JP2022037328A - コイル基板とモータ用コイル基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い効率を有するコイル基板を提供する。【解決手段】コイル基板201は、一端22Lと他端22Rとを有するフレキシブル基板22と、フレキシブル基板22上に形成されている複数のコイルC11,C12,C13とを有する。コイルC11,C12,C13は、一端22Lと他端22Rとの間にほぼ一列に配置されていて、一端22Lから他端22Rに向かう方向は行方向であって、コイルC11,C12,C13のそれぞれは、中央スペースSCと中央スペースSCを囲む配線で形成されていて、コイルC11,C12,C13を形成する配線は行方向に略平行な配線(平行配線)と、行方向に略垂直な配線(垂直配線)を含み垂直配線の厚みは、平行配線の厚みより厚い。【選択図】図2
Description
本発明は、コイル基板とモータ用コイル基板に関する。
特許文献1は、筒状のモータコイル基板を開示している。
[特許文献の課題]
特許文献1の図7はコイルの配置を示している。図7によれば、2つのコイルが部分的に重なっている。2つのコイルの内、一方がコイルAと称され、他方がコイルBと称される。コイルAとコイルBで積層コイルが形成される。積層コイルのある部分では、コイルAを形成する配線とコイルBを形成する配線が重なっている。積層コイルの別の部分では、コイルAを形成する配線とコイルBを形成する配線が重なっていない。そのため、ある部分の厚みは別の部分の厚みより、厚いと推察される。モータコイル基板の表面に凹凸が形成されると考えられる。
特許文献1の図7はコイルの配置を示している。図7によれば、2つのコイルが部分的に重なっている。2つのコイルの内、一方がコイルAと称され、他方がコイルBと称される。コイルAとコイルBで積層コイルが形成される。積層コイルのある部分では、コイルAを形成する配線とコイルBを形成する配線が重なっている。積層コイルの別の部分では、コイルAを形成する配線とコイルBを形成する配線が重なっていない。そのため、ある部分の厚みは別の部分の厚みより、厚いと推察される。モータコイル基板の表面に凹凸が形成されると考えられる。
本発明に係るコイル基板は、一端と前記一端と反対側の他端とを有するフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板上に形成されている複数のコイル、とを有する。そして、前記コイルは、前記一端と前記他端との間にほぼ一列に配置されていて、前記一端から前記他端に向かう方向は行方向であって、前記コイルのそれぞれは、中央スペースと前記中央スペースを囲む配線で形成されていて、前記コイルを形成する前記配線は前記行方向に略平行な配線(平行配線)と前記行方向に略垂直な配線(垂直配線)を含み、前記垂直配線の厚みは前記平行配線の厚みより厚い。
[実施形態の効果]
本発明の実施形態によれば、コイルは中央スペースと中央スペースの周りに形成されている配線で形成される。コイルを形成する配線は行方向に略平行な配線(平行配線)と行方向に略垂直な配線(垂直配線)を含む。垂直配線の厚みは、平行配線の厚みより厚い。垂直配線の抵抗を小さくすることができる。コイルの抵抗を小さくすることができる。高効率なコイル基板を提供することができる。
コイル基板を巻くことでモータ用コイル基板が形成される。モータ用コイル基板は、内周のフレキシブル基板と外周のフレキシブル基板とを有する。内周のフレキシブル基板上のコイル(内周のコイル)と外周のフレキシブル基板上のコイル(外周のコイル)は部分的に重なる。重なっている内周のコイルと外周のコイルは積層コイルを形成する。内周のコイル(下コイル)の平行配線と外周のコイル(上コイル)の平行配線は、重なる。これに対して、外周のコイルの垂直配線は内周のコイルの中央スペース上に位置する。そのため、内周のコイルの垂直配線と外周のコイルの垂直配線は、重ならない。実施形態では、垂直配線の厚みが平行配線の厚みより厚い。そのため、積層コイル内で平行配線の厚み(内周のコイルの平行配線の厚みと外周のコイルの平行配線の厚みとの和)と内周のコイルの垂直配線の厚みと外周のコイルの垂直配線の厚みが略等しい。このため、モータ用コイル基板の表面の凹凸を小さくすることができる。モータ用コイル基板の径を略均一にすることができる。
