JP2022024840A - オイルストレーナ - Google Patents

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国棟 譚
Guo Dong Tan
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Abstract

【課題】オイルの供給場所へのオイルの供給遅れの発生を抑制できるオイルストレーナを提供する。【解決手段】オイルストレーナ11は、オイルパン12内に配置され、オイルAが貯留されるオイル室14とオイル室14の上側に配置されて空気が貯留される空気室16とを形成するハウジング13と、ハウジング13におけるオイル室14よりも下側に形成されてオイルパン12内のオイルAに浸されるオイル流入口20と空気室16とを連通する第1連通路21と、オイル室14とハウジング13よりも上方に配置された吸引ポンプ28とを連通する第2連通路30と、ハウジング13内に配置され、吸引ポンプ28の作動によりハウジング13内を流れるオイルAを濾過する濾材24と、を備える。第2連通路30とオイル室14とは、オイル室14に貯留されるオイルAの液面よりも低い位置で連通している。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば変速機などに用いられるオイルストレーナに関する。
従来、この種のオイルストレーナとして、例えば特許文献1に記載のオイル供給装置に備えられたストレーナが知られている。こうしたオイル供給装置は、変速機のオイルパン内に配設されたストレーナと、当該ストレーナに通油路を介して連結されたオイルポンプとを有している。そして、オイルポンプの作動により、オイルパン内のオイルがストレーナに形成された吸入口からストレーナ及び通油路を経て吸引され、ストレーナ内を上下に区画するフィルタで濾過されたオイルが変速機の各部に供給される。
特開2003-336728号公報
ところで、上述のようなオイル供給装置では、オイルポンプが停止された場合に、通油路内及びストレーナ内のオイルが吸入口からオイルパン側に流出しないように、ストレーナの吸入口近傍に逆止弁を設けるようにしている。しかしながら、例えばオイルポンプの長期間の停止中に逆止弁からオイルが漏れた場合には、通油路内及びストレーナ内に大量の空気が溜まった状態になる。この状態でオイルポンプが作動されると、通油路内及びストレーナ内の大量の空気がオイルポンプによって吸い出されるまで変速機の各部にオイルが供給されないので、変速機の各部へのオイルの供給遅れが発生してしまう。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するオイルストレーナは、オイルパン内に配置され、オイルが貯留されるオイル室と前記オイル室の上側に配置されて空気が貯留される空気室とを形成するハウジングと、前記ハウジングにおける前記オイル室よりも下側に形成されて前記オイルパン内のオイルに浸されるオイル流入口と前記空気室とを連通する第1連通路と、前記オイル室と前記ハウジングよりも上方に配置された吸引ポンプとを連通する第2連通路と、前記ハウジング内に配置され、前記吸引ポンプの作動により前記ハウジング内を流れるオイルを濾過する濾材と、を備え、前記第2連通路と前記オイル室とは、前記オイル室に貯留されるオイルの液面よりも低い位置で連通していることを要旨とする。
この構成によれば、作動中の吸引ポンプを停止させた場合、第2連通路のオイル及びハウジング内のオイルが重力によって下がるため、第2連通路の一部と空気室には空気が溜まるが、オイル室内のオイルは残るため、オイル室内に空気は溜まらない。そして、第2連通路とオイル室とは、オイル室に貯留されるオイルの液面よりも低い位置で連通しているため、第2連通路の一部に溜まる空気と空気室に溜まる空気とは、オイル室内に残るオイルによって隔絶された状態になる。このため、この状態で再び吸引ポンプを作動させると、第2連通路の一部に溜まった比較的少量の空気が吸引ポンプに吸い出された後には、吸引ポンプによってオイル室内のオイルが速やかに供給場所に供給される。したがって、オイルの供給場所へのオイルの供給遅れの発生を抑制できる。
一実施形態のオイルストレーナの内部を示す分解斜視図。 作動中の吸引ポンプを停止させてオイルが重力によって下がったときのオイルストレーナの断面模式図。 吸引ポンプが作動しているときのオイルストレーナの断面模式図。 変更例のオイルストレーナの断面模式図。
以下、オイルストレーナの一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、オイルストレーナ11は、例えば変速機や内燃機関などに備えられ、オイルAを貯留するオイルパン12内に配置される例えば中空の略直方体状をなすハウジング13を備えている。以下の説明では、ハウジング13の長辺に沿う方向を第1方向Xとし、ハウジング13の短辺に沿う方向を第2方向Yとする。第1方向Xと第2方向Yとは、共に鉛直方向と直交する方向であり、且つ互いに直交する方向である。
