JP2009224113A - 電磁スイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】シャフト8の回転を規制することにより、シャフト8から可動接点7が抜けることを防止できる電磁スイッチ1を提供する。
【解決手段】電磁スイッチ1は、シャフト8のロッド部8gがプランジャ4に固定されておらず、電磁コイル2が非通電の時には、プランジャ4とロッド部8gとが所定距離だけ離れている。電磁コイル2に通電されると、プランジャ4が固定鉄心3に吸引されて、固定鉄心3側へ距離だけ移動した時点でロッド部8gの端面に当接し、その後、プランジャ4がロッド部8gを押しながらシャフト8と一体に移動する。ここで、プランジャ4がロッド部8gの端面に当接してから固定鉄心3に当接するまでの距離をL1、可動接点7と一組の固定接点5、6との間の接点間距離をL2、シャフト8に設けられた回り止め部8cの軸方向長さをL3とした場合に、下記(1)の条件が成立している。
L1−L2<L3…………(1)
【選択図】図1
【解決手段】電磁スイッチ1は、シャフト8のロッド部8gがプランジャ4に固定されておらず、電磁コイル2が非通電の時には、プランジャ4とロッド部8gとが所定距離だけ離れている。電磁コイル2に通電されると、プランジャ4が固定鉄心3に吸引されて、固定鉄心3側へ距離だけ移動した時点でロッド部8gの端面に当接し、その後、プランジャ4がロッド部8gを押しながらシャフト8と一体に移動する。ここで、プランジャ4がロッド部8gの端面に当接してから固定鉄心3に当接するまでの距離をL1、可動接点7と一組の固定接点5、6との間の接点間距離をL2、シャフト8に設けられた回り止め部8cの軸方向長さをL3とした場合に、下記(1)の条件が成立している。
L1−L2<L3…………(1)
【選択図】図1
Description
本発明は、スタータのモータ回路に設けられるメイン接点を開閉する電磁スイッチに関する。
従来技術として、特許文献1に開示された電磁スイッチがある。
この電磁スイッチは、図12に示す様に、可動接点100が組み付けられるシャフト110と、プランジャ120とが分離した構造であり、シャフト110には、可動接点100を一組の固定接点130に押圧する接点圧スプリング140と、シャフト110を押し戻すためのリターンスプリング150とが組み付けられる。
また、図13に示す様に、シャフト110には、可動接点100を抜け止めする抜け止め部111と、可動接点100を回り止めする回り止め部112と、可動接点100を回転可能に支持できる円柱部113とが設けられている。
回り止め部112は、例えば、正四角形に設けられており、円柱部113は、その外径が回り止め部112の対向する二辺間の距離(正四角形の一辺の長さ)と同一寸法に形成されている。また、抜け止め部111は、円柱部113の曲率半径より大きい曲率半径で形成された一組の円弧部と、この一組の円弧部の間を繋ぐ二面幅とで構成された長円形状に設けられ、二面幅の間隔が回り止め部112の対向する二辺間の距離、つまり、円柱部113の外径と同一寸法に設けられている。
この電磁スイッチは、図12に示す様に、可動接点100が組み付けられるシャフト110と、プランジャ120とが分離した構造であり、シャフト110には、可動接点100を一組の固定接点130に押圧する接点圧スプリング140と、シャフト110を押し戻すためのリターンスプリング150とが組み付けられる。
また、図13に示す様に、シャフト110には、可動接点100を抜け止めする抜け止め部111と、可動接点100を回り止めする回り止め部112と、可動接点100を回転可能に支持できる円柱部113とが設けられている。
回り止め部112は、例えば、正四角形に設けられており、円柱部113は、その外径が回り止め部112の対向する二辺間の距離(正四角形の一辺の長さ)と同一寸法に形成されている。また、抜け止め部111は、円柱部113の曲率半径より大きい曲率半径で形成された一組の円弧部と、この一組の円弧部の間を繋ぐ二面幅とで構成された長円形状に設けられ、二面幅の間隔が回り止め部112の対向する二辺間の距離、つまり、円柱部113の外径と同一寸法に設けられている。
一方、可動接点100には、シャフト110に設けられた抜け止め部111の外周形状に対応して打ち抜かれた組み付け孔101が形成されている。この可動接点100は、シャフト110に接点圧スプリング140を組み付けた後、シャフト110の先端側から、組み付け孔101にシャフト110の抜け止め部111および回り止め部112を通して円柱部113の位置まで差し込み、円柱部113の周囲でシャフト110の周方向に所定角度(例えば90度)だけ回転させる。この後、接点圧スプリング140の反力で円柱部113の位置から回り止め部112の位置まで押し戻され、且つ、抜け止め部111に押し付けられた状態でシャフト110に組み付けられる。
仏国特許出願公開第2895143号明細書
ところで、上記の特許文献1に記載された電磁スイッチは、図14に示す様に、シャフト110がプランジャ120に押されながら図示右方向へ移動して可動接点100が固定接点130に当接した後、さらにプランジャ120が固定鉄心160に当接するまでシャフト110が押し出されて、接点圧スプリング140が撓むことにより可動接点100に接点圧を付与している。
この時、シャフト110の回り止め部112が可動接点100より前(図14の右側)に進んだ場合、つまり、可動接点100がシャフト110の回り止め部112から外れて円柱部113の位置まで相対移動すると、可動接点100がフリー(回転可能)な状態になる。
この時、シャフト110の回り止め部112が可動接点100より前(図14の右側)に進んだ場合、つまり、可動接点100がシャフト110の回り止め部112から外れて円柱部113の位置まで相対移動すると、可動接点100がフリー(回転可能)な状態になる。
また、接点圧スプリング140とリターンスプリング150とが捩じれながら撓むことにより、シャフト110のスプリング座面(接点圧スプリング140の荷重を受ける部位およびリターンスプリング150の荷重を受ける部位)には、両スプリング140、150の捻り方向と反対方向の回転力が加わる。この時、可動接点100は、接点圧スプリング140の荷重を受けて固定接点130に押圧されているので回転することはなく、前記の回転力は、全てシャフト110に伝わるため、シャフト110が所定角度(例えば90度)だけ回転すると、可動接点100がシャフト110から抜ける恐れがある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、シャフトの回転を規制することにより、シャフトから可動接点が抜けることを防止できる電磁スイッチを提供することにある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、シャフトの回転を規制することにより、シャフトから可動接点が抜けることを防止できる電磁スイッチを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、可動接点を抜け止めする抜け止め部と、可動接点を回り止めする回り止め部と、可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられている。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、プランジャがシャフトを押し始めてから固定鉄心に当接するまでの距離をL1、可動接点と一組の固定接点との間の接点間距離をL2、シャフトに設けられた回り止め部の軸方向長さをL3とした場合に、
L1−L2<L3…………(1)
上記(1)の条件が成立することを特徴とする。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、プランジャがシャフトを押し始めてから固定鉄心に当接するまでの距離をL1、可動接点と一組の固定接点との間の接点間距離をL2、シャフトに設けられた回り止め部の軸方向長さをL3とした場合に、
L1−L2<L3…………(1)
上記(1)の条件が成立することを特徴とする。
本発明によれば、シャフトがプランジャに押されながら前進して可動接点が固定接点に当接した後、さらにプランジャが固定鉄心に当接するまでシャフトが押し出されて、接点圧スプリングが撓むことにより可動接点に接点圧が付与される。この時、上記(1)の条件が成立することにより、プランジャが固定鉄心に当接してシャフトが最大前進した場合でも、可動接点はシャフトの回り止め部から完全に外れることはなく、回り止め部と軸方向にラップした位置にある。
これにより、可動接点は、シャフトに対してフリー(回転可能)な状態にはならず、回り止め部により回転規制された状態を維持できる。また、可動接点は、接点圧スプリングの荷重を受けて一組の固定接点に押圧されているので回転することはない。その結果、接点圧スプリングとリターンスプリングから受ける回転力によってシャフトが回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
これにより、可動接点は、シャフトに対してフリー(回転可能)な状態にはならず、回り止め部により回転規制された状態を維持できる。また、可動接点は、接点圧スプリングの荷重を受けて一組の固定接点に押圧されているので回転することはない。その結果、接点圧スプリングとリターンスプリングから受ける回転力によってシャフトが回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項2の発明)