本発明の実施形態によれば、コイルは中央スペースと中央スペースの周りに形成されている配線で形成される。コイルを形成する配線は行方向に略平行な配線(平行配線)と行方向に略垂直な配線(垂直配線)を含む。垂直配線の厚みは、平行配線の厚みより厚い。垂直配線の抵抗を小さくすることができる。コイルの抵抗を小さくすることができる。高効率なコイル基板を提供することができる。
コイル基板を巻くことでモータ用コイル基板が形成される。モータ用コイル基板は、内周のフレキシブル基板と外周のフレキシブル基板とを有する。内周のフレキシブル基板上のコイル(内周のコイル)と外周のフレキシブル基板上のコイル(外周のコイル)は部分的に重なる。重なっている内周のコイルと外周のコイルは積層コイルを形成する。内周のコイル(下コイル)の平行配線と外周のコイル(上コイル)の平行配線は、重なる。これに対して、外周のコイルの垂直配線は内周のコイルの中央スペース上に位置する。そのため、内周のコイルの垂直配線と外周のコイルの垂直配線は、重ならない。実施形態では、垂直配線の厚みが平行配線の厚みより厚い。そのため、積層コイル内で平行配線の厚み(内周のコイルの平行配線の厚みと外周のコイルの平行配線の厚みとの和)と内周のコイルの垂直配線の厚みと外周のコイルの垂直配線の厚みが略等しい。このため、モータ用コイル基板の表面の凹凸を小さくすることができる。モータ用コイル基板の径を略均一にすることができる。
図2(A)に示されるコイル基板201が準備される。コイル基板201は第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有するフレキシブル基板22とフレキシブル基板22の第1面F上のコイルC(C11、C12、C13)で形成されている。第1面F上のコイルは第1面上コイルCFと称される。コイル基板201は第2面S上にコイルCを有することができる。第2面S上のコイルは第2面上コイルCSと称される。
コイル基板201を巻くことで、図1(B)に示されるモータ用コイル基板20が得られる。例えば、コイル基板201は筒状に巻かれる。モータ用コイル基板20は空洞AHの周りに巻かれる。例えば、モータ用コイル基板20の形状は円筒である。巻く回数Nは、2以上、5以下である。図1(B)は模式図である。
コイル基板201を巻くことで、図1(B)に示されるモータ用コイル基板20が得られる。例えば、コイル基板201は筒状に巻かれる。モータ用コイル基板20は空洞AHの周りに巻かれる。例えば、モータ用コイル基板20の形状は円筒である。巻く回数Nは、2以上、5以下である。図1(B)は模式図である。
図1(A)に示されるように、モータ用コイル基板20内に磁石48を配置することで、モータ10が得られる。図1(A)は模式図である。モータ用コイル基板20は、空洞AHを介し磁石48の周りに配置されている。モータ10の例は、ブラシレスモータである。第1実施形態では、磁石48が回転するが、モータ用コイル基板20が回転してもよい。
図2(A)に示されるように、フレキシブル基板22は、短辺20Sと長辺20Lとを有することが好ましい。フレキシブル基板22は一端22Lと一端22Lと反対側の他端22Rを有する。短辺20Sは一端22Lを兼ねる。コイルC(C11、C12、C13)は、フレキシブル基板22の長辺20Lに沿って並んでいる。フレキシブル基板22の一端22Lから他端22Rに向かって、コイルCは一列に並んでいる。一端22Lから他端22Rに向かう方向は行方向である。一番目のコイルC11(U11)がU相コイルである。二番目のコイルC12(V11)がV相コイルである。三番目のコイルC13(W11)がW相コイルである。U相コイルとV相コイルとW相コイルは、U相コイルU11、V相コイルV11、W相コイルW11の順で配置されていて、一端22Lに最も近いコイルCはU相コイルU11である。コイルCの数は3の倍数M(数M)である。図2(A)の例では、コイルの数は3である。
コイル基板201は1つのフレキシブル基板22で形成されている。コイル基板201を形成するフレキシブル基板22は複数の部分Pに分けられる。従って、コイル基板201も複数の部分Pに分けられる。コイル基板201は複数の部分Pで形成され、部分Pの数はNである。コイル基板201を形成する部分Pは一端22Lから他端22Rに向かって並んでいる。1番目の部分P1はフレキシブル基板22の一端22Lを含む。2番目の部分P2は1番目の部分P1の隣である。例えば、Nはフレキシブル基板22を巻く回数である。N番目の部分PNはフレキシブル基板22の他端22Rを含む。
