JP2022038458A - ソレノイド - Google Patents

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崇紘 伊藤
Takahiro Ito
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Abstract

【課題】コストダウンできる構成のソレノイドを提供する。【解決手段】軸心に沿う方向に可動するように構成されたソレノイドにおいて、軸心に対して周回する形状の固定子2、コイル3、可動子4を備え、固定子2は、磁性体から構成され、可動子4と対向する端面に、径方向に分断された固定子窓部9を有し、コイル3は、固定子に対して同心に周回しており、通電されることで励磁し、可動子4は、固定子2に対して軸心方向に沿って移動する磁性体であり、軸心の周囲に設けられた中空の筒部41と、筒部41の軸心方向端部に形成され、かつ、固定子2の端面に対向する板状の対向部42と、を有し、対向部42は、固定子2が有する固定子窓部9とは径方向及び周方向において異なる位置に設けられ、径方向に分断された可動子窓部10を有する。【選択図】図21

Description

本発明は、軸心に沿う方向に可動するように構成されたソレノイドに関する。
上記ソレノイドが、ソレノイドバルブに適用されたものが既に提案されている。このソレノイドバルブは、プランジャ本体と、該プランジャ本体の中心孔内に一体形成されたゴム弁体と、を備えている。そして、プランジャ本体が、磁気効率が低下しないように、マルテンサイト系電磁ステンレスSUS410を素材とした焼結金属から構成されている(例えば特許文献1参照)。
上記引用文献1では、焼結金属からなるプランジャ本体が必要であるため、コスト高になるという不都合があり、改善の余地があった。
実開平5-52462号公報
そこで本発明は、コストダウンできる構成のソレノイドを提供することを課題とする。
本発明のソレノイドは、軸心に沿う方向に可動するように構成されたソレノイドにおいて、前記軸心に対して周回する形状の固定子、コイル、可動子を備え、前記固定子は、磁性体から構成され、前記可動子と対向する端面に、径方向に分断された固定子窓部を有し、前記コイルは、前記固定子に対して同心に周回しており、通電されることで励磁し、前記可動子は、前記固定子に対して軸心方向に沿って移動する磁性体であり、前記軸心の周囲に設けられた中空の筒部と、該筒部の軸心方向端部に形成され、かつ、前記固定子の前記端面に対向する板状の対向部と、を有し、前記対向部は、前記固定子が有する前記固定子窓部とは径方向及び周方向において異なる位置に設けられ、径方向に分断された可動子窓部を有することを特徴としている。
本発明によれば、可動子が、板状体で形成されることによって、材料コストを低減できているにもかかわらず、固定子窓部と可動子窓部とにより磁気効率が低下しない。
また、本発明のソレノイドは、前記可動子を初期位置へ復帰させるためのばねを備えていてもよい。
上記構成によれば、可動子を初期位置へ復帰させるための構成を簡単にできる。
また、本発明のソレノイドは、前記可動子は、前記固定子に対して軸心方向に沿って移動することで操作対象物に対して係合可能な係合部を備えていてもよい。
上記構成によれば、可動子が、固定子に対して軸心方向に沿って移動することで、可動子の係合部を操作対象物に確実に係合できる。
また、本発明のソレノイドは、前記固定子に設けられ、前記コイルを巻回する非磁性体のボビンを更に備え、前記可動子の筒部には、軸心方向に沿って延び、径方向に突出又は凹む被誘導部を備え、前記ボビンには、軸心方向に沿って延び、径方向に凹む又は突出し前記被誘導部に係合して前記可動子を支持する誘導部を備えていてもよい。
上記構成によれば、被誘導部と誘導部との係合により、可動子が、回転すること及び軸心方向に対して傾くことを防止しつつ、軸心方向に沿ってスムーズかつ確実に案内される。