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、可動接点を抜け止めする抜け止め部と、可動接点を回り止めする回り止め部と、可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられている。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、可動接点が一組の固定接点に当接し、且つ、接点圧スプリングに押圧された状態で、リターンスプリングおよび接点圧スプリングから受ける回転力により前記シャフトが所定角度まで回転することを防止できるだけの摩擦力がプランジャとシャフトとの当接面に働く様に、プランジャとシャフトとの当接面の一方または両方に凹凸形状を設けたことを特徴とする。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、可動接点が一組の固定接点に当接し、且つ、接点圧スプリングに押圧された状態で、リターンスプリングおよび接点圧スプリングから受ける回転力により前記シャフトが所定角度まで回転することを防止できるだけの摩擦力がプランジャとシャフトとの当接面に働く様に、プランジャとシャフトとの当接面の一方または両方に凹凸形状を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、シャフトがプランジャに押されながら前進して可動接点が固定接点に当接した後、さらにプランジャが固定鉄心に当接するまでシャフトが押し出されて、接点圧スプリングが撓むことにより可動接点に接点圧が付与される。この時、シャフトの回り止め部が可動接点より前に進んだ場合、つまり、可動接点がシャフトの回り止め部から外れて円柱部の位置まで相対的に移動すると、可動接点がフリー(回転可能)な状態になる。この時、シャフトは、接点圧スプリングとリターンスプリングから回転力を受けるが、プランジャとシャフトとの当接面の一方または両方に凹凸形状を設けて、両者の当接面に働く摩擦力を高めたことにより、シャフトが所定角度まで回転することを防止でき、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項3の発明)
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、可動接点を抜け止めする抜け止め部と、可動接点を回り止めする回り止め部と、可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられている。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、接点圧スプリングとリターンスプリングは、互いの捩じれ方向が反対向きになる様に組み込まれていることを特徴とする。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、接点圧スプリングとリターンスプリングは、互いの捩じれ方向が反対向きになる様に組み込まれていることを特徴とする。
本発明によれば、シャフトがプランジャに押されながら前進して可動接点が固定接点に当接した後、さらにプランジャが固定鉄心に当接するまでシャフトが押し出されて、接点圧スプリングが撓むことにより可動接点に接点圧が付与される。この時、シャフトの回り止め部が可動接点より前に進んだ場合、つまり、可動接点がシャフトの回り止め部から外れて円柱部の位置まで相対的に移動すると、可動接点がフリー(回転可能)な状態になる。この時、シャフトは、接点圧スプリングとリターンスプリングから回転力を受けるが、接点圧スプリングとリターンスプリングの捩じれ方向が互いに反対向きに設定されているので、接点圧スプリングから受ける回転力と、リターンスプリングから受ける回転力とが打ち消し合うため、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することを防止でき、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項4の発明)
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、可動接点を抜け止めする抜け止め部と、可動接点を回り止めする回り止め部と、可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられている。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、シャフトは、第1のワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受ける第1のスプリング座面と、第2のワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受ける第2のスプリング座面とが設けられ、第1のスプリング座面に対し第1のワッシャが回転自在に配置され、且つ、第2のスプリング座面に対し第2のワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、シャフトは、第1のワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受ける第1のスプリング座面と、第2のワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受ける第2のスプリング座面とが設けられ、第1のスプリング座面に対し第1のワッシャが回転自在に配置され、且つ、第2のスプリング座面に対し第2のワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、シャフトがプランジャに押されながら前進して可動接点が固定接点に当接した後、さらにプランジャが固定鉄心に当接するまでシャフトが押し出されて、接点圧スプリングが撓むことにより可動接点に接点圧が付与される。この時、シャフトの回り止め部が可動接点より前に進んだ場合、つまり、可動接点がシャフトの回り止め部から外れて円柱部の位置まで相対的に移動すると、可動接点がフリー(回転可能)な状態になる。ここで、シャフトには、リターンスプリングの荷重を受ける第1のスプリング座面に対し第1のワッシャが回転自在に配置され、且つ、接点圧スプリングの荷重を受ける第2のスプリング座面に対し第2のワッシャが回転自在に配置されているので、リターンスプリングおよび接点圧スプリングから受ける回転力に対し、第1のワッシャおよび第2のワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力を低減できる。その結果、シャフトが所定角度まで回転することを防止でき、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項5の発明)
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、可動接点を抜け止めする抜け止め部と、可動接点を回り止めする回り止め部と、可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられている。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、シャフトは、ワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、シャフトは、ワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、シャフトがプランジャに押されながら前進して可動接点が固定接点に当接した後、さらにプランジャが固定鉄心に当接するまでシャフトが押し出されて、接点圧スプリングが撓むことにより可動接点に接点圧が付与される。この時、シャフトの回り止め部が可動接点より前に進んだ場合、つまり、可動接点がシャフトの回り止め部から外れて円柱部の位置まで相対的に移動すると、可動接点がフリー(回転可能)な状態になる。ここで、シャフトには、リターンスプリングの荷重を受けるスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されているので、リターンスプリングから受ける回転力に対しワッシャが回転することで、シャフトに伝わる回転力を低減できる。その結果、シャフトが所定角度まで回転することを防止でき、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項6の発明)
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
本発明の電磁スイッチは、通電により電磁石を形成する電磁コイルと、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、この固定鉄心に対向して配置され、電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、固定鉄心との間に働く吸引力により固定鉄心側へ移動するプランジャと、このプランジャと分離して設けられ、プランジャが固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点でプランジャに当接して、その後、プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、シャフトに支持され、シャフトの移動と共に一組の固定接点間を断続する可動接点と、この可動接点が一組の固定接点に当接した後、可動接点を一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、電磁コイルへの通電が停止された時に、可動接点を一組の固定接点から離すために、シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える。
シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、可動接点を抜け止めする抜け止め部と、可動接点を回り止めする回り止め部と、可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられている。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、シャフトは、ワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
可動接点は、シャフトの先端側から抜け止め部および回り止め部を通り抜けて円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に抜け止め部および回り止め部を通して円柱部の位置まで差し込み、円柱部の周囲でシャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、回り止め部の位置まで移動させて回り止め部により回り止めされ、且つ、接点圧スプリングの荷重を受けて抜け止め部に押し付けられた状態でシャフトに組み付けられている。
上記の構成において、シャフトは、ワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、シャフトがプランジャに押されながら前進して可動接点が固定接点に当接した後、さらにプランジャが固定鉄心に当接するまでシャフトが押し出されて、接点圧スプリングが撓むことにより可動接点に接点圧が付与される。この時、シャフトの回り止め部が可動接点より前に進んだ場合、つまり、可動接点がシャフトの回り止め部から外れて円柱部の位置まで相対的に移動すると、可動接点がフリー(回転可能)な状態になる。ここで、シャフトには、接点圧スプリングの荷重を受けるスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されているので、接点圧スプリングから受ける回転力に対しワッシャが回転することで、シャフトに伝わる回転力を低減できる。その結果、シャフトが所定角度まで回転することを防止でき、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項7の発明)
請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、接点圧スプリングとリターンスプリングは、互いの捩じれ方向が反対向きになる様に組み込まれていることを特徴とする。
請求項2に係る発明の効果に加えて、さらに、接点圧スプリングから受ける回転力と、リターンスプリングから受ける回転力とが打ち消し合うため、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、接点圧スプリングとリターンスプリングは、互いの捩じれ方向が反対向きになる様に組み込まれていることを特徴とする。
請求項2に係る発明の効果に加えて、さらに、接点圧スプリングから受ける回転力と、リターンスプリングから受ける回転力とが打ち消し合うため、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項8の発明)
請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、第1のワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受ける第1のスプリング座面と、第2のワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受ける第2のスプリング座面とが設けられ、第1のスプリング座面に対し第1のワッシャが回転自在に配置され、且つ、第2のスプリング座面に対し第2のワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明の効果に加えて、さらに、リターンスプリングおよび接点圧スプリングから受ける回転力に対し、第1のスプリング座面に配置された第1のワッシャおよび第2のスプリング座面に配置された第2のワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、第1のワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受ける第1のスプリング座面と、第2のワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受ける第2のスプリング座面とが設けられ、第1のスプリング座面に対し第1のワッシャが回転自在に配置され、且つ、第2のスプリング座面に対し第2のワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明の効果に加えて、さらに、リターンスプリングおよび接点圧スプリングから受ける回転力に対し、第1のスプリング座面に配置された第1のワッシャおよび第2のスプリング座面に配置された第2のワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項9の発明)
請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、ワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明の効果に加えて、さらに、リターンスプリングから受ける回転力に対し、スプリング座面に配置されたワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、ワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明の効果に加えて、さらに、リターンスプリングから受ける回転力に対し、スプリング座面に配置されたワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項10の発明)
請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、ワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明の効果に加えて、さらに、接点圧スプリングから受ける回転力に対し、スプリング座面に配置されたワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、ワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明の効果に加えて、さらに、接点圧スプリングから受ける回転力に対し、スプリング座面に配置されたワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項11の発明)
請求項3に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、第1のワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受ける第1のスプリング座面と、第2のワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受ける第2のスプリング座面とが設けられ、第1のスプリング座面に対し第1のワッシャが回転自在に配置され、且つ、第2のスプリング座面に対し第2のワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明の効果に加えて、さらに、リターンスプリングおよび接点圧スプリングから受ける回転力に対し、第1のスプリング座面に配置された第1のワッシャおよび第2のスプリング座面に配置された第2のワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
請求項3に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、第1のワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受ける第1のスプリング座面と、第2のワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受ける第2のスプリング座面とが設けられ、第1のスプリング座面に対し第1のワッシャが回転自在に配置され、且つ、第2のスプリング座面に対し第2のワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明の効果に加えて、さらに、リターンスプリングおよび接点圧スプリングから受ける回転力に対し、第1のスプリング座面に配置された第1のワッシャおよび第2のスプリング座面に配置された第2のワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項12の発明)
請求項3に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、ワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明の効果に加えて、さらに、リターンスプリングから受ける回転力に対し、スプリング座面に配置されたワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
