JP2022024251A - 非接触給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯機との間で無線通信を行なう通信装置と携帯機に非接触で給電する際に、給電装置の消費電力を低減する非接触給電システムを提供する。【解決手段】非接触給電システム1は、携帯機Pとの間で無線通信を行なう無線通信ユニット10と、携帯機に非接触で給電する非接触給電ユニット20と、制御ユニット30と、を備える。非接触給電システムの制御モードには、無線通信ユニットによるポーリングを行ないつつ非接触給電ユニットを停止する第1モードと、無線通信ユニットによるポーリングを行ないつつ非接触給電ユニットを作動する第2モードとが含まれる。制御ユニットは、第1モード中において、携帯機の認証が成立するまでは、非接触給電ユニットの停止を継続し、第1モード中において携帯機の認証が成立した場合、非接触給電ユニットを起動して制御モードを第2モードに切替える。【選択図】図1

Description

本開示は、携帯機との間で無線通信を行なう通信装置と携帯機に非接触で給電する給電装置とを備えた非接触給電システムに関する。
国際公開第2013/031166号公報(特許文献1)には、車両用の無線キーとして機能する携帯機を車両の室内で非接触で充電する車載用充電装置が開示されている。この車載用充電装置は、携帯機との間で無線通信を行なう通信装置と、携帯機に非接触で給電する給電装置と、制御装置とを備える。制御装置は、通信装置を一定期間毎に作動させるとともに、通信装置が作動中(携帯機との無線通信中)である場合には給電装置を停止し、通信装置が停止中である場合に給電装置を作動させる。これにより、携帯機に非接触で給電する際に給電装置から発生するノイズによって、携帯機と通信装置との間の無線通信が不成立となることが防止される。
国際公開第2013/031166号公報
国際公開第2013/031166号公報に開示された車載用充電装置においては、通信装置が停止中である場合に給電装置が常に作動されるため、給電装置の消費電力が増加してしまうことが懸念される。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、携帯機との間で無線通信を行なう通信装置と携帯機に非接触で給電する給電装置とを備えた非接触給電システムにおいて、給電装置の消費電力を低減することである。
本開示の一態様による非接触給電システムは、携帯機との間で無線通信を行なう通信装置と、携帯機に非接触で給電する給電装置と、通信装置および給電装置を制御する制御装置とを備える。制御装置は、通信装置の作動中に通信装置が携帯機から受信した情報に基づいて携帯機の認証が成立したか否かを判定し、携帯機の認証状況に応じて給電装置の作動および停止を制御する。
上記態様によれば、通信装置が携帯機から受信した情報に基づいて判定される携帯機の認証状況に応じて、給電装置の作動および停止が制御される。そのため、たとえば、通信装置が停止中であっても、携帯機の認証が成立していない場合には、給電装置を停止させておくことができる。これにより、通信装置の停止中に給電装置を常に作動させる場合に比べて、給電装置の消費電力を低減することができる。
本開示によれば、携帯機との間で無線通信を行なう通信装置と携帯機に非接触で給電する給電装置とを備えた非接触給電システムにおいて、給電装置の消費電力を低減することができる。
非接触給電システムの構成の一例を模式的に示す図である。 非接触給電システムの制御モードの遷移の一例を示す図である。 非接触給電システムの制御モードの遷移の他の一例を示す図である。 制御ユニットの処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態による非接触給電システム1の構成の一例を模式的に示す図である。本実施の形態による非接触給電システム1は、車両Vに搭載され、携帯機Pを車両Vの室内で非接触で充電可能に構成される。非接触給電システム1は、無線通信ユニット10と、非接触給電ユニット20と、制御ユニット30と、ドアロック装置40とを備える。携帯機Pは、無線通信ユニットU1と、非接触受電ユニットU2とを備える。