本発明によれば、可動子が磁性体から構成された板状体で形成されることによって、コストダウンできる構成のソレノイドを提供することができる。
本発明のソレノイドを正面から見た斜視図である。 同ソレノイドを背面から見た斜視図である。 同ソレノイドの正面図である。 同ソレノイドの背面図である。 同ソレノイドの平面図である。 同ソレノイドの底面図である。 同ソレノイドの右側面図である。 同ソレノイドの左側面図である。 図7におけるIX-IX線断面図である。 通電状態にして可動子を固定子に吸着した同ソレノイドの右側面図である。 同ソレノイドを構成する可動子を正面から見た斜視図である。 同可動子の正面図である。 同可動子の背面図である。 同可動子の平面図である。 同可動子の底面図である。 同可動子の右側面図である。 図12におけるXVII-XVII線断面図である。 同ソレノイドの分解斜視図である。 同ソレノイドを構成する可動子と固定子の正面図である。 同ソレノイドを構成する可動子及び固定子のそれぞれの正面図である。 磁束の流れを示す同ソレノイドの要部の断面図である。 (a)は操作対象物に可動子に備える係合部が係合している状態を示す説明図、(b)は操作対象物に可動子に備える係合部が係合していない非係合状態を示す説明図である。
本発明につき、一実施形態を取り上げて、図面とともに以下説明を行う。
本発明の実施形態のソレノイド1は、回転せず、軸心に沿う方向にのみ可動するように構成され、図1~図10に示されている。このソレノイド1は、図18及び図21に示すように、軸心に対して周回する形状の固定子2、コイル3(図21にのみ図示)、可動子4を備えるとともに、ばね5、ボビン6、フィールド7、端子カバー8を備えている。このソレノイド1は、例えば、複写機の給紙機構等に適用される。尚、ボビン6及び端子カバー8は、合成樹脂で構成されている。
固定子2は、図18及び図21に示すように、磁性体からなる金属板(例えばメッキ鋼板等)から構成され、可動子4と対向し、外形が円形のリング状で板状のリング部21と、リング部21の外周縁から可動子4から離間する側へ延びる外側円筒部22と、リング部21の内周縁から可動子4から離間する側へ延びる内側円筒部23と、を備えている。前記リング部21の可動子4と対向する端面に、径方向に分断された固定子窓部9を備えている。尚、ソレノイド1の軸心方向における可動子側を上方とし、ソレノイド1のフィールド側を下方とし、軸心方向と直交する方向を左右方向として説明する。
外側円筒部22は、図21に示すように、軸心方向(図では下方)に沿って延びる円筒状に構成され、内側円筒部23よりも軸心方向に長い寸法に構成されている。内側円筒部23は、可動子4から離間する側(下方側)ほど径方向内側に位置するように、階段状に構成されている。具体的には、リング部21の内周縁から斜め右下方へ延びる環状の傾斜部21Aと、該傾斜部21Aの下端から左右方向右側(内側)へ延びる円環状の第1水平部21Bと、第1水平部21Bの右側端(内周縁)から下方へ延びる円筒状の第1縦部21Cと、該第1縦部21Cの下端から水平方向右側(内側)へ延びる円環状の第2水平部21Dと、該第2水平部21Dの右側端(内周縁)から下方へ延びる円筒状の第2縦部21Eと、を備えている。
可動子4は、固定子2に対して軸心方向に沿って移動可能に構成されている。可動子4は、磁性体からなる金属板(例えばメッキ鋼板等)から構成され、図11~図17及び図21に示すように、軸心の周囲に設けられた中空の筒部41と、筒部41の軸心方向端部(軸心方向上端部)に一体に形成され、かつ、固定子2の端面2Tに対向する外形が円形で板状のリング状で板状の対向部42と、を備えている。尚、筒部41と対向部42は、別体形成され、別体形成された筒部と対向部とが組み立てられて一体化されてもよい。対向部42は、固定子2が有する固定子窓部9とは径方向及び周方向において異なる位置に設けられ、径方向に分断された可動子窓部10を有している。この実施形態では、可動子4は、金属板(例えばメッキ鋼板等)をプレス成形することで構成されている。このように入手が可能な材料で可動子4を形成できるので、コスト面において有利になる。