請求項3に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、ワッシャを介してリターンスプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明の効果に加えて、さらに、リターンスプリングから受ける回転力に対し、スプリング座面に配置されたワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
(請求項13の発明)
請求項3に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、ワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明の効果に加えて、さらに、接点圧スプリングから受ける回転力に対し、スプリング座面に配置されたワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
請求項3に記載した電磁スイッチにおいて、シャフトは、ワッシャを介して接点圧スプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対しワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明の効果に加えて、さらに、接点圧スプリングから受ける回転力に対し、スプリング座面に配置されたワッシャが回転することで、シャフトに回転力が伝わることはない、あるいは、シャフトに伝わる回転力が低減される。その結果、シャフトが所定角度まで回転することはなく、可動接点がシャフトから抜けることを防止できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1は電磁スイッチ1の断面図である。
実施例1に係る電磁スイッチ1は、図1に示す様に、通電によって電磁石を形成する電磁コイル2と、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心3と、この固定鉄心3に対向して可動するプランジャ4と、スタータ(図示せず)のモータ回路に接続される一組の固定接点5、6と、この一組の固定接点5、6に対向して可動する可動接点7と、この可動接点7を支持する樹脂製のシャフト8と、可動接点7が一組の固定接点5、6に当接した後、可動接点7を一組の固定接点5、6に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリング9と、電磁コイル2への通電が停止された時に、可動接点7を一組の固定接点5、6から離すために、シャフト8を押し戻すリターンスプリング10等より構成される。
実施例1に係る電磁スイッチ1は、図1に示す様に、通電によって電磁石を形成する電磁コイル2と、電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心3と、この固定鉄心3に対向して可動するプランジャ4と、スタータ(図示せず)のモータ回路に接続される一組の固定接点5、6と、この一組の固定接点5、6に対向して可動する可動接点7と、この可動接点7を支持する樹脂製のシャフト8と、可動接点7が一組の固定接点5、6に当接した後、可動接点7を一組の固定接点5、6に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリング9と、電磁コイル2への通電が停止された時に、可動接点7を一組の固定接点5、6から離すために、シャフト8を押し戻すリターンスプリング10等より構成される。
電磁コイル2は、吸引コイル2aと保持コイル2bとで構成され、樹脂製のボビン11に二層状態で巻線されて、スイッチケース12の内部に収納されている。
スイッチケース12は、円環状の底面を有する円筒形状に設けられ、磁気回路の一部を形成している。
固定鉄心3は、スイッチケース12の反底面側(開口部側)の内周に配置され、スイッチケース12の開口部内周に形成された段差に当接して位置決めされている。この固定鉄心3には、径方向の中央部にシャフト8の一部(ロッド部8g)を通すための丸孔と、この丸孔の反プランジャ側に丸孔より内径が大きい円形の凹部が形成されている。
プランジャ4は、ボビン11の内周に嵌合する円筒状のスリーブ13の内周に挿入され、図示しないプランジャスプリングにより反固定鉄心方向へ付勢されている。
スイッチケース12は、円環状の底面を有する円筒形状に設けられ、磁気回路の一部を形成している。
固定鉄心3は、スイッチケース12の反底面側(開口部側)の内周に配置され、スイッチケース12の開口部内周に形成された段差に当接して位置決めされている。この固定鉄心3には、径方向の中央部にシャフト8の一部(ロッド部8g)を通すための丸孔と、この丸孔の反プランジャ側に丸孔より内径が大きい円形の凹部が形成されている。
プランジャ4は、ボビン11の内周に嵌合する円筒状のスリーブ13の内周に挿入され、図示しないプランジャスプリングにより反固定鉄心方向へ付勢されている。
一組の固定接点5、6は、B端子ボルト14を介してモータ回路の高電位側(バッテリ側)に接続されるB固定接点5と、M端子ボルト15を介してモータ回路の低電位側(モータ側)に接続されるM固定接点6であり、可動接点7が両固定接点5、6に当接して両固定接点5、6間が導通することによりメイン接点が閉状態となり、可動接点7が両固定接点5、6から離れて両固定接点5、6間の導通が遮断されることによりメイン接点が開状態となる。
B端子ボルト14とM端子ボルト15は、樹脂製の接点カバー16に固定され、接点カバー16の内部にB固定接点5とM固定接点6が設けられている。
接点カバー16は、円筒状の脚部15aを有する有底形状に設けられ、脚部15aの外径がスイッチケース12の内周に嵌合すると共に、脚部15aの先端面が固定鉄心3の端面に当接して組み付けられ、脚部15aの周方向の一部あるいは全周がスイッチケース12の開口端部にかしめ固定されている。
B端子ボルト14とM端子ボルト15は、樹脂製の接点カバー16に固定され、接点カバー16の内部にB固定接点5とM固定接点6が設けられている。
接点カバー16は、円筒状の脚部15aを有する有底形状に設けられ、脚部15aの外径がスイッチケース12の内周に嵌合すると共に、脚部15aの先端面が固定鉄心3の端面に当接して組み付けられ、脚部15aの周方向の一部あるいは全周がスイッチケース12の開口端部にかしめ固定されている。
可動接点7は、図2に示す様に、平面形状が長方形に設けられ、一定の板厚を有する平板状であり、中央部にシャフト8への組み付け孔7a(後述する)が形成されている。
シャフト8は、図3に示す様に、軸方向の反プランジャ側である先端側(図示右側)からプランジャ側に向かって順に、リターンスプリング10をガイドする第1のスプリングガイド部8aと、接点圧スプリング9の荷重を受けると共に、可動接点7の抜け止めを行う抜け止め部8bと、可動接点7を回り止めする回り止め部8cと、可動接点7を回転可能に支持できる円柱部8dと、接点圧スプリング9をガイドする第2のスプリングガイド部8eと、接点圧スプリング9の反接点側端部を支持するスプリング受け部8fと、このスプリング受け部8fからプランジャ4側へ棒状に突き出るロッド部8gとが設けられている。
シャフト8は、図3に示す様に、軸方向の反プランジャ側である先端側(図示右側)からプランジャ側に向かって順に、リターンスプリング10をガイドする第1のスプリングガイド部8aと、接点圧スプリング9の荷重を受けると共に、可動接点7の抜け止めを行う抜け止め部8bと、可動接点7を回り止めする回り止め部8cと、可動接点7を回転可能に支持できる円柱部8dと、接点圧スプリング9をガイドする第2のスプリングガイド部8eと、接点圧スプリング9の反接点側端部を支持するスプリング受け部8fと、このスプリング受け部8fからプランジャ4側へ棒状に突き出るロッド部8gとが設けられている。
第1のスプリングガイド部8aは、リターンスプリング10の内径より若干小さい外径を有する円柱形状に設けられ、先端部がテーパ状に縮径されている。
抜け止め部8bは、図4(a)に示す様に、所定の曲率半径(D/2)で形成される一対の円弧部80と、この一対の円弧部80の間を一定の幅D1で繋ぐ側面部81とで形成される略小判型の断面形状を有している。なお、円弧部80の曲率半径(D/2)は、第1のスプリングガイド部8aの外周円の曲率半径より大きく設定され、側面部81の幅D1は、第1のスプリングガイド部8aの外径と略同寸法に設定されている。
回り止め部8cは、図4(b)に示す様に、断面形状が正四角形に設けられ、各辺の長さが、抜け止め部8bの側面部81の幅D1と同一寸法に設定されている。
抜け止め部8bは、図4(a)に示す様に、所定の曲率半径(D/2)で形成される一対の円弧部80と、この一対の円弧部80の間を一定の幅D1で繋ぐ側面部81とで形成される略小判型の断面形状を有している。なお、円弧部80の曲率半径(D/2)は、第1のスプリングガイド部8aの外周円の曲率半径より大きく設定され、側面部81の幅D1は、第1のスプリングガイド部8aの外径と略同寸法に設定されている。
回り止め部8cは、図4(b)に示す様に、断面形状が正四角形に設けられ、各辺の長さが、抜け止め部8bの側面部81の幅D1と同一寸法に設定されている。
円柱部8dは、図4(c)に示す様に、自身の外径が回り止め部8cの各辺の長さD1と同一寸法に形成されている。つまり、円柱部8dの外形は、回り止め部8cを形成する正四角形の内接円と同一形状である。
第2のスプリングガイド部8eは、円柱部8dの外径より大きく、且つ、接点圧スプリング9の内径より若干小さい外径を有する円柱形状に設けられている。
スプリング受け部8fは、接点圧スプリング9の外径より大きい外径を有する円板形状に設けられている。
ロッド部8gは、固定鉄心3に形成された丸孔の内径より若干小さい外径を有する円柱形状に設けられ、固定鉄心3の丸孔に挿通される。
