JP2022030395A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像データを処理するプロセッサーおよびその周辺装置の性能が低い場合であっても、原稿の重送異常が検出された場合に、画像読取処理のやり直しが必要な原稿のページを特定しやすい情報をユーザーに提示すること。【解決手段】重送検出部18bは、搬送路150において複数の原稿が重なって搬送される重送異常を検出する。異常記録部5dは、搬送原稿読取処理が画像走査装置1xによって実行されている状況下で前記重送異常が検出されたときに、前記重送異常が検出されたページおよびその次の前記重送異常が検出されていないページの読取画像が簡略化された対象簡略画像g1のデータを生成し、前記対象簡略画像g1のデータを揮発性記憶装置52に記憶させる。通知制御部5eは、前記揮発性記憶装置52に記憶されたデータに基づき前記対象簡略画像g1を表示装置3bに表示させる。【選択図】図5
Description
本発明は、複数の原稿について搬送原稿読取処理が実行されているときに前記原稿の重送異常を検出可能な画像処理装置に関する。
画像読取装置、複写機または複合機などの画像処理装置は、原稿裁置部に載置された複数の原稿を一枚ずつ搬送路に沿って搬送する原稿搬送装置と、搬送原稿読取処理を実行可能な画像走査装置とを備える。
前記搬送原稿読取処理は、前記搬送路に沿って順次搬送される前記複数の原稿各々から画像を読み取り、読取画像のデータを出力する処理である。また、前記画像処理装置が、前記原稿搬送装置における原稿の重送異常を検出する重送検出部を備える場合がある。
また、スキャナーと通信可能なホストコンピューターが、前記スキャナーによる前記搬送原稿読取処理で得られる複数の読取画像のリストを前記ホストコンピューターの表示装置に表示させ、さらに前記重送異常が検出された前記原稿に対応する前記読取画像を点滅表示させることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、前記画像処理装置が備えるプロセッサーおよび前記プロセッサーの周辺装置の性能が比較的低い場合がある。この場合、前記プロセッサーは、ハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶装置に記憶された前記読取画像のデータにアクセスしつつ前記読取画像を表示装置に表示させる処理を高速で実行できない。
さらに、サイズの大きな前記読取画像のデータを高速アクセスが可能なRAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置に記憶させることも好ましくない。前記揮発性記憶装置の単位容量当たりのコストは高いため、前記プロセッサーの性能が低い場合、前記揮発性記憶装置の容量が小さいことが一般的である。
一方、前記画像処理装置において、前記重送異常が検出された場合に、画像読取処理のやり直しが必要な原稿のページを特定しやすい情報をユーザーに提示することが望まれる。
しかしながら、複数の前記原稿における前記重送異常が検出されたページの画像のみが前記ユーザーに提示されただけでは、前記ユーザーは、前記画像読取処理のやり直しが必要な全ての原稿のページを特定することができない。
例えば、3枚以上の前記原稿が重送されることによって前記重送異常が検出された場合、前記重送異常が検出されたページの画像は、前記画像読取処理のやり直しが必要な全ての原稿のページを特定するための情報を含まない。
本発明の目的は、画像データを処理するプロセッサーおよびその周辺装置の性能が低い場合であっても、原稿の重送異常が検出された場合に、画像読取処理のやり直しが必要な原稿のページを特定しやすい情報をユーザーに提示することができる画像処理装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像処理装置は、原稿搬送装置と、画像走査装置と、重送検出部と、プロセッサーと、前記プロセッサーによりアクセスされる揮発性記憶装置と、を備える。前記プロセッサーは、異常記録部と、通知制御部と、を含む。前記原稿搬送装置は、原稿裁置部に載置された複数の原稿を一枚ずつ搬送路に沿って搬送する。前記画像走査装置は、前記搬送路に沿って順次搬送される前記複数の原稿各々から画像を読み取り、読取画像のデータを出力する搬送原稿読取処理を実行する。前記重送検出部は、前記搬送路において複数の前記原稿が重なって搬送される重送異常を検出する。前記異常記録部は、前記搬送原稿読取処理が実行されている状況下で前記重送異常が検出されたときに、前記重送異常が検出されたページおよびその次の前記重送異常が検出されていないページの前記読取画像が簡略化された対象簡略画像のデータを生成し、前記対象簡略画像のデータを前記揮発性記憶装置に記憶させる。前記通知制御部は、前記揮発性記憶装置に記憶されたデータに基づき前記対象簡略画像を表示装置に表示させる。
