイッチがオフされることによって第1の給電経路が電気的に遮断された状態になるとともに、第2のスイッチがオンされることによって第2の給電経路が電気的に接続された状態になる。このとき、第1の給電経路が電気的に遮断された状態になるタイミングと第2の給電経路が電気的に接続された状態になるタイミングとの間に時間差が生じるおそれがあるところ、第1の給電経路が電気的に遮断された状態になったとき、給電対象に対する給電が第3の給電経路を介して即時にバックアップされる。このため、第1の給電経路が電気的に遮断された状態になるタイミングと第2の給電経路が電気的に接続された状態になるタイミングとの間に時間差が生じる場合であれ、給電対象に対する給電が途切れることがない。
上記の電源装置において、前記一方通行素子はダイオードであってもよい。
ダイオードでは電力損失が発生する。この点、上記の電源装置では、第2のスイッチがオンされることによって第2の給電経路が電気的に接続された状態になった以降、給電対象に対する給電が第2の給電経路および第1の給電経路の一部分を介してバックアップされる。このため、補助電源の消耗を抑えつつ、給電対象に対する給電を継続して行うことができる。
上記の電源装置において、前記補助電源の電圧は前記主電源の電圧よりも低い値に設定されていてもよい。
この構成によれば、主電源の電圧が補助電源の電圧を下回った場合、即時に補助電源の電力が第3の給電経路を介して給電対象へ供給される。
上記の電源装置において、前記制御回路は、前記主電源の電圧の低下を判定する際の基準であるしきい値電圧を下回ったとき、前記給電対象に対する電源を前記主電源から前記補助電源へ切り替えるようにしてもよい。
この構成によれば、主電源の電圧がしきい値電圧を下回った場合、給電対象に対する電源が主電源から補助電源へ切り替えられる。このため、給電対象に対して補助電源の電力が安定して供給される。
上記の電源装置において、前記給電対象は、車載装置の制御装置であってもよい。
車載装置の制御装置には、より高い動作信頼性が要求される。上記の電源装置は、車載装置の制御装置に好適である。
本発明の電源装置によれば、給電対象に対して電力をより安定して供給することができる。
電源装置の一実施の形態を適用したステアリング装置の構成図。 電源装置の一実施の形態のブロック図。
以下、電源装置をステアリング装置に適用した一実施の形態について説明する。
図1に示すように、ステアリング装置1は、操舵機構2、アシスト機構3、操舵制御装置4、および電源装置5を備えている。
操舵機構2は、ステアリング軸11および転舵軸12を有している。ステアリング軸11の第1の端部にはステアリングホイール13が固定される。ステアリング軸11のステアリングホイール13と反対側の端部である第2の端部にはピニオンギア14が設けられている。ピニオンギア14は、転舵軸12に設けられたラックギア15に噛み合っている。ステアリング軸11の回転運動は、ピニオンギア14とラックギア15との噛み合いを介して転舵軸12の軸方向の往復直線運動に変換される。この転舵軸12の往復直線運動が転舵軸12の両端にそれぞれ連結されたタイロッド16,16を介して左右の転舵輪17,17に伝達されることにより、転舵輪17,17の転舵角が変更される。
アシスト機構3は、モータ21および減速機22を備えている。モータ21としては三相のブラシレスモータが、減速機22としてはウォームギア機構が採用される。モータ21は減速機22を介してステアリング軸11に連結されている。減速機22は、モータ21の回転を減速し、当該減速した回転力をステアリング軸11に伝達する。すなわち、モータ21のトルクが操舵補助力として減速機22を介してステアリング軸11に伝達されることにより、運転者のステアリング操作が補助される。
操舵制御装置4は、電源装置5を介して車載の主電源6に接続されている。主電源6としては、たとえばバッテリが採用される。操舵制御装置4は、電源装置5を介して供給される主電源6の電力を消費して動作する。操舵制御装置4は、車両に設けられる各種のセンサの検出結果に応じてモータ21に対する給電を制御する。センサとしては、たとえばトルクセンサ31および車速センサ32が挙げられる。トルクセンサ31は、ステアリング軸11に設けられて操舵トルクTを検出する。車速センサ32は、車速Vを検出する。操舵制御装置4は、操舵トルクTおよび車速Vに基づき目標アシスト力を演算し、当該目標アシスト力をアシスト機構3に発生させるための電力をモータ21に供給する。
