JP2022025830A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、端子台の変形やコイル線の断線を抑制しつつ、端子ピンに巻回したコイル線を半田付けすることができるモータを提供すること。【解決手段】モータ1において、金属線に絶縁樹脂層がコーティングされたコイル線260は、樹脂製の端子台29に保持された金属製の端子ピン271に巻回され、半田付けされている。コイル線260は、端子ピン271に巻回された第1巻回部266と、第1巻回部266と端子台29との間で端子ピン271に巻回された第2巻回部267とを備えており、根元側の第2巻回部267は、先端側の第1巻回部266より狭いピッチで巻回されている。このため、端子ピン271に巻回されたコイル線260を第1半田91によって端子ピン271に接続する際、ピッチの狭い第2巻回部267では、第1半田91の熱がコイル線260に伝わりにくい。【選択図】図4

Description

本発明は、端子ピンにコイル線が巻回されたモータに関するものである。
ステッピングモータ等の製造工程では、インシュレータ等に設けた樹脂製の端子台に端子ピンを固定しておき、金属線に絶縁樹脂層がコーティングされたコイル線をインシュレータに巻回してコイルを形成した後、端子ピンにコイル線を絡げる(特許文献1参照)。かかるモータにおいて、端子ピンに巻回したコイル線に対して半田付けを行えば、コイル線が端子ピンから解けることを防止することができる。
特開2009-77596号公報
端子ピンに巻回したコイル線に対して半田付けを行う際、コイル線が広いピッチで端子ピンに巻回してある場合には、コイル線の間に半田がスムーズに入り込むため、半田の熱がコイル線に伝わりやすい。このため、コイル線を覆う絶縁樹脂層が剥がれやすいので、半田を短時間で行うことができる一方、絶縁樹脂層が広い範囲で剥がれやすいので、コイル線において絶縁樹脂層が剥がれた部分が端子台と接する箇所で断線しやすいという問題点がある。これに対して、コイル線が狭いピッチで端子ピンに絡げてある場合には、コイル線の間に半田が入り込みにくいため、半田の熱がコイル線に伝わりにくい。従って、コイル線を覆う絶縁樹脂層が剥がれにくいので、絶半田時間が長くなる。このため、半田の熱が端子ピンを介して端子台に伝わって、端子台が変形し、端子ピンが傾く等の問題が発生しやすい。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、端子台の変形やコイル線の断線を抑制しつつ、端子ピンに巻回したコイル線を半田付けすることができるモータを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係るモータは、金属線に絶縁樹脂層がコーティングされたコイル線からなるコイルと、前記コイルから引き出されたコイル線が巻回された金属製の端子ピンと、前記端子ピンを保持する樹脂製の端子台と、を有し、前記コイル線は、前記端子ピンに巻回された第1巻回部と、前記第1巻回部と前記端子台との間で前記端子ピンに前記第1巻回部より狭いピッチで巻回された第2巻回部と、を備えることを特徴とする。
本発明において、コイル線は、端子ピンに巻回された先端側の第1巻回部と、第1巻回部と端子台との間で端子ピンに巻回された根元側の第2巻回部とを備えており、根元側の第2巻回部は、先端側の第1巻回部より狭いピッチで巻回されている。このため、端子ピンに巻回されたコイル線を第1半田によって端子ピンに接続する際、ピッチの広い第1巻回部に合わせて、第1半田の温度や半田付け時間を設定すると、ピッチの狭い第2巻回部では、第1半田を設ける際の熱がコイル線に過剰に伝わらないので、コイル線において第2巻回部とコイルとの間で絶縁樹脂層が剥がれた部分が端子台の角等と接する箇所で断線するという事態が発生しにくい。また、半田の熱が端子ピンを介して端子台に伝わりにく
いので、端子台が熱で変形するという事態が発生しにくい。
本発明において、前記第1巻回部および前記第2巻回部のうち、前記第1巻回部のみで前記コイル線が第1半田により前記端子ピンに接続されている態様を採用することができる。かかる態様によれば、半田の熱が端子ピンを介して端子台に伝わることをより抑制することができる。
本発明において、前記コイルが巻回された筒状の胴部と、前記胴部の軸線方向の両端から径方向外側に突出した一対の鍔部と、を備えたインシュレータを有し、前記端子台は、前記一対の鍔部のうちの少なくとも一方に設けられている態様を採用することができる。