第2のスプリングガイド部8eは、円柱部8dの外径より大きく、且つ、接点圧スプリング9の内径より若干小さい外径を有する円柱形状に設けられている。
スプリング受け部8fは、接点圧スプリング9の外径より大きい外径を有する円板形状に設けられている。
ロッド部8gは、固定鉄心3に形成された丸孔の内径より若干小さい外径を有する円柱形状に設けられ、固定鉄心3の丸孔に挿通される。
接点圧スプリング9は、図5に示す様に、シャフト8に組み付けられる可動接点7と、シャフト8に設けられたスプリング受け部8fとの間に所定の弾力を蓄えた状態で配置され、可動接点7をシャフト8の抜け止め部8bに押し付けている。
リターンスプリング10は、図6に示す様に、接点カバー16の内壁面と、シャフト8に設けられた抜け止め部8bとの間に所定の弾力を蓄えた状態で配置され、シャフト8を図示左方向へ付勢している。
なお、接点圧スプリング9とリターンスプリング10は、それぞれ、バネ鋼をコイル状に巻いて形成されたコイルスプリングが使用される。
リターンスプリング10は、図6に示す様に、接点カバー16の内壁面と、シャフト8に設けられた抜け止め部8bとの間に所定の弾力を蓄えた状態で配置され、シャフト8を図示左方向へ付勢している。
なお、接点圧スプリング9とリターンスプリング10は、それぞれ、バネ鋼をコイル状に巻いて形成されたコイルスプリングが使用される。
次に、可動接点7とシャフト8との組み付け方法を説明する。
可動接点7に形成された組み付け孔7aは、図2に示す様に、抜け止め部8bの側面部81の幅D1と同一寸法を有する長孔であり、その長孔の両端側が、抜け止め部8bの円弧部80と同じ曲率を有する円弧によって形成されている。つまり、この組み付け孔7aは、シャフト8に設けられた抜け止め部8bの外周形状に対応する略小判形状であり、組み付け孔7aに抜け止め部8bを通すことができる大きさを有している。
この可動接点7は、第2のスプリングガイド部8eに接点圧スプリング9を組み付けた後、シャフト8の先端側から第1のスプリングガイド部8a、抜け止め部8b、回り止め部8cを順に組み付け孔7aに通して、接点圧スプリング9を撓ませながら、一旦、円柱部8dの位置まで組み込む。
可動接点7に形成された組み付け孔7aは、図2に示す様に、抜け止め部8bの側面部81の幅D1と同一寸法を有する長孔であり、その長孔の両端側が、抜け止め部8bの円弧部80と同じ曲率を有する円弧によって形成されている。つまり、この組み付け孔7aは、シャフト8に設けられた抜け止め部8bの外周形状に対応する略小判形状であり、組み付け孔7aに抜け止め部8bを通すことができる大きさを有している。
この可動接点7は、第2のスプリングガイド部8eに接点圧スプリング9を組み付けた後、シャフト8の先端側から第1のスプリングガイド部8a、抜け止め部8b、回り止め部8cを順に組み付け孔7aに通して、接点圧スプリング9を撓ませながら、一旦、円柱部8dの位置まで組み込む。
その後、円柱部8dの周囲でシャフト8の周方向に所定角度(本実施例では90度)だけ可動接点7を回転させて、図5に示す様に、接点圧スプリング9の反力で円柱部8dの位置から回り止め部8cの位置まで押し戻し、抜け止め部8bにより抜け止めされた状態でシャフト8に組み付けられる。
回り止め部8cに位置する可動接点7は、組み付け孔7aの幅D1と回り止め部8cの幅D1とが同一であるため、回り止め部8cによって回転規制されている。なお、組み付け孔7aの幅D1と回り止め部8cの幅D1との間には、両者の嵌め合いが可能な寸法公差を有することは言うまでもない。
回り止め部8cに位置する可動接点7は、組み付け孔7aの幅D1と回り止め部8cの幅D1とが同一であるため、回り止め部8cによって回転規制されている。なお、組み付け孔7aの幅D1と回り止め部8cの幅D1との間には、両者の嵌め合いが可能な寸法公差を有することは言うまでもない。
本実施例の電磁スイッチ1は、図6に示す様に、可動接点7を組み付けたシャフト8が、リターンスプリング10に付勢されて、スプリング受け部8fのプランジャ側端面が、固定鉄心3に形成された凹部の底面に当接した状態で静止している。
また、シャフト8は、ロッド部8gがプランジャ4と分離して設けられている。つまり、ロッド部8gがプランジャ4に固定されておらず、電磁コイル2が非通電の時には、プランジャ4がプランジャスプリングに付勢されて静止位置に押し戻されることにより、プランジャ4とロッド部8gとが所定距離Lだけ離れている。
また、シャフト8は、ロッド部8gがプランジャ4と分離して設けられている。つまり、ロッド部8gがプランジャ4に固定されておらず、電磁コイル2が非通電の時には、プランジャ4がプランジャスプリングに付勢されて静止位置に押し戻されることにより、プランジャ4とロッド部8gとが所定距離Lだけ離れている。
この後、電磁コイル2に通電されて電磁石が形成されると、プランジャ4と固定鉄心3との間に働く吸引力により、プランジャ4が固定鉄心3側へ移動して、プランジャ4が距離Lだけ移動した時点でロッド部8gの端面に当接し、その後、プランジャ4がロッド部8gを押しながらシャフト8と一体に移動する。
ここで、図1に示す様に、プランジャ4がロッド部8gの端面に当接してから固定鉄心3に当接するまでの距離をL1、可動接点7と一組の固定接点5、6との間の接点間距離をL2(L2<L1)、シャフト8に設けられた回り止め部8cの軸方向長さをL3とした場合に、下記(1)の条件が成立している。
L1−L2<L3…………(1)
ここで、図1に示す様に、プランジャ4がロッド部8gの端面に当接してから固定鉄心3に当接するまでの距離をL1、可動接点7と一組の固定接点5、6との間の接点間距離をL2(L2<L1)、シャフト8に設けられた回り止め部8cの軸方向長さをL3とした場合に、下記(1)の条件が成立している。
L1−L2<L3…………(1)
次に、電磁スイッチ1の作動を説明する。
図6に示す静止状態から電磁コイル2に通電されて電磁石が形成されると、プランジャ4が固定鉄心3に吸引され、距離Lだけ移動した時点でロッド部8gの端面に当接した後、シャフト8を押しながら移動(前進)する。シャフト8の前進により、可動接点7が一組の固定接点5、6に当接した後、プランジャ4は、更にシャフト8を押しながら移動して、図7に示す様に、固定鉄心3の端面に当接して停止する。可動接点7が一組の固定接点5、6に当接してから、プランジャ4が固定鉄心3に当接して停止するまでの間に、接点圧スプリング9が撓むことにより、その接点圧スプリング9の反力を受けて可動接点7が一組の固定接点5、6に押圧される。これにより、可動接点7を介して一組の固定接点5、6間が導通する、つまり、メイン接点が閉成する。
図6に示す静止状態から電磁コイル2に通電されて電磁石が形成されると、プランジャ4が固定鉄心3に吸引され、距離Lだけ移動した時点でロッド部8gの端面に当接した後、シャフト8を押しながら移動(前進)する。シャフト8の前進により、可動接点7が一組の固定接点5、6に当接した後、プランジャ4は、更にシャフト8を押しながら移動して、図7に示す様に、固定鉄心3の端面に当接して停止する。可動接点7が一組の固定接点5、6に当接してから、プランジャ4が固定鉄心3に当接して停止するまでの間に、接点圧スプリング9が撓むことにより、その接点圧スプリング9の反力を受けて可動接点7が一組の固定接点5、6に押圧される。これにより、可動接点7を介して一組の固定接点5、6間が導通する、つまり、メイン接点が閉成する。
この後、電磁コイル2への通電が停止されると、プランジャ4と固定鉄心3との間に働く吸引力が消滅することにより、プランジャ4は、プランジャスプリングの反力を受けて静止位置まで押し戻される。
一方、プランジャ4が押し戻されることに伴い、リターンスプリング10に蓄えられた反力によってシャフト8が押し戻されるため、可動接点7が一組の固定接点5、6から離れることにより、一組の固定接点5、6間の導通が遮断される、つまり、メイン接点が開成する。
リターンスプリング10に押し戻されたシャフト8は、スプリング受け部8fのプランジャ側端面が固定鉄心3に形成された凹部の底面に当接して停止する。
一方、プランジャ4が押し戻されることに伴い、リターンスプリング10に蓄えられた反力によってシャフト8が押し戻されるため、可動接点7が一組の固定接点5、6から離れることにより、一組の固定接点5、6間の導通が遮断される、つまり、メイン接点が開成する。
リターンスプリング10に押し戻されたシャフト8は、スプリング受け部8fのプランジャ側端面が固定鉄心3に形成された凹部の底面に当接して停止する。
(実施例1の効果)
本実施例の電磁スイッチ1は、シャフト8がプランジャ4に押されながら前進して可動接点7が一組の固定接点5、6に当接した後、さらにプランジャ4が固定鉄心3に当接するまでシャフト8が押し出されて、接点圧スプリング9が撓むことにより可動接点7に接点圧が付与される。この時、前記(1)の条件が成立することにより、図7に示す様に、プランジャ4が固定鉄心3に当接してシャフト8が最大前進した場合でも、可動接点7はシャフト8の回り止め部8cから完全に外れることはなく、回り止め部8cと軸方向にラップした位置にある。
これにより、可動接点7は、シャフト8に対してフリー(回転可能)な状態にはならず、シャフト8の回り止め部8cにより回転規制された状態を維持できる。また、可動接点7は、接点圧スプリング9の荷重を受けて一組の固定接点5、6に押圧されているので回転することはない。その結果、接点圧スプリング9とリターンスプリング10から受ける回転力によってシャフト8が回転することはなく、可動接点7がシャフト8から抜けることを防止できる。