筒部41は、固定子2の内側円筒部23と同様に階段状に構成されている。具体的には、対向部42の内周縁から下方へ延びる円筒状の第1縦部41Aと、該第1縦部41Aの下端から左右方向右側(内側)へ延びる円環状の第1水平部41Bと、第1水平部41Bの右側端(内周縁)から下方へ延びる円筒状の第2縦部41Cと、を備えている。第2縦部41Cの内面には、後述する誘導部64(図3参照)と係合する被誘導部43(図3、図13参照)を備えている。被誘導部43は、第2縦部41Cの内面の周方向3箇所に所定間隔(この実施形態では等間隔)を置いて備えている。各被誘導部43は、軸心方向に沿って延び、径方向内側に円弧状に突出する凸条から構成されている。
コイル3は、固定子2に対して同心に周回するように径方向外側が開放された合成樹脂製のボビン6に巻回されている。そして、コイル3は、通電されることで励磁されて、可動子4を固定子2に吸着させる。コイル3が巻かれたボビン6は、フィールド(ケーシング)7により覆われている。
ボビン6は、図21に示すように、コイル3を巻くための円筒部61と、円筒部61の上端部から左右方向外側に延びるリング状の上側板部62と、円筒部61の下端部から左右方向外側に延びるリング状の下側板部63と、円筒部61の内側面61Nの上端部側から左右方向右側(左右方向内側)に延びる円環状の第1水平部61Aと、この第1水平部61Aの左右方向右端(左右方向内側端)から円筒部61の内側面61Nと平行な状態で下方に延びる円筒状の第1縦部61Bと、第1縦部61Bの下端から左右方向右側(左右方向内側)へ延びる円環状の第2水平部61Cと、第2水平部61Cの左右方向右端(左右方向内側端)から第1縦部61Bと平行な状態で上方へ延びる円筒状の第2縦部61Dと、を備えている。円筒部61と第1水平部61Aと第1縦部61Bとで形成される隙間S1に、後述するフィールド7の円筒部73が下方から挿入されて収容される。また、第1縦部61Bと第2水平部61Cと第2縦部61Dとで形成される隙間S2に、可動子4の筒部41の一部及び固定子2の内側円筒部23の一部が上方から収容される。また、可動子4の第2縦部41Cの下端と第2水平部61Cの上面61Hとの間にばね(図ではコイルバネであるが、板バネ、皿バネ等であってもよい)5が配置されている。このばね5は、可動子4を初期位置に復帰させるものであり、この可動子4の初期位置は、固定子2から離間した突出位置である(図6~図8参照)。可動子4の第1水平部41Bの上端面41bが第2縦部61Dの上端部に形成された径方向外側へ突出する当接部61Tの下面(当接面)61tに当接することによって、可動子4の初期位置が規制されている。
フィールド7は、磁性体からなる金属板(例えばメッキ鋼板等)から構成され、図18及び図21に示すように、ボビン6の下側板部63に軸方向で対向する板状のリング部71と、リング部71の外周縁の2箇所にボビン6の外周部を覆う一対のカバー部72,72と、リング部71の内周縁からボビン側へ延びて前記隙間S1に入り込む円筒部73と、を備えている。
ボビン6の第2縦部61Dは、図1及び図9に示すように、周方向で分割された複数(この実施形態では6個)の片部64A,64Bを備え、それら片部64A,64Bは、軸心方向に沿って延び、そのうちの一部(この実施形態では周方向で一つ置きに位置する3個)の片部64Aの外面に、径方向に凹む誘導部64を備えている。各誘導部64は、被誘導部43に係合すべく、円弧状に凹み、可動子4の移動分を含めて被誘導部43よりも軸心方向に長くなるように形成されている。従って、可動子4が軸心方向に移動する際に、被誘導部43と誘導部64との係合により、可動子4が、回転すること及び軸心方向に対して傾くことを防止しつつ、軸心方向に沿ってスムーズかつ確実に案内される。