本発明において、前記端子台は、前記コイルから引き出された2本の前記コイル線が各々、巻回された2本の前記端子ピンを保持し、前記コイルから前記2本の端子ピンまで延在する前記2本のコイル線は、前記コイルから前記端子ピンまで延在する途中で交差している態様を採用することができる。本発明によれば、半田の熱が端子ピンの根元側に巻回されたコイル線に伝わりにくいので、コイル線同士が交差している場合でも、交差部分で絶縁樹脂層が剥がれることを原因とする短絡が発生しにくい。また、溶融した半田が交差部分まで到達することを原因とする短絡が発生しにくい。
本発明において、前記第1巻回部における前記コイル線のピッチは、前記コイル線の線径より広い態様を採用することができる。
本発明において、前記第1巻回部では、前記コイル線が3回以上巻回されている態様を採用することができる。
本発明において、前記コイル線の線径が0.1mm以下である態様を採用することができる。
本発明において、前記端子台には、前記端子ピンの突出方向に向けて前記第1巻回部と前記第2巻回部との境界より大きく突出した突部を備え、前記端子ピンには、前記突部によって前記端子ピンの根元からの高さ位置が規定された基板が第2半田により前記コイル線に電気的に接続されている態様を採用することができる。
本発明において、前記基板は、前記第1巻回部および前記第2巻回部のうち、前記第1巻回部のみで前記第2半田により前記コイル線に電気的に接続されている態様を採用することができる。
本発明において、コイル線は、端子ピンに巻回された先端側の第1巻回部と、第1巻回部と端子台との間で端子ピンに巻回された根元側の第2巻回部とを備えており、根元側の第2巻回部は、先端側の第1巻回部より狭いピッチで巻回されている。このため、端子ピンに巻回されたコイル線を第1半田によって端子ピンに接続する際、ピッチの広い第1巻回部に合わせて、第1半田の温度や半田付け時間を設定すると、ピッチの狭い第2巻回部では、第1半田を設ける際の熱がコイル線に過剰に伝わらないので、コイル線において第2巻回部とコイルとの間で絶縁樹脂層が剥がれた部分が端子台の角等と接する箇所で断線するという事態が発生しにくい。また、半田の熱が端子ピンを介して端子台に伝わりにくいので、端子台が熱で変形するという事態が発生しにくい。
本発明の実施形態に係るモータの斜視図。 図1に示すモータの分解斜視図。 図1に示す端子台等の説明図 図1に示す端子ピンにコイル線を巻回した様子を示す説明図。 本発明の別の実施形態に係るモータの斜視図。
図面を参照して、本発明を適用したモータ1を説明する。以下に参照する図面では、モータ1の回転中心軸線が延在する方向を軸線L方向とし、軸線L方向において、モータ1の回転が出力される側を出力側L1とし、出力側L1とは反対側を反出力側L2として説明する。また、径方向外側および径方向内側とは、軸線Lを中心とする半径方向を意味する。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係るモータ1の斜視図である。図2は、図1に示すモータ1の分解斜視図である。
図1および図2に示すモータ1は、PM型のステッピングモータであり、円環状のステータ2と、その内側に配置されたロータ3とを備えている。ロータ3は、モータ軸31と、モータ軸31に固定された永久磁石32とを備えている。本形態において、モータ1は、例えば、ステータ2からなる本体部分の外径が10mm以下である。例えば、本体部分の外径が4.5mmである。また、モータ1の本体部分は、断面楕円形状、あるいは断面長円形状である場合、小径側での寸法は10mm以下である。例えば、小径側での本体部分の寸法は4.5mmである。
ステータ2は、モータ軸31の軸線L方向に配列された第1ステータ組21および第2ステータ組22を備えている。第1ステータ組21および第2ステータ組22は、同一の構造を有していることから、対応する部材には同一の符号を付してある。第1ステータ組21および第2ステータ組22は各々、コイル26を備えており、コイル26の軸線L方向の両側に内コア24および外コア25が配置されている。内コア24は、モータ軸31の軸線L方向においてステータ2の内側に位置しており、外コア25は外側に位置している。
