JP2001035343A - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

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JP2001035343A
JP2001035343A JP11209000A JP20900099A JP2001035343A JP 2001035343 A JP2001035343 A JP 2001035343A JP 11209000 A JP11209000 A JP 11209000A JP 20900099 A JP20900099 A JP 20900099A JP 2001035343 A JP2001035343 A JP 2001035343A
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和志 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次導体と漏電検出回路部、および、漏電検
出回路部と零相変流器を電気的に接続する接続用部品を
削減するとともに、配線作業が容易な漏電遮断器を得
る。 【解決手段】 一次導体22が貫通され主回路電路の零
相電流を検出する零相変流器23と、この零相変流器の
出力信号により主回路電路の漏電を判別する漏電検出回
路及びこの漏電検出回路を収容するケース27を有する
漏電検出回路部25と、漏電検出回路の出力信号により
作動し主回路電路を遮断する遮断機構と、一次導体、零
相変流器、漏電検出回路部、及び遮断機構等を収容する
筐体10とを備えた漏電遮断器において、一次導体22
に押圧されるように漏電検出回路部25に電源端子28
設け、一次導体から漏電検出回路に電力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電路に漏電
や地絡が発生したときに、その電路を遮断する漏電遮断
器に係り、特に漏電遮断器内部の配線および組立の簡略
化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば特開平3−23382
4号公報に示された従来の漏電遮断器の漏電検出部を示
す分解斜視図である。図において、1は主回路電路を形
成する負荷側端子、2は主回路電路に過電流が流れたと
きに漏電遮断器の引外しを行なう過電流引外し機構であ
る。3は零相変流器であり、零相電流検出用コイルが巻
線されたコアー(図示せず)が専用のケースに収容さ
れ、複数の端子またはリード線(図示せず)が口出しさ
れている。4は負荷側端子1と一体に形成された一次導
体であり、零相変流器3の貫通孔3aに貫通されてい
る。5はプリント回路板であり、零相変流器3の二次出
力信号により漏電を判別する漏電検出回路5aが実装さ
れている。
【0003】6はコネクタであり、プリント回路板5に
対し、零相変流器3、一次導体4および漏電引外し信号
により作動する電磁引外し装置(図示せず)と電気的接
続を行なうもので、それぞれのユニットに、複数のワイ
ヤーハーネス7を経由して接続されている。8はプリン
ト回路板5を収容するケースであり、遮断時に発生する
溶融物の飛散からプリント回路板5を保護すると同時
に、プリント回路板5を固定する。
【0004】次に従来の漏電遮断器の動作について説明
する。先ず、主回路電路に漏電が発生すると、主回路電
路に接続された一次導体4に不平衡電流が流れ、磁気的
に結合された零相変流器3の二次側に出力が誘起され
る。この零相変流器3に誘起された二次側出力は、コネ
クタ6およびワイヤーハーネス7を経由してプリント回
路板5内部の漏電検出回路5aに入力される。
【0005】漏電検出回路5aは電路に発生した漏電電
流が所定の電流値を超えると出力信号を発生し、コネク
タ6およびワイヤーハーネス7を経由して電磁引外し装
置(図示せず)を励磁させ、漏電遮断器の遮断機構を作
動させて、主回路電路を遮断する。なお、この漏電検出
回路5aは一般的に増幅器および比較器などで構成され
ており、この動作には電気的エネルギーを要する。従っ
て、この電気的エネルギーが主回路電路より供給される
ように、主回路電路に接続されている一次導体4に対
し、前記と同様にコネクタ6およびワイヤーハーネス7
を経由してプリント回路板5が接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の漏電遮断器は、
プリント回路板5、一次導体4、零相変流器3、および
電磁引外し装置(図示せず)の電気的接続を、複数のワ
イヤーハーネス7およびコネクタ6を経由して行なって