本発明によれば、画像データを処理するプロセッサーおよびその周辺装置の性能が低い場合であっても、原稿の重送異常が検出された場合に、画像読取処理のやり直しが必要な原稿のページを特定しやすい情報をユーザーに提示することが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像処理装置10の構成]
実施形態に係る画像処理装置10は、画像読取装置1を備え、画像処理に関するジョブを実行する。画像読取装置1は、原稿91から画像を読み取る画像読取処理を実行する。例えば、画像処理装置10は、複写機、ファクシミリ装置または複合機などである。
実施形態に係る画像処理装置10は、画像読取装置1を備え、画像処理に関するジョブを実行する。画像読取装置1は、原稿91から画像を読み取る画像読取処理を実行する。例えば、画像処理装置10は、複写機、ファクシミリ装置または複合機などである。
本実施形態において、画像処理装置10は、画像読取装置1に加え、プリント装置2,ユーザーインターフェイス装置3、通信装置4および制御装置5などを備える。プリント装置2は、シート92に画像を形成するプリント処理を実行する。プリント装置2は、電子写真方式またはインクジェット方式などの予め定められた方式で前記プリント処理を実行する。
そして、画像処理装置10は、前記プリント処理を含むプリントジョブ、前記画像読取処理および前記プリント処理を含むコピージョブまたは前記画像読取処理を含むスキャンデータ送信ジョブなどの前記ジョブを実行する。
以下の説明において、画像読取装置1の前記画像読取処理によって原稿91から読み取られた画像のことを読取画像と称する。
画像処理装置10は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク80を通じて、複数のホスト装置8と通信可能である。ホスト装置8は、画像処理装置10と通信可能なコンピューターである。
ユーザーインターフェイス装置3は、操作装置3aおよび表示装置3bなどを含む。操作装置3aは、人の操作を受け付ける装置であり、例えば操作ボタンおよびタッチパネルなどを含む。
表示装置3bは、画像およびその他の情報を表示可能な液晶パネルなどの表示パネルを含む。なお、前記人の操作は、人の手による操作の他、人の声による操作または人の目線による操作なども含む。
通信装置4は、ネットワーク80を通じてホスト装置8との間で通信を行う通信インターフェイスデバイスである。制御装置5は、ホスト装置8との間のデータの送信および受信の全てを、通信装置4を通じて行う。
プリント装置2は、前記読取画像のデータ、通信装置4を通じてホスト装置8から受信される前記プリントジョブのデータ、または二次記憶装置53に記憶された保存画像データに基づいて前記プリント処理を実行可能である。
前記プリントジョブにおいて、プリント装置2が、ホスト装置8から得られるデータに基づく前記プリント処理を実行する。また、前記コピージョブにおいて、画像読取装置1が前記画像読取処理を実行し、さらに、プリント装置2が、前記読取画像をシート92に形成する前記プリント処理を実行する。
また、前記スキャンデータ送信ジョブにおいて、画像読取装置1が前記画像読取処理を実行し、さらに、通信装置4が、前記読取画像のデータをホスト装置8へ送信する。
制御装置5は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM52および二次記憶装置53などを含む。
二次記憶装置53は、コンピューター読み取り可能な不揮発性の記憶装置である。二次記憶装置53は、コンピュータープログラムおよび各種のデータを記憶可能である。例えば、SSD(Solid State Drive)およびハードディスクドライブの一方または両方が、二次記憶装置53として採用される。
CPU51は、二次記憶装置53に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、各種のデータ処理および制御を実行するプロセッサーである。なお、DSPなどの他のプロセッサーが、CPU51の代わりに前記データ処理および制御を実行することも考えられる。