図2(A)の例では、部分Pの数は2である。図2(A)のコイル基板201は、一番目の部分P1と二番目の部分P2で形成されている。コイル基板201内に一番目のコイルC11と二番目のコイルC12と三番目のコイルC13が並んでいる。一番目のコイルC11は一番目の第1面上コイルであり、二番目のコイルC12は二番目の第1面上コイルであり、三番目のコイルC13は三番目の第1面上コイルである。
フレキシブル基板22上に形成されている複数のコイルCは同時に形成される。例えば、共通のアライメントマークを用いることで、複数のコイルCはフレキシブル基板22上に形成される。そのため、各コイルCの位置は関連している。
実施形態のコイルCはプリント配線板の技術で形成されている。コイルCを形成する配線wはめっきにより形成されている。あるいは、コイルCを形成する配線wは銅箔をエッチングすることで形成される。コイルCを形成する配線wは、セミアディティブ法やM-Sap法やサブトラクティブ法で形成される。
コイルCを形成する配線wはプリント配線板の技術で形成されている。そのため、配線wの断面形状は略矩形である。実施形態によれば、コイルの占積率を高くすることができる。
図1(C)にコイルCの例が示される。コイルCは中央スペースSCと中央スペースSCを囲む配線wで形成される。そして、配線wは外端OEと内端IEを有する。配線wは外端OEと内端IEとの間に形成されている。コイルCを形成する配線wは渦巻き状に形成されている。コイルCを形成する配線wの内、最も内側の配線で中央スペースSCは囲まれる。複数の配線wの内、最も内側の配線wは、内側の配線Iwと称される。最も外側の配線wは、外側の配線Owと称される。
図2(A)に示されるように、コイルCは、一端22Lと他端22Rとの間にほぼ一列に配置されている。一端22Lから他端22Rに向かう方向は行方向である。
図1(C)に示されるように、配線wは、行方向に略垂直な垂直配線5と行方向に略平行な平行配線6を含む。垂直配線5は、第1配線51と第2配線52を有する。第1配線51と第2配線52は中央スペースSCを介して向かい合っている。平行配線6は、第3配線53と第4配線54を有する。第3配線53と第4配線54は中央スペースSCを介して向かい合っている。第1配線51が複数であるとき、中央スペースSCと接している第1配線51は内側の第1配線51Iwである。第2配線52が複数であるとき、中央スペースSCと接している第2配線52は内側の第2配線52Iwである。中央スペースSCの平面形状が矩形であるとき、中央スペースSCは第1辺SC1と第2辺SC2を有する。第1辺SC1と第1配線51は略平行である。内側の第1配線51Iwの長さL1と第1辺SC1の長さは等しい。内側の第2配線52Iwの長さL2と第1辺SC1の長さは等しい。
図1(C)に示されるように、配線wは、行方向に略垂直な垂直配線5と行方向に略平行な平行配線6を含む。垂直配線5は、第1配線51と第2配線52を有する。第1配線51と第2配線52は中央スペースSCを介して向かい合っている。平行配線6は、第3配線53と第4配線54を有する。第3配線53と第4配線54は中央スペースSCを介して向かい合っている。第1配線51が複数であるとき、中央スペースSCと接している第1配線51は内側の第1配線51Iwである。第2配線52が複数であるとき、中央スペースSCと接している第2配線52は内側の第2配線52Iwである。中央スペースSCの平面形状が矩形であるとき、中央スペースSCは第1辺SC1と第2辺SC2を有する。第1辺SC1と第1配線51は略平行である。内側の第1配線51Iwの長さL1と第1辺SC1の長さは等しい。内側の第2配線52Iwの長さL2と第1辺SC1の長さは等しい。
一つの第1配線51と一つの第2配線52は、一つの第3配線53、または、一つの第4配線54で電気的に繋げられる。一つの第1配線51と一つの第2配線52は、一つの第3配線53で直接繋げられる。一つの第1配線51と一つの第2配線52は、一つの第4配線54で直接繋げられる。配線wは第1配線51と第2配線52と第3配線53と第4配線54で形成される。配線wは第1配線51と第2配線52、第3配線53、第4配線54以外の配線を含まない。
第3配線53は第1側壁61と第1側壁61と反対側の第2側壁62を有する。第1側壁61と第2側壁62の内、第1側壁61は中央スペースSCに近い。