つぎに、電源装置5について詳細に説明する。
図2に示すように、電源装置5は主電源6と操舵制御装置4との間を接続する電源線L1に設けられている。主電源6の電力は電源線L1を介して操舵制御装置4に供給される。
電源装置5は、補助電源41、充電制御回路42、第1の放電制御回路43、第2の放電制御回路44、スイッチ(SW)45,46,47、ダイオード48、およびマイクロコンピュータ(μC)49を有している。
補助電源41としては、電荷を充放電可能とされた蓄電装置、たとえばリチウムイオンキャパシタが採用される。次式(A)で表されるように、補助電源41の電圧V2は、操舵制御装置4を適切に動作させるために必要とされる電圧V0の下限値よりも高く、かつ主電源6の電圧V1よりも低い値に設定される。
V1>V2>V0 …(A)
充電制御回路42は、分岐線L3を介して電源線L1の接続点P1に接続されている。充電制御回路42は補助電源41の充電を制御する。
第1の放電制御回路43は、分岐線L4を介して電源線L1の接続点P2に接続されている。接続点P2は、接続点P1よりも操舵制御装置4側に位置している。第1の放電制御回路43は、補助電源41の放電、すなわち補助電源41からの電力の供給を制御する。
第2の放電制御回路44、分岐線L5を介して電源線L1の接続点P3に接続されている。接続点P3は、接続点P2よりも操舵制御装置4側に位置している。第2の放電制御回路44は、補助電源41の放電、すなわち補助電源41からの電力の供給を制御する。
スイッチ45は、電源装置5の内部において、電源線L1に設けられている。スイッチ45は、接続点P1よりも主電源6側に位置している。
スイッチ46は、分岐線L3に設けられている。スイッチ46は、分岐線L3を開閉する。
スイッチ47は、分岐線L4に設けられている。スイッチ47は、分岐線L4を開閉する。
ダイオード48は、分岐線L5に設けられている。ダイオード48のカソードは電源線L1の接続点P3に接続されている。ダイオード48のアノードは第2の放電制御回路44に接続されている。ダイオード48は、アノードからカソードへ向けた電力の流れを許容する一方、カソードからアノードへ向けた電力の流れを規制する。すなわち、ダイオード48は、電源線L1の接続点P3から補助電源41へ電力が流れ込むことを抑制する。
マイクロコンピュータ49は、スイッチ45,46,47の開閉を制御する。マイクロコンピュータ49は、主電源6の電圧を監視する。マイクロコンピュータ49は、次式(B)で表されるように、主電源6の電圧Vbがしきい値電圧Vthよりも小さいとき、主電源6の電圧Vbが低下した旨判定する。しきい値電圧Vthは、主電源6の電圧低下を判定する際の基準でであって、モータ21あるいは操舵制御装置4を適切に動作させるために必要とされる電圧V0の下限値を基準として設定される。本実施の形態において、しきい値電圧Vthは電圧V0と同じ値に設定される。
V1<Vth …(B)
マイクロコンピュータ49は、主電源6の電圧が低下した旨判定されないとき、スイッチ45,46をオンした状態に維持するとともに、スイッチ47をオフした状態に維持する。また、マイクロコンピュータ49は、主電源6の電圧が低下した旨判定されるとき、スイッチ45,46をオンした状態からオフした状態へ切り替える。この後、マイクロコンピュータ49は、スイッチ47をオフした状態からオンした状態へ切り替える。
ちなみに、電源線L1における主電源6と電源装置5との間には接続点P0が設定されている。接続点P0と操舵制御装置4との間は信号線L2により接続されている。信号線L2にはイグニッションスイッチなどの車両の電源スイッチ40が設けられている。電源スイッチ40の操作を通じて信号線L2の導通がオンオフされる。電源スイッチ40は、車両の走行用駆動源(エンジンなど)を作動させる際に操作される。電源スイッチ40は、そのオンオフ状態を示す電気信号を生成する。操舵制御装置4は、電源スイッチ40により生成される電気信号に基づき電源スイッチ40のオンオフ状態を検出する。