RAM52は、コンピューター読み取り可能な揮発性記憶装置である。RAM52は、CPU51によってアクセスされる。RAM52は、CPU51による処理の対象となるデータおよびCPU51によって生成されるデータを一次記憶する。RAM52は、二次記憶装置53よりもデータアクセスの速度が速い。
図2に示されるように画像読取装置1は、本体部101、原稿カバー102、発光部11、複数のミラー12、レンズ13、イメージセンサー14、AFE(Analog Front End)14x、キャリッジ100、ADF(Automatic Documents Feeder)15、コンタクトガラス16、プラテンガラス16xおよび移動機構17などを備える。
コンタクトガラス16、キャリッジ100、発光部11、複数のミラー12、レンズ13およびイメージセンサー14の長手方向は主走査方向D1である。
図2において、図面に向かって奥行方向が主走査方向D1であり、図面に向かって左右の方向が副走査方向D2である。
本体部101は、キャリッジ100および移動機構17を収容する筐体である。コンタクトガラス16およびプラテンガラス16xは、本体部101の上面に配置されている。
キャリッジ100は、発光部11、複数のミラー12、レンズ13およびイメージセンサー14を支持している。移動機構17は、コンタクトガラス16およびプラテンガラス16xの下方において、キャリッジ100を副走査方向D2に沿って移動させる。
発光部11は、原稿91へ向けて光を出射する。発光部11が出射する光は原稿91に反射する。例えば、発光部11は、主走査方向D1に沿って配列された複数のLEDを含むLEDアレイである。
複数のミラー12およびレンズ13は、発光部11から出射された光の反射光をイメージセンサー14へ導く。イメージセンサー14は、前記反射光を受光し、前記反射光の光量を検出する。さらに、イメージセンサー14は、前記反射光の光量の検出結果を表すライン画像信号をAFE14xへ出力する。
AFE14xは、アナログの前記ライン画像信号をデジタルのライン画像データへ変換し、制御装置5へ出力する。原稿91の1ページに対応する複数ライン分の前記ライン画像データが、原稿91の1ページに対応する前記読取画像のデータである。
イメージセンサー14は、原稿91の画像をカラー画像として読み取る。従って、前記読取画像のデータは、赤、緑および青の3色の前記反射光の光量を表すカラー画像のデータである。
図2に示される例において、イメージセンサー14は、CCD(Charge Coupled Device)タイプのセンサーである。なお、発光部11と、C-MOSタイプのイメージセンサー14と、レンズ13とがユニット化されたCIS(Contact Image Sensor)が採用されることも考えられる。この場合、キャリッジ100は前記CISを支持する。
原稿カバー102は、コンタクトガラス16およびプラテンガラス16xの上面を覆う閉位置とコンタクトガラス16およびプラテンガラス16xの上面を開放する開位置との間で変位可能に支持されている。
ADF15は、原稿カバー102に組み込まれている。また、原稿91の搬送路150が、原稿カバー102内に形成されている。搬送路150は、原稿トレイ151から読取位置P1を経由し排出トレイ154に至る原稿91の移動経路である。
ADF15は、原稿カバー102が前記閉位置に存在するときに動作する。ADF15は、原稿トレイ151,送出機構152、複数組の搬送ローラー対153および排出トレイ154を備える。
原稿トレイ151は、複数の原稿91が積載される原稿裁置部の一例である。ADF15は、原稿トレイ151に載置された複数の原稿91を一枚ずつ搬送路150に沿って搬送する原稿搬送装置の一例である。
送出機構152は、原稿トレイ151から原稿91を送り出し、複数組の搬送ローラー対153は、原稿トレイ151から送り出された原稿91を、搬送路150に沿って搬送し、さらに、排出トレイ154へ排出する。
画像読取装置1は、静止原稿読取処理と搬送原稿読取処理と、を選択的に実行可能である。前記静止原稿読取処理は、フラットベッド式の画像読取処理と称される場合がある。また、前記搬送原稿読取処理は、原稿フィード式の画像読取処理と称される場合がある。
前記静止原稿読取処理は、移動機構17がキャリッジ100を移動させることにより、プラテンガラス16x上に載置された原稿91から画像を読み取る処理である。
一方、前記搬送原稿読取処理は、キャリッジ100が読取位置P1に対向する位置に保持された状態で、ADF15によって搬送される原稿91から画像を読み取る処理である。