携帯機Pは、車両Vの乗員によって所持され、車両Vの制御を行うための無線キーとしての機能を備える。本実施の形態では、携帯機Pの無線通信ユニットU1と車両Vの無線通信ユニット10との間で近距離無線通信(たとえば、NFC(Near Field Communication)の通信規格に従った通信、以下「NFC通信」ともいう)を行なう場合について説明する。
なお、携帯機Pの無線通信ユニットU1と車両Vの無線通信ユニット10との間の通信は、たとえばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)あるいはWiFi(登録商標)などのNFC通信以外の無線通信を行なうように構成されていてもよい。また、携帯機Pの無線通信ユニットU1と車両Vの無線通信ユニット10との間の無線通信に用いられる電波の周波数は、上記のNFC、BLEあるいはWiFiで用いられる電波の周波数に限定されず、たとえば、百数十kHz前後の比較的低い周波数(LF:Low Frequency)を用いてもよいし、LFよりも高い周波数(たとえばUHF:Ultra High Frequency)を用いてもよい。
携帯機Pには、NFC通信機能のうち、カードエミュレーション機能および機器間通信機能(P2P)機能が実装される。携帯機Pは、たとえばスマートフォン等によって実現される。
車両Vの無線通信ユニット10は、携帯機Pとの間でNFC通信を行なう。無線通信ユニット10は、車両Vのドア2付近に配置され、車両Vの室外に通信可能範囲を有する。なお、無線通信ユニット10の通信可能範囲は、たとえば、無線通信ユニット10から約数cm~10cm程度の狭い範囲である。
無線通信ユニット10は、制御ユニット30からの指示に従って制御される。無線通信ユニット10が起動されると、無線通信ユニット10は、通信可能範囲内に位置する携帯機Pを検出するためのポーリングを実行する。すなわち、無線通信ユニット10は、NFC規格に従って、周囲に対して一定期間毎に電波を送信する。
携帯機Pの無線通信ユニットU1が車両Vの無線通信ユニット10の通信可能範囲内に位置する場合、携帯機Pの無線通信ユニットU1は、車両Vの無線通信ユニット10から受信した電波によって電力を得て起動し、予め登録された認証情報(IDコード情報など)を含む電波信号を出力する。車両Vの無線通信ユニット10は、携帯機Pの無線通信ユニットU1から受信した電波信号に含まれるデータ(認証情報)を復調して制御ユニット30に出力する。
非接触給電ユニット20は、車両Vの室内における運転席に近い位置(たとえばセンターコンソール周辺の位置)に配置される。非接触給電ユニット20は、制御ユニット30からの指示に従って制御される。非接触給電ユニット20が起動されると、非接触給電ユニット20は、携帯機Pへの給電を開始する前に、携帯機Pの位置検出を行なうための微弱電力を一定期間毎に出力する待機(スタンバイ)の状態となる。待機中に携帯機Pが非接触給電ユニット20から受電可能な範囲に設置されたことが検出されると、非接触給電ユニット20は、携帯機Pを充電するための非接触給電を開始する。したがって、車両Vの乗員は、車両Vの室内で携帯機Pを非接触給電ユニット20から受電可能な位置に置く操作(以下「設置操作」ともいう)を行なうことで、携帯機Pへの非接触給電を行なわせることができる。
携帯機Pの非接触受電ユニットU2は、車両Vの非接触給電ユニット20から非接触で受電する。これにより、携帯機Pのバッテリ(図示せず)の非接触充電が行なわれる。
車両Vの非接触給電ユニット20は、携帯機Pを充電するための非接触給電中においても、携帯機Pの位置検出を行なう。携帯機Pを充電するための非接触給電中において、携帯機Pが非接触給電ユニット20から受電可能な範囲から離隔されたことが検出されると、制御ユニット30は、携帯機Pを充電するための非接触給電を止めて、再び待機の状態となる。したがって、車両Vの乗員は、車両Vの室内で携帯機Pを非接触給電ユニット20から受電可能な範囲から離隔させる操作(以下「離隔操作」ともいう)を行なうことで、携帯機Pへの非接触給電を停止させることができる。
ドアロック装置40は、制御ユニット30からの指令に従って、車両Vのドア2を施錠状態と解錠状態とのどちらかの状態に切替えるように構成される。