コイル26は、コイル線260が環状のインシュレータ23の円筒状の胴部230に巻き回されることにより構成されている。コイル26は、金属線の周りにウレタン樹脂等の絶縁樹脂層が3μm~5μm程度の厚さにコーティングされている。本形態では、モータ1の本体部分の小径化に伴い、線径が0.1mm以下のコイル線260が用いられている。本形態では、例えば、線径が006mmのコイル線260が用いられている。
インシュレータ23は、胴部230の軸線L方向の両側に鍔部231、232を有しており、軸線L方向において、内コア24および外コア25の環状部245、255は各々、鍔部231、232に重なる。内コア24および外コア25は、環状部245、255の内縁から軸線L方向に折れ曲がった複数の極歯240、250を有しており、極歯240、250は、インシュレータ23の胴部230の内周面に沿って周方向に交互に配置される。外コア25は、コイル26の外周面に沿って延びる筒状板部251を備えており、この筒状板部251はコイル26を内側に収納するモータケース11を構成している。
モータケース11の軸線L方向の両端面には円環状の端板111、112が接合されており、端板111、112には、モータ軸31の軸線L方向の両端部を回転可能に支持するラジアル軸受113、114が保持されている。また、モータ軸31には、永久磁石32の両側に重なるようにワッシャ115、116が装着されている。
第1ステータ組21および第2ステータ組22のいずれにおいても、外コア25の筒状板部251には切り欠き部252が形成されており、切り欠き部252からは、インシュレータ23の鍔部231と一体に形成された樹脂製の端子台29が径方向外側に突出している。端子台29には、一対の端子ピン271、272が保持されている。端子ピン271、272は金属製の角棒であり、一方の端部が端子台29に保持されている。かかる態様は、例えば、インシュレータ23を成形する際、インサート成形によって、端子ピン271、272を端子台29と一体化する。
端子台29の径方向外側の端面291には、端子ピン271、272の間から径方向外側に突出した断面台形形状の突部299が形成されている。
本形態では、コイル26から引き出されたコイル線29の2本の端部261、262は、端子台29の出力側L1の側面292に沿って端子ピン271、272に向けて延在している。ここで、端部261、262は、コイル26から端子ピン271、272まで延在する途中で交差している。より具体的には、端部261は、端子ピン271、272のうち、遠い位置にある端子ピン271まで側面292に沿って延在し、端子ピン271に対して端子ピン272とは反対側の外側を通って巻回されているのに対し、端部262は、端子ピン271、272のうち、遠い位置にある端子ピン272まで側面292に沿って延在し、端子ピン272に対して端子ピン271とは反対側の外側を通って巻回されている。従って、端部261、262は、側面292と重なる位置で交差している。それ故、端部261、262が緩んでモータケース11の切り欠き部252の縁に接するという事態が発生しにくい。
(コイル線260の端子ピン271への巻回構造等)
図3は、図1に示す端子台29等の説明図である。図3には、端子ピン271、272に巻回したコイル線260に対する半田付けの前後の様子を示してある。図4は、図1に示す端子ピン271にコイル線260を巻回した様子を示す説明図である。図4には、図1に示す端子ピン271に基板8を接続する前後の様子を模式的に示してある。なお、端子ピン272にコイル線260の端部262を巻回した様子は、端子ピン271にコイル線260の端部261を巻回した様子はと同様であるため、図4では、端子ピン272およびコイル線260の端部262の図示を省略してある。
図3に示すように、本形態では、第1工程ST1において、端子ピン271、272の根元側から先端側に向けてコイル線260の端部261、262を巻回した後、第2工程ST2では、端子ピン271、272を先端側から半田槽に浸漬して半田付けを行い、第1半田91によってコイル線260を端子ピン271、272に接続する。このため、端子ピン271、272に巻回したコイル線260が解けるという事態が発生しにくい。
本形態では、第1工程ST1を行う際、コイル線260のピッチを途中で広げる。従って、図4に示すように、コイル線260は、端子ピン271に巻回された第1巻回部266と、第1巻回部266と端子台29との間で端子ピン271に第1巻回部266より狭いピッチで巻回された第2巻回部267とを備える。