いる。従って、複数のワイヤーハーネス7およびコネク
タ6等の接続用部品が必要となるだけでなく、これらの
収容スペースが必要になるとともに、ワイヤーハーネス
7に可撓性があるために、ワイヤーハーネス7の形状を
適正に整形して組立てなければならず、組立作業時間が
長くなるという問題点があった。
【0007】また、零相変流器3から口出しされた複数
のワイヤーハーネス7は、コネクタ6を介してプリント
回路板5に接続する必要があり、複数の長いワイヤーハ
ーネス7や複数のコネクタ6等の接続用部品が必要であ
るという問題点もあった。
【0008】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、第一の目的は、プリント回路板
と一次導体とを電気的に接続する接続用部品や接続のス
ペースを削減すると共に、漏電検出回路部の固定と同時
に電気的接続を容易に行なうことができる漏電遮断器を
得るものである。
【0009】また、第二の目的は、二つに分割して配設
されたプリント回路板と零相変流器との接続が容易な漏
電遮断器を得るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る漏電遮断
器においては、主回路電路の一部となり主回路電流が通
電される一次導体と、この一次導体が貫通され主回路電
路の零相電流を検出する零相変流器と、この零相変流器
の出力信号により主回路電路の漏電を判別する漏電検出
回路及びこの漏電検出回路を収容するケースを有する漏
電検出回路部と、漏電検出回路の出力信号により作動し
主回路電路を遮断する遮断機構と、一次導体、零相変流
器、漏電検出回路部、及び遮断機構等を収容する筐体と
を備えた漏電遮断器において、一次導体に押圧されるよ
うに漏電検出回路部に設けられ、一次導体から漏電検出
回路に電力を供給する電源端子を備えたものである。
【0011】また、電源端子は、漏電検出回路が実装さ
れたプリント回路板に電気的に接続されたものである
【0012】また、電源端子を一次導体に押圧するばね
を設けたものである。
【0013】また、電源端子はほぼL字状に形成され、
その一端部がプリント回路板に接続され、その他端部が
ばねに押圧されるようにされたものである。
【0014】また、電源端子は、一次導体との接触面に
複数の点接触部を設けたものである。
【0015】また、プリント回路板を零相変流器の両側
に分割して配設し、それぞれのプリント回路板と零相変
流器の出力端子とを接続する平面配線部材を設けたもの
である。
【0016】また、零相変流器の出力端子をピン状に形
成し、この端子を直接平面配線部材に接続したものであ
る。
【0017】さらに、平面配線部材の両端部が分割され
たプリント回路板に接続された状態でプリント回路板を
ケースに収容したとき、平面配線部材及びケースは、零
相変流器の出力端子と接続される平面配線部材の接続部
が零相変流器の出力端子と交差するように形成されたも
のである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1である漏電遮断器の漏電検出部を示す斜
視図である。図2は、図1に示す漏電検出部を備えた漏
電遮断器の内部を示す平面図である。図3は、その正面
断面図である。図4は、この発明の漏電検出部を構成す
る漏電検出回路部を示す斜視図である。図5は、図4に
示す漏電検出回路部の分解斜視図である。図6は、漏電
検出回路部の電源端子を示す斜視図である。図7は、漏
電検出回路部を漏電遮断器へ組込む方法を示す斜視図で
ある。図8は、この発明の一次導体と電源端子の接続状
態を示す側断面図である。図9は、この発明の零相変流
器と漏電検出回路部との接続状態を示す側断面図であ
る。図10は、この発明の平面配線部材を示す平面図で
ある。図11は、この発明の零相変流器を示す斜視図で
ある。
【0019】図2,図3において、10は回路遮断器の
筐体であり、ベース11とカバー12で構成され、いず
れも合成樹脂で形成されている。13はベース11に固
着された電源側端子である。14は固定接触子であり、
固定接点14aが固着されている。15は固定接触子1
4に対向して接離する可動接触子であり、可動接点15
aが固着されている。16は消弧装置であり、複数の消
弧板17を有している。18は可動接触子15に連動さ
れたハンドルである。なお、固定接触子14と、可動接
触子15と、消弧装置16と、ハンドル18等により漏
電遮断器の遮断機構部が構成されている。19は主回路
電路に漏電が発生した時に、漏電遮断器を引き外しする
電磁引外し装置である。