制御ユニット30は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、各種信号を入出力するための入出力ポートとを含んで構成される(いずれも図示せず)。制御ユニット30は、無線通信ユニット10が携帯機Pから受信した情報、およびメモリに格納されたプログラムなどに基づいて、ドアロック装置40などの車両Vに搭載される機器を制御する。なお、制御ユニット30が行なう制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)により処理することも可能である。
[携帯機PのID認証成立およびID認証解除]
車両Vの乗員は、車両Vの室外から携帯機Pを無線通信ユニット10の通信可能範囲内に近づける操作(以下「近接操作」ともいう)を行なうことで、携帯機Pの無線通信ユニットU1と車両Vの無線通信ユニット10との間でNFC通信を行なわせて、携帯機Pから車両Vの無線通信ユニット10に認証情報を出力させることができる。
車両Vの制御ユニット30は、無線通信ユニット10により受信され復調された携帯機Pの認証情報を受けると、携帯機Pから受信した認証情報と自らのメモリに記憶されている認証情報とを照合する照合処理を行なう。照合処理によって双方の認証情報が一致することが検出された場合、制御ユニット30は、携帯機PのID認証が成立したと判定する。一方、照合処理によって双方の認証情報が一致しないことが検出された場合、制御ユニット30は、携帯機PのID認証が成立していないと判定する。
ID認証が成立したと判定された時にドアロック装置40が施錠状態である場合、制御ユニット30は、ドアロック装置40を解錠状態に切り替える。これにより、乗員は、乗車前に上述の近接操作を行なうことによって、ドアロック装置40を解錠状態にして車両Vに乗車することが可能となる。
ID認証が成立したと判定されてから、次にID認証が解除されたと判定されるまでの間、制御ユニット30は、ID認証が成立していると認識する。
ID認証の成立中において、たとえば乗員が車両Vを降車して上述の近接操作を再び行なうと、携帯機Pから車両Vの無線通信ユニット10に認証情報が出力されて、制御ユニット30による照合処理が再び行なわれる。そして、ID認証の成立中において、照合処理によって認証情報が一致することが検出された場合、制御ユニット30は、ID認証が解除されたと判定する。
ID認証が解除されたと判定された時にドアロック装置40が解錠状態である場合、制御ユニット30は、ドアロック装置40を施錠状態に切り替える。これにより、乗員は、降車後に上述の近接操作を行なうことによって、ドアロック装置40を施錠状態にすることができる。
このように、本実施の形態においては、携帯機Pの無線通信ユニットU1と車両Vの無線通信ユニット10との間でNFC通信を行なわせることによって、車両Vの無線キーとして機能する携帯機PのID認証が行なわれる。
なお、上述のID認証の解除判定の手法はあくまで一例であって、これに限定されるものではない。たとえば、携帯機Pと車両Vとの間でBLEによる無線通信を行なう場合には、NFC通信に比べて通信可能範囲が広いことに鑑み、ID認証の成立中に、携帯機PからID認証の解除を要求する信号を車両Vが受信した場合に、ID認証が解除されたと判定するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては携帯機PのID認証状況(ID認証の成立および解除の状況)に応じてドアロック装置40を制御する例について説明したが、携帯機PのID認証状況に応じて制御される対象は、必ずしもドアロック装置40に限定されるものではない。たとえば、無線通信ユニット10の通信可能範囲を車両Vの室内とし、携帯機PのID認証状況に応じて車両Vの駆動力源(エンジン、モータなど)を始動することを許容するか否かを制御するようにしてもよい。
[非接触給電システム1の制御モード]
上述のように、本実施の形態による非接触給電システム1は、携帯機Pとの間でNFC通信通信を行なう無線通信ユニット10と、携帯機Pに非接触で給電する非接触給電ユニット20と、無線通信ユニット10および非接触給電ユニット20を制御する制御ユニット30とを備える。