本形態において、第1巻回部266におけるコイル線260のピッチP1は、コイル線260の線径より広く、第2巻回部267におけるコイル線260のピッチP2は、コイル線260の線径より狭い。また、第1巻回部266におけるコイル線260の巻回数は3回以上であり、第2巻回部267におけるコイル線260の巻回数は、第1巻回部266より少ない。
第1半田91を形成するためにコイル線260に対して半田付けを行う際、コイル線260が広いピッチで端子ピン271に絡げてある場合には、コイル線260の間に半田がスムーズに入り込むため、半田の熱がコイル線260に伝わりやすい。これに対して、コイル線260が狭いピッチで端子ピン271に絡げてある場合には、コイル線260の間に半田が入り込みにくいため、半田の熱がコイル線260に伝わりにくい。本形態では、第1巻回部266および第2巻回部267のうち、コイル線260のピッチが広い第1巻回部266に合わせて、半田時間を設定する。それ故、本形態では、第2巻回部267は半田付けされていない。
本形態では、モータ1を機器に搭載する際、第3工程ST3において、端子ピン271に第1半田91によって固定されたコイル線260の端部261を基板8のランド82に第2半田92によって電気的に接続する。その際、基板8は、突部299によって端子台29の端面291からの高さ位置が規定される。本形態において、突部299は、端子ピン271の突出方向に向けて第1巻回部266と第2巻回部267との境界268より大きく突出している。このため、基板8のランド82は、第1巻回部266で第2半田92によりコイル線260と電気的に接続され、第2巻回部267とは第2半田92による電気的な接続は行われない。
本形態において、基板8は、樹脂フィルムからなる基材81にランド82が形成されたフレキシブル配線基板であり、ランド82を含めた基板8の厚さは、例えば、0.3mmである。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータ1において、コイル線260は、端子ピン271に巻回された第1巻回部266と、第1巻回部266と端子台29との間で端子ピン271に巻回された第2巻回部267とを備えており、根元側の第2巻回部267は、先端側の第1巻回部266より狭いピッチで巻回されている。また、端子ピン271に巻回されたコイル線260を第1半田91によって端子ピン271に接続する際、ピッチの広い第1巻回部266に合わせて、半田の温度や半田付け時間を設定する。このため、ピッチの狭い第2巻回部267では、第1半田91の熱がコイル線260に過剰に伝わらないので、コイル線260において第2巻回部267とコイル26との間で絶縁樹脂層が剥がれた部分が端子台29の角等と接する箇所で断線するという事態が発生しにくい。また、半田の熱が端子ピン271を介して端子台29に伝わりにくいので、端子台29が熱で変形するという事態が発生しにくい。それ故、端子台29の熱変形や軟化等によって端子ピン271が傾くという事態が発生しにくい。
また、本形態では、第1巻回部266および第2巻回部267のうち、第1巻回部266のみでコイル線260が第1半田91により端子ピン271に接続されている。このため、半田の熱が端子ピン271を介して端子台29に伝わることをより抑制することができる。また、第1巻回部266におけるコイル線260のピッチP1は、コイル線260の線径より広い等、十分な隙間が確保されているため、第1巻回部266では、コイル線260の半田付けを確実に行うことができる。
また、本形態では、半田の熱が端子ピン271の根元側に巻回された第2巻回部267からコイル線260に伝わりにくいので、コイル線260同士が交差している場合でも、交差部分で絶縁樹脂層が剥がれることを原因とする短絡が発生しにくい。また、溶融した半田が交差部分まで到達することを原因とする短絡が発生しにくい。
[別の実施形態]
図5は、本発明の別の実施形態に係るモータ1の斜視図である。図1に示すモータ1で