【0020】20は負荷側端子、21は主回路電路に過
電流が流れた時、電路の引外しを行なう過電流引外し機
構である。22は一次導体であり、図1に示すように、
一端は負荷側端子20と一体に形成され、後述する零相
変流器23の前後で所定の形状に折り曲げられて零相変
流器23の貫通孔23a(図11に示す)を貫通すると
ともに、他端は過電流引外し機構21に接続されてい
る。24は一次導体22を絶縁するインシュレータであ
る。
【0021】25は、漏電検出回路部であり、図4およ
び図5にその構成を示す。26は零相変流器23の二次
出力信号により漏電を判別する漏電検出回路を有したプ
リント回路板であり、2枚に分割され、後記するケース
27に収容されている。このプリント回路板26には、
漏電検出回路を構成する各種の電子部品が実装されてい
るが、図示を省略している。27はプリント回路板26
を収容する合成樹脂製のケースであり、左右にそれぞれ
プリント回路板収容室27aを有し、一次導体22等の
主回路通電部との絶縁を行うとともに、遮断時に発生す
る溶融物の飛散からプリント回路板26および電子部品
を保護する。
【0022】また、プリント回路板26には、図5に示
すように、一次導体22等の主回路通電部から漏電検出
回路に電力を供給する一対の電源端子28と、左右のプ
リント回路板26と零相変流器23との接続を行なうフ
レキシブルプリント配線板すなわち第一の平面配線部材
29と、プリント回路板26と電磁引外し装置19(図
1に示す)とを接続する第二の平面配線部材30が装着
されている。
【0023】電源端子28は、図6(a)に示す様に、
銅板を折り曲げてほぼL字状に形成され、プリント回路
板26に取付ける固定端28aと、一次導体22と電気
的に接触する接触面28bとで構成されている。固定端
28aは、プリント回路板26に設けられたランド26
a(図8に示す)に半田付け等により接続されることに
より、プリント回路板26内の漏電検出回路と電気的に
接続される。また、電源端子28は、図8に示すよう
に、ケース27に形成されたポスト27bの内部に挿着
されたばね31により、その接触面28bが一次導体2
2に弾力的に押圧され、一次導体22と電源端子28と
の電気的接触を良好に保っている。
【0024】また、電源端子28の接触面28bは、図
6(b)または図6(c)に示すように複数の点接触部
を形成することにより、電源端子28と一次導体22と
の電気的接触の信頼性を向上させることができる。図6
(b)に示す電源端子28は、接触面28bに複数の小
さい打出し部を設けたものであり、接触部分の接触圧力
を上げて接触の安定を図ったものである。図6(c)に
示す電源端子28は、接触面28bに複数の鋭角な切り
起こし部を設けたものである。なお、図4,図5,図7
および図8に示す電源端子28は、図6(a)に示す複
数の小さい打出し部を設けたものである。
【0025】次に、第一の平面配線部材29および零相
変流器23の構成と、両者の接続方法を図9〜図11に
基づき説明する。第一の平面配線部材29は、図10に
示すように、周知の可撓性を有する絶縁シート29a
と、この絶縁シート29aに配設され電気信号を伝える
パターン29bと、パターン29bに接続された複数の
ピン29cで構成されている。29dは複数の貫通孔で
あり、後述する零相変流器23の一端面23gから突出
するように設けられたピン形の出力端子23b(図10
に示す)に対向する位置に穿設されている。
【0026】29eは貫通孔29dの周囲に隣接して設
けられた半田付け用の接続部すなわちランドであり、図
9に示すように、零相変流器23の出力端子23bに半
田付けすることにより電気的に接続される。なお、出力
端子23bは、零相変流器23の二次巻線及び三次巻線
23dの巻線口出し部と接続されている。
【0027】図9に示す23cは零相変流器23のコ
ア、23dはコア23cの外周に巻かれた二次巻線及び
三次巻線、23eは二次巻線及び三次巻線23dを絶縁
および固定する充填材、23fは零相変流器23の外郭
となる合成樹脂製のケースである。零相変流器23の外
観構造は、図11に示すとおりであり、平面状の一端部
23gから複数の出力端子23bが突出している。
【0028】次に、ケース27に収容されたプリント回
路板26と零相変流器23とを接続する方法を、図4お
よび図5に基づき説明する。図5に示す左右のプリント
回路板26に接続された第一の平面配線部材29を、ケ
ース27に組込むには、先ず、プリント回路板26のポ
スト挿入孔26aにケース27のポスト27bを挿入す
る。次に、プリント回路板26を挿入する過程におい
て、ランド29eの延長上の端部29fを、図4に示す