非接触給電ユニット20が携帯機Pを充電するための非接触給電を行なう際には、非接触給電ユニット20からノイズが発生し得る。このノイズに起因して、無線通信ユニット10による携帯機PとのNFC通信が正常に機能しなくなることが懸念される。
この対策として、仮に、無線通信ユニット10を一定期間毎に作動させるポーリング中において、無線通信ユニット10の作動期間中に非接触給電ユニット20を停止し、無線通信ユニット10の停止期間中に非接触給電ユニット20を作動させるようにすると、無線通信ユニット10の停止期間中に非接触給電ユニット20が常に作動されて待機状態となるため、非接触給電ユニット20の消費電力(待機状態において微弱電力を一定期間毎に出力するために消費される暗電流)が増加してしまうことが懸念される。
そこで、本実施の形態による制御ユニット30は、携帯機Pの認証状況に応じて非接触給電ユニット20の作動および停止を制御することによって、非接触給電ユニット20の消費電力を低減する。以下、この点について詳しく説明する。
図2は、非接触給電システム1の制御モードの遷移の一例を示す図である。図2において、横軸は時間を示し、縦軸は上から順に非接触給電システム1の制御モード、無線通信ユニット10の状態、非接触給電ユニット20の状態を示す。
本実施の形態においては、非接触給電システム1の制御モードとして、第1モード、第2モードおよび第3モードが存在する。第1モードは、無線通信ユニット10を作動してポーリングを行ないつつ、非接触給電ユニット20を停止する通信用のモードである。第2モードは、無線通信ユニット10を作動してポーリングを行ないつつ、非接触給電ユニット20を作動して待機状態とする給電待機用のモードである。第3モードは、無線通信ユニット10を停止しつつ、非接触給電ユニット20を作動して携帯機Pへの非接触給電を行なう給電用のモードである。
携帯機PとのNFC通信によってID認証が成立する時刻t1よりも前においては、乗員が非接触給電ユニット20からの携帯機Pへの給電を求める可能性は低いと考えられるため、制御ユニット30は、制御モードを第1モードに設定する。第1モードでは、無線通信ユニット10によるポーリングを行ないつつ、図3の領域A1に示されるように、非接触給電ユニット20が停止状態に維持される。したがって、第1モード中にID認証が成立するまでは、無線通信ユニット10が一定期間毎に停止されても、非接触給電ユニット20が停止状態に維持される。これにより、無線通信ユニット10の停止中に非接触給電ユニット20を常に作動させて待機状態にする場合に比べて、非接触給電ユニット20の消費電力(暗電流)を低減することができる。
第1モード中の時刻t1にて乗員による携帯機Pの近接操作によってID認証が成立すると、乗員が車両Vに乗車して携帯機Pの設置操作を行なう可能性があるため、制御ユニット30は、制御モードを第1モードから第2モードに切替える。具体的には、図3の領域A2に示すように、無線通信ユニット10を作動状態に維持して無線通信ユニット10によるポーリングを継続しつつ、図3の領域A3に示すように、非接触給電ユニット20を起動して待機状態とする。このように、第2モード中は、無線通信ユニット10によるポーリングが継続され、携帯機Pとの間でNFC通信が可能であるため、携帯機Pと車両Vと間のNFC通信が、非接触給電ユニット20の作動によって遅延することが回避される。また、非接触給電ユニット20による設置操作の検出(携帯機Pの位置検出)が、無線通信ユニット10によるポーリングによって遅延することも回避できる。ただし、第2モード中においては、非接触給電ユニット20から発生するノイズによって無線通信ユニット10によるNFC通信が正常に機能しなくなることを回避するために、無線通信ユニット10と非接触給電ユニット20とが交互に作動される。
第2モード中の時刻t2にて乗員による携帯機Pの設置操作(携帯機Pを非接触給電ユニット20から受電可能な位置に置く操作)が検出されると、制御ユニット30は、制御モードを第2モードから第3モードに切替える。第3モードでは、非接触給電ユニット20から携帯機Pへの非接触給電が行なわれるとともに、図3の領域A4に示すように、無線通信ユニット10が停止されるため、無線通信ユニット10で消費される暗電流が低減される。