発光部11、複数のミラー12、レンズ13、イメージセンサー14、AFE14x、キャリッジ100および移動機構17は、画像走査装置1xを構成している。画像走査装置1xは、原稿91から画像を読み取り、前記読取画像のデータを出力する。
また、画像走査装置1xは、ADF15が動作するときに、搬送路150に沿って順次搬送される複数の原稿91各々から画像を読み取り、複数の原稿91に対応する前記読取画像のデータを順次出力する搬送原稿読取処理を実行する。前記搬送原稿読取処理は、前記画像読取処理の一例である。
画像読取装置1は、原稿センサー18aおよび重送センサー18bをさらに備える。原稿センサー18aおよび重送センサー18bの出力は、制御装置5へ伝送される。
原稿センサー18aは、原稿トレイ151上の原稿91を検出する。例えば、原稿91と接触し、原稿91の重みによって作動する接触式センサーが、原稿センサー18aとして採用される。また、非接触式のフォトセンサーが、原稿センサー18aとして採用されてもよい。
重送センサー18bは、搬送路150において複数の原稿91が重なって搬送される異常である重送異常を検出する。重送センサー18bは重送検出部の一例である。
例えば、超音波センサーが重送センサー18bとして採用される。前記超音波センサーは、対向する位置を原稿91が通過するときの超音波の反射波の強度を出力する。制御装置5は、前記反射波の強度により、1枚の原稿91が通過する状況と前記重送異常が生じた状況とを判別する。
また、搬送路150の所定の位置において原稿91を検出するフォトセセンサーなどの物体検出センサーが、重送センサー18bとして採用されてもよい。前記重送異常は、複数の原稿91が搬送方向においてずれて重なった状態で発生することが多い。
制御装置5は、前記物体検出センサーが原稿91を検出し続ける検出継続時間が、予め設定される原稿91のサイズに対応する基準時間よりも長い場合に、前記重送異常が発生したと判定する。
CPU51は、前記コンピュータープログラムの実行により実現される複数の処理モジュールを含む。前記複数の処理モジュールは、主制御部5a、読取制御部5b、プリント制御部5c、異常記録部5dおよび通知制御部5eなどを含む(図3参照)。
主制御部5aは、主として操作装置3aに対する操作および通信装置4によるデータ受信を監視し、操作またはデータ受信を検出したときに、検出内容に応じた処理の開始を制御する。
読取制御部5bは、画像読取装置1を制御することにより画像読取装置1に前記画像読取処理を実行させる。プリント制御部5cは、プリント装置2を制御することにより、プリント装置2に前記プリント処理を実行させる。
異常記録部5dは、前記搬送原稿読取処理の途中で前記重送異常が検出された場合に、前記重送異常に関するデータをRAM52に記録する処理を実行する。通知制御部5eは、異常記録部5dによってRAM52に記録されたデータに基づく情報をユーザーへ通知する処理を実行する。
読取制御部5bは、操作装置3aに対する予め定められたスキャン開始操作またはコピー開始操作が検出されたときに、搬送原稿読取制御または静止原稿読取制御を実行する。読取制御部5bは、原稿トレイ151上の原稿91が原稿センサー18aによって検出されている場合に前記搬送原稿読取制御を実行し、そうでない場合に前記静止原稿読取制御を実行する。
読取制御部5bは、前記搬送原稿読取制御において、原稿トレイ151上の原稿91が原稿センサー18aによって検出されなくなるまでADF15に原稿91を1枚ずつ搬送させる。さらに、読取制御部5bは、前記搬送原稿読取制御において、画像走査装置1xに前記搬送原稿読取処理を実行させる。
一方、読取制御部5bは、前記静止原稿読取制御において、画像走査装置1xに前記静止原稿読取処理を実行させる。
また、前記搬送原稿読取制御または前記静止原稿読取制御が、前記スキャン開始操作に応じて実行される場合、主制御部5aは、画像走査装置1xから出力される前記読取画像のデータを、通信装置4を通じて予め指定されたホスト装置8へ送信する。
また、前記搬送原稿読取制御または前記静止原稿読取制御が、前記コピー開始操作に応じて実行される場合、プリント制御部5cは、画像走査装置1xから出力される前記読取画像のデータに基づく前記プリント処理をプリント装置2に実行させる。