可動子4に備える可動子窓部10は、図19及び図20に示すように、径方向2箇所のそれぞれに周方向に沿って形成された複数(この実施形態では、4個)の円弧状のスリット10A,10Bから構成されている。径方向内側の4個のスリット10Aのそれぞれは、周方向の長さが同一で、かつ、径方向の幅も同一である。また、周方向で隣り合うスリット同士間の繋ぎ部10C,10Dは、周方向において90度間隔で4箇所存在し、それら4箇所のうちの径方向で対向する2組の繋ぎ部10C,10C、10D,10Dのうちの一方の1組の繋ぎ部10C,10Cの周方向の長さが、他方の1組の繋ぎ部10D,10Dの周方向の長さよりも長く形成されている。そして、前記一方の1組の繋ぎ部10C,10Cのそれぞれに、後述する操作対象物11に対して係合可能な係合部としての矩形状(略正方形状)の突起部10Tが形成されている。この実施形態では、コイル3が非励磁の時に、可動子4が固定子2に対して離間することによって、突起部10Tが操作対象物11に係合する(図22(a)参照)。また、径方向外側の4個のスリット10Bのそれぞれは、周方向の長さが同一で(径方向内側のスリット10Aの周方向の長さよりも長い)、かつ、径方向の幅が同一(径方向内側のスリット10Aの径方向の幅と同一)である。また、周方向で隣り合うスリット同士間の繋ぎ部10Eは、周方向において90度間隔で4箇所存在し、4箇所の繋ぎ部10Eの周方向の長さは全て同一である。
固定子2に備える固定子窓部9は、径方向3箇所のそれぞれに周方向に沿って形成された複数(この実施形態では、3個)の円弧状のスリット9A,9B,9Cから構成されている。3個の円弧状のスリット9A,9B,9Cは、いずれも、径方向の幅が同一であるが、周方向の長さは、内側のものほど短くなっている。尚、可動子4に備えるスリット10A,10Bの径方向の幅よりも大きく設定している。具体的には、径方向内側の3個のスリット9Aのそれぞれは、周方向の長さが同一で、かつ、径方向の幅も同一である。周方向で隣り合うスリット同士間の繋ぎ部9Dは、周方向において120度間隔で3箇所存在し、3箇所の繋ぎ部9Dの周方向の長さは全て同一である。また、径方向中間に位置する3個のスリット9Bのそれぞれは、周方向の長さが同一で、かつ、径方向の幅も同一である。周方向で隣り合うスリット同士間の繋ぎ部9Eは、周方向において120度間隔で3箇所存在し、3箇所の繋ぎ部9Eの周方向の長さは全て同一である。また、径方向外側の3個のスリット9Cのそれぞれは、周方向の長さが同一で、かつ、径方向の幅も同一である。周方向で隣り合うスリット同士間の繋ぎ部9Fは、周方向において120度間隔で3箇所存在し、3箇所の繋ぎ部9Fの周方向の長さは全て同一である。径方向内側の3個の繋ぎ部9Dの径方向の位置は、径方向外側の3個の繋ぎ部9Fの径方向の位置と同一であるが、径方向中間に位置する3個の繋ぎ部9Eの径方向の位置とは異なっている。
図19に示すように、固定子2の径方向外側の3個のスリット9Cと径方向中間に位置する3個のスリット9Bとの間に、可動子4の径方向外側の4個のスリット10Bが位置し、固定子2の径方向中間に位置する3個のスリット9Bと径方向内側の3個のスリット9Aとの間に、可動子4の径方向内側の4個のスリット10Aが位置している。また、可動子4に備えるスリット10A,10Bの径方向の幅を、固定子2に備えるスリット9A,9B,9Cの径方向の幅よりも小さくすることによって、可動子4の径方向の寸法を小さくしている。これにより、固定子2の径方向で隣り合うスリット9Aと9B及び9Bと9Cとの間の距離を小さく抑えることができ、固定子2の径方向の寸法を小さくすることができる。