第3モード中の時刻t3にて乗員による携帯機Pの離隔操作(携帯機Pを非接触給電ユニット20から受電可能な範囲から離隔させる操作)が検出されると、制御ユニット30は、制御モードを第3モードから第2モードに切替える。これにより、図3の領域A5に示すように無線通信ユニット10のポーリングが再開されて携帯機PとのNFC通信が可能となるため、ID認証が解除されたか否かを判定することが可能となる。また、図3の領域A6に示すように非接触給電ユニット20は停止されるのではなく待機状態となるため、携帯機Pの設置操作を再び検出することもできる。
そして、第2モード中の時刻t4にて乗員による携帯機Pの近接操作によってID認証が解除されたと判定された場合には、乗員は既に車両Vから降車しており、乗員が非接触給電ユニット20から携帯機Pへの給電を求める可能性は低いと考えられるため、制御ユニット30は、制御モードを第2モードから第1モードに切替える。第1モードでは、図3の領域A7に示すように非接触給電ユニット20が停止されるので、非接触給電ユニット20の消費電力(暗電流)を低減することができる。
図3は、非接触給電システム1の制御モードの遷移の他の一例を示す図である。第1モード中の時刻t21にてID認証が成立すると、制御ユニット30は、制御モードを第1モードから第2モードに切替える。第2モードでは、図3の領域A8に示すように無線通信ユニット10のポーリングが継続されて携帯機PとのNFC通信が可能であるため、ID認証が解除されたか否かを判定することが可能である。
第2モード中の時刻t22にて、携帯機Pの設置操作が検出されることなく、ID認証が解除されたと判定されると、制御ユニット30は、制御モードを第2モードから第1モードに切替える。第1モードでは、図3の領域A9に示すように非接触給電ユニット20が停止されるので、非接触給電ユニット20の消費電力(暗電流)を低減することができる。
図4は、制御ユニット30が非接触給電システム1の制御モードを選択する際に行なう処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、制御ユニット30の作動中において、予め定められた条件が成立する毎(たとえば所定周期毎)に繰り返し実行される。
制御ユニット30は、制御モードが第1モード(通信用のモード)であるか否かを判定する(ステップS10)。制御モードが第1モードでない場合(ステップS10においてNO)、制御ユニット30は、制御モードが第2モード(給電待機用のモード)であるか否かを判定する(ステップS20)。
制御モードが第1モードである場合(ステップS10においてYES)、制御ユニット30は、携帯機PのID認証が成立したか否かを判定する(ステップS12)。携帯機PのID認証が成立していない場合(ステップS12においてNO)、制御装置100は、以降の処理をスキップしてリターンへと処理を移す。これにより、制御モードは第1モードに維持される。
携帯機PのID認証が成立した場合(ステップS12においてYES)、制御ユニット30は、制御モードを第1モードから第2モード(給電待機用のモード)に切替える(ステップS14)。すなわち、制御ユニット30は、無線通信ユニット10の作動を継続して無線通信ユニット10によるポーリングを継続しつつ、非接触給電ユニット20を起動して待機状態とする。
制御モードが第2モードである場合(ステップS20においてYES)、制御ユニット30は、非接触給電ユニット20によって携帯機Pの設置操作が検出されたか否かを判定する(ステップS22)。
携帯機Pの設置操作が検出された場合(ステップS22においてYES)、制御ユニット30は、制御モードを第2モードから第3モード(給電用のモード)に切替える(ステップS24)。すなわち、制御ユニット30は、無線通信ユニット10を停止させるとともに、非接触給電ユニット20の作動を継続して携帯機Pへの非接触給電を行なう。
携帯機Pの設置操作が検出されていない場合(ステップS22においてNO)、制御ユニット30は、携帯機PのID認証が解除されたか否かを判定する(ステップS26)。