ところで、画像処理装置10が備えるCPU51およびCPU51の周辺装置の性能が比較的低い場合がある。この場合、CPU51は、ハードディスクドライブなどの不揮発性の二次記憶装置53に記憶された前記読取画像のデータにアクセスしつつ前記読取画像を表示装置3bに表示させる処理を高速で実行できない。
さらに、サイズの大きな前記読取画像のデータを高速アクセスが可能なRAM52に記憶させることも好ましくない。RAM52の単位容量当たりのコストは高いため、CPU51の性能が低い場合、RAM52の容量が小さいことが一般的である。
一方、画像処理装置10において、前記搬送原稿読取処理の途中で前記重送異常が検出された場合に、前記画像読取処理のやり直しが必要な原稿91のページを特定しやすい情報をユーザーに提示することが望まれる。
しかしながら、複数の原稿91における前記重送異常が検出されたページの画像のみが前記ユーザーに提示されただけでは、前記ユーザーは、前記画像読取処理のやり直しが必要な全ての原稿91のページを特定することができない。
例えば、3枚以上の原稿91が重送されることによって前記重送異常が検出された場合、前記重送異常が検出されたページの画像は、前記画像読取処理のやり直しが必要な全ての原稿91のページを特定するための情報を含まない。
画像処理装置10において、読取制御部5bは、異常記録部5dおよび通知制御部5eとともに、例えば図4に示される手順で前記搬送原稿読取制御を実行する。これにより、画像データを処理するCPU51およびその周辺装置の性能が低い場合であっても、原稿91の前記重送異常が検出された場合に、前記画像読取処理のやり直しが必要な原稿91のページを特定しやすい情報をユーザーに提示することが可能になる。
[搬送原稿読取制御]
以下、図4に示されるフローチャートを参照しつつ、前記搬送原稿読取制御の手順の一例について説明する。
以下、図4に示されるフローチャートを参照しつつ、前記搬送原稿読取制御の手順の一例について説明する。
以下の説明において、S1,S2,…は、前記搬送原稿読取制御における複数の工程の識別符号を表す。前述したように、前記搬送原稿読取制御は、前記スキャン開始操作または前記コピー開始操作が検出され、かつ、原稿トレイ151上の原稿91が原稿センサー18aによって検出されている場合に実行される。
<工程S1>
まず、工程S1において、読取制御部5bは、ADF15に1枚の原稿91を搬送する処理を実行させ、処理を工程S2へ移行させる。
まず、工程S1において、読取制御部5bは、ADF15に1枚の原稿91を搬送する処理を実行させ、処理を工程S2へ移行させる。
<工程S2>
工程S2において、読取制御部5bは、画像走査装置1xに前記搬送原稿読取処理を実行させ、処理を工程S3へ移行させる。
工程S2において、読取制御部5bは、画像走査装置1xに前記搬送原稿読取処理を実行させ、処理を工程S3へ移行させる。
<工程S3>
工程S3において、読取制御部5bは、前記読取画像のデータを二次記憶装置53に記録し、処理を工程S4へ移行させる。
工程S3において、読取制御部5bは、前記読取画像のデータを二次記憶装置53に記録し、処理を工程S4へ移行させる。
<工程S4>
工程S4において、異常記録部5dが、搬送路150において先頭で搬送されている原稿91についての前記重送異常が重送センサー18bによって検出されたか否かを判定する。
工程S4において、異常記録部5dが、搬送路150において先頭で搬送されている原稿91についての前記重送異常が重送センサー18bによって検出されたか否かを判定する。
そして、異常記録部5dは、前記重送異常が検出されていると判定した場合に処理を工程S5へ移行させ、前記重送異常が検出されていないと判定した場合に処理を工程S6へ移行させる。
以下の説明において、前記重送異常が検出された原稿91のページのことを異常ページと称する。
<工程S5>
工程S5において、異常記録部5dは、前記重送異常が検出されたページの前記読取画像が簡略化された第1対象簡略画像g10のデータを生成する(図5参照)。さらに、異常記録部5dは、第1対象簡略画像g10のデータをRAM52に記録し、処理を工程S8へ移行させる。
工程S5において、異常記録部5dは、前記重送異常が検出されたページの前記読取画像が簡略化された第1対象簡略画像g10のデータを生成する(図5参照)。さらに、異常記録部5dは、第1対象簡略画像g10のデータをRAM52に記録し、処理を工程S8へ移行させる。
例えば、異常記録部5dは、前記重送異常が検出されたページの前記読取画像のデータに対して第1簡略化処理、第2簡略化処理および第3簡略化処理のうちの1つまたは複数を施したデータを第1対象簡略画像g10のデータとして生成する。