第4配線54は第3側壁63と第3側壁63と反対側の第4側壁64を有する。第3側壁63と第4側壁64の内、第3側壁63は中央スペースSCに近い。
第4配線54は第3側壁63と第3側壁63と反対側の第4側壁64を有する。第3側壁63と第4側壁64の内、第3側壁63は中央スペースSCに近い。
各垂直配線5は上端5Uと上端5Uと反対側の下端5Dを有する。各垂直配線5は1つの上端5Uと一つの下端5Dを有する。上端5Uは第1側壁61を含む面で配線wを切断することで得られる。第1配線51の上端51Uは第1配線51と第3配線53との間の境界である。第2配線52の上端52Uは第2配線52と第3配線53との間の境界である。下端5Dは第3側壁63を含む面で配線wを切断することで得られる。第1配線51の下端51Dは第1配線51と第4配線54との間の境界である。第2配線52の下端52Dは第2配線52と第4配線54との間の境界である。コイルCの平面形状は略矩形である。
垂直配線5の厚みは、平行配線6の厚みより厚い。第1配線51と第2配線52の厚みは第3配線53と第4配線54の厚みより厚い。そのため、垂直配線5の抵抗は平行配線6の抵抗より低い。コイルCの抵抗を小さくすることができる。垂直配線5の幅と平行配線6の幅は略等しい。
第1配線51が複数であるとき、第1配線51のそれぞれは概ね平行に形成されている。第2配線52が複数であるとき、第2配線52のそれぞれは概ね平行に形成されている。第1配線51と第2配線52は概ね平行に形成されている。実施形態のコイル基板201を用いてモータ10が製造される時、図1(B)に示されるモータの回転方向MRと第1配線51との間の角度が略90度である。
第3配線53が複数であるとき、第3配線53のそれぞれは概ね平行に形成されている。第4配線54が複数であるとき、第4配線54のそれぞれは概ね平行に形成されている。第3配線53と第4配線54は概ね平行に形成されている。第3配線53と第1配線51との間の角度は略90度である。
図1(D)では、配線wが纏められている。第1配線51を纏めることで第1配線群51gが形成される。第2配線52を纏めることで第2配線群52gが形成される。第3配線53を纏めることで第3配線群53gが形成される。第4配線54を纏めることで第4配線群54gが形成される。第1配線群51gと第2配線群52gを垂直配線5gと称することができる。第3配線群53gと第4配線群54gを平行配線6gと称することができる。
コイル基板201を巻くことで、実施形態のモータ用コイル基板20が得られる。この時、各部分Pが概ね1周を作るように、コイル基板201は巻かれる。(j-1)番目の部分の外にj番目の部分が巻かれる。jは2以上の整数である。コイル基板201は、例えば、筒状に巻かれる。コイル基板201の巻き方の例が図2(F)を用いて説明される。図2(A)のコイル基板201が巻かれると、図2(F)に示されるように、一番目の部分P1が概ね1周を形成する。さらに、一番目の部分P1に繋がっている二番目の部分P2が概ね1周を形成する。この時、一番目の部分P1は最も内側に巻かれる。一番目の部分P1を形成するフレキシブル基板22は内周のフレキシブル基板22Iである。そして、二番目の部分P2は一番目の部分P1の外に巻かれる。二番目の部分P2を形成するフレキシブル基板22は外周のフレキシブル基板22Oを形成する。外周のフレキシブル基板22Oは内周のフレキシブル基板22Iから延びている。
Kが3であると、コイル基板201は一番目の部分P1と二番目の部分P2と三番目の部分P3で形成される。そして、二番目の部分P2に繋がっている三番目の部分P3が概ね1周を形成する。三番目の部分P3は二番目の部分P2の外に巻かれる。
Kが3であると、コイル基板201は一番目の部分P1と二番目の部分P2と三番目の部分P3で形成される。そして、二番目の部分P2に繋がっている三番目の部分P3が概ね1周を形成する。三番目の部分P3は二番目の部分P2の外に巻かれる。
内周のフレキシブル基板22Iと内周のフレキシブル基板22I上のコイルCで内周のコイル基板201Iが形成される。外周のフレキシブル基板22Oと外周のフレキシブル基板22O上のコイルCで外周のコイル基板201Oが形成される。