本実施例の電磁スイッチ1は、シャフト8がプランジャ4に押されながら前進して可動接点7が一組の固定接点5、6に当接した後、さらにプランジャ4が固定鉄心3に当接するまでシャフト8が押し出されて、接点圧スプリング9が撓むことにより可動接点7に接点圧が付与される。この時、前記(1)の条件が成立することにより、図7に示す様に、プランジャ4が固定鉄心3に当接してシャフト8が最大前進した場合でも、可動接点7はシャフト8の回り止め部8cから完全に外れることはなく、回り止め部8cと軸方向にラップした位置にある。
これにより、可動接点7は、シャフト8に対してフリー(回転可能)な状態にはならず、シャフト8の回り止め部8cにより回転規制された状態を維持できる。また、可動接点7は、接点圧スプリング9の荷重を受けて一組の固定接点5、6に押圧されているので回転することはない。その結果、接点圧スプリング9とリターンスプリング10から受ける回転力によってシャフト8が回転することはなく、可動接点7がシャフト8から抜けることを防止できる。
図8はプランジャ4とロッド部8gとの当接面を示す断面図である。
本実施例の電磁スイッチ1は、実施例1に記載した(1)の条件を満たしていない場合、つまり、プランジャ4が固定鉄心3に当接してシャフト8が最大前進した場合に、可動接点7がシャフト8の回り止め部8cから外れて円柱部8dまで相対移動する構成において、図8に示す様に、プランジャ4とロッド部8gとの当接面の一方または両方に凹凸形状を設けた一例である。
上記の構成によれば、リターンスプリング10および接点圧スプリング9から受ける回転力に対して、プランジャ4とロッド部8gとの当接面に働く摩擦力が大きくなるため、この摩擦力により、両スプリング9、10から受ける回転力でシャフト8が所定角度(本実施例では90度)まで回転することを防止できる。言い換えると、リターンスプリング10および接点圧スプリング9から受ける回転力によりシャフト8が所定角度(90度)まで回転することを防止できるだけの摩擦力がプランジャ4とシャフト8との当接面に働く様に、プランジャ4とシャフト8との当接面の一方または両方に凹凸形状を設けている。これにより、シャフト8が所定角度まで回転することはなく、可動接点7がシャフト8から抜けることを防止できる。
本実施例の電磁スイッチ1は、実施例1に記載した(1)の条件を満たしていない場合、つまり、プランジャ4が固定鉄心3に当接してシャフト8が最大前進した場合に、可動接点7がシャフト8の回り止め部8cから外れて円柱部8dまで相対移動する構成において、図8に示す様に、プランジャ4とロッド部8gとの当接面の一方または両方に凹凸形状を設けた一例である。
上記の構成によれば、リターンスプリング10および接点圧スプリング9から受ける回転力に対して、プランジャ4とロッド部8gとの当接面に働く摩擦力が大きくなるため、この摩擦力により、両スプリング9、10から受ける回転力でシャフト8が所定角度(本実施例では90度)まで回転することを防止できる。言い換えると、リターンスプリング10および接点圧スプリング9から受ける回転力によりシャフト8が所定角度(90度)まで回転することを防止できるだけの摩擦力がプランジャ4とシャフト8との当接面に働く様に、プランジャ4とシャフト8との当接面の一方または両方に凹凸形状を設けている。これにより、シャフト8が所定角度まで回転することはなく、可動接点7がシャフト8から抜けることを防止できる。
図9はシャフト8に可動接点7と接点圧スプリング9およびリターンスプリング10を組み付けた接点アセンブリの側面図である。
本実施例の電磁スイッチ1は、実施例2の場合と同様、シャフト8が最大前進した場合に、可動接点7がシャフト8の回り止め部8cから外れて円柱部8dまで相対移動する構成において、図9に示す様に、接点圧スプリング9の捻り方向と、リターンスプリング10の捻り方向とが反対向きに設定されている。
上記の構成によれば、シャフト8に対して接点圧スプリング9から受ける回転力と、リターンスプリング10から受ける回転力とが打ち消し合うため、シャフト8に伝わる回転力が低減される。その結果、シャフト8が所定角度(90度)まで回転することはなく、可動接点7がシャフト8から抜けることを防止できる。
本実施例の電磁スイッチ1は、実施例2の場合と同様、シャフト8が最大前進した場合に、可動接点7がシャフト8の回り止め部8cから外れて円柱部8dまで相対移動する構成において、図9に示す様に、接点圧スプリング9の捻り方向と、リターンスプリング10の捻り方向とが反対向きに設定されている。
上記の構成によれば、シャフト8に対して接点圧スプリング9から受ける回転力と、リターンスプリング10から受ける回転力とが打ち消し合うため、シャフト8に伝わる回転力が低減される。その結果、シャフト8が所定角度(90度)まで回転することはなく、可動接点7がシャフト8から抜けることを防止できる。
図10はシャフト8に可動接点7と接点圧スプリング9およびリターンスプリング10を組み付けた接点アセンブリの側面図である。
本実施例の電磁スイッチ1は、実施例2の場合と同様、シャフト8が最大前進した場合に、可動接点7がシャフト8の回り止め部8cから外れて円柱部8dまで相対移動する構成において、図10に示す様に、シャフト8の抜け止め部8bには、リターンスプリング10の荷重を受ける第1のスプリング座面に第1のワッシャ17が設けられ、且つ、第1のスプリング座面に対し第1のワッシャ17が回転自在に配置されている。同様に、シャフト8のスプリング受け部8fには、接点圧スプリング9の荷重を受ける第2のスプリング座面に第2のワッシャ18が設けられ、且つ、第2のスプリング座面に対し第2のワッシャ18が回転自在に配置されている。
本実施例の電磁スイッチ1は、実施例2の場合と同様、シャフト8が最大前進した場合に、可動接点7がシャフト8の回り止め部8cから外れて円柱部8dまで相対移動する構成において、図10に示す様に、シャフト8の抜け止め部8bには、リターンスプリング10の荷重を受ける第1のスプリング座面に第1のワッシャ17が設けられ、且つ、第1のスプリング座面に対し第1のワッシャ17が回転自在に配置されている。同様に、シャフト8のスプリング受け部8fには、接点圧スプリング9の荷重を受ける第2のスプリング座面に第2のワッシャ18が設けられ、且つ、第2のスプリング座面に対し第2のワッシャ18が回転自在に配置されている。
上記の構成によれば、リターンスプリング10および接点圧スプリング9から受ける回転力に対し、第1のワッシャ17および第2のワッシャ18が回転することで、シャフト8に回転力が伝わることはない、あるいは、シャフト8に伝わる回転力を低減できる。その結果、シャフト8が所定角度(90度)まで回転することはなく、可動接点7がシャフト8から抜けることを防止できる。
なお、本実施例では、リターンスプリング10の荷重を受ける第1のワッシャ17と、接点圧スプリング9の荷重を受ける第2のワッシャ18とを使用しているが、どちらか一方だけでも良い。つまり、第1のワッシャ17だけを使用し、第2のワッシャ18を廃止する。あるいは、第1のワッシャ17を廃止して、第2のワッシャ18だけを使用しても良い。この場合でも、シャフト8に伝わる回転力を低減できる効果は得られるので、シャフト8が所定角度(90度)まで回転することを防止でき、可動接点7がシャフト8から抜けることはない。
なお、本実施例では、リターンスプリング10の荷重を受ける第1のワッシャ17と、接点圧スプリング9の荷重を受ける第2のワッシャ18とを使用しているが、どちらか一方だけでも良い。つまり、第1のワッシャ17だけを使用し、第2のワッシャ18を廃止する。あるいは、第1のワッシャ17を廃止して、第2のワッシャ18だけを使用しても良い。この場合でも、シャフト8に伝わる回転力を低減できる効果は得られるので、シャフト8が所定角度(90度)まで回転することを防止でき、可動接点7がシャフト8から抜けることはない。
図11は電磁スイッチ1の断面図である。
本実施例の電磁スイッチ1は、図11に示す様に、リターンスプリング10の荷重を可動接点7で受ける様にした一例である。実施例1では、リターンスプリング10の荷重をシャフト8の抜け止め部8bで受けているため、リターンスプリング10の回転力がシャフト8に伝わるが、リターンスプリング10の荷重を可動接点7で受ける構成であれば、リターンスプリング10の回転力がシャフト8に伝わることはなく、接点圧スプリング9の回転力だけがシャフト8に伝わるので、シャフト8に伝わる回転力を低減できる。その結果、シャフト8が所定角度(90度)まで回転することはなく、可動接点7がシャフト8から抜けることを防止できる。
本実施例の電磁スイッチ1は、図11に示す様に、リターンスプリング10の荷重を可動接点7で受ける様にした一例である。実施例1では、リターンスプリング10の荷重をシャフト8の抜け止め部8bで受けているため、リターンスプリング10の回転力がシャフト8に伝わるが、リターンスプリング10の荷重を可動接点7で受ける構成であれば、リターンスプリング10の回転力がシャフト8に伝わることはなく、接点圧スプリング9の回転力だけがシャフト8に伝わるので、シャフト8に伝わる回転力を低減できる。その結果、シャフト8が所定角度(90度)まで回転することはなく、可動接点7がシャフト8から抜けることを防止できる。
1 電磁スイッチ
2 電磁コイル
3 固定鉄心
4 プランジャ
5 固定接点
6 固定接点
7 可動接点
7a 可動接点に形成された組み付け孔
8 シャフト
8b シャフトの抜け止め部
8c シャフトの回り止め部
8d シャフトの円柱部
9 接点圧スプリング
10 リターンスプリング
17 第1のワッシャ
18 第2のワッシャ
L1 プランジャがシャフトを押し始めてから固定鉄心に当接するまでの距離
L2 可動接点と一組の固定接点との間の接点間距離
L3 回り止め部の軸方向長さ
2 電磁コイル
3 固定鉄心
4 プランジャ
5 固定接点
