JP2022032553A - トラッキング検知シール部材及びアース端子ピン付プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】 アース端子ピンを備えたプラグに対して、添着することで、プラグを交換すること無く接続したコンセントにトラッキング現象が発生したら、それを検知して電路を遮断させるトラッキング検知シール部材、及びトラッキング検知シール部材を添着したアース端子ピン付プラグを提供する。【解決手段】 アース端子ピン付プラグ1の、栓刃2及びアース端子ピン3が配置されたプラグ先端面1aの少なくとも栓刃2の間に添着する第1シール4aと、アース端子ピン3に添着する第2シール4bとを有し、第1シール4aから第2シール4bに亘り、1本のフレキシブルな帯状導体5が掛け渡されて成り、当該帯状導体5は第1シール4aに対しては栓刃2の中間位置に配置され且つ表に露出するよう配置される一方、第2シール4bに対してはアース端子ピン3に接触するよう裏面に配置される。【選択図】 図2

Description

本発明はアース端子ピン付プラグに関し、特にプラグを差し込んだコンセントで発生するトラッキング現象を検出する機能を備えたアース端子ピン付プラグ、及びこの機能をプラグに付与するためのトラッキング検知シール部材に関する。
アース電極を備えたコンセント装置において、トラッキング現象の発生を検出する機能を備えたものがある。例えば特許文献1では、一対の受刃の間にトラッキング現象による放電を検出する導電板を配置し、この導電板をアース電極に接続している。
このように導電板を受刃間に設けることで、トラッキング放電による電流の一部を導電板を介してアース電極に流れ込ませることができ、コンセント装置の上流に設置されている漏電遮断器がこの電流を漏電電流として検知して遮断動作する。結果、トラッキング現象による発熱や発火の防止を可能としている。
特開2001-35599号公報
上記従来のトラッキング検出機能を備えたコンセント装置は、アース電極を備えていれば、導電板を配置するだけでトラッキング現象による放電が発生したら電路を遮断でき、簡易な構成で危険な状態となるのを防止できた。
しかしながら、コンセントに導電板を組み込んだ構造であるため、従来のコンセントは使えず、導電板を備えた専用のコンセントに交換しなければならなかった。
一方、トラッキング現象の検出は、コンセントにプラグを差し込むことで発生するため、コンセントでは無くプラグ側にトラッキングを検知する機能を設けても良いが、この場合もコンセントと同様に導電板を組み込む等の構造変更を伴うため、専用のプラグに交換しなければならなかった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、アース端子ピンを備えたプラグに対して、添着することで、プラグを交換すること無く接続したコンセントにトラッキング現象が発生したら、それを検知して電路を遮断させるトラッキング検知シール部材、及びトラッキング検知シール部材を添着したアース端子ピン付プラグを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明に係るトラッキング検知シール部材は、アース端子ピン付プラグの、一対の栓刃及びアース端子ピンが配置されたプラグ先端面の少なくとも栓刃の間に添着する第1シールと、アース端子ピンに添着する第2シールとを有し、第1シールから第2シールに亘り、1本のフレキシブルな帯状導体が掛け渡されて成り、当該帯状導体は、第1シールに対して栓刃の中間位置に配置され、且つ少なくとも一部が表に露出するよう配置されている一方、第2シールに対してアース端子ピンに接触するよう裏面に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、栓刃の間となる部位に帯状導体を配置した第1シールをプラグ先端面に添着すると共に、第2シールをアース端子ピンに添着すれば、栓刃間からアース端子ピンにかけて1本の帯状導体が配置される。よって、プラグを交換すること無く、トラッキング放電が発生したら、その放電電流の一部をアース端子ピンを介してコンセントに流し込むことができる。結果、コンセントの上流に設置されている漏電遮断器を動作させて電路を遮断させることができ、危険な状態に至るのを防止できる。
また、第1シール及び第2シールに導電性は必要無いため、トラッキング検知シール部材は低コストで作製できる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成において、第1シールは、一対の栓刃を挿通する2つの開口部を有し、プラグ先端面の栓刃の周囲を含む領域に添着されることを特徴とする。