前記第1簡略化処理は、カラーの前記読取画像に対応するモノクローム画像を表す画像データを第1対象簡略画像g10のデータとして生成する処理である。
前記第2簡略化処理は、前記読取画像におけるページの先端寄りの一部の領域の画像である先頭領域画像g01および後端寄りの一部の領域の画像である後尾領域画像g02のみを表す画像データを第1対象簡略画像g10のデータとして生成する処理である(図5参照)。
即ち、前記第2簡略化処理が行われる場合、第1対象簡略画像g10のデータは、1ページ分の前記読取画像から中央の一部の領域の画像が省略された残りの画像を表す。
前記第3簡略化処理は、前記読取画像のデータを低解像度化した画像データを第1対象簡略画像g10のデータとして生成する処理である。
前記第1簡略化処理、前記第2簡略化処理および前記第3簡略化処理のうちの1つまたは複数が、前記異常ページの前記読取画像のデータに適用されることにより、データサイズの小さな第1対象簡略画像g10のデータが得られる。そのため、第1対象簡略画像g10のデータによるRAM52のメモリ領域の消費が抑制される。
<工程S6>
工程S6において、異常記録部5dは、搬送路150において先頭で搬送されている原稿91が、前記異常ページの次のページの原稿91である場合に、処理を工程S7へ移行させ、そうでない場合に処理を工程S8へ移行させる。
工程S6において、異常記録部5dは、搬送路150において先頭で搬送されている原稿91が、前記異常ページの次のページの原稿91である場合に、処理を工程S7へ移行させ、そうでない場合に処理を工程S8へ移行させる。
<工程S7>
工程S7において、異常記録部5dは、前記異常ページの次のページの前記読取画像が簡略化された第2対象簡略画像g20のデータを生成する(図5参照)。さらに、異常記録部5dは、第2対象簡略画像g20のデータをRAM52に記録し、処理を工程S8へ移行させる。
工程S7において、異常記録部5dは、前記異常ページの次のページの前記読取画像が簡略化された第2対象簡略画像g20のデータを生成する(図5参照)。さらに、異常記録部5dは、第2対象簡略画像g20のデータをRAM52に記録し、処理を工程S8へ移行させる。
例えば、異常記録部5dは、前記重送異常が検出されたページの次のページの前記読取画像のデータに対して前記第1簡略化処理、前記第2簡略化処理および前記第3簡略化処理のうちの1つまたは複数を施したデータを第2対象簡略画像g20のデータとして生成する。
前記第1簡略化処理、前記第2簡略化処理および前記第3簡略化処理のうちの1つまたは複数が、前記異常ページの次のページの前記読取画像のデータに適用されることにより、データサイズの小さな第2対象簡略画像g20のデータが得られる。そのため、第2対象簡略画像g20のデータによるRAM52のメモリ領域の消費が抑制される。
<工程S8>
工程S8において、読取制御部5bは、原稿トレイ151上の原稿91が原稿センサー18aによって検出されている場合に処理を工程S1へ移行させ、そうでない場合に前記搬送原稿読取制御を終了させる。
工程S8において、読取制御部5bは、原稿トレイ151上の原稿91が原稿センサー18aによって検出されている場合に処理を工程S1へ移行させ、そうでない場合に前記搬送原稿読取制御を終了させる。
なお、工程S2,S3において実行される画像走査装置1xの処理は、搬送路150に沿って順次搬送される複数の原稿91各々から画像を読み取り、前記読取画像のデータを出力する前記搬送原稿読取処理である。
以上に示されるように、異常記録部5dは、前記搬送原稿読取処理が実行されている状況下で重送センサー18bによって前記重送異常が検出されたときに、第1対象簡略画像g10および第2対象簡略画像g20からなる対象簡略画像g1のデータを生成し、対象簡略画像g1のデータをRAM52に記憶させる(工程S5,S7)。
対象簡略画像g1は、前記重送異常が検出されたページおよびその次の前記重送異常が検出されていないページの前記読取画像が簡略化された画像の一例である。
そして、前記搬送原稿読取制御が前記コピー開始操作に応じて実行される場合、プリント制御部5cは、連続プリント制御を実行する。前記連続プリント制御は、前記搬送原稿読取処理により得られる複数ページ分の前記読取画像のデータに基づく複数の前記シートへの前記プリント処理をプリント装置2に実行させる処理である。