上記のように構成されたソレノイド1のコイル3に通電して励磁すると、図21に示すように、可動子4が固定子2に移動して吸着される。この時の磁束の流れを破線で示している。つまり、フィールド7から固定子2に磁束が流れ、固定子2のリング部21の外周部から可動子4→固定子2→可動子4→固定子2→可動子4→固定子2へ磁束が流れてフィールド7へ流れる。このように可動子4と固定子2との間を磁束が繰り返し移動することによって、吸引量を大きく(強く)することができる。したがって、可動子4が、板状体で形成されることによって、材料コストを低減できているにもかかわらず、固定子窓部9と可動子窓部10とを上述したように形成することにより磁気効率が低下しない。しかも、電磁クラッチのように回転することがないため、固定子窓部9に対する可動子窓部10の位置が変化することがないから、常に所定の大きさの吸引力を安定して発生できる。
このように構成されたソレノイド1は、軸を有しないため、支持軸に貫通して容易に固定することができる。また、操作対象物11を有する回転体(図示せず)を同軸上に設置しやすい利点がある。続いてソレノイド1の動作について説明する。可動子4の非作動時では、ばね5の付勢力により固定子2から突出した位置に位置し、固定子2の係合部である一方の突起部10Tに操作対象物11が係合してその位置に操作対象物11が停止した状態を維持している。操作対象物11は、ソレノイド1と同軸上に回転可能に設けられた回転体(図示せず)に取り付けられている。そして、可動子4の作動時では、コイル3に通電して可動子4をばね5の付勢力に抗して固定子2に吸着した状態(退避した位置)にする。これによって、操作対象物11との係合が解除され、図22(b)に示すように操作対象物11が矢印で示すように回転し、操作対象物11が他方の突起部10Tを通過して1回転する前にコイル3の通電を遮断することによって、可動子4がばね5の付勢力で突出位置(初期位置)まで復帰する。これにより、回転している操作対象物11が固定子2の係合部である突起部10Tに係合して1回転した位置で停止させられる。
以上、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、可動子4の筒部41に、軸心方向に沿って延び、径方向内側に突出する被誘導部43を備え、ボビン6に、軸心方向に沿って延び、径方向内側に凹む誘導部64を備えたが、可動子4の筒部41に、軸心方向に沿って延び、径方向内側に凹む被誘導部を備え、ボビン6に、軸心方向に沿って延び、径方向内側に突出する誘導部を備えてもよい。
前記実施形態では、金属板をプレス成形することによって、可動子4を構成したが、絞り成形、ロール成形、曲げ成形の他、鋳造や鍛造等により可動子4を構成してもよい。
また、前記実施形態では、操作対象物11に対して係合可能な係合部10Tを可動子4に2箇所設けたが、1箇所でもよいし、3箇所以上に設けてもよい。また、係合部10Tの形状は、矩形状に限定されるものではなく、三角形状、5角形以上の多角形状、小判形状等、どのような形状であってもよい。また、係合部10Tは、突起ではなく、凹部であってもよい。また、係合部10Tと操作対象物11は、接近及び離間するものに限らず、リンク等により常時繋がっていてもよい。
また、前記実施形態では、可動子4に備えるスリット10A,10Bの径方向の幅を、固定子2に備えるスリット9A,9B,9Cの径方向の幅よりも小さくしたが、可動子4に備えるスリット10A,10Bの径方向の幅を、固定子2に備えるスリット9A,9B,9Cの径方向の幅と同一にしてもよい。また、可動子4に備えるスリットを径方向に2列設け、固定子2に備えるスリットを径方向に3列設けたが、可動子4に備えるスリットを径方向に1列設け、固定子2に備えるスリットを径方向に1列設けてもよいし、可動子4に備えるスリットを径方向に2列設け、固定子2に備えるスリットを径方向に2列設けてもよいし、可動子4に備えるスリットを径方向に3列以上設け、固定子2に備えるスリットを径方向に4列以上設けてもよい。また、周方向に複数のスリットを設けたが、周方向に1つの開口を設ける、又は多数の丸穴を所定間隔を置いて形成して、可動子窓部又は固定子窓部としてもよい。