モータ用コイル基板20では、内周のコイル基板201I内のコイル(内周のコイル)Cと外周のコイル基板201O内のコイル(外周のコイル)が部分的に重なる。一つの内周のコイル上に少なくとも一つの外周のコイルが位置する。一つの内周のコイルとその内周のコイル上に位置する一つの外周のコイルは積層コイルを形成する。積層コイルを形成する一つの内周のコイルと一つの外周のコイルは部分的に重なる。一つの内周のコイルと少なくとも一つの外周のコイルが部分的に重なる。内周のコイルを下コイルと称することができる。外周のコイルを上コイルと称することができる。積層コイルの例が図2(F)と図2(D)、図2(E)に示されている。図2(F)は実施形態のモータ用コイル基板20の断面図である。図2(F)には、平行配線6内の第3配線53が描かれている。図2(D)はモータ用コイル基板20を形成するコイルCの投影図である。図2(F)と図2(D)、図2(E)の例では、一番目の第1面上コイルC11が内周のコイルであり、三番目の第1面上コイルC13が外周のコイルである。一番目の第1面上コイルC11と三番目の第1面上コイルC13が積層コイルを形成する。二番目の第1面上コイルC12は内周のフレキシブル基板22Iと外周のフレキシブル基板22O上に形成されている。図2(D)と図2(E)には、一番目の第1面上コイルC11と三番目の第1面上コイルC13が描かれている。各コイルCの配線wは配線群で描かれている。
図2(B)は、コイル基板201の一部を示す。図2(B)には、一番目の第1面上コイルC11が配線群を用いて描かれている。図2(B)は平面図である。図2(B)のコイル基板201は、第1面上コイルCFで形成されている。コイル基板201が第2面上コイルCSを有すると、第2面上コイルCSは各第1面上コイルCFの直下に位置する。第1面上コイルCFの平面形状と第2面上コイルCSの平面形状は同様である。
図2(C)のb1は、図2(B)内のb1とb1との間の断面を示す。図2(C)のb2は、図2(B)内のb2とb2との間の断面を示す。
図2(C)のb1は、図2(B)内のb1とb1との間の断面を示す。図2(C)のb2は、図2(B)内のb2とb2との間の断面を示す。
図2(C)のb1に示されるように、第1配線51と第2配線52は厚みt1を有する。第3配線53と第4配線54は厚みt4を有する。厚みt1は厚みt4のほぼ2倍である。厚みt1は厚みt4より厚い。
図2(D)と図2(E)は一番目の第1面上コイルC11と三番目の第1面上コイルC13で形成される積層コイルを示している。図2(D)と図2(E)は、積層コイルを形成するコイルCの重なりを示す。内周のコイルと外周のコイルが部分的に重なる。図2(D)に示されるように、下コイルの中央スペースSC上に上コイルの垂直配線5が位置する。上コイルの中央スペースSC下に下コイルの垂直配線5が位置する。そして、一つの積層コイル内では、上コイルの垂直配線5と下コイルの垂直配線5は重ならない。下コイルの第3配線53上に上コイルの第3配線53が位置する。下コイルの第3配線群53g上に上コイルの第3配線群53gが位置する。下コイルの第4配線54上に上コイルの第4配線54が位置する。下コイルの第4配線群54g上に上コイルの第4配線群54gが位置する。
図2(D)と図2(E)に示されるように、一つの積層コイルを形成する上コイルの垂直配線5と一つの積層コイルを形成する下コイルの垂直配線5は重ならない。一つの積層コイルを形成する上コイルの第3配線53と一つの積層コイルを形成する下コイルの第3配線53が重なる。一つの積層コイルを形成する上コイルの第4配線54と一つの積層コイルを形成する下コイルの第4配線54が重なる。このように、1つの積層コイル内で、平行配線6の重なり方と垂直配線5の重なり方が異なる。平行配線6の重複の数は垂直配線5の重複の数より多い。重なっている平行配線6の数は、重なっている垂直配線5の数より多い。重なっている平行配線群6gの数は、重なっている垂直配線群5gの数より多い。重なっている平行配線6の数は重なっている垂直配線5の数の倍である。図2(E)の例では、2つの平行配線6が重なっていて、垂直配線5は重なってない。図2(E)の例では、重なっている平行配線6の数は2であって、重なっている垂直配線5の数は1である。そして、垂直配線5の厚みt1は平行配線6の厚みt4より大きい。そのため、1つの積層コイル内で、重なっている平行配線6の厚みの和と重なっている垂直配線5の厚みの和が略等しい。重なっている平行配線群6gの厚みの和と重なっている垂直配線群5gの厚みの和が略等しい。従って、コイル基板201を巻くことで製造されるモータ用コイル基板20の表面の凹凸を小さくすることができる。モータ用コイル基板20の真円度を高くすることができる。モータ用コイル基板20がスムーズに回転する。モータ用コイル基板20が回転する時、エネルギーの損失を小さくすることができる。偏心が発生し難い。