は、コイル線260の端部261、262が交差していたが、図5に示すモータ1では、端部261は、端子ピン271、272のうち、近い位置にある端子ピン272まで側面292に沿って延在し、端子ピン272に対して端子ピン271の側の内側を通って巻回されている。端部262は、端子ピン271、272のうち、近い位置にある端子ピン271まで側面292に沿って延在し、端子ピン271に対して端子ピン272の側の内側を通って巻回されている。従って、端部261、262は、交差せずに、端子ピン271、272に到達している。かかる構成のモータ1においても、根元側の第2巻回部267が先端側の第1巻回部266より狭いピッチで巻回されている。このため、端子ピン271に巻回されたコイル線260を第1半田91によって端子ピン271に接続する際、ピッチの狭い第2巻回部267では、第1半田91の熱がコイル線260に過剰に伝わらない等の効果を奏する。
1…モータ、2…ステータ、3…ロータ、8…基板、11…モータケース、21…第1ステータ組、22…第2ステータ組、23…インシュレータ、24…内コア、25…外コア、26…コイル、29…端子台、31…モータ軸、32…永久磁石、81…基材、82…ランド、91…第1半田、92…第2半田、230…胴部、231、232…鍔部、240、250…極歯、245、255…環状部、251…筒状板部、252…切り欠き部、260…コイル線、261、262…端部、266…第1巻回部、267…第2巻回部、268…境界、271、272…端子ピン、291…端面、292…側面、299…突部、L…軸線、L1…出力側、L2…反出力側、P1、P2…ピッチ、ST1…第1工程、ST2…第2工程、ST3…第3工程

Claims (9)

  1. 金属線に絶縁樹脂層がコーティングされたコイル線からなるコイルと、
    前記コイルから引き出された前記コイル線が巻回された金属製の端子ピンと、
    前記端子ピンを保持する樹脂製の端子台と、
    を有し、
    前記コイル線は、前記端子ピンに巻回された第1巻回部と、前記第1巻回部と前記端子台との間で前記端子ピンに前記第1巻回部より狭いピッチで巻回された第2巻回部と、を備えることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記第1巻回部および前記第2巻回部のうち、前記第1巻回部のみで前記コイル線が第1半田により前記端子ピンに接続されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1または2に記載のモータにおいて、
    前記コイルが巻回された筒状の胴部と、前記胴部の軸線方向の両端から径方向外側に突出した一対の鍔部と、を備えたインシュレータを有し、
    前記端子台は、前記一対の鍔部のうちの少なくとも一方に設けられていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記端子台は、前記コイルから引き出された2本の前記コイル線が各々、巻回された2本の前記端子ピンを保持し、
    前記コイルから前記2本の端子ピンまで延在する前記2本のコイル線は、前記コイルから前記端子ピンまで延在する途中で交差していることを特徴とするモータ。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載のモータにおいて、
    前記第1巻回部における前記コイル線のピッチは、前記コイル線の線径より広いことを特徴とするモータ。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載のモータにおいて、
    前記第1巻回部では、前記コイル線が3回以上巻回されていることを特徴とするモータ。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載のモータにおいて、
    前記コイル線の線径が0.1mm以下であることを特徴とするモータ。
  8. 請求項1から7までの何れか一項に記載のモータにおいて、
    前記端子台には、前記端子ピンの突出方向に向けて前記第1巻回部と前記第2巻回部との境界より大きく突出した突部を備え、
    前記端子ピンには、前記突部によって前記端子ピンの根元からの高さ位置が規定された基板が第2半田により前記コイル線に電気的に接続されていることを特徴とするモータ。
  9. 請求項8に記載のモータにおいて、
    前記基板は、前記第1巻回部および前記第2巻回部のうち、前記第1巻回部のみで前記第2半田により前記コイル線に電気的に接続されていることを特徴とするモータ。
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