また、前記実施形態では、固定子2及び可動子4のそれぞれが、全周(360度)に亘る形状に構成されていたが、例えば180度から360度の範囲の任意の角度に亘る形状としてもよい。また、実施形態では、円周状に周回するものを示したが、多角形状に周回するものであってもよい。
また、前記実施形態では、可動子4の外形を円形に構成したが、楕円形や多角形等、どのような形状にしてもよい。例えば、スリット10A,10Bは、実施形態と同一形状で、筒部41と対向部42が実施形態とは異なる別の形状にしてもよい。
また、前記実施形態では、固定子2の外形を円形に構成したが、楕円形や多角形等、どのような形状にしてもよい。この場合、スリット9A,9B,9Cは、実施形態と同一形状にして固定子2の外形のみを異なる形状にしてもよい。
また、前記実施形態では、可動子4の外形を円形にし、固定子2の外形も円形にしたが、可動子4の外形を円形にし、固定子2の外形を円形以外の形状、例えば円弧状や多角形状に構成してもよい。また、可動子4の外形を円形にし、固定子2の外形も円形にしたが、端子カバー8や図2において下方に延びるブラケット(符号無し)を実施形態の形状以外の形状に変更してもよい。
1…ソレノイド、2…固定子、2…径方向、2T…端面、3…コイル、4…可動子、5…ばね、6…ボビン、7…フィールド、8…端子カバー、9…固定子窓部、9A,9B,9C…スリット、9D,9E,9F…繋ぎ部、10…可動子窓部、10A,10B…スリット、10C,10D,10E…繋ぎ部、10T…突起部(係合部)、11…操作対象物、21…リング部、21A…傾斜部、21B…第1水平部、21C…第1縦部、21D…第2水平部、21E…第2縦部、22…外側円筒部、23…内側円筒部、41…筒部、41A…第1縦部、41B…第1水平部、41C…第2縦部、41b…上端面、42…対向部、43…被誘導部、61…円筒部、61A…第1水平部、61B…第1縦部、61C…第2水平部、61D…第2縦部、61H…上面、61N…内側面、61T…当接部、61t…下面(当接面)、62…上側板部、63…下側板部、64…誘導部、64A,64B…片部、71…リング部、72…カバー部、73…円筒部、S1,S2…隙間

Claims (4)

  1. 軸心に沿う方向に可動するように構成されたソレノイドにおいて、
    前記軸心に対して周回する形状の固定子、コイル、可動子を備え、
    前記固定子は、磁性体から構成され、前記可動子と対向する端面に、径方向に分断された固定子窓部を有し、
    前記コイルは、前記固定子に対して同心に周回しており、通電されることで励磁し、
    前記可動子は、前記固定子に対して軸心方向に沿って移動する磁性体であり、前記軸心の周囲に設けられた中空の筒部と、該筒部の軸心方向端部に形成され、かつ、前記固定子の前記端面に対向する板状の対向部と、を有し、
    前記対向部は、前記固定子が有する前記固定子窓部とは径方向及び周方向において異なる位置に設けられ、径方向に分断された可動子窓部を有することを特徴とするソレノイド。
  2. 前記可動子を初期位置へ復帰させるためのばねを備えていることを特徴とする請求項1に記載のソレノイド。
  3. 前記可動子は、前記固定子に対して軸心方向に沿って移動することで操作対象物に対して係合可能な係合部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のソレノイド。
  4. 前記固定子に設けられ、前記コイルを巻回する非磁性体のボビンを更に備え、
    前記可動子の筒部には、軸心方向に沿って延び、径方向に突出又は凹む被誘導部を備え、
    前記ボビンには、軸心方向に沿って延び、径方向に凹む又は突出し前記被誘導部に係合して前記可動子を支持する誘導部を備えることを特徴とする請求項1~3のうちのいずれか1項に記載のソレノイド。
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