携帯機PのID認証が解除された場合(ステップS26においてYES)、制御ユニット30は、制御モードを第2モードから第1モードに切替える(ステップS28)。すなわち、制御ユニット30は、無線通信ユニット10の作動を継続して無線通信ユニット10によるポーリングを継続しつつ、非接触給電ユニット20を停止する。
携帯機PのID認証が解除されていない場合(ステップS26においてNO)、制御装置100は、以降の処理をスキップしてリターンへと処理を移す。これにより、制御モードは第2モードに維持される。
制御モードが第1モードでも第2モードでもない場合(ステップS10においてNO、かつS20においてNO)、すなわち制御モードが第3モードである場合、制御ユニット30は、非接触給電ユニット20によって携帯機Pの離隔操作が検出されたか否かを判定する(ステップS30)。携帯機Pの離隔操作が検出されていない場合(ステップS30においてNO)、制御ユニット30は、以降の処理をスキップしてリターンへと処理を移す。これにより、制御モードは第3モードに維持される。
携帯機Pの離隔操作が検出された場合(ステップS30においてYES)、制御ユニット30は、制御モードを第3モードから第2モードに切替える(ステップS32)。すなわち、制御ユニット30は、無線通信ユニット10を起動して無線通信ユニット10によるポーリングを行ないつつ、非接触給電ユニット20の作動を継続して待機状態とする。
以上のように、本実施の形態による非接触給電システム1は、携帯機Pとの間でNFC通信を行なう無線通信ユニット10と、携帯機Pに非接触で給電する非接触給電ユニット20と、制御ユニット30とを備える。制御ユニット30は、無線通信ユニット10の作動中である第1モードあるいは第2モード中に無線通信ユニット10が携帯機Pから受信した認証情報に基づいて携帯機Pの認証が成立したか否かを判定し、携帯機Pの認証状況に応じて非接触給電ユニット20の作動および停止を制御する。
具体的には、制御ユニット30は、非接触給電ユニット20が停止される第1モード中において、携帯機Pの認証が成立するまでは非接触給電ユニット20の停止を継続する。そのため、携帯機Pの認証が成立していない場合には、無線通信ユニット10が停止中であっても、非接触給電ユニット20は停止状態に維持される。これにより、無線通信ユニット10の停止中に非接触給電ユニット20を常に待機状態にする場合に比べて、非接触給電ユニット20の消費電力(待機状態において微弱電力を一定期間毎に出力するために消費される暗電流)を低減することができる。
さらに、制御ユニット30は、非接触給電ユニット20が待機状態である第2モード中において、携帯機Pの認証が解除された場合には、制御モードを第1モードに切替えて非接触給電ユニット20を停止する。これにより、非接触給電ユニット20の消費電力(暗電流)を低減することができる。
さらに、制御ユニット30は、第2モード中に携帯機Pの設置操作が検出された場合、制御モードを第2モードから第3モードに切替える。第3モードでは、非接触給電ユニット20から携帯機Pへの非接触給電が行なわれるとともに、無線通信ユニット10が停止状態に維持される。そのため、無線通信ユニット10によるポーリングを継続する場合に比べて、無線通信ユニット10で消費される暗電流が低減される。
さらに、制御ユニット30は、第3モード中に携帯機Pの離隔操作が検出された場合、制御モードを第3モードから第2モードに切替える。これにより、無線通信ユニット10のポーリングが再開されて携帯機PとのNFC通信が可能となるため、ID認証が解除されたか否かを判定することが可能となる。また、非接触給電ユニット20は停止されるのではなく待機状態となるため、携帯機Pの設置操作を再び検出することもできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上に説明した例示的な実施の形態およびその変形例は、以下の態様の具体例である。
(1) 本開示の一態様による非接触給電システムは、携帯機との間で無線通信を行なう通信装置と、携帯機に非接触で給電する給電装置と、通信装置および給電装置を制御する制御装置とを備える。制御装置は、通信装置の作動中に通信装置が携帯機から受信した情報に基づいて携帯機の認証が成立したか否かを判定し、携帯機の認証状況に応じて給電装置の作動および停止を制御する。