ハウジング13は、内部にオイルAが貯留されるオイル室14を有した中空の直方体状をなす下ケース15と、下ケース15の上面の大部分を覆うとともに下ケース15の上面とで空気が貯留される空気室16を形成する有蓋矩形箱状の上ケース17とを備えている。したがって、ハウジング13は、オイルAが貯留されるオイル室14とオイル室14の上側に配置されて空気が貯留される空気室16とを内部に有している。すなわち、ハウジング13は、オイル室14と空気室16とを互いに連通するように形成している。
上ケース17は、下ケース15の上面における第1方向Xの一端部以外の領域である第1領域18を覆うとともに第1領域18の周縁部に密着した状態で固定されている。下ケース15の上面における第1方向Xの一端部は、上ケース17によって覆われない領域である第2領域19とされている。下ケース15の下面における第1領域18の中央部と対応する位置には、オイルパン12内のオイルAをハウジング13内に流入させるためのオイル流入口20が設けられている。オイル流入口20は、第2方向Yを長手方向とする略矩形状をなしている。
オイル流入口20は、ハウジング13におけるオイル室14よりも下側に形成されており、オイルパン12内のオイルAに浸される。下ケース15内には、オイル流入口20と空気室16とを連通する第1連通路21を形成する連通管22が設けられている。第1連通路21の断面形状は、オイル流入口20と同じ形状になっている。連通管22は、オイル流入口20から真っ直ぐ上方に向かって延びており、上端部が下ケース15の上面よりも若干上側に突出している。
ハウジング13内の下ケース15の第1領域18における連通管22を第1方向Xで挟んだ両側には、矩形状の貫通孔23がそれぞれ形成されている。したがって、オイル室14と空気室16とは、各貫通孔23を介して連通している。各貫通孔23内には、オイルAを濾過する濾材24が各貫通孔23を塞ぐように設けられている。したがって、濾材24は、貫通孔23を通るオイルAを濾過する。濾材24は、例えば襞折りした不織布などによって構成される。
下ケース15においては、第1領域18と対応する内部空間のうち連通管22を除く空間がオイル室14とされ、第2領域19と対応する内部空間が補助室25とされている。第2方向Yにおける連通管22の幅は、第2方向Yにおけるオイル室14の幅よりも小さくなっている。したがって、連通管22は、オイル室14を分断していない。
第2領域19には、内部に供給流路26を形成する円筒状の供給管27が一体に立設されている。この場合、供給流路26は、補助室25と連通している。供給管27の上端は、上ケース17よりも上方に配置された吸引ポンプ28に連結されている。吸引ポンプ28からは、配管29がオイルAの供給場所まで延びている。すなわち、吸引ポンプ28には、一端側がオイルAの供給場所に位置する配管29の他端側が連結されている。
吸引ポンプ28は、供給流路26及び補助室25を介してオイル室14と連通している。したがって、本実施形態では、オイル室14と吸引ポンプ28とを連通する第2連通路30が供給流路26及び補助室25によって構成されている。補助室25におけるオイル室14との隣接部分の高さは、オイル室14の高さよりも低くなっている。したがって、補助室25は、オイル室14に貯留されるオイルAの液面よりも低い位置でオイル室14と連通している。すなわち、第2連通路30とオイル室14とは、オイル室14に貯留されるオイルAの液面よりも低い位置で連通している。
次に、オイルストレーナ11の作用について説明する。
図3に示すように、吸引ポンプ28の作動中には、吸引ポンプ28の吸引力によりオイルパン12内のオイルAが当該オイルAの供給場所に供給されている状態になっている。この状態で吸引ポンプ28が停止されると、図2に示すように、配管29内、吸引ポンプ28内、供給流路26内、及び第1連通路21内のオイルAが重力によって下がる。
すると、オイル室14内のオイルAを含む濾材24よりも上側のオイルAの液面の高さ及び供給流路26内のオイルAの液面の高さが連通管22の上端の高さと同じになるとともに、第1連通路21内のオイルAの液面の高さがオイルパン12内のオイルAの液面の高さと同じになる。これにより、配管29内全体、吸引ポンプ28内全体、供給流路26内の大部分、空気室16の大部分、及び第1連通路21内の大部分には、空気が溜まった状態になる。
このとき、空気室16と第1連通路21との間にはオイルAが存在しないので、空気室16の空気と第1連通路21の空気とは互いに繋がる。一方、空気室16と供給流路26との間にはオイルAが存在するため、空気室16の空気と供給流路26の空気とは互いに繋がらない。すなわち、空気室16の空気と供給流路26内の空気とは、供給流路26内のオイルA、補助室25内のオイルA、オイル室14内のオイルA、及びオイル室14よりも上側にあるオイルAによって隔絶されるので、互いに繋がらない。
そして、停止していた吸引ポンプ28が再び作動されると、まず、供給流路26内の比較的少量の空気が吸引ポンプ28によって吸い出される。供給流路26内の空気が全て吸い出されると、吸引ポンプ28にオイルAが供給される。これにより、吸引ポンプ28の吸引力が空気を吸い出すときよりも大きくなるので、濾材24の上側のオイルA及び空気室16の空気が順次円滑に濾材24を通過する。