この構成によれば、第1シールは栓刃の周囲を含む領域に添着されるため、安定した接着状態を継続できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の構成において、第2シールは、アース端子ピンのプラグ先端面に近接する根元の周囲に添着されることを特徴とする。
この構成によれば、第2シールの添着部位はアース端子ピンの根元であるため、コンセントに挿入されてもコンセント側の端子金具により損傷し難く添着状態を維持できる。
請求項4の発明は、一対の栓刃とアース端子ピンを備え、アース電極付コンセントに接続するアース端子ピン付プラグであって、請求項1乃至3の何れかに記載のトラッキング検知シール部材が添着されて成り、接続したアース電極付コンセントにおいてトラッキング放電が発生したら、トラッキング放電に伴う電流の一部を帯状導体を介してアース電極に流すことを特徴とする。
この構成によれば、トラッキングによる放電がコンセントの受刃間、即ちコンセントに接続されているプラグの栓刃間で発生したら、その電流がアース端子ピンを介してコンセントのアース電極に流れ込む。結果、分電盤の漏電遮断器が遮断動作するため、トラッキング放電による火災の発生を防止できる。
そして、トラッキング検知シール部材を添着して作製されるため、既存のアース端子ピン付プラグを使用でき専用プラグに交換する必要が無い。
本発明によれば、第1シールをプラグ先端面に添着すると共に、第2シールをアース端子ピンに添着すれば、栓刃間からアース端子ピンにかけて1本の帯状導体が配置される。よって、プラグを交換すること無く、トラッキング放電が発生したら、その放電電流の一部をアース端子ピンを介してコンセントに流し込むことができる。結果、コンセントの上流に設置されている漏電遮断器を動作させて電路を遮断させることができ、危険な状態に至るのを防止できる。
また、第1シール及び第2シールに導電性は必要無いため、トラッキング検知シール部材は低コストで作製できる。
本発明に係るアース端子付プラグの一例を示す斜視図である。 アース端子付プラグの正面図である。 アース端子付プラグのトラッキング検知シール部材を分離した斜視図である。 トラッキング検知シール部分の展開図である。 アース端子付プラグが接続されるコンセントの説明図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1~3は本発明に係るアース端子ピン付プラグの一例を示し、図1は斜視図、図2は正面図、図3はトラッキング検知シール部材を分離した斜視図である。
アース端子ピン付プラグ(以下、単に「プラグ」と称する。)1は、一対の栓刃2に加えて、アース端子ピン3をプラグ先端面1aの所定の位置に備えている。そして、このプラグ先端面1aには、帯状導体5を備えたトラッキング検知シール部材(以下、単に「シール部材」と称する。)4が添着されている。
図4はシール部材4の展開図を示している。シール部材4は合成樹脂から成り、図4に示すように、プラグ先端面1aに添着される第1シール4aと、アース端子ピン3に添着される第2シール4bとを有している。両者は、双方に跨がって配置されている帯状導体5により連結されている。
第1シール4aは、2本の栓刃2のそれぞれを挿通する2つの開口部6を有し、栓刃2の間の領域に加えて両栓刃2の周囲も添着領域とし、広い添着面を備えている。
第2シール4bは、アース端子ピン3を略1周する幅を有する一方、アース端子ピン3の長さ方向には僅かな奥行き(例えば、5mm)を有して形成されている。第1シール4aと第2シール4bとは、1mm程度の短い隙間を介して連結されている。
帯状導体5は、薄肉の銅板で形成され、フレキシブルに形成されている。即ち薄肉の面方向に容易に折り曲がるよう形成されている。この帯状導体5が、第1シール4aから第2シール4bに亘って貼り付けられている。
第1シール4aに対しては、添着面では無い表側に貼り付けられ、栓刃2を挿通する2つの開口部6の間の中間位置に配置され、開口部6に平行(挿通された栓刃2に平行)するように配置されている。
一方、第2シール4bに対しては、添着面である裏面に貼り付けられ、第2シール4bをアース端子ピン3に添着した際に、帯状導体5がアース端子ピン3に接触して電気的に導通するよう構成されている。