上記態様によれば、通信装置が携帯機から受信した情報に基づいて判定される携帯機の認証状況に応じて、給電装置の作動および停止が制御される。そのため、たとえば、通信装置が停止中であっても、携帯機の認証が成立していない場合には、給電装置を停止させておくことができる。これにより、通信装置の停止中に給電装置を常に作動させる場合に比べて、給電装置の消費電力を低減することができる。
(2) ある態様においては、制御装置は、給電装置の停止中に携帯機の認証が成立するまでは、給電装置の停止を継続する。制御装置は、給電装置の停止中に携帯機の認証が成立した場合、給電装置の作動を開始する。
上記態様によれば、給電装置の停止中において、携帯機の認証が成立するまでは、携帯機への給電が要求される可能性は低いと考えられるため、給電装置の停止が継続される。これにより、給電装置において無駄に電力が消費されることを抑制することができる。
(3) ある態様においては、制御装置は、給電装置の作動中に携帯機の認証が解除されるまでは、給電装置の作動を継続する。制御装置は、給電装置の作動中に携帯機の認証が解除された場合、給電装置の作動を停止する。
上記態様によれば、給電装置の作動中において、携帯機の認証が解除された場合、携帯機への給電が要求される可能性は低いと考えられるため、給電装置の作動が停止される。これにより、給電装置において無駄に電力が消費されることを抑制することができる。
(4) ある態様においては、非接触給電システムの制御モードには、通信装置を作動し、かつ給電装置を停止する第1モードと、通信装置を作動し、かつ給電装置を作動して給電装置による携帯機の位置検出を行なう第2モードとが含まれる。制御装置は、第1モード中に携帯機の認証が成立するまでは、制御モードを第1モードに維持する。制御装置は、第1モード中に携帯機の認証が成立した場合、給電装置の作動を開始して制御モードを第1モードから第2モードに切替える。
上記態様によれば、第1モード中に携帯機の認証が成立した場合、携帯機への給電が要求される可能性があるため、制御モードが第1モードから第2モードに切替えられる。第2モードでは、通信装置および給電装置の双方が作動される。そのため、携帯機と通信装置との間の無線通信が給電装置の作動によって遅延することが回避できる。また、給電装置による給電装置による携帯機の位置検出が、通信装置の作動によって遅延することも回避できる。
(5) ある態様においては、非接触給電システムの制御モードには、第1、第2モードに加えて、通信装置を停止し、かつ給電装置を作動して給電装置から携帯機へ給電する第3モードが含まれる。制御装置は、第2モード中に携帯機が給電装置から受電可能な位置にあることが検出された場合、制御モードを第2モードから第3モードに切替える。
上記態様によれば、第2モード中に携帯機が給電装置から受電可能な位置にあることが検出された場合には、携帯機への給電が要求されているため、制御モードが第2モードから第3モードに切替えられる。第3モードでは、給電装置が作動されるとともに、通信装置が停止される。そのため、給電装置から携帯機への非接触給電を行ないつつ、通信装置の消費電力を低減することができる。
(6) ある態様においては、制御装置は、第3モード中に携帯機が受電可能な位置から離隔したことが検出された場合、制御モードを第3モードから第2モードに切替える。
上記態様によれば、第3モード中に携帯機が受電可能な位置から離隔したことが検出された場合には、携帯機への給電が要求されていないため、制御モードが第3モードから第2モードに切替えられる。第2モードでは、上述したように、通信装置および給電装置の双方が作動される。そのため、携帯機の認証が解除されたか否かを判定することができる。また、携帯機が給電装置から受電可能な位置にあるか否かを検出することもできる。
(7) ある態様においては、制御装置は、第2モード中に携帯機の認証が解除された場合、制御モードを第2モードから第1モードに切替える。
上記態様によれば、第2モード中に携帯機の認証が解除された場合、携帯機への給電が要求される可能性は低いと考えられるため、制御モードが第2モードから第1モードに切替えられて給電装置の作動が停止される。これにより、給電装置において無駄に電力が消費されることを抑制することができる。