空気室16の空気が減少すると、これに伴って第1連通路21の空気も減少するので、オイルパン12内のオイルAがオイル流入口20から第1連通路21内に流入し、第1連通路21内のオイルAの液面が上昇する。そして、第1連通路21内のオイルAの液面が連通管22の上端よりも高くなると、第1連通路21内のオイルAが連通管22の上端を越えて空気室16に流れ込む。
このとき、図3に示すように、空気室16には空気が残っているため、第1連通路21内から空気室16に流れ込んだオイルAは、空気室16の空気と共に濾材24を通過してオイル室14に流れ込む。空気室16のオイルAは、濾材24を通過する過程で濾過される。つまり、濾材24は、吸引ポンプ28の作動によりハウジング13内における空気室16からオイル室14へ流れるオイルAを濾過する。
空気室16から濾材24を通過してオイル室14に流れ込んだオイルAは、補助室25内及び供給流路26内を通って吸引ポンプ28に流れた後、配管29を通じてオイルAの供給場所に供給される。なお、空気室16から濾材24を通過してオイル室14に流れ込む空気は、微量ずつであるため、吸引ポンプ28によるオイルAの供給場所へのオイルAの供給を妨げない。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)オイルストレーナ11において、第2連通路30とオイル室14とは、オイル室14に貯留されるオイルAの液面よりも低い位置で連通している。この構成によれば、作動中の吸引ポンプ28を停止させた場合、第2連通路30のオイルA及びハウジング13内のオイルAが重力によって下がるため、第2連通路30の一部と空気室16には空気が溜まるが、オイル室14内はオイルAで満たされるため、オイル室14内に空気は溜まらない。そして、第2連通路30とオイル室14とは、オイル室14に貯留されるオイルAの液面よりも低い位置で連通しているため、第2連通路30の一部である供給流路26に溜まる空気と空気室16に溜まる空気とは、オイル室14内等のオイルAによって隔絶された状態になる。このため、この状態で再び吸引ポンプ28を作動させると、第2連通路30の一部である供給流路26に溜まった比較的少量の空気は比較的短時間で吸引ポンプ28によって吸い出される。第2連通路30の空気が吸引ポンプ28によって吸い出された後には、吸引ポンプ28によってオイル室14内のオイルAが速やかに供給場所に供給される。つまり、オイル室14内のオイルAが比較的短時間で吸引ポンプ28に達する。したがって、オイルAの供給場所へのオイルAの供給遅れの発生を抑制できる。
(2)オイルストレーナ11は、特許文献1に記載のストレーナとは異なり、逆止弁を必要としない。このため、部品点数の低減に寄与できる。
(変更例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図4に示すように、第2領域19が第1方向Xに広くなるように下ケース15を大きくし、第2領域19に供給管27を第1方向Xに2つ並べて立設するようにしてもよい。この場合、2つの供給管27の上端にそれぞれ吸引ポンプ28が連結される。このようにすれば、より多くのオイルAの供給場所へオイルAを供給できる。
・連通管22の上端の高さは、下ケース15の上面と同じ高さであってもよい。すなわち、連通管22は、上端が下ケース15の上面と面一であってもよい。このようにすれば、オイル室14に貯留されるオイルAの液面と濾材24とがほぼ同じ高さになるため、吸引ポンプ28を作動直後は、空気室16の空気が濾材24を通過してオイル室14に流れ込む。この場合、空気が濾材24を通過するときの抵抗はオイルAが濾材24を通過するときの抵抗よりも低いため、上記実施形態のように濾材24の上側にオイルAがある場合に比べて吸引ポンプ28の作動直後の負荷を低減できる。
11…オイルストレーナ
12…オイルパン
13…ハウジング
14…オイル室
15…下ケース
16…空気室
17…上ケース
18…第1領域
19…第2領域
20…オイル流入口
21…第1連通路
22…連通管
23…貫通孔
24…濾材
25…補助室
26…供給流路
27…供給管
28…吸引ポンプ
29…配管
30…第2連通路
A…オイル
X…第1方向
Y…第2方向

Claims (1)

  1. オイルパン内に配置され、オイルが貯留されるオイル室と前記オイル室の上側に配置されて空気が貯留される空気室とを形成するハウジングと、
    前記ハウジングにおける前記オイル室よりも下側に形成されて前記オイルパン内のオイルに浸されるオイル流入口と前記空気室とを連通する第1連通路と、
    前記オイル室と前記ハウジングよりも上方に配置された吸引ポンプとを連通する第2連通路と、
    前記ハウジング内に配置され、前記吸引ポンプの作動により前記ハウジング内を流れるオイルを濾過する濾材と、
    を備え、
    前記第2連通路と前記オイル室とは、前記オイル室に貯留されるオイルの液面よりも低い位置で連通していることを特徴とするオイルストレーナ。
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