ように湾曲させて、端部29f(破線で示す)をケース
27に設けられた案内壁27cの下方に挿入する。これ
により、ランド29eの貫通孔29dの方向が出力端子
23bと交差して、出力端子23bを容易に挿入できる
方向に配設することができ、漏電検出回路部25が完成
する。
【0029】次に、図7に示すように、この漏電検出回
路部25をベース11に組込まれた零相変流器23の上
方から挿入すると、零相変流器23の出力端子23bと
第一の平面配線部材29に設けられたランド29eの貫
通孔29dとの位置が合致しているので、貫通孔29d
に出力端子23bを通して、出力端子23bをランド2
9eに半田付けすることにより、零相変流器23と漏電
検出回路部25とが電気的に容易に接続できる。
【0030】図2及び図3に示す32は漏電検出の感度
を切換える感度切換装置、33は漏電動作を確認するた
めのテストスイッチである。電磁引外し装置19と、感
度切換装置32およびテストスイッチ33は一体に組立
てられており、この電気信号はコネクタ34および第二
の平面配線部材30を介して、プリント回路板26(図
4に示す)に伝達されている。
【0031】上記のように構成された漏電遮断器におい
ては、図7に示すように、一次導体22、零相変流器2
3、および過電流引外し機構21等が組込まれたベース
11に、漏電検出回路部25を矢印方向に組込むと、図
8に示すように、プリント回路板26に取付けられた一
対の電源端子28の接触面28bが、左右極の一次導体
22の内側の平面部22bに接触し、ばね31により押
圧される。
【0032】この実施の形態1の構成によれば、漏電検
出回路部25を零相変流器23の上方から漏電検出回路
部25の両側に設けられた空間部に挿着するだけで、一
次導体22と電源端子28との電気的接続が完了するた
め、従来装置のような複数のワイヤーハーネスやコネク
タ等の接続用部品が不要となり、構造も簡素化でき、組
立作業時間を大幅に短縮できる。なお、この実施の形態
1では一次導体22と電源端子28とを電気的に接続す
るようにしたが、一次導体22と一体に形成された負荷
側端子20等の導電部と電源端子28とを電気的に接続
するようにしてもよい。
【0033】また、電源端子28は、その固定端28a
をプリント回路板26上に設けられたランド26aに直
接取付けることができるので、フロー半田(デップ半
田)等の自動半田の作業工程で電子部品の半田付けと同
時に半田付けでき、作業工数が削減できる。なお、電源
端子28の固定端28aの先端形状を図6(a)に示す
ように、異方向に軽く曲げておくことにより半田付け時
の浮上がりや傾きを防止することができる。
【0034】なお、上記の実施の形態1では、電源端子
28と一次導体22の電気的な接触を良好に保つため
に、ばね31を設けて押圧しているが、電源端子28を
例えばリン青銅板等の弾力性のある材料で形成すれば、
ばね31は不要となる。しかし、電源端子28の固定端
28aの半田付け部に応力が掛かりやすく、クラックの
原因となる可能性もある為、電源端子28自体に弾力性
を持たせない方が信頼性が向上する。
【0035】また、電源端子28は弾力性があると意図
的な整形が困難となり、形状によってはプリント回路板
26への取付けが難しくなることがある。従って、電源
端子28自体に弾力性を持たせない場合には、容易に電
源端子28を整形することが可能となる為、プリント回
路板26に取付け後に所定の形状に整形することによ
り、プリント回路板26への実装を容易にすることがで
きる。
【0036】また、電源端子28の接触面28bとし
て、図6(b)または図6(c)に示すような複数の点
接触部を設けることにより、電源端子28と一次導体2
2との接触部分の接触圧力を上げて接触の安定を図るこ
とにより、電気的接触の信頼性を向上させることができ
る。また、図6(c)に示す起こし部を設けたものは対
向する一次導体22のメッキ層に鋭角な切り起こし部が
深く食い込み、外部から侵入してくる腐食性ガスに対す
る耐久性を向上させることができる。
【0037】さらに、この電源端子28の接触面28b
にグリースを塗布すれば、腐食性ガスから接触部を保護
することができるだけでなく、微摺動が原因の接触不良
現象であるフレッティング腐食を防止することが可能で
ある。
【0038】また、プリント回路板26を2つに分割
し、ケース27のプリント回路板収容部27aに装着さ
れた各々のプリント回路板26を、零相変流器23の両
側の空間部に収容するように構成し、上記の1個の第一
の平面配線部材29を用いて、零相変流器23および左