(8) ある態様においては、制御装置は、携帯機の認証の不成立中に通信装置が携帯機から受信した情報が予め記憶された情報と一致する場合に携帯機の認証が成立したと判定する。制御装置は、携帯機の認証の成立中に通信装置が携帯機から受信した情報が予め記憶された情報と一致する場合に携帯機の認証が解除されたと判定する。
上記態様によれば、通信装置が携帯機から受信した情報に基づいて、携帯機の認証が成立したか否か、および携帯機の認証が解除されたか否か、を判定することができる。
1 非接触給電システム、2 ドア、10,U1 無線通信ユニット、20 非接触給電ユニット、30 制御ユニット、40 ドアロック装置、100 制御装置、P 携帯機、U2 非接触受電ユニット、V 車両。

Claims (8)

  1. 携帯機との間で無線通信を行なう通信装置と、
    前記携帯機に非接触で給電する給電装置と、
    前記通信装置および前記給電装置を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記通信装置の作動中に前記通信装置が前記携帯機から受信した情報に基づいて前記携帯機の認証が成立したか否かを判定し、
    前記携帯機の認証状況に応じて前記給電装置の作動および停止を制御する、非接触給電システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記給電装置の停止中に前記携帯機の認証が成立するまでは、前記給電装置の停止を継続し、
    前記給電装置の停止中に前記携帯機の認証が成立した場合、前記給電装置の作動を開始する、請求項1に記載の非接触給電システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記給電装置の作動中に前記携帯機の認証が解除されるまでは、前記給電装置の作動を継続し、
    前記給電装置の作動中に前記携帯機の認証が解除された場合、前記給電装置の作動を停止する、請求項1または2に記載の非接触給電システム。
  4. 前記非接触給電システムの制御モードには、
    前記通信装置を作動し、かつ前記給電装置を停止する第1モードと、
    前記通信装置を作動し、かつ前記給電装置を作動して前記給電装置による前記携帯機の位置検出を行なう第2モードとが含まれ、
    前記制御装置は、
    前記第1モード中に前記携帯機の認証が成立するまでは、前記制御モードを前記第1モードに維持し、
    前記第1モード中に前記携帯機の認証が成立した場合、前記給電装置の作動を開始して前記制御モードを前記第1モードから前記第2モードに切替える、請求項2または3に記載の非接触給電システム。
  5. 前記非接触給電システムの制御モードには、前記第1、第2モードに加えて、前記通信装置を停止し、かつ前記給電装置を作動して前記給電装置から前記携帯機へ給電する第3モードが含まれ、
    前記制御装置は、前記第2モード中に前記携帯機が前記給電装置から受電可能な位置にあることが検出された場合、前記制御モードを前記第2モードから前記第3モードに切替える、請求項4に記載の非接触給電システム。
  6. 前記制御装置は、前記第3モード中に前記携帯機が前記受電可能な位置から離隔したことが検出された場合、前記制御モードを前記第3モードから前記第2モードに切替える、請求項5に記載の非接触給電システム。
  7. 前記制御装置は、前記第2モード中に前記携帯機の認証が解除された場合、前記制御モードを前記第2モードから前記第1モードに切替える、請求項4~6のいずれかに記載の非接触給電システム。
  8. 前記制御装置は、
    前記携帯機の認証の不成立中に前記通信装置が前記携帯機から受信した情報が予め記憶された情報と一致する場合に前記携帯機の認証が成立したと判定し、
    前記携帯機の認証の成立中に前記通信装置が前記携帯機から受信した情報が予め記憶された情報と一致する場合に前記携帯機の認証が解除されたと判定する、請求項1~7のいずれかに記載の非接触給電システム。
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