図2(D)と図2(E)に示されるように、一つの積層コイルを形成する上コイルの垂直配線5と一つの積層コイルを形成する下コイルの垂直配線5は重ならない。一つの積層コイルを形成する上コイルの第3配線53と一つの積層コイルを形成する下コイルの第3配線53が重なる。一つの積層コイルを形成する上コイルの第4配線54と一つの積層コイルを形成する下コイルの第4配線54が重なる。このように、1つの積層コイル内で、平行配線6の重なり方と垂直配線5の重なり方が異なる。平行配線6の重複の数は垂直配線5の重複の数より多い。重なっている平行配線6の数は、重なっている垂直配線5の数より多い。重なっている平行配線群6gの数は、重なっている垂直配線群5gの数より多い。重なっている平行配線6の数は重なっている垂直配線5の数の倍である。図2(E)の例では、2つの平行配線6が重なっていて、垂直配線5は重なってない。図2(E)の例では、重なっている平行配線6の数は2であって、重なっている垂直配線5の数は1である。そして、垂直配線5の厚みt1は平行配線6の厚みt4より大きい。そのため、1つの積層コイル内で、重なっている平行配線6の厚みの和と重なっている垂直配線5の厚みの和が略等しい。重なっている平行配線群6gの厚みの和と重なっている垂直配線群5gの厚みの和が略等しい。従って、コイル基板201を巻くことで製造されるモータ用コイル基板20の表面の凹凸を小さくすることができる。モータ用コイル基板20の真円度を高くすることができる。モータ用コイル基板20がスムーズに回転する。モータ用コイル基板20が回転する時、エネルギーの損失を小さくすることができる。偏心が発生し難い。
5 垂直配線
6 平行配線
20 モータ用コイル基板
22 フレキシブル基板
51 第1配線
52 第2配線
53 第3配線
54 第4配線
201 コイル基板
C コイル
CF 第1面上コイル
CS 第2面上コイル
SC 中央スペース
w 配線
6 平行配線
20 モータ用コイル基板
22 フレキシブル基板
51 第1配線
52 第2配線
53 第3配線
54 第4配線
201 コイル基板
C コイル
CF 第1面上コイル
CS 第2面上コイル
SC 中央スペース
w 配線
Claims (11)
- 一端と前記一端と反対側の他端とを有するフレキシブル基板と、
前記フレキシブル基板上に形成されている複数のコイル、とを有するコイル基板であって、
前記コイルは、前記一端と前記他端との間にほぼ一列に配置されていて、前記一端から前記他端に向かう方向は行方向であって、前記コイルのそれぞれは、中央スペースと前記中央スペースを囲む配線で形成されていて、前記コイルを形成する前記配線は前記行方向に略平行な配線(平行配線)と前記行方向に略垂直な配線(垂直配線)を含み、前記垂直配線の厚みは前記平行配線の厚みより厚い。 - 請求項1のコイル基板であって、前記垂直配線の長さと前記中央スペースの長さは、ほぼ、同じである。
- 請求項1のコイル基板であって、前記配線は第1配線と第2配線と第3配線と第4配線を含み、前記第1配線と前記第2配線は前記垂直配線であって、前記第3配線と前記第4配線は前記平行配線であって、前記第1配線と前記第2配線は、上端と前記上端と反対側の下端を有し、前記第3配線は前記第1配線の前記上端と前記第2配線の前記上端とを電気的に接続し、前記第4配線は前記第1配線の前記下端と前記第2配線の前記下端とを電気的に接続し、前記第1配線と前記第2配線は前記中央スペースを介して向かい合っていて、前記第3配線と前記第4配線は前記中央スペースを介して向かい合っている。
- 請求項3のコイル基板であって、前記コイルの平面形状は、略矩形である。
- 請求項1のコイル基板であって、前記コイルは、U相コイルとV相コイルとW相コイルを有する。
- 請求項1のコイル基板を巻くことで製造されるモータ用コイル基板であって、
前記モータ用コイル基板が磁石の周りに配置され、前記モータ用コイル基板と前記磁石でモータが形成されると、前記モータの回転方向と前記垂直配線との間の角度は略90度である。 - 請求項6のモータ用コイル基板であって、1つの前記コイル(下コイル)の前記中央スペース上に他の前記コイル(上コイル)の前記垂直配線が位置する。
- 請求項7のモータ用コイル基板であって、前記下コイルの前記平行配線上に前記上コイルの前記平行配線が位置する。