右に分割された各々のプリント回路板26間の3部品を
電気的に接続することにより、従来装置のような複数の
長いワイヤーハーネス7や複数のコネクタ6等の接続用
部品が不要になり、配線作業を大幅に簡略化できる。ま
た、配線作業を増やすことなく漏電遮断器内の限られた
スペース内に、効率良く漏電検出部25を収容すること
ができる。
【0039】さらに、零相変流器23の各巻線の口出し
端子をピン形の出力端子23bとして、零相変流器23
の一端面23gすなわちベース11の開口部側に配設す
ると共に、この出力端子23bに対向する位置に第一の
平面配線部材29上に設けたランド29eの貫通孔29
dを配設し、かつ、貫通孔29dが零相変流器23の出
力端子23bと交差する方向となるようにランド29e
をケース27の案内壁27cの下に挿入し整形しなが
ら、プリント回路板26および電源端子28をケース2
7に収容して漏電検出回路部25を構成する。
【0040】そうして、図7に示すように、漏電検出回
路部25をベース11の所定の位置に収容するだけで、
零相変流器23の出力端子23bと第一の平面配線部材
29に設けた貫通孔29dの位置が合致し、貫通孔29
dに出力端子23bを通してランド29eに半田付けす
れば、零相変流器23とプリント回路板26の接続が完
了するため、従来装置のような複数の長いワイヤーハー
ネス7や複数のコネクタ6等の接続用部品が不要にな
り、配線作業を大幅に簡略化できる。
【0041】この実施の形態1では、零相変流器23の
一端面23gに設けられた出力端子23bを第一の平面
配線部材29のランド29cの貫通孔29dに挿入して
半田付けする構成について説明したが、接触抵抗が安定
すれば必ずしも半田付けする必要はなく、また、出力端
子23bの替わりに平面的な端子を設け、第一の平面配
線部材29のランド29cが、直接平面で接触するよう
にしてもよい。
【0042】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0043】一次導体に押圧されるように漏電検出回路
部に設けられ、一次導体から漏電検出回路に電力を供給
する電源端子を備えたことにより、一次導体に接続され
た主回路通電部と、漏電検出回路に取り付けられた電源
端子とが直接電気的に接続されるので、複数のワイヤー
ハーネスやコネクタ等の接続用部品が不要となり、構造
も簡素化でき、組立作業時間を大幅に短縮できる。
【0044】また、電源端子を漏電検出回路が実装され
たプリント回路板に接続することにより、電子部品の半
田付け工程と同時に半田付けでき、組立作業時間を短縮
できる。
【0045】また、電源端子を一次導体に押圧するばね
を設けることにより、電源端子として弾力性が少なく容
易に変形可能な材料及び形状に形成できるとともに、プ
リント回路板に半田付け後に所定の形状に変形させるこ
とができるので、プリント回路板への取付けが容易にな
る。
【0046】また、電源端子はほぼL字状に形成され、
その一端部がプリント回路板に接続され、その他端部が
ばねに押圧されるように構成することにより、漏電検出
回路部と一次端子との電気的接続が確実で容易になる。
【0047】また、電源端子の一次導体との接触面に複
数の点接触部を設けることにより、電気的接触の信頼性
が向上する。
【0048】また、プリント回路板を零相変流器の両側
に分割して配設し、それぞれのプリント回路板と零相変
流器の出力端子を一個の平面配線部材で接続することに
より、複数のワイヤーハーネスやコネクタ等の接続用部
品が不要となり、構造も簡素化でき、組立作業時間を大
幅に短縮できるとともに、漏電検出部の省スペース化が
図れる。
【0049】また、零相変流器の出力端子をピン状に形
成し、この出力端子を平面配線部材に直接接続するよう
にしたので、ワイヤーハーネスやコネクタ等の接続用部
品が不要になる。
【0050】さらにまた、平面配線部材の両端部が分割
されたプリント回路板に接続された状態でプリント回路
板をケースに収容したとき、平面配線部材及びケース
を、零相変流器の出力端子と接続される平面配線部材の
接続部が零相変流器の出力端子と交差するように形成す
ることにより、零相変流器と平面配線部材との接続が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である漏電遮断器の
漏電検出部を示す斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の漏電遮断器を示す
平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の漏電遮断器を示す