なお、操舵制御装置4は給電対象に相当する。スイッチ45は、給電対象に対する電源を主電源と補助電源との間で切り替える切替回路を構成する第1のスイッチに相当する。スイッチ47は、切替回路を構成する第2のスイッチに相当する。ダイオード48は、給電対象に対する電源を主電源から補助電源へ切り替える際の瞬断を抑制するべく補助電源から給電対象への給電を一時的に補助する補助回路を構成する一方通行素子に相当する。マイクロコンピュータ49は、給電対象に対する電源を主電源と補助電源との間で切り替える切り替え制御を実行する制御回路に相当する。電源線L1は、主電源の電力を給電対象へ供給するための第1の給電経路に相当する。分岐線L4は、補助電源の電力を給電対象へ供給するための第2の給電経路に相当する。分岐線L5は、補助電源の電力を給電対象へ供給するための第3の給電経路に相当する。
つぎに、電源装置5の作用を説明する。
主電源6の電圧V1が低下していない場合、スイッチ45,46はオンした状態に維持されるとともに、スイッチ47はオフした状態に維持される。このため、主電源6からの電力は、電源線L1を介して操舵制御装置4へ供給される。また、主電源6からの電力は、分岐線L3を介して補助電源41に充電される。
ちなみに、主電源6の電圧V1は、補助電源41の電圧V2よりも高く設定されている。このため、補助電源41の電力が分岐線L5を介して操舵制御装置4へ供給されることはない。また、ダイオード48によって、主電源6の電力が分岐線L5を介して補助電源41へ流れ込むことが規制される。
主電源6が失陥して主電源6の電圧V1が補助電源41の電圧V2を下回った場合、即時に補助電源41からの電力が分岐線L5および電源線L1の一部分を介して操舵制御装置4へ供給される。これは、補助電源41の電圧V2が電源線L1に生じる電圧よりも高くなるからである。そして、主電源6の電圧V1がさらに低下して、主電源6の電圧V1がしきい値電圧Vthを下回った場合、スイッチ45,46はオンした状態からオフした状態へ切り替えられる。主電源6から操舵制御装置4への給電が途絶した場合であれ、操舵制御装置4に対する給電が補助電源41によってバックアップされる。
ただし、ダイオード48では電力損失が発生する。このため、補助電源41の消耗を抑える観点から、スイッチ45,46がオフされた後、スイッチ47がオンされる。スイッチ47がオンされた状態においては、補助電源41の電力は分岐線L4および電源線L1の一部分を介して操舵制御装置4へ供給される。これは、ダイオード48による電圧降下によって接続点P3の電圧が接続点P2の電圧よりも低くなるからである。したがって、補助電源41の消耗を抑えつつ、操舵制御装置4に対する給電をバックアップすることが可能である。
電源装置5として第2の放電制御回路44、分岐線L5およびダイオード48を割愛した構成を採用することも考えられるところ、この構成を採用する場合には、つぎのようなことが懸念される。すなわち、スイッチ45,46がオフされるタイミングと、スイッチ47がオンされるタイミングとの間には、わずかながらにも時間差が生じる。このため、スイッチ45,46がオフされてからスイッチ47がオンされるまでの期間、操舵制御装置4への給電が瞬間的に途絶えるおそれがある。
この点、本実施の形態では、スイッチ45,46がオフされるタイミングで、即時に補助電源41の電力が分岐線L5および電源線L1の一部分を介して操舵制御装置4へ供給される。すなわち、スイッチ45,46がオフされてからスイッチ47がオンされるまでの期間、操舵制御装置4に対する給電が分岐線L5および電源線L1の一部分を介して一時的にバックアップされる。そして、スイッチ47がオンされた後においては、操舵制御装置4に対する給電が、より電力損失の少ない分岐線L4および電源線L1の一部分を介してバックアップされる。
したがって、本実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)主電源6の電圧V1が補助電源41の電圧V2を下回った場合、即時に補助電源41の電力が分岐線L5および電源線L1の一部分を介して操舵制御装置4に供給される。そして、主電源6の電圧V1がさらに低下してしきい値電圧Vthを下回った場合、スイッチ45,46がオフされるとともに、スイッチ47がオンされる。これにより、補助電源41の電力が分岐線L4および電源線L1の一部分を介して操舵制御装置4に供給される。このため、主電源6が失陥した場合であれ、操舵制御装置4に対する給電が途切れることがない。したがって、操舵制御装置4に対して電力をより安定して供給することができる。また、操舵制御装置4のマイクロコンピュータがその電源電圧の低下に起因してリセットされることがないため、モータ21の制御を継続することができる。