但し、プリント制御部5cは、前記搬送原稿読取処理が実行されている状況下で前記重送異常が検出された場合には、前記重送異常が検出されたページの前記読取画像のデータを前記プリント処理の対象から除いて前記連続プリント制御を実行する。これにより、無駄な前記プリント処理の実行が回避される。
一方、通知制御部5eは、前記搬送原稿読取制御が実行されている途中、または、前記搬送原稿読取制御が終了したときに、第1対象簡略画像g10のデータおよびそれに対応する第2対象簡略画像g20のデータがRAM52に記録されている場合に、重送異常通知処理を実行する。
前記重送異常通知処理は、RAM52に記憶された第1対象簡略画像g10のデータおよびそれに対応する第2対象簡略画像g20のデータに基づき対象簡略画像g1を表示装置3bに表示させる処理である(図5参照)。
画像処理装置10が採用されることにより、CPU51の性能が比較的低い場合でも、通知制御部5eは、高速アクセス可能なRAM52に記憶されたデータにアクセスしつつ対象簡略画像g1を表示装置3bに表示させる処理を高速で実行することができる。
また、対象簡略画像g1のデータは、前記読取画像のデータよりもデータサイズが小さいため、RAM52のメモリ領域の消費が抑制される。
さらに、対象簡略画像g1は、前記異常ページの画像を表す第1対象簡略画像g10と前記異常ページの次のページの画像を表す第2対象簡略画像g20とを含む。この場合、ユーザーは、前記画像読取処理のやり直しが必要な全ての原稿91のページを特定しやすい。
また、表示装置3bがカラー画像を表示可能である場合に、図4の工程S5,S7において、あえて前記第1簡略化処理が採用されることにより、データサイズの小さなモノクロームの対象簡略画像g1のデータが生成される。このように、対象簡略画像g1が色の情報を含まない場合でも、多くの場合、前記画像読取処理のやり直しが必要な原稿91のページの特定への影響は少ない。
また、原稿91各々において、ページ番号または章番号などの原稿91のページを特定するために有益な情報は、先頭領域画像g01または後尾領域画像g02に含まれることが多い。そのため、図4の工程S5,S7において、前記第2簡略化処理が採用された場合でも、第1対象簡略画像g10および第2対象簡略画像g20は、前記画像読取処理のやり直しが必要な原稿91のページを特定するために必要な情報を失わない。
また、読取制御部5bが、以下に示される中断制御を実行してもよい。前記中断制御は、前記搬送原稿読取処理が実行されている途中で予め定められた上限枚数を超える原稿91について前記重送異常が検出されたときに、ADF15および画像走査装置1xの処理を中断させる処理である。
通知制御部5eは、前記中断制御によってADF15および画像走査装置1xの処理が中断した場合に、前記搬送原稿読取処理が中断された旨のメッセージを表示装置3bに表示させる。
前記中断制御が実行されることにより、多数のページの対象簡略画像g1のデータがRAM52のメモリ領域の多くを消費してしまうことが回避される。
また、前記搬送原稿読取制御が前記スキャン開始操作に応じて実行される場合に、通知制御部5eは、前記重送異常通知処理において、予め指定されたホスト装置8の表示装置8aに対象簡略画像g1を表示させる処理を実行してもよい(図1参照)。この場合、通知制御部5eは、対象簡略画像g1のデータを含む表示指令データを、通信装置4を通じてホスト装置8へ送信する。
1 :画像読取装置
1x :画像走査装置
2 :プリント装置
3 :ユーザーインターフェイス装置
3a :操作装置
3b :表示装置
8 :ホスト装置
10 :画像処理装置
11 :発光部
12 :ミラー
13 :レンズ
14 :イメージセンサー
16 :コンタクトガラス
16x :プラテンガラス
17 :移動機構
18a :原稿センサー
18b :重送センサー
51 :CPU
52 :RAM
53 :二次記憶装置
80 :ネットワーク
91 :原稿
92 :シート
100 :キャリッジ
101 :本体部
102 :原稿カバー
150 :搬送路
151 :原稿トレイ
152 :送出機構
153 :搬送ローラー対
154 :排出トレイ
g01 :先頭領域画像
g02 :後尾領域画像
g1 :対象簡略画像
g10 :第1対象簡略画像
g20 :第2対象簡略画像
1x :画像走査装置
2 :プリント装置
3 :ユーザーインターフェイス装置
3a :操作装置
3b :表示装置
8 :ホスト装置
10 :画像処理装置
11 :発光部
12 :ミラー
13 :レンズ
14 :イメージセンサー
16 :コンタクトガラス
16x :プラテンガラス
17 :移動機構
18a :原稿センサー
18b :重送センサー