正面断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1の漏電検出部を構成
する漏電検出回路部を示す斜視図である。
【図5】 図4に示す漏電検出回路部の分解斜視図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態1の電源端子を示す斜
視図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の漏電検出回路部を
漏電遮断器へ組込む方法を示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態1の一次導体と電源端
子の接続状態を示す側断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態1の零相変流器と漏電
検出部との接続状態を示す側断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態1の平面配線部材を
示す平面図である。
【図11】この発明の実施の形態1の零相変流器を示す
斜視図である。
【図12】 従来の漏電遮断器の漏電検出部を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
10 筐体、22 一次導体、23 零相変流器、23
b 出力端子、25 漏電検出回路部、26 プリント
回路板、27 ケース、28 電源端子、28b 接触
面、29 第一の平面配線部材、29d 貫通孔、29
e ランド、30 第二の平面配線部材、31 ばね。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主回路電路の一部となり主回路電流が通
    電される一次導体と、この一次導体が貫通され上記主回
    路電路の零相電流を検出する零相変流器と、この零相変
    流器の出力信号により上記主回路電路の漏電を判別する
    漏電検出回路及びこの漏電検出回路を収容するケースを
    有する漏電検出回路部と、上記漏電検出回路の出力信号
    により作動し上記主回路電路を遮断する遮断機構と、上
    記一次導体、零相変流器、漏電検出回路部、及び遮断機
    構等を収容する筐体とを備えた漏電遮断器において、上
    記一次導体に押圧されるように上記漏電検出回路部に設
    けられ、上記一次導体から上記漏電検出回路に電力を供
    給する電源端子を備えたことを特徴とする漏電遮断器。
  2. 【請求項2】 電源端子は、漏電検出回路が実装された
    プリント回路板に電気的に接続されたものであることを
    特徴とする請求項1記載の漏電遮断器。
  3. 【請求項3】 電源端子を一次導体に押圧するばねを設
    けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の漏
    電遮断器。
  4. 【請求項4】 電源端子はL字状に形成され、その一端
    部がプリント回路板に接続され、その他端部がばねに押
    圧されるようにされたことを特徴とする請求項3記載の
    漏電遮断器。
  5. 【請求項5】 電源端子は、一次導体との接触面に複数
    の点接触部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載の漏電遮断器。
  6. 【請求項6】 プリント回路板を零相変流器の両側に分
    割して配設し、それぞれのプリント回路板と上記零相変
    流器の出力端子とを接続する平面配線部材を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の漏電
    遮断器。
  7. 【請求項7】 零相変流器の出力端子をピン状に形成
    し、この出力端子を直接平面配線部材に接続したことを
    特徴とする請求項6記載の漏電遮断器。
  8. 【請求項8】 平面配線部材の両端部が分割されたプリ
    ント回路板に接続された状態で上記プリント回路板をケ
    ースに収容したとき、上記平面配線部材及び上記ケース
    は、零相変流器の出力端子と接続される上記平面配線部
    材の接続部が上記零相変流器の出力端子と交差するよう
    に形成されたことを特徴とする請求項6または請求項7
    記載の漏電遮断器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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