(2)分岐線L5にはダイオード48が設けられているところ、このダイオード48では電力損失が発生する。このため、主電源6の電圧低下に伴いスイッチ45がオフされた後、スイッチ47がオンされる。スイッチ47がオンされた以降、操舵制御装置4に対する給電が分岐線L4および電源線L1の一部分を介してバックアップされる。分岐線L4での電力損失は、ダイオード48が設けられた分岐線L5よりも電力損失が少ない。したがって、補助電源41の消耗を抑えつつ、操舵制御装置4に対する給電を継続して行うことができる。
(3)操舵制御装置4には、より高い動作信頼性が要求される。このため、本実施の形態の電源装置5は操舵制御装置4の電源装置として好適である。
<他の実施の形態>
なお、本実施の形態は、つぎのように変更して実施してもよい。
・補助電源41として、リチウムイオンキャパシタに代えてバッテリを採用してもよい。
・分岐線L5にはダイオード48に代えて他の一方通行素子を設けてもよい。
・補助電源41の電圧V2は、たとえば主電源6と同程度の値に設定してもよい。
・電源装置5が適用されるステアリング装置1は、モータ21のトルクを転舵軸12に付与するタイプの電動パワーステアリング装置であってもよい。また、電源装置5が適用されるステアリング装置1は、ステアバイワイヤ式のステアリング装置であってもよい。
・電源装置5の給電対象は、操舵制御装置4に限られない。電源装置5の給電対象は、エアバッグ装置の制御装置、あるいはブレーキ装置の制御装置であってもよい。また、電源装置5の給電対象は、無人搬送車あるいは電気自動車における駆動用モータの制御装置であってもよい。
1…電動パワーステアリング装置
4…操舵制御装置(給電対象)
5…電源装置
6…主電源
21…モータ
41…補助電源
45…切替回路を構成するスイッチ(第1のスイッチ)
47…切替回路を構成するスイッチ(第2のスイッチ)
48…補助回路を構成するダイオード(一方通行素子)
49…マイクロコンピュータ(制御回路)
L1…電源線(第1の給電経路)
L4…分岐線(第2の給電経路)
L5…分岐線(第3の給電経路)

Claims (6)

  1. 給電対象に電力を供給する主電源に対する補助電源と、
    前記給電対象に対する電源を前記主電源と前記補助電源との間で切り替える切替回路と、を有し、
    前記切替回路は、前記給電対象に対する電源を前記主電源から前記補助電源へ切り替える際の瞬断を抑制するべく前記補助電源から前記給電対象への給電を一時的に補助する補助回路を有している電源装置。
  2. 前記切替回路は、前記主電源の電力を前記給電対象へ供給するための第1の給電経路を開閉する第1のスイッチと、
    前記補助電源の電力を前記給電対象へ供給すべく前記第1の給電経路における前記第1のスイッチの下流側に接続された第2の給電経路を開閉する第2のスイッチと、
    前記給電対象に対する電源を前記主電源から前記補助電源へ切り替える際、前記第1のスイッチをオフするとともに前記第2のスイッチをオンする制御回路と、を有し、
    前記補助回路は、前記補助電源の電力を前記給電対象へ供給すべく前記第1の給電経路における前記第1のスイッチの下流側に接続された第3の給電経路に設けられて前記補助電源から前記給電対象への給電を許容する一方通行素子を有している請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記一方通行素子はダイオードである請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記補助電源の電圧は前記主電源の電圧よりも低い値に設定されている請求項2または請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記制御回路は、前記主電源の電圧の低下を判定する際の基準であるしきい値電圧を下回ったとき、前記給電対象に対する電源を前記主電源から前記補助電源へ切り替える請求項2~請求項4のうちいずれか一項に記載の電源装置。
  6. 前記給電対象は、車載装置の制御装置である請求項1~請求項5のうちいずれか一項に記載の電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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