- 請求項7のモータ用コイル基板であって、前記フレキシブル基板は内周のフレキシブル基板と前記内周のフレキシブルから延びている外周のフレキシブル基板を含み、前記外周のフレキシブル基板は前記内周のフレキシブル基板の周りに巻かれていて、前記下コイルは前記内周のフレキシブル上に形成されていて、前記上コイルは前記外周のフレキシブル基板上に形成されている。
- 請求項9のモータ用コイル基板であって、前記下コイルの前記平行配線上に前記上コイルの前記平行配線が位置する。
- 請求項1のモータ用コイル基板であって、前記垂直配線の厚みは、前記平行配線の厚みのほぼ2倍である。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020141405A JP2022037328A (ja) | 2020-08-25 | 2020-08-25 | コイル基板とモータ用コイル基板 |
US17/407,900 US11557932B2 (en) | 2020-08-25 | 2021-08-20 | Coil substrate and motor coil substrate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020141405A JP2022037328A (ja) | 2020-08-25 | 2020-08-25 | コイル基板とモータ用コイル基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022037328A true JP2022037328A (ja) | 2022-03-09 |
Family
ID=80359110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020141405A Pending JP2022037328A (ja) | 2020-08-25 | 2020-08-25 | コイル基板とモータ用コイル基板 |
Country Status (2)
Country | Link |
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US (1) | US11557932B2 (ja) |
JP (1) | JP2022037328A (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6894593B2 (en) * | 2003-02-12 | 2005-05-17 | Moog Inc. | Torque motor |
US20110204732A1 (en) * | 2008-10-28 | 2011-08-25 | Hideaki Miyamoto | Linear motor and mobile device having linear motor |
US20110140564A1 (en) * | 2009-12-10 | 2011-06-16 | Ibiden Co., Ltd. | Coil sheet, method for manufacturing coil sheet, coil sheet holder, method for attaching coil sheet, rotator of motor, and motor |
JP2019140762A (ja) | 2018-02-08 | 2019-08-22 | イビデン株式会社 | モータコイル基板 |
JP2020089207A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | イビデン株式会社 | モータ用コイル基板とモータ |
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2020
- 2020-08-25 JP JP2020141405A patent/JP2022037328A/ja active Pending
-
2021
- 2021-08-20 US US17/407,900 patent/US11557932B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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