51 :CPU
52 :RAM
53 :二次記憶装置
80 :ネットワーク
91 :原稿
92 :シート
100 :キャリッジ
101 :本体部
102 :原稿カバー
150 :搬送路
151 :原稿トレイ
152 :送出機構
153 :搬送ローラー対
154 :排出トレイ
g01 :先頭領域画像
g02 :後尾領域画像
g1 :対象簡略画像
g10 :第1対象簡略画像
g20 :第2対象簡略画像
Claims (5)
- 原稿裁置部に載置された複数の原稿を一枚ずつ搬送路に沿って搬送する原稿搬送装置と、
前記搬送路に沿って順次搬送される前記複数の原稿各々から画像を読み取り、読取画像のデータを出力する搬送原稿読取処理を実行する画像走査装置と、
前記搬送路において複数の前記原稿が重なって搬送される重送異常を検出する重送検出部と、
プロセッサーと、
前記プロセッサーによりアクセスされる揮発性記憶装置と、を備え、
前記プロセッサーは、
前記搬送原稿読取処理が実行されている状況下で前記重送異常が検出されたときに、前記重送異常が検出されたページおよびその次の前記重送異常が検出されていないページの前記読取画像が簡略化された対象簡略画像のデータを生成し、前記対象簡略画像のデータを前記揮発性記憶装置に記憶させる異常記録部と、
前記揮発性記憶装置に記憶されたデータに基づき前記対象簡略画像を表示装置に表示させる通知制御部と、を含む、画像処理装置。 - 前記異常記録部は、前記重送異常が検出されたページおよびその次のページのカラーの前記読取画像に対応するモノクローム画像を表す前記対象簡略画像のデータを生成する、請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記異常記録部は、前記重送異常が検出されたページおよびその次のページの前記読取画像における各ページの先端寄りの一部の領域の画像および後端寄りの一部の領域の画像のみを表す前記対象簡略画像のデータを生成する、請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記プロセッサーは、前記搬送原稿読取処理が実行されている途中で予め定められた上限枚数を超える前記原稿について前記重送異常が検出されたときに前記原稿搬送装置および前記画像走査装置の処理を中断させる読取制御部をさらに含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- シートに画像を形成するプリント処理を実行するプリント装置をさらに備え、
前記プロセッサーは、前記搬送原稿読取処理により得られる複数ページ分の前記読取画像のデータに基づく複数の前記シートへの前記プリント処理を前記プリント装置に実行させる連続プリント制御を実行するプリント制御部をさらに含み、
前記プリント制御部は、前記搬送原稿読取処理が実行されている状況下で前記重送異常が検出された場合に、前記重送異常が検出されたページの前記読取画像のデータを前記プリント処理の対象から除いて前記連続プリント制御を実行する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020134409A JP2022030395A (ja) | 2020-08-07 | 2020-08-07 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020134409A JP2022030395A (ja) | 2020-08-07 | 2020-08-07 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022030395A true JP2022030395A (ja) | 2022-02-18 |
Family
ID=80323963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020134409A Pending JP2022030395A (ja) | 2020-08-07 | 2020-08-07 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022030395A (ja) |
-
2020
- 2020-08-07 JP JP2020134409A patent/JP2022030395A/ja active Pending
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