図5は、このプラグ1が接続されるコンセント(アース電極付コンセント)11の説明図であり、公知のコンセント11の正面図を示している。図5に示すように、コンセント11は一対のコンセント孔11aとアース端子ピン挿入孔(アース電極)11bを有している。このコンセント11が接続されている電路の上流に設置された分電盤には漏電遮断器(図示せず)が設置されており、アース電極11bに電流が流れたら漏電遮断器が遮断動作する。
上記の如く形成したシール部材4をプラグ1に添着することで、即ち開口部6に栓刃2を挿通して第1シール4aをプラグ先端面1aに添着し、第2シール4bをアース端子ピン3の根元に添着することで、図1に示すプラグ1を得る。
こうして、2つの栓刃2の中間位置において上下に亘り帯状導体5が配置され、且つ帯状導体5は第1シール4aの表側に貼り付けられている。よって、コンセント11に差し込んだプラグ1の栓刃2の間(コンセント孔11aの間)でトラッキング放電が発生したら、その放電が帯状導体5に接触して放電電流の一部が帯状導体5へ流れ込む。
この帯状導体5は、第2シール4bの裏側に貼り付けられていることで、アース端子ピン3と導通しているため、帯状導体5に流れ込んだ放電電流は、アース端子ピン3、コンセント11のアース電極11bを介して、コンセント11の上流に設置されている漏電遮断器に流れて行く。結果、漏電遮断器が漏電発生と認識して遮断動作し、コンセント11への通電が遮断される。
このように、栓刃2の間となる部位に帯状導体5を配置した第1シール4aをプラグ先端面1aに添着すると共に、第2シール4bをアース端子ピン3に添着すれば、栓刃2間からアース端子ピン3にかけて1本の帯状導体5が配置される。よって、プラグ1を交換すること無く、トラッキング放電が発生したら、その放電電流の一部をアース端子ピン3を介してコンセント11のアース電極11bに流し込むことができる。結果、コンセント11の上流に設置されている漏電遮断器を動作させて電路を遮断させることができ、トラッキング放電による火災の発生を防止できる。
また、第1シール4a及び第2シール4bに導電性は必要無いため、シール部材4は低コストで作製できるし、第1シール4aは栓刃2の周囲を含む領域に添着されるため、安定した接着状態を継続できる。
更に、既存のアース端子ピン付プラグにシール部材4を添着することで、本発明のアース端子ピン付プラグ1とすることができ、既存のプラグを専用プラグに交換する必要が無い。
尚、上記実施形態は、第1シール4aに対して表側に帯状導体5を貼り付けているが、所定の条件を満たせば裏側に貼り付けても良い。例えば、第1シール4aの帯状導体5を貼り付けた部位に複数の孔を穿設すれば、帯状導体5の複数箇所が露出するため、トラッキング放電に接触させることが可能となり、表側に貼り付けた場合と同様に機能させることができる。
また、第1シール4aをプラグ先端面1aのほぼ全域に亘る大きさとしているが、栓刃2の間のみ添着する大きさであって良い。
1・・アース端子ピン付プラグ、1a・・プラグ先端面、2・・栓刃、3・・アース端子ピン、4・・トラッキング検知シール部材、4a・・第1シール、4b・・第2シール、5・・帯状導体、6・・開口部、11・・コンセント(アース電極付コンセント)。

Claims (4)

  1. アース端子ピン付プラグの、一対の栓刃及びアース端子ピンが配置されたプラグ先端面の少なくとも栓刃の間に添着する第1シールと、
    前記アース端子ピンに添着する第2シールとを有し、
    前記第1シールから前記第2シールに亘り、1本のフレキシブルな帯状導体が掛け渡されて成り、
    当該帯状導体は、前記第1シールに対して前記栓刃の中間位置に配置され、且つ少なくとも一部が表に露出するよう配置されている一方、前記第2シールに対してアース端子ピンに接触するよう裏面に配置されていることを特徴とするトラッキング検知シール部材。
  2. 前記第1シールは、一対の栓刃を挿通する2つの開口部を有し、前記プラグ先端面の栓刃の周囲を含む領域に添着されることを特徴とする請求項1記載のトラッキング検知シール部材。
  3. 前記第2シールは、前記アース端子ピンの前記プラグ先端面に近接する根元の周囲に添着されることを特徴とする請求項1又は2記載のトラッキング検知シール部材。
  4. 一対の栓刃とアース端子ピンを備え、アース電極付コンセントに接続するアース端子ピン付プラグであって、
    請求項1乃至3の何れかに記載のトラッキング検知シール部材が添着されて成り、
    接続した前記アース電極付コンセントにおいてトラッキング放電が発生したら、トラッキング放電に伴う電流の一部を前記帯状導体を介して前記アース電極に流すことを特徴とするアース端子ピン付プラグ。
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