6 固定接点
7 可動接点
7a 可動接点に形成された組み付け孔
8 シャフト
8b シャフトの抜け止め部
8c シャフトの回り止め部
8d シャフトの円柱部
9 接点圧スプリング
10 リターンスプリング
17 第1のワッシャ
18 第2のワッシャ
L1 プランジャがシャフトを押し始めてから固定鉄心に当接するまでの距離
L2 可動接点と一組の固定接点との間の接点間距離
L3 回り止め部の軸方向長さ
Claims (13)
- 通電により電磁石を形成する電磁コイルと、
電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、
この固定鉄心に対向して配置され、前記電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、前記固定鉄心との間に働く吸引力により前記固定鉄心側へ移動するプランジャと、
このプランジャと分離して設けられ、前記プランジャが前記固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点で前記プランジャに当接して、その後、前記プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、
スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、
前記シャフトに支持され、前記シャフトの移動と共に前記一組の固定接点間を断続する可動接点と、
この可動接点が前記一組の固定接点に当接した後、前記可動接点を前記一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、
前記電磁コイルへの通電が停止された時に、前記可動接点を前記一組の固定接点から離すために、前記シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える電磁スイッチであって、
前記シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、前記可動接点を抜け止めする抜け止め部と、前記可動接点を回り止めする回り止め部と、前記可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられ、
前記可動接点は、前記シャフトの先端側から前記抜け止め部および前記回り止め部を通り抜けて前記円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に前記抜け止め部および前記回り止め部を通して前記円柱部の位置まで差し込み、前記円柱部の周囲で前記シャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、前記回り止め部の位置まで移動させて前記回り止め部により回り止めされ、且つ、前記接点圧スプリングの荷重を受けて前記抜け止め部に押し付けられた状態で前記シャフトに組み付けられており、
前記プランジャが前記シャフトを押し始めてから前記固定鉄心に当接するまでの距離をL1、前記可動接点と前記一組の固定接点との間の接点間距離をL2、前記シャフトに設けられた回り止め部の軸方向長さをL3とした場合に、
L1−L2<L3…………(1)
上記(1)の条件が成立することを特徴とする電磁スイッチ。 - 通電により電磁石を形成する電磁コイルと、
電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、
この固定鉄心に対向して配置され、前記電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、前記固定鉄心との間に働く吸引力により前記固定鉄心側へ移動するプランジャと、
このプランジャと分離して設けられ、前記プランジャが前記固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点で前記プランジャに当接して、その後、前記プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、
スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、
前記シャフトに支持され、前記シャフトの移動と共に前記一組の固定接点間を断続する可動接点と、
この可動接点が前記一組の固定接点に当接した後、前記可動接点を前記一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、
前記電磁コイルへの通電が停止された時に、前記可動接点を前記一組の固定接点から離すために、前記シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える電磁スイッチであって、
前記シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、前記可動接点を抜け止めする抜け止め部と、前記可動接点を回り止めする回り止め部と、前記可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられ、
前記可動接点は、前記シャフトの先端側から前記抜け止め部および前記回り止め部を通り抜けて前記円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に前記抜け止め部および前記回り止め部を通して前記円柱部の位置まで差し込み、前記円柱部の周囲で前記シャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、前記回り止め部の位置まで移動させて前記回り止め部により回り止めされ、且つ、前記接点圧スプリングの荷重を受けて前記抜け止め部に押し付けられた状態で前記シャフトに組み付けられており、
前記可動接点が前記一組の固定接点に当接し、且つ、前記接点圧スプリングに押圧された状態で、前記リターンスプリングおよび前記接点圧スプリングから受ける回転力により前記シャフトが所定角度まで回転することを防止できるだけの摩擦力が前記プランジャと前記シャフトとの当接面に働く様に、前記プランジャと前記シャフトとの当接面の一方または両方に凹凸形状を設けたことを特徴とする電磁スイッチ。 - 通電により電磁石を形成する電磁コイルと、
電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、
この固定鉄心に対向して配置され、前記電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、前記固定鉄心との間に働く吸引力により前記固定鉄心側へ移動するプランジャと、
このプランジャと分離して設けられ、前記プランジャが前記固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点で前記プランジャに当接して、その後、前記プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、
スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、
前記シャフトに支持され、前記シャフトの移動と共に前記一組の固定接点間を断続する可動接点と、
この可動接点が前記一組の固定接点に当接した後、前記可動接点を前記一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、
前記電磁コイルへの通電が停止された時に、前記可動接点を前記一組の固定接点から離すために、前記シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える電磁スイッチであって、
前記シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、前記可動接点を抜け止めする抜け止め部と、前記可動接点を回り止めする回り止め部と、前記可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられ、
前記可動接点は、前記シャフトの先端側から前記抜け止め部および前記回り止め部を通り抜けて前記円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に前記抜け止め部および前記回り止め部を通して前記円柱部の位置まで差し込み、前記円柱部の周囲で前記シャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、前記回り止め部の位置まで移動させて前記回り止め部により回り止めされ、且つ、前記接点圧スプリングの荷重を受けて前記抜け止め部に押し付けられた状態で前記シャフトに組み付けられており、
前記接点圧スプリングと前記リターンスプリングは、互いの捩じれ方向が反対向きになる様に組み込まれていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 通電により電磁石を形成する電磁コイルと、
電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、
この固定鉄心に対向して配置され、前記電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、前記固定鉄心との間に働く吸引力により前記固定鉄心側へ移動するプランジャと、
このプランジャと分離して設けられ、前記プランジャが前記固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点で前記プランジャに当接して、その後、前記プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、
スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、
前記シャフトに支持され、前記シャフトの移動と共に前記一組の固定接点間を断続する可動接点と、
この可動接点が前記一組の固定接点に当接した後、前記可動接点を前記一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、
前記電磁コイルへの通電が停止された時に、前記可動接点を前記一組の固定接点から離すために、前記シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える電磁スイッチであって、
前記シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、前記可動接点を抜け止めする抜け止め部と、前記可動接点を回り止めする回り止め部と、前記可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられ、
前記可動接点は、前記シャフトの先端側から前記抜け止め部および前記回り止め部を通り抜けて前記円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に前記抜け止め部および前記回り止め部を通して前記円柱部の位置まで差し込み、前記円柱部の周囲で前記シャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、前記回り止め部の位置まで移動させて前記回り止め部により回り止めされ、且つ、前記接点圧スプリングの荷重を受けて前記抜け止め部に押し付けられた状態で前記シャフトに組み付けられており、
前記シャフトは、第1のワッシャを介して前記リターンスプリングの荷重を受ける第1のスプリング座面と、第2のワッシャを介して前記接点圧スプリングの荷重を受ける第2のスプリング座面とが設けられ、前記第1のスプリング座面に対し前記第1のワッシャが回転自在に配置され、且つ、前記第2のスプリング座面に対し前記第2のワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 通電により電磁石を形成する電磁コイルと、
電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、
この固定鉄心に対向して配置され、前記電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、前記固定鉄心との間に働く吸引力により前記固定鉄心側へ移動するプランジャと、
このプランジャと分離して設けられ、前記プランジャが前記固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点で前記プランジャに当接して、その後、前記プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、
スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、
前記シャフトに支持され、前記シャフトの移動と共に前記一組の固定接点間を断続する可動接点と、
この可動接点が前記一組の固定接点に当接した後、前記可動接点を前記一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、
前記電磁コイルへの通電が停止された時に、前記可動接点を前記一組の固定接点から離すために、前記シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える電磁スイッチであって、
前記シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、前記可動接点を抜け止めする抜け止め部と、前記可動接点を回り止めする回り止め部と、前記可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられ、
前記可動接点は、前記シャフトの先端側から前記抜け止め部および前記回り止め部を通り抜けて前記円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に前記抜け止め部および前記回り止め部を通して前記円柱部の位置まで差し込み、前記円柱部の周囲で前記シャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、前記回り止め部の位置まで移動させて前記回り止め部により回り止めされ、且つ、前記接点圧スプリングの荷重を受けて前記抜け止め部に押し付けられた状態で前記シャフトに組み付けられており、
前記シャフトは、ワッシャを介して前記リターンスプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対し前記ワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 通電により電磁石を形成する電磁コイルと、
電磁石の発生磁束によって磁化される固定鉄心と、
この固定鉄心に対向して配置され、前記電磁コイルに通電されて電磁石が形成された時に、前記固定鉄心との間に働く吸引力により前記固定鉄心側へ移動するプランジャと、
このプランジャと分離して設けられ、前記プランジャが前記固定鉄心側へ移動する際に、静止位置から所定量移動した時点で前記プランジャに当接して、その後、前記プランジャと共に移動する樹脂製のシャフトと、
スタータのモータ回路に設けられる一組の固定接点と、
前記シャフトに支持され、前記シャフトの移動と共に前記一組の固定接点間を断続する可動接点と、
この可動接点が前記一組の固定接点に当接した後、前記可動接点を前記一組の固定接点に押圧して接点圧を付与する接点圧スプリングと、
前記電磁コイルへの通電が停止された時に、前記可動接点を前記一組の固定接点から離すために、前記シャフトを押し戻すためのリターンスプリングとを備える電磁スイッチであって、
前記シャフトは、軸方向の反プランジャ側(先端側と呼ぶ)からプランジャ側に向かって順に、前記可動接点を抜け止めする抜け止め部と、前記可動接点を回り止めする回り止め部と、前記可動接点を回転可能に支持できる円柱部とが設けられ、
前記可動接点は、前記シャフトの先端側から前記抜け止め部および前記回り止め部を通り抜けて前記円柱部の位置まで挿入可能な組み付け孔が形成され、この組み付け孔に前記抜け止め部および前記回り止め部を通して前記円柱部の位置まで差し込み、前記円柱部の周囲で前記シャフトの周方向に所定角度だけ回転させた後、前記回り止め部の位置まで移動させて前記回り止め部により回り止めされ、且つ、前記接点圧スプリングの荷重を受けて前記抜け止め部に押し付けられた状態で前記シャフトに組み付けられており、
前記シャフトは、ワッシャを介して前記接点圧スプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対し前記ワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、
前記接点圧スプリングと前記リターンスプリングは、互いの捩じれ方向が反対向きになる様に組み込まれていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、
前記シャフトは、第1のワッシャを介して前記リターンスプリングの荷重を受ける第1のスプリング座面と、第2のワッシャを介して前記接点圧スプリングの荷重を受ける第2のスプリング座面とが設けられ、前記第1のスプリング座面に対し前記第1のワッシャが回転自在に配置され、且つ、前記第2のスプリング座面に対し前記第2のワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、
前記シャフトは、ワッシャを介して前記リターンスプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対し前記ワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項2に記載した電磁スイッチにおいて、
前記シャフトは、ワッシャを介して前記接点圧スプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対し前記ワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項3に記載した電磁スイッチにおいて、
前記シャフトは、第1のワッシャを介して前記リターンスプリングの荷重を受ける第1のスプリング座面と、第2のワッシャを介して前記接点圧スプリングの荷重を受ける第2のスプリング座面とが設けられ、前記第1のスプリング座面に対し前記第1のワッシャが回転自在に配置され、且つ、前記第2のスプリング座面に対し前記第2のワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項3に記載した電磁スイッチにおいて、
前記シャフトは、ワッシャを介して前記リターンスプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対し前記ワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項3に記載した電磁スイッチにおいて、
前記シャフトは、ワッシャを介して前記接点圧スプリングの荷重を受けるスプリング座面が設けられ、このスプリング座面に対し前記ワッシャが回転自在に配置されていることを特徴とする電磁スイッチ。
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